以下、本願発明の一実施形態に係る処理コンポーネント、処理モジュール、及び、処理方法が図面に基づいて説明される。
<処理装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示すように、処理対象物に処理を行うための処理装置(CMP装置)1000は、略矩形状のハウジング1を備える。ハウジング1の内部は、隔壁1a,1bによって、ロード/アンロードユニット2と、研磨ユニット3と、洗浄ユニット4と、に区画される。ロード/アンロードユニット2、研磨ユニット3、及び洗浄ユニット4は、それぞれ独立に組み立てられ、独立に排気される。また、洗浄ユニット4は、処理装置に電源を供給する電源供給部と、処理動作を制御する制御装置5と、を備える。
<ロード/アンロードユニット>
ロード/アンロードユニット2は、多数の処理対象物(例えば、ウェハ(基板))をストックするウェハカセットが載置される2つ以上(本実施形態では4つ)のフロントロード部20を備える。これらのフロントロード部20は、ハウジング1に隣接して配置され、処理装置の幅方向(長手方向と垂直な方向)に沿って配列される。フロントロード部20には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、又はFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができるようになっている。ここで、SMIF及びFOUPは、内部にウェハカセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
また、ロード/アンロードユニット2には、フロントロード部20の並びに沿って走行機構21が敷設される。走行機構21上には、ウェハカセットの配列方向に沿って移動可能な2台の搬送ロボット(ローダー、搬送機構)22が設置される。搬送ロボット22は、走行機構21上を移動することによって、フロントロード部20に搭載されたウェハカセットにアクセスできるようになっている。各搬送ロボット22は、上下に2つのハンドを備えている。上側のハンドは、処理されたウェハをウェハカセットに戻すときに使用される。下側のハンドは、処理前のウェハをウェハカセットから取り出すときに使用される。このように、上下のハンドを使い分けることができるようになっている。さらに、搬送ロボット22の下側のハンドは、ウェハを反転させることができるように構成されている。
ロード/アンロードユニット2は最もクリーンな状態を保つ必要がある領域であるため、ロード/アンロードユニット2の内部は、処理装置外部、研磨ユニット3、及び、洗浄ユニット4のいずれよりも高い圧力に常時維持されている。研磨ユニット3は、研磨液としてスラリを用いるため最もダーティな領域である。したがって、研磨ユニット3の内部には負圧が形成され、その圧力は洗浄ユニット4の内部圧力よりも低く維持される。ロード/アンロードユニット2には、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ、又は、ケミカルフィルタなどのクリーンエアフィルタを有するフィルタファンユニット(図示せず)が設けられている。フィルタファンユニットからは、パーティクル、有毒蒸気、又は有毒ガスが除去されたクリーンエアが常時吹き出している。
<研磨ユニット>
研磨ユニット3は、ウェハの研磨(平坦化)が行われる領域である。研磨ユニット3は、第1研磨モジュール3A、第2研磨モジュール3B、第3研磨モジュール3C、及び、第4研磨モジュール3Dを備えている。第1研磨モジュール3A、第2研磨モジュール3B、第3研磨モジュール3C、及び第4研磨モジュール3Dは、図1に示すように、処理装置の長手方向に沿って配列される。
図1に示すように、第1研磨モジュール3Aは、研磨面を有する研磨パッド(研磨具)10が取り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハを保持して研磨テーブル30A上の研磨パッド10に押圧しながら研磨するためのトップリング31Aと、研磨パッド10に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル32Aと、研磨パッド10の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ33Aと、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体又は液体(例えば純水)を噴射して研磨面上のスラリや研磨生成物、及びドレッシングによる研磨パッド残渣を除去するアトマイザ34Aと、を備えている。
同様に、第2研磨モジュール3Bは、研磨テーブル30Bと、トップリング31Bと、研磨液供給ノズル32Bと、ドレッサ33Bと、アトマイザ34Bと、を備えている。第3研磨モジュール3Cは、研磨テーブル30Cと、トップリング31Cと、研磨液供給ノズル32Cと、ドレッサ33Cと、アトマイザ34Cと、を備えている。第4研磨モジュール3Dは、研磨テーブル30Dと、トップリング31Dと、研磨液供給ノズル32Dと、ドレッサ33Dと、アトマイザ34Dと、を備えている。
第1研磨モジュール3A、第2研磨モジュール3B、第3研磨モジュール3C、及び第4研磨モジュール3Dは、互いに同一の構成を有しているので、以下、第1研磨モジュール3Aについてのみ説明する。
図2は、第1研磨モジュール3Aを模式的に示す斜視図である。トップリング31Aは
、トップリングシャフト36に支持される。研磨テーブル30Aの上面には研磨パッド10が貼付される。研磨パッド10の上面は、ウェハWを研磨する研磨面を形成する。なお、研磨パッド10に代えて固定砥粒を用いることもできる。トップリング31A及び研磨テーブル30Aは、矢印で示すように、その軸心周りに回転するように構成される。ウェハWは、トップリング31Aの下面に真空吸着により保持される。研磨時には、研磨液供給ノズル32Aから研磨パッド10の研磨面に研磨液が供給された状態で、研磨対象であるウェハWがトップリング31Aにより研磨パッド10の研磨面に押圧されて研磨される。
<搬送機構>
次に、ウェハを搬送するための搬送機構について説明する。図1に示すように、第1研磨モジュール3A及び第2研磨モジュール3Bに隣接して、第1リニアトランスポータ6が配置されている。第1リニアトランスポータ6は、研磨モジュール3A,3Bが配列する方向に沿った4つの搬送位置(ロード/アンロードユニット側から順番に第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4とする)の間でウェハを搬送する機構である。
また、第3研磨モジュール3C及び第4研磨モジュール3Dに隣接して、第2リニアトランスポータ7が配置される。第2リニアトランスポータ7は、研磨モジュール3C,3Dが配列する方向に沿った3つの搬送位置(ロード/アンロードユニット側から順番に第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7とする)の間でウェハを搬送する機構である。
ウェハは、第1リニアトランスポータ6によって研磨モジュール3A,3Bに搬送される。第1研磨モジュール3Aのトップリング31Aは、トップリングヘッドのスイング動作により研磨位置と第2搬送位置TP2との間を移動する。したがって、トップリング31Aへのウェハの受け渡しは第2搬送位置TP2で行われる。同様に、第2研磨モジュール3Bのトップリング31Bは研磨位置と第3搬送位置TP3との間を移動し、トップリング31Bへのウェハの受け渡しは第3搬送位置TP3で行われる。第3研磨モジュール3Cのトップリング31Cは研磨位置と第6搬送位置TP6との間を移動し、トップリング31Cへのウェハの受け渡しは第6搬送位置TP6で行われる。第4研磨モジュール3Dのトップリング31Dは研磨位置と第7搬送位置TP7との間を移動し、トップリング31Dへのウェハの受け渡しは第7搬送位置TP7で行われる。
第1搬送位置TP1には、搬送ロボット22からウェハを受け取るためのリフタ11が配置されている。ウェハは、リフタ11を介して搬送ロボット22から第1リニアトランスポータ6に渡される。リフタ11と搬送ロボット22との間に位置して、シャッタ(図示せず)が隔壁1aに設けられており、ウェハの搬送時にはシャッタが開かれて搬送ロボット22からリフタ11にウェハが渡されるようになっている。また、第1リニアトランスポータ6と、第2リニアトランスポータ7と、洗浄ユニット4と、の間にはスイングトランスポータ12が配置されている。スイングトランスポータ12は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有している。第1リニアトランスポータ6から第2リニアトランスポータ7へのウェハの受け渡しは、スイングトランスポータ12によって行われる。ウェハは、第2リニアトランスポータ7によって第3研磨モジュール3C及び/又は第4研磨モジュール3Dに搬送される。また、研磨ユニット3で研磨されたウェハはスイングトランスポータ12を経由して洗浄ユニット4に搬送される。なお、スイングトランスポータ12の側方には、図示しないフレームに設置されたウェハWの仮置き台180が配置されている。仮置き台180は、第1リニアトランスポータ6に隣接して配置されており、第1リニアトランスポータ6と洗浄ユニット4との間に位置している。
<洗浄ユニット>
図3(a)は洗浄ユニット4を示す平面図であり、図3(b)は洗浄ユニット4を示す側面図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、洗浄ユニット4は、ここではロール洗浄室190と、第1搬送室191と、ペン洗浄室192と、第2搬送室193と、乾燥室194と、バフ処理室300と、第3搬送室195と、に区画されている。なお、研磨ユニット3、ロール洗浄室190、ペン洗浄室192、乾燥室194、及びバフ処理室300の各室間の圧力バランスは、乾燥室194>ロール洗浄室190及びペン洗浄室192>バフ処理室300≧研磨ユニット3とすることができる。研磨ユニットでは研磨液を使用しており、バフ処理室についてもバフ処理液として研磨液を使用することがある。よって、上記のような圧力バランスにすることで、特に研磨液中の砥粒と言ったパーティクル成分の洗浄及び乾燥室への流入を防止することが可能であり、よって洗浄及び乾燥室の清浄度維持が可能となる。
ロール洗浄室190内には、縦方向に沿って配列された上側ロール洗浄モジュール201A及び下側ロール洗浄モジュール201Bが配置されている。上側ロール洗浄モジュール201Aは、下側ロール洗浄モジュール201Bの上方に配置されている。上側ロール洗浄モジュール201A及び下側ロール洗浄モジュール201Bは、洗浄液をウェハの表裏面に供給しながら、回転する2つのロールスポンジ(第1洗浄具)をウェハの表裏面にそれぞれ押し付けることによってウェハを洗浄する洗浄機である。上側ロール洗浄モジュール201Aと下側ロール洗浄モジュール201Bとの間には、ウェハの仮置き台204が設けられている。
ペン洗浄室192内には、縦方向に沿って配列された上側ペン洗浄モジュール202A及び下側ペン洗浄モジュール202Bが配置されている。上側ペン洗浄モジュール202Aは、下側ペン洗浄モジュール202Bの上方に配置されている。上側ペン洗浄モジュール202A及び下側ペン洗浄モジュール202Bは、洗浄液をウェハの表面に供給しながら、回転するペンシルスポンジ(第2洗浄具)をウェハの表面に押し付けてウェハの径方向に揺動することによってウェハを洗浄する洗浄機である。上側ペン洗浄モジュール202Aと下側ペン洗浄モジュール202Bとの間には、ウェハの仮置き台203が設けられている。
乾燥室194内には、縦方向に沿って配列された上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bが配置されている。上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bは、互いに隔離されている。上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bの上部には、清浄な空気を乾燥モジュール205A,205B内にそれぞれ供給するフィルタファンユニット207A,207Bが設けられている。
上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、上側ペン洗浄モジュール202A、下側ペン洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、及び下側乾燥モジュール205Bは、図示しないフレームにボルトなどを介して固定される。
第1搬送室191には、上下動可能な第1搬送ロボット(搬送機構)209が配置される。第2搬送室193には、上下動可能な第2搬送ロボット210が配置される。第3搬送室195には、上下動可能な第3搬送ロボット(搬送機構)213が配置される。第1搬送ロボット209、第2搬送ロボット210、及び、第3搬送ロボット213は、縦方向に延びる支持軸211,212,214にそれぞれ移動自在に支持されている。第1搬送ロボット209、第2搬送ロボット210、及び、第3搬送ロボット213は、内部にモータなどの駆動機構を有しており、支持軸211,212,214に沿って上下に移動
自在となっている。第1搬送ロボット209は、搬送ロボット22と同様に、上下二段のハンドを有している。第1搬送ロボット209は、図3(a)の点線で示すように、その下側のハンドが上述した仮置き台180にアクセス可能な位置に配置されている。第1搬送ロボット209の下側のハンドが仮置き台180にアクセスするときには、隔壁1bに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
第1搬送ロボット209は、仮置き台180、上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、仮置き台204、仮置き台203、上側ペン洗浄モジュール202A、及び、下側ペン洗浄モジュール202B、の間でウェハWを搬送するように動作する。洗浄前のウェハ(スラリが付着しているウェハ)を搬送するときは、第1搬送ロボット209は、下側のハンドを用い、洗浄後のウェハを搬送するときは上側のハンドを用いる。
第2搬送ロボット210は、上側ペン洗浄モジュール202A、下側ペン洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、及び、下側乾燥モジュール205B、の間でウェハWを搬送するように動作する。第2搬送ロボット210は、洗浄されたウェハのみを搬送するので、1つのハンドのみを備えている。図1に示す搬送ロボット22は、上側のハンドを用いて上側乾燥モジュール205A又は下側乾燥モジュール205Bからウェハを取り出し、そのウェハをウェハカセットに戻す。搬送ロボット22の上側ハンドが乾燥モジュール205A,205Bにアクセスするときには、隔壁1aに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
バフ処理室300には、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bが備えられる。第3搬送ロボット213は、上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、仮置き台204、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300B、の間でウェハWを搬送するように動作する。
なお、本実施形態では、洗浄ユニット4内において、バフ処理室300、ロール洗浄室190、及び、ペン洗浄室192、を、ロード/アンロードユニット2から遠い方から順番に並べて配置する例を示したが、これには限られない。バフ処理室300、ロール洗浄室190、及び、ペン洗浄室192の配置態様は、ウェハの品質及びスループットなどに応じて適宜選択し得る。また、本実施形態では、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bを備える例を示すが、これに限らず一方のバフ処理モジュールのみを備えていてもよい。また、本実施形態では、バフ処理室300の他に、ウェハWを洗浄するモジュールとしてロール洗浄モジュール、及び、ペン洗浄モジュールを挙げて説明したが、これに限らず、2流体ジェット洗浄(2FJ洗浄)又はメガソニック洗浄を行うこともできる。2流体ジェット洗浄は、高速気体に乗せた微小液滴(ミスト)を2流体ノズルからウェハWに向けて噴出させて衝突させ、微小液滴のウェハW表面への衝突で発生した衝撃波を利用してウェハW表面のパーティクル等を除去(洗浄)するものである。メガソニック洗浄は、洗浄液に超音波を加え、洗浄液分子の振動加速度による作用力をパーティクル等の付着粒子に作用させて除去するものである。以下、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bについて説明する。上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bは、同様の構成であるため、上側バフ処理モジュール300Aのみ説明する。
<バフ処理モジュール>
図4は、上側バフ処理モジュールの概略構成を示す図である。図4に示すように、上側バフ処理モジュール300Aは、ウェハWが設置されるバフテーブル400と、バフ処理コンポーネント350と、バフ処理液を供給するための液供給系統700と、バフパッド
502のコンディショニング(目立て)を行うためのコンディショニング部800と、を備える。バフ処理コンポーネント350は、ウェハWの処理面にバフ処理を行うためのバフパッド502が取り付けられたバフヘッド500と、バフヘッド500を保持するバフアーム600と、を備える。なお、図4では、バフ処理コンポーネント350の基本的な構成を説明するために、単一のバフアーム600と、単一のバフヘッド500と、を備えるバフ処理コンポーネント350の例を示す。しかしながら、実際には、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、図5以降で説明する構成となる。
バフ処理液は、DIW(純水)、洗浄薬液、及び、スラリのような研磨液、の少なくとも1つを含む。バフ処理の方式としては主に2種類あり、1つは処理対象であるウェハ上に残留するスラリや研磨生成物の残渣といった汚染物をバフパッドとの接触時に除去する方式、もう1つは上記汚染物が付着した処理対象を研磨等により一定量除去する方式である。前者においては、バフ処理液は洗浄薬液やDIW、後者においては研磨液が好ましい。但し、後者においては、上記処理での除去量は例えば10nm未満、好ましくは5nm以下であることが、CMP後の被処理面の状態(平坦性や残膜量)の維持にとっては望ましく、この場合、通常のCMPほどの除去速度が必要ない場合がある。そのような場合、適宜研磨液に対して希釈等の処理を行うことで処理速度の調整を行っても良い。また、バフパッド502は、例えば発泡ポリウレタン系のハードパッド、スウェード系のソフトパッド、又は、スポンジなどで形成される。バフパッドの種類は処理対象物の材質や除去すべき汚染物の状態に対して適宜選択すれば良い。例えば汚染物が処理対象物表面に埋まっている場合は、より汚染物に物理力を作用させやすいハードパッド、すなわち硬度や剛性の高いパッドをバフパッドとして使用しても良い。一方で処理対象物が例えばLow−k膜等の機械的強度の小さな材料である場合、被処理面のダメージ低減のために、ソフトパッドを使用しても良い。また、バフ処理液がスラリのような研磨液の場合、処理対象物の除去速度や汚染物の除去効率、ダメージ発生の有無は単にバフパッドの硬度や剛性だけでは決まらないため、適宜選択しても良い。また、これらのバフパッドの表面には、例えば同心円状溝やXY溝、渦巻き溝、放射状溝といった溝形状が施されていても良い。更に、バフパッドを貫通する穴を少なくとも1つ以上バフパッド内に設け、本穴を通してバフ処理液を供給しても良い。また、バフパッドを例えばPVAスポンジのような、バフ処理液が浸透可能なスポンジ状の材料を使用しても良い。これらにより、バフパッド面内でのバフ処理液の流れ分布の均一化やバフ処理で除去された汚染物の速やかな排出が可能となる。
バフテーブル400は、ウェハWを吸着する機構を有する。また、バフテーブル400は、図示していない駆動機構によって回転軸A周りに回転できるようになっている。また、バフテーブル400は、図示していない駆動機構によって、ウェハWに角度回転運動、又は、スクロール運動をさせるようになっていてもよい。バフパッド502は、バフヘッド500のウェハWに対向する面に取り付けられる。バフヘッド500は、図示していない駆動機構によって回転軸B周りに回転できるようになっている。また、バフヘッド500は、図示していない駆動機構によってバフパッド502をウェハWの処理面に押圧できるようになっている。バフアーム600は、バフヘッド500を矢印Cに示すようにウェハWの半径もしくは直径の範囲内で移動可能である。また、バフアーム600は、バフパッド502がコンディショニング部800に対向する位置までバフヘッド500を揺動できるようになっている。
コンディショニング部800は、バフパッド502の表面をコンディショニングするための部材である。コンディショニング部800は、ドレステーブル810と、ドレステーブル810に設置されたドレッサ820と、を備える。ドレステーブル810は、図示していない駆動機構によって回転軸D周りに回転できるようになっている。また、ドレステーブル810は、図示していない駆動機構によってドレッサ820にスクロール運動をさ
せるようになっていてもよい。ドレッサ820は、表面にダイヤモンドの粒子が電着固定された、又は、ダイヤモンド砥粒がバフパッドとの接触面の全面もしくは一部に配置されたダイヤドレッサ、樹脂製のブラシ毛がバフパッドとの接触面の全面もしくは一部に配置されたブラシドレッサ、又はこれらの組み合わせで形成される。
上側バフ処理モジュール300Aは、バフパッド502のコンディショニングを行う際には、バフパッド502がドレッサ820に対向する位置になるまでバフアーム600を旋回させる。上側バフ処理モジュール300Aは、ドレステーブル810を回転軸D周りに回転させるとともにバフヘッド500を回転させ、バフパッド502をドレッサ820に押し付けることによって、バフパッド502のコンディショニングを行う。コンディショニング条件としては、コンディショニング荷重は〜80Nであり、40N以下であることがバフパッドの寿命の観点からなお良い。また、バフパッド502及びドレッサ820の回転数は500rpm以下での使用が望ましい。なお、本実施形態は、ウェハWの処理面及びドレッサ820のドレス面が水平方向に沿って設置される例を示すが、これに限定されない。例えば、上側バフ処理モジュール300Aは、ウェハWの処理面及びドレッサ820のドレス面が鉛直方向に沿って設置されるように、バフテーブル400及びドレステーブル810を配置することができる。この場合、バフアーム600及びバフヘッド500は、鉛直方向に配置されたウェハWの処理面に対してバフパッド502を接触させてバフ処理を行い、鉛直方向に配置されたドレッサ820のドレス面に対してバフパッド502を接触させてコンディショニング処理を行うことができるように配置される。また、バフテーブル400もしくはドレステーブル810のいずれか一方が鉛直方向に配置され、バフアーム600に配置されたバフパッド502が各テーブル面に対して垂直になるようバフアーム600の全部もしくは一部が回転しても良い。
液供給系統700は、ウェハWの処理面に純水(DIW)を供給するための純水ノズル710を備える。純水ノズル710は、純水配管712を介して純水供給源714に接続される。純水配管712には、純水配管712を開閉することができる開閉弁716が設けられる。制御装置5は、開閉弁716の開閉を制御することにより、任意のタイミングでウェハWの処理面に純水を供給することができる。
また、液供給系統700は、ウェハWの処理面に薬液(Chemi)を供給するための薬液ノズル720を備える。薬液ノズル720は、薬液配管722を介して薬液供給源724に接続される。薬液配管722には、薬液配管722を開閉することができる開閉弁726が設けられる。制御装置5は、開閉弁726の開閉を制御することにより、任意のタイミングでウェハWの処理面に薬液を供給することができる。
上側バフ処理モジュール300Aは、バフアーム600、バフヘッド500、及び、バフパッド502を介して、ウェハWの処理面に、純水、薬液、又はスラリ等の研磨液を選択的に供給できるようになっている。
すなわち、純水配管712における純水供給源714と開閉弁716との間からは分岐純水配管712aが分岐する。また、薬液配管722における薬液供給源724と開閉弁726との間からは分岐薬液配管722aが分岐する。分岐純水配管712a、分岐薬液配管722a、及び、研磨液供給源734に接続された研磨液配管732、は、液供給配管740に合流する。分岐純水配管712aには、分岐純水配管712aを開閉することができる開閉弁718が設けられる。分岐薬液配管722aには、分岐薬液配管722aを開閉することができる開閉弁728が設けられる。研磨液配管732には、研磨液配管732を開閉することができる開閉弁736が設けられる。
液供給配管740の第1端部は、分岐純水配管712a、分岐薬液配管722a、及び
、研磨液配管732、の3系統の配管に接続される。液供給配管740は、バフアーム600の内部、バフヘッド500の中央、及び、バフパッド502の中央を通って延伸する。液供給配管740の第2端部は、ウェハWの処理面に向けて開口する。制御装置5は、開閉弁718、開閉弁728、及び、開閉弁736、の開閉を制御することにより、任意のタイミングで、ウェハWの処理面に純水、薬液、スラリ等の研磨液のいずれか1つ、又はこれらの任意の組み合わせの混合液を供給することができる。
上側バフ処理モジュール300Aは、液供給配管740を介してウェハWに処理液を供給するとともにバフテーブル400を回転軸A周りに回転させ、バフパッド502をウェハWの処理面に押圧し、バフヘッド500を回転軸B周りに回転させながら矢印C方向に揺動することによって、ウェハWにバフ処理を行うことができる。なお、バフ処理における条件であるが、基本的には本処理はメカニカル作用によるディフェクト除去であるものの、一方でウェハWへのダメージの低減を考慮して、圧力は3psi以下、好ましくは2psi以下が望ましい。また、ウェハW及びバフヘッド500の回転数は、バフ処理液の面内分布を考慮して1000rpm以下であることが望ましい。また、バフヘッド500の移動速度は、300mm/sec以下である。しかしながら、ウェハW及びバフヘッド500の回転数及びバフヘッド500の移動距離により、最適な移動速度の分布は異なるため、ウェハW面内でバフヘッド500の移動速度は可変であることが望ましい。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。また、バフ処理液流量としては、ウェハW及びバフヘッド500が高速回転時も十分な処理液のウェハ面内分布を保つためには大流量が良い。しかしその一方で、処理液流量増加は処理コストの増加を招くため、流量としては1000ml/min以下、好ましくは500ml/min以下であることが望ましい。
ここで、バフ処理とは、バフ研磨処理とバフ洗浄処理の少なくとも一方を含むものである。
バフ研磨処理とは、ウェハWに対してバフパッド502を接触させながら、ウェハWとバフパッド502を相対運動させ、ウェハWとバフパッド502との間にスラリ等の研磨液を介在させることによりウェハWの処理面を研磨除去する処理である。バフ研磨処理は、ロール洗浄室190においてロールスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、及び、ペン洗浄室192においてペンスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、よりも強い物理的作用力をウェハWに対して加えることができる処理である。バフ研磨処理によって、汚染物が付着した表層部の除去、研磨ユニット3における主研磨で除去できなかった箇所の追加除去、又は主研磨後のモフォロジー改善、を実現することができる。
バフ洗浄処理とは、ウェハWに対してバフパッド502を接触させながら、ウェハWとバフパッド502を相対運動させ、ウェハWとバフパッド502との間に洗浄処理液(薬液、又は、薬液と純水)を介在させることによりウェハW表面の汚染物を除去したり、処理面を改質したりする処理である。バフ洗浄処理は、ロール洗浄室190においてロールスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、及び、ペン洗浄室192においてペンスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、よりも強い物理的作用力をウェハWに対して加えることができる処理である。
<バフ処理コンポーネント>
<第1実施形態>
次に、バフ処理コンポーネント350の詳細を説明する。図5は、第1実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。なお、以下の説明は、上側バフ処理モジュール300A内のバフ処理コンポーネントについて説明するが、これには限定されない
。すなわち、処理対象物と接触させて相対運動させることによって処理対象物に対して所定の処理を行うためのパッドが取り付けられるヘッドと、ヘッドを保持するためのアームと、を備える処理コンポーネントに対して、以下の実施形態を適用することができる。
図5に示すように、第1実施形態のバフ処理コンポーネント350は、第1バフアーム600−1と、第1バフアーム600−1とは異なる第2バフアーム600−2と、を備える。具体的には、第1バフアーム600−1は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−1を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。第2バフアーム600−2は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−2を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2を備える。
第1バフヘッド500−1は、第1バフアーム600−1の、軸610−1とは反対側の端部620−1に保持される。第2バフヘッド500−2は、第2バフアーム600−2の、軸610−2とは反対側の端部620−2に保持される。
第1バフアーム600−1、及び、第2バフアーム600−2は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、第1バフアーム600−1は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で揺動可能になっている。また、第2バフアーム600−2は、バフ処理を行う際には、第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの周縁部において水平運動可能になっている。
また、図5に示すように、第1バフアーム600−1は、第1バフパッド502−1をコンディショニングするために、第1ドレッサ820−1とウェハWとの間で水平運動可能になっている。同様に、第2バフアーム600−2は、第2バフパッド502−2をコンディショニングするために、第2ドレッサ820−2とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
ここで、図5に示すように、第1バフヘッド500−1は、第1バフパッド502−1が水平運動時にウェハWの中央部と接触するように、第1バフアーム600−1に保持される。また、第2バフヘッド500−2は、第2バフパッド502−2が水平運動時にウェハWの周縁部と接触するように、第2バフアーム600−2に保持される。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmで
あることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。一方で、ウェハWの面内均一性については、逆にバフパッドの径が小さくなるほど、面内均一性が向上する。これは、単位処理面積が小さくなるためである。そこで、本実施形態では、第1バフパッド502−1に加えて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2を採用している。なお、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2の種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によって第1ドレッサ820−1及び第2ドレッサ820−2も異なる種類のものを配置しても良い。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2によって同時にバフ処理を行うことができる。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2を、ドレッサ820−1,820−2によって交互にコンディショニングしながら、バフ処理を行うこともできる。いずれの場合であっても、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
これに加えて、本実施形態によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2によってウェハWの周縁部を主にバフ処理することができる。その結果、本実施形態のバフ処理コンポーネント350によれば、ウェハWの面内均一性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図6は、第2実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図6に示すように、第2実施形態のバフ処理コンポーネント350は、第1バフアーム600−1と、第1バフアーム600−1とは異なる第2バフアーム600−2と、を備える。具体的には、第1バフアーム600−1は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−1を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。第2バフアーム600−2は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−2を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の複数の第2バフパッド502−2,第3バフパッド502−3がそれぞれ取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる複数の第2バフヘッド500−2,第3バフヘッド500−3、を備える。
第1バフヘッド500−1は、第1バフアーム600−1の、軸610−1とは反対側の端部620−1に保持される。第2バフヘッド500−2,第3バフヘッド500−3は、第2バフアーム600−2の、軸610−2とは反対側の端部620−2に保持され
る。
第1バフアーム600−1、及び、第2バフアーム600−2は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、第1バフアーム600−1は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。また、第2バフアーム600−2は、バフ処理を行う際には、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの周縁部において水平運動可能になっている。
また、図6に示すように、第1バフアーム600−1は、第1バフパッド502−1をコンディショニングするために、第1ドレッサ820−1とウェハWとの間で水平運動可能になっている。同様に、第2バフアーム600−2は、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3をコンディショニングするために、第2ドレッサ820−2とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
ここで、図6に示すように、第1バフヘッド500−1は、水平運動時に第1バフパッド502−1がウェハWの中央部と接触するように、第1バフアーム600−1に保持される。また、第2バフヘッド500−2,第3バフヘッド500−3は、水平運動時に第2バフパッド502−2,第3バフパッド502−3がウェハWの周縁部と接触するように、第2バフアーム600−2に保持される。
また、第2バフヘッド500−2,第3バフヘッド500−3は、第2バフパッド502−2,第3バフパッド502−3がウェハWの周縁方向に隣接して水平運動時にウェハWの周縁部に接触するように、第2バフアーム600−2に保持される。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。一方で、ウェハWの面内均一性については、逆にバフパッドの径が小さくなるほど、面内均一性が向上する。これは、単位処理面積が小さくなるためである。そこで、本実施形態では、第1バフパッド502−1に加えて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2,第3バフパッド502−3を採用している。なお、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3のパッド径は同等であっても良いし、より外周までの処理速度の面内均一性を得るべく、いずれか一方のバフパッドの径を他方よりも更に小さくしても良い。また、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッドの種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によって第1ドレッサ820−1及び第2ドレッサ820−2も異なる種類のものを配置しても良い。この場合、図6とは異なり、各バフパッドに対して各ドレッサを有することとなる。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフ
パッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3によって同時にバフ処理を行うことができる。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3を、ドレッサ820−1,820−2によって交互にコンディショニングしながら、バフ処理を行うこともできる。いずれの場合であっても、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
これに加えて、本実施形態によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1と、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3によってウェハWの周縁部を主にバフ処理することができる。その結果、本実施形態のバフ処理コンポーネント350によれば、ウェハWの面内均一性を向上させることができる。さらに、本実施形態によれば、ウェハWの周縁部においては、ウェハWの周縁方向に隣接した第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3を用いてバフ処理を行うことができるので、周縁部における処理レートを向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図7は、第3実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図7に示すように、第3実施形態のバフ処理コンポーネント350は、単一のバフアーム600を備える。具体的には、バフアーム600は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2を備える。
第1バフヘッド500−1及び第2バフヘッド500−2は、バフアーム600の、軸610とは反対側の端部620に保持される。
バフアーム600は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。
また、図7に示すように、バフアーム600は、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をコンディショニングするために、ドレッサ820とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
ここで、第1バフヘッド500−1及び第2バフヘッド500−2は、バフアーム600の水平運動方向に沿って隣接するように、バフアーム600に保持される。バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502
−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動する。その結果、第1バフヘッド500−1は、第1バフパッド502−1がウェハWの中央部と接触するようにバフアーム600に保持される。また、第2バフヘッド500−2は、第2バフパッド502−2が少なくともウェハWの周縁部と接触するようにバフアーム600に保持される。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。一方で、ウェハWの面内均一性については、逆にバフパッドの径が小さくなるほど、面内均一性が向上する。これは、単位処理面積が小さくなるためである。そこで、本実施形態では、第1バフパッド502−1に加えて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2を採用している。なお、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2の種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によってドレッサ820も異なる種類のものを配置しても良い。この場合、図7とは異なり、各バフパッドに対して各ドレッサを有することとなる。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2によって同時にバフ処理を行うことができる。したがって、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、バフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
これに加えて、本実施形態によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2によってウェハWの中央部以外の領域、特に周縁部をバフ処理することができる。その結果、本実施形態のバフ処理コンポーネント350によれば、ウェハWの面内均一性を向上させることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図8は、第4実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図8に示すように、第4実施形態のバフ処理コンポーネント350は、単一のバフアーム600を備える。具体的には、バフアーム600は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2,第3バフパッド502−3が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2,第3バフヘッド500−3を備える。
第1バフヘッド500−1、第2バフヘッド500−2、及び、第3バフヘッド500−3は、バフアーム600の、軸610とは反対側の端部620に保持される。
バフアーム600は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部を通ってウェハWの対向する周縁部間で水平運動可能になっている。
また、図8に示すように、バフアーム600は、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3をコンディショニングするために、ドレッサ820とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
ここで、第1バフヘッド500−1は、バフアーム600の揺動方向の中央部に保持される。第2バフヘッド500−2、及び、第3バフヘッド500−3は、バフアーム600の水平運動方向に沿って第1バフヘッド500−1の両脇に隣接するように、バフアーム600に保持される。バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、水平運動時には、ウェハWの中央部を通ってウェハWの対向する周縁部間で水平運動可能になっている。その結果、第1バフヘッド500−1は、第1バフパッド502−1がウェハWの中央部と接触するようにバフアーム600に保持される。また、第2バフヘッド500−2及び第3バフヘッド500−3は、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3が少なくともウェハWの周縁部と接触するようにバフアーム600に保持される。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。一方で、ウェハWの面内均一性については、逆にバフパッドの径が小さくなるほど、面内均一性が向上する。これは、単位処理面積が小さくなるためである。そこで、本実施形態では、第1バフパッド502−1に加えて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3を採用している。なお、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3のパッド径は同等であっても良いし、より外周までの処理速度の面内均一性を得るべく、いずれか一方のバフパッドの径を他方よりも更に小さくしても良い。また、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッドの種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によってドレッサ820も異なる種類のものを配置しても良い。この場合
、図8とは異なり、各バフパッドに対して各ドレッサを有することとなる。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1、第2バフパッド502−2、及び、第3バフパッド502−3によって同時にバフ処理を行うことができる。したがって、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
これに加えて、本実施形態によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1と、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3によってウェハWの周縁部を主にバフ処理することができる。その結果、本実施形態のバフ処理コンポーネント350によれば、ウェハWの面内均一性を向上させることができる。さらに、本実施形態によれば、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3が、バフアーム600の揺動方向に沿って第1バフパッド502−1の両脇に配置される。その結果、ウェハWの周縁部においては、第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3を用いてバフ処理を行うことができるので、周縁部における処理レートを向上させることができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図9は、第5実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図9に示すように、第5実施形態のバフ処理コンポーネント350は、第1バフアーム600−1と、第1バフアーム600−1に連結された第2バフアーム600−2と、を備える。具体的には、第1バフアーム600−1は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−1を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。第2バフアーム600−2は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、第1バフアーム600−1の、軸610−1とは反対側の端部620−1に設けられた軸610−2を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2を備える。
第1バフヘッド500−1は、第1バフアーム600−1の、軸610−1とは反対側の端部620に保持される。第2バフヘッド500−2は、第2バフアーム600−2の、軸610−2とは反対側の端部620−2に保持される。
第1バフアーム600−1、及び、第2バフアーム600−2は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、第1バフアーム600−1は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。また、第2バフアーム600−2は、バフ処理を行う際には、第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、少なくと
もウェハWの周縁部において水平運動可能になっている。
また、図9に示すように、第1バフアーム600−1は、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をコンディショニングするために、ドレッサ820とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
ここで、図9に示すように、第1バフヘッド500−1は、第1バフパッド502−1が水平運動時にウェハWの中央部と接触するように、第1バフアーム600−1に保持される。また、第2バフヘッド500−2は、第2バフパッド502−2が水平運動時にウェハWの周縁部と接触するように、第2バフアーム600−2に保持される。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。一方で、ウェハWの面内均一性については、逆にバフパッドの径が小さくなるほど、面内均一性が向上する。これは、単位処理面積が小さくなるためである。そこで、本実施形態では、第1バフパッド502−1に加えて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2を採用している。なお、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2の種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によってドレッサ820も異なる種類のものを配置しても良い。この場合、図9とは異なり、各バフパッドに対して各ドレッサを有することとなる。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2によって同時にバフ処理を行うことができる。したがって、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
これに加えて、本実施形態によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2及び第3バフパッド502−3によってウェハWの周縁部を主にバフ処理することができる。その結果、本実施形態のバフ処理コンポーネント350によれば、ウェハWの面内均一性を向上させることができる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図10は、第6実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図10に示すように、第6実施形態のバフ処理コンポーネント350は、第1バフアーム600−1と、第1バフアーム600−1とは異なる第2バフアーム600−2と、を備える。具体的には、第1バフアーム600−1は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−1を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。第2バフアーム600−2は、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するとともに、バフテーブル400の外部の軸610−2を支点にバフテーブル400のウェハW設置面に沿って回動可能なアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第2バフパッド502−2が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2を備える。
第1バフヘッド500−1は、第1バフアーム600−1の、軸610−1とは反対側の端部620−1に保持される。第2バフヘッド500−2は、第2バフアーム600−2の、軸610−2とは反対側の端部620−2に保持される。
第1バフアーム600−1、及び、第2バフアーム600−2は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、第1バフアーム600−1は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。また、第2バフアーム600−2は、バフ処理を行う際には、第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。
また、図10に示すように、第1バフアーム600−1は、第1バフパッド502−1をコンディショニングするために、第1ドレッサ820−1とウェハWとの間で水平運動可能になっている。同様に、第2バフアーム600−2は、第2バフパッド502−2をコンディショニングするために、第2ドレッサ820−2とウェハWとの間で水平運動可能になっている。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。なお、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2の種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によって第1ドレッサ820−1及び第2ドレッサ820−2も異なる種類のものを配置しても良い。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1及び第2バフパ
ッド502−2によって同時にバフ処理を行うことができる。また、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2を、ドレッサ820−1,820−2によって交互にコンディショニングしながら、バフ処理を行うこともできる。いずれの場合であっても、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
<第7実施形態>
次に、第7実施形態のバフ処理コンポーネント350について説明する。図11は、第7実施形態のバフ処理コンポーネントの概略構成を示す図である。
図11に示すように、第7実施形態のバフ処理コンポーネント350は、単一のバフアーム600を備える。具体的には、バフアーム600は、バフテーブル400の外部の軸610を支点に回動可能であり、バフテーブル400のウェハW設置面に沿って延伸するアームである。
バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第1バフパッド502−1が取り付けられる第1バフヘッド500−1を備える。また、バフ処理コンポーネント350は、ウェハWよりも小径の第2バフパッド502−2が取り付けられる、第1バフヘッド500−1とは異なる第2バフヘッド500−2を備える。
第1バフヘッド500−1及び第2バフヘッド500−2は、バフアーム600の、軸610とは反対側の端部620に保持される。
バフアーム600は、ウェハWの処理面に沿って水平運動可能になっている。例えば、バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動可能になっている。
また、図11に示すように、バフアーム600は、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をコンディショニングするために、ドレッサ820−1,820−2とウェハWとの間で水平運動可能になっている。
また、第1バフヘッド500−1及び第2バフヘッド500−2は、バフアーム600の揺動方向に沿って隣接するように、バフアーム600に保持される。バフアーム600は、バフ処理を行う際には、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2をウェハWに接触させた状態で、ウェハWの中央部と周縁部との間で水平運動する。なお、水平運動の種類としては、直線動、円弧運動がある。また、運動方向としては、例えばウェハWの中心側から周縁部、もしくはその逆方向への一方向運動や、ウェハW中心側もしくは周縁部側を始点としたウェハ半径もしくは直径の範囲内での往復運動が挙げられる。また、水平運動時に各バフアームの運動速度は運動範囲内で変更可能であっても良い。これはバフパッドの滞在時間の分布がウェハWの処理速度の分布に影響するからである。この場合の移動速度の変化方式としては、例えばウェハW面内での揺動距離を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対して移動速度を設定できる方式が望ましい。
第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は、ウェハWよりも小径である。例えばウェハWがΦ300mmである場合、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2は好ましくはΦ100mm以下、より好ましくはΦ60〜100mmであることが望ましい。これはバフパッドの径が大きいほどウェハとの面積比が小さくなるため、ウェハのバフ処理速度は増加するからである。なお、第1バフパッド502−1及
び第2バフパッド502−2の種類及び材質は同一である必要はなく、異なるものを配置してよい。また各バフパッドの種類や材質、パッド径によって第1ドレッサ820−1及び第2ドレッサ820−2も異なる種類のものを配置しても良い。また図11ではドレッサは第1ドレッサ820−1及びドレッサ820−2に分割されているが、1個の同一ドレッサでも良い。
本実施形態によれば、バフ処理コンポーネント350は、複数のバフパッド(第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。バフ処理コンポーネント350は、例えば、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2によって同時にバフ処理を行うことができる。したがって、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、本実施形態のバフ処理コンポーネント350は、バフ処理の処理レートを向上させることができる。
<処理方法>
次に、本実施形態の処理方法について説明する。図12は、本実施形態の処理方法のフローチャートである。図12は、図7,8,9,11の実施形態のように、第1バフパッド502−1と第2バフパッド502−2とが同じタイミングでウェハWに対するバフ処理を行い、同じタイミングでコンディショニングを行う実施形態における処理方法の一例である。なお、図8の構成の場合には、第3バフパッド502−3も第2バフパッド502−2と同様の処理を行う。
本実施形態の処理方法において、まず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第1処理(バフ処理)を行うとともに第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第2処理(バフ処理)を行う(ステップS101)。ここで、ステップS101の第1処理は、第1バフパッド502−1をウェハWの、第2バフパッド502−2が処理する領域以外の領域(例えば中央部)と接触させて相対運動させることによって実行される。また、第2処理は、第2バフパッド502−2をウェハWの、第1バフパッド502−1が処理する領域以外の領域(例えば周縁部)と接触させて相対運動させることによって実行される。なお、本実施形態では第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を分ける例を示したが、これに限定されず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を明確に線引きせず、これらを部分的にオーバーラップしてバフ処理することもできる。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600、又は、バフアーム600−1,2を旋回させて、第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2のコンディショニングを行う(ステップS102)。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきか否かを判定する(ステップS103)。バフ処理コンポーネント350は、例えば、同一のウェハWに処理を継続すべきと判定した場合、又は、後続のウェハWが搬送されたりして処理を継続すべきと判定した場合には(ステップS103,No)、ステップS101に戻って処理を継続する。一方、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきと判定した場合には(ステップS103,Yes)、処理を終了する。なお、同一のウェハWに処理を継続すべきか否かの判定の一例は、以下のように行われる。すなわち、上側処理モジュール300Aは、Wet−ITM(In−line Thickness Monitor)を備えることができる。Wet−ITMは、検出ヘッドがウェハ上に非接触状態にて存在し、ウェハ全面を移動することで、ウェハWの膜厚分布(又は膜厚に関連する情報の分布)を検出
(測定)することができる。なお、ITMについては、処理実施中における計測においてはWet−ITMが有効であるが、それ以外処理後における膜厚又は膜厚に相当する信号の取得においては、上側処理モジュール300Aに搭載されている必要は必ずしもない。処理モジュール外、例えばロード/アンロード部にITMを搭載し、ウェハのFOUP等からの出し入れの際に測定を実施しても良く、これは以降の実施形態においても同様である。また、上記Wet−ITMやITM以外で、処理を実施中のウェハWの被処理面の膜厚分布(又は膜厚に相当する信号の分布)を検出(測定)する手段としては、図示はしないが、渦電流センサ及び光学式センサであっても良い。渦電流センサは被処理面が導電性材料の際に使用可能であり、ウェハWの被処理面に対向して配置される。渦電流センサは、ウェハWの被処理面に近接して配置されたセンサコイルに高周波電流を流してウェハWに渦電流を発生させ、ウェハWの被処理領域の厚みに応じた渦電流又は合成インピーダンスの変化に基づいてウェハWの膜厚又は膜厚に相当する信号の分布を検出するセンサである。また、光学式センサは、ウェハWの被処理面に対向して配置される。光学式センサは被処理面が光透過可能な材料の際に使用可能であり、ウェハWの被処理面に向けて光を照射し、ウェハWの被処理面で反射するか、ウェハWを透過した後に反射する反射光を受光し、受光した光に基づいてウェハWの膜厚分布を検出するセンサである。なお、上側処理モジュール300Aには、ウェハWの研磨処理面の目標膜厚又は目標膜厚に相当する信号の分布があらかじめ設定され格納されているデータベースを備えることができる。バフ処理コンポーネント350は、Wet−ITM、ITM、渦電流センサや光学式センサによって検出された処理面の膜厚又は膜厚に相当する信号の分布と、データベースに格納された目標膜厚又は目標膜厚に相当する信号の分布と、の差分に基づいて、同一のウェハWに処理を継続すべきか否かを判定することができる。例えば、バフ処理コンポーネント350は、差分があらかじめ設定された閾値より大きい場合には、同一のウェハWに処理を継続すべきと判定することができる。
次に、本実施形態の処理方法の他の例を説明する。図13は、本実施形態の処理方法のフローチャートである。図13は、図5,6,10の実施形態において、第1バフパッド502−1と第2バフパッド502−2とが異なるタイミングでウェハWに対するバフ処理を行い、異なるタイミングでコンディショニングを行う実施形態における処理方法の一例である。なお、図6の構成の場合には、第3バフパッド502−3も第2バフパッド502−2と同様の処理を行う。
まず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第1処理(バフ処理)を行う(ステップS201)。ここで、ステップS201の第1処理は、第1バフパッド502−1をウェハWの、第2バフパッド502−2が処理する領域以外の領域(例えば中央部)と接触させて相対運動させることによって実行される。
また、ステップS201と同じタイミングで、バフ処理コンポーネント350は、第2バフパッド502−2のコンディショニングを行う(ステップS202)。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−2を旋回させて、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第2処理(バフ処理)を行う(ステップS203)。ここで、第2処理は、第2バフパッド502−2をウェハWの、第1バフパッド502−1が処理する領域以外の領域(例えば周縁部)と接触させて相対運動させることによって実行される。なお、本実施形態では第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を分ける例を示したが、これに限定されず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を明確に線引きせず、これらを部分的にオーバーラップ
してバフ処理することもできる。
また、ステップS203と同じタイミングで、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−1を旋回させて、第1バフパッド502−1のコンディショニングを行う(ステップS204)。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきか否かを判定する(ステップS205)。バフ処理コンポーネント350は、例えば、同一のウェハWに処理を継続すべきと判定した場合、又は、後続のウェハWが搬送されたりして処理を継続すべきと判定した場合には(ステップS205,No)、ステップS201に戻って処理を継続する。一方、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきと判定した場合には(ステップS205,Yes)、処理を終了する。なお、同一のウェハWに処理を継続すべきか否かの判定は、上述と同様に行われるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の処理方法の他の例を説明する。図14は、本実施形態の処理方法のフローチャートである。図14は、図5,6,10の実施形態において、第1バフパッド502−1と第2バフパッド502−2とが同じタイミングでウェハWに対するバフ処理を行い、同じタイミングでコンディショニングを行う実施形態における処理方法の一例である。なお、図6の構成の場合には、第3バフパッド502−3も第2バフパッド502−2と同様の処理を行う。
まず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第1処理(バフ処理)を行う(ステップS301)。ここで、ステップS301の第1処理は、第1バフパッド502−1をウェハWの、第2バフパッド502−2が処理する領域以外の領域(例えば中央部)と接触させて相対運動させることによって実行される。
また、ステップS301と同じタイミングで、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第2処理(バフ処理)を行う(ステップS302)。ここで、第2処理は、第2バフパッド502−2をウェハWの、第1バフパッド502−1が処理する領域以外の領域(例えば周縁部)と接触させて相対運動させることによって実行される。なお、本実施形態では第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を分ける例を示したが、これに限定されず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を明確に線引きせず、これらを部分的にオーバーラップしてバフ処理することもできる。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−2を旋回させて、第2バフパッド502−2のコンディショニングを行う(ステップS303)。
また、ステップS303と同じタイミングで、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−1を旋回させて、第1バフパッド502−1のコンディショニングを行う(ステップS304)。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきか否かを判定する(ステップS305)。バフ処理コンポーネント350は、例えば、同一のウェハWに処理を継続すべきと判定した場合、又は、後続のウェハWが搬送されたりして処理を継続すべきと判定した場合には(ステップS305,No)、ステップS301に戻って処理を継続する。一方、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきと判定した場合には(ス
テップS305,Yes)、処理を終了する。なお、同一のウェハWに処理を継続すべきか否かの判定は、上述と同様に行われるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の処理方法の他の例を説明する。図15は、本実施形態の処理方法のフローチャートである。図15は、図5,6,10の実施形態において、2つのバフアーム600−1,600−2が連動せず、独自のタイミングで第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2にバフ処理及びコンディショニング処理を行う実施形態における処理方法の一例である。なお、図6の構成の場合には、第3バフパッド502−3も第2バフパッド502−2と同様の処理を行う。
まず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第1処理(バフ処理)を行う(ステップS401)。ここで、ステップS401の第1処理は、第1バフパッド502−1をウェハWの、第2バフパッド502−2が処理する領域以外の領域(例えば中央部)と接触させて相対運動させることによって実行される。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2をウェハWと接触させて相対運動させることによってウェハWに対して所定の第2処理(バフ処理)を行う(ステップS402)。ここで、第2処理は、第2バフパッド502−2をウェハWの、第1バフパッド502−1が処理する領域以外の領域(例えば周縁部)と接触させて相対運動させることによって実行される。なお、本実施形態では第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を分ける例を示したが、これに限定されず、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1の処理領域と、第2バフパッド502−2の処理領域と、を明確に線引きせず、これらを部分的にオーバーラップしてバフ処理することもできる。以上のように、第1処理と第2処理は、異なるタイミングで開始される。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−1を旋回させて、第1バフパッド502−1のコンディショニングを行う(ステップS403)。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、バフアーム600−2を旋回させて、第2バフパッド502−2のコンディショニングを行う(ステップS404)。以上のように、第1バフパッド502−1のコンディショニングと第2バフパッド502−2のコンディショニングは、異なるタイミングで開始される。
続いて、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきか否かを判定する(ステップS405)。バフ処理コンポーネント350は、例えば、同一のウェハWに処理を継続すべきと判定した場合、又は、後続のウェハWが搬送されたりして処理を継続すべきと判定した場合には(ステップS405,No)、ステップS401に戻って処理を継続する。一方、バフ処理コンポーネント350は、処理を終了すべきと判定した場合には(ステップS405,Yes)、処理を終了する。なお、同一のウェハWに処理を継続すべきか否かの判定は、上述と同様に行われるので、詳細な説明は省略する。なお、上述のステップS401〜S404の順序は一例である。2つのバフアーム600−1,600−2が連動せず、独自のタイミングで第1バフパッド502−1及び第2バフパッド502−2にバフ処理及びコンディショニング処理を行う場合には、上述のステップS401〜S404を任意の順序で行うことができる。
本実施形態の処理方法によれば、バフ処理を行う際のバフパッドとウェハWとの接触面積が大きくなるので、バフ処理の処理レートを向上させることができる。これに加えて、本実施形態の処理方法によれば、大きさの異なるバフパッド(第1バフパッド502−1
及び第2バフパッド502−2)を用いてバフ処理を行うことができる。このため、例えば、バフ処理コンポーネント350は、第1バフパッド502−1によってウェハWの周縁部以外の領域を主にバフ処理し、第1バフパッド502−1よりも小径の第2バフパッド502−2によってウェハWの周縁部を主にバフ処理することができる。その結果、本実施形態の処理方法によれば、ウェハWの処理速度の面内均一性を向上させることができる。