以下に、本発明に係る実施の形態として、医療用のカプセル型内視鏡を使用するカプセル型内視鏡システムについて説明する。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、各部材の比率などは、現実と異なることに留意する必要がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システム1は、被検体H内に導入されて該被検体H内を撮像することにより画像情報を生成し、該画像情報を無線送信する信号発生装置であるカプセル型内視鏡2と、被検体Hに装着され、カプセル型内視鏡2から送信された画像情報を受信するとともに、受信した画像情報や受信した電波の強度情報を外部に無線送信する複数(図1においては8個)の中継器3a〜3hを備えた中継ユニット3と、被検体Hに装着され、中継ユニット3の各中継器が無線送信した画像情報や電波の強度情報を受信する受信装置4と、カプセル型内視鏡2が撮像した画像情報を、クレードル5aを介して、受信装置4から取り込み、該画像情報を処理して、被検体H内の画像を生成する処理装置5と、を備える。処理装置5によって生成された画像は、例えば、表示装置6に表示される。
図2は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示すブロック図である。カプセル型内視鏡2は、撮像部21、照明部22、制御部23、無線通信部24、アンテナ25、メモリ26、及び電源部27を備える。カプセル型内視鏡2は、被検体Hが嚥下可能な大きさのカプセル形状の筐体に上述した各構成部品を内蔵した装置である。
撮像部21は、例えば、受光面に結像された光学像から被検体H内を撮像した画像信号を生成して出力する撮像素子と、該撮像素子の受光面側に配設された対物レンズ等の光学系とを含む。撮像素子は、CCD撮像素子或いはCMOS撮像素子によって構成され、被検体Hからの光を受光する複数の画素がマトリックス状に配列され、画素が受光した光に対して光電変換を行うことにより、画像信号を生成する。
照明部22は、照明光によって被検体H内を照明する。照明部22は、白色光を発生する白色LED等によって構成される。なお、白色LEDのほか、出射波長帯域の異なる複数のLEDやレーザー光源等の光を合波することで白色光を生成する構成としてもよいし、キセノンランプや、ハロゲンランプ等を用いて構成するようにしてもよい。
制御部23は、カプセル型内視鏡2の各構成部品の動作処理の制御を行う。例えば、撮像部21が撮像処理を行う場合には、撮像素子に対する露光及び読み出し処理を実行するように撮像部21を制御するとともに、照明部22に対し、撮像部21の露光タイミングに応じて照明光を照射するように制御する。制御部23は、CPU(Central Processing Unit)等の汎用プロセッサやASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の機能を実行する各種演算回路等の専用プロセッサを用いて構成される。
無線通信部24は、撮像部21から出力された画像信号を処理する。無線通信部24は、撮像部21から出力された画像信号に対してA/D変換及び所定の信号処理を施し、デジタル形式の画像情報を取得し、無線信号に重畳してアンテナ25から外部に送信する。無線通信としては、画像情報に合わせて振幅を変化させた搬送波(電波)を送信する方法や、画像情報に合わせて周波数を変化させた搬送波(電波)を送信する方法が挙げられる。画像情報には、カプセル型内視鏡2の個体を識別するために割り当てられた識別情報(例えばシリアル番号)等の関連情報を含んでいてもよい。無線通信部24及びアンテナ25は、ループアンテナ又はダイポールアンテナ、及びASIC等によって構成される。
メモリ26は、制御部23が各種動作を実行するための実行プログラム及び制御プログラムを記憶する。また、メモリ26は、無線通信部24において信号処理が施された画像情報等を一時的に記憶してもよい。メモリ26は、RAM、ROM等によって構成される。
電源部27は、電源スイッチがオンとなった後、カプセル型内視鏡2内の各部に電力を供給する。電源部27は、ボタン電池等からなるバッテリと、該バッテリの電力を昇圧等する電源回路と、当該電源部27のオンオフ状態を切り替える電源スイッチとによって構成される。電源スイッチは、例えば外部の磁力によってオンオフ状態が切り替えられるリードスイッチからなり、カプセル型内視鏡2の使用前(被検体Hが嚥下する前)に、該カプセル型内視鏡2に外部から磁力を印加することによりオン状態に切り替えられる。
このようなカプセル型内視鏡2は、被検体Hに嚥下された後、臓器の蠕動運動等によって被検体Hの消化管内を移動しつつ、生体部位(食道、胃、小腸、及び大腸等)を所定の周期(例えば0.5秒周期)で順次撮像する。そして、この撮像動作により取得された画像情報を、中継器3を介して受信装置4に順次無線送信する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。図3では、中継器の構成の一例として、中継器3aの構成を示している。中継器3aは、受信部301、復調部302、変調部303、送信部304、及び、制御部305を備える。
受信部301は、カプセル型内視鏡2から電波を介して受信した無線信号を受信する。受信部301は、例えばループアンテナ又はダイポールアンテナによって構成される。
また、受信部301は、受信強度情報生成部301aを有する。受信強度情報生成部301aは、受信した無線信号の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、該測定した受信強度を示す情報を受信強度情報として生成する。受信強度情報生成部301aは、ASIC等によって構成される。なお、受信強度情報生成部301aは、受信部301とは独立して設けてもよい。
復調部302は、受信部301が受信した無線信号を、画像情報に復調する。復調部302は、信号の振幅、周波数等に対応した画像情報を取り出す。復調部302は、ASIC等によって構成される。
変調部303は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報と、復調部302が復調した画像情報とを含むように搬送波に変調処理を施すことによって無線信号を生成する。変調部303は、ASIC等によって構成される。
送信部304は、変調部303が生成した無線信号を外部に送信する。送信部304は、例えばループアンテナ又はダイポールアンテナによって構成される。
制御部305は、中継器3aの各構成部を制御する。制御部305は、CPUやASIC等によって構成される。
中継器3b〜3hについても、上述した中継器3aと同様の構成を有している。中継器3a〜3hの各変調部(変調部303)は、互いに異なる周波数の無線信号を生成する。この際、中継器3a〜3hは、各無線信号の周波数が、互いに整数の倍数とならないようにすることが好ましい。また、送信部304は、各無線信号を同じタイミングで送信しても、違うタイミングで送信してもよい。なお、本実施の形態1では、無線信号を同時に送信するものとして説明する。
図2に戻り、受信装置4は、受信部401、復調部402、画像情報取得部403、受信強度情報取得部404、中継器選択部405、位置検出部406、データ送受信部407、操作部408、メモリ409、制御部410、及び、これらの各部に電力を供給する電源部411を備える。
受信部401は、中継ユニット3から無線送信された無線信号を受信する。受信部401は、例えばループアンテナ又はダイポールアンテナによって構成される。
復調部402は、受信部401が受信した無線信号を各中継器3a〜3hが送信する周波数成分ごとに分離し、分離した各無線信号を画像情報と受信強度情報とに復調する。復調部402は、信号の振幅や周波数等の変化に対応した画像情報と、受信強度情報とを生成する。復調部402は、ASIC等によって構成される。
画像情報取得部403は、復調部402により生成されたデジタルの画像情報と受信強度情報とのうち、画像情報を取得する。すなわち、画像情報取得部403は、中継器3a〜3hから受信した複数の画像情報を取得する。また、画像情報取得部403は、中継器選択部405による選択結果に基づいて、取得した複数の画像情報の中から、処理装置5に送信する画像情報を選択する。画像情報取得部403は、選択した画像情報をメモリ409に記憶させる。なお、画像情報に含まれる関連情報に、位置検出部406が検出した位置情報等を含めてもよい。画像情報取得部403は、各中継器から受信した画像情報を選択する情報選択部として機能する。画像情報取得部403は、CPUやASIC等によって構成される。
受信強度情報取得部404は、復調部402により生成されたデジタルの画像情報と受信強度情報とのうち、受信強度情報を取得する。すなわち、受信強度情報取得部404は、中継器3a〜3hにおける各受信強度情報を取得する。受信強度情報取得部404は、取得した中継器3a〜3hにおける各受信強度情報を、制御部410を介して中継器選択部405及び位置検出部406に出力する。受信強度情報取得部404は、CPUやASIC等によって構成される。
中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hにおける各受信強度情報を用いて、画像情報の中継に最適な中継器の選択を行う。具体的に、中継器選択部405は、中継器3a〜3hの各受信強度のうち、最大の受信強度を有する中継器を選択する。中継器選択部405は、選択結果を、制御部410を介して画像情報取得部403に出力する。中継器選択部405は、CPUやASIC等によって構成される。
位置検出部406は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hにおける各受信強度情報を用いて、カプセル型内視鏡2の位置を検出する演算を行う。位置検出部406は、カプセル型内視鏡2の位置の検出結果を、カプセル型内視鏡2の位置情報として制御部410に出力するとともに、画像情報取得部403が選択した画像情報と関連付けてメモリ409に記憶させる。また、位置検出部406は、公知の方法、例えば特開2007−283001号公報を用いてカプセル型内視鏡2の位置を検出してもよいし、位置検出用磁界を用いてカプセル型内視鏡2の位置を検出してもよい。また、各受信強度情報を位置情報としてメモリに記憶させ、位置の検出する演算機能を処理装置5に備えてもよい。位置検出部406は、CPUやASIC等によって構成される。
データ送受信部407は、処理装置5と通信可能な状態で接続された際に、メモリ409に記憶された画像情報及び関連情報を処理装置5に送信する。データ送受信部407は、USBやLAN等の通信I/Fで構成される。
操作部408は、ユーザが当該受信装置4に対して各種設定情報や指示情報を入力する際に用いられる入力デバイスである。操作部408は、例えば受信装置4の操作パネルに設けられたスイッチ、ボタン等である。
メモリ409は、受信装置4を動作させて種々の機能を実行させるためのプログラムや、画像情報取得部403から入力された画像情報等を記憶する。メモリ409は、RAM、ROM等によって構成される。
制御部410は、受信装置4の各構成部を制御する。制御部410は、CPUやASIC等によって構成される。
このような受信装置4は、カプセル型内視鏡2により撮像が行われている間、例えば、カプセル型内視鏡2が被検体Hに嚥下された後、消化管内を通過して排出されるまでの間、被検体Hに装着されて携帯される。受信装置4は、この間、中継ユニット3を介して受信した画像情報をメモリ409に記憶させる。
カプセル型内視鏡2による撮像処理の終了後、受信装置4は被検体Hから取り外され、処理装置5と接続されたクレードル5a(図1参照)にセットされる。これにより、受信装置4は、処理装置5と通信可能な状態で接続され、メモリ409に記憶された画像情報等を処理装置5に転送(ダウンロード)する。
処理装置5は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置6を備えたワークステーションを用いて構成される。処理装置5は、データ送受信部51、画像処理部52、各部を統括して制御する制御部53、表示制御部54、入力部55及び記憶部56を備える。
データ送受信部51は、クレードル5aを介して受信装置4と接続され、受信装置4との間でデータの送受信を行う。データ送受信部51は、USB、又は有線LANや無線LAN等の通信回線と接続可能なインタフェースであり、USBポート及びLANポートを含んでいる。
画像処理部52は、記憶部56に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、データ送受信部51から入力された画像情報や記憶部56に記憶された画像情報をもとに、体内画像を作成するための所定の画像処理を施す。画像処理部52は、CPUやASIC等によって構成される。
制御部53は、記憶部56に記憶された各種プログラムを読み込むことにより、入力部55を介して入力された信号や、データ送受信部51から入力された画像情報に基づいて、処理装置5を構成する各部への指示やデータの転送等を行い、処理装置5全体の動作を統括的に制御する。制御部53は、CPUやASIC等によって構成される。
表示制御部54は、画像処理部52において生成された体内画像に対し、表示装置6における画像の表示レンジに応じたデータの間引きや、階調処理などの所定の処理を施した後、表示装置6に表示出力させる。同時に、受信装置4から転送されたカプセル型内視鏡2の位置情報を表示装置6に表示出力させてもよい。表示制御部54は、CPUやASIC等によって構成される。
入力部55は、ユーザの操作に応じた情報や命令の入力を受け付ける。入力部55は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、各種スイッチ等の入力デバイスによって構成される。
記憶部56は、処理装置5を動作させて種々の機能を実行させるためのプログラム、該プログラムの実行中に使用される各種情報、並びに、受信装置4を介して取得した画像情報、画像処理部52によって作成された体内画像等を記憶する。記憶部56は、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリや、HDD、MO、CD−R、DVD−R等の記録媒体及び該記録媒体を駆動する駆動装置等によって構成される。
続いて、カプセル型内視鏡システム1が実行する処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムが行う処理を示すフローチャートである。図4は、中継器3a〜3hが取得した画像情報の中から、体内画像を生成するための画像情報を選択し、該選択された画像情報に基づく体内画像を表示する処理の流れを説明するフローチャートである。
各中継器3a〜3hの受信部301は、カプセル型内視鏡2から画像情報を含む無線信号を受信すると、復調部302が無線信号の復調処理を行い、画像情報に復調する。(ステップS101)。
ステップS101に続くステップS102において、各中継器3a〜3hの受信強度情報生成部301aは、受信部301が受信した無線信号の受信強度を測定し、該測定した受信強度を示す受信強度情報を生成する。なお、ステップS101及びS102は、ステップS102を先に行ってもよいし、ステップS101及びS102を同時に行ってもよい。
続くステップS103において、変調部303は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報と、復調部302が復調した画像情報とを含むように搬送波に変調処理を施すことによって無線信号を生成する。その後、生成された無線信号が、送信部304によって外部に送信される。なお、各中継器3a〜3hは、互いに異なる周波数の無線信号を生成し、外部に送信する。
受信部401が各中継ユニット3a〜3hから無線送信された無線信号を受信すると、復調部402は、受信部401が受信した無線信号を各中継器3a〜3hが送信する周波数成分ごとに分離し、分離した各無線信号を画像情報と受信強度情報とに復調する(ステップS104)。
ステップS104に続くステップS105において、画像情報取得部403は、復調部402により生成された画像情報及び受信強度情報のうちの画像情報を中継器ごとに取得する。また、受信強度情報取得部404は、復調部402により生成された画像情報及び受信強度情報のうちの受信強度情報を中継器ごとに取得する。受信強度情報取得部404は、取得した中継器3a〜3hに係る各受信強度情報を中継器選択部405に出力する。
ステップS105に続くステップS106において、中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hに係る各受信強度情報を用いて、画像情報として採用する中継器の選択を行う。中継器選択部405は、上述したように、中継器3a〜3hの各受信強度情報のうち、最大の受信強度を有する受信強度情報に対応する中継器を選択し、選択結果を画像情報取得部403に出力する。
ステップS106に続くステップS107において、画像情報取得部403は、中継器選択部405による選択結果に基づいて、処理装置5に送信する画像情報を選択する。画像情報取得部403は、選択した画像情報をメモリ409に記憶させる。
ステップS107に続くステップS108において、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したか否かを判断する。制御部410は、例えば予め設定された時間以上、受信部401が中継ユニット3から無線信号を受信していなければ、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したと判断する。ここで、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了していないと判断すると(ステップS108:No)、ステップS101に戻り、新たな無線信号について、上述した画像情報の選択処理を繰り返し、各フレームにおける画像情報をメモリ409に蓄積する。これに対し、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したと判断すると(ステップS108:Yes)、ステップS109に移行する。
ステップS109において、受信装置4からデータ送受信部407,51を介して処理装置5に画像情報が送信されると、画像処理部52が、画像情報に基づく体内画像を生成する。
ステップS109に続くステップS110において、表示制御部54は、生成された体内画像に対し、表示装置6における画像の表示レンジに応じたデータの間引きや、階調処理などの所定の処理を施した後、表示装置6に表示させる。
上述した本実施の形態1によれば、中継器3a〜3hにおいて、受信強度情報生成部301aが、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号に基づいて、受信強度を示す受信強度情報を生成し、該受信強度情報と、画像情報とを変調して受信装置4に送信するようにしたので、複数の中継器(中継器3a〜3h)と受信装置4との間の信号の送受信を無線通信により行う場合であっても、受信装置4が適切な中継器を選択することができる。
(実施の形態1の変形例)
次に、本発明の実施の形態1の変形例について説明する。上述した実施の形態1では、中継器の選択情報に基づいて、当該フレームの画像情報として、いずれかの中継器により取得された画像情報を選択するものとして説明したが、本変形例では、中継器の選択情報を、次フレームの画像情報の選択に用いる。
本変形例において、復調部402は、受信部401が受信した無線信号から、選択した中継器が送信する無線信号の周波数成分のみを抽出し、抽出した無線信号を画像情報と受信強度情報とに復調する。復調部402は、中継器選択部405による前フレームの選択結果に基づいて選択した中継器の信号の振幅や周波数等の変化に対応した画像情報と、各中継器3a〜3hの受信強度情報とを生成する。本変形例では、復調部402が、各中継器から受信した無線信号を選択する信号選択部として機能する。
画像情報取得部403は、復調部402により生成された画像情報と受信強度情報とのうち、画像情報を取得する。また、取得した画像情報をメモリ409に記憶させる。本変形例において、画像情報取得部403は、復調部402により選択された中継器が送信した無線信号に基づく画像情報を取得する。
中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hにおける各受信強度情報を用いて、画像情報の中継に最適な中継器の選択を行う。具体的に、中継器選択部405は、中継器3a〜3hの各受信強度のうち、最大の受信強度を有する中継器を選択する。中継器選択部405は、選択結果を、制御部410を介して復調部402に出力する。
続いて、本変形例に係るカプセル型内視鏡システム1が実行する処理について説明する。図5は、本発明の実施の形態1の変形例に係るカプセル型内視鏡システムが行う処理を示すフローチャートである。
各中継器3a〜3hの受信部301は、カプセル型内視鏡2から画像情報を含む無線信号を受信すると、復調部302が無線信号の復調処理を行い、画像情報に復調する(ステップS201)。
ステップS201に続くステップS202において、各中継器3a〜3hの受信強度情報生成部301aは、受信部301が受信した無線信号の受信強度を測定し、該測定した受信強度を示す受信強度情報を生成する。なお、ステップS201及びS202は、ステップS202を先に行ってもよいし、ステップS201及びS202を同時に行ってもよい。
続くステップS203において、変調部303は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報と、復調部302が復調した画像情報とを含むように搬送波に変調処理を施すことによって無線信号を生成する。その後、生成された無線信号が、送信部304によって外部に送信される。なお、各中継器3a〜3hは、互いに異なる周波数の無線信号を生成し、外部に送信する。
受信部401が中継ユニット3a〜3hから無線送信された無線信号を受信すると、復調部402は、前フレームの中継器選択部405による選択結果に基づいて選択した中継器の無線信号を、信号の振幅や周波数等の変化に対応した画像情報と、受信強度情報とに復調するとともに、その他の中継器の無線信号を受信強度情報に復調する(ステップS204)。なお、今回のフレームが最初のフレームであり、中継器の選択情報がない場合、復調部402は、予め設定されている中継器を選択するか、実施の形態1のように、各中継器の受信強度情報に基づいて中継器を選択する。
ステップS204に続くステップS205において、画像情報取得部403は、復調部402により生成された画像情報であって、選択された中継器の画像情報を取得する。また、受信強度情報取得部404は、復調部402により生成された各中継器3a〜3hの受信強度情報を取得する。受信強度情報取得部404は、取得した中継器3a〜3hに係る各受信強度情報を中継器選択部405に出力する。画像情報取得部403は、取得した画像情報をメモリ409に記憶させる。
ステップS205に続くステップS206において、中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hに係る各受信強度情報を用いて、画像情報として採用する中継器の選択を行う。中継器選択部405は、上述したように、中継器3a〜3hの各受信強度情報のうち、最大の受信強度を有する受信強度情報に対応する中継器を選択し、選択結果を復調部402に出力する。中継器選択部405により選択された中継器は、次フレームの画像情報を取得する中継器である。
ステップS206に続くステップS207において、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したか否かを判断する。制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了していないと判断すると(ステップS207:No)、ステップS201に戻り、新たな無線信号について、上述した画像情報の選択処理を繰り返し、各フレームにおける画像情報をメモリ409に蓄積する。これに対し、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したと判断すると(ステップS207:Yes)、ステップS208に移行する。
ステップS208において、受信装置4からデータ送受信部407,51を介して処理装置5に画像情報が送信されると、画像処理部52が、画像情報に基づく体内画像を生成する。
ステップS208に続くステップS209において、表示制御部54は、生成された体内画像に対し、表示装置6における画像の表示レンジに応じたデータの間引きや、階調処理などの所定の処理を施した後、表示装置6に表示させる。
以上説明した本変形例によれば、上述した実施の形態1の効果を得ることができるとともに、前フレームにおいて選択された中継器のみから画像情報を取得するようにしたため、画像情報の復調処理に係る負荷を低減することができる。
なお、本変形例では、選択された中継器のみの画像情報を復調するものとして説明したが、各中継器の画像情報を復調した後、選択された中継器の画像情報を選択するようにしてもよい。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係るカプセル型内視鏡システムは、上述したカプセル型内視鏡システム1の中継器3a〜3hに代えて、中継器3a_1〜3h_1を備える。なお、図6では、中継器の構成の一例として、中継器3a_1の構成を示している。中継器3a_1は、受信部301、送信部304、制御部305、増幅部306、周波数変換部307、受信強度情報変調部308、及び、重畳部309を備える。
増幅部306は、受信部301が受信した無線信号を増幅する。増幅部306は、受信した無線信号の振幅を、予め設定された増幅率で増幅する。増幅部306は、ASIC等によって構成される。
周波数変換部307は、増幅部306により増幅処理が施された無線信号の周波数を送信部304により送信する搬送用の周波数に変更する。周波数変換部307は、無線信号の周波数を、予め設定された中継器ごとに異なる搬送周波数に変更する。周波数変換部307は、CPUやASIC等によって構成される。
受信強度情報変調部308は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報を含むように、搬送波に変調処理を施すことによって無線信号を生成する。受信強度情報変調部308は、周波数変換部307により生成された無線信号(以下、画像用無線信号ともいう)と、生成する無線信号とが干渉しないようにするため、周波数変換部307により変更された周波数とは異なる周波数、かつ中継器ごとに異なる周波数の無線信号を生成する。受信強度情報変調部308は、CPUやASIC等によって構成される。
重畳部309は、周波数変換部308が生成した画像用無線信号に対して、受信強度情報変調部308により生成された無線信号(以下、強度取得用無線信号ともいう)を重畳する。重畳部309により重畳された無線信号は、送信部304により外部に送信される。重畳部309は、ASIC等によって構成される。
中継器3b_1〜3h_1についても、上述した中継器3a_1と同様の構成を有している。中継器3a_1〜3h_1の受信強度情報変調部308は、上述したように、互いに異なる周波数の無線信号を生成し、各無線信号は同じタイミングで送信される。の際、中継器3a_1〜3h_1は、各無線信号の周波数が、互いに整数の倍数とならないようにすることが好ましい。
受信装置4及び処理装置5は、上述した実施の形態1と同様の構成を有する。受信装置4は、本実施の形態2に係る中継器ユニットから無線信号を受信すると、画像情報及び受信強度情報を取り出して、画像情報の選択を行う。
続いて、本実施の形態2に係るカプセル型内視鏡システムが実行する処理について説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡システムが行う処理を示すフローチャートである。図7は、中継器3a_1〜3h_1が取得した画像情報のうち、体内画像を生成するための画像情報として選択する中継器の選択を行って、該選択された画像情報に基づく体内画像を表示する処理の流れを説明するフローチャートである。
各中継器3a_1〜3h_1の受信部301が、カプセル型内視鏡2から画像情報を含む無線信号を受信すると、増幅部306が無線信号の増幅処理を行う(ステップS301)。増幅部306により増幅された後、周波数変換部307が、当該無線信号の周波数を変更することによって、画像用無線信号を生成する。なお、各中継器3a_1〜3h_1は、互いに異なる周波数の画像用無線信号を生成する。
ステップS301に続くステップS302において、受信強度情報生成部301aは、受信した無線信号の受信強度を測定し、該測定した受信強度を示す受信強度情報を生成する。なお、ステップS301及びS302は、ステップS302を先に行ってもよいし、ステップS301及びS302を同時に行ってもよい。
続くステップS303において、受信強度情報変調部308は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報を含むように、搬送波に変調処理を施すことによって強度取得用無線信号を生成する。なお、各中継器3a_1〜3h_1は、互いに異なる周波数の強度取得用無線信号を生成する。
ステップS303に続くステップS304において、重畳部309が、生成された画像用無線信号及び強度取得用無線信号を混合する。その後、重畳部309により混合された無線信号が、送信部304によって外部に送信される。
受信部401が中継器ユニットの各中継器3a_1〜3h_1からそれぞれ無線送信された無線信号を受信すると、復調部402が、受信部401が受信した無線信号を各中継器3a_1〜3h_1が送信する画像用無線信号及び強度取得用無線信号の周波数成分ごとに分離し、分離した各無線信号を画像情報と、受信強度情報とに復調する(ステップS305)。
ステップS305に続くステップS306おいて、画像情報取得部403は、復調部402により生成された画像情報及び受信強度情報のうちの画像情報を中継器ごとに取得する。また、受信強度情報取得部404は、復調部402により生成された画像情報及び受信強度情報のうちの受信強度情報を中継器ごとに取得する。受信強度情報取得部404は、取得した中継器3a_1〜3h_1に係る各受信強度情報を中継器選択部405に出力する。
ステップS306に続くステップS307において、中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a_1〜3h_1に係る各受信強度情報を用いて、画像情報として採用する中継器の選択を行う。
ステップS307に続くステップS308において、画像情報取得部403は、中継器選択部405による選択結果に基づいて、処理装置5に送信する画像情報を選択する。画像情報取得部403は、選択した画像情報をメモリ409に記憶させる。
ステップS308に続くステップS309において、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したか否かを判断する。制御部410は、例えば予め設定された時間以上、受信部401が中継ユニット3から無線信号を受信していなければ、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したと判断する。ここで、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了していないと判断すると(ステップS309:No)、ステップS301に戻り、新たな無線信号について、上述した画像情報の選択処理を繰り返し、各フレームにおける画像情報をメモリ409に蓄積する。これに対し、制御部410は、カプセル型内視鏡2による撮像処理が終了したと判断すると(ステップS309:Yes)、ステップS310に移行する。
ステップS310において、受信装置4からデータ送受信部407,51を介して処理装置5に画像情報が送信されると、画像処理部52が、画像情報に基づく体内画像を生成する。
ステップS310に続くステップS311において、表示制御部54は、生成された体内画像に対し、表示装置6における画像の表示レンジに応じたデータの間引きや、階調処理などの所定の処理を施した後、表示装置6に表示させる。
本実施の形態2によれば、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号をデジタルの信号に復調することなく受信装置4に送信するようにしたので、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号に係る処理回路を簡略化することができる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。図8は、本発明の実施の形態3に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態3に係るカプセル型内視鏡システムは、上述した実施の形態2に係る中継器3a_1〜3h_1に代えて、中継器3a_2〜3h_2を備える。なお、図8では、中継器の構成の一例として、中継器3a_2の構成を示している。中継器3a_2は、受信部301、送信部304、制御部305、増幅部306、周波数変換部307、受信強度情報変調部308、カプセル休止検出部310、及び、送信信号切替部311を備える。
カプセル休止検出部310は、受信強度情報生成部301aが生成した受信強度情報によって、カプセル型内視鏡2による無線信号の送信(無線通信)が休止されている期間(以下、休止期間ともいう)及び、無線信号が送信されている期間を検出する。例えば受信強度情報の立ち下がりを検出することによって送信休止期間の開始を検出し、立ち上がりを検出することによって無線信号の送信の開始、すなわち休止期間の終了を検出する。カプセル休止検出部310は、カプセル型内視鏡2による無線信号の送信及び休止(以下、単に「カプセルの送信」、「カプセルの休止」という場合もある)に関する検出情報を、送信信号切替部311に入力する。
中継器3b_2〜3h_2についても、上述した中継器3a_2と同様の構成を有している。中継器3a_2〜3h_2は、互いに異なる周波数の無線信号を生成し、画像用無線信号及び強度取得用無線信号は、中継器間で同じ送信タイミングで送信される。本実施の形態3では、この際、中継器3a_2〜3h_2は、各無線信号の周波数が、互いに整数の倍数とならないようにすることが好ましい。
図9は、本発明の実施の形態3に係るカプセル型内視鏡システムが行う無線信号の送信タイミングを説明する図である。送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310から入力されたカプセルの送信及び休止に関する検出情報に基づいて、画像用無線信号と強度取得用無線信号との送信を切り替える。具体的に、中継器3a_2〜3h_2の各送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310からカプセルの送信に関する検出情報の入力があると、画像用無線信号を送信させる。すなわち、送信信号切替部311は、カプセル型内視鏡2により無線信号が送信されている無線信号送信期間Rsに応じた画像情報送信期間Rsa、Rsb、・・・、Rshに、画像用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、時間t12〜t13、時間t14〜t15において、画像用無線信号が送信される。
その後、中継器3a_2〜3h_2の各送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310からカプセルの休止に関する検出情報の入力があると、この休止期間Rrに応じた強度情報送信期間Rpa、Rpb、・・・、Rphに、直前に受信した無線信号の受信強度情報を含む強度取得用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、時間t11〜t12、時間t13〜t14において、強度取得用無線信号が送信される。
このように、本実施の形態3では、画像用無線信号と強度取得用無線信号とが別に送信されるため、この画像用無線信号及び強度取得用無線信号の各周波数を同じにしても信号間で干渉は生じない。このため、上述した実施の形態2の場合と比して、それぞれに割り当てる周波数の帯域を削減することができる。
受信装置4及び処理装置5は、上述した実施の形態1と同様の構成を有する。受信装置4は、本実施の形態3に係る中継器ユニットから無線信号を受信すると、画像情報及び受信強度情報を取り出して、画像情報の選択を行う。
本実施の形態3によれば、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号をデジタルの信号に復調することなく受信装置4に送信するようにしたので、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号に係る処理回路を簡略化することができる。
また、上述した実施の形態3において、中継器が、無線信号の受信強度がノイズに埋もれるほど小さい強度である場合、受信強度情報が常に小さい値となり、カプセル型内視鏡2の休止期間と無線信号送信期間を検出できないことがある。この際、送信信号切替部311は、強度取得用無線信号を送信部304に送信させる処理を行えないため、強度取得用無線信号が中継器から受信装置4に送信されないことになる。この場合において、受信装置4の中継器選択部405は、受信強度情報が送信されていない(受信できていない)中継器については、受信強度情報を予め設定されている最低値に設定することによって、中継器の選択処理を行う。
(実施の形態4)
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。図10は、本発明の実施の形態4に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係るカプセル型内視鏡システムは、上述した実施の形態3に係る中継器3a_2〜3h_2に代えて、中継器3a_3〜3h_3を備える。なお、図10では、中継器の構成の一例として、中継器3a_3の構成を示している。中継器3a_3は、受信部301、送信部304、制御部305、増幅部306、周波数変換部307、受信強度情報変調部308、カプセル休止検出部310、送信信号切替部311、及び、送信タイミング調整部312を備える。
送信タイミング調整部312は、中継器ごとに設定された個別の遅延時間に応じて無線信号が送信されるように、送信タイミングの調整を行う。中継器ごとに設定された個別の遅延時間は、図示しないメモリによって予め記憶されていてもよいし、受信装置4や処理装置5、カプセル型内視鏡2から取得するようにしてもよい。
中継器3b_3〜3h_3についても、上述した中継器3a_3と同様の構成を有している。中継器3a_3〜3h_3は、互いに異なる周波数の画像用無線信号を生成し、中継器間で同じタイミングで送信される。また、中継器3a_3〜3h_3は、同一の周波数の強度取得用無線信号を生成し、中継器間で異なる送信タイミングで送信される。本実施の形態4では、この際、中継器3a_3〜3h_3は、各画像用無線信号の周波数が、互いに整数の倍数とならないようにすることが好ましい。
図11は、本発明の実施の形態4に係るカプセル型内視鏡システムが行う信号の送信タイミングを説明する図である。送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310から入力されたカプセルの送信及び休止に関する検出情報に基づいて、画像用無線信号と強度取得用無線信号との送信を切り替える。また、中継器3a_3〜3h_3の各送信信号切替部311は、各送信タイミング調整部312の制御のもと、互いに異なる送信タイミングで強度取得用無線信号を送信部304に送信させる。
具体的に、中継器3a_3〜3h_3の各送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310からカプセルの送信に関する検出情報の入力があると、画像用無線信号を送信させる。すなわち、送信信号切替部311は、カプセル型内視鏡2により無線信号が送信されている無線信号送信期間Rsに応じた画像情報送信期間Rsa、Rsb、・・・、Rsh内に、画像用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、時間t12〜t13、時間t14〜t15において、画像用無線信号が送信される。
その後、中継器3a_3〜3h_3の各送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310からカプセルの休止に関する検出情報の入力があると、この休止期間Rrに設けられ、互いに異なる強度情報送信期間Rpa、Rpb、・・・、Rph内に、強度取得用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、時間t11〜t12、時間t13〜t14において、中継器3a_3〜3h_3から異なる送信タイミングで強度取得用無線信号がそれぞれ送信される。
このように、本実施の形態4では、画像用無線信号と強度取得用無線信号とが交互に送信されるため、この画像用無線信号及び強度取得用無線信号の各周波数を同じにしても信号間で干渉は生じない。また、各中継器が送信する各強度取得用無線信号についても中継器間で異なる送信タイミングで送信されるため、各周波数を同じにしても干渉することはない。このため、上述した実施の形態3の場合と比して、それぞれに割り当てる周波数の帯域を削減することができる。
受信装置4及び処理装置5は、上述した実施の形態1と同様の構成を有する。受信装置4は、本実施の形態4に係る中継ユニットから無線信号を受信すると、画像情報及び受信強度情報を取り出して、画像情報の選択を行う。
本実施の形態4によれば、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号をデジタルの信号に復調することなく受信装置4に送信するようにしたので、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号に係る処理回路を簡略化することができる。
また、本実施の形態4によれば、画像用無線信号と強度取得用無線信号とをカプセルの送信及び休止のタイミングに応じて交互に送信し、かつ各中継器が、強度取得用無線信号を異なるタイミングで送信するようにしたので、上述した実施の形態3の場合と比して、それぞれに割り当てる周波数の帯域をさらに削減することができる。
(実施の形態5)
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。図12は、本発明の実施の形態5に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施の形態5に係るカプセル型内視鏡システム1Aは、カプセル型内視鏡2と、カプセル型内視鏡2から送信された無線信号を、被検体Hに装着された複数(図1においては8個)の中継器3a_4〜3h_4を備えた中継ユニット3Aを介して受信する受信装置4Aと、カプセル型内視鏡2が撮像した画像情報を、クレードル5aを介して、受信装置4Aから取り込み、該画像情報を処理して、被検体H内の画像を生成する処理装置5と、表示装置6と、を備える。
受信装置4Aは、受信部401、復調部402、画像情報取得部403、受信強度情報取得部404、中継器選択部405、位置検出部406、データ送受信部407、操作部408、メモリ409、制御部410、中継制御情報送信部412、及び、これらの各部に電力を供給する電源部411を備える。
中継制御情報送信部412は、中継器選択部405が選択した中継器の情報に基づいて、中継器制御情報を生成し、生成した中継器制御情報を中継器3a_4〜3h_4に送信する。中継制御情報送信部412は、CPUやASIC等によって構成される。
図13は、本発明の実施の形態5に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態5に係るカプセル型内視鏡システムは、上述した実施の形態3に係る中継器3a_2〜3h_2に代えて、中継器3a_4〜3h_4を備える。なお、図13では、中継器の構成の一例として、中継器3a_4の構成を示している。中継器3a_4は、受信部301、送信部304、制御部305、増幅部306、周波数変換部307、受信強度情報変調部308、カプセル休止検出部310、送信信号切替部311、送信タイミング調整部312、及び、中継制御部313を備える。
中継制御部313は、中継制御情報送信部412から受信した中継制御情報に基づいて、自身の中継器が行う無線信号の送信制御を行う。具体的に、中継制御部313は、中継制御情報により自身の中継器が選択されている場合に、送信部304により画像用無線信号を送信させる。これに対し、中継制御部313は、中継制御情報により自身の中継器が選択されていない場合に、画像用無線信号を送信しないように制御する。
中継器3b_4〜3h_4についても、上述した中継器3a_4と同様の構成を有している。中継器3a_4〜3h_4は、自身の中継器が選択された場合にのみ、画像用無線信号を送信する。
図14は、本発明の実施の形態5に係るカプセル型内視鏡システムが行う信号の送信タイミングを説明する図である。送信信号切替部311は、送信タイミング調整部312による制御のもと、カプセル休止検出部310から入力されたカプセルの送信及び休止に関する検出情報に基づいて、画像用無線信号と強度取得用無線信号との送信を切り替える。
具体的に、中継器3a_4〜3h_4の各送信信号切替部311は、カプセル休止検出部310から入力されたカプセルの休止に関する検出情報の入力があると、この休止期間Rrに応じた強度情報送信期間Rpa、Rpb、・・・、Rph内に、強度取得用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、強度取得用無線信号は、時間t11〜t12、時間t13〜t14において、中継器3a_4〜3h_4からそれぞれ送信される。
中継器選択部405は、中継器3a_4〜3h_4からの無線信号に基づく受信強度情報を取得すると、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a_4〜3h_4に係る各受信強度情報を用いて、画像情報として採用する中継器の選択を行う。中継制御情報送信部412は、中継器選択部405が選択した中継器の情報に基づいて、中継器制御情報を生成し、生成した中継器制御情報を中継器3a_4〜3h_4に送信する。
その後、中継器3a_4〜3h_4の各送信信号切替部311は、中継制御部313の制御のもと、自身の中継器が選択されている場合にのみ、カプセル休止検出部310からカプセルの送信に関する検出情報の入力があると、無線信号送信期間Rsに応じた画像信号送信期間Rsa、Rsb、・・・、Rsh内に、画像用無線信号を送信部304に送信させる。例えば、時間t12〜t13では、中継器3b_4が選択されており、中継器3b_4から画像用無線信号が送信される。また、時間t14〜t15では、中継器3a_4が選択されており、中継器3a_4から画像用無線信号が送信される。
このように、本実施の形態5では、選択された中継器のみが画像用無線信号を送信するため、各画像用無線信号の周波数を同じにしても信号間で干渉は生じない。このため、上述した実施の形態2の場合と比して、それぞれに割り当てる周波数の帯域を削減することができる。
本実施の形態5によれば、受信強度情報によって選択された中継器のみが画像用無線信号を送信するようにしたので、上述した実施の形態1の場合と比して、中継ユニット3Aが消費する消費電力を抑制することができる。また、受信装置4A側においても、選択対象の画像用無線信号のみを受信すればよいため、復調部402及び画像情報取得部403が行う処理を削減することができ、演算量及び消費電力を低減することができる。
(実施の形態6)
続いて、本発明の実施の形態6について説明する。図15は、本発明の実施の形態6に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図15に示すように、本実施の形態6に係るカプセル型内視鏡システム1Bは、カプセル型内視鏡2と、カプセル型内視鏡2から送信された無線信号を、被検体Hに装着された複数(図1においては8個)の中継器3a〜3hを備えた中継ユニット3を介して受信する受信装置4Bと、カプセル型内視鏡2が撮像した画像情報を、クレードル5aを介して、受信装置4Bから取り込み、該画像情報を処理して、被検体H内の画像を生成する処理装置5と、表示装置6と、を備える。
受信装置4Bは、受信部401、復調部402、画像情報取得部403、受信強度情報取得部404、中継器選択部405、位置検出部406、データ送受信部407、操作部408、メモリ409、制御部410、中継器間受信強度検出部413、及び、これらの各部に電力を供給する電源部411を備える。
中継器間受信強度検出部413は、中継器3a〜3hから受信した無線信号の受信強度(RSSI)を測定し、該測定した受信強度を示す中継器間受信強度情報を生成する。中継器間受信強度情報は、中継器3a〜3hと受信装置4Bとの間で無線通信された無線信号の強度を示す情報である。中継器間受信強度検出部413は、CPUやASIC等によって構成される。
中継器選択部405は、受信強度情報取得部404から入力された中継器3a〜3hに係る各受信強度情報と、中継器間受信強度検出部413が生成した中継器間受信強度情報とを用いて、画像情報として採用する中継器の選択を行う。具体的に、中継器選択部405は、まず、中継器間受信強度情報を参照して、中継器3a〜3hと受信装置4Bとの間で無線通信された無線信号の強度と、予め設定されている閾値とを比較することによって、各中継器と受信装置4Bとの間の無線通信が適切な通信品質をもって行われたか否かを判断する。中継器選択部405は、中継器と受信装置4Bとの間で無線通信された無線信号の強度が、閾値よりも小さい場合は、適切な通信品質をもって行われていないものと判断し、当該中継器を選択対象の中継器から除外する。その後、中継器選択部405は、中継器3a〜3hの各受信強度のうち、適切な通信品質を満たし、かつ最大の受信強度を有する中継器を選択する。中継器選択部405は、選択結果を、制御部410を介して画像情報取得部403に入力する。
上述した本実施の形態6によれば、中継器3a〜3hにおいて、受信強度情報生成部301aが、カプセル型内視鏡2から受信した無線信号に基づいて、受信強度を示す受信強度情報を生成し、該受信強度情報と、画像情報とを含むように搬送波を変調して受信装置4Bに送信するようにしたので、複数の中継器と受信装置との間の信号の送受信を無線通信により行う場合であっても、中継器の受信強度が最大となる中継器を選択することができる。
また、上述した実施の形態6によれば、中継器選択部405が、中継器と受信装置4Bとの間で適切な通信品質をもって無線通信が行われていないと判断された中継器を選択対象の中継器から除外するようにしたので、より適切な中継器の選択を可能とする。
なお、上述した実施の形態6と実施の形態3とを組み合わせて、画像用無線信号と強度取得用無線信号とを交互に送信するものとして、中継器間受信強度検出部413が、中継器3a_2〜3h_2から受信した無線信号の受信強度(RSSI)を検出するようにしてもよい。この場合、中継器間受信強度検出部413は、画像用無線信号の受信強度を検出することが好ましい。
(実施の形態7)
続いて、本発明の実施の形態7について説明する。図16は、本発明の実施の形態7に係るカプセル型内視鏡システムの中継器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態7に係るカプセル型内視鏡システムは、上述した実施の形態2に係る中継器3a_1〜3h_1、受信装置4に代えて、中継器3a_5〜3h_5、受信装置4Bを備える。なお、図16では、中継器の構成の一例として、中継器3a_5の構成を示している。
中継器3b_5〜3h_5は、上述した中継器3a_1〜3h_1と同様に、互いに異なる周波数の無線信号を生成し、各無線信号は同じタイミングで送信される。本実施の形態7では、この際、中継器3a_5〜3h_5は、各無線信号の周波数が、互いに整数の倍数とならないようにすることが好ましい。
中継器3a_5は、受信部301A、送信部304、制御部305、増幅部306、周波数変換部307、基準信号発生部314、及び、重畳部309を備える。
受信部301Aは、カプセル型内視鏡2から電波を介して受信した無線信号を受信する。受信部301Aは、例えばループアンテナ又はダイポールアンテナを用いて実現される。
基準信号発生部314は、予め設定された振幅を有する画像用無線信号とは異なる周波数の基準信号を発生する。基準信号発生部314は、発生させた基準信号を重畳部309に入力する。基準信号発生部314は、ASIC等によって構成される。
重畳部309は、上述した画像用無線信号と、基準信号発生部314が発生した基準信号とを混合する。重畳部309により混合された無線信号は、送信部304により外部に送信される。重畳部309は、ASIC等によって構成される。
処理装置5は、上述した実施の形態1と同様の構成を有する。本実施の形態7において、復調部402は、受信部401が中継器3a_5〜3h_5から受信した各無線信号を、各画像用無線信号の周波数成分と各基準信号の周波数成分に分離し、各画像用無線信号を各画像情報に復調する。
本実施の形態7において、中継器間受信強度検出部413は、復調部402が分離した、各基準信号及び各画像用無線信号の受信強度(RSSI)を測定し、該測定した受信強度を示す情報を基準信号強度情報と画像用無線信号強度情報として生成する。基準信号強度情報は、中継器3a_5〜3h_5と受信装置4Bとの間で無線通信された無線信号の強度を示す情報である。
また、受信強度情報取得部404は、中継器間受信強度検出部413が生成した基準信号強度情報を取得し、既知の基準信号の送信強度と、受信できた基準信号の受信強度(基準信号強度情報)とに基づいて減衰率を算出する。その後、受信強度情報取得部404は、画像情報の受信強度と、増幅部306における増幅率と、算出した減衰率とをもとに、当該中継器の受信強度を算出する。本実施の形態7では、この受信強度を、受信強度情報とする。
中継器選択部405は、受信強度情報取得部404が生成した受信強度情報をもとに、中継器の選択を行う。その後、カプセル型内視鏡システムでは、カプセル型内視鏡2により送信された無線信号について、上述した処理を繰り返すとともに、上述した図6に示すステップS210、S211の処理を行う。
上述した本実施の形態7によれば、中継器3a_5〜3h_5において、基準信号を発生し、受信装置4Bが、受信した基準信号に基づいて、受信強度情報を生成するようにしたので、複数の中継器(中継器3a_5〜3h_5)と受信装置4Bとの間の信号の送受信を無線通信により行う場合であっても、適切な中継器を選択することができる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態及び変形例によってのみ限定されるべきものではない。本発明は、以上説明した実施の形態及び変形例には限定されず、特許請求の範囲に記載した技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な実施の形態を含みうるものである。また、実施の形態及び変形例の構成を適宜組み合わせてもよい。
また、本実施の形態1〜7に係るカプセル型内視鏡システムの各構成で実行される各処理に対する実行プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。