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JP6278735B2 - 偏心調整装置、光学機器および偏心調整方法 - Google Patents

偏心調整装置、光学機器および偏心調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、偏心調整装置、光学機器および偏心調整方法に関する。
特許文献1は、カムピンの第一の径部が円周方向溝に嵌入し、カムピンの第二の径部が案内溝とカム溝に嵌入すると共に第一の径部に対して偏心し、第二の径部の中心軸回りにカムピンが回転なレンズ移動装置を提案している。これにより、光学素子の光軸倒れを調整することができる。
特開平02−113214号公報
しかしながら、特許文献1の構成は、レンズの平行偏心を調整することができない。ここで、「平行偏心調整」とは、理想的な光軸に直交する平面内でレンズ等の光学素子の光軸の位置を(例えば、理想的な光軸に一致するように)調整する(decenter)ことをいう。一方、「光軸倒れ」とは、理想的な光軸に対する光学素子の光軸の傾き(tilt)をいう。そして、平行偏心調整が光軸倒れをもたらす場合には光学性能を維持するために最も大きい光軸倒れ量が許容範囲内にある必要がある。
本発明の例示的な目的は、光軸倒れ量を許容範囲内に抑えた状態で光学素子の平行偏心調整を行うことが可能な偏心調整装置、光学機器および偏心調整方法を提供することである。
本発明の偏心調整装置は、保持部材に保持された光学素子の平行偏心を調整する偏心調整装置であって、複数の案内溝を備えた案内部材と、複数のカム溝を備えたカム部材と、それぞれが、案内溝とカム溝の交点に位置する3つの偏心コロと、を有し、各偏心コロは、前記カム溝に挿入された第1円筒部と、前記案内溝に挿入されて前記第1円筒部と同心円筒である第2円筒部と、前記第1円筒部および前記第2円筒部に対して偏心して前記保持部材に係合される第3円筒部と、を含み、前記3つの偏心コロは、2つの第1偏心コロと1つの第2偏心コロからなり、前記第1偏心コロの前記第3円筒部の第1偏心量は前記第2偏心コロの前記第3円筒部の第2偏心量よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、光軸倒れ量を許容範囲内に抑えた状態で光学素子の平行偏心調整を行うことが可能な偏心調整装置、光学機器および偏心調整方法を提供することができる。
本実施形態の撮像システムの断面図である。 図1に示す撮像システムのシステムブロック図である。 偏心コロの拡大斜視図である。 図1に示す光学ユニットの図である。 本実施形態の偏心コロによる調整前の図4に示す光学ユニットの概略拡大図である。 本実施形態の偏心コロによる調整後の図4に示す光学ユニットの概略拡大図である。 比較例の偏心コロによる調整前の光学ユニットの概略拡大図である。 比較例の偏心コロによる調整後の光学ユニットの概略拡大図である。
図1は、交換レンズ200とカメラ本体500から構成される撮像システム(光学機器)の断面図である。交換レンズ(レンズユニット)200はカメラ本体500に着脱可能に構成される光学機器である。カメラ本体500は、本実施形態では一眼レフカメラ(光学機器)として構成されているが、ミラーレスカメラとして構成されてもよい。また、本発明は、デジタルスチルカメラだけでなくデジタルビデオカメラ、レンズ一体型のカメラにも適用可能である。
交換レンズ200は、被写体の光学像を形成する撮影光学系を有する。本実施形態の撮影光学系は、1群レンズ1、2群レンズ3、3群レンズ5、防振レンズ7、フォーカスレンズ9、5群レンズ12、絞りユニット34を有する。
2は1群レンズ1を保持する1群鏡筒、17は1群鏡筒を固定する1群筒、4は2群レンズ3を保持する2群鏡筒、6は3群レンズ5を保持する3群鏡筒(保持部材)である。防振レンズ7は光軸に垂直な方向に移動することで像ブレを補正し、防振装置8に保持されている。防振装置8は3群鏡筒6に固定されている。
10はフォーカスレンズ9を保持するフォーカス鏡筒であり、4群鏡筒11に設けられた案内機構、駆動機構によって光軸方向へ移動し、焦点調節を行う。13は5群レンズ12を保持する5群鏡筒を示す。絞りユニット34は光量調節を行い、3群鏡筒6に固定される。
14は案内筒(案内部材)であり、後述する図4(c)に示すように、複数の(本実施形態では周方向に3箇所の光軸に平行な)案内溝14aが設けられている。3群鏡筒6は、カム環16が回転すると、案内溝14aに沿って偏心コロが摺動し光軸方向に移動する。案内筒14は固定されているものとする。また、案内筒14は、その外周においてカム環16と嵌合し、カム環16に対して摺動する。
16は案内筒14の外周に回転可能に嵌合したカム環(カム部材)である。後述する図4(b)に示すように、カム環16の周方向には複数の(本実施形態では各レンズに対して周方向に3つの計12カ所の)カム溝16aが設けられている。
23は固定鏡筒を示し、案内筒14を固定する。31はレンズの駆動用IC、マイコン等が配置されたプリント基板を示し、固定鏡筒23に固定されている。
27は外観リングユニットであり、32はマウントである。マウント32は固定鏡筒23にビス固定される。リングユニット27は固定鏡筒23とマウント32に挟まれ固定される。19はマニュアルフォーカスリング(MF)ユニットであり、固定鏡筒23を軸として回転可動に支持されている。MFユニット19を回転させると、その回転を不図示のセンサが検出し、回転量に応じて手動の焦点調節を行う。
33は接点ブロックであり、プリント基板31と不図示の配線(FPCなど)によって接続されて、マウント32にビス固定される。交換レンズ200はカメラ本体500にマウント32でバヨネット固定される。カメラ本体500に交換レンズ200がマウント32で固定されると、各レンズの動作を制御するプリント基板31は接点ブロック33を通してカメラ本体500と通信可能となる。
600はカメラ本体500に搭載された撮像素子であり、撮影光学系が形成した光学像を光電変換するCMOSやCCD等の光電変換素子である。
図2は、撮像システムの電気的構成を示すブロック図である。
501はマイクロコンピュータにより構成されるカメラCPU(カメラ制御手段)であり、カメラ本体500内の各部の動作を制御する。カメラCPU501は、交換レンズ200の装着時に電気接点502,202を介して、交換レンズ200のレンズCPU201(レンズ制御手段)と通信を行う。
カメラCPU501がレンズCPU201に送信する情報(信号)には、フォーカスレンズ9の駆動量情報、平行振れ情報およびピントずれ情報が含まれる。レンズCPU201からカメラCPU501に送信する情報(信号)には、撮像倍率情報が含まれる。電気接点502,202には、カメラ本体500から交換レンズ200に電源を供給するための接点が含まれている。
503は撮影者により操作可能な電源スイッチであり、カメラCPU501を起動したりカメラシステム内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給を開始したりするためのスイッチである。
504は撮影者により操作可能なレリーズスイッチであり、第1ストロークスイッチSW1と第2ストロークスイッチSW2とを有する。レリーズスイッチ504からの信号は、カメラCPU501に入力される。カメラCPU501は、第1ストロークスイッチSW1からのON信号の入力に応じて、撮影準備状態に入る。撮影準備状態では、測光部505による被写体輝度の測定と、焦点検出部506による焦点検出が行われる。カメラCPU501は、測光結果に基づいて絞りユニット34の絞り値や撮像素子600の露光量(シャッタ秒時)等を演算する。
カメラCPU501は、焦点検出部506による焦点検出結果(デフォーカス量およびデフォーカス方向)に基づいて、被写体に対する合焦状態を得るためのフォーカスレンズ9およびフォーカス鏡筒10の駆動量(駆動方向を含む)を決定する。駆動量の情報(フォーカスレンズ駆動量情報)は、レンズCPU201に送信される。レンズCPU201は、交換レンズ200の各構成部の動作を制御する。
カメラCPU501は、防振装置8による防振を制御する。また、第2ストロークスイッチSW2からのON信号が入力されると、カメラCPU501は、レンズCPU201に絞り駆動命令を送信し、絞りユニット34を介して絞り値を設定させる。更に、カメラCPU501は、露光部507に露光開始命令を送信し、不図示のミラーの退避動作や不図示のシャッタの開放を行わせ、撮像素子600を含む撮像部508の露光を行わせる。
撮像部508(撮像素子600)からの撮像信号は、カメラCPU501内の信号処理部にてデジタル変換され、各種補正処理が施されて画像信号として出力される。画像信号(データ)は、画像記録部509において、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体に記録保存される。
204はMFリング回転検出部であり、MFユニット19とその回転検出部とを含む。205はZOOMリング回転検出部であり、マニュアルズームリング35とその回転検出を行う不図示のセンサとを含む。206は防振装置駆動部であり、防振動作を行う防振装置8の駆動アクチュエータとその駆動回路とを含む。
209はAF駆動部であり、カメラCPU501から送信されたフォーカスレンズ駆動量情報に応じてAFモータを通じてフォーカス鏡筒10のAF駆動を行う。208は電磁絞り駆動部であり、カメラCPU501からの絞り駆動命令を受けたレンズCPU201により制御されて、絞りユニット34を指定された絞り値に相当する開口状態に動作させる。
211は交換レンズ200に搭載され、プリント基板31に接続された角速度センサである。角速度センサ211は、カメラシステムの角度振れである縦(ピッチ方向)振れと横(ヨー方向)振れのそれぞれの角速度を示す角速度信号をレンズCPU201に出力する。
レンズCPU201は、角速度センサ211からのピッチ方向およびヨー方向の角速度信号を電気的又は機械的に積分して、それぞれの方向での変位量であるピッチ方向振れ量及びヨー方向振れ量(これらをまとめて角度振れ量ともいう)を演算する。また、レンズCPU201は、角度振れ量と平行振れ量の合成変位量に基づいて防振装置駆動部206を制御して防振装置8の移動群700をシフト駆動させ、角度振れ補正および平行振れ補正を行う。更に、レンズCPU201は、ピントずれ量に基づいてAF駆動部209を制御してフォーカス鏡筒10を光軸方向に駆動させ、焦点調節を行う。
検出手段からレンズCPU201へのズーム、フォーカス、防振動作などの検出信号や、レンズCPU201から各アクチュエータへの制御信号の通電はFPCで行う。
図3は、3群レンズ5を平行偏心調整するのに使用される偏心コロ(第1偏心コロ)40の拡大斜視図である。本実施形態では3つの偏心コロが120度間隔で周方向に設けられ、3つの偏心コロは、2つの偏心コロ40と1つの偏心コロ50からなる。各偏心コロは、案内筒14の対応する案内溝14aと対応するカム環16のカム溝16aの交点に位置する。案内溝14aとカム溝16aと偏心コロの共同作用によって3群レンズ5の平行偏心調整を行うことができ、偏心調整装置を構成する。
なお、本実施形態では3群レンズ5の平行偏心調整を行うが、平行偏心調整を行う対象としての光学素子は3群レンズ5に限定されない。
各偏心コロは、カム溝16aに挿入される第1円筒部と、案内溝14aに挿入されて第1円筒部と同心円筒である第2円筒部と、第1円筒部および前記第2円筒部に対して偏心して3群鏡筒6に係合される第3円筒部と、を含む。
図3に示す偏心コロ40は、カム溝16aに挿入された第1円筒部41、案内溝14aに挿入された第2円筒部42、3群鏡筒6の穴部であるコロ座6aに挿入される第3円筒部43を有する。第1円筒部41と第2円筒部42は同心円筒であり、第3円筒部43は第1円筒部41と第2円筒部42に対して偏心している。中央は中空部になっており、後述するようにビス60が挿入される。
本実施形態では、第1円筒部41と第2円筒部42の径は等しく第1径部と把握され、第3円筒部43の径はそれよりも若干大きく第2径部と把握されてもよいが、これは必須ではない。また、第3円筒部43は3群鏡筒6のコロ座6aに回転可能に挿入されて係合しているが、係合方法は問わない。
第1円筒部41は2つの溝41aと1つの溝41bを有する。
2つの溝41aは、例えば、不図示のマイナスドライバーが挿入されるすり割りである。マイナスドライバーによって偏心コロ40が回転し、平行偏心調整を行うことができるが、これについては図4以降で後述する。なお、外部部材と係合して偏心コロ40の回転を可能にする構造であれば、溝に限定されず、凸部などでもよい。
溝41bは、偏心コロ40の回転角の目安を与える目印部である。目印部は溝形状に限定されず凸部でも、印字でもよい。本実施形態では、偏心コロ40の回転角度は0度から90度の範囲で設定される。目印部によって大凡の回転角(例えば、30度、45度、60度)を把握することができると共に、90度を超える角度が設定される(例えば、45度の代わりに135度が設定される)ことを防止することができる。
偏心コロ40に回転角を規制するストッパーを設けて、偏心コロ40の回転角を0度から90度に機械的に規制してもよい。
偏心コロ40の第3円筒部43の偏心量(第1偏心量)は偏心コロ50の第3円筒部の偏心量(第2偏心量)よりも大きい。第1偏心量は、上述したように、第3円筒部43の中心軸と第1円筒部41(第2円筒部42)の中心軸との距離である。これらの中心軸は平行であり、中心軸間の距離はこれらの中心軸に垂直な平面上における間隔である。第2偏心量についても同様である。
この結果、0<(第2偏心量)<(第1偏心量)となるが、好ましくは、第2偏心量は第1偏心量の1/√2倍またはその近傍の値に設定される。即ち、第2偏心量は、第1偏心量の0.7/√2倍から第1偏心量の1.3/√2倍の間の値を有することが好ましい。
図4(a)は、3群鏡筒6、カム環16および案内筒14からなる光学ユニットの光軸方向から見た正面図である。説明の便宜上、他の群は省いているが、光学調整を行う際は、すべての光学系が組み立てられた状態で平行偏心調整を行い、光軸出しを行う。
図4(b)は、図4(a)に示す光学ユニットの側面図である。図4(c)は、図4(a)のA−A断面図であり、偏心コロ40と50の中心を通る断面が切られている。図4(d)は、平行偏心調整前の偏心コロ40、50と3群鏡筒6との関係を示す概略断面図であり、説明の便宜上、偏心コロ40と50の偏心量を実際より大きく示した側面図である。
3群鏡筒6の外周に120度間隔でコロ座6aが設けられている。3箇所のコロ座6aのうち2箇所は偏心コロ40を保持し、他の1箇所は偏心コロ50を、それぞれビス60を介して保持している。
図4(d)に示すように、偏心コロ40の第1偏心量δA、偏心コロ50の第2偏心量δBをδA>δBに設定している。偏心調整前の状態では、偏心方向が光軸方向(案内溝14方向)と一致するように偏心コロ40と偏心コロ50を組み込む。偏心量の違いによって、偏心調整前の初期状態において、3群レンズ5は、点線で示す理想光軸から反時計回りに、一点鎖線で示すように、θ1だけ傾いていることが分かる。
図5と図6は、本実施形態における、3群鏡筒6、カム環16および案内筒14からなる光学ユニットの偏心コロ周辺の概略拡大図であり、説明の便宜上、偏心量を誇張して模式的に示している。
図5は、偏心コロ40による平行偏心調整を行う前の状態を示し、図6は、偏心コロ40による平行偏心調整を行った後の状態を示している。図5(a)、図6(a)は、光軸に直交する方向から見た一部透過正面図である。図5(b)、図6(b)は、その一部透過上面図である。図5(c)、図6(c)は、その一部透過側面図である。x軸は光軸方向であり、y軸は光軸に直交する方向である。
本実施形態は、偏心量の異なる偏心コロ40と50を用い、組込状態では図5(c)に示すように、理想光軸に対してθ1の傾きを3群レンズ5に生じさせている。そこから、偏心コロ40を回転させることによって、3群レンズ5の傾きは連続的に変化し、図6(c)に示すように、傾き方向が逆転してθ2となる。
本実施形態の偏心調整方法は、偏心調整装置を利用して3群鏡筒6に保持された3群レンズ5の平行偏心を調整するが、3群レンズ5の平行偏心を調整する前の配置に特徴がある。
即ち、3群レンズ5の平行偏心を調整する前は、3群レンズ5の光軸は所定の軸(理想光軸)に対して(図5(c)ではθ1だけ)傾斜しており、偏心コロ40を所定方向に回転させると、3群レンズ5の光軸の所定の軸に対する角度は連続的に小さくなる。3群レンズ5の光軸が所定の軸に一致した後で偏心コロ40を前記所定方向に更に回転させると、3群レンズ5の光軸の所定の軸に対する角度は平行偏心を調整する前とは逆方向に大きくなる。そして、最も大きく偏心調整した後の3群レンズ5の光軸の所定の軸に対する角度はθ2となる。つまり、3群レンズ5の光軸倒れ量は、θ2方向を+とすると、−θ1〜+θ2まで変化することになる。そして、θ1の絶対値とθ2の絶対値が許容範囲内であれば、3群レンズ5の平行偏心に伴う光軸倒れ量は許容範囲内となる。θ1の絶対値とθ2の絶対値は等しくてもよいし、どちらかが大きくてもよい。
(比較例)
図7と図8は、比較例としての3群鏡筒6、カム環16および案内筒14からなる光学ユニットの偏心コロ周辺の概略拡大図である。比較例も3つの偏心コロを使用しているが、3つの偏心コロが3つの偏心コロ40から構成されている点で本実施形態とは相違する。図7と図8も、説明の便宜上、偏心量を誇張して模式的に示している。
図7は、偏心コロ40による平行偏心調整前の状態を示し、図8は、偏心コロ40による平行偏心調整後の状態を示している。図7(a)、図8(a)は、光軸に直交する方向から見た一部透過正面図である。図7(b)、図8(b)は、その一部透過上面図である。図7(c)、図8(c)は、その一部透過側面図である。
図7(c)に示すように、偏心調整前の組込状態では3群レンズ5の光軸の理想光軸に対する傾きは略0となっている。図7と図8において、偏心調整は2箇所の偏心コロ40を回転することで行なう。偏心方向が光軸方向(案内溝14aの方向)とすると、偏心コロ40の41aをマイナスドライバー等で回転させる回転角をθとすると、3群鏡筒6のコロ座6aは、y=δAsinθだけ変化する。これにより、所望の偏心位置に3群レンズ5を移動させることができる。
しかしながら、図8(a)に示すように、コロ座6aは光軸方向にx=δA(1−cosθ)だけ変位する。コロ座6aは光軸方向にxだけ変化すると、それにより、3群レンズ5には傾きθ3が生じる。図8は、図6と同じ角度だけ偏心コロ40を回した状態を示しており、図8(c)に示す3群レンズ5の傾きをθ3とすると│θ2│<│θ3│となる。また、偏心調整に必要な偏心量y=y1とすると、それに伴う光軸方向の変化量x=x1とする。δA−δB<x1となるように偏心量を設定する。こうすると│θ1│<│θ3│となる。
つまり、比較例では、3群レンズ5の光軸倒れ量は、0〜+θ3まで変化することになる。そして、θ1の絶対値とθ2の絶対値が許容範囲内であっても、それよりも大きいθ3の絶対値が許容範囲外となる可能性があり、光学性能が劣化するおそれがある。例えば、Wide(広角端)状態で調整を行う場合、倒れの変化は、Tele(望遠端)の中心解像度に悪影響を与える。
なお、本実施形態では、偏心調整に必要な偏心量y=y1と述べたが、偏心コロ40には溝41bがあり、偏心コロ40の回転角を認識できるので、必要以上にコロを回して、性能を悪化させたり、調整に時間がかかることはない。
以上のように、偏心量の異なる偏心コロ40と偏心コロ50を用いると、平行偏心調整によって生じる、3群レンズ5の傾きを小さく抑えることができる。これによりすべて同じ偏心コロを用いた場合よりも、光学性能をより向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、レンズ鏡筒などの光学機器に適用することができる。
5…3群レンズ(光学素子)、6…3群鏡筒(保持部材)、14…案内筒(案内部材)、14a…案内溝、16…カム環(カム部材)、16a…カム溝、40…偏心コロ(第1偏心コロ)、41…第1円筒部、42…第2円筒部、43…第3円筒部、50…偏心コロ(第2偏心コロ)

Claims (6)

  1. 保持部材に保持された光学素子の平行偏心を調整する偏心調整装置であって、
    複数の案内溝を備えた案内部材と、
    複数のカム溝を備えたカム部材と、
    それぞれが、案内溝とカム溝の交点に位置する3つの偏心コロと、
    を有し、
    各偏心コロは、前記カム溝に挿入された第1円筒部と、前記案内溝に挿入されて前記第1円筒部と同心円筒である第2円筒部と、前記第1円筒部および前記第2円筒部に対して偏心して前記保持部材に係合される第3円筒部と、を含み、
    前記3つの偏心コロは、2つの第1偏心コロと1つの第2偏心コロからなり、前記第1偏心コロの前記第3円筒部の第1偏心量は前記第2偏心コロの前記第3円筒部の第2偏心量よりも大きいことを特徴とする偏心調整装置。
  2. 前記第1偏心コロは、回転角の目安を与える目印部を含むことを特徴とする請求項1に記載の偏心調整装置。
  3. 前記第1偏心コロの回転角を規制するストッパーを更に有することを特徴とする請求項1に記載の偏心調整装置。
  4. 前記第2偏心量は、前記第1偏心量の0.7/√2倍から前記第1偏心量の1.3/√2倍の間の値を有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の偏心調整装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の偏心調整装置を有することを特徴とする光学機器。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の偏心調整装置を利用して保持部材に保持された光学素子の平行偏心を調整する偏心調整方法であって、
    前記光学素子の平行偏心を調整する前は、前記光学素子の光軸は所定の軸に対して傾斜しており、前記偏心調整装置の前記第1偏心コロを所定方向に回転させると前記光学素子の前記光軸の前記所定の軸に対する角度は小さくなり、前記光学素子の光軸が前記所定の軸に一致した後で前記第1偏心コロを前記所定方向に更に回転させると前記光学素子の前記光軸の前記所定の軸に対する角度は前記平行偏心を調整する前とは逆方向に大きくなるように前記光学素子が配置されていることを特徴とする偏心調整方法。
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