以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。なお、複数の構成要素について特に区別を要さない場合、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみが付され、添え字は付さない。
<1>第1実施形態
第1実施形態に係る半導体装置について説明する。
<1-1> 構成
まず、第1実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
<1-1-1> メモリシステムの全体構成
第1実施形態に係るメモリシステムの構成例について、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。メモリシステム1は、例えば、外部の図示しない基板システム上に設けられる。メモリシステム1は、当該基板システムから供給される電源電圧及び接地電圧GNDによって動作し、外部の図示しないホスト機器と通信する。メモリシステム1は、ホスト機器(図示せず)からのデータを保持し、また、データをホスト機器に読み出す。
図1に示すように、メモリシステム1は、コントローラ2及び半導体記憶装置(半導体装置、またはNAND型フラッシュメモリ)3を備えている。コントローラ2は、ホスト機器から命令を受取り、受け取られた命令に基づいて半導体記憶装置3を制御する。具体的には、コントローラ2は、ホスト機器から書込みを指示されたデータを半導体記憶装置3に書込み、ホスト機器から読出しを指示されたデータを半導体記憶装置3から読み出してホスト機器に送信する。コントローラ2は、NANDバスによって半導体記憶装置3に接続される。半導体記憶装置3は、複数のメモリセルを備え、データを不揮発に記憶する。
NANDバスは、NANDインタフェースに従った信号/CE、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、/WP、/RB、DQS、/DQS、及びI/O<7:0>の送受信を行う。信号/CEは、半導体記憶装置3をイネーブルにするための信号である。信号CLE及びALEは、信号CLE及びALEと並行して半導体記憶装置3に流れる信号I/O<7:0>がそれぞれコマンドCMD及びアドレスADDであることを半導体記憶装置3に通知する。信号/WEは、信号/WEと並行して半導体記憶装置3に流れる信号I/O<7:0>を半導体記憶装置3に取り込むことを指示する。信号/RE及びREは、半導体記憶装置3に信号I/O<7:0>を出力することを指示する。信号/WPは、データ書込み及び消去の禁止を半導体記憶装置3に指示する。信号/RBは、半導体記憶装置3がレディ状態(外部からの命令を受け付ける状態)であるか、ビジー状態(外部からの命令を受け付けない状態)であるかを示す。信号I/O<7:0>は、例えば8ビットの信号である。信号DQS、/DQSは、半導体記憶装置3の信号I/O<7:0>の入出力のタイミングの指標となる基準信号である。信号I/O<7:0>は、半導体記憶装置3とコントローラ2との間で送受信されるデータの実体であり、コマンドCMD、アドレスADD、データDAT、並びにステータスSTSを含む。データDATは、書込みデータ及び読出しデータを含む。
<1-1-2> コントローラの構成
第1実施形態に係るメモリシステムのコントローラについて説明する。図1に示すように、コントローラ2は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)5、内蔵メモリ(RAM:Random Access Memory)6、NANDインタフェース回路7、バッファメモリ8、及びホストインタフェース回路9を備えている。
プロセッサ5は、コントローラ2全体の動作を制御する。プロセッサ5は、例えば、ホスト機器から受信したデータの書込み命令に応答して、NANDインタフェースに基づく書込み命令を半導体記憶装置3に対して発行する。この動作は、読出し及び消去の場合についても同様である。
内蔵メモリ6は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)等の半導体メモリであり、プロセッサ5の作業領域として使用される。内蔵メモリ6は、半導体記憶装置3を管理するためのファームウェア、及び各種の管理テーブル等を保持する。
NANDインタフェース回路7は、NANDバスを介して半導体記憶装置3と接続され、半導体記憶装置3との通信を司る。NANDインタフェース回路7は、プロセッサ5の指示により、コマンドCMD、アドレスADD、及び書込みデータを半導体記憶装置3に送信する。また、NANDインタフェース回路7は、半導体記憶装置3から読出しデータを受信する。
バッファメモリ8は、コントローラ2が半導体記憶装置3及びホスト機器から受信したデータ等を一時的に保持する。
ホストインタフェース回路9は、ホスト機器と接続され、ホスト機器との通信を司る。ホストインタフェース回路9は、例えば、ホスト機器から受信した命令及びデータを、それぞれプロセッサ5及びバッファメモリ8に転送する。
<1-1-3> 半導体装置の構成
次に、第1実施形態に係る半導体装置の構成例について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る半導体装置の構成の一例を示すブロック図である。
半導体記憶装置3は、例えば、基板システムから供給される電源電圧及び接地電圧GNDによって動作するインタフェースチップ10及びコアチップ群11を備えている。コアチップ群11は、例えば、複数のコアチップCC(本実施形態ではCC0、CC1、CC2、及びCC3の4つ)を備えている。コアチップCCの数は、4つに限らず、任意の数が適用可能である。ここで、「コアチップCC」とは、インタフェースチップ10と合わせて1つのNANDフラッシュメモリとして機能し得る半導体集積回路(チップ)の構成単位である。
インタフェースチップ10は、コントローラ2とコアチップ群11との間において、信号/CE、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、/WP、/RB、DQS、/DQS、及びI/O<7:0>をインタフェースする機能を有する。インタフェースチップ10は、例えば、信号DQS及び/DQSと共に、信号I/O<7:0>内のコマンドCMD、アドレスADDをコアチップ群11に転送する。また、例えば、インタフェースチップ10は、DQS及び/DQSと共に、信号I/O<7:0>内の書込みデータ及び読出しデータをコアチップ群11と送受信する。
各コアチップCCは、メモリセルアレイ12、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、コア駆動回路17、ロウデコーダ18、及びセンスアンプ19を備えている。以下の説明では、メモリセルアレイ12、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、コア駆動回路17、ロウデコーダ18、及びセンスアンプ19を含む、各コアチップ内に設けられた各種回路を総称して、「内部回路」と言う。
メモリセルアレイ12は、複数のプレーン(ここでは例えばプレーン0、プレーン1、プレーン2、及びプレーン3の4つ)を備えている。プレーンは、ワード線及びビット線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセルトランジスタ(図示せず)を含む。各プレーンには、例えば、1つの書込み動作又は読出し動作において、同時に書込み動作及び読出し動作を実行することができる。なお、メモリセルアレイ12内のプレーン数は、4つに限らず、例えば、1、2、8等の数が適用可能である。
データ転送回路13は、コマンドCMD、アドレスADDを周辺制御回路15に転送する。また、データ転送回路13は、書込みデータ及び読出しデータをセンスアンプ19と送受信する。
チップ制御ロジック回路14は、インタフェースチップ10を介し、信号/CE、CLE、ALE、/WE、/RE、RE、及び/WPに相当する信号を受信する。また、チップ制御ロジック回路14は、インタフェースチップ10を介し、信号/RBをコントローラ2に転送してコアチップの状態を外部に通知する。
周辺制御回路15は、コマンドCMDを受け取り、受け取ったコマンドCMDに基づくシーケンスに従ってコアチップの全体を制御する。
電源回路16は、周辺制御回路15からの指示に基づき、データの書込み、読出し、及び消去等の動作に必要な電圧を生成する。電源回路16は、生成した電圧をロウデコーダ18及びセンスアンプ19に供給する。
ロウデコーダ18は、周辺制御回路15からアドレスADD中のロウアドレスを受取り、当該ロウアドレスに基づいて各プレーンの部分を選択する。そして、選択された各プレーンの部分には、ロウデコーダ18を介して電源回路16からの電圧が転送される。
センスアンプ19は、データの読出し時には、メモリセルトランジスタからビット線に読み出された読出しデータをセンスし、センスした読出しデータをデータ転送回路13に転送する。センスアンプ19は、データの書込み時には、ビット線を介して書込まれる書込みデータをメモリセルトランジスタに転送する。また、センスアンプ19は、周辺制御回路15からアドレスADD中のカラムアドレスを受取り、当該カラムアドレスに基づくカラムのデータを出力する。
なお、図2の例では、インタフェースチップ10及びコアチップ群11が、異なるチップとして設けられる構成について示したが、これに限られない。例えば、コアチップ群11は、インタフェースチップ10と同様の機能を有する回路を含んでいてもよい。係る場合、コアチップ群11は、インタフェースチップ10を介さずにコントローラ2と各種信号の通信を行ってもよい。
<1-1-4> コアチップ群
次に、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップ群について説明する。
<1-1-4-1>コアチップの信号経路
コアチップ群は、各コアチップ内の信号経路を介して電気的に接続される。
そこで、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路について、図3を用いて説明する。図3は、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路を説明するための回路図である。
図3に示すように、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップには、3種類の信号経路(SL1~SL3)が設けられる。
信号経路SL1は、端子Ta1と、Tb1と、端子Ta1及びTb1を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層(配線、メタル配線層、メタル配線、メタル層、メタルとも記載する)と、を備えている。この信号経路SL1は、電源電圧及び接地電圧GNDの供給に用いられる。
信号経路SL2は、端子Ta2と、Tb2と、コアチップCCの内部で端子Ta2及びTb2を接続する配線層と、端子Ta2及びTb2の間の配線層上に設けられ、端子Ta2に接続された入力端、及び端子Tb2に接続された出力端を備えるインバータ(ロジック素子またはロジック素子層)INVAを備えている。
信号経路SL3は、端子Ta3と、Tb3と、コアチップCCの内部で端子Ta3及びTb3を接続する配線層と、端子Ta3及びTb3の間の配線層上に設けられ、端子Ta3に接続された出力端、及び端子Tb2に接続された入力端を備えるインバータ(ロジック素子またはロジック素子層)INVBを備えている。
<1-1-4-2> コアチップ群の構成
第1実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の構成例について、図4を用いて説明する。図4は、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、コアチップ群11のコアチップCC(CC0、CC1、…)の各々は、複数のサブチップSCを含む。例えば、コアチップCCは、サブチップSC0及びSC1を含む。なお、コアチップCCの数は、任意の自然数が適用可能である。
ここで、「サブチップSC」とは、1つの半導体基板上に設けられた半導体集積回路であって、コアチップCCの機能の部分を構成する半導体集積回路である。
<1-1-4-3> サブチップの構成
次に、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップの構成について説明する。
サブチップの回路構成は、例えば、半導体基板と、当該半導体基板上の素子層と、に設けられた半導体集積回路を含む。半導体集積回路は、例えば、内部回路の配置(「レイアウトパターン」とも言う。)と、当該内部回路間を接続する配線層の配置(「配線パターン」とも言う。)と、によって具体的に設計される。より具体的には、例えば、レイアウトパターンは、コアチップ内におけるメモリセルアレイ12、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、コア駆動回路17、ロウデコーダ18、センスアンプ19、信号経路の半導体基板上における配置を決定する。また、例えば、配線パターンは、レイアウトパターンによって配置された内部回路の入出力関係を決定する。レイアウトパターン及び配線パターンを含むサブチップSCの設計全体の情報は、「チップデザイン」とも言う。なお、以下の説明では、レイアウトパターン及び配線パターンは、例えば、ダイシング工程においてウェハから切出されたチップにおける、1つの半導体基板上に相当する範囲が1つのパターンの単位であるものとして説明する。
なお、以下の説明では、半導体基板のうち、内部回路が設けられた面を「上面」と定義し、上面の反対の面を「下面」と定義する。一方、半導体基板上の内部回路を構成する各層のうち、半導体基板側の面を「下面」と定義し、下面の反対の面を「上面」と定義する。そして、サブチップのうち、半導体基板側の面を「下面」と定義し、内部回路側の面を「上面」と定義する。また、半導体基板の上面及び下面と平行な面をxy平面とし、xy平面に垂直な方向をz軸方向とする。なお、x軸方向とy軸方向とは、xy平面内において互いに直交するものとする。
<1-1-4-3-1> サブチップSC0のレイアウト
まず、コアチップを構成する2つのサブチップのうち、サブチップSC0のレイアウトについて説明する。図5は、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップのレイアウトパターンを説明するための上面図である。
図5に示すように、サブチップSC0のレイアウトパターンは、コアチップCCのレイアウトパターンの一部であり、xy平面上において、x軸方向に沿った2辺と、y軸方向に沿った2辺とを有する矩形状の領域に設けられる。
プレーン0、プレーン1はそれぞれ、当該矩形状の領域の2隅(図5における左上隅、及び左下隅)に設けられる。ロウデコーダ18及びセンスアンプ19は、プレーン0、プレーン1に対応する部分に分割して配置される。以下の説明では、プレーン0、プレーン1にそれぞれ対応するロウデコーダ18の部分及びセンスアンプ19の部分はそれぞれ、ロウデコーダ18-0、18-1、及びセンスアンプ19-0、19-1と表記する。ロウデコーダ18-0、18-1のy軸方向に沿った辺の一方はそれぞれ、例えば、プレーン0、プレーン1のy軸方向に沿った辺に接する。ロウデコーダ18-0及び18-1のy軸方向に沿った辺の他方はそれぞれ、センスアンプ19-0、19-1はそれぞれ、例えば、プレーン0、プレーン1のx軸方向に沿った辺に接する。
センスアンプ19-0、19-1にy軸方向に挟まれる領域に、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、及びコア駆動回路17が配置される。なお、以下の説明では、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、及びコア駆動回路17は、メモリセルアレイ12、ロウデコーダ18、及びセンスアンプ19に対する「周辺回路」と表記する。
コア駆動回路17は、プレーン0に対応する部分と、プレーン1に対応する部分と、に分割して配置される。以下の説明では、プレーン0に対応するコア駆動回路17の部分と、プレーン1に対応するコア駆動回路17の部分とはそれぞれ、コア駆動回路17UL及び17DLと言う。コア駆動回路17UL及び17DLは、例えば、データ転送回路13のx軸方向に沿う辺に接する。
サブチップSC0に対応するデータ転送回路13は、データ転送回路13Lと表記する。データ転送回路13Lは、コア駆動回路17UL及び17DLにy軸方向に挟まれる領域に設けられる。
サブチップSC0に対応する周辺制御回路15は、周辺制御回路15Lと表記する。周辺制御回路15Lは、データ転送回路13L及びコア駆動回路17UL及び17DLに隣り合う領域に設けられる。
サブチップSC0に対応するチップ制御ロジック回路14は、チップ制御ロジック回路14Lと表記する。チップ制御ロジック回路14Lは、周辺制御回路15Lに隣り合う領域に設けられる。
サブチップSC0に対応する電源回路16は、電源回路16Lと表記する。電源回路16Lは、チップ制御ロジック回路14Lに隣り合う領域に設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC0のレイアウトパターンは、例えば、図5に示されたシンボルPb1に対応付けられる。このシンボルは、レイアウトパターン等の向きを示す場合に用いられる。例えば、左右180度回転させたレイアウトパターンを図示する場合は、シンボルも左右180度回転させて図示される。
<1-1-4-3-2> サブチップSC0の断面
図6を用いて、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図6は、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図6では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図6に示すように、半導体基板20の上面には、素子層21が設けられる。なお、図6では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図6では、複数の信号経路22(22-1、22-2、22-3、22-4、及び22-5)を示している。
半導体基板20及び素子層21には、TSV(Through silicon via)として機能する複数のビア23(23-1、23-2、23-3、23-4、及び23-5)が設けられる。半導体基板20の下面のうちビア23-1~23-5が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta1~Ta3として機能する複数のバンプ(端子、またはチップボトムとも記載する)24(24-1、24-2、24-3、24-4、及び24-5)が設けられる。素子層21の上面には、複数のパッド(端子、最上配線、最上配線層、最上メタル配線層、最上メタル配線、最上メタル層、最上メタル、等とも記載する)25(25-1、25-2、25-3、25-4、25-5、25-6、25-7、及び25-8)が設けられる。パッド25の上面は、素子層21の上面に露出する。素子層21内には、インバータINVAとして機能するロジック素子層(ロジック素子)26、及びインバータINVBとして機能するロジック素子層27、並びに配線層28~31が設けられる。
なお、サブチップの下面に設けられたバンプと、サブチップの上面に設けられ、他のサブチップと接合(接着)されるパッドと、はパッドよりも下層の配線層を介さず、ビアにより接続される。「接合(接着)」とは、直接接続させることを意味する。
また、基本的に、ビアにより、サブチップの下面と上面の配線層に接続されるので、サブチップの下面に設けられたバンプと、サブチップの上面に設けられたパッドより下層の配線層と、は直接接続されない。
信号経路22-1は、バンプ24-1(Ta2)と、バンプ24-1に接続されるビア23-1と、ビア23-1に接続されるパッド25-1と、を備えている。パッド25-1において、ビア23-1に接続される領域に対向し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド25-1において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、マイクロバンプ(端子)などを介してチップのパッドを、他のチップのパッドに接続することを「直接接続する」と記載する。また、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
信号経路22-2は、バンプ24-2(Ta2)と、バンプ24-2に接続されるビア23-2と、ビア23-2に接続されるパッド25-2と、ロジック素子層26と、パッド25-2及びロジック素子層26の入力端を接続する配線層28と、パッド25-3と、パッド25-3及びロジック素子層26の出力端を接続する配線層29と、を備えている。パッド25-2は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド25-2は、他チップ接続領域を有さない。パッド25-3は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有している。
信号経路22-3は、バンプ24-3(Ta1)と、バンプ24-3に接続されるビア23-3と、ビア23-3に接続されるパッド25-4と、を備えている。パッド25-4は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路22-4は、バンプ24-4(Ta3)と、バンプ24-4に接続されるビア23-4と、ビア23-4に接続されるパッド25-7と、パッド25-6と、ロジック素子層27と、パッド25-7及びロジック素子層27の出力端を接続し、且つパッド25-5及びロジック素子層27の出力端を接続する配線層30と、パッド25-6と及びロジック素子層27の入力端を接続する配線層31と、を備えている。パッド25-5、25-6は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有している。パッド25-7は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド25-7は、他チップ接続領域を有さない。また、パッド25-5は、信号を内部回路に流すためのパッドである。
信号経路22-5は、バンプ24-5(Ta3)と、バンプ24-5に接続されるビア23-5と、ビア23-5に接続されるパッド25-8と、を備えている。パッド25-8において、ビア23-5に接続される領域に対向し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域(他チップ接続領域)となる。また、パッド25-8において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域となる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図6に示されたシンボルP1に対応付けられる。このシンボルは、配線パターン等の向きを示す場合に用いられる。例えば、配線パターンを上下逆さに図示する場合は、シンボルも上下逆さにして図示される。
なお、ここでは図示していないが、各パッド25または配線層28~31は内部回路に接続されても良い。
<1-1-4-3-3> サブチップSC1のレイアウト
次に、図7を用いて、コアチップを構成する2つのサブチップのうち、サブチップSC1のレイアウトについて説明する。図7は、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップのレイアウトパターンを説明するための上面図である。
図7に示すように、サブチップSC1のレイアウトパターンは、コアチップCCのレイアウトパターンの一部であり、xy平面上において、x軸方向に沿った2辺と、y軸方向に沿った2辺とを有する矩形状の領域に設けられる。
プレーン2、プレーン3はそれぞれ、当該矩形状の領域の2隅(図7における右上隅、及び右下隅)に設けられる。ロウデコーダ18及びセンスアンプ19は、プレーン2、プレーン3に対応する部分に分割して配置される。以下の説明では、プレーン2、プレーン3にそれぞれ対応するロウデコーダ18の部分及びセンスアンプ19の部分はそれぞれ、ロウデコーダ18-2、18-3、及びセンスアンプ19-2、19-3と表記する。ロウデコーダ18-2、18-3のy軸方向に沿った辺の一方はそれぞれ、例えば、プレーン2、プレーン3のy軸方向に沿った辺に接する。ロウデコーダ18-2及び18-3のy軸方向に沿った辺の他方はそれぞれ、センスアンプ19-2、19-3はそれぞれ、例えば、プレーン2、プレーン3のx軸方向に沿った辺に接する。
センスアンプ19-2、19-3にy軸方向に挟まれる領域に、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、及びコア駆動回路17が配置される。なお、以下の説明では、データ転送回路13、チップ制御ロジック回路14、周辺制御回路15、電源回路16、及びコア駆動回路17は、メモリセルアレイ12、ロウデコーダ18、及びセンスアンプ19に対する「周辺回路」と表記する。
コア駆動回路17は、プレーン2に対応する部分と、プレーン3に対応する部分と、に分割して配置される。以下の説明では、プレーン2に対応するコア駆動回路17の部分と、プレーン3に対応するコア駆動回路17の部分とはそれぞれ、コア駆動回路17UR及び17DRと言う。コア駆動回路17UR及び17DRは、例えば、データ転送回路13のx軸方向に沿う辺に接する。
サブチップSC1に対応するデータ転送回路13は、データ転送回路13Rと表記する。データ転送回路13Rは、コア駆動回路17UR及び17DRにy軸方向に挟まれる領域に設けられる。
サブチップSC1に対応する周辺制御回路15は、周辺制御回路15Rと表記する。周辺制御回路15Rは、データ転送回路13R及びコア駆動回路17UR及び17DRに隣り合う領域に設けられる。
サブチップSC1に対応するチップ制御ロジック回路14は、チップ制御ロジック回路14Rと表記する。チップ制御ロジック回路14Rは、周辺制御回路15Rに隣り合う領域に設けられる。
サブチップSC1に対応する電源回路16は、電源回路16Rと表記する。電源回路16Rは、チップ制御ロジック回路14Rに隣り合う領域に設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC1のレイアウトパターンは、例えば、図7に示されたシンボルPb2に対応付けられる。
なお、サブチップSC1のレイアウトパターンは、サブチップSC0のレイアウトパターンを左右180度回転させたパターンとなっている。つまり、サブチップSC0のレイアウトパターンと、サブチップSC1のレイアウトパターンと、は、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。これは、後述するように、サブチップSC0の上面と、サブチップSC1の上面とを貼り合わせるためである。
<1-1-4-3-4> サブチップSC1の断面
図8を用いて、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図8は、第1実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図8では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図8に示すように、半導体基板20の上面には、素子層21が設けられる。なお、図8では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図8では、複数の信号経路22(22-6、22-7、22-8、22-9、及び22-10)を示している。
半導体基板20及び素子層21には、TSVとして機能する複数のビア23(23-6、23-7、23-8、23-9、及び23-10)が設けられる。半導体基板20の下面のうちビア23-6~23-10が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb1~Tb3として機能する複数のバンプ24(24-6、24-7、24-8、24-9、及び24-10)が設けられる。素子層21の上面には、複数のパッド25(25-9、25-10、25-11、25-12、25-13、25-14、25-15、及び25-16)が設けられる。パッド25の上面は、素子層21の上面に露出する。素子層21内には、インバータINVBとして機能するロジック素子層32及びインバータINVAとして機能するロジック素子層33、並びに配線層34~37が設けられる。
信号経路22-6は、バンプ24-6(Tb3)と、バンプ24-6に接続されるビア23-6と、ビア23-6に接続されるパッド25-9と、ロジック素子層32と、パッド25-9及びロジック素子層32の入力端を接続する配線層34と、パッド25-10と、パッド25-10及びロジック素子層32の出力端を接続する配線層35と、を備えている。パッド25-9は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド25-9は、他チップ接続領域を有さない。パッド25-10は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
信号経路22-7は、バンプ24-7(Tb3)と、バンプ24-7に接続されるビア23-7と、ビア23-7に接続されるパッド25-11と、パッド25-12と、を備えている。パッド25-11において、ビア23-7に接続される領域に対向し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド25-11において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。パッド25-12は、他チップと直接接続される。また、パッド25-12は、信号を内部回路に流すためのパッドである。
信号経路22-8は、バンプ24-8(Tb1)と、バンプ24-8に接続されるビア23-8と、ビア23-8に接続されるパッド25-13と、を備えている。パッド25-13は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路22-9は、バンプ24-9(Tb2)と、バンプ24-9に接続されるビア23-9と、ビア23-9に接続されるパッド25-14と、を備えている。パッド25-14において、ビア23-9に接続される領域に対向し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド25-14において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層21の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路22-10は、バンプ24-10(Tb2)と、バンプ24-10に接続されるビア23-10と、ビア23-10に接続されるパッド25-15と、ロジック素子層33と、パッド25-15及びロジック素子層33の出力端を接続する配線層36と、パッド25-16と、パッド25-16及びロジック素子層33の入力端を接続する配線層37と、を備えている。パッド25-15は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド25-15は、他チップ接続領域を有さない。パッド25-16は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
サブチップSC0のビアと、サブチップSC1のビアと、は、互いの下面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図8に示されたシンボルP2に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド25または配線層34~37は内部回路に接続されても良い。
<1-1-4-4> 積層構造
次に、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、サブチップSC0と、サブチップSC1とを積層する場合におけるサブチップSC0のxy平面と、サブチップSC1のxy平面と、を示した図である。後述するように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、上面同士を重ね合わせることで積層される。そのため、図9では、図7で示したサブチップSC1のレイアウトパターンを左右180度回転させた状態で示す。図10は、第1実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図10は、図6及び図8において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。積層とは、z軸方向に積み重ねることを意味する。
図9に示すように、サブチップSC0と、サブチップSC1と、は、各構成が重なるように積層される。具体的には、z軸方向においてデータ転送回路13Lの上方にはデータ転送回路13Rが位置する。また、z軸方向においてコア駆動回路17ULの上方にはコア駆動回路17URが位置する。また、z軸方向においてコア駆動回路17DLの上方にはコア駆動回路17DRが位置する。また、z軸方向において周辺制御回路15Lの上方には周辺制御回路15Rが位置する。また、z軸方向においてチップ制御ロジック回路14Lの上方にはチップ制御ロジック回路14Rが位置する。また、z軸方向において電源回路16Lの上方には電源回路16Rが位置する。
更に具体的には、図10に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド25の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド25の位置と整合する。詳細については以下に説明する。
また、サブチップSC0の下面は、サブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のバンプ24の位置と、サブチップSC1のバンプ24の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のバンプ24-1~24-5の位置はそれぞれ、サブチップSC1のバンプ24-10~24-6の位置と整合する。
以上のように構成されることにより、サブチップSC0の信号経路22-1及びサブチップSC1の信号経路22-10が、パッド25-1とパッド25-16との間に設けられたマイクロバンプMB1-1により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。
ここで、ビア23-1及び23-10の位置は向かい合っている。しかし、ビア23-1に直接接続されるパッド25-1、及びビア23-10に直接接続されるパッド25-15の間には絶縁体(不図示)が設けられ、パッド25-1及び25-15は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、一方のサブチップSC1のパッド25-15は、サブチップSC1内の他の配線層36、37を介し、サブチップSC1の上面に設けられた他のパッド25-16に接続される。そして、一方のサブチップSC1の他のパッド25-16は、マイクロバンプMB1-1を介して他方のサブチップSC0のパッド25-1に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドは、電気的に接続される。また、一方のサブチップSC1のパッド25-15と、他のパッド25-16と、の間にはロジック素子層33が設けられても良い。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドの間に、電気的にロジック素子層を挿入できる。
このように、サブチップSC0の信号経路22-1及びサブチップSC1の信号経路22-10において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路22-1及びサブチップSC1の信号経路22-10からなる信号経路SL2において、サブチップSC1にロジック素子層が設けられている。
また、サブチップSC0の信号経路22-2及びサブチップSC1の信号経路22-9が、パッド25-3とパッド25-14との間に設けられたマイクロバンプMB1-2により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。
ここで、ビア23-2及び23-9のXY平面における位置は一致している。しかし、ビア23-2に直接接続されるパッド25-2、及びビア23-9に直接接続されるパッド25-14の間には絶縁体が設けられ、パッド25-2及び25-14は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、一方のサブチップSC0のパッド25-2は、サブチップSC0内の他の配線層28、29を介し、サブチップSC0の上面に設けられた他のパッド25-3に接続される。そして、一方のサブチップSC0の他のパッド25-3は、マイクロバンプMB1-2を介して他方のサブチップSC1のパッド25-14に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドは、電気的に接続される。また、一方のサブチップSC0のパッド25-2と、他のパッド25-3と、の間にはロジック素子層26が設けられても良い。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドの間に、電気的にロジック素子層を挿入できる。
このように、サブチップSC0の信号経路22-2及びサブチップSC1の信号経路22-9において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路22-2及びサブチップSC1の信号経路22-9からなる信号経路SL2において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
以上のように、2つのサブチップからなる信号経路SL2において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
更にサブチップSC0の信号経路22-3及びサブチップSC1の信号経路22-8が、パッド25-4とパッド25-13との間に設けられたマイクロバンプMB1-3により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL1となる。この信号経路SL1は、パッドよりも下層の配線層を介すことなく、パッドとバンプとがビアによって直接接続されている。この信号経路SL1は、例えば電源電圧及び接地電圧GNDに関する信号経路である。
また、サブチップSC0の信号経路22-4及びサブチップSC1の信号経路22-7が、パッド25-5とパッド25-12との間に設けられたマイクロバンプMB1-4、及びパッド25-6とパッド25-11との間に設けられたマイクロバンプMB1-5により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。
ここで、ビア23-4及び23-7のXY平面における位置は一致している。しかし、ビア23-4に直接接続されるパッド25-7、及びビア23-7に直接接続されるパッド25-11の間には絶縁体が設けられ、パッド25-7及び25-11は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、一方のサブチップSC0のパッド25-7は、サブチップSC0内の他の配線層30、または31を介し、サブチップSC0の上面に設けられた他のパッド25-5、またはパッド25-6に接続される。そして、一方のサブチップSC0の他のパッド25-5は、マイクロバンプMB1-4を介して他方のサブチップSC1のパッド25-12に接続される。また、一方のサブチップSC0の他のパッド25-6は、マイクロバンプMB1-5を介して他方のサブチップSC1のパッド25-11に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドは、電気的に接続される。また、一方のサブチップSC0のパッド25-7と、他のパッド25-6と、の間にはロジック素子層27が設けられても良い。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドの間に、電気的にロジック素子層を挿入できる。
このように、サブチップSC0の信号経路22-4及びサブチップSC1の信号経路22-7において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路22-4及びサブチップSC1の信号経路22-7からなる信号経路SL3において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
更に、サブチップSC0の信号経路22-5及びサブチップSC1の信号経路22-6が、パッド25-8とパッド25-10との間に設けられたマイクロバンプMB1-6により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。
ここで、ビア23-5及び23-6のXY平面の位置は一致している。しかし、ビア23-5に直接接続されるパッド25-8、及びビア23-6に直接接続されるパッド25-9の間には絶縁体が設けられ、パッド25-8及び25-9は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、一方のサブチップSC1のパッド25-9は、サブチップSC1内の他の配線層34、または35を介し、サブチップSC1の上面に設けられた他のパッド25-10に接続される。そして、一方のサブチップSC1の他のパッド25-10は、マイクロバンプMB1-6を介して他方のサブチップSC0のパッド25-8に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドは、電気的に接続される。また、一方のサブチップSC1のパッド25-9と、他のパッド25-10と、の間にはロジック素子層32が設けられても良い。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドの間に、電気的にロジック素子層を挿入できる。
このように、サブチップSC0の信号経路22-5及びサブチップSC1の信号経路22-6において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路22-5及びサブチップSC1の信号経路22-6からなる信号経路SL3において、サブチップSC1にロジック素子層が設けられている。
以上のように、2つのサブチップからなる信号経路SL2において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
<1-2> 効果
上述した実施形態によれば、半導体基板20及び素子層21に1種類のTSV(ビア)が設けられている2つのサブチップの上面同士を接合させる。
そして、サブチップの下面に設けられたバンプと、サブチップの上面に設けられ、他のサブチップと接合されるパッドと、はパッドよりも下層の配線層を介さず、TSVにより接続される。
また、基本的に、TSVにより、サブチップの下面と上面の配線層に接続されるので、サブチップの下面に設けられたバンプと、サブチップの上面に設けられたパッドより下層の配線層と、は直接接続されない。
また、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、一方のサブチップのパッドは、サブチップ内の他の配線層を介し、サブチップの上面に設けられた他のパッドに接続される。そして、一方のサブチップの他のパッドは、他方のサブチップのパッドに接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドは、電気的に接続される。
また、一方のサブチップのパッドと、他のパッドと、の間にはロジック素子層が設けられても良い。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結された2つのパッドの間に、電気的にロジック素子層を挿入できる。
このように、上述した実施形態では、TSVをチップボトムから最上層の配線層に直列接続しつつ、チップの裏面と最上層の配線層の間にロジック素子群を挿入できる。
以下に、本実施形態の効果を説明するために、図11、図12、図13を用いて比較例について説明する。図11~図13は、に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。
ところで、TSVを用いることによりメモリ製品の特性を上げることが出来る。しかし、図11に示すように、チップを積層する際、TSV間の配線層の抵抗(配線抵抗)は電源電圧及び接地電圧GNDのIRドロップを引き起こす。その為、TSV間の配線抵抗の低減が望まれている。
TSV間の配線抵抗の低減する方法として、TSVをチップボトムから最上層の配線層に直列接続するのが望ましい。しかし、単にTSVをチップボトムから最上層の配線層に直列接続すると、図12に示すように、チップの下面と上面との間にロジック素子層を挿入することができなくなる。
また、図13に示すように、チップに2種類の深さのTSV(TSV1、TSV2)を用意し、電源電圧及び接地電圧GNDはTSV1を最上層の配線層に直結させ、ロジック素子層に関する信号経路には、TSV2を下層配線層に接続するという方法も考えられる。しかし、この場合、2種類の深さのTSVを形成するために製造工程数が増えて製造難易度が上がることに加え、コスト増加となる。
しかしながら、上述した実施形態によれば、電源電圧及び接地電圧GNDに関するTSVを最上層の配線層に直結させ、チップ内のTSV上下端端子間にロジック素子層を挿入することが可能となる。
その結果、製造難易度及び製造コストを抑制しつつ、電源電圧及び接地電圧GNDの抵抗を抑制することができる。
<1-3> 変形例1
次に、第1実施形態の変形例1について説明する。第1実施形態の変形例1では、コアチップの積層方法が第1実施形態と異なる。
<1-3-1> 構成
<1-3-1-1> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<1-3-1-1-1> サブチップSC0の断面
図14を用いて、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図14は、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図14では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図14に示すように、半導体基板120の上面には、素子層121が設けられる。なお、図14では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図14では、複数の信号経路122(122-1、122-2、122-3、122-4、及び122-5)を示している。
半導体基板120及び素子層121には、TSVとして機能する複数のビア123(123-1、123-2、123-3、123-4、及び123-5)が設けられる。半導体基板120の下面のうちビア123-1~123-5が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta1~Ta3として機能する複数のバンプ124(124-1、124-2、124-3、124-4、及び124-5)が設けられる。素子層121の上面には、複数のパッド125(125-1、125-2、125-3、125-4、125-5、125-6、125-7、及び125-8)が設けられる。パッド125の上面は、素子層121の上面に露出する。素子層121内には、インバータINVAまたはインバータINVBとして機能するロジック素子層126、127、及び128並びに配線層129~134が設けられる。
信号経路122-1は、バンプ124-1(Ta2またはTb3)と、バンプ124-1に接続されるビア123-1と、ビア123-1に接続されるパッド125-1と、を備えている。パッド125-1は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
信号経路122-2は、バンプ124-2(Ta2またはTb3)と、バンプ124-2に接続されるビア123-2と、ビア123-2に接続されるパッド125-2と、ロジック素子層126と、パッド125-2及びロジック素子層126の入力端を接続する配線層129と、パッド125-3と、パッド125-3及びロジック素子層126の出力端を接続する配線層130と、を備えている。パッド125-2は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド125-2は、他チップ接続領域を有さない。パッド125-3は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-3は、バンプ124-3(Ta1またはTb1)と、バンプ124-3に接続されるビア123-3と、ビア123-3に接続されるパッド125-4と、を備えている。パッド125-4は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-4は、バンプ124-4(Ta3またはTb2)と、バンプ124-4に接続されるビア123-4と、ビア123-4に接続されるパッド125-6と、パッド125-5と、ロジック素子層127と、パッド125-6及びロジック素子層127の出力端を接続する配線層131と、パッド125-5及びロジック素子層127の入力端を接続する配線層132と、を備えている。パッド125-6は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド125-6は、他チップ接続領域を有さない。パッド125-5は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-5は、バンプ124-5(Ta3またはTb2)と、バンプ124-5に接続されるビア123-5と、ビア123-5に接続されるパッド125-8と、パッド125-7と、ロジック素子層128と、パッド125-8及びロジック素子層128の出力端を接続する配線層133と、パッド125-7及びロジック素子層128の入力端を接続する配線層134と、を備えている。パッド125-8は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド125-8は、他チップ接続領域を有さない。パッド125-7は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
サブチップSC0の下面と、他のサブチップSC0の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC0のビアは、他のサブチップSC0の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC0においては、サブチップSC0のxz平面のx軸方向の中心(例えば図14のビア123-3)に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図14に示されたシンボルP3に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド125または配線層129~134は内部回路に接続されても良い。
<1-3-1-1-2> サブチップSC1の断面
図15を用いて、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図15は、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図15では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図15に示すように、半導体基板120の上面には、素子層121が設けられる。なお、図15では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図15では、複数の信号経路122(122-6、122-7、122-8、122-9、及び122-10)を示している。
半導体基板120及び素子層121には、TSVとして機能する複数のビア123(123-6、123-7、123-8、123-9、及び123-10)が設けられる。半導体基板120の下面のうちビア123-6~123-10が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb1~Tb3として機能する複数のバンプ124(124-6、124-7、124-8、124-9、及び124-10)が設けられる。素子層121の上面には、複数のパッド125(125-9、125-10、125-11、125-12、125-13、及び125-14)が設けられる。パッド125の上面は、素子層121の上面に露出する。素子層121内には、インバータINVAまたはINVBとして機能するロジック素子層135並びに配線層136及び137が設けられる。
信号経路122-6は、バンプ124-6(Tb3またはTa2)と、バンプ124-6に接続されるビア123-6と、ビア123-6に接続されるパッド125-9と、を備えている。パッド125-9は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
信号経路122-7は、バンプ124-7(Tb3またはTa2)と、バンプ124-7に接続されるビア123-7と、ビア123-7に接続されるパッド125-10と、を備えている。パッド125-10は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-8は、バンプ124-8(Tb1またはTa1)と、バンプ124-8に接続されるビア123-8と、ビア123-8に接続されるパッド125-11と、を備えている。パッド125-11は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-9は、バンプ124-9(Tb2またはTa3)と、バンプ124-9に接続されるビア123-9と、ビア123-9に接続されるパッド125-12と、を備えている。パッド125-12は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路122-10は、バンプ124-10(Tb2またはTa3)と、バンプ124-10に接続されるビア123-10と、ビア123-10に接続されるパッド125-13と、パッド125-14と、ロジック素子層135と、パッド125-13及びロジック素子層135の出力端を接続する配線層136と、パッド125-14及びロジック素子層135の入力端を接続する配線層137と、を備えている。パッド125-13は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド125-13は、他チップ接続領域を有さない。パッド125-14は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
サブチップSC1の下面と、他のサブチップSC1の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC1のビアは、他のサブチップSC1の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC1においては、サブチップSC1のxz平面のx軸方向の中心(例えば図15のビア123-8)に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図15に示されたシンボルP4に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド125または配線層136及び137は内部回路に接続されても良い。
<1-3-1-2> 積層構造
次に、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図16を用いて説明する。図16は、第1実施形態の変形例1に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図16は、図14及び図15において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図16に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド125の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド125の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド125-1、125-3、125-4、125-5、及び125-7の位置はそれぞれ、サブチップSC1のパッド125-14、125-12、125-11、125-10、及び125-9の位置と整合する。
また、サブチップSC0の下面は、他のサブチップSC0の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のビア123の位置と、他のサブチップSC0のビア123の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のビア123-1~123-5の位置はそれぞれ、他のサブチップSC0のビア123-5~123-1の位置と整合する。
また、サブチップSC1の下面は、他のサブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC1のビア123の位置と、他のサブチップSC1のビア123の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC1のビア123-6~123-10の位置はそれぞれ、他のサブチップSC1のビア123-10~123-6の位置と整合する。
以上のように構成されることにより、サブチップSC0の信号経路122-1及びサブチップSC1の信号経路122-10が、パッド125-1とパッド125-14との間に設けられたマイクロバンプMB2-1により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。ここで、ビア123-1及び123-10のXY平面における位置は一致していない。そのため、ビア123-1に直接接続されるパッド125-1及びビア123-10に直接接続されるパッド125-13は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路122-1及びサブチップSC1の信号経路122-10において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路122-1及びサブチップSC1の信号経路122-10からなる信号経路SL2において、サブチップSC1にロジック素子層が設けられている。
また、サブチップSC0の信号経路122-2及びサブチップSC1の信号経路122-9が、パッド125-3とパッド125-12との間に設けられたマイクロバンプMB2-2により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。ここで、ビア123-2及び123-9のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア123-2に直接接続されるパッド125-2、及びビア123-9に直接接続されるパッド125-12は直接接続されない。
このように、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップSC0の信号経路122-2及びサブチップSC1の信号経路122-9において、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路122-2及びサブチップSC1の信号経路122-9からなる信号経路SL2において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
以上のように、2つのサブチップからなる信号経路SL2において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
更にサブチップSC0の信号経路122-3及びサブチップSC1の信号経路122-8が、パッド125-4とパッド125-11との間に設けられたマイクロバンプMB2-3により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL1となる。この信号経路SL1は、パッドよりも下層の配線層を介すことなく、パッドとバンプとがビアによって直接接続されている。この信号経路SL1は、例えば電源電圧及び接地電圧GNDに関する信号経路である。
また、サブチップSC0の信号経路122-4及びサブチップSC1の信号経路122-7が、パッド125-5とパッド125-10との間に設けられたマイクロバンプMB2-4により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。ここで、ビア123-4及び123-7のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア123-4に直接接続されるパッド125-5、及びビア123-7に直接接続されるパッド125-10は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路122-4及びサブチップSC1の信号経路122-7において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路122-4及びサブチップSC1の信号経路122-7からなる信号経路SL3において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
更に、サブチップSC0の信号経路122-5及びサブチップSC1の信号経路122-6が、パッド125-7とパッド125-9との間に設けられたマイクロバンプMB2-5により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。ここで、ビア123-5及び123-6のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア123-5に直接接続されるパッド125-8、及びビア123-6に直接接続されるパッド125-9は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路122-5及びサブチップSC1の信号経路122-6において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路122-5及びサブチップSC1の信号経路122-6からなる信号経路SL3において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
ここでは、特に図示していないが、2つのサブチップからなる信号経路SL3において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
<1-3-2> 効果
上述した実施形態によれば、半導体基板20及び素子層21に1種類のTSV(ビア)が設けられている2つのサブチップの上面同士を接合させる。
第1実施形態の変形例1では、同じサブチップの下面同士を接合させた。
第1実施形態では、異なるサブチップの下面同士を接合させた。そのため、第1実施形態では、異なるサブチップのビアの位置が、鏡面対象になっている必要がある。上述したように、ロジック素子層を設ける場合、ロジック素子層が設けられる信号経路において、あるチップのビアと、他方のチップのビアと、は直接接続されない。そのため、ロジック素子層が設けられる信号経路においては、他のビアに直接接続されないように、サブチップ内のパッドより下層の配線層を引き回す必要があった。
しかし、第1実施形態の変形例1では、同じサブチップの下面同士で接合しているため、サブチップ内のパッドより下層の配線層による引き回しが、第1実施形態よりも少なくなっている。その結果、配線層による抵抗が抑制され、第1実施形態の変形例1では、第1実施形態よりも抵抗の少ない半導体装置を実現することが可能となる。
そして、第1実施形態と同様に、製造難易度及び製造コストを抑制しつつ、電源電圧及び接地電圧GNDの抵抗を抑制することができる。
<1-4> 変形例2
次に、第1実施形態の変形例2について説明する。第1実施形態の変形例2では、サブチップの配線パターンが第1実施形態の変形例1と異なる。第1実施形態では、信号経路22-4と、信号経路22-7と、からなる信号経路において、信号が内部回路に流れるためのパッド25-5及び25-12が設けられていた。そこで、第1実施形態の変形例2では、サブチップが信号を内部回路に流すためのパッドを備えつつ、第1実施形態の変形例1と同様の方式によりコアチップが積層される場合について説明する。
<1-4-1> 構成
<1-4-1-1> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<1-4-1-1-1> サブチップSC0の断面
図17を用いて、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図17は、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図17では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図17に示すように、半導体基板140の上面には、素子層141が設けられる。なお、図17では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図17では、複数の信号経路142(142-1、142-2、142-3、142-4、及び142-5)を示している。
半導体基板140及び素子層141には、TSVとして機能する複数のビア143(143-1、143-2、143-3、143-4、及び143-5)が設けられる。半導体基板140の下面のうちビア143-1~143-5が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta1~Ta3として機能する複数のバンプ144(144-1、144-2、144-3、144-4、及び144-5)が設けられる。素子層141の上面には、複数のパッド145(145-1、145-2、145-3、145-4、145-5、145-6、145-7、145-8、及び145-9)が設けられる。パッド145の上面は、素子層141の上面に露出する。素子層141内には、インバータINVA、またはINVBとして機能するロジック素子層146、147、及び148並びに配線層149~154が設けられる。
信号経路142-1は、バンプ144-1(Ta2またはTb3)と、バンプ144-1に接続されるビア143-1と、ビア143-1に接続されるパッド145-1と、を備えている。パッド145-1は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
信号経路142-2は、バンプ144-2(Ta2またはTb3)と、バンプ144-2に接続されるビア143-2と、ビア143-2に接続されるパッド145-2と、ロジック素子層146と、パッド145-2及びロジック素子層146の入力端を接続する配線層149と、パッド145-3と、パッド145-3、及びロジック素子層146の出力端を接続する配線層130と、を備えている。パッド145-2は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド145-2は、他チップ接続領域を有さない。パッド145-3は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路142-3は、バンプ144-3(Ta1またはTb1)と、バンプ144-3に接続されるビア143-3と、ビア143-3に接続されるパッド145-4と、を備えている。パッド145-4は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路142-4は、バンプ144-4(Ta3またはTb2)と、バンプ144-4に接続されるビア143-4と、ビア143-4に接続されるパッド145-7と、パッド145-5と、パッド145-6と、ロジック素子層147と、パッド145-7、パッド145-5及びロジック素子層147の出力端を接続する配線層151と、パッド145-6及びロジック素子層147の入力端を接続する配線層152と、を備えている。パッド145-7は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド145-7は、他チップ接続領域を有さない。パッド145-5、145-6は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。パッド145-5は、信号を内部回路に流すためのパッドである。
信号経路142-5は、バンプ144-5(Ta3またはTb2)と、バンプ144-5に接続されるビア143-5と、ビア143-5に接続されるパッド145-9と、パッド145-8と、ロジック素子層148と、パッド145-9及びロジック素子層148の出力端を接続する配線層153と、パッド145-8及びロジック素子層148の入力端を接続する配線層154と、を備えている。パッド145-9は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド145-9は、他チップ接続領域を有さない。パッド145-8は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
サブチップSC0の下面と、他のサブチップSC0の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC0のビアは、他のサブチップSC0の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC0においては、サブチップSC0のxz平面のx軸方向の中心(例えば図17のビア143-3)に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図17に示されたシンボルP5に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド145または配線層149~154は内部回路に接続されても良い。
<1-4-1-1-2> サブチップSC1の断面
図18を用いて、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図18は、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図18では、一例として、信号経路SL1~SL3の一部を構成する配線パターンを示している。
図18に示すように、半導体基板140の上面には、素子層141が設けられる。なお、図18では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図18では、複数の信号経路142(142-6、142-7、142-8、142-9、及び142-10)を示している。
半導体基板140及び素子層141には、TSVとして機能する複数のビア143(143-6、143-7、143-8、143-9、及び143-10)が設けられる。半導体基板140の下面のうちビア143-6~143-10が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb1~Tb3として機能する複数のバンプ144(144-6、144-7、144-8、144-9、及び144-10)が設けられる。素子層141の上面には、複数のパッド145(145-10、145-11、145-14、145-13、145-14、145-15、及び145-16)が設けられる。パッド145の上面は、素子層141の上面に露出する。素子層141内には、インバータINVA、またはINVBとして機能するロジック素子層155並びに配線層156及び157が設けられる。
信号経路142-6は、バンプ144-6(Tb3またはTa2)と、バンプ144-6に接続されるビア143-6と、ビア143-6に接続されるパッド145-10と、を備えている。パッド145-10は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
信号経路142-7は、バンプ144-7(Tb3またはTa2)と、バンプ144-7に接続されるビア143-7と、ビア143-7に接続されるパッド145-11と、パッド145-12と、を備えている。パッド145-11、145-12は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。パッド145-12は、信号を内部回路に流すためのパッドである。
信号経路142-8は、バンプ144-8(Tb1またはTa1)と、バンプ144-8に接続されるビア143-8と、ビア143-8に接続されるパッド145-13と、を備えている。パッド145-13は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路142-9は、バンプ144-9(Tb2またはTa3)と、バンプ144-9に接続されるビア143-9と、ビア143-9に接続されるパッド145-14と、を備えている。パッド145-14は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路142-10は、バンプ144-10(Tb2またはTa3)と、バンプ144-10に接続されるビア143-10と、ビア143-10に接続されるパッド145-15と、パッド145-16と、ロジック素子層155と、パッド145-15及びロジック素子層155の出力端を接続する配線層156と、パッド145-16及びロジック素子層155の入力端を接続する配線層157と、を備えている。パッド145-15は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド145-15は、他チップ接続領域を有さない。パッド145-16は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
サブチップSC1の下面と、他のサブチップSC1の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC1のビアは、他のサブチップSC1の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC1においては、サブチップSC1のxz平面のx軸方向の中心(例えば図18のビア143-13)に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図18に示されたシンボルP6に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド145または配線層156及び157は内部回路に接続されても良い。
<1-4-1-2> 積層構造
次に、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図19を用いて説明する。図19は、第1実施形態の変形例2に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図19は、図17及び図18において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図19に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド145の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド145の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド145-1、145-3、145-4~145-6、及び145-8の位置はそれぞれ、サブチップSC1のパッド145-16、145-14~145-10の位置と整合する。
また、サブチップSC0の下面は、他のサブチップSC0の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のビア143の位置と、他のサブチップSC0のビア143の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のビア143-1~143-5の位置はそれぞれ、他のサブチップSC0のビア143-5~143-1の位置と整合する。
また、サブチップSC1の下面は、他のサブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC1のビア143の位置と、他のサブチップSC1のビア143の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC1のビア143-6~143-10の位置はそれぞれ、他のサブチップSC1のビア143-10~143-6の位置と整合する。
以上のように構成されることにより、サブチップSC0の信号経路142-1及びサブチップSC1の信号経路142-10が、パッド145-1とパッド145-16との間に設けられたマイクロバンプMB3-1により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。ここで、ビア143-1及び143-10のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア143-1に直接接続されるパッド145-1、及びビア143-10に直接接続されるパッド145-15は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路142-1及びサブチップSC1の信号経路142-10において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路142-1及びサブチップSC1の信号経路142-10からなる信号経路SL2において、サブチップSC1にロジック素子層が設けられている。
また、サブチップSC0の信号経路142-2及びサブチップSC1の信号経路142-9が、パッド145-3とパッド145-14との間に設けられたマイクロバンプMB3-2により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL2となる。ここで、ビア143-2及び143-9のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア143-2に直接接続されるパッド145-2、及びビア143-9に直接接続されるパッド145-14は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路142-2及びサブチップSC1の信号経路142-9において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路142-2及びサブチップSC1の信号経路142-9からなる信号経路SL2において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
以上のように、2つのサブチップからなる信号経路SL2において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
更にサブチップSC0の信号経路142-3及びサブチップSC1の信号経路142-8が、パッド145-4とパッド145-13との間に設けられたマイクロバンプMB3-3により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL1となる。この信号経路SL1は、パッドよりも下層の配線層を介すことなく、パッドとバンプとがビアによって直接接続されている。この信号経路SL1は、例えば電源電圧及び接地電圧GNDに関する信号経路である。
また、サブチップSC0の信号経路142-4及びサブチップSC1の信号経路142-7が、パッド145-5とパッド145-12との間に設けられたマイクロバンプMB3-4、パッド145-6とパッド145-11との間に設けられたマイクロバンプMB3-5により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。ここで、ビア143-4及び143-7のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア143-4に直接接続されるパッド145-7、及びビア143-7に直接接続されるパッド145-11は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路142-4及びサブチップSC1の信号経路142-7において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路142-4及びサブチップSC1の信号経路142-7からなる信号経路SL3において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
更に、サブチップSC0の信号経路142-5及びサブチップSC1の信号経路142-6が、パッド145-8とパッド145-10との間に設けられたマイクロバンプMB3-6により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL3となる。ここで、ビア143-5及び143-6のxy平面における位置は一致していない。そのため、ビア143-5に直接接続されるパッド145-9、及びビア143-6に直接接続されるパッド145-10は直接接続されない。
このように、サブチップSC0の信号経路142-5及びサブチップSC1の信号経路142-6において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回することで、ロジック素子層を挿入することができる。
また、サブチップSC0の信号経路142-5及びサブチップSC1の信号経路142-6からなる信号経路SL3において、サブチップSC0にロジック素子層が設けられている。
ここでは、特に図示していないが、2つのサブチップからなる信号経路SL3において、ロジック素子層は、少なくとも1つのサブチップ内に設けられていれば良い。
<1-4-2> 効果
上述した実施形態によれば、サブチップが信号を内部回路に流すためのパッドを備える場合でも、第1実施形態の変形例1と同様の効果を得ることができる。
<2> 第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体装置について説明する。第2実施形態に係る半導体装置は、チップ間でTSVのアサインを変更できる配線パターンを備えている。以下では、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。
<2-1>構成
<2-1-1>コアチップの信号経路
コアチップ群は、各コアチップ内の信号経路を介して電気的に接続される。
そこで、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路について、図20を用いて説明する。図20は、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路を説明するための回路図である。
図20に示すように、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップには、2種類の信号経路(SL4、SL5)が設けられる。
例えば、上述した、信号経路SL1~SL3は、z軸方向において、端子Tax(xは任意の数字)及びTbxの組がコアチップ毎に設けられ、端子Taxから入力された信号または電源が、他の端子(例えばTay(yはx以外の数字))に入力されないような信号経路であった。
信号経路SL4は、端子Ta4-1と、Ta4-2と、Tb4-1と、Tb4-2と、端子Ta4-1及びTb4-2を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta4-2及びTb4-1を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、を備えている。この信号経路SL4により、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
例えば、コアチップCC0において、端子Ta4-1から入力された信号は、端子Tb4-2から出力され、コアチップCC1の端子Ta4-2から入力される。また、コアチップCC0において、端子Ta4-2から入力された信号は、端子Tb4-1から出力され、コアチップCC1の端子Ta4-1から入力される。このように、信号経路SL4では、コアチップごとに信号の入力先(端子)が入れ替わる。
信号経路SL5は、端子Ta5-1と、Ta5-2と、Tb5-1と、Tb5-2と、端子Ta5-1及びTb5-2を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta5-2及びTb5-1を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta5-1及びTb5-2の間の配線層上に設けられ、端子Ta5-1に接続された入力端、及び端子Tb5-2に接続された出力端を備えるインバータINVC-1と、端子Ta5-2及びTb5-1の間の配線層上に設けられ、端子Ta5-2に接続された入力端、及び端子Tb5-1に接続された出力端を備えるインバータINVC-2と、を備えている。この信号経路SL5により、1つの信号または電源のコンタクトのアサインをチップ毎に変えることができる。
<2-1-2> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<2-1-2-1> サブチップSC0の断面
図21を用いて、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図21は、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図21では、一例として、信号経路SL4及びSL5の一部を構成する配線パターンを示している。
図21に示すように、半導体基板220の上面には、素子層221が設けられる。なお、図21では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図21では、複数の信号経路222(222-1、222-2、及び222-3)を示している。
半導体基板220及び素子層221には、TSVとして機能する複数のビア223(223-1、223-2、223-3、223-4、223-5、及び223-6)が設けられる。半導体基板220の下面のうちビア223-1~223-6が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta4-1、Ta4-2、Ta5-1、及びTa5-2として機能する複数のバンプ224(224-1、224-2、224-3、224-4、224-5、及び224-6)が設けられる。素子層221の上面には、複数のパッド225(225-1、225-2、225-3、225-4、225-5、225-6、及び225-7)が設けられる。パッド225の上面は、素子層221の上面に露出する。素子層221内には、インバータINVC-2として機能するロジック素子層226並びに配線層227、228が設けられる。
信号経路222-1は、バンプ224-1(Ta5-1)と、バンプ224-1に接続されるビア223-1と、ビア223-1に接続されるパッド225-1と、を備えている。パッド225-1において、ビア223-1に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-1において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
また、信号経路222-1は、バンプ224-2(Ta5-2)と、バンプ224-2に接続されるビア223-2と、ビア223-2に接続されるパッド225-3と、パッド225-2と、ロジック素子層226と、パッド225-3及びロジック素子層226の入力端を接続する配線層227と、パッド225-2及びロジック素子層226の出力端を接続する配線層228と、を備えている。パッド225-3は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド225-3は、他チップ接続領域を有さない。パッド225-2は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路222-2は、バンプ224-3(Ta4-1)と、バンプ224-3に接続されるビア223-3と、ビア223-3に接続されるパッド225-4と、を備えている。パッド225-4において、ビア223-3に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-4において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また信号経路222-2は、バンプ224-4(Ta4-2)と、バンプ224-4に接続されるビア223-4と、ビア223-4に接続されるパッド225-5と、を備えている。パッド225-5において、ビア223-4に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-5において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路222-3は、バンプ224-5(Ta4-1)と、バンプ224-5に接続されるビア223-5と、ビア223-5に接続されるパッド225-6と、を備えている。パッド225-6において、ビア223-5に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-6において、例えば他チップと直接接続されない領域と異なり、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また信号経路222-3は、バンプ224-6(Ta4-2)と、バンプ224-6に接続されるビア223-6と、ビア223-6に接続されるパッド225-7と、を備えている。パッド225-7において、ビア223-6に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-7において、例えば他チップと直接接続されない領域と異なり、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図21に示されたシンボルP7に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド225または配線層227、228は内部回路に接続されても良い。
<2-1-2-2> サブチップSC0の上面
図22を用いて、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図22は、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図22では、xy平面におけるパッド225-6と、パッド225-7と、の関係を示している。
図22に示すように、xy平面において、パッド225-6は、多角形(図22ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド225-7は、多角形(図22では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド225-6は、ビア接続領域223-5aにてビア223-5に接続される。また、パッド225-6は、他チップ接続領域225-6aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド225-7は、ビア接続領域223-6aにてビア223-6に接続される。また、パッド225-7は、他チップ接続領域225-7aを介して、他チップに接続される。
図22の例の場合、ビア接続領域223-5aと、ビア接続領域223-6aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域225-6aと、他チップ接続領域225-7aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC0のパッド225のパターンは、例えば、図22に示されたシンボルPa7に対応付けられる。
<2-1-2-3> サブチップSC1の断面
図23を用いて、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図23は、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図23では、一例として、信号経路SL4及びSL5の一部を構成する配線パターンを示している。
図23に示すように、半導体基板220の上面には、素子層221が設けられる。なお、図23では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図23では、複数の信号経路222(222-4、222-5、及び222-6)を示している。
半導体基板220及び素子層221には、TSVとして機能する複数のビア223(223-7、223-8、223-9、223-10、223-11、及び223-12)が設けられる。半導体基板220の下面のうちビア223-7~223-12が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb4-1、Tb4-2、Tb5-1、及びTb5-2として機能する複数のバンプ224(224-7、224-8、224-9、224-10、224-11、及び224-12)が設けられる。素子層221の上面には、複数のパッド225(225-8、225-9、225-10、225-11、225-12、225-13、225-14、及び225-15)が設けられる。パッド225の上面は、素子層221の上面に露出する。素子層221内には、インバータINVC-1として機能するロジック素子層229並びに配線層231、232が設けられる。
信号経路222-4は、バンプ224-7(Tb4-2)と、バンプ224-7に接続されるビア223-7と、ビア223-7に接続されるパッド225-8と、を備えている。パッド225-8において、ビア223-7に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-8において、例えば他チップと直接接続されない領域と異なり、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
また、信号経路222-4は、バンプ224-8(Tb4-1)と、バンプ224-8に接続されるビア223-8と、ビア223-8に接続されるパッド225-9と、を備えている。パッド225-9において、ビア223-8に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-9において、例えば他チップと直接接続されない領域と異なり、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路222-5は、バンプ224-9(Tb4-2)と、バンプ224-9に接続されるビア223-9と、ビア223-9に接続されるパッド225-10と、パッド225-12と、パッド225-10及びパッド225-12を接続する配線層227と、を備えている。パッド225-10は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド225-10は、他チップ接続領域を有さない。パッド225-12は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
また信号経路222-5は、バンプ224-10(Ta4-1)と、バンプ224-10に接続されるビア223-10と、ビア223-10に接続されるパッド225-11と、を備えている。パッド225-11において、ビア223-10に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-11において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、パッド225-11は、x軸方向においてパッド225-10及びパッド225-12に挟まれるように位置する。
また、配線層230は、ビア223-10に接続されないように設けられる。
信号経路222-6は、バンプ224-11(Tb5-2)と、バンプ224-11に接続されるビア223-11と、ビア223-11に接続されるパッド225-13と、パッド225-15と、ロジック素子層229と、パッド225-13及びロジック素子層229の出力端を接続する配線層231と、パッド225-15及びロジック素子層229の入力端を接続する配線層232と、を備えている。パッド225-13は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド225-13は、他チップ接続領域を有さない。パッド225-15は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
また信号経路222-6は、バンプ224-12(Tb5-1)と、バンプ224-12に接続されるビア223-12と、ビア223-12に接続されるパッド225-14と、を備えている。パッド225-14において、ビア223-12に接続される領域に対向し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド225-14において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層221の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、パッド225-14は、x軸方向においてパッド225-13及びパッド225-15に挟まれるように位置する。
また、配線層232は、ビア223-12に接続されないように設けられる。
サブチップSC0のビアと、サブチップSC1のビアと、は、互いの下面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図23に示されたシンボルP8に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド225または配線層231、232は内部回路に接続されても良い。
<2-1-2-4> サブチップSC1の上面
図24を用いて、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図24は、第2実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図24では、xy平面におけるパッド225-8と、パッド225-9と、の関係を示している。
図24に示すように、xy平面において、パッド225-8は、多角形(図24ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド225-9は、多角形(図24では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド225-8は、ビア接続領域223-7aにてビア223-7に接続される。また、パッド225-8は、他チップ接続領域225-8aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド225-9は、ビア接続領域223-8aにてビア223-8に接続される。また、パッド225-9は、他チップ接続領域225-9aを介して、他チップに接続される。
図24の例の場合、ビア接続領域223-7aと、ビア接続領域223-8aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域225-8aと、他チップ接続領域225-9aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC1のパッド225のパターンは、例えば、図22に示されたシンボルPa8に対応付けられる。
<2-1-3> 積層構造
次に、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図25を用いて説明する。図25は、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図25は、図21~図24図24において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図25に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド225の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド225の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド225-1、225-2、225-4~225-7の位置はそれぞれ、サブチップSC1のパッド225-8、225-9、225-11、225-12、225-14、225-15の位置と整合する。
また、サブチップSC0の下面は、サブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のビア223の位置と、サブチップSC1のビア223の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のビア223-1~223-6の位置はそれぞれ、サブチップSC1のビア223-12~223-7の位置と整合する。
以上のように構成されることにより、サブチップSC0の信号経路222-1及びサブチップSC1の信号経路222-6が、パッド225-1とパッド225-15との間に設けられたマイクロバンプMB4-1により電気的に接続され、パッド225-2とパッド225-14との間に設けられたマイクロバンプMB4-2により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL5となる。
ここで、ビア223-1及び223-12のxy平面における位置は一致している。しかし、ビア223-1に直接接続されるパッド225-1、及びビア223-12に直接接続されるパッド225-14の間には絶縁体が設けられ、パッド225-1及び225-14は直接接続されない。また、ビア223-2及び223-11のxy平面における位置は一致している。しかし、ビア223-2に直接接続されるパッド225-3、及びビア223-11に直接接続されるパッド225-13の間には絶縁体が設けられ、パッド225-3及び225-13は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、サブチップSC0のパッド225-3は、サブチップSC0内の他の配線層及びロジック素子層を介し、サブチップSC0の上面に設けられた他のパッド225-2に接続される。サブチップSC0のパッド225-2は、マイクロバンプMB4-2を介して他方のサブチップSC1のパッド225-14に接続される。また、サブチップSC1のパッド225-13は、サブチップSC1内の他の配線層及びロジック素子層を介し、サブチップSC1の上面に設けられた他のパッド225-15に接続される。サブチップSC0のパッド225-1は、マイクロバンプMB4-1を介して他方のサブチップSC1のパッド225-15に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
このように、サブチップSC0の信号経路222-1及びサブチップSC1の信号経路222-6において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回する。これにより、ロジック素子層を挿入しつつ信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
サブチップSC0の信号経路222-2及びサブチップSC1の信号経路222-5が、パッド225-4とパッド225-12との間に設けられたマイクロバンプMB4-3により電気的に接続され、パッド225-5とパッド225-11との間に設けられたマイクロバンプMB4-4により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
ここで、ビア223-3及び223-10のxy平面における位置は一致している。しかし、ビア223-3に直接接続されるパッド225-4、及びビア223-10に直接接続されるパッド225-11の間には絶縁体が設けられ、パッド225-4及び225-11は直接接続されない。また、ビア223-4及び223-9のxy平面における位置は一致している。しかし、ビア223-4に直接接続されるパッド225-5、及びビア223-9に直接接続されるパッド225-10の間には絶縁体が設けられ、パッド225-5及び225-10は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。そして、サブチップSC1のパッド225-10は、サブチップSC1内の他の配線層を介し、サブチップSC1の上面に設けられた他のパッド225-12に接続される。サブチップSC1のパッド225-12は、マイクロバンプMB4-3を介して他方のサブチップSC0のパッド225-4に接続される。また、サブチップSC0のパッド225-5は、マイクロバンプMB4-4を介して他方のサブチップSC1のパッド225-11に接続される。つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
このように、サブチップSC0の信号経路222-2及びサブチップSC1の信号経路222-5において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
サブチップSC0の信号経路222-3及びサブチップSC1の信号経路222-4が、パッド225-6とパッド225-9との間に設けられたマイクロバンプMB4-5(1)により電気的に接続され、パッド225-7とパッド225-8との間に設けられたマイクロバンプMB4-5(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
ここで、ビア223-5及び223-8のxy平面の位置は一致している。しかし、ビア223-5に直接接続されるパッド225-6、及びビア223-8に直接接続されるパッド225-9の間には絶縁体が設けられ、パッド225-6及び225-9は直接接続されない。また、ビア223-6及び223-7のxy平面の位置は一致している。しかし、ビア223-6に直接接続されるパッド225-7、及びビア223-7に直接接続されるパッド225-8の間には絶縁体が設けられ、パッド225-7及び225-8は直接接続されない。このように、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合っているTSVに直結されたパッド同士を直接接続しない領域が存在する。
このように、サブチップSC0の信号経路222-3及びサブチップSC1の信号経路222-4において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
なお、上述した、信号経路222-1及び信号経路222-6、または信号経路222-2及び信号経路222-5によれば、配線層を引き回すことによって、信号経路SL5、または信号経路SL4を実現している。しかし、信号経路222-3及信号経路222-4によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図26を用いて、パッド225-6及び225-8の接続方法と、パッド225-7及び225-9の接続方法について説明する。図26は、第2実施形態に係る半導体装置の2つのサブチップを積層する場合における、各サブチップのパッドの関係を示した図である。図26は、サブチップの積層時におけるパッド225-6及び225-7のxy平面と、パッド225-8及び225-9のxy平面と、を示した図である。
図26に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図26では、サブチップSC1のパッド225-8及び225-9のパターンを、図24で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド225-8の接続領域225-8aは、z軸方向において、パッド225-6の接続領域225-6aの上方に位置する。そして、パッド225-6の接続領域225-6aと、パッド225-8の接続領域225-8aと、はマイクロバンプMB4-5(1)を介して接続される。
また、パッド225-9の接続領域225-9aは、z軸方向において、パッド225-7の接続領域225-7aの上方に位置する。そして、パッド225-7の接続領域225-7aと、パッド225-9の接続領域225-9aと、はマイクロバンプMB4-5(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
<2-1-4> 信号または電源の流れ
ここで、図27を用いて、信号または電源の流れを示す。図27は、第2実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造における信号または電源の流れを説明するための断面図である。なお、ここでは簡単のため、信号または電源が流れる端子(バンプ)及びビアに着目して説明する。
まず、信号経路222-1及び222-6からなる経路について説明する。端子Ta5-1に入力された信号または電源は、ビア223-1、ビア223-11を介し、端子Tb5-2から出力される。また、端子Ta5-2に入力された信号または電源は、ビア223-2、ビア223-12を介し、端子Tb5-1から出力される。(矢印A1、A2参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL5を実現することができる。
次に、信号経路222-2及び222-5からなる経路について説明する。端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア223-3、ビア223-9を介し、端子Tb4-2から出力される。また、端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア223-9、ビア223-3を介し、端子Ta4-1から出力される。また、端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア223-4、ビア223-10を介し、端子Tb4-1から出力される。また、端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア223-10、ビア223-4を介し、端子Ta4-2から出力される。(矢印A3、A4参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
次に、信号経路222-3及び222-4からなる経路について説明する。端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア223-5、ビア223-7を介し、端子Tb4-2から出力される。また、端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア223-7、ビア223-5を介し、端子Ta4-1から出力される。また、端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア223-6、ビア223-8を介し、端子Tb4-1から出力される。また、端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア223-8、ビア223-6を介し、端子Ta4-2から出力される。(矢印A5、A6参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
<2-2> 効果
上述した実施形態によれば、2つのサブチップにおいて、向かい合わないTSVに直結されたパッド同士をチップ表面で電気的に接続する構成を有している。これにより、第1実施形態と同様の効果を得つつ、且つ信号/電源のTSVアサインをチップ毎に変える構造を実現することが可能となる。
<2-3> 第2実施形態の変形例
次に、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態の変形例では、コアチップの積層方法が第2実施形態と異なる。
<2-3-1>構成
<2-3-1-1>コアチップの信号経路
コアチップ群は、各コアチップ内の信号経路を介して電気的に接続される。
そこで、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップの信号経路について、図28を用いて説明する。図28は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップの信号経路を説明するための回路図である。
図28に示すように、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップには、信号経路(SL6)が設けられる。
信号経路SL6は、端子Ta6-1と、Ta6-2と、Tb6-1と、Tb6-2と、端子Ta6-1及びTb6-2を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta6-2及びTb6-1を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta6-1及びTb6-2の間の配線層上に設けられ、端子Ta6-1に接続された出力端、及び端子Tb6-2に接続された入力端を備えるインバータINVD-1と、端子Ta6-2及びTb6-1の間の配線層上に設けられ、端子Ta6-2に接続された出力端、及び端子Tb6-1に接続された入力端を備えるインバータINVD-2と、を備えている。この信号経路SL6により、1つの信号または電源のコンタクトのアサインをチップ毎に変えることができる。
<2-3-1-2> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<2-3-1-2-1> サブチップSC0の断面
図29を用いて、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図29は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図29では、一例として、信号経路SL4~SL6の一部を構成する配線パターンを示している。
図29に示すように、半導体基板320の上面には、素子層321が設けられる。なお、図29では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図29では、複数の信号経路322(322-1、322-2、322-3、及び322-4)を示している。
半導体基板320及び素子層321には、TSVとして機能する複数のビア323(323-1、323-2、323-3、323-4、323-5、323-6、323-7、及び323-8)が設けられる。半導体基板320の下面のうちビア323-1~323-8が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta4-1、Ta4-2、Ta5-1、Ta5-2、Ta6-1、及びTa6-2として機能する複数のバンプ324(324-1、324-2、324-3、324-4、324-5、324-6、324-7、及び324-8)が設けられる。素子層321の上面には、複数のパッド325(325-1、325-2、325-3、325-4、325-5、325-6、325-7、325-8、325-9、及び325-10)が設けられる。パッド325の上面は、素子層321の上面に露出する。素子層321内には、インバータINVC、またはINVDとして機能するロジック素子層326及び327並びに配線層328~331が設けられる。
信号経路322-1は、バンプ324-1(Ta4-1またはTb4-2)と、バンプ324-1に接続されるビア323-1と、ビア323-1に接続されるパッド325-1と、を備えている。パッド325-1において、ビア323-1に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-1において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
また信号経路322-1は、バンプ324-2(Ta4-2またはTb4-1)と、バンプ324-2に接続されるビア323-2と、ビア323-2に接続されるパッド325-2と、を備えている。パッド325-2において、ビア323-2に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-2において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路322-2は、バンプ324-3(Ta6-1またはTb5-2)と、バンプ324-3に接続されるビア323-3と、ビア323-3に接続されるパッド325-3と、パッド325-4と、ロジック素子層326と、パッド325-3及びロジック素子層326の入力端を接続する配線層328と、パッド325-4及びロジック素子層326の出力端を接続する配線層329と、を備えている。パッド325-3は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド325-3は、他チップ接続領域を有さない。パッド325-4は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路322-2は、バンプ324-4(Ta6-2またはTb5-1)と、バンプ324-4に接続されるビア323-4と、ビア323-4に接続されるパッド325-5と、を備えている。パッド325-5において、ビア323-4に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-5において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路322-3は、バンプ324-5(Ta5-1またはTb6-2)と、バンプ324-5に接続されるビア323-5と、ビア323-5に接続されるパッド325-6と、を備えている。パッド325-6において、ビア323-5に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-6において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また、信号経路322-3は、バンプ324-6(Ta5-2またはTb6-1)と、バンプ324-6に接続されるビア323-6と、ビア323-6に接続されるパッド325-8と、パッド325-7と、ロジック素子層327と、パッド325-8及びロジック素子層327の入力端を接続する配線層330と、パッド325-7及びロジック素子層327の出力端を接続する配線層331と、を備えている。パッド325-8は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド325-8は、他チップ接続領域を有さない。パッド325-7は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路322-4は、バンプ324-7(Ta4-1またはTb4-2)と、バンプ324-7に接続されるビア323-7と、ビア323-7に接続されるパッド325-9と、を備えている。パッド325-9において、ビア323-7に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-9において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また信号経路322-4は、バンプ324-8(Ta4-2またはTb4-1)と、バンプ324-8に接続されるビア323-8と、ビア323-8に接続されるパッド325-10と、を備えている。パッド325-10において、ビア323-8に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-10において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
サブチップSC0の下面と、他のサブチップSC0の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC0のビアは、他のサブチップSC0の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC0においては、サブチップSC0のxz平面のx軸方向の中心に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図29に示されたシンボルP9に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド325または配線層328~331は内部回路に接続されても良い。
<2-3-1-2-2> サブチップSC0の上面
図30を用いて、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図30は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図30では、xy平面におけるパッド325-1及びパッド325-2の関係と、xy平面におけるパッド325-9及びパッド325-10の関係と、を示している。
図30に示すように、xy平面において、パッド325-1は、矩形の形状を有している。また、xy平面において、パッド325-2は、矩形の形状を有している。なお、パッド325-1及びパッド325-2は電気的に分離されている。
そして、パッド325-1は、ビア接続領域323-1aにてビア323-1に接続される。また、パッド325-1は、他チップ接続領域325-1aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド325-2は、ビア接続領域323-2aにてビア323-2に接続される。また、パッド325-2は、他チップ接続領域325-2aを介して、他チップに接続される。
ビア接続領域323-1aと、ビア接続領域223-2aと、他チップ接続領域325-2aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域325-1aと、他チップ接続領域325-2aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図30に示すように、xy平面において、パッド325-9は、矩形の形状を有している。また、xy平面において、パッド325-10は、矩形の形状を有している。なお、パッド325-9及びパッド325-10は電気的に分離されている。
そして、パッド325-9は、ビア接続領域323-7aにてビア323-7に接続される。また、パッド325-9は、他チップ接続領域325-9aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド325-10は、ビア接続領域323-8aにてビア323-8に接続される。また、パッド325-10は、他チップ接続領域325-10aを介して、他チップに接続される。
ビア接続領域323-7aと、ビア接続領域323-8aと、他チップ接続領域325-9aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域325-9aと、他チップ接続領域325-10aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC0のパッド325のパターンは、例えば、図30に示されたシンボルPa9に対応付けられる。
<2-3-1-2-3> サブチップSC1の断面
図31を用いて、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図31は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図31では、一例として、信号経路SL4~SL6の一部を構成する配線パターンを示している。
図31に示すように、半導体基板320の上面には、素子層321が設けられる。なお、図31では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図31では、複数の信号経路322(322-5、322-6、322-7、及び322-8)を示している。
半導体基板320及び素子層321には、TSVとして機能する複数のビア323(323-9、323-10、323-11、323-12、323-13、323-14、323-15、及び323-16)が設けられる。半導体基板320の下面のうちビア323-9~223-16が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb4-1、Tb4-2、Tb5-1、Tb5-2、Tb6-1、及びTb6-2として機能する複数のバンプ324(324-9、324-10、324-11、324-12、324-13、324-14、324-15、及び324-16)が設けられる。素子層321の上面には、複数のパッド325(325-11、325-12、325-13、325-14、325-15、325-16、325-17、325-18、325-19、及び225-20)が設けられる。パッド325の上面は、素子層321の上面に露出する。素子層321内には、インバータINVC、INVDとして機能するロジック素子層332及び333、並びに配線層334~337が設けられる。
信号経路322-5は、バンプ324-9(Tb4-2またはTa4-1)と、バンプ324-9に接続されるビア323-9と、ビア323-9に接続されるパッド325-11と、を備えている。パッド325-11において、ビア323-9に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-11において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
また、信号経路322-5は、バンプ324-10(Tb4-1またはTa4-2)と、バンプ324-10に接続されるビア323-10と、ビア323-10に接続されるパッド325-12と、を備えている。パッド325-12において、ビア323-10に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-12において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路322-6は、バンプ324-11(Tb5-2またはTa6-1)と、バンプ324-11に接続されるビア323-11と、ビア323-11に接続されるパッド325-13と、パッド325-15と、ロジック素子層332と、パッド325-13及びロジック素子層332の出力端を接続する配線層334と、パッド325-15及びロジック素子層332の入力端を接続する配線層335と、を備えている。パッド325-13は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド325-13は、他チップ接続領域を有さない。パッド325-15は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
信号経路322-6は、バンプ324-12(Tb5-1またはTa6-2)と、バンプ324-12に接続されるビア323-12と、ビア323-12に接続されるパッド325-14と、を備えている。パッド325-14において、ビア323-12に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-14において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、パッド325-14は、x軸方向においてパッド325-13及びパッド325-15に挟まれるように位置する。
また、配線層335は、ビア323-12に接続されないように設けられる。
信号経路322-7は、バンプ324-13(Tb6-2またはTa5-1)と、バンプ324-13に接続されるビア323-13と、ビア323-13に接続されるパッド325-17と、を備えている。パッド325-17において、ビア323-13に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-17において、例えば他チップと直接接続されない領域からx軸方向に延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また、信号経路322-7は、バンプ324-14(Tb6-1またはTa5-2)と、バンプ324-14に接続されるビア323-14と、ビア323-14に接続されるパッド325-18と、パッド325-16と、ロジック素子層333と、パッド325-18及びロジック素子層333の入力端を接続する配線層337と、パッド325-16及びロジック素子層333の出力端を接続する配線層336と、を備えている。パッド325-18は、他チップと直接接続されない。つまり、パッド325-18は、他チップ接続領域を有さない。パッド325-16は、他チップと直接接続される他チップ接続領域を有する。
なお、パッド325-17は、x軸方向においてパッド325-16及びパッド325-18に挟まれるように位置する。
また、配線層336は、ビア323-13に接続されないように設けられる。
信号経路322-8は、バンプ324-15(Tb4-2またはTa4-1)と、バンプ324-15に接続されるビア323-15と、ビア323-15に接続されるパッド325-19と、を備えている。パッド325-19において、ビア323-15に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-19において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また信号経路322-8は、バンプ324-16(Tb4-1またはTa4-2)と、バンプ324-16に接続されるビア323-16と、ビア323-16に接続されるパッド325-20と、を備えている。パッド325-20において、ビア323-16に接続される領域に対向し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド325-20において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層321の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
サブチップSC1の下面と、他のサブチップSC1の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC1のビアは、他のサブチップSC1の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC1においては、サブチップSC1のxz平面のx軸方向の中心に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図31に示されたシンボルP10に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド325または配線層334~337は内部回路に接続されても良い。
<2-3-1-2-4> サブチップSC1の上面
図32を用いて、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図32は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図32では、xy平面におけるパッド325-11及びパッド325-12の関係と、xy平面におけるパッド325-19及びパッド325-20の関係と、を示している。
図32に示すように、xy平面において、パッド325-11は、矩形の形状を有している。また、xy平面において、パッド325-12は、矩形の形状を有している。なお、パッド325-11及びパッド325-12は電気的に分離されている。
そして、パッド325-11は、ビア接続領域323-9aにてビア323-9に接続される。また、パッド325-11は、他チップ接続領域325-11aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド325-12は、ビア接続領域323-10aにてビア323-10に接続される。また、パッド325-12は、他チップ接続領域325-12aを介して、他チップに接続される。
ビア接続領域323-10aと、他チップ接続領域325-12aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域325-11aと、他チップ接続領域325-12aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図32に示すように、xy平面において、パッド325-19は、矩形の形状を有している。また、xy平面において、パッド325-20は、矩形の形状を有している。なお、パッド325-19及びパッド325-20は電気的に分離されている。
そして、パッド325-19は、ビア接続領域323-15aにてビア323-15に接続される。また、パッド325-19は、他チップ接続領域325-19aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド325-20は、ビア接続領域323-16aにてビア323-16に接続される。また、パッド325-20は、他チップ接続領域325-20aを介して、他チップに接続される。
ビア接続領域323-15aと、他チップ接続領域325-19aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域325-19aと、他チップ接続領域325-20aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC1のパッド325のパターンは、例えば、図32に示されたシンボルPa10に対応付けられる。
<2-3-1-3> 積層構造
次に、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図33を用いて説明する。図33は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図33は、図29~図32において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図33に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド225の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド225の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド325-1、325-2、325-4~225-7、325-9、及び325-10の位置はそれぞれ、サブチップSC1のパッド325-19、325-20、325-17、325-16、325-15、325-14、325-11、及び325-12の位置と整合する。
また、サブチップSC0の下面は、他のサブチップSC0の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のビア323の位置と、他のサブチップSC0のビア323の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のビア323-1~323-8の位置はそれぞれ、他のサブチップSC0のビア323-8~323-1の位置と整合する。
また、サブチップSC1の下面は、他のサブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC1のビア323の位置と、他のサブチップSC1のビア323の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC1のビア323-9~143-16の位置はそれぞれ、他のサブチップSC1のビア323-16~143-9の位置と整合する。
サブチップSC0の信号経路322-1及びサブチップSC1の信号経路322-8が、パッド325-1とパッド325-19との間に設けられたマイクロバンプMB5-1(1)により電気的に接続され、且つパッド325-2とパッド325-20との間に設けられたマイクロバンプMB5-2(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
このように、サブチップSC0の信号経路322-1及びサブチップSC1の信号経路322-8において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路322-1及び信号経路322-8によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図34を用いて、パッド325-1及び325-19の接続方法と、パッド325-2及び325-20の接続方法について説明する。図34は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置の2つのサブチップを積層する場合における、各サブチップのパッドの関係を示した図である。図34は、サブチップの積層時におけるパッド325-1及び325-2のxy平面と、パッド325-19及び325-20のxy平面と、を示した図である。
図34に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図34では、サブチップSC1のパッド325-19及び325-20のパターンを、図32で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド325-19の接続領域325-19aは、z軸方向において、パッド325-1の接続領域325-1aの上方に位置する。そして、パッド325-1の接続領域325-1aと、パッド325-19の接続領域325-19aと、はマイクロバンプMB5-1(1)を介して接続される。
また、パッド325-20の接続領域325-20aは、z軸方向において、パッド325-2の接続領域325-2aの上方に位置する。そして、パッド325-2の接続領域325-2aと、パッド325-20の接続領域325-20aと、はマイクロバンプMB5-1(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
次に図33に戻って、他の信号経路について説明する。サブチップSC0の信号経路322-2及びサブチップSC1の信号経路322-7が、パッド325-4とパッド325-17との間に設けられたマイクロバンプMB5-2により電気的に接続され、パッド325-5とパッド325-15との間に設けられたマイクロバンプMB5-3により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL6となる。
このように、サブチップSC0の信号経路322-2及びサブチップSC1の信号経路322-7において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回する。これにより、ロジック素子層を挿入しつつ、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
サブチップSC0の信号経路322-3及びサブチップSC1の信号経路322-6が、パッド325-6とパッド325-15との間に設けられたマイクロバンプMB5-4により電気的に接続され、パッド325-7とパッド325-14との間に設けられたマイクロバンプMB5-5により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL5となる。
このように、サブチップSC0の信号経路322-3及びサブチップSC1の信号経路322-6において、TSVが直接接続されているパッド同士が直接接続されないように、サブチップ間においてTSVの位置をずらし、信号経路を迂回する。これにより、ロジック素子層を挿入しつつ、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。
サブチップSC0の信号経路322-4及びサブチップSC1の信号経路322-5が、パッド325-9とパッド325-11との間に設けられたマイクロバンプMB5-6(1)により電気的に接続され、パッド325-10とパッド325-12との間に設けられたマイクロバンプMB5-6(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
このように、サブチップSC0の信号経路322-4及びサブチップSC1の信号経路322-5において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路322-4及び信号経路322-5によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図34を用いて、パッド325-9及び325-11の接続方法と、パッド325-10及び325-12の接続方法について説明する。図34は、サブチップの積層時におけるパッド325-9及び325-10のxy平面と、パッド325-11及び325-12のxy平面と、を示した図である。
図34に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図34では、サブチップSC1のパッド325-11及び325-12のパターンを、図32で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド325-11の接続領域225-11aは、z軸方向において、パッド325-9の接続領域325-9aの上方に位置する。そして、パッド325-9の接続領域325-9aと、パッド325-11の接続領域325-11aと、はマイクロバンプMB5-6(1)を介して接続される。
また、パッド325-12の接続領域325-12aは、z軸方向において、パッド225-10の接続領域325-10aの上方に位置する。そして、パッド325-10の接続領域325-10aと、パッド325-12の接続領域325-12aと、はマイクロバンプMB5-6(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
<2-3-1-4> 信号または電源の流れ
ここで、図35を用いて、信号または電源の流れを示す。図35は、第2実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造における信号または電源の流れを説明するための断面図である。なお、ここでは簡単のため、信号または電源が流れる端子(バンプ)及びビアに着目して説明する。
まず、信号経路322-1及び322-8からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア323-1、ビア323-15を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア323-9、ビア323-7を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア323-15、ビア323-1を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア323-7、ビア323-9を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア323-2、ビア323-16を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア323-10、ビア323-8を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア323-16、ビア323-2を介し、端子Ta4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア323-8、ビア323-10を介し、端子Ta4-2から出力される(矢印B1、B2参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
次に、信号経路322-2及び322-7からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Tb6-1に入力された信号または電源は、ビア323-14、ビア323-4を介し、端子Ta6-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb6-1に入力された信号または電源は、ビア323-6、ビア323-12を介し、端子Ta6-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb6-2に入力された信号または電源は、ビア323-13、ビア323-3を介し、端子Ta6-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb6-2に入力された信号または電源は、ビア323-5、ビア323-11を介し、端子Ta6-1から出力される(矢印B3、B4参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL6を実現することができる。
信号経路322-3及び322-6からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta5-1に入力された信号または電源は、ビア323-5、ビア323-11を介し、端子Tb5-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta5-1に入力された信号または電源は、ビア323-13、ビア323-3を介し、端子Tb5-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta5-2に入力された信号または電源は、ビア323-6、ビア323-12を介し、端子Tb5-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta5-2に入力された信号または電源は、ビア323-14、ビア323-4を介し、端子Tb5-1から出力される(矢印B5、B6参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL5を実現することができる。
信号経路322-4及び322-5からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア323-7、ビア323-9を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア323-15、ビア323-1を介し、端子Tb4-2から出力される。また、
コアチップCC0の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア323-9、ビア323-7を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア323-1、ビア323-15を介し、端子Ta4-1から出力される。
また、コアチップCC0の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア323-8、ビア323-10を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア323-16、ビア323-2を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア323-10、ビア323-8を介し、端子Ta4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア323-1、ビア323-16を介し、端子Ta4-2から出力される(矢印B7、B8参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
<2-3-2> 効果
上述した変形例によれば、第2実施形態及び第1実施形態の変形例1、及び変形例2と同様の効果を得ることができる。
<3> 第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体装置について説明する。第3実施形態に係る半導体装置は、チップ間でTSVのアサインを変更できる配線パターンを備えている。以下では、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。
<3-1>構成
<3-1-1>コアチップの信号経路
コアチップ群は、各コアチップ内の信号経路を介して電気的に接続される。
そこで、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路について、図36を用いて説明する。図36は、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップの信号経路を説明するための回路図である。
図36に示すように、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップには、信号経路(SL7)が設けられる。
信号経路SL7は、端子Ta7-1と、Ta7-2と、Ta7-3と、Tb7-1と、Tb7-2と、Tb7-3と、端子Ta7-1及びTb7-2を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta7-2及びTb7-3を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、端子Ta7-3及びTb7-1を接続するコアチップCCの内部に設けられた配線層と、を備えている。この信号経路SL7により、1つの信号または電源のコンタクトのアサインをチップ毎に変えることができる。
例えば、コアチップCC0において、端子Ta7-1から入力された信号は、端子Tb7-2から出力され、コアチップCC1の端子Ta7-2から入力される。また、コアチップCC0において、端子Ta7-2から入力された信号は、端子Tb7-3から出力され、コアチップCC1の端子Ta7-3から入力される。また、コアチップCC0において、端子Ta7-3から入力された信号は、端子Tb7-1から出力され、コアチップCC1の端子Ta7-1から入力される。このように、信号経路SL7では、コアチップごとに信号の入力先(端子)が入れ替わる。
<3-1-2> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<3-1-2-1> サブチップSC0の断面
図37を用いて、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図37は、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図37では、一例として、信号経路SL4及びSL7の一部を構成する配線パターンを示している。
図37に示すように、半導体基板420の上面には、素子層421が設けられる。なお、図37では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図37では、複数の信号経路422(422-1及び422-2)を示している。
半導体基板420及び素子層421には、TSVとして機能する複数のビア423(423-1、423-2、423-3、423-4、及び423-5)が設けられる。半導体基板420の下面のうちビア423-1~423-5が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta4-1、Ta4-2、Ta7-1、Ta7-2、及びTa7-3として機能する複数のバンプ424(424-1、424-2、424-3、424-4、及び424-5)が設けられる。素子層421の上面には、複数のパッド425(425-1、425-2、425-3、425-4、及び425-5)が設けられる。パッド425の上面は、素子層421の上面に露出する。
信号経路422-1は、バンプ424-1(Ta4-1)と、バンプ424-1に接続されるビア423-1と、ビア423-1に接続されるパッド425-1と、を備えている。パッド425-1において、ビア423-1に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-1において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、また、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
また、信号経路422-1は、バンプ424-2(Ta4-2)と、バンプ424-2に接続されるビア423-2と、ビア423-2に接続されるパッド425-2と、を備えている。パッド425-2において、ビア423-2に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-2において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路422-2は、バンプ424-3(Ta7-1)と、バンプ424-3に接続されるビア423-3と、ビア423-3に接続されるパッド425-3と、を備えている。パッド425-3において、ビア423-3に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-3において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路422-2は、バンプ424-4(Ta7-2)と、バンプ424-4に接続されるビア423-4と、ビア423-4に接続されるパッド425-4と、を備えている。パッド425-4において、ビア423-4に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-4において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路422-2は、バンプ424-5(Ta7-3)と、バンプ424-5に接続されるビア423-5と、ビア423-5に接続されるパッド425-5と、を備えている。パッド425-5において、ビア423-5に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-5において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図37に示されたシンボルP11に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド425は内部回路に接続されても良い。
<3-1-2-2> サブチップSC0の上面
図38を用いて、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図38は、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図38では、xy平面におけるパッド425-1と、パッド425-2と、の関係を示している。
図38に示すように、xy平面において、パッド425-1は、多角形(図38ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-2は、多角形(図38では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド425-1は、ビア接続領域423-1aにてビア423-1に接続される。また、パッド425-1は、他チップ接続領域425-1aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-2は、ビア接続領域423-2aにてビア423-2に接続される。また、パッド425-2は、他チップ接続領域425-2aを介して、他チップに接続される。
図38の例の場合、ビア接続領域423-1aと、ビア接続領域423-2aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域425-1aと、他チップ接続領域425-2aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
また、図38では、xy平面におけるパッド425-3と、425-4と、425-5と、の関係を示している。
図38に示すように、xy平面において、パッド425-3は、多角形(図38ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-4は、多角形(図38ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-5は、多角形(図38では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド425-3は、ビア接続領域423-3aにてビア423-3に接続される。また、パッド425-3は、他チップ接続領域425-3aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-4は、ビア接続領域423-4aにてビア423-4に接続される。また、パッド425-4は、他チップ接続領域425-4aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-5は、ビア接続領域423-5aにてビア423-5に接続される。また、パッド425-5は、他チップ接続領域425-5aを介して、他チップに接続される。
図38の例の場合、ビア接続領域423-3aと、ビア接続領域423-4aと、ビア接続領域423-5aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域425-4aと、他チップ接続領域425-5aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC0のパッド425のパターンは、例えば、図38に示されたシンボルPa11に対応付けられる。
<3-1-2-3> サブチップSC1の断面
図39を用いて、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図39は、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図39では、一例として、信号経路SL4及びSL7の一部を構成する配線パターンを示している。
図39に示すように、半導体基板420の上面には、素子層421が設けられる。なお、図39では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図39では、複数の信号経路422(422-3及び422-4)を示している。
半導体基板420及び素子層421には、TSVとして機能する複数のビア423(423-6、423-7、423-8、423-9、及び423-10)が設けられる。半導体基板420の下面のうちビア423-6~423-10が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb4-1、Tb4-2、Tb7-1、Tb7-2、及びTb7-3として機能する複数のバンプ424(424-6、424-7、424-8、424-9、及び424-10)が設けられる。素子層421の上面には、複数のパッド425(425-6、425-7、425-8、425-9、及び425-10)が設けられる。パッド425の上面は、素子層421の上面に露出する。
信号経路422-3は、バンプ424-6(Tb7-3)と、バンプ424-6に接続されるビア423-6と、ビア423-6に接続されるパッド425-6と、を備えている。パッド425-6において、ビア423-6に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-6において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、また、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
信号経路422-3は、バンプ424-7(Tb7-2)と、バンプ424-7に接続されるビア423-7と、ビア423-7に接続されるパッド425-7と、を備えている。パッド425-7において、ビア423-7に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-7において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路422-3は、バンプ424-8(Tb7-1)と、バンプ424-8に接続されるビア423-8と、ビア423-8に接続されるパッド425-8と、を備えている。パッド425-8において、ビア423-8に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-8において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また、信号経路422-4は、バンプ424-9(Tb4-2)と、バンプ424-9に接続されるビア423-9と、ビア423-9に接続されるパッド425-9と、を備えている。パッド425-9において、ビア423-9に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-9において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路422-4は、バンプ424-10(Tb4-1)と、バンプ424-10に接続されるビア423-10と、ビア423-10に接続されるパッド425-10と、を備えている。パッド425-10において、ビア423-10に接続される領域に対向し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド425-10において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層421の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
サブチップSC0のビアと、サブチップSC1のビアと、は、互いの下面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図39に示されたシンボルP12に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド425は内部回路に接続されても良い。
<3-1-2-4> サブチップSC1の上面
図40を用いて、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図40は、第3実施形態に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図40では、xy平面におけるパッド425-6と、パッド425-7と、パッド425-8と、の関係を示している。
図40に示すように、xy平面において、パッド425-6は、多角形(図40ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-7は、多角形(図40ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-8は、多角形(図40では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド425-6は、ビア接続領域423-6aにてビア423-6に接続される。また、パッド425-6は、他チップ接続領域425-6aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-7は、ビア接続領域423-7aにてビア423-7に接続される。また、パッド425-7は、他チップ接続領域425-7aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-8は、ビア接続領域423-8aにてビア423-8に接続される。また、パッド425-8は、他チップ接続領域425-8aを介して、他チップに接続される。
図40の例の場合、ビア接続領域423-6aと、ビア接続領域423-7aと、ビア接続領域423-8aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域425-6aと、他チップ接続領域425-7aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域425-6aと、他チップ接続領域425-8aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図40に示すように、xy平面において、パッド425-9は、多角形(図40ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド425-10は、多角形(図40では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド425-9は、ビア接続領域423-9aにてビア423-9に接続される。また、パッド425-9は、他チップ接続領域425-9aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド425-10は、ビア接続領域423-10aにてビア423-10に接続される。また、パッド425-10は、他チップ接続領域425-10aを介して、他チップに接続される。
図40の例の場合、ビア接続領域423-9aと、ビア接続領域423-10aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域425-9aと、他チップ接続領域425-10aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC1のパッド425のパターンは、例えば、図40に示されたシンボルPa12に対応付けられる。
<3-1-3> コアチップ群の積層構造
次に、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図41を用いて説明する。図41は、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図41は、図37~図40において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図41に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド425の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド425の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド425-1~425-5と、サブチップSC1のパッド425-10~425-6と、の位置は整合する。
また、サブチップSC0の下面は、サブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のバンプ424の位置と、サブチップSC1のバンプ424の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のバンプ424-1~424-5の位置はそれぞれ、サブチップSC1のバンプ424-10~424-6の位置と整合する。
サブチップSC0の信号経路422-1及びサブチップSC1の信号経路422-4が、パッド425-1とパッド425-9との間に設けられたマイクロバンプMB6-1(1)により電気的に接続され、且つパッド425-2とパッド425-10との間に設けられたマイクロバンプMB6-1(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
このように、サブチップSC0の信号経路422-1及びサブチップSC1の信号経路422-4において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路422-1及び信号経路422-4によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図42を用いて、パッド425-1及び425-9の接続方法と、パッド425-2及び425-10の接続方法について説明する。図42は、第3実施形態に係る半導体装置の2つのサブチップを積層する場合における、各サブチップのパッドの関係を示した図である。図42は、サブチップの積層時におけるパッド425-1及び425-2のxy平面と、パッド425-9及び425-10のxy平面と、を示した図である。
図41に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図42では、サブチップSC1のパッド425-9及び425-10のパターンを、図40で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド425-9の接続領域425-9aは、z軸方向において、パッド425-1の接続領域425-1aの上方に位置する。そして、パッド425-1の接続領域425-1aと、パッド425-19の接続領域425-19aと、はマイクロバンプMB6-1(1)を介して接続される。
また、パッド425-10の接続領域425-10aは、z軸方向において、パッド425-2の接続領域425-2aの上方に位置する。そして、パッド425-2の接続領域425-2aと、パッド425-10の接続領域425-10aと、はマイクロバンプMB6-1(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
次に図41に戻って、他の信号経路について説明する。サブチップSC0の信号経路422-2及びサブチップSC1の信号経路422-3が、パッド425-3とパッド425-7との間に設けられたマイクロバンプMB6-2により電気的に接続され、パッド425-4とパッド425-6との間に設けられたマイクロバンプMB6-3(1)により電気的に接続され、パッド425-5とパッド425-8との間に設けられたマイクロバンプMB6-3(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL7となる。
このように、サブチップSC0の信号経路422-2及びサブチップSC1の信号経路422-3において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路422-2及び信号経路422-3によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL7を実現する。
ここで、図42を用いて、パッド425-3及び425-7の接続方法と、パッド425-4及び425-6の接続方法と、パッド425-5及び425-8の接続方法と、について説明する。図42は、サブチップの積層時におけるパッド425-3、425-4、及び425-5のxy平面と、パッド425-6、425-7、及び425-8のxy平面と、を示した図である。
図42に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図42では、サブチップSC1のパッド425-6、425-7、及び425-8のパターンを、図40で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド425-7の接続領域425-7aは、z軸方向において、パッド425-3の接続領域425-3aの上方に位置する。そして、パッド425-3の接続領域425-3aと、パッド425-7の接続領域425-7aと、はマイクロバンプMB6-2を介して接続される。
また、パッド425-6の接続領域425-6aは、z軸方向において、パッド425-4の接続領域425-4aの上方に位置する。そして、パッド425-4の接続領域425-4aと、パッド425-6の接続領域425-6aと、はマイクロバンプMB6-3(1)を介して接続される。
また、パッド425-8の接続領域425-8aは、z軸方向において、パッド425-5の接続領域425-5aの上方に位置する。そして、パッド425-5の接続領域425-5aと、パッド425-8の接続領域425-8aと、はマイクロバンプMB6-3(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
<3-1-4> 信号または電源の流れ
ここで、図43を用いて、信号または電源の流れを示す。図43は、第3実施形態に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造における信号または電源の流れを説明するための断面図である。なお、ここでは簡単のため、信号または電源が流れる端子(バンプ)及びビアに着目して説明する。
まず、信号経路422-1及び422-4からなる経路について説明する。端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア423-1、ビア423-9を介し、端子Tb4-2から出力される。また、端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア423-9、ビア423-1を介し、端子Ta4-1から出力される。また、端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア423-2、ビア423-10を介し、端子Tb4-1から出力される。また、端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア423-10、ビア423-2を介し、端子Ta4-2から出力される(矢印C1、C2参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
次に、信号経路422-2及び422-3からなる経路について説明する。端子Ta7-1に入力された信号または電源は、ビア423-3、ビア423-7を介し、端子Tb7-2から出力される。また、端子Tb7-2に入力された信号または電源は、ビア423-7、ビア423-3を介し、端子Ta7-1から出力される。また、端子Ta7-2に入力された信号または電源は、ビア423-4、ビア423-6を介し、端子Tb7-3から出力される。また、端子Tb7-3に入力された信号または電源は、ビア423-6、ビア423-4を介し、端子Ta7-2から出力される。また、端子Ta7-3に入力された信号または電源は、ビア423-5、ビア423-8を介し、端子Tb7-1から出力される。また、端子Tb7-1に入力された信号または電源は、ビア423-8、ビア423-5を介し、端子Ta7-3から出力される(矢印C3~C5参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL7を実現することができる。
<3-2> 効果
上述した実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
<3-3> 第3実施形態の変形例
<3-3-1> 構成
<3-3-1-1> サブチップの構成
サブチップSC0及びSC1のレイアウトは、第1実施形態で説明したレイアウトと同様である。
<3-3-1-1-1> サブチップSC0の断面
図44を用いて、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図44は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図44では、一例として、信号経路SL4及びSL7の一部を構成する配線パターンを示している。
図44に示すように、半導体基板520の上面には、素子層521が設けられる。なお、図44では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図44では、複数の信号経路522(522-1、522-2、522-3、及び522-4)を示している。
半導体基板520及び素子層521には、TSVとして機能する複数のビア523(523-1、523-2、523-3、523-4、523-5、523-6、523-7、523-8、523-9、及び523-10)が設けられる。半導体基板520の下面のうちビア523-1~523-10が露出した部分にはそれぞれ、端子Ta4-1、Ta4-2、Ta7-1、Ta7-2、及びTa7-3として機能する複数のバンプ524(524-1、524-2、524-3、524-4、524-5、524-6、524-7、524-8、524-9、及び524-10)が設けられる。素子層521の上面には、複数のパッド525(525-1、525-2、525-3、525-4、525-5、525-6、525-7、525-8、525-9、及び525-10)が設けられる。パッド525の上面は、素子層521の上面に露出する。
信号経路522-1は、バンプ524-1(Ta4-1またはTb4-2)と、バンプ524-1に接続されるビア523-1と、ビア523-1に接続されるパッド525-1と、を備えている。パッド525-1において、ビア523-1に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-1において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、ここで「他チップ」とは、サブチップSC1を意味する。
また、信号経路522-1は、バンプ524-2(Ta4-2またはTb4-1)と、バンプ524-2に接続されるビア523-2と、ビア523-2に接続されるパッド525-2と、を備えている。パッド525-2において、ビア523-2に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-2において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-2は、バンプ524-3(Ta7-1またはTb7-3)と、バンプ524-3に接続されるビア523-3と、ビア523-3に接続されるパッド525-3と、を備えている。パッド525-3において、ビア523-3に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-3において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-2は、バンプ524-4(Ta7-2またはTb7-2)と、バンプ524-4に接続されるビア523-4と、ビア523-4に接続されるパッド525-4と、を備えている。パッド525-4において、ビア523-4に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-4において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-2は、バンプ524-5(Ta7-3またはTb7-1)と、バンプ524-5に接続されるビア523-5と、ビア523-5に接続されるパッド525-5と、を備えている。パッド525-5において、ビア523-5に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-5において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-3は、バンプ524-6(Ta7-1またはTb7-3)と、バンプ524-6に接続されるビア523-6と、ビア523-6に接続されるパッド525-6と、を備えている。パッド525-6において、ビア523-6に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-6において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-3は、バンプ524-7(Ta7-2またはTb7-2)と、バンプ524-7に接続されるビア523-7と、ビア523-7に接続されるパッド525-7と、を備えている。パッド525-7において、ビア523-7に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-7において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-3は、バンプ524-8(Ta7-3またはTb7-1)と、バンプ524-8に接続されるビア523-8と、ビア523-8に接続されるパッド525-8と、を備えている。パッド525-8において、ビア523-8に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-8において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-4は、バンプ524-9(Ta4-1またはTb4-2)と、バンプ524-9に接続されるビア523-9と、ビア523-9に接続されるパッド525-9と、を備えている。パッド525-9において、ビア523-9に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-9において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また、信号経路522-4は、バンプ524-10(Ta4-2またはTb4-1)と、バンプ524-10に接続されるビア523-10と、ビア523-10に接続されるパッド525-10と、を備えている。パッド525-10において、ビア523-10に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-10において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
サブチップSC0の下面と、他のサブチップSC0の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC0のビアは、他のサブチップSC0の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC0においては、サブチップSC0のxz平面のx軸方向の中心に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC0の配線パターンは、例えば、図44に示されたシンボルP13に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド525は内部回路に接続されても良い。
<3-3-1-1-2> サブチップSC0の上面
図45を用いて、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図45は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図45では、xy平面におけるパッド525-1と、パッド525-2と、の関係を示している。
図45に示すように、xy平面において、パッド525-1は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-2は、多角形(図45では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-1は、ビア接続領域523-1aにてビア523-1に接続される。また、パッド525-1は、他チップ接続領域525-1aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-2は、ビア接続領域523-2aにてビア523-2に接続される。また、パッド525-2は、他チップ接続領域525-2aを介して、他チップに接続される。
図45の例の場合、ビア接続領域523-1aと、ビア接続領域523-2aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-1aと、他チップ接続領域525-2aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
また、図45では、xy平面におけるパッド525-3と、525-4と、525-5と、の関係を示している。
図45に示すように、xy平面において、パッド525-3は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-4は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-5は、多角形(図45では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-3は、ビア接続領域523-3aにてビア523-3に接続される。また、パッド525-3は、他チップ接続領域525-3aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-4は、ビア接続領域523-4aにてビア523-4に接続される。また、パッド525-4は、他チップ接続領域525-4aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-5は、ビア接続領域523-5aにてビア523-5に接続される。また、パッド525-5は、他チップ接続領域525-5aを介して、他チップに接続される。
図45の例の場合、ビア接続領域523-3aと、ビア接続領域523-4aと、ビア接続領域523-5aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-3aと、他チップ接続領域525-4aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-4aと、他チップ接続領域525-5aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
また、図45では、xy平面におけるパッド525-6と、525-7と、525-8と、の関係を示している。
図45に示すように、xy平面において、パッド525-6は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-7は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-8は、多角形(図45では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-6は、ビア接続領域523-6aにてビア523-6に接続される。また、パッド525-6は、他チップ接続領域525-6aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-7は、ビア接続領域523-7aにてビア523-7に接続される。また、パッド525-7は、他チップ接続領域525-7aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-8は、ビア接続領域523-8aにてビア523-8に接続される。また、パッド525-8は、他チップ接続領域525-8aを介して、他チップに接続される。
図45の例の場合、ビア接続領域523-6aと、ビア接続領域523-7aと、ビア接続領域523-8aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-6aと、他チップ接続領域525-7aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-7aと、他チップ接続領域525-8aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図45では、xy平面におけるパッド525-9と、パッド525-10と、の関係を示している。
図45に示すように、xy平面において、パッド525-9は、多角形(図45ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-10は、多角形(図45では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-9は、ビア接続領域523-9aにてビア523-9に接続される。また、パッド525-9は、他チップ接続領域525-9aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-10は、ビア接続領域523-10aにてビア523-10に接続される。また、パッド525-10は、他チップ接続領域525-10aを介して、他チップに接続される。
図45の例の場合、ビア接続領域523-9aと、ビア接続領域523-10aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-9aと、他チップ接続領域525-10aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
以上のように配置されたサブチップSC0のパッド525のパターンは、例えば、図45に示されたシンボルPa13に対応付けられる。
<3-3-1-1-3> サブチップSC1の断面
図46を用いて、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図46は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための断面図である。図46では、一例として、信号経路SL4及びSL7の一部を構成する配線パターンを示している。
図46に示すように、半導体基板520の上面には、素子層521が設けられる。なお、図46では、簡単のため、信号経路以外の内部回路については、記載を省略している。
図46では、複数の信号経路522(522-5、522-6、522-7、及び522-8)を示している。
半導体基板520及び素子層521には、TSVとして機能する複数のビア523(523-11、523-12、523-13、523-14、523-15、523-16、523-17、523-18、523-19、及び523-20)が設けられる。半導体基板520の下面のうちビア523-11~523-20が露出した部分にはそれぞれ、端子Tb4-1、Tb4-2、Tb7-1、Tb7-2、及びTb7-3として機能する複数のバンプ524(524-11、524-12、524-13、524-14、524-15、524-16、524-17、524-18、524-19、及び524-20)が設けられる。素子層521の上面には、複数のパッド525(525-11、525-12、525-13、525-14、525-15、525-16、525-17、525-18、525-19、及び525-20)が設けられる。パッド525の上面は、素子層521の上面に露出する。
信号経路522-5は、バンプ524-11(Tb4-2またはTa4-1)と、バンプ524-11に接続されるビア523-11と、ビア523-11に接続されるパッド525-11と、を備えている。パッド525-11において、ビア523-11に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-11において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
なお、また、ここで「他チップ」とは、サブチップSC0を意味する。
信号経路522-5は、バンプ524-12(Tb4-1またはTa4-2)と、バンプ524-12に接続されるビア523-12と、ビア523-12に接続されるパッド525-12と、を備えている。パッド525-12において、ビア523-12に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-12において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-6は、バンプ524-13(Tb7-3またはTa7-1)と、バンプ524-13に接続されるビア523-13と、ビア523-13に接続されるパッド525-13と、を備えている。パッド525-13において、ビア523-13に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-13において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-6は、バンプ524-14(Tb7-2またはTa7-2)と、バンプ524-14に接続されるビア523-14と、ビア523-14に接続されるパッド525-14と、を備えている。パッド525-14において、ビア523-14に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-14において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-6は、バンプ524-15(Tb7-1またはTa7-3)と、バンプ524-15に接続されるビア523-15と、ビア523-15に接続されるパッド525-15と、を備えている。パッド525-15において、ビア523-15に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-15において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-7は、バンプ524-16(Tb7-3またはTa7-1)と、バンプ524-16に接続されるビア523-16と、ビア523-16に接続されるパッド525-16と、を備えている。パッド525-16において、ビア523-16に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-16において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-7は、バンプ524-17(Tb7-2またはTa7-2)と、バンプ524-17に接続されるビア523-17と、ビア523-17に接続されるパッド525-17と、を備えている。パッド525-17において、ビア523-17に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-17において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-7は、バンプ524-18(Tb7-1またはTa7-3)と、バンプ524-18に接続されるビア523-18と、ビア523-18に接続されるパッド525-18と、を備えている。パッド525-18において、ビア523-18に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-18において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
また、信号経路522-8は、バンプ524-19(Tb4-2またはTa4-1)と、バンプ524-19に接続されるビア523-19と、ビア523-19に接続されるパッド525-19と、を備えている。パッド525-19において、ビア523-19に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-19において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
信号経路522-8は、バンプ524-20(Tb4-1またはTa4-2)と、バンプ524-20に接続されるビア523-20と、ビア523-20に接続されるパッド525-20と、を備えている。パッド525-20において、ビア523-20に接続される領域に対向し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続されない領域となる。また、パッド525-20において、例えば他チップと直接接続されない領域から延伸し、且つ素子層521の上面に露出する領域は、他チップと直接接続するための領域(他チップ接続領域)となる。
サブチップSC1の下面と、他のサブチップSC1の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC1のビアは、他のサブチップSC1の下面に関して鏡像対称に設計されている。つまり、サブチップSC1においては、サブチップSC1のxz平面のx軸方向の中心に対して鏡像対称になるようにビアが設けられる。
以上のように配置されたサブチップSC1の配線パターンは、例えば、図46に示されたシンボルP14に対応付けられる。
なお、ここでは図示していないが、各パッド525は内部回路に接続されても良い。
<3-3-1-1-4> サブチップSC1の上面
図47を用いて、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明する。図47は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のサブチップの配線パターンの一例を説明するための上面図である。
図47では、xy平面におけるパッド525-11と、パッド525-12と、の関係を示している。
図47に示すように、xy平面において、パッド525-11は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-12は、多角形(図47では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-911は、ビア接続領域523-11aにてビア523-11に接続される。また、パッド525-11は、他チップ接続領域525-11aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-12は、ビア接続領域523-12aにてビア523-12に接続される。また、パッド525-12は、他チップ接続領域525-12aを介して、他チップに接続される。
図47の例の場合、ビア接続領域523-11aと、ビア接続領域523-12aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-11aと、他チップ接続領域525-12aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図47では、xy平面におけるパッド525-13と、パッド525-14と、パッド525-15と、の関係を示している。
図47に示すように、xy平面において、パッド525-13は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-14は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-15は、多角形(図47では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-13は、ビア接続領域523-13aにてビア523-13に接続される。また、パッド525-13は、他チップ接続領域525-13aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-14は、ビア接続領域523-14aにてビア523-14に接続される。また、パッド525-14は、他チップ接続領域525-14aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-15は、ビア接続領域523-15aにてビア523-15に接続される。また、パッド525-15は、他チップ接続領域525-15aを介して、他チップに接続される。
図47の例の場合、ビア接続領域523-13aと、ビア接続領域523-14aと、ビア接続領域523-15aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-13aと、他チップ接続領域525-14aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-14aと、他チップ接続領域525-15aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図47では、xy平面におけるパッド525-16と、パッド525-17と、パッド525-18と、の関係を示している。
図47に示すように、xy平面において、パッド525-16は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-17は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-18は、多角形(図47では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-16は、ビア接続領域523-16aにてビア523-16に接続される。また、パッド525-16は、他チップ接続領域525-16aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-17は、ビア接続領域523-17aにてビア523-17に接続される。また、パッド525-17は、他チップ接続領域525-17aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-18は、ビア接続領域523-18aにてビア523-18に接続される。また、パッド525-18は、他チップ接続領域525-18aを介して、他チップに接続される。
図47の例の場合、ビア接続領域523-16aと、ビア接続領域523-17aと、ビア接続領域523-18aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-16aと、他チップ接続領域525-17aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置するまた、他チップ接続領域525-16aと、他チップ接続領域525-18aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
図47では、xy平面におけるパッド525-19と、パッド525-20と、の関係を示している。
図47に示すように、xy平面において、パッド525-19は、多角形(図47ではL型)の形状を有している。また、xy平面において、パッド525-20は、多角形(図47では逆L型)の形状を有している。
そして、パッド525-19は、ビア接続領域523-19aにてビア523-19に接続される。また、パッド525-19は、他チップ接続領域525-19aを介して、他チップに接続される。
そして、パッド525-20は、ビア接続領域523-20aにてビア523-20に接続される。また、パッド525-20は、他チップ接続領域525-20aを介して、他チップに接続される。
図47の例の場合、ビア接続領域523-19aと、ビア接続領域523-20aと、はx軸方向に沿った同一線上に位置する。また、他チップ接続領域525-19aと、他チップ接続領域525-20aと、はy軸方向に沿った同一線上に位置する。
サブチップSC0の下面と、他のサブチップSC0の下面と、が貼り合わされる。そのため、サブチップSC0のビアは、他のサブチップSC0の下面に関して鏡像対称に設計されている。
以上のように配置されたサブチップSC1のパッド525のパターンは、例えば、図47に示されたシンボルPa14に対応付けられる。
<3-3-1-2> 積層構造
次に、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造について、図48を用いて説明する。図48は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造を説明するための断面図である。図48は、図44~図47において示されたサブチップSC0及びSC1がこの順に積層された構造を示している。
図48に示すように、サブチップSC0の上面は、サブチップSC1の上面と貼り合わされる。サブチップSC0の他チップ接続領域を有するパッド525の位置はそれぞれ、サブチップSC1の他チップ接続領域を有するパッド525の位置と整合する。具体的には、サブチップSC0のパッド525-1~525-10と、サブチップSC1のパッド525-20~525-11と、の位置は整合する。
また、サブチップSC0の下面は、他のサブチップSC0の下面と貼り合わされる。サブチップSC0のビア523の位置と、他のサブチップSC0のビア523の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC0のビア523-1~523-10の位置はそれぞれ、他のサブチップSC0のビア523-10~523-1の位置と整合する。
また、サブチップSC1の下面は、他のサブチップSC1の下面と貼り合わされる。サブチップSC1のビア523の位置と、他のサブチップSC1のビア523の位置とは、互いの上面同士が向かい合う面に関して鏡像対称に設計されている。このため、サブチップSC1のビア523-11~523-20の位置はそれぞれ、他のサブチップSC1のビア523-20~523-11の位置と整合する。
サブチップSC0の信号経路522-1及びサブチップSC1の信号経路522-8が、パッド525-1とパッド525-19との間に設けられたマイクロバンプMB7-1(1)により電気的に接続され、且つパッド525-2とパッド525-20との間に設けられたマイクロバンプMB7-1(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
このように、サブチップSC0の信号経路522-1及びサブチップSC1の信号経路522-8において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路522-1及び信号経路522-8によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図49を用いて、パッド525-1及び525-19の接続方法と、パッド525-2及び525-20の接続方法について説明する。図49は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置の2つのサブチップを積層する場合における、各サブチップのパッドの関係を示した図である。図49は、サブチップの積層時におけるパッド525-1及び525-2のxy平面と、パッド525-19及び525-20のxy平面と、を示した図である。
図48に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図49では、サブチップSC1のパッド525-9及び525-10のパターンを、図47で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド525-19の接続領域525-19aは、z軸方向において、パッド525-1の接続領域525-1aの上方に位置する。そして、パッド525-1の接続領域525-1aと、パッド525-19の接続領域525-19aと、はマイクロバンプMB7-1(1)を介して接続される。
また、パッド525-20の接続領域525-20aは、z軸方向において、パッド525-2の接続領域525-2aの上方に位置する。そして、パッド525-2の接続領域525-2aと、パッド525-20の接続領域525-20aと、はマイクロバンプMB7-1(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
次に図48に戻って、他の信号経路について説明する。サブチップSC0の信号経路522-2及びサブチップSC1の信号経路522-7が、パッド525-3とパッド525-17との間に設けられたマイクロバンプMB7-2(1)により電気的に接続され、パッド525-4とパッド525-16との間に設けられたマイクロバンプMB7-3により電気的に接続され、パッド525-5とパッド525-18との間に設けられたマイクロバンプMB7-2(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL7となる。
このように、サブチップSC0の信号経路522-2及びサブチップSC1の信号経路522-7において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路522-2及び信号経路522-7によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL7を実現する。
ここで、図49を用いて、パッド525-3及び525-17の接続方法と、パッド525-4及び525-16の接続方法と、パッド525-5及び525-18の接続方法と、について説明する。図49は、サブチップの積層時におけるパッド525-3、525-4、及び525-5のxy平面と、パッド525-16、525-17、及び525-18のxy平面と、を示した図である。
図49に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図49では、サブチップSC1のパッド525-16、525-17、及び525-18のパターンを、図47で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド525-17の接続領域525-17aは、z軸方向において、パッド525-3の接続領域525-3aの上方に位置する。そして、パッド525-3の接続領域525-3aと、パッド525-17の接続領域525-17aと、はマイクロバンプMB7-2(1)を介して接続される。
また、パッド525-16の接続領域525-16aは、z軸方向において、パッド525-4の接続領域525-4aの上方に位置する。そして、パッド525-4の接続領域525-4aと、パッド525-16の接続領域525-16aと、はマイクロバンプMB7-3を介して接続される。
また、パッド525-18の接続領域525-18aは、z軸方向において、パッド525-5の接続領域525-5aの上方に位置する。そして、パッド525-5の接続領域525-5aと、パッド525-18の接続領域525-18aと、はマイクロバンプMB7-2(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
次に図48に戻って、他の信号経路について説明する。サブチップSC0の信号経路522-3及びサブチップSC1の信号経路522-6が、パッド525-6とパッド525-14との間に設けられたマイクロバンプMB7-4(1)により電気的に接続され、パッド525-7とパッド525-13との間に設けられたマイクロバンプMB7-5により電気的に接続され、パッド525-8とパッド525-15との間に設けられたマイクロバンプMB7-4(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL7となる。
このように、サブチップSC0の信号経路522-3及びサブチップSC1の信号経路522-6において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路522-3及び信号経路522-6によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL7を実現する。
ここで、図49を用いて、パッド525-6及び525-14の接続方法と、パッド525-7及び525-13の接続方法と、パッド525-8及び525-15の接続方法と、について説明する。図49は、サブチップの積層時におけるパッド525-6、525-7、及び525-8のxy平面と、パッド525-13、525-14、及び525-15のxy平面と、を示した図である。
図49に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図49では、サブチップSC1のパッド525-13、525-14、及び525-15のパターンを、図47で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド525-13の接続領域525-13aは、z軸方向において、パッド525-6の接続領域525-3aの上方に位置する。そして、パッド525-6の接続領域525-6aと、パッド525-13の接続領域525-13aと、はマイクロバンプMB7-4(1)を介して接続される。
また、パッド525-13の接続領域525-13aは、z軸方向において、パッド525-7の接続領域525-7aの上方に位置する。そして、パッド525-7の接続領域525-7aと、パッド525-13の接続領域525-13aと、はマイクロバンプMB7-5を介して接続される。
また、パッド525-15の接続領域525-15aは、z軸方向において、パッド525-8の接続領域525-8aの上方に位置する。そして、パッド525-8の接続領域525-8aと、パッド525-15の接続領域525-15aと、はマイクロバンプMB7-4(2)を介して接続される。
つまり、2つのサブチップにおいて、互いの上面で向かい合わないTSVに直結されたパッド同士がチップ表面で電気的に接続されている。
次に図48に戻って、他の信号経路について説明する。サブチップSC0の信号経路522-4及びサブチップSC1の信号経路522-5が、パッド525-9とパッド525-11との間に設けられたマイクロバンプMB7-6(1)により電気的に接続され、且つパッド525-10とパッド525-12との間に設けられたマイクロバンプMB7-6(2)により電気的に接続され、各々の内部回路と通信可能な信号経路SL4となる。
このように、サブチップSC0の信号経路522-4及びサブチップSC1の信号経路522-5において、パッドを延伸させ、TSVが直接接続されているパッド同士を接続させないように信号経路を迂回することで、信号または電源が入力される端子のアサインをチップ毎に変えることができる。信号経路522-4及び信号経路522-5によれば、パッドの形状を工夫することで、信号経路SL4を実現する。
ここで、図49を用いて、パッド525-9及び525-11の接続方法と、パッド525-10及び525-12の接続方法について説明する。図49は、サブチップの積層時におけるパッド525-9及び525-10のxy平面と、パッド525-11及び525-12のxy平面と、を示した図である。
図48に示すように、サブチップSC0及びサブチップSC1は、背合わせで積層される。そのため、図49では、サブチップSC1のパッド525-11及び525-12のパターンを、図47で示したパターンを左右180度回転させた状態で示す。
パッド525-11の接続領域525-11aは、z軸方向において、パッド525-9の接続領域525-9aの上方に位置する。そして、パッド525-9の接続領域525-9aと、パッド525-11の接続領域525-11aと、はマイクロバンプMB7-6(1)を介して接続される。
また、パッド525-12の接続領域525-12aは、z軸方向において、パッド525-10の接続領域525-10aの上方に位置する。そして、パッド525-10の接続領域525-10aと、パッド525-12の接続領域525-12aと、はマイクロバンプMB7-6(2)を介して接続される。
<3-3-1-3> 信号または電源の流れ
ここで、図50を用いて、信号または電源の流れを示す。図50は、第3実施形態の変形例に係る半導体装置のコアチップ群の積層構造における信号または電源の流れを説明するための断面図である。なお、ここでは簡単のため、信号または電源が流れる端子(バンプ)及びビアに着目して説明する。
まず、信号経路522-1及び522-8からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア523-1、ビア523-19を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア523-11、ビア523-9を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア523-19、ビア523-1を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア523-9、ビア523-11を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア523-2、ビア523-20を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア523-12、ビア523-10を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア523-20、ビア523-2を介し、端子Ta4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア523-10、ビア523-12を介し、端子Ta4-2から出力される(矢印D1、D2参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
信号経路522-2及び522-7からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta7-1に入力された信号または電源は、ビア523-3、ビア523-17を介し、端子Tb7-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-1に入力された信号または電源は、ビア523-13、ビア523-7を介し、端子Tb7-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-2に入力された信号または電源は、ビア523-17、ビア523-3を介し、端子Ta7-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-2に入力された信号または電源は、ビア523-7、ビア523-13を介し、端子Ta7-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta7-2に入力された信号または電源は、ビア523-4、ビア523-16を介し、端子Tb7-3から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-2に入力された信号または電源は、ビア523-14、ビア523-6を介し、端子Tb7-3から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-3に入力された信号または電源は、ビア523-16、ビア523-4を介し、端子Ta7-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-3に入力された信号または電源は、ビア523-6、ビア523-14を介し、端子Ta7-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta7-3に入力された信号または電源は、ビア523-5、ビア523-18を介し、端子Tb7-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-3に入力された信号または電源は、ビア523-15、ビア523-8を介し、端子Tb7-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-1に入力された信号または電源は、ビア523-18、ビア523-5を介し、端子Ta7-3から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-1に入力された信号または電源は、ビア523-8、ビア523-15を介し、端子Ta7-3から出力される(矢印D3~D5参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL7を実現することができる。
信号経路522-3及び522-6からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta7-1に入力された信号または電源は、ビア523-6、ビア523-14を介し、端子Tb7-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-1に入力された信号または電源は、ビア523-16、ビア523-4を介し、端子Tb7-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-2に入力された信号または電源は、ビア523-14、ビア523-6を介し、端子Ta7-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-2に入力された信号または電源は、ビア523-4、ビア523-16を介し、端子Ta7-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta7-2に入力された信号または電源は、ビア523-7、ビア523-13を介し、端子Tb7-3から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-2に入力された信号または電源は、ビア523-17、ビア523-3を介し、端子Tb7-3から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-3に入力された信号または電源は、ビア523-13、ビア523-7を介し、端子Ta7-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-3に入力された信号または電源は、ビア523-3、ビア523-17を介し、端子Ta7-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta7-3に入力された信号または電源は、ビア523-8、ビア523-15を介し、端子Tb7-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta7-3に入力された信号または電源は、ビア523-18、ビア523-5を介し、端子Tb7-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb7-1に入力された信号または電源は、ビア523-15、ビア523-8を介し、端子Ta7-3から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb7-1に入力された信号または電源は、ビア523-18、ビア523-5を介し、端子Ta7-3から出力される(矢印D6~D8参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL7を実現することができる。
信号経路522-4及び522-5からなる経路について説明する。コアチップCC0の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア523-9、ビア523-11を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-1に入力された信号または電源は、ビア523-19、ビア523-1を介し、端子Tb4-2から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア523-11、ビア523-9を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-2に入力された信号または電源は、ビア523-1、ビア323-19を介し、端子Ta4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア523-10、ビア523-12を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC1の端子Ta4-2に入力された信号または電源は、ビア523-20、ビア523-2を介し、端子Tb4-1から出力される。また、コアチップCC0の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア523-12、ビア523-10を介し、端子Ta4-2から出力される。また、コアチップCC1の端子Tb4-1に入力された信号または電源は、ビア523-2、ビア523-20を介し、端子Ta4-2から出力される(矢印D9、D10参照)。このように、本実施形態では、信号または電源が入力される端子がチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
図50に示すように、信号経路522-1及び522-8において、信号がビア523-1からビア523-19へ流れ、更にビア523-19からビア523-12に流れ、ビア523-12からビア523-10へ流れ、そしてビア523-10からビア523-1へと流れる(矢印D1参照)。信号経路522-1及び522-8において、信号がビア523-2からビア523-20へ流れ、更にビア523-20からビア523-11に流れ、ビア523-11からビア523-9へ流れ、そしてビア523-9からビア523-2へと流れる(矢印D2参照)。このように、本実施形態では、信号が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
信号経路522-2及び522-7において、信号がビア523-3からビア523-17へ流れ、更にビア523-17からビア523-14に流れ、ビア523-14からビア523-6へ流れ、そしてビア523-6からビア523-5へと流れ、ビア523-5からビア523-18へと流れ、ビア523-18からビア523-13へと流れ、ビア523-13からビア523-7へと流れ、ビア523-7からビア523-4へと流れ、ビア523-4からビア523-16へと流れ、ビア523-16からビア523-15へと流れ、ビア523-15からビア523-8へと流れ、ビア523-8からビア523-3へと流れる(矢印D3~D5参照)。このように、本実施形態では、信号が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL7を実現することができる。
信号経路522-3及び522-6において、信号がビア523-6からビア523-14へ流れ、更にビア523-14からビア523-17に流れ、ビア523-17からビア523-3へ流れ、そしてビア523-3からビア523-8へと流れ、ビア523-8からビア523-15へと流れ、ビア523-15からビア523-16へと流れ、ビア523-16からビア523-4へと流れ、ビア523-4からビア523-7へと流れ、ビア523-7からビア523-13へと流れ、ビア523-13からビア523-18へと流れ、ビア523-18からビア523-5へと流れ、ビア523-5からビア523-6へと流れる(矢印D6~D8参照)。このように、本実施形態では、信号が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL7を実現することができる。
信号経路522-4及び522-5において、信号がビア523-9からビア523-11へ流れ、更にビア523-11からビア523-20に流れ、ビア523-20からビア523-2へ流れ、そしてビア523-2からビア523-9へと流れる(矢印D9参照)。信号経路522-4及び522-5において、信号がビア523-10からビア523-12へ流れ、更にビア523-12からビア523-19に流れ、ビア523-19からビア523-1へ流れ、そしてビア523-1からビア523-10へと流れる(矢印D10参照)。このように、本実施形態では、信号が入力されるTSVがチップ毎に入れ替わる信号経路SL4を実現することができる。
<3-3-2> 効果
上述した実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
<4> その他
上記各実施形態では、信号経路SL1~SL7を実現するための一例について説明した。そして、上記各実施形態は種々組み合わせ可能である。例えば、第1~第3実施形態をそれぞれ組み合わせることも可能である。また、例えば、第1実施形態の変形例1、変形例2、第2実施形態の変形例、第3実施形態の変形例をそれぞれ組み合わせることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。