JP6540245B2 - 形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 - Google Patents
形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6540245B2 JP6540245B2 JP2015114026A JP2015114026A JP6540245B2 JP 6540245 B2 JP6540245 B2 JP 6540245B2 JP 2015114026 A JP2015114026 A JP 2015114026A JP 2015114026 A JP2015114026 A JP 2015114026A JP 6540245 B2 JP6540245 B2 JP 6540245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- steel plate
- high strength
- strength steel
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
一方、衝撃吸収部材を曲げ半径R(mm)の小さい形状に加工することで、衝撃吸収部材の衝撃吸収特性を高めることができる。このような形状を有する衝撃吸収部材を得るには、形状凍結性に優れた鋼板を用いる必要がある。
しかしながら、非特許文献2に記載されているように、鋼板の降伏応力および強度と、形状凍結性とは、非常に強い逆相関があり、両立が難しい。
しかし、特許文献2〜特許文献4に記載の技術は、形状凍結性の改善に関わる技術ではない。
その結果、金属組織に含まれる未再結晶フェライト相の面積率を20%超、35%以下にすることで、降伏点伸びを4.0%以上、10.0%以下とすることができ、局部的な曲げくびれを起こさずに形状凍結性を高めることが可能であることを見出した。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、その要旨は以下のとおりである。
C :0.03%以上、0.35%以下、
Si:0.01%以上、2.00%以下、
Mn:0.3%以上、4.0%以下、
P :0.001%以上、0.100%以下、
S :0.0005%以上、0.050%以下、
N :0.0005%以上、0.010%以下、
Al:0.01%以上、2.00%以下
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、
金属組織が20%超、35%以下の面積率で未再結晶フェライト相を含有し、
降伏点伸びが4.0%以上、10.0%以下であることを特徴とする形状凍結性に優れた高強度鋼板。
前記未再結晶フェライト粒の連結率が0.50以下であることを特徴とする(1)に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
Cr:0.05%以上、3.0%以下、
Mo:0.05%以上、1.0%以下、
Ni:0.05%以上、3.0%以下、
Cu:0.05%以上、3.0%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
Nb:0.005%以上、0.30%以下、
Ti:0.005%以上、0.30%以下、
V :0.01%以上、0.50%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
B:0.0001%以上、0.100%以下を含有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
Ca:0.0005%以上、0.010%以下、
Mg:0.0005%以上、0.010%以下、
Zr:0.0005%以上、0.010%以下、
REM:0.0005%以上、0.010%以下
の1種または2種以上を含有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
(10) 前記冷却工程の後に、溶融亜鉛めっきを施し、合金化処理を行うことを特徴とする(8)または(9)に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板の製造方法。
未再結晶フェライトは、古くから硬質なフェライトとして認識されていた。このため、未再結晶フェライトは、低コストで鋼板の強度を高める手段として利用されてきた。
本発明者らは、未再結晶フェライトの硬さを最大限に利用しつつ、形状凍結性を高める方策について、鋭意検討を重ねた。
本発明の高強度鋼板の製造方法では、冷間圧延の圧延率を制御するとともに、焼鈍工程における最高温度を、成分組成、熱延鋼板の結晶粒径、冷間圧延での圧延率により決まる再結晶温度に準じて厳密に制御する。
本発明の高強度鋼板は、引張強度が440N/mm2以上であることが好ましい。引張強度が上記範囲内の高強度鋼板は、特に、衝撃吸収部材などの自動車用部材の材料として好適である。
まず、鋼板材質の限定理由について述べる。
本発明の高強度鋼板は、4.0%以上、10.0%以下の降伏点伸びを有する。降伏点伸びを上記範囲とすることによって形状凍結性が改善する理由は明確ではないが、降伏点現象はひずみの局所化を促進するため、降伏点伸びが十分に大きいと板厚全面で降伏現象が起こるためであると推定される。
Cは、鋼の強化に寄与する。C含有量は、強度を確保するために0.03%以上必要であり、0.04%以上であることが好ましい。一方で、鋼の加工性に影響を及ぼす元素であり、C含有量が多くなると、加工性が劣化する。C含有量が0.35%を超えると、第2相としてベイナイトやパーライト、マルテンサイトが多量に発生し、これらが未再結晶フェライトと相互に影響して伸びが低下する。また、C含有量が0.35%を超えると、有害な炭化物(セメンタイト)の生成により穴広げ性が著しく低下する。このため、C含有量は0.35%以下とする。但し、特に高い穴拡げ性が要求される場合、C含有量を0.10%以下とすることが望ましい。
Ti、Nb、Vは、いずれも炭化物を形成し、強度の増加に有効である。この効果を有効に発揮させるためには、Ti、Nb、Vの1種または2種以上を添加する必要がある。また、Ti、Nb、Vは、再結晶を遅らせ、未再結晶フェライトの形成に寄与する。これらの効果を得るためには、Tiは0.005%以上、Nbは0.005%以上、Vは0.01%以上の添加が必要である。しかし、Ti、Nb、Vの添加が過度になると、析出強化により降伏点伸びが劣化する。このため、Tiの含有量は0.30%以下、Nbの含有量は0.30%以下、Vの含有量は0.50%以下とする。
Niは、Cuを添加したときの熱間割れを抑制する元素である。この効果を得るためには、Niを0.05%以上添加することが望ましい。但し、多量のNiの添加は、Cu同様に焼き入れ性を増加させ、延性が低下する。このため、Ni含有量の上限を3.0%とする。
本発明において、最も重要な特徴のひとつが未再結晶フェライト相の面積率である。降伏点伸びを増加させるには、未再結晶フェライト相を多く含有するとよい。しかし、未再結晶フェライト相が多すぎると、降伏点伸びが大きくなりすぎて加工時に局部的な曲げくびれが発生しやすくなる。このため、未再結晶フェライト相の面積率は20%超、35%以下とする必要がある。特に、鋼板が加工の厳しい条件で用いられるものである場合には、未再結晶フェライト相の面積率を30%以下とすることが望ましい。
本発明の高強度鋼板に含まれる未再結晶フェライト相の面積率は、以下に示す方法により求める。
圧延方向に平行な板厚断面を観察面として試料を採取し、観察面を研磨、ナイタールエッチ、必要に応じてレペラーエッチを行ってから光学顕微鏡で観察し、写真を撮影する。得られた顕微鏡写真を画像解析することによって、フェライト相と、フェライト相以外とを区別して、フェライト相の面積率を算出する。なお、フェライト相の面積率は、顕微鏡写真の1つの視野を縦200μm横200μm以上の面積とし、視野の異なる10以上の顕微鏡写真をそれぞれ画像解析してフェライト相の面積率を算出し、これを平均することにより求める。
未再結晶フェライト粒の長軸の長さは、2次元の光学顕微鏡またはEBSPにおける結晶方位解析から得られる未再結晶フェライト粒の観察結果を用いて測定する。ただし、2つ以上の未再結晶フェライト粒が接して存在していて、以下に示す条件を満たす場合、2つ以上の未再結晶フェライト粒の塊の一部または全部を1つの未再結晶フェライト粒として取り扱う。すなわち、互いに接して存在している未再結晶フェライト粒のうち界面の長さが短い方の界面の長さに対して、未再結晶フェライト粒同士の界面の長さが1/5以上である場合である。この場合の未再結晶フェライト粒の長軸の長さは、未再結晶フェライト粒の塊の長軸の長さと定義する。
未再結晶フェライト粒の連結率とは、未再結晶フェライト粒と隣り合う結晶粒の総数Aのうち、未再結晶フェライト粒と隣り合う結晶粒が他の未再結晶フェライト粒である数Bの割合(B/A)である。未再結晶フェライト粒の連結率は、2箇所以上の未再結晶フェライト相のそれぞれについて、100個程度の未再結晶フェライト粒の連結率を算出し、それを平均することにより算出した。
なお、合金化されていない溶融亜鉛めっき層では、Fe含有量が13%未満であれば、7%未満であっても溶融亜鉛めっき層を有することによる効果に影響はなく、0%であってもよい。
本発明の高強度鋼板では、溶融亜鉛めっき層上に、塗装性、溶接性を改善する目的で上層めっきを施してもよい。また、本発明の高強度鋼板では、溶融亜鉛めっき層上に、各種の処理、例えば、クロメート処理、りん酸塩処理、潤滑性向上処理、溶接性向上処理等を施してもよい。
本発明の高強度鋼板を製造するには、まず、上記のいずれかの成分組成からなる鋳造スラブを用意する。次いで、鋳造スラブを直接または一旦冷却した後、1100℃以上に加熱し、熱間圧延を実施する。
鋳造スラブの熱処理温度が1100℃未満では、鋳造スラブの均質化および炭窒化物の溶解が不十分となり、強度の低下や加工性の低下を起こす。一方、鋳造スラブの熱処理温度が1300℃を超えると、製造コストが増加するとともに、生産性が低下する。また、熱処理温度が1300℃を超えると、初期のオーステナイト粒径が大きくなることで最終的に混粒になりやすくなり、延性が低下する恐れがある。そこで、鋳造スラブの熱処理温度は、1100℃以上とする必要があり、1300℃未満が望ましい。
Ar3変態温度は、質量%で表したC、Si、P、Al、Mn、Mo、Cu、Cr、Niの含有量、それぞれ(%C)(%Si)(%P)(%Al)(%Mn)(%Mo)(%Cu)(%Cr)(%Ni)を用いて、以下の式により計算すれば良い。また、選択的に添加される元素であるMo、Cu、Cr、Niは、含有量が不純物程度である場合は、0として計算する。
Ar3=901−325×(%C)+33×(%Si)+287×(%P)
+40×(%Al)−92×(%Mn+%Mo+%Cu)−46×(%Cr+%Ni)
焼鈍工程は、本発明の高強度鋼板の金属組織を作りこむうえで、最も重要な工程である。焼鈍工程における最大到達温度(最高温度)は、再結晶温度に対して管理される。すなわち、最大到達温度を、再結晶温度−30℃以下、再結晶温度−60℃以上とする必要がある。最大到達温度が、再結晶温度−30℃を超えると、十分に未再結晶フェライト相を残存させることが困難となる。最大到達温度は、未再結晶フェライトの面積率を確保しやすくするために、再結晶温度の−35℃以下であることが好ましい。また、最大到達温度が、再結晶温度−60℃未満であると、未再結晶フェライト相が残存しすぎて、降伏点伸びが大きすぎるものとなる。最大到達温度は、再結晶温度の−55℃以上であることが好ましい。
「再結晶温度の算出方法」
所定の成分組成、熱延鋼板の結晶粒径、冷間圧延での圧延率で作成した冷延鋼板(冷延まま材)を、ディラトメータにて10℃/sの昇温速度で加熱し、種々の到達温度に達したところで冷却を行って試験体とする。本実施形態では、到達温度を10℃以下のピッチで変化させて、到達温度の異なる複数の試験体を作成する。得られた各試験体の未再結晶フェライト相の面積率を、上述した「未再結晶フェライト相の面積率の算出方法」を用いて調べる。そして、再結晶フェライト相の面積率が98%以上であった試験体の到達温度の最高温度を、再結晶温度とする。
また、複数の試験体の未再結晶フェライト相の面積率に基づいて、成分組成、熱延鋼板の結晶粒径、冷間圧延での圧延率のいずれかの条件(例えば、成分組成)と再結晶温度との関係を示すマップを作成し、これを用いて再結晶温度を決定してもよいし、上記のいずれか1以上の条件と再結晶温度との経験式を作成し、これを用いて再結晶温度を決定してもよい。
冷却工程では、冷却中の組織変化による材質劣化を抑制するため、1℃/秒以上の平均速度で冷却する必要がある。また、200℃/秒を超える平均冷却速度としても、高強度鋼板の特性が大きく変わることはなく、冷却停止温度の精度の低下および冷却コストの増大を生み出す。このため、平均冷却速度の上限を200℃/秒とする。
冷却工程では、冷却停止温度を480℃以下とする。冷却停止温度が480℃を超えるとパーライトの形成により、高強度鋼板の降伏点伸びが著しく劣化する。
さらに、本実施形態では、溶融亜鉛めっきを施した後に、合金化処理を行ってもよい。合金化処理を行う場合には、600℃以下の温度で行うことが好ましい。合金化処理の温度を600℃以下とした場合、冷却工程後の鋼板の金属組織が、合金化処理を行うことによって変化することを抑制でき、好ましい。
表1に示す成分組成の鋼を溶製し、常法に従い連続鋳造法により鋳造スラブとした。
表1において、符号A〜Lの鋼は、成分組成が本発明を満たしている。符号aの鋼はCとCaの含有量、bの鋼はMnとPの含有量、cの鋼はNbの含有量、dの鋼はCの含有量、eの鋼はSiとSの含有量、fの鋼はNとTiの含有量が、それぞれ本発明の範囲外である。
表1〜3においては、本発明範囲から外れる数値にアンダーラインを付している。
表2に、鋳造スラブ加熱温度、Ar3、熱間圧延の仕上温度、冷間圧延の圧延率、焼鈍工程の再結晶温度−最高到達温度(最高温度)、最高温度での保持時間、冷却工程での平均冷却速度、冷却停止温度を示す。
また、溶融亜鉛めっきを施さなかった鋼板については、そのまま供試体として用いた。
表2に、溶融亜鉛めっき層の有無、合金化処理の有無を示す。
また、供試体について、上述した方法を用いて、未再結晶フェライト相の面積率、未再結晶フェライト相中の長軸の長さが50μm以下である未再結晶フェライト粒の面積率、未再結晶フェライト粒の連結率を調べた。その結果を表3に示す。
薄鋼板成形技術研究会編の「プレス成型難易ハンドブック 第3版」(日刊工業新聞社)の131〜133ページに記載のU曲げ試験法に準拠して90度曲げ試験を行った。
そして、開口角度から90度を引いた値(スプリングバック量)が、特許文献1に一般鋼のスプリングバック量と記載しているスプリングバック量(<3.66×TS(引張強度)+3.25)を満たすものを「○」とし、これを上回るものを「×」とした。
また、形状凍結性の評価に用いる試験体を作製する際の加工時に、曲げくびれが発生したものを「※」とし、強度不足により形状凍結性の評価ができなかったものを「−」とした。
その結果を表3に示す。
図1に示すように、成分組成が本発明を満たす場合、未再結晶フェライト相の面積率と降伏点伸びとは、相関関係がある。
図2に示すように、本発明の請求項1および請求項2を満たす発明鋼の供試体(図2および表3の備考における発明鋼1)は、本発明の請求項1を満たし、請求項2を満たさない発明鋼の供試体(図2および表3の備考における発明鋼2)と比較して、降伏応力が同等である供試体では高い伸びが得られることが確認できた。
これに対し、本発明の請求項1を満たさない供試体(表3の備考における比較鋼)のうち、鋼d1以外の供試体は、形状凍結性の評価が×または※であった。また、鋼d1は強度が不足であった。
鋼B1は、冷却工程での平均冷却速度が遅いため、冷却中に金属組織が変化して、未再結晶フェライト相の面積率が小さくなった。その結果、降伏点伸びが不足して、形状凍結性の評価が×になった。
鋼E5は、最高温度が低すぎるため、未再結晶フェライト相の面積率が大きくなって降伏点伸びが大きくなりすぎ、曲げくびれが発生した。
鋼L2は、鋳造スラブ加熱温度が低すぎるため、伸びが低く、降伏点伸びが不足したため、加工硬化が起こらず曲げくびれが発生した。
鋼b1は、MnおよびPの含有量が過剰であるため、伸びが低く、加工硬化が起こらず曲げくびれが発生した。
鋼c1は、Nbの含有量が過剰であるため、未再結晶フェライト相の面積率と降伏点伸びとの相関関係が得られず、未再結晶フェライト相の面積率が大きく、降伏点伸び(YP−El)に比較して、伸びが不足して降伏点伸びが不足し、形状凍結性の評価ができなかった。
鋼e1は、SiおよびSの含有量が過剰であるため、降伏点伸びが不足し、形状凍結性の評価が×になった。
鋼f1は、NおよびTiの含有量が過剰であるため、未再結晶フェライト相の面積率と降伏点伸びとの相関関係が得られず、未再結晶フェライト相の面積率が大きく、降伏点伸びが不足し、形状凍結性の評価が×になった。
Claims (10)
- 質量%で、
C :0.03%以上、0.35%以下、
Si:0.01%以上、2.00%以下、
Mn:0.3%以上、4.0%以下、
P :0.001%以上、0.100%以下、
S :0.0005%以上、0.050%以下、
N :0.0005%以上、0.010%以下、
Al:0.01%以上、2.00%以下
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、
金属組織が20%超、35%以下の面積率で未再結晶フェライト相を含有し、
降伏点伸びが4.0%以上、10.0%以下であることを特徴とする形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - 前記未再結晶フェライト相の70%以上の面積率が、長軸の長さが50μm以下である未再結晶フェライト粒からなり、
前記未再結晶フェライト粒の連結率が0.50以下であることを特徴とする請求項1に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - さらに、質量%で、
Cr:0.05%以上、3.0%以下、
Mo:0.05%以上、1.0%以下、
Ni:0.05%以上、3.0%以下、
Cu:0.05%以上、3.0%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - さらに、質量%で、
Nb:0.005%以上、0.30%以下、
Ti:0.005%以上、0.30%以下、
V :0.01%以上、0.50%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - さらに、質量%で、
B:0.0001%以上、0.100%以下を含有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - さらに、鋼中に質量%で、
Ca:0.0005%以上、0.010%以下、
Mg:0.0005%以上、0.010%以下、
Zr:0.0005%以上、0.010%以下、
REM:0.0005%以上、0.010%以下
の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。 - さらに、表面に溶融亜鉛めっき層を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板。
- 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板の製造方法であって、請求項1、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の成分組成からなる鋳造スラブを1100℃以上に加熱し、熱間圧延を実施し、酸洗を行った後、15%以上の圧延率で冷間圧延を行い、得られた冷延鋼板を再結晶温度−30℃以下、再結晶温度−60℃以上の最高温度にて焼鈍する焼鈍工程を行った後、1℃/秒以上、200℃/秒以下の平均冷却速度で480℃以下まで冷却する冷却工程を行うことを特徴とする形状凍結性に優れた高強度鋼板の製造方法。
- 前記焼鈍工程において、前記最高温度以下、最高温度−30℃以上の温度範囲で15秒以上、250秒以下保持することを特徴とする請求項8に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板の製造方法。
- 前記冷却工程の後に、溶融亜鉛めっきを施し、合金化処理を行うことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の形状凍結性に優れた高強度鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015114026A JP6540245B2 (ja) | 2015-06-04 | 2015-06-04 | 形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015114026A JP6540245B2 (ja) | 2015-06-04 | 2015-06-04 | 形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017002333A JP2017002333A (ja) | 2017-01-05 |
| JP6540245B2 true JP6540245B2 (ja) | 2019-07-10 |
Family
ID=57754682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015114026A Active JP6540245B2 (ja) | 2015-06-04 | 2015-06-04 | 形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6540245B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107475615B (zh) * | 2017-09-23 | 2019-01-25 | 武钢集团昆明钢铁股份有限公司 | 一种160MPa级耐候低屈服点阻尼器用钢板及钢带制备方法 |
| JP7216933B2 (ja) * | 2020-01-08 | 2023-02-02 | 日本製鉄株式会社 | 鋼板およびその製造方法 |
| CN115505833B (zh) * | 2021-06-07 | 2024-03-01 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 屈服强度450MPa级热浸镀铝锌钢板及其制造方法 |
| WO2023026469A1 (ja) * | 2021-08-27 | 2023-03-02 | 日本製鉄株式会社 | 自動車用外板部品、ブランクシート、ブランクシートの製造方法、及びブランクシートの製造設備 |
| KR20230091218A (ko) | 2021-12-15 | 2023-06-23 | 주식회사 포스코 | 우수한 성형성과 높은 항복비를 갖는 고강도 강판 및 그 제조방법 |
| CN114574764B (zh) * | 2022-03-04 | 2022-11-11 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种大马力长寿命耐腐蚀压裂泵阀体用钢及其热处理方法和生产方法 |
| KR20240092658A (ko) | 2022-12-14 | 2024-06-24 | 주식회사 포스코 | 강판 및 그 제조방법 |
| KR20240098916A (ko) | 2022-12-21 | 2024-06-28 | 주식회사 포스코 | 강판 및 그의 제조방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4959418B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-06-20 | 新日本製鐵株式会社 | 高強度冷延鋼板及びその製造方法 |
| JP5088023B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-12-05 | 新日本製鐵株式会社 | 加工性に優れた高強度冷延鋼板及びその製造方法 |
| JP2008156680A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Nippon Steel Corp | 高降伏比を有する高強度冷延鋼板及びその製造方法 |
| JP4926814B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2012-05-09 | 新日本製鐵株式会社 | 降伏点伸びを制御した高強度鋼板とその製造方法 |
| JP5829977B2 (ja) * | 2012-06-05 | 2015-12-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 降伏強度と成形性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 |
| JP5906324B2 (ja) * | 2012-11-14 | 2016-04-20 | Jfeスチール株式会社 | 自動車用衝突エネルギー吸収部材およびその製造方法 |
-
2015
- 2015-06-04 JP JP2015114026A patent/JP6540245B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017002333A (ja) | 2017-01-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101621639B1 (ko) | 강판, 도금 강판 및 그들의 제조 방법 | |
| JP6540245B2 (ja) | 形状凍結性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 | |
| JP6354919B1 (ja) | 薄鋼板およびその製造方法 | |
| JP6696209B2 (ja) | 高強度鋼板の製造方法 | |
| JP7284428B2 (ja) | 鋼板、鋼板の製造方法およびめっき鋼板 | |
| US11643701B2 (en) | High-strength hot-dip galvanized steel sheet and manufacturing method therefor | |
| WO2013103125A1 (ja) | 熱延鋼板およびその製造方法 | |
| WO2011129452A1 (ja) | 成形性および耐衝撃性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
| JP2009209451A (ja) | 加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
| JP2017048412A (ja) | 溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、およびそれらの製造方法 | |
| KR101622499B1 (ko) | 냉연 강판, 도금 강판 및 그들의 제조 방법 | |
| JP6492869B2 (ja) | 溶接性と加工性に優れた高強度冷延鋼板とその製造方法 | |
| JP6384623B2 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
| JP7216933B2 (ja) | 鋼板およびその製造方法 | |
| KR20220060552A (ko) | 냉연강판 및 그 제조 방법 | |
| WO2017168957A1 (ja) | 薄鋼板およびめっき鋼板、並びに、熱延鋼板の製造方法、冷延フルハード鋼板の製造方法、薄鋼板の製造方法およびめっき鋼板の製造方法 | |
| JP6620431B2 (ja) | 加工性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 | |
| JP2018090893A (ja) | 熱延鋼板の製造方法および冷延フルハード鋼板の製造方法 | |
| JP6696208B2 (ja) | 高強度鋼板の製造方法 | |
| JP5141235B2 (ja) | 成形性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
| US12071682B2 (en) | Steel sheet, member, and methods for producing them | |
| CN114585759B (zh) | 高强度钢板和碰撞吸收构件以及高强度钢板的制造方法 | |
| JP6524977B2 (ja) | 高強度鋼板およびその製造方法 | |
| JP2013216936A (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板およびその製造方法 | |
| CN114585758B (zh) | 高强度钢板和碰撞吸收构件以及高强度钢板的制造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180205 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181019 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190109 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190122 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190215 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190514 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190527 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6540245 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |