JP7359181B2 - 有価元素の回収方法 - Google Patents
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Description
このような脱硫触媒は、使用されるに従い、石油に含まれる重金属やタール分などで次第に被毒されて触媒活性が低下するため、定期的に交換される。この際、使用済み脱硫触媒(廃触媒)が発生する。
従来、資源循環の点から、廃触媒に含まれる種々の元素を回収する方法が提案されている(特許文献1)。
モリブデンは、鋼に添加すると機械的強度や剛性が高まるため、特殊鋼やステンレス鋼に使用され、更に、高温で展性や延性に富むため、グリス等にも使用される。コバルトは、リチウムイオン二次電池の正極材として消費量が増加している。
近年、使用済み脱硫触媒などの廃触媒から、これらの元素(有価元素)を回収することが強く望まれている。
そこで、本発明は、廃触媒からモリブデン、コバルト等の有価元素を回収できる新規な方法を提供することを目的とする。
[1]少なくともモリブデン、コバルトおよびリンを含有する廃触媒を過酸化水素水に浸漬させて、上記廃触媒からモリブデン、コバルトおよびリンが浸出した浸出液を得て、上記浸出液をろ過して上記廃触媒を分離することにより、ろ液Aを得て、上記ろ液Aに鉄源を添加してリンと反応させ、生成したリン沈殿物をろ過によって分離することにより、ろ液Bを得て、上記ろ液Bにアルカリ処理を施し、生成したコバルト沈殿物をろ過によって分離することにより、ろ液Cを得て、上記ろ液Cにバリウム源を添加してモリブデンと反応させ、生成したモリブデン沈殿物をろ過によって分離する、有価元素の回収方法。
[2]上記廃触媒を、上記過酸化水素水に浸漬させるに先立って、粉砕する、上記[1]に記載の有価元素の回収方法。
[3]上記過酸化水素水と上記廃触媒との質量比(過酸化水素水/廃触媒)が、2/1以上である、上記[1]または[2]に記載の有価元素の回収方法。
[4]上記鉄源を添加する前の上記ろ液AのpHを2以上6以下にする、上記[1]~[3]のいずれかに記載の有価元素の回収方法。
[5]上記ろ液Bに上記アルカリ処理を施すことにより、上記ろ液BのpHを7以上にする、上記[1]~[4]のいずれかに記載の有価元素の回収方法。
[6]上記バリウム源を添加する前の上記ろ液CのpHを6以上にする、上記[1]~[5]のいずれかに記載の有価元素の回収方法。
[7]上記廃触媒が、使用済み脱硫触媒である、上記[1]~[6]のいずれかに記載の有価元素の回収方法。
これに対して、本発明では、廃触媒を焙焼しないでよいため、設備を簡素化できる。
これに対して、本発明では、湿式処理によって、高効率で分離して回収できる。
図1は、有価元素の回収方法の流れを示すフローチャートである。
廃触媒は、少なくともモリブデン、コバルトおよびリンを含有する。
廃触媒は、例えば、使用済み脱硫触媒である。脱硫触媒は、例えば、アルミナ(Al2O3)などの担体上に、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)などの金属元素を担持する。更に、脱硫触媒は、リン酸塩系バインダを使用している場合には、リン(P)を含む。加えて、使用済み脱硫触媒は、多量の油分、タール分、硫黄(S)分、石油からのバナジウム(V)分なども含み得る。
廃触媒は、後述するように、過酸化水素水に浸漬させるが、これに先立って、粉砕することが好ましい。これにより、高効率な浸出が期待できる。廃触媒がアルミナ担体を有する(アルミナ骨格を有する)脱硫触媒である場合は、特に有用である。
廃触媒を粉砕する方法としては、特に限定されず、ジェットミル等を用いる公知の方法によって、簡便に粉砕できる。
粉砕後における廃触媒の粒度としては、500μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましい。
廃触媒を、任意で粉砕した後、過酸化水素水(過酸化水素の水溶液)に浸漬させる。これにより、廃触媒に含まれるモリブデン、コバルトおよびリンを、過酸化水素水に浸出させる。すなわち、得られる浸出液は、廃触媒、ならびに、この廃触媒から溶け出した成分であるモリブデン、コバルトおよびリンを含有する。
とりわけ、モリブデンなどを効率良く浸出させる観点から、質量比(過酸化水素水/廃触媒)は、10/1以上が好ましく、15/1以上がより好ましく、20/1以上が更に好ましい。
一方、使用する過酸化水素水が適量となり、反応容器の増大およびコスト増を抑制できるという理由から、質量比(過酸化水素水/廃触媒)は、50/1以下が好ましく、40/1以下がより好ましい。
質量比(過酸化水素水/廃触媒)が上記範囲である場合、過酸化水素水の濃度は、効率良く浸出できるという理由から、3質量%以上が好ましく、4質量%以上がより好ましく、5質量%以上が更に好ましく、6質量%以上が特に好ましい。
一方、過酸化水素水の濃度を過剰に高くした場合、得られる効果は飽和しやすい。このため、コスト面の観点からは、過酸化水素水の濃度は、例えば、20質量%以下であり、18質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましい。
もっとも、廃触媒が使用済み脱硫触媒である場合、酸を過酸化水素水に添加しなくてもよい。廃触媒中の硫化物が、過酸化水素によって硫酸体となり、硫酸イオンとなって過酸化水素水中に溶解することで、硫酸添加と同様の効果を発現するからである。実際に、過酸化水素水中に廃触媒(使用済み脱硫触媒)を入れると、pHは速やかに低下し、1前後に収まる。
次に、浸出液をろ過する。これにより、固形分である廃触媒を浸出液から分離して、ろ液Aを得る。ろ液Aは、廃触媒から溶け出した成分であるモリブデン、コバルトおよびリンを含有する。
ろ過の方法は、対象とする固形分を分離して所望のろ液を取得できれば、特に限定されず、従来公知の方法を適宜採用できる。これは、後述するろ過においても、同様である。
次に、ろ液Aに鉄源を添加してリンと反応させ、リン沈殿物を生成させる。
鉄源としては、例えば、塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)などの3価の鉄を含有する化合物(鉄塩)が挙げられる。鉄源は、水に溶解しやすいことが好ましい。ろ液A中において、リンはリン酸(H3PO4)として存在しており、ろ液Aに添加された鉄源と反応して、リン酸鉄(FePO4)として沈殿する。
鉄源を添加する前のろ液AのpHは、リン沈殿物が生成しやすくなり、リンを効率的に回収できるという理由から、2以上が好ましく、3以上がより好ましく、4以上が更に好ましい。
一方、コバルトが共沈しにくく、リンとコバルトとの分離性に優れるという理由から、このpHは、6以下が好ましく、5以下がより好ましい。
ろ液Aに添加する鉄源の量は、例えば、予備実験を行ない、目標とするリン除去率に応じて適宜決定すればよい。
次に、リン沈殿物が生成したろ液Aをろ過する。これにより、固形分であるリン沈殿物をろ液Aから分離して、ろ液Bを得る。ろ液Bは、廃触媒から溶け出した成分のうち、リンが除去されており、モリブデンおよびコバルトを含有する。
次に、ろ液Bにアルカリ処理を施して、コバルト沈殿物を生成させる。すなわち、ろ液Bに、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリを添加することにより、ろ液B中のコバルトが水酸化コバルトとして沈殿する。
ろ液Bにアルカリ処理を施すことにより、ろ液BのpHを調整するが、このpHは、モリブデンの共沈が抑制され、コバルトとモリブデンとの分離性に優れるという理由から、7以上が好ましく、8以上がより好ましく、9以上が更に好ましい。
一方、中和のための酸が少量となり経済的であるという理由から、このpHは、13以下が好ましく、12以下がより好ましい。
次に、コバルト沈殿物が生成したろ液Bをろ過する。これにより、固形分であるコバルト沈殿物をろ液Bから分離して、ろ液Cを得る。ろ液Cは、廃触媒から溶け出した成分のうち、リンおよびコバルトが除去されており、モリブデンを含有する。
次に、ろ液Cにバリウム源を添加してモリブデンと反応させ、モリブデン沈殿物を生成させる。バリウム源は、溶解してバリウムイオンになりやすい化合物であればよく、その具体例としては、塩化バリウムなどが挙げられる。
ろ液C中において、モリブデンは、オキソアニオンであるモリブデン酸イオンを形成しており、これが、下記式で示すように、バリウムイオンと結合して化合物を形成し、沈殿すると考えられる。
Ba2++MoO4 2-→BaMoO4↓
一方、添加するアルカリが少量となり経済的であるという理由から、このpHは、13以下が好ましく、12以下がより好ましい。
これは、バリウムイオンが、モリブデン酸イオンだけでなく、硫酸イオン(使用済み脱硫触媒である場合に廃触媒が含む硫化物に由来)とも競合的に反応して、モリブデン酸バリウムおよび硫酸バリウムを生じるからである。
バリウムイオンは、モリブデン酸イオンよりも硫酸イオンとの反応性が高く、バリウムイオンが少ない場合は、主な沈殿として硫酸バリウムが生成しやすい。
このため、モリブデン酸バリウムを沈殿させやすいという理由からは、バリウムイオンとモリブデン酸イオンとのモル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)は、3/1以上が好ましく、4/1以上がより好ましい。
モリブデン沈殿物(モリブデン酸バリウム)は、生成速度が非常に早く、1時間あれば十分に生成する。
次に、モリブデン沈殿物が生成したろ液Cをろ過する。これにより、固形分であるモリブデン沈殿物をろ液Cから分離して、廃液を得る。
分離したモリブデン沈殿物は、電炉還元など任意の処理を施すことにより、フェロモリブデン等の製品としてリサイクルできる。
図1に基づいて説明した流れに沿って、廃触媒から有価元素を回収した。
廃触媒として、石油精製プラントより供試された、使用済み間接脱硫触媒を用いた。この廃触媒は、直径2~3mmおよび長さ3~5mm前後の円筒形であり、アルミナ担体に種々の元素が担持されていた。廃触媒の組成をICP(誘導結合プラズマ)発光分光分析法によって求めた。廃触媒の組成を下記表1に示す。
準備した廃触媒を、過酸化水素水に浸漬させて、浸出液を得た。
過酸化水素水と廃触媒との質量比(過酸化水素水/廃触媒)は、20/1とした。
得られた浸出液をろ過することにより、廃触媒を分離して、ろ液Aを得た。ろ過(吸引ろ過)には、5Cろ紙(保持粒子径:1μm)を用いた(以下同様)。ろ液Aの液組成をICP発光分光分析法によって求めた(以下同様)。ろ液Aの液組成および廃触媒の組成(表1を参照)から、各元素の浸出率(単位:質量%)を求めた。
過酸化水素水の濃度(単位:質量%)を変化させて、濃度ごとに浸出率(単位:質量%)を求めた。
このとき、廃触媒を粉砕しないでそのまま過酸化水素水に浸漬させた場合と、廃触媒を500μm以下に粉砕してから過酸化水素水に浸漬させた場合とで対比した。浸漬時間は、どちらも1時間とした。結果を図2Aおよび図2Bのグラフに示す。
図2Aおよび図2Bのグラフに示すように、廃触媒を粉砕しなかった場合(図2A)よりも、粉砕した場合(図2B)の方が、いずれの元素も浸出率は増加した。この傾向は、含有量の多い主たる回収元素であるモリブデンおよびコバルトにおいて特に顕著だった。
過酸化水素水の濃度が低い場合に、廃触媒の粉砕の有無による浸出率の差が大きく、コストの面からも粉砕した方が有利であることが分かった。
廃触媒を500μm以下に粉砕してから過酸化水素水に浸漬させた。このとき、固体である廃触媒の量を増やして、過酸化水素水と廃触媒との質量比(過酸化水素水/廃触媒)を、10/1とした。それ以外は、上記と同様にして、過酸化水素水の濃度(単位:質量%)を変化させて、濃度ごとに各元素の浸出率(単位:質量%)を求めた。結果を図3のグラフに示す。
質量比(過酸化水素水/廃触媒)が20/1である場合(図2B)は、質量比(過酸化水素水/廃触媒)が10/1である場合(図3)よりも、各元素の浸出率が増加し、とりわけ、主要な元素であるモリブデンの浸出率が増加した。
モリブデンは元来酸性では溶解しにくい元素であり、モリブデンを効率良く浸出させるためには、今回の過酸化水素水の濃度では、質量比(過酸化水素水/廃触媒)に好適な範囲が存在することが示唆された。
ろ液Aに水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを4に調整した。その後、ろ液Aに、鉄源として塩化鉄(III)を水溶液の態様で添加して、ろ液A中のリンと反応させて、リン沈殿物(リン酸鉄)を生成させた。反応時間(撹拌時間)は1時間とした。反応後のろ液Aをろ過することにより、リン沈殿物を分離して、ろ液Bを得た。ろ液Bの液組成を求め、各元素の残存率を、ろ液Aの液組成(表2を参照)に基づいて求めた。その際、鉄源の添加による液量の増加および成分量の減少は補正した。
鉄源である塩化鉄(III)のろ液Aに対する添加量(単位:mg/L)を変化させて、各元素の残存率(単位:質量%)を求めた。結果を図4のグラフに示す。
より詳細には、鉄源の添加量が200mg/Lである場合には、ろ液Aに含まれるリンの約80質量%が沈殿した(以下では、このろ液Aを用いた)。ただし、もともと、廃触媒からリンの浸出率は20質量%以下であったから(図2Bを参照)、系全体におけるリンの回収率としては、95質量%以上が見込める。
鉄源の添加量を200mg/Lにしてリン沈殿物が生成したろ液Aをろ過することにより、リン沈殿物を分離して、ろ液Bを得た。
ろ液Bにアルカリ処理を施した。すなわち、ろ液Bに水酸化ナトリウム水溶液を添加することにより、ろ液BのpHを9に調整し、1時間経過させた。これにより、ろ液B中に沈殿物を生成させた。
沈殿物が生成したろ液Bをろ過することにより、沈殿物を分離して、ろ液Cを得た。得られたろ液Cの液組成を下記表3に示す。
なお、上記表3に示すように、ろ液Cにおけるニッケル含有量も、1mg/L未満であった。このことから、ろ液B中のコバルトだけでなくニッケルも、上述したアルカリ処理によって沈殿し、ろ過によって併せて分離されたことが分かった。
ろ液Cに、バリウム源として塩化バリウムを添加して、ろ液C中のモリブデンと反応させて、沈殿物を生成させた。その後、ろ過することにより、沈殿物を分離しつつ、ろ液(廃液)を得て、得られた廃液の液組成を求めた。
ろ液Cの液組成(表3を参照)および廃液の液組成から、モリブデンの回収率(単位:質量%)を求めた。例えば、廃液のモリブデン含有量が0mg/Lである場合、モリブデン回収率は100質量%である。
まず、ろ液CのpHがモリブデン回収率に与える影響を調べた。
具体的には、酸(過酸化水素)および/またはアルカリ(水酸化ナトリウム)を用いて、バリウム源を添加する前のろ液CのpHを2~12の間で変化させた。バリウム源を添加する際のモル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)を6/1とした。反応時間(撹拌時間)は1時間とした。結果を図5のグラフに示す。
図5のグラフに示すように、バリウム源を添加する前のろ液CのpHが6以上である場合に、99質量%程度の高いモリブデン回収率が得られた。
pHが低い場合にモリブデン回収率が低いのは、次のように推測される。すなわち、アルカリ性で安定な4モリブデン酸イオン(MoO4 2-)が、pHの低下によって、7モリブデン酸イオン(Mo7O24 6-)や8モリブデン酸イオン(Mo8O26 4-)等のポリ酸となり、沈殿が不安定になったためと考えられる。
次に、バリウム源の添加量がモリブデン回収率に与える影響を調べた。
具体的には、バリウム源を添加する際のモル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)を、約0.5/1~5/1の範囲で変化させた。バリウム源を添加する前のろ液CのpHは9に調整し、反応時間(撹拌時間)は1時間とした。結果を図6のグラフに示す。
図6のグラフに示すように、モル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)が2.5/1ぐらいまではモリブデン回収率は低位であった。これは、バリウムイオンが少ない場合は硫酸イオンとの反応が支配的であり、添加したバリウム源が硫酸バリウムとして沈殿するためと考えられる。
そして、モル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)が5/1まで上昇すると、モリブデン回収率はほぼ100質量%に達した。
溶解硫黄量から算出される硫酸イオン量と、モリブデン回収率が急激に上昇し始めるバリウム源の添加量とは、ほぼ一致していた。このことから、バリウム源の添加の初期にはバリウムイオンは硫酸イオンとの反応に消費され、硫酸イオンが全て硫酸バリウムとして沈殿して存在しなくなると、バリウムイオンとモリブデン酸イオンとが反応してモリブデン酸バリウムの沈殿を生ずると考えられる。
次に、反応時間(撹拌時間)がモリブデン回収率に与える影響を調べた。
具体的には、ろ液Cに添加したバリウム源をモリブデンと反応させる際の反応時間(単位:分)を変化させた。バリウム源を添加する前のろ液CのpHは12に調整し、モル比(バリウムイオン/モリブデン酸イオン)は6/1とした。結果を図7のグラフに示す。
図7のグラフに示すように、反応時間が5分間でモリブデン回収率は99質量%を超えていた。このことから、バリウム源の添加によるモリブデン沈殿物の生成は、工業的に十分な反応速度を有していることが分かった。
Claims (7)
- 少なくともモリブデン、コバルトおよびリンを含有する廃触媒を過酸化水素水に浸漬させて、前記廃触媒からモリブデン、コバルトおよびリンが浸出した浸出液を得て、
前記浸出液をろ過して前記廃触媒を分離することにより、ろ液Aを得て、
前記ろ液Aに鉄源を添加してリンと反応させ、生成したリン沈殿物をろ過によって分離することにより、ろ液Bを得て、
前記ろ液Bにアルカリ処理を施し、生成したコバルト沈殿物をろ過によって分離することにより、ろ液Cを得て、
前記ろ液Cにバリウム源を添加してモリブデンと反応させ、生成したモリブデン沈殿物をろ過によって分離する、有価元素の回収方法。 - 前記廃触媒を、前記過酸化水素水に浸漬させるに先立って、粉砕する、請求項1に記載の有価元素の回収方法。
- 前記過酸化水素水と前記廃触媒との質量比(過酸化水素水/廃触媒)が、2/1以上である、請求項1または2に記載の有価元素の回収方法。
- 前記鉄源を添加する前の前記ろ液AのpHを2以上6以下にする、請求項1~3のいずれか1項に記載の有価元素の回収方法。
- 前記ろ液Bに前記アルカリ処理を施すことにより、前記ろ液BのpHを7以上にする、請求項1~4のいずれか1項に記載の有価元素の回収方法。
- 前記バリウム源を添加する前の前記ろ液CのpHを6以上にする、請求項1~5のいずれか1項に記載の有価元素の回収方法。
- 前記廃触媒が、使用済み脱硫触媒である、請求項1~6のいずれか1項に記載の有価元素の回収方法。
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