JP6201745B2 - 操舵制御装置 - Google Patents
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Description
つまり、特許文献1に記載された発明では、搭載する電動モータを選定する場合、据え切り時にフル転舵位置近くまで転舵を行う際に必要なモータトルクを発生できることが前提となるため、選定される電動モータは必然的に大きくなってしまい、これが転舵機構の小型化の妨げになっているという未解決の問題点がある。
(第1実施形態)
(構成)
図1において、車両1は、車体1Aと、ステアリングホイール2と、入力側ステアリング軸3と、操舵角検出部としての操舵角センサ4と、操舵トルクセンサ5と、操舵反力アクチュエータ6と、操舵反力アクチュエータ回転角センサ7とを備えている。
さらに、車両1は、例えば前輪17FR及び17FLを回転駆動するドライブシャフト20を備え、このドライブシャフト20が図示しないエンジンや電動モータ等の回転駆動源によって正転又は逆転駆動されることで車両1が前進又は後退する。この車両1の駆動形式は、前輪駆動形式の場合に限らず、後輪駆動形式や四輪駆動形式を適用することができる。
ステアリングホイール2は、入力側ステアリング軸3と一体に回転するよう構成され、ドライバによる操舵入力を入力側ステアリング軸3に伝達する。
操舵角センサ4は、入力側ステアリング軸3に備えられ、入力側ステアリング軸3の回転角即ちドライバによるステアリングホイール2の操舵角θsを検出する。そして、操舵角センサ4は、検出した入力側ステアリング軸3の回転角即ち操舵角θsをコントロール/駆動回路ユニット26に出力する。
操舵反力アクチュエータ6は、モータ軸と一体に回転するギヤが入力側ステアリング軸3の一部に形成されたギヤに噛合しており、コントロール/駆動回路ユニット26からの指示に従って、ステアリングホイール2による入力側ステアリング軸3の回転に対して反力を付与する。
転舵アクチュエータ8は、後述する転舵モータ8aのモータ軸と一体に回転するギヤが出力側ステアリング軸10の一部に形成されたギヤに噛合しており、コントロール/駆動回路ユニット26からの指示に従って、出力側ステアリング軸10を回転させる。ここで、転舵アクチュエータ8の転舵モータ8aで発生する転舵トルクは、車両1の停車時における転舵時所謂据え切り時におけるフル転舵に必要な転舵トルクよりは小さい転舵トルクに設定されている。このため、転舵アクチュエータ8が据え切り時のフル転舵に必要な転舵トルクを十分に出力する転舵アクチュエータに比較して小形・軽量化されている。
出力側ステアリング軸10は、転舵アクチュエータ8を備えており、転舵アクチュエータ8が入力した回転をピニオンギヤ12に伝達する。
ピニオンギヤ12は、ステアリング部材を構成するラック軸14に形成したラックギヤと噛合しており、出力側ステアリング軸10から入力した回転をラック軸14に伝達する。
ラック軸14は、ピニオンギヤ12と噛合する平歯を有し、ピニオンギヤ12の回転を車幅方向の直線運動に変換する。
タイロッド軸力センサ16は、ラック軸14の両端部に設置されたタイロッド15それぞれに設置してあり、タイロッド15に作用している軸力を検出する。そして、タイロッド軸力センサ16は、検出したタイロッド15の軸力をコントロール/駆動回路ユニット26に出力する。
コントロール/駆動回路ユニット26は、車両1全体を制御するものであり、各部に設置したセンサから入力する信号を基に、入力側ステアリング軸3の操舵反力、前輪の転舵角、あるいはメカニカルバックアップ27の連結について、各種制御信号を、操舵反力アクチュエータ6、転舵アクチュエータ8、あるいはメカニカルバックアップ27等に出力する。
このメカニカルバックアップ27は、例えばケーブル式ステアリング機構や電磁クラッチ機構等によって構成することができる。
そして、コントロール/駆動回路ユニット26は、図1に示すように、操舵反力アクチュエータ6を制御する操舵反力制御部40と転舵アクチュエータ8を制御する転舵制御部50とを備えている。
ここで、操舵反力トルク算出マップは、図3に示すように、横軸として操舵角θsが設定され、縦軸として操舵反力トルクTRが設定されている。この操舵反力特性制御マップは、走行時舵角比特性制御マップが選択されているときには、図3で実線図示のように、ステアリングホイール2が中立位置(直進走行状態)θs=0にある場合は、操舵反力トルクTRが“0”に設定されている。
この左切り最大操舵角θLmax1で保舵すると、操舵反力トルクTRが中立位置での操舵反力トルク−TRnより小さい保舵トルク値−TR1まで低下し、その後中立位置側へ切り戻すと、操舵反力トルクTRは斜め右上に向かう特性線LC2に沿って操舵反力トルクTRが0を通り越して第2象限の正側の所定値+TRRminまで変化する。その後、操舵反力トルクTRは、特性線LRに沿って操舵角θsの減少に応じて正方向に増加し、操舵角θsが“0”となる中立位置に留まると操舵反力トルクTRが“0”に復帰する。
しかしながら、停止時舵角比特性制御マップが選択されている状態では、後述するように、操舵角θが±θ1を超えた状態で、転舵角δrが走行時の転舵角に対して停止時の転舵角が小さく制限される。このため、転舵角の制限状態となったときに、操舵反力トルクの増加率を走行時に比較して大きくすることによりドライバに転舵角の制限状態を体感させることができる。
このステップS4では、後述する図9の舵角比特性制御処理で走行時舵角比特性制御マップが選択されているか停車時舵角比特性制御マップが選択されているかを判定する。
このステップS4の判定結果が、走行時舵角比特性制御マップが選択されているときには、ステップS5に移行して図3で実線図示の操舵反力特性制御マップを選択し、次いでステップS6に移行して操舵角θsをもとに図3で実線図示の操舵反力特性制御マップを参照して操舵反力TRを算出してからステップS7に移行する。
一方、ステップS4の判定結果が、停車時舵角比特性制御マップが選択されているときには、ステップS8移行して、図3で破線図示の操舵反力特性制御マップを選択し、次いでステップS9に移行して操舵角θsをもとに図3で点線図示の操舵反力特性制御マップを参照して操舵反力TRを算出してから前記ステップS7に移行する。
目標転舵角演算部51は、操舵角センサ4で検出した操舵角θs及び車両状態パラメータ取得部21で取得した車速Vが入力され、これら操舵角θs及び車速Vに基づいて転舵アクチュエータ8を駆動するための目標転舵角δ*を算出する。この目標転舵角演算部51は、舵角比特性選択部51A、舵角比制御部51B及び復帰モード制御部51Cを備えている。
このステップS12では、イグニッションスイッチ(図示せず)がオフ状態となった否かを判定し、イグニッションスイッチ(図示せず)がオン状態を継続している場合には、前記ステップS11に戻り、イグニッションスイッチがオフ状態となったときにはステップS13に移行する。
このステップS14では、ステアリングホイール2と転舵輪17FR及び17FLとの間の操舵系機構をメカニカルにロックするメカニカルバックアップ27を連結状態にロックし、次いでステップS15に移行してシステムを停止させてから転舵制御処理を終了する。
このステップS22では、現在の転舵状態を表す操舵角θsp及び転舵角δrpを読込み、次いでステップS23に移行して、メカニカルバックアップ27によるメカニカルロック状態を解除してからステップS24に移行する。
また、ステップS24の判定結果が、転舵状態が変化しているときにはステップS25に移行して、現在の転舵状態を表す操舵角θsp及び転舵角δreの座標が前述した図6で表される停車時舵角比特性制御マップにおける実線で表される特性線L21及びL22上に存在するか否かを判定する。このステップS24の判定結果が、操舵角θsp及び転舵角δreの座標が特性線L21及びL22上に存在する場合にはそのまま初期化処理を終了して図9に示す操舵比特性制御処理に移行する。
このステップS27では、現在の操舵角θsp及び転舵角δrpに基づいて下記(1)式に示す復帰モード転舵角δriを算出する復帰モード転舵角算出式を設定してからステップS28に移行する。
このステップS28では、現在の操舵角θsを読込み、次いで、ステップS29に移行して操舵角θsを前記(1)式に代入して復帰モード転舵角δriを算出してからステップS30に移行する。
このステップS30では、現在の操舵角θsが中立位置を表す“0”であるか否かを判定し、θs=0であるときには復帰モード処理を終了するものと判断してステップS31に移行し、転舵状態警告灯51bへの警告信号の出力を停止してから初期化処理を終了して図5におけるステップS11の操舵比特性制御処理に移行する。
このステップS34では、読込んだ操舵角θs及び転舵角δrで表される座標が特性線L22を超えたか否かを判定し、座標が特性線L22を超えていないときには、ステップS28に戻る。また、ステップS34の判定結果が、特性線L22を超えているときには、ステップS35に移行して、操舵角θsを読込んでからステップS36に移行する。
このステップS37では、目標転舵角δ*を図4に示すアクチュエータ制御部52に出力し、次いでステップS38に移行して、操舵角θsが“0”であるか否かを判定する。この判定結果が、θs=0であるときには、復帰モード処理を終了するものと判断して前記ステップS31に移行し、θs≠0であるときにはステップS39に移行する。
このステップS43では、転舵角δrが最大転舵角δrmaxに達したか否かを判定し、δr<δrmaxであるときにはステップS35に戻り、δr=δrmaxであるときには、復帰モード処理を終了するものと判断してステップS44に移行し、転舵状態警告灯51bへの警告信号の出力を停止してから初期化処理を終了して図7移行しての操舵比特性制御処理に移行する。
舵角比特性制御処理は、先ず、ステップS51で、操舵角θs、転舵角δr、車速V、操舵トルクTs及び転舵トルクTrを読込んでからステップS52に移行する。
このステップS52では、車速Vの絶対値が“0”より大きいか否かを判定することにより、車両1が走行状態であるか停車状態であるかを判定し、|V|>0であるときには車両1が走行状態であると判断してステップS53に移行し、操舵角θsをもとに、図6(a)に示す走行時舵角比特性制御マップを参照しても目標転舵角δ*を算出してからステップS54に移行する。
このステップS54の判定結果が、δ*−δr>Δδsであるときには、目標転舵角δ*の変化が大きくするものと判断してステップS55に移行し、現在の転舵角δrに舵角偏差閾値Δδsを加算した値を目標転舵角δ*に設定してからステップS56に移行する。
ステップS56では、算出した目標転舵角δ*をアクチュエータ制御部52に出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
一方、前記ステップS52の判定結果が、|V|≦0であるときには、車両1が停車状態であるものと判断してステップS57に移行し、転舵角δrが変化しているか否かを判定する。このステップS57の判定結果が、前回読込時の転舵角δr(n-1)と今回読込時の転舵角δr(n)との偏差Δδrが設定値Δδrs以上であって転舵角δrが変化しているものと判断したときにはステップS58に移行して、転舵角δr及び転舵トルクTrに基づいて路面摩擦係数μを算出してからステップS59に移行する。
一方、ステップS59の判定結果が、μ>μsであるときには、乾燥したコンクリート路、アスファルト路であり、路面摩擦係数μが大きく転舵輪17FR及び17FLの転舵力が大きくなって転舵アクチュエータ8の負荷が大きいものと判断してステップS60に移行する。
ステップS60では、操舵角θsをもとに図6(b)に示す停車時舵角比特性制御マップを参照して目標転舵角δ*を算出してから前記ステップS56へ移行する。
この図9の舵角比特性制御処理において、ステップS51及びS52の処理が舵角比特性選択部51Aに対応し、ステップS53〜S60の処理が舵角比制御部51Bに対応している。
転舵角偏差演算部61は、目標転舵角演算部51から出力される目標転舵角δ*からピニオン角度センサ13で検出したピニオン回転角に基づいて算出される転舵角δrを減算して舵角偏差Δδを算出し、算出した舵角偏差Δδを転舵モータ制御部62に出力する。
電流偏差演算部63は、入力される駆動指令電流im*から転舵アクチュエータ8を構成する転舵モータ8aに供給するモータ電流を検出するモータ電流検出部64から出力されるモータ電流imrを減算して電流偏差Δiを算出し、算出した電流偏差Δiをモータ電流制御部65に出力する。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、車両1がイグニッションスイッチ(図示せず)をオフ状態として停車しているものとする。
この停車状態で、イグニッションスイッチ(図示せず)をオン状態とすると、転舵制御部50の目標転舵角演算部51で図7の操舵制御処理を実行開始し、先ず、初期化処理を実行する。
次いで、初期化処理では、ステアリングホイール2及びラック軸14間をメカニカルに連結するメカニカルバックアップ27のロック状態を解除し(ステップS23)、ステアリングホイール2側とラック軸14側とを切り離す。
この判定結果が、現在の操舵角θsp及び転舵角δrpで表される座標が図6(b)の停車時舵角比特性制御マップ上の特性線L21及びL22の何れかの上にある場合には、停車時舵角比特性制御が可能と判断して、初期化処理を終了して図9の舵角比特性制御処理に移行する。
その後、現在の操舵角θsp及び転舵角δrpを前記(1)式に代入して、図10における特性線L3で表される復帰モード転舵角δriを算出する方程式を決定する(ステップS27)。
一方、ステアリングホイール2をフル転舵側に切り増すことにより操舵角θsが増加し、操舵角θsと復帰モード転舵角δriとで表される座標が図10の特性線L2を超える状態となると、図6(b)の停車時舵角比特性制御マップにしたがって、目標転舵角δ*を算出し(ステップS36)、算出した目標転舵角δ*をアクチュエータ制御部52に出力して、転舵アクチュエータ8を駆動制御する。
一方、操舵角θsが最大操舵角θsmaxに達した場合には、車両1が走行を開始してた場合に、図6(a)に示す走行時舵角比特性制御マップを参照して目標転舵角δ*を算出し、算出した目標転舵角δ*をアクチュエータ制御部52に出力して転舵アクチュエータ8を駆動制御する。
このように、車両1が走行を開始して転舵角δrがフル転舵角δrmaxに達するか、操舵角θsが“0”に達したときに、初期化処理による復帰モードを終了して舵角比特性制御処理に移行することにより、イグニッションスイッチ(図示せず)がオフ状態である期間に転舵状態が変化した場合にドライバに違和感を与えることなく復帰モード転舵角δriを制御する復帰モードを行うことができる。しかも、この復帰モードでの転舵状態では、転舵状態警告灯51bが点灯されることにより、ドライバに復帰モードであることを確実に認識させることができる。
このため、転舵角偏差演算部61から出力される転舵角偏差Δδも“0”となり、転舵モータ制御部62から出力されるモータ電流指令値im*も“0”となる。このとき、転舵モータ8aが停止しており、モータ電流検出値imrも“0”であることから電流偏差演算部63から出力される電流偏差Δiも“0”となる。この結果、モータ電流制御部65から出力されるモータ電流imも“0”に制御され、転舵モータ8aは停止状態を継続する。
このとき、これに伴って図9の停車時舵角比特性制御マップを参照して算出される目標転舵角δ*も走行時舵角比特性制御マップの特性線L1と同様に舵角比(=θs/δr)を“1”に維持して増加する。このため、ステアリングホイール2の操舵角θsと転舵輪17FR及び17FLの転舵角δrとが一致した状態で転舵輪17FR及び17FLが転舵されて据え切りが行われる。
このため、転舵制御部50で実行する図7の舵角制御処理で、ステップS12からステップS13に移行して、図6(a)に示す走行時舵角比特性制御マップを参照して目標転舵角δ*(n)を算出する。このため、目標転舵角δ*(n)が前回の停車時舵角比特性制御マップで算出される目標転舵角δ*(n-1))に対して舵角比(=θs/δr)が大きくなることにより急増する。
このため、転舵角δrが図11(a)で一点鎖線図示のように、車両の発進に伴って徐々に増加し、転舵角δrが走行時舵角比特性制御マップで算出される目標転舵角δ*に近づいてδ*−δr≦Δδsとなると、ステップS14から直接ステップS16に移行することから、走行時舵角比特性制御マップで算出される目標転舵角δ*がそのままアクチュエータ制御部52の転舵角偏差演算部61に供給される。
このように、停車時舵角比特性制御マップを参照して算出される目標転舵角δ*が操舵角θsに対して舵角比が抑制される操舵状態で、車両1の前進又は後退の走行が開始されると、短時間で走行時舵角比特性マップで算出される目標転舵角δ*に切換えられるので、旋回半径が制限されていることをドライバが感知することなくスムーズに通常の旋回半径に移行することができる。このため、据え切り状態から走行を開始する車庫入れ時、縦列駐車時、発進時に走行方向に障害物を避ける操舵が必要な発進時にドライバに違和感を与えることなく転舵制御を行うことができる。
さらに、車両1が凍結路、雪路、降雨路、砂利路等の低摩擦計数路面に停車している場合には、ステアリングホイール2を操舵していない状態では、前述した図9の舵角比特性制御処理でステップS57からステップS60を経て直接ステップS56に移行する。
そして、低摩擦係数路面での停車状態から車両1を前進又は後退させて車速VがV>0となると、同じ走行時舵角比特性制御マップを参照して目標転舵角δ*を算出し、転舵角δrと目標転舵角δ*との差が設定値Δδsより小さくなるので、目標転舵角δ*がそのままアクチュエータ制御部52の転舵角偏差演算部61に出力されて転舵輪17FR及び17FLが転舵制御される。
その後、車両1を停車させてからイグニッションスイッチ(図示せず)をオフ状態とすると、図7の舵角制御処理において、イグニッションスイッチがオフ状態となった時点での操舵角θs及び転舵角δrを制御終了時の操舵角θse及び転舵角δreとして転舵状態記憶部51aに記憶する(ステップS13)。
ここで、本実施形態では、操舵角センサ4が操舵状態検出部に対応し、車輪速センサ7FL〜7RR及び車両状態パラメータ取得部21が走行状態検出部に対応し、図5のステップS18の処理が路面摩擦係数検出部に対応している。
(1)車両1が停車時であるか走行時であるかの走行状態に応じて、転舵制御部によってステアリングホイールの操舵角と転舵輪の転舵角との関係を表す舵角比特性である少なくとも停止時舵角比特性及び走行時舵角比特性の一方を選択して転舵輪を転舵する転舵機構を制御し、停止時舵角比特性は、前記操舵角が閾値に達するまでは前記走行時舵角比特性に沿う舵角比特性に設定され、操舵角が閾値を超えたときに前記舵角比が大きくなる舵角比特性に設定されている。
(4)警告発生部は、ドライバに視認可能な警告表示を行うようにしている。このため、復帰モード処理中であることをドライバが視認することができる。
(6)前記舵角比特性選択部で、前記停車時舵角比特性を選択して転舵角が減少状態であるときに、前記ステアリングホイールに対して発生する操舵反力を通常時に比較して大きく設定する操舵反力制御部を備えている。この構成によれば、停車時舵角比特性によって転舵角が減少状態に維持される状態であることをドライバに体感させることができる。
この構成によれば、走行状態に応じて走行時舵角比特性制御マップ及び走行時舵角比特性制御マップの何れかを選択することにより、操舵角に応じた目標転舵角を容易且つ迅速に算出することができる。
この構成によれば、ステアリングホイールの操舵に影響を与えることなく舵角比特性の調整を容易に行うことができる。
(9)前記転舵機構は、前記転舵輪を転舵させるための駆動力を発生する電動モータと、該電動モータで発生する駆動力を前記転舵輪に伝達する駆動力伝達部とを備えている。
この構成によれば、電動モータを転舵制御部で制御することにより、舵角比の調整を容易に行うことができる。
上記第1の実施形態では、停車時舵角比特性が図7に示すように直線状の特性線L22を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図12(a)に示すように、時間の経過とともに舵角比の変化率(dθs/dδr)を図12(b)に示すように小さくして時間の経過とともに増加する二次曲線L24とするようにしてもよい。
このように特性線L24を二次曲線とすることにより、特性線L21と二次曲線L24との切換点での舵角比変化を滑らかにすることができ、ドライバに舵角比変化を感知しにくくすることができる。
(変形例2)
第1実施形態では、ステアバイワイヤ式の転舵機構SMを備えた車両1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステアリングホイール2と前輪17FR、17FLとが機械的に連結され、前輪17FR、17FLに対して、ステアリングホイール2を操舵することにより発生する操舵トルクと、操舵補助モータによって発生する操舵補助トルクとが加わるようになっている電動パワーステアリング装置を備えた自動車であっても、本発明は適用可能である。即ち、舵角比を複数のギヤを利用して可変する舵角比可変機構を設けて、この舵角比可変機構を上記第1実施形態と同様に転舵制御部で制御することで、据え切り時に発生させる操舵トルクが小さくて済むようになり、操舵補助モータの小型化に寄与できる。
また、上記第1実施形態では、車輪速センサ24FL〜24RRから供給される車輪速検出信号に基づいて車速Vを求めるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、車両1に発生する前後方向加速度を検出し、その前後方向加速度を積分して車速Vを算出することも可能である。また、その前後方向加速度に基づいて車両1の停車状態及び走行状態を判断するようにしてもよい。
さらに、上記第1の実施形態では、転舵反力をタイロッド軸力センサ16で検出したタイロッド軸力を操舵反力として検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前輪17FR及び17FLにハブ横力センサを内蔵させて前輪17FR,17FLの回転軸方向に作用する横力による転舵反力Frを検出するようにしてもよい。
Claims (9)
- ステアリングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検出部と、
車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、
転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記ステアリングホイールの操舵角及び前記転舵輪の転舵角の関係を表す舵角比特性を、少なくとも車両走行時の走行時舵角比特性と車両停車時の停車時舵角比特性とに分けて設定し、前記走行状態検出手段が検出した前記走行状態に基づいて、前記走行時舵角比特性及び前記停車時舵角比特性の何れかを選択する舵角比特性選択部と、
電源供給停止時の転舵状態を停止時転舵状態として記憶する転舵状態記憶部と、
電源供給開始時の転舵状態が前記停止時転舵状態と一致する場合に、前記舵角比特性選択部で選択された舵角比特性に基づいて前記転舵機構を制御する舵角比制御部と、
電源供給開始時の開始時転舵状態が前記停止時転舵状態と異なる場合に当該開始時転舵状態の舵角比を維持して前記転舵角を前記操舵角に対して比例させる復帰モード処理を行う復帰モード制御部と
を備えていることを特徴とする操舵制御装置。 - 前記復帰モード制御部は、前記復帰モード処理が終了するまでの間警告を発する警告発生部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の操舵制御装置。
- 前記警告発生部は、ドライバに視認可能な警告表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の操舵制御装置。
- 前記復帰モード制御部は、転舵角が最大転舵角に達した場合および操舵角が中立位置に達した場合の何れか一方となったときに前記復帰モード処理を終了することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の操舵制御装置。
- 前記舵角比特性選択部で前記停車時舵角比特性が選択され、車両走行時と比較して操舵角に対する転舵角の比が減少状態であるときに、前記ステアリングホイールに対して発生する操舵反力を車両走行時に比較して大きく設定する操舵反力制御部を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の操舵制御装置。
- 前記走行時舵角比特性及び前記停車時舵角比特性のそれぞれは、前記操舵角及び前記転舵角の関係を表す制御マップとして設定され、前記舵角比特性制御部は、前記操舵角をもとに前記制御マップを参照して目標転舵角を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の操舵制御装置。
- 前記転舵機構は、前記ステアリングホイールと前記転舵輪との間が機械的に分離されたステアバイワイヤシステムの構成を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の操舵制御装置。
- 前記転舵機構は、前記転舵輪を転舵させるための駆動力を発生する電動モータと、該電動モータで発生する駆動力を前記転舵輪に伝達する駆動力伝達部とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の操舵制御装置。
- 前記停車時舵角比特性は、前記操舵角が前記閾値を超えたときに、操舵角に対する転舵角の変化率を徐々に増加させる二次曲線に設定されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の操舵制御装置。
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