JP6939365B2 - アミン組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
中でも、ポリアミンとアルケニル化合物との付加反応により得られるアミン化合物は、未反応ポリアミン含有量が比較的低く低粘度であることから、該化合物を含むエポキシ樹脂硬化剤を用いたエポキシ樹脂組成物は良好な硬化物性能を与えることができる。
また特許文献3には、ジアミン又はポリアミンとスチレンとを反応させることによって得られる付加物を含むエポキシ樹脂用硬化剤が開示されている。
すなわち本発明は、下記[1]〜[9]に関する。
[1]キシリレンジアミンとスチレンとの付加体を含有するアミン組成物の製造方法であって、キシリレンジアミンとスチレンとを、下記(A)及び(B)成分を含有する組成物に由来する固体塩基(X)の存在下で付加反応させる工程を有する、アミン組成物の製造方法。
(A)水酸化カリウム及び炭酸カリウムからなる群から選ばれる1種以上のカリウム化合物
(B)金属ナトリウム
[2]前記固体塩基(X)が、前記(A)及び(B)成分、並びに下記(C)成分を含有する組成物に由来する、上記[1]に記載のアミン組成物の製造方法。
(C)酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、グラファイト、及びアモルファス炭素からなる群から選ばれる1種以上の担持体
[3]前記固体塩基(X)中のカリウムとナトリウムとのモル比が0.01:1〜10:1である、上記[1]又は[2]に記載のアミン組成物の製造方法。
[4]前記固体塩基(X)中の前記(B)成分の含有量が7〜40質量%である、上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載のアミン組成物の製造方法。
[5]前記アミン組成物がキシリレンジアミン1モルとスチレン1モルとが付加した1:1付加体を含む、上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載のアミン組成物の製造方法。
[6]前記1:1付加体において、下記一般式(1)で示される付加体と下記一般式(2)で示される付加体の合計量を100質量%とした場合の、該一般式(1)で示される付加体の含有量が15質量%以上である、上記[5]に記載のアミン組成物の製造方法。
(式(1)中、Aは1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、又は1,4−フェニレン基である。)
(式(2)中、Aは1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、又は1,4−フェニレン基である。)
[7]前記アミン組成物の活性水素当量が200以下である、上記[1]〜[6]のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
[8]前記(C)成分が酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ土類金属化合物である、上記[2]〜[7]のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
[9]前記固体塩基(X)が前記(A)及び(B)成分を含有する組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものである、上記[1]〜[8]のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
本発明のアミン組成物の製造方法(以下「本発明の製造方法」ともいう)は、キシリレンジアミンとスチレンとの付加体を含有するアミン組成物の製造方法であって、キシリレンジアミンとスチレンとを、下記(A)及び(B)成分を含有する組成物に由来する固体塩基(X)の存在下で付加反応させる工程を有する。
(A)水酸化カリウム及び炭酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種のカリウム化合物
(B)金属ナトリウム
本発明の製造方法では、キシリレンジアミンとスチレンとの付加反応において特定の固体塩基を触媒として用いることにより、キシリレンジアミンのベンジル位の炭素原子にフェネチル基が結合した構造を有する付加体の形成が高選択的にかつ効率よく進行する。その結果、得られる付加体中にキシリレンジアミン由来の活性水素が残存する割合が高くなるので、得られる付加体、及びこれを含有するアミン組成物の活性水素当量が低くなる。したがって、例えば当該アミン組成物をエポキシ樹脂硬化剤として用いると、エポキシ樹脂組成物への配合量を従来よりも少なくすることができるという効果を奏する。
キシリレンジアミンとスチレンとの付加反応に用いる固体塩基(X)は、下記(A)及び(B)成分を含有する組成物に由来する塩基触媒である。
(A)水酸化カリウム及び炭酸カリウムからなる群から選ばれる1種以上のカリウム化合物(以下、単に「カリウム化合物(A)」又は「(A)成分」ともいう。)
(B)金属ナトリウム(以下、単に「金属ナトリウム(B)」又は「(B)成分」ともいう。)
当該固体塩基(X)の存在下で原料ジアミンであるキシリレンジアミンとスチレンとの付加反応を行うことで、効率よく反応が進行し、かつ、キシリレンジアミンのベンジル位の炭素原子にフェネチル基が結合した構造を有する付加体を高選択率で得ることができる。
キシリレンジアミンとスチレンとの付加反応に用いる塩基触媒としては金属カリウムやナトリウム・カリウム合金も使用できるが、安全性の観点から当該固体塩基(X)を使用するのが望ましい。
(C)酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、グラファイト、及びアモルファス炭素からなる群から選ばれる1種以上の担持体(以下、単に「担持体(C)」又は「(C)成分」ともいう。)
(C)成分としては、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、及び水酸化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ土類金属化合物が好ましく、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ土類金属化合物がより好ましく、酸化マグネシウムがさらに好ましい。
固体塩基(X)が(A)〜(C)成分を含有する組成物に由来する固体塩基である場合、その具体例としては、カリウム化合物(A)、金属ナトリウム(B)、及び担持体(C)を含有する組成物、及び、当該組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものが挙げられ、前記(A)〜(C)成分を含有する組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものであることが好ましい。
当該固体塩基(X)は例えば、不活性ガス雰囲気下で、カリウム化合物(A)、金属ナトリウム(B)、及び必要に応じて担持体(C)を混合し、好ましくは98〜400℃で、10分〜5時間加熱撹拌することによって製造することができる。カリウム化合物(A)、金属ナトリウム(B)、及び担持体(C)を混合する順番は特に限定されない。
不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、窒素、アルゴン等を挙げることができる。
固体塩基(X)の調製における加熱温度は、好ましくは98〜400℃、より好ましくは110〜300℃、さらに好ましくは120〜280℃である。加熱温度が上記範囲であると、金属ナトリウム(B)が融解するため分散混合しやすく、且つ、(A)及び(B)成分、又は(A)〜(C)成分が十分に焼成されて得られる固体塩基(X)の触媒活性が高くなる傾向にあるので、反応転化率が向上する。
固体塩基(X)の調製における熱処理時間は、好ましくは10分〜5時間、より好ましくは30分〜3時間、さらに好ましくは30分〜2時間である。熱処理時間が上記範囲であると、(A)及び(B)成分、又は(A)〜(C)成分が十分に焼成されて得られる固体塩基(X)の触媒活性が高くなる傾向にあるので、反応転化率が向上する。
調製前の熱処理の温度は、不要な水分を取り除くことができれば特に限定されないが、好ましくは200〜500℃、より好ましくは250〜400℃である。調製前の熱処理の温度が上記範囲であると十分に水分を取り除くことができ、固体塩基(X)の触媒活性が高くなる傾向にあるので、反応転化率が向上する。
調製前の熱処理の時間は、好ましくは10分〜5時間、より好ましくは30分〜3時間、さらに好ましくは30分〜2時間である。調製前の熱処理の時間が上記範囲であると十分に水分を取り除くことができ、固体塩基(X)の触媒活性が高くなる傾向にあるので、反応転化率が向上する。
固体塩基(X)におけるカリウムとナトリウムとのモル比は、カリウム化合物(A)及び金属ナトリウム(B)を含有する組成物におけるカリウム化合物(A)及び金属ナトリウム(B)の配合量より求めることができる。
固体塩基(X)中の金属ナトリウム(B)の含有量は、カリウム化合物(A)及び金属ナトリウム(B)を含有する組成物の合計質量に対する金属ナトリウム(B)の質量の割合から求めることができる。
固体塩基(X)中のアルカリ土類金属とナトリウムとのモル比は、カリウム化合物(A)及び金属ナトリウム(B)、並びに担持体(C)としてアルカリ土類金属化合物を含有する組成物における、金属ナトリウム(B)及び担持体(C)であるアルカリ土類金属化合物の配合量より求めることができる。
また、例えば担持体(C)がアルミナ、酸化ジルコニウム、グラファイト、及びアモルファス炭素からなる群から選ばれる1種以上である場合は、触媒活性の観点、及び副反応の発生を抑制する観点から、アルミナ、酸化ジルコニウム、グラファイト、及びアモルファス炭素からなる群から選ばれる1種以上とナトリウムとの質量比として、好ましくは0.2:1〜12:1、より好ましくは0.5:1〜10:1である。
上記質量比は、カリウム化合物(A)及び金属ナトリウム(B)、並びに担持体(C)を含有する組成物における、金属ナトリウム(B)及び担持体(C)の配合量より求めることができる。
また、固体塩基(X)が(A)〜(C)成分を含有する組成物に由来する固体塩基である場合、固体塩基(X)中の(A)〜(C)成分の合計含有量は、本発明の効果を得る観点から、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上であり、上限は100質量%である。固体塩基(X)は、(A)〜(C)成分からなる組成物に由来することがさらに好ましい。
上記合計含有量は、(A)及び(B)成分、並びに(C)成分を含有する組成物の合計質量に対する各成分の合計質量の割合から求めることができる。
バッチ方式又はセミバッチ方式の場合、反応器内で予め固体塩基(X)とキシリレンジアミンとを混合し、次いでスチレンを供給して反応させることが反応効率の点で好ましい。
反応時間には特に制限はなく、使用する固体塩基(X)の種類や反応条件等に応じて適宜選択できる。バッチ方式、セミバッチ方式の反応時間、又は、完全混合流通方式での滞留時間として、通常0.1〜10時間である。固定床流通方式の場合には、スチレンのLSVとして、通常0.1〜10h-1が採用される。上記付加反応時間であれば未反応原料の残存が少なく、かつ、生産性の点で有利である。
上記反応時間の起点は、例えばバッチ方式又はセミバッチ方式において反応器内で予め固体塩基(X)とキシリレンジアミンとを混合し、次いでスチレンを供給して反応させる場合には、スチレンの供給開始時を起点とする。
反応後における反応液と固体塩基(X)の分離は、沈降、遠心分離、濾過、分液抽出等の一般的な方法により行うことができる。分離された固体塩基(X)は反応系に循環させてもよい。
アミン組成物中には、キシリレンジアミン1モルとスチレン1モルとが付加した1:1付加体の他、キシリレンジアミン1モルとスチレン2モルとが付加した1:2付加体、キシリレンジアミン1モルとスチレン3モルとが付加した1:3付加体、キシリレンジアミン1モルとスチレン4モルとが付加した1:4付加体等の多付加体が含まれる。
(式(1)中、Aは1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、又は1,4−フェニレン基である。)
(式(2)中、Aは1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、又は1,4−フェニレン基である。)
式(1)及び式(2)中、Aは1,3−フェニレン基又は1,4−フェニレン基であることが好ましく、1,3−フェニレン基であることがより好ましい。
前記一般式(1)で示される付加体に加えて、アミン組成物はさらに前記一般式(2)で示される付加体を含んでもよい。
(式(3)〜(8)中、Aは1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基、又は1,4−フェニレン基である。)
本発明の製造方法では、1:2付加体の中でも式(3)〜(6)で示される付加体、さらには式(3)又は(4)で示される付加体(主として式(3)で示される付加体)を高い割合で含むアミン組成物を得ることができる。
また、アミン組成物中の1:1付加体の含有量は、好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、さらに好ましくは30質量%以上、よりさらに好ましくは35質量%以上である。なお、上限は100質量%である。
アミン組成物中に含まれる各付加体の含有量は、ガスクロマトグラフィー(GC)分析により求めることができ、具体的には実施例に記載の方法で求められる。またアミン組成物のAHEWはGC分析から計算により求めることができ、具体的には実施例に記載の方法で測定できる。
エポキシ樹脂硬化剤には、さらに公知の硬化促進剤や非反応性希釈剤等を配合してもよい。
該エポキシ樹脂の具体例としては、メタキシリレンジアミンから誘導されたグリシジルアミノ基を有するエポキシ樹脂、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンから誘導されたグリシジルアミノ基を有するエポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタンから誘導されたグリシジルアミノ基を有するエポキシ樹脂、パラアミノフェノールから誘導されたグリシジルアミノ基を有するエポキシ樹脂、パラアミノフェノールから誘導されたグリシジルオキシ基を有するエポキシ樹脂、ビスフェノールAから誘導されたグリシジルオキシ基を有するエポキシ樹脂、ビスフェノールFから誘導されたグリシジルオキシ基を有するエポキシ樹脂、フェノールノボラックから誘導されたグリシジルオキシ基を有するエポキシ樹脂、及びレゾルシノールから誘導されたグリシジルオキシ基を有するエポキシ樹脂からなる群から選ばれる1種以上の樹脂が挙げられる。柔軟性や耐衝撃性、耐湿熱性などの諸性能を向上させるために、上記の種々のエポキシ樹脂を2種以上混合して使用することもできる。
エポキシ樹脂組成物中のエポキシ樹脂硬化剤の含有量は、エポキシ樹脂硬化剤中の活性水素数と、エポキシ樹脂中のエポキシ基の数との比率が、好ましくは1/0.8〜1/1.2、より好ましくは1/0.9〜1/1.1、さらに好ましくは1/1となる量である。
スチレン反応率、アミン組成物中の付加体の含有量比の測定は、GC分析により以下の条件で行った。
装置;アジレント・テクノロジー(株)製「7890B GC」
カラム;アジレント・テクノロジー(株)製「CP−Sil 8 CB for Amines」(長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.25mm)
カラム温度;150℃2分→10℃/分昇温→300℃60分
キャリアーガス:ヘリウム
キャリアーガス流速:1.36mL/分
注入口圧力:33.473psi (定圧力モード)
検出器:FID
注入口温度:300℃
検出器温度:300℃
得られたアミン組成物中に含まれる付加体の質量分析による構造同定は、ガスクロマトグラフ質量分析(GC−MS)により以下の条件で行った。
装置;アジレント・テクノロジー(株)製「7890N GC」
カラム;アジレント・テクノロジー(株)製「DB−1MS」(長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.25mm)
キャリアーガス;ヘリウム
キャリアーガス流量;1.0mL/分
オーブンプログラム;50℃5分→20℃/分昇温→320℃10分
注入量;1μL
注入モード;Splitモード
Split ratio;1:100
注入口温度;300℃
質量分析計;日本電子(株)製「AccuTOF GCv 4G」
質量範囲;m/z=33〜700
インターフェース温度;300℃
イオン化法;電子イオン化法(EI+)
イオン化エネルギー;70eV
イオン源温度;250℃
装置;アジレント・テクノロジー(株)製「7890N GC」
カラム;アジレント・テクノロジー(株)製「DB−1MS」(長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.25mm)
キャリアーガス;ヘリウム
キャリアーガス流量;1.0mL/分
オーブンプログラム;50℃5分→20℃/分昇温→320℃10分
注入量;1μL
注入モード;Splitモード
Split ratio;1:50
注入口温度;300℃
質量分析計;日本電子(株)製「AccuTOF GCv 4G」
質量範囲;m/z=33〜700
インターフェース温度;300℃
イオン化法;電界イオン化法(FI+)
イオン源温度;60℃
エミッター電流;0mA
得られたアミン組成物中に含まれる付加体の構造同定は1H−NMR及び13C−NMRにより以下の条件で行った。
核磁気共鳴分光計;ブルカー製 AVANCE3−500
プローブ;5mmφ二重共鳴多核種プローブ(BBFOプローブ)
重溶媒;重メタノール
測定核;1H,13C
測定温度;室温
アミン組成物の活性水素当量(AHEW)は、前記GC分析によりアミン組成物中の各成分の含有量比を求め、その結果からアミン組成物のAHEWを算出した。
製造例1
磁気撹拌子を備えた200mlのナスフラスコに窒素雰囲気下で、炭酸カリウム(K2CO3,和光純薬工業(株)製)1.8g、金属ナトリウム(和光純薬工業(株)製)0.6g、酸化マグネシウム(MgO,和光純薬工業(株)製)3.2gを仕込んだ。このナスフラスコをアルミブロックヒータースターラーにて250℃、1時間加熱撹拌した後に、アルミブロックヒータースターラーから取り外し、空冷で室温まで冷却することで5.6gの粉状の固体塩基aを得た。
製造例1において、炭酸カリウム及び酸化マグネシウムの使用量を表1に示すとおりに変更したこと以外は、製造例1と同様の方法で固体塩基bを製造した。
製造例1において、炭酸カリウム及び酸化マグネシウムの使用量を表1に示すとおりに変更したこと以外は、製造例1と同様の方法で固体塩基cを製造した。
固体塩基a〜cの組成を表1に示す。
実施例1
コック付きテフロンキャップを有する20mLガラス製反応器に、25℃、窒素雰囲気下で、マグネチックスターラーバー、製造例1で調製した固体塩基a 0.15gを入れた後に、室温窒素フローの下、500rpmで撹拌しながらm−キシレン−α、α’−ジアミン〔m−キシリレンジアミン;MXDA〕(和光純薬工業(株)製、特級)1mL(0.008モル)を3分かけて滴下した。10分間撹拌した後に、撹拌を継続しながらスチレン(和光純薬工業(株)製、特級)1.8mL(0.016モル)を0.03mL/minで滴下し反応を行った。
スチレンの滴下終了後、30分間攪拌した後、反応液に純水を加えて反応を停止し、ジエチルエーテルを加えて分液操作を行うことで有機相を回収した。有機相に対して1N−HClを添加し、再度分液操作を行った。水相を分離回収し、ジエチルエーテル及び1N−水酸化ナトリウム水溶液を加え再度分液を行い、有機相側を分離回収した。回収した有機相に硫酸ナトリウムを加えて脱水した後に、減圧下で濃縮することで、淡黄色のオイル(メタキシリレンジアミンとスチレンとの付加体を含むアミン組成物A)3.5gを得た。スチレン反応率は100%であった。
アミン組成物Aは、1:1付加体として下記構造式(1−1)で示される付加体及び下記構造式(2−1)で示される付加体を含んでおり、アミン組成物A中の1:1付加体の合計含有量は21質量%であった。また、アミン組成物A中の構造式(1−1)で示される付加体と構造式(2−1)で示される付加体の合計を100質量%とした場合の、構造式(1−1)で示される付加体の含有量(表2において、これを「(1)/[(1)+(2)]」と表記する)は87質量%であった。
構造式(3−1):86.1
構造式(5−1)(6−1):114.8
構造式(7−1)(8−1):172.2
なお、前記GC分析において、MXDAとスチレンとの1:1付加体、1:2付加体、及び1:3付加体に相当する各ピークのリテンションタイム(RT)は以下の通りであった。
1:1付加体(前記構造式(2−1)):13.5分
1:1付加体(前記構造式(1−1)):13.7分
1:2付加体(前記構造式(7−1)):19.8分
1:2付加体(前記構造式(5−1)):20.1分
1:2付加体(前記構造式(8−1)):21.5分
1:2付加体(前記構造式(6−1)):21.7分
1:2付加体(前記構造式(3−1)):21.9分
1:3付加体:38.5〜40.5分
実施例1において、スチレンの使用量を3.6mL(0.03モル)、スチレンの滴下時間を120分(スチレンの滴下速度は0.03mL/min)に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でアミン組成物Bを製造し、前記評価を行った。製造条件及び分析結果を表2に示す。
実施例1において、MXDAの使用量を3.8mL(0.03モル)、スチレンの使用量を3.65mL(0.03モル)とし、固体塩基の種類及び製造条件を表2に示すとおりに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でMXDAとスチレンとの付加反応を行った。スチレンの滴下終了後、30分間攪拌した後、反応液にメタノールを加えて反応を停止した。ここから固体触媒、メタノール及び未反応のMXDAを除いたものをアミン組成物C〜Eとして、前記評価を行った。製造条件及び分析結果を表2に示す。
Claims (9)
- キシリレンジアミンとスチレンとの付加体を含有するアミン組成物の製造方法であって、キシリレンジアミンとスチレンとを、下記(A)及び(B)成分を含有する組成物又は該組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものである固体塩基(X)の存在下で付加反応させる工程を有する、アミン組成物の製造方法。
(A)水酸化カリウム及び炭酸カリウムからなる群から選ばれる1種以上のカリウム化合物
(B)金属ナトリウム - 前記固体塩基(X)が、前記(A)及び(B)成分、並びに下記(C)成分を含有する組成物であるか、又は該組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものである、請求項1に記載のアミン組成物の製造方法。
(C)酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、グラファイト、及びアモルファス炭素からなる群から選ばれる1種以上の担持体 - 前記固体塩基(X)中のカリウムとナトリウムとのモル比が0.01:1〜10:1である、請求項1又は2に記載のアミン組成物の製造方法。
- 前記固体塩基(X)中の前記(B)成分の含有量が7〜40質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアミン組成物の製造方法。
- 前記アミン組成物がキシリレンジアミン1モルとスチレン1モルとが付加した1:1付加体を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアミン組成物の製造方法。
- 前記アミン組成物の活性水素当量が200以下である、請求項1〜6のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
- 前記(C)成分が酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選ばれる1種以上のアルカリ土類金属化合物である、請求項2〜7のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
- 前記固体塩基(X)が前記(A)及び(B)成分を含有する組成物を不活性ガス雰囲気下で熱処理したものである、請求項1〜8のいずれかに記載のアミン組成物の製造方法。
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