JP6378655B2 - 監視装置および監視方法 - Google Patents
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Description
また、従来のように、周知の数値解析手法によって、時系列データ間の関係性を評価し、グルーピングするだけでなく、装置役割の類似性も考慮するため、バランス分析による異常検知の判断の信頼性を高めることができる。
したがって、ネットワーク装置に関する複数種類の時系列データを用いてバランス分析を行うことでネットワーク装置を監視する際、ネットワーク装置の異常を高い精度で発見し、サービス品質の向上を実現させることができる。
図1に示すように、本実施形態の監視装置1は、所定のネットワークに配置されているネットワーク装置を監視する装置である。ネットワーク装置には、ルータ、ブリッジなどの中継装置や、所定のサービスを提供するためのアプリケーションが実装されているサーバなどの端末装置が含まれている。ネットワーク装置の監視は、例えば、SNMPに基づくトラフィック量の観測などの周知の方法を用いることができる。監視装置1は、処理部10と、記憶部20と、入出力部30とを備えている。
時系列データ保存部21は、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置から所定の時刻ごとに取得される測定値を時系列データとして保存する。測定値には、例えば、ネットワーク装置が備えるIFごとの送信トラフィック量、受信トラフィック量、CPU使用率、メモリ使用率などが含まれるが、これらに限定されない。
「IF名」の欄には、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置が備えるIFの名称(識別子)が格納される。
「時系列データ」の欄には、対応の、ネットワーク装置のIFにて所定の時刻ごとに測定される測定値の集合が格納される。
なお、時系列データは、図2に示すように、ネットワーク装置のIFごとに求めることもできるが、当該ネットワーク装置が備えるすべてのIFを総合的に扱い、ネットワーク装置ごとに求めることもできる。
装置役割保存部22は、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置に適用される装置役割を保存する。装置役割とは、ネットワーク装置の属性をいい、その具体例として、装置種別、対向装置、サービス種別、サービス利用者があるが、これらの詳細は後記する。ネットワーク装置の装置役割は、例えば、オペレータの管理コンソールから予め指定することができる。
「装置種別」の欄には、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置の種別を示す値が格納される。
「対向装置」の欄には、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置に対向するネットワーク装置の名称(識別子)が格納される。
「サービス種別」の欄には、監視装置1の監視対象となるネットワーク装置が動作して提供されるサービスの種別を示す値が格納される。ここでのネットワーク装置とは、対応するサービスの提供に係るパケットが経由するネットワーク装置をいう。
「サービス利用者」の欄には、サービスを利用する者の種別を示す値が格納される。
グループ保存部23は、処理部10のグループ判定部13(図1)によって(詳細は後記する)、グループとして設定された時系列データ群を保存する。
図4に示すように、グループ保存部23は、グループ名、時系列データ群といった欄を設定し、グループごとに作成する。各レコードについて、前記欄の値が格納される。
「時系列データ群」の欄には、グループ判定部13が設定したグループを構成する時系列データの組み合わせが格納される。
例えば、図4には、DA1、DB1という2つの時系列データから構成されるグループに対して、「G1」というグループ名が付与されることが示されている。
グループ候補抽出部11は、ネットワーク装置から取得し記憶部20に記憶された時系列データ(入力データの具体例)と、ネットワーク装置の装置役割について選択情報として入力された選択役割情報(入力データの具体例)とに基づいて、選択役割情報に該当する複数種類の時系列データを、バランス分析の対象となるグループ候補として抽出する。選択役割情報は、オペレータの管理コンソールが選択した装置役割を示す情報であり、具体的には、装置種別、対向装置、サービス種別、サービス利用者(図3(a)参照)のうち少なくとも1つが選択されたことを示す情報である。
例えば、バランス分析を行う際、ネットワーク構成が共通するネットワーク装置の時系列データを組み合わせてグループを作成することができる。この場合、選択役割情報にて選択された装置役割を、装置種別、および、対向装置にする。すると、グループ候補抽出部11は、装置役割保存部22(図3(a))を参照して、装置種別、および、対向装置が同一となる複数のネットワーク装置を特定する。また、グループ候補抽出部11は、時系列データ保存部21(図2)を参照して、特定した複数のネットワーク装置の装置名に紐づけられた時系列データを抽出する。グループ候補抽出部11は、抽出した時系列データを、バランス分析の対象となるグループ候補とする。
また、例えば、バランス分析を行う際、提供されるサービスが共通するネットワーク装置の時系列データを組み合わせてグループを作成することができる。この場合、選択役割情報にて選択された装置役割を、サービス種別、および、サービス利用者にする。すると、グループ候補抽出部11は、装置役割保存部22(図3(a))を参照して、サービス種別、および、サービス利用者が同一となる複数のネットワーク装置を特定する。また、グループ候補抽出部11は、時系列データ保存部21(図2)を参照して、特定した複数のネットワーク装置の装置名に紐づけられた時系列データを抽出する。グループ候補抽出部11は、抽出した時系列データを、バランス分析の対象となるグループ候補とする。
関係度算出部12は、グループ候補抽出部11が抽出したグループ候補を構成する複数種類の時系列データ間の関係度を算出する。算出される関係度は、例えば、2つの時系列データに対して1つ算出することができる。
√{(b1−a1)2 + (b2−a2)2}
として算出する。ここで、算出した距離は、ユークリッド距離となるが、関係度として使用できる距離は、ユークリッド距離に限られず、さまざまな種類の距離を使用することができる。
グループ判定部13は、関係度算出部12が算出した関係度が所定の許容誤差の範囲内となる場合には、当該関係度が算出される複数種類の時系列データを、バランス分析の対象となるグループであると判定する。許容誤差σは、例えば、管理コンソールのオペレータが指定することができ、記憶部20が記憶されている。対象のグループ候補がグループ判定部13によってグループであると判定された時系列データ群は、所定のグループ名を付されてグループ保存部23に格納される(図4参照)。
また、例えば、関係度算出部12が、すでに説明した、2つの2次元ベクトル間の距離(正値をとる)を関係度とした場合、相関係数がσよりも小さな値をとったとき、グループ判定部13は、対象のグループ候補をグループとし、該当の2つの時系列データをグループ保存部23に格納する。
図5を参照して、本実施形態の監視装置1の処理について説明する。図5に示すように、この処理は、ステップS1から開始する。
次に、ステップS2にて、監視装置1は、オペレータの管理コンソールにて指定された選択役割情報を取得する。
以上で、図5の処理の説明を終了する。
例えば、同じ電話サービスを提供しているサーバAおよびサーバBについて、これらのサーバの時系列データ同士のグループであれば、そのグループで異常が検知された場合の意味を容易に推測することができ(異常が認められるのは、電話サービスであって他の種類のサービスではないと推測することができ)、異常検知に応じた対策を適切に行うことで、サービス品質の向上を実現できる可能性を高めることができる。
例えば、法人向けの電話サービスを提供しているサーバCと、大衆向けの映像配信サービスを提供しているサーバDとについて、これらのサーバの時系列データ同士のグループを作成したとする。この場合、数値解析手法による時系列データ間の関係性は高い類似度を示した(例:相関係数が1に極めて近い)としても、作成したグループの意味合いを読み解くこと自体が困難である。よって、当該グループにてバランス崩れが発生しても、異常が検知されたと直ちに結論付けることは妥当ではなく、サービス品質の向上につながらない可能性が高い。
本実施形態では、2つの時系列データを組み合わせてグループを作成したが、3つ以上の時系列データを組み合わせてグループを作成することができる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 処理部
11 グループ候補抽出部
12 関係度算出部
13 グループ判定部
20 記憶部
21 時系列データ保存部
22 装置役割保存部
23 グループ保存部
30 入出力部
31 入力部
32 出力部
Claims (4)
- ネットワーク装置に関する複数種類の時系列データを用いてバランス分析を行うことで前記ネットワーク装置を監視する監視装置であって、
前記ネットワーク装置から取得し記憶部に記憶された前記時系列データと、前記ネットワーク装置の装置役割について選択された情報を示す選択役割情報とに基づいて、前記選択役割情報に該当する複数種類の前記時系列データを、前記バランス分析の対象となるグループ候補として抽出するグループ候補抽出部と、
前記抽出したグループ候補を構成する複数種類の前記時系列データ間の関係度を算出する関係度算出部と、
前記算出した関係度が所定の許容誤差の範囲内となる場合には、当該関係度が算出される複数種類の前記時系列データを、前記バランス分析の対象となるグループであると判定するグループ判定部と、を備える、
ことを特徴とする監視装置。 - 前記選択役割情報は、前記ネットワーク装置の装置種別と、当該ネットワーク装置の対向装置の識別子とを含む情報であり、
前記グループ候補抽出部は、前記装置種別と、前記対向装置とが同一となる前記ネットワーク装置に関する複数種類の前記時系列データを前記グループ候補として抽出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。 - 前記選択役割情報は、前記ネットワーク装置が動作して提供されるサービスの種別と、当該サービスを利用するサービス利用者の種別とを含む情報であり、
前記グループ候補抽出部は、前記サービスと、前記サービス利用者とが同一となる前記ネットワーク装置に関する複数種類の前記時系列データを前記グループ候補として抽出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。 - ネットワーク装置に関する複数種類の時系列データを用いてバランス分析を行うことで前記ネットワーク装置を監視する監視装置における監視方法であって、
前記監視装置が、
前記ネットワーク装置から取得し記憶部に記憶された前記時系列データと、前記ネットワーク装置の装置役割について選択された情報を示す選択役割情報とに基づいて、前記選択役割情報に該当する複数種類の前記時系列データを、前記バランス分析の対象となるグループ候補として抽出するグループ候補抽出ステップと、
前記抽出したグループ候補を構成する複数種類の前記時系列データ間の関係度を算出する関係度算出ステップと、
前記算出した関係度が所定の許容誤差の範囲内となる場合には、当該関係度が算出される複数種類の前記時系列データを、前記バランス分析の対象となるグループであると判定するグループ判定ステップと、を実行する、
ことを特徴とする監視方法。
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