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JP6362575B2 - 基板処理装置、基板処理方法及び記録媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法及び記録媒体 Download PDF

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JP6362575B2 JP2015147887A JP2015147887A JP6362575B2 JP 6362575 B2 JP6362575 B2 JP 6362575B2 JP 2015147887 A JP2015147887 A JP 2015147887A JP 2015147887 A JP2015147887 A JP 2015147887A JP 6362575 B2 JP6362575 B2 JP 6362575B2
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Description

本開示は、基板処理装置、基板処理方法及び記録媒体に関する。
半導体基板の製造においては、基板上にレジスト膜を形成した後に、当該基板の周縁部のレジスト膜を除去することが行われる場合がある。例えば特許文献1には、基板の周縁部のレジスト膜を溶剤により溶解して除去する技術が記載されている。また、特許文献1には、レジストパターン形成用の露光に加えて、基板の周縁部のレジスト膜を露光することで、基板の周縁部のレジスト膜を現像時に除去する技術が記載されている。
特開2010―141162号公報
上述のように、基板の周縁部の被膜を溶剤により溶解させて除去する場合、被膜の周縁部が溶解及び再硬化に伴って隆起してしまう場合がある。このような隆起が生じると、使用後の被膜を除去する際に隆起部分を除去しきれない可能性がある。被膜を除去しきれない場合、基板上に残留した部分がパーティクルの発生源となるおそれがある。また、基板の周縁部の被膜を露光及び現像により除去する場合、周縁部の露光のための装置を別途設ける必要がある。
本開示は、被膜の溶解及び再硬化を伴うことなく、被膜の周縁部を簡易な構成で除去できる基板処理装置、基板処理方法及び記録媒体を提供することを目的とする。
本開示に係る基板処理装置は、基板を保持して回転させる回転保持部と、撥水処理用の第1処理液を基板の表面の周縁部に接触により塗布する第1処理液供給部と、第1処理液供給部が第1処理液を塗布した位置に対して、基板の内周側から処理ガスを吹き付ける処理ガス供給部と、被膜形成用の第2処理液を基板の表面に供給する第2処理液供給部と、を備える。
このような基板処理装置によれば、第1処理液を第1処理液供給部により塗布して基板の周縁部に撥水処理を施した後に、基板を回転させながら第2処理液を供給して第2処理液を基板の表面に塗り広げることで、基板の表面に液膜を形成し、これを乾燥させることで被膜を形成できる。基板の回転により基板の周縁部に到達した第2処理液は、予め施された撥水処理によって基板から剥離し、周囲に飛散する。これにより、基板の周縁部の液膜が除去される。すなわち、乾燥前の被膜が除去される。このため、被膜の溶解及び再硬化を伴うことなく、被膜の周縁部を簡易な構成で除去できる。
上述した処理において、第1処理液供給部は、第1処理液を接触により塗布する。このため、例えば散布などのように、基板の表面から離れた位置から第1処理液を供給する構成に比べ、撥水処理を施すべき部分以外への第1処理液の飛散を抑制できる。このため、第1処理液の飛散に起因する被膜の形成不良を確実に防止できる。
基板処理装置は、第1処理液供給部に加えて処理ガス供給部を備えるので、第1処理液供給部が第1処理液を塗布した位置に対して、基板の内周側から処理ガスを吹き付けることができる。これにより、基板の内周側への第1処理液の広がりが抑制された状態で、基板の周縁部に薄く且つ斑なく第1処理液が塗布される。このため、基板の周縁部に斑なく撥水処理を施し、基板の周縁部の液膜をより確実に除去できる。
基板を第1回転数にて回転させるように回転保持部を制御しながら、基板の表面の周縁部に第1処理液を塗布するように第1処理液供給部を制御し、第1処理液供給部により第1処理液が塗布された位置に処理ガスを吹き付けるように処理ガス供給部を制御すること、基板を第1回転数よりも大きい第2回転数にて回転させるように回転保持部を制御しながら、基板の表面に第2処理液を供給するように第2処理液供給部を制御すること、基板への第2処理液の供給が停止した状態にて、基板を第2回転数よりも小さい第3回転数にて回転させるように回転保持部を制御すること、基板を第3回転数よりも大きい第4回転数にて回転させるように回転保持部を制御すること、を順に実行するように構成された制御部を更に備えてもよい。
この場合、第1処理液が塗布される際には、基板が第1回転数で回転するので、基板の周縁部の全周に亘って撥水処理を施すことができる。また、第1処理液が塗布された箇所に直ちに処理ガスが吹き付けられるので、基板の周縁部に斑なく撥水処理を施すことができる。第2処理液供給部が第2処理液を供給する際には、第1回転数よりも大きい第2回転数で基板が回転するので、その遠心力により、第2処理液がより確実に塗り広げられる。また、基板の周縁部上の第2処理液がより確実に飛散する。これにより、基板の周縁部の液膜をより確実に除去することができる。第2処理液の供給が停止した後、基板の回転数は第4回転数に移行する。第4回転数にて基板の回転が継続することにより、基板上の液膜が乾燥し、被膜が形成される。基板の回転数は、第2回転数から第4回転数に移行する間に、一旦第3回転数に下がる。これにより、第2回転数の遠心力で液膜の周縁部に偏っていた第2処理液が基板の中心側に戻るので、乾燥前の液膜における第2処理液の偏りが緩和される。従って、膜厚の均一性を向上させることができる。
第4回転数は第2回転数よりも小さくてもよい。この場合、乾燥前の液膜における第2処理液の偏りを更に抑制し、膜厚の均一性を更に向上させることができる。
制御部は、第2回転数から第3回転数への速度変化率が、第1回転数から第2回転数への速度変化率及び第3回転数から第4回転数への速度変化率に比べて大きくなるように回転保持部を制御してもよい。
この場合、第2回転数から第3回転数に移行する際に基板の回転数が急変することで、第2回転数の遠心力で液膜の周縁部に偏っていた第2処理液がより確実に基板の中心側に戻る。従って、膜厚の均一性を更に向上させることができる。
本開示に係る基板処理方法は、撥水処理用の第1処理液を基板の表面の周縁部に接触により塗布すること、第1処理液を塗布した位置に対して、基板の内周側から処理ガスを吹き付けること、基板を回転させながら、被膜形成用の第2処理液を基板の表面に供給すること、を含む。
本開示に係る記録媒体は、上記基板処理方法を基板処理装置に実行させるためのプログラムを記録したものである。
本開示によれば、被膜の溶解及び再硬化を伴うことなく、被膜の周縁部を簡易な構成で除去できる。
基板処理システムの概略構成を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 液処理ユニットの概略構成を示す模式図である。 制御部のハードウェア構成図である。 基板処理方法の実行手順を示すフローチャートである。 基板の表面に第1処理液が塗布されている様子を模式的に示す側面図である。 図7中の基板の平面図である。 基板の表面に第3処理液が塗布されている様子を模式的に示す側面図である。 基板の表面に第2処理液が塗布されている様子を模式的に示す側面図である。 第2処理液を塗布した後の基板の周縁部の拡大図である。 基板の回転数の時間変化を示すグラフである。
以下、実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[基板処理システム]
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る基板処理システム1の概要を説明する。図1に示されるように、基板処理システム1は、塗布・現像装置2と露光装置3とを備える。露光装置3は、レジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によってレジスト膜の露光対象部分にエネルギー線を照射する。
塗布・現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ウェハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。
塗布・現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入・搬出部13とを有する。搬入・搬出部13はキャリアステーション12と処理ブロック5との間に介在する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、例えば円形の複数枚のウェハWを密封状態で収容する。キャリア11は、ウェハWを出し入れするための開閉扉11aを有する。キャリア11は、開閉扉11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。開閉扉11a,13aを同時に開放することで、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している(図2及び図3参照)。受け渡しアームA1は、キャリア11からウェハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウェハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック5は、複数の処理モジュール14,15,16,17を有する。処理モジュール14,15,16,17は、複数の液処理ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している(図3参照)。処理モジュール17は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2を経ずにウェハWを搬送する直接搬送アームA6を更に内蔵している(図2参照)。
処理モジュール14は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2によりウェハWの表面上に下層膜を形成する。処理モジュール14の液処理ユニットU1は、下層膜形成用の液体をウェハW上に塗布する。処理モジュール14の熱処理ユニットU2は、下層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール15は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2により下層膜上にレジスト膜を形成する。処理モジュール15の液処理ユニットU1は、レジスト膜形成用の液体を下層膜の上に塗布する。処理モジュール15の熱処理ユニットU2は、レジスト膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール16は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2により、レジスト膜上に上層膜を形成する。処理モジュール16の液処理ユニットU1は、上層膜形成用の液体をレジスト膜の上に塗布する。処理モジュール16の熱処理ユニットU2は、上層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール17は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2により、露光後のレジスト膜の現像処理を行う。現像ユニットは、露光済みのウェハWの表面上に現像液を塗布した後、これをリンス液によって洗い流すことで、レジスト膜の現像処理を行う。熱処理ユニットは、現像処理に伴う各種熱処理を行う。熱処理は、例えば、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、又は、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等である。
処理ブロック5内において、キャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられており、インターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU10は、床面から処理モジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウェハWを昇降させる。棚ユニットU11は床面から処理モジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11に配置されたウェハWを露光装置3に渡し、露光装置3からウェハWを受け取って棚ユニットU11に戻す。
基板処理システム1は、次に示す手順で塗布・現像処理を実行する。まず、受け渡しアームA1がキャリア11内のウェハWを棚ユニットU10に搬送する。このウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール14用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール14内の各ユニットに搬送する。処理モジュール14の液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウェハWの表面上に下層膜を形成する。下層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール15用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール15内の各ユニットに搬送する。処理モジュール15の液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウェハWの下層膜上にレジスト膜を形成する。レジスト膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール16用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール16内の各ユニットに搬送する。処理モジュール16の液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウェハWのレジスト膜上に上層膜を形成する。上層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウェハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウェハWを、昇降アームA7が処理モジュール17用のセルに配置し、直接搬送アームA6が棚ユニットU11に搬送する。このウェハWを受け渡しアームA8が露光装置3に送り出す。露光装置3における露光処理が完了すると、受け渡しアームA8がウェハWを露光装置3から受け入れ、棚ユニットU11に戻す。
次に、棚ユニットU11に戻されたウェハWを、処理モジュール17の搬送アームA3が処理モジュール17内の各ユニットに搬送する。処理モジュール17の液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウェハWのレジスト膜の現像処理及びこれに伴う熱処理を行う。レジスト膜の現像が完了すると、搬送アームA3はウェハWを棚ユニットU10に搬送する。
次に、棚ユニットU10に搬送されたウェハWを、昇降アームA7が受け渡し用のセルに配置し、受け渡しアームA1がキャリア11内に戻す。以上で、塗布・現像処理が完了する。
[基板処理装置]
続いて、基板処理装置の一例として、処理モジュール15の液処理ユニットU1について説明する。
図4に示されるように、液処理ユニットU1は、回転保持部20と、第1処理液供給部30と、処理ガス供給部50と、第2処理液供給部60と、制御部80とを備える。
回転保持部20は、ウェハWを保持して回転させる。例えば回転保持部20は、保持部22と、回転部24と、昇降部26とを有する。保持部22は、例えば水平に保持されたウェハWの中心部を下方から吸着保持する。回転部24は、例えばモータ等の動力源によって、保持部22を鉛直な回転軸CL1まわりに回転させる。昇降部26は、例えばモータ等の動力源によって、保持部22を昇降させる。以下、「ウェハWの内周側」とは、保持部22に保持されたウェハWの内周側を意味する。「ウェハWの外周側」とは、保持部22に保持されたウェハWの外周側を意味する。
液処理ユニットU1は、カップ28を更に備えてもよい。カップ28は上方に開口し、保持部22を収容している。カップ28は、ウェハW上から振り切られた処理液(後述)を収容する。カップ28の底部28aには排液口28bが設けられており、排液口28bには排液ダクト(不図示)が接続されている。
第1処理液供給部30は、撥水処理用の第1処理液をウェハWの表面Waの周縁部に接触により塗布する。第1処理液は例えばフッ素樹脂を含有する薬液である。第1処理液は例えばシリコーンオイル等の離型剤であってもよい。あるいは、第1処理液は例えば撥水用の凹凸面(例えばフラクタル構造面)を形成するための薬液であってもよい。
例えば第1処理液供給部30は、液送出部31と、液源36と、駆動部41とを有する。
液送出部31は、ウェハWの表面に接触しながら第1処理液を送出する。例えば液送出部31は、収容部32と、チップ33とを有する。収容部32は第1処理液を収容する。チップ33は、例えば収容部32の下端部に回転自在に取り付けられたボール34であり、ボール34の回転に応じて第1処理液を送出する。ボール34の材質は例えばPVAなどの合成樹脂である。なお、液送出部31の構成は、ここに例示するものに限られない。液送出部31は、ウェハWの表面Waに接触しながら第1処理液を送出可能であればどのように構成されていてもよい。例えばチップ33は、一軸線まわりに回転可能なローラであってもよい。また、チップ33は、必ずしもボール又はローラなどの可動部材でなくてもよく、第1処理液を含浸させることが可能な部材であってもよい。例えば、チップ33は、フェルト等の布製部材であってもよいし、筆状の部材であってもよい。
液源36は、液送出部31の収容部32に第1処理液を供給する。例えば液源36は、アーム40内に通された供給管35を介して収容部32に接続されている。供給管35には、ポンプ38及びバルブ39が設けられている。ポンプ38は、液源36から収容部32に第1処理液を圧送する。ポンプ38の圧力を調整することにより、第1処理液の吐出量が一定になるように調整してもよい。バルブ39は、制御信号に応じて供給管35を開閉する。
液送出部31は、アーム40を介して駆動部41に固定されている。駆動部41は、液送出部31を昇降させ、水平方向に移動させる。例えば駆動部41は、水平アクチュエータ42及び垂直アクチュエータ43を有する。水平アクチュエータ42は、例えばモータ等の動力源によって、液送出部31を水平方向に移動させる。垂直アクチュエータ43は、例えばエアーシリンダー等の動力源によって、液送出部31を昇降させる。
処理ガス供給部50は、第1処理液供給部30が第1処理液を塗布した位置に対して、ウェハWの内周側から処理ガスを吹き付ける。処理ガスは、例えば窒素ガス等の不活性ガスである。例えば処理ガス供給部50は、ノズル51と、ガス源56とを有する。ノズル51は、処理ガスを吐出する。ノズル51は、液送出部31に比べ、ウェハWの内周側(回転軸CL1側)に配置される。ノズル51は、液送出部31に対して固定されていてもよいし、液送出部31と独立して移動可能となっていてもよい。ノズル51は下方に開口しており、その開口方向は、ウェハWの外周側に傾斜している。より具体的に、ノズル51は、保持部22に保持されたウェハWの表面Waにおいて、液送出部31が接触する位置に向かって開口していてもよい。
ガス源56は、ノズル51に処理ガスを供給する。ガス源56は、例えば圧縮された処理ガスを収容したボンベであり、供給管57を介してノズル51に接続されている。供給管57には、バルブ59が設けられている。バルブ59は、制御信号に応じて供給管57を開閉する。
第2処理液供給部60は、レジスト膜(被膜)形成用のレジスト液(第2処理液)をウェハWの表面に供給する。レジスト液は、例えばレジスト膜を形成するための薬液である。レジスト液の粘度は、例えば、50〜200cPである。例えば第2処理液供給部60は、ノズル61と、液源62と、駆動部67とを有する。ノズル61は、保持部22に保持されたウェハWの上方において下方に開口し、レジスト液を吐出する。
液源62は、ノズル61にレジスト液を供給する。例えば液源62は、供給管63を介してノズル61に接続されている。供給管63には、ポンプ64及びバルブ65が設けられている。ポンプ64は、液源62からノズル61にレジスト液を圧送する。バルブ65は、制御信号に応じて供給管63を開閉する。
ノズル61は、アーム66を介して駆動部67に接続されている。駆動部67は、例えばモータ等の動力源によって、ガイドレールBに沿ってノズル61を水平方向に移動させる。
液処理ユニットU1は、第3処理液供給部70を更に備えてもよい。第3処理液供給部70は、プリウェット液(第3処理液)をウェハWの表面Waに供給する。プリウェット液は、ウェハWに対するレジスト液の濡れ性を向上させるための液体である。プリウェット液は、例えばシンナーなどの揮発性の溶剤である。例えば第3処理液供給部70は、ノズル71と、液源72と、駆動部77とを有する。ノズル71は、保持部22に保持されたウェハWの上方において下方に開口し、プリウェット液を吐出する。
液源72は、ノズル71にプリウェット液を供給する。例えば液源72は、供給管73を介してノズル71に接続されている。供給管73には、ポンプ74及びバルブ75が設けられている。ポンプ74は、液源72からノズル71にプリウェット液を圧送する。バルブ75は、制御信号に応じて供給管73を開閉する。ノズル71は、アーム76を介して駆動部77に接続されている。駆動部77は、例えばモータ等の動力源によって、ガイドレールBに沿ってノズル71を水平方向に移動させる。
制御部80は、ウェハWを第1回転数にて回転させるように回転保持部20を制御しながら、ウェハWの表面Waの周縁部に第1処理液を塗布するように第1処理液供給部30を制御し、第1処理液供給部30により第1処理液が塗布された位置に処理ガスを吹き付けるように処理ガス供給部50を制御すること、ウェハWを第1回転数よりも大きい第2回転数にて回転させるように回転保持部20を制御しながら、ウェハWの表面Waにレジスト液を供給するように第2処理液供給部60を制御すること、ウェハWへのレジスト液の供給が停止した状態にて、ウェハWを第2回転数よりも小さい第3回転数にて回転させるように回転保持部20を制御すること、ウェハWを第3回転数よりも大きい第4回転数にて回転させるように回転保持部20を制御すること、を順に実行するように構成されている。
例えば制御部80は、機能モジュールとして、第1供給制御部81と、ガス供給制御部82と、第2供給制御部83と、第3供給制御部84と、搬送制御部85と、回転制御部86とを有する。第1供給制御部81は、ウェハWの表面Waの周縁部に第1処理液を接触により塗布するように第1処理液供給部30を制御する。ガス供給制御部82は、第1処理液供給部30により第1処理液が塗布された位置に処理ガスを吹き付けるように処理ガス供給部50を制御する。第2供給制御部83は、ウェハWの表面Waにレジスト液を供給するように第2処理液供給部60を制御する。第3供給制御部84は、ウェハWの表面Waにプリウェット液を供給するように第3処理液供給部70を制御する。搬送制御部85は、液処理ユニットU1に対するウェハWの搬入及び搬出を行うように搬送アームA3及び回転保持部20を制御する。回転制御部86は、予め設定された目標回転数にてウェハWを回転させるように回転部24を制御する。
図5に示すように、制御部80は、例えば回路90により構成される。回路90は、一つ又は複数のプロセッサ91と、メモリ92と、ストレージ93(記録媒体)と、入出力ポート94と、操作パネル95とを有する。入出力ポート94は、制御対象との間でデータの入出力を行う。例えば入出力ポート94は、バルブ39,59,65,75及び駆動部41,67,77に制御信号を出力する。操作パネル95は、オペレータのインタフェースであり、液晶等のモニタと、ボタン等の入力デバイスとを有する。操作パネル95は、モニタと入力デバイスとが一体化したタッチパネルであってもよい。
ストレージ93は、塗布・現像装置2に様々な基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録している。ストレージ93は、コンピュータ読み取り可能であればどのようなものであってもよい。具体例として、ハードディスク、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等が挙げられる。メモリ92は、ストレージ93からロードしたプログラム及びプロセッサ91の演算結果等を一時的に記憶する。プロセッサ91は、メモリ92と協働してプログラムを実行する。これにより、制御部80の各機能が具現化される。すなわち、制御部80の各機能ブロックが具現化される。
なお、制御部80のハードウェア構成は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールを構成するものに限られない。例えば制御部80の各機能モジュールは、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
[基板処理方法]
次に、基板処理方法の一例として、液処理ユニットU1による被膜形成手順について説明する。
図6に示されるように、まず、制御部80はステップS01を実行する。ステップS01では、搬送制御部85が、液処理ユニットU1にウェハWを搬入するように搬送アームA3及び回転保持部20を制御する。具体的に、搬送制御部85は、保持部22をカップ28外まで上昇させるように昇降部26を制御し、ウェハWを保持部22上に載置するように搬送アームA3を制御し、載置されたウェハWを吸着するように保持部22を制御し、ウェハWをカップ28内まで下降させるように昇降部26を制御する。
次に、制御部80はステップS02を実行する。ステップS02では、回転制御部86が、処理対象のウェハWを第1回転数ω1にて回転させるように回転部24を制御する。第1回転数ω1は、例えば、0〜50rpmである。
次に、制御部80はステップS03を実行する。ステップS03では、図7の(a)に示すように、第1処理液PをウェハWの表面Waの周縁部に接触により塗布するように、第1供給制御部81が第1処理液供給部30を制御する。例えば第1供給制御部81は、液送出部31のチップ33をウェハWの表面Waの周縁部に接触させるように駆動部41を制御する。チップ33のボール34はウェハWの周縁部に接触して回転する。これに応じ、収容部32内の第1処理液Pが送り出され、ウェハWの表面Waの周縁部に塗布される。第1供給制御部81は、液源36から収容部32に第1処理液Pを送るようにポンプ38及びバルブ39を制御する。これにより第1処理液Pが収容部32に補充される。また、ステップS03では、第1処理液供給部30が第1処理液Pを塗布した位置に対して、ウェハWの内周側から処理ガスGを吹き付けるように、ガス供給制御部82が処理ガス供給部50を制御する。ガス供給制御部82はバルブ59を開くように処理ガス供給部50を制御する。これによりノズル51からの処理ガスGの吐出が開始される。ノズル51から吐出された処理ガスGは、第1処理液供給部30が第1処理液Pを塗布した位置に対して、ウェハWの内周側から吹き付けられる。これにより第1処理液PがウェハWの周縁部に薄く且つ斑なく塗布される。
第1供給制御部81は、ウェハWが少なくとも一回転するまでは、第1処理液の塗布を継続するように第1処理液供給部30を制御する。その間、ガス供給制御部82も、処理ガスGの供給を継続するように処理ガス供給部50を制御する(図7の(b)参照)。これにより、図8に示すように、表面Waの周縁部の全周に亘って撥水処理が施され、環状の撥水部Cが形成される。
次に、制御部80はステップS04を実行する。ステップS04では、回転制御部86が、ウェハWの回転数を第1回転数ω1から第2回転数ω2に変更するように回転部24を制御する。図12はウェハWの回転数の推移を示すグラフである。図12において時刻t1〜t2がステップS04の実行期間に相当する。図12に示されるように第2回転数ω2は第1回転数ω1に比べ大きい。第2回転数ω2は、例えば50〜200rpmである。
次に、制御部80はステップS05を実行する。ステップS05では、第3供給制御部84が、ウェハWの表面Waの中央部にプリウェット液を供給するように第3処理液供給部70を制御する。その後、第2供給制御部83が、ウェハWの表面Waの中央部にレジスト液を供給するように第2処理液供給部60を制御する。
例えば第3供給制御部84は、ノズル71を表面Waの中央部の上方に配置するように駆動部77を制御した後に、液源72からノズル71にプリウェット液Sを供給するようにポンプ74及びバルブ75を制御する。これにより、図9の(a)に示すように、ノズル71からプリウェット液Sが吐出され、表面Waの中央部に供給される。供給されたプリウェット液Sは、ウェハWの回転に応じてウェハWの外周部に広がり、ウェハWの周囲に飛散する(図9の(b)参照)。
予め設定された量の吐出が完了すると、第3供給制御部84は、液源72からノズル71へのプリウェット液Sの供給を停止するようにポンプ74及びバルブ75を制御する。その後、第3供給制御部84は、表面Waの上方からノズル71を退避させるように駆動部77を制御する。
第2供給制御部83は、ノズル61を表面Waの中央部の上方に配置するように駆動部67を制御した後に、液源62からノズル61にレジスト液Rを供給するようにポンプ64及びバルブ65を制御する。これにより、図10の(a)に示すように、ノズル61からレジスト液Rが吐出され、表面Waの中央部に供給される。供給されたレジスト液Rは、プリウェット液Sに導かれながら、ウェハWの回転に応じてウェハWの外周部に広がる。このように、プリウェット液Sによって、レジスト液Rの広がりが促進される。
第2供給制御部83は、表面Wa上に十分にレジスト液Rが行き渡るまでレジスト液Rの供給を継続するように第2処理液供給部60を制御する。これにより、表面Wa上にレジスト液Rの液膜Fが形成される(図10の(b)参照)。
ウェハWの回転によって表面Waの撥水部Cに到達したレジスト液Rは、撥水部Cの撥水性によって表面Waから剥離し、ウェハWの周囲に飛散する(図10の(b)参照)。これにより、表面Waの周縁部の液膜Fが除去される。すなわち、乾燥前のレジスト膜が除去される。
予め設定された量の吐出が完了すると、第2供給制御部83は、液源62からノズル61へのレジスト液Rの供給を停止するようにポンプ64及びバルブ65を制御する(図10の(c)参照)。
次に、制御部80はステップS06を実行する。ステップS06では、回転制御部86が、ウェハWの回転数を第2回転数ω2から第3回転数ω3に変更するように回転部24を制御する(図12参照)。図12においては、時刻t3〜t4がステップS06の実行期間に相当する。図12に示されるように、第3回転数ω3は第2回転数ω2に比べ小さい。第3回転数ω3は、例えば500〜2000rpmである。なお、制御部80は、ステップS05の完了に先立ってステップS06を実行してもよい。すなわち制御部80は、第2処理液供給部60によるレジスト液Rの供給が継続している間にステップS06を実行してもよい。
ウェハWの回転数が第2回転数ω2から第3回転数ω3に下がることにより、第2回転数ω2の遠心力で液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液RがウェハWの中心側に戻る。例えば、図11の(a)に示すように、回転するウェハWの表面Wa上において、レジスト液Rは遠心力によって液膜Fの周縁部に偏る。これにより、液膜Fの周縁部に隆起Hが形成される。ウェハWの回転数が小さくなると、偏っていたレジスト液R(隆起Hのレジスト液R)がウェハWの中心側に戻る。これにより、液膜Fの膜厚の均一性が高められる。
また、第2回転数ω2から第3回転数ω3への速度変化率は、第1回転数ω1から第2回転数ω2への速度変化率に比べ大きくてもよい。第1回転数ω1から第2回転数ω2への速度変化率は、例えば10000rpm/sであり、第2回転数ω2から第3回転数ω3への速度変化率は、例えば30000rpm/sである。なお、速度変化率は、速度の変化量の絶対値を変化時間で除算した値である。第2回転数ω2から第3回転数ω3への速度変化率を大きくすることにより、液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液Rに作用する遠心力が急変する。これにより、液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液RがウェハWの中心側に更に戻り易くなる。このため、液膜Fの膜厚の均一性が更に高められる。
ステップS06の実行後、制御部80は、所定時間の経過を待機する(ステップS07)。所定時間は例えば2.5秒である。これにより、液膜Fの膜厚の均一性が更に高められる。
次に、制御部80はステップS08を実行する。ステップS08では、回転制御部86が、ウェハWの回転数を第3回転数ω3から第4回転数ω4に変更するように回転部24を制御する(図12参照)。図12においては、時刻t5〜t6がステップS08の実行期間に相当する。図12に示されるように、第4回転数ω4は第3回転数ω3に比べ大きい。第4回転数ω4は、第2回転数ω2に比べ小さくてもよい。第4回転数ω4は、例えば500〜1500rpmである。ウェハWの回転数が第3回転数ω3から第4回転数ω4に上がることにより、液膜Fの乾燥が促進される。
また、第3回転数ω3から第4回転数ω4への速度変化率は、第2回転数ω2から第3回転数ω3への速度変化率に比べて小さくてもよい。第3回転数ω3から第4回転数ω4への速度変化率は、例えば10000rpm/sである。すなわち、第2回転数から第3回転数への速度変化率は、第1回転数から第2回転数への速度変化率及び第3回転数から第4回転数への速度変化率の両方に比べて大きくてもよい。この場合、液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液RがウェハWの中心側に更に戻り易くなる。このため、液膜Fの膜厚の均一性が更に高められる。
ステップS08の実行後、制御部80は、所定時間の経過を待機する(ステップS09)。所定時間は例えば15秒である。これにより、液膜Fが乾燥し、レジスト剤の被膜Lが形成される(図10の(d)参照)。
次に、制御部80はステップS10を実行する。ステップS10では、回転制御部86が、ウェハWの回転を終了するように、回転部24を制御する。
次に、制御部80はステップS11を実行する。ステップS11では、搬送制御部85が、ウェハWを液処理ユニットU1から搬出するように保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。具体的には、搬送制御部85は、保持部22をカップ28外まで上昇させるように昇降部26を制御し、ウェハWの吸着を解除するように保持部22を制御し、ウェハWを保持部22上から受け取って搬出するように搬送アームA3を制御し、保持部22をカップ28内まで下降させるように昇降部26を制御する。
以上で液処理ユニットU1による被膜形成手順が完了する。なお、液処理ユニットU1による被膜処理手順は、被膜形成後に、撥水部Cに溶剤を供給することを更に含んでいてもよい。この場合、撥水部Cに残留したレジスト剤をより確実に除去することができる。すなわち、表面Waの周縁部における被膜Lの除去をより確実なものとすることができる。
以上に説明した液処理ユニットU1は、ウェハWを保持して回転させる回転保持部20と、撥水処理用の第1処理液PをウェハWの表面Waの周縁部に接触により塗布する第1処理液供給部30と、第1処理液供給部30が第1処理液Pを塗布した位置に対して、ウェハWの内周側から処理ガスGを吹き付ける処理ガス供給部50と、被膜形成用のレジスト液RをウェハWの表面Waに供給する第2処理液供給部60とを備える。
この液処理ユニットU1によれば、第1処理液Pを第1処理液供給部30により塗布してウェハWの周縁部に撥水処理を施した後に、ウェハWを回転させながらレジスト液Rを供給してレジスト液RをウェハWの表面Waに塗り広げることで、ウェハWの表面Waに液膜Fを形成し、これを乾燥させることで被膜Lを形成できる。ウェハWの回転によりウェハWの周縁部に到達したレジスト液Rは、予め施された撥水処理によってウェハWから剥離し、周囲に飛散する。これにより、ウェハWの周縁部の液膜Fが除去される。すなわち、乾燥前の被膜Lが除去される。このため、被膜Lの溶解及び再硬化を伴うことなく、被膜Lの周縁部を簡易な構成で除去できる。
上述した処理において、第1処理液供給部30は、第1処理液Pを接触により塗布する。このため、例えば散布などのように、ウェハWの表面Waから離れた位置から第1処理液Pを供給する構成に比べ、撥水処理を施すべき部分以外への第1処理液Pの飛散を抑制できる。このため、第1処理液Pの飛散に起因する被膜Lの形成不良を確実に防止できる。
液処理ユニットU1は、第1処理液供給部30に加えて処理ガス供給部50を備えるので、第1処理液供給部30が第1処理液Pを塗布した位置に対して、ウェハWの内周側から処理ガスGを吹き付けることができる。これにより、ウェハWの内周側への第1処理液Pの広がりが抑制された状態で、ウェハWの周縁部に薄く且つ斑なく第1処理液Pが塗布される。このため、ウェハWの周縁部に斑なく撥水処理を施し、ウェハWの周縁部の液膜Fをより確実に除去できる。
ウェハWを第1回転数ω1にて回転させるように回転保持部20を制御しながら、ウェハWの表面Waの周縁部に第1処理液Pを塗布するように第1処理液供給部30を制御し、第1処理液供給部30により第1処理液Pが塗布された位置に処理ガスGを吹き付けるように処理ガス供給部50を制御すること、ウェハWを第1回転数ω1よりも大きい第2回転数ω2にて回転させるように回転保持部20を制御しながら、ウェハWの表面Waにレジスト液Rを供給するように第2処理液供給部60を制御すること、ウェハWへのレジスト液Rの供給が停止した状態にて、ウェハWを第2回転数ω2よりも小さい第3回転数ω3にて回転させるように回転保持部20を制御すること、ウェハWを第3回転数ω3よりも大きい第4回転数ω4にて回転させるように回転保持部20を制御すること、を順に実行するように構成された制御部80を更に備えてもよい。
この場合、第1処理液Pが塗布される際には、ウェハWが第1回転数ω1で回転するので、ウェハWの周縁部の全周に亘って撥水処理を施すことができる。また、第1処理液Pが塗布された箇所に直ちに処理ガスGが吹き付けられるので、ウェハWの周縁部に斑なく撥水処理を施すことができる。第2処理液供給部60がレジスト液Rを供給する際には、第1回転数ω1よりも大きい第2回転数ω2でウェハWが回転するので、その遠心力により、レジスト液Rがより確実に塗り広げられる。また、ウェハWの周縁部上のレジスト液Rがより確実に飛散する。これにより、ウェハWの周縁部の液膜Fをより確実に除去することができる。レジスト液Rの供給が停止した後、ウェハWの回転数は第4回転数ω4に移行する。第4回転数ω4にてウェハWの回転が継続することにより、ウェハW上の液膜が乾燥し、被膜Lが形成される。ウェハWの回転数は、第2回転数ω2から第4回転数ω4に移行する間に、一旦第3回転数ω3に下がる。これにより、第2回転数ω2の遠心力で液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液RがウェハWの中心側に戻るので、乾燥前の液膜Fにおけるレジスト液Rの偏りが緩和される。従って、膜厚の均一性を向上させることができる。ウェハWの回転数は、例えば、第1処理液Pの特性及びレジスト液Rの粘度等に基づき適宜設定してもよい。また、ウェハWの回転数は、例えば、各処理液の単位時間当たりの供給量等に基づき適宜設定してもよい。
第4回転数ω4は第2回転数ω2よりも小さくてもよい。この場合、乾燥前の液膜Fにおけるレジスト液Rの偏りを更に抑制し、膜厚の均一性を更に向上させることができる。
制御部80は、第2回転数ω2から第3回転数ω3への速度変化率が、第1回転数ω1から第2回転数ω2への速度変化率及び第3回転数ω3から第4回転数ω4への速度変化率に比べて大きくなるように回転保持部20を制御してもよい。
この場合、第2回転数ω2から第3回転数ω3に移行する際にウェハWの回転数が急変することで、第2回転数ω2の遠心力で液膜Fの周縁部に偏っていたレジスト液Rがより確実にウェハWの中心側に戻る。従って、膜厚の均一性を更に向上させることができる。
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、上述した液処理ユニットU1の構成は、処理モジュール14の液処理ユニットU1にも適用可能である。この場合、表面Waの周縁部には、下層膜を形成する段階で撥水部Cが形成される。この撥水膜により、レジスト膜の形成過程においても、乾燥前の被膜Lを除去できる。また、処理対象の基板は半導体ウェハに限られず、例えばガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)であってもよい。
20…回転保持部、30…第1処理液供給部、31…液送出部、32…収容部、33…チップ、35…供給管、36…液源、38…ポンプ、39…バルブ、50…処理ガス供給部、51…ノズル、56…ガス源、57…供給管、59…バルブ、60…第2処理液供給部、70…第3処理液供給部、U1…液処理ユニット、W…ウェハ。

Claims (5)

  1. 基板を保持して回転させる回転保持部と、
    撥水処理用の第1処理液を前記基板の表面の周縁部に接触により塗布する第1処理液供給部と、
    前記第1処理液供給部が前記第1処理液を塗布した位置に対して、前記基板の内周側から処理ガスを吹き付ける処理ガス供給部と、
    被膜形成用の第2処理液を前記基板の表面に供給する第2処理液供給部と、
    前記基板を第1回転数にて回転させるように前記回転保持部を制御しながら、前記基板の表面の周縁部に前記第1処理液を塗布するように前記第1処理液供給部を制御し、前記第1処理液供給部により前記第1処理液が塗布された位置に前記処理ガスを吹き付けるように前記処理ガス供給部を制御すること、前記基板を前記第1回転数よりも大きい第2回転数にて回転させるように前記回転保持部を制御しながら、前記基板の表面に前記第2処理液を供給するように前記第2処理液供給部を制御すること、前記基板への前記第2処理液の供給が停止した状態にて、前記基板を前記第2回転数よりも小さい第3回転数にて回転させるように前記回転保持部を制御すること、前記基板を前記第3回転数よりも大きい第4回転数にて回転させるように前記回転保持部を制御すること、を順に実行するように構成された制御部と、を備える基板処理装置。
  2. 前記第4回転数は前記第2回転数よりも小さい、請求項に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第2回転数から前記第3回転数への速度変化率が、前記第1回転数から前記第2回転数への速度変化率及び前記第3回転数から前記第4回転数への速度変化率に比べて大きくなるように前記回転保持部を制御する、請求項又はに記載の基板処理装置。
  4. 基板を第1回転数にて回転させながら、撥水処理用の第1処理液を前記基板の表面の周縁部に接触により塗布、前記第1処理液を塗布した位置に対して、前記基板の内周側から処理ガスを吹き付けること、
    前記基板を前記第1回転数よりも大きい第2回転数にて回転させながら、被膜形成用の第2処理液を前記基板の表面に供給すること、
    前記基板への前記第2処理液の供給が停止した状態にて、前記基板を前記第2回転数よりも小さい第3回転数にて回転させること、
    前記基板を前記第3回転数よりも大きい第4回転数にて回転させること、順に含む基板処理方法。
  5. 請求項に記載の基板処理方法を基板処理装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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