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JP7120988B2 - 水硬性組成物用粉末分散剤組成物 - Google Patents

水硬性組成物用粉末分散剤組成物 Download PDF

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JP7120988B2 JP2019234433A JP2019234433A JP7120988B2 JP 7120988 B2 JP7120988 B2 JP 7120988B2 JP 2019234433 A JP2019234433 A JP 2019234433A JP 2019234433 A JP2019234433 A JP 2019234433A JP 7120988 B2 JP7120988 B2 JP 7120988B2
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Description

本発明は、水硬性組成物用粉末分散剤組成物に関する。
近年、日本国内では高度経済成長期に建造された主要インフラの老朽化が顕在化しており、インフラ大更新・改修時代の到来を迎えようとしている。中でも需要の伸長が予想されている分野は補修・補強分野であり、当該分野では水硬性組成物と粉末状の分散剤(以降、粉末分散剤とする)がプレミックスされた補修材の使用が主流である。
補修材にプレミックスされる粉末分散剤としては、ナフタレンスルホン酸系分散剤とポリカルボン酸系分散剤、メラミンスルホン酸系分散剤等があるが、ポリカルボン酸系分散剤は高分散性で配合添加量が削減できる点、メチルセルロースに代表される高分子系増粘剤との相性が良好であるといった点が評価されている。
粉末分散剤の粉末化方法には、ドラムドライ法、ディスクドライ法、ベルトドライ法に代表される薄膜乾燥法、噴霧乾燥法、ニーダー法、無機粉体担持法等がある。粉末化工程で特に重要となるのが、分散剤の融点及びガラス化温度であり、同一重合比率の吸着基及びエチレンオキシ基(以下、EOとも表記する)グラフト鎖から成るポリカルボン酸系分散剤で比較すると、立体反発基であるEOグラフト鎖の平均EO付加モル数が大きいポリカルボン酸系粉末分散剤ほど凝固点が高いため、薄膜成形性や冷却時の粉砕性に優れ、比較的粉末化が容易である。
特許文献1には、アルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル単量体及び(メタ)アクリル酸系単量体を主成分とするモノマー、連鎖移動剤ならびに重合開始剤を用いてセメント添加剤を製造する際に、下部軸受型攪拌機を有するリアクターを有する反応装置を用い、重合から粉末化までを連続して行なうセメント添加剤の製法が開示されている。
特開2003-119059号公報
粉末の水硬性組成物用分散剤は、プレミックスできる、取り扱い性に優れるなどの利点があるが、水/水硬性粉体の質量比(以下、水粉体比ともいう)の低い高強度領域において、水への溶解性が低下する結果、十分な分散性、混練性(練上がり性)を発現できないという課題があった。
本発明は、水粉体比の低い水硬性組成物製造時の課題を解消する、粉末状態の水硬性組成物用分散剤組成物を提供する。すなわち、水硬性組成物粉体の分散性に優れ、スラリーに優れた混練性、例えば練り上がり時間の短縮化など、を付与することができる粉末状態の水硬性組成物用分散剤組成物を提供する。
本発明は、下記式(1)で表される構成単位(1)及び下記式(2)で表される構成単位(2)を有する共重合体を含有する水硬性組成物用粉末分散剤組成物であって、
メジアン径(D50)が1μm以上90μm以下であり、
粒径1μm以上250μm以下の粒子の割合が90質量%以上100質量%以下である、
水硬性組成物用粉末分散剤組成物に関する。
Figure 0007120988000001
(式中、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ水素原子又はメチル基を示し、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示し、pは0以上2以下の数を示し、qは0又は1の数を示し、nは平均付加モル数を示し、5以上150以下の数を示す。)
また、本発明は、水と、水硬性粉体と、前記本発明の水硬性組成物用粉末状分散剤組成物とを配合してなる水硬性組成物に関する。
本発明によれば、水粉体比の低い水硬性組成物製造時の課題を解消する、粉末状態の水硬性組成物用分散剤組成物が提供される。すなわち、水硬性組成物粉体の分散性に優れ、スラリーに優れた混練性を付与することができる粉末状態の水硬性組成物用分散剤組成物が提供される。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、メジアン径(D50)が1μm以上90μm以下であり、粒径1μm以上250μm以下の粒子の割合が90質量%以上100質量%以下である粉末分散剤組成物である。本発明の粉末分散剤組成物は、例えば前記所定の共重合体及び水を含有する混合物、例えば水溶液を乾燥することによって得られる。
ここで、本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物について、粉末は、粒状、フレーク状、ペレット状、顆粒状などを含む固体粒子の意味である。粉末の形状は、定形、不定形、いずれでもよい。
本発明者らは、小粒径で所定の粒度分布を持つ粉末状のポリカルボン酸系分散剤を水粉体比の低い領域において適用した際に、水硬性組成物粉体の分散性に優れ、水硬性組成物とした時にスラリーに優れた混練性を付与することができることを見出した。混錬性が向上した理由は必ずしも定かではないが、メジアン径が小さく、かつ粗大粒子の割合が低いことにより、表面積が増大したことで水分子の水和が促進され、水系溶媒への溶解性が向上した結果、水硬性組成物により効果的に作用することができるようになったためであると考察される。本発明の上記の効果は、水粉体比の低い領域において顕著に認識できるが、本発明の効果が得られる水粉体比は当該領域に限定されるものではない。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、水硬性組成物としたときの混錬性及び粉末分散剤のハンドリングの観点から、メジアン径(D50)が、1μm以上、好ましくは10μm以上、より好ましくは20μm以上、そして、90μm以下、好ましくは80μm以下、より好ましくは70μm以下である。このメジアン径(D50)は、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-300(株式会社堀場製作所製)を用い、エタノール(エタノール(95)、富士フイルム和光純薬株式会社製)を分散媒として超音波非照射下で測定されたものである。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、水硬性組成物としたときの混錬性及び粉末分散剤のハンドリングの観点から、粒径1μm以上250μm以下の粒子の割合が、90質量%以上、好ましくは93質量%以上、より好ましくは96質量%以上、そして、100質量%以下、より好ましくは99.5質量%以下、更に好ましくは99.0質量%以下である。この割合は、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-300(株式会社堀場製作所製)を用い、エタノール(エタノール(95)、富士フイルム和光純薬株式会社製)を分散媒として超音波非照射下で測定した粒径の結果に基づいて算出されたものである。
共重合体(I)は、前記式(1)で表される構成単位(1)及び前記式(2)で表される構成単位(2)を有する共重合体である。
前記式(1)で表される構成単位(1)について、Rは、水素原子又はメチル基であり、メチル基を含むことが好ましい。Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムであり、好ましくは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属である。構成単位(1)は、2種以上であってもよい。構成単位(1)となる単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸及びこれらの塩から選ばれる単量体が挙げられる。
前記式(2)で表される構成単位(2)について、反応性の観点から、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基であり、それぞれ、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、炭素数1のアルキル基、すなわちメチル基が好ましい。また、Rは、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、水素原子又はメチル基であり、水素原子が好ましい。構成単位(2)は、2種以上であってもよい。pは0以上2以下の数を示し、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは0以上1以下であり、より好ましくは0である。qは0又は1の数を示し、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは1である。nは、平均付加モル数であり、5以上150以下の数を示す。nは、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは20以上、より好ましくは40以上、更に好ましくは60以上である。そして、nは、好ましくは140以下、より好ましくは130以下、更に好ましくは120以下である。構成単位(2)となる単量体としては、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリオキシエチレンメタリルエーテル、ポリオキシエチレンイソプレニルエーテル及びポリオキシエチレンビニルエーテルから選ばれる単量体が挙げられる。
共重合体(I)における構成単位(1)と構成単位(2)のモル比は、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、構成単位(1)/構成単位(2)で、好ましくは1以上、より好ましくは3以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは9以下である。
共重合体(I)の重量平均分子量は、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは20,000以上、より好ましくは25,000以上、更に好ましくは30,000以上、より更に好ましくは35,000以上、であり、そして、好ましくは70,000以下であり、より好ましくは60,000以下、更に好ましくは55,000以下、である。この重量平均分子量は、以下の条件のゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定されたものである。
*GPC条件
装置:GPC(HLC-8320GPC)東ソー株式会社製
カラム:G4000PWXL+G2500PWXL(東ソー株式会社製)
溶離液:0.2Mリン酸バッファー/CHCN=9/1
流量:1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出:RI
サンプルサイズ:0.2mg/mL
標準物質:ポリエチレングリコール換算(単分散のポリエチレングリコール:分子量87,500、250,000、145,000、46,000、24,000)
共重合体(I)は、構成単位(1)及び構成単位(2)以外の構成単位〔以下、構成単位(3)という〕を有していてもよい。構成単位(3)となる任意の単量体としては、エチレングリコールメタクリラートホスファート、アクリル酸メチル、アクリル酸2-ヒドロキシエチルが挙げられる。
共重合体(I)の全構成単位中、構成単位(1)及び構成単位(2)の合計の割合は、好ましくは80モル%以上、より好ましくは90モル%以上、そして、好ましくは100モル%以下であり、100モル%であってもよい。
共重合体(I)の全構成単位中、構成単位(1)及び構成単位(2)の合計の割合は、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下であり、100質量%であってもよい。
共重合体(I)の全構成単位中、メタリルスルホン酸又はその塩の割合は、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは1モル%以下、より好ましくは、0.5モル%以下、更に好ましくは0.1モル%以下、より更に好ましくは0.05モル%以下、より更に好ましくは0.01モル%以下、より更に好ましくは実質的に含まない、すなわちより更に好ましくは実質的に0モル%、より更に好ましくは0モル%である。
また、共重合体(I)の全構成単位中、ポリアマイドポリアミンの割合は、水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、好ましくは、1%モル以下、より好ましくは、0.5モル%以下、更に好ましくは0.1モル%以下、より更に好ましくは0.05モル%以下、より更に好ましくは0.01モル%以下、より更に好ましくは実質的に含まない、すなわちより更に好ましくは実質的に0モル%、より更に好ましくは0モル%である。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)を、有効分換算で、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下、より好ましくは95質量%以下含有する。本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)からなるものであってもよい。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)以外の成分を含有することができる。例えば、粉末化助剤を含有することができる。粉末化助剤としては、無機粉体が挙げられる。無機粉体としては、ケイ素酸化物、ケイ素酸化物の塩、炭酸塩などが挙げられる。また、ポリエチレングリコールなどの有機粉体を用いることもできる。粉末化助剤を含有する場合、その含有量は、共重合体(I)に対して、有効分換算で、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは20質量%以下である。本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)及び粉末化助剤からなるものであってもよい。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物が含有できる他の成分として、例えば、粉末消泡剤、粉末収縮低減剤、粉末増粘剤などが挙げられる。粉末消泡剤及び粉末収縮低減剤の例としては、ポリオキシアルキレングリコールアルキルエーテルが挙げられる。粉末増粘剤の例としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース誘導体が挙げられる。粉末消泡剤、粉末収縮低減剤及び粉末増粘剤から選ばれる成分を含有する場合、その含有量は、共重合体(I)に対して、有効分換算で、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは20質量%以下である。本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)と、粉末消泡剤、粉末収縮低減剤及び粉末増粘剤から選ばれる成分とからなるものであってもよい。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、種々の水硬性組成物を対象とすることができる。水硬性組成物は、セメントを含有する水硬性組成物が好ましい。水硬性組成物は、水硬性粉体と水とを含有するものが挙げられる。水硬性組成物は、水/水硬性粉体の質量比が、例えば、10質量%以上、更に20質量%以上、そして、50質量%以下、更に40質量%以下のものが挙げられる。すなわち、本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、水/水硬性粉体の質量比が50質量%以下の水硬性組成物用であってよい。
共重合体(I)は、構成単位(1)となる単量体、構成単位(2)となる単量体、及び場合によりこれらと共重合可能な任意の単量体を、公知の方法で共重合させることで得られる。共重合を、水を含む反応媒体中で行うことで、水と共重合体(I)とを含有する反応生成物が得られる。本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物は、共重合体(I)及び水を含有する混合物、例えば前記反応生成物を乾燥させることで得ることができる。前記混合物は水溶液が好ましい。前記混合物、例えば水溶液の乾燥は、加熱乾燥、真空乾燥によって行うことができ、乾燥物の生産性の観点から、加熱乾燥によって行うことが好ましい。前記水溶液の乾燥は、薄膜乾燥法、噴霧乾燥法、撹拌乾燥法などの方法により行うことができる。薄膜乾燥法としては、ドラムドライ法、ディスクドライ法、ベルトドライ法が挙げられる。前記混合物、例えば水溶液の乾燥は、加熱乾燥に行うことができる。また、前記混合物、例えば水溶液の乾燥は、薄膜乾燥法又は噴霧乾燥法により行うことができる。得られた粉末は、そのまま、あるいは、篩い分けなどの粒径調整を行って、本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物として用いることができる。
本発明の水硬性組成物用粉末分散剤組成物を製造する際には、粉末化容易性および水硬性組成物としたときの流動性を上げる観点から、共重合体(I)及び水を含有する混合物のpHを、例えば、次の様に調整して前記反応生成物を乾燥させることができる。
(1)共重合体(I)が、前記構成単位(2)のnが40未満の共重合体の場合は、共重合体(I)及び水を含有する混合物のpHを11以上14以下として乾燥させる。
(2)共重合体(I)が、前記構成単位(2)のnが40以上80未満の共重合体の場合は、共重合体(I)及び水を含有する混合物のpHを9以上14以下として乾燥させる。
(3)共重合体(I)が、前記構成単位(2)のnが80以上150未満の共重合体の場合は、共重合体(I)及び水を含有する混合物のpHを7以上14以下として乾燥させる。
前記混合物、例えば共重合体(I)及び水を含有する水溶液のpHは、実施例で示した測定方法で測定できる。
<実施例1及び比較例1>
(1)共重合体
下記共重合体1を用いた。
共重合体1:メタクリル酸/メトキシポリエチレングリコール(120)モノメタクリレート=90モル/10モル(カッコ内は平均付加モル数、以下同様)、重量平均分子量=39,000(有効固形分40%)
(2)水硬性組成物用粉末分散剤組成物の製造
常法により共重合体1の単量体を反応させて、共重合体1を40質量%含有する水溶液を得た。この水溶液を用いて下記の方法で乾燥させて水硬性組成物用粉末分散剤組成物を製造した。
(2-1)噴霧乾燥法による製造
前記共重合体1及び水を含有する水溶液を前記の通り用意した。この水溶液は共重合体の固形分濃度が40質量%であり、pH(25℃)が3であった。そこに48%水酸化ナトリウム水溶液(関東化学株式会社製)を添加してpHを表1のように調整し、種々の分散剤用水溶液を調製した。前記水溶液及び分散剤用水溶液のpHは、25℃下において、電極式pHメーター(株式会社堀場製作所製)により測定し実施した。以下、pH測定は、他の実施例、比較例でも同様の方法に則って行った。用いた共重合体の種類なども表1中に併記した。
前記分散剤用水溶液を、実機型の粉末化設備で噴霧乾燥した。
用いた粉末化設備は、ディスクアトマイザ、送風設備及び乾燥機を備えており、乾燥機入口温度は150℃、出口温度は80℃、外気温は20℃、ディスクアトマイザ回転数は18,000rpmであった。噴霧後の乾燥物は、粗大粒や異物を取り除くための1,000μmメッシュの篩にかけ、粉末分散剤として試験に用いた。
比較品1-1、1-2、本発明品1-3、1-4、1-5は、この条件の噴霧乾燥法で製造した。
(2-2)ドラムドライ法による製造
前記分散剤用水溶液を、実機型のドラム乾燥設備でシート化した。用いた粉末化設備は、乾燥ドラム及びスクレーパーを備えており、乾燥ドラム面積は6.2m、乾燥ドラム回転数は3.1rpm、乾燥ドラム温度は130℃、外気温は30℃であった。続いて、得られたシートを実機型のドラム冷却設備で冷却し、フェザーミルにより粉砕した。上記のドラム乾燥設備からスクレーパーによって剥離されたサンプルのシートが、引き続き冷却設備に搬送されるように、冷却設備を粉末化設備の近傍に設置した。用いた冷却設備は、冷却ドラムを備えており、冷却ドラム面積は5.8m、冷却ドラム回転数は1.5rpm、冷却ドラム温度は22℃、外気温は30℃であった。粉砕後の乾燥物は、700μmメッシュ篩により粗大粒や異物を取り除いた後、必要に応じて250μm又は100μmメッシュ篩を用いることで分級し、粉末分散剤として試験に用いた。前記噴霧乾燥法で製造した粉末分散剤以外の粉末分散剤は、この条件のドラムドライ法で製造した。
(3)粒度分布計による粉末分散剤粒度分布測定
上記の通り製造した水硬性組成物用粉末分散剤組成物を、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-300(株式会社堀場製作所製)を用い、エタノール(95)(富士フイルム和光純薬株式会社製)を分散媒として使用して粒度分布測定を実施し、メジアン径(D50;μm)及び粒径1μm以上250μm以下の粒子の割合(%)を測定、算出した。結果を表2に示した。
Figure 0007120988000002
(4)モルタル試験
(4-1)モルタルの調製
下記のモルタル配合でモルタルを調製した。モルタルは、JISR 5201に規定されるモルタルミキサーを使用して配合成分を混練(60rpm、120秒)して調製した。その際、表2に示す水硬性組成物用粉末分散剤組成物を、表2記載の添加量で、あらかじめセメント中にドライミックスすることにより添加した。
<モルタルの配合>
・セメント:700g(太平洋セメント株式会社製普通ポルトランドセメント、比重3.16)
・細骨材:700g(砂、京都府城陽産、表乾比重2.50g/cm
・水道水:245g
・W/C:35%
(4-2)モルタル流動性の評価
上記で調製した混練直後のモルタルを、JISR 5201に記載のフローコーン(上径70mm×下径100mm×高さ60mm)に充填し、モルタルフローを測定した。結果を表2に示した。
Figure 0007120988000003
*1 表2中、水硬性組成物用粉末分散剤組成物の添加量は、セメント100質量部に対する質量部である(以下同様)。
実施例は比較例に比べて優れた初期流動性(水硬性粉体の分散性)を示した。これは、実施例で用いた本発明品の水硬性組成物用粉末分散剤組成物が、小径化により水への溶解性が向上し、効果的に水硬性粉体を分散させたためであると考察される。
<実施例2及び比較例2>
実施例1と同様に、ただし共重合体として下記共重合体2を用いて表3に示したpHで、噴霧乾燥法により水硬性組成物用粉末分散剤組成物を製造した。結果を表3示す。また、表3の水硬性組成物用粉末分散剤組成物を用いて実施例1と同様にモルタル試験を行った。結果を表4に示す。
・共重合体2:アクリル酸/メタクリル酸/メトキシポリエチレングリコール(45)モノメタクリレート=35モル/35モル/30モル(カッコ内は平均付加モル数、以下同様)、重量平均分子量=40,000(有効固形分40%)
Figure 0007120988000004
Figure 0007120988000005
<実施例3及び比較例3>
実施例1と同様に、ただし共重合体として下記共重合体3を用いて表5に示したpHで、噴霧乾燥法により水硬性組成物用粉末分散剤組成物を製造した。結果を表5示す。また、表5の水硬性組成物用粉末分散剤組成物を用いて実施例1と同様にモルタル試験を行った。結果を表6に示す。
・共重合体3:メタクリル酸/メトキシポリエチレングリコール(25)モノメタクリレート=75モル/25モル、重量平均分子量=50,000(有効固形分40%)
Figure 0007120988000006
Figure 0007120988000007
<実施例4及び比較例4>
実施例1、比較例1で製造した水硬性組成物用粉末分散剤組成物を用いて、下記配合のモルタルについて、実施例1と同様の試験を行った。結果を表7に示す。
モルタルは、JIS R 5201に規定されるモルタルミキサーを使用して配合成分を混練(60rpm、300秒)して調製した。その際、表7に示す水硬性組成物用粉末分散剤組成物を、表7記載の添加量で、あらかじめセメント中にドライミックスすることにより添加した。また、混練の際に混合系の遷移状態を目視で観察し、スラリー状態に遷移したと判断した時点(モルタルがスラリーとして一つの塊となった瞬間)の混練開始からの経過時間を、練上がり時間として記録した。
<モルタルの配合>
・セメント:700g(太平洋セメント株式会社製早強ポルトランドセメント、比重3.16)
・細骨材:700g(砂、京都府城陽産、表乾比重2.50g/cm
・水道水:161g
・W/C:23%
Figure 0007120988000008
実施例は比較例に比べて優れた初期流動性(水硬性粉体の分散性)と混練性(練上がり時間の短縮)を示した。これは、実施例で用いた本発明品の水硬性組成物用粉末分散剤組成物が、小径化により水への溶解性が向上し、比較的低水比においても効果的に水硬性粉体を分散させたためであると考察される。
<実施例5及び比較例5>
実施例4と同様に、ただし共重合体として前記共重合体2を用いてモルタル試験と練上がり時間の測定を行った。結果を表8に示す。
Figure 0007120988000009
<実施例6及び比較例6>
実施例4と同様に、ただし共重合体として前記共重合体3を用いてモルタル試験と練上がり時間の測定を行った。結果を表9に示す。
Figure 0007120988000010

Claims (5)

  1. 下記式(1)で表される構成単位(1)及び下記式(2)で表される構成単位(2)を有する共重合体を含有する水硬性組成物用粉末分散剤組成物であって、
    メジアン径(D50)が1μm以上90μm以下であり、
    粒径1μm以上250μm以下の粒子の割合が96質量%以上100質量%以下であ
    前記共重合体を、組成物中、80質量%以上含有し、
    前記共重合体の全構成単位中、構成単位(1)及び構成単位(2)の合計の割合が、80モル%以上である、
    水硬性組成物用粉末分散剤組成物。
    Figure 0007120988000011

    (式中、R及びRは、同一又は異なって、それぞれ水素原子又はメチル基を示し、R及びR、それぞれ、メチル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示し、pは0以上2以下の数を示し、qは0又は1の数を示し、nは平均付加モル数を示し、5以上150以下の数を示す。)
  2. 前記共重合体における構成単位(1)と構成単位(2)のモル比が、構成単位(1)/構成単位(2)で、1以上10以下である、請求項記載の水硬性組成物用粉末分散剤組成物。
  3. 前記共重合体の重量平均分子量が20,000以上70,000以下である、請求項1又は2記載の水硬性組成物用粉末分散剤組成物。
  4. 前記式(2)中のqが1である、請求項1~の何れか1項記載の水硬性組成物用粉末分散剤組成物。
  5. 水と、水硬性粉体と、請求項1~の何れか1項に記載の水硬性組成物用粉末状分散剤組成物とを配合してなる水硬性組成物。
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