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JP7031453B2 - 積層電極体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層電極体の製造方法に関する。
特許文献1,2には、正極板と負極板と多孔質セパレータとが積層方向に積層されて圧着された積層電極体の製造方法が開示されている。具体的には、圧着工程において、正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層された積層体に対し、積層方向に圧縮荷重を加えることによって、正極板と多孔質セパレータと負極板とを圧着して、積層電極体を作製する。
なお、特許文献1では、圧着工程において、積層体に対して圧縮荷重を加える直前に、積層体を加熱している。
また、特許文献2では、予め、負極板と多孔質セパレータとが積層方向に積層されて一体とされた多孔質セパレータ付き負極板を製造しておく。そして、この多孔質セパレータ付き負極板と正極板とを積層方向に積層することで、正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層された積層体を形成し、この積層体に対し、積層方向に圧縮荷重を加えることによって、正極板と多孔質セパレータと負極板とを圧着して、積層電極体を作製する。
特開平11-67234号公報 特開2017-68962号公報
ところで、圧着工程において、正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層された積層体に対し、積層方向に圧縮荷重を加えると、多孔質セパレータが積層方向に圧縮されて変形し、多孔質セパレータの透気抵抗度が大きくなることがあった。特に、特許文献1の製造方法では、圧着工程において、積層体に対し圧縮荷重を加える直前に積層体を加熱しているため、多孔質セパレータが軟らかくなることで変形し易くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が著しく増加する虞があった。多孔質セパレータの透気抵抗度が増加することで、電池性能が低下する虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、圧着工程において多孔質セパレータの透気抵抗度を増加し難くできる、積層電極体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、正極板と負極板と多孔質セパレータとが積層方向に積層されて圧着された積層電極体の製造方法であって、前記正極板と前記多孔質セパレータと前記負極板とが前記積層方向に積層された積層体に対し、前記積層方向に圧縮荷重を加えることによって、前記正極板と前記多孔質セパレータと前記負極板とを圧着して、前記積層電極体を作製する圧着工程、を備え、前記積層電極体は、リチウムイオン二次電池の電極体として使用される積層電極体であり、前記多孔質セパレータは、ポリプロピレン及びポリエチレンの少なくともいずれかによって構成されており、前記圧着工程では、前記多孔質セパレータの温度を常温よりも低温にした状態で、前記積層体に対し前記圧縮荷重を加える積層電極体の製造方法である。
上述の製造方法では、圧着工程において、正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層された積層体に対し、積層方向に圧縮荷重を加えることによって、正極板と多孔質セパレータと負極板とを圧着して、積層電極体を作製する。従来、このような圧着工程では、多孔質セパレータが積層方向に圧縮されて変形し、多孔質セパレータの透気抵抗度が大きくなることがあった。
これに対し、上述の製造方法では、圧着工程において、多孔質セパレータの温度を常温よりも低温にした状態で、積層体(正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層されたもの)に対し圧縮荷重を加える。このように、多孔質セパレータの温度を常温よりも低温にすることで、多孔質セパレータが変形し難くなる(耐荷重性が増加する)ので、圧着工程において圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
以上説明したように、上述の製造方法によれば、圧着工程において多孔質セパレータの透気抵抗度を増加し難くできる。なお、多孔質セパレータの透気抵抗度とは、空気の透過し難さを表す値であり、「一定量の空気が、一定面積とした多孔質セパレータを厚み方向に透過するのに要する時間(秒)」で表される。
また、常温とは、20℃±15℃(5~35℃)の範囲内の温度をいう。従って、上述の製造方法では、圧着工程において、多孔質セパレータの温度を5℃よりも低い温度にした状態で、積層体に対し圧縮荷重を加える。
また、上述の製造方法では、圧着工程に先立って、予め、負極板と多孔質セパレータとが積層方向に積層されて一体とされた多孔質セパレータ付き負極板を作製するようにしても良い。そして、圧着工程において、この多孔質セパレータ付き負極板と正極板とを積層方向に積層することで、正極板と多孔質セパレータと負極板とが積層方向に積層された積層体を形成し、この積層体に対し、積層方向に圧縮荷重を加えることによって、正極板と多孔質セパレータと負極板とを圧着して、積層電極体を作製するようにしても良い。
また、圧着工程における多孔質セパレータの温度は、多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度Tg及びその近傍の温度に含まれる範囲内の温度Ta(Tg-10℃≦Ta≦Tg+10℃)、または、その範囲内の温度Taよりも低い温度にするのが好ましい。すなわち、圧着工程における多孔質セパレータの温度は、(Tg+10℃)以下にするのが好ましい。
具体的には、多孔質セパレータを構成する樹脂が1種類(例えば、ポリプロピレンのみ)の場合は、圧着工程における多孔質セパレータの温度は、多孔質セパレータを構成する樹脂のガラス転移温度Tg及びその近傍の温度に含まれる範囲内の温度Ta(Tg-10℃≦Ta≦Tg+10℃)、または、その範囲内の温度Taよりも低い温度にするのが好ましい。
このように、多孔質セパレータの温度を、当該多孔質セパレータを構成する樹脂のガラス転移温度、または、その近傍の温度、あるいは、それ以下の温度にすることで、多孔質セパレータが極めて変形し難くなる(耐荷重性が大きく増加する)ので、圧着工程において圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが極めて圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が極めて増加し難くなる。
また、多孔質セパレータが複数種類の樹脂(例えば、ポリプロピレンとポリエチレン)によって構成されている場合は、圧着工程における多孔質セパレータの温度は、多孔質セパレータを構成する複数の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂(例えば、ポリプロピレン)のガラス転移温度Tg及びその近傍の温度に含まれる範囲内の温度Ta(Tg-10℃≦Ta≦Tg+10℃)、または、その範囲内の温度Taよりも低い温度にするのが好ましい。
このように、多孔質セパレータの温度を、当該多孔質セパレータを構成する複数の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度、または、その近傍の温度、あるいは、それ以下の温度にすることで、多孔質セパレータを構成する複数の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂が極めて変形し難くなるので、多孔質セパレータ全体としても変形し難くなる(耐荷重性が増加する)。これにより、圧着工程において積層体に圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
また、前記の積層電極体の製造方法であって、前記圧着工程では、前記多孔質セパレータの温度を、前記多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度よりも10℃高い第1温度以下にした状態で、前記積層体に対し前記圧縮荷重を加える積層電極体の製造方法とするのが好ましい。
上述の製造方法では、圧着工程において、多孔質セパレータの温度を、多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度Tgよりも10℃高い第1温度T1(=Tg+10℃)以下にした状態で、積層体に対し圧縮荷重を加える。これにより、圧着工程において積層体に圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
また、前記いずれかの積層電極体の製造方法であって、前記圧着工程では、前記積層体に対し前記圧縮荷重を加える前(直前)に、前記多孔質セパレータを冷却して、前記多孔質セパレータの温度を、前記多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度よりも10℃高い第1温度以下にする積層電極体の製造方法とするのが好ましい。
上述の製造方法では、圧着工程において、積層体に対し圧縮荷重を加える前(直前)に多孔質セパレータを冷却することで、多孔質セパレータの温度を第1温度T1(=Tg+10℃)以下にする。これにより、圧着工程において積層体に圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
また、前記いずれかの積層電極体の製造方法であって、前記圧着工程では、前記積層体に対し前記圧縮荷重を加える前(直前)に、前記多孔質セパレータを冷却して、前記多孔質セパレータの温度を、前記多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうちいずれかの樹脂のガラス転移温度にする積層電極体の製造方法とするのが好ましい。
上述の製造方法では、圧着工程において、積層体に対し圧縮荷重を加える前(直前)に多孔質セパレータを冷却することで、多孔質セパレータの温度を、多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうちいずれかの樹脂のガラス転移温度Tgにする。これにより、圧着工程において積層体に圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
なお、上述の製造方法は、圧着工程において、多孔質セパレータの温度を、多孔質セパレータを構成する1または複数種類の樹脂のうち、最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度にする場合、最もガラス転移温度が低い樹脂のガラス転移温度にする場合、及び、ガラス転移温度がこれらの間の温度である樹脂のガラス転移温度にする場合が含まれる。
実施形態にかかる積層電極体の概略平面図である。 同積層電極体の概略断面図であって、図1のB-B断面図である。 同積層電極体の概略断面図であって、図1のC-C断面図である。 負極板の概略断面図である。 正極板の概略断面図である。 実施形態にかかる積層電極体の製造方法の流れを示すフローチャートである。 多孔質セパレータ付き負極板の概略断面図である。 実施形態にかかる圧着工程を説明する図である。 実施形態にかかる切断工程を説明する図である。 切断した積層電極体を複数積層した高容量電極体の概略断面図である。 多孔質セパレータの透気抵抗度を比較する図である。 多孔質セパレータの密着強度を比較する図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態にかかる積層電極体40の概略平面図である。図2は、積層電極体40の概略断面図であって、図1のB-B断面図である。図3は、積層電極体40の概略断面図であって、図1のC-C断面図である。図4は、負極板10の概略断面図である。図5は、正極板30の概略断面図である。なお、本実施形態では、積層電極体40、負極板10、及び正極板30について、長さ方向をBH、幅方向をCH、積層方向(厚み方向)をDHとする。
まず、本実施形態で製造される積層電極体40について説明する。積層電極体40は、図1及び図2に示すように、長さ方向BH(図2及び図1において左右方向)に延びる帯状をなし、帯状の正極板30と帯状の負極板10と帯状の多孔質セパレータ21,22とが積層方向DH(図1において紙面に直交する方向、図2において上下方向)に積層されて圧着された積層電極体である。本実施形態の積層電極体40は、リチウムイオン二次電池の電極体(発電要素)として使用される。
負極板10は、図4に示すように、負極集電箔11と、この負極集電箔11の表面(第1表面11bと第2表面11c)に形成された負極合材層13とを有している。なお、負極集電箔11としては、例えば、銅箔を用いることができる。また、負極合材層13としては、例えば、負極活物質と結着材とが混合された合材層を挙げることができる。また、負極板10のうち、幅方向CHの一方の端部(図1において上側の端部)は、負極集電箔11の第1表面11b上及び第2表面11c上に負極合材層13が形成されることなく、負極集電箔11が露出した負極露出部10mとなっている(図1参照)。
正極板30は、図5に示すように、正極集電箔31と、この正極集電箔31の表面(第1表面31bと第2表面31c)に形成された正極合材層33とを有している。なお、正極集電箔31としては、例えば、アルミニウム箔を用いることができる。また、正極合材層33としては、例えば、正極活物質と導電材と結着材とが混合された合材層を挙げることができる。また、正極板30のうち、幅方向CHの一方の端部(図1において下側の端部)は、正極集電箔31の第1表面31b上及び第2表面31cに正極合材層33が形成されることなく、正極集電箔31が露出した正極露出部30mとなっている(図1参照)。
多孔質セパレータ21,22は、電気絶縁性を有する多孔性樹脂フィルムからなる。なお、多孔質セパレータ21と22とは、同等(同一寸法)の多孔質セパレータである。本実施形態では、多孔質セパレータ21,22の材質として、ポリプロピレン樹脂を用いている。すなわち、本実施形態では、多孔質セパレータとして、当該多孔質セパレータを構成する樹脂が1種類(具体的には、ポリプロピレン樹脂)である多孔質セパレータ21,22を用いている。多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tgは、-20℃である。従って、多孔質セパレータ21,22のガラス転移温度Tgも、-20℃である。
なお、本実施形態では、負極合材層13の面積(積層方向DHについて平面視したときの面積)及び多孔質セパレータ21,22の面積(積層方向DHについて平面視したときの面積)を、正極合材層33の面積(積層方向DHについて平面視したときの面積)よりも大きくしている。より具体的には、多孔質セパレータ21,22の面積(積層方向DHについて平面視したときの面積)を、負極合材層13の面積(積層方向DHについて平面視したときの面積)よりも大きくしている。従って、本実施形態では、(多孔質セパレータ21,22の面積)>(負極合材層13の面積)>(正極合材層33の面積)という大小関係を満たすようにしている。
次に、本実施形態にかかる帯状の積層電極体40の製造方法について説明する。図6は、実施形態にかかる積層電極体40の製造方法の流れを示すフローチャートである。図7は、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1の概略断面図である。図8は、実施形態にかかる圧着工程を説明する図であり、圧着工程の概略断面図である。図9は、実施形態にかかる切断工程を説明する図である。図10は、切断した積層電極体40を複数積層した高容量電極体50の概略断面図である。
本実施形態では、図6に示すように、まず、ステップS1(多孔質セパレータ付き負極板の製造工程)において、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1(図7参照)を製造する。帯状の多孔質セパレータ付き負極板1は、帯状の負極板10と帯状の多孔質セパレータ21,22とが積層方向DHに積層されて一体とされたものである(図7参照)。
具体的には、まず、帯状の多孔質セパレータ21,22を用意する。本実施形態では、多孔質セパレータ21,22として、ポリプロピレン樹脂からなる多孔質セパレータ(具体的には、多孔性のポリプロピレンフィルム)を用いる。なお、多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tgは、-20℃である。従って、多孔質セパレータ21,22のガラス転移温度Tgも、-20℃である。
次いで、多孔質セパレータ21の第2表面21c、及び、多孔質セパレータ22の第1表面22bに、バインダ23を塗布する。なお、バインダ23としては、例えば、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)を用いることができる。
また、帯状の負極板10(図4参照)を用意する。なお、帯状の負極板10は、例えば、以下のようにして製造する。まず、帯状の銅箔からなる負極集電箔11を用意する。次いで、負極集電箔11の第1表面11bに、負極活物質、結着剤、及び溶媒を混合してなる負極合材ペーストを塗布し、加熱乾燥させることで、負極合材層13を形成する。さらに、負極集電箔11の第2表面11cにも、同様の負極合材ペーストを塗布し、加熱乾燥させることで、負極合材層13を形成する。その後、負極合材層13,13をロールプレス機でプレスして、負極合材層13,13の密度を高める。これにより、帯状の負極板10が製造される。
次いで、多孔質セパレータ21の第2表面21cに塗布したバインダ23を、負極板10の第1表面10bに密着させると共に、多孔質セパレータ22の第1表面22bに塗布したバインダ23を、負極板10の第2表面10cに密着させる。これにより、負極板10が一対の多孔質セパレータ21,22によって挟まれる様にして、負極板10と多孔質セパレータ21,22とが接着されて一体化する。これにより、図7に示すように、帯状の負極板10と帯状の多孔質セパレータ21,22とが積層方向DH(図7において上下方向)に積層されて一体とされた帯状の多孔質セパレータ付き負極板1が形成される。
また、帯状の正極板30(図5参照)を用意する。なお、帯状の正極板30は、例えば、以下のようにして製造する。具体的には、まず、帯状のアルミニウム箔からなる正極集電箔31を用意する。次いで、帯状の正極集電箔31の第1表面31bに、正極活物質、導電材、結着剤、及び溶媒を混合してなる正極合材ペーストを塗布し、加熱乾燥させることで、帯状の正極合材層33を形成する。さらに、帯状の正極集電箔31の第2表面31cにも、同様の正極合材ペーストを塗布し、加熱乾燥させることで、帯状の正極合材層33を形成する。その後、帯状の正極合材層33,33をロールプレス機でプレスして、帯状の正極合材層33,33の密度を高める。これにより、帯状の正極板30が作製される。
次に、ステップS2(圧着工程)に進み、正極板30と多孔質セパレータ21,22と負極板10とが積層方向DHに積層された積層体40Aに対し、積層方向DHに圧縮荷重を加えることによって、正極板30と多孔質セパレータ21,22と負極板10とを圧着して、積層電極体40を作製する。
なお、本実施形態では、先のステップS1(多孔質セパレータ付き負極板の製造工程)において、既に、負極板10と多孔質セパレータ21,22とは、積層方向DHに積層されて一体とされて、多孔質セパレータ付き負極板1(図7参照)を形成している。従って、ステップS2(圧着工程)では、多孔質セパレータ付き負極板1と正極板30とが積層方向DHに積層されることで、正極板30と多孔質セパレータ21,22と負極板10とが積層方向DHに積層された積層体40Aとなる。この積層体40Aに対し、積層方向DHに圧縮荷重を加えることによって、正極板30と多孔質セパレータ21,22と負極板10とを圧着して、積層電極体40を作製する。
本実施形態では、図8に示すように、ロールプレス装置100を用いて、ステップS2(圧着工程)を行う。ロールプレス装置100は、対向して回転する一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)を備える。第1ロール110と第2ロール120(一対のロール)は、積層体40Aの幅方向CH(図8において紙面に直交する方向)について平行に配置されている。また、第1ロール110と第2ロール120とは、積層体40Aの積層方向DH(図8において上下方向)について、隙間を空けて配置されている。第1ロール110と第2ロール120との間の隙間の大きさは、積層体40Aの厚み(積層方向DHにかかる寸法)よりも小さくされている。
なお、第1ロール110と第2ロール120(一対のロール)の回転方向は、図8において矢印で示すように、2つのロールの回転方向が互いに逆方向となるように、すなわち、2つのロールが互いに順方向回転となるように設定されている。そして、第1ロール110と第2ロール120の対面箇所では、これらのロールの表面が回転により右向き(積層体40Aの搬送方向CDに一致する方向)に移動するようになっている。
また、本実施形態では、図8に示すように、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とが、それぞれ、図示しない搬送装置によって、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)の間隙に向けて、それぞれの長さ方向BHに沿って搬送されてゆき、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)の間隙の直前の位置で、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とが合流することで、多孔質セパレータ付き負極板1と正極板30とが積層方向DHに積層されて積層体40Aとなる。
なお、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とは、幅方向CH(図8において紙面に直交する方向)について、多孔質セパレータ付き負極板1(負極板10)の負極露出部10mと正極板30の正極露出部30mとが反対側を向くようにして、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)の間隙に向けて搬送される。従って、積層体40Aでは、幅方向CHについて、負極板10の負極露出部10mと正極板30の正極露出部30mとが反対側を向いている。
そして、この積層体40Aが、長さ方向BHに一致する搬送方向CD(図8において右方向)に搬送されると共に、回転する一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)の間を通過してゆく。積層体40Aが第1ロール110と第2ロール120との間の間隙を通過するときに、積層体40Aに対して積層方向DH(図8において上下方向)に圧縮荷重が加えられ、多孔質セパレータ付き負極板1と正極板30とが圧着される。これにより、多孔質セパレータ付き負極板1と正極板30とが積層されて一体とされた積層電極体40が形成される。
ところで、従来の圧着工程では、積層体に対して積層方向に圧縮荷重を加えることで、多孔質セパレータが積層方向に圧縮されて変形し、多孔質セパレータの透気抵抗度が著しく増加することがあった。
これに対し、本実施形態の製造方法では、圧着工程(ステップS2)において、多孔質セパレータ21,22の温度を常温よりも低温にした状態で、積層体40A(正極板30と多孔質セパレータ21,22と負極板10とが積層方向DHに積層されたもの)に対し圧縮荷重を加えるようにしている。なお、常温とは、20℃±15℃(5~35℃)の範囲内の温度をいう。従って、本実施形態の製造方法では、圧着工程(ステップS2)において、多孔質セパレータ21,22の温度を5℃よりも低い温度にした状態で、積層体40Aに対し圧縮荷重を加える。
このように、多孔質セパレータ21,22の温度を常温よりも低温にすることで、多孔質セパレータ21,22が変形し難くなる(耐荷重性が増加する)ので、圧着工程(ステップS2)において積層体40Aに圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータ21,22が圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が増加し難くなる。
なお、本実施形態の製造方法では、圧着工程(ステップS2)において、多孔質セパレータ21,22の温度を、当該多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)及びその近傍の温度(±10℃の範囲内)に含まれる温度Ta(Tg-10℃≦Ta≦Tg+10℃)、または、温度Taよりも低い温度にしている。
具体的には、圧着工程(ステップS2)において、多孔質セパレータ21,22の温度を、当該多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)よりも10℃高い第1温度T1(=Tg+10℃=-10℃)以下にした状態で、積層体40Aに対し圧縮荷重を加えるようにしている。
より具体的には、圧着工程(ステップS2)において、積層体40Aに対し圧縮荷重を加える直前(すなわち、第1ロール110と第2ロール120との間の間隙に進入する直前)に、多孔質セパレータ21,22を冷却することで、多孔質セパレータ21,22の温度を第1温度T1(=Tg+10℃)以下にしている。詳細には、多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にしている。
このように、多孔質セパレータ21,22の温度を、当該多孔質セパレータ21,22を構成する樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にすることで、多孔質セパレータ21,22が極めて変形し難くなる(耐荷重性が大きく増加する)。これにより、圧着工程(ステップS2)において積層体40Aに圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータ21,22が極めて圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が極めて増加し難くなる。
なお、本実施形態のロールプレス装置100は、図8に示すように、多孔質セパレータ21,22を冷却するための冷却装置310,320を備えている。冷却装置310,320は、多孔質セパレータ付き負極板1の搬送方向CD(長さ方向BHに一致する方向)について、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)よりも上流側の位置であって、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)の直ぐ近くに配置されている(図8参照)。
より具体的には、冷却装置310は、多孔質セパレータ付き負極板1のうち多孔質セパレータ21の第1表面21bに対向する位置に配置されている(図8参照)。この冷却装置310は、液体窒素を、多孔質セパレータ付き負極板1のうち多孔質セパレータ21の第1表面21bに塗布することで、多孔質セパレータ21を冷却する。具体的には、多孔質セパレータ21の温度を、多孔質セパレータ21を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にまで低下させる。
一方、冷却装置320は、多孔質セパレータ付き負極板1のうち多孔質セパレータ22の第2表面22cに対向する位置に配置されている(図8参照)。この冷却装置320は、液体窒素を、多孔質セパレータ付き負極板1のうち多孔質セパレータ22の第2表面22cに塗布することで、多孔質セパレータ22を冷却する。具体的には、多孔質セパレータ22の温度を、多孔質セパレータ22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にまで低下させる。
以上説明したように、本実施形態の圧着工程(ステップS2)では、積層体40Aに対して圧縮荷重を加える直前(すなわち、第1ロール110と第2ロール120との間の間隙に積層体40Aが進入する直前)に、冷却装置310,320によって多孔質セパレータ21,22を冷却することで、多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にしている。
これにより、本実施形態の圧着工程(ステップS2)では、積層体40Aに含まれる多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にした状態で、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)によって、積層体40Aに対し圧縮荷重を加えることができる。これにより、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とが圧着されて、帯状の積層電極体40が製造される。
次に、ステップS3(切断工程)に進み、帯状の積層電極体40を、長さ方向BHについて一定の間隔で(図9参照)切断して、積層電極体40を作製する。なお、図9には、帯状の積層電極体40の切断位置CPを、二点鎖線で示している。切断位置CPは、帯状の積層電極体40の長さ方向BHについて、一定の間隔を空けて並んでいる。
本実施形態では、図9に示すように、切断装置200を用いて、ステップS3(切断工程)を行う。切断装置200は、一対の刃(上刃210と下刃220)を備える。上刃210は、搬送方向CD(図9において右方向)に搬送される帯状の積層電極体40の上方(積層方向DHについて一方側)に位置し、下刃220は、搬送方向CDに搬送される帯状の積層電極体40の下方(積層方向DHについて一方側)に位置している。この切断装置200では、上刃210を下方に移動させると共に下刃220を上方に移動させて、上刃210の先端と下刃220の先端とを重ね合わせるようにすることで、積層電極体40を切断する。
帯状の積層電極体40は、図示しない搬送装置によって、当該積層電極体40の長さ方向BHに一致する搬送方向CD(図9において右方向)に搬送されると共に、一対の刃(上刃210と下刃220)の間を通過してゆく。そして、積層電極体40の各々の切断位置CPが、積層方向DHについて一対の刃(上刃210と下刃220)と対向する位置に到達したとき(図9参照)、上刃210を下方に移動させると共に下刃220を上方に移動させて、切断位置CPにおいて積層電極体40を切断する。このような動作を繰り返し行うことで、短冊状の積層電極体40を複数(多数)作製することができる。
その後、図10に示すように、上述のようにして製造した短冊状の積層電極体40を、複数、積層方向DHに積層することで、複数の短冊状の積層電極体40からなる高容量電極体50を作製することができる。但し、積層方向DHに隣接する2つの積層電極体40について、一方の積層電極体40の多孔質セパレータ22と他方の積層電極体40の正極板30とが接触するようにして、複数の積層電極体40を積層方向DHに積層する。
(比較形態)
本比較形態では、実施形態と比較して、圧着工程のみが異なり、それ以外は同様にして、積層電極体を製造している。具体的には、比較形態では、圧着工程において、積層体40Aに含まれる多孔質セパレータ21,22を冷却することなく、多孔質セパレータ21,22の温度を常温(具体的には、20℃)にした状態で、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)によって、積層体40Aに対し圧縮荷重を加えて、積層電極体40を製造している。より具体的には、比較形態では、実施形態のロールプレス装置100と比較して、冷却装置310,320を有しない点のみが異なるロールプレス装置(図示なし)を用いて、積層電極体40を製造している。
(製造方法の評価)
次に、実施形態及び比較形態にかかる製造方法の評価を行った。具体的には、それぞれの製造方法によって製造した積層電極体について、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度を測定した。具体的には、公知の測定装置を用いて、一定量の空気が、一定面積に切り出した多孔質セパレータ21,22を厚み方向に透過するのに要する時間(透過時間[s]とする)を測定した。この結果を図11に示す。なお、図11には、圧着工程(プレス)を行っていない多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度(透過時間[s])を、「プレスなし」として示している。
図11に示すように、比較形態にかかる多孔質セパレータ21,22は、圧着工程(プレス)を行っていない多孔質セパレータ21,22に比べて、一定量の空気が透過するのに要する時間(透過時間)が、約25秒も長くなった。すなわち、比較形態にかかる多孔質セパレータ21,22は、圧着工程を行ったことで、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が大きく増加した。
その理由は、比較形態にかかる製造方法では、圧着工程において、多孔質セパレータ21,22の温度を常温(具体的には、20℃)にした状態で、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)によって圧縮荷重を加えているからであると考えられる。このために、圧着工程において、多孔質セパレータ21,22が積層方向DHに大きく圧縮変形(空孔が大きく減少し)し、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が大きく増加したと考えられる。
これに対し、実施形態にかかる多孔質セパレータ21,22は、圧着工程(プレス)を行っていない多孔質セパレータ21,22に比べて、一定量の空気が透過するのに要する時間(透過時間)が僅かに増加した程度(ほぼ同等)であった。すなわち、実施形態にかかる多孔質セパレータ21,22は、圧着工程を行ったにも拘わらず、圧着工程を行う前とほぼ同等の透気抵抗度を有していた。
その理由は、実施形態の製造方法では、圧着工程(ステップS2)において、多孔質セパレータ21,22の温度を常温よりも低温にした状態で、積層体40Aに対し圧縮荷重を加えるようにしているからである。より具体的には、実施形態の圧着工程(ステップS2)では、積層体40Aに含まれる多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成するポリプロピレン樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にした状態で、一対のロール(第1ロール110と第2ロール120)によって、積層体40Aに対し圧縮荷重を加えているからである。
このように、多孔質セパレータ21,22の温度を、当該多孔質セパレータ21,22を構成する樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にすることで、多孔質セパレータ21,22が極めて変形し難くなる(耐荷重性が大きく増加する)。これにより、実施形態の製造方法では、圧着工程(ステップS2)において積層体40Aに圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータ21,22が極めて圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が極めて増加し難くなったといえる。
なお、実施形態の積層電極体40は、リチウムイオン二次電池の電極体(発電要素)として使用される。このため、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度が増加すると、多孔質セパレータ21,22のリチウムイオン透過性(透過し易さ)が低下することになり、リチウムイオン二次電池の性能低下に繋がる。これに対し、実施形態の製造方法によれば、圧着工程において、多孔質セパレータの透気抵抗度を増加し難くできるため、多孔質セパレータのリチウムイオン透過性(透過し易さ)を低下し難くすることができ、リチウムイオン二次電池の性能低下を抑制することができる。
また、実施形態及び比較形態の製造方法によって製造した積層電極体について、多孔質セパレータ21の密着強度を調査した。具体的には、公知の剥離試験機を用いて、各々の積層電極体から、多孔質セパレータ21と密着(圧着)している正極板30を引き剥がしたときの最大荷重を、多孔質セパレータ21の密着強度(N)として測定した。この結果を図12に示す。
図12に示すように、実施形態の製造方法によって製造した積層電極体40と、比較形態の製造方法によって製造した積層電極体とは、多孔質セパレータ21の密着強度(N)がほぼ同等であった。すなわち、実施形態では、多孔質セパレータ21の温度を、当該多孔質セパレータ21を構成する樹脂のガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にした状態で、多孔質セパレータ21に対して正極板30を圧着させているが、多孔質セパレータ21の温度を常温にした状態で多孔質セパレータ21に対して正極板30を圧着させた比較形態と同程度に、正極板30を多孔質セパレータ21に密着させることができた。
以上の結果より、本実施形態の製造方法によれば、圧着工程において、正極板30と多孔質セパレータ21とを適切に密着させることができる(接合することができる)と共に、多孔質セパレータ21,22の透気抵抗度を増加し難くできるといえる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、冷却装置310,320により、液体窒素を、多孔質セパレータ21の第1表面21b及び多孔質セパレータ22の第2表面22cに塗布することで、多孔質セパレータ21,22を冷却するようにした。
しかしながら、多孔質セパレータ21,22を冷却する方法は、このような方法に限定されるものではなく、いずれの冷却方法を採用しても良い。例えば、積層体40Aをプレスする第1ロール110と第2ロール120を冷却して低温にした状態で、積層体40Aを、第1ロール110と第2ロール120との間に通すようにしても良い。このようにすることで、第1ロール110及び第2ロール120によって、積層体40A(多孔質セパレータ付き負極板1)を構成する多孔質セパレータ21,22を冷却することができる。
また、実施形態では、ステップS1(多孔質セパレータ付き負極板の製造工程)において、多孔質セパレータ21の第2表面21c及び多孔質セパレータ22の第1表面22bにバインダ23を塗布し、このバインダ23を介して、帯状の負極板10と帯状の多孔質セパレータ21,22とが一体とされた帯状の多孔質セパレータ付き負極板1を製造した。
しかしながら、多孔質セパレータ21の第2表面21c及び多孔質セパレータ22の第1表面22bにバインダ23を塗布することなく、帯状の負極板10と帯状の多孔質セパレータ21,22とを一体化させて、帯状の多孔質セパレータ付き負極板を製造するようにしても良い。
また、実施形態では、多孔質セパレータ21の第1表面21bにバインダを塗布することなく、ステップS2(圧着工程)において、多孔質セパレータ21の第1表面21bに正極板30を密着させるようにして、積層電極体40を製造した。
しかしながら、多孔質セパレータ21の第1表面21bにバインダを塗布した状態で、ステップS2(圧着工程)において、バインダ23を介して、多孔質セパレータ21の第1表面21bに正極板30を密着させるようにして、積層電極体を製造するようにしても良い。
また、実施形態では、ステップS2(圧着工程)において、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とを圧着して帯状の積層電極体40を製造した。すなわち、帯状の積層電極体として、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と帯状の正極板30とを有する積層電極体40を製造した。
しかしながら、帯状の正極板30を、長さ方向BHについて一定の間隔で切断して、一定の長さを有する短冊状の(平面視矩形状の)複数の正極板30を作製し、切断した短冊状の正極板30を、長さ方向BHに一致する搬送方向CDに搬送されてゆく帯状の多孔質セパレータ付き負極板1のうち帯状の多孔質セパレータ21の第1表面21b上に、長さ方向BHについて一定の間隙を空けて載置してゆくことで、短冊状の複数の正極板30と帯状の多孔質セパレータ付き負極板1とが積層された積層体を形成し、この積層体に対し積層方向に圧縮荷重を加えることによって、積層電極体を製造するようにしても良い。
すなわち、ステップS2(圧着工程)において、帯状の多孔質セパレータ付き負極板1と、長さ方向BHに間隙を空けて並ぶ複数の短冊状の正極板30と、を有する帯状の積層電極体を製造するようにしても良い。
その後、ステップS3(切断工程)において、上述した帯状の積層電極体を、長さ方向BHに間隙を空けて隣り合う2つの正極板30,30の間の位置で切断して、短冊状の積層電極体を複数作製するようにしても良い。
また、実施形態では、積層電極体を構成する多孔質セパレータとして、1種類の樹脂(具体的には、ポリプロピレン樹脂)からなる多孔質セパレータ21,22を使用した。しかしながら、積層電極体を構成する多孔質セパレータとして、2種類以上の樹脂からなる多孔質セパレータを使用しても良い。
なお、2種類以上の樹脂からなる多孔質セパレータを使用した場合は、圧着工程における多孔質セパレータの温度は、多孔質セパレータを構成する複数の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂のガラス転移温度Tgにすると良い。このようにすることで、多孔質セパレータを構成する複数の樹脂のうち最もガラス転移温度が高い樹脂が極めて変形し難くなるので、多孔質セパレータ全体としても変形し難くなる(耐荷重性が増加する)。これにより、圧着工程において積層体に圧縮荷重を加えた際に、多孔質セパレータが圧縮変形し難くなり、多孔質セパレータの透気抵抗度が増加し難くなる。
具体的には、例えば、ポリプロピレンとポリエチレンとによって構成されている多孔質セパレータを使用した場合は、多孔質セパレータの温度をポリプロピレンのガラス転移温度Tg(具体的には、-20℃)にした状態で、圧着工程を行うようにすると良い。
また、実施形態では、圧着工程において、多孔質セパレータ21,22を冷却して、多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成する樹脂(具体的には、ポリプロピレン)のガラス転移温度Tgにした。
しかしながら、多孔質セパレータ21,22の温度を、多孔質セパレータ21,22を構成する樹脂(具体的には、ポリプロピレン)のガラス転移温度Tgの近傍の温度(Tg±10℃の範囲内)にしても良い。あるいは、それよりも低い温度にしても良い。
1 多孔質セパレータ付き負極板
10 負極板
11 負極集電箔
13 負極合材層
21,22 多孔質セパレータ
23 バインダ
30 正極板
31 正極集電箔
33 正極合材層
40 積層電極体
40A 積層体
50 高容量電極体
100 ロールプレス装置
110 第1ロール
120 第2ロール
200 切断装置
310,320 冷却装置
S1 多孔質セパレータ付き負極板の製造工程
S2 圧着工程
S3 切断工程
BH 長さ方向
CD 搬送方向
CH 幅方向
CP 切断位置
DH 積層方向

Claims (1)

  1. 正極板と負極板と多孔質セパレータとが積層方向に積層されて圧着された積層電極体の製造方法であって、
    前記正極板と前記多孔質セパレータと前記負極板とが前記積層方向に積層された積層体に対し、前記積層方向に圧縮荷重を加えることによって、前記正極板と前記多孔質セパレータと前記負極板とを圧着して、前記積層電極体を作製する圧着工程、を備え、
    前記積層電極体は、リチウムイオン二次電池の電極体として使用される積層電極体であり、
    前記多孔質セパレータは、ポリプロピレン及びポリエチレンの少なくともいずれかによって構成されており、
    前記圧着工程では、前記多孔質セパレータの温度を常温よりも低温にした状態で、前記積層体に対し前記圧縮荷重を加える
    積層電極体の製造方法。
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