[go: up one dir, main page]

JP6291309B2 - 振動アクチュエータの制御装置および制御方法 - Google Patents

振動アクチュエータの制御装置および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6291309B2
JP6291309B2 JP2014065910A JP2014065910A JP6291309B2 JP 6291309 B2 JP6291309 B2 JP 6291309B2 JP 2014065910 A JP2014065910 A JP 2014065910A JP 2014065910 A JP2014065910 A JP 2014065910A JP 6291309 B2 JP6291309 B2 JP 6291309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
moving body
phase
drive signal
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014065910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015192469A (ja
Inventor
大介 高畠
大介 高畠
善將 山口
善將 山口
尚彦 内田
尚彦 内田
孝一 新美
孝一 新美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP2014065910A priority Critical patent/JP6291309B2/ja
Publication of JP2015192469A publication Critical patent/JP2015192469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6291309B2 publication Critical patent/JP6291309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、例えば、超音波振動によって生成される進行波を用いてロータ(回転子)またはスライダ(直進子)等の移動体を駆動する振動アクチュエータ(例えば、超音波モータ)の制御装置および制御方法に関する。
従来から、振動アクチュエータの一例として、進行波を用いた回転型の超音波モータが知られている。
この超音波モータは、圧電素子とこの圧電素子が接合された円環状の弾性体とを備えた振動体(ステータ)と、円環状の移動体(ロータ)と、この移動体を前記振動体に加圧接触させる加圧手段と、前記圧電素子に駆動信号(高周波電圧)を印加する電極とを備えて構成されている。
そして、この超音波モータは、圧電素子に駆動信号を印加することで生じる圧電素子の伸縮運動によって振動体に進行波を生じさせ、この進行波によって移動体を摩擦駆動する。
また、前記進行波は、圧電素子に時間的位相が90°異なる二相の駆動信号を印加することにより発生する波が相互に干渉して合成されることで生成される。
特開平7−123752号公報
ところで、上述した超音波モータの用途によっては、例えば、デジタルカメラ等における動画撮影時のウォブリング動作のように移動体の間欠駆動(起動・停止)を継続して繰り返すことがある。
このような超音波モータの間欠駆動において、超音波モータが駆動状態から停止状態に移行する場合、上述した二相の駆動信号が瞬時に遮断されて、振動体の振動が収まると、浮遊状態にあった移動体が加圧手段の加圧力によって振動体にたたきつけられるため、超音波モータの停止時に雑音や振動が発生するといった問題があった。
また、超音波モータが停止状態から駆動状態に移行する場合、すなわち、超音波モータの起動時に上述した二相の駆動信号が印加される瞬間に、加圧手段の加圧力によって振動体に圧接していた移動体が進行波によって瞬時に浮遊するため、雑音が発生するといった問題があった。
本発明は、例えば超音波モータ等の振動アクチュエータの間欠駆動において、停止時の雑音や振動の発生並びに起動時の雑音の発生を抑えることができる振動アクチュエータの制御装置および制御方法を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明は、二相の駆動信号を印加することにより進行波が生じる振動体と、前記進行波により駆動する移動体とを備えた振動アクチュエータの制御装置において、前記二相の駆動信号のうちの少なくとも一方の駆動信号の周波数を制御する周波数制御部を備え、前記周波数制御部により前記二相の駆動信号の周波数を異ならせることにより前記二相の駆動信号の位相差を変化させ、前記二相の駆動信号の位相差が0°近傍又は180°近傍のときに、前記移動体が停止することで前記振動アクチュエータの間欠駆動を継続して行うことを特徴とする。
また、本発明は、二相の駆動信号を印加することにより進行波が生じる振動体と、前記進行波により駆動する移動体とを備えた振動アクチュエータの制御方法において、前記二相の駆動信号の周波数を異ならせることにより前記二相の駆動信号の位相差を変化させ、前記二相の駆動信号の位相差が0°近傍又は180°近傍のときに、前記移動体が停止することで前記振動アクチュエータの間欠駆動を継続して行うことを特徴とする。
ここで、0°近傍(又は180°近傍)とは、移動体が停止するのは、二相の駆動信号の位相差が0°(又は180°)のときのみに限られるものではなく、0°(又は180°)前後のある周波数幅内(例えば、±5°〜10°程度)で移動体が停止するものも含まれることを意味する。
この周波数幅は、振動体と移動体との圧接力の大きさ、当該振動アクチュエータで駆動される負荷の大きさ、駆動信号の電圧値や電流値等によって異なる。
例えば、二相の駆動信号の位相差が355°から10°のとき、又は、175°から190°のときのように、0°又は180°を含むある周波数幅内で移動体が停止するものも本発明の範囲内である。
なお、上述した本発明において、停止前後で移動体の回転方向が異なってもよく(正回転−逆回転、逆回転−正回転)、また、回転方向は同じ(正回転−正回転、逆回転−逆回転)であってもよい。
また、上述した本発明において、振動体と移動体の双方がリング状の回転型の振動アクチュエータのみならず、振動体と移動体の双方が直線状のリニア型の振動アクチュエータも含まれる。
さらに、上述した本発明に係る振動アクチュエータは、超音波帯域の振動を利用した超音波アクチュエータに限られず、超音波帯域以外の振動を利用したものも含まれる。
本発明によれば、例えば、超音波モータ等の振動アクチュエータの間欠駆動において、停止時の雑音や振動の発生並びに起動時の雑音の発生を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る超音波モータの制御方法において、振動体に印加する駆動信号の波形等を示す図である。 図1において一部を省略するとともに、一部を拡大して示す部分拡大図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る超音波モータの構成を一部断面して示す斜視図、(b)は、振動体に接合された圧電体に設けられた二相の電極を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る超音波モータの駆動信号出力回路の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る振動アクチュエータ(例えば、超音波モータ)の制御装置等について、添付図面を参照して説明する。
図3(a)に示すように、本実施形態の超音波モータ100は、回転可能に支持された出力軸2と共に回転し、この出力軸2を中心に同心円状に構成された円環状の移動体(ロータ)4と、ベース6上に配置され、出力軸2を中心に同心円状に構成された円環状の振動体(ステータ)8とを備えており、移動体4は、例えばバネ10などの加圧力によって振動体8に常時圧接された状態に維持されている。
移動体4は、円環状のロータリング4aと、ロータリング4aのうち振動体8に対向する面に沿って円環状に設けられた摩擦材4bとを備えている。ロータリング4aは、例えばアルミ合金などで形成されている。一方、摩擦材4bは、移動体4と振動体8との圧接時に安定した摩擦力を得るためのもので、例えば合成樹脂等が用いられている。
振動体8は、円環状のステータリング8aと、ステータリング8aのうちベース6に対向する面に配置された円環状の圧電体8bとを備えている。ステータリング8aには、圧電体8bが設けられた面とは反対側の部分に、周方向に沿って等間隔に複数のスリット(溝)8gが形成されており、これにより、ステータリング8aには、上記した移動体4(具体的には、摩擦材4b)に向けて突出した櫛歯8cが周方向に沿って複数形成されている。
ステータリング8aは、例えば銅合金などで形成されている。一方、圧電体8b(圧電セラミックスとも言う)は、これに高周波電圧を印加すると、伸び縮みするといった性質(電歪)を有する素子で形成されており、ステータリング8aのうちベース6に対向する面に接合されている。
圧電体8bは、隣り合う区分が交互に厚み方向に分極されており、圧電体8bの一方の領域には電極8b1〜8b8 が区分毎に設けられており、他方の領域には電極8b9〜8b15 が区分毎に設けられている。
なお、バネ10は、出力軸2に固定された押さえ部材12と移動体4との間に挟持された状態にあり、かかる状態において、バネ10の弾性力が移動体4に伝達され、移動体4を振動体8に向けて加圧することで、移動体4(具体的には、摩擦材4b)と振動体8(具体的には、ステータリング8aの各櫛歯8c)とは、常時圧接された状態に維持されている。
また、図3(b)に示すように、圧電体8bの一方の領域に設けられた電極8b1〜8b8 には、二相の電極14A,14Bのうちの電極14A(図3(b)の1点鎖線参照)が接合されており、また、圧電体8bの他方の領域の領域に設けられた電極8b9〜8b15 には、二相の電極14A,14Bのうちの電極14B(図3(b)の点線参照)が接合されている。
このような構成において、二相の電極14A,14Bに時間的な位相が異なる(位相差が180°の場合を除く)駆動信号(高周波電圧)S1,S2を印加すると、ステータリング8aの各櫛歯8cの頂面に進行波が生成される。そして、バネ10によって振動体8に向けて加圧されている移動体4は、この進行波によって出力軸2を中心に回転する。
駆動信号S1,S2の位相差が0°から90°へ変化するとき、移動体4の回転速度は増加し、前記位相差が90°から180°へ変化するとき、移動体4の回転速度は減少する。
また、駆動信号S1,S2の位相差が180°から270°へ変化するとき、移動体4の回転速度は増加するが、前記位相差が0°から90°へ変化するときとは、移動体4の回転方向が反対となり、前記位相差が270°から360°へ変化するとき、移動体4の回転速度は減少するが、前記位相差が90°から180°へ変化するときとは、移動体4の回転方向が反対となる。
駆動信号S1,S2の位相差が0°(又は360°)および180°のときは、ステータリング8aの各櫛歯8cの頂面に進行波が生成されないため、移動体4は回転せずに停止する。
なお、移動体4の回転が停止するのは、駆動信号S1,S2の位相差が0°(又は360°)および180°のときのみに限られるものではなく、0°(又は360°)、180°を含むその前後のある周波数幅内(例えば、±5°〜10°程度)で移動体4が停止するものも本実施形態に当然含まれる。
駆動信号S1,S2の位相差が0°(又は360°)、180°以外のときは、理論上、ステータリング8aの各櫛歯8cの頂面に進行波が生成されることになるが、移動体4を回転させるために必要な進行波が生成されなければ、位相差が0°(又は360°)又は180°になる前に移動体4が停止することがあり、また、0°(又は360°)又は180°を超えても移動体4が再起動しないことがあるからである。
上述した周波数幅は、振動体8と移動体4との圧接力の大きさ、超音波モータ100で駆動される負荷(不図示)の大きさ、駆動信号S1,S2の電圧値や電流値によって異なる。
次に、二相の電極14A,14Bを介して電極8b1〜8b8 、電極8b9〜8b15 に印加する駆動信号S1,S2の駆動信号出力回路について説明する。
図4に示すように、本実施形態の駆動信号出力回路200は、駆動トリガ発生回路15から出力される駆動指令信号(ON指令パルス)に基づいて、駆動信号(例えば、周波数f1のSIN波)S1を出力する発振回路16を備えており、発振回路16は、駆動トリガ発生回路15から出力される停止指令信号(OFF指令パルス)に基づいて、駆動信号の出力を停止するように構成されている。
発振回路16は、第1出力回路17に接続されており、駆動信号S1は、第1出力回路17で増幅されて電極14Aに供給される。
また、発振回路16は、位相制御回路18および周波数制御回路19を介して第2出力回路20に接続されており、発振回路16から出力される駆動信号S1は、位相制御回路18および周波数制御回路19によって、位相調整および周波数調整がなされた後、駆動信号S2として、第2出力回路20で増幅されて電極14Bに供給される。
位相制御回路18は、駆動信号S1と駆動信号S2との位相差を調整するものであり、
起動時の駆動信号S1,S2の位相差を0°から90°までの任意に設定することで、起動時の回転速度を任意に調整することができる。例えば、起動時の駆動信号S1,S2の位相差を90°とすれば、超音波モータ100の移動体4は最高速度で起動し、位相差を0°とすれば、超音波モータ100の移動体4は速度0で起動する。
周波数制御回路19は、駆動信号S1と駆動信号S2との周波数差を調整するものであり、発振回路16が出力する周波数f1の駆動信号S1を周波数f2の駆動信号S2として出力する。
駆動信号S1の周波数f1と駆動信号S2の周波数f2との周波数差に基づき交番回転運動が行われ、周波数f1と周波数f2の周波数差が交番回転周波数となり、周波数制御回路19により、周波数f1と周波数f2の周波数差を任意に設定することで、交番回転周波数を調整することができる。
また、駆動信号S1の周波数f1と駆動信号S2の周波数f2のどちらの周波数を高く設定するかによって、超音波モータ100の移動体4の起動時の回転方向を決定することができ、駆動信号S1の周波数f1が駆動信号S2の周波数f2よりも高いときは、超音波モータ100の移動体4は正転方向に起動し、駆動信号S1の周波数f1が駆動信号S2の周波数f2よりも低いときは、超音波モータ100の移動体4は逆転方向に起動する。
なお、本実施形態にあっては、駆動信号S1と駆動信号S2の位相差の調整や周波数差の調整は、駆動制御部21からの指令信号や操作スイッチ(不図示)によって行われる。
このように、本実施形態にあっては、周波数制御回路19を設けることにより、超音波モータ100の電極14Aに周波数f1の駆動信号S1が印加され、電極14Bには周波数f2の駆動信号S2が印加されることになる。
回転検出器22は、超音波モータ100の移動体4や出力軸2の回転速度や回転角度、あるいは、回転方向を検出したり、超音波モータ100によって駆動される被駆動体の回転速度や回転角度、あるいは、回転方向を検出するものであり、回転検出器22からの検出信号は、駆動制御部21へ入力するよう構成されている。
位置検出器23は、超音波モータ100によって駆動される被駆動体の位置を検出するものであり、位置検出器23からの検出信号は、駆動制御部21へ入力するよう構成されている。
次に、駆動信号出力回路200を用いた超音波モータ100の間欠駆動時の制御方法について、さらに図1及び図2を加えて説明する。
先ず、時刻t0で駆動トリガ発生回路15から駆動指令信号(ON指令パルス)が発振回路16に出力されると、発振回路16は、第1出力回路17と位相制御回路18へ周波数f1の駆動信号S1の出力を開始する。
第1出力回路17へ出力された駆動信号S1は、第1出力回路17で増幅されて超音波モータ100の電極14Aに印加される。
一方、位相制御回路18へ出力された駆動信号S1は、位相制御回路18での位相差が0°に設定されていれば、位相シフトが行われずそのままの位相で周波数制御回路19へ出力され、周波数制御回路19で周波数がf2の駆動信号S2となり、駆動信号S2は、第2出力回路20で増幅されて超音波モータ100の電極14Bに印加される。
このように、本実施形態においては、超音波モータ100の電極14Aに周波数f1の駆動信号S1が印加され、電極14Bには周波数f2の駆動信号S2が印加される。
そして、駆動信号S1と駆動信号S2との周波数が異なるため、時刻t0では駆動信号S1と駆動信号S2との位相差は0°であるが、その後前記位相差が増加し、時刻t1で前記位相差は90°となり、時刻t2で前記位相差は180°となり、時刻t3で前記位相差は270°となり、そして、時刻t4で前記位相差は360°(=0°)となる。
そうすると、超音波モータ100の移動体4は、時刻t0で速度0で起動し、時刻t0〜t2で正回転(CW)、時刻t2で停止、時刻t2〜t4で逆回転(CCW)、時刻t4で停止し、以後、駆動トリガ発生回路15からの停止指令信号(OFF指令パルス)が発振回路16に出力されて発振回路16からの駆動信号の出力が停止するまで、正回転(CW)、停止、逆回転(CCW)、停止、正回転(CW)、停止、逆回転(CCW)、停止、正回転(CW)、…を繰り返すことになる。
このように、超音波モータ100の移動体4は、間欠駆動(起動・停止)を継続して繰り返すことになるが、本実施形態においては、時刻t2、t4における停止時においても、駆動信号S1,S2の双方が継続して電極14A、14Bに印加されており、移動体4の回転は停止するが、移動体4は、駆動信号S1,S2により浮遊状態を維持する。
このため、移動体4がバネ10の加圧力によってステータリング8aにたたきつけられることはなく、超音波モータ100の停止時の雑音や振動の発生を抑えることができる。
また、移動体4は、停止時においても浮遊状態を維持するため、超音波モータ100の間欠駆動における起動時の雑音の発生を抑えることができる。
以上のように、本実施形態に係る超音波モータの制御装置によれば、超音波モータの間欠駆動における停止時の雑音や振動の発生並びに起動時の雑音の発生を抑えることができる。
なお、上述した実施形態にあっては、時刻t2の前後で移動体4の回転方向が反転するものを例示したが、例えば、時刻t2において、位相制御回路18から出力される駆動信号の位相を反転(位相を180°シフト)することにより、時刻t2〜t4においても移動体4の回転方向を正回転(CW)とすることができ、以後、駆動信号S1,S2の位相差が180°となる時刻で位相制御回路18から出力される駆動信号の位相を反転(位相を180°シフト)することにより、正回転(CW)、停止、正回転(CW)、停止、正回転(CW)、…を繰り返すことも可能である。
また、上述した実施形態にあっては、時刻t1及びt3の前後で移動体4の回転速度 が増速から減速へ変化するものを例示したが、例えば、時刻t1およびt3において、その後一定の時間幅にわたって周波数変換回路19から出力される駆動信号の周波数をf1として駆動信号S1,S2の位相差を90°又は270°に維持することにより、当該一定の時間幅にわたって移動体4の回転速度を一定速度に維持することができ、以後、駆動信号S1,S2の位相差が90°および270°となる時刻を起点に一定の時間幅にわたって周波数変換回路19から出力される駆動信号の周波数をf1とすることにより、移動体4の回転速度を一定の時間幅にわたって一定速度に維持することも可能である。
上述した実施形態にあっては、駆動信号S1,S2は、いずれも全波のSIN波を用いたものを例示したが、駆動信号出力回路200中、例えば、第1出力回目17および第2出力回路18の入力側に半波整流回路を設けてもよい。このように、半波の駆動信号を用いれば、全波の駆動信号を用いた場合と比較して、使用する電力量の削減による省エネ効果が図れる。
上述した実施形態にあっては、第2出力回路20側にのみ周波数変換回路19を設けたものを例示したが、第1出力回路17側にも周波数変換回路を設け、電極14A、14Bに印加される駆動信号に周波数差が生じるようにすることも可能である。
上述した実施形態にあっては、回転型の超音波モータ100の制御装置および制御方法について例示したが、本発明の制御装置および制御方法は、直動型の超音波モータにも適用でき、また、超音波帯域の振動を利用した超音波アクチュエータに限られず、超音波帯域以外の振動を利用したものにも適用できる。
2 出力軸
4 移動体
4a ロータリング
4b 摩擦材
6 ベース
8 振動体
8a ステータリング
8b 圧電体(圧電セラミックス)
10 バネ
14A,14B 電極
19 周波数変換回路
100 超音波モータ
200 駆動信号出力回路
S1 駆動信号
S2 駆動信号

Claims (2)

  1. 二相の駆動信号を印加することにより進行波が生じる振動体と、前記進行波により駆動する移動体とを備えた振動アクチュエータの制御装置において、
    前記二相の駆動信号のうちの少なくとも一方の駆動信号の周波数を制御する周波数制御部を備え、
    前記周波数制御部により前記二相の駆動信号の周波数を異ならせることにより前記二相の駆動信号の位相差を変化させ、
    前記二相の駆動信号の位相差が0°近傍又は180°近傍のときに、前記移動体が停止することで前記振動アクチュエータの間欠駆動を継続して行うことを特徴とする振動アクチュエータの制御装置。
  2. 二相の駆動信号を印加することにより進行波が生じる振動体と、前記進行波により駆動する移動体とを備えた振動アクチュエータの制御方法において、
    前記二相の駆動信号の周波数を異ならせることにより前記二相の駆動信号の位相差を変化させ、
    前記二相の駆動信号の位相差が0°近傍又は180°近傍のときに、前記移動体が停止することで前記振動アクチュエータの間欠駆動を継続して行うことを特徴とする振動アクチュエータの制御方法。
JP2014065910A 2014-03-27 2014-03-27 振動アクチュエータの制御装置および制御方法 Expired - Fee Related JP6291309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065910A JP6291309B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 振動アクチュエータの制御装置および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065910A JP6291309B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 振動アクチュエータの制御装置および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015192469A JP2015192469A (ja) 2015-11-02
JP6291309B2 true JP6291309B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=54426610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014065910A Expired - Fee Related JP6291309B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 振動アクチュエータの制御装置および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6291309B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3435535A1 (en) * 2017-07-25 2019-01-30 Physik Instrumente (PI) GmbH & Co. Kg Method for closed-loop motion control of an ultrasonic motor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253680A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Star Micronics Co Ltd 超音波モータの駆動方法
ITMI20011571A1 (it) * 2001-07-23 2003-01-23 Abb Service Srl Dispositivo di azionamento per motore ultrasonico
JP4208753B2 (ja) * 2004-03-19 2009-01-14 キヤノン株式会社 振動型駆動装置の制御装置、振動型駆動装置の制御方法、振動型駆動装置の制御プログラム
JP5874462B2 (ja) * 2012-03-16 2016-03-02 株式会社ニコン 振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015192469A (ja) 2015-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017108615A5 (ja)
JPH0117354B2 (ja)
JP2025071325A (ja) 振動波モータ
JP3412861B2 (ja) 振動波アクチュエータの駆動制御方法及び装置
JP6291309B2 (ja) 振動アクチュエータの制御装置および制御方法
JP5704892B2 (ja) 振動型駆動装置
JP6364155B2 (ja) 振動アクチュエータの制御装置および制御方法
CN110957940B (zh) 振动型驱动设备、装置和驱动控制设备及方法
JP2009219281A (ja) 圧電アクチュエータ
JP2007074829A (ja) 振動アクチュエータ
JPH03139179A (ja) 振動型アクチュエータ装置
US9252686B2 (en) Drive control apparatus and drive control method for vibration wave driving apparatus
JP4208753B2 (ja) 振動型駆動装置の制御装置、振動型駆動装置の制御方法、振動型駆動装置の制御プログラム
JP4269739B2 (ja) 振動波モータ
JP4924726B2 (ja) 振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP4208627B2 (ja) 振動型駆動装置の制御装置、作動装置および振動型駆動装置の制御方法
JP6011330B2 (ja) 駆動装置及びレンズ鏡筒
JP6221522B2 (ja) 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP6221521B2 (ja) 振動波モータ及び光学機器
JP5978646B2 (ja) 振動波モータ、レンズ鏡筒、カメラ及び振動波モータの制御方法
JP4654583B2 (ja) 振動波モータ
JP2003134857A (ja) 振動波モータの駆動装置
JPS627379A (ja) 超音波モ−タ装置
JP2012100482A (ja) 振動型駆動装置
JPH07123753A (ja) 超音波モータの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6291309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees