本発明の一実施形態に係る照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明器具1は、造営材(例えば、天井)に直付け可能な照明器具である。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。すなわち、照明器具は、天井以外の造営材(例えば、壁など)に直付けされる照明器具、あるいは、造営材(例えば、天井又は壁)に埋め込まれる埋込型の照明器具であってもよい。
本実施形態の照明器具1は、図1に示すように、光源ユニット2と、光源ユニット2を支持する器具本体10とを備えている。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1における上下方向、前後方向及び左右方向を照明器具1の上下方向、前後方向及び左右方向と規定する。
器具本体10は、造営材(天井)に取り付けられる本体部11と、本体部11に着脱可能に結合されて本体部11を覆う本体カバー12とを有している。本体部11は、亜鉛鋼板などの金属材料により、下面が開放された浅い箱状に形成されている。なお、上下方向から見た本体部11の外形は正方形である。本体部11の底面の中央に円形の電源孔110が設けられている。本体部11の底面における電源孔110の近傍に第1端子台14と第2端子台15が配置されている。第1端子台14は電源孔110に挿通される電源ケーブル16と電気的に接続される(図2参照)。また第2端子台15は電源孔110に挿通される信号ケーブルと電気的に接続される。さらに第1端子台14から引き出された電源線140の先端にプラグコネクタ17が取り付けられている。なお、第2端子台15からは信号線150が引き出されている。
本体部11の底面には複数のボルト挿通孔111も設けられている(図1参照)。これら複数のボルト挿通孔111は、長軸の方向を本体部11の前後方向に一致させた長円形に形成されている。本体部11は、これら複数のボルト挿通孔111のうちの少なくとも2つのボルト挿通孔111に挿通される吊りボルトにナットが締め付けられることによって天井に取り付けられる。
さらに、本体部11の底面には4つの引掛ばね13が設けられている。各引掛ばね13は、コイル部130と2本の腕部とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部131と呼び、短い方の腕部を第2腕部132と呼ぶ。第1腕部131の先端は鉤形に曲げられている(図1及び図3B参照)。
各引掛ばね13は、金具133によって本体部11に取り付けられている(図3B参照)。金具133は、引掛ばね13のコイル部130を、コイル部130の軸回りに回転可能かつコイル部130の軸方向に移動可能に支持するように構成されている。
4つの引掛ばね13のうちの2つの引掛ばね13は、本体部11の底面において電源孔110の前方に左右方向に並べて取り付けられている。また、4つの引掛ばね13のうちの残り2つの引掛ばね13は、本体部11の底面において電源孔110の後方に左右方向に並べて取り付けられている(図1参照)。ただし、左右方向に並ぶ2つの引掛ばね13は、各々の第2腕部132同士を隣り合わせるように配置されている。
本体カバー12は、亜鉛鋼板などの金属材料により、上下方向から見た形状が正方形である開口部120を有する枠状に形成されている。なお、本体カバー12における開口部120の外側の部分(第1部分121)が開口部120を底面(上底)とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。さらに、本体カバー12における第1部分121の外側の部分(第2部分122)が第1部分121の周縁を底面(上底)の四辺とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。なお、第1部分121及び第2部分122の下面は白色の塗料で塗装されることが好ましい。ただし、本体カバー12の形状は上述したような2つの錐体面を組み合わせた形状に限定されない。例えば、本体カバー12は平板状であってもかまわない。
本体カバー12は、図1、図3A及び図5に示すように、開口部120の4つの縁のそれぞれから上向き(本体部11に近付く向き)に突出する突壁(第1~第4の突壁123~126)を有している。すなわち、第1の突壁123は開口部120の前方の縁から突出し、第3の突壁125は開口部120の後方の縁から突出し、第2の突壁124は開口部120の右方の縁から突出し、第4の突壁126は開口部120の左方の縁から突出している。つまり、第1の突壁123と第3の突壁125が開口部120を挟んで前後方向に対向し、第2の突壁124と第4の突壁126が開口部120を挟んで左右方向に対向している。
第1の突壁123は、開口部120の前方の縁から上向きに突出した平板状の主片1230と、主片1230の上端から開口部120と平行に突出する固定片1231とを有している。同じく第3の突壁125は、開口部120の後方の縁から上向きに突出した平板状の主片1250と、主片1250の上端から開口部120と平行に突出する固定片1251とを有している(図3A参照)。第1の突壁123の主片1230の長手方向(左右方向)の中央に第2引掛部127Aが設けられている(図5参照)。第3の突壁125の主片1250の長手方向の中央に第2引掛部127Bが設けられている(図1参照)。第2引掛部127Bは、図1に示すように、第3の突壁125の主片1250を厚み方向(前後方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。第2引掛部127Aは、図5に示すように第1の突壁123の主片1230を厚み方向(前後方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。さらに、第2引掛部127Aは、貫通孔の下側の縁から上向きに突出する長方形状の仮保持片1270と、貫通孔の上側の縁から下向きに突出する三角形状の2つの突起1271とを有している。
第1の突壁123の固定片1231並びに第3の突壁125の固定片1251のそれぞれに第1引掛部128が2つずつ設けられている(図2参照)。各第1引掛部128は、概ね矩形板状の引掛片1280と、引掛片1280の長手方向の一端から上向きに起立する連結片1281と、連結片1281の上端から引掛片1280と平行に突出する取付片1282とを有している(図3B、図4B及び図7参照)。また、連結片1281は一対の案内片1283を有している。各案内片1283は、連結片1281の下端における引掛片1280の左右両側より連結片1281から離れるように斜め下向きに突出している。
第1引掛部128は、引掛片1280の長手方向の他端が主片1230、1250に設けられた溝1232、1252に差し込まれ(図1及び図5参照)、取付片1282が固定片1231、1251にねじ止めされて第1及び第3の突壁123、125に取り付けられる。なお、各第1引掛部128は、第1及び第3の突壁123、125の長手方向において第2引掛部127A、127Bの両側に取り付けられる(図1及び図4A参照)。
第2の突壁124は矩形の板状に形成されている。そして、第2の突壁124の長手方向(前後方向)の中央に第2引掛部127Cが設けられている(図3A参照)。第2の突壁124に設けられた第2引掛部127Cは、図3Aに示すように、第2の突壁124を厚み方向(左右方向)に貫通する逆U字状の貫通孔を有している。
第4の突壁126の上下方向の高さ寸法は、第1~第3の突壁123~125の上下方向の高さ寸法よりも小さい(図4A及び図6参照)。また、第4の突壁126は、その長手方向の両側の端部1260の高さ寸法よりも、両側の端部1260を除く部分(第3引掛部129)の高さ寸法よりも小さくなるように形成されている(図6参照)。なお、第3引掛部129の長手方向の両端に、下向きに凹んだ凹部1290がそれぞれ設けられている。
本体カバー12は、本体部11が有する4つの引掛ばね13の第1腕部131が各引掛ばね13に対応する第1引掛部128の引掛片1280に引っ掛けられることにより、各引掛ばね13のばね力によって本体部11と結合される(図2~図7参照)。
光源ユニット2は、図8~図10に示すように、2つのLED(Light Emitting Diode)モジュール20と、透光カバー21と、取付部材22と、ユニットカバー23と、電源ユニット24と、機能ユニット25と、2つの取付ばね26とを備えている。
取付部材22は、正方形の取付板220と、取付板220の4つの辺からそれぞれ下向きに突出する4つの側板221とを有している(図9及び図10)。ただし、取付板220と4つの側板221とは、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されて一体に形成されることが好ましい。4つの側板221の各々は、細長い台形状に形成されている。
2つのLEDモジュール20の各々は、長方形状の実装基板201の実装面(下面)に複数のLED200を実装して構成されている(図8参照)。各LED200は、例えば、白色光を放射する照明用白色LEDである。これら複数のLED200は、実装基板201の実装面に格子状に配置され、実装面に形成されている配線導体(銅はく)を介して互いに電気的に接続されている。また、各実装基板201の実装面には、配線導体を介して各LED200と電気的に接続されたレセプタクルコネクタ202が実装されている。レセプタクルコネクタ202は、後述するように電源ユニット24の出力線に結線されたプラグコネクタと抜き差し可能に接続される。2つのLEDモジュール20は、取付板220の下面に、左右方向に間隔を空けて並ぶようにして、ねじ止めにより取り付けられる(図8参照)。
電源ユニット24は、プリント配線板241に電子部品が実装されて構成された電源回路と、この電源回路を収容するケース240とを有している(図9及び図10参照)。電源回路は、入力コネクタ、整流器、力率改善回路、降圧型のDC/DCコンバータ、出力コネクタ242、制御用コネクタなどを備える。入力コネクタは、第1端子台14を介して電源線140と電気的に接続される。電源回路は、入力コネクタから入力する交流電力を直流電力に変換した後、変換後の直流電力を出力コネクタ242から電線(出力線)を介して出力する。直流電力は、出力線の先端に結線されたプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタ202を介して各LEDモジュール20の各LED200に供給される。また、電源回路は、機能ユニット25から制御用コネクタに入力される制御信号に応じて、出力コネクタ242から出力する直流電力を増減し、LEDモジュール20の光出力を調整(調光)するように構成されている。
プリント配線板241は、長尺の矩形平板状の絶縁基板の部品面に配線導体(銅はく)が形成されている。プリント配線板241の表面に、入力コネクタ、出力コネクタ242、制御用コネクタ、平滑コンデンサ、チョークコイルなどの、いわゆるリード部品が実装される。そして、プリント配線板241のはんだ面に電源回路を構成している電子部品のうちの表面実装部品が実装される。ただし、入力コネクタ及び制御用コネクタは、プリント配線板241の長手方向の一端に実装され、出力コネクタ242は、プリント配線板241の長手方向の他端に実装されている。ケース240は、図9及び図10に示すように、金属製の板材によって長尺の箱状に形成されている。ケース240は、入力コネクタ及び出力コネクタ242を露出するようにしてプリント配線板241を内部に収容している。電源ユニット24は、取付板220の上面における前端に、ケース240の長手方向を左右方向に一致させるようにして取付板220にねじ止めされている。
機能ユニット25は、プリント回路と、プリント回路を収納するハウジング250とを有する(図9参照)。プリント回路は、入力端子台251を有する。入力端子台251は、第2端子台15から引き出された信号線150と電気的に接続される。プリント回路は、例えば、信号線150を介して入力端子台251に入力される制御信号を、電源ユニット24に対応した制御信号に変換するように構成される。ただし、機能ユニットは、電波を媒体とする制御信号(無線信号)を電気信号に変換するように構成されてもよい。なお、機能ユニット25は、ユニットカバー23に取り付けられる(図9及び図10参照)。
透光カバー21は、図1、図8及び図10に示すように、正方形状の底部210と、底部210の周縁から上向きに立ち上がる周壁部211と、周壁部211の上端に設けられた4つの爪部212とを有している。底部210と周壁部211と4つの爪部212は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって一体に形成されることが好ましい。また、少なくとも底部210及び周壁部211は、その表面にシボ加工が施されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。あるいは、少なくとも底部210及び周壁部211は、合成樹脂材料に拡散剤が混入されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。各爪部212は鈎形に形成されて周壁部211の上端における長手方向(前後方向又は左右方向)の中央から上向きに突出している。
透光カバー21は、取付部材22の側板221の内側に周壁部211を収めるようにして取付部材22に取り付けられる(図10参照)。ここで、取付部材22の取付板220において、透光カバー21の4つの爪部212と対応する位置、すなわち、取付板220の4つの辺における長手方向の中央に貫通孔が1つずつ設けられている。各爪部212は、取付板220の下から上に向かって対応する貫通孔に挿通され、取付板220の上面における貫通孔の縁に引っ掛かる(図9及び図10参照)。その結果、透光カバー21は、側板221の内側に周壁部211を収めるようにして取付部材22の取付板220に取り付けられる。
取付ばね26は、コイル部260と、2本の腕部と、端末部263とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部261と呼び、短い方の腕部を第2腕部と呼ぶ。第1腕部261は、引掛片264と、第1腕片265と、第2腕片266とを有している。第1腕片265は、コイル部260の端末からコイル部260の径方向に突出している。ただし、第1腕片265の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている(図10参照)。引掛片264は、前後方向から見てU字状に形成され、長手方向の一端で第1腕片265の先端とつながり、長手方向の他端で第2腕片266の先端とつながっている(図9参照)。第2腕片266の後端は、端末部263とつながっている。ただし、第2腕片266の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている。端末部263は、第2腕片266の後端から引掛片264とほぼ平行に突出している。
ユニットカバー23は、図9に示すように、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部235とを有している。なお、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部235とは、亜鉛鋼板などの金属板によって一体に構成されている。
平坦部230は、平板状に形成されている。平坦部230の後端(図9における下端)に湾曲部231がつながっている。湾曲部231は、平坦部230の後端から上方へ突出するように湾曲している。ただし、湾曲部231の前半部分は平坦部230から離れるにつれて緩やかに湾曲し、湾曲部231の後半部分は湾曲部231の頂点から下方に向かって急激に湾曲している(図10参照)。3つの第1取付部232は、平坦部230の前端(図9における上端)と、平坦部230の右端と、湾曲部231の後端とに1つずつ設けられている。また、湾曲部231は、矩形の通気孔2310を有している。
3つの第1取付部232はほぼ同一の構成を有している。第1取付部232は、第1支持部233と、第2支持部234(図10参照)とを有している。第1支持部233は、幅細の板状に形成されている(図9参照)。第1支持部233は、取付ばね26のコイル部260に挿通されてコイル部260の軸回りに回転可能にコイル部260を支持することが可能である(図9参照)。第2支持部234は平板状に形成され、平坦部230の端縁から下向きに突出している。第2支持部234は、厚み方向に貫通する孔2340を有している(図10参照)。この孔2340は、取付ばね26の端末部263が挿通可能な大きさに形成されている。第2支持部234は、孔2340に挿通される端末部263を支持することが可能である。
第2取付部235は、平坦部230の一部分が切り起こされて構成されている。第2取付部235は、機能ユニット25のハウジング250に引っ掛けられることで機能ユニット25を支持するように構成されている(図9及び図10参照)。
ユニットカバー23は、湾曲部231を挟んで前後方向に対向する2つの第1取付部232のそれぞれに取付ばね26が取り付けられ、かつ、第2取付部235に機能ユニット25が取り付けられた状態で取付部材22の取付板220に固定される。ここで、取付板220の上面には複数のねじ止め部226が設けられている(図10参照)。各ねじ止め部226は、取付板220の上面から上向きに突出した円錐台形状の突起と、突起の上面に設けられためねじとを有している。ユニットカバー23は、複数のねじ止め部226の上に載せられた状態でユニットカバー23に設けられた複数のねじ挿通孔に各別に挿通された複数の固定ねじ227がねじ止め部226のめねじにねじ込まれることによって取付部材22に固定される(図9参照)。ただし、取付部材22の取付板220とユニットカバー23の平坦部230との間には、各ねじ止め部226の高さ寸法に等しい空間が形成される。この空間には、第1端子台14と電源ユニット24との間の電路となる電源線や機能ユニット25と電源ユニット24との間の電路となる信号線などが収容される。つまり、ユニットカバー23は、これらの電源線や信号線を上から覆うことにより、吊りボルトなどから電源線や信号線を保護する機能を有している。なお、湾曲部231は電源ユニット24を上から覆っているが、通気孔2310を通して電源ユニット24の発する熱を湾曲部231の外(上)に逃がすことができる。
ところで、本実施形態の照明器具1において、器具本体10と組み合わされる光源ユニット2は上述した光源ユニット2に限定されない。例えば、以下に説明する光源ユニット2Xも器具本体10と組み合わせることができる。なお、光源ユニット2Xの基本構成は光源ユニット2と共通である。したがって、以下の光源ユニット2Xの説明において、上述した光源ユニット2と共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
光源ユニット2Xは、図11~図13に示すように、一部分を取付部材22の左端縁から取付部材22の外に突出させた引掛部材27を有している。引掛部材27は平板部270と幅広部271とを有している。ただし、平板部270と幅広部271とは亜鉛鋼板などの金属板によって一体に形成されている。
平板部270は概ね矩形に形成されている。幅広部271は、平板部270の4つの辺のうちの1つの辺(図11における左辺)から下向きに突出している。幅広部271の長手方向の長さ寸法は、幅広部271の長手方向に沿った平板部270の長手方向の長さ寸法よりも大きい。つまり、幅広部271は、その長手方向の両端に、平板部270の長手方向の両端の外に突出する突部272を有している。
引掛部材27は、平板部270の短手方向(図11における左右方向)におけるおおよそ半分の部分が取付部材22の取付板220の上面に取り付けられる。なお、平板部270は、取付板220とユニットカバー23の平坦部230との間に挟まれるようにして取付板220に固定される(図12参照)。さらに、平板部270の短手方向における残り半分の部分には電源ユニット24が取り付けられる。つまり、電源ユニット24は、平板部270の上面に取り付けられることにより、点灯中のLEDモジュール20から放射される熱の影響を受け難くされている。
また、光源ユニット2Xにおいて、ユニットカバー23の3つの第1取付部232のうちの右端(図12においては左端)の第1取付部232にのみ取付ばね26が取り付けられている(図12参照)。
次に、照明器具1を天井に施工する作業について説明する。まず、施工作業を行う作業者は、本体部11の電源孔110に電源ケーブル16および信号ケーブルを挿通した後、ボルト挿通孔111に挿通した吊りボルトにナットを締め付けることで本体部11を天井に取り付ける。また、作業者は、電源孔110から引き込んだ電源ケーブル16を第1端子台14に結線するとともに電源孔110から引き込んだ信号ケーブルを第2端子台15に結線する。
続いて作業者は、本体部11に本体カバー12を取り付ける。作業者は、本体部11の4つの引掛ばね13のうちの1つの引掛ばね13の第1腕部131を下に引張り、4つの第1引掛部128のうちの対応する1つの第1引掛部128の引掛片1280に第1腕部131の先端を引っ掛ける。作業者は、残り3つの引掛ばね13の第1腕部131の先端をそれぞれの引掛ばね13と対応する第1引掛部128の引掛片1280に1つずつ順番に引っ掛ける。それから、作業者は、4つの引掛ばね13の第1腕部131の先端を4つの第1引掛部128の引掛片1280に引っ掛けた状態で本体カバー12を本体部11に近付けるように上に持ち上げる。各引掛ばね13の第1腕部131は、各引掛片1280に引っ掛かったままで上向きに変位(回転)する。そして、本体部11の下端縁が本体カバー12の第1部分121の上面に当たると、4つの第1引掛部128に引っ掛けられた4つの引掛ばね13のばね力によって本体部11と本体カバー12との結合状態が維持される(図3A参照)。
上述のような手順で器具本体10が天井に取り付けられる。続いて、器具本体10に光源ユニット2;2Xを取り付ける手順を説明する。初めに、光源ユニット2を器具本体10に取り付ける手順を説明する。
作業者は、第1の突壁123に設けられた第2引掛部127Aの貫通孔に前方の取付ばね26の引掛片264を挿入し、第2引掛部127Aの仮保持片1270に引掛片264を引っ掛けることで光源ユニット2を器具本体10に仮保持させる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮保持させた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、第3の突壁125に設けられた第2引掛部127Bの貫通孔に後方の取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、各取付ばね26の第1腕部261が第1及び第3の突壁123、125の各第2引掛部127A、127Bに引っ掛かる(図14参照)。その結果、光源ユニット2は、2つの取付ばね26のばね力によって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する(図15参照)。
次に、光源ユニット2Xを器具本体10に取り付ける手順を説明する。
作業者は、開口部120から第4の突壁126と本体部11の底面との間の隙間に引掛部材27の幅広部271を挿入した後、第4の突壁126の両側の端部1260に幅広部271の両側の突部272を引っ掛ける。その結果、図16に示すように、光源ユニット2Xが器具本体10に仮吊りされる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮吊りさせた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、第2の突壁124に設けられた第2引掛部127Cの貫通孔に取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、取付ばね26の第1腕部261が第2の突壁124の第2引掛部127Cに引っ掛かる。また、引掛部材27が開口部120から離れる向きに移動し、第4の突壁126に設けられた第3引掛部129に引掛部材27が引っ掛けられる(図17参照)。その結果、光源ユニット2Xは、1つの取付ばね26と引掛部材27とによって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する。
ここで、本体部11と本体カバー12を結合した器具本体10に比べて、本体部11及び本体カバー12の方が軽量である。そのため、上述のように、本体部11と本体カバー12が別々に施工可能であれば、施工の手順は増えるものの作業者の作業負担の軽減を図ることができる。さらに、天井に取り付けられた器具本体10に対して光源ユニット2;2Xが取り付けられる。その結果、照明器具1は、特許文献1記載の従来例などと比較して、施工作業の作業性の向上を図ることが可能である。
また、照明器具1では、1種類の器具本体10に対して、複数種類の光源ユニット2;2Xを着脱可能に取り付ける(組み合わせる)ことが可能である。そのため、器具本体10の品種を削減して製造コスト及び在庫管理のコストの削減を図ることができる。
さらに、光源ユニット2;2Xが本体カバー12に取り付けられるので、光源ユニット2;2Xが本体部11に取り付けられる場合と比較して、本体カバー12と光源ユニット2;2Xとの位置関係のばらつきの抑制を図ることができる。その結果、照明器具1は、本体カバー12と光源ユニット2;2Xとの位置関係のばらつきに起因した外観品質低下の抑制を図ることができる。
以上述べた実施形態から明らかなように、本発明の第1の態様に係る照明器具(1)は、光源ユニット(2;2X)と、光源ユニット(2;2X)を支持する器具本体(10)とを有している。光源ユニット(2;2X)は、光源(LEDモジュール20)と、LEDモジュール20が取り付けられる取付部材(22)と、取付ばね(26)とを備える。器具本体(10)は、造営材に取り付けられる本体部(11)と、本体部(11)に着脱可能に結合されて本体部(11)を覆う本体カバー(12)とを有している。本体部(11)は、引掛ばね(13)を有している。本体カバー(12)は、引掛ばね(13)が着脱可能に引っ掛けられる第1引掛部(128)と、取付ばね(26)が着脱可能に引っ掛けられる第2引掛部(127A;127B;127C)とを有している。
第1の態様に係る照明器具(1)では、光源ユニット(2;2X)が着脱可能に取り付けられる器具本体(10)が造営材に取り付けられる本体部(11)と、本体部(11)に着脱可能に結合される本体カバー(12)とに分けられている。そのため、第1の態様に係る照明器具(1)は、本体部(11)及び本体カバー(12)を器具本体(10)よりも軽量化することができる。その結果、第1の態様に係る照明器具(1)は、施工作業の作業性の向上を図ることが可能である。
本発明の第2の態様に係る照明器具(1)では、第1の態様において、本体カバー(12)は、光源ユニット(2;2X)の発光面(透光カバー21の表面)を露出させて光源ユニット(2;2X)を収める開口部(120)を有することが好ましい。さらに、本体カバー(12)は、開口部(120)の縁から本体部(11)に向かって突出する突壁(第1~第3の突壁123~125)を有することが好ましい。第1引掛部(128)及び第2引掛部(127A;127B;127C)は突壁(第1~第3の突壁123~125)に設けられていることが好ましい。
第2の態様に係る照明器具(1)では、第1引掛部(128)及び第2引掛部(127A;127B;127C)が突壁(第1~第3の突壁123~125)に集中して設けられている。そのため、突壁(第1~第3の突壁123~125)の機械的強度を高めることにより、本体部(11)と本体カバー(12)の結合強度の向上及び本体カバー(12)に対する光源ユニット(2;2X)の取付強度の向上を一度に図ることができる。
本発明の第3の態様に係る照明器具(1)では、第2の態様において、取付ばね(26)は、コイル部(260)と腕部(第1腕部261)とを有するねじりコイルばねからなることが好ましい。第1腕部(261)がU字形状に形成されることが好ましい。取付ばね(26)は、取付部材(22)から第1腕部(261)を突出させた状態でコイル部(260)及び第1腕部(261)の端部を取付部材(22)に支持させるように構成されることが好ましい。第2引掛部(127A;127B;127C)は、突壁(第1~第3の突壁123~125)をその厚み方向に貫通する孔を有することが好ましい。さらに、第2引掛部(127A;127B;127C)は、突壁(第1~第3の突壁123~125)における孔の縁に取付ばね(26)の第1腕部(261)が引っ掛けられるように構成されることが好ましい。光源ユニット(2;2X)は、第1腕部(261)が第2引掛部(127A;127B;127C)に引っ掛けられた状態で取付ばね(26)のばね力によって本体カバー(12)に支持されていることが好ましい。
第3の態様に係る照明器具(1)では、第2引掛部(127A;127B;127C)の孔の縁に取付ばね(26)の第1腕部(261)を引っ掛けるという簡単な作業で本体カバー(12)に光源ユニット(2;2X)を取り付けることができる。そのため、第3の態様に係る照明器具(1)では、施工作業の作業性の更なる向上を図ることができる。
本発明の第4の態様に係る照明器具(1)では、第3の態様において、光源ユニット(2;2X)及び開口部(120)のそれぞれの正面から見た形状が正方形であることが好ましい。突壁は、開口部(120)の4つの縁からそれぞれ本体部(11)に向かって突出する第1~第4の突壁(123~126)を含むことが好ましい。開口部(120)を挟んで対向する第1の突壁(123)と第3の突壁(125)のそれぞれに第1引掛部(128)及び第2引掛部(127A;127B)が設けられていることが好ましい。
第4の態様に係る照明器具(1)では、光源ユニット(2;2X)及び開口部(120)のそれぞれの正面から見た形状が正方形であるから、光源ユニット(2;2X)を180度回転させた状態で器具本体(10)に取り付けることができる。そのため、第4の態様に係る照明器具(1)では、器具本体(10)に対する光源ユニット(2;2X)の取付方向の自由度を高めて施工作業の作業性の更なる向上を図ることができる。
本発明の第5の態様に係る照明器具(1)では、第4の態様において、第1引掛部(128)は、第1の突壁(123)及び第3の突壁(125)のそれぞれに複数設けられることが好ましい。第2引掛部(127A;127B)は、第1の突壁(123)及び第3の突壁(125)において複数の第1引掛部(128)の間に設けられていることが好ましい。
第5の態様に係る照明器具(1)では、第1引掛部(128)が第1の突壁(123)及び第3の突壁(125)のそれぞれに複数設けられることにより、本体部(11)と本体カバー(12)との結合強度の更なる向上を図ることができる。また、第2引掛部(127A;127B)が第1の突壁(123)及び第3の突壁(125)において複数の第1引掛部(128)の間に設けられるので、本体部(11)と本体カバー(12)及び本体カバー(12)と光源ユニット(2)のそれぞれの取付状態の安定性の向上を図ることができる。
本発明の第6の態様に係る照明器具(1)では、第3の態様において、光源ユニット(2X)は、取付部材(22)の第1端縁から第1腕部(261)を突出させた取付ばね(26)を有することが好ましい。また、光源ユニット(2X)は、取付部材(22)の第1端縁と対向する第2端縁から取付部材(22)の外に突出する引掛部材(27)を有することが好ましい。光源ユニット(2X)及び開口部(120)のそれぞれの正面から見た形状が正方形であることが好ましい。突壁は、開口部(120)の4つの縁からそれぞれ本体部(11)に向かって突出する第1~第4の突壁(123~126)を含むことが好ましい。開口部(120)を挟んで対向する第1の突壁(123)及び第3の突壁(125)のそれぞれに第1引掛部(128)が設けられることが好ましい。第2の突壁(124)に第2引掛部(127C)が設けられることが好ましい。開口部(120)を挟んで第2の突壁(124)と対向する第4の突壁(126)に、引掛部材(27)が着脱可能に引っ掛けられる第3引掛部(129)が設けられていることが好ましい。
第6の態様に係る照明器具(1)では、第1引掛部(128)と引掛部材(27)とによって光源ユニット(2X)を本体カバー(12)に着脱可能に取り付けることができる。
本発明の第7の態様に係る照明器具(1)では、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、引掛ばね(13)は、コイル部(130)と腕部(第1腕部131)とを有するねじりコイルばねからなることが好ましい。さらに、引掛ばね(13)は、本体部(11)に複数設けられることが好ましい。複数の引掛ばね(13)は、各々の第1腕部(131)同士を互いに遠ざけるように本体部(11)に設けられていることが好ましい。第1引掛部(128)は、第1腕部(131)が移動可能に引っ掛けられるように構成されていることが好ましい。
第7の態様に係る照明器具(1)では、複数の引掛ばね(13)が各々の第1腕部(131)同士を互いに遠ざけるように本体部(11)に設けられているので、複数の引掛ばね(13)の間隔を狭めることができる。
本発明の第8の態様に係る照明器具(1)では、第1~第7の態様のいずれか1つにおいて、引掛ばね(13)は、コイル部(130)と腕部(第1腕部131)とを有するねじりコイルばねからなることが好ましい。さらに、引掛ばね(13)は、第1引掛部(128)の取付部材(22)と対向する部分(引掛片1280)に第1腕部(131)が引っ掛けられるように構成されていることが好ましい。
第8の態様に係る照明器具(1)では、引掛ばね(13)が、第1引掛部(128)の取付部材(22)と対向する引掛片(1280)に第1腕部(131)が引っ掛けられるように構成されるので、第1腕部(131)を第1引掛部(128)と取付部材(22)との間に収めることができる。