JP7248141B2 - 電解コンデンサ及び電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
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Description
この積層セラミックコンデンサは、コンデンサ本体の第1面と第2面それぞれに電極ペーストをディップし乾燥した後、焼き付け処理を行って外部電極用の下地膜を形成するとともに、コンデンサ本体の第5面の長さ方向両端部それぞれに電極ペーストを印刷して乾燥した後、焼き付け処理を行って外部電極用の別の下地膜を下地膜と連続するように形成することで製造されている。
外層めっき層には、高いハンダ濡れ性が求められる。しかし、ハンダ濡れ性の高いSnめっき層を樹脂電極層の表面に直接設けると、密着性が低下してしまう。そのため、外層めっき層は、樹脂電極層の表面にまずNiめっき層を形成し、Niめっき層の表面にSnめっき層を設ける必要が生じる。
そうすると、外部電極は、内層めっき層2層(Ni/Ag)、樹脂電極層、外層めっき層2層(Ni/Sn)という5層構造となる。
さらに、電極層同士の界面数が多いため、界面抵抗によってESRが高くなってしまうことが懸念される。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する本発明の各実施形態の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
図1には電解コンデンサ1を構成する直方体状の樹脂成形体9を示している。
樹脂成形体9は、長さ方向(L方向)、幅方向(W方向)、厚さ方向(T方向)を有しており、長さ方向に対向する第1端面9a及び第2端面9bを備えている。第1端面9aには第1外部電極11が形成され、第2端面9bには第2外部電極13が形成されている。
樹脂成形体9は、厚さ方向に対向する底面9c及び上面9dを備えている。
また、樹脂成形体9は、幅方向に対向する第1側面9e及び第2側面9fを備えている。
コンデンサ素子20は、表面に誘電体層5を有する陽極3と、陽極3と対向する陰極7とを含む。
コンデンサ素子20が複数積層されて積層体30となり、積層体30の周囲が封止樹脂8で封止されて樹脂成形体9となっている。積層体30において、積層されたコンデンサ素子20の間は、導電性接着剤(図示しない)を介して互いに接合されていてもよい。
樹脂成形体9の第1端面9aに第1外部電極11が形成されていて、第1外部電極11は第1端面9aから露出する陽極3と電気的に接続されている。
樹脂成形体9の第2端面9bに第2外部電極13が形成されていて、第2外部電極13は第2端面9bから露出する陰極7と電気的に接続されている。
コンデンサ素子20を構成する弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部は、封止樹脂8により封止されており、弁作用金属箔3aと、固体電解質層7a又は導電層7bとは直接接触していない。一方、弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部が誘電体層5で覆われているなど、絶縁処理が施されている場合には、弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部が、固体電解質層7a及び導電層7bで覆われていてもよい。
エッチング前の弁作用金属箔の厚さが60μm以上であることが好ましく、180μm以下であることが好ましい。また、エッチング処理後にエッチングされていない弁作用金属箔(芯部)の厚さが10μm以上であることが好ましく、70μm以下であることが好ましい。多孔質層の厚さは電解コンデンサに要求される耐電圧、静電容量に合わせて設計されるが、弁作用金属箔の両側の多孔質層を合わせて10μm以上であることが好ましく、120μm以下であることが好ましい。
誘電体層は多孔質層の表面に沿って形成されることにより細孔(凹部)が形成されている。誘電体層の厚さは電解コンデンサに要求される耐電圧、静電容量に合わせて設計されるが、10nm以上であることが好ましく、100nm以下であることが好ましい。
陰極の一部として固体電解質層が設けられている電解コンデンサは、固体電解コンデンサであるといえる。
固体電解質層は、上記の処理液または分散液を、スポンジ転写、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディスペンサ、インクジェット印刷等によって誘電体層上に塗布することにより、所定の領域に形成することができる。固体電解質層の厚さは2μm以上であることが好ましく、20μm以下であることが好ましい。
金属箔の場合は、Al、Cu、Ag及びこれらの金属を主成分とする合金からなる群より選択される少なくとも一種の金属からなることが好ましい。金属箔が上記の金属からなると、金属箔の抵抗値を低減させることができ、ESRを低減させることができる。
また、金属箔として、表面にスパッタや蒸着等の成膜方法によりカーボンコートやチタンコートがされた金属箔を用いてもよい。カーボンコートされたAl箔を用いることがより好ましい。金属箔の厚みは特に限定されないが、製造工程でのハンドリング、小型化、およびESRを低減させる観点からは、20μm以上であることが好ましく、50μm以下であることが好ましい。
印刷電極層の場合は、電極ペーストをスポンジ転写、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディスペンサ、インクジェット印刷等によって導電層上に形成することにより、所定の領域に陰極引き出し層を形成することができる。電極ペーストとしては、Ag、Cu、またはNiを主成分とする電極ペーストが好ましい。陰極引き出し層を印刷電極層とする場合は印刷電極層の厚さは金属箔を用いる場合よりも薄くすることが可能であり、スクリーン印刷の場合、2μm以上、20μm以下の厚さとすることも可能である。
樹脂成形体の成形方法としては、固形封止材を用いる場合は、コンプレッションモールド、トランスファーモールド等の樹脂モールドを用いることが好ましく、コンプレッションモールドを用いることがより好ましい。また、液状封止材を用いる場合は、ディスペンス法や印刷法等の成形方法を用いることが好ましい。コンプレッションモールドで陽極3、誘電体層5、および陰極7からなるコンデンサ素子20の積層体30を封止樹脂8で封止して樹脂成形体9とすることが好ましい。
本発明の電解コンデンサにおける第1外部電極及び第2外部電極は、樹脂成形体の第1端面から露出する陽極の表面又は第2端面から露出する陰極の表面に形成されたAgめっき層又はCuめっき層と、Agめっき層又はCuめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有する。
また、樹脂電極層の外側に外層めっき層を備えていてもよい。
また、内層めっき層がAgめっき層又はCuめっき層であると、内層めっき層がNiめっき層(1層)である場合と比べてESRを低くすることができる。
また、図2に示す樹脂電極層は電極ペーストのスクリーン印刷により形成された印刷樹脂電極層である。
第1外部電極11は、Agめっき層又はCuめっき層11a、樹脂電極層11b、外層めっき層11cを含む。
第2外部電極13は、Agめっき層又はCuめっき層13a、樹脂電極層13b、外層めっき層13cを含む。
ジンケート処理は、めっきの対象となる金属の表面の酸化物を除去し、亜鉛(Zn)被膜を表面に形成する処理である。
すなわち、樹脂成形体9の第1端面から露出する陽極3のアルミニウム箔の表面を硝酸を主成分とする酸でエッチングし、陽極3の酸化膜を除去した後、Znめっきを行う。ジンケート処理はシングルジンケート(酸洗)とダブルジンケート(剥離)の両方を行うことが好ましい。
次に無電解Agめっき又は無電解Cuめっきによる置換めっきを行うことにより、Agめっき層又はCuめっき層11aを形成する。
陰極引き出し層7cの表面に形成されるAgめっき層又はCuめっき層13aも、陽極3の表面に形成されるAgめっき層又はCuめっき層11aと同様の方法で形成することができるが、ジンケート処理は行わなくてもよい。ただし、陰極引き出し層7cにAlが含まれる場合はジンケート処理を行うことが好ましい。
すなわち、樹脂成形体の第1端面及び/又は第2端面に対して、ジンケート処理を行い、続けて無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うようにすることが好ましい。
Agめっき層の厚さが上記範囲内であると、比較的薄い膜厚でもESR低減効果が得られる。
また、第1外部電極及び第2外部電極がCuめっき層を有する場合、Cuめっき層の厚さは0.2μm以上、4.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以上、2.0μm以下であることがより好ましい。
Cuめっき層の厚さが上記範囲内であると、めっき層として必要な厚さを確保してESRが充分に低くなる。
導電成分としてはAg、Cu、Ni、Snなどを主成分として含むことが好ましく、樹脂成分としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを主成分として含むことが好ましい。
特に、樹脂電極層がAgを含む樹脂電極層であることが好ましい。Agを含む樹脂電極層であるとAgの比抵抗が小さいためESRを低減させることができる。
また、導電成分を72重量%以上、95重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、28重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を78重量%以上、95重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、22重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を79重量%以上、89重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を11重量%以上、21重量%以下含むことが特に好ましい。
図2に示すような断面図において第1外部電極及び第2外部電極の平坦性を測定した場合に、樹脂成形体の第1端面から測定した第1外部電極の厚さのばらつき及び樹脂成形体の第2端面から測定した第2外部電極の厚さのばらつきが30μm以下であることが好ましい。また、厚さのばらつきが20μm以下であることがより好ましい。また、厚さのばらつきが5μm以下であることがさらに好ましい。
厚さのばらつきは、図2に示すような断面図において、積層体の上面から底面までを4等分する3地点並びに上面及び底面の合計5地点における、第1外部電極及び第2外部電極の厚さの最大値と最小値の差より求めることができる。また、蛍光X線膜厚計やレーザー変位計等を用いて非破壊で厚さを複数箇所測定することも可能である。
また、導電成分を65重量%以上、90重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、25重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を70重量%以上、90重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、20重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を75重量%以上、85重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を10重量%以上、20重量%以下含むことが特に好ましい。
電極ペーストは有機溶媒を含んでいてもよく、有機溶媒としてはグリコールエーテル系の溶媒を使用することが好ましい。例えばジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
また、必要に応じて添加剤を用いてもよい。添加剤は電極ペーストのレオロジー、特にチクソ性の調整に有用である。添加剤の含有量は、電極ペーストの重量に対して5重量%未満であることが好ましい。
外層めっき層としては、Niめっき層又はSnめっき層であることが好ましい。
外層めっき層が2層の場合、外層めっき層は、樹脂電極層の表面に形成される第1外層めっき層と、第1外層めっき層の表面に形成される第2外層めっき層とを有していてもよい。
第1外層めっき層は、Niめっき層であることが好ましく、第2外層めっき層は、Snめっき層であることが好ましい。
電解コンデンサの寸法
L寸法:3.4mm以上3.8mm以下、代表値3.5mm
W寸法:2.7mm以上3.0mm以下、代表値2.8mm
T寸法:1.8mm以上2.0mm以下、代表値1.9mm
本発明の電解コンデンサの製造方法により、本発明の電解コンデンサを製造することができる。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、表面に誘電体層を有する陽極及び上記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、上記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、上記樹脂成形体の第1端面に、上記第1端面から露出する上記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、上記樹脂成形体の第2端面に、上記第2端面から露出する上記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、上記第1外部電極を形成する工程、及び、上記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、上記樹脂成形体の上記第1端面又は上記第2端面に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程と、樹脂電極層形成工程と、を行うことを特徴とする。
エッチング層等の多孔質層を表面に有する、アルミニウム箔等の弁作用金属箔を準備し、多孔質層の表面に陽極酸化を行って誘電体層を形成する。
誘電体層上にスクリーン印刷により固体電解質層を形成し、続けて固体電解質層上にスクリーン印刷によりカーボン層を形成し、さらにカーボン層上に陰極引き出し層をシート積層又はスクリーン印刷することにより形成する。
上記工程によりコンデンサ素子が得られる。
複数のコンデンサ素子を積層して積層体として、コンプレッションモールドにより積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る。
樹脂成形体の第1端面に、第1端面から露出する陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する。第1端面から露出する陽極に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行う。
とくに、第1端面から露出する陽極に対しては、ジンケート処理を行い、続けて無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うことが好ましい。
すなわち、樹脂成形体の第1端面から露出する陽極のアルミニウム箔の表面を硝酸を主成分とする酸でエッチングし、陽極の酸化膜を除去した後、Znめっきを行う。ジンケート処理は1回目の酸洗と2回目の剥離の両方を行うことが好ましい。
なお、Agめっき層を形成するためのめっき浴は、シアン含有無電解Agめっき浴であることが好ましく、pHは8.0以上、9.0以下(代表値8.5)であることが好ましい。
また、Cuめっき層を形成するためのめっき浴は、中性無電解Cuめっき浴であることが好ましく、pHは7.0以上、8.5以下(代表値7.7)であることが好ましい。
第2端面から露出する陰極(陰極引き出し層)に対しては、ジンケート処理を行ってもよく、ジンケート処理を行わなくてもよい。ただし、陰極引き出し層にAlが含まれる場合はジンケート処理を行うことが好ましい。
第2端面から露出する陰極(陰極引き出し層)に対して無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うことにより、Agめっき層又はCuめっき層を形成する。
ジンケート処理の条件及びめっき浴の条件は樹脂成形体の第1端面に対して無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行う場合と同様にすることができる。
樹脂電極層の形成は電極ペーストのスクリーン印刷により行ってもよく、樹脂成形体を電極ペーストに浸漬することにより行ってもよい。
樹脂成形体の第1端面に電極ペーストを付与した後に熱硬化させることによって第1外部電極が形成される。
同様に、樹脂成形体の第2端面に電極ペーストを付与した後に熱硬化させることによって第2外部電極が形成される。
なお、樹脂電極層の形成を電極ペーストのスクリーン印刷により行うと、樹脂成形体との密着性が高く、かつ、膜厚均一性の高い樹脂電極層を形成することができるので好ましい。
また、電極ペーストは、導電成分を67重量%以上、97重量%以下含むことが好ましく、樹脂成分を3重量%以上、33重量%以下含むことが好ましい。
また、導電成分を72重量%以上、95重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、28重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を78重量%以上、95重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、22重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を79重量%以上、89重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を11重量%以上、21重量%以下含むことが特に好ましい。
電極ペーストは有機溶媒を含んでいてもよく、有機溶媒としてはグリコールエーテル系の溶媒を使用することが好ましい。例えばジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
また、必要に応じて添加剤を用いてもよい。添加剤の添加量は、電極ペーストの重量に対して5重量%未満であることが好ましい。
外層めっき層として、第1外層めっき層であるNiめっき層、及び、第2外層めっき層であるSnめっき層を形成することが好ましい。
外層めっき層は、第1外部電極及び第2外部電極としての樹脂電極層の上に形成される。
上記工程により本発明の電解コンデンサを得ることができる。
この方法であると内層めっき層としてNiめっき層を設けた後にAgめっき層を形成する場合に比べて工程が少ないので製造コストを低下させることができる。
図1及び図2に示す構成の積層体をエポキシ樹脂とシリカ粒子を含む封止樹脂で封止して樹脂成形体を得た。
その後、硝酸を主成分とする酸で樹脂成形体の第1端面及び第2端面をエッチングし、Zn被膜を形成することによりジンケート処理を行った。
次に無電解Agめっき又は無電解Cuめっきを行った。
無電解Agめっき又は無電解Cuめっきの処理時間を変化させて、無電解めっき層の膜厚を表1に示すとおりに変化させた。
なお、電極ペーストの組成は、Ag粉末50重量%、フェノール樹脂17重量%、添加剤6重量%、溶媒としてのジエチレングリコールモノブチルエーテル20重量%、溶媒としてのジエチレングリコールモノフェニルエーテル7重量%とした。
実施例1において、無電解Agめっきに代えて無電解Niめっきを行った。
無電解Niめっきの処理時間を変化させて、無電解めっき層の膜厚を表1に示すとおりに変化させた。
その他は実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
実施例1において、無電解Agめっきに代えて無電解Niめっきを行い、さらに電解Agめっきを行うことにより、内層めっき層としてNiめっき層とAgめっき層の2層を設けた。
その他は実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
無電解Niめっき及び電解Agめっきの処理時間を合計して表1に示した。
また、内層めっき層の厚さは2層の厚さを合計して表1に示した。
電解コンデンサの膜厚は、電解コンデンサのLT面を断面研磨し、SEM/EDS(日本電子株式会社JSM-7100F)を用いて測定した。
また、LCRメーター(KEYSIGHT製 E4980A)により100kHzにおけるESR(mΩ)を測定した。
結果を表1に示した。
図3は、実施例1~5における無電解Agめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
図4は、実施例6~10における無電解Cuめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
図5は、比較例1~3における無電解Niめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
実施例6~10の無電解Cuめっき層を形成した電解コンデンサでは、膜厚が0.2μm以上4.0μm以下の範囲で、比較例1~4に比べて低いESRの電解コンデンサが得られている。より好ましい膜厚は0.5μm以上2.0μm以下である。
比較例1~3の無電解Niめっき層を形成した電解コンデンサでは、比較例4よりもESRが大きくなる。これは無電解Niめっき層の表面の酸化膜の影響と考えられる。
3 陽極
3a 弁作用金属箔
5 誘電体層
7 陰極
7a 固体電解質層
7b 導電層
7c 陰極引き出し層
8 封止樹脂
9 樹脂成形体
9a 樹脂成形体の第1端面
9b 樹脂成形体の第2端面
9c 樹脂成形体の底面
9d 樹脂成形体の上面
9e 樹脂成形体の第1側面
9f 樹脂成形体の第2側面
11 第1外部電極
11a、13a Agめっき層又はCuめっき層
11b、13b 樹脂電極層
11c、13c 外層めっき層
13 第2外部電極
20 コンデンサ素子
30 積層体
Claims (8)
- 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体と、前記積層体の周囲を封止する封止樹脂とを備える直方体状の樹脂成形体と、
前記樹脂成形体の第1端面に形成され、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極と、
前記樹脂成形体の第2端面に形成され、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極と、を備える電解コンデンサであって、
前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに形成されたAgめっき層と、前記Agめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有し、前記Agめっき層の厚さが0.2μm以上、1.0μm以下であることを特徴とする電解コンデンサ。 - 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体と、前記積層体の周囲を封止する封止樹脂とを備える直方体状の樹脂成形体と、
前記樹脂成形体の第1端面に形成され、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極と、
前記樹脂成形体の第2端面に形成され、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極と、を備える電解コンデンサであって、
前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに形成されたCuめっき層と、前記Cuめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有し、前記Cuめっき層の厚さが0.5μm以上、2.0μm以下であることを特徴とする電解コンデンサ。 - 前記樹脂電極層は、Agを含む樹脂電極層である請求項1又は2に記載の電解コンデンサ。
- 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、
前記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、
前記樹脂成形体の第1端面に、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、
前記樹脂成形体の第2端面に、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、
前記第1外部電極を形成する工程、及び、前記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、前記樹脂成形体の前記第1端面及び前記第2端面に対して、
無電解Agめっき工程と、
樹脂電極層形成工程と、を行い、
前記無電解Agめっき工程では、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに、厚さが0.2μm以上、1.0μm以下のAgめっき層を形成することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。 - 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、
前記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、
前記樹脂成形体の第1端面に、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、
前記樹脂成形体の第2端面に、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、
前記第1外部電極を形成する工程、及び、前記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、前記樹脂成形体の前記第1端面及び前記第2端面に対して、
無電解Cuめっき工程と、
樹脂電極層形成工程と、を行い、
前記無電解Cuめっき工程では、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに、厚さが0.5μm以上、2.0μm以下のCuめっき層を形成することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。 - 前記樹脂成形体の前記第1端面及び/又は前記第2端面に対して、ジンケート処理を行い、続けて前記無電解Agめっき工程又は前記無電解Cuめっき工程を行う請求項4又は5に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記樹脂電極層形成工程では、電極ペーストのスクリーン印刷を行う請求項4~6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記樹脂電極層形成工程では、前記樹脂成形体を電極ペーストに浸漬する請求項4~6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
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