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JP7155319B2 - 遠心機用スイングロータ及び遠心機 - Google Patents

遠心機用スイングロータ及び遠心機 Download PDF

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JP7155319B2 JP2021062528A JP2021062528A JP7155319B2 JP 7155319 B2 JP7155319 B2 JP 7155319B2 JP 2021062528 A JP2021062528 A JP 2021062528A JP 2021062528 A JP2021062528 A JP 2021062528A JP 7155319 B2 JP7155319 B2 JP 7155319B2
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Description

本発明は遠心機(遠心分離機)用スイングロータ及びそれを用いた遠心機に関し、特に高速で回転されるスイングロータに装着される試料容器の改良に関するものである。
遠心機は、分離する試料(例えば、培養液や血液など)をチューブやバケット容器を介してロータに挿入し、ロータを高速に回転させることで試料の分離や精製を行う。ロータの回転速度は用途によって低速(数千回転程度)から高速(最高回転数は150,000rpm)まで設定される。用いられるロータは様々なタイプがあり、チューブ穴が固定角度式で高回転速度に対応できるアングルロータや、チューブを装填したバケットがロータの回転に伴って鉛直状態から水平状態に揺動するスイングロータなどがある。また、超高回転速度で回転させて少量の試料に高遠心加速度をかけるロータや、低回転速度となるが大容量の試料を扱えるロータなどがある。これらのロータはその分離する試料の量や回転速度にあわせて選択されるため、ロータは駆動手段の回転軸に着脱可能に構成され、ロータの交換が可能である。近年では、遠心分離後の試料を測定する計測機器の計測精度の向上が著しく、きわめて微量の試料でも測定することが可能になってきた。この計測精度の向上に伴い、遠心機においても、ごく微量の試料が含まれた溶液を効率良く遠心分離を行い、分離された試料を効率的に回収することが求められている。
ロータが空気中で高速回転すると、空気との摩擦熱(風損)によってロータの温度が上昇する。分離するサンプルによっては低温を保たなければならないものもあるため、運転中にロータを冷却する冷却装置を用いた遠心機が広く用いられている。特許文献1は、アングルロータの遠心機であり、ロータは周方向に複数の試料容器挿入用の保持穴が形成される。ここで用いられる試料容器は、2ミリリットル程度の小容量であり、微量の試料を分離する際に多用される。また、この試料容器は使い捨てで使用されることが多い。
特開2012-035261号公報
特許文献1の遠心機では、試料容器の開口が円形で、上側略半分が円筒形で、下側略半分を円錐形として先端底部を小径の半球面状の凝集部としている。容量が2ミリリットル程度の小さい試料容器においてこのような構造を採用すると、先端部がかなり細くなるため、試料の回収率が向上する。ロータの円周上に並べて配置できる試料容器の総本数は試料容器の直径で決まる。ロータの外径は遠心機のロータ室の大きさによってその上限が制限されるため、ロータの直径が決まれば配置できる試料容器の数はほぼ決まってしまう。このため、特許文献1の技術では内周側と外周側に試料容器を配置して同時に遠心分離できる数を増やしているが、内周側の試料容器と外周側の試料容器の遠心荷重が異なってしまうという欠点があった。また試料容器の胴体部に、蝶番部を介して蓋部を設けた場合には、ロータの保持穴に試料容器を配置する際に蝶番部の位置が特定位置になるように位置合わせをする必要があり、その位置合わせ作業が煩わしい場合もあった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、長手軸方向中心軸と直交する断面形状が真円形ではなくて偏平状である試料容器を用いて、ロータに装着可能な試料容器の総本数を従来よりも増やした遠心機用スイングロータ及びそれを用いた遠心機を提供することにある。
本発明の他の目的は、試料容器の底部の形状を工夫することによって、微量試料のペレット(沈殿物)回収率を高め、回収されたペレットの収集作業の効率も向上できるようにした遠心機用試料容器を収容する遠心機用スイングロータ及びそれを用いた遠心機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、偏平状の試料容器の寸法や蓋部の形状を工夫することによって、スイングロータへの装着が容易であって、遠心分離運転後の取り外しも容易にできるようにした遠心機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、長手軸方向中心軸と直交する断面形状が真円形状でなくて偏平状であるバケットを実現することにより、装着できるバケットの総本数を従来よりも増やした遠心機用スイングロータ及びそれを用いた遠心機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的な特徴を説明すれば次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、スイング用の回動軸を有するバケットと、軸方向上側から下側に貫通する貫通穴と、回動軸を回動可能に保持する保持部と、貫通穴の中心軸と垂直方向であって径方向外側に形成される切り欠き部が形成されたスイングロータと、を有し、スイングロータの回転によってバケットを回動軸を中心にスイングさせて切り欠き部に当接させた状態で遠心分離運転を行うスイング式の遠心機において、バケットは、試料を収容するものであってネジ手段が形成された開口を有する容器部と、容器部にネジ止めによって密封すると共に回動軸を保持する蓋部とを有する。容器部の開口近傍には、スイング時に切り欠き部に着座する着座面を有するフランジ部が形成され、着座面よりも容器部の底部側の容器部の外形が円筒形の対向する外面を平行に面取りされ、容器部の内側の保持穴の断面形状が長円状に形成され、保持穴の断面形状の短軸方向がスイング回動軸線方向と平行に配置されるように構成した。
本発明の他の特徴によれば、バケットの蓋部には容器部の長手方向中心線と垂直方向に延びる回動軸が設けられ、蓋部は、容器部の開口部を覆うための円盤部と、円盤部の上方にて回動軸を軸方向に摺動可能に保持する回動軸保持部を有する。容器部のフランジ部は、長手方向からみた形状が略長方形であって、対向する二辺の幅が狭くされた短辺部と、広くされた長辺部が形成され、中心軸から短辺部側に延在するように着座面が形成される。フランジ部の長辺部がスイング回動軸の軸線と平行方向に配置され、短辺部がスイング回動軸の軸線と直交する方向に配置される。また、容器部の保持穴の形状は、長手方向中心軸と直交する断面が長円形であって、先端となる底部が先絞り形状にされ、先絞り状の先端部が半球状にて構成される。容器部の外面形状は、一方向又はそれに直交する方向において、1組以上の平行する2平面を有するようにすれば良い。2平面は円筒形の外周面を面取り切削加工することによって形成できる。さらに、保持穴の内部には、合成樹脂の一体成形であって保持穴の形状と外形が対応したほぼ相似形のチューブが挿入可能とされる。チューブは、中心軸方向と直交する断面が長円形であって、半円状部分を結ぶ直線となるような平行な2面を有するような形状である。
本発明によれば、試料容器の開口部を中心軸線方向上側から見た場合には、円形では無くて長円状として、開口の長軸方向と短軸方向の縦横比を変えた偏平のチューブ形状としたので、開口部の周方向に占める幅を狭くでき、ロータの同一円周上に多数の試料容器を配置できる遠心機用スイングロータを実現できた。また、試料容器の開口部を長円状として、開口部の長軸方向がロータの径方向と一致するように配置したので、従来の円筒形の試料容器と同等の容量を維持することができた。さらに、偏平形状の試料容器の底面形状を工夫したので、開口部の短軸方向の幅が従来よりも狭くなったにも関わらず、従来よりもペレット(沈殿物)が取り出しやすくなり、ペレットの回収率を向上できた。
本発明の実施例に係る遠心機1の全体構成を示す縦断面図である。 図1のロータ2の遠心分離運転中の遠心荷重がかかった状態を示す断面斜視図である(ロータカバー3の図示は省略)。 図2の試料容器40の形状を示す図であり、(1)は本体部分の斜視図であり、(2)は本体部分の上面図(開口形状を示す図)であり、(3)は本体部分の平面壁部の断面斜視図である。 図2の試料容器40の全体形状を示す図であり、(1)は上面図であり、(2)は長辺側の側面図(一部断面図)であり、(3)は短辺側の側面図(一部断面図)である。 図2の試料容器40におけるペレット(沈殿物)の堆積状況を説明するための断面斜視図であり、(1)は試料容器40に試料を入れる前の状況を示し、(2)は試料を入れて遠心分離運転中の状況を示し、(3)は遠心分離終了間際でペレット(沈殿物)が堆積している状態を示す。 (1)従来の円筒形の試料容器と、(2)本発明の偏平状の試料容器における沈殿物の沈殿状態を示す図である。 本発明の第二の実施例に係るスイングロータ202の静止中の状態を示す断面斜視図である。 図7のバケット230とその中に収容されるチューブ260の形状を示す斜視図である。 図7のチューブ260の形状を示す図であり、(1)は上面図であり、(2)は長辺側の側面図であり、(3)は短辺側の側面図である。 (1)は図8の容器部251の上面図であり、(2)は保持穴258の長軸側(図中C方向)からみた側面図である。 図7の試料容器のロータへの着座状況を説明する図であり、(1)は従来の円筒形の試料容器における着座位置を示し、(2)は第二の実施例に係るバケット230における着座位置を示す図である。 従来のロータ102の遠心分離運転中(遠心荷重がかかった)の状態の断面斜視図である(ロータカバーの図示は省略)。 従来の試料容器140の形状を示す断面斜視図であり、(1)は上面図であり、(2)は側面図(一部断面図)であり、(3)は遠心分離終了間際でペレット(沈殿物)が堆積している状態を示す断面斜視図である。 従来の試料容器の容器部351の形状を示す図であり、(1)は上面図であり、(2)は側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施例に係る遠心機(遠心分離機)1の構成を示す断面図である。遠心機1の筐体6の上部には、使用者が操作して情報を入力し、必要な情報を表示するための操作表示部10が設けられる。操作表示部10としては、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイ(LCD)装置を用いると好ましいが、任意の表示装置や入力装置を用いても良い。筐体6の内部には、ロータ2を収容するためのロータ室4が設けられる。ロータ室4はステンレスなど錆びにくい材料からできているボウル5により画定される。本実施例では、ロータ2の回転によるロータ室4の温度上昇を防ぐために冷却装置が設けられる。冷却装置は、凝縮器7a、圧縮機7b、ボウル5の周りに巻かれる冷凍配管7c、キャピラリチューブ7dを含んで構成され、筐体の一部には凝縮器7aに冷却風を与えるための冷却ファン8が設けられる。尚、冷却装置の種類はコンプレッサ方式に限られずに、ペルチェ方式等の他の形式の冷却装置を用いても良い。また、ロータ室4内の冷却が不要な場合は、冷却装置無しの遠心機としても良い。
ロータ室4は、その上面開口部がドア9によって開閉可能に構成され、ドア9を開けることにより、ロータ室4の内部に、遠心分離されるサンプルを収納するロータ2を装着あるいは取り外しできる。制御部11は、操作表示部10から設定された値に従ってロータ2を回転させるモータ12を制御するとともに、ボウル5に巻きつけられた冷凍配管7cに冷媒を通して適切な冷却を行うために圧縮機7bの回転速度を制御し、冷却ファン8の回転を制御する。ロータ2は駆動部となるモータ12の回転軸12aに着脱可能に構成され、ロータ2の上側開口部分は、ロータ2の回転による風損を減少させるために着脱式のロータカバー3によって閉鎖される。尚、風損を更に減少させるために、油回転真空ポンプや油拡散真空ポンプ等の真空ポンプ装置を用いてロータ室4内を減圧した状態にて遠心分離運転をおこなうようにしても良い。
制御部11は、図示しないマイクロコンピュータ、揮発性および不揮発性の記憶メモリを含み、操作表示部10のタッチパネルで設定される運転条件(回転速度、運転時間、設定温度、運転ロータ等)を受け取り、制御部11内の記憶装置にあらかじめ記憶される運転条件や装着されたロータ情報の情報を用いて、モータ12の回転制御、圧縮機7bによるロータ室4の温度制御、操作表示部10からの情報の入力、及び、操作表示部10への各種情報の表示を行う。これら制御部11の制御は、記憶手段に格納されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによりソフトウェア的に制御できる。
図2は図1のロータ2の断面斜視図であって、複数の試料容器40が装着されている状態を示している。ロータ2は、中心部にモータ12の回転軸12a(図1参照)と締結するための装着穴21aを有する円筒部21が形成される。円筒部の上側には径方向外側に広がる円盤部22が形成される。円盤部22の上面であって、ロータ2の内側底面は平面状に形成される。円盤部22の外周側には、すり鉢状の内周面、即ち上から下方向に行くにつれて中心軸に接近するように斜めに形成された保持穴30の形成面24が設けられる。形成面24は下側部分の直径が小さく、上側部分の直径が大きくなるように略すり鉢状(逆円錐状)とされる。形成面24よりも外側かつ斜め下側方向には、試料容器40の保持穴30を形成するための金属の中肉部、即ちロータボディ23が形成され、所定のアングル角を有する多数の保持穴30が周方向に並ぶようにして形成される。保持穴30の開口30aは、形成面24において周方向に等しい間隔にて配列され、内周側の最も接近した位置における隣接する開口30aの間隔がdとなる。
保持穴30は試料容器40の外径とほぼ同形の内壁形状とされ、試料容器40を保持穴30に挿入または取り外しが容易にできる程度の最小限の間隔を有するような大きさで形成される。保持穴30の鉛直方向の配置は、上部の開口30aから保持穴の底部30cに至るに従って回転半径が増大するように、その中心軸B1は、ロータ2の回転軸(中心軸)A1に対し、一定の角度を持つように形成される。本実施例ではその角度(アングル角)は45度であって、底部30cの外側の四半球状部の頂点の回転軌道がロータ2の回転軸A1から最も遠くなるように配置される。装着された試料容器40の底面部の外側の角部(図3で後述する四半球状部42b)の頂点とロータの回転軸との距離(ROUT)は、底面部の内側の角部の頂点とロータの回転軸との距離(RIN)よりも大きい。従って、遠心分離を行うとペレットは外周側の角部付近に堆積する。尚、アングル角をどの程度にするかは任意であるが、本実施例の場合は試料容器40の底部42が回転軸A1と成す角と、試料容器40の外側辺40bと回転軸A1の成す角が、ともに45度で等しくなるので遠心分離時のペレットの収集効率の向上が期待できる。
円盤部22の外縁と形成面24の内側の接続部分には、凹状に形成されるものであって周方向に連続する窪み22aが形成される。形成面24の外側と円筒部25の内壁の間にも凹状に窪む部分が形成される。このように形成面24の内側と外側が、形成面24からスイング角方向に窪むことにより、作業者が試料容器40の内側と外側部分を指で把持しやすく構成できたので、試料容器40のロータ2への装着及び取り外しが容易になる。形成面24の外周縁より外側には上方に延びる円筒部25が形成され、円筒部25の上側端部が内側に折り曲げられたフランジ部26とされ、フランジ部26の内側縁部がロータ2の開口27となる。ここでは開口27から下側部分は、密閉、閉鎖されるような容器状となるため、開口27をロータカバー3(図1参照)にて密閉すれば、遠心分離運転中のロータ室4内で生じる回転風から試料容器40を隔離することができる。ロータカバー3は回転軸A1と同軸状に上側に突出するネジボス部28にネジ止めによって固定されるが、ロータカバー3をどのようにしてロータ2に固定するかは任意であり、公知のロータカバー3を用いて固定すれば良い。
ここで、本実施例のロータ2と比較のために図12を用いて従来のロータ102の形状を説明する。図2で示した本実施例のロータ2の基本形状は、従来のロータ102の基本形状と同等であり、同等の部分には同じ符号番号を付している。すり鉢状の形成面124には、所定の間隔を隔てるようにして複数の円形の開口130aが配置される。各開口130aには円筒形の試料容器140が装着される。ここで、図13を用いて試料容器140の形状を説明する。図13(1)は従来の試料容器140の上面図であり、(2)は側面図(部分断面図)であり、(3)は図12のロータ102にて遠心分離運転を行っている状態であって、終了間際でペレット(沈殿物)が堆積している状態を示す断面斜視図である。
図13では試料容器140の上端開口には蓋部が形成されていないが、蓋部を有するような試料容器を用いても良い。試料容器140の開口は図13(1)に示すように外径11mmの円形である。試料容器140の長手方向は、長さ40mmであって、その底部142の外面は曲率半径が5.5mmの半球状に形成される。試料容器140は、ポリプロピレン等の透明又は半透明の合成樹脂製であってその板厚は0.7~1.2mmである。板厚が1.0mmの場合は、底部142の内面部分の曲率半径は4.5mmとなる。ロータ102のアングル角は概ね25°~45°であり、図12に示すロータ102ではアングル角は45°であるため、遠心荷重方向が黒矢印の方向ならば遠心分離運転中の試料160の液面160aは図13(3)に示すようになる。また、遠心分離運転終了後のペレット161は底部142の一方側(半面側)に偏在するようにして堆積する。この際、ペレット161の堆積位置と、試料容器140の開口位置の関係は、基準となる部位が無いため、試料容器140を取り出した後の作業時には、作業者が透明の試料容器140の外側から目視によってその位置を確認する必要がある。
再び図12に戻る。開口130aよりも径方向斜め外側に向けて保持穴130が形成され、保持穴130内にそれぞれ試料容器140が装着される。従来のロータ構造の場合は、保持穴130の長手方向中心軸B1に直交する断面形状が円形であるため周方向に均等に配置すると周方向に合計28個の保持穴130しか配置できなかった。これは試料容器140の開口144が、保持穴130の開口130aよりも上方かつ内周側に突出するため、間隔を詰めすぎると開口144部分が相互に干渉してしまうためである。また、従来のロータ102や試料容器140では、試料容器140の自己回転を阻止するための手段が設けられていないため、試料容器140が保持穴130の中で自己回転(自転)してしまうという問題があった。しかしながら、図2に示すような本実施例のロータ2によれば、試料容器40の外形が非真円形の断面形状、即ち偏平形状であって、さらには試料容器40の高さ(中心軸B1方向の長さ)がわずかに低いために隣接する保持穴30どうしの間隔を従来よりも狭めることができた。さらには、試料容器40の周方向に占める幅が従来の試料容器140よりも狭くなるので(詳細は図4にて後述)、周方向に32個の保持穴30を配置することができた。
本実施例では試料容器40が偏平状であるため、保持穴30の中心軸B1と直交する断面が非真円形となり、試料容器40が内部で自転しまう虞が全く無い。この結果、常に試料容器40の外側角部にペレットを堆積させることができる。さらに図2に示すように、試料容器40を装着する際に蓋部45を接続する蝶番部46が外周側になるように装着し、蓋部45を外す際の取っ手の役割をするつば部47を内周側になるように整然と並べて配置すれば、沈殿物が堆積する角部が必ず蝶番部46が位置する側の底面角部となるので、作業者が沈殿物を回収する際に、沈殿物の沈殿位置を間違えずに済み、作業効率が向上する。尚、つば部47を外周面に配置して、蝶番部46を内側に配置するように試料容器40を装着しても良い。そのような装着方向であっても、作業者はどちら側の底面角部にペレットが堆積しているかを容易に把握することができる。
次に図3を用いてロータ2の保持穴30に装着される試料容器40の形状を説明する。ここでは説明を容易にするために蓋部45、蝶番部46、つば部47の記載を省略している。試料容器40は、透明又は半透明のポリプロピレン等の合成樹脂の一体成形によって製造される。開口44の形状(内壁形状)は、図3(2)に示すように2つの半円部44bを長方形部44aにつなげたような長円としている。ここで重要なことは、長円の外面の円弧部分が、半径Rの半円となるようにするとともに、長方形部44aの壁面を曲線で無く直線で形成することである。これらの形状は胴体部41のフランジ部43を除く上端付近から底部42への接続領域まで同一形状とされる。尚、厳密にいえば試料容器40は射出成形によって一体成形をおこなう関係から、上側の外形が底部42近傍の外形よりもわずかに大きくなるように、わずかなテーパー状とされる。また、長円状の胴体部41の外縁形状と、保持穴30の開口30aとの隙間は、ほぼゼロとなるように設計するのが好ましいが、試料容器40の保持穴30への装着及び取り外しをスムーズに行うために必要な最小の隙間を設ける。長穴の中間部となる長方形部44aは、断面視で直線でなくてわずかに外側に膨らむような円弧状に形成することも考えられるが、円弧状にすることによって隣接する保持穴30との間隔が狭くなるというデメリットがある。また、試料容器40の形状に合わせてロータ2の保持穴30を形成する必要があり、保持穴30はドリル等の切削工具によって削り出しにより加工するため、長方形部44aの壁面を直線状とした方がロータ2の加工上有利である。
試料容器40の胴体部41を開口44の長穴形状に対応するように形成し、さらに底部42の形状もそれに合わせて形成される。図3(3)に示すように底部42は長軸方向にみて中央部付近が半円筒形の壁面となる半円筒部42aが形成され、それら両端側に球面の1/4部分となる四半球状部42bが接続される。角部を形成する四半球状部42bは、図3(3)にて狭い間隔の斜めハッチング線で示すように外面の大きさが半径Rとなる球の壁面を4分の1に区切ったような形状であり、半円筒部42aと半円筒部41bに接続される。ここで理解できるように、胴体部41は左右両側に長方形状の平面壁41a(粗い間隔の斜めハッチング線で特定する部分)が平行な平面にて形成され、長軸方向側の両辺を半円筒形状に形成された半円筒部41bにて接続するような形状となる。半円筒部41bの曲率半径はRとし、半円筒部42aの外面の曲率半径はRとする。ここで、半円筒部41bの外面の曲率半径Rと半円筒部42aの外面の曲率半径Rと、四半球状部42bの外面の曲率半径Rがすべて同じ曲率半径(4mm)で統一されている。このように曲率半径R、R、Rを統一したことによって、ロータ2の保持穴30の切削加工が容易となる上に、試料容器40の一部分に集中する遠心荷重の偏在を効果的に分散させることが可能となる。尚、試料容器40の曲面部のすべての曲率半径を完全一致させるとしても、射出成形に必要な公差分までを除外するという意図ではない。以上のように試料容器40を偏平状に形成し、開口44の長軸方向と短軸方向の長さ比を変更し、図2のように試料容器の方軸方向がロータ2の径方向になるように配置することで、従来の円筒形の試料容器に比べてより多くの試料容器をセットすることが可能となった。
図4は図2の試料容器40の全体形状を示す図であり、(1)は上面図であり、(2)は長辺側の側面図であり、(3)は短辺側の側面図である。ここでは図3と異なり試料容器40の蓋部45を含めた全体を図示している。蓋部45は胴体部41と共に合成樹脂の一体成形にて製造されるもので、図4(1)のように試料容器40には上側から見て、周縁当接部45cの内側部分に凹状にくぼむように形成され、略円筒状に形成される側壁部45bと、側壁部45bに囲まれる内側部分を平面状にした底面部45aが形成される。この際、この側壁部45bが胴体部41の内壁面と径方向に密接する上に、周縁当接部45cが開口44(図3参照)の上側縁部と密接するので、容器の密閉性を完全にしている。さらに、底面部45aよりもさらに胴体部41の内壁面に沿って下方まで延びるように延在部45d(詳細は図5参照)が形成されるため、蓋部45による胴体部41の開口44の密封性を高めている。周縁当接部45cの長軸方向の一方側には、胴体部41と接続される湾曲可能な蝶番部46が形成され、長軸方向の他方側には作業者が手で蓋部45を容易に開けることができるようにつば部47が形成される。
図4(1)からわかるように、蓋部45に接続される蝶番部46とつば部47は特徴的な外観形状であって上方から見ると長軸方向のどちらがつば部47であるか一目瞭然である。従って、作業者が試料容器40を一方の手で把持した際に、長軸方向の位置決めが容易であって、他方の手でつば部47を上方に移動させて蓋部45を開けることができる。また、特徴のある上面形状によって、試料容器40内に試料を注入して蓋部45を閉じた後に、ロータ2に対して所定の向き(蝶番部46がロータ2の外周側に位置する向き)にセットするのも容易である。さらに、試料容器40の長軸方向の長さと、短軸方向の長さの縦横比が異なるため、遠心分離運転中に試料容器40が保持穴30の内部において自己回転して沈殿物の位置が変わってしまうことが確実に回避できる。
図4(2)、(3)は試料容器40の側面図である。試料容器40は、図4(2)に示すように、偏平状の試料容器40が注入口たる開口44より底部42にかけて長円状のほぼ同じ断面形状を保つため、長軸側側面形状はほぼ幅の広い長方形状となる。作業者は試料容器40を把持する際には、白矢印で示す方向に短辺側側面を2本の指でつかむ。この白矢印で示す方向への押圧に対しては、試料容器40の剛性が高いので、試料容器40の変形によって中の試料が押し出されてしまう現象の発生を回避できる。試料容器40の底面角部、即ち底部42の両端断面形状は、外面の曲率半径Rが4mmである。従って、公差及びスムーズに装着する為の許容隙間を除いて保持穴30の底部の内面形状と同じ形状であるので、試料容器40の各部に係る遠心荷重を保持穴30によって効果的に受け、試料容器40の特定箇所に遠心荷重が集中しすぎてしまうことを回避でき、試料容器40の破損の虞を大幅に低減できる。底部42の両端断面形状のうち内面の曲率半径R30は3.2mmである。ここでは試料容器40の壁厚を0.8mmとしたが、壁厚をどの程度とするかは、試料容器40に要求される強度や、試料容器40の素材等を考慮して最適に設定すれば良い。
胴体部41の上端外縁には、ロータ2の保持穴30の開口縁部に係止させるため、又は/及び、剛性を向上させるために径方向外側に延在させたフランジ部43が形成される。フランジ部43においては、外径と内径の差が大きくなるように径方向外側に突出するように形成されており、例えば壁面の厚さが1.0~1.5mm程度とされる。フランジ部43の上側には、試料の漏れを防止するための蓋部45が設けられる。蓋部45は、U字状に曲げたり直面状に広げたりすることができる可撓性の蝶番部46によってフランジ部43に接続される。蝶番部46と長軸方向の反対側に形成されるつば部47は、フランジ部43よりも径方向外側に延びるような形状とされる。蓋部45では、周縁当接部45cの内側部分が胴体部41の内壁部分と当接する。図中には、容量2ミリリットルの試料容器40とした際の実際の寸法を示している。高速度で回転させる試料容器40で重要なことは、その外面形状をロータ2の保持穴30の内壁形状と一致させることである。このように形状を一致させることによって保持穴30の内面の広い範囲で遠心荷重を受けることができるので、試料容器40の板厚を厚くすることを回避できる。ここでは試料容器40の高さHが38mmで、胴体部41の長軸方向の全幅が18mm、短軸方向の全幅が8mmである。胴体部41の外周面の曲率半径R(図3(2)参照)は4mmであり、四半球状部の外面の曲率半径Rも4mmである。図4(3)にて示すように、底部42の長軸方向の略中央付近の半円筒部の外面の曲率半径Rも4mmである。
以上のように、本実施例では偏平状の試料容器40の縦横比を変えた結果、従来の試料容器140(図13参照)と同容量、同じ高さで試料容器を製作した場合に、試料容器40のロータ2の周方向に占める幅を薄くすることができた。特に、ロータ2における隣接する保持穴30との最小間隔dは、保持穴30の短軸方向の長さ(ここでは8mm)よりも小さい寸法に構成されるので、短軸方向の全幅を小さくすることによってロータに装着可能な試料容器の総本数を従来よりも増やすことができた。
図5は試料容器40におけるペレット(沈殿物)の堆積状況を説明するための断面斜視図である。図5(1)は内部に試料を入れる前の状況を示している。また、本図ではアングル式のロータ2の保持穴30の角度(アングル角=45度)に合わせて、試料容器40の長手方向中心軸が斜めになるように図示している。遠心分離を行う際には、内部に試料60を注入する。図5(2)はロータ2を高速回転させた際の試料60の偏り具合を示しており、ロータ2の回転によって試料60が外周側に移動し、液面60aはロータ2の回転軸A1(図2参照)と平行になる。試料60をどの程度入れるかは任意であり、ここでは試料60を試料容器40の定格容量、即ち2ミリリットルまで注入した状態を示している。図5(3)は遠心分離運転が進行してペレット61が底部42の一方側に堆積している状態を示す。2つの四半球状部42bのうち底部42の一方側に位置する側、ここでは可撓性の蝶番部46が設けられる側の四半球状部42bは、試料容器40に収容される試料の凝集部となる。外周側に位置する四半球状部42bは回転半径が最も大きい位置となって凝集部となるため、ペレット61は必ずその位置に堆積する。尚、従来の同容量の円筒形の試料容器140に比べて、外周側に位置する四半球状部42bの曲率半径R30(図4(2)参照)は小さい。従って同じ量のペレットが蓄積する場合であっても、その蓄積状況が異なり、ペレットの堆積高が高くなる。この状態を図6を用いて説明する。
図6は、(1)従来の円筒形の試料容器を用いて沈殿物を収集する状態と、(2)本発明の偏平状の試料容器40における沈殿物の沈殿状態を示す図である。従来の円筒形の試料容器140と、本実施例の偏平状の試料容器40に同じ試料を同じ量だけいれて遠心分離を行ったとする。ここで、図6(1)内の左側の示すように従来の円筒形の試料容器140では半球状の底面の一部に図のように沈殿物161が沈殿する。その沈殿物161の径方向中心から径方向外側向きに見た形状161aが右側上部の図であり、周方向から見た形状が右側下部の図である。試料容器140の半球状の底部の内径曲率半径は4.5mmであり、その沈殿物161は径方向に例えば深さ1.2mmたまったとする。この際の沈殿物の上澄み部分との境界表面は、直径は6.3mmとなる。
図6(2)に示すように本実施例の試料容器40で遠心分離を行うと、四半球状部42bの内径の曲率半径が3.2mmと小さいため(図4参照)、沈殿物161と全く同じ量の沈殿物61であっても径方向の深さが1.5mmと深くなる一方で、上澄み部分との境界表面の直径は5.5mmと、従来例の6.3mmよりも小さくなる。従って、凝集部となる外側の四半球状部42bに、沈殿物が深く堆積された状態で溜まるので、同じ量の沈殿物61の場合には、沈殿物61の堆積高が増すことから、視認性の向上が期待でき、ペレット回収時の作業がし易くなった。
以上説明したように、本実施例のロータ2と試料容器40を用いると、試料容器の底部の一端側角部(凝集部)に集中的に沈殿物を集積することができる。また、試料容器40の上側開口の長軸上の一方側に蓋部45の蝶番部46が形成されるので、蝶番部46を必ず外周側にロータ2にセットすれば、取り出し後の試料容器40の載置向きに関わらずに、蝶番部46の位置を基準にしてどちら側に沈殿物61が溜まっているかを容易に識別できるので、沈殿物61の収集作業の効率が大幅に向上する。さらに、蝶番部46をロータの外側側にセットするようにすれば、蓋部45を開けた際に大きく開口される側(つば部47側)からスポイト等の器具を挿入することができるので、スポイト等の器具の挿入もし易くなる。さらに、試料容器40の開口44の長軸方向長さが従来の試料容器140に比べて大きいので、スポイト等の器具を試料容器40の内部において大きく傾けることができ、その移動可能範囲が大きくなるので、沈殿物61の収集作業がしやすくなる。尚、本実施例の試料容器40は容量が2ミリリットル程度の小型のものとしたが、試料容器の容量はこれに限定されるものではなく、数十ミリリットル程度の試料容器にまで適用しても良い。但し、定格容量が20ミリリットル未満の小さい試料容器に本願発明を適用すると特に効果を発揮できる。
次に図7から図11を用いてスイングロータ方式の遠心機に、非円筒形状の試料容器を用いた第二の実施例を説明する。図7は本発明の第二の実施例に係るスイングロータ202の静止中の状態を示す断面斜視図である。図7では、スイングロータ202が停止していて、バケット230の長手方向が鉛直方向になっている状態を示す。バケット230は、回動軸240が形成された蓋部によって閉鎖され、内部に合成樹脂製のチューブ(試料容器)260を装着可能とするものである。スイングロータ202は図1で示した遠心機1において、ロータ2の代わりに装着することができる。但し、スイングロータ202では回転速度が上がるに従い、回転中の風の抵抗(風損)により発熱し易いことからロータ室4を図示しない真空ポンプを用いて減圧する環境下で使用することがより好ましい。
スイングロータ202においてロータボディ220の上面から下方にかけて、バケット230を装着するための貫通穴221が形成される。周方向に等間隔で複数配置される貫通穴221の周方向両側には、上側から下方向に向けて下端部(底部)を有する回動軸係合溝222がそれぞれ形成される。バケット230は、左右方向に延びる回動軸240(詳細は図8にて後述)の両端部が回動軸係合溝222の下端部(図示せず)に当接するようにして保持され、スイングロータ202の貫通穴221から下側に抜け落ちずに図示の位置にて保持される。この際、バケット230は回動軸240の両端部分を除いて、スイングロータ202には一切接触していない。この状態からモータ12(図1参照)を起動してスイングロータ202を回転させると、バケット230は、回動軸240を回転軸にして、遠心力によって径方向外側にスイングする。このバケット230のスイングは、バケット230の長手方向D1が鉛直方向から概ね水平方向(横方向)になるまで続くが、その際にバケット230のスイング動作が阻害されないように、スイングロータ202のバケット230の外側部分に切り欠き部224が形成される。切り欠き部224は、ロータボディ220の下側端部を側面視で逆U字状にくり抜いた部分であって、バケット230がスイングした際に、バケット230の特定の箇所(後述する着座面)だけがスイングロータ202の着座面225に接触するようにして、それ以外の部分においてバケット230とスイングロータ202が接触しないようにする。
図8は、本発明の実施例に係るバケット230の外観形状を示す分解斜視図である。バケット230は、蓋部231と容器部251によって構成される。バケット230の内部には、分離する試料を入れるためのチューブ260が収容される。容器部251の筒部252は比強度の高い金属(例えばチタン合金)の削り出しによって一体に製造されるもので、本実施例では長手方向と垂直断面の外形が真円形では無くて、円筒形の対向する2面を削り落として細くしたような偏平状の外形形状とされる。容器部251の上方には円筒部253が形成される。円筒部253の開口253aは真円形であって、内周面に雌ねじ253bが形成される。円筒部253の下方には、径方向に広がるフランジ部254が形成される。フランジ部254は、円筒部253からは径方向外側の2方に広がる肩部255を有し、フランジ部254の辺部254a、254b(後述の図10参照)に接続される。フランジ部254の下面側は、スイングロータ202の切り欠き部224の内周側に隣接して形成される着座面225(図7参照)と接触するための着座面256(図10にて後述)となる。フランジ部254の下方が筒部252の上端と接続され、筒部252の下端に底部257が形成される。蓋部231と容器部251の間にはバケット230の内部を気密に保つ図示しないパッキンを設けることが好適である。パッキンは蓋部231と容器部251どちらに設けられてもよい。ここで、比較のために従来のスイングロータに用いられる従来のバケットの容器部351の形状を図14を用いて説明する。
図14(1)は、従来例のバケットの容器部351の上面図であり、(2)は側面図である。容器部351は断面形状が真円形状の外形及び内形を有し、その上方には真円形の開口353aが形成される。図8にて示す蓋部231は従来のバケットに用いられるものと、回動軸240の軸方向長さを除いて同一である。従って、円筒部353と、その開口353a、円筒部353の内周側に形成される雌ネジについては、図8にて示す容器部251の円筒部253と同寸法、同形状であって、円筒部353の外径は27mmである。従来の容器部351では円筒部353の下側にフランジ部354が形成されるが、その形状は図14(1)から明らかなように外縁形状の上面視が真円形である。フランジ部354の上側は平面の円環部355となっており、下側はフランジ部354の外縁部から徐々に外径が小さくなるような着座面356が形成される。容器部351の内部空間は、内径19mmの円筒形のチューブ(試料容器)360を収容するために、断面形状が真円状の保持穴が形成される。円筒部352の下端となる底部357は半球状の壁面にて閉鎖される。
再び図8に戻る。本実施例ではバケット230の内部に収容されるチューブ260は、第1の実施例で示した試料容器40と同様に、底部を除いた部分の断面形状が長円形となるような偏平状とされる。チューブ260の開口261aも長円形である。容器部251のフランジ部254の外縁形状は、従来のような円形では無くて、上方から見ると長辺と短辺の長さの異なる略長方形状とされ、短辺側の幅Wが、長辺側の幅Wよりも狭くされる。
蓋部231は筒部252の内部空間を密閉するための密閉手段として作用するもので、円筒部253の雌ねじ253bに対してネジ結合により装着される。装着完了の際には、回動軸240の軸線方向が、容器部251の長円形の開口258aの長軸方向が直交する位置に特定すると良い。蓋部231の上下方向中央付近には容器部251の蓋本体となる円盤状の円盤部232が形成される。円盤部232の上方には円筒形の部分(中空部233)が形成され、中空部233の側方には回動軸240を貫通させるための長円状の貫通穴235が設けられ、貫通穴235を介して中空部233の対向する径方向に突出する回動軸240が設けられる。貫通穴235は遠心荷重のかかる方向に延びる長穴状であり、回動軸240はバケット230の中心軸線方向に向かって長穴の範囲内で平行移動可能なように構成される。
蓋部231は、例えばアルミニウム合金等の金属の削りだし加工により製造され、円盤部232の下方には後述する雄ねじ234が形成される。回動軸240は、スイングロータ202に形成された回動軸係合溝222に係合されるものであって、スイングして水平状態になって着座するまでのバケット230の荷重を支える役割を果たす。回動軸240の上方であって中空部233の内部には複数枚の皿バネ(図示せず)が配置され、回動軸240が長円状の貫通穴235の下端付近に位置するように付勢する。スイングロータ202が回転してバケット230が水平位置までスイングし、さらに回転数が上昇すると、遠心荷重によって皿バネが縮んで回動軸240が長円状の貫通穴235内で上方に相対的に水平移動するようにバケット230がスイングロータ202の径方向外側に移動する。このようにバケット230が水平方向にスイングした後に、径方向外側にわずかに相対移動すると、フランジ部254の下面に形成された着座面256(図10にて後述)が、切り欠き部224の着座面225と良好に面接触する。その接触した状態を「着座」と呼び、着座した状態から更にスイングロータ202の回転速度が上昇しても、バケット230の遠心荷重は着座面225によって安定して支えられる。
容器部251の内部には、チューブ260を挿入するための保持穴258が形成される。従来のスイングロータ用の試料容器は、その内部に円筒状のチューブを装着したため、上側開口形状も円形であった。本実施例では長手方向と垂直な断面形状が真円でない非真円形、即ち長円形状としたため、開口253aの形状も長円形となる。
図9はチューブ260の形状を示す図であり、(1)は上面図であり、(2)は長辺部側の側面図であり、(3)は短辺部側の側面図である。(1)の上面視の開口264の形状は真円形ではなくて、第一の実施例の試料容器40と同様に長円形状である。開口264の形状は、2つの半円部264bを平行部264aにつなげたような長円としている。ここで重要なことは、長円の円弧部分が、半径Rの半円となるようにするとともに、平行部264aを曲線で無くて直線として形成することである。これらの形状は胴体部261の上端から底部263への接続領域までほぼ同一形状とされる。チューブ260は、ポリプロピレン等の合成樹脂の一体成形で製造されるため、射出成形後に型から取り外しを可能とするために、胴体部261は上端側の外形がほんのわずかに大きく、下端に行くにつれて外形が小さくなる。底部263側の形状は、(2)に示す短辺側から見た際の形状は半円状であり、(3)の示す長辺側から見た際の形状は絞り部262を有する三角形状であって絞り部262の先端部分だけが半円状に形成される。従って、チューブ260全体で見た際の内側底面は半球状になる。図9にはその寸法の一例を図示しているが、短辺部側の幅が12mm、長辺部側の幅が20mm、チューブ260の高さが100mmであり、壁厚0.8mmとすれば容量18ミリリットルである。先端の半球状部分(底部263)の外面の曲率半径はRは6mmである。この曲率半径Rは、(1)で示すように開口264の外面の曲率半径Rと等しい。このようにチューブ260の開口の曲率半径Rと、先端の曲率半径Rをともに6mmと同径としたのでバケット230の保持穴258を機械加工する際に、同一径のドリルや切削工具を用いれば良いので、生産性が向上する。
次に図10を用いてバケット230の容器部251の外観形状を説明する。図10(1)は容器部251の上面図であり、(2)は保持穴258の長軸側(図中C方向)からみた側面図である。(1)において容器部251のフランジ部254は、回動軸240の軸線方向と一致するスイング軸線と平行な2つの長辺部254aと,スイング軸線と直交する2つの短辺部254bが形成される。長辺部254aと短辺部254bの角部は、円弧状に角落としされることにより作業者がフランジ部254を把持しやすくしている。フランジ部254の外面形状及び寸法は、図14で示した円形の容器部351を切削加工によって削り落とすことによっても実現できる。従来の容器部351のフランジ部354の外周部分を面取りすると、円弧状に角落としされた上面視で略長方形状のフランジ部254が形成できる。容器部251の内周側には切削加工により断面形状が長円状の保持穴258が形成される。保持穴258はチューブ260の外径形状に密接するような形状とされるものである。この際、保持穴の長円の長軸方向がスイング軸線方向と直交し、短軸方向がスイング軸線と平行になるように容器部251の蓋部231に対する固定位置が決定される。
図10(2)において、フランジ部254の上方の肩部255は、ほぼ平坦な形状とされる。一方、フランジ部254の下面側の着座面256は、図14(2)で示したような円弧状に形成された着座面356と異なり、中心軸線E1と直交するような面状に形成される。フランジ部254の長辺部254aの幅は34mmであり、この幅は図14(2)で示したフランジ部354の幅42mmよりも小さい。また、筒部252もスイング軸方向に対向する2箇所を削り落として面取りすることによって、対向する平行な平面部252aが形成される。さらに、筒部252のスイング軸方向と直交する側に対向する平行な平面部252bが形成される。これら合計4箇所の平面部252a、252bによって削り残された部分が円弧面252cとなり、円弧面252cの外縁位置は図14で示した円筒部352の外周面と一つする。尚、本実施例では筒部252の外面のスイング軸線方向(第1の方向)と、スイング軸線方向と直交する方向(第2の方向)において、平行する2平面をそれぞれ有するように構成したが、必ずしも2組の平面組を設ける必要はなく、一方側の平面組、例えば平面部252aだけにして、平面部252bの形成を省略するようにしても良い。
以上のように、第二の実施例に係るバケット230では、容器部251の保持穴258の形状をチューブ260に合わせて偏平状に形成すると共に、外縁部に切削加工を施して外径を非円形としてその幅を狭くした。しかも容器部251のスイング軸線方向(スイングロータ202の回転方向)に占める幅を狭くしたので、図7で示したスイングロータ202の切り欠き部224の周方向幅を小さく形成することができる。この結果、従来のスイングロータでは周方向に6個形成されていた貫通穴221を、8個に増やすことができた。
図11はバケットとスイングロータの着座状況を説明する図であり、(1)は従来の円筒形のバケットの着座位置を示し、(2)は第二の実施例に係るバケット230における着座位置を示す図である。従来のバケットにおいては、図14の着座面356に示すように側面視で円弧状に絞り込まれたような着座面356が形成されている。このため着座面356(左上から右下にかけて斜めのハッチングを付与した部分)と、スイングロータに形成される着座面325(右上から左下にかけて斜めのハッチングを付与した部分)の交差する部分、即ちクロスするハッチングとなった馬蹄形の部分が接触領域328となる。但し、馬蹄形といっても、図13の着座面356がテーパー状であって、スイングロータ側の着座面325の形状もそれに合わせるように形成されるので、三次元的な面にて接触し、その接触領域は328となる。これに対して、第二の実施例のバケット230の容器部251は、図10(2)に示すように平面状の着座面256を有し、それに対応するスイングロータ側の着座面225(図7参照)も平面状に形成される。
図11(2)において、右上から左下への斜めのハッチングを付与した部分が容器部251の着座面256であり、左上から右下への斜めのハッチングを付与した部分が、スイングロータ202側に形成された着座面225(図7参照)である。スイングロータ202側の着座面225は馬蹄形をしているが、図11(2)に示すような理想的な着座位置にあるときに、着座面225の上側部分の下端位置225aがバケット230の容器部251に接触しない。このため、着座面225と着座面256の接触位置は、クロスするハッチングで示される接触領域228のように左右方向に分散して2箇所配置されることになる。ここで(1)と(2)を比較すると、従来の接触領域228はバケットの長手方向中心軸からみて上側と、左右方向(スイングロータ202の周方向の前側と後側)の3箇所に渡るため、着座時の姿勢がずれる虞が、本実施例のバケット230に比べて大きくなる。一方、本実施例のバケット230では、スイングロータ202側の着座面256の上側と、バケット230の上側部分との間に隙間229ができる上に、接触領域228が中心軸線E1を挟んで対向する方向の2箇所だけであるので、バケット230を保持する上では安定性が著しく向上する。また、スイングロータ側の着座面325の内側部分の幅が従来のSから,本願のSのように狭くすることができるので、スイングロータ202の切り欠き部224付近の剛性を従来よりも高くすることができる。また、バケット230の容器部251の短辺側の幅Wが従来例の容器部351に比べて狭くされてもチューブ260の内部には従来と同容量の試料をいれることができるので、使い勝手の良いバケット230と試料容器260を実現できた。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では試料容器40の容量を2ミリリットルとし、チューブ260の容量を18ミリリットルの例で示したが、試料容器の容量はこれらの大きさに限られずに、ロータ2やスイングロータ202に対応可能な範囲内で任意に設定することが可能である。
1…遠心機、 2…ロータ、 3…ロータカバー、 4…ロータ室、
5…ボウル、 6…筐体、 7a…凝縮器、 7b…圧縮機、
7c…冷凍配管、 7d…キャピラリチューブ、 8…冷却ファン、
9…ドア、 10…操作表示部、 11…制御部、 12…モータ、
12a…回転軸、 21…円筒部、 21a…装着穴、 22…円盤部、
22a…窪み、 23…ロータボディ、 24…(保持穴開口の)形成面、
25…円筒部、 26…フランジ部、 27…開口、 28…ネジボス部、
30…保持穴、 30a…(保持穴の)開口、 30c…底部、
40…試料容器、 40b…(試料容器の)外側辺、 41…胴体部、
41a…平面壁、 41b…半円筒部、 42…底部、 42a…半円筒部、
42b…四半球状部、 43…フランジ部、 44…(試料容器の)開口、
44a…長方形部、 44b…半円部、 45…蓋部、 45a…底面部、
45b…側壁部、 45c…周縁当接部、 45d…延在部、 46…蝶番部、
47…つば部、 60…試料、 60a…(試料の)液面、
61…ペレット(沈殿物)、 102…ロータ、 124…形成面、
130…保持穴、 130a…(保持穴の)開口、 140…試料容器、
142…底部、 144…(試料容器の)開口、 160…試料、
160a…(試料の)液面、 161…ペレット(沈殿物)、
202…スイングロータ、 220…ロータボディ、 220a…装着穴、
221…貫通穴、 222…回動軸係合溝、 224…切り欠き部、
225…着座面、 228…接触領域、 229…隙間、 230…バケット、
231…蓋部、 232…円盤部、 233…中空部、 235…貫通穴、
240…回動軸、 251…容器部、 252…筒部、
252a,252b…平面部、 252c…円弧面、 253…円筒部、
253a…開口、 253b…雌ねじ、 254…フランジ部、
254a…長辺部、 254b…短辺部、 255…肩部、 256…着座面、
257…底部、 258…保持穴、 258a…開口、
260…チューブ(試料容器)、 261…胴体部、
261a…(胴体部の)開口、 262…絞り部、 263…底部、
264…開口、 264a…平行部、 264b…半円部、 325…着座面、 328…接触領域、 351…容器部、 352,353…円筒部、
353a…開口、 354…フランジ部、 355…円環部、
356…着座面、 357…底部、 360…チューブ(試料容器)、
A1…回転軸、
B1…(ロータの保持穴の長手方向)中心軸、
C1…(試料容器の)長手方向中心軸、
D1…(バケットの)長手方向、
E1…(チューブの)中心軸、
~R…曲率半径、
Wa…(バケットのフランジ部の長辺側の)幅、
Wb…(バケットのフランジ部の短辺側の)幅、
…(試料容器の開口の)長軸方向長さ、
…(試料容器の開口の)短軸方向長さ


Claims (8)

  1. スイング用の回動軸を有するバケットと、軸方向上側から下側に貫通する貫通穴と、前記回動軸を回動可能に保持する保持部と、前記貫通穴の中心軸と垂直方向であって径方向外側に形成される切り欠き部を有する遠心機用スイングロータであって、
    前記バケットは、試料を収容するものであってネジ手段が形成された開口を有する容器部と、前記容器部にネジ止めによって密封すると共に前記回動軸を保持する蓋部とを有し、
    前記容器部の前記開口近傍に、スイング時に前記切り欠き部に着座する着座面を有するフランジ部が形成され、前記着座面よりも底部側の前記容器部の外形が円筒形の対向する外面を平行に面取りされ、前記容器部の内側の保持穴の断面形状が長円状に形成され、
    前記保持穴の断面の短軸方向がスイング回動軸線方向と平行に配置されることを特徴とする遠心機用スイングロータ。
  2. 前記蓋部には前記容器部の長手方向と垂直方向に延びる前記回動軸が設けられ、
    前記蓋部は、前記容器部の開口部を覆うための円盤部と、前記円盤部の上方にて前記回動軸を軸方向に摺動可能に保持する回動軸保持部を有し、
    前記フランジ部は、長手方向からみた形状が略長方形であって、対向する二辺の幅が狭くされた短辺部と、広くされた長辺部が形成され、前記中心軸から前記短辺部側に延在するように前記着座面が形成され、
    前記辺部が前記スイング回動軸の軸線と平行方向に配置され、前記短辺部が前記スイング回動軸の軸線と直交する方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の遠心機用スイングロータ。
  3. 前記容器部の前記保持穴の形状は、前記中心軸と直交する断面が長円形であって、先端となる底部が先絞り形状にされ、先絞り状の先端部が半球状とされることを特徴とする請求項2に記載の遠心機用スイングロータ。
  4. 前記容器部の外面の一方向又はそれに直交する方向において、1組以上の平行する2平面を有することを特徴とする請求項3に記載の遠心機用スイングロータ。
  5. 前記保持穴に、合成樹脂の一体成形であって前記保持穴の形状と外形が対応する形状のチューブが挿入可能とされ、
    前記チューブは、中心軸方向と直交する断面が長円形であって、半円状部分を結ぶ直線となるような平行な2面を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の遠心機用スイングロータ。
  6. スイング用の回動軸を有するバケットと、軸方向上側から下側に貫通する貫通穴と、前記回動軸を回動可能に保持する保持部と、前記貫通穴の中心軸と垂直方向であって径方向外側に形成される切り欠き部を有する遠心機用スイングロータであって、
    前記バケットは、試料を収容するものであってネジ手段が形成された円形の開口を有する容器部と、前記容器部にネジ止めによって密封すると共に前記回動軸を保持する蓋部とを有し、
    前記容器部の内側には断面形状が偏平状の保持穴が形成され、
    前記保持穴の断面形状のうち長軸部が前記スイングロータの径方向に向くように配置され、
    前記容器部の前記開口近傍に、スイング時に前記切り欠き部に着座する着座面を有するフランジ部が形成され、
    前記フランジ部は、長手方向からみた形状が略長方形であって、対向する二辺の幅が狭くされた短辺部と、広くされた長辺部が形成され、前記短辺部が前記回動軸の軸線と直交する方向に配置されることを特徴とする遠心機用スイングロータ。
  7. 前記フランジ部のうち、前記短辺部の下面に前記着座面が形成され、
    前記バケットが着座した際に、上側になる前記長辺部と前記スイングロータのボディとの間に隙間を有して接触しない部分が存在することを特徴とする請求項6に記載の遠心機用スイングロータ。
  8. 請求項1~7項のいずれか一項に記載の前記遠心機用スイングロータと、
    前記遠心機用スイングロータを保持する駆動軸と、
    前記駆動軸を回転させる駆動部と、を有し、
    前記遠心機用スイングロータの回転によって前記バケットを前記回動軸を軸心にスイングさせて、前記切り欠き部に前記バケットを当接させた状態で遠心分離運転を行うことを特徴とする遠心機。
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