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JP6660861B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液や尿等の生体由来試料を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、試薬を用いて試料中に含まれる被測定物質の定性・定量分析を行うものである。試料に血液、尿などの生体試料を用いる自動分析装置として、生化学分析装置、免疫分析装置などが知られている。
例えば特許文献1には、「従来技術のデバイスの諸問題を軽減すること」を課題とし、「所定の分析を実施するように構成される分析手段を含み、精製水の少なくとも1つのユースポイントを画定する、精製水を使用する種類の分析デバイスであって、前記分析手段のために所定純度を有する精製水を生成するように構成された水精製手段A〜Dをさらに含み、精製水が、精製された直後に分析手段によって取り出されることを特徴とする」分析デバイスが開示されている。当該分析デバイスでは精製手段に紫外線放射酸化処理手段を含み、精製水中のバクテリアのレベルを低く維持することが開示されている。
特開2005−95863号公報
特許文献1の分析システムは所定純度を有する精製水の生成を目的として、循環流路中に紫外線放射酸化処理手段を設けたものである。しかし、特許文献1の分析システムは、試薬中化学物質の、殺菌手段による分解等に由来する試薬特性の変化を、一定範囲に留めることができない。
他方で、自動分析装置では分析用試薬に対する殺菌が必要とされる場合がある。分析用試薬に、殺菌手段により分解する成分が含まれる場合がある。試薬成分の分解は、試薬特性の変化を通じて、分析装置における分析性能の不安定化をもたらす。従って、試薬に対する殺菌を行う一方で、試薬中化学物質の殺菌手段による分解等に由来する試薬特性の変化を一定範囲で留めることによる分析性能の安定化が課題となる。
そこで、本発明は、殺菌と試薬特性変化の抑制との両立により、分析性能の安定化を可能とする自動分析装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る自動分析装置は、試薬に対して殺菌処理を施す殺菌部と、試薬容器内に貯留された試薬を前記殺菌部に移送する流路と、前記流路を介して試薬を移送するポンプと、試薬を利用した分析を行う検出部と、前記殺菌部での殺菌強度が第一の閾値以上第二の閾値以下となる予め定めた範囲内となるように、前記ポンプまたは前記殺菌部の駆動を制御する制御部と、を備えた自動分析装置であって、前記流路は、前記試薬容器から試薬を当該流路内に吸引する吸引口を一端に有し、前記殺菌部で殺菌した後の試薬を前記検出部に移送する他端部を有し、前記殺菌処理は、紫外線の照射またはオゾン処理であり、前記自動分析装置は、前記試薬容器内の試薬液量に相当する値を評価する試薬液量評価システムを有し、前記制御部は、前記試薬液量評価システムにより判断された試薬液量の変動に基づき、前記ポンプまたは前記殺菌部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、殺菌と試薬特性変化の抑制との両立により、分析性能の安定化を可能とする自動分析装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
電気化学発光法を用いる免疫分析装置を模式的に示した上面図である。 図1の免疫分析装置における測定バッファ、洗浄液などの共通試薬の設置位置を模式的に示した側面図である。 参考例における殺菌に関わる構成を示す図である。 実施例における殺菌に関わる構成を示す図である。 試薬液量、未照射日数、総照射量にもとづく紫外光照射量の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る、自動分析装置における殺菌終了後の制御用コンピュータの表示画面の例である。 本発明の実施例に係る、自動分析装置における殺菌終了後の制御用コンピュータの表示画面の例である。
以下、本発明の実施形態を説明する。特に、自動分析装置として免疫分析装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
尚、本発明における「殺菌」は、「微生物を殺す」という意味以外にも「微生物を無害化する」という意味も含む。また、菌や微生物を全滅させるという意味以外にも菌や微生物を減少させるという意味も含む。
<電気化学発光法を用いる免疫分析>
まず、電気化学発光法を用いた免疫分析について、一般的な免疫分析プロトコルであるサンドイッチ法をもとに説明する。なお、本発明は自動分析装置全般に適用可能なものであり、発明の適用範囲を電気化学発光法を用いた免疫分析を行う免疫分析装置に限定するものではない。
電気化学発光法を用いた免疫分析では、抗原抗体反応および磁性粒子を利用して、次に示すような工程で分析が行われることが一般的である。
1)分析対象物質の抗原を含む試料に対して、この抗原と選択的に反応する抗体を修飾した磁性粒子が分散した試薬を混合し、抗原と磁性粒子を抗原抗体反応により結合させる。
2)さらに、分析対象物質の抗原と選択的に反応する抗体を結合した発光標識試薬を混合し、先に磁性粒子と結合させたときとは別の抗原の反応サイトに発光標識分子を結合させる。本工程において、一つの抗原を磁性粒子と発光標識分子の2つの抗体が挟み込む形の免疫複合体が生成する。本方法ではこの免疫複合体を検出物質として用いることから、この方法がサンドイッチ法と呼ばれている。発光標識分子としては、波長620nmに発光ピークを有するトリス(2、2’−ビピリジル)ルテニウム(II)錯体が用いられることが多い。
3)この免疫複合体を分析用セルに導入し、永久磁石を利用して、分析用セル内の作用電極上に磁性粒子を磁気捕捉する。
4)次いで、電気化学発光反応に必要な共反応物質(Co−reactant)を含む測定バッファを分析用セル内に導入し、作用電極上に共反応物質を供給するとともに、試料や免疫反応試薬に由来する分析用セル内の共存物質を系外に排出する。共反応物質としては、トリプロピルアミン(TPA)が用いられることが多い。
5)作用電極に既定の電圧を印加し、免疫複合体に結合している発光標識分子と共反応物質の反応を介して、電気化学発光を生じさせる。
6)光検出部において発光検出を行い、発光検出量から分析対象物質の濃度を決定する。光検出部としては、光電子増倍管(フォトマルチプライヤ、PMT)が用いられることが多い。
<電気化学発光法を用いる免疫分析装置の構成>
図1は、電気化学発光法を用いる免疫分析装置を模式的に示した上面図である。
本装置は、分析動作を行うための分析部101と、装置を制御するための制御部102と、ユーザが装置に情報を入力するための入力部103と、ユーザに情報を表示するための表示部104から構成される。なお、入力部103と表示部104は同一のものであっても良く、その一例としてタッチパネル式のモニタが挙げられる。
本分析装置における分析部101は、試料が含まれる試料容器111を試料分取位置まで搬送するための搬送機構112と、試料を分注するための試料プローブ113と、試料プローブ用のディスポーザブルチップを前記試料プローブ113に装脱着するためのチップ装脱着部114と、前記ディスポーザブルチップを供給するためのチップマガジン115と、反応容器を供給するための反応容器マガジン116と、前記ディスポーザブルチップと前記反応容器を搬送するためのチップ・反応容器搬送機構117と、前記反応容器内の反応液を一定温度で保持可能な開口部118を複数個備えた反応容器保持部119と、測定試薬を含む試薬容器120を保持するための試薬ディスク121と、前記測定試薬を前記反応容器保持部119に分注するための試薬分注プローブ122と、前記試薬分注プローブ122を水や洗浄液で洗浄するための試薬プローブ洗浄部123と、磁性粒子を含む測定試薬を分注前に撹拌するための磁性粒子撹拌機構124と、前記磁性粒子撹拌機構を水や洗浄液で洗浄するための磁性粒子撹拌機構洗浄部125と、電気化学発光検出を行うための分析用セルを備えた検出部131と、前記検出部131に反応容器を搬送するための検出部用反応容器搬送機構132を備える。
図2は、図1の免疫分析装置における測定バッファ、洗浄液などの共通試薬の設置位置を模式的に示した側面図である。
測定バッファ試薬ボトル141、洗浄液ボトル142などの共通試薬を供給するためのボトルは、装置内の下部に保管されている。各試薬は、各ボトル内に挿入される試薬チューブ143、洗浄液チューブ144を通じて、検出部131あるいは各機構に供給される。測定バッファ試薬ボトル141およびその周辺部の殺菌に関わる構成については、参考例及び実施例以降において説明する。
<分析工程の概要>
次に、分析工程の概要について記載する。
まず、反応容器マガジン116より反応容器が反応容器保持部119に設置される。また、磁性粒子撹拌機構124により磁性粒子を含む測定試薬が撹拌され、磁性粒子を当該試薬容器120中で懸濁させる。次に、磁性粒子を含む測定試薬を、試薬分注プローブ122により前記反応容器内に分注して混合し、一定時間反応を行う。この後、試料が含まれる試料容器111が搬送機構112により試料分取位置まで搬送され、チップ装脱着部114にてディスポーザブルチップを装着した試料プローブ113により、試料が反応容器保持部119上の前記反応容器に分注される。その後、反応容器中の液体は検出部用反応容器搬送機構132によって検出部131に搬送され、検出部131内の分析用セルにて電気化学発光反応が行われる。そして、発光データより算出された分析結果が表示部104に表示される。
次に本発明の実施例を説明する前に本発明の参考例を説明する。本参考例では、殺菌と試薬特性変化の抑制との両立により、分析性能の安定化を可能とする免疫分析装置について説明する。
<殺菌に関わる構成>
図3は、参考例における殺菌に関わる構成を示す図である。
免疫分析装置1は図1および図2の免疫分析装置の一部であり、試薬2、試薬貯留部3、流路41、主殺菌部5、ポンプ6、検出部7、および殺菌制御部8を有する。
<試薬>
試薬2は、本参考例では免疫分析装置に用いられる測定バッファ試薬であり、電気化学発光反応に必要な共反応物質(Co−reactant)を含む。試薬2の他の例としては、洗浄液、希釈液、洗剤、緩衝液、試料と反応させる反応試薬(例えば、サンドイッチ法を用いた免疫分析において一般的に用いられる、磁性粒子の結合した抗体を含む溶液、又は発光標識物質の結合した抗体を含む溶液)などが挙げられる。
試薬2は、殺菌対象の流体、例えば溶媒となる純水、緩衝液に加えて、後述する殺菌手段による分解の結果、試薬特性が変化する可能性がある化学物質を含むものとする。分解する化学物質としては、大半の有機物が挙げられる。有機物は炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)、塩素(Cl)等の原子を含む。これら原子間の化学結合の結合エネルギーに対応する波長は殺菌に用いられる波長(180nmから340nm)と同程度である。従って、殺菌手段として紫外線を用いた場合、これら化学物質は分解する可能性がある。典型的な、原子間の化学結合の結合エネルギーに対応する波長と結合エネルギーは、以下のとおりである。例えば、炭素の2重結合(C=C)、酸素の2重結合(O=O)、酸素水素の1重結合(O−H)、炭素及び水素の1重結合(C−H)、炭素の1重結合(C−C)、の波長(結合エネルギー)は、それぞれ、204nm(589kJ/mol)、243nm(492kJ/mol)、262nm(458kJ/mol)、293nm(409kJ/mol)、339nm(353kJ/mol)である。
試薬特性の変化は、FTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)やLC−MS(Liquid Chromatography−Mass Spectrometry)等の材料分析により評価される化学結合や分子量の変化により定義することが可能である。また自動分析装置における吸光度、発光量等のシグナル値の変化によっても定義することが可能である。
<試薬貯留部>
試薬貯留部3は、試薬2を貯留する容器(ボトル)である。本参考例では、複数回の分析動作の結果、試薬2が枯渇した場合には、空の試薬貯留部3と、新しい試薬2で満たされた試薬貯留部3を交換することにより、免疫分析装置に新たな試薬2を供給する。なお、空の試薬貯留部3に対して、外部から新しい試薬2を供給することで、自動分析装置に新たな試薬2を供給する構成としてもよい。
<流路>
流路41は、試薬貯留部3と外部との間に試薬等の流体を流通させる為の配管である。本参考例では、流路41は、試薬貯留部3と、後述する主殺菌部5とポンプ6との間に試薬を流通させるための配管である。また流路41は吸引口10を有し、試薬2は吸引口10より吸引される。
<主殺菌部>
主殺菌部5は、流路41の途中に存在し、流路41を流通する試薬の殺菌を主に行う部材である。主殺菌部5における殺菌手法としては、紫外LED(Light Emitting Diode)または水銀ランプによる紫外光照射、オゾン殺菌などが挙げられる。なお、“主“殺菌部と称したのは、殺菌を行う際に、殺菌作用を補助する構成部材(図示せず)が他にある場合であっても、実際に殺菌作用が主に発揮されるのは、主殺菌部5であるためである。
参考例では、主殺菌部5における殺菌手法として紫外LEDによる紫外光照射を用いる場合を考える。紫外光光源として水銀ランプを用いた場合に比べ、紫外LEDを用いることにより主殺菌部5の小型化が可能となる。紫外LEDからの放射光の中心波長は、殺菌に有用であることが知られている180nmから340nmが望ましい。特に殺菌効率の高い波長である260nm付近、すなわち230nmから290nmであることが望ましい。
また、他の殺菌手法としてオゾン殺菌を用いることが考えられる。この場合、別のオゾン発生器(図示せず)において発生させたオゾンガスを、通気管を通じて、主殺菌部の流路内の試薬に導入することが考えられる。オゾン発生器は、公知の無声放電法によるものが考えられる。オゾン発生器では、オゾンガスの発生量を、オゾン発生器に対する動作時間、あるいは投入電力により制御可能である。
<ポンプ>
ポンプ6は、流路41の吸引口10より試薬貯留部3内の試薬2を吸引し、後述する検出部7へ届ける為の流体搬送用機械である。この流体搬送過程において、殺菌対象である試薬2は主殺菌部5を通過する際に、主殺菌部5において殺菌される。ポンプ6としては、ベローズポンプ、マグネットポンプ、ペリスタティックポンプ、シリンジポンプ等公知の部品を用いることが出来る。また、試薬2は、ポンプ6により、検出部7に届けられる前に一時的な中間貯留部(図示せず)に吐出され、貯留される構成であってもよい。
<検出部>
検出部7は電気化学発光検出を行うための分析用セルを備えており、試薬2を用いて試料の中に含まれる被測定物質の定性・定量分析を行う。
<殺菌制御部>
殺菌制御部8は、主殺菌部5における殺菌強度、すなわち紫外光照射量が、あらかじめ決められた値になるようにポンプ6および紫外LEDの動作を制御する。ここで、紫外光照射量とは主殺菌部5における平均的な単位面積当たりの照射エネルギー(Joule/cm)により定義される。
また、殺菌制御部8により制御される、ポンプ6および紫外LEDの動作パラメータは、ポンプ6により流体を流す時間(分)、流量(L/分)、および紫外LEDの電流(A)、電圧(V)、通電時間(分)などである。例えば、ポンプ6により流体を流す時間および紫外LEDへの通電時間を増加させることで、あるいは同時にポンプ6の流量を低減することで、紫外光照射量を増加させることが可能である。また、紫外LEDの電流、電圧の増大によっても、紫外光照射量を増加させることが可能である。
ポンプ6により流体を流す時間および紫外LEDへの通電時間を制御する場合、ポンプ6の流量変更に伴う、ポンプ性能(使用可能流量)の裕度確保が不要となり、低コストでのポンプの選定が可能となる。また紫外LEDの照射強度の変更に伴う制御基板の複雑化を避けられる為、制御基板コストの低減が可能となる。
ポンプ6の流量(L/分)を制御する場合、試薬液量に依らず同じ時間での殺菌強度を変更することが可能である。このため、装置における他の動作プロセスとの時間的な整合性の検討を簡略化できる。
紫外LEDに給電する電流(A)や電圧(V)、通電時間(分)の変更により行ってもよい。これにより、試薬液量に依らず同じ時間で殺菌を実行可能である。
<紫外光照射量の決定>
紫外光照射量は、試薬の殺菌に必要な紫外光照射量以上、かつ試薬特性の変化が許容範囲内となる紫外光照射量以下の範囲となるように決定される。ここで前者、すなわち試薬の殺菌に必要な紫外光照射量を、第1の閾値と称す。また後者、すなわち試薬特性の変化が許容範囲内となる紫外光照射量を、第2の閾値と称す。また、以下では、第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の範囲の殺菌強度(紫外光照射量)での殺菌を単に「適切な強度における殺菌」とも称す。
<第1の閾値>
第1の閾値は、殺菌対象の菌種、主殺菌部5の構成(例えば使用する紫外光の波長、部材の反射率、形状など)、試薬の種類、目標とする生菌生存率などにより異なる。従って、あらかじめ実測、計算、又は文献値により求めておく。例えば、本参考例の構成では典型的な細菌として芽胞形成菌の一種である枯草菌の場合、100mJ/cm程度の照射量により99.9%を不活化する(生菌数を1/1000とする)ことが可能であった。従って例えば、第1の閾値は100mJ/cmである。
<第2の閾値>
第2の閾値は、試薬成分、特に試薬の化学結合種、主殺菌部5の構成(例えば使用する紫外光の波長、部材の反射率等)により異なる為、予め実測又は計算により求めておく。例えば、ある種の界面活性剤は4000mJ/cmの紫外光照射量により、吸光度の変化が5%認められた。ここで、分析性能への影響が許容できる吸光度変化の範囲を5%とする。従って例えば、第2の閾値は4000mJ/cmである。
<動作パラメータの設計>
ここで、紫外光照射量に対応するポンプ6および紫外LEDの動作パラメータの設計方法の例は以下のとおりである。
紫外光光源が紫外LED (動作時電流=50mA)であり、主殺菌部5を流れる流体(流量=0.2L/分、総液量2L)に対する、一定時間(10分)の紫外光照射量が20mJ/cmであることが分かっている場合を考える。
紫外光照射量の値は、紫外光用光検出器(ホトダイオード、光電子増倍管など)を用いた実験、紫外光照射量に対する生存率が既知の細菌を用いた実験、あるいは光学シミュレーションを用いた計算などにより算出可能である。
このとき、目標の紫外光照射量を第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の値として、例えば200mJ/cm(>第1の閾値)とする。これは上記した元々分かっている紫外光照射量の値の10倍に相当する。このとき、以下の設計方法(またはその組み合わせ)が考えられる。
<第1の設計方法>
まず第1に流体の移動速度の低減が考えられる。そのためには、ポンプ6の流量を1/10倍、すなわち、0.02L/分とすればよい。それに伴い、通液時間が10倍になるため、ポンプ6の動作時間およびLEDの通電時間を10倍、すなわち100分とする必要がある。
<第2の設計方法>
第2に紫外LEDからの単位時間当たりの紫外光量を増加させることが考えられる。そのためには、紫外LEDの動作電流を10倍の500mAとすることが考えられる。紫外LEDには定格電流値があるため、この値を超えないように注意が必要である。
このように、殺菌強度(紫外光照射量)を、第1の閾値以上、かつ第2の閾値以下の範囲となるように設計することにより、試薬に対する細菌の混入及び増殖に由来する、試薬特性の変化及び分析性能(精度、再現性)の低下を抑制することが出来ると同時に、殺菌手段による試薬中の化学物質の分解等による試薬特性の変化及び分析性能(精度、再現性)の低下を一定範囲に留めることが可能となる。
このような構成及び効果は従来技術として知られる水、養液等に対する殺菌技術では得られない。これは、自動分析装置に特有の、分析に関わる試薬を殺菌の対象としている為である。
次に本発明の実施例について説明する。上述の参考例と同様な点については詳細な説明を省略する。本実施例では、循環型流路中の主殺菌部を用いて、殺菌と試薬特性変化の抑制との両立により、分析性能の安定化を可能とする免疫分析装置について説明する。
<殺菌に関わる構成>
図4は、実施例における殺菌に関わる構成を示す図である。
免疫分析装置20は、図1および図2の免疫分析装置の一部であり、試薬2、試薬貯留部3、流路41、流路42、主殺菌部5、ポンプ6、検出部7、殺菌制御部8、試薬液量評価システム9を有する。
参考例との相違点>
図4の免疫分析装置20は、図3の免疫分析装置1の構成に対して、以下の3点の違いを有する。
第1の違いは、流路41を通じて主殺菌部5にて殺菌された試薬2が、再び試薬貯留部3に戻る構成、即ち後述する循環型流路の構成となっている点である。
第2の違いは、試薬貯留部3から検出部7へ試薬2を流通させるための流路42を新たに設けている点である。また、試薬2は、検出部7に届けられる前に一時的な中間貯留部(図示せず)に吐出され、貯留される構成であってもよい。
そして第3の違いは、殺菌制御部8の制御内容を決定するために用いる、試薬液量評価システム9を有する点、である。殺菌制御部8における循環型流路特有の制御内容については後述する。
そのほかの構成で、既に説明した図3に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分の説明は省略する。
<流路>
流路41は吸引口10及び吐出口11を有し、試薬2は吸引口10より吸引され、吐出口11より吐出される。また流路42は試薬貯留部3と検出部7との間における試薬の流通を担う配管である。試薬2の検出部7への吸引はポンプ6とは別のポンプ(図示せず)により行われる。試薬2は、検出部7に届けられる前に一時的な中間貯留部に吐出され、貯留される構成であってもよい。
また流路41は先に述べたように、吸引口10及び吐出口11を有する。また、試薬貯留部3内で 試薬2は、吸引口10より吸引され、吐出口11より吐出される。このような流路の構成を本明細書では循環型流路と称す。
<循環型流路の構成の効果>
次に循環型流路の構成が解決する、参考例のような非循環型流路の構成における課題について説明する。
免疫分析装置においては、試薬貯留部3内に、通常数100テスト分の分析プロセスに相当する試薬2を導入することが多い。他方で、この試薬2が消費されるまでの時間は、分析内容、検出部構成、使用頻度等にもよるが、短い場合には数時間以内、他方で長い場合には数日以上を要する。特に試薬2が消費されるまでの時間が長い場合には、試薬2が検出部7に導入されるまでの数日程度の間に細菌が繁殖し、試薬2に不可逆な特性変化をもたらし、図3の構成のような検出部7への導入直前のみの殺菌では不十分な場合がある。即ち、このような場合、分析を行うタイミングと独立したタイミングにおける、試薬貯留部3内の試薬2に対する殺菌の実施、という新たな課題が発生する。
そこで、循環型流路の構成とすることにより、実際の分析のタイミング、即ち流路42を通じて、試薬2が検出部7に導入されるタイミングよりも前に、分析を行うタイミングとは独立したタイミング、たとえば試薬貯留部3および試薬2を新たに導入した直後などのタイミングにおいて、試薬貯留部3内の試薬2に対する適切な殺菌、即ち試薬特性変化の抑制との両立が可能な殺菌を実施することが可能となる。
<定期的な殺菌>
また循環型流路の構成では、試薬の定期的な殺菌が可能である。これも分析を行うタイミングとは独立したタイミングでの殺菌動作が可能なためである。定期的な殺菌の頻度の例としては、分析動作の有無によらず、毎日1回1時間ずつ、という場合が考えられる。
定期的な殺菌により、細菌増殖の影響を常に一定レベル以下に抑制することが可能となる。以下詳細を説明する。例えば新たな試薬2を含む試薬貯留部3が免疫分析装置20に導入された場合、導入時に一度適切な殺菌強度による殺菌を行うことが考えられる。その後、装置内に設置した状態では、装置内に存在する外部要因由来の汚染源、ないしは使用者の保守作業時に導入された汚染源などにより、設置中の試薬貯留部3内の試薬2に細菌が混入し、分析性能に影響を及ぼす可能性がある。また、たとえ生菌数を1/1000に減らすことが出来たとしても、1個でも残っていれば、環境によってはその1個が元になり、再増殖する可能性がある。これに対して、例えば、免疫分析装置20上において、定期的に、例えば毎日の朝、必要な強度における殺菌を試薬2に行うことが考えられる。これにより、設置後に混入し得る細菌に対する殺菌が可能となり、細菌の分析性能に対する影響を常に一定程度以下に抑制することが可能となる。ここでいう必要な強度における殺菌とは、例えば1日の増殖倍率がXのときに、殺菌率を1/Xあるいはそれ以下とすることに対応する。この様な殺菌強度を選定することにより、毎日の菌の増殖に対して、常に一定以下の菌濃度を保持することが可能となる。
定期的な殺菌の予定は、例えば図1に示す免疫分析装置の入力部103にて、ユーザにより設定される。そして制御部102が、殺菌制御部8へ殺菌動作命令を行うことにより実施される。
<試薬液量評価システム>
試薬液量評価システム9は、試薬貯留部3における試薬2の液量を算出するシステムであり、例えば図1の制御部102の内部にプログラムとして存在する。
液量の算出は、たとえば、試薬貯留部3において新たな試薬2の設置後に実施した分析のテスト数、液面の高さ、または分析回数に対応する任意の動作パラメータ(例えば装置内の、テスト数に関係する吸引ポンプによる吸引回数、吸引液量等)に基づき行われる。なお、図4に示すように、試薬貯留部3内の試薬2の液面の高さは、試薬液量が最大のときの液面12及び試薬液量が最低のときの液面13の範囲内とされる。
試薬液量評価システム9による液量評価を、内部に備える分析テスト数、即ち試薬貯留部3において新たな試薬2の設置後に実施した分析のテスト数、に基づき計算する場合、ソフトウェア上の計算のみで液量の導出が可能である。従って、試薬2の液量評価の為の新たな部品追加は不要である。
また、試薬液量評価システム9による液量評価は、液面検知機構により行ってもよい。適用可能な液面検知機構の種類としては、公知のフロート式、超音波式、静電容量式、圧力式等、が挙げられる。これにより、試薬2の液量が通常の分析プロセス以外で変化する場合、例えば、使用者による何らかの保守作業や、外部からの試薬の追加等により、液量が変化する際など、ソフトウェア上の分析回数に基づく計算値では評価が困難な条件下においても液量の高精度な確認が可能となる。
<循環型流路の構成における殺菌強度制御の必要性>
循環型流路の構成の場合、参考例と異なり、常にあらかじめ定められた、ポンプ6、紫外LEDの動作パラメータを用いることは好適でない場合がある。以下ではその例を説明する。
第1に、同一試薬ボトル中の試薬液体が複数回殺菌される可能性があるため、初期の液量で設定した動作パラメータでの殺菌では、試薬貯留部3の試薬2の液量が減少した場合、試薬2が過剰に殺菌される、という場合である。
第2に、定期的な殺菌を設定した後に、免疫分析装置20の電源が遮断され、殺菌が行えない場合等に、予定していた殺菌動作が未実施であると、電源遮断時の細菌の増殖を踏まえていないために、電源再投入後の殺菌動作における通常の紫外光照射量では不足する場合がある。
第3に、定期的な殺菌により、同一の試薬貯留部3内の試薬2に対して殺菌を複数回行うことになる。従って、総紫外光照射量が、第2の閾値を超える場合がある。
従って、以上のような場合、適切な殺菌強度(紫外光照射量)の制御が必要となる。このためのポンプ6、紫外LEDなどの動作パラメータの制御は、次に説明する通り、殺菌制御部8により行われる。
<紫外光照射量の試薬液量、未殺菌日数、総紫外光照射量にもとづく制御方法>
次に、試薬液量、未殺菌日数、総紫外光照射量にもとづき1回の殺菌動作における殺菌強度、すなわち紫外光照射量を制御する方法の例について説明する。
<初期値>
ポンプ6、紫外LEDなどの動作パラメータは初期値を有する。この初期値は、試薬の種類、試薬の最大液量、主殺菌部5の構成などにもとづき、あらかじめ設定されており、例えば図1の制御部102に記憶されている。
初期値の例として、試薬2が測定バッファ試薬であり、試薬貯留部(ボトル)3の最大(初期)液量が2Lの時を考える。参考例で示した第1の設計方法に従い、例えば紫外LEDの電流の初期値は50mA(定電流駆動とするため電圧設定値は不要とする)、ポンプ6の流量の初期値は0.2L/分、また総液量2Lに対する、殺菌時間(すなわちポンプ6の動作時間および紫外LEDの照射時間)の初期値は100分であり、この1回の殺菌動作における紫外光照射量は200mJ/cmである。この値は第1の閾値(100mJ/cm)以上、第2の閾値(4000mJ/cm)以下である。
<第2の閾値時間>
ここで、後述する制御フローにて用いるために、新たに第2の閾値時間という値を定義する。第2の閾値時間は第2の閾値に相当する紫外光照射量となる殺菌時間で定義される。上記初期値を考慮すると、第2の閾値(4000mJ/cm)に対応する殺菌時間は4000/200×100分=2000分、と算出される。第2の閾値時間も、例えば図1の制御部102に記憶されている。
<制御フロー>
図5は、試薬液量、未殺菌日数、総紫外光照射量にもとづく1回の殺菌動作における紫外光照射量の制御方法を示すフローチャートである。具体的に制御する動作パラメータは、例として、殺菌時間(分)、すなわちポンプ6の動作時間および紫外LEDの照射時間とした。
以下では、例として、毎日1回午前9時から午前10時まで(合計1時間)の間、殺菌動作を行う、という設定をユーザが装置に対して行った場合を考える。
まず定期的な殺菌動作に関するユーザの指示に従い、免疫分析装置の制御部より、殺菌制御部8に対して、同一試薬貯留部(ボトル)3へのk回目の殺菌動作命令が行われる(ステップS501)。
次いで、殺菌制御部8は、試薬液量評価システム9において算出されるボトル内試薬液量V(k)を取得する(ステップS502)。ここでは例えば、V(k)=1Lとする。
次いで、殺菌制御部8は、制御部102にて記憶される、未殺菌日数D(k)を取得する。(ステップS503)。例えば、D(k)=3日とする。未殺菌日数は、前回の(k−1)回目の殺菌を実施したときからの経過日数である。毎日の殺菌を設定する場合、途中での装置電源遮断による殺菌動作の未実施などがなければ、1日経過に対応して、D(k)=1日、となる。また装置電源遮断により前回の殺菌動作から、3日が経過している場合、D(k)=3日、となる。ただしk=1の場合は、試薬貯留部(ボトル)3の設置時からの経過日数とする。また経過日数は、整数でなくともよい。
次いで、殺菌制御部8は、殺菌時間t(k)を式(1)により演算する。(ステップS504)。なお、t(0)は殺菌時間の初期値であり、例えば100分である。また、V(0)はボトル内試薬液量の最大(初期)液量であり、例えば2Lである。ここでは例えばt(k)=100分×1/2×3=150分となる。
Figure 0006660861
ここで、式(1)において、V(k)/V(0)の項は、ボトル内試薬液量がV(k)/V(0)に減少した場合は、殺菌時間もV(k)/V(0)倍に短縮することを意味する。これは試薬液量減少に伴う、試薬の過剰殺菌を避けるためである。また式(1)において、未殺菌日数D(k)に応じて、殺菌時間をD(k)倍することは、未殺菌期間の電源遮断時の細菌の増殖を踏まえて、紫外光照射量を増加させることを意味する。
次いで、殺菌制御部8は、制御部102にて記憶される、同一試薬貯留部(ボトル)設置以降の全ての実施された殺菌動作の殺菌時間および今回行う予定の殺菌動作の殺菌時間の総和、すなわち総殺菌時間T(k)を、式(2)により演算する。(ステップS505)。
Figure 0006660861
次いで、殺菌制御部8は、ステップS505にて演算された、総殺菌時間T(k)を、あらかじめ定めた第2の閾値時間に対して、それ以上か、それ未満かを判定する(ステップS506)。
このステップS506において、総殺菌時間T(k)が第2の閾値時間未満であると判定されたときは、ステップS507(殺菌動作)に処理を進める。ここでは例えば、総殺菌時間T(k)=1500分とすると、第2の閾値時間2000分未満となり、ステップS507の殺菌動作に処理を進める。
これに対し、ステップS506において、総殺菌時間T(k)が第2の閾値時間以上であると判定されたときは、例えば図1に示す免疫分析装置の表示部104に、使用者に対して、試薬貯留部(ボトル)3の交換を促す注意の信号を表示させ、ステップS508に処理を進める(ステップS509)。信号表示の例として、例えば「測定バッファ試薬ボトルを交換して下さい」との文章を表示部104に表示させることが挙げられるが、これに限定されない。
ここでは例えば、総殺菌時間T(k)=2100分とすると、第2の閾値時間2000分以上となり、ステップS507の殺菌動作には処理を進めず、試薬貯留部(ボトル)3の交換を促す注意の信号を表示させる。
次いで、殺菌制御部8は、ポンプ6および紫外LEDの時間以外の動作パラメータ、およびステップS504にて演算された、殺菌時間t(k)を適用し、k回目の殺菌動作を行う(ステップS507)。以上で紫外光照射量の制御を含む、k回目の殺菌動作に関する工程を終了する(ステップS508)。
以上のフローにより、試薬液量、未殺菌日数、総殺菌時間(すなわち対応する総紫外光照射量)にもとづき試薬の殺菌強度、すなわち紫外光照射量を制御し、試薬貯留部3内の試薬2に対する適切な殺菌、即ち試薬特性変化の抑制との両立が可能な殺菌を実施することが可能となる。
<殺菌強度の制御方法>
なお、殺菌強度の制御は、本実施例では、殺菌時間の変更により行ったが、例えば紫外LEDの電流値、その他のポンプ、紫外LEDの動作パラメータで行ってもよい。この場合、殺菌時間t(k)を、総殺菌時間T(k)、第2の閾値時間を各動作パラメータに置き換えて考え、図5と同様のフローに従い、紫外光照射量を制御することが可能となる。
また、本実施例では、定期的な殺菌動作を例としてあげたが、定期的でなくとも任意の複数回の殺菌動作をユーザが装置に設定した場合にも、同様の考え方が適用可能である。また、複数回に限らず、ユーザが単一の殺菌動作を装置に設定した場合でも同様であることは言うまでもない。
<UI表示>
また、これまで説明してきたような殺菌が行われた際には、図1の免疫分析装置における表示部104に、殺菌動作に関する情報を表示することが望ましい。殺菌動作に関する情報とは、例えば適切な強度における試薬の殺菌が完了したこと、又は殺菌処理中に異常を検知したこと、である。また殺菌可能回数の目安として、第2の閾値に対する、現時点までの総紫外光照射量の割合を表示してもよい。
<アラーム表示>
なお、殺菌処理中に異常を検知した、とはポンプ6の動作、ないしは主殺菌部5における動作における異常の検知、何らかのインターロックによる動作停止の検知等である。
ポンプ6の異常動作とは、流路中への気泡混入やポンプ6のモータ動作不具合による流量異常等が挙げられる。これらを検知する公知の部品として、気泡検知装置、流量計が挙げられる。
また主殺菌部5における異常動作とは、例えば殺菌手段として紫外LEDを用いている場合は、紫外LED素子の故障による電流量異常、発熱に伴う電流、発光量の異常が挙げられる。これらを検知する公知の部品として、電流計、温度計が挙げられる。上記した検知部を、例えば装置制御用の回路基板に組み込み、図1の免疫分析装置における表示部104へ、殺菌処理に関する情報を表示することが考えられる。
図6は本実施例の免疫分析装置における殺菌終了後の制御用コンピュータの表示画面の例である。この例では、適切な殺菌が終了したことを示す表示(Appropriate Sterilization has finished.)21を示した。これにより、装置の使用者は、処理状況を認識した上での、分析作業を行うことが可能となる。
図7は本実施例の免疫分析装置における殺菌終了後の制御用コンピュータの表示画面の例である。この例では、殺菌処理中に異常を検知した、ことを示す表示(Abnormal sterilization has detected.)22を示した。これにより、装置の使用者は、処理状況及び、何らかの対策が必要であることを認識できる。
<その他>
前述した各実施の形態においては、各実施形態は、任意に組み合わせて所望の効果を得ることができる。
1,20…免疫分析装置
2…試薬
3…試薬貯留部
41、42…流路
5…主殺菌部
6…ポンプ
7…検出部
8…殺菌制御部
9…試薬液量評価システム
10…吸引口
11…吐出口
12…試薬液量が最大のときの液面
13…試薬液量が最低のときの液面
21,22…免疫分析装置における殺菌終了後の制御用コンピュータの表示画面の例

Claims (12)

  1. 試薬に対して殺菌処理を施す殺菌部と、
    試薬容器内に貯留された試薬を前記殺菌部に移送する流路と、
    前記流路を介して試薬を移送するポンプと、
    試薬を利用した分析を行う検出部と、
    前記殺菌部での殺菌強度が第一の閾値以上第二の閾値以下となる予め定めた範囲内となるように、前記ポンプまたは前記殺菌部の駆動を制御する制御部と、を備えた自動分析装置であって、
    前記流路は、前記試薬容器から試薬を当該流路内に吸引する吸引口を一端に有し、前記殺菌部で殺菌した後の試薬を前記検出部に移送する他端部を有し、
    前記殺菌処理は、紫外線の照射またはオゾン処理であり、
    前記自動分析装置は、前記試薬容器内の試薬液量に相当する値を評価する試薬液量評価システムを有し、
    前記制御部は、前記試薬液量評価システムにより判断された試薬液量の変動に基づき、前記ポンプまたは前記殺菌部を制御する自動分析装置。
  2. 請求項自動分析装置において、
    前記制御部は、試薬容器内の試薬の液量の変動に基づき、前記ポンプの流量、殺菌部で照射する紫外光の強度、または殺菌部で供給されるオゾン量の少なくともいずれかを制御することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項自動分析装置において、
    前記試薬液量評価システムにおける試薬液量評価は、ソフト上の計数値を用いて行う、ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項自動分析装置において、
    前記試薬液量評価システムにおける試薬液量評価は、液面検知機構により行う、ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項自動分析装置において、
    試薬の殺菌は任意の時間間隔で複数回実施される、ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項自動分析装置において、
    試薬の殺菌は所定の時間間隔で定期的に実施される、ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項の自動分析装置において、
    前回殺菌を行った時間を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前回殺菌処理を行った時間から一定以上の時間が経過している場合には、次回実行する殺菌処理における前記ポンプ又は前記殺菌部の駆動を調整することを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、殺菌が行われなかった期間を考慮して殺菌処理の強度を増大するよう調整する自動分析装置。
  9. 請求項1記載の自動分析装置において、
    装置使用者が装置を制御する為の情報を表示する表示画面を有し、
    前記制御部は、適切な試薬の殺菌が行われたこと、又は異常を検知したことを前記表示画面上で表示する、自動分析装置。
  10. 請求項記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、定期的に殺菌部で照射する紫外線照射強度またはオゾン量を、殺菌対象となる菌種の増殖倍率に関連して決定する、自動分析装置。
  11. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記第一の閾値は、殺菌対象となる菌種または試薬の種類に関連して決定される、自動分析装置。
  12. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記第二の閾値は、試薬の成分に関連して決定される、自動分析装置。
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