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JP6869621B2 - シミュレーション方法及びシミュレーション装置 - Google Patents

シミュレーション方法及びシミュレーション装置 Download PDF

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JP6869621B2 JP2017165035A JP2017165035A JP6869621B2 JP 6869621 B2 JP6869621 B2 JP 6869621B2 JP 2017165035 A JP2017165035 A JP 2017165035A JP 2017165035 A JP2017165035 A JP 2017165035A JP 6869621 B2 JP6869621 B2 JP 6869621B2
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Description

本発明は、分子動力学法またはくりこみ群分子動力学法を用いたシミュレーション方法及びシミュレーション装置に関する。
蒸気タービンの低圧段で蒸気の温度が低下すると凝縮が起こり、水滴が形成される。この水滴が動翼に衝突して、動翼にエロージョンが生じる。このエロージョンを抑制するために、蒸気タービン内の蒸気及び水滴の挙動を知ることが重要である。従来、蒸気等の流体の流れ場のシミュレーション解析では、流体を連続体として扱っていた(例えば、特許文献1)。このようなシミュレーション解析では、気体から液体への相変化を伴う流れ場の詳細な挙動を把握することは困難である。
分子動力学法またはくりこみ群分子動力学によるシミュレーション解析を行うことにより、流体の挙動を解析する手法が提案されている(特許文献2)。
特開2017−004103号公報 特開2016−218767号公報
分子動力学法を用いた従来のシミュレーション解析では、流体の流入及び流出を伴うような系を取り扱うことが困難であった。本発明の目的は、流体の流入及び流出を伴う系を、分子動力学法を用いて解析するシミュレーション方法及びシミュレーション装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
流出入界面を持つ流れ場を解析領域とし、流れ場内の流体を複数の粒子の集合体として分子動力学法を用いてシミュレーションする方法であって、
前記解析領域の流出入界面に熱浴を接続し、前記熱浴と前記解析領域との間で粒子の移動を許容した解析モデルにおいて、時間の経過によって生じる前記熱浴内の温度と圧力との変動を補償して前記熱浴内の温度と圧力とを目標値に維持する処理を含み、
前記熱浴内の圧力を目標値に維持する処理において、
現時点における前記熱浴内の粒子の数及び状態に基づいて次状態における前記熱浴内の圧力を算出し、
算出された前記熱浴内の次状態の圧力と、圧力の目標値とを比較し、比較結果に基づいて前記熱浴内に追加または前記熱浴内から除去する粒子の個数を算出し、
算出された個数の粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行するシミュレーション方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
入出力手段と、
流出入界面を持つ流れ場を解析領域とし、流れ場内の流体を複数の粒子の集合体として分子動力学法を用いて粒子の挙動を解析する処理手段と
を有し、
前記処理手段は、
前記解析領域の流出入界面の温度の目標値、圧力の目標値、及び初期条件を、前記入出力手段から取得し、
前記解析領域の流出入界面に熱浴を接続し、前記熱浴と前記解析領域との間で粒子の移動を許容した解析モデルにおいて、時間の経過によって生じる前記熱浴内の温度と圧力との変動を補償して前記熱浴内の温度と圧力とを目標値に維持しながら、前記解析領域及び前記熱浴内の粒子の挙動を、分子動力学法を用いて解析し、
前記熱浴内の圧力を目標値に維持する処理において、
現時点における前記熱浴内の粒子の数及び状態に基づいて前記熱浴内の圧力を算出し、
算出された前記熱浴内の現時点の圧力と、圧力の目標値とを比較し、比較結果に基づいて前記熱浴内に追加または除去する粒子の個数を算出し、
算出された個数の粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行し、
解析結果を前記入出力手段から出力させるシミュレーション装置が提供される。
解析領域の流出入界面に熱浴を接続し、熱浴内の温度と圧力とを目標値に維持することにより、流出入界面における温度と圧力とを制御して解析を行うことができる。
図1は、実施例によるシミュレーション方法で解析する対象となる解析モデルの概略図である。 図2は、実施例によるシミュレーション方法のフローチャートである。 図3Aは、図2のステップSA5の詳細なフローチャートであり、図3Bは、個数dNが正の場合の粒子の追加の様子を示す模式図であり、図3Cは、個数dNが負の場合の粒子の除去の様子を示す模式図である。 図4は、本変形例を説明するための第1の熱浴の模式図である。 図5は、第1の熱浴内の総粒子数の時間変化を示すグラフである。 図6Aは、実施例によるシミュレーション方法を適用した時の熱浴内の温度と圧力との時間変化を示すグラフであり、図6Bは、圧力制御を行わない比較例によるシミュレーション方法を適用した時の熱浴内の温度と圧力との時間変化を示すグラフである。 図7は、実施例によるシミュレーション装置のブロック図である。
図1〜図3を参照して、実施例によるシミュレーション方法について説明する。
図1は、実施例によるシミュレーション方法で解析する対象となる解析モデルの一例を示す概略図である。例えば壁面23、及び一対の流出入界面21、22を持つ解析領域20が定義される。一方の流出入界面21から解析領域20内に流体、例えば水蒸気が流入し、他方の流出入界面22から外部に流出する流れ場が形成される。この流体を複数の粒子の集合体で表し、分子動力学法を用いて粒子の挙動を解析することにより、解析領域20内の流れ場の解析を行う。境界条件として、一方の流出入界面21における温度T1と圧力P1、及び他方の流出入界面22における温度T2と圧力P2とを任意の値に制御することが望まれる。
解析領域20に、流出入界面21、22を介してそれぞれ第1の熱浴11及び第2の熱浴12を接続した解析モデルを定義する。第1の熱浴11及び第2の熱浴12の各々は例えば六面体で構成されており、流出入界面21、22に接する面を通って粒子30が流出入する。このように、第1の熱浴11及び第2の熱浴12と解析領域20との間で粒子30の移動が許容されている。第1の熱浴11及び第2の熱浴12の他の5面には、反射境界条件を適用する。反射境界に接触した粒子30は、接触時とは反対の面法線方向の速度成分をもって反射される。解析領域20の壁面23には、例えば周期境界条件または反射境界条件を適用する。第1の熱浴11内の圧力を第2の熱浴12内の圧力より高く設定すると、解析領域20内に流出入界面21から22に向かう流れ場が形成される。
図1に示した解析モデルを通常の分子動力学法により解析すると、流れ場の上流側の流出入界面21に接続された第1の熱浴11内の粒子30は、解析領域20内に流出することにより、時間の経過とともに減少する。逆に、流れ場の下流側の流出入界面22に接続された第2の熱浴12内の粒子30は、解析領域20から流入することにより、時間の経過とともに増加する。粒子30の増減により、第1の熱浴11内の圧力は時間の経過とともに低下し、第2の熱浴12内の圧力は時間の経過とともに上昇する。このため、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力を一定の目標値に維持することはできない。以下に説明する実施例では、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力を一定の目標値に維持する処理を実行する。
図2は、実施例によるシミュレーション方法のフローチャートである。まず、シミュレーションの初期条件と境界条件とを設定する(ステップSA1)。初期条件は、例えば粒子数、粒子30の質量、複数の粒子30の位置と速度で与えられる。境界条件は、流出入界面21、22(図1)における温度と圧力で与えられる。境界条件で設定される温度及び圧力を、温度及び圧力の目標値ということとする。次に、初期条件に基づいて、解析領域20、第1の熱浴11、及び第2の熱浴12内に複数の粒子30を配置する(ステップSA2)。
粒子30の間の相互作用に基づいて運動方程式を解くことにより、粒子30の次状態を算出する(ステップSA3)。具体的には、1タイムステップ後における粒子30の位置及び速度を算出する。粒子30の間の相互作用として、例えばレナード−ジョーンズポテンシャルを用いることができる。
第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の粒子30の次状態に基づいて、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力を算出する(ステップSA4)。第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力は、例えばビリアル定理を用いて計算することができる。
ステップSA4で算出された第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の次状態の圧力P1、P2の、目標値からの変動を補償し、圧力P1、P2を目標値に維持する処理を行う(ステップSA5)。以下、圧力を目標値に維持する処理を、圧力制御ということとする。この処理の詳細については、後に図3A〜図3Cを参照して説明する。
次に、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の温度T1、T2を、温度の目標値に維持するための温度制御を行う(ステップSA6)。温度制御には、例えば速度スケーリング法を用いることができる。
圧力制御及び温度制御を行った後、タイムステップを更新する(ステップSA7)。具体的には、ステップSA3で算出された粒子30の次状態に対して圧力制御及び温度制御を行った後の粒子30の状態を、現在の状態として設定する。
解析を終了するまで、ステップSA3からステップSA7までの処理を繰り返す(ステップSA8)。解析を終了する場合には、シミュレーショ結果を出力する(ステップSA9)。
次に、図3A〜図3Cを参照して、図2のステップSA5の圧力制御について説明する。
図3Aは、ステップSA5の詳細なフローチャートである。ステップSA4で算出された圧力(粒子30の次状態における圧力)と圧力の目標値との比較結果に基づいて、第1の熱浴11及び第2の熱浴12に対して追加または除去する粒子30の数を算出する(ステップSB1)。
ステップSA3で算出した次状態における第1の熱浴11内の粒子30の総数をN、次状態における第1の熱浴11内の圧力をPn、圧力の目標値をPtで表したとき、追加すべき粒子の個数dNを、以下の式で算出する。
Figure 0006869621
ここで、floor関数は、小数点以下を切り捨てて整数にする関数である。なお、小数点以下を切り捨てる代わりに切り上げてもよいし、小数点第一位を四捨五入して整数にしてもよい。
算出された個数dNに相当する数の粒子を、第1の熱浴11に対して追加または除去する(ステップSB2)。具体的には、個数dNが正のとき粒子30を追加し、個数dNが負のとき粒子30を除去し、個数dNが0のとき粒子30の追加も除去も行わない。第2の熱浴12に対しても、第1の熱浴11と同様に粒子30の追加または除去を行う。
図3Bは、個数dNが正の場合の粒子30の追加の様子を示す模式図である。図3Bにおいて、現時点の粒子30の位置を破線で表し、次状態の粒子30の位置を実線で表している。現時点から次状態に遷移するときに、2個の粒子30cが第1の熱浴11から流出入界面21を通過して外側に流出している。次状態では、第1の熱浴11内の粒子数が減少するため、圧力が低下する。このため、Pt>Pnが成立し、個数dNが正になる。一例として、dN=2の場合、図3Bの下図に示すように、第1の熱浴11内に2つの粒子30aを追加する。
新たに追加された粒子30aと、既に存在する粒子30との距離が短すぎると、レナード−ジョーンズポテンシャルによる大きな斥力が両者に作用する。その結果、次のタイムステップで粒子が急激に加速され、計算が破綻する可能性が生じる。新たに追加した粒子30aと、既に存在する粒子30との間に作用する斥力が所定の許容上限値を超える場合には、新たに追加した粒子30aを再配置する。
図3Cは、個数dNが負の場合の粒子30の除去の様子を示す模式図である。図3Cにおいて、現時点の粒子30の位置を破線で表し、次状態の粒子30の位置を実線で表している。現時点から次状態に遷移するときに、2個の粒子30dが第2の熱浴12に流出入界面22を通過して流入している。次状態では、第2の熱浴12内の粒子数が増加するため、圧力が上昇する。このため、Pt<Pnが成立し、個数dNが負になる。一例として、dN=2の場合、図3Cの下図に示すように、第2の熱浴12内から2つの粒子30bを除去する。
次に、上記実施例によるシミュレーション方法が有する優れた効果について説明する。
解析領域20の流出入界面21、22にそれぞれ第1の熱浴11及び第2の熱浴12を接続して、第1の熱浴11及び第2の熱浴12の温度制御及び圧力制御を行うことにより、解析領域20の流出入界面21、22における温度及び圧力を制御することができる。
また、上記実施例では、粒子数の増減に起因する圧力の変動に応じて、圧力が目標値に近づくように粒子の追加または除去を行っている。このため、解析の開始から一定の時間が経過すると、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力及び粒子数がほぼ目標値に維持された平衡状態に達する。これにより、圧力を一定の目標値に維持することができる。第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力制御を行うことにより、解析領域20の流出入界面21、22における圧力を目標値に維持することができる。
次に、図4を参照して、上記実施例の変形例によるシミュレーション方法について説明する。上記実施例では、第1の熱浴11内の圧力が低下した時、第1の熱浴11内の任意の位置に新たな粒子30a(図3B)を追加し、追加した粒子30aと既存の粒子30との間に作用する斥力が大きくなりすぎる場合には、粒子を再配置した。本変形例では、追加した粒子30aと既存の粒子30との間に作用する斥力が大きくなりすぎる事態の発生確率を低減させる。
図4は、本変形例を説明するための第1の熱浴11の模式図である。本変形例では、第1の熱浴11内を体積の等しい複数のセル40に区分する。なお、セル40は、仮想的に区分されているのであり、セル40の境界は粒子30の移動に何ら影響を及ぼさない。図4では、第1の熱浴11のある断面におけるセル40を示している。実際には、第1の熱浴11は、縦横高さ方向に三次元的に区分される。ステップSB2(図3A)の前に、セル40ごとに次状態における粒子30の数nを算出する。図4では、一例として、右上のセル40の粒子数nが2、中央列の最上段のセル40の粒子数nが3、その他のセル40の粒子数が4である例を示している。
ステップSB2において、相対的に粒子数が少ないセル40に優先的に新たな粒子30を追加する。例えば、まず、最も粒子数の少ないセル40(図4において右上のセル40)に、新たな粒子30eを追加する。粒子が追加されたセル40の粒子数は、1個分増加する。次に、その時点で最も粒子数が少ないセル40(図4において右上または中央列の最上段のセル40)に、新たな粒子30fを追加する。追加すべき個数dNの粒子が追加されるまで、この処理を繰り返す。
本変形例では、第1の熱浴11内の、粒子の密度が相対的に低い箇所に新たな粒子30aを追加するため、追加した粒子30aと既存の粒子30との間に作用する斥力が大きくなりすぎる事態の発生確率を低減させることができる。
第2の熱浴12内の粒子30を除去する場合には、粒子数が相対的に多いセル40から除去すべき粒子30b(図3C)を抽出するとよい。
上記実施例では、第1の熱浴11を流れ場の上流側の流出入界面21に接続し、第2の熱浴12を流れ場の下流側の流出入界面22に接続した。第1の熱浴11及び第2の熱浴12のいずれが上流側となるかは、流出入界面21、22の境界条件によって決定されるのであり、シミュレーションにおいて第1の熱浴11と第2の熱浴12とを区別して取り扱う必要はない。また、解析のタイムステップによっては、短時間のゆらぎによって、上流側に接続された第1の熱浴11から粒子を除去し、下流側に接続された第2の熱浴12に新たな粒子を追加する場合も生じ得る。
また、上記実施例では、タイムステップごとに圧力制御を行ったが、必ずしもすべてのタイムステップにおいて圧力制御を行う必要は無い。例えば、所定の複数のタイムステップごとに圧力制御を行ってもよい。または、第1の熱浴11及び第2の熱浴12内の圧力と、圧力の目標値との差が所定の許容上限値を超えた時に圧力制御を行うようにしてもよい。
次に、図5A〜図6Bを参照して、第1の熱浴11についてシミュレーションを行った結果について説明する。
図5は、第1の熱浴11内の総粒子数の時間変化を示すグラフである。横軸はタイムステップを表し、縦軸は総粒子数を表す。図5のグラフにおいて、実線は圧力制御を行う実施例によるシミュレーション方法を適用した結果を示し、破線は圧力制御を行わない比較例によるシミュレーション方法を適用した結果を示す。
圧力制御を行わない比較例においては、第1の熱浴11から粒子が流出するため、時間の経過とともに総粒子数が減少する。圧力制御を行う実施例においては、タイムステップ数が約300に達するまでは、総粒子数が時間の経過に伴って減少するが、その後は総粒子数がほぼ一定に維持される。最初に総粒子数が減少するのは、熱浴内の圧力の初期値を、圧力の目標値より高く設定したためである。タイムステップが約300まで進むと、熱浴内の圧力が目標値にほぼ等しくなる。実施例では、圧力を目標値に維持するように、新規の粒子の追加が行われるため、総粒子数は、ほぼ一定になる。
図6Aは、実施例によるシミュレーション方法を適用した場合の熱浴内の温度と圧力との時間変化を示すグラフである。図6Bは、圧力制御を行わない比較例によるシミュレーション方法を適用した場合の熱浴内の温度と圧力との時間変化を示すグラフである。図6A及び図6Bの横軸はタイムステップを表し、縦軸は温度及び圧力を任意単位で表す。グラフ中の太い実線及び細い実線が、それぞれ圧力及び温度の時間変化を示す。なお、実施例及び比較例のいずれにおいても、温度制御のアルゴリズムにより温度が目標値に維持されるように制御されている。
実施例(図6A)では、タイムステップ数が500を超えた時点から圧力がほぼ一定に維持されている。これに対し、比較例(図6B)では、タイムステップが500を超えても時間の経過とともに圧力が減少している。これは、熱浴内の粒子が流出入界面を通って外部に流出するためである。実施例では、熱浴内に新たに粒子が追加されるため、圧力が目標値に維持される。
実施例及び比較例のいずれの場合でも温度制御を行っているため、時間が経過するに従って温度が目標値に近づき、その後温度はほぼ目標値に維持される。
次に、図7を参照して、上記実施例によるシミュレーション方法の各工程を実行するシミュレーション装置について説明する。
図7は、実施例によるシミュレーション装置のブロック図である。シミュレーション装置は一般的なコンピュータで構成され、中央処理ユニット(CPU、処理手段)50、メモリ51、入出力装置(入出力手段)52、及び補助記憶装置53を含む。これらは、バス54で相互に接続されている。
入出力装置52は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、ディスプレイ、リムーバブルメディアのリーダライタ、通信装置等を含む。ディスプレイは、ユーザの操作に必要な各種ウィンドウやデータ等を表示する。通信装置は、外部機器とデータ通信を行う。ユーザは、入出力装置を操作することにより、コンピュータに対する指示、各処理に必要なデータの入力等を行う。また、処理結果が、入出力装置に出力される。
補助記憶装置53は、ハードディスク等で構成され、コンピュータのOS、シミュレーションプログラム、シミュレーションに必要なデータや処理結果等を蓄積する。
メモリ51は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成される。メモリ51は、CPU50により補助記憶装置53から読み出されたシミュレーションプログラム等を格納する。
CPU50は、コンピュータのOS、メモリ51に格納されているシミュレーションプログラム等に基づいて、各種演算や入出力装置52及び補助記憶装置53の制御を行う。
次に、シミュレーション装置の動作について説明する。CPU50は、ステップSA1(図2)の処理を実行するために、初期条件及び境界条件を入出力装置52から取得する。例えば、ユーザが入出力装置52を操作することにより、初期条件及び境界条件を入力する。または、CPU50は、初期条件及び境界条件をリムーバブルメディアから読み込む。その後、CPU50は、ステップSA2を実行し、ステップSA3からステップSA8までの処理を繰り返す。ステップSA9では、CPU50は、例えば解析結果をディスプレイに表示させる。
上述の実施例及び変形例は例示であり、実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。実施例及び変形例の同様の構成による同様の作用効果については実施例及び変形例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
11 第1の熱浴
12 第2の熱浴
20 解析領域
21、22 流出入界面
23 壁面
30 粒子
30a 新たに追加された粒子
30b 除去される粒子
40 第1の熱浴を区分したセル
50 中央処理ユニット(CPU)
51 メモリ
52 入出力装置
53 補助記憶装置
54 バス

Claims (4)

  1. 流出入界面を持つ流れ場を解析領域とし、流れ場内の流体を複数の粒子の集合体として分子動力学法を用いてシミュレーションする方法であって、
    前記解析領域の流出入界面に熱浴を接続し、前記熱浴と前記解析領域との間で粒子の移動を許容した解析モデルにおいて、時間の経過によって生じる前記熱浴内の温度と圧力との変動を補償して前記熱浴内の温度と圧力とを目標値に維持する処理を含み、
    前記熱浴内の圧力を目標値に維持する処理において、
    現時点における前記熱浴内の粒子の数及び状態に基づいて次状態における前記熱浴内の圧力を算出し、
    算出された前記熱浴内の次状態の圧力と、圧力の目標値とを比較し、比較結果に基づいて前記熱浴内に追加または前記熱浴内から除去する粒子の個数を算出し、
    算出された個数の粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行するシミュレーション方法。
  2. 粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行する処理において、
    前記熱浴の領域内を区分して得られる複数のセルごとに前記セル内の粒子の個数を算出し、相対的に粒子数の少ない前記セルに優先的に粒子を追加し、相対的に粒子数の多い前記セルから優先的に粒子を除去する請求項に記載のシミュレーション方法。
  3. 入出力手段と、
    流出入界面を持つ流れ場を解析領域とし、流れ場内の流体を複数の粒子の集合体として分子動力学法を用いて粒子の挙動を解析する処理手段と
    を有し、
    前記処理手段は、
    前記解析領域の流出入界面の温度の目標値、圧力の目標値、及び初期条件を、前記入出力手段から取得し、
    前記解析領域の流出入界面に熱浴を接続し、前記熱浴と前記解析領域との間で粒子の移動を許容した解析モデルにおいて、時間の経過によって生じる前記熱浴内の温度と圧力との変動を補償して前記熱浴内の温度と圧力とを目標値に維持しながら、前記解析領域及び前記熱浴内の粒子の挙動を、分子動力学法を用いて解析し、
    前記熱浴内の圧力を目標値に維持する処理において、
    現時点における前記熱浴内の粒子の数及び状態に基づいて前記熱浴内の圧力を算出し、
    算出された前記熱浴内の現時点の圧力と、圧力の目標値とを比較し、比較結果に基づいて前記熱浴内に追加または除去する粒子の個数を算出し、
    算出された個数の粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行し、
    解析結果を前記入出力手段から出力させるシミュレーション装置。
  4. 前記処理手段は、粒子の追加または除去を前記熱浴に対して実行する処理において、
    前記熱浴の領域内を区分して得られる複数のセルごとに前記セル内の粒子の個数を算出し、相対的に粒子数の少ない前記セルに優先的に粒子を追加し、相対的に粒子数の多い前記セルから優先的に粒子を除去する請求項に記載のシミュレーション装置。
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