JP7074921B1 - 水性記録液セット、及び、印刷物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂粒子(A1)と、カルシウムイオンと、ヒドロキシカルボン酸イオンを含む複数のカルボン酸イオンと、水とを含み、前記樹脂粒子(A1)の量と前記カルシウムイオンのミリモル量との比を規定した前処理液、及び、顔料と、複数の水溶性有機溶剤(B2)と、水とを含む、第1の水性インクジェットインキを含む、水性記録液セットであって、前記複数のカルボン酸イオンと水素イオンからなるカルボン酸の混合SP値と、前記複数の水溶性有機溶剤(B2)の混合SP値との差が-1.0~1.0である、水性記録液セット。前記水性記録液セットは、更に、顔料と、特定のSP値条件を満たす複数の水溶性有機溶剤(B3)とを含む、第2の水性インクジェットインキを含むことができる。
【選択図】なし
Description
上記前処理液が、樹脂粒子(A1)と、カルシウムイオンと、複数のカルボン酸イオンと、水とを含み、
上記複数のカルボン酸イオンの1種以上が、ヒドロキシカルボン酸イオンであり、
上記前処理液100g中に含まれる上記樹脂粒子(A1)の量をR(g)、上記前処理液100g中に含まれる上記カルシウムイオンのミリモル量をCA(mmol)としたとき、Rの値とCの値との比(R/CA)が0.11~0.50であり、
上記第1の水性インクジェットインキが、顔料と、複数の水溶性有機溶剤(B2)と、水とを含み、
上記複数のカルボン酸イオンと水素イオンからなるカルボン酸の混合SP値をSPT、上記複数の水溶性有機溶剤(B2)の混合SP値をSPB2としたとき、SPTとSPB2との差(SPT-SPB2)が-1.0~1.0である、水性記録液セットに関する。
上記第2の水性インクジェットインキが、顔料と、複数の水溶性有機溶剤(B3)と、水とを含み、
上記複数の水溶性有機溶剤(B3)の混合SP値をSPB3としたとき、SPTとSPB3との差(SPT-SPB3)が-0.7~1.5であり、かつ、SPB2とSPB3との差(SPB2-SPB3)が0.3以上である、上記水性記録液セットに関する。
記録媒体上に上記前処理液を付与する工程1と、
上記前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように、上記工程1で得られた、前処理液が付与された記録媒体上に、上記第1の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程2と、
上記工程2で得られた、第1の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥する工程3とを、この順で有する、印刷物の製造方法に関する。
記録媒体上に上記前処理液を付与する工程1と、
上記前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように、上記工程1で得られた、前処理液が付与された記録媒体上に、上記第1の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程2と、
上記第1の水性インクジェットインキが印刷された部分に少なくとも一部が重なるように、上記工程2で得られた、第1の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体上に、上記第2の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程3と、
上記工程3で得られた、第2の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥する工程4とを、この順で有する、印刷物の製造方法に関する。
(SP値)=(ΣEcoh/ΣV)1/2 式1
本発明の前処理液は、樹脂粒子(A1)を含む。なお、本発明における「樹脂粒子」とは、後述する方法によって測定される50%径が5~1,000nmである水不溶性樹脂を表す。また本発明における「水不溶性樹脂」とは、対象となる樹脂の、25℃・1質量%水溶液が、肉眼で見て透明でないものを表す。
本発明の前処理液は、カルシウムイオンを含む。当該カルシウムイオンは、凝集/増粘作用成分として機能する。なお、本発明における「カルシウムイオン」には、前処理液に相溶しているカルシウム分が含まれるが、当該前処理液からの沈殿物中に含まれるカルシウム分は含まれないものとする。
詳細は後述するが、このとき、経時での密着性、画像品質、及びラミネート適性に優れた印刷物が得られる点、並びに、沈殿物が生じることのない、保存安定性に優れた前処理液が得られる点から、20℃の水100gに対する溶解度が1~70gであるカルシウム塩が形成される対アニオンを選択することが好ましい。なお上記の溶解度は、カルシウム塩無水物における値を使用するものとする。また、本発明で好適に使用できる対アニオンの具体例は、後述する通りである。
本発明の前処理液は、複数のカルボン酸イオンを含み、かつ、それらのうちの1種以上がヒドロキシカルボン酸イオンである。
上述したように、少なくとも1種以上のヒドロキシカルボン酸を含む、2種以上のカルボン酸イオンを使用することで、カルシウムイオンが存在する前処理液中においても、樹脂粒子(A)の分散状態を維持することが可能となり、前処理液の保存安定性が向上する。また、ヒドロキシル基の存在により、水溶性有機溶剤及び水を含む水性インクジェットインキとの親和性が高まり、更に、当該水性インクジェットインキへのカルシウムイオンの放出が起きやすくなることで、画像品質が向上すると考えられる。加えて、異種イオン効果に類似した効果により、カルシウムイオン存在下における各カルボン酸イオンの溶解度が向上し、前処理液中へのカルシウムイオン及びカルボン酸イオンの添加量を増加させることができ、結果として画像品質の一層の向上が実現できる。
本発明の前処理液には、カルシウムイオンの対アニオン、その他多価金属イオン(詳細は後述する)の対アニオン、pH調整剤等として、カルボン酸イオン以外のイオン(非カルボン酸イオン)が含まれていてもよい。
非カルボン酸イオンとして、ホスホン酸イオン、リン酸イオン、亜リン酸イオン、ホスホン酸イオン、ホスフィン酸イオン等の有機酸イオン;並びに、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオン、等の無機イオンが挙げられる。これらの中でも、上述した観点から、20℃の水100gに対する溶解度が1~70gであるカルシウム塩が形成される非カルボン酸イオンを選択することが好ましい。具体的には、リン酸二水素イオン(2g)、グリセロリン酸イオン(5g)、炭酸水素イオン(17g)、ヨウ化物イオン(67g)等が挙げられる。
本発明の前処理液は、カルシウムイオン以外の凝集/増粘作用成分(以下「その他凝集/増粘作用成分」ともいう)を含んでもよい。その他凝集/増粘作用成分の具体例として、カルシウムイオン以外の多価金属イオン(以下「その他多価金属イオン」ともいう)、及び、水溶性カチオン性ポリマーが挙げられる。
前処理液がその他多価金属イオンを含む場合、当該その他多価金属イオンが2価の金属イオンであることが好ましい。2価の金属イオンは、水性インクジェットインキが接触すると速やかに放出され、優れた凝集/増粘作用を示す。また3価以上の金属イオンと比較して、凝集及び/または増粘の速度が大きすぎることがなく、記録媒体上での水性インクジェットインキの濡れ広がりを適度に抑制することができるため、画像品質に優れた印刷物が得られる。
本発明の前処理液において好適に使用できる2価の金属イオンとして、マグネシウムイオン、亜鉛(II)イオン、鉄(II)イオンが挙げられる。またこれらの中でも、接触した水性インクジェットインキ中への放出が速く、また凝集及び/または増粘の速度が大きすぎないために、画像品質に特段に優れた印刷物が得られる点から、マグネシウムイオンが特に好ましく使用できる。
前処理液が水溶性カチオン性ポリマーを含む場合、ジアリルアミン構造単位、ジアリルアンモニウム構造単位、及び、エピハロヒドリン構造単位からなる群から選択される1種類以上の構造単位を含むポリマーを用いることが好ましい。これらのポリマーを含む前処理液を使用することで、印刷物の密着性及びラミネート適性が向上する。
本発明の前処理液は、更に水溶性有機溶剤(B1)を含んでもよい。水溶性有機溶剤(B1)を併用することで、ヒドロキシカルボン酸イオンの親和性が向上し、前処理液層全体に当該ヒドロキシカルボン酸イオンを均一に存在させることができるため、樹脂粒子(A1)の分散状態の安定化、及び、水性インクジェットインキとの親和性の向上が実現でき、結果として、前処理液の保存安定性及び印刷物の画像品質が向上する。更に、前処理液の濡れ広がり性及び乾燥性の調整が可能となるため、記録媒体上での均一付与及び生産性、並びに、印刷物の密着性及び画像品質の向上が容易になる。
なお、本発明における「水溶性有機溶剤」とは、25℃で液体であり、かつ、25℃の水に対する溶解度が1質量%以上である有機化合物を表す。
なお、水溶性有機溶剤(B1)の静的表面張力は、25℃の環境下においてウィルヘルミー法によって測定された値である。具体的には、例えば協和界面科学社製「DY-300」を使用し、25℃環境下で白金プレートを用いて測定することができる。
本発明の前処理液は、記録媒体上に安定かつ均一に付与するため、界面活性剤(C1)が含まれていてもよい。使用できる界面活性剤(C1)の種類についての制限はなく、従来既知のものを任意に使用することができる。中でも、記録媒体上への安定かつ均一付与性を高め、密着性、画像品質、及びラミネート適性に優れた印刷物が得られる観点から、アセチレンジオール系界面活性剤を使用することがより好適である。
本発明の前処理液に含まれる水の含有量は、前処理液全量に対して50~95質量%であることが好ましく、60~92.5質量%であることがより好ましく、70~90質量%であることが更に好ましい。水は、樹脂粒子(A1)、カルシウムイオン、カルボン酸イオン等の、本発明の前処理液に必須である材料の相互溶解性を高めることができ、当該前処理液の保存安定性を向上させるためには欠かせない材料である。
本発明の前処理液は、上述した材料の他、必要に応じてpH調整剤、着色剤、粘度調整剤、防腐剤等の材料を添加してもよい。
例えば、本発明の前処理液は、当該前処理液の付与に使用される装置(前処理液付与装置)に含まれる部材へのダメージの低減、及び、経時でのpH変動の抑制による前処理液の保存安定性の向上の観点で、pH調整剤を含んでもよい。当該pH調整剤として使用できる材料に制限はなく、また1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
そのほかにも、前処理液を塩基性化させる場合には、ジメチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン等のアルカノールアミン;アンモニア水;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等を使用することができる。また、酸性化させる場合には、塩酸、硫酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸を使用することができる。
本発明の前処理液は、顔料及び染料等の着色剤を実質的に含まないことが好ましい。着色剤を含まず、実質的に透明な前処理液を用いることで、記録媒体特有の色味や透明感を活かした印刷物を得ることができる。なお、本発明において「実質的に含まない」とは、本発明の効果の発現を妨げる程度まで、当該材料を意図的に添加することを認めないことを表すものであり、例えば、不純物や副生成物の意図せぬ混入まで排除するものではない。具体的には、前処理液全量に対し、当該材料を2.0質量%以上含まないことであり、好ましくは1.0質量%以上含まないことであり、より好ましくは0.5質量%以上含まないことであり、特に好ましくは0.1質量%以上含まないことである。
本発明の前処理液は、25℃における粘度が5~200mPa・sであることが好ましく、5~180mPa・sであることがより好ましく、8~160mPa・sであることが更に好ましく、10~150mPa・sであることが特に好ましい。上記粘度範囲を満たす前処理液は、非浸透性基材に対してムラなく塗工できるため、画像品質、密着性、及びラミネート適性に優れた印刷物となる。なお前処理液の粘度は、処理液の粘度に応じて、例えばE型粘度計(東機産業社製TVE25L型粘度計)またはB型粘度計(東機産業社製TVB10形粘度計)を用いて測定できる。
上述した成分からなる本発明の前処理液は、例えば、樹脂粒子(A1)、ヒドロキシカルボン酸カルシウム塩、並びに、必要に応じて、水溶性有機溶剤(B1)、界面活性剤(C1)、pH調整剤等、上述した材料を混合したのち、必要に応じて濾過することで製造される。ただし、前処理液の製造方法は上記の方法に限定されるものではない。例えば着色剤として白色顔料を使用する場合、あらかじめ、当該白色顔料と水とを含む白色顔料分散液を作製したのち、樹脂粒子(A1)、及び、ヒドロキシカルボン酸カルシウム塩と混合してもよい。
なお、上記材料の混合順序は任意でよく、例えば、後述する実施例に記載した順序であってよい。また、撹拌及び混合する際は、必要に応じて混合物を40~100℃の範囲で加熱してもよい。その際、樹脂粒子(A1)の最低造膜温度(MFT)以下の温度で加熱することが好ましい。
本発明の第1の水性インクジェットインキは、複数の水溶性有機溶剤(B2)を含む。そして、当該第1の水性インクジェットインキと併用される前処理液に含まれる、複数のカルボン酸イオンと水素イオンからなるカルボン酸の混合SP値をSPTとし、上記複数の水溶性有機溶剤(B2)の混合SP値をSPB2としたとき、上記SPTと上記SPB2との差(SPT-SPB2)が-1.0~1.0である。上述したように、上記複数のカルボン酸イオン、及び、上記複数の水溶性有機溶剤(B2)の混合SP値が近いため、カルボン酸イオン、当該カルボン酸イオンと近接して存在するカルシウムイオン、及び、第1の水性インクジェットインキとが、互いに相溶化または混和しやすい。その結果、カルシウムイオンが速やかに第1の水性インクジェットインキ中に放出及び拡散し、画像品質に優れた印刷物を得ることが可能となる。また、複数の水溶性有機溶剤(B2)を使用することで、印刷物の画像品質、及び、水性インクジェットインキの吐出安定性の向上が容易になるとともに、処理液層上での第1の水性インクジェットインキの濡れ広がり性が向上することで、画像品質に特段に優れた印刷物を得ることができる。
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ-2-エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソブチルエーテル、プロピレングリコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、1,2-ブチレングリコールモノメチルエーテル、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール等のグリコールモノアルキルエーテル系溶剤;並びに、
モノヒドロキシアセトン、ジアセトンアルコール等のヒドロキシケトン系溶剤が挙げられる。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール#200、ポリエチレングリコール#400、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジブチレングリコール等のポリアルキレングリコール系溶剤が挙げられる。
N,N-ジメチル-β-メトキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-エトキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-ブトキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-ペントキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-ヘキソキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-ヘプトキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-2-エチルヘキソキシプロピオンアミド、N,N-ジメチル-β-オクトキシプロピオンアミド、N,N-ジエチル-β-ブトキシプロピオンアミド、N,N-ジエチル-β-ペントキシプロピオンアミド、N,N-ジエチル-β-ヘキソキシプロピオンアミド、N,N-ジエチル-β-ヘプトキシプロピオンアミド、N,N-ジエチル-β-オクトキシプロピオンアミド等の鎖状含窒素溶剤;並びに、
2-ピロリドン、N-メチルピロリドン、N-エチルピロリドン、γ-ブチロラクトン、δ-バレロラクトン、ε-カプロラクトン、γ-ブチロラクタム、δ-バレロラクタム、ε-カプロラクタム、3-メチル-2-オキサゾリジノン、3-エチル-2-オキサゾリジノン等の複素環式溶剤が挙げられる。
また特に、ジオール系溶剤と、グリコールモノアルキルエーテル系溶剤との併用は、水性インクジェットインキの表面張力及び乾燥性、並びに、水溶性有機溶剤の混合SP値を容易に調整することが可能となり、印刷物の密着性、画像品質、及び、ラミネート適性の全てを特段に向上させることが可能となるため、特に好適である。
エチレングリコールモノエチルエーテル(11.5)、エチレングリコールモノプロピルエーテル(11.1)、エチレングリコールモノブチルエーテル(10.8)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(11.2)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(10.9)、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル(10.7)、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル(10.6)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(10.5)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(10.8)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(10.6)、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル(10.6)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(11.3)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(10.9)、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(10.7)、1,2-ブチレングリコールモノメチルエーテル(10.9)、3-メトキシブタノール(10.9)が挙げられる。ただし、()内の数値はSP値である。
本発明の第1の水性インクジェットインキは、表面張力を調整し画像品質を向上させる目的で、界面活性剤(C2)を含むことが好ましい。その際、上記第1の水性インクジェットインキと併用される前処理液が界面活性剤(C1)を含む場合、前処理液層と水性インクジェットインキとの相溶性及び親和性を向上させ、画像品質、密着性、及び、ラミネート適性の全てに優れた印刷物が得られる観点から、上記界面活性剤(C1)の(混合)SP値をSPC1、界面活性剤(C2)の(混合)SP値をSPC2としたとき、SPC1-SPC2が-1.5~1.5であることが好ましく、-1.3~1.3であることが特に好ましい。
また、前処理液層との親和性の観点から、前処理液中の界面活性剤(C1)と同種の界面活性剤を使用することも好適である。例えば、界面活性剤(C1)がアセチレンジオール系界面活性剤を含む場合、界面活性剤(C2)及び界面活性剤(C3)もまた、アセチレンジオール系界面活性剤を含むことが好ましい。
耐ブロッキング性、耐水性、耐光性、耐候性等を有する観点から、本発明の水性インクジェットインキは顔料を含む。顔料として、従来既知の有機顔料及び/または無機顔料が任意に使用できる。また、1種の顔料のみを使用してもよいし、例えば色相及び発色性の調整のため、2種以上の顔料を併用してもよい。更に、着色力の向上等を目的として、顔料と、従来既知の染料とを併用してもよい。
上述した顔料を、当該各インキ中で安定的に分散保持する方法として、(1)顔料表面の少なくとも一部を顔料分散樹脂によって被覆する方法、(2)水溶性及び/または水分散性の界面活性剤を顔料表面に吸着させる方法、(3)顔料表面に親水性官能基を化学的・物理的に導入し、顔料分散樹脂や界面活性剤なしでインキ中に分散する方法(自己分散顔料)等を挙げることができる。
本発明の水性インクジェットインキは、バインダー樹脂を含むことが好ましい。バインダー樹脂の形態は、水溶性樹脂及び樹脂粒子のどちらであってもよく、水性インクジェットインキや印刷物に要求される特性に応じて、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。例えば樹脂粒子は、水性インクジェットインキの粘度を低くすることができ、より多量の樹脂を配合できることから、印刷物の密着性、ラミネート適性、耐擦過性、耐水性等を高めるのに適している。また、バインダー樹脂として水溶性樹脂を使用した水性インクジェットインキは、吐出安定性、及び、本発明の前処理液と組み合わせた際の印刷物の画像品質に優れる。
本発明の水性インクジェットインキに含まれる水の含有量は、水性インクジェットインキ全量に対して45~80質量%であることが好ましく、50~75質量%であることがより好ましく、55~70質量%であることが更に好ましい。
本発明の水性インクジェットインキは、上述した材料の他、必要に応じてpH調整剤、粘度調整剤、防腐剤等の材料を添加してもよい。なお、本発明の水性インクジェットインキに使用できるpH調整剤の具体例及び好適な配合量は、上述した前処理液の場合と同様である。
本発明の水性インクジェットインキは、それぞれ、25℃における粘度を3~20mPa・sに調整することが好ましい。この粘度領域であれば、4~10KHzの周波数を有するヘッドだけではなく、10~70KHzの高周波数のヘッドにおいても、安定した吐出特性を示す。特に、25℃における粘度を4~10mPa・sとすることで、600dpi以上の設計解像度を有するインクジェットヘッドに対して用いても、安定的に吐出させることができる。なお、上記粘度はE型粘度計(東機産業社製TVE25L型粘度計)を用い、水性インクジェットインキ1mlを使用して測定することができる。
上述した成分を含む、本発明の水性インクジェットインキは、例えば、以下のプロセスを経て製造される。ただし、水性インクジェットインキの製造方法は以下に限定されるものではない。
着色剤として顔料を使用し、顔料分散樹脂として水溶性樹脂を用いる場合、前記水溶性樹脂と水と、必要に応じて水溶性有機溶剤とを混合・撹拌し、顔料分散樹脂混合液を作製する。この顔料分散樹脂混合液に、顔料を添加し、混合及び撹拌(プレミキシング)した後、分散機を用いて分散処理を行う。その後、必要に応じて遠心分離、濾過、固形分濃度の調整等を行い、顔料分散液を得る。
次いで、上記顔料分散液に、水溶性有機溶剤、水、及び必要に応じてその他水溶性有機溶剤、界面活性剤、バインダー樹脂、pH調整剤、その他材料を加え、撹拌及び混合する。なお、必要に応じて前記混合物を40~100℃の範囲で加熱しながら、撹拌及び混合してもよい。
上記混合物に含まれる粗大粒子を、濾過分離、遠心分離等の手法により除去し、水性インクジェットインキとする。濾過分離の方法としては、既知の方法を適宜用いることができる。またフィルター開孔径は、粗大粒子、ダスト等が除去できるものであれば、特に制限されないが、好ましくは0.3~5μm、より好ましくは0.5~3μmである。また濾過を行う際は、フィルターは単独種を用いても、複数種を併用してもよい。
本発明の水性記録液セットを使用して印刷物を製造する方法として、記録媒体上に前処理液を付与する工程1と、当該前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように、上記工程1で得られた、前記前処理液が付与された記録媒体上に、第1の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程2と、上記工程2で得られた、上記第1の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥する工程3とを含む方法(以下、「第1の製造方法」ともいう)が好ましく用いられる。なお上記の工程は、この順番に実施することが好ましい。
第1の製造方法における工程1、及び、第2の製造方法における工程1において、本発明の前処理液が記録媒体に付与される。その付与方法は、インクジェット印刷方法のように記録媒体に対して非接触で印刷する方式であってもよいし、記録媒体に対し前処理液を当接させて塗工する方式であってもよい。なお、前処理液の付与方法として、前処理液を当接させる塗工方法を選択する場合、グラビアコーター、ドクターコーター、バーコーター、ブレードコーター、フレキソコーター、ロールコーター等が好適に使用できる。中でも、プラスチックフィルム等の非浸透性基材に対して容易に付与できること、付与量の調整が容易であり密着性、画像品質、ラミネート適性のバランスをとりやすいことから、グラビアコーターまたはフレキソコーターが特に好適である。
第1の製造方法における工程1の後かつ工程2の前、及び、第2の製造方法における工程1の後で工程2の前において、記録媒体上の前処理液を乾燥させてもよい。乾燥の程度は任意に設定することが可能であり、前処理液を完全に乾燥させたのち水性インクジェットインキを印刷してもよいし、記録媒体上の前処理液が完全に乾燥する前に、水性インクジェットインキを印刷してもよい。
第1の製造方法における工程2、並びに、第2の製造方法における工程2及び工程3において、本発明の水性インクジェットインキが記録媒体に印刷される。第1の水性インクジェットインキは、前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように印刷されることが好ましく、上述した本発明の効果が好適に発現する観点から、前処理液が付与された部分のみに、当該前処理液に重なるように印刷されることがより好ましい。一方、第2の水性インクジェットインキは、第1の水性インクジェットインキが印刷された部分に少なくとも一部が重なるように印刷されることが好ましい。また、第1の水性インクジェットインキが印刷されていない部分に第2の水性インクジェットインキを印刷する場合、少なくとも前処理液が付与された部分に、当該前処理液に重なるように第2の水性インクジェットインキを印刷することが好ましい。
第1の製造方法における工程3、及び、第2の製造方法における工程4において、水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥させる。なお、使用できる乾燥方法の具体例は、上述した前処理液の場合と同様である。
本発明の効果を好適に発現させる観点から、本発明の記録液セットを印刷する際、完全に乾燥させた後の前処理液層の質量に対する、水性インクジェットインキの印刷量を、3~120とすることが好ましく、5~100とすることがより好ましく、7~85とすることが特に好ましい。
本発明の記録液セットは、従来既知の記録媒体に対して好適に印刷することが可能であるが、密着性及びラミネート適性に優れた印刷物が得られることから、記録媒体として非浸透性基材を使用することが好適である。本発明における「非浸透性基材」とは、記録媒体内部に水が浸透及び吸収しない記録媒体を表す。なお、内部に空隙が存在する記録媒体であっても、当該空隙に水が浸入することがない(例えば、記録媒体表面がコーティングされている場合等)ものは、本発明における非浸透性基材に該当する。
本発明の記録液セットを用いて作製した印刷物は、必要に応じて、印刷面をコーティング処理することができる。コーティング処理の具体例として、コーティング用組成物の印刷、並びに、ドライラミネート法、無溶剤ラミネート法、押出しラミネート法等によるラミネート加工等が挙げられ、いずれかを選択してもよいし、複数を組み合わせてもよい。
(ブラック顔料分散液の製造)
カーボンブラック(オリオンエンジニアドカーボンズ社製「PrinteX85」)を15部と、スチレン-アクリル樹脂(全ての酸基がジメチルアミノエタノールで中和された、スチレン/アクリル酸/ベヘニルアクリレート=45/30/25(質量比)のランダム重合体、酸価230mgKOH/g、重量平均分子量20,000)を3部と、水を82部とを、撹拌機を備えた混合容器中に投入し、1時間プレミキシングを行った。その後、直径0.5mmのジルコニアビーズ1800gを充填したシンマルエンタープライゼス社製「ダイノーミル」(容積0.6L)を用いて、カーボンブラックの50%径が約100nmになるまで循環分散を行い、ブラック顔料分散液を製造した。なお上記50%径は、上述した樹脂粒子(A1)の50%径と同様の装置及び方法により測定した値である。
顔料として、以下に示す顔料を使用し、それぞれ以下に示す50%径になるまで循環分散を実施した以外は、上記ブラック顔料分散液と同様の原料及び方法により、シアン顔料分散液、マゼンタ顔料分散液、イエロー顔料分散液を製造した。
・シアン顔料分散液:トーヨーカラー社製LIONOL BLUE 7358G(C.I.ピグメントブルー15:3)、50%径=150nm
・マゼンタ顔料分散液:東京色材工業社製トーシキレッド150TR(C.I.ピグメントレッド150)、50%径=200nm
・イエロー顔料分散液:トーヨーカラー社製LIONOL YELLOW TT1405G(C.I.ピグメントイエロー14)、50%径=150nm
酸化チタン(石原産業社製「タイペークCR-50」)を50部と、スチレン-マレイン酸樹脂の水性化溶液(ビックケミージャパン社製「BYK-190」、固形分40%、酸価10mgKOH/g)を12.5部と、水を37.5部とを、撹拌機を備えた混合容器中に投入し、1時間プレミキシングを行った。その後、直径0.5mmのジルコニアビーズ1800gを充填したシンマルエンタープライゼス社製「ダイノーミル」(容積0.6L)を用いて、酸化チタンの50%径が約270nmになるまで循環分散を行い、ホワイト顔料分散液1を製造した。
((メタ)アクリル樹脂P1~P6の製造)
イオン交換水を124部と、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王社性「ラテムルE-150」)を1.2部とを、ガス導入管、温度計、コンデンサー、撹拌機を備えた反応容器中に投入した。一方、ブチルアクリレートを39.8部と、メチルメタクリレートを60部と、アクリル酸を0.2部と、イオン交換水を64部と、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王社性「ラテムルE-150」)を0.8部とを、撹拌機を備えた別の混合容器中に投入し、よく撹拌混合して乳化液を作製した。
・AA:アクリル酸
・MAA:メタクリル酸
・BA:ブチルアクリレート
・2HEA:2-エチルヘキシルアクリレート
・MMA:メチルメタクリレート
・BMA:ブチルメタクリレート
あらかじめ減圧脱水したポリエステルポリオール(豊国製油社製「HS2H-201AP」)を70.2部と、ジメチロールプロピオン酸を3.3部と、メチルエチルケトンを59.9部と、m-テトラメチルキシリレンジイソシアネートを21.4部とを、ガス導入管、温度計、コンデンサー、撹拌機を備えた反応容器に仕込み、内部を十分に窒素置換した。次いで、反応容器の内温を80℃まで昇温したのち、4時間反応させた。その後、反応容器の内温を40℃まで冷却し、更にメチルエチルケトンを20部加えて希釈したのち、ジメチルアミノエタノール2.2部を加えて中和することで、末端イソシアネート基ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。
ウレタン(ウレア)樹脂粒子の水性化溶液である、第一工業製薬社製「スーパーフレックス460S」(50%径=30nm、固形分38%)及び「スーパーフレックス650」(50%径=10nm、固形分26%)を、それぞれそのまま、ウレタン(ウレア)樹脂の水性化溶液として使用した。
ウレタン-(メタ)アクリル樹脂粒子の水性化溶液である大成ファインケミカル社製「アクリットWEM-031U」(50%径=100nm)に水を加え、固形分を30%に調整したものを、ウレタン-(メタ)アクリル樹脂P8の水性化溶液として使用した。
ポリオレフィン樹脂粒子の水性化溶液である、東邦化学工業社製「ハイテックE-6400」(50%径=55nm、固形分35%)、及び、ユニチカ社製「アローベースSB-1230N」(50%径=85nm、固形分25%)を、それぞれそのまま、ポリオレフィン樹脂の水性化溶液として使用した。
特開2020-180178号公報の実施例で製造されているバインダー樹脂8と同様の原料及び方法によってメタクリル樹脂の水性化溶液(固形分30%)を製造し、メタクリル樹脂I1の水性化溶液として使用した。
また、上記公報の実施例で製造されているバインダー樹脂16と同様の原料及び方法によってメタクリル樹脂の水性化溶液(固形分30%)を製造し、メタクリル樹脂I2の水性化溶液として使用した。
また、上記公報の実施例で製造されているバインダー樹脂28と同様の原料及び方法によってメタクリル樹脂の水性化溶液(固形分30%)を製造し、メタクリル樹脂I3の水性化溶液として使用した。
下表2の各列に記載した配合処方になるように、撹拌機を備えた混合容器中に、各原料を投入した。また投入後、室温(25℃)にて1時間混合を続けたのち、50℃になるまで加温してから更に1時間混合した。その後、混合物を室温まで冷却したのち、孔径100μmのナイロンメッシュにて濾過を行うことで、前処理液1~49を製造した。なお、混合容器内の混合物を撹拌しながら、各原料を投入するようにした。また投入時は、イオン交換水、カルボン酸カルシウム塩、カルボン酸マグネシウム塩、カルボン酸、樹脂粒子(A1)、その他原料の順になるようにした。ただし、これらの成分を含まない場合は、当該成分を飛ばして次の成分を添加し、また、2種類以上の原料を含む成分に関しては、当該成分内での投入順序は任意とした。
・安息香酸カルシウム:塩の溶解度=2g/100gH2O(20℃)、安息香酸のSP値=11.9(cal/cm3)1/2
・ギ酸カルシウム:塩の溶解度=17g/100gH2O(20℃)、ギ酸のSP値=12.3(cal/cm3)1/2
・酢酸カルシウム:塩の溶解度=28g/100gH2O(20℃)、酢酸のSP値=11.2(cal/cm3)1/2
・プロピオン酸カルシウム:塩の溶解度=38g/100gH2O(20℃)、プロピオン酸のSP値=10.7(cal/cm3)1/2
・乳酸カルシウム:塩の溶解度=3g/100gH2O(20℃)、乳酸のSP値=14.9(cal/cm3)1/2
・グルコン酸カルシウム:塩の溶解度=3g/100gH2O(20℃)、グルコン酸のSP値=18.8(cal/cm3)1/2
・ギ酸マグネシウム:塩の溶解度=14g/100gH2O(20℃)、ギ酸のSP値=12.3(cal/cm3)1/2
・乳酸マグネシウム:塩の溶解度=4g/100gH2O(20℃)、乳酸のSP値=14.9(cal/cm3)1/2
・塩化カルシウム:塩の溶解度=75g/100gH2O(20℃)
・乳酸:SP値=14.9(cal/cm3)1/2
・IPA:2-プロパノール(1気圧下における沸点=83℃、SP値=11.6(cal/cm3)1/2
・MP:プロピレングリコールモノメチルエーテル(1気圧下における沸点=121℃、SP値=11.3(cal/cm3)1/2
・MB:3-メトキシブタノール(1気圧下における沸点=158℃、SP値=10.9(cal/cm3)1/2
・MMB:3-メチル-3-メトキシブタノール(1気圧下における沸点=173℃、SP値=10.5(cal/cm3)1/2
・1,2-PD:1,2-プロパンジオール(1気圧下における沸点=188℃、SP値=13.5(cal/cm3)1/2
・DEDG:ジエチレングリコールジエチルエーテル(1気圧下における沸点=189℃、SP値=8.0(cal/cm3)1/2
・1,3-BD:1,3-ブタンジオール(1気圧下における沸点=208℃、SP値=12.8(cal/cm3)1/2
・1,2-HD:1,2-ヘキサンジオール(1気圧下における沸点=224℃、SP値=11.8(cal/cm3)1/2
・SF104:サーフィノール104(エアープロダクツ社製アセチレンジオール系界面活性剤、SP値=10.4(cal/cm3)1/2
・SF440:サーフィノール440(エアープロダクツ社製アセチレンジオール系界面活性剤、SP値=10.1(cal/cm3)1/2
・SF465:サーフィノール465(エアープロダクツ社製アセチレンジオール系界面活性剤、SP値=9.8(cal/cm3)1/2
・SF485:サーフィノール485(エアープロダクツ社製アセチレンジオール系界面活性剤、SP値=9.6(cal/cm3)1/2
・シロキサン化合物1:上記一般式2において、m=2、n=1、p=3、q=3、R1=エチレン基(―CH2CH2―)、R2=メチル基である化合物(SP値=8.1(cal/cm3)1/2)
・シロキサン化合物2:上記一般式2において、m=1、n=0、p=8、q=3、R1=エチレン基(―CH2CH2―)、R2=水素原子である化合物(SP値=9.0(cal/cm3)1/2)
・アデカノールUH-540:ADEKA社製疎水変性水溶性ウレタン樹脂(固形分30%)
・BITaq:1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンの1%水溶液
下表3に示した顔料分散液と水性インクジェットインキ配合処方との組み合わせで、当該表3に記載した水性インクジェットインキを製造した。なお表3に記載した水性インクジェットインキ配合処方の番号は、表4に示した水性インクジェットインキ配合処方の番号に対応している。
・1,2-BD:1,2-ブタンジオール(1気圧下における沸点=193℃、SP値=12.8(cal/cm3)1/2
・2,3-BD:2,3-ブタンジオール(1気圧下における沸点=182℃、SP値=12.6(cal/cm3)1/2
・1,2-PeD:1,2-ペンタンジオール(1気圧下における沸点=210℃、SP値=12.2(cal/cm3)1/2
・DPG:ジプロピレングリコール(1気圧下における沸点=231℃、SP値=13.3(cal/cm3)1/2
・MDP:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(1気圧下における沸点=190℃、SP値=10.4(cal/cm3)1/2
・iPDG:ジエチレングリコールイソプロピルエーテル(1気圧下における沸点=207℃、SP値=10.6(cal/cm3)1/2
・NMP:N-メチルピロリドン(1気圧下における沸点=202℃、SP値=10.1(cal/cm3)1/2
・シロキサン化合物3:上記一般式2において、m=1、n=1、p=6、q=3、R1=エチレン基(―CH2CH2―)、R2=水素原子である化合物(SP値=8.8(cal/cm3)1/2)
・AW-36H:星光PMC社製アクリル樹脂ワニス(固形分25%、樹脂の酸価=62mgKOH/g)
オーエスジーシステムプロダクツ社製ノンワイヤーバーコーター250-OSP-02を用い、三井化学東セロ社製2軸延伸ポリプロピレンフィルム「OPU-1」(厚さ20μm)に、上記の前処理液を、ウェット膜厚が2.0μmとなるように塗布した。その後、70℃のエアオーブンに塗工後のフィルム基材を投入し、2分間乾燥させることで、前処理液を付与したフィルム基材を作製した。
京セラ社製インクジェットヘッドKJ4B-1200(設計解像度1200dpi、ノズル径20μm)を4個、記録媒体の搬送方向に並べて設置したインクジェット吐出装置を準備し、当該搬送方向の最も下流側に設置したインクジェットヘッド1個に、上記の水性インクジェットインキを充填した。また、コンベヤ上に、上記の前処理液を付与したフィルム基材を固定した。その後、コンベヤを一定速度で駆動させ、当該フィルム基材がインクジェットヘッドの設置部の下方を通過する際に、水性インクジェットインキをドロップボリューム2pLで吐出し、画像を印刷した。そして印刷後速やかに、印刷物を70℃エアオーブンに投入し3分間乾燥させることで、印刷物を作製した。
下表5に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせについて、下記の評価を行った。なお評価結果は、表5に示した通りであった。
(評価1A:画像品質(初期)の評価)
上記「印刷物の作製I」に基づき、下表5に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、25m/分、50m/分、75m/分の3種類のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、べた画像及びモノクログラデーション画像を印刷した。また評価時の視認性向上のため、得られた印刷物の非印字面に、白色台紙(実施例43のみ黒色台紙)を貼り付けた。その後、べた画像の印刷物に関しては、白抜けの程度を印字面側から目視観察し、モノクログラデーション画像の印刷物に関しては、印字率10~20%の部分におけるドット形状を、光学顕微鏡を用いて印字面側から200倍で拡大観察した。そして、べた画像の印刷物の白抜けの程度、及び、モノクログラデーション画像の印刷物のドット形状の程度から、画像品質を総合的に判断した。評価基準は下記の通りとし、◎、〇、△を実使用可能とした。
◎:75m/分で印刷した印刷物で、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されなかった。
〇:75m/分で印刷した印刷物では、白抜け及び/またはドット形状の乱れが観察されたが、50m/分で印刷した印刷物では、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されなかった。
△:50m/分で印刷した印刷物では、白抜け及び/またはドット形状の乱れが観察されたが、25m/分で印刷した印刷物では、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されなかった。
×:25m/分で印刷した印刷物で、白抜け及び/またはドット形状の乱れが観察された。
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価1Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際の画像品質を評価した。
低密度ポリエチレン製袋を内装した一斗缶に前処理液10kgを仕込み、蓋をしたのち、50℃の大型エアオーブン内に1週間静置して、経時後処理液を作製した。この経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価1Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際の画像品質を評価した。
(評価2A:密着性(初期)の評価)
上記「印刷物の作製I」に基づき、下表5に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、50m/分のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、べた画像を印刷した。その後、べた画像の印刷物の表面に、ニチバン社製セロハンテープ(幅18mm)をしっかりと貼り付けた後、セロハンテープの端を持ち、60度の角度を保ちながら瞬間的に引き剥がした。そして、セロハンテープを剥がした後の印刷物の表面、及び、当該セロハンテープの粘着面を目視観察し、密着性を評価した。評価基準は下記の通りとし、◎、〇、△を実使用可能とした。
◎:セロハンテープを貼り付けた部分の面積に対する、剥離部分の面積が5%未満であった
〇:セロハンテープを貼り付けた部分の面積に対する、剥離部分の面積が5%以上10%未満であった
△:セロハンテープを貼り付けた部分の面積に対する、剥離部分の面積が10%以上15%未満であった
×:セロハンテープを貼り付けた部分の面積に対する、剥離部分の面積が15%以上であった
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価2Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際の密着性を評価した。
上記評価1Cと同様の方法により作製した経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価2Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際の密着性を評価した。
(評価3A:ラミネート適性(初期)の評価)
上記「印刷物の作製I」に基づき、下表5に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、50m/分のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、べた画像を印刷した。その後、無溶剤テストコーターを用い、べた画像の印刷物の印刷面に、無溶剤型ラミネート接着剤(東洋モートン社製「EA-N373A/B」)を、温度60℃、塗工速度50m/分の条件にて塗布した(塗布量:2g/m2)。更に、ラミネート接着剤の塗工面に、フタムラ化学社製無延伸ポリプロピレンフィルム「FHK2」(厚さ25μm)のコロナ処理面を重ね合わせたのち、40℃、80%RHの環境下で1日間エージング処理することで、無溶剤型ラミネート接着剤を硬化させ、ラミネート加工物を作製した。そして、全面にインキ層が含まれるように、得られたラミネート加工物を幅15mm、長さ30cmに切り取って試験片とし、インストロン型引張試験機にセットしたのち、25℃環境下、剥離速度300mm/分の条件で引っ張り、T型剥離強度(N)を測定した。この試験を5回行い、その平均値を接着力(ラミネート強度)として算出することで、ラミネート適性の評価を行った。評価基準は下記の通りとし、◎、〇、△を実使用可能とした。
◎:ラミネート強度が1.5N以上であった
〇:ラミネート強度が1.0N以上1.5N未満であった
△:ラミネート強度が0.5N以上1.0N未満であった
×:ラミネート強度が0.5N未満であった
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価3Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際のラミネート適性を評価した。
上記評価1Cと同様の方法により作製した経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価3Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際のラミネート適性を評価した。
京セラ社製インクジェットヘッドKJ4B-1200(設計解像度1200dpi、ノズル径20μm)を2個、印刷基材の搬送方向に並べて設置したインクジェット吐出装置を準備し、搬送方向の上流側のインクジェットヘッドから順番に、下表6に記載した順番で2種の水性インクジェットインキを充填した。また、コンベヤ上に、上記の前処理液を付与したフィルム基材を固定した。次いで、コンベヤを一定速度で駆動させ、当該フィルム基材がインクジェットヘッドの設置部の下方を通過する際に、上流側のインクジェットヘッドのみから、水性インクジェットインキをドロップボリューム2pLで吐出し、画像を印刷した。
その後速やかに、未乾燥の画像の印刷物を、再度コンベヤ上に固定したのち、当該コンベヤを一定速度で駆動させた。そして印刷物がインクジェットヘッドの設置部の下方を通過する際に、下流側のインクジェットヘッドのみから、水性インクジェットインキをドロップボリューム2pLで吐出し、印字率100%のべた画像(幅15cm×長さ30cm)を印刷した。なおこの際、始めに印刷した画像に完全に重なるように、べた画像を印刷するようにした。そして印刷後速やかに、印刷物を70℃エアオーブンに投入し3分間乾燥させることで、印刷物を作製した。
下表6に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせについて、下記の評価を行った。なお評価結果は、表6に示した通りであった。
(評価4A:重ね印刷物の画像品質(初期)の評価)
上記「印刷物の作製II」に基づき、下表6に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、25m/分、50m/分、75m/分の3種類のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、重ねべた画像及び重ねグラデーション画像を印刷した。これら重ねべた画像及び重ねグラデーション画像を使用し、画像観察を印刷物の非印字面側から行った以外は、上記評価1Aと同様の方法及び評価基準により、重ね印刷物の画像品質を評価した。
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価4Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際の重ね印刷物の画像品質を評価した。
上記評価1Cと同様の方法により作製した経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価4Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際の重ね印刷物の画像品質を評価した。
(評価5A:重ね印刷物の密着性(初期)の評価)
上記「印刷物の作製II」に基づき、下表6に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、50m/分のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、重ねべた画像を印刷した。この重ねべた画像を使用し、また、後から印刷した水性インクジェットインキの層を含む部分を用いて評価した以外は、上記評価2Aと同様の方法及び評価基準により、重ね印刷物の密着性を評価した。
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価5Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際の重ね印刷物の密着性を評価した。
上記評価1Cと同様の方法により作製した経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷物の作製に使用した以外は、上記評価5Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際の重ね印刷物の密着性を評価した。
(評価6A:重ね印刷物のラミネート適性(初期)の評価)
上記「印刷物の作製II」に基づき、下表6に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、50m/分のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、重ねべた画像を印刷した。この重ねべた画像を使用し、また、後から印刷した水性インクジェットインキの層を含む部分を用いて評価した以外は、上記評価3Aと同様の方法及び評価基準により、重ね印刷物のラミネート適性を評価した。
前処理液を付与したフィルム基材の作製後、50℃のエアオーブン内に1週間静置したのち、印刷に使用した以外は、上記評価6Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を付与したフィルム基材を経時させた際のラミネート適性を評価した。
上記評価1Cと同様の方法により作製した経時後処理液を使用して、前処理液を付与したフィルム基材を作製し、印刷に使用した以外は、上記評価6Aと同様の方法及び評価基準により、前処理液を経時させた際のラミネート適性を評価した。
印刷物の作製Iで使用したものと同じインクジェット吐出装置を使用し、搬送方向の上流側のインクジェットヘッドから順番に、下表7に記載した順番で4種の水性インクジェットインキを充填した。また、コンベヤ上に、上記の前処理液を付与したフィルム基材を固定した。その後、コンベヤを一定速度で駆動させ、当該フィルム基材がインクジェットヘッドの設置部の下方を通過する際に、それぞれの水性インクジェットインキをドロップボリューム2pLで吐出し、JIS X 9201高精細カラーディジタル標準画像データ(CMYK/SCID)の自然画像N1(ポートレート)を印刷した。そして印刷後速やかに、印刷物を70℃エアオーブンに投入し3分間乾燥させ、ポートレート画像の印刷物を作製した。
次いで、搬送方向に対し最も上流側にあるインクジェットヘッドに充填されている水性インクジェットインキを、表7に記載した水性インクジェットインキに置換した。その後、乾燥後のポートレート画像印刷物を、再度コンベヤ上に固定したのち、当該コンベヤを一定速度で駆動させた。そしてポートレート画像印刷物がインクジェットヘッドの設置部の下方を通過する際に、最も上流側にあるインクジェットヘッドのみから、水性インクジェットインキをドロップボリューム2pLで吐出し、印字率100%のべた画像を印刷した。なおこの際、ポートレート画像に完全に重なるようにべた画像を印刷した。そして印刷後速やかに、印刷物を70℃エアオーブンに投入し3分間乾燥させることで、重ねポートレート画像の印刷物を作製した。
下表7に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせについて、下記の評価を行った。なお評価結果は、表7に示した通りであった。
上記「印刷物の作製III」に基づき、下表7に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、25m/分、50m/分、75m/分の3種類のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、重ねポートレート画像を印刷した。その後、光学顕微鏡を用いて、印刷物の非印字面側から、重ねポートレート画像の白抜けの程度、ドット形状の程度、及び、混色の有無を200倍で拡大観察し、画像品質を総合的に判断した。評価基準は下記の通りとし、◎、〇、△を実使用可能とした。
◎:75m/分で印刷した印刷物で、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されず、また、混色も見られなかった。
〇:75m/分で印刷した印刷物では、白抜け、ドット形状の乱れ、混色のうち1つ以上が観察されたが、50m/分で印刷した印刷物では、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されず、また、混色も見られなかった。
△:50m/分で印刷した印刷物では、白抜け、ドット形状の乱れ、混色のうち1つ以上が観察されたが、25m/分で印刷した印刷物では、白抜け及びドット形状の乱れがどちらも観察されず、また、混色も見られなかった。
×:25m/分で印刷した印刷物で、白抜け、ドット形状の乱れ、混色のうち1つ以上が観察された。
上記「印刷物の作製III」に基づき、下表7に示した、前処理液と水性インクジェットインキとの組み合わせのそれぞれについて、50m/分のフィルム基材の搬送速度(印刷速度)で、重ねポートレート画像を印刷した。この重ねポートレート画像の中央部分を評価に使用した以外は、上記評価2Aと同様の方法及び評価基準により、重ねポートレート印刷物の密着性を評価した。
Claims (8)
- 前処理液と、第1の水性インクジェットインキとを含む水性記録液セットであって、
前記前処理液が、樹脂粒子(A1)と、カルシウムイオンと、複数のカルボン酸イオンと、水とを含み、
前記複数のカルボン酸イオンの1種以上が、ヒドロキシカルボン酸イオンであり、
前記前処理液100g中に含まれる前記樹脂粒子(A1)の量をR(g)、前記前処理液100g中に含まれる前記カルシウムイオンのミリモル量をCA(mmol)としたとき、前記Rの値と前記Cの値との比(R/CA)が0.11~0.50であり、
前記第1の水性インクジェットインキが、顔料と、複数の水溶性有機溶剤(B2)と、水とを含み、
前記複数のカルボン酸イオンと水素イオンからなるカルボン酸の混合SP値をSPT、前記複数の水溶性有機溶剤(B2)の混合SP値をSPB2としたとき、前記SPTと前記SPB2との差(SPT-SPB2)が-1.0~1.0である、水性記録液セット。 - 前記R/CAが0.20~0.40である、請求項1に記載の水性記録液セット。
- 前記複数の水溶性有機溶剤(B2)が、ジオール系溶剤と、グリコールモノアルキルエーテル系溶剤とを含む、請求項1または2に記載の水性記録液セット。
- 更に、第2の水性インクジェットインキを含み、
前記第2の水性インクジェットインキが、顔料と、複数の水溶性有機溶剤(B3)と、水とを含み、
前記複数の水溶性有機溶剤(B3)の混合SP値をSPB3としたとき、前記SPTと前記SPB3との差(SPT-SPB3)が-0.7~1.5であり、かつ、前記SPB2と前記SPB3との差(SPB2-SPB3)が0.3以上である、請求項1~3のいずれかに記載の水性記録液セット。 - 前記複数の水溶性有機溶剤(B3)が、ジオール系溶剤と、グリコールモノアルキルエーテル系溶剤とを含む、請求項4記載の水性記録液セット。
- 前記第1の水性インクジェットインキ、または、前記第2の水性インクジェットインキが、白色インキである、請求項4または5に記載の水性記録液セット。
- 請求項1~3のいずれかに記載の水性記録液セットを用いた印刷物の製造方法であって、
記録媒体上に前記前処理液を付与する工程1と、
前記前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように、前記工程1で得られた、前記前処理液が付与された記録媒体上に、前記第1の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程2と、
前記工程2で得られた、前記第1の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥する工程3とを、この順で有する、印刷物の製造方法。 - 請求項4~6のいずれかに記載の水性記録液セットを用いた印刷物の製造方法であって、
記録媒体上に前記前処理液を付与する工程1と、
前記前処理液が付与された部分に少なくとも一部が重なるように、前記工程1で得られた、前記前処理液が付与された記録媒体上に、前記第1の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程2と、
前記第1の水性インクジェットインキが印刷された部分に少なくとも一部が重なるように、前記工程2で得られた、前記第1の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体上に、前記第2の水性インクジェットインキを、インクジェット印刷方法により印刷する工程3と、
前記工程3で得られた、前記第2の水性インクジェットインキが印刷された記録媒体を乾燥する工程4とを、この順で有する、印刷物の製造方法。
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