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JP7119695B2 - 磁気センサ - Google Patents

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JP7119695B2 JP2018138237A JP2018138237A JP7119695B2 JP 7119695 B2 JP7119695 B2 JP 7119695B2 JP 2018138237 A JP2018138237 A JP 2018138237A JP 2018138237 A JP2018138237 A JP 2018138237A JP 7119695 B2 JP7119695 B2 JP 7119695B2
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Description

本発明は磁気センサに関し、特に、外乱磁界による検出感度の低下を防止することが可能な磁気センサに関する。
磁気抵抗素子を用いた磁気センサは、電流計や磁気エンコーダなどに広く用いられている。特許文献1に記載されているように、磁気センサには、磁気抵抗素子に磁束を集めるための磁性体ブロックが設けられることがある。例えば、特許文献1に記載された磁気センサは、2つの磁気抵抗素子と別の2つの磁気抵抗素子の間に磁性体ブロックを配置し、これにより2つの磁気抵抗素子と別の2つの磁気抵抗素子に対して互いに逆相の磁界を印加する構造が記載されている。そして、これら4つの磁気抵抗素子によって差動ブリッジ回路を構成し、差動ブリッジ回路から出力される差動信号に基づいて検出対象となる垂直方向の磁界を検出している。
特許第5500785号公報
しかしながら、特許文献1に記載された磁気センサは、地磁気などの外乱磁界が水平方向に印加されると、水平方向の外乱磁界が4つの磁気抵抗素子に対して同相に印加されることから、外乱磁界によって動作基準点がオフセットし、これにより検出対象磁界の検出感度が低下するという問題があった。
この問題を解決するためには、例えば水平方向の外乱磁界を検出するための別の磁気センサを設け、その出力信号に基づいて外乱磁界を打ち消すキャンセル磁界を発生させる方法が考えられるが、この場合には、外乱磁界を検出するための別の磁気センサが必要となるため、装置全体が複雑化してしまう。
したがって、本発明は、外乱磁界を検出するための別の磁気センサを追加することなく、外乱磁界による検出感度の低減を防止することが可能な磁気センサを提供することを目的とする。
本発明による磁気センサは、検出対象磁界が互いに逆相に印加される第1及び第2の磁気抵抗素子と、第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の差を検出する検出回路と、第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の和に基づいて、第1及び第2の磁気抵抗素子に同相のバイアス磁界を与える磁気バイアス回路とを備えることを特徴とする。
地磁気などの外乱磁界が第1及び第2の磁気抵抗素子に対して同相に印加されると、これに応じて第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の和が変化する。本発明は、この点に着目し、第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の和に基づいて、第1及び第2の磁気抵抗素子に同相のバイアス磁界を与えている。これにより、外乱磁界を検出するための別の磁気センサを追加することなく、外乱磁界による検出感度の低減を防止することが可能となる。
本発明において、磁気バイアス回路は、フィードバック電流に基づいてバイアス磁界を発生させる同相コイルと、基準抵抗と、前記抵抗値の和と基準抵抗の抵抗値との差に基づいて、フィードバック電流を生成するアンプ回路とを含むものであっても構わない。これによれば、基準抵抗の抵抗値を適切に設定することによって、外乱磁界に応じた適切なフィードバック電流を発生させることが可能となる。
本発明による磁気センサは、検出対象磁界が互いに逆相に印加される第3及び第4の磁気抵抗素子をさらに備え、第1及び第2の磁気抵抗素子は直列に接続され、第3及び第4の磁気抵抗素子は直列に接続され、検出回路は、第1及び第2の磁気抵抗素子の接続点の電位と、第3及び第4の磁気抵抗素子の接続点の電位との差を検出し、第1及び第4の磁気抵抗素子の接続点と基準抵抗の一端は、いずれも共通の電源に接続され、アンプ回路は、第1及び第4の磁気抵抗素子の接続点の電位と、基準抵抗の一端の電位との差に基づいて、フィードバック電流を生成するものであっても構わない。これによれば、4つの磁気抵抗素子によってフルブリッジ回路が形成されることから、より高い検出感度を得ることが可能となる。
本発明において、磁気バイアス回路は、基準抵抗の一端にリセット電位を与えるスイッチをさらに含むものであっても構わない。これによれば、実測を行う前に第1~第4の磁気抵抗素子をヒステリシスループの所定の初期状態にリセットすることが可能となる。
本発明において、基準抵抗の抵抗値は可変であっても構わない。これによれば、基準抵抗の抵抗値を微調整することが可能となる。この場合、基準抵抗は磁気シールドされた磁気抵抗素子を含むものであっても構わない。これによれば、環境温度による測定値の変化をキャンセルすることが可能となる。
本発明において、磁気バイアス回路は、同相コイルに直列に接続されたダンピング抵抗をさらに含むものであっても構わない。これによれば、磁気バイアス回路の異常発振を防止することが可能となる。
本発明において、磁気バイアス回路は、第1及び第2の磁気抵抗素子に対して同相に印加される外乱磁界をバイアス磁界によってキャンセルするものであっても構わない。これによれば、外乱磁界がほぼゼロである場合と同じ環境で検出対象磁界の検出を行うことが可能となる。
本発明において、磁気バイアス回路は、第1及び第2の磁気抵抗素子に対して同相に印加される磁界を一定に保つものであっても構わない。これによれば、外乱磁界の向き及び強度に関わらず、ほぼ一定の磁気バイアスを印加した状態で検出対象磁界の検出を行うことが可能となる。
本発明による磁気センサは、第1及び第2の磁気抵抗素子が形成され、第1及び第2の磁気抵抗素子の感度軸方向と平行な素子形成面を有するセンサチップと、素子形成面上に配置され、第1の磁気抵抗素子と第2の磁気抵抗素子の間に位置する磁性体ブロックとをさらに備えるものであっても構わない。これによれば、素子形成面に対して垂直方向の磁界が磁性体ブロックによってスプリットされることから、第1及び第2の磁気抵抗素子に対して検出対象磁界を逆相に印加することが可能となる。
このように、本発明によれば、外乱磁界を検出するための別の磁気センサを追加することなく、外乱磁界による検出感度の低減を防止することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による磁気センサ10の主要部の構成を説明するための略斜視図である。 図2は、磁気センサ10の略上面図である。 図3は、図2に示すA-A線に沿った略断面図である。 図4は、磁気バイアス回路30の回路図である。 図5は、検出対象磁界とブリッジ回路Bから出力される信号S1,S2の電位差ΔSとの関係を外乱磁界の強度ごとに示すグラフであり、磁気バイアス回路30を用いない場合の値を示している。 図6は、磁気抵抗素子MR1~MR4のオフセット特性を示すグラフであり、磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加される外乱磁界と検出感度との関係を示している。 図7は、磁気抵抗素子MR1~MR4のオフセット特性を示す別のグラフであり、ブリッジ回路Bの合成抵抗値と検出感度との関係を示している。 図8は、第1の変形例による磁気バイアス回路31の回路図である。 図9は、第2の変形例による磁気バイアス回路32の回路図である。 図10は、第3の変形例による磁気バイアス回路33の回路図である。 図11は、第4の変形例による磁気バイアス回路34の回路図である。 図12は、第5の変形例による磁気バイアス回路35の回路図である。 図13は、第6の変形例による磁気バイアス回路36の回路図である。 図14は、磁界の同相及び逆相の定義を説明するための図である。 図15は、磁界の同相及び逆相の定義を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による磁気センサ10の主要部の構成を説明するための略斜視図である。また、図2は磁気センサ10の略上面図であり、図3は図2に示すA-A線に沿った略断面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態による磁気センサ10は、センサチップ20と、センサチップ20の素子形成面21上に配置された磁性体ブロック22を備えている。センサチップ20の素子形成面21はxy平面を構成し、z方向から見て磁性体ブロック22の一方側には磁気抵抗素子MR1,MR3が形成され、z方向から見て磁性体ブロック22の他方側には磁気抵抗素子MR2,MR4が形成されている。
センサチップ20は略直方体形状を有し、上述の通り、素子形成面21には4つの磁気抵抗素子MR1~MR4が形成されている。磁気抵抗素子MR1~MR4は、磁界の向き及び強度に応じて電気抵抗が変化する素子であれば特に限定されない。本実施形態においては、磁気抵抗素子MR1~MR4の感度方向(固定磁化方向)は、図2及び図3の矢印Pが示す方向(x方向におけるプラス側)に全て揃えられている。
磁性体ブロック22は、フェライトなど透磁率の高い軟磁性材料からなる集磁体である。磁性体ブロック22は、平面視で、つまりz方向から見て、磁気抵抗素子MR1,MR3と磁気抵抗素子MR2,MR4との間に配置されており、z方向を長手方向とする直方体形状を有している。図3に示すように、磁性体ブロック22はz方向の磁束φを集め、これをx方向における両側にスプリットさせる役割を果たす。z方向の磁束φは、本実施形態による磁気センサ10が検出すべき検出対象磁界によるものである。その結果、検出対象磁界は、磁気抵抗素子MR1,MR3と磁気抵抗素子MR2,MR4に対して互いに逆相に印加されることになる。尚、磁性体ブロック22は、接着剤などを用いてセンサチップ20に接着されていても構わないし、センサチップ20とともに図示しない他の実装基板に搭載され、センサチップ20との相対的な位置関係が固定されているものであっても構わない。
磁気抵抗素子MR1~MR4は、後述する検出回路及び磁気バイアス回路に接続される。磁気バイアス回路は、図1及び図2に示す同相コイルCを含んでいる。同相コイルCは、x方向から磁気抵抗素子MR1~MR4を挟み込むように配置されている。このため、同相コイルCに電流が流れると、これによって生じる磁界は、磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加されることになる。同相コイルCは、センサチップ20の外部に設けても構わないし、センサチップ20の素子形成面21上に形成又は搭載しても構わない。図1及び図2に示す例では同相コイルCを2個用いているが、本発明において同相コイルCの数は特に限定されない。また、同相コイルCによって生じる磁界が磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加される限り、同相コイルCの配置についても特に限定されない。例えば、同相コイルCが磁気抵抗素子MR1~MR4を挟み込む位置になくても構わない。
図4は、磁気抵抗素子MR1~MR4に接続される磁気バイアス回路30の回路図である。
図4に示すように、磁気抵抗素子MR1~MR4はブリッジ回路Bを構成する。つまり、磁気抵抗素子MR1,MR2は、接続点N0とグランドGNDとの間に直列に接続され、磁気抵抗素子MR1と磁気抵抗素子MR2の接続点N1から信号S1が出力される。同様に、磁気抵抗素子MR3,MR4は、接続点N0とグランドGNDとの間に直列に接続され、磁気抵抗素子MR3と磁気抵抗素子MR4の接続点N2から信号S2が出力される。信号S1,S2は、検出回路を構成するアンプ回路A1に入力される。接続点N0は、抵抗R1を介して電源VDDに接続されている。
上述の通り、磁気抵抗素子MR1,MR3と磁気抵抗素子MR2,MR4に対しては、検出対象磁界が互いに逆相に印加されることから、例えば、磁気抵抗素子MR1,MR3の抵抗値が磁気抵抗素子MR2,MR4の抵抗値よりも低くなればS1>S2となり、逆に、磁気抵抗素子MR1,MR3の抵抗値が磁気抵抗素子MR2,MR4の抵抗値よりも高くなればS1<S2となる。信号S1,S2の電位差はアンプ回路A1によって増幅され、その結果、検出信号OUTが生成される。検出信号OUTは、検出対象磁界の強さを示す。このようにアンプ回路A1は、信号S1,S2の電位差に基づいて、磁気抵抗素子MR1,MR3の抵抗値と磁気抵抗素子MR2,MR4の抵抗値の差を検出し、その結果に基づいて検出信号OUTを生成する。
本実施形態においては、このようなブリッジ回路Bに磁気バイアス回路30が接続される。磁気バイアス回路30は、信号S0及び基準電位Vrefに基づいてフィードバック電流Iを生成するアンプ回路A2と、基準電位Vrefを生成する抵抗R2,R3と、フィードバック電流Iが供給される同相コイルCからなる。信号S0は、接続点N0の電位であり、そのレベルは、磁気抵抗素子MR1~MR4からなるブリッジ回路Bの合成抵抗値によって決まる。抵抗R2,R3は、電源VDDとグランドGNDとの間に直列に接続されており、両者の接続点N3から基準電位Vrefが取り出される。抵抗R2は、抵抗R1と同じ抵抗値を有している。また、抵抗R3の抵抗値は、ブリッジ回路Bの合成抵抗の目標値に設定されており、これにより抵抗R3は基準抵抗として機能する。
ここで地磁気などの外乱磁界がx方向に生じると、この外乱磁界は磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加されるため、ブリッジ回路Bの合成抵抗値が変化する。これは、外乱磁界による磁気抵抗素子MR1~MR4の抵抗値の変化方向(増減の方向)が同じだからである。このため、外乱磁界が存在すると、外乱磁界がゼロである場合と比べてブリッジ回路Bの合成抵抗値が低下または増大し、その結果、信号S0のレベルが変化する。これに対し、基準電位Vrefのレベルは一定であることから、アンプ回路A2によって生成されるフィードバック電流Iの電流量及び方向は、外乱磁界の向き及び強度に連動したものとなる。
そして、フィードバック電流Iが同相コイルCに流れると、同相コイルCからは外乱磁界を打ち消す方向にバイアス磁界が発生する。同相コイルCによって生じるバイアス磁界は、磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加されるため、外乱磁界がキャンセルされる。これにより、磁気抵抗素子MR1~MR4は、外乱磁界がほぼゼロである場合と同じ環境で検出対象磁界の検出を行うことが可能となる。
図5は、検出対象磁界とブリッジ回路Bから出力される信号S1,S2の電位差ΔSとの関係を外乱磁界の強度ごとに示すグラフであり、磁気バイアス回路30を用いない場合の値を示している。図5において、特性Bは外乱磁界がゼロである場合を示し、特性B~Bは外乱磁界が存在する場合を示している。外乱磁界の強度は、B<B<Bである。
図5に示すように、磁気バイアス回路30を用いない場合、外乱磁界がゼロである場合には、検出対象磁界に応じた電位差ΔSの変化量が大きく(つまり、検出感度が高く)、且つ、電位差ΔSの変化が比較的リニアであるのに対し、外乱磁界が大きくなるほど、検出対象磁界に応じた電位差ΔSの変化量が減少するとともに、リニアリティも低下することが分かる。これは、外乱磁界が磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加されると、動作基準点がオフセットするためである。
しかしながら、本実施形態による磁気センサ10は、磁気バイアス回路30を備えていることから、外乱磁界が存在する場合であっても、同相コイルCによって外乱磁界がキャンセルされる。これにより、磁気抵抗素子MR1~MR4は、外乱磁界がほぼゼロである場合と同じ環境で検出対象磁界の検出を行うことができることから、従来に比べて高い検出感度を確保することが可能となる。しかも、本実施形態による磁気センサ10は、磁気抵抗素子MR1~MR4自体が外乱磁界を検出するための磁気センサとして機能することから、外乱磁界を検出するための専用の磁気センサを別途用いる必要もない。
一方、実際に作製された磁気抵抗素子MR1~MR4は、必ずしも理想的な特性を有しているとは限らず、場合によっては、はじめから特性がオフセットしているケースも存在する。図6は、磁気抵抗素子MR1~MR4のオフセット特性の一例を示すグラフであり、磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加される外乱磁界と検出感度との関係を示している。横軸は、外乱磁界のx方向における強度を示しており、ゼロから+方向に離れるほど+x方向の外乱磁界の強度が強いことを意味し、ゼロから-方向に離れるほど-x方向の外乱磁界の強度が強いことを意味する。検出感度は、検出対象磁界の単位変化量に対する電位差ΔSの変化量によって定義される。図6に示す例では、外乱磁界がゼロである場合よりも、+x方向に所定の外乱磁界Hが存在する環境の方が高い検出感度が得られている。これは、磁気抵抗素子MR1~MR4のオフセットにより生じる現象である。
このようなオフセットが存在している場合には、同相コイルCによって外乱磁界を完全にキャンセルするのではなく、同相コイルCによるバイアス磁界によって、磁気抵抗素子MR1~MR4に一定の磁気バイアスを印加しても構わない。これは、基準抵抗である抵抗R3の抵抗値をオフセットさせることにより実現可能である。具体的には、図7に示すように、図6の横軸をブリッジ回路Bの合成抵抗値に置き換え、抵抗R3の抵抗値を所望の検出感度が得られる合成抵抗値と同じ抵抗値に設定すればよい。図7に示す例では、抵抗R3の抵抗値を外乱磁界がゼロである場合の抵抗値Rではなく、外乱磁界Hが存在する場合の抵抗値Rに設定すれば、最も高い検出感度を得ることができる。
尚、図6の横軸から図7の横軸への換算、つまり、外乱磁界から合成抵抗値への換算は、既知の関係式またはグラフを用いて行っても構わないし、外乱磁界の強度及び向きごとに合成抵抗値を実測することによって行っても構わない。
以上説明したように、本実施形態による磁気センサ10は、磁気抵抗素子MR1~MR4に対して同相に印加される磁界を一定に保つ磁気バイアス回路30を備えていることから、外乱磁界をキャンセルすることができるばかりでなく、所望の検出感度が得られるよう、磁気抵抗素子MR1~MR4に一定の磁気バイアスを印加することも可能である。これにより、外乱磁界を検出するための別の磁気センサを追加することなく、外乱磁界による検出感度の低減を防止することが可能となる。
以下、磁気バイアス回路のいくつかの変形例について説明する。
図8は、第1の変形例による磁気バイアス回路31の回路図である。
図8に示す磁気バイアス回路31は、電気的な極性が反転している点において、図4に示した磁気バイアス回路30と相違している。つまり、ブリッジ回路Bと抵抗R1の接続関係が図4に示した磁気バイアス回路30とは逆であり、且つ、抵抗R2と抵抗R3の接続関係が図4に示した磁気バイアス回路30とは逆である。図8に示す磁気バイアス回路31が例示するように、本発明において磁気バイアス回路の電気的な極性は特に限定されない。
図9は、第2の変形例による磁気バイアス回路32の回路図である。
図9に示す磁気バイアス回路32は、抵抗R3が固定抵抗R31と可変抵抗R32の直列接続によって構成されている点において、図4に示した磁気バイアス回路30と相違している。このような可変抵抗R32を用いれば、抵抗R3の抵抗値の調整を容易に行うことが可能となる。特に、抵抗R3の抵抗値の大部分が固定抵抗R31の抵抗成分からなるよう、固定抵抗R31と可変抵抗R32の抵抗値を配分すれば、より微調整が容易となる。例えば、ブリッジ回路Bのおおよその合成抵抗値Rが既知であれば、固定抵抗R31の抵抗値をRよりもやや低い値に設定することにより、可変抵抗R32を用いて抵抗R3の抵抗値を精度良く調整することが可能となる。
尚、図9に示す例では、抵抗R3を固定抵抗R31と可変抵抗R32の直列接続によって構成しているが、抵抗R3を固定抵抗R31と可変抵抗R32の並列接続によって構成しても構わないし、抵抗R3を可変抵抗R32のみによって構成しても構わない。また、複数の可変抵抗R32を用いても構わない。
さらに、固定抵抗R31として磁気シールドされた磁気抵抗素子を用いても構わない。これによれば、環境温度に応じた磁気抵抗素子MR1~MR4の抵抗値の変化が固定抵抗R31にも反映されるため、温度特性をほぼ一定に保つことが可能となる。但し、固定抵抗R31として用いる磁気抵抗素子は、磁界による抵抗値の変化を防止すべく、磁気シールドされている必要がある。また。可変抵抗R32が磁気シールドされた磁気抵抗素子であっても構わない。
図10は、第3の変形例による磁気バイアス回路33の回路図である。
図10に示す磁気バイアス回路33は、同相コイルCに対してダンピング抵抗R4が直列に接続されている点において、図4に示した磁気バイアス回路30と相違している。このようなダンピング抵抗R4を同相コイルCに対して直列に接続すれば、同相コイルCに流れるフィードバック電流Iの異常発振を防止することが可能となる。
図11は、第4の変形例による磁気バイアス回路34の回路図である。
図11に示す第4の変形例による磁気バイアス回路34は、抵抗R3に対してスイッチSWが並列に接続されている点において、図4に示した磁気バイアス回路30と相違している。このようなスイッチSWを設ければ、スイッチSWを一時的にオンさせることにより、基準電位Vrefを一時的にリセット電位であるグランドGNDに固定することができる。基準電位VrefがグランドGNDに固定されると、ブリッジ回路Bの合成抵抗値が最小となるよう、同相コイルCに大きなフィードバック電流Iが流れることから、このような操作を実測前に行うことにより、第1~第4の磁気抵抗素子MR1~MR4をヒステリシスループの所定の初期状態にリセットすることが可能となる。
図12は、第5の変形例による磁気バイアス回路35の回路図である。
図12に示す第5の変形例による磁気バイアス回路35は、抵抗R2に対してスイッチSWが並列に接続されている点において、図4に示した磁気バイアス回路30と相違している。このようなスイッチSWを設ければ、スイッチSWを一時的にオンさせることにより、基準電位Vrefを一時的にリセット電位である電源VDDに固定することができる。基準電位Vrefが電源VDDに固定されると、ブリッジ回路Bの合成抵抗値が最大となるよう、同相コイルCに大きなフィードバック電流Iが流れることから、このような操作を実測前に行うことにより、第1~第4の磁気抵抗素子MR1~MR4をヒステリシスループの所定の初期状態にリセットすることが可能となる。
図13は、第6の変形例による磁気バイアス回路36の回路図である。
図13に示す第6の変形例による磁気バイアス回路36は、可変抵抗R32に対してスイッチSWが並列に接続されている点において、図9に示した磁気バイアス回路32と相違している。このようなスイッチSWを設ければ、スイッチSWを一時的にオンさせることにより、基準電位Vrefを通常動作時よりも大幅に低いリセット電位に固定することができる。基準電位Vrefが通常動作時よりも大幅に低いリセット電位に固定されると、ブリッジ回路Bの合成抵抗値が十分に小さくなるよう、同相コイルCに大きなフィードバック電流Iが流れることから、このような操作を実測前に行うことにより、第1~第4の磁気抵抗素子MR1~MR4をヒステリシスループの所定の初期状態にリセットすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、4つの磁気抵抗素子MR1~MR4を用いてブリッジ回路Bを構成しているが、本発明において使用する磁気抵抗素子の数がこれに限定されるものではない。したがって、2個の磁気抵抗素子(例えば、磁気抵抗素子MR1とMR2)を用い、これらをハーフブリッジ接続することによってブリッジ回路Bを構成しても構わない。
また、磁界が「同相」であるか「逆相」であるかは、磁気抵抗素子の感度方向(固定磁化方向)との関係において定義され、単に磁界の向きだけによって決まるものではない。例えば、図14に示すように、磁気抵抗素子MR1,MR2の固定磁化方向(矢印Pが示す方向)が互いに同じであれば、(a)又は(b)に示すように、磁気抵抗素子MR1,MR2に対して磁界が互いに同じ向きであれば「同相」であり、磁気抵抗素子MR1,MR2に対して磁界が互いに逆向きであれば「逆相」となる。これに対し、図15に示すように、磁気抵抗素子MR1,MR2の固定磁化方向(矢印Pが示す方向)が互いに逆であれば、(a)又は(b)に示すように、磁気抵抗素子MR1,MR2に対して磁界が互いに逆向きであれば「同相」であり、磁気抵抗素子MR1,MR2に対して磁界が互いに同じ向きであれば「逆相」となる。
10 磁気センサ
20 センサチップ
21 素子形成面
22 磁性体ブロック
30~36 磁気バイアス回路
A1,A2 アンプ回路
B ブリッジ回路
C 同相コイル
I フィードバック電流
MR1~MR4 磁気抵抗素子
N0~N3 接続点
R1~R3 抵抗
R31 固定抵抗
R32 可変抵抗
R4 ダンピング抵抗
SW スイッチ
φ 磁束

Claims (10)

  1. 検出対象磁界が互いに逆相に印加される第1及び第2の磁気抵抗素子と、
    前記第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の差を検出する検出回路と、
    前記第1及び第2の磁気抵抗素子の抵抗値の和に基づいて、前記第1及び第2の磁気抵抗素子に同相のバイアス磁界を与える磁気バイアス回路と、を備えることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記磁気バイアス回路は、フィードバック電流に基づいて前記バイアス磁界を発生させる同相コイルと、基準抵抗と、前記抵抗値の和と前記基準抵抗の抵抗値との差に基づいて、前記フィードバック電流を生成するアンプ回路とを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記検出対象磁界が互いに逆相に印加される第3及び第4の磁気抵抗素子をさらに備え、
    前記第1及び第2の磁気抵抗素子は直列に接続され、
    前記第3及び第4の磁気抵抗素子は直列に接続され、
    前記検出回路は、前記第1及び第2の磁気抵抗素子の接続点の電位と、前記第3及び第4の磁気抵抗素子の接続点の電位との差を検出し、
    前記第1及び第4の磁気抵抗素子の接続点と前記基準抵抗の一端は、いずれも共通の電源に接続され、
    前記アンプ回路は、前記第1及び第4の磁気抵抗素子の接続点の電位と、前記基準抵抗の前記一端の電位との差に基づいて、前記フィードバック電流を生成することを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記磁気バイアス回路は、前記基準抵抗の前記一端にリセット電位を与えるスイッチをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の磁気センサ。
  5. 前記基準抵抗の抵抗値が可変であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  6. 前記基準抵抗が磁気シールドされた磁気抵抗素子を含むことを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ。
  7. 前記磁気バイアス回路は、前記同相コイルに直列に接続されたダンピング抵抗をさらに含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  8. 前記磁気バイアス回路は、前記第1及び第2の磁気抵抗素子に対して同相に印加される外乱磁界を前記バイアス磁界によってキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  9. 前記磁気バイアス回路は、前記第1及び第2の磁気抵抗素子に対して同相に印加される磁界を一定に保つことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  10. 前記第1及び第2の磁気抵抗素子が形成され、前記第1及び第2の磁気抵抗素子の感度軸方向と平行な素子形成面を有するセンサチップと、
    前記素子形成面上に配置され、前記第1の磁気抵抗素子と前記第2の磁気抵抗素子の間に位置する磁性体ブロックと、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の磁気センサ。
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