JP6678641B2 - フィルム状接着剤複合シート及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
本願は、2015年3月4日に、日本に出願された特願2015−042647号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
(1)本発明の第一の態様に係るフィルム状接着剤複合シートは、基材を有する支持シートと、前記支持シート上に設けられた厚さ1〜50μmの硬化性のフィルム状接着剤と、を備えたフィルム状接着剤複合シートであって、
前記支持シートと前記フィルム状接着剤との界面における剥離力が0.02〜0.2N/25mmであり、前記フィルム状接着剤は、重合体成分(a)と、エポキシ樹脂(b1)及びフェノール系硬化剤からなるエポキシ系熱硬化性樹脂(b)と、無機充填材と、を含有し、前記エポキシ樹脂(b1)が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び多官能芳香族エポキシ樹脂であり、
前記支持シートが、基材のみからなり、前記フィルム状接着剤が設けられる側の層の材質がポリエチレンであるか、又は、基材上に粘着剤層を備え、前記粘着剤層が、前記フィルム状接着剤が設けられる側の層であり、前記フィルム状接着剤における、前記エポキシ系熱硬化性樹脂(b)の含有量の割合が、前記重合体成分(a)の含有量100質量部に対して、500〜800質量部であり、前記フィルム状接着剤の無機充填材の含有量が、8〜20質量%であり、
前記支持シートが、前記基材上に前記粘着剤層を備えたものであり、前記粘着剤層上に前記フィルム状接着剤が設けられ、前記粘着剤層がエネルギー線の照射により重合する成分を含有している場合には、前記剥離力は、前記フィルム状接着剤複合シートに、照度200mW/cm 2 、光量160mJ/cm 2 の条件で紫外線を照射した後の剥離力であり、
前記フィルム状接着剤は、以下の特性を有する:
硬化前の前記フィルム状接着剤を、合計の厚さが200μmとなるように積層した積層体の破断伸度が450%以下である。
(2)上記(1)のフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記フィルム状接着剤がカップリング剤(e)を含有していてもよい。
(3)上記(1)又は(2)のフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記フィルム状接着剤における、前記カップリング剤(e)の含有量の割合が、前記重合体成分(a)及びエポキシ系熱硬化性樹脂(b)の総含有量100質量部に対して、0.03〜20質量部であってもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一つのフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記支持シートが前記基材からなり、前記基材上に前記フィルム状接着剤が直接接触して設けられていてもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一つのフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記フィルム状接着剤複合シートにエネルギー線を照射していない状態における前記支持シートと前記フィルム状接着剤との界面における剥離力が、0.02〜0.2N/25mmであるものであってもよい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか一つのフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記剥離力が0.02〜0.1N/25mmであってもよい。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか一つのフィルム状接着剤複合シートにおいて、前記破断伸度が100%以上445%以下であってもよい。
(8)本発明の第一の態様に係る半導体装置の製造方法は、上記(1)〜(7)のいずれか一つのフィルム状接着剤複合シートを、フィルム状接着剤を介して分割済みの複数個の半導体チップに貼付する工程と、前記半導体チップに貼付した前記フィルム状接着剤複合シートの支持シートに対して、フィルム状接着剤が設けられている側とは反対側から力を加えることで、支持シート越しにフィルム状接着剤に力を加えて、フィルム状接着剤を切断する工程と、前記半導体チップとこれに貼付されている切断後の前記フィルム状接着剤を、前記支持シートから引き離す工程と、を有し、
前記フィルム状接着剤を切断する工程において、前記支持シートから引き離す工程での前記支持シートからの引き離しの対象となる前記半導体チップのみを取り囲む箇所で、前記フィルム状接着剤を切断する。
本発明に係るフィルム状接着剤複合シートは、基材を有する支持シート上に、厚さ1〜50μmの硬化性のフィルム状接着剤が設けられたフィルム状接着剤複合シートであって、前記支持シートと前記フィルム状接着剤との界面における剥離力が0.02〜0.2N/25mmであり、前記フィルム状接着剤は、以下の特性を有する:硬化前の前記フィルム状接着剤を、合計の厚さが200μmとなるように積層した積層体の破断伸度が450%以下であることを特徴とする。
図7は、本発明に係るフィルム状接着剤複合シートの一実施形態を模式的に例示する断面図である。本発明に係るフィルム状接着剤複合シート2は、基材10を有する支持シート11と、支持シート11上に設けられた厚さ1〜50μmの硬化性のフィルム状接着剤12と、基材10上に設けられた粘着剤層13を備え、粘着剤層13上にフィルム状接着剤12が設けられている。図7に示されるフィルム状接着剤複合シート1の支持シート11は、基材10と粘着剤層13とを備える。
このとき、前記フィルム状接着剤複合シートの前記破断伸度とフィルム状接着剤の厚さが所定の範囲内であることにより、支持シート越しにフィルム状接着剤に力を加えるという通常の操作を行うことによって、フィルム状接着剤の切断を主目的とした工程を別途設けなくても、フィルム状接着剤を目的とする箇所において常温で確実に切断できる。したがって、フィルム状接着剤が切断されないことに伴う、半導体チップの引き離し(持ち上げ)不良が抑制される。
また、前記フィルム状接着剤複合シートの前記剥離力が所定の範囲内であることにより、フィルム状接着剤の目的とする半導体チップに対応する部位が、支持シートから確実に剥離すると共に、フィルム状接着剤の目的外の半導体チップに対応する部位が支持シートから剥離する現象が抑制される。したがって、フィルム状接着剤の目的とする部位が支持シートから剥離しないことによる半導体チップの引き離し(持ち上げ)不良や、目的とする半導体チップだけでなく、これに隣接する半導体チップも同時にフィルム状接着剤と共に支持シートから引き離される、所謂ダブルダイの発生が抑制される。
なお、本明細書において「フィルム状接着剤のエキスパンド」とは、フィルム状接着剤をその表面と平行な方向において拡張させることを意味する。
前記支持シートは基材を有するものであり、基材からなる(基材のみを有する)ものであってもよいし、基材と基材以外のものを有するものであってもよい。基材以外のものを有する支持シートとしては、基材上に粘着剤層を備えたものが例示できる。
後述するフィルム状接着剤は、支持シート上に設けられ、例えば、基材上に粘着剤層を備えた支持シートを用いる場合には、粘着剤層上にフィルム状接着剤が設けられる。
前記基材の材質は、各種樹脂であることが好ましく、具体的には、ポリエチレン(低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE等))、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリウレタンアクリレート、ポリイミド、エチレン酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、フッ素樹脂、これらのいずれかの樹脂の水添加物、変性物、架橋物又は共重合物等が例示できる。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル酸」とは、「アクリル酸」及び「メタクリル酸」の両方を包含する概念とする。
ここでいう「基材の厚さ」とは、任意の5箇所で厚さを測定した平均で表される値である。
これらの中でも基材は、ダイシング時のブレードの摩擦による基材の断片の発生が抑制される点から、特に表面が電子線照射処理を施されたものが好ましい。
前記粘着剤層は、公知のものを適宜使用できる。
粘着剤層は、これを構成するための各種成分を含有する粘着剤組成物を用いて形成できる。粘着剤組成物中の非揮発性成分同士の含有量の比率は、粘着剤層においても同じとなる。
前記粘着剤層が、エネルギー線の照射により重合する成分を含んでいる場合には、エネルギー線を照射してその粘着性を低下させることで、半導体チップのピックアップが可能となる。粘着剤層にエネルギー線を照射して粘着性を低下させる処理は、フィルム状接着剤複合シートを被着体に貼付した後に行ってもよいし、被着体に貼付する前に予め行っておいてもよい。
エネルギー線としては、通常、紫外線、電子線等が用いられる。エネルギー線の照射量は、エネルギー線の種類によって異なるが、例えば紫外線の場合には、光量で50〜1000mJ/cm2が好ましく、100〜500mJ/cm2がより好ましい。また、電子線の場合には、10〜1000krad程度が好ましい。
ここでいう「粘着剤層の厚さ」とは、任意の5箇所で厚さを測定した平均で表される値である。
このとき必要に応じて、塗布した粘着剤組成物を加熱することで、架橋してもよい。加熱条件は、例えば、100〜130℃で1〜5分間とすることができるが、これに限定されない。また、剥離材の剥離層表面に粘着剤組成物を塗布し、乾燥させることで形成した粘着剤層を、基材の表面に貼り合わせ、前記剥離材を取り除くことでも、基材上に粘着剤層を形成できる。
前記フィルム状接着剤は、硬化性(加熱硬化性)を有するものであり、さらに感圧接着性を有するものが好ましい。感圧接着性及び加熱硬化性を共に有するフィルム状接着剤は、未硬化状態では各種被着体に軽く押圧することで貼付できる。また、フィルム状接着剤は、加熱して軟化させることで各種被着体に貼付できるものであってもよい。フィルム状接着剤は、熱硬化を経て最終的には耐衝撃性が高い硬化物となり、かかる硬化物はせん断強度にも優れ、厳しい高温・高湿度条件下においても十分な接着特性を保持し得る。
ここでいう「フィルム状接着剤の厚さ」とは、任意の5箇所で厚さを測定した平均で表される値である。
前記破断伸度の下限値は特に限定されない。ただし、フィルム状接着剤複合シートをより安定して取り扱うことができる点から、前記破断伸度は50%以上であることが好ましく、100%以上であることがより好ましい。
前記フィルム状接着剤は、厚さが200μmである試験片の硬化前の破断伸度(引張破断伸度)が50%以上450%以下であることが好ましく、100%以上445%以下であることがより好ましい。
なお、本明細書において、「破断伸度がX%である(式中、Xは正の数である)」とは、後述する測定方法において、積層体を引っ張り、積層体がその引張方向において元の長さ(引っ張っていないときの長さ)のX%の長さだけ伸びたとき、すなわち、積層体の引張方向における全体の長さが引っ張る前の長さの[1+X/100]倍となったときに、積層体が破断することを意味する。
また、フィルム状接着剤は、前記破断伸度が大きい場合に、前記剥離力も大きくなり、前記破断伸度が小さい場合に、前記剥離力も小さくなる傾向にある。
好ましいフィルム状接着剤としては、重合体成分(a)を含有するもの、熱硬化性樹脂(b)を含有するものが例示できる。
熱硬化性樹脂(b)としては、エポキシ系熱硬化性樹脂、熱硬化性ポリイミド、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂等が挙げられ、エポキシ系熱硬化性樹脂が好ましい。
フィルム状接着剤は、例えば、これを構成するための成分及び溶媒を含有する接着剤組成物を剥離フィルムの表面に塗布し、乾燥させて溶媒を揮発させてフィルム状とすることで製造できる。接着剤組成物中の非揮発性成分同士の含有量の比率は、フィルム状接着剤においても同じとなる。
好ましい接着剤組成物としては、重合体成分(a)や、エポキシ系熱硬化性樹脂(b)を含有するものが例示できる。以下、各成分について説明する。
重合体成分(a)は、重合性化合物が重合反応して形成されたとみなせる成分であり、フィルム状接着剤に造膜性や可撓性等を付与すると共に、半導体チップ等の接着対象への接着性(貼付性)を向上させるための重合体化合物である。また、重合体成分(a)は、後述するエポキシ樹脂(b1)及び熱硬化剤(b2)に該当しない成分でもある。
重合体成分(a)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
アクリル系樹脂の重量平均分子量(Mw)は、1万〜200万であることが好ましく、10万〜150万であることがより好ましい。アクリル系樹脂の重量平均分子量がこのような範囲にあると、支持シートとフィルム状接着剤との界面における剥離力を上述した範囲に調節することが容易である。また、アクリル系樹脂の重量平均分子量が大き過ぎると、被着体の凹凸面へフィルム状接着剤が追従できないことがあり、ボイド等の発生要因になることがある。
なお、本明細書において、「重量平均分子量」とは、特に断りのない限り、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)法により測定されるポリスチレン換算値である。
シクロアルキル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イミド(メタ)アクリレート等の環状骨格を有する(メタ)アクリレート;
ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート;グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルが例示できる。
すなわち、前記アクリル系樹脂は、前記モノマーに由来する構成単位を含む樹脂である。ここでいう「由来する」とは、前記モノマーが重合するのに必要な構造の変化を受けたことを意味する。
また、アクリル系樹脂は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、N−メチロールアクリルアミド等のモノマーが共重合されたものでもよい。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート」及び「メタクリレート」の両方を包含する概念とする。
前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)は、−30〜150℃であることが好ましく、−20〜120℃であることがより好ましい。
前記熱可塑性樹脂としては、ポリエステル、ウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリスチレン等が例示できる。
前記熱可塑性樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
熱硬化性樹脂(b)としては、エポキシ系熱硬化性樹脂、熱硬化性ポリイミド、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂等が挙げられ、エポキシ系熱硬化性樹脂が好ましい。
エポキシ系熱硬化性樹脂(b)は、エポキシ樹脂(b1)及び熱硬化剤(b2)からなる。
エポキシ系熱硬化性樹脂(b)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
エポキシ樹脂(b1)としては、公知のものが挙げられ、具体的には、多官能系エポキシ樹脂、ビフェニル化合物、ビスフェノールAジグリシジルエーテル及びその水添物、オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェニレン骨格型エポキシ樹脂等、2官能以上のエポキシ化合物等が例示できる。
エポキシ樹脂(b1)のエポキシ当量は、100〜1000g/eqであることが好ましく、300〜800g/eqであることがより好ましい。
熱硬化剤(b2)は、エポキシ樹脂(b1)に対する硬化剤として機能する。
熱硬化剤(b2)としては、1分子中にエポキシ基と反応し得る官能基を2個以上有する化合物が例示できる。前記官能基としてはフェノール性水酸基、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、酸基が無水物化された基等が例示でき、フェノール性水酸基、アミノ基、酸基が無水物化された基であることが好ましく、フェノール性水酸基、アミノ基であることがより好ましく、フェノール性水酸基であることが特に好ましい。
熱硬化剤(b2)のうち、アミン系硬化剤(アミノ基を有する硬化剤)としては、DICY(ジシアンジアミド)等が例示できる。
不飽和炭化水素基を有する熱硬化剤(b2)としては、フェノール樹脂の水酸基の一部を、不飽和炭化水素基を含む基で置換してなる化合物、フェノール樹脂の芳香環に、不飽和炭化水素基を含む基が直接結合した化合物等が例示できる。熱硬化剤における不飽和炭化水素基は、上述の不飽和炭化水素基を有するエポキシ樹脂における不飽和炭化水素基と同様のものである。
前記フィルム状接着剤が含有する他の成分で好ましいものとしては、硬化促進剤(c)、充填材(d)、カップリング剤(e)、架橋剤(f)、エポキシ樹脂に該当しないその他の熱硬化性樹脂(g)、エネルギー線硬化性樹脂(h)、光重合開始剤(i)、汎用添加剤(j)等が例示できる。
即ち、本発明の一実施形態に係るフィルム状接着剤は、重合体成分(a)と、エポキシ系熱硬化性樹脂(b)と、所望により硬化促進剤(c)、充填材(d)、カップリング剤(e)、架橋剤(f)、エポキシ樹脂に該当しないその他の熱硬化性樹脂(g)、エネルギー線硬化性樹脂(h)、光重合開始剤(i)及び汎用添加剤(j)からなる群から選択される少なくとも1つの成分と、を含む。
前記フィルム状接着剤は、例えば、上記の1種以上の成分を、含有量(質量%)の合計が100質量%を超えないように含有する。
硬化促進剤(c)は、接着剤組成物の硬化速度を調整するために用いられる。
好ましい硬化促進剤(c)としては、トリエチレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の第3級アミン;2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール類(1個以上の水素原子が水素原子以外の基で置換されたイミダゾール);トリブチルホスフィン、ジフェニルホスフィン、トリフェニルホスフィン等の有機ホスフィン類(1個以上の水素原子が有機基で置換されたホスフィン);テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、トリフェニルホスフィンテトラフェニルボレート等のテトラフェニルボロン塩等が例示できる。
硬化促進剤(c)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記フィルム状接着剤は、さらに充填材(d)を含有することにより、その熱膨張係数の調整が容易となり、半導体チップや金属又は有機基板に対して、硬化後のフィルム状接着剤の熱膨張係数を最適化することで、半導体パッケージの信頼性を向上させることができる。
また、前記接着剤組成物は、さらに充填材(d)を含有することにより、硬化後のフィルム状接着剤の吸湿率を低減することもできる。
これらの中でも、充填材(d)は、球状シリカ、シリカフィラー又はアルミナフィラーであることが好ましい。
充填材(d)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
カップリング剤(e)として、無機化合物と反応する官能基及び有機官能基と反応する官能基を有するものを用いることにより、フィルム状接着剤の被着体に対する接着性及び密着性を向上させることができる。また、カップリング剤(e)を用いることで、フィルム状接着剤を硬化して得られる硬化物について、その耐熱性を損なうことなく、耐水性を向上させることができる。
好ましい前記シランカップリング剤としては、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−(メタクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アニリノプロピルトリメトキシシラン、N−6−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−6−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルファン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、イミダゾールシラン等が例示できる。
カップリング剤(e)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
重合体成分(a)として、イソシアネート基等の他の化合物と結合可能な官能基を有するものを用いる場合、この官能基を他の化合物と結合させて架橋するために架橋剤(f)を用いることができる。架橋剤(f)を用いて架橋することにより、フィルム状接着剤の初期接着力及び凝集力を調節できる。
架橋剤(f)としては、有機多価イソシアネート化合物、有機多価イミン化合物等が例示できる。
その他の熱硬化性樹脂(g)は、エポキシ樹脂に該当しないものであればよく、熱硬化性ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が例示できる。
エネルギー線の照射によりフィルム状接着剤の特性を変化させるために、エネルギー線硬化性樹脂(h)を用いてもよい。エネルギー線硬化性樹脂は、エネルギー線重合性基を含み、紫外線、電子線等のエネルギー線の照射を受けると重合硬化する。このようなエネルギー線重合性化合物として具体的には、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートあるいは1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、オリゴエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマー、エポキシ変性(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート及びイタコン酸オリゴマー等の(メタ)アクリレート系化合物が挙げられる。このような化合物は、分子内に少なくとも1個の重合性二重結合を有し、その重量平均分子量は好ましくは100〜30000、より好ましくは300〜10000程度である。
エネルギー線硬化性樹脂(h)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
エネルギー線硬化性樹脂(h)の重合反応を効率よく進めるために、光重合開始剤(i)を使用することができる。このような光重合開始剤(i)として具体的には、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン安息香酸、ベンゾイン安息香酸メチル、ベンゾインジメチルケタール、2,4−ジエチルチオキサンソン、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジフェニルサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド、アゾビスイソブチロニトリル、ベンジル、ジベンジル、ジアセチル、1,2−ジフェニルメタン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド及びβ−クロールアンスラキノン等が挙げられる。
光重合開始剤(i)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
汎用添加剤(j)としては、公知の可塑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、顔料、染料、ゲッタリング剤等が例示できる。
接着剤組成物は、さらに溶媒を含有することで、希釈によって取り扱い性が良好となる。
接着剤組成物が含有する溶媒は、特に限定されないが、好ましいものとしては、トルエン、キシレン等の炭化水素;メタノール、エタノール、2−プロパノール、イソブチルアルコール(2−メチルプロパン−1−オール)、1−ブタノール等のアルコール;酢酸エチル等のエステル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;テトラヒドロフラン等のエーテル;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド(アミド結合を有する化合物)等が例示できる。
接着剤組成物が含有する溶媒は、1種のみでもよいし、2種以上でもよい。
接着剤組成物が含有する溶媒は、接着剤組成物で用いる各成分を均一に混合する点から、メチルエチルケトン等であることが好ましい。
各成分の配合時における添加順序は特に限定されず、2種以上の成分を同時に添加してもよい。
溶媒を用いる場合には、溶媒を溶媒以外のいずれかの配合成分と混合してこの配合成分を予め希釈しておくことで用いてもよいし、溶媒以外のいずれかの配合成分を予め希釈しておくことなく、溶媒をこれら配合成分と混合することで用いてもよい。
各成分の添加及び混合時の温度並びに時間は、各配合成分が劣化しない限り特に限定されず、適宜調節すればよいが、温度は15〜30℃であることが好ましい。
通常、フィルム状接着剤複合シートとして、粘着剤層を有しないものを用いた場合には、半導体チップをフィルム状接着剤が貼付された状態のまま、支持シートから引き離すときに、ダブルダイが発生し易い。しかし、本発明に係るフィルム状接着剤複合シートを用いれば、この複合シートが粘着剤層を有しない場合でも、ダブルダイの発生が抑制される。
前記フィルム状接着剤複合シートは、前記支持シート上にフィルム状接着剤を形成することで製造できる。
支持シートが前記基材である場合、フィルム状接着剤は、粘着剤組成物に代えて前記接着剤組成物を用いる点以外は、上述のように基材上に粘着剤層を形成する場合と同様の方法で、基材上に形成できる。
支持シートが基材上に粘着剤層を備えたものである場合には、通常は、粘着剤層上に接着剤組成物を直接塗布することは困難である。そこで、この場合には、例えば、剥離材の剥離層表面に接着剤組成物を塗布し、乾燥させることでフィルム状接着剤を形成し、このフィルム状接着剤の剥離材が設けられていない側の露出面を粘着剤層の表面に貼り合わせ、前記剥離材を取り除くなど、フィルム状接着剤を別途形成しておき、これを粘着剤層の表面に貼り合わせる方法で、フィルム状接着剤を基材上に形成することが好ましい。
この場合の粘着剤層及びフィルム状接着剤の形成条件は、上述の方法と同じである。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記フィルム状接着剤複合シートを用いた半導体装置の製造方法であって、前記フィルム状接着剤複合シートを、フィルム状接着剤を介して分割済みの複数個の半導体チップに貼付する工程(以下、「貼付工程」と略記することがある)と、前記半導体チップに貼付した前記フィルム状接着剤複合シートの支持シートに対して、フィルム状接着剤が設けられている側とは反対側から力を加えることで、支持シート越しにフィルム状接着剤に力を加えて、フィルム状接着剤を切断する工程(以下、「切断工程」と略記することがある)と、前記半導体チップとこれに貼付されている切断後の前記フィルム状接着剤を、前記支持シートから引き離す工程(以下、「引き離し工程」と略記することがある)と、を有することを特徴とする。
前記貼付工程においては、前記フィルム状接着剤複合シートを、フィルム状接着剤を介して分割済みの複数個の半導体チップに貼付する。本工程においては、1枚のフィルム状接着剤複合シートのフィルム状接着剤を、複数個の半導体チップの裏面に貼付する。
分割済みの複数個の半導体チップは、例えば、半導体ウエハの前記フィルム状接着剤複合シートの貼付面(裏面)とは反対側の表面から溝を形成し、この溝に到達するまで前記裏面を研削することで作製できる。また、分割済みの複数個の半導体チップは、半導体ウエハの前記表面又はその近傍に、レーザー照射により改質領域を設け、前記裏面を研削して、この研削時の衝撃によって前記改質領域でウエハを破断させることでも作製できる。
前記切断工程においては、前記貼付工程後に、前記半導体チップに貼付したフィルム状接着剤複合シートの支持シートに対して、フィルム状接着剤が設けられている側とは反対側から力を加えることで、支持シート越しにフィルム状接着剤に力を加えて、フィルム状接着剤を切断する。以下、図面を参照しながら、本発明に係る製造方法について説明する。図1は、本発明に係る製造方法における、フィルム状接着剤の切断から、半導体チップの支持シートからの引き離しまでの一実施形態を模式的に例示する断面図である。図1では、フィルム状接着剤複合シートに関わる構成のみ、断面表示している。
ここでは、支持シート11を突き上げる突起811の数が1個である場合を示しているが、2個以上であってもよく、突起811の数は適宜選択すればよい。なお、支持シート11越しにフィルム状接着剤12に力を加える方法としては、例えば、スライダーによる押し上げで力を加える方法等、その他の公知の方法も適宜適用できる。
前記引き離し工程においては、前記切断工程後に、図1(c)に示すように、半導体チップ9とこれに貼付されている切断後のフィルム状接着剤12を、支持シート11から引き離す(ピックアップする)。本工程(引き離し工程)は、通常、前記切断工程後、直ちに連続して行われる。ここでは、半導体装置の製造装置の引き上げ部82によって半導体チップ9を引き上げることにより、この半導体チップ9に貼付されている切断後のフィルム状接着剤12を支持シート11から剥離させる例を示している。このように半導体チップ9を引き上げる方法は、公知の方法でよく、より具体的には、真空コレットにより半導体チップ9の表面を吸着して引き上げる方法等が例示できる。
ここに示すフィルム状接着剤複合シート7は、硬化前のフィルム状接着剤72の破断伸度が本発明の場合よりも大きく、且つ支持シート71とフィルム状接着剤72との界面における剥離力が本発明の場合よりも大きいものである。このようなフィルム状接着剤複合シート7を用いた場合には、典型的には、図2(a)に示すように、フィルム状接着剤72に力を加えても、フィルム状接着剤72は切断されず、また、半導体チップ9を引き上げようとしても、フィルム状接着剤72は支持シート71からは剥離しない。その結果、図2(b)に示すように、半導体チップ9の持ち上げ不良が発生する。
ここに示すフィルム状接着剤複合シート7は、硬化前のフィルム状接着剤72の破断伸度が本発明の場合と同じであり、且つ支持シート71とフィルム状接着剤72との界面における剥離力が本発明の場合よりも大きいものである。このようなフィルム状接着剤複合シート7を用いた場合には、フィルム状接着剤72に力を加えても、フィルム状接着剤72が確実に切断されるとは限らず、例えば、図3(a)に示すように、フィルム状接着剤72の一部に切れ込みが形成されるだけとなることがある。また、フィルム状接着剤72が切断されたとしても、半導体チップ9と同形状となるように目的とする位置で切断されない可能性がある。加えて、フィルム状接着剤72の切断の有無によらず、半導体チップ9を引き上げようとしても、フィルム状接着剤72は支持シート71からは剥離しない。
その結果、例えば、図3(b)に示すように、半導体チップ9の持ち上げ不良が発生する。図3(b)では、フィルム状接着剤72の一部に切れ込みが形成されただけの場合を示している。
ここに示すフィルム状接着剤複合シート7は、硬化前のフィルム状接着剤72の破断伸度が本発明の場合よりも大きく、且つ支持シート71とフィルム状接着剤72との界面における剥離力が本発明の場合と同じであるか、又は本発明の場合よりも小さいものである。このようなフィルム状接着剤複合シート7を用いた場合には、典型的には、フィルム状接着剤72に力を加えても、フィルム状接着剤72は切断されない。そして、半導体チップ9を引き上げることで、図4(a)に示すように、フィルム状接着剤72は、引き上げている半導体チップ9に対応する部位だけでなく、これに隣り合う半導体チップ9に対応する部位でも、支持シート71から剥離してしまう。これらの結果、目的とする半導体チップ9は引き上げることができず、図4(b)に示すように、半導体チップ9の持ち上げ不良が発生する。
ここに示すフィルム状接着剤複合シート7は、硬化前のフィルム状接着剤72の破断伸度が本発明の場合と同じであり、且つ支持シート71とフィルム状接着剤72との界面における剥離力が本発明の場合よりも小さいものである。このようなフィルム状接着剤複合シート7を用いた場合には、典型的には、図5(a)に示すように、フィルム状接着剤72に力を加えることで、フィルム状接着剤72は、目的とする半導体チップ9と、これと隣り合う半導体チップ9とが一体となるように切断され、半導体チップ9を引き上げることで、これら半導体チップ9がフィルム状接着剤72と共に支持シート11から剥離して引き離される。その結果、図5(b)に示すように、ダブルダイが発生する。
なお、ここでは便宜上、支持シート71から引き離された半導体チップ9が3個である場合を示しているが、支持シート71から引き離される半導体チップ9は4個以上等、他の数であることもある。
これに対して、本発明に係るフィルム状接着剤複合シートを用いた場合には、このような工程異常の発生が抑制され、その結果、従来よりも簡略化された方法で安価に半導体装置を製造できる。
[製造例1]
(アクリル重合体の製造)
アクリル酸ラウリル(以下、「LA」と略記する)80質量部、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル(以下、「HEA」と略記する)(20質量部)を原料単量体として、重合反応を行うことで、アクリル系ポリマー(A)を得た。
このアクリル系ポリマー(A)に、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(以下、「MOI」と略記する)(22質量部、HEAに対して約80モル%)、ジブチルスズラウリレート(以下、「DBTL」と略記する)(0.13質量部)を加え、付加反応を行うことで、目的とするアクリル重合体を得た。
各成分の配合比を表1に示す。なお、表1中、「−」は、その成分が未配合であることを意味する。
上記で得られたアクリル重合体(100質量部)に対し、光重合開始剤(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製「イルガキュア651」、ベンジルジメチルケタール)(3質量部)、反応遅延剤としてアセチルアセトン(1質量部)を加えて、メチルエチルケトンで希釈した後、よく撹拌し、さらにここへイソシアネート系架橋剤としてトリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート三量体付加物(日本ポリウレタン社製「コロネートL」)(7.5質量部、アクリル重合体中の残存水酸基1モルに対して、有しているイソシアネート基が1モルとなる量)を加えて23℃で撹拌することで、固形分濃度が25質量%の粘着剤組成物を得た。
各成分の配合比を表1に示す。
基材として単層のエチレン−メタクリル酸共重合体からなる層で構成されたもの(アキレス社製「EANU80−AL−ND」、厚さ80μm)を用い、この基材に対してコロナ照射処理を行った。次いで、剥離フィルム(リンテック社製、SP−PET381031)に上記で得られた粘着剤組成物を塗布し、120℃で1分加熱乾燥させることで、厚さ10μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層を上記の基材のコロナ照射処理面に貼り合わせ、基材上に粘着剤層及び剥離フィルムを備えた支持シートを得た。
[製造例2]
(アクリル重合体の製造)
アクリル酸−2−エチルヘキシル(以下、「2EHA」と略記する)(60質量部)、メタクリル酸メチル(以下、「MMA」と略記する)(30質量部)、HEA(10質量部)を原料単量体として、重合反応を行うことで、アクリル重合体を得た。
各成分の配合比を表1に示す。
このアクリル重合体(84質量部)に対し、イソシアネート系架橋剤(トーヨー・ケム社製「BHS8515」、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート付加物)(16質量部)を加えて、メチルエチルケトンで希釈した後、よく撹拌することで、粘着剤組成物を得た。
各成分の配合比を表1に示す。
基材として単層のエチレン−メタクリル酸共重合体からなる層で構成されたもの(アキレス社製「EANU80−AL−ND」、厚さ80μm)を用い、この基材に対してコロナ放電処理を行った。次いで、剥離フィルム(リンテック社製、SP−PET381031)に上記で得られた粘着剤組成物を塗布し、120℃で1分加熱乾燥させることで、厚さ10μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層を上記の基材のコロナ照射処理面に貼り合わせ、基材上に粘着剤層及び剥離フィルムを備えた支持シートを得た。
[実施例1〜4、比較例1〜4]
(接着剤組成物の製造)
表2及び3に示す量で各成分を配合し、さらに固形分濃度が50質量%となるようにメチルエチルケトンで希釈して、接着剤組成物を得た。
なお、表2及び3中の各成分の略号は、それぞれ以下の意味を有する。また、「−」は、その成分が未配合であることを意味する。
(a)−1:アクリル系樹脂(日本合成化学工業社製「コーポニールN−2359−6」)
(a)−2:熱可塑性樹脂、ポリエステル(東洋紡社製「バイロン220」)
・エポキシ樹脂(b1)
(b1)−1:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製「エピコート834」、分子量470、半固形エポキシ樹脂)
(b1)−2:多官能芳香族エポキシ樹脂(日本化薬社製「EPPN−502H」、軟化点60〜72℃の固形エポキシ樹脂)
(b1)−3:アクリルゴム微粒子を均一に分散させたビスフェノールA型エポキシ樹脂(日本触媒社製「BPA328」、エポキシ当量230±10g/eq、アクリルゴム含有量20±1phr、液状エポキシ樹脂)
(b1)−4:柔軟性骨格が導入されたエポキシ樹脂(DIC社製「EXA4850−150」、分子量900、液状エポキシ樹脂)
(b1)−5:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製「エピコート1055」、分子量1600、軟化点が93℃の固形エポキシ樹脂)
・熱硬化剤(b2)
(b2)−1:ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(明和化成社製「MEH−7851−SS」、軟化点67℃)
(b2)−2:ノボラック型フェノール樹脂(昭和電工社製「BRG−556」、軟化点80℃)
(b2)−3:ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(明和化成社製「MEH−7851−H」、軟化点83℃)
・硬化促進剤(c)
(c)−1:2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール(四国化成工業社製「キュアゾール2PHZ」)
・充填材(d)
(d)−1:球状シリカ(アドマテックス社製「SC2050」)
(d)−2:球状シリカ(アドマテックス社製「SC2050MA」)
・カップリング剤(e)
(e)−1:シランカップリング剤、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社製「KBM−403」)
(e)−2:シランカップリング剤、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(信越シリコーン社製「KBE−403」)
(e)−3:シランカップリング剤、エポキシ基、メチル基及びメトキシ基を含有するシリコーンオリゴマー(信越シリコーン社製「X−41−1056」、エポキシ当量280g/モル)
(e)−4:シランカップリング剤(三菱化学製「MKCシリケートMSEP2」)
(e)−5:シランカップリング剤、3―アニリノプロピルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製「SZ−6083」)
・その他の成分(z)
(h)−1:紫外線硬化性樹脂、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート(日本化薬社製「KAYARAD R−684」)
(i)−1:光開始剤、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製「イルガキュア184」)
ポリエチレンテレフタレート製フィルムの片面が剥離処理された剥離フィルム(リンテック社製「SP−P502010」、厚さ50μm)の前記剥離処理面に、上記で得られた接着剤組成物を塗布し、オーブンを用いて100℃で3分間乾燥させることで、厚さが7μmのフィルム状接着剤を形成した。
[製造例3]
芯材として、上記のフィルム状接着剤複合シートの製造に用いた積層基材(1)と同じものを用意した。
軽剥離タイプの剥離フィルム(リンテック社製「SP−PET3801」、厚さ38μm)の剥離処理面に、強粘着タイプのアクリル系粘着剤(リンテック社製「PA−T1」)を塗布して乾燥させ、形成された厚さが5μmの粘着剤層を上記の芯材と貼り合わせて、片面粘着テープを得た。
アクリル系粘着剤(n−ブチルアクリレート及びアクリル酸を共重合してなる共重合体(n−ブチルアクリレート/アクリル酸=90/10(質量比)、重量平均分子量600,000、ガラス転移温度−44℃))100質量部と、分子量7000のウレタンアクリレートオリゴマー200質量部と、イソシアネート系架橋剤10質量部と、ベンゾフェノン系エネルギー線硬化反応開始剤10質量部とを混合し、エネルギー線硬化型粘着剤組成物を得た。
得られたエネルギー線硬化型粘着剤組成物を、重剥離タイプの剥離フィルム(リンテック社製「SP−PET3811」、厚さ38μm)の剥離処理面に塗布して、90℃で1分乾燥させ、厚さが5μmのエネルギー線硬化型粘着剤層を形成した。次いで、このエネルギー線硬化型粘着剤層を上記の片面粘着テープの芯材と貼り合わせて、厚さが90μmの両面粘着テープとして、リングフレーム用両面粘着部材を作製した。
(評価用試料の作製)
上記で得られたリングフレーム用両面粘着部材を、重剥離タイプの剥離フィルムのみを残すようにして、軽剥離タイプの剥離フィルムからエネルギー線硬化型粘着剤層までの層を直径220mmの円形に打ち抜き、この円形部分を除去した。次いで、円形部分の外周の軽剥離タイプの剥離フィルムを剥離させ、露出した強粘着タイプのアクリル系粘着剤面を、上記で得られたフィルム状接着剤複合シートのフィルム状接着剤に貼り合わせた。
次いで、先に打ち抜いた円形部分に同心円状となるように、また、重剥離タイプの剥離フィルムのみを残すようにして、フィルム状接着剤複合シートの基材から前記エネルギー線硬化型粘着剤層までの層を、直径270mmの円形に打ち抜き、その外周部分を除去した。
以上により、フィルム状接着剤複合シートの外周部に、幅が25mmのリングフレーム用両面粘着部材が設けられた、評価用試料を作製した。
ポリスチレン板からなる硬質支持体の表面に両面テープが貼付されたものを用い、この両面テープに、上記の各実施例及び比較例で得られた、25mm×250mmのフィルム状接着剤複合シートのフィルム状接着剤を重ね合せ、23℃、相対湿度50%の環境下において2kgのゴムローラを、この重ね合せたものの上で一往復させることで、両面テープを介してフィルム状接着剤複合シートを硬質支持体に貼付した。その後、実施例2のフィルム状接着剤複合シートに対しては、紫外線照射装置(リンテック社製「Adwill RAD2000/m12」)を用いて、照度:220mW/cm2、光量:160mJ/cm2の条件で、実施例4のフィルム状接着剤複合シートに対しては、上記と同一の紫外線照射装置を用いて、照度:200mW/cm2、光量:160mJ/cm2の条件で、それぞれ紫外線を照射した。
次いで、この貼付したものを23℃、相対湿度50%の同じ環境下で30分放置した後、測定装置としてオートグラフを用い、フィルム状接着剤複合シートの基材をフィルム状接着剤から300mm/分の速度で180℃の角度で剥離させたときの剥離力(N/25mm)を測定した。結果を表2及び3中の「剥離力」の欄に示す。
ラミネーターを用いて、上記の各実施例及び比較例で得られたフィルム状接着剤を2枚貼り合わせ、さらに同じフィルム状接着剤を貼り合わせることを繰り返して、合計の厚さが203μmとなるようにフィルム状接着剤が積層された積層体を作製した。
次いで、80℃に加熱したホットプレートを用いて、得られた積層体を30秒加熱した。その後、実施例2のフィルム状接着剤複合シートに対してのみ、紫外線照射装置(リンテック社製「Adwill RAD2000/m12」)を用いて、照度:220mW/cm2、光量:160mJ/cm2の条件で紫外線を照射した。次いで、スーパーカッター(荻野精機製作所製「PH1−600」)を用いて、この加熱済みの積層体を30秒以内で裁断し、幅15mm、長さ100 mm、厚さ203μmの試験片を作製した。裁断中に時間が30秒を超えた場合には、一度裁断を中止し、80℃に加熱したホットプレートを用いて、裁断中の前記積層体を再度加熱してから、30秒以内で裁断し、試験片を作製した。このように、前記積層体を加熱後に裁断するのは、試験片の端部に破断の原因となる欠損部が生じないようにするためである。
次いで、万能試験機(島津製作所製「オートグラフAG−IS 500N」)を用い、その固定つかみ器具によって前記試験片を二か所で固定した。このとき、固定つかみ器具の先端部間の距離(試験片の露出部位の長さ、固定箇所間の距離)を75mmとした。そして、引張速度を200mm/分として、この固定箇所間において試験片を引っ張り、試験片の破断伸度(%)を測定した。結果を表2及び3中の「硬化前破断伸度」の欄に示す。
8インチのシリコンウエハを、2mm×2mm、厚さ50μmのチップに個片化し、これらのドライポリッシュ面に、ラミネーターを用いて60℃で、上記のフィルム状接着剤複合シートを用いて得られた評価用試料のフィルム状接着剤を貼付した。その後、実施例2のフィルム状接着剤複合シートに対しては、紫外線照射装置(リンテック社製「Adwill RAD2000/m12」)を用いて、照度:220mW/cm2、光量:160mJ/cm2の条件で、実施例4のフィルム状接着剤複合シートに対しては、紫外線照射装置(リンテック社製「Adwill RAD2000/m12」)を用いて、照度:200mW/cm2、光量:160mJ/cm2の条件で、それぞれ紫外線を照射した。
このようにして、1枚のフィルム状接着剤複合シートのフィルム状接着剤を複数個のチップに貼付したシートに対して、ピックアップ装置(キャノンマシナリー社製「BESTEM−D02」)を用いて、突き上げ量150μm、突き上げ速度20mm/分、持ち上げ待ち時間1秒の条件で、1ピン突き上げ方式で54回、フィルム状接着剤付きチップのピックアップを行った。そして、ピックアップが54回成功した場合には、ピックアップ適性が良好(○)と判定し、ピックアップが1回以上成功しなかった場合には、ピックアップ適性が不良(×)と判定して、不良の場合には、その原因となった異常の内容をダブルダイの発生と持ち上げ不良とに分類し、これら異常の発生回数を数えて、その発生率(%)を算出した。結果を表2及び3に示す。
また、比較例2のフィルム状接着剤複合シートは、前記破断伸度が大き過ぎることにより、フィルム状接着剤を切断できず、持ち上げ不良が発生し、ピックアップ適性が不良であった。
また、比較例3及び4のフィルム状接着剤複合シートは、前記剥離力が大き過ぎることにより、フィルム状接着剤を基材(支持シート)から剥離させることができず、持ち上げ不良が発生し、ピックアップ適性が不良であった。
Claims (8)
- 基材を有する支持シートと、
前記支持シート上に設けられた厚さ1〜50μmの硬化性のフィルム状接着剤と、を備えたフィルム状接着剤複合シートであって、
前記支持シートと前記フィルム状接着剤との界面における剥離力が0.02〜0.2N/25mmであり、
前記フィルム状接着剤は、重合体成分(a)と、エポキシ樹脂(b1)及びフェノール系硬化剤からなるエポキシ系熱硬化性樹脂(b)と、無機充填材と、を含有し、
前記エポキシ樹脂(b1)が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び多官能芳香族エポキシ樹脂であり、
前記支持シートが、基材のみからなり、前記フィルム状接着剤が設けられる側の層の材質がポリエチレンであるか、又は、基材上に粘着剤層を備え、前記粘着剤層が、前記フィルム状接着剤が設けられる側の層であり、
前記フィルム状接着剤における、前記エポキシ系熱硬化性樹脂(b)の含有量の割合が、前記重合体成分(a)の含有量100質量部に対して、500〜800質量部であり、
前記フィルム状接着剤の無機充填材の含有量が、8〜20質量%であり、
前記支持シートが、前記基材上に前記粘着剤層を備えたものであり、前記粘着剤層上に前記フィルム状接着剤が設けられ、前記粘着剤層がエネルギー線の照射により重合する成分を含有している場合には、前記剥離力は、前記フィルム状接着剤複合シートに、照度200mW/cm 2 、光量160mJ/cm 2 の条件で紫外線を照射した後の剥離力であり、
前記フィルム状接着剤は、以下の特性を有するフィルム状接着剤複合シート:
硬化前の前記フィルム状接着剤を、合計の厚さが200μmとなるように積層した積層体の破断伸度が450%以下である。 - 前記フィルム状接着剤がカップリング剤(e)を含有することを特徴とする請求項1に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 前記フィルム状接着剤における、前記カップリング剤(e)の含有量の割合が、前記重合体成分(a)及びエポキシ系熱硬化性樹脂(b)の総含有量100質量部に対して、0.03〜20質量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 前記支持シートが前記基材からなり、前記基材上に前記フィルム状接着剤が直接接触して設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 前記フィルム状接着剤複合シートにエネルギー線を照射していない状態における前記支持シートと前記フィルム状接着剤との界面における剥離力が、0.02〜0.2N/25mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 前記剥離力が0.02〜0.1N/25mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 前記破断伸度が100%以上445%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルム状接着剤複合シート。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のフィルム状接着剤複合シートを、フィルム状接着剤を介して分割済みの複数個の半導体チップに貼付する工程と、
前記半導体チップに貼付した前記フィルム状接着剤複合シートの支持シートに対して、フィルム状接着剤が設けられている側とは反対側から力を加えることで、支持シート越しにフィルム状接着剤に力を加えて、フィルム状接着剤を切断する工程と、
前記半導体チップとこれに貼付されている切断後の前記フィルム状接着剤を、前記支持シートから引き離す工程と、
を有し、
前記フィルム状接着剤を切断する工程において、前記支持シートから引き離す工程での前記支持シートからの引き離しの対象となる前記半導体チップのみを取り囲む箇所で、前記フィルム状接着剤を切断する半導体装置の製造方法。
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