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JP6417071B1 - Fhの画像診断システム及び画像診断方法 - Google Patents

Fhの画像診断システム及び画像診断方法 Download PDF

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JP6417071B1
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洋志 小塚
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Abstract

【課題】X線画像からFHによるアキレス腱肥厚の客観的な判定を与える画像診断システムの提供。
【解決手段】家族性高コレステロール血症によるアキレス腱肥厚の判定を与えるX線画像診断システムである。脛骨内果後縁中心にX線を入射させて踵骨から上方に向けて脛骨の延びるX線画像の画像データを得る画像データ取得手段と、踵骨よりも所定上方でのアキレス腱幅をX線画像から画像計測する画像計測手段と、を含み、画像計測手段は、形状認識される踵骨の外縁から上方に向けた直線の一部である範囲線を決定しておき、アキレス腱の内部に基準点を決定し、基準点から左右方向に延びる直線について範囲線と交叉する場合にこれを計測線に決定し、計測線に沿って基準点の両側に位置するコントラストの変曲点に対応する長さからアキレス腱幅を画像計測することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、家族性高コレステロール血症(FH)の画像診断システム及び画像診断方法に関し、特に、X線画像からFHによるアキレス腱肥厚の客観的な判定を与える画像診断システム及び画像診断方法に関する。
低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを細胞に運び、通常、LDL受容体に吸着されて肝臓などに取り込まれていくため、血液中のLDL量は一定の範囲に維持される。一方、何らかの原因で血中LDL値が高くなると、血中のコレステロール量も高くなって動脈硬化を生じ易くなり、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクを高めてしまう。かかる血中LDL値の上昇の原因として、近年、「生活習慣病」と言われる食生活などの後発的な原因が注目されている。これに対して、遺伝性の家族性高コレステロール血症(FH:Familial Hypercholesterolemia)による原因も知られている。FHでは、LDL受容体に先天的に欠損を有し、コレステロールを多く含むLDLが肝臓などに取り込まれることなく血液中に残存してしまうのである。
特許文献1では、LDL受容体遺伝子の変異の有無からFHを検査する方法を開示している。ここでは、FHに特異な症状として腱黄色腫を挙げ、その好発部位が手背伸筋腱、アキレス腱などであり、アキレス腱をX線撮影することによるアキレス腱黄色腫の評価方法についても述べている。正常者であれば、アキレス腱厚は6.3±1.2mmであり、9.0mm以上であればアキレス腱黄色腫と診断でき、このアキレス腱肥厚はFHの85%で確認できることから、簡便にFHを診断することができるとしている。
非特許文献1では、X線撮影によるアキレス腱厚の計測方法について述べている。被検者の下腿骨と足底が90度となるよう位置決めし、側面から脛骨内果後縁中心に50kV,5.0mA・s(管電流と撮影時間の積、つまり、100mAであれば撮影時間を0.05秒、50mAであれば0.1秒となる。)で低電圧X線を入射させる。デジタルシステムの場合、撮影距離を120cmとする。これにより得られたX線画像からアキレス腱厚を計測するのである。
特開2012−80835号公報
日本動脈硬化学会(編);家族性高コレステロール血症診療ガイドライン2017 日本動脈硬化学会(2017)
X線低電圧撮影により得られたX線画像からアキレス腱厚を計測するにはノギスが用いられ得る。ところが、物体の密度によるX線の透過度合いの差を利用してコントラストを得るX線画像では、骨と腱のように密度が大きく異なると境界に大なるコントラストを得られる。一方、皮膚とアキレス腱のような場合、その境界はX線画像上では不明瞭になってしまう。このため、ノギスの外側ジョウでアキレス腱を外側から挟み込むようにして目視でアキレス腱厚を計測しようとしても、皮膚や脂肪と腱との境界が定かでなく、その測定誤差が大きくなってしまう。この計測を画像解析で行おうとしても同様である。また、画像解析では、上記のような場合、アキレス腱の外縁を正確に特定することが困難であるから、例えば、アキレス腱の繊維方向に対して垂直でなく斜めに計測されてしまうと、アキレス腱厚が大きく計測されてしまう。つまり、アキレス腱肥厚の客観的な判定を与え得ない。
本発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、X線画像からFHによるアキレス腱肥厚の客観的な判定を与える画像診断システム及び画像診断方法を提供することにある。
本発明によるFHのX線画像診断システムは、家族性高コレステロール血症によるアキレス腱肥厚の判定を与えるX線画像診断システムであって、脛骨内果後縁中心にX線を入射させて踵骨から上方に向けて脛骨の延びるX線画像の画像データを得る画像データ取得手段と、前記踵骨よりも所定上方でのアキレス腱幅を前記X線画像から画像計測する画像計測手段と、を含み、前記画像計測手段は、形状認識される踵骨の外縁から上方に向けた直線の一部である範囲線を決定しておき、前記アキレス腱の内部に基準点を決定し、前記基準点から左右方向に延びる直線について前記範囲線と交叉する場合にこれを計測線に決定し、前記計測線に沿って前記基準点の両側に位置するコントラストの変曲点に対応する長さから前記アキレス腱幅を画像計測することを特徴とする。
かかる発明によれば、アキレス腱内部の基準点から両側にコントラストの変曲点を求めて画像計測するので、X線画像上で皮膚や脂肪との境界線の不明瞭なアキレス腱を外側から計測するよりもより正確に幅計測でき、アキレス腱肥厚を客観的に判定できるのである。
上記した発明において、前記基準点は、前記X線画像上で前記踵骨の前記外縁から延びる一連の直線又は曲線からなる基準線の上に与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、境界線の明瞭な踵骨の位置に基づいた基準線から、アキレス腱内部の位置に基準点を決定できる。
上記した発明において、前記基準線は、前記踵骨の前記外縁の最上方位置から延びることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、基準線上の基準点を容易にアキレス腱内部に位置させることができる。
上記した発明において、前記基準線は、前記X線画像上の連続するコントラスト部分を繋いだ曲線として与えられることを特徴としてもよい。又は、上記した発明において、前記基準線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線を平行移動して与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、基準線を簡便に作成することができる。
上記した発明において、前記計測線は、前記基準点で前記基準線に垂直に与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、アキレス腱幅をより正確に計測し得る。
上記した発明において、前記計測線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線に垂直で且つ前記基準点を通過するように与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、皮膚に対応する曲線のアキレス腱に準じる傾きに合わせることでアキレス腱幅をより正確に計測し得る。
上記した発明において、前記計測線は、前記X線画像上で前記基準点を通過する水平線として与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、計測線を簡易に与えることができる。
上記した発明において、前記画像計測手段は、前記X線画像からコントラストの微分画像を生成し、微分画像上で、前記計測線に沿って前記基準点の両側に位置するコントラストの変化点に対応する長さから前記アキレス腱幅を画像計測することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、コントラストの変曲点に対応する長さを確実に計測できる。
また、本発明によるFHのX線画像診断方法は、家族性高コレステロール血症によるアキレス腱肥厚の判定を与えるX線画像診断方法であって、脛骨内果後縁中心にX線を入射させて踵骨から上方に向けて脛骨の延びるX線画像の画像データを得る画像データ取得ステップと、前記踵骨よりも所定上方でのアキレス腱幅を前記X線画像から画像計測する画像計測ステップと、を含み、前記画像計測ステップは、形状認識される踵骨の外縁から上方に向けた直線の一部である範囲線を決定しておき、前記アキレス腱の内部に基準点を決定するステップと、前記基準点から左右方向に延びる直線について前記範囲線と交叉する場合にこれを計測線に決定するステップと、前記計測線に沿って前記基準点の両側に位置するコントラストの変曲点に対応する長さからアキレス腱幅を画像計測するステップと、を含むことを特徴とする。
かかる発明によれば、アキレス腱内部の基準点から両側にコントラストの変曲点を求めて画像計測するので、X線画像上で皮膚や脂肪との境界線の不明瞭なアキレス腱を外側から計測するよりもより正確に幅計測でき、アキレス腱肥厚を客観的に判定できるのである。
上記した発明において、前記基準点は、前記X線画像上で前記踵骨の前記外縁から延びる一連の直線又は曲線からなる基準線の上に与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、境界線の明瞭な踵骨の位置に基づいた基準線から、アキレス腱内部の位置に基準点を決定できる。
上記した発明において、前記基準線は、前記踵骨の前記外縁の最上方位置から延びることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、基準線上の基準点を容易にアキレス腱内部に位置させることができる。
上記した発明において、前記基準線は、前記X線画像上の連続するコントラスト部分を繋いだ曲線として与えられることを特徴としてもよい。又は、上記した発明において、前記基準線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線を平行移動して与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、基準線を簡便に作成することができる。
上記した発明において、前記計測線は、前記基準点で前記基準線に垂直に与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、アキレス腱幅をより正確に計測し得る。
上記した発明において、前記計測線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線に垂直で且つ前記基準点を通過するように与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、皮膚に対応する曲線のアキレス腱に準じる傾きに合わせることでアキレス腱幅をより正確に計測し得る。
上記した発明において、前記計測線は、前記X線画像上で前記基準点を通過する水平線として与えられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、計測線を簡易に与えることができる。
上記した発明において、前記画像計測ステップは、前記X線画像からコントラストの微分画像を生成し、微分画像上で、前記計測線に沿って前記基準点の両側に位置するコントラストの変化点に対応する長さから前記アキレス腱幅を画像計測することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、コントラストの変曲点に対応する長さを確実に計測できる。
本発明によるシステムの構成図である。 本発明によるアキレス腱幅の計測方法を示すフロー図である。 脛骨内果後縁中心にX線を入射させて得られるアキレス腱周りのX線画像を示す図である。 X線画像の要部の拡大図である。 X線画像の要部の拡大図である。 X線画像から得られた画像コントラストのラインプロファイルである。 X線画像の要部の拡大図である。
本発明によるX線画像診断システムについて、図1を用いて説明する。
図1に示すように、X線画像診断システム10は、被検体であるアキレス腱周囲のX線画像データを作成するためのX線撮像装置1と、作成されたX線画像データを取得してアキレス腱幅を計測するための画像処理装置2とを含む。
X線撮像装置1はX線を走査できるX線発生器11と、複数のX線検出素子を具備し被検体を透過したX線を検出するX線検出素子を複数並べたX線検出器12とを含み、例えば、ベッド13上で脚部を所定に配置させたときのアキレス腱周囲を含む被検体のX線画像データを得ることのできる公知の装置である。
また、画像処理装置2は、例えばパーソナルコンピュータなどからなり、図示しないCPUによってプログラムを実行することで以下の手段として機能する。その手段としては、X線撮像装置1からX線画像データを取得するX線画像取得手段21と、必要に応じてX線画像の画像コントラストを調整するコントラスト調整手段22と、X線画像データからアキレス腱幅を画像計測する画像計測手段23と、アキレス腱幅の計測結果を図示しないモニタや印字装置などに出力する出力手段24とを含む。なお、X線画像取得手段21は、上記したX線撮像装置1からX線画像データを得るほかに、他で撮影されたX線画像データやアナログ撮影されたX線写真からスキャナを介したX線画像データなど複数の手段でデータを取得できるようにしておき得る。
次に、上記したX線画像診断システム10の動作について、図2に沿って、適宜、図1、図3乃至図5を参照しつつ説明する。
図2に示すように、まず、画像データを取得する(画像データ取得ステップS1)。ここでは、X線撮像装置1(図1参照)によって被検体である被験者のアキレス腱周辺のX線画像を撮像してX線画像データを作成し、X線画像取得手段21にて画像処理装置2に取り込む。なお、X線画像データの取得方法については、例えば、非特許文献1にも記載されており、ここでは詳述しない。
図3を併せて参照すると、X線撮像装置1では、被検者の脛骨33及び腓骨31を含む下腿骨と足底が90度となるように位置決めされた上で、側面から脛骨内果後縁31aを中心線の位置とするようにX線を入射させたX線画像30を得る。かかるX線画像30について、適宜、踵骨32から脛骨33の延びる方向を上方とするように修正し、画像処理装置2に取り込ませてもよい。
必要に応じて、得られたX線画像データによるX線画像30の画像コントラストを調整してもよい(コントラスト調整ステップS2)。例えば、X線画像30において、踵骨32の形状認識を容易とするようにその外周縁を明確にすべくコントラストを調整するのである。このようなコントラスト調整ステップS2を後述する画像計測ステップS3の前に介在させることで、踵骨32の画像位置をより正確に把握できて好ましい。
次に、X線画像30上で、アキレス腱39の幅を計測する(画像計測ステップS3)
画像計測ステップS3では、まず、後述する基準点Pを決定する(S3−1)。基準点Pの決定には、これに先立って、画像処理装置2に踵骨32の形状を自動認識させて、踵骨32の外縁から上方に向けた直線の一部である範囲線を決定しておく。
ここで、X線画像30では、踵骨32は踵の外皮側の部分とはその密度差から明確なコントラストが得られやすく、皮膚や脂肪との境界線を明瞭にできる。そこで、画像処理装置2では、X線画像30に対して画像コントラストについてのフィルタリング処理を行って、踵骨32と皮膚や脂肪との境界線を決定し、踵骨32の外周形状とその位置を特定する。
図4を併せて参照すると、X線画像30において、踵骨32の外縁から上方に向けた直線L1のうちの一部の線分を範囲線L2とする。例えば、直線L1は踵骨32の後端から上方に伸ばし、踵骨32の外縁の位置を基準として範囲線L2の範囲を決定する。ここで、範囲線L2の範囲(高さ)は、アキレス腱幅を計測する位置を高さで定めるものである。例えば、被験者の体格や骨の形状から定められる距離だけ踵骨32から離間した上方の位置を下端としてさらに所定距離だけ上方の位置を上端とし、適宜、定めて画像処理装置2に入力されている。
範囲線L2を定めたら、基準点Pをアキレス腱39の内部に位置するように決定する。
ここで、図5に示すように、基準点Pをアキレス腱39の内部に決定する方法としては、例えば、踵骨32の外縁から延びる一連の直線又は曲線を基準線L3として、この上に基準点Pを定める。基準線L3は、踵骨32の外縁から延びるので、踵骨32の位置に基づくことでアキレス腱39の内部を通るように定めることができる。ここでは、被験者の後側(紙面左側)の皮膚に対応する一連の曲線を得て、これを前方(紙面右側)へ所定距離だけ移動させて基準線L3としている。皮膚は、特に踵骨32に近い低い位置においてアキレス腱39に沿っている。そのため、このような基準線L3であれば、アキレス腱39の内部を長い距離に亘って通過し、基準点Pを広い範囲で定めることを可能とする。皮膚に対応する一連の曲線を前方に移動させる距離は、被験者の体格に基づいて定めておくとよい。
また、基準線L3は、踵骨32の外縁の最上方位置32bから延びるようにすることで、X線画像30上においてその位置を定めやすい。また、アキレス腱39は、踵骨32の後方(X線画像30では左方)の踵骨隆起32aに付着して前方(X線画像30では右方)に傾斜しつつ上方に延びている。そのため、最上方位置32bから基準線L3を延ばすことでアキレス腱39の内部をより確実に通過させ得る。
なお、基準点Pの決定に際し、基準点Pをアキレス腱39の内部に確実に配置できるように、X線画像診断システム10の操作者が、上記した方法を含めた複数の方法から基準点Pを定める方法を選択できるようにしてもよい。
次いで、計測線を決定する(S3−2)。ここでは、基準点Pから左右方向に延びる直線を作成し、この直線が範囲線L2と交叉する場合にこの直線を計測線HLに決定する。基準点Pを通る左右方向に延びる直線が範囲線L2と交叉しない場合には、再度、基準線L3上で基準点Pを定めて範囲線L2と交叉するようにする。ここでは、簡便に定められるよう計測線HLとして水平線を用いている。
図6を併せて参照すると、X線画像30の計測線HL上で得られた画像コントラストのラインプロファイルでは、画像コントラスト及びその変化の特徴を明瞭とする部分として、まず中央の画像コントラストを最大とする最大コントラスト部分HCがある。これは、脛骨33及び/又は腓骨31に対応する。また、その前後に画像コントラストの最小になる最小コントラスト部分LCがあり、これは皮膚とその外側との境目に該当する。後方(図6では左方)の最小コントラスト部分LCの前方には、コントラストの高くなった部分MCがあり、その左右に画像コントラストの変化した変位点PF及びPRが存在する。つまり、このコントラストの高くなっている部分MCがアキレス腱39に該当し、変位点PF及びPRがアキレス腱39の幅方向の端部に相当する。よって、アキレス腱幅の計測においては、計測線HL上で変位点PF及びPRを求めればよいことになる。
そこで、計測線HL上において、部分MCの幅をアキレス腱幅39として計測する。部分MCでは画像コントラストは変化の小さな比較程一定のものとなっているから、アキレス腱39の内部に位置する基準点Pからその両側に変位点PF及びPRを求めることは比較的容易である。例えば、画像処理装置2において、基準点Pからその左右両側方向に画像コントラストの変化した変位点PF及びPRの位置を微分処理してフィルタリングして求めるのである。フィルタリングとしては、例えば、所定距離ごとに画像コントラストの変化割合を微分処理によって求め、かかる変化割合を所定値よりも大とするか否かによって行うことができる。そして、基準点Pから変位点PF及びPRまでの距離の合計をアキレス腱39の幅として出力する。
なお、画像計測ステップS3では、X線画像30における被験体の前後についての情報が必要となる。そこで、予めかかる情報を画像処理装置2に外部入力するか、又は、踵骨32の形状や位置に基づき画像処理装置2によって前後方向を特定するようプログラミングしておく。
特に、上記したように、アキレス腱39の内部は、画像コントラストが比較的一定であり、この画像コントラストを基準とすることで内部から幅方向に向けて画像コントラストの変位点を求めやすく皮膚や脂肪との境界線を決定しやすいのである。これに対し、例えば、変位点PFの右側のように、境界線の外側では画像コントラストが比較的短い距離で大きく変化しており、不安定である。つまり、X線画像30上で境界線の不明瞭なアキレス腱39に対して、画像コントラストの不安定な皮膚や脂肪の位置を含む外側の画像コントラストを基準としてその変化から幅計測をするよりも、アキレス腱39の内部の比較的安定した画像コントラストを基準としてその変位点を求めることで、より客観的且つ正確な幅計測を可能とするのである。
なお、上記したような皮膚に対応する一連の曲線を得る場合、画像コントラストの最小コントラスト部分LCとなる点を上下に繋いで曲線とする。その際、スプライン補間やラグランジュ補間など、滑らかな曲線を得るための各種方法を用い得る。
以上のように、X線画像30上でコントラストのより明確な且つ形状の特徴的な踵骨32の位置を基準にすることで、X線画像30上で不明確となってしまうアキレス腱39の内部に基準点Pを容易に決定でき、アキレス腱39の内部の基準点Pから両側にコントラストの変曲点を求めて画像計測するので、X線画像30上で皮膚や脂肪との境界線の不明瞭なアキレス腱39を外側から計測するよりもより正確に幅計測でき、かかるアキレス腱幅からFHによるアキレス腱肥厚を客観的且つ正確に判定し得るのである。
なお、上記した微分処理においては、X線画像30から画像コントラストの微分画像を生成してもよい。かかる微分画像上で、計測線HLに沿って基準点Pの両側に位置するコントラストの変化する変位点PF及びPRに対応する長さからアキレス腱幅を画像計測するのである。また、X線画像30において、画素の位置による各種の値の変化を解析する画素値変化解析を組み合わせてもよい。
上記した基準線L3については、アキレス腱39の内部を通過するように作成できれば上記以外の作成方法としてもよい。例えば、X線画像30上において、踵骨32の外縁を基準としてアキレス腱39内部の点を1つ定め、この点から連続するコントラスト部分を上下に繋いだ曲線を作成し、この曲線を基準線L3とするのである。アキレス腱39の内部においても左右方向にはコントラスト差があり、連続するコントラスト部分を繋ぐことでアキレス腱39の内部においてアキレス腱39の延びる方向に沿った基準線L3を作成することができる。
また、計測線HLについても、上記では水平線としたが、その他の直線とすることもできる。
例えば、図7に示すように、基準線L3に対して垂直となるように基準点Pnを通る直線を引き、これが上記した範囲線L2と交叉する場合にこれを計測線TLとするのである。基準線L3が曲線の場合は、基準点Pnを通って基準線L3に対する法線となる直線を計測線TLとする。これらによって、計測線TLはアキレス腱39の幅方向の傾きに合わせた傾斜を有することになり、アキレス腱幅をより正確に計測できる。
また、同図に示すように、基準点Pnをn=1〜Nまでの複数としてもよい。それぞれの基準点Pnについて範囲線L2(図5参照)と交叉する範囲内で計測線TLを定めて高さ方向の複数個所においてアキレス腱幅を計測するようにしてもよい。これによってアキレス腱幅の高さ方向のプロファイルを作成したり、出力されたアキレス腱幅に異常値がないかを検証したりすることができる。異常値のあった場合には、他の基準点による画像計測の結果を採用すればよい。なお、この複数の基準点によりアキレス腱幅を計測する方法は、最初に述べた計測線を水平線とする場合においても同様である。
基準点Pをアキレス腱39の内部に決定するその他の方法として、以下のようにすることもできる。例えば、X線画像30上で、画像コントラストについてその左右方向の差や上下方向の連続性に基づいてアキレス腱39の左右の稜線のおよその位置を求めて、その間に基準点Pの位置を定めるのである。X線画像30上で、アキレス腱39の左右の稜線を明確に定められる場合には、左右の稜線の中間に基準線L3を設けて、その上に基準点Pを定めてもよい。
以上、本発明による実施例及びこれに基づく変形例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
10 X線画像診断システム
21 X線画像取得手段
22 コントラスト調整手段
23 画像計測手段
30 X線画像
31 腓骨
31a 脛骨内果後縁
32 踵骨
33 脛骨
39 アキレス腱
P 基準点

Claims (9)

  1. 家族性高コレステロール血症によるアキレス腱肥厚の判定を与えるX線画像診断システムであって、
    脛骨内果後縁中心にX線を入射させて踵骨から上方に向けて脛骨の延びるX線画像の画像データを得る画像データ取得手段と、
    前記踵骨よりも所定上方でのアキレス腱幅を前記X線画像から画像計測する画像計測手段と、を含み、
    前記画像計測手段は、形状認識される踵骨の外縁から上方に向けた直線の一部である範囲線を決定しておき、前記アキレス腱の内部に基準点を決定し、前記基準点から左右方向に延びる直線について前記範囲線と交叉する場合にこれを計測線に決定し、前記計測線に沿って前記基準点の両側に位置するコントラストの変点に対応する長さから前記アキレス腱幅を画像計測することを特徴とするFHのX線画像診断システム。
  2. 前記基準点は、前記X線画像上で前記踵骨の前記外縁から延びる一連の直線又は曲線からなる基準線の上に与えられることを特徴とする請求項1記載のFHのX線画像診断システム。
  3. 前記基準線は、前記踵骨の前記外縁の最上方位置から延びることを特徴とする請求項2記載のFHのX線画像診断システム。
  4. 前記基準線は、前記X線画像上の連続するコントラスト部分を繋いだ曲線として与えられることを特徴とする請求項2又は3に記載のFHのX線画像診断システム。
  5. 前記基準線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線を平行移動して与えられることを特徴とする請求項2又は3に記載のFHのX線画像診断システム。
  6. 前記計測線は、前記基準点で前記基準線に垂直に与えられることを特徴とする請求項2乃至5のうちの1つに記載のFHのX線画像診断システム。
  7. 前記計測線は、前記X線画像上で皮膚に対応する一連の曲線に垂直で且つ前記基準点を通過するように与えられることを特徴とする請求項2乃至5のうちの1つに記載のFHのX線画像診断システム。
  8. 前記計測線は、前記X線画像上で前記基準点を通過する水平線として与えられることを特徴とする請求項2乃至5のうちの1つに記載のFHのX線画像診断システム。
  9. 前記画像計測手段は、前記X線画像からコントラストの微分画像を生成し、微分画像上で、前記変位を求めて前記アキレス腱幅を画像計測することを特徴とする請求項1乃至8記載のFHのX線画像診断システム。
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