JP6584018B2 - 報酬予測計算装置、報酬予測計算サーバー、報酬予測計算プログラム及び報酬予測計算方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、発明者らが従来提案した手法は、報酬プランにおいて配当率(掃き出し率D(n))を導入し、一定期間におけるボーナス受取の最高額を制限するようにしたが、柔軟な報酬プランを作成しづらいものであった(特許文献1)。
会員制紹介販売流通組織の会員に対する報酬額を計算してその配当率の予測をする報酬予測計算サーバーであって、
ネットワークを介して端末装置と通信可能であって、
前記端末装置から前記報酬額の計算のための変動条件の送信を受ける条件受信部と、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールと前記受信及び変更に係る変動条件とを記憶する記憶部と、
受信した変動条件又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御部と、
前記受信に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御部の予測評価を繰り返し実行させる繰り返し部と、
前記予測評価に係る配当率を含む表示と該表示に係る決定命令の入力手段の提供を前記端末装置と通信して実行する決定支援部と、
前記端末装置から送信される前記決定命令を受信すると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして送信する出力部と、
を備え、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数と、所与の最高限度額と、所与の報酬基数とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額を算出し、前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額をM円、基本報酬額をh円、報酬基数をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算するように構成されている。
また、報酬基数というパラメータを導入し、商品購入合計個数について報酬基数で離散化して評価した暫定報酬額を算出している。これにより、商品購入合計個数をステップ的に丸めた値に切り下げることができるため、報酬額ひいては配当率を計算するにあたり、報酬基数を変化させることによってその試算が簡単にできる。
さらに、会員組織の階層の浅い古手の会員は報酬の最高限度額を制限し、階層の深い比較的新しい会員は商品購入合計個数に応じた報酬額となる。したがって、比較的高額の報酬を受け取る会員は最高限度額に制限されるものの、最高限度額に達さない、紹介が多くない会員に取っては減額の要素がないため、広く会員の紹介のモチベーションを保つことが容易であり、これを事前に会員に提示することもできるため、受け入れやすい。加えて、統括会社にとっても、最高限度額と報酬基数を同時に動かした場合の配当率の評価を容易に行うことができるため、柔軟な報酬プランを検討することができる。
ここで、配当率は、会員制紹介販売流通組織が受ける当該商品に関する販売額などの配当原資と報酬額の比率をいう(本明細書において、同じ)。この配当原資は、商品そのものの販売額のみならず、会員の入会金のような組織にとって配当原資となる収入を含むものである。また、販売額の全額のみならず、必要な控除をおこなった一部であってもよい。
さらに加えて、階層が無限に深くなっても変動条件(パラメータ)に対応する収束した配当率が求められるので、報酬プランの定量的評価をすることが可能になる。
また、基本報酬額に離散化による評価値をかけて暫定報酬額としているので、報酬額は、最高限度額、報酬基数、基本報酬額の3つを主要なパラメータとして、配当率を変えることができるので、報酬プランの決定が柔軟にできる。
前記報酬額の計算のための変動条件の入力を受ける条件入力手段と、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと、前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと、該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールと、前記入力及び変更に係る変動条件とを記憶する記憶手段と、
前記入力又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御手段と、
前記入力に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御手段の予測評価を繰り返し実行させる繰り返し手段と、
前記予測評価に係る配当率を含む表示と、該表示に係る決定命令の入力手段の提供とを実行する決定支援手段と、
前記決定命令が入力されると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして出力する出力手段として機能させるための報酬予測計算プログラムであって、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数と、所与の最高限度額と、所与の報酬基数とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額を算出し、
前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額をM円、基本報酬額をh円、報酬基数をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算する、ように構成されている。
また、報酬基数というパラメータを導入し、商品購入合計個数について報酬基数で離散化して評価した暫定報酬額を算出している。これにより、商品購入合計個数をステップ的に丸めた値に切り下げることができるため、報酬額ひいては配当率を計算するにあたり、報酬基数を変化させることによってその試算が簡単にできる。
さらに、会員組織の階層の浅い古手の会員は報酬の最高限度額を制限し、階層の深い比較的新しい会員は商品購入合計個数に応じた報酬額となる。したがって、比較的高額の報酬を受け取る会員は最高限度額に制限されるものの、最高限度額に達さない、紹介が多くない会員に取っては減額の要素がないため、広く会員の紹介のモチベーションを保つことが容易であり、これを事前に会員に提示することもできるため、受け入れやすい。加えて、統括会社にとっても、最高限度額と報酬基数を同時に動かした場合の配当率の評価を容易に行うことができるため、柔軟な報酬プランを検討することができる。
さらに加えて、階層が無限に深くなっても変動条件(パラメータ)に対応する収束した配当率が求められるので、報酬プランの定量的評価をすることが可能になる。
また、基本報酬額に離散化による評価値をかけて暫定報酬額としているので、報酬額は、最高限度額、報酬基数、基本報酬額の3つを主要なパラメータとして、配当率を変えることができるので、報酬プランの決定が柔軟にできる。
会員制紹介販売流通組織の会員に対する報酬額を計算してその配当率を予測する報酬予測計算方法において、
前記報酬額の計算のための変動条件を入力する条件入力ステップと、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと、前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと、該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールを記憶する第1記憶ステップと、
前記入力及び変更に係る変動条件を記憶する第2記憶ステップと、
前記入力又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御ステップと、
前記入力に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御ステップの予測評価を繰り返し実行させる繰り返し前記予測評価に係る配当率を含む表示と、該表示に係る決定命令の入力手段の提供とを実行する決定支援ステップと、
前記決定命令が入力されると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして出力する出力ステップと、
を含む報酬予測計算方法であって、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数と、所与の最高限度額と、所与の報酬基数とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額を算出し、前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額をM円、基本報酬額をh円、報酬基数をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算する、ように構成されている。
また、報酬基数というパラメータを導入し、商品購入合計個数について報酬基数で離散化して評価した暫定報酬額を算出している。これにより、商品購入合計個数をステップ的に丸めた値に切り下げることができるため、報酬額ひいては配当率を計算するにあたり、報酬基数を変化させることによってその試算が簡単にできる。
さらに加えて、階層が無限に深くなっても変動条件(パラメータ)に対応する収束した配当率が求められるので、報酬プランの定量的評価をすることが可能になる。
また、基本報酬額に離散化による評価値をかけて暫定報酬額としているので、報酬額は、最高限度額、報酬基数、基本報酬額の3つを主要なパラメータとして、配当率を変えることができるので、報酬プランの決定が柔軟にできる。
(会員制紹介販売組織の組織展開、二分木データ構造)
各実施形態を説明する前に、本発明の報酬予測計算装置等が予測を行う会員制紹介販売組織がマッピングされる二分木データ構造について図7を用いて説明する。会員制紹介販売組織は、報酬計算をするために二分木データ構造にマッピングされている。すなわち、各会員は、二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて階層を構成しており、新しい会員は、このデータ構造のいずれかの箇所に仮想的に配置される。図7に示す黒丸は二分木データ構造の各ノードに配置された会員を示しており、図7は、第1層(根ノード)から第i層を経由して第n層まで会員が充填されて展開した販売組織を示している。なお、黒丸は一部省略している箇所がある。
会員制紹介販売組織においては、統括会社は、会員からの紹介を受けて商品の販売を行い、紹介した会員へ報酬決定ルールに従って報酬を支払う。
会員は、統括会社が取り扱う商品を購入することにより、新しくこの販売組織の会員となって二分木データ構造の一つのノードを占める。そして、このような紹介が連鎖することにより、商品の購入が促進されるとともにその会員のノードの下位に配置された会員が増えるのでより多い報酬を受けとることになる。
このように、会員は紹介を通じて報酬を受けることになるため、紹介を行う動機付けが生じる。同様に、紹介を受けた会員も、それぞれ新たな会員を紹介すると、紹介を通じて報酬を受け取ることができるので、以下、同様に連鎖的に組織が展開される。
本発明で取り扱う報酬予測において、会員制紹介販売組織は、このような二分木データ構造にマッピングされており、第n層まで会員で充たされていることを前提とする(前提1)。以下、便宜上、各ノードから2つに枝分かれした枝について、紙面に向かって左側の枝または下側の枝を左と呼び、右側の枝または上側の枝を右と呼ぶことにする。
この報酬は、一定期間における紹介実績(商品販売実績)を集計して決定する(前提2)。このような「前提」のもとに、以下に示す「報酬決定ルール」により当該期間中に会員が受け取るべき報酬額を決定し、その配当率を計算する。
(装置の機能構成と動作の概要)
図1に、この発明の第1の実施形態である報酬予測計算装置1の機能構成を示したブロック図を示す。条件入力部11、記憶部12、制御部13、繰り返し部14、決定支援部15そして出力部16という機能構成部から構成される
ここで示した機能構成部は、予め組み込まれたファームウエア等の制御プログラムを所定の回路のプロセッサーで実行し、実装された各種デバイスと協働することにより実現される。また、これらのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該プロセッサーによって記録媒体から読み出され、ユーザが操作すること、システムを構成するデバイスからの信号を受信すること等をトリガとして実行される。
図2は、条件入力部11が生成した条件入力画面の一例である。条件入力画面20は、変動条件入力欄21と計算命令入力ボタン22とから構成される。
変動条件入力欄21は、片側報酬基数を入力する片側報酬基数入力欄23、最高限度額を入力する最高限度額入力欄24、そして基本報酬額を入力する基本報酬額欄25から構成される。
計算命令入力ボタン22は、計算命令をポインティングデバイスによるアクションを受けて、計算命令の入力を実行する入力ボタン画像である。
図3は、記憶部に記憶されたルールのデータ構造を示したブロック図である。ルールID31、ルールの名称32そしてルール33という構造である。
ルールIDがR1の欄34に示したルールデータは、配当率の定量評価をして評価値Vを与える評価ルールであり、ここでは配当率が50%未満のときは「魅力なし」との評価を与え、配当率が50%以上95%以内のときは「適正」の評価を与え、そして配当率が95%超えのときは「リスク」の評価を与える。
本発明の評価ルールは、ここで示した評価ルールに限られるものではない。適用する会員制紹介販売組織の性質等に応じて、適宜変更することができる。
なお、本発明の変更ルールは、ここで示した変更ルールに限られるものではない。片側報酬基数aを変更するルールとして他の方式のルールを採用するだけでなく、基本報酬額h、最高報酬限度額M等を変更するルールなどを採用することができる。
たとえば、入力された最高報酬限度額M0に対して、あらかじめ設定したパーセンテージを複数回掛け算して変更最高限度額M1、M2、・・・Mnを生成し、変更変動条件に適用する方式のルール、入力された最高報酬限度額M0に対して、あらかじめ設定した金額を複数回減算して変更最高限度額M1、M2、・・・Mnを生成し、変更変動条件に適用する方式のルールなどが、会員制紹介販売組織の性質等に応じて、適宜採用することができる。
これにより、ユーザは判断の材料となる配当率Fという決定判断のための情報を見ながら、自らの決定を簡単に入力することができるので、ユーザの意思決定を支援することができる。
ここで入力手段として入力デバイスによるアクションを受け付ける入力ボタン表示を採用したが、本発明に係る入力手段はこれに限られるものではない。キーボード等による決定命令等の入力を受け付ける入力欄などを適宜採用することができる。
図4は、決定支援画面を示したイメージ図である。
ここで変動条件表示401は、入力された変動条件を示すものであり、配当率の表示404で示す配当率1は、この変動条件で計算された配当率を示す。決定1ボタン表示407は、配当率1とこれに係る変動条件を決定データとする決定命令を入力するボタンとして機能する。
変動条件表示403は、変更された変動条件を示すものであり、配当率の表示406で示す配当率3は、この変動条件で計算された配当率を示す。決定3ボタン表示409は、配当率3とこれに係る変動条件を決定データとする決定命令を出力部16に入力するボタンとして機能する。
再計算ボタン表示411は、再入力された変動条件412〜414に従って予測計算をするとともに、予測計算に係る配当率の定量評価等の計算を繰り返す再計算命令を制御部13に入力するボタンとして機能する。
図5は、決定データのデータ構造を示したブロック図である。ここでは、データID51、片側報酬基数52、最高限度額53、基本報酬額54そして配当率55というデータ構造が採用される。
図6に、報酬予測計算装置1のハードウェア構成の一例を示す。図6において、CPU600には、メモリ601、ディスプレイ602、キーボード603、記憶部であるハードディスク(HDD)604、DVD/CD−ROMドライブ65が接続されている。
ハードディスク604には、報酬予測プログラム607、報酬決定ルール608、評価ルール609、変更ルール610、OS(オペレーティングシステム)611、変動条件を格納するテーブルファイル612などが記憶されており、最終的に決定された配当率に基づく計算結果ファイル613が格納される。報酬予測プログラム607、報酬決定ルール608、評価ルール609そして変更ルール610は、DVD/CD−ROMドライブ605を介して、DVDまたはCD−ROM606からインストールされたものである。これ以外のメディアであっても、他のインターフェースにより、インストールさせても差し支えない。
また、ここで記憶装置としてハードディスク604を採用したが、これに限るものではなく、CPU600等と接続される他の記憶媒体の読み出し書き出しができるものであればよく、光ディスクやSSD、USBメモリなどであってもよい。
表1に変動条件テーブルファイル612の構成を示す。
報酬決定ルールは、表1に示したパラメータを用いて報酬を算出するに当たり、会員の配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数と、所与の最高限度額と、所与の報酬基数とに基づき、前記配当率の計算が収束するように、階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額を算出し、前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を決定する、というものである。
「報酬決定ルール」は、表1の変動条件テーブルで表される変動条件をパラメータ(変数)として有する。後述のように、このようなパラメータを持つ関数として、階層の深さが第n層まである階層の第i層に仮想的に配置された会員の配当率をF(i)という関数であらわす(1≦i≦n)。
「各会員から分枝する会員数」(番号1)は、二分木データ構造を採用しているため、左の枝と右の枝に対し、それぞれひとりずつとなり、合計2人としている。
「各会員の商品購入個数」(番号2)は、ひとりの会員が一つの商品を購入するとして、1個としている。
「片側報酬基数」(番号3)は、後述のように報酬額の計算をするために当該会員の商品購入合計個数を離散化(量子化)して報酬単位uの数がいくつあるかを決定するパラメータである。「片側」というのは、それぞれの会員から分枝する左右の枝の片側という意味で、実際には二分木データ構造を採用しているので、この2倍が計算上用いる報酬基数gである。なお、*は、積をとることを示す(以下、この明細書において同じ。)。配当率を計算するにあたり、大きな影響を有する基本的なパラメータである。
「集計期間」(番号4)は、報酬を計算するための期間であり、この期間の商品購入個数を基礎として報酬が計算される。
「最高限度額」(番号5)は、「集計期間」中に1人の会員が受け取る報酬の最高限度額をいう。これをM(円)とする。
「基本報酬額」(番号6)は、上記の報酬単位uごとに支払う報酬額であり、基本報酬額と報酬単位を掛け合わせたものが、後述の暫定報酬額となる。これをh(円)とする。
「商品単価」(番号7)は、新しい会員が購入する商品ひとつの価格であり、これをA(円)とする。
「入会金」(番号8)は、新しい会員が入会する際に統括会社に支払うものである。これをb(円)とする。
「階層の深さ」(番号9)は、会員制紹介販売流通組織が二分木データ構造に展開されたときの根ノード(トップ)から数えた階層の番号をいい、これをnとする。
報酬決定ルールは、会員が報酬を受ける条件として、後述の商品購入合計個数S(i)を、報酬基数g(=2*a)で割り、その商を報酬単位u(i)として、報酬単位1単位あたりの基本報酬額をh円として、基本報酬額と報酬単位u(i)を乗じた積を暫定報酬額P(i)と計算している。すなわち、商品購入合計個数S(i)を報酬基数g(=2*a)でデジタル化(量子化)されてステップ状に計算される。このようにすることで、最初のステップに達することができない場合、すなわち、商品購入合計個数S(i)が報酬基数gの数を下回ると報酬額は0になり、報酬が支払われない。商品購入合計個数S(i)が報酬額にそのまま比例するのではなく、商品購入合計個数について離散化(量子化)して切り下げるため、一定のステップごとにこれを超えたものについて報酬額が高くなる。各階層でこのような評価が行われる。
また、各ステップは、商品購入合計個数S(i)が報酬基数gの整数倍ごとに基本報酬額h円を支払うようにしているが、このステップの大きさは報酬基数gの整数倍でなくてもよく、各ステップで変化させてもよい。
さらに、報酬決定ルールに沿って詳細に説明する。
図7に示す二分木データ構造はn層からなる階層構造であるから、第1層から始まり、その下に2つに左右に枝分かれした第2層、同じく第2層から2つに左右に枝分かれした第3層、…、同じく第(i−1)層から2つに左右に枝分かれした第i層、…、同じく第(n−1)層から2つに左右に枝分かれした第n層が構成される。
そうすると、表1の変動条件テーブルで示すように、各会員の商品購入個数は1個であるので、第i層の当該会員の下位の(すなわち、傘下の)会員グループの商品購入合計個数(第i層の当該会員自身の商品購入個数1個は含まない。)をS(i)とすると、S(i)は、当該会員のノードから分枝する下位に配された紹介者の人数と一致し、第i層から始まり第n層で終了する二分木データ構造の全体の会員数2n-(i-1)−1から1を減じたものとなるから、(式1)のようになる。なお、第1層から始まり第n層で終了する二分木データ構造の全体の会員数は、20+21+22+…+2(n-1)=2n−1である。
=2n+1-i−2(個) (式1)
しかし、もう少し報酬の敷居を高くして、ある個数を閾値としてその閾値を超えると報酬が支払われるとすると、その閾値の個数まで紹介をしようとするインセンティブが高まることが期待される。そして、その閾値を可変にすることができれば、紹介のインセンティブと報酬とをより繊細に決定することができる。このため、「商品購入合計個数」を報酬基数gで離散化(量子化)して報酬単位u(i)に変換して評価することとした。
そうすると、報酬単位u(i)は、(式2)に示すように、(式1)のS(i)=2n+1-i−2)(個)を、報酬基数gで除した整数部分として表わすことができる。ここで、報酬基数gを片側報酬基数aの2倍の2*aとすると、報酬単位u(i)は、S(i)を2*aで除した整数部分となる。
=INT{S(i)/(2*a)}(単位)
このように考えると、この集計期間中に第i層のひとりの会員が受け取ることになる報酬額P(i)は、(式3)に示すように、基本報酬額h(円)に(式2)の報酬単位u(i)を掛け合わせたものとなる。
第i層のひとりの会員の報酬P(i)は、以上のようにして(式3)に示すように求められるが、nが大きい場合報酬額は指数関数的に大きくなるので、配当率が発散する心配が生じる。そこで発散しないように、報酬額P(i)を暫定報酬額とし、その上限額として最高限度額M(円)を導入する。
この最高限度額Mは、報酬を制限するものであるので、会員にとって、公平感があり受け入れやすいものが望ましい。そこで、まず、上記の暫定報酬額P(i)を計算し、次に、最高限度額を超えたものについてのみ最高限度額に制限することとした。
暫定報酬額P(i)が最高限度額Mに達する層(最初に最高限度額を上回る報酬額となる層)を第n層から数えてm番目の層とすると、mは次の不等式(式4)を充たすkの最小値として求めることができる。
ただし、iは第1層から数え、kは第n層から数えるため、iとkにはi+k=n+1の関係があり、(式1)を考慮すると、(式4)に示されるように、求められたkの最小値であるmは、M、h、a(g)の3つのパラメータで決定され、nによらない。すなわち、mはnに無関係な定数である。
=h*INT{S(i)/g)}
=h*INT{(2n+1-i−2)/g}
=h*INT{(2k−2)/g)} (式4)
[場合1]:
i≦n+1−mの会員については、報酬を最高限度額M円とする。
[場合2]:
i>n+1−mの会員については、報酬を暫定報酬額P(i)=h*INT{(2n+1-i−2)/g}円とする。
報酬基数gは、片側報酬基数aの2倍を採用すると、二分木データ構造において当該会員のノードの左右の枝に属する会員の商品購入個数がa個ずつごとにバランスよく両下層の会員が配置されていることに合致する。また、離散化による評価が直感的で受け入れやすい。
このような場合分けに従って、以下、組織全体の集計期間中の報酬の総額Bを場合1と場合2に分けて算出する。場合1では、会員が属する層によらず、一律に報酬額は最高限度額Mに制限される。場合2では、第i層に属するひとりの会員の報酬額は暫定報酬額P(i)と同額になり、どの層に属するかにより報酬額は異なる。
場合1では、図8に示すように、第n+1−m層からトップである第1層までの会員の報酬は一律最高限度額のM円となる。したがって、次の(式5)に示すように、場合1の総額BMは、M円に第1層から第n+1−m層までの会員数の総和を掛け合わせればよい。
場合2では、各層の会員ひとりの報酬額P(i)は最高限度額Mに達しない。場合2の二分木データ構造の最上位の会員は、図8に示すように、第(n−m+2)層に属する。したがって、この会員とその下位の(傘下の)グループに属する会員全体の報酬総額BP(円)は、第(n−m+2)層から第n層までの各層の会員の報酬額をすべて足し込んだもの(図8の各ハッチングの部分)であるから、式5と同様に考えて、次の式6の第1式のようになり、式2と式3から第2式が導かれる。これをn−m+2=1として書き直すと、n=m−1、n−i+1=m−1、i−1=i−(n−m+2)であるので、第3式に示すようになる。
=M*(2n-m+1−1)+BP*2n-m+1
=(M+BP)*2n-m+1−M (式8)
={(M+BP)*2n-m+1−M}/{(2*A+b)*2n-1−A}*100(%)(式10)
このように計算された配当率F(n)が必ず収束することを示す。(式10)についてnを無限大とした極限値は、次の(式11)のとおりとなる。
図9に報酬予測計算装置の動作をフローチャートにより示す。以下、これに沿って処理の流れを説明する。
第1の実施形態では、ルールやプログラム等を複数記録したデータベースを、処理を行う装置内に格納している。これに限らず、これらデータベースを他の装置に記録したり、通信回線を介してアクセスするようにすることが考えられる。
第2の実施形態では、報酬決定ルール、評価ルールそして変更ルールを、演算プログラムとしてサーバーに実装する。この場合は、端末装置から、変動条件をサーバーに送信して、演算結果を端末装置に送信するので、端末装置からの操作等により簡単に変動条件を変更して配当率を求めることができる。
本実施の形態で求めた配当率と、実績に基づく配当率との差異を定量的に把握することにより、状況に応じたさらに合理的な報酬プランの提供や報酬プランの管理を行うことができるであろう。
本実施形態による報酬予測計算システム1000を図10に示す。この実施形態では、サーバー装置(処理サーバー)1001と端末装置1002、1003そして1004が、インターネット1005を介して接続されている。サーバー装置1001は、報酬予測計算プログラム、報酬決定ルール、評価ルール及び変更ルールを格納しており、ウェブサーバー(クラウドサーバー)として機能するものである。端末装置1002、1003、1004は、サーバー装置1001にアクセスすることにより、報酬予測計算機能を利用することができる。
ここで示した機能構成部は、予め組み込まれたファームウエア等の制御プログラムを所定の回路のプロセッサーで実行し、実装された各種デバイスと協働することにより実現される。また、これらのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該プロセッサーによって記録媒体から読み出され、ユーザが操作すること、システムを構成するデバイスからの信号を受信すること等をトリガとして実行される。
条件受信部1101は、報酬予測計算を行うための変動条件、計算命令などの入力を受け入れる条件入力画面を生成し、ユーザの端末装置に送信し、ユーザからの入力を受信する。
条件入力画面は、第1の実施形態における条件入力部が生成した条件入力画面と同様である。
記憶部に記憶されたルールのデータ構造は、第1の実施形態におけるデータ構造と同様である。
決定データのデータ構造は、第1の実施形態におけるデータ構造と同様である。
ここで端末装置を3台記載しているが、本発明の端末装置の台数はこれに限定されるものではなく、ユーザの数等に応じて適宜変更されうる。
変動条件は、第1の実施形態の表1に示すものと同様である。
図12に、サーバー装置1001の動作とこれに対応する端末装置1002、1003、1004の動作等をフローチャートに示す。
以下、本発明の報酬決定ルールに沿って、配当率を求めた計算例を示す。これは、装置、サーバーのいずれにも該当する。
(計算例1)
報酬決定ルールに沿って、報酬プランの基本形から変動条件を抽出し、配当率Fを算出する。変動条件は、表2のように定めて計算する。
表2に示すように、主要なパラメータである報酬基数g(片側報酬基数a)、最高限度額M,基本報酬額hを抜き出して示すと以下のようになる。
g、a:片側報酬基数aは3個(報酬基数gは6個となる)
M:最高限度額Mは、2,400千円
h:基本報酬額hは、5千円
m=12
となる。そうすると、このmとnの条件のとき、(場合1)の報酬総額BMは、(式5)から、
BM=M*(25−1)
=2,400,000*15=36,000,000(円)
となる。一方、(場合2)のBPは、(式6)から、
BP=h*2,845
=5,000*2,845=14,225,000(円)
となり、(場合2)の報酬総額BRは、(式7)から、
BR=BP*24
=14,225,000*16=227,600,000(円)
となる。したがって、(式8)から、
報酬総額B=BM+BR
=36,000,000+227,600,000
=263,600,000(円)
となる。
これに対し、統括会社の受取総額Iは、(式9)から、
受取総額I=A*(2n−1)+b*2n-1
=(2*A+b)*2n-1−A
=(2*10,000+3,000)*214-10,000
=376,822,000(円)
であるので、(式10)を適用して、配当率F(15)を求めると、
配当率F(15)=(B/I)*100(%)
=(263,600,000/376,822,000)*100(%)
=69.95%
となる。
このような配当は、リスクを抑えた手堅い配当ということができる。
次に、変動条件を変え、片側報酬基数aをa=2とした場合の計算例を示す。
表3に示すように、主要なパラメータである報酬基数g(片側報酬基数a)、最高限度額M,基本報酬額hを抜き出して示すと以下のようになる。
g、a:片側報酬基数aは2個(報酬基数gは4個となる)
M:最高限度額Mは、2,400千円
h:基本報酬額hは、5千円
この条件で階層の深さn=15の場合に、(式10)を適用して、配当率を求めると次の結果を得る。この場合は、計算例1と同様に計算をすると、m=11となり、
配当率F(15)=95.9%
となる。
この配当率の数値は、配当の評価としてかなり高く、統括会社としてはリスクが伴うものかもしれない。しかし、過去の傾向や現実の状況により、もっと低い配当率になること(たとえば実績配当率は50%程度と推定できるなど。)が考えられるのであれば、リスクがあるものの訴求力の強い魅力的な報酬プランの一つとして検討することもできるだろう。
さらに、変動条件を変え、a=4とした場合の計算例を示す。これは、会員がより多くの商品を購入するケースである。
表4に示すように、主要なパラメータである報酬基数g(片側報酬基数a)、最高限度額M,基本報酬額hを抜き出して示すと以下のようになる。
g、a:片側報酬基数aは4個(報酬基数gは8個となる)
M:最高限度額Mは、2,400千円
h:基本報酬額hは、5千円
配当率F(15)=47.6%
となる。
この場合、配当率は50%を切っており、実施例2と比べると、リスクは小さいが、いわば魅力のない報酬プランであると評価されるであろう。
第一に、この予測を組織展開の開始前に行うことで、経済状況等諸般の事情を勘案しながら、定量的で信頼のできる指標をもとに報酬プランを弾力的に決定することができる。
第二に、この予測を組織展開の開始以降に行うことで、統括会社全体としての配当率を予測するのにとどまらず、個々の会員の実績値と予測値の差異を評価することにより、活動の活発な拠点組織を見出して全体の組織展開戦略を立てることができ、会員個々の活動の指針を示すこともできる。
11 条件入力部
12 記憶部
13 制御部
14 繰り返し部
15 決定支援部
16 出力部
600 CPU
601 メモリ
602 ディスプレイ
603 キーボード
604 ハードディスク
605 DVD/CD−ROMドライブ
606 CD/DVD
1000 報酬予測計算システム
1001 報酬予測計算サーバー(サーバー装置)
1002、1003、1004 端末装置
1005 インターネット
A 商品単価
a 片側報酬基数
B 決定される報酬額
BM 最高限度額に制限される階層の報酬の総額(場合1)
BR 最高限度額に達さない階層の報酬の総額(場合2)
BP ひとりの会員とその会員から分枝する下位の階層に属する会員全体が受け取る報酬の総額
b 入会金
F(n) 配当率
g 報酬基数
h 基本報酬額
I 統括会社の受取総額
M 最高限度額
P(i) 第i層の当該会員の暫定報酬額
S(i) 第i層の当該会員に関する商品購入合計個数
u(i) 商品購入合計個数がS(i)個の第i層の会員の報酬単位数
V 評価値
Claims (3)
- 会員制紹介販売流通組織の会員に対する報酬額を計算してその配当率の予測をする報酬予測計算サーバー(1001)であって、
ネットワーク(1005)を介して端末装置(1002、1003、1004、…)と通信可能であって、
前記端末装置から前記報酬額の計算のための変動条件の送信を受ける条件受信部(1101)と、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールと前記受信及び変更に係る変動条件とを記憶する記憶部(1102)と、
受信した変動条件又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御部(1103)と、
前記受信に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御部の予測評価を繰り返し実行させる繰り返し部(1104)と、
前記予測評価に係る配当率を含む表示と該表示に係る決定命令の入力手段の提供を前記端末装置と通信して実行する決定支援部(1105)と、
前記端末装置から送信される前記決定命令を受信すると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして送信する出力部(1106)と、
を備え、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数(S(i))と、所与の最高限度額(M)と、所与の報酬基数(g)とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額(P(i))を算出し、前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額(P(i))は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額(M)をM円、基本報酬額(h)をh円、報酬基数(g)をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算する、
報酬予測計算サーバー(1001)。 - 会員制紹介販売流通組織の会員に対する報酬額を計算してその配当率の予測をするために、コンピュータを、
前記報酬額の計算のための変動条件の入力を受ける条件入力手段と、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと、前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと、該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールと、前記入力及び変更に係る変動条件とを記憶する記憶手段と、
前記入力又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御手段と、
前記入力に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御手段の予測評価を繰り返し実行させる繰り返し手段と、
前記予測評価に係る配当率を含む表示と、該表示に係る決定命令の入力手段の提供とを実行する決定支援手段と、
前記決定命令が入力されると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして出力する出力手段として機能させるための報酬予測計算プログラムであって、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数(S(i))と、所与の最高限度額(M)と、所与の報酬基数(g)とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額(P(i))を算出し、
前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額(P(i))は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額(M)をM円、基本報酬額(h)をh円、報酬基数(g)をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算する、
報酬予測計算プログラム。 - 会員制紹介販売流通組織の会員に対する報酬額を計算してその配当率を予測する報酬予測計算方法において、
前記報酬額の計算のための変動条件を入力する条件入力ステップと、
前記配当率が収束する報酬決定ルールと、前記予測に係る配当率の定量評価をする評価ルールと、該定量評価の結果に応じて前記変動条件の変更をする変更ルールを記憶する第1記憶ステップと、
前記入力及び変更に係る変動条件を記憶する第2記憶ステップと、
前記入力又は変更に係る変動条件に応じて、前記報酬決定ルールと前記評価ルールに基づき、前記報酬額と配当率の予測を行い、該予測に係る配当率の定量評価を行う予測評価を実行する制御ステップと、
前記入力に係る変動条件を初期値として前記変更ルールに従って変動条件を変更し、前記制御ステップの予測評価を繰り返し実行させる繰り返し前記予測評価に係る配当率を含む表示と、該表示に係る決定命令の入力手段の提供とを実行する決定支援ステップと、
前記決定命令が入力されると、該決定命令に係る配当率と前記表示に係る変動条件とを決定データとして出力する出力ステップと、
を含む報酬予測計算方法であって、
前記報酬決定ルールは、
[1]各会員が二分木データ構造の各ノードにそれぞれ仮想的に配置されて充填された階層を構成するようにマッピングされた配置情報を有し、
[2]各会員の報酬額について、
前記配置情報に基づいてその会員から分枝する下位の階層に属する会員が購入した商品の総個数である商品購入合計個数(S(i))と、所与の最高限度額(M)と、所与の報酬基数(g)とに基づき、
階層ごとに前記商品購入合計個数について前記報酬基数により離散化して評価した暫定報酬額(P(i))を算出し、前記暫定報酬額が前記最高限度額を超えないように前記報酬額を計算し、
前記暫定報酬額(P(i))は、
深さnの階層を有する二分木データ構造の第i階層に属する会員の報酬額について、
前記最高限度額(M)をM円、基本報酬額(h)をh円、報酬基数(g)をg個、各会員の商品購入個数を1個、前記商品購入合計個数をS(i)個、その暫定報酬額をP(i)円、とし、INT{ }は{ }内の数の整数値をとる演算子、*は積算演算記号とした場合に、
P(i)=h*INT{S(i)/g}
であって、
決定される報酬額は、
M≦P(i)かつk+i=n+1
を充たす、kの最小値となる第n層から数えてm番目である階層により場合分けし、
[場合1]:
i≦n+1−mの階層の会員については、報酬額を最高限度額であるM円とし、
[場合2]:
i>n+1−mの階層の会員については、報酬額を暫定報酬額であるP(i)=h*INT{(2 (n+1-i) −2)/g}円として報酬額を計算する、
報酬予測計算方法。
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