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JP6808091B1 - 直流遮断器 - Google Patents

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Abstract

直流遮断器(1)は、直流線路(2)に流れる直流電流を遮断する。直流遮断器(1)は、互いに直列に接続されている第1の遮断部である事故電流遮断部(3)および第2の遮断部である負荷電流遮断部(4)と、事故電流遮断部(3)および負荷電流遮断部(4)に並列に接続されているコンデンサ(5)およびリアクトル(6)と、を備える。事故電流遮断部(3)は、直流線路(2)における事故の発生時に事故電流遮断部(3)へ入力される指令に従って開動作を行う。負荷電流遮断部(4)は、直流線路(2)に接続される負荷へ直流電流が流れる定常時に負荷電流遮断部(4)へ入力される指令に従って開動作を行う。

Description

本発明は、直流線路に流れる直流電流を遮断する直流遮断器に関する。
直流遮断器は、直流電流に共振電流を重畳することによって電流零点を形成して、電流零点において直流電流を遮断する。直流遮断器としては、直流線路に設けられた遮断部と、遮断部と並列に接続されたコンデンサおよびリアクトルとを有するものが知られている。コンデンサおよびリアクトルは、共振回路を構成する。かかる直流遮断器による遮断方式の1つは、コンデンサをあらかじめ充電しておき、コンデンサの放電によって生じた共振電流を直流電流に重畳することによって遮断部の消弧を行う強制消弧方式である。
特許文献1には、強制消弧方式によって直流電流を遮断する直流遮断器が開示されている。特許文献1に開示される強制消弧方式の直流遮断器が直流電流を遮断する際、遮断部には開極指令が与えられ、かつ、共振回路に設けられた高速スイッチを閉じることによってコンデンサが放電する。強制消弧方式の直流遮断器は、高速スイッチを閉じることによって電流零点を速やかに形成可能であることから、地絡または短絡といった事故の際に流れる事故電流の高速な遮断に適している。
特開平8−148066号公報
直流遮断器は、事故電流を遮断可能であるほか、直流線路に接続される負荷へ直流電流が流れる定常時において、負荷へ流れる直流電流である負荷電流を遮断可能であることが望まれる。1つの直流遮断器によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とが可能であることによって、事故電流の遮断のための直流遮断器とは別に負荷電流の遮断のための直流遮断器が設けられる場合と比べて、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを行うことができる。
高圧直流(High Voltage Direct Current:HVDC)送電の場合、事故電流が10kAから20kA程度の大電流である一方、負荷電流は1kAから2kA程度である。特許文献1の技術によって事故電流を遮断可能に設計された直流遮断器が、事故電流の場合と同様に強制消弧方式によって負荷電流を遮断する場合、電流零点においてコンデンサには多くの電荷が残される。負荷電流が遮断されたときにコンデンサに残る電圧が遮断部の極間にも印加されることから、遮断部は、残留電圧によって、電流遮断の後において遮断部の極間に再度アークが発生すること、すなわち再発弧を抑制するために動作責務の厳格化が必要となる。そのため、特許文献1にかかる従来の技術によると、直流遮断器は、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを実現することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを実現可能とする直流遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる直流遮断器は、直流線路に流れる直流電流を遮断する。本発明にかかる直流遮断器は、直流線路において互いに直列に接続されている第1の遮断部第2の遮断部および断路器と、第1の遮断部および第2の遮断部に並列に接続されており、共振回路を構成するコンデンサおよびリアクトルと、共振回路に設けられている高速スイッチと、第2の遮断部と断路器との接続点と、高速スイッチとの間に接続されている第1のスイッチと、第1の遮断部と第2の遮断部との接続点と、高速スイッチと第1のスイッチとの接続点との間に接続されている第2のスイッチと、を備える。直流線路に負荷電流が流れる定常時において、第2のスイッチは閉じ、かつ高速スイッチおよび第1のスイッチは開いている。直流線路における事故発生時において、第1の遮断部を開きかつ高速スイッチを閉じることによって事故電流を遮断した後に、第2の遮断部と断路器とを開くことによって、事故電流が遮断された後に流れる残留電流を遮断する。負荷電流の遮断時において、第1のスイッチを閉じかつ第2のスイッチを開いてから、第2の遮断部を開きかつ高速スイッチを閉じることによって負荷電流を遮断した後に、断路器を開くことによって、負荷電流が遮断された後に流れる残留電流を遮断する。
本発明によれば、直流遮断器は、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを実現できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる直流遮断器の構成を示す図 実施の形態1にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図 実施の形態1の比較例にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図 本発明の実施の形態2にかかる直流遮断器の構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかる直流遮断器の構成を示す図 本発明の実施の形態4にかかる直流遮断器について説明するための図 実施の形態4にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図 本発明の実施の形態5にかかる直流遮断器の構成を示す図 実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器の構成を示す図 実施の形態5にかかる直流遮断器と、実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器について、残留電流の遮断のために備わる特性について説明するための図
以下に、本発明の実施の形態にかかる直流遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる直流遮断器の構成を示す図である。実施の形態1にかかる直流遮断器1は、機械式の直流遮断器(Direct Current Circuit Breaker:DCCB)である。直流遮断器1は、電力系統の直流線路2に設けられている。実施の形態1において、電力系統は、HVDC送電を行う電力系統である。
直流遮断器1は、第1の遮断部である事故電流遮断部3と、第2の遮断部である負荷電流遮断部4とを有する。事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とは、直流線路2に挿入されている。事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とは、互いに直列に接続されている。
事故電流遮断部3は、直流線路2における事故の発生時に事故電流遮断部3へ入力される指令に従って開動作を行う。事故電流遮断部3は、コンデンサ5の放電により生じる振動電流と直流電流とが互いに打ち消し合う電流零点において直流電流を遮断する。すなわち、事故電流遮断部3は、強制消弧方式によって直流電流を遮断する。事故電流遮断部3は、電流の高速な遮断が可能な遮断器であって、例えば真空遮断器(Vacuum Circuit Breaker:VCB)である。
負荷電流遮断部4は、直流線路2に接続される負荷へ直流電流が流れる定常時に負荷電流遮断部4へ入力される指令に従って開動作を行う。負荷電流遮断部4は、負荷電流遮断部4のアークと共振回路との相互作用によって生じる振動電流と直流電流とが互いに打ち消し合う電流零点において直流電流を遮断する。すなわち、負荷電流遮断部4は、自励振動方式によって直流電流を遮断する。負荷電流遮断部4は、アークと共振回路との相互作用により電気振動を拡大させて振動電流を生じさせることが可能な遮断器であって、例えばガス遮断器(Gas Circuit Breaker:GCB)である。
直流遮断器1は、共振回路を構成するコンデンサ5およびリアクトル6と、共振回路に設けられている高速スイッチ7とを有する。コンデンサ5とリアクトル6と高速スイッチ7とは、互いに直列に接続されている。コンデンサ5とリアクトル6と高速スイッチ7とは、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4と並列に接続されている。コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル6のインダクタンス値とは、強制消弧方式によって10kAから20kA程度の事故電流を遮断可能に設定されている。また、コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル6のインダクタンス値とは、自励発振方式によって1kAから2kA程度の負荷電流を遮断可能に設定されている。
直流遮断器1は、直流遮断器1の全体を制御する制御回路8を有する。制御回路8は、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4と高速スイッチ7との各々へ、開動作のための指令と閉動作のための指令とを出力する。直流線路2には、直流電流を検出する変流器9が設けられている。変流器9は、直流電流の検出結果を制御回路8へ出力する。制御回路8には、直流遮断器1の開閉を指令する外部指令10が入力される。
次に、直流遮断器1の動作について説明する。直流線路2に負荷電流が流れる定常時において、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とは、ともに閉じている。コンデンサ5は、定常時において直流電圧によって充電される。定常時において、高速スイッチ7は、開いている。高速スイッチ7が開かれていることによって、共振回路には電流が流れない。制御回路8は、変流器9による直流電流の検出結果を基に、直流線路2における事故の発生を監視する。制御回路8は、あらかじめ設定された閾値と直流電流の値とを比較することによって事故が発生したか否かを判断する。なお、制御回路8は、直流電流の変化量、または直流電圧に基づいて事故の発生を監視しても良い。
地絡または短絡といった事故が直流線路2において発生した場合、直流線路2に事故電流が流れる。直流線路2に流れる直流電流の値が閾値を超えた場合、制御回路8は、事故が発生したと判断する。制御回路8は、事故が発生したと判断した場合に、事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力する。事故電流遮断部3は、指令にしたがって開動作を行う。事故電流を遮断可能な極間距離が事故電流遮断部3にて確保された時点よりも後に、制御回路8は、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力する。高速スイッチ7は、指令にしたがって閉動作を行う。
高速スイッチ7が閉じられることによって、コンデンサ5に蓄えられている電荷が共振回路に放出される。コンデンサ5の放電によって、共振回路には振動電流が流れる。直流遮断器1は、事故電流の極性とは逆の極性の振動電流を事故電流に重畳することによって、強制的に電流零点を形成する。これにより、直流遮断器1は、事故電流を遮断する。なお、事故発生時における上述の動作は一例であって、適宜変更しても良い。制御回路8は、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力した後に事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力しても良い。
定常時において開動作のための外部指令10が制御回路8へ入力された場合、制御回路8は、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力する。高速スイッチ7は、指令にしたがって閉動作を行う。高速スイッチ7が閉じられることによって、コンデンサ5は電荷を放出する。コンデンサ5から放出された電荷は、直流線路2へ流れる。その後、制御回路8は、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力する。負荷電流遮断部4は、指令にしたがって開動作を行う。これにより、コンデンサ5に蓄えられている電荷の殆どが放出された後に負荷電流遮断部4が開かれる。
負荷電流遮断部4が開かれると、負荷電流遮断部4は、負荷電流遮断部4に発生するアークと共振回路との相互作用によって、振動電流を生じさせる。直流遮断器1は、負荷電流の極性とは逆の極性の振動電流を負荷電流に重畳することによって、電流零点を形成する。これにより、直流遮断器1は、負荷電流を遮断する。なお、外部指令10に従って直流遮断器1が行う上述の動作は一例であって、適宜変更しても良い。制御回路8は、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力した後に高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力しても良い。
図2は、実施の形態1にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図である。電流ICBは、直流遮断器1のうち直流線路2に流れる電流である。電圧Vは、コンデンサ5の極間電圧である。電圧VCBは、直流遮断器1に印加される電圧であって、事故電流遮断部3の極間電圧である。図2には、強制消弧方式によって直流遮断器1が事故電流を遮断する場合における電流ICBの変化と、電圧Vの変化と、電圧VCBの変化とを、それぞれグラフによって示している。電流ICBのグラフにおいて、事故電流遮断部3を閉じた状態と仮定した場合における電流波形を破線によって示している。かかる電流波形は、直流電流と共振電流との合成による電流波形である。
直流遮断器1は、開動作のための指令が事故電流遮断部3へ入力されてから、直流電流を遮断する。電流零点が形成されたときに、コンデンサ5に印加される残留電圧Vresが、事故電流遮断部3の極間にも印加される。直流遮断器1は、直流遮断器1の定格遮断電流を遮断する場合に、コンデンサ5が電荷を放出し尽くす直前において電流零点が形成されるように設計されている。これにより、直流電流が遮断されたときにおける残留電圧Vresは小さい。残留電圧Vresが小さいことから、事故電流遮断部3は、動作責務を厳格化しなくても、再発弧を抑制することができる。
事故電流遮断部3は、電流ICBのグラフの傾きが大きいタイミングでは、事故電流の遮断が困難となる場合がある。図2に示すように、電流零点は、電流ICBのピーク付近のタイミングにおいて形成される。すなわち、グラフの傾きが小さいタイミングにて電流零点が形成される。これにより、事故電流遮断部3は、事故電流の遮断が困難になる可能性を低くすることができる。
次に、強制消弧方式によって負荷電流を遮断する場合である比較例について説明する。図3は、実施の形態1の比較例にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図である。図3には、比較例にかかる直流遮断器が強制消弧方式によって負荷電流を遮断する場合における電流ICBと、電圧Vと、電圧VCBとの変化の例をグラフによって示している。電流ICBのグラフにおいて、比較例にかかる直流遮断器を閉じた状態と仮定した場合における電流波形を破線によって示している。かかる電流波形は、直流電流と共振電流との合成による電流波形である。比較例にかかる直流遮断器は、遮断部を開くことによって事故電流を遮断する。比較例にかかる直流遮断器は、10kAから20kA程度の事故電流を遮断可能に設計されているものとする。
負荷電流は事故電流に比べて小さいことから、比較例にかかる直流遮断器が負荷電流を遮断する場合、電流零点においてコンデンサ5には多くの電荷が残されている。負荷電流が遮断されたときにおけるコンデンサ5の残留電圧Vresが、遮断部の極間にも印加される。このため、比較例の場合、遮断部は、再発弧を抑制するために、動作責務の厳格化が必要となる。
図3に示すように、電流零点は、電流ICBのピークから離れたタイミングにおいて形成される。すなわち、グラフの傾きが大きいタイミングにて電流零点が形成される。これにより、比較例にかかる直流遮断器は、負荷電流の遮断が困難になる場合がある。
これに対し、実施の形態1にかかる直流遮断器1は、自励発振方式によって負荷電流を遮断する。負荷電流を遮断する際に、コンデンサ5に蓄えられている電荷の殆どが放出されることによって、直流遮断器1は、直流電流が遮断されたときにおける残留電圧Vresを小さくすることができる。残留電圧Vresが小さいことから、直流遮断器1は、負荷電流遮断部4の動作責務を厳格化しなくても、負荷電流遮断部4における再発弧を抑制することができる。
自励発振方式による遮断では、振動電流の振動を徐々に拡大させることによって電流零点が形成される。このため、電流零点は、常に電流ICBのピーク付近のタイミングにおいて形成される。これにより、負荷電流遮断部4は、負荷電流の遮断が困難になる可能性を低くすることができる。
実施の形態1にかかる直流遮断器1では、事故電流遮断部3による事故電流の遮断と負荷電流遮断部4による負荷電流の遮断において、共通のコンデンサ5、リアクトル6および高速スイッチ7が使用される。すなわち、直流遮断器1に設けられている共振回路は、事故電流の遮断と負荷電流の遮断との双方において使用される。直流遮断器1は、事故電流の遮断のための共振回路とは別に負荷電流の遮断のための共振回路が設けられる場合と比べて、簡易な構成とすることができる。
また、実施の形態1によると、事故電流の遮断と負荷電流の遮断とが1つの直流遮断器1によって行われる。実施の形態1によると、事故電流の遮断のための直流遮断器とは別に負荷電流の遮断のための直流遮断器が設けられる場合と比べて、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを行うことができる。以上により、直流遮断器1は、簡易な構成によって事故電流の遮断と負荷電流の遮断とを実現できる、という効果を奏する。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかる直流遮断器の構成を示す図である。実施の形態2にかかる直流遮断器20は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるリアクトルを切り換えるためのスイッチ23を有する。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
直流遮断器20は、2つのリアクトル21,22を有する。コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル21のインダクタンス値とは、強制消弧方式によって10kAから20kA程度の事故電流を遮断可能に設定されている。また、コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル21,22のインダクタンス値とは、自励発振方式によって1kAから2kA程度の負荷電流を遮断可能に設定されている。スイッチ23は、リアクトル22と直列に接続されている。リアクトル22およびスイッチ23は、リアクトル21に並列に接続されている。制御回路8は、開動作のための指令と閉動作のための指令とをスイッチ23へ出力する。
次に、直流遮断器20の動作について説明する。直流線路2に負荷電流が流れる定常時において、スイッチ23は開いている。定常時には、高速スイッチ7が開かれていることによって、共振回路には電流が流れない。制御回路8は、直流線路2において事故が発生したと判断した場合に、実施の形態1の場合と同様に、事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力し、かつ、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力する。スイッチ23は、開いている状態を維持する。このように、直流遮断器20は、事故電流を遮断する場合、2つのリアクトル21,22のうちの一方であるリアクトル21を事故電流遮断部3に接続する。直流遮断器20は、リアクトル21を含む共振回路にて振動電流を発生させることによって、事故電流を遮断する。
開動作のための外部指令10が制御回路8へ入力された場合、制御回路8は、閉動作のための指令をスイッチ23へ出力する。スイッチ23は、指令にしたがって閉動作を行う。その後、制御回路8は、実施の形態1の場合と同様に、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力し、かつ、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力する。このように、直流遮断器20は、負荷電流を遮断する場合、2つのリアクトル21,22を負荷電流遮断部4に接続する。直流遮断器20は、リアクトル21,22を含む共振回路にて振動電流を発生させることによって、負荷電流を遮断する。
実施の形態2によると、直流遮断器20は、事故電流の遮断のためにキャパシタンス値およびインダクタンス値が最適化されたコンデンサ5およびリアクトル21を、事故電流の遮断において使用することができる。また、直流遮断器20は、負荷電流の遮断のためにキャパシタンス値およびインダクタンス値が最適化されたコンデンサ5およびリアクトル21,22を、負荷電流の遮断において使用することができる。これにより、直流遮断器20は、事故電流の確実な遮断と、負荷電流の確実な遮断とが可能となる。
なお、事故電流の遮断のための最適化と負荷電流の遮断のための最適化とを可能とするための上述の構成は一例であって、適宜変更しても良い。直流遮断器20は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサをスイッチ23によって切り換えても良い。直流遮断器20は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサおよびリアクトルをスイッチ23によって切り換えても良い。直流遮断器20は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサと、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるリアクトルとのうちの少なくとも一方が切り換わり可能であれば良い。これにより、直流遮断器20は、事故電流の確実な遮断と、負荷電流の確実な遮断とが可能となる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかる直流遮断器の構成を示す図である。実施の形態3にかかる直流遮断器30は、2つの高速スイッチ31,32を有する。実施の形態3では、上記の実施の形態1または2と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1または2とは異なる構成について主に説明する。
直流遮断器30は、2つのリアクトル21,22を有する。コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル21のインダクタンス値とは、強制消弧方式によって10kAから20kA程度の事故電流を遮断可能に設定されている。また、コンデンサ5のキャパシタンス値とリアクトル22のインダクタンス値とは、自励発振方式によって1kAから2kA程度の負荷電流を遮断可能に設定されている。高速スイッチ31は、コンデンサ5およびリアクトル21と事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4との接続と、コンデンサ5およびリアクトル21と事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4との接続の切断とを切り換えるスイッチである。高速スイッチ32は、コンデンサ5およびリアクトル22と事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4との接続と、コンデンサ5およびリアクトル22と事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4との接続の切断とを切り換えるスイッチである。
高速スイッチ31が閉じた状態、かつ高速スイッチ32が開いた状態であるとき、2つのリアクトル21,22のうちの一方であるリアクトル21が事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続される。また、高速スイッチ31が開いた状態、かつ高速スイッチ32が閉じた状態であるとき、2つのリアクトル21,22のうちの他方であるリアクトル22が事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続される。このように、高速スイッチ31,32は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるリアクトルを切り換える。高速スイッチ31,32は、実施の形態1の高速スイッチ7の機能と、実施の形態2のスイッチ23の機能とを兼ねる。
高速スイッチ31は、リアクトル21と直列に接続されている。高速スイッチ32は、リアクトル22と直列に接続されている。リアクトル21および高速スイッチ31は、リアクトル22および高速スイッチ32と並列に接続されている。制御回路8は、開動作のための指令と閉動作のための指令とを高速スイッチ31,32へ出力する。
次に、直流遮断器30の動作について説明する。直流線路2に負荷電流が流れる定常時において、高速スイッチ31,32はともに開いている。制御回路8は、直流線路2において事故が発生したと判断した場合に、事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力する。事故電流を遮断可能な極間距離が事故電流遮断部3にて確保された時点よりも後に、制御回路8は、高速スイッチ31へ閉動作のための指令を出力する。高速スイッチ31は、指令にしたがって閉動作を行う。なお、制御回路8は、高速スイッチ31へ閉動作のための指令を出力した後に事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力しても良い。
開動作のための外部指令10が制御回路8へ入力された場合、制御回路8は、高速スイッチ32へ閉動作のための指令を出力する。高速スイッチ32は、指令にしたがって閉動作を行う。高速スイッチ32が閉じられることによって、コンデンサ5から放出された電荷が直流線路2へ流れた後、制御回路8は、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力する。なお、制御回路8は、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力した後に高速スイッチ32へ閉動作のための指令を出力しても良い。
実施の形態3によると、直流遮断器30は、事故電流の遮断のためにキャパシタンス値およびインダクタンス値が最適化されたコンデンサ5およびリアクトル21を、事故電流の遮断において使用することができる。また、直流遮断器30は、負荷電流の遮断のためにキャパシタンス値およびインダクタンス値が最適化されたコンデンサ5およびリアクトル22を、負荷電流の遮断において使用することができる。これにより、直流遮断器30は、事故電流の確実な遮断と、負荷電流の確実な遮断とが可能となる。
直流遮断器30は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4へのコンデンサ5およびリアクトル21,22の接続と、リアクトル21,22の切り換えとを、高速スイッチ31の制御または高速スイッチ32の制御によって同時に行う。これにより、直流遮断器30は、コンデンサ5およびリアクトル21,22の接続とは別にリアクトル21,22を切り換える場合と比べて、簡易な制御によって、事故電流の遮断と負荷電流の遮断とが可能となる。
なお、事故電流の遮断のための最適化と負荷電流の遮断のための最適化とを可能とするための上述の構成は一例であって、適宜変更しても良い。直流遮断器30は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサを高速スイッチ31,32によって切り換えても良い。直流遮断器30は、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサおよびリアクトルを高速スイッチ31,32によって切り換えても良い。直流遮断器30では、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるコンデンサと、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部4に接続されるリアクトルとのうちの少なくとも一方が切り換わり可能であれば良い。これにより、直流遮断器30は、事故電流の確実な遮断と、負荷電流の確実な遮断とが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態1にかかる直流遮断器1が負荷電流を遮断する際に、負荷電流遮断部4と事故電流遮断部3とを開く場合について説明する。図6は、本発明の実施の形態4にかかる直流遮断器について説明するための図である。図6では、直流遮断器1のうち事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とコンデンサ5とリアクトル6と高速スイッチ7を示している。実施の形態4では、上記の実施の形態1から3と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1から3とは異なる構成について主に説明する。
実施の形態1の場合と同様に、定常時において開動作のための外部指令10が制御回路8へ入力された場合、制御回路8は、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力する。高速スイッチ7が閉じられることによって、コンデンサ5が電荷を放出した後、制御回路8は、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力するとともに、事故電流遮断部3へ開動作のための指令を出力する。これにより、負荷電流遮断部4へ入力される指令に従って負荷電流遮断部4が開動作を行う際に、事故電流遮断部3は、開動作を行う。なお、実施の形態4にかかる直流遮断器1は、直流線路2に事故が発生した場合、実施の形態1の場合と同様に事故電流を遮断する。
図7は、実施の形態4にかかる直流遮断器による直流電流の遮断について説明するための図である。図7には、直流遮断器1に印加される電圧VCBの変化と、事故電流遮断部3に印加される電圧VCB_faultの変化と、負荷電流遮断部4に印加される電圧VCB_loadの変化とを、グラフによって示している。
負荷電流を遮断する際に事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とを開くことによって、直流遮断器1に印加される電圧VCBが、事故電流遮断部3に印加される電圧VCB_faultと負荷電流遮断部4に印加される電圧VCB_loadとに分圧される。電圧VCBの印加を事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4とに分担させることによって、負荷電流遮断部4のみに電圧VCBが印加される場合に比べて、負荷電流遮断部4に印加される電圧を低くすることができる。これにより、直流遮断器1は、耐電圧性能が低い負荷電流遮断部4を使用することができる。なお、実施の形態2または3にかかる直流遮断器20,30において、実施の形態4と同様に、負荷電流を遮断する際に負荷電流遮断部4と事故電流遮断部3とを開くこととしても良い。
実施の形態5.
図8は、本発明の実施の形態5にかかる直流遮断器の構成を示す図である。実施の形態5にかかる直流遮断器40は、事故電流遮断部3または負荷電流遮断部4による直流電流の遮断後に流れる残留電流を遮断する。実施の形態5では、上記の実施の形態1から4と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1から4とは異なる構成について主に説明する。
直流遮断器40は、残留電流遮断部41を有する。残留電流遮断部41は、断路器42と遮断器43とを有する。断路器42と遮断器43とは、直流線路2に挿入されている。事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4と断路器42と遮断器43とは、互いに直列に接続されている。事故電流遮断部3と負荷電流遮断部4と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6とは、ループを構成する。断路器42と遮断器43とは、ループの外に接続されている。制御回路8は、断路器42と遮断器43との各々へ、開動作のための指令と閉動作のための指令とを出力する。
次に、直流遮断器40の動作について説明する。直流線路2に負荷電流が流れる定常時において、断路器42と遮断器43とは、ともに閉じている。直流遮断器40は、事故電流遮断部3によって事故電流を遮断した後において、遮断器43と断路器42とを開く。直流遮断器40は、負荷電流遮断部4によって負荷電流を遮断した後において、断路器42を開く。これにより、直流遮断器40は、事故電流を遮断した後に流れる残留電流と、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流とを遮断することができる。
次に、実施の形態5の変形例について説明する。図9は、実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器の構成を示す図である。実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器50は、事故電流遮断部3による直流電流の遮断後に流れる残留電流を、断路器42と負荷電流遮断部51とによって遮断する。また、直流遮断器50は、負荷電流遮断部51による直流電流の遮断後に流れる残留電流を、断路器42によって遮断する。
負荷電流遮断部51と断路器42とは、直流線路2に挿入されている。事故電流遮断部3と負荷電流遮断部51と断路器42は、互いに直列に接続されている。また、直流遮断器50は、2つのスイッチ52,53を有する。スイッチ52と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6とは、互いに直列に接続されている。スイッチ52と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6とは、事故電流遮断部3および負荷電流遮断部51と並列に接続されている。
スイッチ52のうちの一方の接点は、断路器42と負荷電流遮断部51との接続点54に接続されている。スイッチ52のうちの他方の接点は、高速スイッチ7に接続されている。スイッチ53のうちの一方の接点は、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部51との接続点55に接続されている。スイッチ53のうちの他方の接点は、高速スイッチ7とスイッチ52との接続点56に接続されている。制御回路8は、スイッチ52とスイッチ53との各々へ、開動作のための指令と閉動作のための指令とを出力する。
次に、直流遮断器50の動作について説明する。直流線路2に負荷電流が流れる定常時において、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部51と断路器42とスイッチ53とは、いずれも閉じている。定常時において、高速スイッチ7とスイッチ52とは、ともに開いている。このとき、事故電流遮断部3と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6とは、ループを構成する。負荷電流遮断部51と断路器42とは、ループから外れている。直流遮断器50に含まれる構成要素同士のこのような接続状態を、第1の状態と称する。
直流遮断器50は、直流線路2において事故が発生したと判断した場合に、実施の形態1の場合と同様に、事故電流遮断部3を開き、かつ高速スイッチ7を閉じる。直流遮断器50は、事故電流遮断部3によって事故電流を遮断した後に、負荷電流遮断部51と断路器42とを開く。これにより、直流遮断器50は、事故電流を遮断した後に流れる残留電流を遮断する。事故電流の遮断において、負荷電流遮断部51は、上記の遮断器43と同様の機能を担う。
開動作のための外部指令10が制御回路8へ入力された場合、制御回路8は、閉動作のための指令をスイッチ52へ出力し、かつ、開動作のための指令をスイッチ53へ出力する。このとき、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部51と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6とは、ループを構成する。断路器42は、ループから外れている。直流遮断器50に含まれる構成要素同士のこのような接続状態を、第2の状態と称する。直流遮断器50では、事故電流遮断部3と負荷電流遮断部51と高速スイッチ7とコンデンサ5とリアクトル6との接続が、スイッチ52の開閉とスイッチ53の開閉とによって第1の状態と第2の状態とに切り換わる。
その後、制御回路8は、実施の形態1の場合と同様に、高速スイッチ7へ閉動作のための指令を出力し、かつ、負荷電流遮断部4へ開動作のための指令を出力する。直流遮断器50は、負荷電流遮断部4によって負荷電流を遮断した後に、断路器42を開く。これにより、直流遮断器50は、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流を遮断する。直流遮断器50は、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流を、断路器42によって遮断する。
次に、実施の形態5にかかる上記の直流遮断器40と、実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器50とについて、残留電流の遮断のために備わる特性について説明する。図10は、実施の形態5にかかる直流遮断器と、実施の形態5の変形例にかかる直流遮断器について、残留電流の遮断のために備わる特性について説明するための図である。
電流Ires_faultは、事故電流を遮断した後に流れる残留電流である。電流Ires_loadは、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流である。図10は、直流遮断器40,50に流れる電流Ires_faultの変化と、直流遮断器40,50に流れる電流Ires_loadの変化とを、それぞれグラフによって示している。
事故電流の遮断による直流線路2の開路に続いて、短時間のうちにおいて直流線路2の閉路が行われる。すなわち高速再閉路が行われる。直流線路2に事故が発生した場合、事故の発生からできるだけ早期に電力系統を正常な状態に戻すためには、高速再閉路が必要となる。直流遮断器40,50は、高速再閉路を可能とするために、事故電流の遮断のための動作を高速に行うことが求められる。これに対し、負荷電流を遮断した場合は、高速再閉路は不要である。直流遮断器40,50は、負荷電流の遮断のための動作については、事故電流を遮断する場合のような高速化は不要となる。
時間tfaultは、事故電流の遮断のための動作を開始してから残留電流を遮断するまでの時間である。時間tloadは、負荷電流の遮断のための動作を開始してから残留電流を遮断するまでの時間である。時間tloadは、時間tfaultよりも長い。電流Ires_faultの波高値は、電流Ires_loadの波高値よりも大きい。直流電流を遮断した直後に電力系統のインダクタンスに残留するエネルギーは、負荷電流を遮断する場合に比べて事故電流を遮断する場合のほうが大きい。このため、残留電流の遮断が行われないと仮定した場合に、電流Ires_faultの継続時間は、電流Ires_loadの継続時間よりも長くなる。また、電流Ires_faultの波高値は、電流Ires_loadの波高値よりも大きくなる。
図8に示す遮断器43は、時間tfaultにおいて電流Ires_faultを遮断可能な特性を備える。断路器42は、時間tloadにおいて電流Ires_loadを遮断可能な特性を備える。すなわち、遮断器43は、遮断のための動作が断路器42よりも高速であって、かつ断路器42が遮断可能な電流よりも高い電流を遮断可能な特性を備える。直流遮断器40は、断路器42と遮断器43とを含む残留電流遮断部41を備えることによって、事故電流を遮断した後に流れる残留電流と、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流とを遮断することができる。なお、残留電流遮断部41は、実施の形態1から4にかかる直流遮断器1,20,30に適用されても良い。
図9に示す負荷電流遮断部51は、時間tfaultにおいて電流Ires_faultを遮断可能な特性を備える。すなわち、負荷電流遮断部51は、遮断のための動作が断路器42よりも高速であって、かつ断路器42が遮断可能な電流よりも高い電流を遮断可能な特性を備える。直流遮断器50は、負荷電流の遮断のための負荷電流遮断部51を、事故電流を遮断した後に流れる残留電流の遮断に流用することによって、事故電流を遮断した後に流れる残留電流を遮断することができる。また、直流遮断器50は、断路器42を備えることによって、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流を遮断することができる。
直流遮断器50では、負荷電流の遮断のための負荷電流遮断部51が、事故電流を遮断した後に流れる残留電流の遮断に流用されることによって、残留電流の遮断のための開動作のみを担う遮断器が不要となる。これにより、直流遮断器50は、残留電流の遮断のための開動作のみを行う遮断器が必要である場合と比べて、遮断器の数を少なくすることができる。以上により、実施の形態5の変形例によると、直流遮断器50は、事故電流を遮断した後に流れる残留電流と、負荷電流を遮断した後に流れる残留電流とを、簡易な構成によって遮断することができる。なお、実施の形態5の変形例と同様の負荷電流遮断部51および断路器42は、実施の形態1から4にかかる直流遮断器1,20,30に適用されても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,20,30,40,50 直流遮断器、2 直流線路、3 事故電流遮断部、4,51 負荷電流遮断部、5 コンデンサ、6,21,22 リアクトル、7,31,32 高速スイッチ、8 制御回路、9 変流器、10 外部指令、23,52,53 スイッチ、41 残留電流遮断部、42 断路器、43 遮断器、54,55,56 接続点。

Claims (3)

  1. 直流線路に流れる直流電流を遮断する直流遮断器であって、
    前記直流線路において互いに直列に接続されている第1の遮断部第2の遮断部および断路器と、
    前記第1の遮断部および前記第2の遮断部に並列に接続されており、共振回路を構成するコンデンサおよびリアクトルと、
    前記共振回路に設けられている高速スイッチと、
    前記第2の遮断部と前記断路器との接続点と、前記高速スイッチとの間に接続されている第1のスイッチと、
    前記第1の遮断部と前記第2の遮断部との接続点と、前記高速スイッチと前記第1のスイッチとの接続点との間に接続されている第2のスイッチと、を備え、
    前記直流線路に負荷電流が流れる定常時において、前記第2のスイッチは閉じ、かつ前記高速スイッチおよび前記第1のスイッチは開いており、
    前記直流線路における事故発生時において、前記第1の遮断部を開きかつ前記高速スイッチを閉じることによって事故電流を遮断した後に、前記第2の遮断部と前記断路器とを開くことによって、前記事故電流が遮断された後に流れる残留電流を遮断し、
    前記負荷電流の遮断時において、前記第1のスイッチを閉じかつ前記第2のスイッチを開いてから、前記第2の遮断部を開きかつ前記高速スイッチを閉じることによって前記負荷電流を遮断した後に、前記断路器を開くことによって、前記負荷電流が遮断された後に流れる残留電流を遮断することを特徴とする直流遮断器。
  2. 前記共振回路において互いに並列に接続されている2つの前記リアクトルを備え、
    2つの前記リアクトルのうちの少なくとも一方には、前記第1の遮断部および前記第2の遮断部と当該リアクトルとの間にて回路を開閉するスイッチが接続されており、
    前記事故電流の遮断時と前記負荷電流の遮断時とにおいて前記スイッチの開閉を切り換えることによって、2つの前記リアクトルにおいて、前記事故電流の遮断時における振動電流の発生に用いられる前記リアクトルと前記負荷電流の遮断時における振動電流の発生に用いられる前記リアクトルとを切り換えることを特徴とする請求項1に記載の直流遮断器。
  3. 前記負荷電流の遮断時において、前記第1の遮断部と前記第2の遮断部とが同時に開くことによって、前記直流遮断器に印加される電圧を、前記第1の遮断部に印加される電圧と前記第2の遮断部に印加される電圧とに分けることを特徴とする請求項1に記載の直流遮断器。
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