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JP6269245B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ、尿パッド、生理用品等として使用可能な吸収性物品に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品では、いわゆる横漏れ防止のため、表裏のシート間に配置された吸収体の側縁近傍に沿って、立体ギャザー(防漏壁)を設けることが行われている。立体ギャザーは、吸収体から離れる方向に立ち上がり、吸収体に吸収し切れない体液や、吸収体に吸収される前の体液が吸収体の側縁から漏れ出ることを防止するものである。立体ギャザーは、例えば、疎水性シート等に吸収体の側縁に沿う方向に伸縮材が取り付けられ、伸縮材の伸縮力により起立するようになっている。
また、立体ギャザー自体に吸収性を持たせることも提案されている。例えば特許文献1では、表裏のシート間に配置された吸収体とは別の吸収体を、立体ギャザーの内部に配置することが提案されている。また、特許文献2では、表裏のシート間に配置された吸収体の両側縁部を、表裏のシートと共に折り曲げて立体ギャザーとすることが提案されている。
立体ギャザー自体に吸収性を持たせると、表裏のシート間に配置された吸収体の吸収力を補うことができる。また、立体ギャザー内部の体液を吸収した吸収体により立体ギャザーの強度が高まるので、立体ギャザーが着用者の肌との接触により折れ曲がりにくくなり、防漏性が高まる。
特開2000−271169号公報 特開2005−279082号公報
しかし、特許文献1、2のように、内部に吸収体を有する立体ギャザーは、吸収体を有しない立体ギャザーと比較して、着用者の肌に対する圧迫感が強くなりがちであった。また、着用者の動きが激しい場合の漏れ防止効果は、未だ充分ではなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、肌に対する圧迫感等の不快感が少なく、かつ、横漏れ等の漏れが生じにくい吸収性物品を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]着用者の股下から排出される体液を吸収するための吸収性物品であって、
少なくとも一部が液透過性とされた表面シートと、バックシートと、前記表面シートとバックシートの間に配置された吸収体と、前記表面シートから前記吸収体と反対側に起立する起立部を有する立体ギャザーと、液体を吸収することによって膨潤する粒子状吸収材を備え、
前記粒子状吸収材は、前記起立部の内部に形成された内部空間に非固定状態で充填され、
前記起立部は、前記内部空間から隔離された起立伸縮材を有し、該起立伸縮材の伸縮力によって起立するように構成されていることを特徴とする吸収性物品。
[2]前記起立伸縮材と前記内部空間とが、シートにより隔離されている[1]に記載の吸収性物品。
[3]前記起立伸縮材と前記内部空間を隔離するシートに、前記起立伸縮材が接触している[2]に記載の吸収性物品。
[4]互いに対向する立体ギャザーを一対以上備え、前記対向する立体ギャザーの起立部は、対向する内側面の少なくとも一部が前記内部空間に対して液透過性とされ、前記内側面の反対側である外側面が前記内部空間に対して液不透過性とされている[1]〜[3]のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[5]互いに対向する立体ギャザーを一対以上備え、前記対向する立体ギャザーの起立部は、着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように形成されている[1]〜[4]のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[6]前記内部空間が複数の閉鎖空間に区分されており、前記複数の閉鎖空間の各々に前記粒子状吸収材が充填されている[1]〜[5]のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[7]さらに、前記バックシートの前記吸収体と反対側に、着用者の臀部を覆う外装体を備える[1]〜[6]のいずれか一項に記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、肌に対する圧迫感等の不快感が少なく、かつ、横漏れ等の漏れが生じにくい。
本発明の第一実施形態に係る使い捨ておむつの平面図である。 第一実施形態に係る使い捨ておむつのI−I断面図である。 第一実施形態に係る使い捨ておむつをI−Iで切断した際の部分斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る使い捨ておむつのI−I断面図である。 第二実施形態に係る使い捨ておむつをI−Iで切断した際の部分斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る使い捨ておむつのI−I断面図である。 本発明の第四実施形態に係る使い捨ておむつのI−I断面図である。 本発明の第五実施形態に係る使い捨ておむつの展開図である。 第五実施形態に係る使い捨ておむつのII−II断面図である。
各実施形態の説明に用いる図1〜8は、説明の便宜上、各種伸縮材が伸張した状態の図、すなわち、伸縮材の張力により、立体ギャザー等が縮められていない図としている。また、断面図、及び斜視図においては、厚み方向を誇張すると共に、立体ギャザーを強調した図としている。
また、以下の説明では、便宜上、着用者の背側から腹側に向かう方向(図1と図7の上下方向)を長さ方向と称し、長さ方向と直行する方向(図1と図7の左右方向)を幅方向と称する。
[第一実施形態]
図1〜3に本発明の第一実施形態に係る使い捨ておむつを示す。本実施形態の使い捨ておむつは、表面シート11と、バックシート12と、吸収体13と、一対の立体ギャザー20と、粒子状吸収材30と、足回り伸縮材14と、ウエスト伸縮材15と、ファスニングテープ16及びフロントパッチ17とから概略構成されている。
バックシート12は、平面視で本実施形態の使い捨て紙おむつの全体に広がっている。図1に示すように、バックシート12は、着用者の背側を覆う背側部12A(図示上側)と着用者の腹側を覆う腹側部12B(図示下側)の幅方向が広く、その間の着用者の股下を覆う股下部12Cが凹曲線状に切り欠かれた略砂時計状の形状とされている。
吸収体13も、着用者の背側を覆う背側部13A(図示上側)と着用者の腹側を覆う腹側部13B(図示下側)の幅方向が広く、その間の着用者の股下を覆う股下部13Cが凹曲線状に切り欠かれた略砂時計状の形状とされている。
吸収体13は、長さ方向がバックシート12より短く、かつ、全体の幅がバックシート12より狭くされており、バックシート12の周縁より内側において、バックシート12上に配置されている。
吸収体13の背側部13Aと股下部13Cとの境界は、バックシート12の背側部12Aと股下部12Cとの境界よりも、若干背側とされている。吸収体13の腹側部13Bと股下部13Cとの境界は、バックシート12の腹側部12Bと股下部12Cとの境界よりも、背側とされている。
図2に示すように、吸収体13は、吸収体本体13aと、その周囲を覆うティッシュ13bとで構成されている。
表面シート11は、長さ方向がバックシート12と等しく、幅方向が吸収体13の股下部13Cより一回り大きい略矩形状である。表面シート11は、吸収体13をバックシート12と反対側から覆うように配置されている。すなわち、吸収体13は表面シート11とバックシート12の間に配置されている。
表面シート11は、吸収体13の股下部13Cにおいて、その幅方向が吸収体13からはみ出ており、そのはみ出た部分において、バックシート12に接着されている。
表面シート11は、吸収体13の背側部13Aと腹側部13Bにおいて、その幅方向が吸収体13より狭く、吸収体13の幅方向両側が表面シート11からはみ出ている。吸収体13の表面シート11からはみ出た部分は、後述の立体ギャザー20を構成する外側シート21により覆われている。
表面シート11が背側において吸収体13からはみ出した位置には、ウエスト伸縮材15が配置されている。ウエスト伸縮材15は、伸張状態で表面シート11とバックシート12との間に配置されており、着用者のウエスト回りに対する密着性を高める役割を担っている。
図1に示すように、一対の立体ギャザー20(20a、20b)は、互いに対向し、共に長さ方向に延在している。立体ギャザー20の内、立体ギャザー20aは着用者の股下において右脚周り近傍となるように配置され、立体ギャザー20bは着用者の股下において左脚周り近傍となるように配置されている。
図2に示すように、立体ギャザー20は、各々、外側シート21、内側シート22、起立伸縮材23とから構成されている。外側シート21は、幅方向の一端側がバックシート12の周縁に接着され、略中央部が表面シート11の吸収体13からはみ出た部分に接着されている。また、外側シート21の他端側は表面シート11から離れて立ち上がり、その先端は曲線状に折り曲げられている。
外側シート21がバックシート12に接着されている近傍には、左右各々2本の足回り伸縮材14が配置されている。足回り伸縮材14は、伸張状態でバックシート12に接着されている。足回り伸縮材14は、バックシート12の股下部12Cの領域において、長さ方向に延在しており、着用者の足回りに対する密着性を高める役割を担っている。
内側シート22は、一端側が外側シート21の表面シート11から立ち上がった部分に接着され、他端側は曲線状に折り曲げられ、外側シート21の他端側先端の、折り曲げられた部分の内側に接着されている。内側シート22の幅方向中央部は、後述のシール部25を除き外側シート21に接着されておらず、外側シート21との間に内部空間20Aが形成されるようになっている。
シール部25は、内部空間20Aを長さ方向で複数の閉鎖空間に仕切るように、内側シート22同士または外側シート21と内側シート22とが接着された部分である。
なお、図3に示すように、シール部25は、外側シート21が、表面シート11に接着された部分まで延長されている。
シール部25は、長さ方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。シール部25により、内部空間20Aは、複数の閉鎖空間に区分されている。シール部25の間隔や数に制限はないが、一つの閉鎖空間の長さが、10〜100mmとなるように仕切ることが好ましく、20〜50mmとなるように仕切ることがより好ましい。
また、外側シート21と内側シート22の、各々の折り曲げられた先端部分の間に、起立伸縮材23が挟まれている。起立伸縮材23は外側シート21と内側シート22の間に挟まれて立体ギャザー20の長さ方向に延在し、その両端は、図1に示すように、各々吸収体13の長さ方向の両端近傍にまで達している。起立伸縮材23は、伸張状態で外側シート21と内側シート22の双方に接着されている。
本実施形態において、起立部20Bは、外側シート21の表面シート11から立ち上がった部分と内側シート22と起立伸縮材23とから構成されている。起立部20Bの幅方向外側は、基端部20Cとなっている。
起立部20Bの内部に形成された内部空間20Aには、粒子状吸収材30が非固定状態で充填されている。粒子状吸収材30は、シール部25で区分された内部空間20Aの複数の閉鎖空間の各々に、非固定状態で充填されている。
再び図1に戻り、バックシート12の背側部12Aの幅方向両端には、外側シート21と反対側にファスニングテープ16が、各々2つずつ取り付けられている。また、バックシート12の腹側部12Bの幅方向中央には、外側シート21と反対側にフロントパッチ17が設けられている。フロントパッチ17は、着用時にファスニングテープ16が貼り直し可能に貼着できるよう、適度な剥離処理がなされたシートで構成されている。
表面シート11と内側シート22は、着用者の体液が吸収体13または粒子状吸収材30に到達できるよう、液透過性とされている。また、これらは着用者の肌に直接当接するため、良好な肌触り感を備えることが好ましい。
表面シート11と内側シート22を形成する材料としては、不織布を採用することが好ましい。不織布の種類としては、スパンボンド、スパンレース、ニードルパンチ、サーマルボンド等の各種製法によって製造された公知の不織布を用いることができる。特に、適度な伸長性を有するため、乾式法で形成した繊維ウエブを、サーマルボンド法によって結合させた不織布が好ましい。サーマルボンド法によって結合させた不織布は、形成した繊維ウエブを、熱で溶融させて繊維を結合させた不織布である。
バックシート12と外側シート21は、吸収体13及び粒子状吸収材30により保持されている体液が漏れ出さないよう、共に液不透過性とされている。また、これらは、着用時の蒸れを防ぐため、気体透過性であることが好ましい。
バックシート12と外側シート21を構成する液不透過性のシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなるシートが挙げられる。バックシート12と外側シート21を構成する液不透過性のシートは、各々単層のシートでも複数層が積層されたシートでもよい。また、バックシート12と外側シート21は、液不透過性のシートの最表面側に、手触り感向上等の目的で不織布を積層したものであってもよい。最表面側に積層する不織布としては、表面シート11と内側シート22を形成する材料と同様の不織布を用いることができる。
吸収体本体13aには、公知の材料を採用することができる。例えば、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー、又は親水性シートを、単独で、又は組み合わせて用いることができる。
吸収体本体13aは、単層又は複数層のマット状に形成されていることが好ましい。
本実施形態では、ティッシュ13bで吸収体本体13aを被包している。そのため、高吸収性ポリマーのように、定型性を保ちにくい材料で吸収体本体13aを構成することも可能である。
粒子状吸収材30は、体液等の液体を吸収すると膨潤する吸収性膨潤材である。吸収性膨潤材としては高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)を挙げることができる。SAPとしては、ポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。
粒子状吸収材30の平均粒子径は、150〜710μmであることが好ましく、300〜500μmであることがより好ましい。平均粒子径が小さすぎると、内部空間20Aから外部に粒子状吸収材30が漏れるおそれがある。一方、平均粒子径が大きすぎると、流動性が不充分になる。
ここで、平均粒子径とは、JIS Z8801で規定された、JIS標準網篩(内径 150mm、深さ45mm)を用いて求められる平均粒子径である。
粒子状吸収材30の粒子径分布は、狭い方が好ましい。粒子径分布が広すぎると、粒子径が小さすぎる粒子状吸収材30が内部空間20Aから外部に漏れるおそれがある。また、粒子径が大きすぎる粒子状吸収材30が充分な流動性を阻害するおそれがある。
平均粒子径の具体的な測定手順は、以下の通りである。まず、710μm(22メッシュ)、500μm(30メッシュ)、300μm(50メッシュ)、150μm(100メッシュ)の4つの篩を目開きの小さい順に受け皿の上に積み重ねる。
次に、サンプル(粒子状吸収材30)の50gを秤り取り、最上部の710μm篩に入れ、蓋をして振とう機(ロータップ式試験機)に取り付け、衝動数165回/分、回転数290回/分の条件で5分間振とうさせる。
その後、各々の篩および受け皿の上のサンプルの質量を、0.1gの単位まで測り、グラフに累積分布を記載して平均粒子径等を求める。
なお、各々の篩および受け皿の上のサンプルの質量の合計量が、初めのサンプル質量(50g)より2%以上増減していた場合は測定をやり直す。
粒子状吸収材30の充填量に特に限定はないが、体液を吸収した際に内部空間20Aで充分に膨潤できる量とすることが好ましい。換言すれば、内部空間20Aの体積は、粒子状吸収材30が充分膨潤できる体積とすることが好ましい。
一方、体液を吸収した際に内部空間20Aで膨潤した粒子状吸収材30が、外側シート21と内側シート22に対して、内側から圧力を付与できる程度とすることが好ましい。換言すれば、内部空間20Aの体積は、粒子状吸収材30が膨潤した際に、空隙が過剰に残らない程度の体積とすることが好ましい。
起立伸縮材23と足回り伸縮材14の材料としては、天然ゴム、ポリウレタン系、発泡ポリウレタン系、ポリスチレンなどのスチレン系、ポリエチレンなどのオレフィン系、ポリエステル、スチレンブタジエン等の弾性材料等が用いられる。また、その形状は糸状、帯状などとすることができる。
シートとシートとを接着する手段、シートに対して伸縮材を固定する手段としては、ホットメルト型接着剤等の接着剤の使用、超音波溶着、熱溶着などが採用できる。
ホットメルト型接着剤としては、基本的にベースポリマー、粘着付与剤、軟化剤からなる公知のものを利用することができる。ゴム系、オレフィン系のベースポリマーを用いたものが一般的であるが、その他、コールドグルー、溶剤系等の接着剤を利用することもできる。
本実施形態の使い捨て紙おむつを着用者に着用させるには、背側部12Aを着用者の背側の下に置き、股下部13Cで折り返して腹側部12Bを着用者の腹側に当て、この状態でファスニングテープ16をフロントパッチ17の適切な位置に貼着する。
本実施形態の使い捨て紙おむつでは、粒子状吸収材30が非固定状態で内部空間20Aに充填されているので、着用者の体の向きに対応して流動可能である。そのため、立体ギャザー20が着用者の肌を圧迫することによる不快感を軽減できる。特に、粒子状吸収材30が体液を吸収する前は、粒子状吸収材30の体積が小さいことから起立部20Bの柔軟性が高く、圧迫による不快感が少ない。
また、粒子状吸収材30は、着用者の体の下側の量が多くなるように移動するので、体液を受け止めやすい。
また、粒子状吸収材30が体液を吸収するに従い、外側シート21と内側シート22に対する内圧が高まるため、起立伸縮材23が縮む力と相俟って、起立部20Bの起立性が高まる。そのため、立体ギャザー20による防漏効果が高い。
起立部20Bは、起立伸縮材23によって、頂部側の長さ方向の寸法が、基端部20C側の長さ方向の寸法よりも相対的に短く縮められることにより起立できる。
本実施形態では、起立伸縮材23が内側シート22により粒子状吸収材30が充填された内部空間20Aから隔離されている。起立伸縮材23が粒子状吸収材30に接触可能な状態であると、起立伸縮材23が縮むことにより、起立伸縮材23表面に形成された皺内に粒子状吸収材30が入り込んでしまう。皺内に入り込んだ粒子状吸収材30が体液により膨潤すると、起立伸縮材23の縮み状態を阻害するため、起立部20Bの起立性が低下してしまう。
本実施形態では、起立伸縮材23が粒子状吸収材30と接触しないので、起立伸縮材23の縮み状態を維持したまま粒子状吸収材30に体液を吸収させることができる。そのため、起立部20Bの良好な起立性が得られる。
また、本実施形態では、立体ギャザー20aと立体ギャザー20bの各々の起立部20Bが長さ方向に延在して対向配置されて(着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように形成されて)いるので、足回りの両サイドからの横漏れを防止できる。また、対向する各起立部20Bの内側面の一部は、液透過性の内側シート22のみで形成されているので、体液を内部空間20A内の粒子状吸収材30に吸収させることができる。また、対向する各起立部20Bの外側面全体は、液不透過性の外側シート21のみで、または外側シート21の内側に内側シート22が積層されて形成されているので、体液が、内部空間20Aから各起立部20Bの幅方向外側に漏れ出ることを防止できる。さらに、折り曲げられた外側シート21が、各起立部20Bの頂部を超えて内側の一部も覆うため、体液が起立部20Bの頂部から染み出して外側に伝い漏れすることも防止できる。
さらに、本実施形態では、粒子状吸収材30が、シール部25で区分された内部空間20Aの複数の閉鎖空間の各々に充填されている。そのため、粒子状吸収材30の流動性を確保しつつ、内部空間20Aの長さ方向のいずれかの箇所に、粒子状吸収材30が過剰に偏ることを防止できる。その結果、過剰な偏りによる着用者の不快感を防止できると共に、長さ方向全体にわたって、防漏効果を発揮できる。
[第二実施形態]
図4、5に本発明の第二実施形態に係る使い捨ておむつを示す。図4、5において、図2、3と同一の構成部材には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の使い捨ておむつは、立体ギャザー20(20a、20b)を、立体ギャザー40(40a、40b)に変更した点を除き、第一実施形態の使い捨て紙おむつと同様である。したがって、平面図については、符号20(20a)と符号20(20b)を、各々、符号40(40a)と符号40(40b)と、符号23を符号43と読み替えて、図1を援用する。
図4に示すように、立体ギャザー40は、各々、外側シート41、内側シート42、起立伸縮材43(43a〜43e)とから構成されている。外側シート41は、幅方向の一端側がバックシート12の周縁に接着され、略中央部が表面シート11の吸収体13からはみ出た部分に接着されている。また、外側シート41の他端側は表面シート11から離れて立ち上がり、その先端が表面シート11近傍まで戻るように略8の字状の軌跡をなして折り曲げられている。
外側シート41がバックシート12に接着されている近傍には、左右各々2本の足回り伸縮材14が配置されている。
内側シート42は、外側シート41が表面シート11から立ち上がった箇所において、一端側が、表面シート11と外側シート41との間に挟まれた状態で接着固定され、そこから、外側シート41の他端側先端に向かって立ち上がっている。そして、外側シート41の他端側先端から、外側シート41の折り曲げられた内側に接着されている。内側シート42の他端は、外側シート41が表面シート11から立ち上がった箇所の近傍まで達しており、外側シート41と同様に略8の字状の軌跡をなしている。
内側シート42の略8の字状とされた中央部は、後述のシール部46とされ、その上下に、内部空間40Aが形成されている。
シール部46は、内部空間40Aを上下の閉鎖空間に仕切るように、内側シート42同士が接着された部分である。シール部46は、図5に示すように、長さ方向に延在している。
また、シール部46に加えて、シール部45も形成されている。シール部45は、内部空間40Aを長さ方向で複数の閉鎖空間に仕切るように、内側シート42同士または外側シート41と内側シート42とが接着された部分である。
なお、図5に示すように、シール部45は、外側シート41が、表面シート11に接着された部分まで延長されている。
シール部45は、長さ方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。シール部45の間隔や数に制限はないが、第一実施形態のシール部25と同様にすることができる。
シール部45、46により、内部空間40Aは、上下と長さ方向において、複数の閉鎖空間に区分されている。
また、外側シート41と、その内側に接着された内側シート42の間に、起立伸縮材43(43a〜43e)が挟まれている。起立伸縮材43は外側シート41と内側シート42の間に挟まれて立体ギャザー40の長さ方向に延在し、その両端は、図1に示すように、各々吸収体13の長さ方向の両端近傍にまで達している。起立伸縮材43は、伸張状態で外側シート41と内側シート42の双方に接着されている。
本実施形態において、起立部40Bは、外側シート41の表面シート11から立ち上がった部分と内側シート42と起立伸縮材43とから構成されている。起立部40Bの幅方向外側は、基端部40Cとなっている。
起立部40Bの内部に形成された内部空間40Aには、粒子状吸収材30が非固定状態で充填されている。粒子状吸収材30は、シール部45、46で区分された内部空間40Aの複数の閉鎖空間の各々に、非固定状態で充填されている。
内側シート42は、第1実施形態の表面シート11及び内側シート22と同様のものが使用できる。また、外側シート41は、第一実施形態のバックシート12及び外側シート21と同様のものが使用できる。また、起立伸縮材43としては、第一実施形態の起立伸縮材23等と同様の材質で構成された適宜の伸縮力のものを使用することができる。シートとシートとを接着する手段、シートに対して伸縮材を固定する手段も、第一実施形態と同様である。
本実施形態の使い捨て紙おむつも、粒子状吸収材30が非固定状態で内部空間40Aに充填されているので、着用者の不快感が少なく、かつ、立体ギャザー40による防漏効果が高い。また、起立伸縮材43が内側シート42により粒子状吸収材30が充填された内部空間40Aから隔離されているので、起立部40Bの良好な起立性が得られる。
また、本実施形態でも、立体ギャザー40aと立体ギャザー40bの各々の起立部40Bが長さ方向に延在して対向配置されているので、足回りの両サイドからの横漏れを防止できる。
また、対向する各起立部40Bの内側面の一部は、液透過性の内側シート42のみで形成されているので、体液を内部空間40A内の粒子状吸収材30に吸収させることができる。また、対向する各起立部40Bの外側面全体は、液不透過性の外側シート41のみで、または外側シート41の内側に内側シート42が積層されて形成されているので、体液が、内部空間40Aから各起立部40Bの幅方向外側に漏れ出ることを防止できる。さらに、外側シート41が、各起立部40Bの頂部を超えて内側の表面シート11近傍まで覆うため、体液が起立部40Bの頂部から染み出して伝い漏れすることも防止できる。
さらに、本実施形態では、粒子状吸収材30が、シール部45、46で区分された内部空間40Aの複数の閉鎖空間の各々に充填されている。そのため、粒子状吸収材30の流動性を確保しつつ、内部空間40Aの長さ方向、または上下方向のいずれかの箇所に、粒子状吸収材30が過剰に偏ることを防止できる。その結果、過剰な偏りによる着用者の不快感を防止できると共に、長さ方向全体にわたって、防漏効果を発揮できる。
[第三実施形態]
図6に本発明の第三実施形態に係る使い捨ておむつを示す。図6において、図2と同一の構成部材には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の使い捨ておむつは、立体ギャザー20(20a、20b)を、立体ギャザー50(50a、50b)に変更した点を除き、第一実施形態の使い捨て紙おむつと同様である。したがって、平面図については、符号20(20a)と符号20(20b)を、各々、符号50(50a)と符号50(50b)と、符号23を符号53と読み替えて、図1を援用する。
図6に示すように、立体ギャザー50は、各々、外側シート51、内側シート52、起立伸縮材53(53a〜53c)とから構成されている。外側シート51は、幅方向の一端側がバックシート12の周縁に接着され、略中央部が表面シート11の吸収体13からはみ出た部分に接着されている。また、外側シート41の他端側は表面シート11から離れて立ち上がり、その先端は曲線状に折り曲げられている。
外側シート51がバックシート12に接着されている近傍には、左右各々2本の足回り伸縮材14が配置されている。
内側シート52は、外側シート51が表面シート11から立ち上がった近傍において、一端側が、表面シート11に接着固定され、そこから、外側シート51の他端側先端に向かって立ち上がっている。そして、外側シート51の他端側先端から、外側シート51の折り曲げられた内側に接着されている。
内側シート52の幅方向中央部は外側シート51に接着されておらず、外側シート51との間に内部空間50Aが形成されるようになっている。
また、外側シート51と、その内側に接着された内側シート52の間に、起立伸縮材53(53a〜53c)が挟まれている。起立伸縮材53は外側シート51と内側シート52の間に挟まれて立体ギャザー50の長さ方向に延在し、その両端は、図1に示すように、各々吸収体13の長さ方向の両端近傍にまで達している。起立伸縮材53は、伸張状態で外側シート51と内側シート52の双方に接着されている。
本実施形態において、起立部50Bは、外側シート51の表面シート11から立ち上がった部分と内側シート52と起立伸縮材53から構成されている。起立部50Bの幅方向外側は、基端部50Cとなっている。
起立部50Bの内部に形成された内部空間50Aには、粒子状吸収材30が非固定状態で充填されている。
内側シート52は、第1実施形態の表面シート11及び内側シート22と同様のものが使用できる。また、外側シート51は、第一実施形態のバックシート12及び外側シート21と同様のものが使用できる。また、起立伸縮材53としては、第一実施形態の起立伸縮材23等と同様の材質で構成された適宜の伸縮力のものを使用することができる。シートとシートとを接着する手段、シートに対して伸縮材を固定する手段も、第一実施形態と同様である。
本実施形態の使い捨て紙おむつも、粒子状吸収材30が非固定状態で内部空間50Aに充填されているので、着用者の不快感が少なく、かつ、立体ギャザー50による防漏効果が高い。また、起立伸縮材53が内側シート52により粒子状吸収材30が充填された内部空間50Aから隔離されているので、起立部50Bの良好な起立性が得られる。
また、本実施形態でも、立体ギャザー50aと立体ギャザー50bの各々の起立部50Bが長さ方向に延在して対向配置されているので、足回りの両サイドからの横漏れを防止できる。
また、対向する各起立部50Bの内側面の一部は、液透過性の内側シート52のみで形成されているので、体液を内部空間50A内の粒子状吸収材30に吸収させることができる。また、対向する各起立部50Bの外側面全体は、液不透過性の外側シート51のみで、または外側シート51の内側に内側シート52が積層されて形成されているので、体液が、内部空間50Aから各起立部50Bの幅方向外側に漏れ出ることを防止できる。さらに、外側シート51が、各起立部50Bの頂部を超えて内側の一部も覆うため、体液が起立部50Bの頂部から染み出して伝い漏れすることも防止できる。
[第四実施形態]
図7に本発明の第四実施形態に係る使い捨ておむつを示す。図7において、図2と同一の構成部材には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の使い捨ておむつは、立体ギャザー20(20a、20b)を、立体ギャザー90(90a、90b)に変更した点を除き、第一実施形態の使い捨て紙おむつと同様である。したがって、平面図については、符号20(20a)と符号20(20b)を、各々、符号90(90a)と符号90(90b)と、符号23を符号93と読み替えて、図1を援用する。
図7に示すように、立体ギャザー90は、各々、外側シート91、起立伸縮材93とから構成されている。外側シート91は、幅方向の一端側がバックシート12の周縁に接着され、略中央部が表面シート11の吸収体13からはみ出た部分に接着されている。また、外側シート91の他端側は表面シート11から離れて立ち上がり、その先端が表面シート11まで戻るように折り曲げられている。外側シート91の他端側先端は表面シート11に接着されている。
外側シート91がバックシート12に接着されている近傍には、左右各々2本の足回り伸縮材14が配置されている。
外側シート91の表面シート11から離れて立ち上がった頂部近傍には、シール部96が形成されている。シール部96は、外側シート91と表面シート11との間に形成された空間を上下の閉鎖空間に仕切るように、外側シート91同士が接着された部分である。シール部96は長さ方向に延在している。
シール部96の下方に形成された閉鎖空間は内部空間90Aとされている。また、シール部96の上方に形成された閉鎖空間は隔離空間90Dとされている。
隔離空間90Dには、起立伸縮材93が挿入され、立体ギャザー90の長さ方向に延在し、その両端は、図1に示すように、各々吸収体13の長さ方向の両端近傍にまで達している。起立伸縮材93は、伸張状態で外側シート91に接着されている。
本実施形態において、起立部90Bは、外側シート91の表面シート11から立ち上がった部分と起立伸縮材93から構成されている。起立部90Bの幅方向外側は、基端部90Cとなっている。
起立部90Bの内部に形成された内部空間90Aには、粒子状吸収材30が非固定状態で充填されている。
外側シート51は、第一実施形態のバックシート12及び外側シート21と同様のものが使用できる。また、起立伸縮材93としては、第一実施形態の起立伸縮材23等と同様の材質で構成された適宜の伸縮力のものを使用することができる。シートとシートとを接着する手段、シートに対して伸縮材を固定する手段も、第一実施形態と同様である。
本実施形態の使い捨て紙おむつも、粒子状吸収材30が非固定状態で内部空間90Aに充填されているので、着用者の不快感が少なく、かつ、立体ギャザー50による防漏効果が高い。また、起立伸縮材53が挿入された隔離空間90Dがシール部96により粒子状吸収材30が充填された内部空間90Aから隔離されているので、起立部90Bの良好な起立性が得られる。
また、本実施形態でも、立体ギャザー90aと立体ギャザー90bの各々の起立部90Bが長さ方向に延在して対向配置されているので、足回りの両サイドからの横漏れを防止できる。
また、対向する各起立部90Bの下端は、表面シート11に接しているので、11を伝って体液を内部空間90A内の粒子状吸収材30に吸収させることができる。また、対向する各起立部90Bの外側面全体は、液不透過性の外側シート91のみで形成されているので、体液が、内部空間90Aから各起立部90Bの幅方向外側に漏れ出ることを防止できる。さらに、外側シート91が、各起立部50Bの頂部を超えて内側も覆うため、体液が起立部50Bの頂部から染み出して伝い漏れすることも防止できる。
[第五実施形態]
図8、9に本発明の第五実施形態に係る使い捨ておむつを示す。本実施形態の使い捨ておむつは、表面シート61と、バックシート62と、吸収体63と、一対の立体ギャザー70(70a、70b)と、粒子状吸収材30と、外装体80とから、概略構成されている。
本実施形態の使い捨ておむつは、外装体80における着用者の背側を覆う背側部80A(図示上側)の幅方向の両端部と着用者の腹側を覆う腹側部80B(図示下側)の幅方向両端部が予め接合されている、いわゆるパンツ型使い捨ておむつである。
図8に示すように、外装体80は、背側部80A(図示上側)と腹側部80B(図示下側)の幅方向が広く、その間の着用者の股下を覆う股下部80Cが凹曲線状に切り欠かれた略砂時計状の形状とされている。
また、背側部80Aの左右両端部には接合部81a、81bが、腹側部80Bの左右両端部には接合部82a、82bが設けられ、接合部81aと接合部82a、接合部81bと接合部82bが、各々着用者側を内側として接合されている。
バックシート62は、略矩形状で、着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように、外装体80の着用者側に配置されている。バックシート62の長さ方向は、外装体80の長さ方向と一致している。
吸収体63も略矩形状で、着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように、バックシート62の着用者側に配置されている。
吸収体63は、長さ方向がバックシート62より短く、かつ、全体の幅がバックシート62より狭くされており、バックシート12の周縁より内側において、バックシート62上に配置されている。
図9に示すように、吸収体63は、吸収体本体63aと、その周囲を覆う上ティッシュ63b、及び下ティッシュ63cとで構成されている。
すなわち、下ティッシュ63cは吸収体本体63aより幅広とされており、吸収体本体63aのバックシート62側を覆うと共に、吸収体本体63aの表面シート61側の両側縁部も覆うように幅方向両側が折り返されている。また、上ティッシュ63bは、吸収体本体63aよりやや幅狭とされており、下ティッシュ63cの両側の折り返し部と重なるように、吸収体本体63aの表面シート61側に載せられている。上ティッシュ63bと下ティッシュ63cの重なり部分は、接着剤により接着されている。
表面シート61は、平面視の形状と大きさがバックシート62とほぼ等しい略矩形状である。表面シート61は、吸収体63をバックシート62と反対側から覆うように配置され、その周囲の吸収体63からはみ出た部分は、バックシート62に接着されている。すなわち、吸収体63は表面シート61とバックシート62の間に配置されている。
図8に示すように、一対の立体ギャザー70(70a、70b)は、互いに対向し、吸収体63の両側縁に沿って、共に長さ方向に延在している。立体ギャザー70の内、立体ギャザー70aは着用者の股下において右脚周り近傍となるように配置され、立体ギャザー70bは着用者の股下において左脚周り近傍となるように配置されている。
図9に示すように、立体ギャザー70は、各々、外側シート71、内側シート72、起立伸縮材73、基端部伸縮材74とから構成されている。外側シート71は、幅方向の一端側がバックシート62の周縁の下側に回り込んで、バックシート62と外装体80との間に挟まれた状態で接着固定されている。また、略中央部が表面シート61の吸収体63からはみ出た部分に接着されている。また、外側シート71の他端側は表面シート61から離れて立ち上がり、その先端は曲線状に折り曲げられている。
外側シート71がバックシート62の下側に回り込む位置には、基端部伸縮材74が配置されている。基端部伸縮材74は、伸張状態で外側シート71に接着されている。基端部伸縮材74は、吸収体63の側縁に沿って長さ方向に延在しており、着用者の体の背側から股下を経由して腹側に至る曲面に対して吸収体63を沿わせる役割を担っている。
内側シート72は、一端側が外側シート71の表面シート61から立ち上がった部分に接着され、他端側は曲線状に折り曲げられ、外側シート71の他端側先端の、折り曲げられた部分の内側に接着されている。内側シート72の幅方向中央部は、外側シート71に接着されておらず、外側シート71との間に内部空間70Aが形成されるようになっている。
また、外側シート71と内側シート72の、各々の折り曲げられた先端部分の間に、起立伸縮材73が挟まれている。起立伸縮材73は外側シート71と内側シート72の間に挟まれて立体ギャザー70の長さ方向全体に延在している。起立伸縮材73は、伸張状態で外側シート71と内側シート72の双方に接着されている。
本実施形態において、起立部70Bは、外側シート71の表面シート61から立ち上がった部分と内側シート72と起立伸縮材73とから構成されている。起立部70Bの幅方向外側は、基端部70Cとなっている。
起立部70Bの内部に形成された内部空間70Aには、粒子状吸収材30が非固定状態で充填されている。
外装体80は、バックシート62の吸収体63と反対側に配置され、バックシート62の周縁の下側に回り込んでいる外側シート71に接着されている。
外装体80は、インナーシート82とアウターシート83と、これらのシート間に配置された多数の外装伸縮材84(84a〜84h)で構成されている。外装伸縮材84は、インナーシート82とアウターシート83の一方または両方に伸張状態で固定されている。
本実施形態では、図8に示すように、外装伸縮材84として、腹側ウエスト伸縮材84a、腹側胴周り伸縮材84b、背側ウエスト伸縮材84c、背側胴周り伸縮材84d、腹側股間伸縮材84e、背側股間伸縮材84fを備えている。これらは、各々外装体80の幅方向を横断するように配置されている。
また、外装伸縮材84として、腹側脚周り伸縮材84gが、腹側胴周り伸縮材84bの一部及び腹側股間伸縮材84eと交差しながら、腹側の一方の脚周りから股間を経由して他方の脚周りに至るように配置されている。
また、背側脚周り伸縮材84hが、背側胴周り伸縮材84dの一部及び背側股間伸縮材84fと交差しながら、背側の一方の脚周りから股間を経由して、他方の脚周りに至るように配置されている。
なお、腹側股間伸縮材84eと背側股間伸縮材84fとは、過剰な締め付けが局部的に生じないよう、腹側脚周り伸縮材84gまたは背側脚周り伸縮材84hと交差する近傍で適宜切断されている。
表面シート61及び内側シート72は、各々第1実施形態の表面シート11及び内側シート22と同様のものが使用できる。また、バックシート62、外側シート71、及びインナーシート82とアウターシート83は、何れも第一実施形態のバックシート12及び外側シート21と同様のものが使用できる。また、吸収体本体63aは、第一実施形態の吸収体本体13aと同様のものが使用できる。
起立伸縮材73その他の伸縮材としては、第一実施形態の起立伸縮材23等と同様の材質で構成された適宜の伸縮力のものを使用することができる。
シートとシートとを接着する手段、シートに対して伸縮材を固定する手段も、第一実施形態と同様である。
本実施形態の使い捨て紙おむつも、粒子状吸収材30が非固定状態で内部空間70Aに充填されているので、着用者の不快感が少なく、かつ、立体ギャザー70による防漏効果が高い。また、起立伸縮材73が内側シート72により粒子状吸収材30が充填された内部空間70Aから隔離されているので、起立部70Bの良好な起立性が得られる。
また、本実施形態でも、立体ギャザー70aと立体ギャザー70bの各々の起立部50Bが長さ方向に延在して対向配置されているので、足回りの両サイドからの横漏れを防止できる。
また、対向する各起立部70Bの内側面の一部は、液透過性の内側シート72のみで形成されているので、体液を内部空間70A内の粒子状吸収材30に吸収させることができる。また、対向する各起立部70Bの外側面全体は、液不透過性の外側シート71のみで、または外側シート71の内側に内側シート72が積層されて形成されているので、体液が、内部空間70Aから各起立部70Bの幅方向外側に漏れ出ることを防止できる。さらに、外側シート71が、各起立部70Bの頂部を超えて内側の一部も覆うため、体液が起立部70Bの頂部から染み出して伝い漏れすることも防止できる。
[他の実施形態]
上記第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、第五実施形態では、起立伸縮材と内部空間を隔離するシートに、起立伸縮材が接している構成としたが、起立伸縮材は、隔離するシートから離間して配置されていてもよい。例えば第一実施形態の外側シート21の先端側を折り曲げずに内側シート22より上方に延伸し、延伸した先端に起立伸縮材23を配置してもよい。
また、隔離するシートは、液透過性でも液不透過性でもよい。また、起立伸縮材と内部空間を隔離するものは、シートに限られない。例えば、第四実施形態のシール部91のようなシール部や、基材に固定された吸収材であってもよい。
また、上記第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、第五実施形態では、起立部の対向する内側面の一部を、内部空間に対して液透過性としたが、全部を液透過性としてもよい。また、起立部の対向する内側面の全部を、内部空間に対して液不透過性としてもよい。例えば第三実施形態の内側シート52を液不透過性とすることができる。この場合、体液は、表面シート11を経由して内部空間内の粒子状吸収材に到達できる。
また、上記第四実施形態では、外側シート91全体を液不透過性としたが、内側面の一部のみを液透過性とし、他を液不透過性としてもよい。例えば、液透過性の不織布を部分的に撥水処理することにより、一枚のシートを部分的に液透過性とし、残りを液不透過性とすることができる。外側シート91の内側面の一部を液透過性とした場合、外側シート91の他端側先端は、表面シート11ではなく、外側シート91が表面シート11から離れて立ち上がった部分に接着してもよい。
また、上記第一実施形態〜第四実施形態では、表面シート11が吸収体13全体を覆わず、吸収体13の一部が表面シート11の幅方向においてはみ出る態様としたが、表面シート11を吸収体13より一回り大きい略砂時計状とし、表面シート11で吸収体13の全体を覆うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、何れもバックシートを液不透過性としたが、例えば第五実施形態のように、さらに液不透過性のシート(外装体80)を積層する場合は、液透過性のバックシートとしてもよい。
また、上記各実施形態では、何れも一対の立体ギャザーを有する構成としたが、立体ギャザーの数に制限はなく、例えば、各実施形態の立体ギャザーの外側に、さらに、一対の立体ギャザーを形成してもよい。
また、立体ギャザーは、必ずしも対とする必要はない。また、必ずしも着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように形成されていなくてもよい。例えば、背側のウエストからの漏れが懸念される場合は、吸収体の背側端部に沿って、幅方向に立体ギャザーを設けてもよい。
また、上記実施形態では、何れも起立部が吸収体の内側に傾いて起立する態様としたが、吸収体の外側に傾いて起立しても、垂直に起立しても差し支えない。
また、上記各実施形態では、少なくとも着用者の股下となる部分において吸収体の幅方向周縁位置に起立部を形成したが、起立部の位置は、吸収体の幅方向周縁位置の内側でも外側でもよい。
また、起立部は直線状に延在させなくてもよく、例えば、第一実施形態の起立部20Bを、略砂時計状の吸収体13の幅方向周縁に沿って形成してもよい。
また、内部空間を複数の閉鎖空間に区分するか否かは任意であり、例えば、第一実施形態と第二実施形態において、シール部を設けずに、単一の内部空間としてもよい。また、第三実施形態、第四実施形態、第五実施形態において第一実施形態または第二実施形態と同様のシール部を設け、内部空間を複数の閉鎖空間に区分してもよい。
また、内部空間を長さ方向で複数の閉鎖空間に区分するシール部を設ける場合、シール部の幅方向両端をどこまで延長するかについては特に制限がない。例えば、外側シートの幅方向外縁にまでシール部25やシール部45を延長してもよい。
また、第一実施形態〜第四実施形態では、ファスニングテープを用いて着用者に着用させる態様としたが、これらの実施形態の立体ギャザーを、いわゆるパンツ型の使い捨ておむつに適用してもよい。また、第五実施形態のように、臀部を覆う外装体を有する構成を、ファスニングテープを用いて着用者に着用させる使い捨ておむつに適用してもよい。
また、本発明の吸収性物品は使い捨て紙おむつには限定されず、尿パッド、生理用品等として使用可能である。
本発明の吸収性物品の外形は、その用途に応じて適宜設定すれば良い。上記各実施形態のように使い捨て紙おむつの場合は、バックシートまたは外装体を、平面視で、または展開した状態で、着用者の臀部全体を覆うことができる略砂時計状とすることが好ましい。
また、例えば尿パッドや生理用品の場合は、バックシートまたは外装体を、平面視で、または展開した状態で、着用者の下着内に配置できる大きさで、略砂時計状や矩形状とすることが好ましい。
また、尿パッドや生理用品等では、着用者の下着に貼着するための粘着層と剥離シートを、バックシート側に設けることが好ましい。
11…表面シート、
12…バックシート、
13,63…吸収体、
14…足回り伸縮材、
16…ファスニングテープ、
17…フロントパッチ、
20,40,50,70,90…立体ギャザー、
20A,40A,50A,70A,90A…内部空間、
20B,40B,50B,70B,90B…起立部、
20C,40C,50C,70C,90C…基端部、
90D…隔離空間、
21,41,51,71,91…外側シート、
22,42,52,72…内側シート、
23,43,53,73,93…起立伸縮材、
25,45,46,96…シール部、
30…粒子状吸収材、
74…基端部伸縮材、
80…外装体、
81…インナーシート、
82…アウターシート83、
84…外装伸縮材

Claims (7)

  1. 着用者の股下から排出される体液を吸収するための吸収性物品であって、
    少なくとも一部が液透過性とされた表面シートと、バックシートと、前記表面シートとバックシートの間に配置された吸収体と、前記表面シートから前記吸収体と反対側に起立する起立部を有する立体ギャザーと、液体を吸収することによって膨潤する粒子状吸収材を備え、
    前記粒子状吸収材は、前記起立部の内部に形成された内部空間に固定されず流動可能な状態で充填され、
    前記起立部は、前記内部空間から隔離された起立伸縮材を有し、該起立伸縮材の伸縮力によって起立するように構成され、前記起立伸縮材と前記内部空間とは、シートにより隔離されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 記粒子状吸収材の平均粒子径が、150〜710μmである請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記起立伸縮材と前記内部空間を隔離するシートに、前記起立伸縮材が接触している請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 互いに対向する立体ギャザーを一対以上備え、前記対向する立体ギャザーの起立部は、対向する内側面の少なくとも一部が前記内部空間に対して液透過性とされ、前記内側面の反対側である外側面が前記内部空間に対して液不透過性とされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 互いに対向する立体ギャザーを一対以上備え、前記対向する立体ギャザーの起立部は、着用者の股下から、腹側と背側の双方に延在するように形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記内部空間が複数の閉鎖空間に区分されており、前記複数の閉鎖空間の各々に前記粒子状吸収材が充填されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. さらに、前記バックシートの前記吸収体と反対側に、着用者の臀部を覆う外装体を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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