JP7224260B2 - 荷重検出装置 - Google Patents
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Description
(荷重検出装置の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る荷重検出装置について、図1と図2を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る荷重検出装置100は、第一方向に延びる軸線A1に沿って延びる回転軸1(被荷重部)の外周側に設けられている支持部2と、回転軸1及び支持部2を外周側から覆うケーシング3と、ケーシング3の内周面に対して支持部2を固定する固定部材4と、反対荷重発生部5と、変形量検出部6としての歪ゲージGと、を備えている。
回転軸1は、軸線A1を中心とする円柱状の軸本体11と、この軸本体11が挿通される筒状の外周部材12と、を有している。軸本体11は、軸線A1回りに回転可能とされている。外周部材12は、軸本体11を回転可能に支持する。なお、詳しくは図示しないが、外周部材12の内周面と軸本体11の外周面との間には軸受装置が設けられている。さらに、軸本体11における第一方向一方側の端部には、当該軸本体11から径方向外側に突出する円環状のフランジ部11Fが設けられている。このフランジ部11Fの第一方向他方側の端面は、外周部材12に当接している。
支持部2は、上記の外周部材12の外周面から、軸線A1に対する径方向外側に向かって突出している。本実施形態では、第一方向に間隔をあけて複数の支持部2が設けられている。また、図2に示すように、本実施形態では軸線A1に対する周方向に等間隔をあけて4つの支持部2が設けられている。つまり、本実施形態では合計で8つの支持部2が設けられている。これら支持部2の径方向外側の端部は、固定部材4の内周面に固定されている。固定部材4は、軸線A1を中心とする円筒状をなしている。さらに、この固定部材4は、ケーシング3の内周面に固定されている。ケーシング3は、軸線A1を中心とする円筒状をなすことで、その内部に回転軸1、支持部2、及び固定部材4を収容している。ケーシング3の内周面は、基準面Sgとされている。
軸線A1に沿って第一方向の他方側(つまり、上述の荷重の方向とは反対側)には、反対荷重発生部5が設けられている。反対荷重発生部5は、上記の荷重に含まれる成分のうち、平均荷重Favgを相殺するために設けられている。反対荷重発生部5は、上記した外周部材12の外周面に一体に設けられた鉄芯51と、ケーシング3の内周面(基準面Sg)に固定されたホルダ部52H、及びこのホルダ部52Hの内周側に設けられたコイル部52Cと、を有する。コイル部52Cは、鉄芯51と径方向に間隔をあけて対向している。コイル部52Cは、外部から供給された電力によって、鉄芯51との間で誘導電流による電磁力を発生させる。この電磁力は、上記のフランジ部11Fを介して軸本体11に伝達される。コイル部52Cに供給される電流量を変化させることで電磁力の大きさを調節することが可能とされている。
支持部2の表面には、変形量検出部6としての歪ゲージGが貼付されている。この歪ゲージGは、支持部2の変形に伴ってその出力電圧が変化する。電圧の変化を外部の計測機器(不図示)によって捕捉することで、支持部2の変形量が検出される。なお、歪ゲージGは、全ての支持部2にそれぞれ1つずつ設けられていてもよいし、一部の支持部2のみに設けられていてもよい。また、変形量検出部6として、歪ゲージGに代えて、半導体ゲージを用いることも可能である。
次に、本実施形態に係る荷重検出装置100の動作について説明する。上記のように、回転軸1には、第一方向の一方側から他方側に向かう荷重が付加されている。この荷重によって、回転軸1は第一方向他方側に向かってわずかに変位する。回転軸1の変位に伴って、支持部2が変形する。具体的には、支持部2は、径方向内側に向かうに従って第一方向の他方側に向かうように傾斜することになる。このような変形を、上述の歪ゲージGによって捕捉することが可能である。
上記の荷重検出装置100の第一変形例として、図3に示す構成を採ることも可能である。図3の例では、変形量検出部6bとして、上述の歪ゲージGに代えて、ロードセルLcが用いられている。ロードセルLcとして具体的には、圧電型ロードセルが好適に用いられる。ロードセルLcは、自身に与えられる圧縮力又は引っ張り力に応じて、出力電圧が変化する。さらに、同図の例では、支持部2bは、基準面Sg側(つまり、固定部材4)に設けられている第一部材21と、この第一部材21に対して第一方向の他方側に間隔をあけて設けられるとともに外周部材12の外周面に固定されている第二部材22と、を有している。上記のロードセルLcは、これら第一部材21と第二部材22との間で挟持されている。
さらに、第二変形例として、図4に示す構成を採ることも可能である。図4の例では、支持部2が第一実施形態と同様の構成である一方で、反対荷重発生部5bの構成が上記第一実施形態、及び第一変形例とは異なっている。具体的には、この反対荷重発生部5bは、上述のホルダ部52Hと外周部材12との間に設けられたソレノイド53を有している。ソレノイド53として具体的には、プッシュプルソレノイドが好適に用いられる。この種のソレノイド53は、外部から供給される電力の大きさに応じて長さが変化することで、圧縮力又は引っ張り力を発生させることが可能である。
また、第三変形例として、図5に示す構成を採ることも可能である。図5の例では、上記の第一変形例で説明したロードセルLcを有する変形量検出部6bと、第二変形例で説明したソレノイド53を有する反対荷重発生部5bとを組み合わせた構成を採っている。このような構成によっても、上記第一実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、検出・測定の精度をさらに高めることができる。
続いて、本開示の第二実施形態に係る荷重検出装置200について、図6を参照して説明する。なお、上記の第一実施形態及びその変形例と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図6に示すように、本実施形態に係る支持部2cは、上述の第一変形例で説明した第一部材21、及び第二部材22に加えて、第三部材23をさらに有している。第三部材23は、第一部材21に対して第一方向に相対変位可能に支持されている。具体的には、この第三部材23は、固定部材4に対して、反対荷重発生部5cとしての送りねじBによって支持固定されている。また、第三部材23は、基準面Sgに対して摺動可能な状態で接している。したがって、送りねじBのねじ込み量を変化させることで、固定部材4及び第一部材21に対する第三部材23の相対位置を調節することが可能とされている。つまり、送りねじBをねじ込むことによって、上述の反対荷重Frを回転軸1に対して与えることができる。
次に、本開示の第三実施形態に係る荷重検出装置300について、図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態、及び各変形例と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図7に示すように、本実施形態では、上記第二実施形態の構成に代えて、反対荷重発生部5dが、上述した第三部材23と固定部材4との間に設けられたソレノイド53bを有している。このソレノイド53bとして具体的には、上述したプッシュプルソレノイドが好適に用いられる。ソレノイド53bは、外部から供給される電力に応じて、その長さが変化する。したがって、例えばソレノイド53bが縮んだ場合には、第三部材23を介して、ロードセルLc、及び第二部材22に荷重が与えられる。この荷重は、第二部材22を介して回転軸1に伝達される。つまり、回転軸1に反対荷重Frを与えることができる。
例えば、上記の各実施形態、及びその変形例では、被荷重部として回転軸1を例に説明をした。しかしながら、被荷重部は回転軸1に限定されず、ある特定の方向に働く荷重に曝されている装置や部品であれば、いかなるものも被荷重部とすることが可能である。
各実施形態に記載の荷重検出装置は、例えば以下のように把握される。
1 回転軸(被荷重部)
11 軸本体
11F フランジ部
12 外周部材
2,2b,2c 支持部
21 第一部材
22 第二部材
23 第三部材
3 ケーシング
4 固定部材
5,5b,5c,5d 反対荷重発生部
51 鉄芯
52C コイル部
52H ホルダ部
6,6b 変形量検出部
A1 軸線
Favg 平均荷重
Fr 反対荷重
ΔF 変動荷重
G 歪ゲージ
Lc ロードセル
Lc1 第一ロードセル
Lc2 第二ロードセル
Sg 基準面
Claims (7)
- 第一方向の一方側から他方側に向かう平均荷重、及び該平均荷重に対して重畳される変動荷重を含む荷重が与えられる被荷重部としての回転軸を、前記第一方向に変位可能な状態で基準面に対して支持する支持部と、
前記第一方向の他方側から一方側に向かうとともに、前記平均荷重の大きさに基づいて変化させることが可能な反対荷重を前記被荷重部に対して与える反対荷重発生部と、
前記支持部に生じた前記変動荷重による変形量を検出する変形量検出部と、
を備え、
前記回転軸は、軸線を中心とする円柱状の軸本体と、該軸本体が挿通される筒状の外周部材と、前記第一方向一方側の端部で前記軸本体から径方向外側に突出するとともに前記外周部材に当接するフランジ部と、を有し、
前記反対荷重発生部は、前記外周部材に対して前記第一方向の一方側に向かう力を与えることで、前記フランジ部を介して前記回転軸に前記反対荷重を与える荷重検出装置。 - 前記反対荷重発生部は、
前記被荷重部に設けられた鉄芯と、
前記基準面に設けられ、前記鉄芯に対向することで、前記被荷重部に対して前記反対荷重としての電磁力を与えるコイル部と、
を有する請求項1に記載の荷重検出装置。 - 前記反対荷重発生部は、
前記基準面と前記被荷重部との間に設けられ、該被荷重部に対して前記反対荷重を与えるソレノイドである請求項1に記載の荷重検出装置。 - 前記支持部は、
前記基準面側に設けられた第一部材と、
該第一部材に対して前記変形量検出部を介して前記第一方向から接続されるとともに前記被荷重部に設けられた第二部材と、
を有し、
前記変形量検出部は、
前記変動荷重に基づいて前記第一部材と前記第二部材との間で生じる相対変位によって電圧が変化するロードセルである請求項1から3のいずれか一項に記載の荷重検出装置。 - 前記支持部は、前記第一部材に対して前記第一方向に変位可能に支持される第三部材をさらに有し、
前記変形量検出部は、前記第二部材と前記第三部材との間に設けられ、前記変動荷重に基づいて該第二部材と該第三部材との間で生じる相対変位によって電圧が変化する他のロードセルをさらに有する請求項4に記載の荷重検出装置。 - 前記反対荷重発生部は、前記第一部材と前記第三部材との間に設けられ、前記第三部材の前記第一部材に対する前記第一方向の相対位置を変化させる送りねじを有する請求項5に記載の荷重検出装置。
- 前記反対荷重発生部は、前記第一部材と前記第三部材との間に設けられ、前記第三部材の前記第一部材に対する前記第一方向の相対位置を変化させるソレノイドを有する請求項5に記載の荷重検出装置。
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