しかし、上記特許文献1及び特許文献2に記載の衣服においては、ファンが衣服に取り付けられているので、衣服を脱ぐとファンによる涼感を得ることができず、特に、高温環境下での作業が終わって衣服を脱いでしまうと、ファンによる涼感を得ることができない。
また、衣服に取り付けられたファンは、上記のように衣服の背面下方に取り付けられているので、ファンによる冷却効果が十分ではないという問題があった。
また、衣服にファンを取り付けたものは、いわゆる作業用のものであり、使用する場面も限られており、各種場面で広く使用することができるものでないという問題があった。
そこで、本発明は、衣服を着なくてもファンによる涼感を得ることができ、ファンによる冷却効果を十分得ることができ、さらには、使用する場面が多様な冷却具を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、身体に涼感を与える身体用納涼具であって、布製でシート状の汗拭き具で、開口部(K10C)が設けられた汗拭き具(10)(開口部(K10C)が設けられたタオル(10)としてもよい)と、汗拭き具に設けられたファン取付け具(20、20’)と、ファン取付け具に着脱自在のファン(50、50A、50B、50C)とを有し、ファン取付け具は、汗拭き具の開口部の位置に設けられた(固定して設けられたとしてもよい)布材製の取付け具本体(布製で環状の取付け具本体としてもよい)で、内側の周状の端部の内側に開口部(20K)を有する取付け具本体(22)と、取付け具本体の内側の周状の端部に沿って設けられた伸縮性を有する環状部材(40)とを有し、ファンは、ハウジング(52)と、ハウジング内に設けられたモータ(80)と、モータにより回転する(モータの回転軸に設けられたとしてもよい)羽根体(82)とを有し、ハウジングは、筒状部(56)と、筒状部の外周面よりも外側に突出した第1突状部(58、58’)と、第1突状部に対して筒状部の軸線方向に間隔を介して設けられ、筒状部の外周面よりも外側に突出した第2突状部(60、60’)とを有し、筒状部の軸線方向における第1突状部と第2突状部の間の位置に筒状部の外周面が設けられ、モータの回転軸の軸線は、筒状部の軸線に沿って設けられ、取付け具本体の内側の周状の端部を第1突状部と第2突状部の間に位置させて、環状部材の弾性によりファン取付け具が筒状部に密着することにより、ファンがファン取付け具に取り付けられることを特徴とする。
第1の構成の身体用納涼具においては、首に掛けて使用し、ファンを首の位置に配置することによりファンから首に送風する。
身体用納涼具は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、使用者の首に送風することにより使用者に涼感を与えることができ、特に、首の背面側に送風することにより強い涼感を与えることができる。
また、身体用納涼具は、ファンとタオルを有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
なお、上記第1の構成において、羽根体の回転中心の軸線は、筒状部の軸線方向に設けられていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第2には、上記第1の構成において、ハウジングは、筒状部の軸線方向におけるハウジングの少なくとも一方の側に通風可能な開口部(62K)を有し、ファンが回転することにより該通風可能な開口部より排気されることを特徴とする。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、第1突状部と第2突状部は、環状のフランジにより形成され、第1突状部と第2突状部は、間隔を介して互いに平行に設けられていることを特徴とする。
よって、第1突状部と第2突状部が環状を呈するので、ファンのファン取付け具への取付けが容易であり、ファンをファン取付け具に十分保持することができる。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、第1突状部と第2突状部は、該筒状部に固定して設けられていることを特徴とする。
また、第5には、上記第1の構成において、ハウジングは、ハウジング本体(54)と、ハウジング本体に着脱する蓋部(70)とを有し、筒状部と第1突状部と第2突状部は、ハウジング本体に設けられ、第1突状部は、筒状部に固定して設けられ、筒状部の外周面から外側に突出した環状のフランジ状を呈し、第2突状部は、筒状部に固定して設けられ、筒状部の外周面から外側に突出した環状のフランジ状を呈し、第1突状部と第2突状部は、互いに平行に設けられ、筒状部の蓋部側とは反対側には、通風可能な開口部を有するカバー(62)が設けられ、蓋部には、通風可能な開口部を有するカバー(74)が設けられ、ファンが回転することにより、2つの通風可能な開口部のいずれか一方から排気されることを特徴とする。
よって、第1突状部と第2突状部が環状を呈するので、ファンのファン取付け具への取付けが容易であり、ファンをファン取付け具に十分保持することができる。
また、第6には、上記第5の構成において、第1突状部と第2突状部の2つの突状部において、筒状部の蓋部側とは反対側である排気側の突状部には、排気側に突出する首当て部(64)が設けられ、身体用納涼具を装着する際に、首当て部を首に接触した状態とすることを特徴とする。
なお、上記第6の構成において、首当て部は、筒状部の軸線方向に直角な方向における相対する方向に突出する曲面状の板状を呈し、首当て部の排気側の端部である下端が、排気側から見て略楕円形又は略円形を呈し、筒状部の軸線方向に直角な方向で該相対する方向と直角方向である正面側と背面側から見て、首当て部の下端が上方に窪んだ形状となっていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第7には、身体に涼感を与える身体用納涼具であって、布製でシート状の汗拭き具で、開口部(K10C)が設けられた汗拭き具(10)(開口部(K10C)が設けられたタオル(10)としてもよい)と、 汗拭き具に設けられたファン取付け具(20、20’)とを有し、ファン取付け具は、汗拭き具の開口部の位置に設けられた(固定して設けられたとしてもよい)布材製の取付け具本体(布製で環状の取付け具本体としてもよい)で、内側の周状の端部の内側に開口部(20K)を有する取付け具本体(22)と、取付け具本体の内側の周状の端部に沿って設けられた伸縮性を有する環状部材(40)とを有し、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンがファン取付け具に取り付けられることを特徴とする。
第7の構成の身体用納涼具においては、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンをファン取付け具に取り付けて使用し、ファンを取り付けた状態の身体用納涼具においては、首に掛けて使用し、ファンを首の位置に配置することによりファンから首に送風する。
身体用納涼具は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、使用者の首に送風することにより使用者に涼感を与えることができ、特に、首の背面側に送風することにより強い涼感を与えることができる。
また、ファンを取り付けた身体用納涼具は、ファンとタオルを有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
なお、上記第7の構成において、「身体用納涼具」を「身体用納涼具用ユニット」としてもよい。
また、第8には、上記第1から第7までのいずれかの構成において、取付け具本体は、折り返された布材の折返し位置を開口部側にして設けられ、布材の該折返し位置に沿った布材の内側に環状部材が収納して設けられ、布材の該折返し位置とは反対側の領域である外周側領域が、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域に重なった状態で固定されていることを特徴とする。
なお、第8−1の構成として、上記第1から第6までのいずれかの構成において、ファン取付け具本体は、環状部材を収納する環状部材収納部(24)と、環状部材収納部から連設された連結部(26)とを有し、環状部材収納部は、折り返された布材の折返し位置に形成され、環状部材収納部と連結部とは、周状の縫い目(H26)を介して区画され、連結部の環状部材収納部側とは反対側の領域である外側領域(28−1、30−1)が、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域に重なった状態で固定されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第8−1の構成において、連結部は、環状部材収納部を構成する布材の連結部と接する一対の端部のうちの一方の端部から連設された第1連結部構成部(28)と、該一対の端部のうちの他方の端部から連設された第2連結部構成部(30)により構成され、第1連結部構成部の環状部材収納部側とは反対側の領域である第1外側領域(28−1)と第2連結部構成部環状部材収納部側とは反対側の領域である第2外側領域(30−1)により汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域を挟んで重ねた状態で、縫製糸による縫い目により第1外側領域と汗拭き具と第2外側領域が固定されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第8−1の構成において、連結部は、環状部材収納部を構成する布材の連結部と接する一対の端部のうちの一方の端部から連設された第1連結部構成部(28)と、該一対の端部のうちの他方の端部から連設された第2連結部構成部(30)により構成され、第1連結部構成部の環状部材収納部側とは反対側の領域である第1外側領域(28−1)と第2連結部構成部の環状部材収納部側とは反対側の領域である第2外側領域(30−1)を重ねた状態の一対の外側領域が、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で、縫製糸による縫い目により連結部と汗拭き具が固定されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第8−1の構成において、連結部は、環状部材収納部を構成する布材の連結部と接する一対の端部のうちの一方の端部から連設された第1連結部構成部(28)と、該一対の端部のうちの他方の端部から連設された第2連結部構成部(30)により構成され、第1連結部構成部の環状部材収納部側である内側の端部から環状部材収納部側とは反対側である外側の端部までの長さ(L32−1)が、第2連結部構成部の環状部材収納部側である内側の端部から環状部材収納部側とは反対側である外側の端部までの長さ(L32−2)よりも長く形成され、第1連結部構成部の環状部材収納部側とは反対側の領域である外側領域が、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で、縫製糸による縫い目により連結部と汗拭き具が固定されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第9には、上記第8の構成において、外周側領域が、布材の折返し位置を介した一方の領域における該折返し位置とは反対側の領域である第1外側領域(28−1)と、布材の折返し位置を介した他方の領域における該折返し位置とは反対側の領域である第2外側領域(30−1)とを有し、第1外側領域と第2外側領域により汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域を挟んで重ねた状態で、縫製糸による縫い目(H31)により第1外側領域と汗拭き具と第2外側領域が固定されていることを特徴とする。
よって、第1外側領域と第2外側領域によりタオルを挟むことにより、タオルの開口部の縁部が第1外側領域と第2外側領域により隠れた状態となるので、タオルの開口部の縁部を開口部を形成する際に切りっぱなしの状態としてタオルを構成する糸がほつれる状態としても、かがり縫い等により補強する必要がない。また、第1外側領域と第2外側領域によりタオルを挟むので、1本の縫い目のみで第1外側領域と第2外側領域とタオルを固定することができる。
また、第10には、上記第8の構成において、外周側領域が、布材の折返し位置を介した一方の領域における該折返し位置とは反対側の領域である第1外側領域(28−1)と、布材の折返し位置を介した他方の領域における該折返し位置とは反対側の領域である第2外側領域(30−1)とを有し、第1外側領域と第2外側領域を重ねた状態の一対の外側領域が汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で、縫製糸による縫い目(H31)により第1外側領域と第2外側領域と汗拭き具が固定されていることを特徴とする。
また、第11には、上記第8から第10までのいずれかの構成において、ファン取付け具本体において、布材の折返し位置に沿って縫製糸による略周状(周状としてもよい)の第2縫い目(H26)が設けられ、布材における布材の折返し位置と該第2縫い目の間の空間内に環状部材が収納されていることを特徴とする。
よって、環状部材が取付け具本体内で移動せずに所定の位置に配置できるので、ファンのファン取付け具への取付けを容易に行なうことができる。
また、第12には、上記第8の構成において、布材の折返し位置を介した一方の領域である第1領域の折返し位置側の端部から外周側の端部までの長さが、布材の折返し位置を介した他方の領域である第2領域の折返し位置側の端部から外周側の端部までの長さよりも長く形成され、第1領域の該折返し位置とは反対側の領域である第1外側領域が汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で、縫製糸による第1縫い目(H31、H32)により第1外側領域と汗拭き具が固定され、第2領域は、第1領域に重なった状態で、縫製糸による第2縫い目(H26)により第1領域と第2領域が固定されていることを特徴とする。
よって、第2領域の長さが第1領域の長さよりも短いので、取付け具本体を構成する布材の面積を少なくすることができる。
また、第13には、上記第1から第12までのいずれかの構成において、環状部材は、伸縮性を有する紐材により構成されて、紐材の両側の端部が結んだ状態で環状に形成されていることを特徴とする。
また、第14には、上記第1から第13までのいずれかの構成において、汗拭き具は、一対の長手辺と一対の短手辺とを有する横長形状に形成され、一対の長手辺の少なくとも一方には、切欠部(K10A、K10B)が設けられ、該切欠部は、長手辺の方向におけるファン取付け具の形成位置に対応した位置に設けられていることを特徴とする。
よって、タオルに切欠部が設けられているので、タオルがファンの吸気側や排気側を塞いでしまうことがない。
また、第15には、上記第1から第14までのいずれかの構成において、該汗拭き具が、タオル地により形成されたタオル又は木綿の平織りの布により形成された手ぬぐいであることを特徴とする。
なお、上記第1から第15までのいずれかの構成において、汗拭き具の開口部が汗拭き具の長手方向における略中心位置に1つ設けられていることを特徴とするものとしてもよい。また、上記第1から第14までのいずれかの構成において、汗拭き具の開口部が汗拭き具の長手方向に間隔を介して2つ設けられ、汗拭き具の各開口部にファン取付け具が設けられていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第16には、身体に涼感を与える身体用納涼具で、布製でシート状の汗拭き具で、開口部(K10C)が設けられた汗拭き具(10)(開口部(K10C)が設けられたタオル(10)としてもよい)と、汗拭き具に設けられたファン取付け具(20、20’)とを有し、ファン取付け具は、汗拭き具の開口部の位置に設けられた(固定して設けられたとしてもよい)布材製で環状の取付け具本体で、内側の周状の端部の内側に開口部(20K)を有する取付け具本体(22)と、取付け具本体の内側の周状の端部に沿って設けられた伸縮性を有する環状部材(40)とを有し、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンがファン取付け具に取り付けられる身体用納涼具の製造方法であって、ファン取付け具製造工程と、ファン取付け具製造工程で製造されたファン取付け具の取付け具本体を汗拭き具に固定する取付け具本体固定工程とを有し、ファン取付け具製造工程が、取付け具本体を形成するための布材で互いに平行な長手辺を有する布材(26S)の長手方向における両側の端部同士を縫着して環状に形成する第1縫着工程と、第1縫着工程で環状に形成された布材を布材の長手辺と平行な折れ線(27C)を介して折り返した状態にする折返し工程と、布材における該折れ線に沿った布材の内側に環状部材を形成するための伸縮性を有する紐材を配置して、該紐材の両側の端部を連結することにより環状部材を形成する環状部材形成工程と、を有し、取付け具本体固定工程においては、ファン取付け具製造工程により製造されたファン取付け具における布材の環状部材側とは反対側の領域である(反対側の領域で外側の周状の辺部側の領域(外側の周状の辺部に沿った領域としてもよい)であるとしてもよい)外側領域を汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域に縫着することにより、ファン取付け具を汗拭き具に固定することを特徴とする。
第16の構成の身体用納涼具の製造方法により製造された身体用納涼具においては、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンをファン取付け具に取り付けて使用し、ファンを取り付けた状態の身体用納涼具においては、首に掛けて使用し、ファンを首の位置に配置することによりファンから首に送風する。
身体用納涼具は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、使用者の首に送風することにより使用者に涼感を与えることができ、特に、首の背面側に送風することにより強い涼感を与えることができる。
また、ファンを取り付けた身体用納涼具は、ファンとタオルを有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
また、第16の構成の製造工程により製造された身体用納涼具によれば、第1縫着工程と折返し工程と環状部材形成工程からなるファン取付け具製造工程と取付け具本体固定工程により製造できるので、少ない工程、かつ、低コストで身体用納涼具を製造することができる。
また、第17には、上記第16の構成において、折返し工程と環状部材形成工程の間に、第2縫着工程が設けられ、第2縫着工程においては、折り返した状態の布材を該折れ線の位置に沿って略周状(周状としてもよい)に縫着して縫い目(H26)を形成し、
環状部材形成工程においては、該縫い目から該折れ線側の空間に該縫い目に沿って紐材を挿入して、該紐材の両側の端部を結んで環状にすることを特徴とする。
よって、環状部材が取付け具本体内で移動せずに所定の位置に配置できるので、ファンのファン取付け具への取付けを容易に行なうことができる。
また、第18には、身体に涼感を与える身体用納涼具で、布製でシート状の汗拭き具で、開口部(K10C)が設けられた汗拭き具(10)(開口部(K10C)が設けられたタオル(10)としてもよい)と、汗拭き具に設けられたファン取付け具(20、20’)とを有し、ファン取付け具は、汗拭き具の開口部の位置に設けられた(固定して設けられたとしてもよい)布材製で環状の取付け具本体で、内側の周状の端部の内側に開口部(20K)を有する取付け具本体(22)と、取付け具本体の内側の周状の端部に沿って設けられた伸縮性を有する環状部材(40)とを有し、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンがファン取付け具に取り付けられる身体用納涼具の製造方法であって、取付け具本体製造工程と、取付け具本体製造工程で製造された取付け具本体を汗拭き具に固定する取付け具本体固定工程と、汗拭き具に固定された取付け具本体に環状部材を形成する環状部材形成工程とを有し、取付け具本体製造工程が、取付け具本体を形成するための布材で互いに平行な長手辺を有する布材(26S)の長手方向における両側の端部同士を縫着して環状に形成する第1縫着工程と、第1縫着工程で環状に形成された布材を布材の長手辺と平行な折れ線(27C)を介して折り返した状態にしてする折返し工程と、を有し、取付け具本体固定工程においては、取付け具本体製造工程により製造された取付け具本体における布材の折れ線側とは反対側の領域である(反対側の領域で外側の周状の辺部側の領域(外側の周状の辺部に沿った領域としてもよい)であるとしてもよい)外側領域を汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域に縫着することにより、取付け具本体を汗拭き具に固定し、環状部材形成工程においては、布材における該折れ線に沿った布材の内側に環状部材を形成するための伸縮性を有する紐材を配置して、該紐材の両側の端部を連結することにより環状部材を形成することを特徴とする。
第18の構成の身体用納涼具の製造方法により製造された身体用納涼具においては、取付け具本体の内側の周状の端部をファンのハウジングに係止させることにより、ファンをファン取付け具に取り付けて使用し、ファンを取り付けた状態の身体用納涼具においては、首に掛けて使用し、ファンを首の位置に配置することによりファンから首に送風する。
身体用納涼具は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、使用者の首に送風することにより使用者に涼感を与えることができ、特に、首の背面側に送風することにより強い涼感を与えることができる。
また、ファンを取り付けた身体用納涼具は、ファンとタオルを有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
また、第18の構成の製造工程により製造された身体用納涼具によれば、第1縫着工程と折返し工程からなる取付け具本体製造工程と取付け具本体固定工程と環状部材形成工程により製造できるので、少ない工程、かつ、低コストで身体用納涼具を製造することができる。
また、第19には、上記第18の構成において、折返し工程と取付け具本体固定工程の間に、第2縫着工程が設けられ、第2縫着工程においては、折り返した状態の布材を該折れ線の位置に沿って略周状(周状としてもよい)に縫着して縫い目(H26)を形成し、環状部材形成工程においては、該縫い目から該折れ線側の空間に該縫い目に沿って紐材を挿入して、該紐材の両側の端部を結んで環状にすることを特徴とする。
よって、環状部材が取付け具本体内で移動せずに所定の位置に配置できるので、ファンのファン取付け具への取付けを容易に行なうことができる。
また、第20には、上記第16から第19までのいずれかの構成において、折返し工程において、布材の短手辺の方向の略中間位置に該折れ線を設けて、布材を二つ折りに折り返し、取付け具本体固定工程において、布材における折れ線を介した一方の領域における外側領域(28−1)と他方の領域(30−1)における外側領域により汗拭き具を挟んで重ねた状態で一対の外側領域と汗拭き具とを固定することを特徴とする。
よって、2つの外側領域によりタオルを挟むことにより、タオルの開口部の縁部が2つの外側領域により隠れた状態となるので、タオルの開口部の縁部を開口部を形成する際に切りっぱなしの状態としてタオルを構成する糸がほつれる状態としても、かがり縫い等により補強する必要がない。また、2つの外側領域によりタオルを挟むので、1本の縫い目のみで2つの外側領域とタオルを固定することができる。
また、第21には、上記第16から第19までのいずれかの構成において、折返し工程において、布材の短手辺の方向の略中間位置に該折れ線を設けて、布材を二つ折りに折り返し、取付け具本体固定工程において、布材における折れ線を介した一方の領域における外側領域(28−1)と他方の領域(30−1)の外側領域を重ねた状態の一対の外側領域を、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で一対の外側領域と汗拭き具とを固定することを特徴とする。
また、第22には、上記第16から第19までのいずれかの構成において、折返し工程において、布材の短手辺の方向における一方の側に偏った位置に該折れ線を設けて、布材を折り返し、取付け具本体固定工程において、布材における折れ線を介した一方の領域と他方の領域において折れ線からの長手辺までの距離が長い側の領域における外側領域である特定外側領域(28−1)を、汗拭き具の開口部の縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で該特定外側領域と汗拭き具とを固定することを特徴とする。
また、第23には、上記第16から第22までのいずれかの構成において、紐材の両端の端部を結んで紐材を連結することにより紐材を環状にして環状部材を形成することを特徴とする。
本発明に基づく身体用納涼具及び身体用納涼具の製造方法により製造された身体用納涼具によれば、身体用納涼具は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、使用者の首に送風することにより使用者に涼感を与えることができ、特に、首の背面側に送風することにより強い涼感を与えることができる。
また、身体用納涼具は、ファンとタオルを有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
また、本発明に基づく身体用納涼具の製造方法によれば、少ない工程、かつ、低コストで身体用納涼具を製造することができる。
本発明においては、衣服を着なくてもファンによる涼感を得ることができ、ファンによる冷却効果を十分得ることができ、さらには、使用する場面が多様なファン付きの冷却具を提供することを目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく身体用納涼具(首掛け用納涼具、身体用採涼具、首掛け用採涼具、身体用涼感具、首掛け用涼感具、ファン付きタオルとしてもよい)5は、図1〜図19に示すように構成され、タオル10と、タオル10に固定されたファン取付け具20と、ファン取付け具20に着脱自在に取り付けられたファン50とを有している(図1〜図4参照)。タオル10とファン取付け具20とで身体用納涼具本体(身体用納涼具用ユニットとしてもよい)7が構成される。
ここで、タオル(汗拭き具)10は、シート状で吸水性を有する布製部材であり、通常のタオルに使用される素材(例えば、綿、ナイロン、シルク、麻、マイクロファイバー)によりシート状に形成され、長方形状の長辺側に凹部が形成された形状を呈している。また、タオル10を構成する生地(タオル地)の種類としては、通常タオルとして用いられる生地であり、例えば、パイル地、シャーリング地、ガーゼ織地、ワッフル織地、無撚糸地等が挙げられる。つまり、タオル10は、タオル地の手ぬぐい(タオル地の布で作られた手ぬぐいとしてもよい)である。
すなわち、タオル10は、互いに相対する辺部10a及び辺部10bと互いに相対する辺部10c及び辺部10dにより囲まれた形状を有し、辺部10aから辺部10c、辺部10dが連設され、辺部10c、10dの辺部10aと反対側の端部からは辺部10bが連設されている。
辺部10aと辺部10bは直線状を呈し、互いに平行に形成されていて、タオル10における短辺部を構成している。
また、辺部10cと辺部10dは、タオル10の長辺部を構成しており、辺部10cは、辺部10aから連設され辺部10aに対して直角(略直角としてもよい)に形成された辺部10c−1と、辺部10bから連設され辺部10bに対して直角(略直角としてもよい)に形成された辺部10c−3と、辺部10c−1と辺部10c−3間に凹状に形成された辺部10c−2とを有し、辺部10c−2は、辺部10c−1から連設され、内側(辺部10d側)に傾斜して形成された辺部10c−2aと、辺部10c−2aの端部から連設され、辺部10aに対して直角(略直角としてもよい)の方向に形成された辺部10c−2bと、辺部10c−2bの端部から連設され、外側(辺部10d側とは反対側)に傾斜して辺部10c−3の端部にまで形成された辺部10c−2cとを有し、辺部10c−2aと辺部10c−2cとは、内側に行くほど辺部10c−2aと辺部10c−2c間の長さが短くなるようにテーパ状に形成されている。辺部10c−1、辺部10c−2a、辺部10c−2b、辺部10c−2c、辺部10c−3は、ともに直線状に形成され、辺部10cは、前後方向の中心線を介して左右線対称に形成されている。この辺部10c−2により辺部10c側に台形形状の切欠部K10Aが形成されている。
また、辺部10dは、辺部10cに対して左右方向の中心線を介して前後対称に形成され、辺部10dは、辺部10aから連設され辺部10aに対して直角(略直角としてもよい)に形成された辺部10d−1と、辺部10bから連設され辺部10bに対して直角(略直角としてもよい)に形成された辺部10d−3と、辺部10d−1と辺部10d−3間に凹状に形成された辺部10d−2とを有し、辺部10d−2は、辺部10d−1から連設され、内側(辺部10c側)に傾斜して形成された辺部10d−2aと、辺部10d−2aの端部から連設され、辺部10aに対して直角(略直角としてもよい)の方向に形成された辺部10d−2bと、辺部10d−2bの端部から連設され、外側(辺部10d側とは反対側)に傾斜して辺部10d−3の端部にまで形成された辺部10d−2cとを有し、辺部10d−2aと辺部10d−2cとは、内側に行くほど辺部10d−2aと辺部10d−2c間の長さが短くなるようにテーパ状に形成されている。辺部10d−1、辺部10d−2a、辺部10d−2b、辺部10d−2c、辺部10d−3は、ともに直線状に形成され、辺部10dは、前後方向の中心線を介して左右線対称に形成されている。この辺部10d−2により辺部10d側に台形形状の切欠部K10Bが形成されている。
切欠部K10Aと切欠部K10Bは、タオル10の長手辺に設けられ(つまり、ファン取付け具20のタオル10における短手方向(Y1−Y2方向)の一方の側と他方の側に設けられている)、すなわち、タオル10の長手辺の方向におけるファン取付け具20の形成位置に対応した位置に設けられている。
なお、タオル10の辺部10a、10b、10c、10dに沿った端部は、生地を折り返した状態で縫製して補強したり、かがり縫いすることにより補強されている。
また、タオル10には、円形の開口部K10Cが設けられ(図9参照)、開口部K10Cは、タオル10の平面視における中央(略中央としてもよい)(つまり、辺部10c−2bと辺部10d−2b間の位置)に設けられている。つまり、開口部K10Cは、タオル10の長手方向と短手方向の中心位置(略中心位置としてもよい)に設けられている。この開口部K10Cの位置にファン取付け具20が取り付けられる。
以上のようにして、タオル10は、全体に長方形状に対して相対する長辺側に切欠部K10A、K10Bが形成されるとともに、中央に開口部K10Cが形成された形状を呈している。なお、切欠部K10A、K10Bが設けられているのは、タオル10を細く束ねた状態で身体用納涼具5を首に掛けた際に、タオル10がファン50の給気口や排気口を塞ぐおそれがないようにするためである。
なお、タオル10の代わりに、木綿の平織りの布であるいわゆる手ぬぐいとしてもよい。つまり、タオル10は、タオル地の手ぬぐいでなくても、布製でシート状の汗拭き具であればよい。
また、ファン取付け具20は、図6に示すように、全体に円環状を呈して、内側の周状の端部の内側に開口部20Kを有し、ファン取付け具20は、タオル10に固定された取付け具本体22と、取付け具本体22の内側(内周側)の端部に設けられた紐部40とを有している。
ファン取付け具20は、タオル10における長手方向(X1−X2方向)と短手方向の略中央に設けられ、切欠部K10Aと切欠部K10Bの間の位置に設けられている。
ここで、取付け具本体22は、タオル10に固定された状態では、円環状を呈し、取付け具本体22の外側(外周側の端部)の端部領域がタオル10の開口部K10Cの縁部にに沿った領域に固定されている。
取付け具本体22は、図8の製造方法に示すように、四角形状の布材26Sにより形成されていて、図7に示すように、紐部収納部24と、紐部収納部24から連設された連結部26とを有し、連結部26が、タオル10に固定されている。連結部26がタオル10に固定された状態では、取付け具本体22は、扁平な円環状を呈している。
紐部収納部(環状部材収納部)24は、図7に示すように、断面略環状の円環状(リング状)を呈し、内部に紐部が収納可能となっている。紐部収納部24は、折り返された布材26Sの折返し位置Mに設けられている。折返し位置Mは、図8に示す折れ線27Cの位置に当たる。
連結部26は、紐部収納部24とタオル10間を連結するものであり、連結部26は、シート状の連結部構成部28とシート状の連結部構成部30とから構成され、連結部構成部28と連結部構成部30によりタオル10の開口部K10Cの縁部を挟んだ状態で縫製により連結部構成部28、30とタオル10とが固定されている。連結部26は、タオル10に固定した状態では、扁平な円環状となっている。
連結部構成部28は、紐部収納部24を構成する布材の一方の端部から連設され、連結部構成部28の外側の領域である外側領域(第1外側領域)28−1は、タオル10の上面に重なっている。また、連結部構成部30は、紐部収納部24を構成する布材の他方の端部から連設され、連結部構成部30の外側の領域である外側領域(第2外側領域)30−1は、タオル10の下面に重なっている。また、連結部構成部28と連結部構成部30は、タオル10に接する領域以外の領域では、互いに相対している。外側領域28−1、30−1は、具体的には、連結部構成部28、30の外側の端部領域であり、外側領域28−1と外側領域30−1とで外周側領域が構成される。つまり、外側領域28−1は、布材26Sの折返し位置Mを介した一方の領域(第1領域)(つまり、紐部収納部24の上側半分と連結部構成部28からなる領域)における折返し位置Mとは反対側の領域であり、外側領域30−1は、布材26Sの折返し位置Mを介した他方の領域(第2領域)(つまり、紐部収納部24の下側半分と連結部構成部30からなる領域)における折返し位置Mとは反対側の領域である。
なお、紐部収納部24と連結部26の境界位置においては、縫製糸により縫製することにより形成された縫い目(縫着部としてもよい)(第2縫い目)H26が設けられ、重なり合った布材がこの縫い目H26により固定された状態となっている。つまり、この縫い目H26は、平面視において周状(略円形状としてもよい)に形成されている。
また、連結部26とタオル10とは、互いに重なった状態で固定されており、具体的には、連結部構成部28と連結部構成部30の外側領域28−1、30−1でタオル10の開口部K10C側の端部領域を挟んだ状態で縫製糸により形成された縫い目H31により、連結部構成部28とタオル10と連結部構成部30が固定されている。この縫い目H31も、平面視において円形状(略円形状としてもよい)に形成されている。
また、紐部(環状部材)40は、紐部収納部24内に紐部収納部24の収納空間に沿って設けられ、紐部40は、環状(リング状、ループ状としてもよい)に形成されている。つまり、直線状の紐部の両端を結ぶことにより環状となっている。紐部40は、伸縮性を有する弾性部材により形成され、具体的には、ゴム紐(具体的には、断面略円形の丸ゴムからなるゴム紐)により形成されている。つまり、紐部40は、取付け具本体22の内側の周状の端部に沿って設けられ、布材26Sにおける布材26Sの折返し位置Mと縫い目H26の間の空間内に紐部40が収納されている。なお、ファン取付け具20の内側の端部がファン50の筒状部56の周面に固定されるように、紐部40のリング状における直径は、紐部40の自然状態において、筒状部56の直径よりも小さく形成され、紐部40の弾性により筒状部56の周面に固定されるようになっている。また、紐部40の断面(横断面)の直径(つまり、紐部40の太さ)は、ファン50のフランジ58とフランジ60間の間隔FSよりも小さく形成されている。なお、紐部40は、断面略円形の丸ゴムが好ましいが、断面略四角形状の平ゴムであってもよい。また、紐部40は、両端を結んで輪状にしたものとしたが、これには限られず、例えば、伸縮性を有する紐部の両端の端部にそれぞれ連結具を固定し、連結具同士を連結することにより紐部を連結して、伸縮性を有する(つまり、紐部の部分が伸縮性を有する)環状部材としてもよく、また、伸縮性を有する紐部の一方の端部をループ状に折り返した状態でカシメ金具で固定したもののループ状部分に紐部の他の端部を挿通した状態でループ状としてカシメ金具で固定してループ状部分を連結した状態として紐部を連結することにより、伸縮性を有する(つまり、紐部の部分が伸縮性を有する)環状部材を構成してもよい。
この紐部40と紐部収納部24により締付け部42が構成され、この締付け部42の直径は、自然状態(つまり、紐部40が最も縮んでいる状態)では筒状部56の直径よりも小さく、一方、紐部40を伸ばした際には、締付け部42の直径は、フランジ58、60の直径よりも大きくなる。
以上のように、取付け具本体22は、折り返された布材26Sの折返し位置Mを開口部20K側にして設けられ、布材26Sの該折返し位置Mに沿った布材26Sの内側に紐部40が収納して設けられている。
ここで、ファン取付け具20の製造方法について説明すると、図8に示すようになる。すなわち、連結部26を構成する布材26Sを用意する(図8(a))。この布材26Sは、長方形状(具体的には、細長長方形状)の布材であり、その長手辺の長さL26は、ファン取付け具20へのファン50の取付けを容易とするために、フランジ58やフランジ60の周面の長さ(外側の端部の周長)よりも十分長い長さとし、開口部K10Cの縁部の周長に縫い代26Tの幅L26Tを加算した長さ(第1算出長さ)を少なくとも有し、該第1算出長さ以上の長さとするのが好ましい。また、布材26Sの短手辺の長さL27は、開口部K10Cの直径の長さから筒状部56の直径の長さを減算した長さに、タオル10と重なる領域の幅L30の2倍を加算した長さ(第2算出長さ)を少なくとも有し、締付け部42の密着を容易とするために該第2算出長さよりも長くするのが好ましい(連結部構成部28がタオル10と重なる幅と連結部構成部30がタオル10と重なる幅(ファン取付け具20の径方向における幅(内側と外側間の幅))は、いずれも幅L30とする)。つまり、布材26Sは、製造過程で二つ折りとし、二つ折りとした場合の短手辺の長さが、開口部K10Cの直径の長さから筒状部56の直径の長さを減算した値の1/2の長さに、タオル10の重なる領域の幅L30を加算した長さを少なくとも有することから、第2算出長さは上記のようになる。なお、厳密には、紐部収納部24の部分は紐部40が挿入されているため、平面状とはならないため、短手辺の長さL27は、少なくとも第2算出長さよりも、紐部収納部24が断面略環状となる分、長くする必要がある。なお、布材26Sは、長方形状としたが、互いに平行な長手辺を有する形状であればよい。
なお、布材26Sの素材は、縫い目を形成して紐部収納部24を形成しやすく、また、タオル10との縫製が容易な素材が好ましく、例えば、ポリエステル、ナイロン等が用いられる。
そして、布材26Sを短手方向の折れ線26Cを介して二つ折りに折り返した状態とし、折れ線26Cと反対側の端部に沿って縫製糸で縫着して縫い目(縫着部としてもよい)H25を形成する(図8(b)、第1縫着工程)。つまり、布材26Sの長手方向における両側の端部同士を縫着して環状に形成する。これにより、布材26Sがリング状に形成される。
その後、布材26Sにおける一対の周状の端部のうち一方の端部側の領域を外側に折り返して二つ折りの状態とする(図8(c)、折返し工程)。つまり、図8(c)の状態では、布材26Sは、周状の折れ線27C(長手辺と平行な折れ線)を介して二つ折りの状態となっている。つまり、二つ折りにした布材26Sにおいて、外側の部分の幅と内側の部分の幅とは、長さL28で同一(略同一としてもよい)となっている。該折れ線27Cは、布材26Sの短手辺の方向の中間位置(略中間位置としてもよい)にある。
その後、折れ線27C付近の位置で該折れ線27Cに沿って(つまり、折れ線27Cと平行に)縫製糸で縫着して、縫い目H26を形成する(図8(d)、第2縫着工程)。つまり、折り返した状態の布材26Sを折れ線27Cの位置に沿って周状に縫着して縫い目H26を形成する。縫い目H26は、折れ線27Cと平行(略平行としてもよい)に周状に形成され、折れ線27Cと縫い目H26間の長さL29は、布材26Sにおける折れ線27Cと縫い目H26間の領域により形成される紐部収納部24に紐部40を収納可能な長さとする。なお、縫い目H26は、折れ線27Cの付近でなくてもよいが、縫い目H26から折れ線27Cまでの長さが縫い目H26から折れ線27Cと反対側の辺部までの長さよりも短い位置とするのが好ましい。
なお、縫い目H26の形成に際しては、折れ線27Cとは反対側の辺部28C側から紐部40を挿入可能なように、縫い目H26を形成しない領域を設けて隙間R26を形成し、この隙間R26から紐部40を挿入できるようにする。縫い目H26には隙間R26が設けられているので、縫い目H26は、厳密には、略周状に形成されているといえる。
その後、縫い目H26と折れ線27C間の領域に紐部40を挿入して、紐部40の両側の端部を結んで環状とする(環状部材形成工程)。つまり、縫い目H26から折れ線27C側の空間に縫い目H26に沿って伸縮性を有する紐状部材(紐部40において、両側の端部を結ぶ前の状態である紐状部材)を挿入する。なお、紐部40の挿入は、上記のように隙間R26が形成されているので、該隙間R26から行なえばよい。
紐部40を挿入したら、辺部28C側が外側となり、折れ線27Cが内側となるように扁平状に広げることにより、紐部40の弾性により折れ線27C側の辺部が縮まって、図8(e)に示すように、取付け具本体22がリング状に形成される。以上のようにして、第1縫着工程から環状部材形成工程までの工程によりファン取付け具製造工程が行われる。
以上のように作成されたファン取付け具20においては、布材26Sにおける縫い目H26よりも内側の部分が紐部収納部24となり、縫い目H26よりも外側の部分が連結部26となり、連結部26における上側の部分が連結部構成部28となり、連結部26における下側の部分が連結部構成部30となる。
ファン取付け具20をタオル10に取り付けるには、連結部構成部28と連結部構成部30とでタオル10の開口部K10Cの縁部を挟んだ状態として、縫製糸により縫着して、該縫製糸からなる周状の縫い目H31を形成して、取付け具本体22をタオル10に固定する(取付け具本体固定工程)。
なお、上記のように、連結部構成部28と連結部構成部30によりタオル10を挟むことにより、タオル10の開口部K10Cの縁部が連結部構成部28と連結部構成部30により隠れた状態となるので、タオル10の開口部K10Cの縁部を開口部K10Cを形成する際に切りっぱなしの状態としてタオル10を構成する糸がほつれる状態としても、かがり縫い等により補強する必要がない。また、連結部構成部28と連結部構成部30によりタオル10を挟むので、1つの縫い目H31のみで連結部構成部28、30とタオル10を固定することができる。
なお、連結部構成部28と連結部構成部30によりタオル10を挟んだ状態で連結部26をタオル10に固定するとしたが、その方法には限られず、連結部構成部28と連結部構成部30を重ねた状態で、タオル10の一方の面(つまり、上面又は下面)に重ねて連結部構成部28、30とタオル10とを固定するようにしてもよい。つまり、連結部26をタオル10の一方の面に固定するのである。その場合には、縫い目としては、1つの周状の縫い目でもよいが、略同心円状の2つの周状の縫い目により連結部26とタオル10を固定するのが好ましい。また、タオル10の開口部K10Cを形成する際に、切りっぱなしの状態とするとほつれてしまうため、生地を折り返した状態で縫製して補強したり、かがり縫いすることにより補強するのが好ましい。
また、ファン50は、図10〜図17に示すように構成された送風装置であり、バッテリー90(図20参照)から電源コード84を介して供給された電力により送風を行なうものである。
すなわち、ファン50は、ハウジング52と、ハウジング52内に設けられたモータ80と、モータ80の回転軸に取り付けられた羽根体82とを有している。
ここで、ハウジング52は、全体に略円柱状を呈していて、ハウジング52は、ハウジング本体54と、ハウジング本体54に着脱自在の蓋部70を有している。ハウジング52は、合成樹脂により形成されており、ハウジング本体54が、合成樹脂により一体に形成されているとともに、蓋部70が、合成樹脂により一体に形成されている。
ハウジング本体54は、円筒状の筒状部56と、筒状部56の外側面における軸線方向の一方の端部(下端)から外周方向に突出した円環状のフランジ(第1突状部)58と、筒状部56の外側面における軸線方向の他方の端部(上端)から外周方向に突出した円環状のフランジ(第2突状部)60と、筒状部56のフランジ58側の端部に設けられた排気側カバー62と、フランジ58の外周から筒状部56側とは反対側に連設された首当て部64とを有している。つまり、フランジ58、60は、筒状部56に固定して設けられ、筒状部56の外周面よりも外側に突出しており、筒状部56の軸線方向(筒状部56の軸線J(図10参照)の方向)におけるフランジ58とフランジ60の間の位置に筒状部56の外周面が設けられている。フランジ58とフランジ60は、ともに円環状の板状を呈し、フランジ58とフランジ60は互いに平行に設けられ、フランジ58とフランジ60間には、間隔(隙間)FSが設けられ(つまり、フランジ58とフランジ60は、筒状部56の軸線方向に間隔を介して設けられている)、ファン取付け具20にファン50を取り付ける際には、該間隔FSに取付け具本体22の紐部40側、つまり、締付け部42が設けられる。フランジ58とフランジ60間の間隔FSの幅L50は、ファン取付け具20における締付け部42の厚み(紐部40が入った状態の紐部収納部24の厚み)L31(図7参照)よりも長く形成されている。
なお、フランジ60の上面には、内側(内周側)に突出した爪部を有する係止部60a〜60dが設けられ、係止部60a〜60dは同様の構成であるので、係止部60aを例にとって説明すると、係止部60aは、フランジ60の上面に対して鉛直方向(つまり、筒状部56の軸線方向)に立設した爪支持部60a−1と、爪支持部60a−1の内側の面の上端から内側に突出した爪部60a−2とを有している。係止部60a〜60dに設けられた爪部は、蓋部70を閉状態にする際に、蓋部70の周面に設けられた穴部72Kに係止するものである。なお、係止部60a〜60dにおける円周方向に隣接する係止部は、90度の角度を介して設けられている。
また、排気側カバー62は、筒状部56の内側面における軸線方向の下端から内側に設けられ、複数の開口部62Kが設けられた板状を呈している。すなわち、排気側カバー62は、底面視において、中央に設けられた円形の中央部62aと、中央部62aの外側(外周側)に中央部62aと同心円状に形成された円環状部62bと、筒状部56から円環状部62bを経て中央部62aまで形成された放射状部62cとを有し、放射状部62cは、筒状部56の下端から円環状部62bを経て中央部62aまで形成された直線帯状の帯状部が放射状に複数形成されている。排気側カバー62が以上のように形成されていることにより、複数の開口部62Kが形成され、この開口部62Kから羽根体82からの風が排出される。つまり、開口部62Kは、筒状部56の軸線方向におけるハウジング52の一方の側に設けられている。なお、開口部62Kの大きさは、人の指が入らない程度の大きさとするのが好ましい。
また、排気側カバー62の中央部62aの底面側には、モータ80の駆動をオンオフするためのスイッチSWが設けられている。なお、該スイッチSWは、ハウジング52の他の位置に設けてもよく、また、ハウジング52以外の位置(例えば、電源コード84の途中位置又はバッテリー90の位置)に設けてもよい。
また、首当て部64は、筒状部56のフランジ58側の端部から突出した一対の首当て部構成部66、68を有し、首当て部構成部66と首当て部構成部68は、下方(Z1側)(つまり、蓋部70側とは反対側)に突出するとともに、筒状部56の軸線方向に直角な方向における相対する方向(X1−X2方向)に突出しており、首当て部構成部66は、X1方向(左側面側方向)にフランジ58よりも突出し、首当て部構成部68は、X2方向(右側面側方向)にフランジ58よりも突出している。
首当て部構成部66、68は、ともに曲面状の板状を呈し、首当て部構成部66は、正面方向から左側面方向を経て背面方向まで形成され、首当て部構成部68は、正面方向から右側面方向を経て背面方向まで形成されている。つまり、正面方向の角度を0度、左側面方向の角度を90度、背面方向の角度を180度、右側面方向の角度を270度とした場合には、首当て部構成部66は、0度の位置から90度の位置を経て180度の位置まで形成され、首当て部構成部68は、0度の位置から270度の位置を経て180度の位置まで形成されている。首当て部構成部66、68の上端は、筒状部56の下端に沿って円弧状に形成されていて、首当て部構成部66、68の外側の面と内側の面は、円錐台形状(略円錐台形状としてもよい)の周面の一部を構成している。
また、首当て部構成部66は、左側面側の端部(90度の位置の端部)が最も下方(Z1側)に突出しており、右側面側にいくほど(つまり、0度の方向と180度の方向にいくほど)徐々に首当て部構成部66の下端から筒状部56の下端までの軸線方向の長さが短くなるように形成され、正面方向の位置(0度の位置)と背面方向の位置(90度の位置)においては、首当て部構成部66の下端は、筒状部56の下端位置と一致していて(つまり、正面方向の位置(0度の位置)と背面方向の位置(90度の位置)においては、首当て部構成部66は形成されていない)、底面視においては、首当て部構成部66の下端は、図14に示すように、楕円弧状(略楕円弧としてもよい)となっている。
また、首当て部構成部68は、首当て部構成部66と左右対称(前後方向の中心面を介して左右面対称)に形成され、首当て部構成部68は、右側面側の端部(270度の位置の端部)が最も下方(Z1側)に突出しており、左側面側にいくほど(つまり、0度の方向と180度の方向にいくほど)徐々に首当て部構成部68の下端から筒状部56の下端までの軸線方向の長さが短くなるように形成され、正面方向の位置(0度の位置)と背面方向の位置(90度の位置)においては、首当て部構成部68の下端は、筒状部56の下端位置と一致していて(つまり、正面方向の位置(0度の位置)と背面方向の位置(90度の位置)においては、首当て部構成部68は形成されていない)、底面視においては、首当て部構成部68の下端は、図14に示すように、楕円弧状(略楕円弧としてもよい)となっていて、首当て部64の下端は、底面視において、楕円形を呈している。
首当て部64は、以上のように形成されているので、正面視においては、図10に示すように、首当て部64の下側の辺部(つまり、90度から0度を経て270度までの辺部)64a(図14参照)が略円弧状に窪んだ形状をしており、背面視においても、首当て部64の下側の辺部(つまり、90度から180度を経て270度までの辺部)64b(図14参照)が略円弧状に窪んだ形状をしていて、ファン50を首の後側の側面に配置した際に、これらの略円弧状に窪んだ辺部64a、64bが、首の後側の側面に接することになり、首当て部64が首にフィットしやすい。つまり、辺部64aの水平方向に対する傾斜角度については、図14の90度の位置における傾斜角度0度から徐々に大きくなり、45度の位置で傾斜角度が最大となって、その後、徐々に傾斜角度が小さくなり、図14の0度の位置で傾斜角度0度となり、その後、徐々に傾斜角度が徐々に大きくなり、315度の位置で傾斜角度が最大となって、その後、徐々に傾斜角度が小さくなり、270度の位置で傾斜角度0度となっており、辺部64bの水平方向に対する傾斜角度についても、図14の90度の位置における傾斜角度0度から徐々に大きくなり、135度の位置で傾斜角度が最大となって、その後、徐々に傾斜角度が小さくなり、180度の位置で傾斜角度0度となり、その後、徐々に傾斜角度が徐々に大きくなり、225度の位置で傾斜角度が最大となって、その後、徐々に傾斜角度が小さくなり、270度の位置で傾斜角度0度となっている。つまり、辺部64a、64bを平面上に展開すると、サインカーブを呈する。すなわち、円錐台形状の周面に対して、略円弧状の切欠部(具体的には、サインカーブ状の切欠部)を設けることにより、首当て部64の正面側と背面側が窪んだ形状となっている。なお、首当て部64は、左右対称に形成されているとともに、前後対称(左右方向の中心面を介して左右面対称)にも形成されている。
首当て部64は、身体用納涼具5を装着する際に使用者の首に接触させるものであり、首当て部構成部66と首当て部構成部68の下方(Z1側)の端部が首に接触される。
なお、首当て部64の下端は、底面視において、楕円形であるとしたが、他の形状であってもよく、例えば、略楕円形や円形(略円形としてもよい)であってもよく、その場合においても、正面視と背面視において、略円弧状に窪んだ形状とするのが好ましい。
以上のように、首当て部64は、ファン50の排気側である下方に突出するとともに、筒状部56の軸線方向に直角な方向における相対する方向(つまり、図14における90度の方向と270度の方向)に突出する曲面状の板状を呈し、首当て部64の下端が、排気側から見て楕円形(略楕円形又は略円形としてもよい)を呈し、筒状部56の軸線方向に直角な方向で該相対する方向と直角方向である正面側と背面側から見て、首当て部64の下端が上方に窪んだ形状(つまり、略円弧状に窪んだ形状)となっている。
また、蓋部70は、円筒状の筒状部72と、筒状部72の上端に設けられた吸気側カバー74とを有している。
筒状部72には、外周側の側面に係止部60a〜60dの爪部が係止するための計4つの穴部72Kが設けられている。つまり、穴部72Kにおける円周方向に隣接する穴部は、90度の角度を介して設けられている。
また、吸気側カバー74は、排気側カバー62と同様の形状を呈している。すなわち、吸気側カバー74は、筒状部72の内側面における軸線方向の上端から内側に設けられ、複数の開口部74Kが設けられた板状を呈し、吸気側カバー74は、平面視において、中央に設けられた円形の中央部74aと、中央部74aの外側(外周側)に中央部74aと同心円状に形成された円環状部74bと、筒状部72から円環状部74bを経て中央部74aまで形成された放射状部74cとを有し、放射状部74cは、筒状部72の上端から円環状部74bを経て中央部74aまで形成された直線帯状の帯状部が放射状に複数形成されている。吸気側カバー74が以上のように形成されていることにより、複数の開口部74Kが形成され、この開口部74Kから空気が吸引される。つまり、開口部74Kは、筒状部56の軸線方向におけるハウジング52の他方の側に設けられている。なお、開口部74Kの大きさは、人の指が入らない程度の大きさとするのが好ましい。
また、モータ80は、ハウジング52内に固定して設けられ、具体的には、排気側カバー62の中央部62aの内側に設けられている。また、モータ80には、電源コード84が接続されていて、電源コード84は、バッテリー90に接続されている。モータ80に接続された電源コード84は、排気側カバー62の開口部62Kから導かれ、首当て部構成部68に設けられた穴部を通って、首当て部構成部68の外部に導かれている。なお、電源コード84の取付け状態は、これには限られず、例えば、蓋部70の筒状部72から外部に導出してもよい。モータ80の回転軸の軸線の方向は、筒状部56の軸線方向に形成されている。つまり、モータ80の回転軸の軸線は、筒状部56の軸線に沿って設けられている。
なお、バッテリー90は、使用者の腰のベルトに取り付けられている。なお、バッテリー90の取付け位置は、使用者の腰の位置には限られず、例えば、衣服のポケット(例えば、上着のポケットやズボンのポケット)内に収納してもよいし、腰に着脱するポシェットに収納してもよい。
また、羽根体82は、モータ80の回転軸に取り付けられ、ハウジング52内における排気側カバー62と吸気側カバー74の間の空間に設けられている。羽根体82は、モータ80の回転軸に取り付けられているので、羽根体82の回転中心の軸線は、筒状部56の軸線方向に設けられている(つまり、筒状部56の軸線に沿って設けられている)。
蓋部70をハウジング本体54から取り外した状態は、図16、図17に示すようになり、ファン50の製造に際して、ハウジング本体54にモータ80及び羽根体82を取り付けて、蓋部70をハウジング本体54に対して閉じることにより、ファン50が構成される。なお、蓋部70をハウジング本体54に対して閉じた状態では、係止部60a〜60dの爪部が、蓋部70の穴部72Kに係止されている。
ファン50をファン取付け具20に取り付けた状態では、ファン50のフランジ58とフランジ60間の間隔FSに締付け部42が取り付けられた状態となる。紐部40の自然状態の直径は、筒状部56の直径よりも小さいので、締付け部42は、筒状部56の外側面に密着した状態となっていて、また、フランジ58とフランジ60間の間隔FSの幅L50は、締付け部42の厚みL31よりも大きいので、フランジ58とフランジ60の少なくとも一方と締付け部42の間には、隙間が形成される。つまり、筒状部56における軸線方向の中央位置に締付け部42が設けられる場合には、締付け部42とフランジ58間に隙間S1が設けられるとともに、締付け部42とフランジ60間に隙間S2が設けられ(図5参照)、締付け部42がフランジ58、60のいずれかの側に偏って設けられた場合には、締付け部42がフランジ58、60の一方で接して、締付け部42とフランジ58、60の他方との間に隙間が設けられる場合があるが、締付け部42がフランジ58とフランジ60の両方に接することはない。
なお、紐部収納部24が上下方向に膨らんで、紐部収納部24がフランジ58とフランジ60の両方に接することはあり得るが、紐部40の直径が2つのフランジ58、60間の間隔FSよりも小さいので、紐部40が布材(つまり、布材26Sにおける紐部収納部24の領域)を介してフランジ58とフランジ60のいずれかに密着することはあるものの、紐部40を布材を介してフランジ58とフランジ60の両方に密着することはない。なお、紐部40の周状の範囲において、一部が布材を介してフランジ58に密着し、他の一部が布材を介してフランジ60に密着することは考えられる。
ファン50をファン取付け具20に取り付けるには、紐部40を伸ばしてファン取付け具20の開口部20Kの径を大きくした状態(つまり、締付け部42の開口を大きくした状態)で、締付け部42を筒状部56の周面側に位置させ、開口部20Kの径を大きくした状態を解除することにより、締付け部42が筒状部56の外側に密着した状態となって、ファン50がファン取付け具20に取り付けられる。
なお、上記の説明において、タオル10とファン取付け具20は、図6〜図8に示す構成であるとして説明したが、これには限られず、以下のような構成であってもよい。
すなわち、ファン取付け具20’は、図18に示すように、全体に円環状を呈し、ファン取付け具20’は、タオル10に固定された取付け具本体22と、取付け具本体22の内側(内周側)の端部に設けられた紐部40とを有している。ファン取付け具20’においては、ファン取付け具20とは取付け具本体22における連結部26の構成が異なる。
ここで、取付け具本体22は、タオル10に固定された状態では、円環状を呈し、取付け具本体22の外側(つまり、外周側)の領域である外側領域(つまり、連結部構成部28の外側領域28−1)がタオル10の開口部K10Cの縁部に固定されている。外側領域28−1は、具体的には、連結部構成部28の外側の端部領域である。この外側領域28−1が、タオル10に固定される外周側領域を構成する。
取付け具本体22は、図19の製造方法に示すように、長方形状(具体的には、細長長方形状)の布材により形成されていて、図18に示すように、紐部収納部24と、紐部収納部24から連設された連結部26とを有し、連結部26が、タオル10に固定されている。連結部26がタオル10に固定された状態では、取付け具本体22は、扁平な円環状を呈している。
紐部収納部24は、ファン取付け具20の場合と同様に、断面略環状の環状(リング状)を呈し、内部に紐部が収納可能となっている。
連結部26は、紐部収納部24とタオル10間を連結するものであり、連結部26は、シート状の連結部構成部28とシート状の帯状の連結部構成部30とから構成され、連結部構成部28と連結部構成部30とでは、径方向に連結部構成部30が連結部構成部28よりも短く形成され、連結部構成部28のみがタオル10に縫製により固定され、連結部構成部30はタオル10に固定されていない。連結部26は、タオル10に固定した状態では、扁平な円環状となっている。
連結部構成部28は、紐部収納部24を構成する布材の一方の端部から連設され、連結部構成部28の外側領域28−1は、タオル10の上面に重なっている。また、連結部構成部30は、紐部収納部24を構成する布材の他方の端部から連設され、連結部構成部30の外側の端部領域は、縫い目H26の若干外側にあり、連結部構成部30は、縫い目H26の縫い代として機能しているのみであり、連結部構成部30は連結部構成部28に重なっている。つまり、連結部構成部28の紐部収納部24側である内側の端部から紐部収納部24側とは反対側である外側の端部までの長さL32−1が、連結部構成部30の紐部収納部24側である内側の端部から紐部収納部24側とは反対側である外側の端部までの長さL32−2よりも長く形成されており、第2領域(布材26Sにおいて、折返し位置Mを介した連結部構成部30側の領域)は、第1領域(布材26Sにおいて、折返し位置Mを介した連結部構成部28側の領域)に重なった状態で、縫い目H26により第1領域と第2領域が固定されている。
なお、紐部収納部24と連結部26の境界位置においては、縫製糸により縫製することにより形成された縫い目(縫着部としてもよい)H26が設けられ、重なり合った布材がこの縫い目H26により固定された状態となっている。つまり、この縫い目H26は、平面視において周状(略円形状としてもよい)に形成されている。
また、連結部構成部28とタオル10とは、互いに重なった状態で固定されており、具体的には、連結部構成部28の外側領域がタオル10の開口部K10C側の端部領域に重なった状態で縫製糸により形成された縫い目H31、H32により、連結部構成部28とタオル10とが固定されている。この縫い目H31、H32は、平面視において周状(略円形状としてもよい)に形成され、縫い目H31と縫い目H32は、略同心円状に形成されている。なお、2つの縫い目H31、H32ではなく、1つの周状の縫い目のみで連結部構成部28とタオル10を固定してもよいが、2つの周状の縫い目により固定するのが好ましい。
また、紐部40は、ファン取付け具20における紐部40と同様の構成であり、紐部収納部24内に紐部収納部24の収納空間に沿って設けられ、紐部40は、リング状に形成されている。ファン取付け具20’における紐部40は、ファン取付け具20における紐部40と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
この紐部40と紐部収納部24により締付け部42が構成され、この締付け部42の直径は、自然状態(つまり、紐部40が最も縮んでいる状態)では筒状部56の直径よりも小さく、一方、紐部40を伸ばした際には、締付け部42の直径は、フランジ58、60の直径よりも大きくなる。また、ファン取付け具20’においても、断面の直径(つまり、紐部40の太さ)は、2つのフランジ58、60間の間隔FSよりも小さく形成されている。
ここで、ファン取付け具20’の製造方法について説明すると、図19に示すようになる。すなわち、連結部26を構成する布材26Sを用意する(図19(a))。この布材26Sは、長方形状(具体的には、細長長方形状)の布材であり、その長手辺の長さL26は、ファン取付け具20の場合と同様に、ファン取付け具20’へのファン50の取付けを容易とするために、フランジ58やフランジ60の周面の長さ(外側の端部の周長)よりも十分長い長さとし、開口部K10Cの縁部の周長に縫い代26Tの幅L26Tを加算した長さ(第1算出長さ)を少なくとも有し、該第1算出長さ以上の長さとするのが好ましい。また、布材26Sの短手辺の長さL27は、開口部K10Cの直径の長さから筒状部56の直径の長さを減算した値の1/2の長さに、タオル10の重なる領域の幅L30と紐部収納部24の内側の端部から連結部構成部30の外側の端部までの長さを加算した長さ(第2算出長さ)を少なくとも有し、締付け部42の密着を容易とするために該第2算出長さよりも長くするのが好ましい。なお、厳密には、紐部収納部24の部分は紐部40が挿入されているため、平面状とはならないため、短手辺の長さL27は、少なくとも該第2算出長さよりも、紐部収納部24が断面略環状となる分、長くする必要がある。なお、布材26Sは、長方形状としたが、互いに平行な長手辺を有する形状であればよい。
なお、布材26Sの素材は、縫い目を形成して紐部収納部24を形成するのに支障のない素材であり、例えば、ポリエステル、ナイロン等が用いられる。
そして、布材26Sを短手方向の折れ線26Cを介して二つ折りに折り返した状態とし、折れ線26Cと反対側の端部に沿って縫製糸で縫着して縫い目(縫着部としてもよい)H25を形成する(図19(b)、第1縫着工程)。つまり、布材26Sの長手方向における両側の端部同士を縫着して環状に形成する。これにより、布材26Sがリング状に形成される。
その後、布材26Sにおける一対の周状の端部のうち一方の端部側の領域を外側に短く折り返した状態とする(図19(c)、折返し工程)。つまり、図19(c)の状態では、布材26Sは、周状の折れ線27Cを介して折り返した状態となっていて、外側の部分の幅L28−1は、内側の部分の幅L28−2よりも短く形成されており、例えば、幅L28−1の長さは、幅L28−2の長さの半分より短く形成されている。つまり、該折れ線27Cは、布材26Sの短手辺の方向における一方の側に偏った位置にある。
その後、折れ線27C付近の位置で該折れ線27Cに沿って(つまり、折れ線27Cと平行に)縫製糸で縫着して、縫い目H26を形成する(図19(d)、第2縫着工程)。つまり、折り返した状態の布材26Sを折れ線27Cの位置に沿って周状に縫着して縫い目H26を形成する。縫い目H26は、折れ線27Cと平行(略平行としてもよい)に周状に形成され、折れ線27Cと縫い目H26間の長さL29は、布材26Sにおける折れ線27Cと縫い目H26間の領域により形成される紐部収納部24に紐部40を収納可能な長さとする。なお、縫い目H26から折れ線27Cまでの長さを縫い目H26から折れ線27Cと反対側の辺部までの長さよりも短くするのが好ましい。
なお、縫い目H26の形成に際しては、布材26Sの外側の部分の折れ線27Cとは反対側の辺部28Cから紐部40を挿入可能なように、縫い目H26を形成しない領域を設けて隙間R26を形成し、この隙間から紐部40を挿入できるようにする。縫い目H26には隙間R26が設けられているので、縫い目H26は、厳密には、略周状に形成されているといえる。
その後、縫い目H26と折れ線27C間の領域に紐部40を挿入して、紐部40の両側の端部を結んで環状とする(環状部材形成工程)。つまり、縫い目H26から折れ線27C側の空間に縫い目H26に沿って伸縮性を有する紐状部材(紐部40において、両側の端部を結ぶ前の状態である紐状部材)を挿入する。なお、紐部40の挿入は、上記のように隙間R26が形成されているので、該隙間R26から行なえばよい。
紐部40を挿入したら、布材26Sの内側の部分における折れ線27Cと反対側の辺部29C側が外側となり、折れ線27Cが内側となるように扁平状に広げることにより、紐部40の弾性により折れ線27C側の辺部が縮まって、図19(e)に示すように、取付け具本体22がリング状に形成される。以上のようにして、第1縫着工程から環状部材形成工程までの工程によりファン取付け具製造工程が行われる。
以上のように作成されたファン取付け具20’においては、布材26Sにおける縫い目H26よりも内側の部分が紐部収納部24となり、縫い目H26よりも外側の部分が連結部26となり、連結部26における上側の部分が連結部構成部28となり、連結部26における下側の部分(幅の短い部分)が連結部構成部30となる。
ファン取付け具20’をタオル10に取り付けるには、連結部構成部28をタオル10の開口部K10Cの縁部に重ねた状態として、縫製糸により縫着して、該縫製糸からなる縫い目H31、H32を同心円状(略同心円状としてもよい)に形成して、ファン取付け具20’をタオル10に固定する(ファン取付け具固定工程)。つまり、布材26Sにおける折れ線27Cを介した一方の領域(つまり、連結部構成部28側の領域)と他方の領域(つまり、連結部構成部30側の領域)において折れ線27Cからの長手辺までの距離が長い側の領域(連結部構成部28側の領域)における外側領域(特定外側領域)28−1を、タオル10の開口部K10Cの縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねた状態で外側領域28−1とタオル10とを固定する。
このように、長さL32−2を長さL32−1よりも短くして、連結部構成部28のみをタオル10に固定することにより、図7のように連結部構成部28と連結部構成部30の両方をタオル10に固定する場合に比べて、布材26Sの面積を少なくすることができ、コストを削減することができる。
なお、図18においては、連結部構成部28をタオル10の上面に固定しているが、連結部構成部28をタオル10の下面に固定してもよい。つまり、タオル10の開口部K10Cの縁部に沿った領域の表裏いずれかの面に重ねたものであればよい。また、連結部構成部28の長さ(つまり、長さL32−1)を連結部構成部30の長さ(つまり、長さL32−2)よりも長くしたが、連結部構成部30の長さを連結部構成部28の長さよりも長くして、連結部構成部30をタオル10に固定してもよい。
上記構成の身体用納涼具5を使用状態について説明すると、図20、図21に示すように、通常のタオルを首に掛ける要領で首に掛けて使用し、具体的には、首当て部64を使用者の首に接触させて、ファン50を首の背面側に位置させ、タオル10を首の両側(つまり、両肩)から前側に垂らした状態にして身体に装着する。なお、モータ80をオン動作させるためのスイッチSWがハウジングに設けられている場合には、上記のように身体用納涼具5を身体に取り付けるに際しては、予めスイッチSWをオン操作して、羽根体82が回転した状態としておく。なお、該スイッチが電源コード84の途中位置やバッテリー90に設けられている場合には、上記のように身体用納涼具5を装着した後に、スイッチをオン操作すればよい。
なお、身体用納涼具5には、ファン50が設けられていて、ファン50の重さにより後方に落下するのを防止するために、タオル10の前側に垂らした部分(つまり、一対の端側)を衣服の襟に挿入するか、あるいは、タオル10の一対の端側を結ぶようにするのが好ましい。
スイッチSWがオン操作されると、モータ80が駆動して羽根体82が回転するので、排気側カバー62に向けて送風され、首の背面側に風を当てることができ、使用者に涼感を与えることができる。すなわち、首の背面側には神経が集中しているので、使用者に強い涼感を与えることができる。ファン50の位置は、首の背面側でなくてもよく、例えば、首の斜め後方としてもよいが、首の背面側に配置することにより、強い涼感を与えることができる。
なお、身体用納涼具5を首に掛けて装着する場合には、タオル10を細く束ねた状態となるが、タオル10には切欠部K10A、K10Bが設けられているので、タオル10が吸気側カバー74や排気側カバー62を塞いでしまうことがない。
身体用納涼具5を使用する状況としては、さまざまなケースが考えられ、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、高温環境のさまざまな場所が挙げられる。特に、身体用納涼具5は、首に掛けて使用するので、タオルを首に巻く場面で広く使用することができる。
身体用納涼具5は、首に掛けて使用できるので、衣服を着ているか否かに拘わらず使用することができ、作業服等の衣服を着ていなくても、身体用納涼具5を首に掛けて装着することにより涼感を得ることができる。
また、本実施例の身体用納涼具5によれば、首、特に、首の背面側に風を当てることができるので、使用者に涼感を強く与えることができる。
また、身体用納涼具5は、ファン50とタオル10を有するものであることから、作業現場、スポーツ観戦、調理場、キャンプ場、ランニング等の運動時等、タオルを首に巻く場面で広く使用することができるので、使用する場面を多様なものとすることができる。
また、身体用納涼具5には、タオル10が設けられているので、このタオル10で汗を吸うことができ、また、タオル10の端側で汗を拭うことができる。
なお、タオル10が汚れた場合には、ファン50をファン取付け具20(20’)から取り外して、ファン取付け具20(20’)が固定された状態のタオル10を洗濯すればよい。特に、ファン取付け具20(20’)は、布材により形成された取付け具本体22と紐部40により構成されていて、タオル10に縫い糸により固定されているので、ファン取付け具20(20’)が固定された状態でタオル10を洗濯することができる。
また、身体用納涼具5を所定期間使用してタオル10が破損したり、紐部40の伸縮性が劣化した場合には、タオル10とファン取付け具20とからなる身体用納涼具本体7ごと取り替えればよい。
また、ファン50は、ファン取付け具20(20’)により着脱自在となっていて、ファン50のファン取付け具20(20’)への取付けに際しては、ファン取付け具20(20’)の紐部40を伸ばしてファン取付け具20(20’)の内側の開口部20Kを広げた状態でファン50の筒状部56の周囲に位置させて、開口部20Kを広げた状態を解除することによりワンタッチで取り付けることができる。
また、ファン取付け具20(20’)が設けられ、このファン取付け具に紐部収納部24が設けられているので、取付け具本体22の素材として、紐部収納部24を製造するのに支障のない素材を用いることにより、紐部収納部24を容易に形成することができる。つまり、タオル10の素材においては、吸水性を持たせるためにパイル地等のように通常凹凸があるため、タオル10の生地のみにより紐部収納部24を形成するのは困難であるが、タオル10とは別体のファン取付け具20(20’)を設けて、取付け具本体22の素材を紐部収納部24を製造するのに支障のない素材とすることにより、紐部収納部24の製造が容易であり、また、ファン取付け具20(20’)のタオル10への固定は、連結部26とタオル10とを重ねた状態で縫着することにより行えばよいので、該固定を容易に行なうことができる。
また、ファン取付け具20(20’)は、上記の製造工程(つまり、図8や図19に示す製造工程)により製造でき、第1縫着工程と折返し工程と第2縫着工程と環状部材形成工程により製造することができるので、少ない工程、かつ、低コストでファン取付け具20(20’)を製造することができ、また、製造されたファン取付け具をタオルに縫着して固定することにより身体用納涼具本体7が製造され、第1縫着工程と折返し工程と第2縫着工程と環状部材形成工程からなるファン取付け具製造工程と取付け具本体固定工程により製造できるので、少ない工程、かつ、低コストで身体用納涼具本体7を製造することができる。
なお、上記の説明において、ファン50は、図10〜図17に示す構成であるとしたが、図22に示すように、フランジ60と係止部60aが蓋部70に設けられる構成としてもよい。
すなわち、図22に示すファン50Aにおいては、フランジ60は筒状部56から連設されるのではなく、蓋部70の筒状部72から連設され、係止部60aは、筒状部72の内側の周面から下方に突出して形成され、係止部60aは、筒状部72の内側の周面から下方に形成された爪支持部60a−1と、爪支持部60a−1の外側の面の上端から外側に突出した爪部60a−2とを有している。係止部60a〜60dにおける円周方向に隣接する係止部は、90度の角度を介して設けられている。さらに、筒状部56には、内周側の側面に係止部60a〜60dの爪部が係止するための計4つの穴部56Kが設けられている。
なお、図10〜図17に示すファン50と比較すると、筒状部72の軸線方向の長さについては、フランジ60の厚みの分だけファン50Aにおける筒状部72の長さが長く、また、筒状部56の軸線方向の長さについては、フランジ60の厚みの分だけファン50Aにおける筒状部56の長さが短く形成されている。
図22に示すファン50Aの構成は、上記以外はファン50と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
また、図10〜図17に示すファン50や図22に示すファン50Aにおいては、フランジ58とフランジ60が設けられているとしたが、これには限られず、筒状部56の外周面から外側に突出する突部が周方向に沿って複数設けられる構成であってもよい。
すなわち、図23に示すファン50Bのように、筒状部56からは、フランジ60の代わりに4箇所に突部60’が外周側に突出して設けられている。突部60’は、略直方体形状を呈し、円周方向に隣接する突部60’は、90度の角度を介して設けられている。つまり、突部60’は、円周方向に均等の間隔に設けられている。
このような突部60’であっても、ファン取付け具20(20’)が蓋部70側に移動した場合でも、突部60’によりファン取付け具20(20’)の移動が妨げられるので、ファン50Bがファン取付け具20(20’)から脱落することがない。
また、図24に示すファン50Cのように、フランジ60の代わりに突部60’を設けるとともに、フランジ58の代わりに突部58’を設けてもよい。つまり、筒状部56からは、フランジ60の代わりに4箇所に突部60’が外周側に突出して設けられているとともに、フランジ58の代わりに4箇所に突部58’が外周側に突出して設けられている。突部58’、60’は、略直方体形状を呈し、円周方向に隣接する突部58’と突部60’は、90度の角度を介して設けられている。つまり、突部58’、60’は、円周方向に均等の間隔に設けられている。
また、図22に示すファン50Aにおいて、フランジ58の代わりに突部58’としてもよく、また、フランジ60の代わりに突部60’としてもよい。
なお、ファン50B、50Cにおいて、突部58’、60’の数をそれぞれ4つとしたが、これには限られず、例えば、3つ以上であればよい。また、突部58’、60’は、円周方向に均等の間隔に設けられるとしたが、これには限られず、周方向に隣接する突部が周方向に間隔を介して設けられていればよいが、少なくとも略均等の間隔に設けるのが好ましい。
このような突部58’、60’であっても、ファン取付け具20(20’)の移動を妨げることができるので、ファン50Cがファン取付け具20(20’)から脱落することがない。ただし、図23、図24のような突部60’(58’)とするよりは、フランジ58、60とした方が、フランジ58、60は環状を呈するので、ファン取付け具20(20’)への取付けが容易であり、ファン50の脱落のおそれもより小さく、ファン50を十分保持することができるといえる。
また、上記の説明では、ファンのハウジング52におけるハウジング本体54側の開口部62Kから排気されるとしたが、蓋部70がハウジング本体54に固定されていて(つまり、筒状部56と筒状部72が一体に形成されている)、排気側カバー62が蓋部として筒状部56に着脱する構成として、蓋部としての排気側カバー62の開口部62Kから排気する構成としてもよい。
なお、上記の説明においては、タオル10には1つの開口部K10Cが設けられ、該開口部K10Cの位置にファン取付け具20(20’)とファン50(50A〜50C)が設けられるとしたが、図25に示す身体用納涼具5’のように、2つのファン50を取り付けるようにしてもよい。
2つのファン50における各ファン50の取付け方法は、上記と同様であり、タオル10には、図9に示す開口部K10Cのような構成の開口部が2つ設けられ、各開口部には、ファン取付け具20が設けられ、ファン取付け具20にファン50が着脱自在となっている。
図25の身体用納涼具5’におけるファン取付け具20の構成は、図1〜図8に示すファン取付け具20と同様の構成であり、ファン50は、図1〜図5、図10〜図17に示すファン50と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
タオル10における開口部の形成位置は、長手方向に間隔を介した状態で長手方向に略均等の位置であり、短手方向には、いずれの開口部も略中間位置に設けられている。なお、タオル10における一対の開口部の長手方向の位置は、身体用納涼具5’を首に掛けて装着した際に、首の左右両側ないしは斜め後方の左右両側の位置にファン50が位置するような位置に設けるのが好ましい。
このように、身体用納涼具5’により首の左右両側に送風することにより、首の両側には静脈が通っているので、使用者に涼感を与えることができる。
なお、身体用納涼具5’においても、ファン取付け具20の代わりにファン取付け具20’を用いてもよく、また、ファン50の代わりにファン50A〜50Cを用いてもよい。
また、上記の説明においては、取付け具本体固定工程において、ファン取付け具20(すなわち、紐部40が取り付けられた状態の取付け具本体22)をタオル10に固定するとしたが、紐部40が取り付けられていない取付け具本体22をタオル10に固定し、その後に、紐部40を設けるものとしてもよい。つまり、第1縫着工程と折返し工程と第2縫着工程からなる取付け具本体製造工程と、取付け具本体製造工程で製造された取付け具本体22をタオル10に固定する取付け具本体固定工程と、タオル10に固定された取付け具本体22に紐部40を形成する環状部材形成工程により身体用納涼具本体7を製造してもよい。ただし、紐部40が取り付けられた取付け具本体22をタオル10に固定する際には、紐部40によりファン取付け具20の形状が形成された状態としておいた方が、タオル10への固定が容易であるといえる。
また、上記の説明においては、取付け具本体22に縫い目H26が設けられているとしたが、縫い目H26の構成を省略してもよい。すなわち、身体用納涼具の製造方法においては、第2縫着工程を省略してもよい。縫い目H26を省略した場合でも、紐部40は、その伸縮性により布材26Sの折返し位置に位置するので、縫い目H26は必須でなくてもよい。ただし、縫い目H26により紐部収納部24を設けて、紐部収納部24内に紐部40を収納しておくことにより、紐部40を折れ線27Cに沿った位置(つまり、布材26Sの折返し位置)に配置して移動することがないので、ファン50のファン取付け具20への取付けを容易に行なうことができる。つまり、縫い目H26が設けられていないと、縫い目H26がないと紐部40が取付け具本体22の中で自由に移動できてしまうので、図7において紐部40の位置を介した布材26Sの2つの領域(上側の領域と下側の領域)の幅に差が生じてしまい、紐部40の径が十分に小さくならずにファン50にしっかりと固着することができないおそれがあるが、縫い目H26により紐部40の位置を固定しておくことにより、そのようなおそれを防止することができる。
また、上記の説明においては、筒状部56と筒状部72は、円筒状であるとしたが、円筒状以外の筒状であってもよく、例えば、四角筒状(例えば、正方形状の筒状)であってもよい。すなわち、筒状部56、72は、筒状であればよい。なお、筒状部56と筒状部72が円筒状でない場合でも、筒状部56の筒状の形状と、筒状部72の筒状の形状は同一であり、筒状部56が四角筒状とした場合には、筒状部72も四角筒状となる。
また、フランジ58、60は、円環状の板状であるとしたが、筒状部56、72が円筒状以外の筒状の場合には、該筒状の形状に応じた環状の板状となる。例えば、筒状部56、72が四角筒状の場合には、フランジ58、60は、四角形状の環状の板状を呈することになる(例えば、筒状部56、72が正方形状の筒状の場合には、フランジ58、60は、正方形状の環状の板状となる)。なお、フランジ58が円環状でない場合でも、首当て部64が首にフィットしやすくするために、首当て部64の下端は、底面視において、略楕円形又は略円形とするのが好ましい。
また、筒状部56、72が円筒状でない筒状の場合で、ファン50B、50Cのように、フランジの代わりに突部を設ける場合には、該突部は、筒状部56、72の周方向に間隔を介して設けるが、突部を均等(略均等としてもよい)の間隔を介して設けるのが好ましく、例えば、筒状部56が正方形の筒状の場合には、筒状部の4つの角部に突部を設けてもよいし、筒状部を構成する4つの面における横方向の中央位置に突部を設けるようにしてもよい。
また、上記の説明においては、タオル10とファン取付け具20とファン50とで、身体用納涼具5が構成されるものとしたが、ファン50の構成を省略したものを身体用納涼具としてもよい。すなわち、タオル10とファン取付け具20とで構成される身体用納涼具本体7を身体用納涼具としてもよい。
また、身体用納涼具5は、首に掛けて使用するとして説明したが、首以外の身体の箇所に使用してもよく、例えば、腰に巻き付けて腰の背面側(背中側)に向けて送風するようにしてもよい。
なお、図面において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向に直角な方向であり、Z1−Z2方向は、X1−X2方向及びY1−Y2方向に直角な方向である。