次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る非接触給電装置を、電気自動車やハイブリッド車に搭載された車載バッテリに非接触で送電する非接触給電装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して第1実施形態の非接触給電装置の概略構成について説明する。
図1に示す非接触給電装置1は、車両外部の商用電源AC1から車両に搭載された車載バッテリB1に非接触で送電し、車載バッテリB1を充電する装置である。非接触給電装置1は、送電回路10と、送電コイル11と、送電側共振用コンデンサ12と、受電コイル13と、受電側共振用コンデンサ14と、受電回路15と、制御回路16とを備えている。
送電回路10は、商用電源AC1から供給される交流を高周波数の交流に変換して直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12に供給する回路である。送電回路10は、車両外部に設けられている。送電回路10の入力端は商用電源AC1に、出力端は送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12にそれぞれ接続されている。
送電コイル11は、送電回路10から交流が供給されることで交番磁束を発生する部材である。送電コイル11は、駐車スペース内の所定位置に、地表面から露出した状態で設置されている。
送電側共振用コンデンサ12は、送電コイル11とともに共振回路を構成する素子である。送電側共振用コンデンサ12は、車両外部の送電コイル11の近傍に設けられ、送電コイル11に直列接続されている。直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12は、送電回路10の出力端に接続されている。
受電コイル13は、送電コイル11の発生した交番磁束と鎖交することで電磁誘導によって交流を発生する部材である。受電コイル13は、車両の底部に設置されている。
受電側共振用コンデンサ14は、受電コイル13とともに共振回路を構成する素子である。受電側共振用コンデンサ14は、車両底部の受電コイル13の近傍に設けられ、受電コイル13に直列接続されている。直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14は、受電回路15に接続されている。
受電回路15は、受電側共振用コンデンサ14の接続された受電コイル13から供給される交流を直流に変換して車載バッテリB1に供給し、車載バッテリB1を充電する回路である。受電回路15は、車両に設けられている。受電回路15の入力端は直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14に、出力端は車載バッテリB1にそれぞれ接続されている。
制御回路16は、外部から入力される出力電力目標値、及び、自ら検出した電流や電圧等の検出結果に基づいて、送電回路10及び受電回路15を制御する回路である。制御回路16は、送電側制御回路160と、受電側制御回路161とを備えている。
送電側制御回路160は、自らの検出した電流や電圧等の検出結果、及び、無線通信によって受電側制御回路161から受信した情報に基づいて、送電回路10を制御する回路である。送電側制御回路160は、車両外部に設けられ、送電回路10に接続されている。
受電側制御回路161は、外部から入力される出力電力目標値、及び、自ら検出した電流や電圧等の検出結果を無線通信によって送電側制御回路160に送信するとともに、送電側制御回路160から受信した情報に基づいて受電回路15を制御する回路である。受電側制御回路161は、車両に設けられ、受電回路15に接続されている。
次に、図1〜図3を参照して送電コイル及び送電側共振用コンデンサの構成について詳細に説明する。
図2に示すように、非接触給電装置1は、3つの直列LC回路170〜172と、接続切換え回路18とを備えている。
直列LC回路170〜172は、図1に示す直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12を構成するための直列接続されたコイル及びコンデンサからなる回路である。
図2に示すように、直列LC回路170は、直列接続されたコイル170a及びコンデンサ170bを備えている。コンデンサ170bの一端は送電回路10に、コイル170aの一端は接続切換え回路18にそれぞれ接続されている。直列LC回路171は、直列接続されたコイル171a及びコンデンサ171bを備えている。コンデンサ171bの一端及びコイル171aの一端は、接続切換え回路18にそれぞれ接続されている。直列LC回路172は、直列接続されたコイル172a及びコンデンサ172bを備えている。コンデンサ172bの一端は接続切換え回路18に、コイル172aの一端は送電回路10にそれぞれ接続されている。
図3に示すように、コイル170a、171a、172aは、磁路を構成するコア173に、それぞれ隣接して設けられている。具体的には、コア173にそれぞれ巻回されている。
図2に示す接続切換え回路18は、送電側制御回路160によって制御され、直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を切換える回路である。具体的には、図1に示す送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内で変化しても、送電コイル11の後段回路の入力インピーダンスZinが許容範囲内に収まるように直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を切換える回路である。より具体的には、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換える回路である。ここで、送電コイル11と受電コイル13の距離の許容範囲とは、送電コイル11から受電コイル13に電力を供給することが可能な送電コイル11と受電コイル13の距離範囲のことである。送電コイル11の後段回路とは、受電コイル13、受電側共振用コンデンサ14、受電回路15及び車載バッテリB1によって構成される回路のことである。送電コイル11の後段回路の入力インピーダンスZinの許容範囲とは、入力インピーダンスZinの変化として許容できる範囲のことである。図2に示すように、接続切換え回路18は、切換えスイッチ180、181を備えている。
切換えスイッチ180は、接点180aと、端子180b〜180dとを備えている。接点180aの一端は端子180bに接続されている。端子180bはコイル170aの一端に、端子180cはコンデンサ171bの一端に、端子180dは送電回路10にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ180の制御端は、送電側制御回路160に接続されている。
切換えスイッチ181は、接点181aと、端子181b〜181dとを備えている。接点181aの一端は端子181bに接続されている。端子181bはコイル171aの一端に、端子181cはコンデンサ172bの一端に、端子181dは送電回路10にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ181の制御端は、送電側制御回路160に接続されている。
図1に示す直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12は、図2に示す直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を接続切換え回路18で切換えることによって構成されている。
送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170は、コイル170aのインダクタンスL1が他の直列LC回路171、172のコイル171a、172aのインダクタンスより大きくなるように設定されている。直列LC回路171、172のコイル171a、172aのインダクタンスをそれぞれL2、L3とすると、L1>L2、L3となるように設定されている。図3に示すように、コイル170a、171a、172aは、隣接してコア174に巻回されている。このような場合、コイルのインダクタンスは、コイルのターン数の2乗に比例する。コイル171a、172aのインダクタンスL2、L3は、コイル171a、172aの単体のインダクタンスではなく、コイル171a、172aを直列接続した場合におけるインダクタンスの増加分を意味する。
直列LC回路170〜172は、直列接続の仕方が接続切換え回路18によって切換えられても、送電コイル11と送電側共振用コンデンサ12によって構成される共振回路の共振周波数fが許容範囲内に収まるように、コイル170a、171a、172aのインダクタンスとコンデンサ170b、171b、172bのキャパシタンスの積が設定されている。具体的には、直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1の積L1・C1が、他の直列LC回路171、172のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積と異なるように設定されている。直列LC回路171、172のコンデンサ171b、172bのキャパシタンスをそれぞれC2、C3とすると、L1・C1≠L2・C2、L3・C3となるように設定されている。
送電コイル11を構成する直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、コア173に設けられている。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従ってコイル170a、171a、172aのインダクタンスが大きくなる。送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1の積L1・C1が最も小さく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が大きくなるように設定されている。L1・C1<L2・C2<L3・C3となるように設定されている。
次に、図1〜図7を参照して第1実施形態の非接触給電装置の動作について説明する。
駐車スペース内に車両を駐車すると、図1に示す送電コイル11に対する受電コイル13の相対位置が決まる。そして、送電コイル11と受電コイル13が上下方向に所定の間隔をあけて対向する。この状態で充電開始ボタン(図略)が押され、充電の開始が指示されると、非接触給電装置1は動作を開始する。
送電側共振用コンデンサ12及び受電側共振用コンデンサ14は、送電コイル11及び受電コイル13に直列接続されている。このような構成の場合、送電回路10の後段回路の入力インピーダンスZinは、送電コイル11と受電コイル13の結合係数k、及び、送電コイル11のインダクタンスLに比例する。
結合係数kは、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。そのため、入力インピーダンスZinは、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。従って、送電コイル11と受電コイル13の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほどインダクタンスLを大きく、近いほどインダクタンスLを小さくすればよい。つまり、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど直列LC回路の接続数を増やし、近いほど直列LC回路の接続数を減らせばよい。
送電側制御回路160は、図4に示すように、図2に示す接続切換え回路18を制御して、送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のみを送電回路10に接続させる(S100)。そして、送電回路10を制御して、送電回路10を動作させる(S101)。なお、ステップS100においては、送電コイルと受電コイルの距離に応じて直列接続される直列LC回路の接続数を決定してもよい。
その後、送電側制御回路160は、無線通信によって受電側制御回路161から受信した情報に基づいて、図1に示す受電回路15の出力電流が許容電流より大きいか否かを判定する(S102)。
ステップS102において、受電回路15の出力電流が許容電流以下であると判定した場合、送電側制御回路160は、接続切換え回路18を制御して、直列接続される直列LC回路の接続数を増加させ(S103)、ステップS102に戻る。一方、ステップS102において、受電回路15の出力電流が許容電流より大きいと判定した場合、送電側制御回路160は、受電回路15の出力電力が出力電力目標値と等しいか否かを判定する(S104)。
ステップS104において、受電回路15の出力電力が出力電力目標値と等しいと判定した場合、送電側制御回路160は、ステップS102に戻る。一方、ステップS104において、受電回路15の出力電力が出力電力目標値と等しくないと判定した場合、送電側制御回路160は、受電回路15の出力電力が出力電力目標値より大きいか否かを判定する(S105)。
ステップS105において、受電回路15の出力電力が出力電力目標値より大きいと判定した場合、送電側制御回路160は、送電回路10を制御して、送電回路10の出力電圧を低下させ(S106)、ステップS102に戻る。一方、ステップS105において、受電回路15の出力電力が出力電力目標値より小さいと判定した場合、送電側制御回路160は、送電回路10の出力電圧を上昇させることができるか否かを判定する(S107)。
ステップS107において、送電回路10の出力電圧を上昇させることができると判定した場合、送電側制御回路160は、送電回路10を制御して、送電回路10の出力電圧を増加させる(S108)。一方、ステップS107において、送電回路10の出力電圧を上昇させることができないと判定した場合、送電側制御回路160は、直列接続される直列LC回路の接続数を減少させた際に許容電流及び出力電力目標値を超えないようにするため、送電回路10を制御して、送電回路10の出力電圧を低下させる(S109)。そして、接続切換え回路18を制御して、直列接続される直列LC回路の接続数を減少させ(S110)、ステップS102に戻る。
図2に示す接続切換え回路18は、送電側制御回路160によって制御され、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換える。
具体的には、送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内において遠い状態にある場合、図5に示すように、接続切換え回路18は、接点180aの他端を端子180cに接続するとともに、接点181aの他端を端子181cに接続する。つまり、直列LC回路170〜172を直列接続して送電回路10の出力端に接続する。その結果、直列接続されたコイル170a、171a、172a及び直列接続されたコンデンサ170b、171b、172bが、図1に示す送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12になる。
送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内において前述した状態よりも近い状態にある場合、図6に示すように、接続切換え回路18は、接点180aの他端を端子180cに接続するとともに、接点181aの他端を端子181dに接続する。つまり、直列LC回路170、171を直列接続して送電回路10の出力端に接続する。その結果、直列接続されたコイル170a、171a及び直列接続されたコンデンサ170b、171bが、図1に示す送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12になる。
送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内において前述した状態よりもさらに近い状態にある場合、図7に示すように、接続切換え回路18は、接点180aの他端を端子180dに接続するとともに、接点181aの他端を非接続状態にする。つまり、直列LC回路170だけを送電回路10の出力端に接続する。その結果、コイル170a及びコンデンサ170bが、図1に示す送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12になる。
これにより、送電コイル11と受電コイル13の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinを許容範囲内にすることができる。つまり、装置のインピーダンスを所定囲内に調整することができる。
図1に示す送電コイル11と送電側共振用コンデンサ12によって構成される共振回路の共振周波数fは、送電コイル11のインダクタンスLと送電側共振用コンデンサ12のキャパシタンスCの積の平方根に反比例する。図3に示すように、送電コイル11を構成する直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、コア173に設けられている。このような構成の場合、コイル170a、171a、172aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに比例し、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。そのため、図2に示す接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル11と受電コイル13の距離の変化に伴うコイル170a、171a、172a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、直列LC回路170〜172は、コイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積がL1・C1≠L2・C2、L3・C3となるように、具体的には、L1・C1<L2・C2<L3・C3となるように設定されている。そのため、入力インピーダンスZinが結合係数k及びインダクタンスLに比例するとともにインダクタンスLが結合係数kに比例するように構成された非接触給電装置1において、接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
その後、非接触給電装置1は、商用電源AC1から車載バッテリB1に送電するための動作を開始する。
図1に示す受電側制御回路161は、外部から入力される出力電力目標値、及び、自ら検出した電流や電圧等の検出結果を無線通信によって送電側制御回路160に送信するとともに、送電側制御回路160から受信した情報に基づいて受電回路15を制御する。送電側制御回路160は、自ら検出した電流や電圧等の検出結果、及び、無線通信によって受電側制御回路161から受信した情報に基づいて送電回路10を制御する。
送電回路10は、商用電源AC1から供給される交流を高周波の交流に変換して直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12に供給する。交流が供給されると、送電コイル11は交番磁束を発生する。
受電コイル13は、送電コイル11の発生した交番磁束と鎖交することで電磁誘導によって交流を発生する。受電側制御回路161は、無線通信によって送電側制御回路160から受信した情報に基づいて受電回路15を制御する。受電回路15は、受電側共振用コンデンサ14が直列接続された受電コイル13から供給される交流を直流に変換して車載バッテリB1に供給し、車載バッテリB1を充電する。
このようにして、商用電源AC1から車載バッテリB1に非接触で送電することができる。
次に、第1実施形態の非接触給電装置の効果について説明する。
第1実施形態によれば、非接触給電装置1は、直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12を備えている。また、直列接続されたコイル及びコンデンサからなる直列LC回路170〜172と、3つの直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を切換える接続切換え回路18とを備えている。直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12は、3つの直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を接続切換え回路18で切換えることによって構成されている。これにより、直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12を構成する際に、合わせて装置のインピーダンスも調整することができる。従って、可変インダクタや可変コンデンサを別途設けることなく、簡素な構成で装置のインピーダンスを調整することができる。
第1実施形態によれば、接続切換え回路18は、送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内で変化しても、送電回路10の後段回路の入力インピーダンスZinが許容範囲内に収まるように直列LC回路170〜172の直列接続の仕方を切換える。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内で変化しても、装置のインピーダンスを確実に所定範囲内に調整することができる。
送電側共振用コンデンサ12及び受電側共振用コンデンサ14は、送電コイル11及び受電コイル13に直列接続されている。このような構成の場合、送電回路10の後段回路の入力インピーダンスZinは、送電コイル11と受電コイル13の結合係数kに比例し、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。従って、送電コイル11と受電コイル13の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほどインダクタンスLを大きく、近いほどインダクタンスLを小さくすればよい。第1実施形態によれば、接続切換え回路18は、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換える。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離が許容範囲内で変化しても、装置のインピーダンスを確実に所定範囲内に調整することができる。
第1実施形態によれば、直列LC回路170〜172は、直列接続の仕方が接続切換え回路18によって切換えられても、送電コイル11と送電側共振用コンデンサ12によって構成される共振回路の共振周波数fが許容範囲内に収まるようにコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が設定されている。そのため、接続切換え回路18によって、直列LC回路170〜172の直列接続の仕方が切換えられても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
直列LC回路170〜172のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が全て同一であった場合、接続切換え回路18によって、直列LC回路170〜172の直列接続の仕方が切換えられても、共振周波数fを変えることはできない。しかし、第1実施形態によれば、直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1の積L1・C1が、他の直列LC回路171、172のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積と異なるように設定されている。L1・C1≠L2・C2、L3・C3となるように設定されている。少なくとも1つの直列LC回路のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が、他の直列LC回路のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積と異なるように設定されている。そのため、接続切換え回路18によって、直列LC回路170〜172の直列接続の仕方が切換えられても、共振周波数fを確実に許容範囲内に調整することができる。
図3に示すように、直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、コア173に設けられている。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従ってコイル170a、171a、172aのインダクタンスが大きくなる。従って、図2に示す接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル11と受電コイル13の距離の変化に伴うコイル170a、171a、172a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、第1実施形態によれば、送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1の積L1・C1が最も小さく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が大きくなるように設定されている。そのため、接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のコイル170aは、常に送電回路10に接続されている。そのため、コイル170aに他の直列LC回路171、172のコイル171a、172aを接続することによって送電コイル11を構成することになる。第1実施形態によれば、送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170は、コイル170aのインダクタンスL1が他の直列LC回路171、172のコイル171a、172aのインダクタンスより大きくなるように設定されている。L1>L2、L3となるように設定されている。そのため、コイル170aのインダクタンスL1を基準として、コイル171a、172aのインダクタンスL2、L3によって送電コイル11のインダクタンスLを細かく調整することができる。
なお、第1実施形態では、3つの直列LC回路170〜172を有し、接続切換え回路18がこれらの直列接続の仕方を切換える例を挙げているが、これに限られるものではない。2つ又は4つ以上の直列LC回路を有し、これらの直列接続の仕方を切換えるようにしてもよい。複数の直列LC回路を有し、これらの直列接続の仕方を切換えるようにすればよい。
第1実施形態では、直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12が、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14が、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されていてもよい。直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12、並びに、直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14の少なくともいずれかが、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されていればよい。
第1実施形態では、直列LC回路170〜172及び接続切換え回路18が、図2に示すように構成されている例を挙げている、これに限られるものではない。直列LC回路170〜172及び接続切換え回路18は、図8に示すように構成されていてもよい。コイル170aの一端はコンデンサ171bの一端に接続されている。コイル171aの一端はコンデンサ172bの一端に接続されている。切換えスイッチ180は、接点180aと、端子180b、180cとを備えている。接点180aの一端は端子180bに接続されている。端子180bはコイル170a及びコンデンサ171bの一端に、端子180cは送電回路10にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ180の制御端は、送電側制御回路160に接続されている。切換えスイッチ181は、接点181aと、端子181b、181cとを備えている。接点181aの一端は端子181bに接続されている。端子181bはコイル171a及びコンデンサ171bの一端に、端子181cは送電回路10にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ181の制御端は、送電側制御回路160に接続されている。このような構成であっても、同様に動作させることができる。
第1実施形態では、非接触給電装置1が、送電回路10と、送電コイル11と、送電側共振用コンデンサ12と、受電コイル13と、受電側共振用コンデンサ14と、受電回路15とを備えている例を挙げているが、これに限られるものではない。図9に示すように、送電回路10と直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12の間、並びに、直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14と受電回路15の間に、ローパスフィルタ回路190、191を有していてもよい。このような構成の場合、送電回路10の後段回路の入力インピーダンスZinは、同様に、送電コイル11と受電コイル13の結合係数k、及び、送電コイル11のインダクタンスLに比例する。直列LC回路の直列接続の仕方を同様に切換えることで、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態では、コイル170a、171a、172aが、図3に示すようにコア173に巻回されている例を挙げているが、これに限られるものではない。コイル170a、171a、172aは、どのような形状であってもよい。どのようにコア173に巻回されていてもよい。コア173に設けられていればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の非接触給電装置について説明する。第2実施形態の非接触給電装置は、第1実施形態の非接触給電装置が、送電コイルと受電コイルの距離が近くなるに従って直列LC回路のコイルのインダクタンスが大きくなるのに対して、送電コイルと受電コイルの距離が近くなるに従って直列LC回路のコイルのインダクタンスが小さくなるようにしたものである。また、それに伴って、直列LC回路のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積の設定を変更したものである。
第2実施形態の非接触給電装置は、直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第1実施形態の非接触給電装置と同一である。そのため、直列LC回路のコイル以外は、必要がある場合を除いて説明を省略する。直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第1実施形態と同一であることから、第1実施形態の回路図を示す図2を参照するとともに、第2実施形態における直列LC回路のコイルの機械的構造を示す図10を参照して直列LC回路のコイルの構成について説明する。
図10に示すように、送電コイル11を構成する直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板174に、隙間をあけて、それぞれ隣接して設けられている。第1実施形態の場合とは異なり、磁路を構成するコアは有していない。ここで、シールド板174は、共振周波数で変動する磁界に対して比透磁率が1未満となる、例えば銅やアルミニウム等の材質によって形成されている。このような構成の場合、第1実施形態の場合とは異なり、コイル170a、171a、172aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに反比例し、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。つまり、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従ってコイル170a、171a、172aのインダクタンスL1、L2、L3が小さくなる。図2に示す送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1積L1・C1が最も大きく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が小さくなるように設定されている。つまり、L1・C1>L2・C2>L3・C3になるように設定されている。なお、このような構成の場合、シールド板によるインダクタンスの変化は、相手側のコイルに発生する。例えば、受電コイルにシールド板がある場合、送電コイルが近づいた際に送電コイルのインダクタンスが低下する。コアを有している場合も同様である。
直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第1実施形態と同一であることから、第1実施形態の回路図を示す図1及び図2を参照するとともに、第2実施形態における直列LC回路のコイルの機械的構造を示す図10を参照して第2実施形態の非接触給電装置の動作について説明する。
第2実施形態の非接触給電装置は、直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第1実施形態の非接触給電装置と同一である。そのため、図1に示す送電回路10の後段回路の入力インピーダンスZinは、第1実施形態の場合と同様に、送電コイル11と受電コイル13の結合係数k、及び、送電コイル11のインダクタンスLに比例する。つまり、入力インピーダンスZinは、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、第1実施形態の場合と同様に、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど直列LC回路の接続数を増やし、近いほど直列LC回路の接続数を減らせばよい。つまり、第1実施形態の場合と同様の動作をすればよい。
図2に示す接続切換え回路18は、第1実施形態の場合と同様に、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換える。これにより、送電コイル11と受電コイル13の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinを許容範囲内にすることができる。つまり、装置のインピーダンスを所定囲内に調整することができる。
図1に示す送電コイル11と送電側共振用コンデンサ12によって構成される共振回路の共振周波数fは、送電コイル11のインダクタンスLと送電側共振用コンデンサ12のキャパシタンスCの積の平方根に反比例する。図10に示すように、送電コイル11を構成する直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板174に設けられている。そのため、コイル170a、171a、172aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに反比例し、送電コイル11と受電コイル13の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。従って、接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル11と受電コイル13の距離の変化に伴うコイル170a、171a、172a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、直列LC回路170〜172は、コイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積がL1・C1>L2・C2>L3・C3となるように設定されている。そのため、入力インピーダンスZinが結合係数k及びインダクタンスLに比例するとともにインダクタンスLが結合係数kに反比例するように構成された非接触給電装置1において、接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
次に、第2実施形態の非接触給電装置の効果について説明する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同一構成を有することにより、その同一構成に対応した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第2実施形態によれば、図10に示すように、直列LC回路170〜172のコイル170a、171a、172aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板174に設けられている。そのため、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従ってコイル170a、171a、172aのインダクタンスL1、L2、L3が小さくなる。図2に示す送電回路10に接続される最前段の直列LC回路170のコイル170aのインダクタンスL1とコンデンサ170bのキャパシタンスC1積L1・C1が最も大きく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が小さくなるように設定されている。そのため、接続切換え回路18が、送電コイル11と受電コイル13の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を減らすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
なお、第2実施形態では、3つの直列LC回路170〜172を有し、接続切換え回路18がこれらの直列接続の仕方を切換える例を挙げているが、これに限られるものではない。複数の直列LC回路を有し、これらの直列接続の仕方を切換えるようにすればよい。
第2実施形態では、直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12が、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12、並びに、直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14の少なくともいずれかが、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されていればよい。
第2実施形態では、非接触給電装置1が、送電回路10と、送電コイル11と、送電側共振用コンデンサ12と、受電コイル13と、受電側共振用コンデンサ14と、受電回路15とを備えている例を挙げているが、これに限られるものではない。図9に示すように、送電回路10と直列接続された送電コイル11及び送電側共振用コンデンサ12の間、及び、直列接続された受電コイル13及び受電側共振用コンデンサ14と受電回路15の間に、ローパスフィルタ回路190、191を有していてもよい。
第2実施形態では、コイル170a、171a、172aが、図10に示すようにシールド板174に設けられている例を挙げているが、これに限られるものではない。コイル170a、171a、172aは、どのような形状であってもよい。どのように巻回されていてもよい。シールド板174に設けられていればよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の非接触給電装置について説明する。第3実施形態の非接触給電装置は、第1実施形態の非接触給電装置が、送電回路の後段回路の入力インピーダンスが送電コイルと受電コイルの結合係数に比例するのに対して、入力インピーダンスが結合係数に反比例するようにしたものである。また、それに伴って、直列LC回路のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積の設定を変更したものである。
まず、図11を参照して第3実施形態の非接触給電装置の概略構成について説明する。
図11に示す非接触給電装置3は、車両外部の商用電源AC3から車両に搭載された車載バッテリB3に非接触で送電し、車載バッテリB3を充電する装置である。非接触給電装置3は、送電回路30と、送電コイル31と、送電側共振用コンデンサ32と、受電コイル33と、受電側共振用コンデンサ34と、受電回路35と、制御回路36とを備えている。さらに、送電側イミタンス変換回路390と、受電側イミタンス変換回路391とを備えている。
送電回路30は、第1実施形態の送電回路10と同一の回路である。送電コイル31は、第1実施形態の送電コイル11と同一の機能を有する部材である。送電側共振用コンデンサ32は、第1実施形態の送電側共振用コンデンサ12と同一の素子である。受電コイル33は、第1実施形態の受電コイル13と同一の機能を有する部材である。受電側共振用コンデンサ34は、第1実施形態の受電側共振用コンデンサ14と同一の素子である。受電回路35は、第1実施形態の受電回路15と同一の回路である。
制御回路36は、外部から入力される出力電力目標値、及び、自ら検出した電流や電圧等の検出結果に基づいて、送電回路30及び受電回路35を制御する回路である。制御回路36は、送電側制御回路360と、受電側制御回路361とを備えている。
送電側制御回路360は、後述する接続切換え回路38の制御を除いて、第1実施形態の送電側制御回路160と同一の回路である。受電側制御回路361は、第1実施形態の受電側制御回路161と同一の回路である。
送電側イミタンス変換回路390は、イミタンス変換を行う回路である。具体的には、一方の端子対から見たインピーダンスが、他方の端子対に接続された回路のアドミタンスに比例する回路である。送電側イミタンス変換回路390は、送電回路30と直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32の間に接続されている。
受電側イミタンス変換回路391は、イミタンス変換を行う回路である。具体的には、一方の端子対から見たインピーダンスが、他方の端子対に接続された回路のアドミタンスに比例する回路である。受電側イミタンス変換回路391は、直列接続された受電コイル33及び受電側共振用コンデンサ34と受電回路35の間に接続されている。
次に、図11〜図13を参照して送電コイル及び送電側共振用コンデンサの構成について詳細に説明する。
図12に示すように、非接触給電装置3は、3つの直列LC回路370〜372と、接続切換え回路38とを備えている。
直列LC回路370〜372は、図11に示す直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32を構成するための直列接続されたコイル及びコンデンサからなる回路である。
図12に示すように、直列LC回路370は、直列接続されたコイル370a及びコンデンサ370bを備えている。コンデンサ370bの一端は送電側イミタンス変換回路390に、コイル370aの一端は接続切換え回路38にそれぞれ接続されている。直列LC回路371は、直列接続されたコイル371a及びコンデンサ371bを備えている。コンデンサ371bの一端及びコイル371aの一端は、接続切換え回路38にそれぞれ接続されている。直列LC回路372は、直列接続されたコイル372a及びコンデンサ372bを備えている。コンデンサ372bの一端は接続切換え回路38に、コイル372aの一端は送電側イミタンス変換回路390にそれぞれ接続されている。
図13に示すように、コイル370a、371a、372aは、磁路を構成するコア373に、それぞれ隣接して設けられている。具体的には、コア373にそれぞれ巻回されている。
図12に示す接続切換え回38は、送電側制御回路360によって制御され、図11に示す送電コイル31と受電コイル33の距離が許容範囲内で変化しても、送電コイル31の後段回路の入力インピーダンスが許容範囲内に収まるように直列LC回路370〜372の直列接続の仕方を切換える回路である。具体的には、第1実施形態の場合と異なり、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換える回路である。図12に示すように、接続切換え回路38は、切換えスイッチ380、381を備えている。
切換えスイッチ380は、接点380aと、端子380b〜380dとを備えている。接点380aの一端は端子380bに接続されている。端子380bはコイル370aの一端に、端子380cはコンデンサ371bの一端に、端子380dは送電側イミタンス変換回路390にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ380の制御端は、送電側制御回路360に接続されている。
切換えスイッチ381は、接点381aと、端子381b〜381dとを備えている。接点381aの一端は端子381bに接続されている。端子381bはコイル371aの一端に、端子381cはコンデンサ372bの一端に、端子381dは送電側イミタンス変換回路390にそれぞれ接続されている。切換えスイッチ381の制御端は、送電側制御回路360に接続されている。
図11に示す直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32は、図12に示す直列LC回路370〜372の直列接続の仕方を接続切換え回路38で切換えることによって構成されている。
送電側イミタンス変換回路390を介して送電回路30に接続される最前段の直列LC回路370は、第1実施形態の場合と同様に、コイル370aのインダクタンスL1が他の直列LC回路371、372のコイル371a、372aのインダクタンスより大きくなるように設定されている。L1>L2、L3となるように設定されている。
直列LC回路370〜372は、直列接続の仕方が接続切換え回路38によって切換えられても、送電コイル31と送電側共振用コンデンサ32によって構成される共振回路の共振周波数fが許容範囲内に収まるようにコイル370a、371a、372aのインダクタンスとコンデンサ370b、371b、372bのキャパシタンスの積が設定されている。具体的には、第1実施形態の場合と同様に、直列LC回路370のコイル370aのインダクタンスL1とコンデンサ370bのキャパシタンスC1の積L1・C1が、他の直列LC回路371、372のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積と異なるように設定されている。L1・C1≠L2・C2、L3・C3となるように設定されている。
送電コイル31を構成する直列LC回路370〜372のコイル370a、371a、372aは、コア373に設けられている。そのため、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従ってコイル370a、371a、372aのインダクタンスが大きくなる。第1実施形態の場合とは異なり、送電回路30に接続される最前段の直列LC回路370のコイル370aのインダクタンスL1とコンデンサ370bのキャパシタンスC1の積L1・C1が最も大きく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が小さくなるように設定されている。L1・C1>L2・C2>L3・C3となるように設定されている。
次に、図11〜図16を参照して第3実施形態の非接触給電装置の動作について説明する。
駐車スペース内に車両を駐車すると、図11に示す送電コイル31に対する受電コイル33の相対位置が決まる。そして、送電コイル31と受電コイル33が上下方向に所定の間隔をあけて対向する。この状態で充電開始ボタン(図略)が押され、充電の開始が指示されると、非接触給電装置3は動作を開始する。
送電側共振用コンデンサ32及び受電側共振用コンデンサ34は、送電コイル31及び受電コイル33に直列接続されている。また、送電側イミタンス変換回路390及び受電側イミタンス変換回路391は、送電回路30と直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32の間、並びに、直列接続された受電コイル33及び受電側共振用コンデンサ34と受電回路35の間に接続されている。このような構成の場合、送電回路30の後段回路の入力インピーダンスZinは、送電コイル31と受電コイル33の結合係数kに反比例するとともに、送電コイル31のインダクタンスLに比例する。
結合係数kは、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。そのため、入力インピーダンスZinは、第1実施形態の場合とは異なり、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。従って、送電コイル31と受電コイル33の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほどインダクタンスLを小さく、近いほどインダクタンスLを大きくすればよい。つまり、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど直列LC回路の接続数を減らし、近いほど直列LC回路の接続数を増やせばよい。
図12に示す接続切換え回路38は、送電側制御回路360によって制御され、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換える。
具体的には、送電コイル31と受電コイル33の距離が許容範囲内において遠い状態にある場合、図14に示すように、接続切換え回路38は、接点380aの他端を端子380dに接続するとともに、接点381aの他端を非接続状態にする。つまり、直列LC回路370だけを送電側イミタンス変換回路390に接続する。その結果、コイル370a及びコンデンサ370bが、図11に示す送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32になる。
送電コイル31と受電コイル33の距離が許容範囲内において前述した状態よりも近い状態にある場合、図15に示すように、接続切換え回路38は、接点380aの他端を端子380cに接続するとともに、接点381aの他端を端子381dに接続する。つまり、直列LC回路370、371を直列接続して送電側イミタンス変換回路390に接続する。その結果、直列接続されたコイル370a、371a及び直列接続されたコンデンサ370b、371bが、図11に示す送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32になる。
送電コイル31と受電コイル33の距離が許容範囲内において前述した状態よりもさらに近い状態にある場合、図16に示すように、接続切換え回路38は、接点380aの他端を端子380cに接続するとともに、接点381aの他端を端子381cに接続する。つまり、直列LC回路370〜372を直列接続して送電側イミタンス変換回路390に接続する。その結果、直列接続されたコイル370a、371a、372a及び直列接続されたコンデンサ370b、371b、372bが、図11に示す送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32になる。
これにより、送電コイル31と受電コイル33の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinを許容範囲内にすることができる。つまり、装置のインピーダンスを所定範囲内に調整することができる。
図11に示す送電コイル31と送電側共振用コンデンサ32によって構成される共振回路の共振周波数fは、送電コイル31のインダクタンスLと送電側共振用コンデンサ32のキャパシタンスCの積の平方根に反比例する。図13に示すように、送電コイル31を構成する直列LC回路370〜372のコイル370a、371a、372aは、コア373に設けられている。このような構成の場合、コイル370a、371a、372aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに比例し、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど小さくなり、近いほど大きくなる。そのため、図12に示す接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル31と受電コイル33の距離の変化に伴うコイル370a、371a、372a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、直列LC回路370〜372は、コイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積がL1・C1≠L2・C2、L3・C3となるように、具体的には、L1・C1>L2・C2>L3・C3となるように設定されている。そのため、入力インピーダンスZinが結合係数kに反比例するとともにインダクタンスLに比例し、インダクタンスLが結合係数kに比例するように構成された非接触給電装置3において、接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
その後、非接触給電装置3は、商用電源AC3から車載バッテリB3に送電するため、第1実施形態の場合と同様の動作をし、商用電源AC3から車載バッテリB3に非接触で送電する。
次に、第3実施形態の非接触給電装置の効果について説明する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同一構成を有することにより、その同一構成に対応した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
送電側共振用コンデンサ32及び受電側共振用コンデンサ34は、送電コイル31及び受電コイル33に直列接続されている。また、送電側イミタンス変換回路390及び受電側イミタンス変換回路391は、送電回路30と直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32の間、並びに、直列接続された受電コイル33及び受電側共振用コンデンサ34と受電回路35の間に接続されている。そのため、送電回路30の後段回路の入力インピーダンスZinは、送電コイル31と受電コイル33の結合係数kに反比例するとともに、送電コイル31のインダクタンスLに比例する。従って、送電コイル31と受電コイル33の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほどインダクタンスLを小さく、近いほどインダクタンスLを大きくすればよい。第3実施形態によれば、接続切換え回路38は、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換える。そのため、送電コイル31と受電コイル33の距離が許容範囲内で変化しても、装置のインピーダンスを確実に所定範囲内に調整することができる。
図12に示すように、コイル370a、371a、372aは、コア373に設けられている。そのため、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くになるに従ってコイル370a、371a、372aのインダクタンスが大きくなる。そのため、図12に示す接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル31と受電コイル33の距離の変化に伴うコイル370a、371a、372a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、第3実施形態によれば、送電側イミタンス変換回路390を介して送電回路30に接続される最前段の直列LC回路370のコイル370aのインダクタンスL1とコンデンサ370bのキャパシタンスC1の積L1・C1が最も大きく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が小さくなるように設定されている。そのため、接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
なお、第3実施形態では、3つの直列LC回路370〜372を有し、接続切換え回路38がこれらの直列接続の仕方を切換える例を挙げているが、これに限られるものではない。複数の直列LC回路を有し、これらの直列接続の仕方を切換えるようにすればよい。
第3実施形態では、直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32が、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32、並びに、直列接続された受電コイル33及び受電側共振用コンデンサ34の少なくともいずれかが、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されていればよい。
第3実施形態では、直列LC回路370〜372及び接続切換え回路38が、図12に示すように構成されている例を挙げている、これに限られるものではない。直列LC回路370〜372及び接続切換え回路38は、第1実施形態における変形形態を示す図8に示すように構成されていてもよい。
第3実施形態では、コイル370a、371a、372aが、図13に示すようにコア373に巻回されている例を挙げているが、これに限られるものではない。コイル370a、371a、372aは、どのような形状であってもよい。どのようにコア373に巻回されていてもよい。コア373に設けられていればよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の非接触給電装置について説明する。第4実施形態の非接触給電装置は、第3実施形態の非接触給電装置が、送電コイルと受電コイルの距離が近くなるに従って直列LC回路のコイルのインダクタンスが大きくなるのに対して、送電コイルと受電コイルの距離が近くなるに従って直列LC回路のコイルのインダクタンスが小さくなるようにしたものである。また、それに伴って、直列LC回路のコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積の設定を変更したものである。
第4実施形態の非接触給電装置は、直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第3実施形態の非接触給電装置と同一である。そのため、直列LC回路のコイル以外は、必要がある場合を除いて説明を省略する。直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第3実施形態と同一であることから、第3実施形態の回路図を示す図12を参照するとともに、第4実施形態における直列LC回路のコイルの機械的構造を示す図17を参照して直列LC回路のコイルの構成について説明する。
図17に示すように、送電コイル31を構成する直列LC回路370〜372のコイル370a、371a、372aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板374に、隙間をあけて、それぞれ隣接して設けられている。第3実施形態の場合とは異なり、磁路を構成するコアは有していない。ここで、シールド板374は、共振周波数で変動する磁界に対して比透磁率が1未満となる、例えば銅やアルミニウム等の材質によって形成されている。このような構成の場合、第3実施形態の場合とは異なり、コイル370a、371a、372aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに反比例し、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。つまり、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従ってコイル370a、371a、372aのインダクタンスL1、L2、L3が小さくなる。第3実施形態の場合とは異なり、図12に示す送電側イミタンス変換回路390を介して送電回路30に接続される最前段の直列LC回路370のコイル370aのインダクタンスL1とコンデンサ370bのキャパシタンスC1積L1・C1が最も小さく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が大きくなるように設定されている。つまり、L1・C1<L2・C2<L3・C3になるように設定されている。
直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第3実施形態と同一であることから、第3実施形態の回路図を示す図11及び図12を参照するとともに、第4実施形態における直列LC回路のコイルの機械的構造を示す図17を参照して第4実施形態の非接触給電装置の動作について説明する。
第4実施形態の非接触給電装置は、直列LC回路のコイルの機械的構造を除いて第3実施形態の非接触給電装置と同一である。そのため、図11に示す送電回路30の後段回路の入力インピーダンスZinは、第3実施形態の場合と同様に、送電コイル31と受電コイル33の結合係数kに反比例するとともに、送電コイル31のインダクタンスLに比例する。つまり、入力インピーダンスZinは、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。そのため、送電コイル31と受電コイル33の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinが許容範囲内になるようにするには、第3実施形態の場合と同様に、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど直列LC回路の接続数を減らし、近いほど直列LC回路の接続数を増やせばよい。つまり、第3実施形態の場合と同様の動作をすればよい。
図12に示す接続切換え回路38は、第3実施形態の場合と同様に、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換える。これにより、送電コイル31と受電コイル33の距離に影響されることなく、入力インピーダンスZinを許容範囲内にすることができる。つまり、装置のインピーダンスを所定囲内に調整することができる。
図11に示す送電コイル31と送電側共振用コンデンサ32によって構成される共振回路の共振周波数fは、送電コイル31のインダクタンスLと送電側共振用コンデンサ32のキャパシタンスCの積の平方根に反比例する。図17に示すように、送電コイル31を構成する直列LC回路370〜372のコイル370a、371a、372aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板374に設けられている。そのため、コイル370a、371a、372aのインダクタンスL1、L2、L3は、結合係数kに反比例し、送電コイル31と受電コイル33の距離が遠いほど大きくなり、近いほど小さくなる。従って、接続切換え回路38が送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えると、直列接続されるコイルの数の変化に伴うインダクタンスの変化と、送電コイル31と受電コイル33の距離の変化に伴うコイル370a、371a、372a自体のインダクタンスの変化によって、共振周波数fが変化してしまう。しかし、直列LC回路370〜372は、コイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積がL1・C1<L2・C2<L3・C3となるように設定されている。そのため、入力インピーダンスZinが結合係数kに反比例するとともに、及びインダクタンスLに比例し、インダクタンスLが結合係数kに反比例するように構成された非接触給電装置3において、接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
次に、第4実施形態の非接触給電装置の効果について説明する。
第4実施形態によれば、第3実施形態と同一構成を有することにより、その同一構成に対応した第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
第4実施形態によれば、図17に示すように、直列LC回路370〜372のコイル370a、371a、372aは、漏洩磁束を遮蔽するシールド板374に設けられている。そのため、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従ってコイル370a、371a、372aのインダクタンスL1、L2、L3が小さくなる。図12に示す送電側イミタンス変換回路390を介して送電回路30に接続される最前段の直列LC回路370のコイル370aのインダクタンスL1とコンデンサ370bのキャパシタンスC1積L1・C1が最も小さく、後段に接続される直列LC回路ほどコイルのインダクタンスとコンデンサのキャパシタンスの積が大きくなるように設定されている。そのため、接続切換え回路38が、送電コイル31と受電コイル33の距離が近くなるに従って直列接続される直列LC回路の数を増やすように直列接続の仕方を切換えても、共振周波数fを許容範囲内に調整することができる。
なお、第4実施形態では、3つの直列LC回路370〜372を有し、接続切換え回路38がこれらの直列接続の仕方を切換える例を挙げているが、これに限られるものではない。複数の直列LC回路を有し、これらの直列接続の仕方を切換えるようにすればよい。
第4実施形態では、直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32が、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。直列接続された送電コイル31及び送電側共振用コンデンサ32、並びに、直列接続された受電コイル33及び受電側共振用コンデンサ34の少なくともいずれかが、直列LC回路の直列接続の仕方を接続切換え回路で切換えることによって構成されていればよい。
第4実施形態では、コイル470a、471a、472aが、図17に示すようにシールド板474に設けられている例を挙げているが、これに限られるものではない。コイル470a、471a、472aは、どのような形状であってもよい。どのように巻回されていてもよい。シールド板474に設けられていればよい。