JP6634541B1 - 光学フィルタ、カメラモジュール、及び情報端末 - Google Patents
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Abstract
Description
光吸収層を備え、
0°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに、
(i)波長450nm〜600nmにおいて78%以上の平均透過率を有し、
(ii)波長750nm〜1080nmにおいて1%以下の分光透過率を有し、
(iii)波長600nm〜750nmにおいて波長の増加に伴い減少する分光透過率を有するとともに、波長600nm〜750nmにおいて分光透過率が50%を示す第一IRカットオフ波長が波長620nm〜680nmの範囲内に存在し、
前記光吸収層によって前記(i)の条件、前記(ii)の条件、及び前記(iii)の条件が満たされ、
40°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに600nm以上の波長範囲において50%の分光透過率を示す第二IRカットオフ波長と、前記第一IRカットオフ波長との差の絶対値が10nm以下である、
光学フィルタを提供する。
(i)波長450nm〜600nmにおいて78%以上の平均透過率
(ii)波長750nm〜1080nmにおいて1%以下の分光透過率
(iii)波長600nm〜750nmにおいて波長の増加に伴い減少する分光透過率及び
波長620nm〜680nmの範囲内に存在する第一IRカットオフ波長
(iv)波長300nm〜350nmにおいて1%以下の分光透過率
(v)波長350nm〜450nmにおいて波長の増加に伴い増加する分光透過率を有するとともに、第一UVカットオフ波長が波長380nm〜430nmの範囲内に存在する。
(vi)波長1000〜1100nmにおいて3%以下の分光透過率
(vii)波長1100〜1200nmにおいて15%以下の分光透過率
しくは、光吸収層10によって条件(xii)が満たされる。
(xii)波長800〜950nmにおいて0.5%以下の分光透過率、より望ましくは0.1%以下の分光透過率
(xiii)波長800〜1000nmにおいて0.5%以下の分光透過率、より望ましくは
0.1%以下の分光透過率
光学フィルタ1aは、様々な観点から変更可能である。例えば、光学フィルタ1aは、図1B〜図1Eに示す光学フィルタ1b〜1eにそれぞれ変更されてもよい。光学フィルタ1b〜1eは、特に説明する場合を除き、光学フィルタ1aと同様に構成されている。光学フィルタ1aの構成要素と同一又は対応する光学フィルタ1b〜1eの構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。光学フィルタ1aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り光学フィルタ1b〜1eにも当てはまる。
に(iv)〜(xiii)の光学性能)を有する。これにより、撮像素子4の近くに赤外線又は紫外線をカットするための光学フィルタを配置する必要がなくなり、カメラモジュール100を低背位化しやすい。なお、図2に示すカメラモジュール100は、各部品の配置等を例示するための概略図であり、光学フィルタ1aがプロテクトフィルタとして用いられる態様を説明するものである。光学フィルタ1aがプロテクトフィルタとしての機能を果たす限り、光学フィルタ1aを用いたカメラモジュールは、図2で表したものに限定されず、必要に応じて、ローパスフィルタ3は省略されてもよいし、他のフィルタを備えていてもよい。さらに、光学フィルタ1aの光吸収層10に接して反射防止膜が形成されていてもよい。
波長300nm〜1200nmの光を実施例及び比較例に係る光学フィルタに入射させたときの透過率スペクトルを、紫外線可視分光光度計(日本分光社製、製品名:V−670)を用いて測定した。光学フィルタに対する入射光の入射角度を0°から65°まで5°刻みで変化させてそれぞれの角度における透過率スペクトルを測定した。
実施例及び比較例に係る光学フィルタの厚みをデジタルマイクロメータで測定した。実施例及び比較例に係る光学フィルタのうちガラス等の透明誘電体基板を有する光学フィルタについては、デジタルマイクロメータで測定した光学フィルタの厚みからガラス基板の厚みを差し引いて光学フィルタにおける光吸収層の厚みを決定した。
酢酸銅一水和物((CH3COO)2Cu・H2O)1.125gとテトラヒドロフラン(THF)60gとを混合して、3時間撹拌し酢酸銅溶液を得た。次に、得られた酢酸銅溶液に、リン酸エステル化合物であるプライサーフA208N(第一工業製薬社製)を0.412g加えて30分間撹拌し、A液を得た。フェニルホスホン酸(C6H5PO(OH)2)(日産化学工業社製)0.441gにTHF10gを加えて30分間撹拌し、B−1液を得た。4‐ブロモフェニルホスホン酸(C6H4BrPO(OH)2)(東京化成工
業社製)0.661gにTHF10gを加えて30分間撹拌し、B−2液を得た。次に、B−1液とB−2液とを混ぜて1分間撹拌し、メチルトリエトキシシラン(MTES:CH3Si(OC2H5)3)(信越化学工業社製)1.934gとテトラエトキシシラン(TEOS:Si(OC2H5)4)(キシダ化学社製 特級)0.634gを加えてさらに1分間撹拌し、B液を得た。A液を撹拌しながらA液にB液を加え、室温で1分間撹拌した。次に、この溶液にトルエン25gを加えた後、室温で1分間撹拌し、C液を得た。このC液をフラスコに入れてオイルバス(東京理化器械社製、型式:OSB−2100)で加温しながら、ロータリーエバポレータ(東京理化器械社製、型式:N−1110SF)によって、脱溶媒処理を行った。オイルバスの設定温度は、105℃に調整した。その後、フラスコの中から脱溶媒処理後のD液を取り出した。フェニルホスホン酸銅及び4‐ブロモフェニルホスホン酸銅を含むフェニル系ホスホン酸銅(吸収剤)の微粒子の分散液であるD液は透明であり、微粒子が良好に分散していた。
各化合物の添加量を表1に示す通りに調節した以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜15に係る光吸収性組成物を調製した。実施例1に係る光吸収性組成物の代わりに、実施例2〜15に係る光吸収性組成物を用いて、光吸収層の厚みを表1に示す通りに調節した以外は、実施例1と同様にして、それぞれ、実施例2〜15に係る光学フィルタを作製した。各ホスホン酸の物質量基準の含有量及び含有率を表2に示す。各ホスホン酸の含有率は、小数第2位を四捨五入して求めているため、合計が100mol%にならない場合がある。実施例2に係る光学フィルタの、入射角度が0°〜65°における透過率スペクトルを測定した。入射角度が0°、40°、50°及び60°における透過率スペクトルを図4に示す。実施例2に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。さらに、実施例2に係る光学フィルタの、入射角度が0°、30°〜65°(5°刻み)における透過率スペクトルから看取した結果を表13及び表14に示す。また、実施例3〜15に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。
76mm×76mm×0.21mmの寸法を有するホウケイ酸ガラスでできた透明ガラス基板(SCHOTT社製、製品名:D263)の一方の主面の中心部の30mm×30mmの範囲にディスペンサを用いて実施例2に係る光吸収性組成物を塗布して所定の厚みの塗膜を形成した。光吸収性組成物を透明ガラス基板に塗布するときに塗布液が流れ出さないように、塗布液の塗布範囲に相当する開口を有する枠を透明ガラス基板上に置いて塗布液をせき止めた。次に、未乾燥の塗膜を有する透明ガラス基板をオーブンに入れて、85℃で6時間加熱処理を行い、塗膜を硬化させた。その後、この塗膜を透明ガラス基板から剥離させた。温度85℃及び相対湿度85%に設定された恒温恒湿槽内に、剥離させた塗膜を20時間置いて加湿処理を行い、光吸収層のみから構成された実施例16に係る光学フィルタを得た。デジタルマイクロメータによる計測は、光吸収層のみの厚みを測定した。その結果、実施例16に係る光学フィルタの厚みは132μmであった。実施例16に係る光学フィルタの、入射角度が0°〜65°における透過率スペクトルを測定した。入射角度が0°、40°、50°、及び60°における透過率スペクトルを図5に示す。実施例16に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。さらに、実施例16に係る光学フィルタの、入射角度が0°、30°〜65°(5°刻み)における透過率スペクトルから看取した結果を表15及び表16に示す。
76mm×76mm×0.21mmの寸法を有するホウケイ酸ガラスでできた透明ガラス基板(SCHOTT社製、製品名:D263)の一方の主面の中心部の30mm×30mmの範囲にディスペンサを用いて実施例2に係る光吸収性組成物を塗布し、実施例2における塗膜の厚みより小さい厚みの塗膜を形成した。光吸収性組成物を透明ガラス基板に塗布するときに塗布液が流れ出さないように、塗布液の塗布範囲に相当する開口を有する枠を透明ガラス基板上に置いて塗布液をせき止めた。次に、未乾燥の塗膜を有する透明ガラス基板をオーブンに入れて、85℃で6時間加熱処理を行い、塗膜を硬化させた。次に、透明ガラス基板の他方の主面の中心部の30mm×30mmの範囲にディスペンサを用いて実施例2に係る光吸収性組成物を塗布し、実施例2における塗膜の厚みより小さい厚みの塗膜を形成した。光吸収性組成物を透明ガラス基板に塗布するときに塗布液が流れ出さないように、塗布液の塗布範囲に相当する開口を有する枠を透明ガラス基板上に置いて塗布液をせき止めた。次に、未乾燥の塗膜を有する透明ガラス基板をオーブンに入れて、85℃で6時間加熱処理を行い、塗膜を硬化させた。次に、温度85℃及び相対湿度85%に設定された恒温恒湿槽内に、両主面に上記の塗膜が形成された透明ガラス基板を20時間置いて加湿処理を行い、透明ガラス基板の両面に光吸収層が形成された実施例17に係る光学フィルタを得た。透明ガラス基板の両面に形成された光吸収層の合計の厚みは193μmであった。実施例17に係る光学フィルタの、入射角度が0°〜65°における透過率スペクトルを測定した。入射角度が0°、40°、50°及び60°における透過率スペクトルを図6に示す。実施例17に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。実施例17に係る光学フィルタの、入射角度が0°、30°〜65°(5°刻み)における透過率スペクトルから看取した結果を表17及び表18に示す。
リン酸エステル化合物として、プライサーフA208Nの代わりに、プライサーフA208F(第一工業製薬社製)を用い、各化合物の添加量を表1に示す通りに調節した以外は、実施例1と同様にして、実施例18に係る光吸収性組成物を調製した。実施例1に係る光吸収性組成物の代わりに、実施例18に係る光吸収性組成物を用い、光吸収層の厚みを198μmに調節した以外は、実施例1と同様にして、実施例18に係る光学フィルタを作製した。実施例18に係る光学フィルタの、入射角度が0°〜65°における透過率スペクトルを測定し、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。実施例18に係る光学フィルタの、入射角度が0°、30°〜65°(5°刻み)における透過率スペクトルから看取した結果を表19及び表20に示す。
4‐ブロモフェニルホスホン酸の代わりに、4‐フルオロフェニルホスホン酸(C6H4FPO(OH)2)(東京化成工業社製)を用い、各化合物の添加量を表1に示す通り調節した以外は、実施例1と同様にして、実施例19に係る光吸収性組成物を調製した。実施例1に係る光吸収性組成物の代わりに、実施例19に係る光吸収性組成物を用い、光吸収層の厚みを168μmに調節した以外は、実施例1と同様にして、実施例19に係る光学フィルタを作製した。実施例19に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定し、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。
乾燥された塗膜の加湿処理の条件を表3に示す通りに変更し、光吸収層の厚みを表3に示す通りに調節した以外は、実施例2と同様にして、実施例20〜35に係る光学フィルタをそれぞれ作製した。実施例20〜35に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。実施例20〜22に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルをそれぞれ図7〜図9に示す。実施例20〜35に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。
実施例2で用いた透明ガラス基板の代わりに、0.3mmの厚みを有するサファイア基板を用い、光吸収層の厚みを168μmに調節した以外は、実施例2と同様にして実施例36に係る光学フィルタを作製した。実施例36に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。実施例36に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルを図10に示す。入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取した結果を表7及び表8に示す。
各化合物の添加量を表4及び表5に示す通りに調節した以外は、実施例1と同様にして、比較例1に係るD液(フェニル系ホスホン酸銅の微粒子の分散液)を調製した。比較例1に係るD液にシリコーン樹脂(信越化学工業社製、製品名:KR−300)を2.200g添加し30分間撹拌して、比較例1に係る光吸収性組成物を得た。実施例1に係る光吸収性組成物の代わりに、比較例1に係る光吸収性組成物を用いて、光吸収層の厚みを126μmに調節した以外は、実施例1と同様にして比較例1に係る光学フィルタを作製した。比較例1に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。比較例1に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に示す。また、比較例1に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトル測定の結果に基づいて、比較例1に係る光学フィルタの光吸収層の厚みを200μmに変化させた場合の透過率スペクトルを計算し、この透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に比較計算例1として示す。
各化合物の添加量を表4及び表5に示す通りに調節した以外は、実施例1と同様にして、比較例2に係るD液(フェニル系ホスホン酸銅の微粒子の分散液)をそれぞれ調製した。比較例2に係るD液にシリコーン樹脂(信越化学工業社製、製品名:KR−300)を4.400g添加し30分間撹拌して、比較例2に係る光吸収性組成物を得た。実施例1に係る光吸収性組成物の代わりに、比較例2に係る光吸収性組成物を用いて、光吸収層の厚みを217μmに調節し、塗膜を硬化させるための加熱処理及び加湿処理の条件を表6に示す通りに変更した以外は、実施例1と同様にして比較例2に係る光学フィルタを作製した。比較例2に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。比較例2に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に示す。また、比較例2に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトル測定の結果に基づいて、比較例2に係る光学フィルタの光吸収層の厚みを347μmに変化させた場合の透過率スペクトルを計算し、この透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に比較計算例2として示す。
酢酸銅一水和物1.125gとTHF60gとを混合して、3時間撹拌し酢酸銅溶液を得た。次に、得られた酢酸銅溶液に、プライサーフA208F(第一工業製薬社製)を0.624g加えて30分間撹拌し、A液を得た。フェニルホスホン酸(日産化学工業社製)0.832gにTHF10gを加えて30分間撹拌し、B−1液を得た。B−1液に、MTES(信越化学工業社製)1.274gとTEOS(キシダ化学社製 特級)1.012gを加えてさらに1分間撹拌し、B液を得た。A液を撹拌しながらA液にB液を加え、室温で1分間撹拌した。次に、この溶液にトルエン25gを加えた後、室温で1分間撹拌し、C液を得た。このC液をフラスコに入れてオイルバス(東京理化器械社製、型式:OSB−2100)で加温しながら、ロータリーエバポレータ(東京理化器械社製、型式:N−1110SF)によって、脱溶媒処理を行った。オイルバスの設定温度は、105℃に調整した。その後、フラスコの中から脱溶媒処理後の比較例3に係るD液を取り出した。比較例3に係るD液(フェニルホスホン酸銅の微粒子の分散液)は透明であり、微粒子が良好に分散していた。
光吸収層の厚みを191μmに調節し、塗膜の加湿処理を行わなかった以外は、実施例2と同様にして比較例4に係る光学フィルタを作製した。比較例4に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。比較例4に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に示す。また、比較例4に係る光学フィルタの入射角度が0°のときの透過率スペクトルに基づいて、比較例4に係る光学フィルタの光吸収層の厚みを148μmに変化させた場合の透過率スペクトルを計算し、この透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に比較計算例4として示す。
光吸収層の厚みを表9に示す通りに調節し、塗膜の加湿処理を表6に示す通り調節した以外は、実施例2と同様にして比較例5及び6に係る光学フィルタを作製した。比較例5及び6に係る光学フィルタの透過率スペクトルを測定した。比較例5に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に示す。また、比較例5に係る光学フィルタの入射角度が0°のときの透過率スペクトルに基づいて、比較例5に係る光学フィルタの光吸収層の厚みを155μmに変化させた場合の透過率スペクトルを計算し、この透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に比較計算例5として示す。また、比較例6に係る光学フィルタの、入射角度が0°のときの透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に示す。また、比較例6に係る光学フィルタの入射角度が0°のときの透過率スペクトルに基づいて、比較例6に係る光学フィルタの光吸収層の厚みを161μmに変化させた場合の透過率スペクトルを計算し、この透過率スペクトルから看取できる結果を表9及び表10に比較計算例6として示す。
比較例1と同様にして、比較例7に係るD液(フェニル系ホスホン酸銅の微粒子の分散液)を調製した。酢酸銅一水和物0.225gとTHF36gとを混合して3時間撹拌し酢酸銅溶液を得た。次に、得られた酢酸銅溶液に、リン酸エステル化合物であるプライサーフA208F(第一工業製薬社製)を0.178g加えて30分間撹拌し、E液を得た。また、n‐ブチルホスホン酸(日本化学工業社製)0.134gにTHF10gを加えて30分間撹拌し、F液を得た。E液を撹拌しながらE液にF液を加え、室温で1分間撹拌した。次に、この溶液にトルエン25gを加えた後、室温で1分間撹拌し、G液を得た。このG液をフラスコに入れてオイルバスで加温しながら、ロータリーエバポレータによって、脱溶媒処理を行った。オイルバスの設定温度は、105℃に調整した。その後、フラスコの中から脱溶媒処理後の比較例7に係るH液を取り出した。比較例7に係るD液にシリコーン樹脂(信越化学工業社製、製品名:KR−300)を2.200g添加し30分間撹拌して、比較例7に係るI液を得た。比較例7に係るH液を比較例7に係るI液に加えて撹拌したが、ホスホン酸銅粒子の凝集が生じ、高い透明性を有する光吸収性組成物を得ることはできなかった。
表4に示す分量でホスホン酸としてn‐ブチルホスホン酸のみを含み、アルコキシシランモノマーを含まない光吸収性組成物の調製を試みたが、ホスホン酸銅粒子の凝集が生じてしまい、高い透明性を有する均質な光吸収性組成物を得ることはできなかった。
2 レンズ系
3 ローパスフィルタ
4 撮像素子
5 回路基板
7 光学フィルタ支持筐体
8 光学系筐体
10 光吸収層
20 透明誘電体基板
30 反射防止膜
100 カメラモジュール
Claims (11)
- 光吸収層を備え、
0°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに、
(i)波長450nm〜600nmにおいて78%以上の平均透過率を有し、
(ii)波長750nm〜1080nmにおいて1%以下の分光透過率を有し、
(iii)波長600nm〜750nmにおいて波長の増加に伴い減少する分光透過率を有するとともに、波長600nm〜750nmにおいて分光透過率が50%を示す第一IRカットオフ波長が波長620nm〜680nmの範囲内に存在し、
前記光吸収層によって前記(i)の条件、前記(ii)の条件、及び前記(iii)の条件が満たされ、
40°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに600nm以上の波長範囲において50%の分光透過率を示す第二IRカットオフ波長と、前記第一IRカットオフ波長との差の絶対値が10nm以下である、
光学フィルタ。 - 40°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに450nm以下の波長範囲において50%の分光透過率を示す第二UVカットオフ波長と、0°の入射角度で波長300nm〜1200nmの光を入射させたときに450nm以下の波長範囲において50%の分光透過率を示す第一UVカットオフ波長との差の絶対値は10nm以下である、請求項1に記載の光学フィルタ。
- 前記光吸収層は、ホスホン酸と銅イオンとによって形成された光吸収剤を含む、請求項1又は2に記載の光学フィルタ。
- 前記ホスホン酸は、アリール基を有する第一ホスホン酸を含む、請求項3に記載の光学フィルタ。
- 前記第一ホスホン酸は、その一部において、フェニル基における少なくとも1つの水素原子がハロゲン原子に置換されているハロゲン化フェニル基を有する、請求項4に記載の光学フィルタ。
- 前記ホスホン酸は、アルキル基を有する第二ホスホン酸をさらに含む、請求項4又は5に記載の光学フィルタ。
- 前記光吸収層に覆われた透明誘電体基板をさらに備えた、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
- レンズ系と、
前記レンズ系を通過した光を受光する撮像素子と、
前記レンズ系の前方に配置され前記レンズ系を保護する請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学フィルタと、を備えた、
カメラモジュール。 - 前記光学フィルタは、当該光学フィルタにおいて前記撮像素子から最も離れている透明誘電体基板を備える、請求項8に記載のカメラモジュール。
- 前記透明誘電体基板は、サファイア基板である、請求項9に記載のカメラモジュール。
- 請求項8〜10のいずれか1項に記載のカメラモジュールを備えた、情報端末。
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