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JP6878485B2 - 車体側部構造及び仕切部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造及び仕切部材に関する。
従来、車体の防音性を向上させるために、ピラーの閉断面に発泡基材や仕切部材を設けた車体側部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この仕切部材は、ピラーの閉断面の形状に合せて矩形に形成されている。このような仕切部材は、ピラーの内壁面に溶接されることで、ピラーの中空部を上下に仕切るように配置される。
特開2003−237624号公報
ところが、昨今のセンタピラーの閉断面の形状は、ピラー強度の向上とともに複雑になっている。特に、センタピラーの下部は、サイドシルとの接合部で幅広に形成されるとともに上方に向かうほど徐々に狭くなっている。そして、この複雑化したセンタピラーの閉断面内に従来の仕切部材(例えば、特許文献1参照)を配置しようとすると、センタピラーの内壁面に対する仕切部材の周縁の密着性が不十分となって、発泡性樹脂が漏れ出す恐れがある。
本発明の課題は、センタピラーの中空部に発泡性樹脂を注入した際の発泡性樹脂に対する仕切性を従来よりも高めた仕切部材を有する車体側部構造及びこの仕切部材を提供することにある。
前記課題を解決した本発明の車体側部構造は、車体前後方向に延びるサイドシルと、前記サイドシルから上方に延びるセンタピラーアウタと、前記センタピラーアウタの車幅方向内側に配置されるセンタピラーインナと、前記センタピラーアウタと前記センタピラーインナとで形成される中空部内に配置されて車体前後方向に延びる仕切部材と、を備え、前記仕切部材の車体前後方向の両端部は下方に傾斜しており、前記仕切部材は、車体前後方向の中程で山折れさせる折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の一方に、下方に延びるクリップが設けられ、前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の他方に、下方に延びる第一リブが設けられ、前記第一リブは、車体前後方向に円弧形状となっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決した本発明の仕切部材は、センタピラーの中空部を上下に仕切る仕切部材であって、車体前後方向の両端部が下方に傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、センタピラーの中空部に発泡性樹脂を注入した際の発泡性樹脂に対する仕切性を従来よりも高めた仕切部材を有する車体側部構造及びこの仕切部材を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造の部分拡大斜視図である。 (a)は、車幅方向内側の斜め上方から見下ろした仕切部材の全体斜視図、(b)は、車幅方向内側の斜め下方から見上げた仕切部材の全体斜視図、(c)は、(b)のIIc−IIc断面図である。 (a)から(c)は、センタピラーの中空部への仕切部材の組付工程図である。 (a)から(c)は、センタピラーの中空部に仕切部材を組み付ける際の、サイドシルの上面での第一リブの動作説明図である。 センタピラーの中空部に組み付けた仕切部材の部分拡大断面図である。 センタピラーの中空部に発泡性樹脂が充填された際の仕切部材の動作説明図である。
次に、本発明を実施するための形態(本実施形態)に係る車体側部構造について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面の上下前後の矢示方向は、車体の上下前後方向に一致している。また、図面の内外の矢示方向は、車幅方向内側及び車幅方向外側に一致している。
本実施形態に係る車体側部構造は、サイドシルに接合されたセンタピラーの中空部が仕切部材によって上下方向に仕切られて構成されている。
本実施形態の車体側部構造における仕切部材は、車体前後方向の両端部が下方に傾斜していることを主な特徴とする。
以下に、この仕切部材について、センタピラーの中空部を仕切って発泡性樹脂の充填室を形成するものを例にとって説明する。ちなみに、このセンタピラーにおける発泡性樹脂の充填構造は、自動車の走行時に生じるロードノイズや車体構成部材の風切り音が乗員に伝達することを防止するように機能する。
このような本実施形態に係る車体側部構造は、車体の左右両側に適用される。
ただし、以下では、車体の左側側部に配置されるものについてのみ説明し、これと車幅方向の中心線を挟んで対称構造となる車体の右側側部に配置されるものについてはその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る車体側部構造Cの部分拡大斜視図である。
なお、図1中、センタピラーインナ6は、センタピラー2の中空部8内を示す作図の便宜上、仮想線(二点鎖線)で示している。
図1に示すように、車体側部構造Cは、サイドシル1と、センタピラー2と、仕切部材3と、を備えている。
≪サイドシル≫
図1に示すように、サイドシル1は、車体の側部で前後方向に延びるように配置されている。
このようなサイドシル1は、車幅方向の内側に配置されるサイドシルインナ4と、車幅方向の外側に配置されるサイドシルアウタ5と、を備えている。
そして、図示は省略するが、サイドシルインナ4は、車体前後方向に交差する断面視で車幅方向の外側に開くハット形状を呈している。また、サイドシルアウタ5は、車体前後方向に交差する断面視で車幅方向の内側に開くハット形状を呈している。
サイドシルインナ4とサイドシルアウタ5とは、互いのハット形状鍔部に相当するフランジ同士がスポット溶接などで接合されている。これにより互いのハット形状山高部に相当する膨出部同士が一体になって、サイドシル1は閉断面を形成している。
サイドシル1の上面1aには、後記するように、仕切部材3の取付孔となる丸穴30(図3(a)参照)が形成されている。
このようなサイドシル1の内側には、図示を省略したが、断面視で略L字形状を呈する複数の補強部材が配置されている。
これらの補強部材は、サイドシルインナ4のハット形状山高部における上方角部及び下方角部で、車体前後方向に延びるように配置されている。また、補強部材は、サイドシルアウタ5のハット形状山高部における上方角部及び下方角部で、車体前後方向に延びるように配置されている。
≪センタピラー≫
図1に示すように、センタピラー2は、車体側部で上下方向に延びる柱状物である。
センタピラー2の下部は、サイドシル1に接合されている。また、図示を省略するが、センタピラー2の上部は、ルーフサイドレールに接合されている。
なお、本実施形態でのセンタピラー2は、下部側から上部に向かうほど車体後方に徐々に変位するように僅かに傾斜している。
このようなセンタピラー2は、車幅方向の内側に配置されるセンタピラーインナ6と、車幅方向の外側に配置されるセンタピラーアウタ7と、を備えている。
<センタピラーインナ>
図1に示すように、センタピラーインナ6は、サイドシル1に接続される下部側から上方に向けて延びる略板体で形成されている。
センタピラーインナ6は、車幅方向の内側からの側面視で、センタピラー2の略外形を形成している。つまり、センタピラーインナ6の下部は、サイドシル1側で幅広に形成されるとともに、上方に向かうほど車体前後方向の幅を徐々に狭めるように延びている。具体的には、センタピラーインナ6の下部における車体前後方向の両縁部は、下方に凹となるようになだらかなカーブを描いている。
なお、本実施形態でのセンタピラー2は、前記のように後方に向けてわずかに傾斜していることから、車体前後方向の前側に形成されるカーブのほうが、後側に形成されるカーブよりも緩やかな円弧を描くように形成されている。
また、センタピラーインナ6の下部には、車体前後方向の略中央に、略矩形の開口部14を有している。
車幅方向の内側でセンタピラー2の中空部8の内外を連通させるこの開口部14は、後に詳しく説明するように、センタピラー2の中空部8への仕切部材3の配置口となる。
また、センタピラーインナ6の下部には、後記する発泡性樹脂の充填孔15が形成されている。この充填孔15は、車体前後方向に並ぶように一対形成される。これらの充填孔15,15は、仕切部材3とサイドシル1の上面1aとの間に形成される後記の充填室17(図5参照)に連通する。
このような充填孔15,15のそれぞれは、開口部14の車体前後方向の両角下の近傍に配置される、後記の仕切部材3の第一縦壁12a及び第二縦壁12bのそれぞれの下方に形成される。
<センタピラーアウタ>
次に、センタピラーアウタ7(図1参照)について説明する。
センタピラーアウタ7は、図示を省略するが、上下方向に交差する断面視で車幅方向内側に開くハット形状を呈している。
センタピラーアウタ7のハット形状鍔部に相当する両フランジは、センタピラーインナ6の車体前後方向の両縁部にスポット溶接などで接合されている。
これによりセンタピラーアウタ7は、図1に示すように、センタピラーインナ6の形状に合せて、サイドシル1側で幅広に形成されるとともに、上方に向かうほど車体前後方向の幅を徐々に狭めるように延びている。
また、センタピラーアウタ7は、図示を省略するが、ハット形状山高部に相当する膨出部が、センタピラーインナ6との間に前記した中空部8を形成している。
図1に示すように、センタピラーアウタ7の車体前後方向の両側面は、上方から下方に向けて末広がりに延びている。そして、センタピラーアウタ7の両側面における下部は、サイドシル1の上面1aに沿うように延びている。
このようなセンタピラーアウタ7の両側面における下部は、サイドシル1の上面1aにスポット溶接などで接合されている。
≪仕切部材≫
次に、仕切部材3(図1参照)について説明する。
図2(a)は、車幅方向内側の斜め上方から見下ろした仕切部材3の全体斜視図、(b)は、車幅方向内側の斜め下方から見上げた仕切部材3の全体斜視図、(c)は、(b)のIIc−IIc断面図である。
図2(a)から図2(c)に示すように、仕切部材3は、仕切本体9と、縦壁12と、側壁11と、窪み部18と、リブ13と、を主に備えて構成されている。
本実施形態での仕切部材3は、合成樹脂成形品を想定している。
<仕切本体>
仕切本体9は、図2(a)から図2(c)に示すように、板体で構成されており、車体前後方向の前側に配置される第一半体9aと、車体前後方向の後側に配置される第二半体9bとが折り曲げ部10を介して一体に形成されている。なお、第一半体9aと第二半体9bとは、折り曲げ部10を介して接合されていてもよい。
仕切本体9は、サイドシル1(図1参照)の上面1a(図1参照)と略平行に配置される。
折り曲げ部10は、仕切本体9の一般部よりも薄肉に形成されている。そして、この折り曲げ部10は、第一半体9aと第二半体9b同士を繋ぐヒンジを形成している。つまり、仕切本体9は、この折り曲げ部10を介して復元可能に中折れする構造になっている。具体的には、仕切本体9は車幅方向に延びる折り曲げ部10周りに第一半体9aの下面と、第二半体9bの下面とが互いに向き合う方向に、仕切本体9が山折れ可能になっている。
なお、本実施形態での折り曲げ部10は、仕切本体9の中央部よりも後方にシフトして形成されている。つまり、第一半体9aは、車体前後方向に第二半体9bよりも長い。
<縦壁>
図2(a)に示すように、縦壁12は、第一半体9aの車体前後方向の前側に配置される第一縦壁12aと、第二半体9bの車体前後方向の後側に配置される第二縦壁12bとで構成されている。
(第一縦壁)
第一縦壁12aは、図2(c)に示すように、車体前後方向の前側に向かうほど上方に徐々に変位するように傾斜している。そして、第一縦壁12aは、後方斜め上方に凸となるように僅かに湾曲している。
また、第一縦壁12aの先端部は、図2(c)に示すように、車体前後方向の前側に向かうほど下方に徐々に変位するように傾斜している。
そして、第一縦壁12aの先端部は、前側に延びるほど厚さが徐々に薄くなっている。
このような第一縦壁12aの先端部は、このような下方に傾斜することによって、後記するように、センタピラー2の車体前後方向における前側の内壁面に沿うように配置される。
(第二縦壁)
第二縦壁12bは、図2(c)に示すように、車体前後方向の後側に向かうほど上方に徐々に変位するように傾斜している。そして、第二縦壁12bは、前方斜め上方に凸となるように僅かに湾曲している。
また、第二縦壁12bの先端部は、図2(c)に示すように、車体前後方向の後側に向かうほど下方に徐々に変位するように傾斜している。
そして、第二縦壁12bの先端部は、後側に延びるほど厚さが徐々に薄くなっている。
このような第二縦壁12bの先端部は、このような下方に傾斜することによって、後記するように、センタピラー2の車体前後方向における後側の内壁面に沿うように配置される。
なお、第一縦壁12aの先端部の下方への傾斜角度は、第二縦壁12bの先端部の下方への傾斜角度と同じでも異なっていてもよい。
また、以下の説明において、第一縦壁12aと第二縦壁12bとについて特に区別する必要がない場合には、単に「縦壁12」と称する。
<側壁>
図2(a)に示すように、側壁11は、第一側壁11aと第二側壁11bとを備えている。
第一側壁11aは、仕切部材3における第一半体9aの車幅方向外側の端縁から上方に立ち上がるように形成されている。
第二側壁11bは、仕切部材3における第二半体9bの車幅方向外側の端縁から上方に立ち上がるように形成されている。
そして、第一側壁11aは、第一半体9a側から第一縦壁12a側に跨るように形成されている。また、第二側壁11bは、第二半体9b側から第二縦壁12b側に跨るように形成されている。
これにより第一側壁11a及び第二側壁11bは、仕切部材3の剛性を高めている。
また、第一側壁11aと第二側壁11bとは、仕切部材3が折り曲げ部を介してV字に折れ曲がろうとする際に、互いに干渉することで仕切本体9のV字変形を抑制する。つまり、仕切部材3の折り曲げ部を介しての折れ曲がりは、山形変形のみ許容される。
また、以下の説明において、第一側壁11aと第二側壁11bとについて特に区別する必要がない場合には、単に「側壁11」と称する。
<窪み部>
図2(b)及び(c)に示すように、窪み部18は、仕切本体9の車幅方向の中央であって、仕切本体9の車体前後方向の中央に形成されている。
本実施形態での窪み部18は、第一半体9aの折り曲げ部10寄りに形成されている。
この窪み部18は、仕切本体9が部分的に、略有底円筒形状に下方に窪むことで形成されている。
これにより窪み部18は、図2(b)及び図2(c)に示すように、仕切本体9から下方に突出するように形成されている。
そして、サイドシル1(図1参照)の上面1a(図1参照)と対向することとなる窪み部18の底面には、クリップ29が設けられている。
この窪み部18は、クリップ29がサイドシル1(図1参照)の上面1a(図1参照)に係合した際に、この上面1aと仕切本体9とを所定の間隔で離隔させるスペーサとして機能する。ちなみに、本実施形態での仕切部材3は、このようなクリップ29を一つのみ有している。
また、図2(c)に示すように、窪み部18が仕切本体9の上面側で形成する円形の開口部には、この開口部と内径が等しい円筒状の壁部16が形成されている。
ちなみに、本実施形態での壁部16の高さは、図2(c)に示すように、側壁11と同じ高さに設定されている。
クリップ29は、サイドシル1(図1参照)の上面1a(図1参照)に形成された後記する丸穴30(図3(a)から図3(c)参照)とスナップフィットする構成となっている。本実施形態でのクリップ29は、丸穴30に嵌り込んだ際に、裏側の穴部周縁に引っ掛かるかえしを有する突起を想定しているがこれに限定されるものではない。
クリップ29が係合する丸穴30は、図1に示すように、サイドシル1の上面1aに対して仕切部材3を位置決めする際の主基準となる。
<リブ>
図2(a)から図2(c)に示すように、本実施形態でのリブ13は、第一リブ13aと、第二リブ13bと、第三リブ13cと、第四リブ13dと、を備えている。
(第一リブ)
第一リブ13aは、図2(b)及び図2(c)に示すように、仕切本体9における第二半体9bの下面から下方に突出する板体で形成されている。
この第一リブ13aは、板面が車体前後方向に沿うように、かつ板面が第二半体9bの下面に対して垂直となるように立設されている。
また、第一リブ13aは、第二半体9bの車幅方向外側寄りに、かつ折り曲げ部寄りに形成されている。
図2(c)に示すように、この第一リブ13aにおける第二半体9bの下面からの突出長さは、窪み部18における第一半体9aの下面からの突出長さ(クリップ29を除く)に等しくなるように設定されている。
このような第一リブ13aは、図2(c)に示すように、車幅方向の側面視で、円弧形状を一部に有している。
具体的には、第一リブ13aは、車幅方向の側面視で、第二半体9bから下方に延びた前辺21aと、この前辺21aの下端から後方斜め上に延びる円弧状の後辺21bとを有している。この円弧状の後辺21bは、後方斜め下に凸になるように形成されている。つまり、第一リブ13aの後辺21bは、車体前後方向に円弧形状となっている
このような第一リブ13aにおける円弧状の後辺21bは、後に詳しく説明するように、仕切部材3をサイドシル1の上面1aに取り付ける際に、この上面1aに摺接する。この第一リブ13aは、以下に「円弧リブ」と称することがある。
(第二リブ)
第二リブ13bは、図2(b)及び図2(c)に示すように、仕切本体9における第一半体9aの下面から下方に突出する板体で形成されている。
この第二リブ13bは、板面が車体前後方向に沿うように、かつ板面が第一半体9aの下面に対して垂直となるように立設されている。
また、第二リブ13bは、第一半体9aの車幅方向外側寄りに、かつ窪み部18よりも車体前後方向の前側に形成されている。
図2(c)に示すように、この第二リブ13bにおける第一半体9aの下面からの突出長さは、窪み部18における第一半体9aの下面からの突出長さ(クリップ29を除く)に等しくなるように設定されている。
このような第二リブ13bは、図2(c)に示すように、車幅方向の側面視で、略逆三角形状を呈している。
具体的には、第二リブ13bは、車幅方向の側面視で、下部の頂点を境に、前方斜め上に延びる前辺22aと、後方斜め上に延びる後辺22bとを有している。
このような第二リブ13bは、後に詳しく説明するように、仕切部材3をサイドシル1の上面1aに取り付ける際に、上面1a上で仕切本体9の第一半体9aを支持する。この第二リブ13bは、以下に「逆三角形リブ」と称することがある。
(第三リブ)
第三リブ13cは、図2(b)に示すように、車幅方向内側寄りで、縦壁12の下面から下方に突出する板体にて形成されている。
第三リブ13cは、第一縦壁12aに形成される前側第三リブ13c1と、第二縦壁12bに形成される後側第三リブ13c2と、で構成されている。
前側第三リブ13c1と後側第三リブ13c2のそれぞれは、前側に向かうほど板面が車幅方向の外側に変位するように傾斜している。また、前側第三リブ13c1と後側第三リブ13c2のそれぞれは、車体前後方向の略中央が車幅方向外側に凸になるように僅かに屈曲している。
そして、これら前側第三リブ13c1と後側第三リブ13c2におけるそれぞれの車幅方向内側面は、屈曲部に対応する位置で、図1に示したセンタピラーインナ6の充填孔15のそれぞれに対向している。
これらの前側第三リブ13c1と後側第三リブ13c2のそれぞれは、充填孔15のそれぞれから発泡性樹脂がセンタピラー2の中空部8内に充填される際に、噴射される発泡性樹脂に対するバッフルプレートとして機能する。この第三リブ13cは、以下に「バッフルリブ」と称することがある。
(第四リブ)
第四リブ13dは、図2(a)に示すように、車幅方向の内側で第二側壁11bと対向する三角形状の板体で形成されている。第四リブ13dは、第二半体9bと第二縦壁12bとが成す内角側で、これら第二半体9bと第二縦壁12bとを接続するように配置されている。
この第四リブ13dは、後に詳しく説明するように、サイドシル1の上面1aと摺接することとなる第一リブ13a(円弧リブ)を有する側での仕切部材3の剛性を高めている。この第四リブ13dは、以下に「補強リブ」と称することがある。
≪車体側部構造の製造方法≫
以下では、主にセンタピラー2の中空部8に対する仕切部材3の組付方法を示しながら本実施形態に係る車体側部構造Cの製造方法について説明する。
図3(a)は、仕切部材3をセンタピラー2の中空部8に挿入する、車体側部構造Cの製造方法における第一工程の説明図である。
図3(b)は、仕切部材3をセンタピラー2の中空部8で回転させる車体側部構造Cの製造方法における第二工程の説明図である。
図3(c)は、サイドシル1の上面1aに対して仕切部材3を位置決めする車体側部構造Cの製造方法における第三工程の説明図である。
なお、図3(a)から図3(c)中、センタピラーインナ6は、センタピラー2の中空部8内を示す作図の便宜上、仮想線(二点鎖線)で示している。
また、図3(a)から図3(c)中、符号15は、センタピラーインナ6に形成された発泡性樹脂の充填孔であり、符号30は、サイドシル1の上面1aに形成された仕切部材3の取付孔となる丸穴である。
この製造方法の第一工程では、図3(a)に示すように、まず仕切部材3が車幅方向内側からセンタピラーインナ6の開口部14を介してセンタピラー2の中空部8内に配置される。
この際、仕切部材3は、長手方向の一端側から開口部14に挿入される。
ちなみに、本実施形態では、第二縦壁12b側から中空部8内に挿入されているが、第一縦壁12a側から中空部8内に挿入することもできる。
次に、この製造方法の第二工程では、図3(b)に示すように、窪み部18が下方を向くように仕切部材3を中空部8内で回転させる。
この際、第一縦壁12aが、車両前後方向の前側を向き、第二縦壁12bが、車両前後方向の後側を向くように、仕切部材3を回転させる。
次に、この製造方法の第三工程では、図3(c)に示すように、仕切部材3の第一縦壁12aが、センタピラー2の下端部の前側内壁に下方から向き合うように配置される。そして、仕切部材3のクリップ29が、サイドシル1の上面1aに形成された丸穴30に位置合わせされる。
この際、仕切部材3の第二縦壁12bは、後記するように、自重によって折り曲げ部10(図4(a)参照)を軸として下方に回動することで垂れ下がる。これにより仕切部材3は、折り曲げ部10(図4(a)参照)を中心に山形に屈曲することとなる。
なお、本実施形態では、作業者が仕切部材3に形成された壁部16(図3(c)参照)を把持してこの第三工程を実施することを想定している。
次に参照する図4(a)は、サイドシル1の上面1aに対して位置決めした際の仕切部材3の状態図、図4(b)は、サイドシル1の丸穴30に仕切部材3のクリップ29を挿入する際の仕切部材3の状態図、図4(c)は、サイドシル1の丸穴30に仕切部材3のクリップ29を挿入した後の仕切部材3の状態図である。
なお、図4(a)から図4(c)中の仕切部材3は、図2(c)の断面図に示す仕切部材3に対応する。
図4(a)に示すように、仕切部材3は、クリップ29がサイドシル1の丸穴30に位置合わせされることで、サイドシル1の上面1aに位置決めされる。
この際、仕切部材3を折り曲げ部10にて山折れさせることによって、仕切部材3の第一縦壁12aは、下方に凸となるようにカーブを描くセンタピラー2の前側内壁に下方から向き合う(図3(c)参照)。
また、仕切部材3の第二縦壁12bは、後記するように、自重によって折り曲げ部10を軸として下方に回動する。
次いで、図4(b)に示すように、仕切本体9の第一半体9aをサイドシル1の上面1aに対して略平行に維持すると、仕切部材3の前部に位置する第一縦壁12aの先端部は、上方に変位してセンタピラー2(図1参照)の前側内壁に下方から当接する。
この際、第一縦壁12aの先端部は、前記のように、先端に向かうほど薄くなっているので、センタピラー2(図1参照)の前側内壁に密着する。
そして、第一半体9aをサイドシル1側に押圧することによって、クリップ29は、丸穴30に挿入されていく。
一方、下方に折れ曲がった第二半体9b側に形成される第一リブ13a(円弧リブ)は、クリップ29が丸穴30に挿入されていくことで、サイドシル1の上面1aに当接する。
サイドシル1の上面1aに当接して上面1aから反力を受けた第一リブ13aは、第二縦壁12bを折り曲げ部10周りに上方に回動させる。
これにより仕切部材3の後部に位置する第二縦壁12bの先端部は、上方に変位してセンタピラー2(図1参照)の後側内壁に下方から当接する。
この際、第二縦壁12bの先端部は、前記のように、先端に向かうほど薄くなっているので、センタピラー2の後側内壁に密着する。
ちなみに、前記のように、上面1aから反力を受ける第一リブ13aが形成された第二半体9bには第二縦壁12bに跨るように第四リブ13d(図2(a)参照)が形成されている。これにより第四リブ13d(補強リブ)は、第一リブ13a(円弧リブ)が形成される第二半体9bに十分な剛性を付与している。
また、図4(c)に示すように、クリップ29が丸穴30に挿入されてスナップフィットすることで、第二半体9bがサイドシル1の上面1aに対して平行に配置される。
そして、第一リブ13a(円弧リブ)、窪み部18、及び第二リブ13b(逆三角形リブ)のそれぞれがサイドシル1の上面1aに当接することで、第一半体9aと第二半体9bとが車体前後方向に面一に並ぶとともに、この上面1aに対して平行となる。
これによりセンタピラー2(図1参照)の中空部8(図1参照)に対する仕切部材3(図1参照)の一連の取付工程が終了する。
図5は、サイドシル1の上面1aに固定した仕切部材3の部分拡大断面図である。
図5に示すように、センタピラー2の中空部8に取り付けられた仕切部材3は、サイドシル1の上面1aとの間に発泡性樹脂の充填室17を形成する。そして、この充填室17は、充填孔15(図1参照)を介してセンタピラーインナ6(図1参照)の車幅方向内側と連通している。
そして、図5に示すように、仕切部材3の第一縦壁12aの前端は、センタピラー2の前側内壁に下方から当接する。
また、図示は省略したが、前記のように仕切部材3の第二縦壁12bの後端は、センタピラー2の後側内壁に下方から当接する。
≪発泡性樹脂の充填工程≫
次に、充填室17(図5参照)への発泡性樹脂の充填工程について説明する。
この充填工程では、未硬化の発泡性樹脂(液体)を充填孔15(図1参照)から充填室17(図5参照)に注入して、この発泡性樹脂を発泡させた後、硬化させることによって充填室17を硬化した発泡性樹脂で満たすこととなる。
なお、本実施形態での硬化した発泡性樹脂は、硬質ウレタンフォームを想定しているがこれに限定されるものではなく、他の硬化発泡樹脂でも構わない。
本実施形態での硬質ウレタンフォームは、ウレタンフォーム原液が発泡後、硬化して形成される。
ウレタンフォーム原液としては、例えば、ポリエーテルポリオールに、シクロペンタン、水などの発泡剤、さらには触媒、整泡剤などの助剤をプレミックスした液と、イソシアネート液とを混合した液体が挙げられる。
次に参照する図6は、センタピラー2の充填室17に発泡性樹脂が充填された際の仕切部材3の動作説明図である。
図6に示すように、センタピラー2の充填室17に発泡性樹脂が充填されると、発泡性樹脂は発泡を開始する。この発泡物によって仕切本体9と縦壁12との下面に下方から負荷Fが加えられると、縦壁12の先端部には、仕切本体9と窪み部18との接合部を原点Orとする、上方に向かうモーメントMが生じる。そして、縦壁12の先端部には、このモーメントMによってセンタピラー2の内壁からの反力Rが生じる。これにより縦壁12の先端部とセンタピラー2の内壁とが密着することで、発泡性樹脂が仕切部材3とセンタピラー2の内壁との間から漏れ出ることが防止される。
なお、本実施形態での車体側部構造Cは、センタピラー2に仕切部材3を組み付けた際に、縦壁12の先端部とセンタピラー2の内壁とが密着しているものを想定している。しかしながら、車体側部構造Cは、センタピラー2に対する仕切部材3の組付時に縦壁12の先端部とセンタピラー2の内壁との間に隙間が形成されていても、発泡性樹脂の発泡物によって縦壁12が押し上げられることで縦壁12の先端部とセンタピラー2の内壁とが密着する構成をも含む。
また、本実施形態での車体側部構造Cは、図1に示すように、センタピラーインナ6に形成した充填孔15に対向するように、仕切部材3の第三リブ13cが配置されている。
このような充填孔15(図1参照)から充填室17(図5参照)に未硬化の発泡性樹脂が射出注入されると、未硬化の発泡性樹脂は、バッフル板として機能する第三リブ13c(図1参照)に当たる。その後、発泡性樹脂は、この第三リブ13cによって流れの向きを変える。
なお、本実施形態での第三リブ13cは、図2(b)に示したように、前側に向かうほど板面が車幅方向の外側に変位するように傾斜している。したがって、未硬化の発泡性樹脂は、第三リブ13c(図1参照)によって前側に向きを変えた後に、サイドシル1(図1参照)の上面1a(図1参照)に流れ落ちる。そして、未硬化の発泡性樹脂は、上面1a(図1参照)に流れ落ちた直後に発泡原を形成する。
本実施形態での第三リブ13cは、未硬化の発泡性樹脂の流れを変え、より広範囲に未硬化の発泡性樹脂を広げる。また、第三リブ13cは、より効率よく発泡性樹脂の発泡物が充填室17内を埋めるような位置に未硬化の発泡性樹脂を誘導する。これにより発泡性樹脂の発泡物は、充填室17内で満遍なく行き渡る。
ここで第三リブ13cを有しない仕切部材3が配置された車体側部構造(図示を省略)を参考例としてここに想定する。
この参考例としての車体側部構造において、充填孔15から充填室17に未硬化の発泡性樹脂が射出注入されると、この未硬化の発泡性樹脂は、車幅方向外側寄りでサイドシル1の上面1aに液状の発泡性樹脂として溜る。その後、液状の発泡性樹脂は、架橋反応が開始することによって、充填室17の車幅方向外側寄りで発泡し、そのフォームが充填室17を徐々に満たしていく。
これに対して、本実施形態の車体側部構造Cは、第三リブ13c(バッフルリブ)が、前記のように未硬化の発泡性樹脂を発泡好適位置に誘導する。このような車体側部構造Cによれば、より確実に発泡性樹脂の発泡物を充填室17内に満遍なく行き渡らせることができる。
また、このような車体側部構造Cにおいて、第三リブ13cの向きは、前記のように、前側に向かうほど板面が車幅方向の外側に変位するように傾斜しているものに限定されない。したがって、第三リブ13cの向きは、充填室17内で未硬化の発泡性樹脂を誘導したい方向に合わせて適宜に変更することができる。
≪作用効果≫
次に、本実施形態の車体側部構造Cの奏する作用効果について説明する。
本実施形態の車体側部構造Cは、仕切部材3の車体前後方向の両端部、つまり縦壁12の先端部は下方に傾斜している。
このような車体側部構造Cによれば、センタピラー2の中空部8に発泡性樹脂が充填された際に、仕切部材3の両端部(縦壁12の両先端部)とセンタピラー2の内壁とが密着する。これにより発泡性樹脂が仕切部材3とセンタピラー2の内壁との間から漏れ出ることが防止される。
また、車体側部構造Cにおいては、仕切部材3が山形に屈曲するように折り曲げ部10を有している。
このような車体側部構造Cによれば、下方に凸となるようにカーブを描くセンタピラー2の前後方向の内壁のそれぞれに、仕切部材3の前後方向の両端部を下方から容易に向き合わせることができる。これによりセンタピラー2の中空部8に発泡性樹脂が充填された際に、仕切部材3の両端部とセンタピラー2の内壁とを、より確実に密着させることができる。
また、車体側部構造Cにおいては、折り曲げ部10を挟んだ仕切部材3の前後方向の一方にクリップ29が設けられ、他方に第一リブ13a(円弧リブ)が設けられている。
このような車体側部構造Cによれば、組立作業者が仕切部材3のクリップ29側を把持すると、自重によって第一リブ13a側が垂れ下がるように仕切部材3が折り曲げ部10で屈曲する。そして、クリップ29をサイドシル1の上面1aの丸穴30に組み付ける際に、第一リブ13a(円弧リブ)はサイドシル1の上面1aに当接しながら摺接することによって、仕切部材3の他端側を持ち上げる。
これにより仕切部材3の他端側は、下方に凸となるようにカーブを描くセンタピラー2の前後方向の内壁に、下方から容易に向き合あうことができる。これによりセンタピラー2の中空部8に発泡性樹脂が充填された際に、仕切部材3の他端側とセンタピラー2の内壁とを、より確実に密着させることができる。
また、車体側部構造Cにおいては、クリップ29を前後方向に挟んだ折り曲げ部10の反対側に、第二リブ13b(逆三角形リブ)が設けられている。
このような車体側部構造Cによれば、第二リブ13bがサイドシル1の上面1aに当接することで、この上面1aに対する仕切部材3の位置決めを容易に行うことができる。また、この車体側部構造Cによれば、センタピラー2の中空部8に仕切部材3を組み付ける際に仕切部材3が動くことを規制することができる。
また、車体側部構造Cにおいては、仕切部材3に設けられるクリップ29が一つのみである。
このような車体側部構造Cによれば、サイドシル1の上面1aに対して一つのクリップ29をとめれば仕切部材3が位置決めされ、かつ所定位置に固定される。これにより車体側部構造Cにおいては、仕切部材3の組み付けを容易に行うことができる。また、このような車体側部構造Cによれば、仕切部材3の構造を簡素に構成することができる。
ちなみに、この車体側部構造Cにおいては、折り曲げ部10を挟んだクリップ29の反対側は第一リブ13a(円弧リブ)にて位置決めされるため、第一リブ13aを設けた側にはクリップが不要になる。
また、車体側部構造Cにおいては、クリップ29が仕切部材3の前後方向の略中央に形成されている。
このような車体側部構造Cによれば、サイドシル1の上面1aに対する仕切部材3の組み付けが容易になる。また、車体側部構造Cによれば、前後方向にバランスよく仕切部材3をサイドシル1に取り付けることができる。これにより車体側部構造Cは、クリップ29にかかる負荷を軽減できる。
また、車体側部構造Cにおいては、仕切部材3は、センタピラーインナ6の発泡性樹脂の充填孔15に対向するように第三リブ13c(バッフルリブ)を有している。
このような車体側部構造Cによれば、センタピラー2の中空部8に発泡性樹脂を充填する際に、第三リブ13c(バッフルリブ)が、前記のように未硬化の発泡性樹脂を発泡好適位置に誘導する。このような車体側部構造Cによれば、より確実に発泡性樹脂の発泡物を充填室17内に満遍なく行き渡らせることができる。
また、車体側部構造Cにおいては、第三リブ13cが車幅方向に対して斜めに傾斜しているので、中空部8内での発泡性樹脂の流れを調節し、効率よく発泡性樹脂を中空部8に充填することができる。
また、車体側部構造Cにおいては、仕切部材3のクリップ29の上方で、仕切部材3の上面から上方に延びる壁部16を有している。
このような車体側部構造Cによれば、組付作業者は、壁部16を把持することによってセンタピラー2の中空部8内での仕切部材3の取扱いが容易になる。また、車体側部構造Cによれば、組付作業者は、壁部16を把持した状態で、クリップ29をセンタピラー1の上面1aに取り付けることができ、組付作業性が良好となる。
また、車体側部構造Cにおいては、クリップ29は、窪み部18の下面に設けられている。
このような車体側部構造Cによれば、組付作業者は、有底円筒形状の窪み部18の内周側に手指を入れて仕切部材3を把持することができる。これにより組付作業者は、窪み部18を把持することによってセンタピラー2の中空部8内での仕切部材3の取扱いが容易になる。また、車体側部構造Cによれば、組付作業者は、窪み部18を把持した状態で、クリップ29をセンタピラー1の上面1aに取り付けることができ、組付作業性が良好となる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、組付作業者が把持する壁部16を円筒形状に形成したが、壁部16の形状はこれに限定されるものではない。また、窪み部18についても有底円筒形状のものに限定されるものではない。
したがって、壁部16は、例えば、角筒などの他の形状の筒体とすることもできるし、仕切本体9から延出する板体などで形成することもできる。
また、前記実施形態では、第一リブ13a(円弧リブ)の後辺21bのみが円弧形状になっているが、第一リブ13a(円弧リブ)は、半円形状とすることもできる。
1 サイドシル
1a サイドシルの上面
2 センタピラー
3 仕切部材
4 サイドシルインナ
5 サイドシルアウタ
6 センタピラーインナ
7 センタピラーアウタ
8 センタピラーの中空部
9 仕切本体
9a 第一半体
9b 第二半体
10 折り曲げ部
11 側壁
11a 第一側壁
11b 第二側壁
12 縦壁
12a 第一縦壁
12b 第二縦壁
13 リブ
13a 第一リブ
13b 第二リブ
13c 第三リブ
13d 第四リブ
14 開口部
15 発泡性樹脂の充填孔
16 壁部
17 発泡性樹脂の充填室
18 窪み部
29 クリップ
30 丸穴
C 車体側部構造

Claims (7)

  1. 車体前後方向に延びるサイドシルと、
    前記サイドシルから上方に延びるセンタピラーアウタと、
    前記センタピラーアウタの車幅方向内側に配置されるセンタピラーインナと、
    前記センタピラーアウタと前記センタピラーインナとで形成される中空部内に配置されて車体前後方向に延びる仕切部材と、を備え、
    前記仕切部材の車体前後方向の両端部は下方に傾斜しており、
    前記仕切部材は、車体前後方向の中程で山折れさせる折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の一方に、下方に延びるクリップが設けられ、
    前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の他方に、下方に延びる第一リブが設けられ、
    前記第一リブは、車体前後方向に円弧形状となっている
    ことを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記クリップを車体前後方向に挟んだ前記折り曲げ部の反対側に、下方に延びて前記サイドシルに当接する第二リブが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記仕切部材に設けられる前記クリップは一つである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  4. 前記センタピラーアウタ及び前記センタピラーインナの下端部は、車体前側が車体後側よりも上下方向に対し傾斜しており、
    前記クリップは前記仕切部材の車体前後方向の略中央にあり、
    前記折り曲げ部は前記クリップの後方にある
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  5. 車体前後方向に延びるサイドシルと、
    前記サイドシルから上方に延びるセンタピラーアウタと、
    前記センタピラーアウタの車幅方向内側に配置されるセンタピラーインナと、
    前記センタピラーアウタと前記センタピラーインナとで形成される中空部内に配置されて車体前後方向に延びる仕切部材と、を備え、
    前記仕切部材の車体前後方向の両端部は下方に傾斜しており、
    前記センタピラーインナは前記サイドシルと前記仕切部材との間に孔を有し、
    前記仕切部材は前記孔の車幅方向外側に、下方に延びつつ車幅方向に対して斜めに延びる第三リブを有する
    ことを特徴とする車体側部構造。
  6. 前記仕切部材は、車体前後方向の中程で山折れさせる折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の一方に、下方に延びるクリップが設けられ、
    前記仕切部材は、前記クリップの上方で前記仕切部材の上面から上方に延びる壁部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  7. 前記仕切部材は、前記サイドシルに沿って延びる仕切本体と、
    前記仕切本体における車体前後方向の両端部のそれぞれで上下方向に延びる縦壁と、
    前記仕切本体から下方に凹状に窪む窪み部と、を有し、
    前記仕切部材は、車体前後方向の中程で山折れさせる折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部を挟んだ前記仕切部材の車体前後方向の一方に、下方に延びるクリップが前記窪み部の下面に設けられる
    ことを特徴とする請求項6に記載の車体側部構造。
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