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JP6712672B1 - 超臨界co2ガスを用いた発電装置及び発電システム - Google Patents

超臨界co2ガスを用いた発電装置及び発電システム Download PDF

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JP6712672B1 JP2019222094A JP2019222094A JP6712672B1 JP 6712672 B1 JP6712672 B1 JP 6712672B1 JP 2019222094 A JP2019222094 A JP 2019222094A JP 2019222094 A JP2019222094 A JP 2019222094A JP 6712672 B1 JP6712672 B1 JP 6712672B1
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Abstract

【課題】工学的成立性が高く、低建設コスト化、高経済性、易保守性、易製造性、商用電源としての高い適応性、及び高い安全性を提供する超臨界COガスタービンを用いた発電システムを提供する。
【解決手段】
超臨界COガスタービン1は、一つの回転軸の周りに回転可能な細長い回転軸体3を備える。超臨界COガスが回転軸体3に沿って流れる方向に直列に低圧圧縮機4と、高圧圧縮機5と、バイパス圧縮機6とが同一の回転数で回転するように回転軸体3に一軸連結される。これらの圧縮機は複数の段構造を備え、段構造は径方向に延在する翼部を有する。発電装置2は、ガスタービン1とこれに連結された発電機15とをハウジング内に含み、超臨界COガスの閉循環システム30を構成する。閉循環システム30は、熱エネルギーを得る主熱交換器20と、配管21〜21と、第1及び第2の再生熱交換器26a、26bと、冷却器28、29とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、超臨界COガスを用いた発電装置及び発電システムに関する。
下記特許文献1には、蒸気タービンや高温ガスタービンなどを用いた従来の発電方式に対して、超臨界点近傍での気体分子間力の特異性により圧縮仕事が軽減されることに着目した全く新しい超臨界COガスタービン発電システムが提案されている。この超臨界COガスタービン発電システムでは、圧縮仕事が同じ閉サイクル高温ガス炉発電に比べると半減されるとともに、中高温度域においては5%程度高いサイクル熱効率が得られるとされている。また、開放ランキンサイクルである低中温度域の軽水発電方式と比較すると、圧縮仕事は大きいがタービン効率が高いことから同一タービン入口温度では同程度の熱効率となる。このように超臨界COガスタービン発電は中温度領域における発電効率が最も高くコンパクトな発電方式である。また、超臨界COガスタービンの原子力発電への応用では、水を用いないため、原子炉から放射される高エネルギー中性子により水分子中の水素が放射性同位体であるトリチウムに変換されて環境中に漏れるおそれがなく、また冷却水の異常加熱による水素及び水蒸気爆発の危険性のない、より安全な発電システムを提供することができる。
しかし、特許文献1には、工学的成立性、効果並びに経済性/製造加工性/商用性を実現するための超臨界COガスタービンの具体的な構成及び設計方法が開示されていなかった。例えば、特許文献1では、複数の圧縮機とガスタービンとが、どのように連結されているか明らかではなかった。また、特許文献1では、圧縮機が遠心式ポンプであることが開示されているが、遠心式ポンプの場合、記載された所定復圧を1台で達成するためには、(1)高速回転するか、(2)複数台化することが必要となる。しかし、(1)で解決する場合は、CO流体1トン/sec級の大容量流体を処理できる圧縮機の圧縮比の確保、材質等の構造強度の問題が新たに発生し、この段階でタービン等他の構造や回転機器との回転調和を合わせることができなくなる。(2)で解決する場合、各複数台の圧縮機にそれぞれモータを取り付けた独立運転となることから、もはや1軸で設計することは不可能となる。
他方、ガスタービンのコンパクト化を目的に圧縮機とタービンを一軸一体化させた技術も提案されている。しかしながら、圧縮機とガスタービンとを合わせた一軸設計が高速回転体発電システムとして成立するため、如何なる圧縮機を如何に組み合わせれば達成可能であるかは、明らかではなかった。
特開2012−145092号公報
本発明は、上記課題を解決するためなされたものであり、(1)45.63%以上の熱効率を有する工学的成立性、(2)発電系システム全体を最小コンパクト化及び/又は縦置き配置等による低建設コスト化、(3)高効率発電による高経済性、(4)コンパクト1軸設計による易保守性、(5)従来製造技術・材料による易製造性、(6)商用電源としての高い適応性及び(7)不活性・非毒性冷却媒体を採用することによる高い安全性等の要件すべてを同時に具現できる超臨界COガスタービンを用いた発電装置及び発電システムを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の超臨界CO ガスを用いた発電装置は、一つの回転軸の周りに回転可能な細長い回転軸体を有する超臨界CO ガスタービンと、前記超臨界CO ガスタービンの前記回転軸体の端部に一軸連結された発電機と、外部の熱エネルギー源により主熱交換器を介して加熱された超臨界CO ガスを前記超臨界CO ガスタービンを通して循環させる、超臨界CO ガスの閉循環システムと、を備え、前記超臨界CO ガスタービンは、超臨界CO ガスが前記回転軸体に沿って流れる方向に直列に、1台の低圧圧縮機と、1台の高圧圧縮機と、1台のバイパス圧縮機と、前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機により順次圧縮された超臨界CO ガスによって回転されるように配置された1台のガスタービン部と、を、構成機器として備え、前記閉循環システムにおいて前記主熱交換器から前記超臨界CO ガスタービンへの超臨界CO ガスの入口温度が550℃以上の条件で前記発電装置のサイクル熱効率が45.63%以上の熱効率目標及びコンパクト化を達成するため、前記構成機器が、同一方向に同一の回転数で回転するように前記回転軸体に一体となって一軸連結されると共に、前記構成機器は、各々、回転軸方向に直列に配置された複数の段構造を備え、前記複数の段構造の各々は、前記回転軸体から径方向に延在する複数の翼部が周方向に配列された軸流式の構成を有し、前記バイパス圧縮機は、前記低圧圧縮機及び高圧圧縮機よりも高温運転が可能で超臨界CO ガスへの圧縮仕事率がより大きく、前記回転軸体は、前記発電装置が対象とする発電電力に応じて所定の関係で一意に定まる特定回転数で回転するように制御され、前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機の各々が断熱効率80%以上、前記ガスタービン部が断熱効率90%以上を達成するための、構造強度及び材料強度的に十分な前記構成機器の各々の設計限界範囲は、前記発電電力によって制限され、前記設計限界範囲は前記発電電力が大きくなるほど狭くなり、前記構成機器の各々の設計限界範囲は、少なくとも、許容流量、許容入口温度範囲、前記段構造の許容段数範囲、前記段構造当たりの翼部の数、並びに、各構成機器の軸方向長さ及び直径の各種条件に関するものであり、前記発電装置の前記熱効率目標及びコンパクト化が達成されるように、前記構成機器の性能限界範囲から前記構成機器の各々の各種条件の値が選択されていると共に、前記特定回転数が前記構成機器すべての許容回転数内に収まり、前記回転軸体に沿って流れる超臨界CO ガスの流量が各構成機器の前記許容流量内に収まっている。
本願発明の一例及び好ましい態様は以下の通りである。
前記発電装置1基当たりの発電電力が100MWの場合における前記構成機器の各々の性能限界範囲が本願明細書の表1に記載されている。また、前記発電装置1基当たりの発電電力が3GWの場合における前記構成機器の各々の性能限界範囲が、本願明細書の表2に記載されている。
本願発明によって最小コンパクト化された前記発電装置1基全体の軸長長さ及び軸直径が本願明細書の表3に記載されている。
前記各種条件は、前記構成機器の各々の翼部の強度、出入口温度/圧力/流速、圧損、並びにスタートアップ時の前記構成機器の危険速度をさらに含む。
前記回転軸体を支持するため、該回転軸体の両端部に磁気ジャーナルベアリングを各々備え、一方の端部に磁気スラストベアリングを備える。
前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機と、前記ガスタービン部との間の押し合いを緩和するためのバランスピストンを備え、これによって前記磁気ジャーナルベアリング及び前記磁気スラストベアリングに掛かる全軸方向力を低減させる。
前記発電機は、前記同一の回転数で回転するように前記回転軸体に分離可能に連結されている。
発電装置は、常用電源周波数50〜60Hzに対応する特定回転数3600rpmに対して前記所定の関係から導き出された発電電力を発生するように構成されている。
前記超臨界CO ガスの閉循環システムは、前記主熱交換器の内部に設けられた熱交換配管であって、前記主熱交換器は、前記熱交換配管内を流れる超臨界CO ガスに前記熱エネルギー源からの熱エネルギーを与える、前記熱交換配管と、前記熱エネルギー源によって加熱された超臨界CO ガスを前記ガスタービン部に供給して前記回転軸体を回転させるため、前記熱交換配管の出口側と前記ガスタービン部の入口側とを接続する第1の配管と、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界CO ガスを前記低圧圧縮機の入口側へと導く第2の配管と、前記バイパス圧縮機から出た超臨界CO ガスの一部を前記主熱交換器に戻すため、前記バイパス圧縮機の出口側と前記熱交換配管の入口側とを接続する第3の配管と、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界CO ガスの一部を前記バイパス圧縮機に戻すため、前記第2の配管から分岐して前記バイパス圧縮機の入口側へと接続される、第4の配管と、前記第2の配管の経路上に設けられた第1の再生熱交換器であって、前記第3の配管は、前記第1の再生熱交換器内を通過し、これによって、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界CO ガスによって、前記バイパス圧縮機から前記主熱交換器へと戻る超臨界CO ガスを再生加熱する、前記第1の再生熱交換器と、前記高圧圧縮機で圧縮された超臨界CO ガスの一部を前記主熱交換器に戻すため、前記高圧圧縮機の出口側から延びて、前記第1の再生熱交換器の上流の位置で前記第3の配管に合流する第5の配管と、前記第2の配管の経路上の前記第1の再生熱交換器の下流で前記第4の配管の分岐点の上流に設けられた第2の再生熱交換器であって、前記第5の配管は、前記第3の配管と合流する前に、前記第2の再生熱交換器内を通過し、これによって、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界CO ガスによって、前記高圧圧縮機から前記主熱交換器へと戻る超臨界CO ガスをさらに再生加熱する、前記第2の再生熱交換器と、前記第2の再生熱交換器と前記低圧圧縮機との間の前記第2の配管に設けられた前置冷却器と、前記低圧圧縮機の出口側から前記高圧圧縮機の入口側へと接続する第6の配管と、
前記低圧圧縮機により圧縮されたガスの一部を冷却して前記高圧圧縮機に供給するため前記第6の配管に設けられた中間冷却器と、をさらに備える。
前記超臨界CO ガスタービン、前記発電機、及び、前記閉循環システム全体を覆う容器をさらに備える。前記超臨界CO ガスタービン及び前記発電機は、前記容器内に縦に収容される。前記容器は、開閉可能な蓋部を有し、該蓋部を開放することによって、少なくとも前記超臨界CO ガスタービン及び前記発電機を前記容器から出し入れ可能となる。前記閉循環システムは、超臨界CO ガスを冷却材として外部へ噴出するための開閉可能な噴出口をさらに備える。
本願発明の発電装置は、起動時に、前記発電機に商用電源の電力を供給することにより前記発電機をモータとして機能させて前記超臨界CO ガスタービンを回転させる。
上記発電装置を備える本願発明の発電システムは、前記熱エネルギー源は、核分裂炉、核融合炉、火力熱源、又は、太陽熱若しくは地熱の自然エネルギーの熱源のいずれかであり、前記核融合炉は、トカマク炉、ヘリカル炉、レーザ爆縮炉、タンデムミラー炉、又は、常温核融合炉のいずれかである。発電システムにおいて、前記熱エネルギー源が太陽熱である態様では、太陽光により加熱される集熱部と、少なくとも前記集熱部で溶融塩を循環させる1次循環系と、前記1次循環系の少なくとも一部が設けられたタワーであって、前記集熱部は、前記タワーの頭部に設けられている、前記タワーと、太陽の運行に追従して太陽光を反射して前記集熱部に集光させるヘリオスタットと、前記集熱部で加熱された溶融塩を蓄え、該溶融塩を前記主熱交換器に供給するため、該主熱交換器の入口側に接続される高温溶融塩タンクと、前記主熱交換器の出口側に接続され、前記主熱交換器で超臨界CO ガスと熱交換を行った溶融塩を蓄える低温溶融塩タンクと、を備え、前記1次循環系は、2次循環系である前記閉循環システムを流れる超臨界CO ガスと熱交換を行うため、前記主熱交換器を介在し、前記溶融塩はFLiNaKである。
前記熱エネルギー源が核融合炉である態様では、前記核融合炉は、ブランケットを備え、該ブランケットにはFLiNaKが循環する1次循環系が配置され、該1次循環系は、2次循環系である前記閉循環システムを流れる超臨界CO ガスと熱交換を行うため、前記主熱交換器を介在し、前記1次循環系は、火力熱源と前記核融合炉とのいずれかから熱供給されるように切り替え可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る発電装置に備えられる、最小化された1軸回転軸体の超臨界COガスタービンの側面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る発電装置に備えられる、最小化された1軸回転軸体の超臨界COガスタービンの一部の斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る、図1の超臨界COガスタービンを用いた発電装置/発電システムの概略図である。 図4は、100MWから3GW高温外部熱源範囲において、図3の発電装置を100MW級の熱エネルギー源から発電する発電システム1基として設計した場合における、各構成機器の超臨界COガスの温度、圧力、流量、消費電力或いは発生電力の一例を示したものである。 図5は、100MWから3GW高温外部熱源範囲において、図3の発電装置を3GW級の熱エネルギー源から発電する発電システム1基として設計した場合における、各構成機器の超臨界COガスの温度、圧力、流量、消費電力或いは発生電力の一例を示したものである。 図6は、図5に示した第2の実施形態に係る発電システムを起動・運転・停止する方法を示すフローチャートである。 図7は、従来技術と比較した本発明の優位性を示す図であって、(A)はタービン入口温度に対するサイクル熱効率を示し、(B)は本発明のガスタービンと従来の蒸気タービンのサイズ比較を示し、(C)は、水蒸気発電の建屋と本発明の発電システムの建屋との比較を示す。 図8は、本発明の発電装置1基において入力電力(GW)に対する回転軸体3の制御回転数(rpm)を示したグラフである。 図9は、本発明の第4の実施形態に係る、ガスタービンと発電機との連結態様を示す側面図である。 図10は、本発明の第5の実施形態に係る100MW級の発電装置のメンテナンス法の一例を示す概略図である。 図11は、本発明の各実施形態に係る発電システムの熱エネルギー源の具体例を示す図であって、(A)は火力熱源、(B)は火力熱源を使用した発電システム、(C)はヘリカル炉を使用した発電システムを示す。 図12は、熱エネルギー源として太陽熱を使用した第3の実施形態に係る発電システムの概略図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る超臨界COガスタービンと、これを用いた発電装置及び発電システムを説明する。
(第1の実施形態)
図1には、本発明の第1の実施形態に係る1基の軸流式超臨界COガスタービン1が示されている。超臨界COガスタービン1は、一つの回転軸Aの周りに回転可能な細長い回転軸体3を備えている。矢印B方向は、超臨界COガスが回転軸体3の表面に沿って流れる方向である。回転軸体3には、矢印B方向に直列に、低圧圧縮機4と、高圧圧縮機5と、バイパス圧縮機6と、ガスタービン部7とが、一軸連結されている。回転軸体3の一端部は、ジャーナルベアリング9によって回転可能に軸支され、回転軸体3の他方の端部は、ジャーナルベアリング10とスラストベアリング14(油軸受けや磁気軸受け(特に、熱源への油混入を防ぐのに効果的である))によって回転可能に軸支される。また、構成機器(4、5、6、7)の間には、圧縮機側とガスタービン側との押し合いを緩和するためのバランスピストン11が設けられている。バランスピストン11は、軸方向に摺動するピストンの両側にある部屋(図示しない)の各々のガス圧を、両側の部屋を連通する配管に設けられた制御弁の開閉を制御することによってバランスするよう調節し、これによって、ベアリング9、10、14に掛かる軸方向力を低減させる。
回転軸体3は、剛体であるため、回転軸体3が回転軸Aの周りに回転されるとき、これに連結された低圧圧縮機4、高圧圧縮機5、バイパス圧縮機6及びガスタービン部7は、同一方向に同一の回転数で回転する。
ガスタービン部7は、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5及びバイパス圧縮機6により圧縮された超臨界COガスによって回転され、この回転によって低圧圧縮機4、高圧圧縮機5及びバイパス圧縮機6も回転されるため、ガスタービン部7に供給する超臨界COガスの圧縮仕事をなすことになる。後述するようにガスタービン部7は、圧縮機4〜7以外の構成機器から供給される超臨界COガスによっても回転する。
図1に示されるように、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5、バイパス圧縮機6及びガスタービン部7は、各々、回転軸A方向に直列に配置された複数の段構造8を備えている。図2に示されるように、複数の段構造8の各々は、回転軸体3から径方向に延在する複数の翼部12が周方向に配列されている。超臨界COガスタービン1は、ハウジング13によって覆われており、後述する超臨界COガスの発電システムにおける閉循環システムを構成している。
図3には、超臨界COガスタービン1を用いた発電装置2が示されている。同図に示されるように、回転軸体3の一方の端部には、発電機15が連結されており、回転軸体3が回転することによって発電機15も回転され、電力を発生する。発電機15は、分解点検の際に圧縮機のようなターボ機器とは点検要項が異なり、作業場所が異なることから、圧縮機群4〜7とは分離可能に構成されるのが好ましい。図3の例では、発電機15は、ガスタービン部7側の回転軸体3の端部に連結されているが、低圧圧縮機4側の回転軸体3の反対側端部に連結されていてもよい。さらに、超臨界COガスタービン1を大型化する場合等には、圧縮機群4〜7と、ガスタービン部7とを分離可能に構成するのが好ましい。
発電装置2は、超臨界COガスの閉循環システム30をさらに備えている。閉循環システム30は、図示しない外部の熱エネルギー源からの熱エネルギーを超臨界COガスに与えるための主熱交換器20と、熱エネルギー源によって加熱された超臨界COガスをガスタービン部7に供給して回転軸体3を回転させるため、主熱交換器20内の熱交換配管の出口側とガスタービン部7の入口側とを接続する第1の配管21と、ガスタービン部7の出口側から出た超臨界COガスを低圧圧縮機4の入口側へと導く第2の配管22と、を備えている。
また、超臨界COガスの閉循環システム30は、バイパス圧縮機6から出た超臨界COガスの一部を主熱交換器20に戻すため、バイパス圧縮機6の出口側と主熱交換器20内の熱交換配管の入口側とを接続する第3の配管23と、ガスタービン部7の出口側から出た超臨界COガスの一部をバイパス圧縮機6に戻すため、第2の配管22から分岐してバイパス圧縮機6の入口側へと接続される、第4の配管24と、を備えている。
さらに、超臨界COガスの閉循環システム30は、第2の配管22の経路上に第1の再生熱交換器27aを備えている。第3の配管23は、第1の再生熱交換器27a内を通過し、これによって、ガスタービン部7の出口側から出て第2の配管22を通る超臨界COガスによって、バイパス圧縮機6から主熱交換器20へと戻る超臨界COガスを再生加熱する。
超臨界COガスの閉循環システム30は、高圧圧縮機5で圧縮された超臨界COガスの一部を主熱交換器20に戻すため、高圧圧縮機5の出口側から延びて、第1の再生熱交換器27aの上流の位置で第3の配管23に合流する第5の配管25をさらに備える。
超臨界COガスの閉循環システム30は、第2の配管22の経路上の第1の再生熱交換器27aの下流で第4の配管24の分岐点の上流に第2の再生熱交換器27bをさらに備える。第5の配管25は、第3の配管23と合流する前に、第2の再生熱交換器27b内を通過し、これによって、ガスタービン部7の出口側から出た超臨界COガスによって、高圧圧縮機5から主熱交換器20へと戻る超臨界COガスを再生加熱する。第3の配管23と合流した、高圧圧縮機5からの超臨界COガスは、バイパス圧縮機6から出て第3の配管23を通る超臨界COガスと共に第1の再生熱交換器27aによって、さらに再生加熱される。
超臨界COガスの閉循環システム30は、第2の再生熱交換器27bと低圧圧縮機4の入口側との間の第2の配管22に、該第2の配管22を流れる超臨界COガスを冷却する前置冷却器28をさらに備える。これによって、より低温の超臨界COガスを超臨界COガスタービン1に供給することができる。
超臨界COガスの閉循環システム30は、低圧圧縮機4の出口側から高圧圧縮機5の入口側へと接続する第6の配管26をさらに備え、第6の配管26は、低圧圧縮機4により圧縮されたガスの一部を冷却して高圧圧縮機5に供給する中間冷却器29をさらに備える。
ここでの圧縮機4〜6の主目的はできるだけ少ない仕事で復圧することであり、高温では圧縮効率が低下するため低温化して最低動力下で運転する必要があり、そのため低圧圧縮機4及び高圧圧縮機5で復圧後に再生熱交換器27a、27bにより必要な戻り温度まで再加熱する。ただし、バイパス圧縮機6は例外で、高温運転を可能とする設計となっている。バイパス圧縮機6では、処理量を少なくしているが、必要動力はその分大きくなる。そのため、当該バイパス圧縮機の必要段数は低・高圧圧縮機に比して多くなっている。
本発明によれば、上述した発電装置2と熱エネルギー源とを組み合わせて発電システムを構築することができる。発電装置2と組み合わせるべき熱エネルギー源は、後述する火力、核分裂炉、核融合炉、及び自然エネルギー等の熱源のいずれかであってもよい。ここで、自然エネルギーとして、後述する太陽熱、又は、地熱を用いることができる。また、核融合炉については、後述するヘリカル炉、トカマク炉、レーザ炉、タンデムミラー炉、常温核融合炉等さまざまな炉系に対応可能である。
例えば、図11(A)に示す火力熱源50を100MW級の熱エネルギー源として用いた場合、図11(B)に示されるように、発電システム90は、発電装置2と、火力発電用のタービン53と、ボイラー52と、ボイラー52の内部に配置された主熱交換器20のCO配管とを備えて構成される。また、図11(C)に示すヘリカル炉51を3GW級の熱エネルギー源として用いる発電システム90aの構築も可能である。図11(C)の例については第2の実施形態において後述する。
低圧圧縮機4、高圧圧縮機5、バイパス圧縮機6及びガスタービン部7の構成機器の各々は、対象とする発電電力において、所望のパラメータを達成するため各種条件の許容範囲をそれぞれ満足するように設計されている。この設計において、構成機器4〜7は、同一の回転数で回転するのであるから、構成機器4〜7のすべてに許容可能な回転数は拘束されることになる。また、構成機器4〜7を順次通って超臨界COガスが流れるのであるから、構成機器4〜7のすべてに許容可能な超臨界COガスの流量も拘束されることになる。
表1には、外部熱源容量100MWから3GWの範囲のうち、100MW級発電システム1基における各構成機器の性能限界範囲が示されている。各構成機器の所望のパラメータとして、より高いサイクル熱効率を達成するため、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5及びバイパス圧縮機6の断熱効率が80%以上であり、ガスタービン部7の断熱効率が90%以上としている。
表1より、100MW級で1基の発電装置2の設計を行う場合、超臨界CO流体流量200Kg/s相当及び共通回転数10,000rpmにおいて設計成立性があると判断することができる。すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、100MW級発電システムにおいて圧縮機4〜6及びガスタービン部7を、複数の翼部を有する段構造を複数備えるように構成したことにより、高い断熱効率を達成しつつ、許容可能な超臨界COガス流量を用いながら許容可能な共通回転数で回転する一軸設計が可能になる。
表2には、外部熱源容量100MWから3GWの範囲のうち、3GW級発電システムにおける各構成機器の性能限界範囲が示されている。各構成機器の所望のパラメータとして、100MW級発電システムと同様に、より高いサイクル熱効率を達成するため、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5及びバイパス圧縮機6の断熱効率が80%以上であり、ガスタービン部7の断熱効率が90%以上としている。
表2より、3GW級で1基の発電装置2の設計を行う場合、超臨界CO流体流量15,000Kg/s相当及び共通回転数2,000rpmにおいて設計成立性があると判断することができる。すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、3GW級発電システムにおいて圧縮機4〜6及びガスタービン部7を、複数の翼部を有する段構造を複数備えるように構成したことにより、高い断熱効率を達成しつつ、許容可能な超臨界COガス流量を用いながら許容可能な共通回転数で回転する一軸設計が可能になる。
上記のような設計において、表1、表2で各構成機器4〜7の許容可能な各種条件として、構成機器4〜7の各々の段構造当たりの翼部の数、翼部の強度、出入口温度/圧力/流速、圧損、並びにスタートアップ時の構成機器4〜7の危険速度をさらに考慮することもできる。
次に本発明の第1の実施形態の作用を説明する。
発電装置2の起動時には、外部の熱エネルギー源を稼働すると共に、発電機15に外部商用電源の電力を供給することにより発電機15をモータとして機能させて超臨界COガスタービンを回転させる。ガスタービン1の回転とともに超臨界COガスが閉循環システム30の配管内を圧縮機により昇圧されながら循環開始する。主熱交換器20を流れる超臨界COガスには、外部の熱エネルギー源から熱エネルギーが移行し、加熱された超臨界COガスが第1の配管21を通ってガスタービン部7の入口側へと供給される。ガスタービン部7は、供給された超臨界COガスによって回転し、この回転は、回転軸体3を通して、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5、バイパス圧縮機6に伝えられ、これらの圧縮機4〜6及びガスタービン部7は同一回転数で回転する。超臨界COガスタービン1の自立運転が可能と判断したとき、商用電源から発電機15への電力供給をオフにし、発電機15を発電モードに切り替える。
超臨界COガスは、回転軸体3に沿って、回転駆動されている低圧圧縮機4、高圧圧縮機5、バイパス圧縮機6を通過しながら、より高温高圧のガスへと順次圧縮され、バイパス圧縮機6から出た超臨界COガスはガスタービン部7を回転させる。これによって、回転軸体3に連結された発電機15が回転し発電を行う。ガスタービン部7を回転させる仕事を行った超臨界COガスは、配管22を通って2基の再生熱交換器(27a、27b)を通過し、その際に後述する主熱交換器20への戻りパスを流れる超臨界COガスに熱エネルギーを与えることにより低温となり、さらに前置冷却器28により冷却されて、低温低圧状態で低圧コンプレッサ4へと送られ、上述したように、圧縮機群により再度圧縮されてガスタービン部7を回転させる仕事をなす。再生熱交換器27bを出た超臨界COガスの一部は配管24を通ってバイパス圧縮機6に送られ、バイパス圧縮機6により圧縮された超臨界COガスの一部は、配管23を通って再生熱交換器27aを通過して熱エネルギーが与えられ、主熱交換器20へと戻ってさらに加熱され、配管21を通ってガスタービン部7に送られる。また、高圧圧縮機5により圧縮された超臨界COガスの一部も、配管25を通って再生熱交換器27b、27aを順次通過して加熱され、主熱交換器20へと送られる。すなわち、低圧圧縮機4、高圧圧縮機5では、運転動力を小さくするため、超臨界COガスを低温で復圧し、バイパス圧縮機6では、運転動力は高くなるが、高温となった超臨界COガスを復圧する。
本願発明の第1の実施形態によれば、圧縮機及びガスタービンを回転させる媒体として、超臨界COガスを用いているため、超臨界点近傍での気体分子間力の特異性により圧縮仕事が軽減されるとともに、下記バイパス経路ならびにバイパス圧縮機を導入することで低/高圧縮機運転動力を低減化させている。圧縮仕事は同じ閉サイクルヘリウムガスタービンに比べると半減される。さらに、ガスタービン部7の出口から二基の再生熱交換器(27a、27b)を通した主CO媒体流体の一部を約半半(低/高圧圧縮機流量275.8815kg/s、バイパス流量205.1797kg/s)にバイパスさせ、その一部を前置冷却器28で冷却後、低圧縮機4により復圧するパス(第2の配管22)と残りのCO媒体をそのままの温度圧力で直接バイパス圧縮機6に投入して復圧するパス(第4の配管24)とのバイパス方式を採用することにより、従来このバイパス経路の無いブレイトンサイクル方式で約20〜35%程度であった発電効率を飛躍的に改善することができる。また、低圧圧縮機4から高圧圧縮機5へと流れるガスの一部を第6の配管26でバイパスさせ、中間冷却器29で冷却してから高圧圧縮機5に戻しているため、低/高圧圧縮機運転動力の低減が可能となる。さらに、高圧圧縮機5により圧縮されたガスの一部を、第5の配管25を通して、第2の再生熱交換器27b、第1の再生熱交換器27aを通過させて加熱し、主熱交換器20へと戻すことで1次系熱サイクル(550℃/384℃)への温度要求仕様に対応が可能となる。
閉サイクルガスタービンサイクルの有効仕事はタービン仕事から圧縮機仕事を差し引いたものであり、有効仕事と熱入力の比がサイクル熱効率であるから、同一タービン入口ガス温度で比較すると、図7(A)に示されるように、5%程度高いサイクル熱効率が得られる。開放ランキンサイクルである蒸気タービンと比較すると、圧縮仕事は大きいがタービン効率が高いことから同一タービン入口温度では同程度の熱効率となる。
図4に、100MW級の電力に相当する熱エネルギー源とこれに対応して設計された発電装置2とを備える発電システム90を示す。図4には、各構成機器の超臨界COガスの温度、圧力、流量、消費電力或いは発生電力の一例が示されている。図4の発電装置2では、低圧圧縮機4の圧縮仕事率が1.55MW、高圧圧縮機5の圧縮仕事率が5.5MW、バイパス圧縮機6の圧縮仕事率が13.8MWであり、これらの圧縮機4〜6により圧縮された超臨界COガスによってガスタービン部7に与えられる回転仕事率が66.45MWである。従って、発電機15の発電電力は、66.45MW−(1.55MW+5.5MW+13.8MW)=45.6MW(図4では、正確な値を用いて、66.4482−(1.554+5.493+13.77)=45.63MWとなる)となる。外部熱エネルギーが主発電機20に与えるパワーは、100MWであるから、図4に示される発電システムでは、45.63/100=45.63%のサイクル熱効率を達成している。なお、図4に示される配管系及び熱交換器の構成は、一例に過ぎず、主熱交換器20を介する1次系熱源運転温度が550℃/384℃の場合で、1次系の要求温度によって(例えば600℃/400℃)システム仕様が変わるとともに熱効率が向上することはいうまでもない。
図5に、3GW級の電力に相当する熱エネルギー源とこれに対応して設計された発電装置2とを備える発電システム90aを示す。図5の発電装置2では、低圧圧縮機4の圧縮仕事率が48.3MW、高圧圧縮機5の圧縮仕事率が163.3MW、バイパス圧縮機6の圧縮仕事率が412.9MWであり、これらの圧縮機4〜6により圧縮された超臨界COガスによってガスタービン部7に与えられる回転仕事率が2010.7MWである。従って、発電機15の発電電力は、2010.7MW−(48.3MW+163.3MW+412.9MW)=1.386GWとなる。外部熱エネルギーが主熱交換器20に与えるパワーは、3GWであるから、図4に示される発電システムでは、1.386/3=46.2%のサイクル熱効率を達成している。
表3には、表1、2に基づいて100MW級及び3GW級の各々で設計された超臨界COガスタービン1の図1に示す代表的な最小各種寸法の具体的数値が示されている。なお、各種寸法において、Lは長さ、Dは直径を示している。
表3より、100MW級発電システムでは、長さL=2.5m、最大直径LByC=0.98mとなり、3GW級発電システムでは、最小軸長長さL=10.0m、最大直径LByC=5.0mとなり、本発明の構成を用いて非常にコンパクトな超臨界COガスタービンを実現できることが理解できる。
ガスタービンの寸法について本発明と従来技術とを比較すると、蒸気タービンでは10MPa程度の入口圧力から0.005MPaの出口圧力まで蒸気を膨張させる、即ち約2000倍に膨張させるために出口寸法は巨大になる。一方、超臨界COガスタービンの膨張比は約2.5であるので、図7(B)に示されるようにタービン寸法は格段に小さい。またシステム構成でも、蒸気タービンは多数段の給水加熱や脱気器等を必要とするのに比べて、新たに必要な機器は再生熱交換器のみであって、非常にシンプルである。さらに当該発電システムを縦置き配置による省スペース化により発電施設の大幅な容積低減を実現でき、したがって資本費節約を期待できる。600MW級Na冷却高速炉や3GW級核融合炉発電システムに適用した場合の建屋の比較を図7(C)に示す。タービン建屋の容積は60%まで大幅に低減される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、3GW級の核融合炉を備える、図5に示した発電システム90aに関する。
図5に示されるように、第2の実施形態に係る発電システム90aは、熱エネルギー源として、3GWの外部火力熱源50(または商用電源)と、3GWの核融合炉51とを切り替えて用いる。主熱交換器20には、溶融塩としてFLiNaKを循環させる1次系ループ31が設けられており、このFLiNaK循環1次系ループ31を流れるFLiNaKが外部火力熱源50と核融合炉51とのいずれかを循環することによって、それらの熱エネルギーを主熱交換器20を介して超臨界COの閉循環システム30(2次循環系)にもたらす。ここで、1次循環系31の主熱交換器20への入口側の温度は600℃、出口側の温度は400℃となり、これに対して2次循環系30の主熱交換器の入口側の温度は382℃、出口側の温度は550℃となり、熱損失を小さく抑えている。
核融合炉51は、一例として連続運転可能なヘリカル炉であり、図11(C)に示されるように、ヘリカル炉51の側部にブランケット55が配置されており、ブランケット55の内部には、FLiNaK1次循環系ループ31の配管が配置されており、炉内の高温プラズマによりFLiNaKが加熱される。
次に、第2の実施形態に係る発電システム90aを起動・運転・停止する方法を図6のフローチャートを用いて説明する。
図6のフローチャートに示されるように、起動前の状態では、溶融塩FLiNaKがリザーバータンク32(図5)に常温/常圧で貯蔵され、COがリザーバータンク33(図5)に常温/常圧で貯蔵され、ヘリカル炉51が停止状態(常温/常圧)となっている(ステップ100)。起動要求があるまでこの状態が維持される(ステップ102否定判定)。起動要求があると(ステップ102肯定判定)、リザーバータンク33(図5)からCOを超臨界状態にした上で2次循環系30に供給すると共に外部商用電源(−624.6MW)を用いて超臨界COガスタービン1bを駆動開始し(ステップ104)、1次循環系31からの受熱を準備する。これは、発電機15をモータとして機能させるべく発電機15に外部商用電源の電力を供給して超臨界COガスタービン1bを回転することによってなすことができる。このとき圧縮機4〜7により超臨界COガス(14.26Ton/s)の復圧が行われる。
次に室温状態(300K)のFLiNaKの1次循環系31に3GB外部火力熱源50(または商用外部電源(−1.933MW以上))を用いて、循環のための溶融最低温度(657K)にまで温度を上げて、ポンプ36(図5)を用いて1次循環系31のFLiNaKの循環駆動を開始する(ステップ106)。1次循環系31から2次循環系30へと熱交換器20を介して熱輸送が開始されると、2次循環系の商用外部電源をオフにし、3GW外部火力熱源/商用電源供給50を用いた1次循環系31の循環により熱交換された超臨界COガスのガスタービン発電システムによる自己発電運転(+1386.2MW)を開始する(ステップ108)。
1次循環系31及び2次循環系30の運転および冷却系が安定化すると(ステップ110肯定判定)、超臨界COガスタービン発電システムの電力の一部(−312MW)をヘリカル炉51に供給し3GW熱出力運転を開始する(ステップ112)。
プラズマ出力上昇時に徐々に外部火力電源50をFLiNaKの1次循環系31から切り離すと同時にブランケット55(図11(C))から1次循環系31を介して2次循環系30へ熱供給を開始する(ステップ114)。
3GW熱出力プラズマからブランケット55(図11(C))を介して1次循環系30、2次循環系30へ熱供給を行うと共に、超臨界COガスタービン発電システムからの電気出力(+1386.2MW)及びヘリカル運転維持電力(−283MW)を確保することで発電システムの運転(+1103.2MW)を安定化する(ステップ116)。
ヘリカル炉51の運転が安定すると(ステップ118肯定判定)、発電された電力を外部に供給する(ステップ120)。このとき、ヘリカル炉51の本体要求電源はー28.7MWに下がることから正味の発電量は、+1357.5MWに増加する。電気出力のうち0.5MW分を起動用水素燃料製造に充てた際の外部供給電力量は+1357MWとなり、発電効率は45.2%となる。
発電停止要求があると(ステップ122肯定判定)、超臨界COガスタービン発電システムからヘリカル炉51の運転要求電力を徐々に低減し、プラズマ出力を低下させる(ステップ124)。これと同時に1次循環系のFLiNaKをリザーバータンク32へと移送し、外部商用電源からの圧縮機駆動用電力(−624.6MW)を供給することで、2次循環系のCO2をリザーバータンク33へ移送し、発電システム全体を完全停止する初期状態へと戻る(ステップ100)。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、熱エネルギー源として、太陽熱を用いた発電システムに関する。以下、図12を用いて第3の実施形態に係る発電装置2cを説明する。なお、図12において、第1及び第2の実施形態と同様の構成要件については同様の参照番号を附して詳細な説明を省略する。
図12に示されるように、第3の実施形態に係る発電システム90cは、タワー60と、少なくともタワー60内を通過して循環する溶融FLiNaKの配管62を有する1次循環系67と、上述された超臨界COガスタービン1を有する2次循環系としての閉循環システム30と、を備えている。
タワー60は、その頭部に集熱部61を備えており、集熱部61は、太陽光を受けて加熱される。集熱部61にはFLiNaKの配管62が配設されており、集熱部61が太陽光を受けたとき熱が発生し、その熱で配管62内のFLiNaKが加熱される。また、タワー60の周囲の例えば地面の上には複数のミラーとして構成されたヘリオスタット63が配置されている。ヘリオスタット63は、反射した太陽光が集熱部61に集光されるように向きづけられており、太陽の天球上での動きに合わせて向きを自動的に変えることで、太陽が出ている限り、集熱部61には太陽光が直接照射されると共にヘリオスタット63から反射した太陽光が照射され続ける。
1次循環系67は、集熱部61から下る配管62が接続されて太陽光で加熱されたFLiNaKを蓄える高温溶融塩タンク64と、高温溶融塩タンク64から延びて2次循環系の主熱交換器20の入口に接続される配管62aと、主熱交換器20の出口から延びる配管62bと、配管62bに接続されて、主熱交換器20で超臨界COガスに熱を与えて低温になったFLiNaKを蓄える低温溶融塩タンク65と、低温溶融塩タンク65内に蓄えられたFLiNaKを再び、タワー60の集熱部61まで汲み上げるためのポンプ66と、を備えている。
第3の実施形態によれば、低温溶融塩タンク65に蓄えられていたFLiNaKが、ポンプ66によりタワー60の集熱部61まで汲み上げられて集熱部61を流れる間に太陽熱で加熱され、配管62を流れ下って高温溶融塩タンク64に一旦、蓄えられる。高温溶融塩タンク64内の高温FLiNaKは、配管62aを通って主熱交換器20へと至り、そこで、2次循環系30内を流れる超臨界COガスとの熱エネルギーの交換が行われる。熱エネルギーを失って低温となったFLiNaKは、主熱交換器20から出て配管62bを通って低温溶融塩タンク65に至り、再び循環されて太陽熱により加熱される。1次循環系67を流れるFLiNaKにより加熱された超臨界COガスは、超臨界COガスタービン1を回転させる仕事を行い、発電機15が回転することにより発電が行われる。
熱放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例して増大するため、集熱部61が高温になり過ぎると、放射熱損失が大きくなるが、集熱部61を流れるFLiNaKに速やかに熱エネルギーが移行するため、放射熱損失も小さく抑えることができる。
上記例では、蓄熱材溶融塩としてFLiNaKを用いているが、本発明は、この例に限定するものではない。例えば、太陽熱の蓄熱材溶融塩として金属アルミニウムを用いることもできる。アルミニウムは熱伝導率が大きく、伝熱に有利な上、660℃で溶融し、融解熱及び比熱が大きいので、蓄熱(融解熱、顕熱)に有利となる。また、太陽光が照射されるその場で、蓄熱することができるので、溶融したアルミニウムの配管は不要となる。さらに、性能劣化が少なく、半永久的に使用可能となるので、保守費用も安価となる。
太陽熱により金属アルミニウムの温度が上昇すると、上述した放射熱損失が生じるので、液体ナトリウムが循環する冷却系を金属アルミニウムに配置しておけば、温度を一定以下に抑えて放射熱損失を低減させることができる。そして、熱エネルギーを吸収した液体ナトリウムの循環系を第1の実施形態に係る発電装置2の主熱交換器20に配置すれば、超臨界COガスを加熱して発電を行うことができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、商用電源等に対応した、超臨界COガスタービン1と発電装置15との組み合わせに関する。なお、以下の説明では、第1の実施形態等(図1〜図3)と同一の構成要件については同一の参照番号を附して詳細な説明を省略し、異なる部分について説明する。
図8には、超臨界COガスタービン1において入力電力(GW)に対する回転軸体3の制御回転数(rpm)と、圧縮機4〜6の設計許容回転数範囲(上下限ドット範囲で示す)とが示されている。図8に示されるように、軸流圧縮機1軸設計における当該発電システムの設計限界はその制御回転数において厳しくその制約を受ける。50〜60Hzの通常発電に合わせた発電機同調回転数(3,600rpm)を一軸圧縮機側に求める場合、1〜2GW発電であれば対応可能である。しかしながら、2GW以上では低速回転域、1GW以下では高速回転域があり、発電機15と構成機器(圧縮機4〜6、ガスタービン部7)の間での同調操作・機構が必要となる。
そこで、第4の実施形態では、図9に示されるように、ガスタービン1と発電機15との間の接続部に回転数変換機構(例えば遊星歯車機構)40を設けた発電装置2aを提供する。これによって、ガスタービン1の回転数を、50〜60Hzの発電機15に対応する回転数(3600rpm)に変換することが可能となる。例えば、0.1GWの発電装置2の場合、ガスタービン1の制御回転数10,000rpmを50〜60Hzの発電機15のための3,600rpmに変換することができる。また、3GWの発電装置2の場合、ガスタービン1の制御回転数2,000rpmを3,600rpmに変換することができる。第4の実施形態によれば、圧縮機4〜7やガスタービン部7の設計の自由度が増大するため、発電効率のよい発電装置2aを容易に設計、構築することが可能となる。なお、1〜2GWの発電装置の場合は、回転数変換機構40を設けなくともよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、メンテナンスを容易にした発電装置に関する。なお、以下の説明では、第1の実施形態等(図1〜図3)と同一の構成要件については同一の参照番号を附して詳細な説明を省略し、異なる部分について説明する。
図10には、100MW級の発電装置2bのメンテナンス法の一例が示されている。本発明では、上述の通りガスタービン系が超小型化することが可能となるため、プラント設備のコンパクト化に効果のある縦型配置を実現することができる。図10の発電装置2bでは、超臨界COガスタービン1と発電機15とが連結された状態で、蓋部41付きの容器17内に回転可能に縦に収容される。図3、図4に示されている閉循環システム30の少なくとも一部の機器・配管系16も容器17内に収容されている。例えば、一部の機器・配管系16には、配管21〜26、再生熱交換器(27a、27b)、前置冷却器28、中間冷却器29等が含まれていてもよい。主熱交換器20に関しては、大型になる場合には、容器17内に収容することができないため、容器17に、外部の主熱交換器から配管21、23に接続するためのポートを設ける。
超臨界COガスタービン1と発電機15とを分解点検する際は、蓋部41を外して、その中から、一方向に引っ張り上げて一軸連結された超臨界COガスタービン1と発電機15とを取り出すだけでよい。点検し修理が完了した後には、点検済の超臨界COガスタービン1と発電機15とを容器17内に入れて蓋部41で閉じることで容易に組み立てを行うことができる。超臨界COガスタービン1と発電機15とは一軸連結されているため、引っ掛かりがなく、非常にスムーズに出し入れを行うことができる。
さらに、閉循環システム30を循環する超臨界COガスを冷却材として外部へ噴出するための開閉可能な噴出口(図示しない)を設けることもできる。
以上説明した本発明の効果を項目別に要約すると、以下の通りとなる。
(1)熱効率45.63%を超える工学的成立性については、図4のヒート・マスバランスにより各コンポーネント間での必要熱量(Heat Duty)により設計バランスが取れた発電システムを構築することができる。
(2)コンパクト性については、低圧圧縮機/高圧圧縮機/バイパス圧縮機/ガスタービン/発電機を1軸設計することにより発電系における最小コンパクト化を実現し、さらには縦置き配置により、熱源本体を含む発電設備全面積を(さらにタービン発電システムを縦置き設計することにより)世界最小に抑えることが可能となる。
(3)経済性については、上記(1)の高効率化と(2)コンパクト化により発電設備建設コストが少なくとも同規模の蒸気発電設備に比して1/10程度に削減できる。
(4)保守性については、1軸設計としており主要構成機器基数を最小限に抑えてあること、同軸1軸設計により分解点検は動力容器から全機種を引き出すことにより効率的に行うことが可能となる。また、予備コンポーネントにそのまま入れ替え、保守点検工期の短縮化を図れる。
(5)製造可能性については、本設計範囲において施設規模ならびに構造強度、材料強度学的に十分な設計許容範囲にあるとともに、施設製造規模においても現存製造技術により製造・検査が十分に可能である。
(6)商用性については、熱源容量(数10〜数GW)により様々な高温熱源との運転条件で対応できる、高効率、低コスト、省スペース/軽量を特徴とする極めて汎用性の高い超臨界CO2ガスタービン発電システムを実現できる。特に日本国における常用電源周波数は50〜60Hzであり、本設計本体の回転数を3600rpmに設定することにより、商用電源化に対応することも可能である。
(7)安全性については、COは非可燃性/不活性冷却材であるとともに、上記原子力発電への適用において原子炉本体1次系から発生するトリチウムを含む各種核分裂生成物(以下FP:Fission Products)は2次系の超臨界COガスタービン発電システムに混入拡散した場合においても水冷却材のような化合物化せず、分離回収が可能である。また、1次系に水蒸気爆発や水素爆発がなどの不具合が生じた場合、2次系CO冷却材を消火剤として用いた鎮火、冷却作業を行うことができる。
以上が本発明の実施形態であるが、本発明は上記例に限定されるものではなく、本発明の範囲内において任意好適に変更可能である。
例えば、上記実施形態では、100MW級及び3GW級の熱エネルギー源を一例にしたが、本発明のガスタービン及び発電装置は、かかる例以外の電力の熱エネルギー源に対応するように超臨界COガスタービン、発電装置及び発電システムを設計・構築することが可能である。一例として、3GWの発電電力に達しない1〜2GW級の熱エネルギー源も考えられる。
1 超臨界COガスタービン
2、2a、2b 発電装置
3 回転軸体
4 低圧圧縮機
5 高圧圧縮機
6 バイパス圧縮機
7 ガスタービン部
8 段構造
9、10 ジャーナルベアリング
11 バランスピストン
12 翼部
13 ハウジング
14 スラストベアリング
15 発電機
16 閉循環システムの少なくとも一部(配管、再生熱交換器、冷却器)
17 容器
20 主熱交換器
21 第1の配管
22 第2の配管
23 第3の配管
24 第4の配管
25 第5の配管
26 第6の配管
27a 第1の再生熱交換器
27b 第2の再生熱交換器
28 前置冷却器
29 中間冷却器
30 超臨界COガスの閉循環システム(2次循環系)
31 FLiNaK1次循環系
32 FLiNaKリザーバータンク
33 COリザーバータンク
34 凝結器
35 ポンプ
36 ポンプ
40 回転数変換機構
41 ハウジングの蓋部
50 火力熱源
51 ヘリカル炉
52 ボイラー
53 蒸気タービン
54 発電機
55 ブランケット
60 タワー
61 集熱部
62、62a、62b 溶融FLiNaKの配管
63 ヘリオスタット
64 高温溶融塩タンク
65 低温溶融塩タンク
66 ポンプ
67 1次循環系
90、90a、90b 発電システム

Claims (15)

  1. 超臨界CO ガスを用いた発電装置であって、
    一つの回転軸の周りに回転可能な細長い回転軸体を有する超臨界CO ガスタービンと、
    前記超臨界CO ガスタービンの前記回転軸体の端部に一軸連結された発電機と、
    外部の熱エネルギー源により主熱交換器を介して加熱された超臨界CO ガスを前記超臨界CO ガスタービンを通して循環させる、超臨界CO ガスの閉循環システムと、
    を備え、
    前記超臨界CO ガスタービンは、
    超臨界COガスが前記回転軸体に沿って流れる方向に直列に
    1台の低圧圧縮機と、
    1台の高圧圧縮機と、
    1台のバイパス圧縮機と、
    前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機により順次圧縮された超臨界COガスによって回転されるように配置された1台のガスタービン部と、
    を、構成機器として備え、
    前記閉循環システムにおいて前記主熱交換器から前記超臨界CO ガスタービンへの超臨界CO ガスの入口温度が550℃以上の条件で前記発電装置のサイクル熱効率が45.63%以上の熱効率目標及びコンパクト化を達成するため、
    前記構成機器が、同一方向に同一の回転数で回転するように前記回転軸体に一体となって一軸連結されると共に、前記構成機器は、各々、回転軸方向に直列に配置された複数の段構造を備え、
    前記複数の段構造の各々は、
    前記回転軸体から径方向に延在する複数の翼部が周方向に配列された軸流式の構成を有し
    前記バイパス圧縮機は、前記低圧圧縮機及び高圧圧縮機よりも高温運転が可能で超臨界COガスへの圧縮仕事率がより大きく、
    前記回転軸体は、前記発電装置が対象とする発電電力に応じて所定の関係で一意に定まる特定回転数で回転するように制御され、
    前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機の各々が断熱効率80%以上、前記ガスタービン部が断熱効率90%以上を達成するための、構造強度及び材料強度的に十分な前記構成機器の各々の設計限界範囲は、前記発電電力によって制限され、前記設計限界範囲は前記発電電力が大きくなるほど狭くなり
    前記構成機器の各々の設計限界範囲は、少なくとも、許容流量、許容入口温度範囲、前記段構造の許容段数範囲、前記段構造当たりの翼部の数、並びに、各構成機器の軸方向長さ及び直径の各種条件に関するものであり、
    前記発電装置の前記熱効率目標及びコンパクト化が達成されるように、前記構成機器の性能限界範囲から前記構成機器の各々の各種条件の値が選択されていると共に、前記特定回転数が前記構成機器すべての許容回転数内に収まり、前記回転軸体に沿って流れる超臨界COガスの流量が各構成機器の前記許容流量内に収まっている、超臨界CO ガスを用いた発電装置
  2. 100MWから3GW範囲における、前記発電装置1基当たりの発電電力が100MWの場合の前記構成機器の各々の性能限界範囲は、下記表1の通りであり、

    100MWから3GW範囲における、前記発電装置1基当たりの発電電力が3GWの場合の前記構成機器の各々の性能限界範囲は、下記表2の通りである、

    ことを特徴とする、請求項1に記載の超臨界CO ガスを用いた発電装置
  3. 発電電力が100MW及び3GWの各々における前記発電装置1基全体の軸長長さ及び軸直径が下記表3の通り最小コンパクト化されており、

    ここで、Lは軸方向長さ、Dは直径を表し、添え字LPC,HPC,LPC,turbinは、前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機、前記バイパス圧縮機及び前記ガスタービン部のものであることを表している、請求項2に記載の超臨界CO ガスを用いた発電装置
  4. 前記各種条件は、前記構成機器の各々の翼部の強度、出入口温度/圧力/流速、圧損、並びにスタートアップ時の前記構成機器の危険速度をさらに含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の発電装置
  5. 前記回転軸体を支持するため、該回転軸体の両端部に磁気ジャーナルベアリングを各々備え、一方の端部に磁気スラストベアリングを備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の発電装置
  6. 前記低圧圧縮機、前記高圧圧縮機及び前記バイパス圧縮機と、前記ガスタービン部との間の押し合いを緩和するためのバランスピストンを備え、これによって前記磁気ジャーナルベアリング及び前記磁気スラストベアリングに掛かる軸方向力を低減させる、請求項5に記載の発電装置
  7. 前記発電機は、前記同一の回転数で回転するように前記回転軸体に分離可能に連結されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の発電装置
  8. 常用電源周波数50〜60Hzに対応する特定回転数3600rpmに対して前記所定の関係から導き出された発電電力を発生するように構成された、請求項1から7のいずれか1項に記載の発電装置。
  9. 前記超臨界COガスの閉循環システムは、
    前記主熱交換器の内部に設けられた熱交換配管であって、前記主熱交換器は、前記熱交換配管内を流れる超臨界COガスに前記熱エネルギー源からの熱エネルギーを与える、前記熱交換配管と、
    前記熱エネルギー源によって加熱された超臨界COガスを前記ガスタービン部に供給して前記回転軸体を回転させるため、前記熱交換配管の出口側と前記ガスタービン部の入口側とを接続する第1の配管と、
    前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界COガスを前記低圧圧縮機の入口側へと導く第2の配管と、
    前記バイパス圧縮機から出た超臨界COガスの一部を前記主熱交換器に戻すため、前記バイパス圧縮機の出口側と前記熱交換配管の入口側とを接続する第3の配管と、
    前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界COガスの一部を前記バイパス圧縮機に戻すため、前記第2の配管から分岐して前記バイパス圧縮機の入口側へと接続される、第4の配管と、
    前記第2の配管の経路上に設けられた第1の再生熱交換器であって、前記第3の配管は、前記第1の再生熱交換器内を通過し、これによって、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界COガスによって、前記バイパス圧縮機から前記主熱交換器へと戻る超臨界COガスを再生加熱する、前記第1の再生熱交換器と、
    前記高圧圧縮機で圧縮された超臨界COガスの一部を前記主熱交換器に戻すため、前記高圧圧縮機の出口側から延びて、前記第1の再生熱交換器の上流の位置で前記第3の配管に合流する第5の配管と、
    前記第2の配管の経路上の前記第1の再生熱交換器の下流で前記第4の配管の分岐点の上流に設けられた第2の再生熱交換器であって、前記第5の配管は、前記第3の配管と合流する前に、前記第2の再生熱交換器内を通過し、これによって、前記ガスタービン部の出口側から出た超臨界COガスによって、前記高圧圧縮機から前記主熱交換器へと戻る超臨界COガスをさらに再生加熱する、前記第2の再生熱交換器と、
    前記第2の再生熱交換器と前記低圧圧縮機との間の前記第2の配管に設けられた前置冷却器と、
    前記低圧圧縮機の出口側から前記高圧圧縮機の入口側へと接続する第6の配管と、
    前記低圧圧縮機により圧縮されたガスの一部を冷却して前記高圧圧縮機に供給するため前記第6の配管に設けられた中間冷却器と、をさらに備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の発電装置。
  10. 前記超臨界COガスタービン、前記発電機、及び、前記閉循環システムの全体を覆う容器をさらに備える、請求項1から9のいずれか1項に記載の発電装置。
  11. 前記超臨界COガスタービン及び前記発電機は、前記容器内に縦に収容される、請求項10に記載の発電装置。
  12. 前記容器は、開閉可能な蓋部を有し、該蓋部を開放することによって、少なくとも前記超臨界COガスタービン及び前記発電機を前記容器から出し入れ可能となる、請求項10又は11に記載の発電装置。
  13. 前記閉循環システムは、超臨界COガスを冷却材として外部へ噴出するための開閉可能な噴出口をさらに備える、請求項1から12のいずれか1項に記載の発電装置。
  14. 起動時に、前記発電機に商用電源の電力を供給することにより前記発電機をモータとして機能させて前記超臨界COガスタービンを回転させる、請求項1から13のいずれか1項に記載の発電装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の発電装置を備える発電システムであって
    前記熱エネルギー源は、核分裂炉、核融合炉、火力熱源、又は、太陽熱若しくは地熱の自然エネルギーの熱源のいずれかであり、
    前記核融合炉は、トカマク炉、ヘリカル炉、レーザ爆縮炉、タンデムミラー炉、又は、常温核融合炉のいずれかである、発電システムであって、
    前記熱エネルギー源が太陽熱である態様では、
    太陽光により加熱される集熱部と、
    少なくとも前記集熱部で溶融塩を循環させる1次循環系と、
    前記1次循環系の少なくとも一部が設けられたタワーであって、前記集熱部は、前記タワーの頭部に設けられている、前記タワーと、
    太陽の運行に追従して太陽光を反射して前記集熱部に集光させるヘリオスタットと、
    前記集熱部で加熱された溶融塩を蓄え、該溶融塩を前記主熱交換器に供給するため、該主熱交換器の入口側に接続される高温溶融塩タンクと、
    前記主熱交換器の出口側に接続され、前記主熱交換器で超臨界COガスと熱交換を行った溶融塩を蓄える低温溶融塩タンクと、
    を備え、
    前記1次循環系は、2次循環系である前記閉循環システムを流れる超臨界COガスと熱交換を行うため、前記主熱交換器を介在し、
    前記溶融塩はFLiNaKであり、
    前記熱エネルギー源が核融合炉である態様では、
    前記核融合炉は、ブランケットを備え、該ブランケットにはFLiNaKが循環する1次循環系が配置され、該1次循環系は、2次循環系である前記閉循環システムを流れる超臨界COガスと熱交換を行うため、前記主熱交換器を介在し、
    前記1次循環系は、火力熱源と前記核融合炉とのいずれかから熱供給されるように切り替え可能である、発電システム。
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