JP6278199B2 - 分析装置管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のシステムでは、管理装置から通信ネットワークを介して各分析装置が遠隔操作できるようになっている。そして、管理装置は、各分析装置において精度管理用の試料を測定することによって得られた精度管理データを収集し、分析装置毎及び精度管理用試料毎に該データを集計して、その結果をユーザに提供するようしている。また、該システムでは、管理装置において精度管理データを解析し、該データに基づく結果が所定の範囲から外れた場合などに、トラブルが起こったことを分析装置の使用者に知らせることができるようになっている。
また特許文献2に記載のシステムでは、複数の分析装置から通信ネットワークを通して管理装置に精度管理データが送られ、管理装置は多数の分析装置による精度管理データに基づいて、未知試料に対するデータの良否を判断するための基準が算出されるようになっている。
例えば、装置の一部の不具合や消耗品の消耗などの要因により、分析装置が異常に至る寸前であったとしても、分析結果が許容範囲内であったとすると、こうした状況を把握することはできない。このような装置状態である場合には、実際に分析結果に大きな異常が生じたり装置が動作し得なくなったりする以前に、消耗品を交換したり装置を修理したりする等の適切な対応を採ることが望ましい。
前記複数の分析端末はそれぞれ、当該分析端末に含まれる分析装置で取得されたデータをバックアップするために定期的に又は非定期的に、前記通信ネットワークを通して前記管理装置へと、該分析装置による測定で収集された測定データ、及び、該分析装置での測定データの取得に付随する分析属性情報、を含むデータを送信するバックアップ実行部、を備え、
前記管理装置は、
前記複数の分析端末から送信されて来たデータを記憶するバックアップデータ記憶部と、
前記複数の分析端末からそれぞれ送信されて来たデータに含まれる分析属性情報の中から保守管理に関連する情報を抽出し、該情報に基づいて、前記複数の分析端末の全て又はその一部について保守管理上の優先順位付けを行って該優先順位を反映した装置リストを作成する装置順位付け処理部と、
を備えることを特徴としている。
こうしたデータバックアップ用ソフトウエアでは、バックアップしたいデータファイルやフォルダ、バックアップ先の装置やメディア、さらには自動的なバックアップのタイミングなどを予め指定することができるから、こうした指定を適切に行っておくことで、目的とするデータファイルを任意のタイミングで管理装置のバックアップデータ記憶部へと送信することができる。
前記分析属性情報は測定データの取得日であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行う構成とすることができる。
前記複数の分析端末はそれぞれ、装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データを過去に同試料を測定することで取得された測定データと比較することにより、当該分析端末に含まれる分析装置の異常の有無を判定する異常判定部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における試料の種類が装置性能確認用試料であって最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行う構成としてもよい。
前記複数の分析端末はそれぞれ、既知の装置校正用試料を測定することで取得された測定データに基づいて当該分析端末に含まれる分析装置の校正を行う装置校正部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置校正用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における試料の種類が装置校正用試料であって最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行う構成としてもよい。
前記複数の分析装置はそれぞれ、装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データを過去に同試料を測定することで取得された測定データと比較することにより、当該分析端末に含まれる分析装置の異常の有無を判定するとともに、異常ありと判定されたときに、既知の装置校正用試料を測定することで取得された測定データに基づいて分析装置を校正する装置校正分析を実施するようにユーザに対して注意を喚起する装置診断部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置校正用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について分析端末毎に、試料の種類が装置校正用試料であるものの測定データ取得日を利用して、一定の期間中に実施された装置校正分析の回数を算出し、その回数が多い順に保守管理上の優先順位付けを行う構成としてもよい。
或る分析端末における、一定の期間中に実施された装置校正分析の回数が多いということは、その分析端末に含まれる分析装置は装置校正の頻度が高い、つまりは、装置の分析結果がずれ易いことを意味する。こうした現象は一般的に、メカニカルな消耗部品の摩耗が進んでいたり分析に重要な箇所の汚染が進んでいたりすると起こり易い。したがって、上記構成によれば、装置の保守点検の優先度が高い順に、全ての又は一部の分析装置をリストアップした装置リストを作成することができる。
前記管理装置の前記バックアップデータ記憶部に格納されている特定のデータを選択し、該データを当該管理装置に含まれる又は当該管理装置には含まれない閲覧用端末に転送するデータ転送部をさらに備える構成とするとよい。
インターネットなどの通信ネットワーク1には、遠隔地に分散して配置された複数の分析端末2A、2B、2C、…(以下、個々の分析装置を特定する必要がある場合を除いて、符号を「2」とする)が接続されている。一つの分析端末2は、分析装置21と、通信ネットワーク1に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)22と、を含む。分析装置21は試料に対して測定を実行し、その結果としてデータを取得可能な装置であれば、特にその種類を問わない。
もちろん、バックアップデータ記憶部32を備えたサーバ31とは別のコンピュータによって、データ処理部33を実現するようにしてもよいし、また、バックアップデータ記憶部32をサーバ31とは切り離し、いわゆるクラウドバックアップを利用してもよい。また、閲覧用コンピュータ34をサーバ31と一体化してもよい。このように管理装置3の形態は様々に変形可能である。
図2は、主としてPC22にインストールされているソフトウエアを実行することで実現される機能ブロック構成図である。
こうした分析の基本的な機能に加え、制御・処理部23は、装置診断部235、装置校正部236、装置ログ情報収集部237などを含む。
図3(a)に示すように、分析データファイルは、分析装置21による測定で収集された一つの又は連続的に分析された複数の試料に対する生の測定データやこれを処理して得られた分析結果データ、分析装置21による測定の際の分析条件や処理を行う際の処理条件を含む分析条件データのほかに、分析に付随する様々な属性情報を含む。具体的には、分析属性情報は、データ取得(分析実行)日時、分析実行者名、分析装置名、試料の種類などを含む。通常、これらの情報は自動的に生成及び付加されるようになっているが、例えば試料の種類などは分析者により入力された情報を取り込むようにしてもよい。
データ処理部33は、閲覧用コンピュータ34から到来する閲覧リスト指示を受け付ける指示受付部331と、バックアップデータ記憶部32にアクセスして受け付けた指示に応じた条件に適合するデータや情報を読み出す情報読出し部332と、各分析データファイル又はメソッドファイルから読み出した情報を比較して必要な情報を抽出する情報抽出部333と、抽出された情報に基づいて受け付けた指示に応じた装置リストを作成し閲覧用コンピュータ34に送出する装置リスト作成部334と、を含む。
なお、装置性能確認用試料に対する分析によって得られたデータは、分析属性情報中の試料種類が装置性能確認用試料とされた分析データファイル中に格納される。
なお、装置校正の際に既知試料に対する分析によって得られたデータは、分析属性情報中の試料種類が装置校正用標準試料とされた分析データファイル中に格納される。
いずれにしても、自動バックアップ動作は各分析端末2においてそれぞれ独立に実行されるから、サーバ31からみたときに、ファイルが送られてくるタイミングは非同期である。サーバ31は常時稼働しており、通信ネットワーク1を通して各分析端末2から送信されて来るファイルを時間を問わず受領可能である。
図5はこうして作成される装置リストの一例である。この例では、分析装置を特定する情報として、事業所名と装置番号を用いているが、こうした情報は分析データファイル中の分析属性情報に含めるようにしてもよいし、或いは、分析属性情報には全ての分析端末(分析装置)を識別可能な番号のみを含むようにし、データ処理部33側に、その識別番号と事業所名及び装置番号との対応関係を示すテーブルを用意しておき、該テーブルを参照して識別番号から事業所名及び装置番号を導出するようにしてもよい。
2、2A、2B、2C…分析端末
21…分析装置
22…パーソナルコンピュータ(PC)
23…制御・処理部
231…制御部
232…データファイル作成部
233…メソッドファイル作成部
234…データ処理部
235…装置診断部
236…装置校正部
237…装置ログ情報収集部
24…自動バックアップ実行部
25…データ記憶部
3…管理装置
31…サーバ
32…バックアップデータ記憶部
33…データ処理部
331…指示受付部
332…情報読出し部
333…情報抽出部
334…装置リスト作成部
34…閲覧用コンピュータ
Claims (7)
- それぞれ分析装置を含む複数の分析端末と、該複数の分析端末を統括的に管理する管理装置と、が通信ネットワークに接続されてなる分析装置管理システムにおいて、
前記複数の分析端末はそれぞれ、当該分析端末に含まれる分析装置で取得されたデータをバックアップするために定期的に又は非定期的に、前記通信ネットワークを通して前記管理装置へと、該分析装置による測定で収集された測定データ、及び、該分析装置での測定データの取得に付随する分析属性情報、を含むデータを送信するバックアップ実行部、を備え、
前記管理装置は、
前記複数の分析端末から送信されて来たデータを記憶するバックアップデータ記憶部と、
前記複数の分析端末からそれぞれ送信されて来たデータに含まれる分析属性情報の中から保守管理に関連する情報を抽出し、該情報に基づいて、前記複数の分析端末の全て又はその一部について保守管理上の優先順位付けを行って該優先順位を反映した装置リストを作成する装置順位付け処理部と、
を備えることを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1に記載の分析装置管理システムであって、
前記分析端末はそれぞれ、分析装置のほかに、パーソナルコンピュータを含み、
該パーソナルコンピュータを介して分析装置が通信ネットワークに接続されていることを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1又は2に記載の分析装置管理システムであって、
前記保守管理に関連する情報は測定データの取得日であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行うことを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1又は2に記載の分析装置管理システムであって、
前記複数の分析端末はそれぞれ、装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データを過去に同試料を測定することで取得された測定データと比較することにより、当該分析端末に含まれる分析装置の異常の有無を判定する異常判定部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における試料の種類が装置性能確認用試料であって最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行うことを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1又は2に記載の分析装置管理システムであって、
前記複数の分析端末はそれぞれ、既知の装置校正用試料を測定することで取得された測定データに基づいて当該分析端末に含まれる分析装置の校正を行う装置校正部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置校正用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について、その分析端末における試料の種類が装置校正用試料であって最新の測定データ取得日が古い順に保守管理上の優先順位付けを行うことを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1又は2に記載の分析装置管理システムであって、
前記複数の分析装置はそれぞれ、装置性能確認用試料を測定することで取得された測定データを過去に同試料を測定することで取得された測定データと比較することにより、当該分析端末に含まれる分析装置の異常の有無を判定するとともに、異常ありと判定されたときに、既知の装置校正用試料を測定することで取得された測定データに基づいて分析装置を校正する装置校正分析を実施するようにユーザに対して注意を喚起する装置診断部をさらに備え、
前記保守管理に関連する情報は前記装置校正用試料を測定することで取得された測定データの取得日及び試料の種類であり、
前記装置順位付け処理部は、分析端末の全て又は一部について分析端末毎に、試料の種類が装置校正用試料であるものの測定データ取得日を利用して、一定の期間中に実施された装置校正分析の回数を算出し、その回数が多い順に保守管理上の優先順位付けを行うことを特徴とする分析装置管理システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の分析装置管理システムであって、
前記管理装置の前記バックアップデータ記憶部に格納されている特定のデータを選択し、該データを当該管理装置に含まれる又は当該管理装置には含まれない閲覧用端末に転送するデータ転送部をさらに備えることを特徴とする分析装置管理システム。
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