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JP7036671B2 - プラスチック容器およびプラスチック容器形成用組成物 - Google Patents

プラスチック容器およびプラスチック容器形成用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、プラスチック容器に関し、詳しくは、380~420nmの紫外線および短波長可視光線の透過を効率的に抑制しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有するプラスチック容器およびプラスチック容器形成用組成物に関する。
薬品、化粧品、飲食品等の保存には容器が用いられている。しかしながら、薬品や化粧品、飲食品等は、光、特に紫外線によって変化し易いため、容器には紫外線の透過を抑制することが求められている。紫外線の透過を抑制する観点からは、アルミニウム製の容器や着色容器等が優れているが、アルミニウム製の容器や着色容器は、容器内の内容物の量や状態を視認することが困難であるという問題を有している。
一方、容器としては、安価で成形性、軽量性に優れることから合成樹脂製のプラスチック容器も広く用いられている。プラスチック容器は、透明性(可視光線の透過性)には優れているものの、アルミニウム製の容器や着色容器と比べて紫外線の透過を抑制する効果の点で劣っている。そのため、従来、プラスチック容器においては、紫外線の透過を抑制するために、紫外線吸収剤が用いられてきた(引用文献1、2)。
特表2003-522242号公報 特開平8-301363号公報
プラスチック容器は透明であり紫外線等を容易に透過することから、紫外線吸収剤には優れた紫外線抑制効果が要求される。しかしながら、従来の紫外線吸収剤は、その効果が満足いくものではなく、多量の紫外線吸収剤を用いても依然として改善の余地があった。特に、380nm~420nmの長波長領域の紫外線および短波長領域の可視光線の透過を抑制する効果が不十分であり、解決が望まれていた。
また、従来用いられてきた紫外線吸収剤は、可視光線の領域(450nm~500nm)まで吸収してしまうため、可視光線の光量が減衰され、内容物の量や状態が解りにくいという問題も有していた。
さらに、近年では。軽量化のためにプラスチック容器の薄肉化等が進められている。従来の紫外線吸収剤がその効果を発揮するためには一定量を必要とするが、薄肉の容器に使用した場合、容器に対する添加量が相対的に大きくなるため、プラスチック容器の機械物性が低下することもあった。
そこで、本発明の目的は、極めて少ない量の紫外線吸収剤の使用であっても、紫外線、特に、380~420nmの長波長領域の紫外線および短波長可視光線の透過を効率的に抑制しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有するプラスチック容器を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の構造を有するインドール系化合物が、優れた紫外線の吸収性と優れた可視光線の透過性とを、有しており、このインドール系化合物を紫外線吸収剤として使用することで、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に示すことができる。
[1] 下記一般式[1]および下記一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤を含むプラスチック容器。
Figure 0007036671000001
(一般式[1]中、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基、-COR基を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。X~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。YおよびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。R、RおよびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、あるいは置換または非置換の芳香族基を表し、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。YおよびZが同時に-R6基になることはない。式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
Figure 0007036671000002
(一般式[2]中、R、RおよびX~Xは、一般式[1]と同じ意味を表し、YおよびZのどちらか一方はR-CO-基、他方は水素原子を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。式中の破線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
[2] 前記プラスチック容器内部において、波長500nmの光の透過率が80%以上100%以下であり、かつ、波長420nmの光の透過率が0%以上40%以下である[1]に記載のプラスチック容器。
[3] 前記プラスチック容器は、樹脂容器本体からなる[1]または[2]に記載のプラスチック容器。
[4] 前記プラスチック容器は、
樹脂容器本体と、
前記容器本体の内表面および外表面の少なくとも一方に形成された層と、
を備える、[1]または[2]に記載のプラスチック容器。
[5] 前記紫外線吸収剤は、前記樹脂容器本体および前記層の少なくとも一方に含まれる、[4]に記載のプラスチック容器。
[6] 前記層は、コーティング層および合成樹脂フィルムからなる層から選択される単層または2層以上の積層体である、[4]または[5]に記載のプラスチック容器。
[7] ボトル形状である[1]~[6]のいずれかに記載のプラスチック容器。
[8] 薬品用である[1]~[7]のいずれかに記載のプラスチック容器。
[9] 化粧品用である[1]~[7]のいずれかに記載のプラスチック容器。
[10] 飲料または食品用である[1]~[7]のいずれかに記載のプラスチック容器。
[11] 下記一般式[1]および下記一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤と、樹脂とを含むプラスチック容器形成用組成物。
Figure 0007036671000003
(一般式[1]中、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基、-COR基を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。X~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。YおよびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。R、RおよびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、あるいは置換または非置換の芳香族基を表し、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。YおよびZが同時に-R6基になることはない。式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
Figure 0007036671000004
(一般式[2]中、R、RおよびX~Xは、一般式[1]と同じ意味を表し、YおよびZのどちらか一方はR-CO-基、他方は水素原子を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。式中の破線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
本発明によれば、380~420nmの長波長領域の紫外線および短波長可視光線の透過を効率的に抑制しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有するプラスチック容器を提供することができる。これにより、透明性等の外観に優れるとともに、紫外線の透過を抑制する効果に優れるため内容物の紫外線による劣化を効果的に抑制することができる。
製造例1で合成されたインドール化合物(例示化合物1-14)のH-NMRチャートである。 製造例2で合成されたインドール化合物(例示化合物1-18)のH-NMRチャートである。 製造例3で合成されたインドール化合物(例示化合物2-11)のH-NMRチャートである。 製造例4で合成されたインドール化合物(例示化合物2-17)のH-NMRチャートである。 製造例5で合成されたインドール化合物(例示化合物2-21)のH-NMRチャートである。
本発明のプラスチック容器は、一般式[1]および一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤(以下、紫外線吸収剤(a))を含む。
以下、本発明のプラスチック容器を、第1実施形態または第2実施形態に基づいて説明する。なお、同様の構成および成分については適宜説明を省略する。
<第1実施形態>
本実施形態のプラスチック容器は、樹脂容器本体のみからなり、当該容器本体に一般式[1]および一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤(a)を含む。
本実施形態のプラスチック容器は、特定の紫外線吸収剤を含むことから、380~420nmの長波長領域の紫外線および短波長可視光線の透過を効率的に抑制しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有する。
すなわち、本実施形態のプラスチック容器は、その内部において、波長500nmの光の透過率が80%以上100%以下、好ましくは85%以上100%以下、さらに好ましくは90%以上100%以下であり、かつ、波長420nmの光の透過率が0%以上40%、好ましくは0%以上30%以下、さらに好ましくは0%以上20%以下である。
本実施形態のプラスチック容器は、その内部において、500nm~900nmの透過率が75%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上である。更にこの場合、可視光の波長域が好ましくは470nm~900nm、より好ましくは450nm~900nmである場合に、上記のそれぞれの透過率となることが一層好ましい。
これにより、可視光線の透過性に優れるため透明性等の外観に優れるとともに、紫外線の透過を抑制する効果に優れるため内容物の紫外線による劣化を効果的に抑制することができる。
[樹脂容器本体]
樹脂容器本体は、樹脂および紫外線吸収剤を含む。
その形状は、ボトル形状、タンク形状、アンプル形状、箱形状、チューブ状、輸液バック状等の様々な形態を採用することができ、プラスチック容器内に注入される内容物の取扱性や保管の観点から、ボトル形状であることが好ましい。
また、樹脂容器本体の厚みは、0.1~2mm程度であり、好ましくは、0.2~1mm程度であり、1mm以下程度の薄肉とすることができる。本実施形態のプラスチック容器は、後述する特定の紫外線吸収剤を含むことから、薄肉であっても機械特性に優れる。
以下に、樹脂容器本体に含まれる成分について説明する。
(樹脂)
樹脂容器本体を構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン;ポリエチレンとノルボルネン等のシクロオレフィンとの共重合体;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル等のビニル化合物およびビニル化合物の付加重合体;ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合体、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体等のビニル化合物またはフッ素系化合物の共重合体;ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素を含む化合物;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;ポリイミド;ポリウレタン;ポリペプチド;ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-テトラメチルシクロブチレンジオール共重合体(Tritan)、ポリエチレンテレフタレート-シクロヘキサンジメタノール共重合体(PETG、PCTG)、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-イソフタレート共重合体(PCTA)、ポリエチレンテレフタレート-3,9-ビス(1,1-ジメチル-2-ヒドロキシエチル)-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン共重合体等のポリエステル;ポリカーボネート等の重縮合ポリマー;ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル;エポキシ樹脂;ポリビニルアルコール;ポリビニルブチラール等を挙げることができる。
これらの中では、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-テトラメチルシクロブチレンジオール共重合体(Tritan)、ポリエチレンテレフタレート-シクロヘキサンジメタノール共重合体(PETG、PCTG)、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-イソフタレート共重合体(PCTA)等のポリエステル、ポリカーボネート等の重縮合ポリマーあるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィンが好ましく、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-テトラメチルシクロブチレンジオール共重合体(Tritan)、ポリエチレンテレフタレート-シクロヘキサンジメタノール共重合体(PETG、PCTG)、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート-イソフタレート共重合体(PCTA)等のポリエステル、ポリカーボネート等の重縮合ポリマーがより好ましい。
(紫外線吸収剤(a))
紫外線吸収剤(a)は、下記一般式[1]および下記一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の化合物を含む。
(一般式[1]で表される化合物)
Figure 0007036671000005
一般式[1]中、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基、-COR基を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。X~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。Y1およびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。R、RおよびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、あるいは置換または非置換の芳香族基を表し、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。YおよびZが同時に-R6基になることはない。式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。
直鎖または分岐のアルキル基は、炭素数1~12の直鎖または分岐のアルキル基であり、具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、1,2-ジメチルプロピル基、1-メチルブチル基、2-メチルブチル基、n-ヘキシル基、2-メチルペンチル基、4-メチルペンチル基、4-メチル-2-ペンチル基、1,2-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、2-エチルブチル基、n-ヘプチル基、3-メチルヘキシル基、5-メチルヘキシル基、2,4-ジメチルペンチル基、n-オクチル基、tert-オクチル基、2-エチルヘキシル基、2-プロピルペンチル基、2,5-ジメチルヘキシル基、などが挙げられる。
環状のアルキル基は、置換基を有していても良い炭素数3~12の環状のアルキル基であり、具体的にはシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロペンタニル基、シクロデカニル基、2-ヒドロキシシクロヘキシル基、2,3-ジヒドロキシシクロヘキシル基、2-アミノシクロヘキシル基、2,3-ジアミノシクロヘキシル基、2-メルカプトシクロヘキシル基等が挙げられる。
アラルキル基としては、芳香族炭化水素類、または芳香族ヘテロ環類が置換した基が挙げられる。芳香族炭化水素類が置換したアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、2-ヒドロキシベンジル基、2,4-ジヒドロキシベンジル基、2,4,6-トリヒドロキシベンジル基、2-アミノベンジル基、2,4-ジアミノベンジル基、2,4,6-トリアミノベンジル基、2-メルカプトベンジル基、2,4-ジメルカプトベンジル基、2,4,6-トリメルカプトベンジル基、2,4-ジフルオロベンジル基、ペンタフルオロフェニルメチル基、4-ビニルフェニルメチル基、フェネチル基、2-ナフチルメチル基等が挙げられる。芳香族ヘテロ環類が置換したアラルキル基としては、例えば、2-ピリジルメチル基、3-チオフェニルメチル基、3-フリルメチル基等が挙げられる。
芳香族基は、炭素数6~30の芳香族基であり、具体的にはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、ターフェニリル等が挙げられる。
芳香族基の置換基としては、水酸基;アミノ基;シアノ基;フッ素、塩素、ヨウ素および臭素であるハロゲン原子;メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、1,2-ジメチルプロピル基、1-メチルブチル基、2-メチルブチル基、n-ヘキシル基等の炭素数1~6のアルキル基;前記アルキル基の1又は2以上の水素原子をフッ素、塩素、ヨウ素および臭素から選ばれる少なくとも1のハロゲン原子で置換して得られるハロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、メトキシ基、i-プロポキシ基、n-プロポキシ基、s-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基等の炭素数1~6のアルコキシ基等を挙げることができる。
-COR基のRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。これらの基はRにおいて例示された基と同様である。
本実施形態において、本発明の効果の観点から、Rとして炭素数1~12の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数3~12の環状のアルキル基あるいは炭素数6~30の置換または非置換の芳香族基が好ましく、炭素数1~12の直鎖または分岐のアルキル基あるいは炭素数6~20の置換または非置換の芳香族基がより好ましく、炭素数1~6の直鎖または分岐のアルキル基あるいは炭素数6~20の置換または非置換の芳香族基がさらに好ましい。
は置換または非置換の芳香族基を表す。
「置換または非置換の芳香族基」はRにおいて例示された基と同様である。
本実施形態において、本発明の効果の観点から、Rとして炭素数6~30の置換または非置換の芳香族基が好ましく、炭素数6~20の置換または非置換の芳香族基がより好ましい。
~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、ヨウ素および臭素を挙げることができる。
直鎖、分岐または環状のアルキル基は、Rにおいて例示された基と同様である。
直鎖または分岐のアルコキシ基は、炭素数1~6のアルコキシ基であり、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、メトキシ基、i-プロポキシ基、n-プロポキシ基、s-ブトキシ基、t-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等を挙げることができる。
環状のアルコキシ基は、炭素数6~15の環状のアルコキシ基であり、具体的には、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、2-メチルシクロヘキシルオキシ基、2,4-ジメチルシクロヘキシルオキシ基等を挙げることができる。
本実施形態において、本発明の効果の観点から、X~Xとしてそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の直鎖または分岐のアルキル基が好ましい。
およびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。
、R、およびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。
は直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。なお、上記のように、Rはシアノ基を含まない。なお、YおよびZが結合して環を形成することはない。
「直鎖、分岐または環状のアルキル基」、「アラルキル基」および「置換または非置換の芳香族基」は、Rにおいて例示された基と同様である。
直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基は、Rで例示された直鎖、分岐または環状のアルキル基の1又は2以上の水素原子をフッ素原子で置換して得られる。
本実施形態において、本発明の効果の観点から、YおよびZとして、R-CO-基、R-OC(=O)-基が好ましく、RおよびRとしては直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基が好ましい。
式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。すなわち、本実施形態のインドール系化合物は、下記一般式[1]で表わされる化合物(E体またはZ体)およびそのE体とZ体の混合物である。
本実施形態の一般式[1]で表されるインドール系化合物の具体的な例示を下記に示すが、下記の例示に限定されるものではない。本実施形態の一般式[1]で表されるインドール系化合物としては、例示化合物No.1-1~1-50の化合物を挙げることができる。
Figure 0007036671000006
Figure 0007036671000007
Figure 0007036671000008
Figure 0007036671000009
Figure 0007036671000010
(一般式[2]で表される化合物)
Figure 0007036671000011
一般式[2]中、R、RおよびX~Xは、一般式[1]と同じ意味を表し、YおよびZのどちらか一方はR-CO-基、他方は水素原子を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。式中の破線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。
の「置換または非置換の芳香族基」は、Rにおいて例示された基と同様である。
は、好ましくは置換の芳香族基であり、より好ましくは、アルキル置換フェニル基、クロロ置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、トリフルオロメチル置換フェニル基、ジアルキルアミノ置換フェニル基、ヒドロキシ置換フェニル基であり、さらに好ましくは、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、ジアルキルアミノ置換フェニル基、ヒドロキシ置換フェニル基である。
ここでアルキルおよびアルコキシはメチル基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル基およびメトキシ基、エトキシ基およびプロプキシ基等の低級アルキル基を表す。
本実施形態の一般式[2]で表されるインドール系化合物の具体的な例示を下記に示すが、下記の例示に限定されるものではない。本実施形態の一般式[2]で表されるインドール系化合物としては、例示化合物No.2-1~2-50の化合物を挙げることができる。
Figure 0007036671000012
Figure 0007036671000013
Figure 0007036671000014
Figure 0007036671000015
Figure 0007036671000016
一般式[1]で表されるインドール化合物と一般式[2]で表されるインドール化合物とを併用する場合、インドール化合物[1]に対するインドール化合物[2]の比([2]/[1])は、5/95~95/5、好ましくは、10/90~90/10、より好ましくは、15/85~85/15である。
(インドール系化合物の製造方法)
本実施形態において、一般式[1]で表されるインドール化合物は、通常の縮合反応によっても製造可能である。例えば、所謂、クネーフェナーゲル縮合(knevenagel)の条件(ピペリジンおよびまたは酢酸などを触媒としてトルエン、エタノール等の溶媒中で、アルデヒド誘導体と、一般式[IV]で表される化合物を縮合する方法)によっても製造可能である。ただし、通常の縮合反応条件では収率良く化合物が得られない場合が多く、本実施形態の製造法で製造することが好ましい。
本実施形態の一般式[1]で表わされるインドール系化合物の製造方法は以下の工程を含む。
工程1:フィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬を下記一般式[II]で表わされる化合物に反応させ、下記一般式[III]で表わされる化合物を調製する。
工程2:一般式[III]で表わされる前記化合物と、下記一般式[IV]で表される化合物と、を反応させる。
Figure 0007036671000017
一般式[II]中、R、R、X~Xは、一般式[I]と同義である。
Figure 0007036671000018
一般式[III]中、R、RおよびX~Xは、一般式[I]と同義である。Xはハロゲンイオン(フッ素イオン、塩素イオン、ヨウ素イオンまたは臭素イオン)を表す。
Figure 0007036671000019
一般式[IV]中、YおよびZは、一般式[I]と同義である。
(工程1)
フィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬は、例えば、N,N-ジメチルホルムアミドと、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、オギザリルクロライド、塩化チオニル、塩化ベンゾイルなどのハロゲン化剤を作用させることにより調製する。調製条件は、通常冷却下にN,N-ホルムアミドおよび必要に応じて溶媒(例えばジクロロメタン、エチレンジクロライドなどのハロゲン化溶媒)の存在下に、ハロゲン化剤を滴下させて温度0~5℃程度で反応させ、その後、室温にて、30分から1時間程度攪拌させて調製を行う。また、市販のフィルスマイヤー(Vismeier)試薬を使用することも可能である。
フィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬を一般式[II]で表わされる化合物に反応させる際は、一般式[II]で表される化合物にフィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬を添加して反応させてもよく、フィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬に一般式[II]で表される化合物を添加して反応させてもよい。反応温度は、通常、冷却化(例えば、0℃~20℃)でフィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬と一般式[II]との接触を行い、その後、室温~100℃程度で反応を行う。反応温度は好ましくは、40℃~80℃である。反応時間は反応温度により異なるが、通常、60℃で30分~1時間程度である。
一般式[II]で表わされる化合物に対するフィルスマイヤー(Vilsmeier)試薬の使用量は、通常、1~1.5倍当量、好ましくは1~1.2倍当量である。これにより、一般式[III]で表わされる化合物を効率的に調製することができる。
反応後、反応液を室温に冷却することにより、一般式[III]で表わされる化合物を得ることができる。一般式[III]で表される化合物は反応液を冷却(例えば5℃~―10℃)することで結晶として取り出すことも可能であるが、そのまま取り出すことなく、次の工程で使用しても良い。
(工程2)
次いで、工程1で得られた一般式[III]で表わされる化合物と、一般式[IV]で表される化合物とを反応させる。
一般式[III]で表される化合物と、一般式[IV]で表される化合物の反応は、通常一般式[III]で表される化合物を製造した反応液に一般式[IV]で表される化合物を添加し、その後、塩基(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の有機塩基)を、通常は冷却下(例えば、0℃~10℃)に添加して、その後、室温~120℃程度、好ましくは60~100℃で反応させる。反応時間は反応温度により異なるが通常、1~10時間程度、好ましくは、1~5時間程度である。
一般式[III]で表わされる化合物1モルに対して、一般式[IV]で表される化合物を1.0~2.0モル、好ましくは1.0~1.5モル反応させることができる。塩基の使用量は、一般式[III]で表される化合物1モルに対して、通常、1.0~4.0モル、好ましくは、1.0~3.0モル使用して反応させることができる。
反応後水を添加して、反応で生成した塩基のハロゲン化水素塩を水洗により除去し、有機相を濃縮した後、貧溶媒(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル)により結晶化させ、一般式[I]で表わされるインドール系化合物を得ることができる。また、場合によっては、ろ過により塩基のハロゲン化水素塩を除去し、有機溶媒を濃縮した後に貧溶媒により結晶化させることも可能である。さらには、カラムクロマトグラフィー等により精製することも可能である。
本実施形態の一般式[2]で表されるインドール系化合物は、上記の一般式[1]で表されるインドール化合物の製造方法において、一般式[IV]で表される化合物を反応させる代わりにアセトフェノン誘導体と反応させることで製造することができる。
また、一般式[2]で表されるインドール系化合物は、通常の縮合条件で一般式[V]で表されるアルデヒド誘導体と、アセトフェノン誘導体とを塩基(ピペリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、N,N-ジメチルアミノピリジン等)の存在下に溶媒、(例えば、エチレングリコール、トルエン、メチルセロソルブ)中で脱水縮合することにより製造することができる。
Figure 0007036671000020
上記のようにして合成される一般式[1]および/または一般式[2]で表されるインドール系化合物は、一般に350~410nmに極大吸収を有する。従ってこの範囲の波長の紫外線を、効果的に遮光する事ができる。
本実施形態のプラスチック容器において、本発明の効果の観点から、紫外線吸収剤(a)の配合量は、容器本体を構成する樹脂100質量部に対して0.001~1質量部であり0.002~1質量部であることが好ましく、0.005~0.8質量部であることがより好ましい。
本実施形態における特定の紫外線吸収剤(a)は、従来の紫外線吸収剤に比べ紫外線抑制効果に優れており、添加量を低減することができる。そのため、紫外線吸収剤(a)を上記の量で含むことができ、380~420nmの長波長領域の紫外線および短波長可視光線の透過を効率的に抑制しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有するとともに、従来の紫外線吸収剤に比べ添加量が少ないことから、薄肉のプラスチック容器に添加しても機械物性にも優れる。
(その他の成分)
本実施形態に係る組成物は、上記成分以外に、各種添加剤を使用することができる。添加剤としては、酸化防止剤、本実施形態の紫外線吸収剤(a)以外の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、近赤外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、滑剤、加工助剤、可塑剤、難燃剤等を挙げることができる。
[プラスチック容器の製造方法]
本実施形態のプラスチック容器(樹脂容器本体)の製造方法は、用いるベース樹脂によって、加工温度、加工条件等が異なるが、通常、紫外線吸収剤(a)および必要に応じて上記他の成分を、樹脂(粉体またはペレット)に添加して組成物を調整し、150~350℃に加熱、溶解させた後、成形することにより、成形品を得ることができる。
本実施形態のプラスチック容器形成用組成物において、本発明の効果の観点から、紫外線吸収剤(a)の配合量は、樹脂100質量部に対して0.001~1質量部であり、0.002~1質量部であることが好ましく0.005~0.8質量部であることがより好ましい。
成形方法は、特に限定されるものではなく、押し出し加工、カレンダー加工、射出成形、ロール、圧縮成形、ブロー成形等が挙げられ、成形体、シート、フィルム等が製造できる。シート、フィルム等は所望の容器形状に成形加工される。
本実施形態のプラスチック容器(樹脂容器本体)は必要に応じて表面処理を施すことができる。表面処理としては、例えば、薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処理、紫外線照射処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸化処理等が挙げられる。
本実施形態のプラスチック容器(樹脂容器本体)は、その表面にコーティング層を有していてもよい。
<第2実施形態>
本実施形態のプラスチック容器は、樹脂容器本体と、前記容器本体の内表面および外表面の少なくとも一方に形成された層とを備える。紫外線吸収剤(a)は、前記樹脂容器本体および前記層の少なくとも一方に含むことができる。
本実施形態における樹脂容器本体は、紫外線吸収剤(a)を含まない場合があることを除き第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
[層]
本実施形態において、樹脂容器本体上に形成される層は、コーティング層または合成樹脂フィルムからなる層、またはこれらの層を組み合わせた2層以上の積層体であってもよい。
(コーティング層)
コーティング層は、樹脂容器本体上に形成され、コーティング層の厚みは10~100μm程度である。
コーティング層を形成する方法としては、紫外線吸収剤(a)と樹脂と有機系溶媒とを含むコーティング液(1)を用いる方法と、紫外線吸収剤(a)と水溶性樹脂と水系溶媒とを含むコーティング液(2)を用いる方法等が挙げられる。
コーティング液(1)に含まれる樹脂としては、脂肪族エステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、芳香族エステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリオレフィン樹脂、芳香族ポリオレフィン樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニル系変性樹脂(PVB、EVA等)、またはそれらの共重合樹脂等が挙げれる。有機系溶媒としては、ハロゲン系、アルコール系、ケトン系、エステル系、脂肪族炭化水素系、芳香族炭化水素系、エーテル系溶媒、あるいはそれらの混合物系等を挙げることができる。
コーティング液(2)に含まれる水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコールまたはその変性物、ポリアクリル酸またはその共重合物、セルロースまたはその変性物等が挙げられる。水系溶媒としては、水または、水にメチルアルコール等のアルコール、アセトン等のケトン、テトラヒドロフラン等のエーテルを加えたもの等が挙げられる。
これらのコーティング液は、上記成分を公知の方法で攪拌混合することにより得ることができる。
本実施形態のプラスチック容器において、コーティング層のみに紫外線吸収剤(a)を含む場合、本発明の効果の観点から、紫外線吸収剤(a)の配合量は、コーティング層を構成する樹脂100質量部に対して、0.1~10質量部であり、0.2~10質量部であることが好ましく、0.5~8質量部であることがより好ましい。
プラスチック容器本体とコーティング層が紫外線吸収剤(a)を含む場合、その合計量が上記範囲となるように含まれる。
コーティング液は、近赤外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等の通常塗料に用いるような添加物の他に、色調をコントロールするための染料、顔料、あるいはその他の紫外線吸収剤等を含むことができる。
コーティング層は、樹脂容器本体の上に、上記の方法で作製したコーティング液を、バーコーター、グラビアコーター、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーター、ロールコーター、ブレードコーター、スピンコーター、リバースコーター、ダイコーター、CAPコーター、R&Rコーター、或いはスプレー等でコーティングして形成することができる。
(合成樹脂フィルムからなる層)
合成樹脂フィルムからなる層(以下、単に合成樹脂フィルム層)は、樹脂容器本体上に形成され、単層でも2層以上が積層されていてもよい。合成樹脂フィルム層の厚みは10~100μm程度である。
合成樹脂フィルムを構成する樹脂としては、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のポリビニルアルコール樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12、MXDナイロン(ポリメタキシリレンアジパミド)、及びこれらの共重合体等のポリアミド樹脂;ポリアラミド樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリアセタール樹脂;フッ素樹脂;ポリエーテル系、アジペートエステル系、カプロラクトンエステル系、ポリ炭酸エステル系等の熱可塑性ポリウレタン;ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化ビニル樹脂;ポリアクリロニトリル;α-オレフィンと酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等との共重合体、例えば、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体;ポリエチレンやポリプロピレン等のα-オレフィン(共)重合体をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性オレフィン樹脂;エチレンとメタクリル酸との共重合体等にNaイオンやZnイオン等を作用させたアイオノマー樹脂;これらの混合物;等が挙げられ、少なくとも1種を用いることができる。
本実施形態のプラスチック容器において、合成樹脂フィルム層のみに紫外線吸収剤(a)を含む場合、本発明の効果の観点から、紫外線吸収剤(a)の配合量は、合成樹脂フィルム層を構成する樹脂100質量部に対して、0.1~10質量部であり、0.2~10質量部であることが好ましく、0.5~8質量部であることがより好ましい。合成樹脂フィルム層が積層構造である場合は、全体として上記範囲であればよい。
プラスチック容器本体と合成樹脂フィルム層が紫外線吸収剤(a)を含む場合、その合計量が上記範囲となるように含まれる。
本実施形態において、樹脂容器本体と合成樹脂フィルム層の間、複層である合成樹脂フィルム層の層間には、接着層を形成することができる。
接着層は、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤等から形成することができる。塗布方法は、従来公知の方法で行うことができる。
[積層体]
本実施形態においては、樹脂容器本体上に、コーティング層および合成樹脂フィルムからなる層を組み合わせた2層以上の積層体を形成することもできる。コーティング層および合成樹脂フィルムからなる層の積層順は特に限定されない。積層体の厚みは10~100μm程度である。
本実施形態のプラスチック容器において、積層体のみに紫外線吸収剤(a)を含む場合、本発明の効果の観点から、紫外線吸収剤(a)の配合量は、積層体を構成する樹脂100質量部に対して、0.1~10質量部であり、0.2~10質量部であることが好ましく、0.5~8質量部であることがより好ましい。紫外線吸収剤(a)は、積層体を構成するいずれかの層に含まれていてもよく、複数層に含まれていてもよい。
プラスチック容器本体と積層体が紫外線吸収剤(a)を含む場合、その合計量が上記範囲となるように含まれる。
[用途]
本実施形態のプラスチック容器は、医薬品、ビタミン剤、ドリンク剤、目薬等の薬品容器;化粧水、乳液、日焼け止め等の化粧品容器;食品容器;酒、ワイン、ビール、フルーツジュース、ソフトドリンク、お茶、紅茶、コーヒー等の飲料容器;シャンプー、リンス、うがい液、歯磨き剤、消毒液等の日用品容器等に使用できる。特に中身の状態を確認できる透明性を有する容器に好ましく使用できる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の様々な構成を採用することができる。
以下に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[製造例1]
(例示化合物1-14の製造)
1Lの三口フラスコにN,N-ジメチルホルムアミド40.0gおよび1,2-ジクロロエタン130gを挿入し、氷浴により5℃に冷却した。その後オキシ塩化リン76.9gを35分かけて滴下し、さらに室温で25分攪拌してVilesmeier試薬を調製した。この溶液を氷浴により5℃に冷却し、N-メチル-2-フェニルインドール103.6gを60分間かけて10回に分割して添加した。その後、60℃に加熱し、40分間加熱攪拌した後、再度氷浴により冷却し反応液の温度を5℃とした。ここに1,2-ジクロロエタン260gおよびアセト酢酸エチル67.0gを添加した後、トリエチルアミン152.5gを40分間かけて滴下した。その後、80℃に加熱して20分間加熱攪拌した後、100℃で二時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却した後、水1Lおよびクロロホルム1Lに排出して激しく混合した後、水相を分離した。されに水洗を2回行い有機相を分離した後、減圧下でクロロホルムおよび1,2-ジクロロエタンを留去した。残渣にメタノール200gを添加した後、結晶化した固体をろ別し、エタノールから2回再結晶して目的物(例示化合物1-14)を淡黄色結晶として61.2g得た。
この化合物のHPLC純度は99.0Area%であり、収率は35%であった。また融点は、143℃であった。
この化合物のH-NMRチャートを図1に示す。H-NMRチャートから明らかなように本化合物はE体およびZ体の混合物であった。
[製造例2]
(例示化合物1-18の製造)
100mlの三口フラスコにN,N-ジメチルホルムアミド4.00gおよび1,2-ジクロロエタン13gを挿入し、氷浴により5℃に冷却した。その後オキシ塩化リン7.69gを35分かけて滴下し、さらに室温で25分攪拌してVilesmeier試薬を調製した。この溶液を氷浴により5℃に冷却し、N-メチル-2-フェニルインドール10.36gを10分間かけて5回に分割して添加した。その後、60℃に加熱し、40分間加熱攪拌した後、再度氷浴により冷却し反応液の温度を5℃とした。ここに1,2-ジクロロエタン26gおよび4,4-ジフルオロアセト酢酸エチル10.33gを添加した後、トリエチルアミン15.25gを40分間かけて滴下した。その後、80℃に加熱して20分間加熱攪拌した後、100℃で二時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却した後、水100mlおよびクロロホルム100mlに排出して激しく混合した後、水相を分離した。されに水洗を2回行い有機相を分離した後、減圧下でクロロホルムおよび1,2-ジクロロエタンを留去した。残渣にメタノール20gを添加した後、結晶化した固体をろ別し、エタノールから2回再結晶して目的物(例示化合物1-18)を淡黄色結晶として13.8g得た。
この化合物のHPLC純度は99.0Area%であり、収率は73%であった。
また融点は、117℃であった。
この化合物のH-NMRチャートを図2に示す。H-NMRチャートから明らかなように本化合物はE体およびZ体の混合物であった。
[製造例3]
(例示化合物2-11の製造)
N-メチル-2-フェニルインドール-3-カルバルデヒド4.7g、アセトフェノン2.5gおよびエチレングリコール10gにピペリジン1.7gを添加し、170℃で1時間加熱攪拌を行った。反応混合物を冷却した後、メタノール70gを添加して、生成した結晶をろ別した。この結晶をイソプロパノールから再結晶し、例示化合物2-11を淡黄色結晶として1.7g得た。
この化合物のHPLC純度は98.9Area%であり、収率は25%であった。また、融点は165℃であった。
この化合物のH-NMRチャートを図3に示す。H-NMRチャートから明らかなように本化合物はトランス体であった。
[製造例4]
(例示化合物2-17の製造)
製造例3において、アセトフェノン2.5gを使用する代わりに、4-メトキシアセトフェノン3.0gを使用した以外は製造例3に記載の操作に従い、例示化合物2-17を淡黄色結晶として2.7g得た。
この化合物のHPLC純度は98.7Area%であり、収率は36%であった。また、融点は178℃であった。
化合物のH-NMRチャートを図4に示す。H-NMRチャートから明らかなように本化合物はトランス体であった。
[製造例5]
(例示化合物2-21の製造)
製造例3においてアセトフェノン2.5gを使用する代わりに、2-ヒドロキシアセトフェノン2.8gを使用した以外は製造例3に記載の操作に従い、例示化合物2-21を淡黄色結晶として5.33g得た。
この化合物のHPLC純度は99.0Area%であり、収率は76%であった。また、融点は229℃であった。
化合物のH-NMRチャートを図5に示す。H-NMRチャートから明らかなように本化合物はトランス体であった。
本実施例において用いた材料・評価方法は以下の通りである。
〔1〕ポリエステル樹脂-1:三井化学株式会社製、 ポリエチレンテレフタレート 三井PET J-125
〔2〕ポリエステル樹脂-2:イーストマンケイミカル社製 トライタン TX-2001
〔3〕紫外線吸収剤-A(以下、UVA-Aと略記する場合がある):例示化合物1-14
〔4〕紫外線吸収剤-B(以下、UVA-Bと略記する場合がある):例示化合物1-18
〔5〕紫外線吸収剤-C(以下、UVA-Cと略記する場合がある):例示化合物2-11
〔6〕紫外線吸収剤-D(以下、UVA-Dと略記する場合がある):例示化合物2-17
〔7〕紫外線吸収剤―E(以下、UVA-Eと略記する場合がある):例示化合物2-21
〔8〕紫外線吸収剤-F(以下、UVA-Fと略記する場合がある):2-(3-tert-ブチル-5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール
〔9〕加工熱安定剤A:テトラキス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)-4,4’-ビフェニレンジホスホナイト:〔Hostanox P-EPQ〕
〔10〕ブルーイング剤A:1-ヒドロキシ-4-(p-トリルアミノ)アントラセン-9,10-ジオン〔マクロレックスバイオレットB〕
〔分光透過率の測定〕
(株)島津製作所社製、分光光度計Multispecにより紫外・可視光スペクトルを測定した。
〔YI値の測定〕
スガ試験機株式会社製色彩色差計Cute-iにて測定した。
〔全光線透過率〕
日本電色株式会社製NDH2000にてJIS K 7136に準拠して測定した。
[実施例1]
ポリエステル樹脂-1を100質量部およびUVA-A 0.080質量部(800ppm)を定量フィーダーにより2軸押し出し機〔(株)東芝機械製TEM-35、シリンダー設定温度280℃〕に供給し、フィルターを通して異物をろ過した後、ダイからストランド状に排出し、水冷、固化させた後回転式カッターでペレット化しポリエステル樹脂組成物を得た。その後、該ポリエステル樹脂組成物をクリーンオーブンにて120℃で5時間乾燥した。
該ポリエステル樹脂組成物を射出成型機〔住友重工業株式会社製 SE-180DU〕にて樹脂温度280℃、金型温度60℃で射出成型し、プリフォーム(口外径:25mm重量25g)を成型した。次に得られたプリフォームを金型温度130℃で二軸延伸ブロー成型し、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例2]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部(800ppm)を使用する代わりにUVA-B 0.035質量部(350ppm)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例3]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部(800ppm)を使用する代わりにUVA-C 0.010質量部(100ppm)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例4]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部(800ppm)を使用する代わりにUVA-D 0.037質量部(370ppm)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例5]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部(800ppm)を使用する代わりにUVA-E 0.015質量部(150ppm)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例6]
実施例1において、ポリエステル樹脂-1を100質量部使用する代わりにポリエステル樹脂-2を100質量部使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[実施例7]
ポリエステル樹脂-1を100質量部、UVB-B 0.035質量部(350ppm)加工熱安定剤A 0.02質量部およびブルーイング剤A 5ppmを定量フィーダーにより2軸押し出し機〔(株)東芝機械製TEM-35、シリンダー設定温度280℃〕に供給し、フィルターを通して異物をろ過した後、ダイからストランド状に排出し、水冷、固化させた後回転式カッターでペレット化しポリエステル樹脂組成物を得た。その後、該ポリエステル樹脂組成物をクリーンオーブンにて120℃で5時間乾燥した。
該ポリエステル樹脂組成物を射出成型機〔住友重工業株式会社製 SE-180DU〕にて樹脂温度280℃、金型温度60℃で射出成型し、プリフォーム(口外径:25mm重量25g)を成型した。次に得られたプリフォームを金型温度130℃で二軸延伸ブロー成型し、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[比較例1]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部を添加せずにポリエステル樹脂-1をペレット化し、その後、該ポリエステル樹脂をクリーンオーブンにて120℃で5時間乾燥した。
該ポリエステル樹脂組成物を射出成型機〔住友重工業株式会社製 SE-180DU〕にて樹脂温度280℃、金型温度60℃で射出成型し、プリフォーム(口外径:25mm重量25g)を成型した。次に得られたプリフォームを金型温度130℃で二軸延伸ブロー成型し、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
[比較例2]
実施例1において、UVA-A 0.080質量部(800ppm)を使用する代わりにUVA-F 6質量部(60000ppm)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、容積500ml、厚さ0.8mmのプラスチックボトルを作成した。
このプラスチックボトルは表面にUVA-Fと思われる粉状の粉末が生じていた。得られたプラスチックボトルの波長500nmおよび420nmの可視光線透過率、波長400nmの紫外線の透過率、全光線透過率およびYI値を測定し表1にまとめた。
Figure 0007036671000021
[実施例8]
実施例1で得られたプラスチックボトルおよび比較例1で得られたプラスチックボトルに市販のうがい液(登録商標:Listerine、歯石抑制消毒うがい液)を入れ、冷白色蛍光灯(40ワット)により2日間照射を行った。2日後に内部のうがい液を取り出し、日本電色工業製の分光色彩計(COH7700)にてL*、a*、b*を測定し、ΔEを以下の式により求めた。
ΔE=〔(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2
ΔEが小さいほど変色が少ないことを表す。
プラスチックボトル ΔE
実施例1 0.9
比較例1 1.3
上記の結果から本発明の紫外線吸収剤が配合されたプラスチックボトルは紫外線吸収剤を含まないプラスチックボトルと比較して内容物の変色が少ないことが判る。

Claims (11)

  1. 下記一般式[1]および下記一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤を含むプラスチック容器。
    Figure 0007036671000022
    (一般式[1]中、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基、-COR基を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。X~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。YおよびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。R、RおよびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、あるいは置換または非置換の芳香族基を表し、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。YおよびZが同時に-R6基になることはない。式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
    Figure 0007036671000023
    (一般式[2]中、R、RおよびX~Xは、一般式[1]と同じ意味を表し、YおよびZのどちらか一方はR-CO-基、他方は水素原子を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。式中の破線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
  2. 前記プラスチック容器内部において、波長500nmの光の透過率が80%以上100%以下であり、かつ、波長420nmの光の透過率が0%以上40%以下である請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 前記プラスチック容器は、樹脂容器本体からなる請求項1または2に記載のプラスチック容器。
  4. 前記プラスチック容器は、
    樹脂容器本体と、
    前記容器本体の内表面および外表面の少なくとも一方に形成された層と、
    を備える、請求項1または2に記載のプラスチック容器。
  5. 前記紫外線吸収剤は、前記樹脂容器本体および前記層の少なくとも一方に含まれる、請求項4に記載のプラスチック容器。
  6. 前記層は、コーティング層および合成樹脂フィルムからなる層から選択される単層または2層以上の積層体である、請求項4または5に記載のプラスチック容器。
  7. ボトル形状である請求項1~6のいずれかに記載のプラスチック容器。
  8. 薬品用である請求項1~7のいずれかに記載のプラスチック容器。
  9. 化粧品用である請求項1~7のいずれかに記載のプラスチック容器。
  10. 飲料または食品用である請求項1~7のいずれかに記載のプラスチック容器。
  11. 下記一般式[1]および下記一般式[2]で表されるインドール系化合物から選択される少なくとも1種の紫外線吸収剤と、樹脂とを含むプラスチック容器形成用組成物。
    Figure 0007036671000024
    (一般式[1]中、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基、-COR基を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。Rは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、置換または非置換の芳香族基を表す。X~Xはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、エステル基を表す。YおよびZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、R-CO-基、R-OC(=O)-基、R-基、またはR-SO-基を表す。R、RおよびRは、直鎖、分岐または環状のアルキル基、アラルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、あるいは置換または非置換の芳香族基を表し、Rは直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐または環状のフルオロアルキル基、ニトロ基あるいは置換または非置換の芳香族基を表す。YおよびZが同時に-R6基になることはない。式中の波線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
    Figure 0007036671000025
    (一般式[2]中、R、RおよびX~Xは、一般式[1]と同じ意味を表し、YおよびZのどちらか一方はR-CO-基、他方は水素原子を表し、Rは置換または非置換の芳香族基を表す。式中の破線は二重結合に対してE体、Z体、またはこれらの混合物であることを示す。)
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