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JP7248141B2 - 電解コンデンサ及び電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ及び電解コンデンサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電解コンデンサ及び電解コンデンサの製造方法に関する。
特許文献1には、積層セラミックコンデンサが開示されている。
この積層セラミックコンデンサは、コンデンサ本体の第1面と第2面それぞれに電極ペーストをディップし乾燥した後、焼き付け処理を行って外部電極用の下地膜を形成するとともに、コンデンサ本体の第5面の長さ方向両端部それぞれに電極ペーストを印刷して乾燥した後、焼き付け処理を行って外部電極用の別の下地膜を下地膜と連続するように形成することで製造されている。
また、特許文献2では、セラミックコンデンサに外部電極を形成する方法が記載されている。具体的には、素体の端面にスクリーン印刷する第一ペースト層形成工程と、素体の主面にスクリーン印刷する第二ペースト層形成工程を有し、第一ペースト層形成工程の後、第一焼付工程が行われ、第二ペースト層形成工程の後、第二焼付工程が行われる。
特開2017-152620号公報 特開2012-4480号公報
特許文献1及び2に記載された技術は、いずれもセラミック素体に電極ペーストをスクリーン印刷した後、600~800℃といった高温で焼き付け処理を行うものであり、電極ペーストの組成、レオロジー、あるいは印刷条件等は焼き付け処理に適したものとなっている。
一方、固体電解コンデンサ等の電解コンデンサとしては、表面に誘電体層を有する陽極と、陽極と対向する陰極とを含むコンデンサ素子を含む積層体の周囲を樹脂成形体で封止して、樹脂成形体に外部電極を形成したものとすることがある。
樹脂成形体に外部電極を形成する場合には、高温での焼き付け処理等により電極層を形成することができないことから、樹脂成形体と電極層との密着性を向上させることが難しい。そのため、特許文献1及び2に開示された外部電極の形成方法をそのまま使用することはできない。
そこで、樹脂成形体の表面に外部電極を形成する方法としては、陰極及び陽極と直接接触する内層めっき層、はんだと直接接触する外層めっき層、及び、外部電極のクラックを防止するための樹脂電極層を設ける構成が考えられる。樹脂電極層は、内層めっき層と外層めっき層の間に配置される。
内層めっき層には、陽極又は陰極との密着性が高いことが求められる。Niめっきは陽極及び陰極との密着性に優れるが、酸化しやすい。従って、内層めっき層を、Niめっき層と、Niめっきの酸化を防ぐためのめっき層(例えばAgめっき層)の2層構成とすることが考えられる。
外層めっき層には、高いハンダ濡れ性が求められる。しかし、ハンダ濡れ性の高いSnめっき層を樹脂電極層の表面に直接設けると、密着性が低下してしまう。そのため、外層めっき層は、樹脂電極層の表面にまずNiめっき層を形成し、Niめっき層の表面にSnめっき層を設ける必要が生じる。
そうすると、外部電極は、内層めっき層2層(Ni/Ag)、樹脂電極層、外層めっき層2層(Ni/Sn)という5層構造となる。
しかし、上記構成では、電極層の数が多すぎて製造コストが高まることが懸念される。
さらに、電極層同士の界面数が多いため、界面抵抗によってESRが高くなってしまうことが懸念される。
そこで、本発明は、製造コスト及びESRの上昇を抑制することができる電解コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電解コンデンサは、表面に誘電体層を有する陽極及び上記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体と、上記積層体の周囲を封止する封止樹脂とを備える直方体状の樹脂成形体と、上記樹脂成形体の第1端面に形成され、上記第1端面から露出する上記陽極と電気的に接続される第1外部電極と、上記樹脂成形体の第2端面に形成され、上記第2端面から露出する上記陰極と電気的に接続される第2外部電極と、を備える電解コンデンサであって、上記第1外部電極及び上記第2外部電極は、上記樹脂成形体の上記第1端面から露出する上記陽極の表面又は上記第2端面から露出する上記陰極の表面に形成されたAgめっき層又はCuめっき層と、上記Agめっき層又は上記Cuめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有することを特徴とする。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、表面に誘電体層を有する陽極及び上記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、上記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、上記樹脂成形体の第1端面に、上記第1端面から露出する上記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、上記樹脂成形体の第2端面に、上記第2端面から露出する上記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、上記第1外部電極を形成する工程、及び、上記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、上記樹脂成形体の上記第1端面又は上記第2端面に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程と、樹脂電極層形成工程と、を行うことを特徴とする。
本発明によれば、製造コスト及びESRの上昇を抑制することができる電解コンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の電解コンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す電解コンデンサのA-A線断面図である。 図3は、実施例1~5における無電解Agめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。 図4は、実施例6~10における無電解Cuめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。 図5は、比較例1~3における無電解Niめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
以下、本発明の電解コンデンサ及びその製造方法について説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する本発明の各実施形態の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
図1は、本発明の電解コンデンサの一例を模式的に示す斜視図である。
図1には電解コンデンサ1を構成する直方体状の樹脂成形体9を示している。
樹脂成形体9は、長さ方向(L方向)、幅方向(W方向)、厚さ方向(T方向)を有しており、長さ方向に対向する第1端面9a及び第2端面9bを備えている。第1端面9aには第1外部電極11が形成され、第2端面9bには第2外部電極13が形成されている。
樹脂成形体9は、厚さ方向に対向する底面9c及び上面9dを備えている。
また、樹脂成形体9は、幅方向に対向する第1側面9e及び第2側面9fを備えている。
なお、本明細書においては、電解コンデンサ又は樹脂成形体の長さ方向(L方向)及び厚さ方向(T方向)に沿う面をLT面といい、長さ方向(L方向)及び幅方向(W方向)に沿う面をLW面といい、厚さ方向(T方向)及び幅方向(W方向)に沿う面をWT面という。
図2は、図1に示す電解コンデンサのA-A線断面図である。
コンデンサ素子20は、表面に誘電体層5を有する陽極3と、陽極3と対向する陰極7とを含む。
コンデンサ素子20が複数積層されて積層体30となり、積層体30の周囲が封止樹脂8で封止されて樹脂成形体9となっている。積層体30において、積層されたコンデンサ素子20の間は、導電性接着剤(図示しない)を介して互いに接合されていてもよい。
樹脂成形体9の第1端面9aに第1外部電極11が形成されていて、第1外部電極11は第1端面9aから露出する陽極3と電気的に接続されている。
樹脂成形体9の第2端面9bに第2外部電極13が形成されていて、第2外部電極13は第2端面9bから露出する陰極7と電気的に接続されている。
コンデンサ素子20を構成する弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部は、封止樹脂8により封止されており、弁作用金属箔3aと、固体電解質層7a又は導電層7bとは直接接触していない。一方、弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部が誘電体層5で覆われているなど、絶縁処理が施されている場合には、弁作用金属箔3aの第2端面9b側の端部が、固体電解質層7a及び導電層7bで覆われていてもよい。
コンデンサ素子20を構成する陽極3は、弁作用金属箔3aを中心に有し、エッチング層等の多孔質層(図示しない)を表面に有している。多孔質層の表面には誘電体層5が設けられている。
弁作用金属としては、例えば、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウム、マグネシウム、ケイ素等の金属単体、又は、これらの金属を含む合金等が挙げられる。これらの中では、アルミニウム又はアルミニウム合金が好ましい。
弁作用金属の形状は特に限定されないが、平板状であることが好ましく、箔状であることがより好ましい。また、多孔質層は塩酸等によりエッチング処理されたエッチング層であることが好ましい。
エッチング前の弁作用金属箔の厚さが60μm以上であることが好ましく、180μm以下であることが好ましい。また、エッチング処理後にエッチングされていない弁作用金属箔(芯部)の厚さが10μm以上であることが好ましく、70μm以下であることが好ましい。多孔質層の厚さは電解コンデンサに要求される耐電圧、静電容量に合わせて設計されるが、弁作用金属箔の両側の多孔質層を合わせて10μm以上であることが好ましく、120μm以下であることが好ましい。
陽極3は、樹脂成形体9の第1端面9aに引き出されて第1外部電極11に電気的に接続される。
誘電体層は、上記弁作用金属の酸化皮膜からなることが好ましい。例えば、弁作用金属基体としてアルミニウム箔が用いられる場合、ホウ酸、リン酸、アジピン酸、又は、それらのナトリウム塩、アンモニウム塩等を含む水溶液中で陽極酸化することにより、誘電体層となる酸化皮膜を形成することができる。
誘電体層は多孔質層の表面に沿って形成されることにより細孔(凹部)が形成されている。誘電体層の厚さは電解コンデンサに要求される耐電圧、静電容量に合わせて設計されるが、10nm以上であることが好ましく、100nm以下であることが好ましい。
コンデンサ素子20を構成する陰極7は、誘電体層5上に形成される固体電解質層7aと、固体電解質層7a上に形成される導電層7bと、導電層7b上に形成される陰極引き出し層7cとを積層してなる。
陰極の一部として固体電解質層が設けられている電解コンデンサは、固体電解コンデンサであるといえる。
固体電解質層を構成する材料としては、例えば、ピロール類、チオフェン類、アニリン類等を骨格とした導電性高分子等が挙げられる。チオフェン類を骨格とする導電性高分子としては、例えば、PEDOT[ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)]が挙げられ、ドーパントとなるポリスチレンスルホン酸(PSS)と複合化させたPEDOT:PSSであってもよい。
固体電解質層は、例えば、3,4-エチレンジオキシチオフェン等のモノマーを含む処理液を用いて、誘電体層の表面にポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)等の重合膜を形成する方法や、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)等のポリマーの分散液を誘電体層の表面に塗布して乾燥させる方法等によって形成される。なお、細孔(凹部)を充填する内層用の固体電解質層を形成した後、誘電体層全体を被覆する外層用の固体電解質層を形成することが好ましい。
固体電解質層は、上記の処理液または分散液を、スポンジ転写、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディスペンサ、インクジェット印刷等によって誘電体層上に塗布することにより、所定の領域に形成することができる。固体電解質層の厚さは2μm以上であることが好ましく、20μm以下であることが好ましい。
導電層は、固体電解質層と陰極引き出し層とを電気的におよび機械的に接続させるために設けられている。例えば、カーボンペースト、グラフェンペースト、銀ペーストのような導電性ペーストを付与することによって形成されてなるカーボン層、グラフェン層又は銀層であることが好ましい。また、カーボン層やグラフェン層の上に銀層が設けられた複合層や、カーボンペーストやグラフェンペーストと銀ペーストを混合する混合層であってもよい。
導電層は、カーボンペースト等の導電性ペーストをスポンジ転写、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディスペンサ、インクジェット印刷等によって固体電解質層上に形成することにより形成することができる。なお、導電層が乾燥前の粘性のある状態で、次工程の陰極引き出し層を積層することが好ましい。導電層の厚みは2μm以上であることが好ましく、20μm以下であることが好ましい。
陰極引き出し層は、金属箔または印刷電極層により形成することができる。
金属箔の場合は、Al、Cu、Ag及びこれらの金属を主成分とする合金からなる群より選択される少なくとも一種の金属からなることが好ましい。金属箔が上記の金属からなると、金属箔の抵抗値を低減させることができ、ESRを低減させることができる。
また、金属箔として、表面にスパッタや蒸着等の成膜方法によりカーボンコートやチタンコートがされた金属箔を用いてもよい。カーボンコートされたAl箔を用いることがより好ましい。金属箔の厚みは特に限定されないが、製造工程でのハンドリング、小型化、およびESRを低減させる観点からは、20μm以上であることが好ましく、50μm以下であることが好ましい。
印刷電極層の場合は、電極ペーストをスポンジ転写、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディスペンサ、インクジェット印刷等によって導電層上に形成することにより、所定の領域に陰極引き出し層を形成することができる。電極ペーストとしては、Ag、Cu、またはNiを主成分とする電極ペーストが好ましい。陰極引き出し層を印刷電極層とする場合は印刷電極層の厚さは金属箔を用いる場合よりも薄くすることが可能であり、スクリーン印刷の場合、2μm以上、20μm以下の厚さとすることも可能である。
陰極引き出し層7cは、樹脂成形体9の第2端面9bに引き出されて第2外部電極13に電気的に接続される。
樹脂成形体9を構成する封止樹脂8は、少なくとも樹脂を含み、好ましくは樹脂及びフィラーを含む。樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、液晶ポリマー等を用いることが好ましい。封止樹脂8の形態は、固形樹脂、液状樹脂いずれも使用可能である。また、フィラーとしては、例えば、シリカ粒子、アルミナ粒子、金属粒子等を用いることが好ましい。固形エポキシ樹脂とフェノール樹脂にシリカ粒子を含む材料を用いることがより好ましい。
樹脂成形体の成形方法としては、固形封止材を用いる場合は、コンプレッションモールド、トランスファーモールド等の樹脂モールドを用いることが好ましく、コンプレッションモールドを用いることがより好ましい。また、液状封止材を用いる場合は、ディスペンス法や印刷法等の成形方法を用いることが好ましい。コンプレッションモールドで陽極3、誘電体層5、および陰極7からなるコンデンサ素子20の積層体30を封止樹脂8で封止して樹脂成形体9とすることが好ましい。
樹脂成形体9は、直方体状を有し、LW面となる上面9d、底面9cと、LT面となる第1側面9e、第2側面9fと、WT面となる第1端面9a及び第2端面9bを有する。
樹脂成形体9は、樹脂モールド後のバレル研磨により、角部に面取りとなるR(曲率半径)が形成されている。樹脂成形体の場合、セラミック素体に比べて柔らかく、バレル研磨による角部のRの形成が難しいが、メディアの組成や粒径、形状、バレルの処理時間等を調整することにより、Rを小さくして形成することができる。
以下、本発明の電解コンデンサが備える外部電極の構成について詳しく説明する。
本発明の電解コンデンサにおける第1外部電極及び第2外部電極は、樹脂成形体の第1端面から露出する陽極の表面又は第2端面から露出する陰極の表面に形成されたAgめっき層又はCuめっき層と、Agめっき層又はCuめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有する。
また、樹脂電極層の外側に外層めっき層を備えていてもよい。
外部電極が備える内層めっき層がAgめっき層又はCuめっき層であると、内層めっき層の層数が1層であり、内層めっき層としてNiめっき層とAgめっき層の2層を設けた場合に比べて界面が少なくなるので界面抵抗が減少し、ESRを低くすることができる。
また、内層めっき層がAgめっき層又はCuめっき層であると、内層めっき層がNiめっき層(1層)である場合と比べてESRを低くすることができる。
以下には、Agめっき層又はCuめっき層と、樹脂電極層と、外層めっき層とを備える第1外部電極及び第2外部電極について図2を参照して説明する。
また、図2に示す樹脂電極層は電極ペーストのスクリーン印刷により形成された印刷樹脂電極層である。
図2には電解コンデンサ1が備える第1外部電極11及び第2外部電極13の層構成を示している。
第1外部電極11は、Agめっき層又はCuめっき層11a、樹脂電極層11b、外層めっき層11cを含む。
第2外部電極13は、Agめっき層又はCuめっき層13a、樹脂電極層13b、外層めっき層13cを含む。
Agめっき層又はCuめっき層11aは、ジンケート処理により形成されることが好ましい。
ジンケート処理は、めっきの対象となる金属の表面の酸化物を除去し、亜鉛(Zn)被膜を表面に形成する処理である。
すなわち、樹脂成形体9の第1端面から露出する陽極3のアルミニウム箔の表面を硝酸を主成分とする酸でエッチングし、陽極3の酸化膜を除去した後、Znめっきを行う。ジンケート処理はシングルジンケート(酸洗)とダブルジンケート(剥離)の両方を行うことが好ましい。
次に無電解Agめっき又は無電解Cuめっきによる置換めっきを行うことにより、Agめっき層又はCuめっき層11aを形成する。
陰極引き出し層7cの表面に形成されるAgめっき層又はCuめっき層13aも、陽極3の表面に形成されるAgめっき層又はCuめっき層11aと同様の方法で形成することができるが、ジンケート処理は行わなくてもよい。ただし、陰極引き出し層7cにAlが含まれる場合はジンケート処理を行うことが好ましい。
すなわち、樹脂成形体の第1端面及び/又は第2端面に対して、ジンケート処理を行い、続けて無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うようにすることが好ましい。
第1外部電極及び第2外部電極がAgめっき層を有する場合、Agめっき層の厚さは0.1μm以上、2.0μm以下であることが好ましく、0.2μm以上、1.0μm以下であることがより好ましい。
Agめっき層の厚さが上記範囲内であると、比較的薄い膜厚でもESR低減効果が得られる。
また、第1外部電極及び第2外部電極がCuめっき層を有する場合、Cuめっき層の厚さは0.2μm以上、4.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以上、2.0μm以下であることがより好ましい。
Cuめっき層の厚さが上記範囲内であると、めっき層として必要な厚さを確保してESRが充分に低くなる。
Agめっき層又はCuめっき層の厚さは、図2のような断面(LT面)で撮影した断面顕微鏡写真において、第1端面又は第2端面に対して垂直方向に引いた線の寸法を測定することによって定める。各陽極又は陰極引き出し層に対応して形成されたAgめっき層又はCuめっき層ごとに厚さを測定し、少なくとも5カ所以上のAgめっき層又はCuめっき層の厚さの平均値を測定することによりAgめっき層又はCuめっき層の厚さを定める。
樹脂電極層11b、13bは、導電成分と樹脂成分とを含む。
導電成分としてはAg、Cu、Ni、Snなどを主成分として含むことが好ましく、樹脂成分としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを主成分として含むことが好ましい。
特に、樹脂電極層がAgを含む樹脂電極層であることが好ましい。Agを含む樹脂電極層であるとAgの比抵抗が小さいためESRを低減させることができる。
樹脂電極層は、導電成分を67重量%以上、97重量%以下含むことが好ましく、樹脂成分を3重量%以上、33重量%以下含むことが好ましい。
また、導電成分を72重量%以上、95重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、28重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を78重量%以上、95重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、22重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を79重量%以上、89重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を11重量%以上、21重量%以下含むことが特に好ましい。
また、樹脂電極層は電極ペーストのスクリーン印刷により形成された印刷樹脂電極層であることが好ましい。ここで電極ペーストはAgを導電成分として含むAgフィラーと樹脂を含むAg電極ペーストであり、樹脂電極層はスクリーン印刷により形成されたAg印刷樹脂電極層であることがより好ましい。
樹脂電極層が印刷樹脂電極層であると、電極ペーストをディップで形成する場合と比べて、外部電極を平坦にすることができる。すなわち、第1外部電極及び第2外部電極の膜厚均一性が向上する。
図2に示すような断面図において第1外部電極及び第2外部電極の平坦性を測定した場合に、樹脂成形体の第1端面から測定した第1外部電極の厚さのばらつき及び樹脂成形体の第2端面から測定した第2外部電極の厚さのばらつきが30μm以下であることが好ましい。また、厚さのばらつきが20μm以下であることがより好ましい。また、厚さのばらつきが5μm以下であることがさらに好ましい。
厚さのばらつきは、図2に示すような断面図において、積層体の上面から底面までを4等分する3地点並びに上面及び底面の合計5地点における、第1外部電極及び第2外部電極の厚さの最大値と最小値の差より求めることができる。また、蛍光X線膜厚計やレーザー変位計等を用いて非破壊で厚さを複数箇所測定することも可能である。
また、樹脂電極層が電極ペーストのスクリーン印刷により形成された印刷樹脂電極層である場合、電極ペーストは、導電成分を60重量%以上、95重量%以下含むことが好ましく、樹脂成分を3重量%以上、30重量%以下含むことが好ましい。
また、導電成分を65重量%以上、90重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、25重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を70重量%以上、90重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、20重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を75重量%以上、85重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を10重量%以上、20重量%以下含むことが特に好ましい。
電極ペーストは有機溶媒を含んでいてもよく、有機溶媒としてはグリコールエーテル系の溶媒を使用することが好ましい。例えばジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
また、必要に応じて添加剤を用いてもよい。添加剤は電極ペーストのレオロジー、特にチクソ性の調整に有用である。添加剤の含有量は、電極ペーストの重量に対して5重量%未満であることが好ましい。
樹脂電極層の表面には、外層めっき層が設けられていてもよい。
外層めっき層としては、Niめっき層又はSnめっき層であることが好ましい。
外層めっき層が2層の場合、外層めっき層は、樹脂電極層の表面に形成される第1外層めっき層と、第1外層めっき層の表面に形成される第2外層めっき層とを有していてもよい。
第1外層めっき層は、Niめっき層であることが好ましく、第2外層めっき層は、Snめっき層であることが好ましい。
本発明の電解コンデンサの各寸法の好ましい範囲の例は下記の通りである。
電解コンデンサの寸法
L寸法:3.4mm以上3.8mm以下、代表値3.5mm
W寸法:2.7mm以上3.0mm以下、代表値2.8mm
T寸法:1.8mm以上2.0mm以下、代表値1.9mm
続いて、本発明の電解コンデンサの製造方法について説明する。
本発明の電解コンデンサの製造方法により、本発明の電解コンデンサを製造することができる。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、表面に誘電体層を有する陽極及び上記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、上記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、上記樹脂成形体の第1端面に、上記第1端面から露出する上記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、上記樹脂成形体の第2端面に、上記第2端面から露出する上記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、上記第1外部電極を形成する工程、及び、上記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、上記樹脂成形体の上記第1端面又は上記第2端面に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程と、樹脂電極層形成工程と、を行うことを特徴とする。
[コンデンサ素子の作製]
エッチング層等の多孔質層を表面に有する、アルミニウム箔等の弁作用金属箔を準備し、多孔質層の表面に陽極酸化を行って誘電体層を形成する。
誘電体層上にスクリーン印刷により固体電解質層を形成し、続けて固体電解質層上にスクリーン印刷によりカーボン層を形成し、さらにカーボン層上に陰極引き出し層をシート積層又はスクリーン印刷することにより形成する。
上記工程によりコンデンサ素子が得られる。
[コンデンサ素子の積層、樹脂封止]
複数のコンデンサ素子を積層して積層体として、コンプレッションモールドにより積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る。
[外部電極の形成]
樹脂成形体の第1端面に、第1端面から露出する陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する。第1端面から露出する陽極に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行う。
とくに、第1端面から露出する陽極に対しては、ジンケート処理を行い、続けて無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うことが好ましい。
すなわち、樹脂成形体の第1端面から露出する陽極のアルミニウム箔の表面を硝酸を主成分とする酸でエッチングし、陽極の酸化膜を除去した後、Znめっきを行う。ジンケート処理は1回目の酸洗と2回目の剥離の両方を行うことが好ましい。
次に無電解Agめっき又は無電解Cuめっきによる置換めっきを行うことにより、Agめっき層又はCuめっき層を形成する。
なお、Agめっき層を形成するためのめっき浴は、シアン含有無電解Agめっき浴であることが好ましく、pHは8.0以上、9.0以下(代表値8.5)であることが好ましい。
また、Cuめっき層を形成するためのめっき浴は、中性無電解Cuめっき浴であることが好ましく、pHは7.0以上、8.5以下(代表値7.7)であることが好ましい。
また、無電解Agめっき又は無電解Cuめっきの条件(めっき液の濃度、めっき時間等)を調整することによりAgめっき層又はCuめっき層の厚さを調整することができる。
また、樹脂成形体の第2端面に、第2端面から露出する陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する。第2面から露出する陰極に対して、無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行う。
第2端面から露出する陰極(陰極引き出し層)に対しては、ジンケート処理を行ってもよく、ジンケート処理を行わなくてもよい。ただし、陰極引き出し層にAlが含まれる場合はジンケート処理を行うことが好ましい。
第2端面から露出する陰極(陰極引き出し層)に対して無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行うことにより、Agめっき層又はCuめっき層を形成する。
ジンケート処理の条件及びめっき浴の条件は樹脂成形体の第1端面に対して無電解Agめっき工程又は無電解Cuめっき工程を行う場合と同様にすることができる。
続いて、樹脂成形体の第1端面及び第2端面に樹脂電極層を形成する。
樹脂電極層の形成は電極ペーストのスクリーン印刷により行ってもよく、樹脂成形体を電極ペーストに浸漬することにより行ってもよい。
樹脂成形体の第1端面に電極ペーストを付与した後に熱硬化させることによって第1外部電極が形成される。
同様に、樹脂成形体の第2端面に電極ペーストを付与した後に熱硬化させることによって第2外部電極が形成される。
なお、樹脂電極層の形成を電極ペーストのスクリーン印刷により行うと、樹脂成形体との密着性が高く、かつ、膜厚均一性の高い樹脂電極層を形成することができるので好ましい。
電極ペーストは導電成分と樹脂成分とを含む。
また、電極ペーストは、導電成分を67重量%以上、97重量%以下含むことが好ましく、樹脂成分を3重量%以上、33重量%以下含むことが好ましい。
また、導電成分を72重量%以上、95重量%以下含むことがより好ましく、樹脂成分を5重量%以上、28重量%以下含むことがより好ましい。
また、導電成分を78重量%以上、95重量%以下含むことがさらに好ましく、樹脂成分を5重量%以上、22重量%以下含むことがさらに好ましい。
また、導電成分を79重量%以上、89重量%以下含むことが特に好ましく、樹脂成分を11重量%以上、21重量%以下含むことが特に好ましい。
電極ペーストは有機溶媒を含んでいてもよく、有機溶媒としてはグリコールエーテル系の溶媒を使用することが好ましい。例えばジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
また、必要に応じて添加剤を用いてもよい。添加剤の添加量は、電極ペーストの重量に対して5重量%未満であることが好ましい。
続いて、外層めっき層を形成することが好ましい。
外層めっき層として、第1外層めっき層であるNiめっき層、及び、第2外層めっき層であるSnめっき層を形成することが好ましい。
外層めっき層は、第1外部電極及び第2外部電極としての樹脂電極層の上に形成される。
上記工程により本発明の電解コンデンサを得ることができる。
また、コンデンサ素子を含む積層体は、コンデンサ素子を複数含んでいることが好ましいが、コンデンサ素子が一つであってもよい。
上記手順による本発明の電解コンデンサの製造方法では、内層めっき層として無電解Agめっき層の1層又は無電解Cuめっき層の1層のみを形成する。
この方法であると内層めっき層としてNiめっき層を設けた後にAgめっき層を形成する場合に比べて工程が少ないので製造コストを低下させることができる。
以下、本発明の電解コンデンサにつき、ESRを評価した実施例を示す。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1~実施例10)
図1及び図2に示す構成の積層体をエポキシ樹脂とシリカ粒子を含む封止樹脂で封止して樹脂成形体を得た。
その後、硝酸を主成分とする酸で樹脂成形体の第1端面及び第2端面をエッチングし、Zn被膜を形成することによりジンケート処理を行った。
次に無電解Agめっき又は無電解Cuめっきを行った。
無電解Agめっき又は無電解Cuめっきの処理時間を変化させて、無電解めっき層の膜厚を表1に示すとおりに変化させた。
その後、樹脂成形体の端面(第1端面及び第2端面)にAgを含む電極ペーストをスクリーン印刷により塗布し、150℃以上、200℃以下の乾燥温度で熱硬化することで樹脂電極層を形成した。さらに、樹脂電極層の表面に外層めっき層であるNiめっき層及びSnめっき層を形成して電解コンデンサを作製した。
なお、電極ペーストの組成は、Ag粉末50重量%、フェノール樹脂17重量%、添加剤6重量%、溶媒としてのジエチレングリコールモノブチルエーテル20重量%、溶媒としてのジエチレングリコールモノフェニルエーテル7重量%とした。
(比較例1~3)
実施例1において、無電解Agめっきに代えて無電解Niめっきを行った。
無電解Niめっきの処理時間を変化させて、無電解めっき層の膜厚を表1に示すとおりに変化させた。
その他は実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
(比較例4)
実施例1において、無電解Agめっきに代えて無電解Niめっきを行い、さらに電解Agめっきを行うことにより、内層めっき層としてNiめっき層とAgめっき層の2層を設けた。
その他は実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
無電解Niめっき及び電解Agめっきの処理時間を合計して表1に示した。
また、内層めっき層の厚さは2層の厚さを合計して表1に示した。
[膜厚及び電気特性の測定]
電解コンデンサの膜厚は、電解コンデンサのLT面を断面研磨し、SEM/EDS(日本電子株式会社JSM-7100F)を用いて測定した。
また、LCRメーター(KEYSIGHT製 E4980A)により100kHzにおけるESR(mΩ)を測定した。
結果を表1に示した。
図3は、実施例1~5における無電解Agめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
図4は、実施例6~10における無電解Cuめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
図5は、比較例1~3における無電解Niめっき層の膜厚とESRの関係を示すグラフである。
Figure 0007248141000001
実施例1~5の無電解Agめっき層を形成した電解コンデンサでは、膜厚が0.1μm以上2.0μm以下の比較的薄い膜厚においても、比較例1~4に比べて低いESRが得られている。より好ましい膜厚は0.2μm以上1.0μm以下である。
実施例6~10の無電解Cuめっき層を形成した電解コンデンサでは、膜厚が0.2μm以上4.0μm以下の範囲で、比較例1~4に比べて低いESRの電解コンデンサが得られている。より好ましい膜厚は0.5μm以上2.0μm以下である。
比較例1~3の無電解Niめっき層を形成した電解コンデンサでは、比較例4よりもESRが大きくなる。これは無電解Niめっき層の表面の酸化膜の影響と考えられる。
1 電解コンデンサ
3 陽極
3a 弁作用金属箔
5 誘電体層
7 陰極
7a 固体電解質層
7b 導電層
7c 陰極引き出し層
8 封止樹脂
9 樹脂成形体
9a 樹脂成形体の第1端面
9b 樹脂成形体の第2端面
9c 樹脂成形体の底面
9d 樹脂成形体の上面
9e 樹脂成形体の第1側面
9f 樹脂成形体の第2側面
11 第1外部電極
11a、13a Agめっき層又はCuめっき層
11b、13b 樹脂電極層
11c、13c 外層めっき層
13 第2外部電極
20 コンデンサ素子
30 積層体

Claims (8)

  1. 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体と、前記積層体の周囲を封止する封止樹脂とを備える直方体状の樹脂成形体と、
    前記樹脂成形体の第1端面に形成され、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極と、
    前記樹脂成形体の第2端面に形成され、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極と、を備える電解コンデンサであって、
    前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに形成されたAgめっき層と、前記Agめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有し、前記Agめっき層の厚さが0.2μm以上、1.0μm以下であることを特徴とする電解コンデンサ。
  2. 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体と、前記積層体の周囲を封止する封止樹脂とを備える直方体状の樹脂成形体と、
    前記樹脂成形体の第1端面に形成され、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極と、
    前記樹脂成形体の第2端面に形成され、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極と、を備える電解コンデンサであって、
    前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに形成されたCuめっき層と、前記Cuめっき層の表面に形成された、導電成分と樹脂成分を含む樹脂電極層とを有し、前記Cuめっき層の厚さが0.5μm以上、2.0μm以下であることを特徴とする電解コンデンサ。
  3. 前記樹脂電極層は、Agを含む樹脂電極層である請求項1又は2に記載の電解コンデンサ。
  4. 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、
    前記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、
    前記樹脂成形体の第1端面に、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、
    前記樹脂成形体の第2端面に、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、
    前記第1外部電極を形成する工程、及び、前記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、前記樹脂成形体の前記第1端面及び前記第2端面に対して、
    無電解Agめっき工程と
    樹脂電極層形成工程と、を行い、
    前記無電解Agめっき工程では、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに、厚さが0.2μm以上、1.0μm以下のAgめっき層を形成することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  5. 表面に誘電体層を有する陽極及び前記陽極と対向する陰極を含むコンデンサ素子を含む積層体を準備する工程と、
    前記積層体の周囲を封止樹脂で封止して直方体状の樹脂成形体を得る工程と、
    前記樹脂成形体の第1端面に、前記第1端面から露出する前記陽極と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、
    前記樹脂成形体の第2端面に、前記第2端面から露出する前記陰極と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程とを含む電解コンデンサの製造方法であって、
    前記第1外部電極を形成する工程、及び、前記第2外部電極を形成する工程は、それぞれ、前記樹脂成形体の前記第1端面及び前記第2端面に対して、
    無電解Cuめっき工程と、
    樹脂電極層形成工程と、を行い、
    前記無電解Cuめっき工程では、前記樹脂成形体の前記第1端面から露出する前記陽極の表面近傍のみ及び前記第2端面から露出する前記陰極の表面近傍のみに、厚さが0.5μm以上、2.0μm以下のCuめっき層を形成することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記樹脂成形体の前記第1端面及び/又は前記第2端面に対して、ジンケート処理を行い、続けて前記無電解Agめっき工程又は前記無電解Cuめっき工程を行う請求項4又は5に記載の電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記樹脂電極層形成工程では、電極ペーストのスクリーン印刷を行う請求項4~6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
  8. 前記樹脂電極層形成工程では、前記樹脂成形体を電極ペーストに浸漬する請求項4~6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
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