以下、図1乃至図11を参照して、本発明の実施の形態の皮膚刺激デバイスについて説明する。
図1は、皮膚刺激デバイスの一例である触覚生成パッドを含む触覚提示システム11の各階層のブロック図である。触覚提示システム11は、仮想現実コンピュータシステムおよびテレオペレーションシステムを含む。触覚提示システム11は、算出した触覚または検出した触覚を人間に生じさせる。すなわち、触覚提示システム11は、触覚を算出するか、または検出して、算出した触覚または検出した触覚を知覚させる刺激を人間の皮膚に加える。なお、刺激を加える皮膚は、人間でもよく、動物でもよい。
触覚提示システム11は、コンピュータシステム31、触覚検出システム32、振動周波数算出部33、デジタルデータ/アナログデータ変換部34、増幅器35および触覚生成パッド群21を含み構成されている。コンピュータシステム31は、コンピュータを含み構成されて、皮膚への接触または衝突を計算する。コンピュータシステム31には、衝突計算部41が含まれている。衝突計算部41は、所定のプログラムをコンピュータが実行することにより実現され、現実または仮想的に人間の接触または衝突を計算する。例えば、衝突計算部41は、仮想空間でのアバターの動作に応じて、他のアバターまたは仮想空間におけるオブジェクトへのアバターの接触または衝突を計算する。例えば、衝突計算部41は、仮想空間における他のアバターまたはオブジェクトにアバターが接触または衝突したときの、他のアバターまたはオブジェクトの触覚、圧覚または振動感覚などの触覚情報を計算する。コンピュータシステム31は、計算した触覚情報を振動周波数算出部33に供給する。
なお、例えば、触覚および圧覚は、皮膚表面に加わった弱い機械的刺激によって起こる感覚である。例えば、触覚は、皮膚の受容器のうち、刺激が加わった直後に多くのインパルスを出す受容器に基づく感覚をいう。また、例えば、圧覚は、刺激が加わっている期間中継続してインパルスを発生する受容器に基づく感覚をいう。例えば、振動感覚は、数十Hzから数百Hzの繰り返し刺激によって生じる感覚をいう。
触覚検出システム32は、触覚を検出する。触覚検出システム32には、形状検出トランスデューサおよびロボットシステム42が含まれている。形状検出トランスデューサおよびロボットシステム42は、形状に応じた触覚を検出するか、または作業時の触覚情報を検知する。形状検出トランスデューサおよびロボットシステム42には、トランスデューサ52または遠隔ロボットシステム53が含まれている。トランスデューサ52は、対象物の表面をなぞり、対象物の形状に応じた触覚を検出する。遠隔ロボットシステム53は、人間が遠隔で操作するロボットのエンドエフェクタ(ツール)から作業時の触覚情報を検知する。例えば、遠隔ロボットシステム53は、医療用遠隔操作ロボットなどであり、ナイフまたはクランプであるツールの触覚情報を検知する。例えば、遠隔ロボットシステム53は、ナイフまたはクランプであるツールで人の身体を触ったときの触覚、圧覚または振動感覚などの触覚情報を検知する。触覚検出システム32は、検出した触覚の情報を振動周波数算出部33に供給する。
このように、触覚、圧覚または振動感覚などを示す触覚情報は、仮想現実環境での作業シミュレーションや、遠隔ロボットで測定された触覚データ、画像データなどから生成される。
振動周波数算出部33は、所定のプログラムを実行するコンピュータまたは専用の機器などからなり、コンピュータシステム31または触覚検出システム32から供給された触覚の情報から、その触覚を知覚させるための振動量および周波数を算出する。例えば、振動周波数算出部33は、コンピュータシステム31または触覚検出システム32から供給された触覚の情報が触覚、圧覚または振動感覚などを示す触覚の情報である場合、触覚に応じた力、振動量および周波数を算出し、圧覚に応じた振動量および周波数を算出し、振動感覚に応じた振動量および周波数を算出する。振動周波数算出部33は、算出した振動量および周波数を示すデジタルデータをデジタルデータ/アナログデータ変換部34に供給する。
デジタルデータ/アナログデータ変換部34は、振動周波数算出部33から供給された振動量および周波数を示すデジタルデータをアナログデータに変換する。例えば、デジタルデータ/アナログデータ変換部34は、周波数変調により、振動量および周波数を示すデジタルデータをアナログデータに変換する。デジタルデータ/アナログデータ変換部34は、変換により得られた振動量および周波数を示すアナログデータを増幅器35に供給する。
増幅器35は、パワーアンプや制御出力生成部などからなり、デジタルデータ/アナログデータ変換部34から供給された振動量および周波数を示すアナログデータを増幅して、複数の触覚生成パッドの中から該当する触覚生成パッドを皮膚に押しつける圧力の制御出力を生成して、触覚生成パッド群21に供給する。
触覚生成パッド群21は、複数の触覚生成パッドおよび所定の触覚生成パッドを皮膚に押しつけるアクチュエータを含み構成される。触覚生成パッド群21は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)や超精密切削加工や3Dプリント技術(3次元造形技術)、精密張り合わせ技術により作成される。触覚生成パッド群21は、固定バンド、ハーネス、手袋または服などにより、指、手のひら、手の甲、手首、肘、肩、胸、背中または腰など身体の皮膚に対して装着される。例えば、触覚生成パッド群21の形状は、第2指(示指)の末節の掌側の面に対応する面形状で、0.2mm以上0.5mm未満の厚さとされる。例えば、触覚生成パッド群21の形状は、右手の掌側の面に対応する面形状で、0.2mm以上0.5mm未満の厚さとされる。触覚生成パッド群21は、増幅器35によって駆動されて、触覚、圧覚または振動感覚を生じさせる刺激を生成し、皮膚の部位のうち、所望の部位の皮膚に刺激を伝達する。触覚生成パッド群21は、皮膚の所望の部位に、所望のタイミングで、触覚、圧覚または振動感覚を引き起こす刺激を加える。言い換えれば、触覚生成パッド群21は、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうちの、所望の部位に、触覚および圧覚を引き起こす刺激を加える。
触覚生成パッド群21は、触覚情報に応じて、触覚を生じさせる刺激を、後述する触覚提示ユニットである触覚生成パッド73の1つまたは複数にわたり選択的に生成して、また、圧覚も同時に生じさせることができる。
図2は、触覚生成パッド群21の構成の例を示す図である。触覚生成パッド群21は、3乃至10個程度の触覚生成パッド73を含み構成される。触覚生成パッド73は、それぞれ、10乃至50の触覚生成点を有する。触覚生成パッド73における触覚生成点は、図2中の左右方向および図2中の前後方向(奥行方向)に配置されている。すなわち、触覚生成点は、触覚生成パッド73の皮膚に接触する面側において、所定の間隔で面上に2次元的に配置されている。
なお、以下の説明では、触覚生成パッド73の触覚生成点の一部を例に説明する。触覚生成パッド群21は、並べられている複数の触覚生成パッド73のうちの所定の触覚生成パッド73で、皮膚に刺激を伝達する場合、指や手、腕など身体の皮膚101の所定の部位に接触するように所定の触覚生成パッド73を皮膚101方向に移動させる。
以下、例えば、触覚生成パッド群21に4個の触覚生成パッド73が含まれる場合、触覚生成パッド73を個々に区別するとき、それぞれを触覚生成パッド73-1乃至73-4などと称する。
図2は、4個の触覚生成パッド73-1乃至73-4を含む場合の触覚生成パッド群21の構成の例を示す。触覚生成ユニット71-1乃至71-4は、それぞれ、エアアクチュエータ72-1乃至72-4のそれぞれおよび触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれを含むように構成されている。触覚生成ユニット71-1乃至71-4は、それぞれ、個別に独立に動作して、刺激を生成して、生成した刺激を皮膚101に伝達する。
触覚生成パッド73-1には、詳細は後述するが、触覚生成パッド73-1の面のうち、皮膚101に接する側の面に複数の電極が形成されている。同様に、触覚生成パッド73-2乃至73-4のそれぞれには、詳細は後述するが、触覚生成パッド73-2乃至73-4のそれぞれの面のうち、皮膚101に接する側の面に複数の電極が形成されている。
触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれにおいて、皮膚101に接する側の面に形成されている複数の電極は、それぞれ、触覚および圧覚を引き起こす刺激を生じさせる触覚生成点である。触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれに形成されている複数の電極の間隔は、人間の皮膚の2点識別しきい値未満とされている。すなわち、電極の相互の距離は、人間の皮膚の2点識別しきい値未満とされている。例えば、人間の皮膚の2点識別しきい値は、指尖において、1乃至6mmとされ、手掌または足底において、15乃至20mmとされている。例えば、人間の皮膚の2点識別しきい値は、口唇において、2乃至3mmとされ、手背または足背において、30mmとされている。
すなわち、例えば、触覚生成パッド73-1乃至73-4を指尖に用いる場合、電極の相互の距離は、2mm未満とされている。例えば、触覚生成パッド73-1乃至73-4を手掌または足底に用いる場合、電極の相互の距離は、30mm未満とされている。
なお、人間の皮膚の2点識別しきい値は、口唇において、2乃至3mmとされ、身体で最も短いので、電極の相互の距離を、2mm未満することで、触覚生成パッド73-1乃至73-4を身体のいずれの部位でも使用することができる。
触覚生成パッド73-1乃至73-4は、それぞれ、エアアクチュエータ72-1乃至72-4のそれぞれによって、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられる。エアアクチュエータ72-1乃至72-4は、それぞれ、シリンダおよびピストンからなる空気圧式アクチュエータである。エアアクチュエータ72-1乃至72-4は、それぞれ、所定の圧力の圧縮空気が供給されると、シリンダに対してピストンが突出して、ピストンに固定されている触覚生成パッド73-1乃至73-4のいずれかを変位させることにより、皮膚101方向に移動させる。例えば、所定の時刻において、エアアクチュエータ72-2は、所定の圧力の圧縮空気が供給されて、触覚生成パッド73-2を変位させることにより、皮膚101方向に移動させ、エアアクチュエータ72-1、エアアクチュエータ72-3およびエアアクチュエータ72-4は、所定の圧力の圧縮空気が供給されないので、触覚生成パッド73-1、触覚生成パッド73-3および触覚生成パッド73-4を皮膚101方向に移動させない。このとき、触覚生成パッド73-2は、刺激を生成して、皮膚101に刺激を伝達する。
所定の時刻において、触覚生成パッド73-1乃至73-4の全部若しくは触覚生成パッド73-1乃至73-4のうちの、いずれか1つ若しくは複数が、エアアクチュエータ72-1乃至72-4のそれぞれによって、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられるか、または触覚生成パッド73-1乃至73-4のいずれもが、皮膚101から離れるように移動させられる。
以下、触覚生成ユニット71-1乃至71-4を個々に区別する必要がないとき、単に、触覚生成ユニット71と称する。以下、エアアクチュエータ72-1乃至72-4を個々に区別する必要がないとき、単に、エアアクチュエータ72と称する。
図3は、4個の触覚生成パッド73-1乃至73-4を含む場合の触覚生成パッド群21の構成の他の例を示す図である。触覚生成ユニット121-1乃至121-4は、それぞれ、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれ、カム122-1乃至122-4のそれぞれおよびモータ123-1乃至123-4のそれぞれを含むように構成されている。触覚生成ユニット121-1乃至121-4は、それぞれ、個別に独立に動作して、刺激を生成して、生成した刺激を皮膚101に伝達する。
図3中の触覚生成パッド73-1乃至73-4は、それぞれ、カム122-1乃至122-4のそれぞれおよびモータ123-1乃至123-4のそれぞれによって、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられる。例えば、カム122-1乃至122-4は、それぞれ、回転型の板カムである。例えば、カム122-1乃至122-4は、それぞれ、偏芯している円板からなる。例えば、モータ123-1乃至123-4は、それぞれ、電動機である。すなわち、カム122-1乃至122-4は、それぞれ、モータ123-1乃至123-4のそれぞれによって回転させられて、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれに対して所定の角度位置になった場合、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれを皮膚101側に押し出す。
例えば、所定の時刻において、カム122-2は、モータ123-2によって回転させられて、カム122-2の回転軸から突出している側が触覚生成パッド73-2側に移動すると、触覚生成パッド73-2を押し出して変位させることにより、皮膚101方向に移動させ、カム122-1、カム122-3およびカム122-4は、モータ123-1、モータ123-3およびモータ123-4のそれぞれが回転しないので、触覚生成パッド73-1、触覚生成パッド73-3および触覚生成パッド73-4を皮膚101方向に移動させない。このとき、触覚生成パッド73-2は、刺激を生成して、皮膚101に刺激を伝達する。
所定の時刻において、触覚生成パッド73-1乃至73-4の全部若しくは触覚生成パッド73-1乃至73-4のうちの、いずれか1つ若しくは複数が、カム122-1乃至122-4のそれぞれによって、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられるか、または触覚生成パッド73-1乃至73-4のいずれもが、皮膚101から離れるように移動させられる。
なお、例えば、触覚生成パッド73-1乃至73-4は、図示せぬバネ等により皮膚101から離れるように付勢されている。
なお、カム122-1乃至122-4のそれぞれは、板カムであると説明したが、これに限らず、溝カムでもよく、または、立体カムでもよい。また、モータ123-1乃至123-4は、それぞれ、電動機であると説明したが、これに限らず、流体の圧力を利用する圧力モータ、分子モータまたは超音波モータでもよい。
以下、触覚生成ユニット121-1乃至121-4を個々に区別する必要がないとき、単に、触覚生成ユニット121と称する。以下、カム122-1乃至122-4を個々に区別する必要がないとき、単に、カム122と称する。また、モータ123-1乃至123-4を個々に区別する必要がないとき、単に、モータ123と称する。
図4は、4個の触覚生成パッド73-1乃至73-4を含む場合の触覚生成パッド群21の構成のさらに他の例を示す図である。触覚生成ユニット151-1乃至151-4は、それぞれ、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれ、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれ、プーリ153-1乃至153-4のそれぞれ、プーリ154-1乃至154-4のそれぞれ、およびモータ155-1乃至155-4のそれぞれを含むように構成されている。触覚生成ユニット151-1乃至151-4は、それぞれ、個別に独立に動作して、刺激を生成して、生成した刺激を皮膚101に伝達する。
図4中の触覚生成パッド73-1乃至73-4は、それぞれ、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれ、プーリ153-1乃至153-4のそれぞれ、プーリ154-1乃至154-4のそれぞれ、およびモータ155-1乃至155-4のそれぞれによって、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられる。ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれの一端は、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれに固定され、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれの他端は、プーリ154-1乃至154-4のそれぞれに巻き取られている。プーリ153-1乃至153-4は、それぞれ、回転自在に軸支されている。ワイヤ152-1乃至152-4は、それぞれ、プーリ153-1乃至153-4のそれぞれに掛けられて、ワイヤ152-1乃至152-4の延伸方向が変えられている。プーリ154-1乃至154-4は、それぞれ、モータ155-1乃至155-4のそれぞれによって、回転させられる。モータ155-1乃至155-4は、それぞれ、電動機である。モータ155-1乃至155-4のそれぞれによって、プーリ154-1乃至154-4のそれぞれが回転されられると、プーリ154-1乃至154-4のそれぞれに巻き取られているワイヤ152-1乃至152-4の長さが変わるので、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれの一端に固定されている触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれが引っ張られて、変位することになる。
すなわち、プーリ154-1乃至154-4は、それぞれ、モータ155-1乃至155-4のそれぞれによって回転させられて、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれを巻き取り、触覚生成パッド73-1乃至73-4のそれぞれを、ワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれが引っ張って皮膚101に押し付ける。
例えば、所定の時刻において、プーリ154-2は、モータ155-2によって回転させられて、ワイヤ152-2を巻き取ると、ワイヤ152-2が触覚生成パッド73-2を引っ張って変位させることにより、皮膚101方向に移動させ、プーリ154-1、プーリ154-3およびプーリ154-4は、モータ155-1、モータ155-3およびモータ155-4のそれぞれが回転しないので、触覚生成パッド73-1、触覚生成パッド73-3および触覚生成パッド73-4を皮膚101方向に移動させない。このとき、触覚生成パッド73-2は、刺激を生成して、皮膚101に刺激を伝達する。
所定の時刻において、触覚生成パッド73-1乃至73-4の全部若しくは触覚生成パッド73-1乃至73-4のうちの、いずれか1つ若しくは複数が、プーリ153-1乃至153-4のそれぞれおよびプーリ154-1乃至154-4のそれぞれを介してワイヤ152-1乃至152-4のそれぞれで引っ張られることで、皮膚101の所定の部位に接触するように皮膚101方向に移動させられるか、または触覚生成パッド73-1乃至73-4のいずれもが、皮膚101から離れるように移動させられる。
なお、例えば、触覚生成パッド73-1乃至73-4は、図示せぬバネ等により皮膚101から離れるように付勢されている。
例えば、触覚生成ユニット151-1乃至151-4を含む触覚生成パッド群21は、手袋タイプのデバイスとして実現することができる。
なお、モータ155-1乃至155-4は、それぞれ、電動機であると説明したが、これに限らず、流体の圧力を利用する圧力モータ、分子モータまたは超音波モータでもよい。
以下、触覚生成ユニット151-1乃至151-4を個々に区別する必要がないとき、単に、触覚生成ユニット151と称する。以下、ワイヤ152-1乃至152-4を個々に区別する必要がないとき、単に、ワイヤ152と称する。また、プーリ153-1乃至153-4を個々に区別する必要がないとき、単に、プーリ153と称する。プーリ154-1乃至154-4を個々に区別する必要がないとき、単に、プーリ154と称する。また、モータ155-1乃至155-4を個々に区別する必要がないとき、単に、モータ155と称する。
次に、触覚生成パッド73の構成の詳細の例について説明する。図5は、触覚生成パッド73の構成の例を示す平面図である。図6は、図5中のAA‘線における触覚生成パッド73の断面を示す断面図である。触覚生成パッド73は、フィルム201、電極202-1乃至202-12、誘電部材203、フィルム204および電極205を含み構成される。触覚生成パッド73の厚さは、0.2mm以上0.5mm未満である。
電極202-1乃至202-12は、フィルム201の一方の面に設けられている。電極205は、フィルム204の一方の面に設けられている。誘電部材203の面のうち、図6中の上側の面(以下、単に上面とも称する。)である第1の面には、フィルム201の他方の面が貼られている。誘電部材203の面のうち、第1の面に対向する第2の面(図6中の下側の面(以下、単に下面とも称する。))には、フィルム204の他方の面が貼られている。すなわち、フィルム201およびフィルム204は、誘電部材203を挟んで貼り合わされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材203の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、同じとされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材203の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、長方形状とされている。例えば、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204は、平面方向に見て互いに重なるように、貼り合わされている。電極202-1乃至202-12は、誘電部材203をフィルム204と挟んで貼り合わされているフィルム201の外側の面に設けられている。電極205は、誘電部材203をフィルム201と挟んで貼り合わされているフィルム204の外側の面に設けられている。
フィルム201は、第1のフィルムの一例であり、高分子材料により膜状に成形されているフィルムである。フィルム201は、電圧が印加されると屈曲する。フィルム204は、第2のフィルムの一例であり、高分子材料により膜状に成形されているフィルムである。フィルム204は、電圧が印加されると屈曲する。フィルム201およびフィルム204は、それぞれ、PVDF(PolyVinylidene DiFluoride)などの圧電フィルムまたはFEP(Fluorinated Ethylene Propylene),PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene),PFA(Per Fluoro Alkoxy polymer),ETFE(Ethylene Tetra Fluoro Ethylen copolymer),PVDF、PCTFE(Poly Chloro Tri Fluoro Ethylene)若しくはECTFE(Ethylene Chloro Tri Fluoro Ethylene copolymer)などフッ素系樹脂フィルムである。フィルム204の材質は、フィルム201の材質と同じであっても、異なっていても良い。
誘電部材203は、誘電体および絶縁体であって柔軟な材料で薄板状に成形されている。例えば、誘電部材203は、シリコンゴム、PDMS(dimethylpolysiloxane)、フッ素ゴム、アクリルゴムまたはウレタンゴムなどのゴムにより成形されている。誘電部材203には、穴221-1(図示せず)および穴221-2(図示せず)、穴221-3、穴221-4(図示せず)乃至穴221-6(図示せず)、穴221-7、穴221-8(図示せず)乃至穴221-10(図示せず)、穴221-11および穴221-12(図示せず)が形成されている。穴221-1乃至221-12は、誘電部材203の面のうち、フィルム201側の面からフィルム204側の面に貫通している。すなわち、穴221-1乃至221-12は、誘電部材203の上面から下面に貫通している。誘電部材203の上面は、第1の面の一例である。誘電部材203の下面は、第2の面の一例である。
電極202-1乃至202-12は、導体で膜状に成形されている。例えば、電極202-1乃至202-12は、金(Au)、プラチナ(Pt)、チタン(Ti)またはアルミニウム(Al)などの金属材料からなる被膜またはカーボンナノチューブ(CNT)電極膜である。電極202-1乃至202-12は、柔軟に形成されている。電極202-1乃至202-12は、互いに絶縁されている。例えば、電極202-1乃至202-12は、それぞれ、フィルム201の一方の面上において、円形の薄膜状に形成されている。例えば、電極202-1乃至202-12は、それぞれ、直径1mmの円形に形成されている。
電極202-1乃至202-12は、それぞれ、触覚および圧覚を引き起こす刺激を生じさせる触覚生成点である。電極202-1乃至202-12の間隔は、人間の皮膚の2点識別しきい値未満とされている。例えば、触覚生成パッド73を指尖に用いる場合、電極202-1乃至202-12の間隔は、2mm未満とされている。この場合、電極202-1乃至202-12の間隔は、円形に形成されている電極202-1乃至202-12のそれぞれの中心から中心までの距離または円形に形成されている電極202-1乃至202-12のそれぞれの外縁から外縁までの距離をいう。
端子212-1乃至212-12は、それぞれ、配線部211-1乃至211-12のそれぞれを通じて、電極202-1乃至202-12のそれぞれに電圧を印加するための端子である。端子212-1乃至212-12および配線部211-1乃至211-12は、電極202-1乃至202-12と同様の材料から成形されている。
端子212-1乃至212-12は、それぞれ、円形の薄膜状に形成されている。配線部211-1乃至211-12は、それぞれ、端子212-1乃至212-12のそれぞれと電極202-1乃至202-12のそれぞれとを結ぶ平板状の薄膜からなるか、または互いに接続されている複数の平板の薄膜からなる。
例えば、上面の形状が長方形状とされているフィルム201の一辺に沿って、端子212-1、端子212-2、端子212-5、端子212-6、端子212-9、端子212-10が配置されている。端子212-1、端子212-2、端子212-5、端子212-6、端子212-9、端子212-10が配置されているフィルム201の一辺に対向する辺に沿って、端子212-3、端子212-4、端子212-7、端子212-8、端子212-11、端子212-12が配置されている。例えば、端子212-1乃至212-12は、それぞれ、ワイヤ・ボンディングされて外部と電気的に接続される。
すなわち、端子212-1に電圧が印加されると、電極202-1に電圧が印加される。端子212-2に電圧が印加されると、電極202-2に電圧が印加される。同様に、端子212-3乃至212-12のそれぞれに電圧が印加されると、電極202-3乃至202-12のそれぞれに電圧が印加される。
電極205は、導体で膜状に成形されている。例えば、電極205は、金(Au),プラチナ(Pt),チタン(Ti)またはアルミニウム(Al)などの金属材料からなる被膜またはカーボンナノチューブ(CNT)電極膜である。電極205は、柔軟に形成されている。電極205は、フィルム204の一方の面上において、直方形の薄膜状に形成されている。電極205は、電極202-1乃至202-12の全部に対向するように形成されている。すなわち、電極205は、電極202-1乃至202-12の全部とフィルム201、誘電部材203およびフィルム204を挟むように形成されている。言い換えれば、電極205は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の厚さ方向において、電極202-1乃至202-12の全てと重なり合うように形成されている。
穴221-3は、誘電部材203の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴221-3の誘電部材203の上面における端部は、電極202-3の外周と一致している。電極205は、フィルム204の一方の面上において、穴221-3の誘電部材203の下面における端部を覆っている。
また、穴221-7は、誘電部材203の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴221-7の誘電部材203の上面における端部は、電極202-7の外周と一致している。電極205は、フィルム204の一方の面上において、穴221-7の誘電部材203の下面における端部を覆っている。
さらに、穴221-11は、誘電部材203の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴221-11の誘電部材203の上面における端部は、電極202-11の外周と一致している。電極205は、フィルム204の一方の面上において、穴221-11の誘電部材203の下面における端部を覆っている。
同様に、穴221-1および221-2、穴221-4乃至221-6、穴221-8乃至221-10並びに穴221-12は、誘電部材203の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴221-1および221-2、穴221-4乃至221-6、穴221-8乃至221-10並びに穴221-12の誘電部材203の上面における端部は、それぞれ、電極202-1および202-2、電極202-4乃至202-6、電極202-8乃至202-10並びに電極202-12のそれぞれの外周と一致している。電極205は、フィルム204の一方の面上において、穴221-1および221-2、穴221-4乃至221-6、穴221-8乃至221-10並びに穴221-12のそれぞれの誘電部材203の下面における端部を覆っている。
このように、電極202-1乃至202-12のいずれかと電極205は、フィルム201およびフィルム204を挟んで、誘電部材203の部分のうち、穴221-1および穴221-12のいずれかが形成されている部分を挟むように配置されている。
誘電部材203に形成されている穴221-1乃至221-12のそれぞれの誘電部材203の上面における断面の形状は、膜状の電極202-1乃至202-12のそれぞれの面の形状と同様とされている。
また、電極202-1乃至202-12のそれぞれは、フィルム201を挟んで、誘電部材203に形成されている穴221-1乃至221-12のそれぞれの断面であって、誘電部材203の上面における断面上に配置されている。
触覚生成パッド73には、使用前に、100V乃至15KVの電圧が印加されて、電荷がプリチャージされる。電極202-1乃至202-12と電極205との間にプリチャージとして電圧を印加すると、フィルム201とフィルム204との間、特に、誘電部材203の穴221-1乃至221-12に電荷が蓄積される。電荷をプリチャージすると、触覚生成パッド73は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
触覚生成パッド73は、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかと電極205との間に、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、皮膚101に触覚を誘起させることができる。触覚生成パッド73は、正弦波、三角波または方形波などの波形に応じた振動を生成する。
触覚生成パッド73は、樹脂やシリコンゴムが主体材料のため、容易に変形でき、皮膚101にフィットして、触覚を提示できる。
穴221-1乃至221-12の面積と、誘電部材203の全体の面積との比率が、10%乃至40%の場合、触覚生成パッド73は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
なお、穴221-1乃至221-12は、誘電部材203の上面から下面に貫通していると説明したが、誘電部材203の上面から下面に貫通せず、誘電部材203の上面または下面から窪んでいる形状でも良く、さらに、誘電部材203の内部で泡状の穴としても良い。
また、電極202-1乃至202-12は、それぞれ、フィルム201の一方の面上において、円形の薄膜状に形成されていると説明したが、楕円形、長円形または三角形若しくは四角形などの多角形状であっても良い。
以上のように、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかの部分をより強く振動させることができる。
以下、電極202-1乃至202-12を個々に区別する必要がない場合、単に電極202と称する。以下、穴221-1乃至221-12を個々に区別する必要がない場合、単に穴221と称する。
皮膚101には、振動、形状、せん断力を感知するための受容体が数多くある。触覚生成パッド73が、皮膚101に接して、振動を伝達することにより、皮膚101の受容体が活性化して、触覚および圧覚を生成させることができる。すなわち、触覚生成パッド73は、音圧波と圧力を使用して振動、圧力刺激を用いて、人間の皮膚101の受容体を活性化することにより、触覚および圧覚を生成させる。
図2乃至図4を参照して説明したように、触覚生成パッド73が、エアアクチュエータ72、カム122およびモータ123、またはワイヤ152、プーリ153、プーリ154およびモータ155で皮膚101に押し付けられた状態で、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかの部分を振動させると、皮膚101の受容体が活性化して、触覚および圧覚を生成させることができる。例えば、触覚生成パッド73が、比較的弱い力で皮膚101に押し付けられた状態で、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかの部分を振動させると、皮膚101の受容体のうち、皮膚101の表面の近くにあるメルケル盤やマイスナー小体を活性化させて触覚を生成させる。例えば、触覚生成パッド73が、より強い力で皮膚101に押し付けられた状態で、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかの部分を振動させると、皮膚101の受容体のうち、皮膚101の真皮の深部にあるパチニ小体や関節内の圧力の受容体を活性化させて圧覚を生成させる。
次に、触覚生成パッド群21を構成する触覚生成パッド251の構成の詳細の例について説明する。触覚生成パッド251は、触覚生成パッド群21において、触覚生成パッド73と同様に用いられる。図7は、触覚生成パッド251の断面を示す断面図である。図7において、図6に示す部分と同様の部分には、同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
触覚生成パッド251は、フィルム201、電極202-1乃至202-12、フィルム204、電極205および誘電部材261を含み構成される。触覚生成パッド251の厚さは、0.2mm以上0.5mm未満である。
誘電部材261の面のうち、図7中の上側の面(以下、単に上面とも称する。)である第1の面には、フィルム201の他方の面が貼られている。誘電部材261の面のうち、第1の面に対向する第2の面(図7中の下側の面(以下、単に下面とも称する。))には、フィルム201の他方の面が貼られている。すなわち、フィルム201およびフィルム204は、誘電部材261を挟んで貼り合わされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材261の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、同じとされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材261の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、長方形状とされている。例えば、フィルム201、誘電部材261およびフィルム204は、平面方向に見て互いに重なるように、貼り合わされている。
誘電部材261は、誘電体および絶縁体であって柔軟な材料で薄板状に成形されている。例えば、誘電部材261は、シリコンゴム、PDMS、フッ素ゴム、アクリルゴムまたはウレタンゴムなどのゴムにより成形されている。誘電部材261には、穴271-1乃至271-9が形成されている。穴271-1乃至271-9は、誘電部材261の上面から下面に貫通している。なお、図7には、電極202-3、電極202-7および電極202-11における断面が示されているが、電極202-1、電極202-5および電極202-9、電極202-2、電極202-6および電極202-10並びに電極202-4、電極202-8および電極202-12のそれぞれと電極205との間の誘電部材261の部分にも、穴271-1乃至271-9と同様の穴が形成されている。
電極205は、フィルム201、誘電部材261およびフィルム204の厚さ方向において、電極202-1乃至202-12の全てと重なり合うように形成されている。
穴271-1乃至271-9は、それぞれ、誘電部材261の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴271-1乃至271-9のそれぞれの底面の径は、電極202-3、電極202-7および電極202-11のそれぞれの径より小さくされている。電極202-3は、フィルム201の一方の面上において、穴271-2および穴271-3を覆うように配置されている。電極202-7は、フィルム201の一方の面上において、穴271-5を覆うように配置されている。電極202-11は、フィルム201の一方の面上において、穴271-7および穴271-8を覆うように配置されている。すなわち、電極202-3、電極202-7および電極202-11のそれぞれは、フィルム201の一方の面上において、穴271-1乃至271-9のうち、いずれか1つまたは2つを覆うように配置されている。電極205は、フィルム204の一方の面上において、穴271-1乃至271-9の誘電部材261の下面における端部を覆っている。
また、穴271-1、穴271-4、穴271-6および穴271-9は、誘電部材261の部分のうち、電極202-1乃至202-12および電極205に挟まれている部分から外れた部分に形成されている。
このように、電極202-3、電極202-7および電極202-11のそれぞれは、穴271-1乃至271-9のうち、いずれか1つまたは2つを覆うように配置されている。すなわち、電極202-3、電極202-7および電極202-11は、フィルム201を介して、誘電部材261に形成されている穴271-2、穴271-3、穴271-5、穴271-7および穴271-8の誘電部材261の上面における断面上に配置されている。
触覚生成パッド251には、使用前に、100V乃至15KVの電圧が印加されて、電荷がプリチャージされる。電極202-1乃至202-12と電極205との間にプリチャージとして電圧を印加すると、フィルム201とフィルム204との間、特に、誘電部材261の穴271-1乃至221-9および穴271-1乃至271-9と同様の穴に電荷が蓄積される。電荷をプリチャージすると、触覚生成パッド251は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
触覚生成パッド251は、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかと電極205との間に、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、皮膚101に触覚を誘起させることができる。触覚生成パッド251は、正弦波、三角波または方形波などの波形に応じた振動を生成する。
触覚生成パッド251は、樹脂やシリコンゴムが主体材料のため、容易に変形でき、皮膚101にフィットして、触覚を提示できる。
穴271-1乃至221-9および穴271-1乃至271-9と同様の穴の面積と、誘電部材261の全体の面積との比率が、10%乃至40%の場合、触覚生成パッド251は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
なお、穴271-1乃至221-9および穴271-1乃至271-9と同様の穴は、誘電部材261の上面から下面に貫通していると説明したが、誘電部材261の上面から下面に貫通せず、誘電部材261の上面または下面から窪んでいる形状でも良く、さらに、誘電部材261の内部で泡状の穴としても良い。
以下、穴271-1乃至271-9を個々に区別する必要がない場合、単に穴271と称する。
次に、触覚生成パッド群21を構成する触覚生成パッド301の構成の詳細の例について説明する。触覚生成パッド301は、触覚生成パッド群21において、触覚生成パッド73と同様に用いられる。図8は、触覚生成パッド301の断面を示す断面図である。図8において、図6に示す部分と同様の部分には、同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
触覚生成パッド301は、フィルム201、電極202-1乃至202-12、フィルム204、電極205および誘電部材311を含み構成される。触覚生成パッド301の厚さは、0.2mm以上0.5mm未満である。
誘電部材311の面のうち、図8中の上側の面(以下、単に上面とも称する。)である第1の面には、フィルム201の他方の面が貼られている。誘電部材311の面のうち、第1の面に対向する第2の面(図8中の下側の面(以下、単に下面とも称する。))には、フィルム201の他方の面が貼られている。すなわち、フィルム201およびフィルム204は、誘電部材311を挟んで貼り合わされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材311の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、同じとされている。例えば、フィルム201の平面の形状、誘電部材311の平面の形状およびフィルム204の平面の形状は、長方形状とされている。例えば、フィルム201、誘電部材311およびフィルム204は、平面方向に見て互いに重なるように、貼り合わされている。
誘電部材311は、誘電体および絶縁体であって柔軟な材料で薄板状に成形されている。例えば、誘電部材311は、シリコンゴム、PDMS、フッ素ゴム、アクリルゴムまたはウレタンゴムなどのゴムにより成形されている。誘電部材311には、穴321-1乃至321-4が形成されている。穴321-1乃至321-4は、誘電部材311の上面から下面に貫通している。なお、図8には、電極202-3、電極202-7および電極202-11における断面が示されているが、電極202-1、電極202-5および電極202-9、電極202-2、電極202-6および電極202-10並びに電極202-4、電極202-8および電極202-12のそれぞれと電極205との間の誘電部材311の部分にも、穴321-1乃至321-4と同様の穴が形成されている。
電極205は、フィルム201、誘電部材311およびフィルム204の厚さ方向において、電極202-1乃至202-12の全てと重なり合うように形成されている。
穴321-1乃至321-4は、それぞれ、誘電部材311の上面および下面において円形となるように、円形断面の柱状に形成されている。穴321-1は、誘電部材311の図8中の左側の端部側と電極202-3および電極205によって挟まれている部分との間に形成されている。穴321-2は、電極202-3および電極205によって挟まれている部分と電極202-7および電極205によって挟まれている部分との間に形成されている。穴321-3は、電極202-7および電極205によって挟まれている部分と電極202-11および電極205によって挟まれている部分との間に形成されている。穴321-4は、電極202-7および電極205によって挟まれている部分と誘電部材311の図8中の右側の端部側との間に形成されている。
このように、電極202-3、電極202-7および電極202-11のそれぞれおよび電極205は、誘電部材311の部分のうち、穴321-1乃至321-4が形成されている部分から外れた部分を挟むように配置されている。言い換えれば、電極202-3、電極202-7および電極202-11のそれぞれおよび電極205は、誘電部材311の部分のうち、穴321-1乃至321-4が形成されていない部分を挟むように配置されている。
穴321-1乃至321-4は、誘電部材311の部分のうち、電極202-1乃至202-12および電極205に挟まれている部分から外れた部分に形成されている。
触覚生成パッド301には、使用前に、100V乃至15KVの電圧が印加されて、電荷がプリチャージされる。電極202-1乃至202-12と電極205との間にプリチャージとして電圧を印加すると、フィルム201とフィルム204との間、特に、誘電部材311の穴321-1乃至321-4および穴321-1乃至321-4と同様の穴に電荷が蓄積される。電荷をプリチャージすると、触覚生成パッド301は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
触覚生成パッド301は、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかと電極205との間に、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、皮膚101に触覚を誘起させることができる。触覚生成パッド301は、正弦波、三角波または方形波などの波形に応じた振動を生成する。
触覚生成パッド301は、樹脂やシリコンゴムが主体材料のため、容易に変形でき、皮膚101にフィットして、触覚を提示できる。
穴321-1乃至321-4および穴321-1乃至321-4と同様の穴の面積と、誘電部材311の全体の面積との比率が、10%乃至40%の場合、触覚生成パッド301は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
なお、穴321-1乃至321-4および穴321-1乃至321-4と同様の穴は、誘電部材311の上面から下面に貫通していると説明したが、誘電部材311の上面から下面に貫通せず、誘電部材311の上面または下面から窪んでいる形状でも良く、さらに、誘電部材311の内部で泡状の穴としても良い。
以下、穴321-1乃至321-4を個々に区別する必要がない場合、単に穴321と称する。
次に、触覚生成パッド群21を構成する触覚生成パッド351の構成の詳細の例について説明する。触覚生成パッド351は、触覚生成パッド群21において、触覚生成パッド73と同様に用いられる。図9は、触覚生成パッド351の断面を示す断面図である。図9において、図6に示す部分と同様の部分には、同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
触覚生成パッド351は、フィルム201、電極202-1乃至202-12、誘電部材203、フィルム204および電極361-1乃至361-12を含み構成される。触覚生成パッド351の厚さは、0.2mm以上0.5mm未満である。
なお、図9には、電極202-3、電極202-7および電極202-11並びに電極361-3、電極361-7および電極361-7における断面が示されているが、電極202-1と電極361-1(図示せず)との間の誘電部材311の部分には、穴321-1が形成され、電極202-2と電極361-2(図示せず)との間の誘電部材311の部分には、穴321-2が形成され、同様に、電極202-4乃至202-6のそれぞれと電極361-4(図示せず)乃至電極361-6(図示せず)のそれぞれとの間の誘電部材311の部分には、穴321-4乃至321-4のそれぞれが形成され、電極202-8乃至202-10のそれぞれと電極361-8(図示せず)乃至電極361-10(図示せず)のそれぞれとの間の誘電部材311の部分には、穴321-8乃至321-10のそれぞれが形成され、電極202-12と電極361-12(図示せず)との間の誘電部材311の部分には、穴321-12が形成されている。
電極361-1乃至361-12のそれぞれは、導体で膜状に成形されている。例えば、電極361-1乃至361-12のそれぞれは、金(Au),プラチナ(Pt),チタン(Ti)またはアルミニウム(Al)などの金属材料からなる被膜またはカーボンナノチューブ(CNT)電極膜である。電極361-1乃至361-12は、柔軟に形成されている。電極361-1乃至361-12は、互いに絶縁されている。例えば、電極361-1乃至361-12は、それぞれ、フィルム204の一方の面上において、円形の薄膜状に形成されている。例えば、電極361-1乃至361-12は、それぞれ、直径1mmの円形に形成されている。電極361-1乃至361-12のそれぞれには、電極202-1乃至202-12のそれぞれと同様に、配線部および端子が設けられている。
電極361-1乃至361-12のそれぞれは、電極202-1乃至202-12のそれぞれに対向するように形成されている。電極361-1乃至361-12のそれぞれは、電極202-1乃至202-12のそれぞれとフィルム201、誘電部材203およびフィルム204を挟むように形成されている。電極361-1は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204を挟んで、電極202-1と対向する位置に配置されている。電極361-2は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204を挟んで、電極202-2と対向する位置に配置されている。同様に、電極361-3乃至361-12のそれぞれは、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204を挟んで、電極202-3乃至202-12のそれぞれと対向する位置に形成されている。
言い換えれば、電極361-1乃至361-12のそれぞれは、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の厚さ方向において、電極202-1乃至202-12のそれぞれと対向する位置に形成されている。
穴221-3の誘電部材203の下面における端部は、電極361-3の外周と一致している。電極361-3は、フィルム204の一方の面上において、穴221-3の誘電部材203の下面における端部を覆っている。また、穴221-7の誘電部材203の下面における端部は、電極361-7の外周と一致している。電極361-7は、フィルム204の一方の面上において、穴221-7の誘電部材203の下面における端部を覆っている。さらにまた、穴221-11の誘電部材203の下面における端部は、電極361-11の外周と一致している。電極361-11は、フィルム204の一方の面上において、穴221-11の誘電部材203の下面における端部を覆っている。
穴221-1および221-2、穴221-4乃至221-6、穴221-8乃至221-10並びに穴221-12の誘電部材203の下面における端部は、それぞれ、電極361-1および361-2、電極361-4乃至361-6、電極361-8乃至361-10並びに電極361-12のそれぞれの外周と一致している。電極361-1および361-2、電極361-4乃至361-6、電極361-8乃至361-10並びに電極361-12のそれぞれは、フィルム204の一方の面上において、穴221-1および221-2、穴221-4乃至221-6、穴221-8乃至221-10並びに穴221-12のそれぞれの誘電部材203の下面における端部を覆っている。
このように、電極202-1乃至202-12のそれぞれと電極361-1乃至361-12のそれぞれは、フィルム201およびフィルム204を挟んで、誘電部材203の部分のうち、穴221-1および穴221-12のそれぞれが形成されている部分を挟むように配置されている。
触覚生成パッド351には、使用前に、100V乃至15KVの電圧が印加されて、電荷がプリチャージされる。電極202-1乃至202-12と電極361-1乃至361-12との間にプリチャージとして電圧を印加すると、フィルム201とフィルム204との間、特に、誘電部材203の穴221-1乃至221-12に電荷が蓄積される。電荷をプリチャージすると、触覚生成パッド351は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
触覚生成パッド351は、電極202-1と電極361-1との間乃至電極202-12と電極361-12との間の全部またはいずれかに、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、皮膚101に触覚を誘起させることができる。触覚生成パッド351は、正弦波、三角波または方形波などの波形に応じた振動を生成する。
触覚生成パッド351は、樹脂やシリコンゴムが主体材料のため、容易に変形でき、皮膚101にフィットして、触覚を提示できる。
穴221-1乃至221-12の面積と、誘電部材203の全体の面積との比率が、10%乃至40%の場合、触覚生成パッド351は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
以下、電極361-1乃至361-12を個々に区別する必要がない場合、単に電極361と称する。
次に、触覚生成パッド群21を構成する触覚生成パッド401の構成の詳細の例について説明する。触覚生成パッド401は、触覚生成パッド群21において、触覚生成パッド73と同様に用いられる。図10は、触覚生成パッド401の断面を示す断面図である。図10において、図6に示す部分と同様の部分には、同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
触覚生成パッド401は、フィルム201、電極202-1乃至202-12、誘電部材203、フィルム204、電極205並びにスプリング411-1および411-2を含み構成される。触覚生成パッド411の厚さは、0.2mm以上0.5mm未満である。スプリング411-1および411-2は、断面をU字にばね材で形成されている。スプリング411-1は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の図10中の左側の端部を10mN乃至0.5Nの力で挟んで押圧する。スプリング411-2は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の図10中の右側の端部を、図10中のFで示される向きに、10mN乃至0.5Nの力で挟んで押圧する。スプリング411-1およびスプリング411-2が、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の対向する端部を挟むと、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の全体に均一に予圧を加えることができる。
このように、スプリング411-1およびスプリング411-2は、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の端部を挟んで押圧する。このようにすることで、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
なお、スプリング411-1およびスプリング411-2は、金属材料または樹脂により成形することができる。また、スプリング411-1およびスプリング411-2が、フィルム201、誘電部材203およびフィルム204の対向する端部を挟むと説明したが、これに限らず、ボルトおよびナットなどのネジやクリップなどの挟んで押圧できる構成を採用することができる。
触覚生成パッド401には、使用前に、100V乃至15KVの電圧が印加されて、電荷がプリチャージされる。電極202-1乃至202-12と電極205との間にプリチャージとして電圧を印加すると、フィルム201とフィルム204との間、特に、誘電部材203の穴221-1乃至221-12に電荷が蓄積される。電荷をプリチャージすると、触覚生成パッド401は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
触覚生成パッド401は、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかと電極205との間に、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、皮膚101に触覚を誘起させることができる。触覚生成パッド401は、正弦波、三角波または方形波などの波形に応じた振動を生成する。
触覚生成パッド401は、樹脂やシリコンゴムが主体材料のため、容易に変形でき、皮膚101にフィットして、触覚を提示できる。
穴221-1乃至221-12の面積と、誘電部材203の全体の面積との比率が、10%乃至40%の場合、触覚生成パッド401は、より小さい電圧で、より大きく屈曲するようになる。
次に、指腹部に装着するデバイスとしての触覚生成パッド73の使用例について説明する。図11は、指腹部に装着された触覚生成パッド73の状態を示す図である。触覚生成パッド73は、電極202-1乃至202-12側の面が指501の指腹部の皮膚101に接するように、固定バンド511で指501に装着される。
例えば、指腹部に装着するデバイスとしての触覚生成パッド73は、指501のサイズとほぼ同じサイズとされ、その厚さは、0.2mm以上0.5mm未満とされる。触覚生成パッド73は、薄型でフレキシブルであるため、指501の形にフィットする。
触覚生成パッド73は、電極202-1乃至202-12のうちの全部またはいずれかと電極205との間に、正弦波、三角波または方形波の30Hz乃至500Hzの交流電圧を印加すると、1.5mmから3mmの大きさの個別の領域で個別に振動を生成して、指501の指腹部の皮膚101に触覚を誘起させることができる。
このように、触覚生成パッド73は、単独でも、皮膚刺激デバイスとして用いることができる。
なお、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311を成形する材料に、グラフェン、チタン酸バリウム、カリウム、酸化亜鉛、MXene、Zn2TTFTB and Cd2TTBFT、Ni3(2,3,6,7,10,11-hexaiminotriphenylene)2 [Ni3(HITP)2]、Zr-UiO-66、ZIF-67などのMOF(Metal Organic Frameworks)材などの蓄電剤を0.1重量%乃至30重量%程度付加して、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311の電荷の蓄積を補助することができる。
また、穴221、穴271または穴321に、0.5体積%乃至50体積%のグラフェン、チタン酸バリウム、カリウム、酸化亜鉛、MXeneまたはMOF材を入れて電荷の蓄積を補助することができる。
なお、MXene、Zn2TTFTB and Cd2TTBFT、Ni3(2,3,6,7,10,11-hexaiminotriphenylene)2 [Ni3(HITP)2]、Zr-UiO-66、ZIF-67などのMOF材などの蓄電剤を誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311に混ぜる場合や、穴221、穴271または穴321に入れる場合は、触覚生成パッド73、触覚生成パッド251、触覚生成パッド301、触覚生成パッド351または触覚生成パッド401に、あらかじめ、電荷をチャージしなくても、使用することができる。
また、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311を成形する場合、発泡剤を0.1重量%乃至5重量%混ぜて、内部に気泡を作成して、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311のそれぞれに、穴221、穴271または穴321のそれぞれを形成させることができる。
なお、薄い板ガラスにカリウムをドープして、電荷をチャージして、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311と、フィルム201およびフィルム204に挟むようにしてもよい。なお、0.01mm乃至0.05mmのシリカビーズにカリウムをドープし、それをシリコンゴムに混ぜ、電荷をチャージして、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311を形成するようにしてもよい。
また、増幅器35は、所定の周期でオンまたはオフし、オフしている期間において、おおよそ0Vとなり、オンしている期間において、所定の電圧の振幅で所定の周波数の正弦波となるバースト信号状の電圧を触覚生成パッド群21に供給することができる。増幅器35から供給されるバースト信号状の電圧のオンまたはオフする周波数は、30Hz乃至300Hzとされる。言い換えれば、増幅器35から供給されるバースト信号状の電圧のオンまたはオフする周期は、3m秒乃至30m秒とされる。
なお、穴221、穴271または穴321は、円形断面の柱状に形成されていると説明したが、これに限らず、楕円柱状、長円柱状、三角柱状または四角柱状などの多角柱状などいずれの形状であってもよく、誘電部材203、誘電部材261または誘電部材311の厚さ方向で断面の形状が変化するものであってもよい。
このように、より薄く柔軟にして、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうち、所望の部位に、触覚を引き起こす刺激を加えることができる。また、ウェアラブルデバイスで、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうち、所望の部位に、触覚を引き起こす刺激を加えることができる。
例えば、振動、衝撃感覚、力の圧力、エッジやバンプ形状などのオブジェクトの形状や振動パターンを知覚させる刺激を生成することができる。
このように、触覚生成パッド群21は、1つまたは複数の触覚生成パッド73、触覚生成パッド251、触覚生成パッド301、触覚生成パッド351または触覚生成パッド401を使用し、触覚生成パッド73、触覚生成パッド251、触覚生成パッド301、触覚生成パッド351または触覚生成パッド401のそれぞれは、圧電フィルムまたはフッ素系フィルムおよびシリコンゴムなどから構成され、圧電フィルムまたはフッ素系フィルムには、触覚提示を行うための、所定のパターンの電極が形成されており、それぞれの電極から、独立に触覚を生成する。触覚生成パッド73、触覚生成パッド251、触覚生成パッド301、触覚生成パッド351または触覚生成パッド401においては、圧電性も持たせるために、圧電フィルムまたはフッ素系フィルム間に電圧をチャージして、静電気を保持させて、そこに、バイアス周波数の電圧を付加して振動を誘起させる。
以上のように、触覚生成パッド73は、皮膚101に刺激を加える皮膚101刺激デバイスである。フィルム201は、電圧が印加されると屈曲する。電極202は、フィルム201の一方の面に、膜状に複数設けられている。複数の電極202のそれぞれは、所定の間隔だけ互いに離れて設けられている。フィルム204は、電圧が印加されると屈曲する。電極205は、フィルム204の一方の面に膜状に設けられている。誘電部材203は、穴が形成されている薄板状に誘電性を有するゴムにより成形されている。誘電部材203は、所定の面である第1の面にフィルム201の他方の面が貼られ、第1の面に対向する第2の面にフィルム204の他方の面が貼られている。触覚生成パッド73は、電極202のいずれかまたは全部と電極205との間に交流の駆動電圧を印加すると電圧が印加された電極202と電極205とに挟まれた部分が振動する。
このようにすることで、より薄く柔軟にして、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうち、所望の部位に、触覚を引き起こす刺激を加えることができる。
フィルム201の一方の面に設けられている複数の電極202の間隔を、人間の皮膚101の2点識別しきい値未満とすることができる。
誘電部材203に、所定の電圧を印加して、電荷をプリチャージすることができる。
誘電部材203に形成されている穴を、第1の面から第2の面に貫通させることができる。
複数の電極202のいずれかと電極205を、フィルム201およびフィルム204を挟んで、誘電部材203の部分のうち、穴が形成されている部分を挟むように配置することができる。
誘電部材203に形成されている穴の第1の面における断面の形状を、膜状の電極202の面の形状と同様とすることができる。
電極202を、フィルム201を挟んで、誘電部材203に形成されている穴の断面であって、第1の面における断面上に配置することができる。
複数の電極202のいずれかと電極205を、フィルム201およびフィルム204を挟んで、誘電部材311の部分のうち、穴が形成されている部分から外れた部分を挟むように配置することができる。
フィルム201、フィルム204および誘電部材203の端部を挟んで押圧するスプリング411-1およびスプリング411-2をさらに設けることができる。
電極361を、複数設け、複数の電極361のそれぞれを、複数の電極202のそれぞれに対向する位置に設けることができる。
誘電部材203に形成されている穴に、電荷の蓄積を補助する帯電剤を入れておくことができる。
皮膚101に接して刺激として振動を伝達する場合、フィルム201、電極202、フィルム204、電極205および誘電部材203を変位させて皮膚101に押し付けるエアアクチュエータ72をさらに設けることができる。
このようにすることで、より薄く柔軟にして、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうち、所望の部位に、触覚および圧覚を引き起こす刺激を加えることができる。
エアアクチュエータ72を、気体または液体の圧力により、フィルム201、電極202、フィルム204、電極205および誘電部材203を変位させて皮膚101に押し付けさせることができる。
押し付け手段としてのカム122により、フィルム201、電極202、フィルム204、電極205および誘電部材203を変位させて皮膚101に押し付けさせることができる。
押し付け手段として、プーリ153を介してワイヤ152で引っ張ることにより、フィルム201、電極202、フィルム204、電極205および誘電部材203を変位させて皮膚101に押し付けさせることができる。
電圧が印加されると屈曲するフィルム201と、フィルム201の一方の面に、所定の間隔だけ互いに離れて設けられている膜状の複数の電極202と、電圧が印加されると屈曲するフィルム204と、フィルム204の一方の面に設けられている膜状の電極205と、穴が形成されている薄板状に誘電性を有するゴムにより成形されていて、所定の面である第1の面にフィルム201の他方の面が貼られ、第1の面に対向する第2の面にフィルム204の他方の面が貼られている誘電部材203とを含み、電極202のいずれかまたは全部と電極205との間に交流の駆動電圧を印加すると電圧が印加された電極202と電極205とに挟まれた部分が振動する触覚生成パッド73の電極202のいずれかまたは全部と電極205との間に30Hz乃至500Hzの周波数の交流の電圧を印加して振動させて駆動することができる。
このようにすることで、より薄く柔軟にして、所望の時刻に、所望の期間だけ、皮膚の部位のうち、所望の部位に、触覚を引き起こす刺激を加えることができる。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。