JP7285765B2 - 食器洗い機用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
食器洗い機用に用いられる液体洗浄剤組成物には、油汚れとでんぷん汚れと茶渋等とが混ざり合った複合汚れに対する高い洗浄力が求められる。
この問題を解消するために弱アルカリ性にすると、液体洗浄剤を容器に充填し高温保存したときに、容器内でガスが発生し、容器の膨らみが生じるという問題があった。
[1] (a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含み、
前記(a)成分が界面活性剤であり、
前記(b)成分が炭酸塩及び炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記(c)成分が亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記(d)成分が水であり、
(b)成分/(c)成分で表される質量比が50~50000であり、
25℃におけるpHが7.5~10.5である、食器洗い機用液体洗浄剤組成物。
[2](a)成分/(b)成分で表される質量比が0.02~1である、[1]に記載の食器洗い機用液体洗浄剤組成物。
[3] 容器と、
[1]に記載の食器洗い機用液体洗浄剤組成物と、を備え、
前記食器洗い機用液体洗浄剤組成物が、前記容器に収容されてなる、容器入り食器洗い機用液体洗浄剤物品。
本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含む。
(a)成分は界面活性剤である。本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、(a)成分を含有することにより、洗浄力を向上しやすくなる。
(a)成分としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等が挙げられる。
[アニオン界面活性剤]
アニオン界面活性剤としては、大別するとスルホン酸塩タイプ、硫酸エステル塩タイプ、カルボン酸塩タイプ、リン酸エステルタイプが挙げられる。
スルホン酸塩タイプは、分子内に-SO3 -X+(ここでX+は金属イオンを表す)を有するアニオン界面活性剤である。スルホン酸塩タイプとしては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、α-スルホ脂肪酸塩、α-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸等が挙げられる。
硫酸エステル塩タイプは、分子内に-O-SO3 -X+(ここでX+は金属イオンを表す)を有するアニオン界面活性剤である。硫酸エステル塩タイプとしては、アルキル硫酸エステル塩、アルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。
カルボン酸塩タイプは、分子内に-CO2 -X+(ここでX+は金属イオンを表す)を有するアニオン界面活性剤である。カルボン酸塩タイプとしては、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸系アニオン界面活性剤等が挙げられる。カルボン酸塩タイプとしては、石鹸(高級脂肪酸塩)を含まないことが好ましい。
上記アニオン界面活性剤は、炭素数8~18のアルキル基又は炭素数8~18のアルケニル基を有することが好ましく、炭素数8~18のアルキル基が好ましい。前記アルキル基又は前記アルケニル基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。
なかでも、複合汚れ洗浄力の観点からスルホン酸塩タイプが好ましく、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩がより好ましく、炭素数8~18のアルキル基を有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩がさらに好ましい。
アニオン界面活性剤を構成する塩としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の金属塩等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、アルキルポリグリコシド型ノニオン界面活性剤、脂肪族アルカノールアミド型ノニオン界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤、アルキルモノグリセリルエーテル型ノニオン界面活性剤、脂肪酸モノグリセライド型ノニオン界面活性剤、蔗糖脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤等が挙げられる。具体的には、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、アルキルフェノール、高級アミン等のアルキレンオキシド付加体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキシド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加体、ソルビタン脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、N-アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシドなどが挙げられる。
R21-X-[(EO)s/(PO)t]-R22 ・・・(a21)
-X-としては、-O-、-COO-、-CONH-等が挙げられる。
R22におけるアルキル基の炭素数は、1~6であり、1~3が好ましい。
R22におけるアルケニル基の炭素数は、2~6であり、2~3が好ましい。
tは、0~10の数であり、0~8が好ましい。
tが1以上の場合、すなわち、化合物(a21)がEO及びPOを有する場合、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの付加方法は特に限定されず、例えば、ランダム付加方法でもよく、ブロック付加方法でもよい。ブロック付加方法としては、例えば、エチレンオキシドを付加した後、プロピレンオキシドを付加する方法、プロピレンオキシドを付加した後、エチレンオキシドを付加する方法、エチレンオキシドを付加した後、プロピレンオキシドを付加し、さらにエチレンオキシドを付加する方法などが挙げられる。
具体的にはライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製のNNAEP、三洋化成社製のサンノニックシリーズ、ナローアクティシリーズ、第一工業製薬社製のノイゲンシリーズ、BASF社製のPlurafac、Lutensolシリーズ、ADEKA社製のプルロニックシリーズ、花王社製のエマルゲンシリーズ等が挙げられる。
R25(OR26)xGy ・・・(a22)
式(a22)中、R25は、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上18以下、好ましくは12以上14以下のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、好ましくはアルキル基を示し、R26は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、Gyは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基を示す。xは平均付加モル数を示し、0以上5以下の数である。yはその平均値が1以上5以下となる数を示す。
式(a22)中、R25は、保存安定性の観点から、炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、18以下、好ましくは14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。
式(a22)中、xは、保存安定性の観点から、好ましくは0以上、2以下であり、より好ましくは0である。yは、保存安定性の観点から、好ましくは1.1以上、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.4以下である。尚、yはプロトンNMR法による測定値である。
式(a22)中、Gは、それらの入手容易性及びコストの点から、グルコース及びフルクトースから選ばれる1種以上の単糖類に由来する残基が挙げられる。また、Gは、マルトース及びスクロースから選ばれる1種以上の多糖類に由来する残基が挙げられる。Gは、グルコースの単糖類に由来する残基が好ましい。
本発明において「脂肪酸アルカノールアミド」とは、たとえば、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸クロリド又は油脂等と、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等)と、の反応によって生成するもの、すなわち、脂肪酸モノアルカノールアミド、及び/又は、脂肪酸ジアルカノールアミドを包含する。
「ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド」とは、前記脂肪酸アルカノールアミドにオキシエチレン基が導入されたものをいう。
有機概念図におけるIOBとは、前記有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、即ち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。
前記有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は“Pharmaceutical Bulletin”,1954,vol.2,2,pp.163-173;「化学の領域」,1957,vol.11,10,pp.719-725;「フレグランスジャーナル」,1981,vol.50,pp.79-82などで説明されている。即ち、全ての有機化合物の根源をメタン(CH4)とし、他の化合物は全てメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環などにそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値及び無機性値を求める。そして、これらの値を、有機性値をX軸、無機性値をY軸とした図上にプロットしていくものである。この有機概念図は、「有機概念図-基礎と応用-」(甲田善生著、三共出版、1984)等にも示されている。
両性界面活性剤としては、例えばカルボン酸塩型、硫酸エステル塩型、スルホン酸塩型、リン酸エステル塩型が挙げられ、カルボン酸塩型の両性界面活性剤が好ましい。
カルボン酸塩型の両性界面活性剤として具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシアルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
アミンオキシドとしては、ラウリルジメチルアミンオキシド、ヤシアルキルジメチルアミンオキシド、n-ドデシルジメチルアミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;ラウリルジエチルアミンオキシド等のアルキルジエチルアミンオキシド;ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等のアルカノイルアミドアルキルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。なかでも、アルキルジメチルアミンオキシド系のものがより好ましい。
(a)成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(a)成分の含有量が上記下限値以上であると、複合汚れ洗浄力が高まる。
(a)成分の含有量が上記上限値以下であると、泡立ちが低減しやすくなる。
食器洗浄機内で泡が立ちすぎると、泡により機械力が低下し洗浄力が低下する場合がある。また、食器洗浄機の種類によっては洗浄が停止する場合がある。
(b)成分は炭酸塩及び炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種である。本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、(b)成分を含有することにより、複合汚れに対する洗浄力を向上しやすくなる。
炭酸塩は、炭酸イオン(CO3 2-)を含む化合物全般を意味する。炭酸水素塩は、炭酸水素イオン(HCO3 -)を含む化合物全般を意味する。なかでも炭酸ナトリウム、炭酸カリウムや、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属塩が好ましい。特にpH緩衝能に起因する複合汚れに対する洗浄力の観点から、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが好ましい。
(b)成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(b)成分の含有量が上記下限値以上であると、複合汚れに対する洗浄力が高まる。
(b)成分の含有量が上記上限値以下であると、ガスの発生を抑制しやすくなる。
a/b比が上記下限値以上であるとガスの発生を抑制しやすくなる。
a/b比が上記上限値以下であると、泡立ちが低減しやすくなる。
(c)成分は亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種である。本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、(c)成分を含有することにより、ガスの発生を抑制できる。
亜硫酸塩は、亜硫酸イオン(SO3 2-)を含む化合物全般を意味する。亜硫酸水素塩は、亜硫酸水素イオン(HSO3 -)を含む化合物全般を意味する。なかでも亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムや、亜硫酸カリウムなどのアルカリ金属塩が好ましい。特にガスの発生抑制の観点から、亜硫酸ナトリウムが好ましい。
(c)成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(c)成分の含有量が上記範囲内であると、ガスの発生を抑制しやすくなる。
b/c比が上記範囲内であると、ガスの発生を抑制しやすくなる。
(d)成分は水である。
(d)成分の含有量は、食器洗い機用液体洗浄剤組成物の総質量に対し、70~99質量%が好ましく、80~95質量%がより好ましい。
(d)成分の含有量が上記範囲内であると、食器洗い機用液体洗浄剤組成物を調整しやすくなる。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物のpH(25℃)は、7.5~10.5であり、8.5~10.5がより好ましく、9~10.5がさらに好ましい。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物のpHが上記下限値以上であると、洗浄力を高め、ガスの発生を抑制しやすくなる。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物のpHが上記上限値以下であると、食器の劣化、スケールの発生、ガラス食器の曇り等が起こりにくい。
本発明において、食器洗い機用液体洗浄剤組成物のpH(25℃)は、JIS Z 8802:1984「pH測定方法」に準拠した方法により測定される値を示す。
本発明の、食器洗い機用液体洗浄剤組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、金属封鎖剤、(d)成分以外の溶剤、ハイドロトロープ剤、分散剤、増粘剤、粘度調整剤、酵素、香料、着色剤、防腐剤、除菌剤、漂白剤、漂白活性化剤などの成分を配合することができる。
金属封鎖剤としては、特に限定されず、これまで、食器洗い機用液体洗浄剤組成物に用いられる一般的な金属封鎖剤が挙げられ、低分子金属封鎖剤又は高分子金属封鎖剤のいずれも用いることができる。
酸性増粘多糖類とはグルコースの酸化物であるグルクロン酸、ガラクトースの酸化物であるガラクツロン酸、マンノースの酸化物であるマンヌロン酸などの単糖類酸化物が結合した多糖類を増粘剤としても良い。
酸性増粘多糖類としては:キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン、大豆多糖類、アルギン酸、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、ヒアルロン酸等が挙げられる。
好ましくは、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナンであり、さらに好ましいのはキサンタンガム、ジェランガムである。
酸性増粘多糖類の含有量は、食器洗い機用液体洗浄剤組成物の総質量に対し、0.05~1.5質量%が好ましく、0.1~1質量%がより好ましく、0.2~1質量%がさらに好ましい。
本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、特に限定されず、従来公知の製造方法を用いることができる。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物の製造方法としては、(d)成分(水)に、(a)成分と、(b)成分と、(c)成分と、必要に応じて任意成分とpH調整剤とを加えて溶解させることにより調製される。
本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、食器洗い機用として用いることができ、食器洗い機の機種や、食器等の汚れの程度に応じて使用すればよい。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物を用いて食器洗い機により洗浄対象物を洗浄する方法としては、洗浄とすすぎの各工程をいずれも有する方法が挙げられる。
洗浄方法としては、たとえば、常温(好ましくは5~30℃程度)の水道水を食器洗い機庫内に導入して調製される洗浄液を、所定の洗浄温度(洗浄時に循環する洗浄液の温度)まで昇温しながら洗浄対象物を洗浄する工程(以下「洗浄工程」という。)と、洗浄後の洗浄対象物を、常温の水道水ですすぐ工程(以下「すすぎ(1)工程」という。)と、常温の水道水を、好ましくは70~75℃まで2~3℃/分で昇温しながら、前記すすぎ(1)工程後の洗浄対象物をさらにすすぐ工程(以下「すすぎ(2)工程」という。)を有する方法が挙げられる。洗浄工程での洗浄時間は、10~40分間が好ましい。
一般的な標準コースの場合、洗浄工程における洗浄温度が55~65℃程度、昇温速度が2~3℃/分程度である。低温コースは、例えば、洗浄温度が35~45℃程度、昇温速度が1℃/分程度である。本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物は、低温洗浄においても油汚れに対する洗浄力に優れ、例えば、洗浄温度が35℃であっても、優れた洗浄力を発揮する。
いずれのコースにおいても、洗浄剤の1回の使用量は、液体状の洗浄剤の場合、水道水約3リットルに対して2~9gとすることが好ましい。
本発明の容器入り食器洗い機用液体洗浄剤物品は、容器と、本発明の食器洗い機用液体洗浄剤組成物と、を備え、前記食器洗い機用液体洗浄剤組成物が、前記容器に収容されてなる。
容器は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルやこれらを混合した合成樹脂を原料樹脂とし、この原料樹脂をブロー成形又は射出成形することにより製造される。
容器の形状としては特に限定されず、丸形ボトル、角形ボトル、パウチであってもよい。
表中の空欄はその成分が配合されていないことを示す。
「バランス」は、各例の組成物に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。
以下に、表中に示した成分について説明する。
<(a)成分:界面活性剤>
・a-1:LAS、直鎖アルキル(炭素数12-14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム(商品名ライポン LS-250、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)。
・a-2:SAS、第2級アルカンスルホン酸ナトリウム(商品名「HOSTAPUR SAS 30A」、クラリアントジャパン株式会社製)。
・a-3:AS、直鎖アルキル(C12)硫酸エステルナトリウム(商品名サンノール LM-1130、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)。
・a-4:AE(15)、BRE(15) ポリオキシエチレン(平均繰返し数15)アルキル(直鎖C12/14=75/25)エーテル(商品名 LMAO-90、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)。
・a-5:APG、アルキル(C8~10)ポリグルコシド(商品名:GLUCOPON 215UP、コグニスジャパン株式会社)。
・a-6:AX、n-ドデシルジメチルアミンオキシド(カデナックスDM12D-W、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)。
・b-1:炭酸水素ナトリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・b-2:炭酸ナトリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・b-3:炭酸水素カリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・b-4:炭酸カリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・c-1:亜硫酸ナトリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・c-2:亜硫酸水素ナトリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・c-3:亜硫酸カリウム(和光純薬株式会社、試薬)。
・c’-1:アスコルビン酸(和光純薬株式会社、試薬)。
・c’-2:尿酸(和光純薬株式会社、試薬)。
・イオン交換水
・金属封鎖剤:クエン酸(商品名「精製クエン酸(無水)」、扶桑化学工業株式会社)。
・金属封鎖剤:グルタミン酸ジ酢酸4ナトリウム(GLDA-Na):キレスト社製。
・金属封鎖剤:エチレンジアミン四酢酸(東京化成工業株式会社、試薬)。
・金属封鎖剤:マレイン酸/アクリル酸共重合体のナトリウム塩(商品名「アクアリックTL400」、株式会社日本触媒、アクリル酸/マレイン酸のモル比=60/40、重量平均分子量50000、有効成分40質量%)。
・pH調整剤:硫酸(関東化学株式会社)。
・pH調整剤:水酸化ナトリウム(48%水酸化カリウム、AGC株式会社)。
・pH調整剤:水酸化カリウム(48%水酸化ナトリウム、AGC株式会社)。
表1~5の実施例1~42、表6の比較例1~8の組成に従い、(d)成分に、(a)成分と、(b)成分と、(c)成分と、任意成分とpH調整剤を溶解することにより、各例の液体洗浄剤0.8kgをそれぞれ調製した。
具体的には、1Lビーカー(直径12cm)内に、水を組成物全体の50質量%となるように投入した。HEIDON FBL1200スリーワンモーター(新東科学株式会社製)の撹拌機に直径7.5cm、幅1.5cm、角度45度の4枚羽パドルを装備し、その後、内容物が飛び散らないように回転数400~900rpmで撹拌した。次いで(a)成分と(b)成分と(c)成分とpH調整剤(水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム)を添加し、混合液を得た。各例の液体洗浄剤のpHは、表に示すpH値となるように、pH調整剤により調整した。組成物全体が100質量%となるように残りの水を加え、前記撹拌機の回転数650rpmで1分間撹拌することにより食器洗い機用液体洗浄剤組成物を得た。
組成物のpH(25℃)は、25℃に調整した液体洗浄剤を、ガラス電極式pHメーター(HM-30G、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて測定した。測定方法は、JIS Z 8802:1984「pH測定方法」に準拠して行った。
各実施例及び比較例の洗浄剤について、以下に示す評価方法によって各評価を行い、その結果を表に併記した。
食器洗い機として、自動食器洗い乾燥機(パナソニック株式会社製、機種NP-TM2)を用いた。各評価において、洗浄処理は、前記自動食器洗い乾燥機に設定されている標準コース(通常モード)で運転することにより行った。
前記自動食器洗い乾燥機に液体洗浄剤6g(水道水3Lに対し)を投入した後、約5℃の水道水を庫内に導入して調製される洗浄液を55℃まで2~3℃/minで昇温しながら20分間洗浄を行い、前記洗浄液を排水する。次いで、新たな水道水を導入し、すすぎ(2分間/回)と排水との繰返し2回を行う。排水後、新たな水道水を導入し、70℃まで2~3℃/minで昇温しながらすすぎ1回(最終すすぎ)20分間を行い、排水後、温風を循環させながら食器等を乾燥する。
汚れとして、牛脂/ラード/バター/サラダ油=3/3/3/1(質量比)の混合油、レトルトカレー(ボンカレーゴールド21辛口)、生卵(Lサイズ)、ご飯(自主流通米一類こしひかり相当、米と水の量の比は炊飯器の標準とし、炊飯後12時間以内のものを使用する)、紅茶(日東紅茶DAY&DAY TEA BAG)を用いた。汚れは陶器小皿(半径60mm、高さ20mm)、メラミン大皿(半径100mm、高さ15mm)とガラスコップ(上径63mm、下径53mm、高さ100mm)にそれぞれを付着させ、食器に残存する汚れを評価した。
具体的には、まず前記混合油2gを小皿に付着させたものを3枚用意した。次に、前記レトルトカレー200g、生卵1個、ご飯150gを混合した。混合物を大皿に30gのせ、大皿表面を均一に汚染したのち、米粒を10粒程度残して混合物を捨て、米粒をスプーンで潰して大皿に付着させた。このようにして汚染された大皿を計6枚用意した。また前記紅茶10gを入れたガラスコップを計4個用意した。上記のように用意した汚染された食器(計13点)を前記自動食器洗い乾燥機に装填し、洗浄剤6gを投入して標準コースで洗浄処理を施した。
洗浄処理の後、目視で食器を観察し、下記の評価基準に基づいて、複合汚れ洗浄力の評価をした。実施例比較例の評点は洗浄処理3回の平均値を記載しており、3点以上を合格とした。評価結果を表1~6に示す。
5点:大皿6枚とも汚れが完全に除去されていた。
4点:汚れが完全に除去されていた大皿が5枚であった。
3点:汚れが完全に除去されていた大皿が4枚であった。
2点:汚れが完全に除去されていた大皿が2~3枚であった。
1点:汚れが完全に除去されていた大皿が1枚以下であった。
食器洗い機用液体洗浄剤組成物を、計量キャップ式容器(チャーミークリスタクリアジェル、ライオン(株)製)に360g充填し、トルクメーター(TOHNICHI製トルクメーター、2TME900CN)を用いてトルク100(cN・m)の力で前記計量キャップを閉め、軽く振り混ぜた。50℃の恒温室に1ヶ月間放置し、容器の膨らみを下記の評価基準に基づいて評価した。実施例比較例の評点は5人のパネラーにより目視判定の平均値を記載しており、3点以上を合格とした。評価結果を表1~6に示す。
5点:容器の膨らみが認められた。
4点:容器の胴部が極わずかに膨らんだ。
3点:容器の胴部がわずかに膨らんだ。
2点:容器の胴部が明らかに膨らみ、さわるとぐらついた。
1点:容器の底部が飛び出た、若しくは内容物が噴出した。
(a)成分を含まない比較例1は、汚れに対する洗浄力、ガスの発生抑制効果においてともに劣っていた。
(b)成分を含まない比較例2は、汚れに対する洗浄力において劣っていた。
(c)成分を含まない比較例3は、ガスの発生抑制効果において劣っていた。
(c)成分以外の抗酸化剤を用いた比較例4及び5は、ガスの発生抑制効果において劣っていた。
b/c比が上限値超である比較例6は、ガスの発生抑制効果において劣っていた。
b/c比が下限値未満である比較例7は、ガスの発生抑制効果において劣っていた。
pHが下限値未満である比較例8は、ガスの発生抑制効果において劣っていた。
Claims (3)
- (a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を含み、
前記(a)成分が界面活性剤であり、
前記(b)成分が炭酸塩及び炭酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記(c)成分が亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩からなる群から選択される少なくとも1種であり、
前記(d)成分が水であり、
(b)成分/(c)成分で表される質量比が50~50000であり、
25℃におけるpHが7.5~10.5である、食器洗い機用液体洗浄剤組成物。 - (a)成分/(b)成分で表される質量比が0.02~1である、請求項1に記載の食器洗い機用液体洗浄剤組成物。
- 容器と、
請求項1に記載の食器洗い機用液体洗浄剤組成物と、を備え、
前記食器洗い機用液体洗浄剤組成物が、前記容器に収容されてなる、容器入り食器洗い機用液体洗浄剤物品。
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