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JP6472125B2 - 有機物含有廃棄物の処理方法 - Google Patents

有機物含有廃棄物の処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機物含有廃棄物の処理方法と処理システムに関する。
近年、有機物含有廃棄物としての畜産糞尿や食品残渣を嫌気性消化処理に処して処理することが提案されている(例えば、非特許文献1)。その一方、食品残渣、木くず、紙くず、生ゴミ、食料残飯等を亜臨界状態の水蒸気にて水熱処理する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。
ふん尿・食品残渣の中温および高温メタン発酵の性能比較に関する研究, 廃棄物学会論文誌, 16, 45-54, 2005.
特許第4898970号公報
ところで、下水汚泥にあっても、有機物含有廃棄物に変わりはなく、嫌気性消化処理に処されるべきであるが、処理対象汚泥量が甚大であるので、短期間での嫌気性消化処理の進行を可能とする処理基質の選定等において、改善の余地がある。特許文献1で提案された手法は、高い加水分解性により、有機物を低分子化させるものの、繊維質などの一部が可溶化されずに固形成分に残ることから、水熱処理を経た被処理物を、嫌気性消化のための処理基質にそのまま用いると効率が低下するのが実情である。こうしたことから、嫌気性消化処理との併用という観点から、水熱処理の運用を図ることが要請されるに到った。この他、下水汚泥を初めとする有機物含有廃棄物の肥料転用化や、その製造コスト低減を可能とすることも要請されている。
上記した課題の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態として実施することができる。
(1)本発明の一形態によれば、有機物含有廃棄物の処理方法が提供される。この有機物含有廃棄物の処理方法は、前記有機物含有廃棄物を、亜臨界状態の水蒸気により亜臨界雰囲気とされた処理槽で水熱処理する水熱処理工程と、嫌気性消化処理の処理基質と嫌気性消化処理の対象となる消化対象廃棄物とを貯留する消化槽に、前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた水熱処理済み液状成分を前記処理基質として前記消化対象廃棄物と共に貯留させ、前記消化槽にて前記嫌気性消化処理に処する消化処理工程と、前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分とを固液分離する最終固液分離工程とを備える。
上記の形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、亜臨界雰囲気において有機物含有廃棄物を水熱処理した後に固液分離を経て得られた水熱処理済み液状成分を、嫌気性消化処理の処理基質として、消化対象廃棄物を消化槽にて嫌気性消化処理する。処理基質として用いた水熱処理済み液状成分は、水熱処理により、有機物を低分子の状態で混じり込ませていることから、嫌気性細菌による有機物の嫌気性消化は速やかに進行し、これに応じて消化対象廃棄物の嫌気性細菌による嫌気性消化も進む。よって、上記の形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、消化対象廃棄物の嫌気性消化に要する期間の短縮化が可能となる。また、上記の形態の有機物含有廃棄物の処理方法では、最終固液分離工程により固液分離した固形成分に、嫌気性消化を受けたことにより窒素が有機態或いは無機態として含まれる。よって、上記の形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、最終固液分離工程により固液分離した固形成分を農作物の固形堆肥として提供できる。なお、処理対象となる有機物含有廃棄物が放射性物質に汚染されていることも有り得るが、放射性物質に汚染された有機物含有廃棄物を亜臨界雰囲気において水熱処理すると、放射性物質は水熱処理済み液状成分に含まれる。よって、水熱処理で得られた固形成分では、放射性物質が低減される。これにより、固形成分の有効利用が可能となる。
(2)上記形態の有機物含有廃棄物の処理方法において、前記有機物含有廃棄物を下水汚泥にしてもよい。こうすれば、短期間で下水汚泥を嫌気性消化処理できる。
(3)上記のいずれかの形態の有機物含有廃棄物の処理方法において、前記消化処理工程の前工程において、前記水熱処理済み液状成分に含まれる重金属を前記水熱処理済み液状成分から固液分離し、前記重金属が分離された前記水熱処理済み液状成分を前記消化処理工程の前記消化槽に送り込むようにしてもよい。こうすれば、重金属の有効利用が可能となると共に、最終固液分離工程により固液分離した固形成分に重金属を混じり込ませないので、固形堆肥としての有益性の向上や、人体への悪影響回避を図ることができる。
(4)上記のいずれかの形態の有機物含有廃棄物の処理方法において、前記最終固液分離工程では、前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた固形成分を、前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分との固液分離の際の脱水助剤として配合して固液分離を行うようにしてもよい。こうすれば、水熱処理で得られた固形成分の有効利用が可能である。
(5)本発明の他の形態によれば、有機物含有廃棄物の処理システムが提供される。この有機物含有廃棄物の処理システムは、亜臨界状態の水蒸気により亜臨界雰囲気とされた処理槽を有し、該処理槽に投入された前記有機物含有廃棄物を、前記処理槽で水熱処理する水熱処理装置と、該水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた液状成分と、嫌気性細菌による嫌気性消化処理の対象となる消化対象廃棄物とを、前記液状成分を嫌気性消化処理の処理基質として貯留する消化槽を備え、該消化槽にて前記嫌気性消化処理を進行させる消化処理機構と、前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記液状成分とを固液分離する最終固液分離機構とを備える。この形態の有機物含有廃棄物の処理システムによっても、既述した効果を奏することができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、下水処理装置や下水処理システム等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態としての廃棄物処理システム1000の全体構成をブロック視して示す説明図である。 水熱処理ブロック1100に含まれる水熱処理装置100の概略構成を示す説明図である。 曝気ブロック1200に含まれる曝気処理装置300の概略構成を示す説明図である。 消化ブロック1300に含まれる消化処理装置400の概略構成を示す説明図である。 嫌気性消化処理の処理基質としての曝気処理済み脱離液Beの評価試験の概要を示す説明図である。 汚泥におけるVS分解率を5日目と10日目とで示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。図1は本発明の実施形態としての廃棄物処理システム1000の全体構成をブロック視して示す説明図である。図示するように、本実施形態の廃棄物処理システム1000は、水熱処理ブロック1100と、第1固液分離機構1150と、曝気ブロック1200と、第2固液分離機構1250と、消化ブロック1300と、第3固液分離機構1350とを備え、各ブロック間において液状成分或いはガス成分を移送しつつ、被処理物である有機物含有廃棄物を処理する。この被処理物は、水熱処理ブロック1100に投入され、水熱処理ブロック1100に含まれる後述の水熱処理装置100にて水熱処理される。水熱処理と第1固液分離機構1150による固液分離を経て得られた液状成分は、曝気ブロック1200に含まれる後述の曝気処理装置300に移送される。以下、水熱処理装置100による水熱処理と第1固液分離機構1150による固液分離を経て得られた液状成分を、脱離液と並記する。
曝気処理装置300に移送された液状成分(脱離液)は、当該装置にて後述するように重金属が除去され、重金属除去後の液状成分(脱離液)は、消化ブロック1300に含まれる後述の消化処理装置400に、第2固液分離機構1250を経て移送される。この消化処理装置400に移送された液状成分(脱離液)は、当該装置にて後述するように嫌気性消化処理を受ける。以下、各ブロックの機器構成について説明する。図2は水熱処理ブロック1100に含まれる水熱処理装置100の概略構成を示す説明図、図3は曝気ブロック1200に含まれる曝気処理装置300の概略構成を示す説明図、図4は消化ブロック1300に含まれる消化処理装置400の概略構成を示す説明図である。
図2に示すように、本実施形態の水熱処理ブロック1100には、水熱処理装置100と、水蒸気供給系140とが含まれる。水熱処理処置100は、水蒸気の水成分と熱を利用して被処理物を水熱処理する水熱処理装置であり、処理槽110と、廃棄物投入系120と、処理物排出系130と、制御装置200とを備える。処理槽110は、下水汚泥や食品残渣等の有機物含有廃棄物を被処理物として水熱処理するための中空の処理釜であり、耐圧性と耐温性を備えた鋼製の或いはステンレス製の釜である。この処理槽110は、釜の上下に被処理物の投入口111と排出口112を備え、釜内部には複数の攪拌羽根113を回転自在に備えている。なお、処理槽110における図中の右方側は、水密・気密式の開閉扉とされ、この扉は、釜内の保守点検時に開閉される。
攪拌羽根113は、処理槽110の外部のモーター114の回転軸から釜内に延び、モーター114の回転に伴って処理槽110の内部にて回転し、処理槽110の内部に投入済みの被処理物を攪拌する。後述するように、処理槽110の内部は、高温高圧の水蒸気が導入されて水蒸気で充満されていることから、攪拌羽根113は、回転して被処理物を攪拌することで、被処理物を満遍なく水蒸気に接触させつつ、被処理物へのより一律な熱の伝搬を図る。
廃棄物投入系120は、処理槽110の投入口111に繋がる投入経路121を廃棄物投入ホッパ128に到るまで備え、当該経路に、第1バルブ122と第2バルブ123とを有し、両バルブの間をバルブ間経路124とする。第1、第2の両バルブにはバルブ駆動機器125、126がそれぞれ装着され、これら開閉機器が制御装置200の制御を受けて駆動することで、上記両バルブは、開閉する。つまり、被処理物の投入時においては、第1、第2の両バルブは共に開口し、このバルブ状態において、廃棄物投入ホッパ128は、被処理物を搬送しつつ、投入口111に投入する。そして、水熱処理の継続期間において、両バルブは、通常、閉弁状態とされる。なお、バルブ間経路124には、圧力開放弁127が装着されており、当該開放弁により、バルブ間経路124は大気開放される。
処理物排出系130は、排出口112に繋がる排出経路131を備え、当該経路に排出バルブ132を有する。この排出バルブ132は、そのバルブ駆動機器133が制御装置200の制御を受けて駆動することで開閉し、被処理物の処理(水熱処理)完了時において開口し、水熱処理の間に亘って閉鎖状態とされる。排出口112から排出された処理完了物、即ち水熱処理を受けた有機物含有廃棄物は、第1固液分離機構1150に移送され、この第1固液分離機構1150にて固液分離される。
水蒸気供給系140は、水蒸気供給源141と、処理槽110に到る蒸気供給管路143と、当該管路の開閉バルブ144とを備える。水蒸気供給源141は、昇温昇圧機器群142を備え、当該機器群により、水蒸気を処理槽110における水熱処理に適した温度および圧力(例えば、200℃前後で2MPa程度の圧力)まで加熱および加圧する。こうした水蒸気の加熱と加圧を図る昇温昇圧機器群142は、ボイラーや蒸気過熱ヒーター、コンプレッサー等から構成される。昇温昇圧機器群142は、制御装置200の制御を受けて駆動することで、上記した高温高圧の水蒸気を生成し、水蒸気供給源141は、この高温高圧の水蒸気を、蒸気供給管路143を経て処理槽110の内部に水熱処理の間に亘って継続して圧送供給する。図2においては、蒸気供給管路143は単一管路として図示されているが、処理釜内への均一な水蒸気供給を図るため、蒸気供給管路143を分岐配管として、各分岐官の先端から処理釜内に高温高圧の水蒸気を供給している。よって、処理槽110は、複数の分岐管のそれぞれに対応する噴出孔から同時に噴出された高温高圧の水蒸気により、速やかに且つくまなく充満されて、亜臨界状態の水蒸気により亜臨界雰囲気とされ、有機物含有廃棄物を水熱処理する。なお、水熱処理処置100は、水熱処理の完了後に処理釜内の水蒸気を大気放出する排出系を備えるが、本発明の要旨と直接関係しないので、その図示および説明は省略する。
この他、水熱処理処置100は、処理槽110の内部温度を検出する三つの釜温度センサー161〜163を備え、これらのセンサーは制御装置200に検出信号を出力する。第1の釜温度センサー161は、図示するように処理槽110の上部内壁に装着され、釜内の上部温度を検出する。第2の釜温度センサー162は、処理槽110の中央付近の内壁に装着され、釜内の中央付近、即ち釜内の液状成分の液面近傍の温度を検出する。第3の釜温度センサー163は、処理槽110の底部内壁に装着され、釜内の液状成分の温度(液温)を検出する。
制御装置200は、本実施例の水熱処理処置100の制御を統括的に行うものであり、論理演算を実行するCPUやプログラムやデータを記憶したROM、データの一時的な読み書きを可能とするRAM等を有するコンピュータで構成される。そして、制御装置200は、既述した種々のセンサーからの検出信号を入力し、こうした検出信号や図示しない操作盤からの運転条件設定パラメータに応じて、処理槽110のバルブ開閉制御、水蒸気供給系140の昇温昇圧機器群142や開閉バルブ144の駆動制御、酸素供給系150の開閉バルブ154等の駆動制御、モーター114の駆動制御等を実行し、有機物含有廃棄物を亜臨界雰囲気下で水熱処理する。
本実施形態では、地方自治体の下水浄化処理施設で処理される下水汚泥を有機物含有廃棄物として、水熱処理装置100にて水熱処理する。この際の下水汚泥は、下水浄化処理施設の最初沈殿池の汚泥と最終沈殿池の汚泥を混合した混合汚泥を重力濃縮し、ベルトプレスによる脱水後の脱水ケーキ(汚泥濃度22%)とした。そして、この脱水ケーキに対して、160℃で45分の1次水熱処理を行い、その後、180℃で15分の2次水熱処理を行った。
上記した水熱処理装置100から水熱処理を受けた有機物含有廃棄物が移送される第1固液分離機構1150は、水熱処理固液分離装置260を備える。この水熱処理固液分離装置260は、処理槽110の底部に繋がった排出経路131の排出バルブ132の開放を経て、処理槽110から水熱処理済みの有機物含有廃棄物を受け入れ、これを固液分離する。この場合、排出バルブ132の開放制御は、制御装置200にて上記の1次、2次の水熱処理の終了のタイミングに合わせてなされる。そして、この水熱処理固液分離装置260は、水熱処理済みの有機物含有廃棄物の固液分離を経て得た固形成分を、後述の第3固液分離機構1350(図1参照)にバルブ262の開放制御を経て固形成分排出管264から排出(移送)する。また、水熱処理固液分離装置260は、水熱処理済みの有機物含有廃棄物の固液分離を経て得た液状成分(脱離液)を、移送管266を経て曝気ブロック1200の後述の曝気処理装置300(詳しくは、その処理容器302)に移送する。この移送は、曝気制御装置330の制御を受けたポンプ268にて所定のタイミングでなされる。
図3に示すように、本実施形態の曝気ブロック1200には、曝気処理装置300と、ボイラー機器380とが含まれる。曝気処理装置300は、中空密閉状の処理容器302と、ガス曝気機構304と、硫化水素ガス予備タンク306と、曝気管308と、攪拌機器310と、曝気制御装置330とを備える。処理容器302は、第1固液分離機構1150における水熱処理固液分離装置260の移送管266と接続されている。そして、この処理容器302には、水熱処理装置100にて水熱処理を受けた後に第1固液分離機構1150にて固液分離された液状成分(以下、脱離液Weと称する)が、移送管266を経て移送され、処理容器302は、この脱離液Weを貯留する。
ガス曝気機構304は、後述の消化処理装置400の消化槽402とガス放出管422を介して接続されている。そして、このガス曝気機構304は、ガス放出管422を経て消化槽402から移送されてきたガス(後述の消化処理ガスSg)を、処理容器302の底部まで延びる曝気管308に導いて処理容器底部から曝気し、処理容器302に貯留された脱離液Weに消化処理ガスSgを接触させる。この際の消化処理ガスSgの曝気量や継続時間は、水熱処理装置100から処理容器302に移送されて当該容器に貯留された脱離液Weの液量に応じて定められている。この他、ガス曝気機構304は、ガス放出管422から移送される消化処理ガスSgのガス量と当該ガスに含まれる硫化水素ガス量(硫化水素濃度)とを検出するセンサー305を備え、そのセンサー出力により、次のように働く。センサー出力から、消化処理ガスSgに含まれる硫化水素ガス量が規定ガス量より少ない、或いは消化処理ガスSgのガス量自体が規定ガス量より少ないと、ガス曝気機構304は、後述の曝気制御装置330の制御を受けて、硫化水素ガス予備タンク306に貯留済みの硫化水素ガスを、ガス管路307を経て、曝気管308に導く。硫化水素ガス予備タンク306からの硫化水素ガス導入を定める上記の規定ガス量は、既述した脱離液Weの液量に応じて定められている。
ボイラー機器380は、ガス導入管382を介して処理容器302の液面上部と連通し、ガス吸引ファン384の吸引回転を経て、処理容器302の液面上部からガスを吸引する。処理容器302の液面上部のガスは、処理容器302の底部から曝気されて脱離液Weを浮上して液面から放出された消化処理ガスSgであり、この消化処理ガスSgは、後述の嫌気性消化処理により生成されたバイオガスであって、ガス中にメタン等の可燃性ガスを含む。よって、ボイラー機器380は、吸引した消化処理ガスSgを燃焼させ、その燃焼熱を、水熱処理装置100の水蒸気供給源141に伝搬することで、水熱処理装置100の処理槽110における亜臨界雰囲気の発現または維持に用いる。この場合、ガス吸引ファン384の回転制御は、曝気制御装置330にて消化処理ガスSgの曝気開始のタイミングに合わせてなされる。なお、ボイラー機器380を水蒸気供給源141に近接すれば、燃焼熱の伝搬効率が高まるので、ボイラー機器380を水蒸気供給源141の付属機器としてもよい。
曝気制御装置330は、論理演算を実行するCPUや、ROM、RAMを有するコンピューターとして構成され、曝気処理装置300と曝気後固液分離装置360やボイラー機器380を統括制御する。つまり、この曝気制御装置330は、図示しない各種スイッチやセンサー305の入力を受けつつ、既述したガス曝気機構304による曝気や、硫化水素ガスの補給、各管路のバルブ開閉の他、水熱処理装置100からの脱離液Weの移送、攪拌機器310の駆動等を統括制御する。そして、この曝気制御装置330は、所定の継続時間に亘って消化処理ガスSgを曝気すると、曝気後固液分離装置360のバルブ364を開弁制御して、曝気後の脱離液Weを処理容器302から第2固液分離機構1250(図1参照)に排出(移送)する。
上記した曝気処理装置300から曝気後の脱離液Weが移送される第2固液分離機構1250は、曝気後固液分離装置360を備える。この曝気後固液分離装置360は、導入管362を介して処理容器302の底部と連通し、バルブ364の開放を経て、処理容器302から脱離液Weを受け入れ、この脱離液Weを凝集法や濾過機器等を用いて固液分離に処する。この場合、バルブ364の開放制御は、曝気制御装置330にて消化処理ガスSgの曝気終了のタイミングに合わせてなされる。そして、この曝気後固液分離装置360は、脱離液Weの固液分離を経て得た固形成分を、バルブ372の開放制御を経て固形成分排出管370から排出する。また、曝気後固液分離装置360は、脱離液Weの固液分離を経て得た液状成分(以下、曝気処理済み脱離液Be)を、移送管366を経て後述の消化処理装置400(詳しくは、その消化槽402)に移送する。この移送は、曝気制御装置330の制御を受けたポンプ368にて所定のタイミングでなされる。
曝気処理装置300での曝気処理プロセスは、図2に示す水熱処理装置100での水熱処理の完了に合わせてバッチ的に同時並行的に実行され、その一つ前のバッチにおいて水熱処理装置100の水熱処理を経た脱離液Weを処理する。消化処理ガスSgの曝気を受ける脱離液Weは、水熱処理を受けた有機物含有廃棄物かれ得られたものであることから、この有機物含有廃棄物(下水汚泥)に含まれる重金属、例えば、鉄、鉛、金、白金、銀、銅、クロム、カドミウム、水銀、亜鉛、ヒ素、マンガン、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステン、錫等が溶解している。そして、曝気される消化処理ガスSgは、後述の消化処理装置400での嫌気性消化処理で得られたものであるため硫化水素を含有する。よって、曝気処理装置300での消化処理ガスSgの曝気により、脱離液Weに溶解している重金属は硫化水素との接触により金属硫化物に変遷し、金属硫化物として曝気後固液分離装置360にて固液分離され、固形成分として排出される。排出された重金属は、金属分離機器を用いて、再利用され得る。
図4に示すように、本実施形態の消化ブロック1300には、消化処理装置400と、ガス圧送機器420とが含まれる。消化処理装置400は、中空密閉状の消化槽402と、攪拌機器404と、消化制御装置430とを備える。消化処理装置400は、消化槽402の内部を嫌気性に維持して、消化槽内を、例えば嫌気性メタン発酵菌等の各種の嫌気性細菌の生育環境とする。消化処理装置400は、こうした嫌気性細菌を担持した担体を適宜、消化槽402に補充等することで、これら嫌気性細菌による嫌気性消化処理を消化槽402にて継続維持する。消化槽402は、第2固液分離機構1250における曝気後固液分離装置360(図3参照)と移送管366を介して接続されている。そして、この消化槽402には、曝気処理装置300にて消化処理ガスSgの曝気を受けた後に曝気後固液分離装置360にて固液分離された曝気処理済み脱離液Beが移送管366を経て移送され、消化槽402は、この曝気処理済み脱離液Beを嫌気性消化処理の処理基質として貯留する。また、消化槽402には、液密な開閉が可能な蓋体405の開閉を経て、処理汚泥(種汚泥)が投入され、この処理汚泥を嫌気性消化処理の対象とする(消化対象廃棄物)。本実施形態では、地方自治体の下水浄化処理施設における中温消化槽での消化処理対象とされている処理汚泥(種汚泥)を、消化槽402における嫌気性消化処理の対象とする。この際の処理汚泥(種汚泥)は、未脱水の状態の汚泥でもよく、重力濃縮とベルトプレスを経た半固形状の脱水ケーキでもよい。未脱水汚泥であれば、蓋体405を消化槽402の上部に設けて投入すればよい。つまり、消化処理装置400は、嫌気性消化処理の処理基質としての曝気処理済み脱離液Beと嫌気性消化処理の対象となる処理汚泥(種汚泥)とを消化槽402に貯留し、この消化槽402にて嫌気性消化処理を進行させる。こうすることで、消化処理装置400は、処理汚泥(種汚泥)および曝気処理済み脱離液Beに含まれる有機成分を生物分解し、その分解の結果として消化処理ガスSgを曝気処理済み脱離液Beの液面から放出する。
ガス圧送機器420は、ガス放出管422を介して消化槽402の液面上部と連通し、ガス吸引ファン424の吸引回転を経て、消化槽402の液面上部からガスを吸引する。消化槽402の液面上部のガスは、曝気処理済み脱離液Beに含まれる有機成分を嫌気性消化処理により生物分解した結果として生成され、曝気処理済み脱離液Beを浮上して液面から放出された消化処理ガスSgであり、この消化処理ガスSgは、嫌気性消化処理により生成されたバイオガスであって、ガス中にメタン等の可燃性ガスの他、硫化水素を含有する。そして、ガス圧送機器420は、硫化水素含有のバイオガスたる消化処理ガスSgの総てを、曝気処理装置300のガス曝気機構304(図3参照)に移送する。この場合、ガス吸引ファン424の回転制御は、消化制御装置430にて、消化槽402での嫌気性消化処理の進行状況に応じてなされる。なお、ガス圧送機器420によるガス曝気機構304への消化処理ガスSgの移送を、その一部のガスの移送とするようにしてもよく、未移送の消化処理ガスSgについては、これを曝気処理装置300のボイラー機器380に送るようにしてもよい。
消化制御装置430は、論理演算を実行するCPUや、ROM、RAMを有するコンピューターとして構成され、消化処理装置400と消化処理後固液分離装置410やガス圧送機器420を統括制御する。つまり、この消化制御装置430は、図示しない各種スイッチやセンサーの入力を受けつつ、各管路のバルブやファンの駆動の他、攪拌機器404や消化処理後固液分離装置410等を駆動制御する。そして、この消化処理装置400は、所定の継続時間に亘って嫌気性消化処理を継続すると、消化処理後固液分離装置410のバルブ413を開弁制御して、嫌気性消化処理済みの消化液を第3固液分離機構1350(図1参照)に排出(移送)する。
上記した消化処理装置400から嫌気性消化処理済みの消化液が移送される第3固液分離機構1350は、消化処理後固液分離装置410を備える。この消化処理後固液分離装置410は、導入管412を介して消化槽402の底部と連通し、バルブ413の開放を経て、消化槽402から嫌気性消化処理済みの消化液を受け入れ、当該消化液を凝集法や濾過機器等を用いて固液分離に処する。この場合、バルブ413の開放制御は、消化制御装置430にて、消化槽402における嫌気性消化処理の進行状況に合わせてなされる。また、消化処理後固液分離装置410は、水熱処理装置100での水熱処理を受けた有機物含有廃棄物から第1固液分離機構1150を経て得られた固形成分の投入を受け、この固形成分を、固液分離の際の脱水助剤として再利用する。そして、この消化処理後固液分離装置410は、嫌気性消化処理済みの消化液の固液分離を経て得た固形成分を、バルブ415の開放制御を経て固形成分排出管414から排出する。また、消化処理後固液分離装置410は、嫌気性消化処理済みの消化液の固液分離を経て得た液状成分(処理完了液状成分)を、排出管416を経て排出する。この固形成分や処理完了液状成分の排出は、消化制御装置430の制御を受けたバルブ413とバルブ417にて所定のタイミングでなされる。
消化処理装置400での嫌気性消化処理プロセスにあっても、図2に示す水熱処理装置100での水熱処理の完了に合わせてバッチ的に同時並行的に実行され、その二つ前のバッチにおいて水熱処理装置100の水熱処理を経た脱離液Weを処理する。消化処理装置400で嫌気性消化処理を受ける消化液は、それ以前の曝気処理装置300の曝気処理により重金属が除去済み出ることから、重金属を殆ど含まない。よって、嫌気性消化処理済みの消化液を消化処理後固液分離装置410にて固液分離された固形成分と液状成分は、共に重金属を殆ど含まないものとなる。
次に、消化処理装置400での嫌気性消化処理プロセスにおいて嫌気性消化処理の処理基質として用いる曝気処理済み脱離液Beの評価について説明する。図5嫌気性消化処理の処理基質としての曝気処理済み脱離液Beの評価試験の概要を示す説明図である。図5に示す実験機器Eは、既述した消化処理装置400を模した機器であり、中空密閉状のバイアル瓶Evを複数用意し、一つのバイアル瓶Evには、既述した処理汚泥(種汚泥:地方自治体の下水浄化処理施設における中温消化槽での消化処理汚泥)と曝気処理済み脱離液Be(試料K1)とを入れ、他のバイアル瓶Evには、上記の処理汚泥(種汚泥)と水熱処理装置100での水熱処理対象となる汚泥(水熱処理対象汚泥:試料K2)とを入れた。そして、処理汚泥(種汚泥)と試料をいれたそれぞれのバイアル瓶Evを、恒温槽内で38℃に保ち、5日間および10日間の消化試験を行った。この場合、負荷量は種汚泥のVS(強熱減量:Volatile Solids)量に対し各試料のVS量が0.4倍となるよう調整し、水で500mLになるように調整した。そして、バイアル瓶Evにはガス収集袋を接続し、5日目と10日目にガス収集袋に収集したガスを分析した。処理汚泥(種汚泥)に対して処理基質として曝気処理済み脱離液Be(試料K1)を入れたバイアル瓶Evにあっても、処理汚泥(種汚泥)に対して処理基質として水熱処理対象汚泥(試料K2)を入れたバイアル瓶Evにあっても、嫌気性細菌による嫌気性消化処理の進行に伴うバイオガスたる消化処理ガスSgの生成が観察された。そして、この消化処理ガスSgには、メタンガスが含まれていることが確認された。
また、上記のそれぞれのバイアル瓶Evの汚泥におけるVS分解率を5日目と10日目とで測定した。図6は汚泥におけるVS分解率を5日目と10日目とで示すグラフである。このグラフから、処理汚泥(種汚泥)に対して処理基質として曝気処理済み脱離液Be(試料K1)を入れたバイアル瓶Evでは、5日目から高いVS分解率が得られた。このことから、曝気処理済み脱離液Beは、処理汚泥(種汚泥)に対して良質な処理基質であることが判明した。
以上説明した本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、まず、水熱処理ブロック1100における水熱処理装置100の処理槽110(図2参照)にて、有機物含有廃棄物たる下水汚泥を亜臨界雰囲気において水熱処理する。その後、水熱処理済みの有機物含有廃棄物(下水汚泥)から第1固液分離機構1150にて固液分離して得た脱離液Weを、曝気ブロック1200での曝気処理を経て、消化ブロック1300の消化処理装置400における嫌気性消化処理の処理基質とする。その上で、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、有機物含有廃棄物たる下水汚泥(消化対象廃棄物)を消化槽402に脱離液Weと共に貯留して嫌気性消化処理する。処理基質として用いた脱離液Weは、水熱処理により、有機物を低分子の状態で混じり込ませていることから、嫌気性細菌による有機物の嫌気性消化を速やかに進行させ、これに応じて有機物含有廃棄物たる下水汚泥(消化対象廃棄物)の嫌気性細菌による嫌気性消化も進む。このことは、図6にグラフからも推認される。よって、本実施形態の廃棄物処理システム1000による有機物含有廃棄物の処理方法によれば、有機物含有廃棄物たる下水汚泥(消化対象廃棄物)の嫌気性消化に要する期間を短縮できる。また、消化処理装置400では、嫌気性細菌を担持した担体を消化槽402に追加投入するので、有機物含有廃棄物たる下水汚泥(消化対象廃棄物)の嫌気性消化に要する期間をより一層短縮できる。こうした結果、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、亜臨界状態の水蒸気を用いた水熱処理を嫌気性消化処理に併用できる。
本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、消化ブロック1300における消化処理装置400にて嫌気性消化処理済みの消化液を第3固液分離機構1350にて固液分離する。こうして得られた固形成分は、嫌気性消化を受けたことにより窒素を有機態或いは無機態として含む。よって、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、第3固液分離機構1350により固液分離した固形成分を窒素含有の固形堆肥として有益に利用できる。
本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、消化ブロック1300における消化処理装置400での嫌気性消化処理に先立ち、水熱処理済みの脱離液Weを曝気ブロック1200における曝気処理装置300にて硫化水素ガスによる曝気に処する。そして、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、水熱処理済み脱離液Weに含まれる重金属を硫化水素ガス曝気により水熱処理済み脱離液Weから固液分離して、重金属が分離された水熱処理済み脱離液Weを消化処理装置400の消化槽402に送り込む。よって、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、曝気ブロック1200での曝気プロセス後の第2固液分離機構1250による固液分離した固形成分たる重金属を回収して、その有効利用を図ることができる。これに加え、本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法によれば、第3固液分離機構1350にて固液分離した固形成分に重金属を混じり込ませないので、固形堆肥としての有益性を高めることができると共に、人体への悪影響を回避できる。また、第3固液分離機構1350にて固液分離した液状成分についても、重金属を混じり込ませないので、この液状成分を液状堆肥として利用できる。
本実施形態の有機物含有廃棄物の処理方法は、水熱処理ブロック1100における水熱処理装置100にて水熱処理済みの有機物含有廃棄物(下水汚泥)を第1固液分離機構1150で固液分離して得られた固形成分を、消化ブロック1300における消化処理装置400での嫌気性消化処理を受けた消化対象廃棄物たる処理汚泥と処理基質としての曝気処理済み脱離液Beとの固液分離の際の脱水助剤として、第3固液分離機構1350に配合して固液分離を行う。こうすれば、水熱処理で得られた固形成分を有効利用できる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上記した実施形態の廃棄物処理システム1000では、固液分離機能を有しない水熱処理装置100を用いたが、特許文献1で示されるような圧縮脱水や回転遠心力による遠心分離にて固液分離を図る水熱処理装置としてもよい。
上記した本実施形態の廃棄物処理システム1000では、水熱処理装置100にて下水汚泥を有機物含有廃棄物として水熱処理したが、畜産糞尿や食品残渣を水熱処理装置100にて水熱処理し、得られた液状成分(水熱処理済み脱離液We)を処理基質として消化ブロック1300にて用いるようにしてもよい。
上記した本実施形態の廃棄物処理システム1000では、放射性物質に汚染された有機物含有廃棄物を水熱処理装置100にて水熱処理してもよい。こうすれば、有機物含有廃棄物を汚染していた放射性物質は、有機物含有廃棄物の亜臨界雰囲気下での水熱処理の間に、水熱処理済み液状成分に含まれることになる。よって、水熱処理を経た後の固液分離で得られた固形成分は、放射性物質が低減されて除染状態となるので、固形成分の有効利用が可能となる。この場合、除染された固形成分については、埋め立て土壌への混合物として利用し、液状成分については、嫌気性消化に処してエネルギーの回収を図る。その上で、嫌気性消化した後の排水(消化液)は、放射性物質の中間貯蔵場等に運んで保存したり、ゼオライト等の放射性物質吸着剤に排水中の放射性物質を吸着し、ゼオライト等の放射性物質吸着剤だけ保存するようにできる。
100…水熱処理処置
110…処理槽
111…投入口
112…排出口
113…攪拌羽根
114…モーター
120…廃棄物投入系
121…投入経路
122…第1バルブ
123…第2バルブ
124…バルブ間経路
125…バルブ駆動機器
127…圧力開放弁
128…廃棄物投入ホッパ
130…処理物排出系
131…排出経路
132…排出バルブ
133…バルブ駆動機器
140…水蒸気供給系
141…水蒸気供給源
142…昇温昇圧機器群
143…蒸気供給管路
144…開閉バルブ
150…酸素供給系
154…開閉バルブ
161…第1の釜温度センサー
162…第2の釜温度センサー
163…第3の釜温度センサー
200…制御装置
260…水熱処理固液分離装置
262…バルブ
264…固形成分排出管
266…移送管
268…ポンプ
300…曝気処理装置
302…処理容器
304…ガス曝気機構
305…センサー
306…硫化水素ガス予備タンク
307…ガス管路
308…曝気管
310…攪拌機器
330…曝気制御装置
360…曝気後固液分離装置
362…導入管
364…バルブ
366…移送管
368…ポンプ
370…固形成分排出管
372…バルブ
380…ボイラー機器
382…ガス導入管
384…ガス吸引ファン
400…消化処理装置
402…消化槽
404…攪拌機器
405…蓋体
410…消化処理後固液分離装置
412…導入管
413…バルブ
414…固形成分排出管
415…バルブ
416…排出管
417…バルブ
420…ガス圧送機器
422…ガス放出管
424…ガス吸引ファン
430…消化制御装置
1000…廃棄物処理システム
1100…水熱処理ブロック
1150…第1固液分離機構
1200…曝気ブロック
1250…第2固液分離機構
1300…消化ブロック
1350…第3固液分離機構
E…実験機器
Ev…バイアル瓶
Sg…消化処理ガス

Claims (4)

  1. 有機物含有廃棄物の処理方法であって、
    前記有機物含有廃棄物を、亜臨界状態の水蒸気により亜臨界雰囲気とされた処理槽で水熱処理する水熱処理工程と、
    嫌気性消化処理の処理基質と嫌気性消化処理の対象となる消化対象廃棄物とを貯留する消化槽に、前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた水熱処理済み液状成分を前記処理基質として前記消化対象廃棄物と共に貯留させ、前記消化槽にて前記嫌気性消化処理に処する消化処理工程と、
    前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分とを固液分離する最終固液分離工程とを備え、
    前記消化処理工程の前工程において、前記水熱処理済み液状成分に含まれる重金属を前記水熱処理済み液状成分から固液分離し、前記重金属が分離された前記水熱処理済み液状成分を前記消化処理工程の前記消化槽に送り込む、有機物含有廃棄物の処理方法。
  2. 前記有機物含有廃棄物は、下水汚泥である請求項1に記載の有機物含有廃棄物の処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の有機物含有廃棄物の処理方法であって、
    前記最終固液分離工程では、
    前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた固形成分を、前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分との固液分離の際の脱水助剤として配合して固液分離を行う、有機物含有廃棄物の処理方法。
  4. 有機物含有廃棄物の処理方法であって、
    前記有機物含有廃棄物を、亜臨界状態の水蒸気により亜臨界雰囲気とされた処理槽で水熱処理する水熱処理工程と、
    嫌気性消化処理の処理基質と嫌気性消化処理の対象となる消化対象廃棄物とを貯留する消化槽に、前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた水熱処理済み液状成分を前記処理基質として前記消化対象廃棄物と共に貯留させ、前記消化槽にて前記嫌気性消化処理に処する消化処理工程と、
    前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分とを固液分離する最終固液分離工程とを備え、
    前記最終固液分離工程では、
    前記水熱処理を受けた前記有機物含有廃棄物を固液分離して得られた固形成分を、前記嫌気性消化処理を受けた前記消化対象廃棄物と前記処理基質としての前記水熱処理済み液状成分との固液分離の際の脱水助剤として配合して固液分離を行う、有機物含有廃棄物の処理方法。
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