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JP6305756B2 - 揚水発電装置 - Google Patents

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JP6305756B2
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Description

本発明は、揚水発電装置に関する。
従来、揚水発電装置では、水面が大気に開放された2つの調整池(上部調整池および下部調整池)の地理的水位差によって発電運転および揚水運転を実施している。一方の調整池が地下に設置されるケースもあるが、この場合においても、地下空間において調整池の水面は大気に開放された構造となる。
揚水発電装置では、揚水運転により、下部調整池の水を上部調整池に汲み上げることで、揚水入力の電気エネルギーを水の位置エネルギーに変換して貯蔵する。このとき、揚水運転で水を汲み上げるために消費する電気エネルギーは、揚水発電装置で使用されるポンプ水車の特性から、上部調整池の水位と下部調整池の水位との間の水位差によって決定される。
V.Turel, F.Primc, T.Machino著 「Implementation of a variable speed unit in the AVCE PSPP」 Hydro 2008(上記AVCEのCの上部には^の向きを上下反転させたものが付きます)
しかしながら、上記従来の技術によれば、揚水運転において、水を汲み上げるための電気エネルギーとして外部系統から入力される揚水入力の消費に必要な上部調整池の水位と下部調整池の水位との間の所望の水位差は、ポンプ水車の特性から求めることができるが、上部調整池の水位と下部調整池の水位との間の実際の水位差を所望の水位差に調整できない。また、外部系統から入力される揚水入力は一定ではなく変化することがある。そのため、揚水運転において、揚水入力を安定的に消費できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、上部調整池の水位と下部調整池の水位との間の揚水運転時に作用する水位差を調整可能な揚水発電装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上部調整池と前記上部調整池より地理的に低い位置にある下部調整池とを有し、2つの調整池およびポンプ水車を用いて揚水運転を行う揚水発電装置であって、一方の調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な空気圧調整部と、前記一方の調整池の第1の水位を検出する第1の水位検出部と、前記一方の調整池の上部空間の空気圧を検出する空気圧検出部と、他方の調整池の第2の水位を検出する第2の水位検出部と、前記第1の水位検出部から前記第1の水位、前記空気圧検出部から前記空気圧、前記第2の水位検出部から前記第2の水位、および外部の系統から揚水運転時に使用する電気エネルギーとして入力される揚水入力の情報を取得し、前記第1の水位および前記空気圧の情報を用いて算出した水位を前記一方の調整池における調整池算出水位とし、前記第2の水位と前記調整池算出水位との間の水位差が、前記揚水入力に対して前記ポンプ水車の特性から得られる所望の水位差になるように、前記空気圧調整部を制御して前記空気圧を調整する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上部調整池の水位と下部調整池の水位との間の揚水運転時に作用する水位差を調整できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の揚水発電装置の構成例を示す図である。 図2は、ポンプ水車における揚水時水位差と揚水入力の関係を示す図である。 図3は、実施の形態2の揚水発電装置の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる揚水発電装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の揚水発電装置の構成例を示す図である。揚水発電装置10は、ポンプ水車1と、発電動機2と、変圧器3と、制御部4と、下部調整池5と、上部調整池6と、通気抗7と、水位検出部11と、空気圧検出部12と、空気圧制御弁13,14と、空気圧調整部15と、水位検出部21と、を備える。
ポンプ水車1は、発電動機2と接続し、発電運転時には上部調整池6から落下する水で発電動機2を駆動し、揚水運転時には発電動機2によって駆動され下部調整池5の水を上部調整池6に汲み上げる。発電動機2は、発電運転時にはポンプ水車1の回転によって発電した電力を変圧器3および制御部4を介して図示しない外部の系統(以下、外部系統とする。)へ出力し、揚水運転時には制御部4および変圧器3を介して外部系統から入力した揚水入力Pでポンプ水車1を駆動する。変圧器3は、制御部4を介して、発電動機2と外部系統とを接続する。
制御部4は、下部調整池5の空気圧を制御して、揚水運転時にポンプ水車1に作用する水位差(揚程)であって、下部調整池5と上部調整池6との間で算出した水位差を制御する。なお、制御部4は、外部系統からの揚水入力Pを入力し、変圧器3へ出力する構成としているが、これに限定するものではない。制御部4では、揚水入力Pの情報が取得できればよいので、外部系統と変圧器3とを接続し、外部系統と変圧器3との間から分岐する形で揚水入力Pの情報を取得してもよい。
下部調整池5は、上部が密閉可能な空間において、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15の動作により、上部の空気層の空気圧の調整が可能な調整池である。下部調整池5は、上部調整池6よりも地理的に低い位置に設置されているものとする。上部調整池6は、水面の上部が大気に接する調整池である。上部調整池6は、下部調整池5よりも地理的に高い位置に設置されているものとする。通気抗7は、空気圧制御弁13を介して、下部調整池5と地表の大気とを接続する。水位検出部11は、下部調整池5に蓄えられている水の水位を検出する。空気圧検出部12は、下部調整池5において上部の空気層の空気圧を検出する。空気圧制御弁13は、下部調整池5と地表の大気との接続を制御する。空気圧制御弁14は、下部調整池5と空気圧調整部15との接続を制御する。空気圧調整部15は、空気圧制御弁14を介して下部調整池5内の空気層の空気圧を調整する。水位検出部21は、上部調整池6に蓄えられている水の水位を検出する。
つづいて、揚水発電装置10における揚水運転の動作について説明する。揚水運転をするため、揚水発電装置10では、接続する外部系統から電力(揚水入力P)の供給を受ける。揚水発電装置10は、制御部4、変圧器3を介して揚水入力Pを発電動機2へ供給する。発電動機2は、揚水入力Pによって電動機としてポンプ水車1を駆動し、下部調整池5から上部調整池6へ水を汲み上げる。これにより、揚水発電装置10では、揚水入力Pの電気エネルギーを水の位置エネルギーに変換して貯蔵することができる。
ポンプ水車1の特性について説明する。図2は、ポンプ水車における揚水時水位差と揚水入力の関係を示す図である。ポンプ水車1は、揚水運転時、図2に示す最低から最高の範囲内の揚水時水位差Hにおいて、曲線で示される揚水入力Pの電気エネルギーを消費する。揚水発電装置10においてポンプ水車1は、例えば、点Aで示す揚水時水位差HAでは揚水入力PAを消費し、点Bで示す揚水時水位差HBでは揚水入力PBを消費する。
揚水運転は、需要者の電力消費が少ない時間帯(例えば、深夜など)に行われることが一般的である。このとき、揚水発電装置10と接続する火力発電設備などの外部系統では、発電運転を完全に止めることはなく、発電運転により電力を供給し続ける。しかしながら、電力消費の少ない時間帯では、外部系統が発電する電力を需要者で消費しきれない。そのため、外部系統は、発電する電力のうち需要者で消費しきれない分の電力を、揚水発電装置10へ揚水入力として出力する。揚水発電装置10は、外部系統から入力した揚水入力を揚水運転で消費することで、外部系統および揚水発電装置10を含む系統において安定した運転が可能となる。
ここで、揚水発電装置10では、図2を用いて説明したように、ポンプ水車1の特性から、揚水時水位差Hと揚水入力Pの関係は一意に決定される。そのため、揚水発電装置10では、例えば、揚水時水位差HBの場合、揚水入力Pとして揚水入力PAが入力されても、揚水入力PBの分の電気エネルギーしか消費できず、系統として安定した運転ができない。また、揚水発電装置10では、揚水時水位差HAの場合、揚水入力Pとして揚水入力PBが入力されても、必要な揚水入力PAを得ることができず、運転効率が低下する。そのため、本実施の形態では、揚水発電装置10において、上部調整池6と下部調整池5との間の揚水時水位差Hを、実際の揚水運転時にポンプ水車1に作用する水位差(揚程)として、水の移動を伴うことなく各調整池にかかる圧力の観点から調整する制御を行う。
図1に示す揚水発電装置10において、上部調整池6の水位(海抜)をWLUD(m)、下部調整池5の水位(海抜)をWLLD(m)、下部調整池5に作用する空気圧をPLD(MPa)とすると、揚水時水位差H(m)は、次の式(1)のように表すことができる。
H=WLUD−(WLLD+101.97×PLD) …(1)
下部調整池5のように上部が密閉された空間では、制御部4は、下部調整池5の水位WLLDおよび空気圧PLDを用いて算出した調整池算出水位を(WLLD+101.97×PLD)のように表すことができる。下部調整池5では、制御部4の制御により、空気圧制御弁13を閉じ、空気圧制御弁14を開き、空気圧調整部15が空気を圧縮、膨張することによって、空気圧PLDの調整が可能である。また、下部調整池5では、空気圧制御弁13を開くことで地表の大気圧と同等の空気圧にすることも可能である。
制御部4は、水位検出部21から上部調整池6の水位WLUDの情報を取得し、水位検出部11から下部調整池5の水位WLLDの情報を取得し、空気圧検出部12から下部調整池5の空気圧PLDの情報を取得し、外部系統から揚水入力Pの情報を取得する。制御部4は、揚水入力Pに対して揚水時水位差Hが図2に示す所望の水位差になるように、空気圧制御弁13,14の開閉および空気圧調整部15での空気の圧縮、膨張を制御して、下部調整池5の空気圧PLDを調整する。なお、制御部4において、ポンプ水車1における図2に示す運転特性は既知であるとする。
例えば、揚水発電装置10において、図2に示す点Aの状態で揚水運転をしていた場合を想定する。この場合、揚水入力PAに対して揚水時水位差HAは所望の状態にあり、ポンプ水車1では高効率で揚水運転ができる。その後、ポンプ水車1が下部調整池5から上部調整池6へ水を汲み上げたことによって、上部調整池6の水位WLUDが上がり、下部調整池5の水位WLLDが下がって揚水時水位差Hが大きくなり、揚水時水位差HBに推移した場合、揚水発電装置10では、揚水入力PAが入力されているにも係わらず、揚水入力PBの電気エネルギーしか消費できない。
そのため、揚水発電装置10では、制御部4が、水位WLUD、水位WLLD、空気圧PLD、揚水入力PAの情報を入力し、式(1)より算出される揚水時水位差Hが揚水時水位差HAになるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して空気圧PLDを調整する。具体的に、制御部4は、揚水時水位差Hが揚水時水位差HAから揚水時水位差HBに推移し、揚水入力PAから変動していない場合、空気圧PLDが揚水運転開始時よりも大きくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。
これにより、揚水発電装置10では、式(1)において、水位WLUDの値が大きくなり、水位WLLDの値が小さくなっても、空気圧PLDを大きくすることで(WLLD+101.97×PLD)の値を大きくすることができる。水位WLUDの値の増加分と(WLLD+101.97×PLD)の値の増加分が同程度であれば、式(1)より、これらの2つの値から求められる揚水時水位差Hの値を所望の範囲内に調整することが可能となる。その結果、揚水発電装置10では、入力される揚水入力Pの大きさに対して揚水時水位差Hの値を、図2に示す所望の大きさに調整することができる。
なお、制御部4では、下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を常時行うことも可能であるが、一定時間毎に下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を行い、調整制御を行わない時間帯を設けることも可能である。また、図2に示す運転特性において揚水入力Pに対する所望の揚水時水位差Hに許容範囲を設定することにより、制御部4は、揚水入力Pに対して揚水時水位差Hが許容範囲から外れた場合に下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を行うことも可能である。これにより、揚水発電装置10では、下部調整池5の空気圧PLDの調整制御に使用する電気エネルギー、例えば、空気圧調整部15を動作させるための電気エネルギーの消費を低減することが可能となる。
また、揚水運転によって揚水時水位差Hが変動するために下部調整池5の空気圧PLDを調整する場合について説明したが、これに限定するものではない。外部系統から入力される揚水入力Pも一定ではなく、変動することが想定される。そのため、揚水発電装置10では、自装置内で揚水時水位差Hが変動していなくても、変動する揚水入力Pに対して図2に示す所望の揚水時水位差Hが得られるように、下部調整池5の空気圧PLDを調整する。具体的に、揚水発電装置10では、制御部4は、揚水入力Pがこれまでよりも大きくなった場合には、揚水時水位差Hが小さくなるように、すなわち、揚水入力P変化前よりも下部調整池5の空気圧PLDが大きくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。これとは反対に、揚水発電装置10では、制御部4は、揚水入力Pがこれまでよりも小さくなった場合には、揚水時水位差Hが大きくなるように、すなわち、揚水入力P変化前よりも下部調整池5の空気圧PLDが小さくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、揚水発電装置10では、揚水運転において、制御部4が、上部調整池6の水位WLUDの情報、下部調整池5の水位WLLDの情報、下部調整池5の空気圧PLDの情報、揚水入力Pの情報を取得し、揚水入力Pに対して揚水時水位差Hが所望の水位差になるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整することとした。これにより、揚水発電装置10では、揚水運転時において上部調整池6および下部調整池5の間で作用する水位差(揚程)を地理的位置よりも大きく、または小さくすることができ、揚水入力Pに対して、揚水時水位差Hの値を所望の状態に制御して最適な揚程にて揚水運転を行うことができる。また、揚水発電装置10および揚水入力Pを出力する外部系統を含む系統において安定した運転が可能となる。
なお、本実施の形態では、揚水時水位差Hまたは揚水入力Pが変動した場合に、下部調整池5の空気圧PLDを調整する場合について説明したが、他の用途にも適用可能である。
図2に示すように、揚水発電装置10において、使用するポンプ水車1によって揚水入力に対する所望の揚水時水位差の関係は一意に決定される。ここで、上部調整池6と下部調整池5が設置される位置は、揚水発電装置10が建設される地理的条件によって決定される。そのため、地理的条件によっては、上部調整池6と下部調整池5の設置位置の海抜の差が大きく異なり、図2に示す揚水時水位差Hの最高の位置よりも大きくなってしまうことも想定される。このような場合、従来では、図2に示すポンプ水車1は使用できずに別型式のポンプ水車を使用することになり、安価で信頼性の高い設備を使用することができないケースがあった。または、多段式ポンプ水車を使用しなければならないケースがあった。
これに対して、本実施の形態では、下部調整池5の空気圧PLDを調整することで、地理的な各調整池の位置を調整することなく、水位および空気圧から算出される揚水時水位差Hを小さくすることができる。これにより、実際には各調整池の地理的な水位差が大きい場合でも、揚水運転時に作用する水位差(揚程)を小さくすることができるため、水位差に応じて選択されるポンプ水車などの設備において、安価で信頼性の高い形式の設備を選択することが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態では、上部調整池の空気圧も調整可能な揚水発電装置について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図3は、本実施の形態の揚水発電装置の構成例を示す図である。揚水発電装置10aは、ポンプ水車1と、発電動機2と、変圧器3と、制御部4aと、下部調整池5と、上部調整池6aと、通気抗7,8と、水位検出部11と、空気圧検出部12と、空気圧制御弁13,14と、空気圧調整部15と、水位検出部21と、空気圧検出部22と、空気圧制御弁23,24と、空気圧調整部25と、を備える。
制御部4aは、下部調整池5および上部調整池6aの空気圧を制御して、揚水運転時にポンプ水車1に作用する水位差(揚程)であって、下部調整池5と上部調整池6aとの間で算出した水位差を制御する。上部調整池6aは、上部が密閉可能な空間において、空気圧制御弁23,24および空気圧調整部25の動作により、上部の空気層の空気圧の調整が可能な調整池である。上部調整池6aは、下部調整池5よりも地理的に高い位置に設置されているものとする。通気抗8は、空気圧制御弁23を介して、上部調整池6aと地表の大気とを接続する。水位検出部21は、上部調整池6aに蓄えられている水の水位を検出する。空気圧検出部22は、上部調整池6aにおいて上部の空気層の空気圧を検出する。空気圧制御弁23は、上部調整池6aと地表の大気との接続を制御する。空気圧制御弁24は、上部調整池6aと空気圧調整部25との接続を制御する。空気圧調整部25は、空気圧制御弁24を介して上部調整池6a内の空気層の空気圧を調整する。
つづいて、揚水発電装置10aにおける揚水運転の動作について説明する。実施の形態1では、揚水運転によって揚水時水位差Hが変動した場合、または、揚水入力Pが変動した場合に、制御部4が、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整した。本実施の形態では、さらに、上部調整池6aの空気圧PUDも調整する。
図3に示す揚水発電装置10aにおいて、上部調整池6aの水位(海抜)をWLUD(m)、上部調整池6aに作用する空気圧をPUD(MPa)、下部調整池5の水位(海抜)をWLLD(m)、下部調整池5に作用する空気圧をPLD(MPa)とすると、揚水時水位差H(m)は、次の式(2)のように表すことができる。
H=(WLUD+101.97×PUD)−(WLLD+101.97×PLD
…(2)
上部調整池6aのように上部が密閉された空間では、制御部4aは、上部調整池6aの水位WLUDおよび空気圧PUDを用いて算出した調整池算出水位を(WLUD+101.97×PUD)のように表すことができる。上部調整池6aでは、制御部4aの制御により、空気圧制御弁23を閉じ、空気圧制御弁24を開き、空気圧調整部25が空気を圧縮、膨張することによって、空気圧PUDの調整が可能である。また、上部調整池6aでは、空気圧制御弁23を開くことで地表の大気圧と同等の空気圧にすることも可能である。なお、制御部4aにおける下部調整池5に対する空気圧PLDの調整は制御部4と同様とする。
制御部4aは、水位検出部21から上部調整池6aの水位WLUDの情報を取得し、空気圧検出部22から上部調整池6aの空気圧PUDの情報を取得し、水位検出部11から下部調整池5の水位WLLDの情報を取得し、空気圧検出部12から下部調整池5の空気圧PLDの情報を取得し、外部系統から揚水入力Pの情報を取得する。制御部4aは、揚水入力Pに対して揚水時水位差Hが所望の水位差になるように、空気圧制御弁23,24の開閉および空気圧調整部25での空気の圧縮、膨張を制御して上部調整池6aの空気圧PUDを調整し、また、空気圧制御弁13,14の開閉および空気圧調整部15での空気の圧縮、膨張を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整する。なお、制御部4aにおいて、ポンプ水車1における図2に示す運転特性は既知であるとする。
例えば、揚水発電装置10aにおいて、図2に示す点Aの状態で揚水運転をしていた場合を想定する。この場合、揚水入力PAに対して揚水時水位差HAは所望の状態にあり、ポンプ水車1では高効率で揚水運転ができる。その後、ポンプ水車1が下部調整池5から上部調整池6aへ水を汲み上げたことによって、上部調整池6aの水位WLUDが上がり、下部調整池5の水位WLLDが下がって揚水時水位差Hが大きくなり、揚水時水位差HBに推移した場合、揚水発電装置10aでは、揚水入力PAが入力されているにも係わらず、揚水入力PBの電気エネルギーしか消費できない。
そのため、揚水発電装置10aでは、制御部4aが、水位WLUD、空気圧PUD、水位WLLD、空気圧PLD、揚水入力PAの情報を入力し、式(2)より算出される揚水時水位差Hが揚水時水位差HAになるように、空気圧制御弁23,24,空気圧調整部25を制御して空気圧PUDを調整し、空気圧制御弁13,14,空気圧調整部15を制御して空気圧PLDを調整する。具体的に、制御部4aは、揚水時水位差Hが揚水時水位差HAから揚水時水位差HBに推移し、揚水入力PAから変動していない場合、空気圧PUDが揚水運転開始時よりも小さくなるように、空気圧制御弁23,24、空気圧調整部25を制御し、空気圧PLDが揚水運転開始時よりも大きくなるように、空気圧制御弁13,14、空気圧調整部15を制御する。
これにより、揚水発電装置10aでは、式(2)において、水位WLUDの値が大きくなり、WLLDの値が小さくなっても、空気圧PUDを小さくし、空気圧PLDを大きくすることで、(WLUD+101.97×PUD)の値の変化量と(WLLD+101.97×PLD)の値の変化量を同程度にすることができる。(WLUD+101.97×PUD)の値の変化量と(WLLD+101.97×PLD)の値の変化量が同程度であれば、式(2)より、これらの2つの値から求められる揚水時水位差Hの値を所望の範囲内に調整することが可能となる。その結果、揚水発電装置10aでは、入力される揚水入力Pの大きさに対して揚水時水位差Hの値を、図2に示す所望の大きさに調整することができる。
本実施の形態では、下部調整池5の空気圧に加えて上部調整池6aの空気圧についても調整することで、揚水発電装置10aでは、1つの調整池の空気圧の調整だけではできなかった範囲の揚水時水位差Hについて制御することができる。また、揚水発電装置10aでは、2つの調整池の空気圧を調整することにより、1つの調整池の空気圧のみを調整する場合よりも迅速に所望の水位差に調整することが可能となる。
制御部4aにおける各調整池の空気圧を調整する頻度は、実施の形態1の制御部4と同様にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、揚水発電装置10aでは、揚水運転において、制御部4aが、上部調整池6aの水位WLUDの情報、上部調整池6aの空気圧PUDの情報、下部調整池5の水位WLLDの情報、下部調整池5の空気圧PLDの情報、揚水入力Pの情報を取得し、揚水入力Pに対して揚水時水位差Hが所望の水位差になるように、空気圧制御弁23,24および空気圧調整部25を制御して上部調整池6aの空気圧PUDを調整し、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整することとした。これにより、揚水発電装置10aでは、揚水入力Pに対して実施の形態1よりも広い範囲で揚水時水位差Hを調整でき、揚水時水位差Hの値を所望の状態に制御して最適な揚程にて揚水運転を行うことができる。
なお、実施の形態1と同様、揚水発電装置10aが建設される地理的条件によっては、上部調整池6aと下部調整池5の地理的な設置位置の海抜の差が大きく異なり、図2に示す揚水時水位差Hの最高の位置よりも大きくなってしまう場合にも適用可能である。この場合においても、実施の形態1と比較して、より上部調整池6aと下部調整池5の地理的な設置位置の海抜の差が大きい場合にも適用可能となる。
また、本実施の形態では上部調整池6aと下部調整池5の2つの調整池の空気圧を調整したが、例えば、下部調整池5側の空気圧のみを調整することも可能である。この場合、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、1つの調整池の空気圧を調整する場合としては、下部調整池5に限定するものではなく、上部調整池6aの空気圧のみを調整することも可能である。この場合においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。このとき、制御部4aでは、揚水運転により揚水時水位差Hが大きくなった場合、上部調整池6aの上部の空気圧を揚水運転開始時よりも小さくなるように制御を行う。なお、上部調整池6aの空気圧を調整する場合としては、実施の形態1のように、上部調整池6a側の1つの調整池のみを上部の空気層の空気圧の調整が可能な調整池とし、下部調整池5側では水面の上部が大気に接する構成にすることも可能である。
実施の形態3.
実施の形態1,2では揚水運転の動作について説明した。本実施の形態では、発電運転の動作について説明する。
一例として、図1に示す揚水発電装置10を用いて説明する。揚水発電装置10では、揚水運転の場合と同様に、ポンプ水車1において発電運転時に発電効率の高い所望の運転状態がある。所望の運転状態とは、上部調整池6から下部調整池5までの水位差(落差)によって決定される。揚水発電装置10では、下部調整池5の空気圧を制御することにより、ポンプ水車1に作用する水位差(落差)を運転効率の高い任意の水位差に調整することによって、最適な運転状態で発電運転を行うことができる。なお、上部調整池6からポンプ水車1へ落下する水の発電流量は一定とする。
例えば、揚水発電装置10では、ポンプ水車1において運転効率の高い水位差で発電運転をしていても、上部調整池6から下部調整池5へ水を落下させることで2つの調整池の間の水位差は小さくなる。この場合、揚水発電装置10では、制御部4が、水位WLUD、水位WLLD、空気圧PLDの情報を入力し、式(1)より算出される水位差がポンプ水車1において運転効率の高い任意の水位差になるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して空気圧PLDを調整する。具体的に、制御部4は、空気圧PLDが発電運転開始時よりも小さくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。
揚水発電装置10では、実施の形態1と同様、前述の式(1)により上部調整池6から下部調整池5までの水位差を算出可能である。これにより、揚水発電装置10では、式(1)において、水位WLUDの値が小さくなり、WLLDの値が大きくなっても、空気圧PLDを小さくすることで(WLLD+101.97×PLD)の値を小さくすることができる。水位WLUDの値の減少分と(WLLD+101.97×PLD)の値の減少分が同程度であれば、式(1)より、これらの2つの値から求められる揚水時水位差Hの値を所望の範囲内に調整することが可能となる。その結果、揚水発電装置10では、ポンプ水車1において運転効率の高い任意の水位差に調整でき、最適な運転状態で発電運転を行うことができる。
制御部4は、発電運転中は、空気圧PLDが発電運転開始時よりも小さくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。これとは反対に、制御部4は、揚水運転中は、空気圧PLDが揚水運転開始時よりも大きくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。
実施の形態1と同様、制御部4では、下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を常時行うことも可能であるが、一定時間毎に下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を行い、調整制御を行わない時間帯を設けることも可能である。また、目標とする運転効率に対する任意の水位差に許容範囲を設定することにより、制御部4は、水位差が許容範囲から外れた場合に下部調整池5の空気圧PLDを調整する制御を行うことも可能である。これにより、揚水発電装置10では、下部調整池5の空気圧PLDの調整制御に使用する電気エネルギー、例えば、空気圧調整部15を動作させるための電気エネルギーの消費を低減することが可能となる。
なお、図1を用いて実施の形態の場合について説明したが、実施の形態2の揚水発電装置10a(図3参照)にも適用可能である。
例えば、揚水発電装置10aでは、ポンプ水車1において運転効率の高い水位差で発電運転をしていても、上部調整池6aから下部調整池5へ水を落下させることで2つの調整池の間の水位差は小さくなる。この場合、揚水発電装置10aでは、制御部4aが、水位WLUD、空気圧PUD、水位WLLD、空気圧PLDの情報を入力し、式(2)より算出される水位差がポンプ水車1において運転効率の高い任意の水位差になるように、空気圧制御弁23,24および空気圧調整部25を制御して空気圧PUDを調整し、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して空気圧PLDを調整する。具体的に、制御部4aは、空気圧PUDが大きくなるように、空気圧制御弁23,24および空気圧調整部25を制御し、空気圧PLDが小さくなるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御する。
揚水発電装置10aでは、実施の形態2と同様、前述の式(2)より上部調整池6aから下部調整池5までの水位を算出可能である。これにより、揚水発電装置10aでは、式(2)において、水位WLUDの値が小さくなり、WLLDの値が大きくなっても、空気圧PUDを大きくし、空気圧PLDを小さくすることで、(WLUD+101.97×PUD)の値の変化量と(WLLD+101.97×PLD)の値の変化量を同程度にすることができる。(WLUD+101.97×PUD)の値の変化量と(WLLD+101.97×PLD)の値の変化量が同程度であれば、式(2)より、これらの2つの値から求められる水位差の値を同程度に調整することが可能となる。その結果、揚水発電装置10aでは、ポンプ水車1において運転効率の高い任意の水位差に調整でき、最適な運転状態で発電運転を行うことができる。
制御部4aにおける各調整池の空気圧を調整する頻度は、前述の制御部4と同様にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、揚水発電装置10では、発電運転において、制御部4が、上部調整池6の水位WLUDの情報、下部調整池5の水位WLLDの情報、下部調整池5の空気圧PLDの情報を取得し、ポンプ水車1に作用する水位差(落差)が運転効率の高い所望の水位差になるように、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整することとした。これにより、揚水発電装置10では、水位差の値を所望の状態に制御して最適な落差で発電運転を行うことができる。
また、揚水発電装置10aでは、発電運転において、制御部4aが、上部調整池6aの水位WLUDの情報、上部調整池6aの空気圧PUDの情報、下部調整池5の水位WLLDの情報、下部調整池5の空気圧PLDの情報を取得し、ポンプ水車1に作用する水位差(落差)が運転効率の高い所望の水位差になるように、空気圧制御弁23,24および空気圧調整部25を制御して上部調整池6aの空気圧PUDを調整し、空気圧制御弁13,14および空気圧調整部15を制御して下部調整池5の空気圧PLDを調整することとした。これにより、揚水発電装置10aでは、水位差の値を所望の状態に制御して最適な落差で発電運転を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる揚水発電装置は、地理的水位条件の異なる2つの調整池を用いた揚水運転および発電運転に有用であり、特に、一方の調整池が密閉された地理的条件にある場合に適している。
1 ポンプ水車、2 発電動機、3 変圧器、4,4a 制御部、5 下部調整池、6,6a 上部調整池、7,8 通気抗、10,10a 揚水発電装置、11,21 水位検出部、12,22 空気圧検出部、13,14,23,24 空気圧制御弁、15,25 空気圧調整部。

Claims (15)

  1. 上部調整池と前記上部調整池より地理的に低い位置にある下部調整池とを有し、2つの調整池およびポンプ水車を用いて揚水運転を行う揚水発電装置であって、
    一方の調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な空気圧調整部と、
    前記一方の調整池の第1の水位を検出する第1の水位検出部と、
    前記一方の調整池の上部空間の空気圧を検出する空気圧検出部と、
    他方の調整池の第2の水位を検出する第2の水位検出部と、
    前記第1の水位検出部から前記第1の水位、前記空気圧検出部から前記空気圧、前記第2の水位検出部から前記第2の水位、および外部の系統から揚水運転時に使用する電気エネルギーとして入力される揚水入力の情報を取得し、前記第1の水位および前記空気圧の情報を用いて算出した水位を前記一方の調整池における調整池算出水位とし、前記第2の水位と前記調整池算出水位との間の水位差が、前記揚水入力に対して前記ポンプ水車の特性から得られる所望の水位差になるように、前記空気圧調整部を制御して前記空気圧を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする揚水発電装置。
  2. 前記制御部は、揚水入力の大きさが変化した場合、変化後の揚水入力に対して前記所望の水位差になるように、前記空気圧調整部を制御して前記空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚水発電装置。
  3. 前記制御部は、前記所望の水位差に対して許容範囲を設定し、前記第2の水位と前記調整池算出水位との間の水位差が前記許容範囲から外れた場合に、前記所望の水位差になるように、前記空気圧調整部を制御して前記空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚水発電装置。
  4. 前記制御部は、規定の時間間隔毎に、前記第2の水位と前記調整池算出水位との間の水位差が前記所望の水位差になるように、前記空気圧調整部を制御して前記空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚水発電装置。
  5. 前記一方の調整池を下部調整池とし、前記他方の調整池を上部調整池とした場合、
    前記制御部は、揚水運転によって前記上部調整池の水位と前記下部調整池の水位との間の水位差が揚水運転開始時よりも大きくなったときは、前記空気圧調整部を制御して前記下部調整池の上部空間の空気圧を揚水運転開始時よりも大きくする調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の揚水発電装置。
  6. 前記一方の調整池を上部調整池とし、前記他方の調整池を下部調整池とした場合、
    前記制御部は、揚水運転によって前記上部調整池の水位と前記下部調整池の水位との間の水位差が揚水運転開始時よりも大きくなったときは、前記空気圧調整部を制御して前記上部調整池の上部空間の空気圧を揚水運転開始時よりも小さくする調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の揚水発電装置。
  7. 上部調整池と前記上部調整池より地理的に低い位置にある下部調整池とを有し、2つの調整池およびポンプ水車を用いて揚水運転を行う揚水発電装置であって、
    前記上部調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な上部空気圧調整部と、
    前記上部調整池の第1の水位を検出する上部水位検出部と、
    前記上部調整池の上部空間の第1の空気圧を検出する上部空気圧検出部と、
    前記下部調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な下部空気圧調整部と、
    前記下部調整池の第2の水位を検出する下部水位検出部と、
    前記下部調整池の上部空間の第2の空気圧を検出する下部空気圧検出部と、
    前記上部水位検出部から前記第1の水位、前記上部空気圧検出部から前記第1の空気圧、前記下部水位検出部から前記第2の水位、前記下部空気圧検出部から前記第2の空気圧、および外部の系統から揚水運転時に使用する電気エネルギーとして入力される揚水入力の情報を取得し、前記第1の水位および前記第1の空気圧の情報を用いて算出した水位を前記上部調整池における上部調整池算出水位とし、前記第2の水位および前記第2の空気圧の情報を用いて算出した水位を前記下部調整池における下部調整池算出水位とし、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が、前記揚水入力に対して前記ポンプ水車の特性から得られる所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする揚水発電装置。
  8. 前記制御部は、揚水入力の大きさが変化した場合、変化後の揚水入力に対して前記所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の揚水発電装置。
  9. 前記制御部は、前記所望の水位差に対して許容範囲を設定し、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が前記許容範囲から外れた場合に、前記所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の揚水発電装置。
  10. 前記制御部は、規定の時間間隔毎に、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が前記所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の揚水発電装置。
  11. 前記制御部は、揚水運転によって前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が揚水運転開始時よりも大きくなったときは、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を揚水運転開始時よりも小さくする調整を行い、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を揚水運転開始時よりも大きくする調整を行う、
    ことを特徴とする請求項7から10のいずれか1つに記載の揚水発電装置。
  12. 上部調整池と前記上部調整池より地理的に低い位置にある下部調整池とを有し、2つの調整池およびポンプ水車を用いて発電運転を行う揚水発電装置であって、
    前記上部調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な上部空気圧調整部と、
    前記上部調整池の第1の水位を検出する上部水位検出部と、
    前記上部調整池の上部空間の第1の空気圧を検出する上部空気圧検出部と、
    前記下部調整池の上部空間が密閉可能であって、当該上部空間の空気圧を調整可能な下部空気圧調整部と、
    前記下部調整池の第2の水位を検出する下部水位検出部と、
    前記下部調整池の上部空間の第2の空気圧を検出する下部空気圧検出部と、
    前記上部水位検出部から前記第1の水位、前記上部空気圧検出部から前記第1の空気圧、前記下部水位検出部から前記第2の水位、および前記下部空気圧検出部から前記第2の空気圧の情報を取得し、前記第1の水位および前記第1の空気圧の情報を用いて算出した水位を前記上部調整池における上部調整池算出水位とし、前記第2の水位および前記第2の空気圧の情報を用いて算出した水位を前記下部調整池における下部調整池算出水位とし、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が、前記ポンプ水車の発電特性から得られる所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする揚水発電装置。
  13. 前記制御部は、前記所望の水位差に対して許容範囲を設定し、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が前記許容範囲から外れた場合に、前記所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚水発電装置。
  14. 前記制御部は、規定の時間間隔毎に、前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が前記所望の水位差になるように、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を調整し、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚水発電装置。
  15. 前記制御部は、発電運転によって前記上部調整池算出水位と前記下部調整池算出水位との間の水位差が発電運転開始時よりも小さくなったときは、前記上部空気圧調整部を制御して前記第1の空気圧を発電運転開始時よりも大きくする調整を行い、前記下部空気圧調整部を制御して前記第2の空気圧を発電運転開始時よりも小さくする調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1,1または1に記載の揚水発電装置。
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