JP6123465B2 - 水性ポリウレタン樹脂分散体及びその使用 - Google Patents
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Description
1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)との合計量が、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)及び重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の合計100重量%に対して、65〜75重量%であることを特徴とする、水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(2)は、少なくとも、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)と、カルボジイミド化合物(B)とを水系媒体に分散させてなる水性樹脂分散体組成物である、本発明(1)の水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(3)は、カルボジイミド化合物(B)のカルボジイミド当量が、1,000以下である、本発明(1)又は(2)の水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(4)は、ポリオール(a)が、ポリカーボネートポリオールである、本発明(1)〜(3)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(5)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である、本発明(1)〜(4)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(6)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、イソシアナト基に不活性な(メタ)アクリレートとの混合物として、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付される、本発明(1)〜(5)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(7)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、3つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物である、本発明(1)〜(6)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(8)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートとペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートとの混合物として、ポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付される、本発明(7)の水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(9)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、5つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物である、本発明(7)の水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(10)は、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物として、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付される、本発明(9)の水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(11)は、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計100重量部に対し、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計量が3〜30重量部である、本発明(1)〜(10)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(12)は、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計100重量部に対し、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計量が5〜10重量部である、本発明(1)〜(11)のいずれかの水性樹脂分散体組成物に関する。
本発明(13)は、本発明(1)〜(12)のいずれかの水性樹脂分散体組成物と、光重合開始剤とを含有する光硬化性組成物に関する。
本発明(14)は、本発明(1)〜(12)のいずれかの水性樹脂分散体組成物を含有する塗料組成物に関する。
本発明(15)は、本発明(1)〜(12)のいずれかの水性樹脂分散体組成物を含有するコーティング剤組成物に関する。
重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)(以下、ポリウレタン樹脂(A)ということもある)は、ポリオール(a)と、カルボキシル基含有ポリオール(b)と、ポリイソシアネート(c)と、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)とを少なくとも反応させて得られるものであることができる。
ポリオール(a)としては、例えば、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げられ、高分子量ポリオールや低分子量ポリオールを用いることができる。ポリウレタン樹脂(A)を含む水性ポリウレタン樹脂分散体の製造の容易さから、高分子量ジオールや低分子量ジオールを用いることが好ましい。
カルボキシル基含有ポリオール(b)は、1分子中に2つ以上の水酸基と、1つ以上のカルボキシル基を含有するものである。カルボキシル基含有ポリオール(b)として、1分子中に2つの水酸基と1つのカルボキシ基を有する化合物を含有するものが好ましい。カルボキシル基含有ポリオール(b)は、単独で用いてもよいし、複数種を併用してもよい。カルボキシル基含有ポリオール(b)を、他の酸性基含有ポリオールと併用してもよい。他の酸性基含有ポリオールの酸性基としては、スルホン酸基、リン酸基、フェノール性水酸基等が挙げられる。
各ポリオールの水酸基当量数=各ポリオールの分子量/各ポリオールの水酸基の数・・・(1)
ポリオールの合計の水酸基当量数=M/ポリオールの合計モル数・・・(2)
ポリウレタン樹脂(A)の場合、式(2)において、Mは、[〔ポリオール(a)の水酸基当量数×ポリオール(a)のモル数〕+〔カルボキシル基含有ポリオール(b)の水酸基当量数×カルボキシル基含有ポリオール(b)のモル数〕]を示す。
ポリイソシアネート(c)としては、特に制限されないが、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート等が挙げられる。
1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)(以下、化合物(d)ともいう)における、重合性不飽和結合としては、エチレン性不飽和結合が挙げられ、化合物(d)としては、1つ以上の(メタ)アクリロイル基と1つ以上の水酸基を有する化合物が挙げられる。本明細書における「(メタ)アクリロイル化合物」、「(メタ)アクリレート化合物」、「(メタ)アクリレート」とは、いずれもアクリロイル基を有する化合物とメタクリロイル基を有する化合物とを包含する概念であり、アクリロイル基、メタクリロイル基のいずれか、又は両方を有していてもよい。
本発明における重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)は、少なくとも、ポリオール(a)と、カルボキシル基含有ポリオール(b)と、ポリイソシアネート(c)と、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)とを反応させて得られるポリウレタン樹脂であることができる。ポリウレタン樹脂(A)における重合性不飽和結合は、化合物(d)に由来するものであることができ、化合物(d)が(メタ)アクリロイル基を有する場合、ポリウレタン樹脂(A)は(メタ)アクリロイル基を有することができる。
本発明の水性樹脂分散体組成物は、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)を含む。ここで、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)は、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)を包含しない。
〔水性樹脂分散体組成物の酸価〕=〔カルボキシル基含有ポリオール(b)のカルボキシル基のモル数〕×56.11/〔ポリウレタン樹脂(A)と重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の合計の重量〕・・・(3)
酸価は、より好ましくは12〜70mgKOH/gであり、更に好ましくは14〜60mgKOH/gである。
ポリオール(a)の割合は、より好ましくは3〜40重量部、特に好ましくは5〜30重量部であり、カルボキシル基含有ポリオール(b)の割合は、より好ましくは2〜10重量部、特に好ましくは3〜7重量部である。
ポリウレタン樹脂(A)及び重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の分散体は、ポリオール(a)と、カルボキシル基含有ポリオール(b)と、ポリイソシアネート(c)と、化合物(d)とを、少なくとも反応させてポリウレタン樹脂(A)を得る工程(α)と、
前記ポリウレタン樹脂(A)のカルボキシル基を中和する工程(β)と、
前記ポリウレタン樹脂(A)と重合性不飽和結合を有する化合物(A’)とを水系媒体中に分散させる工程(γ)と、
を含むことができる。
カルボジイミド化合物(B)は、分子内にカルボジイミド構造(−N=C=N−)を有する化合物であれば、特に制限はないが、分子内にカルボジイミド構造を2つ以上有する化合物(ポリカルボジイミド化合物)が好ましい。
オキサゾリン化合物(C)は、分子内にオキサゾリン構造を有する化合物であれば、特に制限はないが、分子内にオキサゾリン構造を2つ以上有する化合物(ポリオキサゾリン化合物)が好ましい。ポリオキサゾリン化合物は、低分子量のオキサゾリン構造を2つ以上有する化合物、又はオキサゾリン構造を2つ以上有する重合体が挙げられる。なお、オキサゾリン構造は、オキサゾリンから任意の1つの水素を除いた構造である。
本発明は、上記水性樹脂分散体組成物及び光重合開始剤を含む、光硬化性組成物にも関する。光重合開始剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、紫外線照射によって、容易に開裂して2つのラジカルができる光開裂型の開始剤、水素引き抜き型の開始剤を使用することができる。これらを併用してもよい。これらの化合物としては、例えば、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインジメチルケタール、チオキサントン、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6,−トリメチルベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1、2−ジフェニルエタノン等が挙げられる。好ましくは、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンが挙げられる。
本発明は、上記水性樹脂分散体組成物を含有する塗料組成物及びコーティング剤組成物にも関する。
本発明の塗料組成物及びコーティング剤組成物には、上記水性ポリウレタン樹脂分散体以外にも、他の樹脂を添加することもできる。他の樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。これらは単独であってもよいし、複数種を併用してもよい。他の樹脂は、1種以上の親水性基を有することが好ましい。親水性基としては、水酸基、カルボキシ基、スルホン酸基、ポリエチレングリコール基等が挙げられる。
ポリエステル樹脂の水酸基価は、10〜300mgKOH/g程度が好ましく、50〜250mgKOH/g程度がより好ましく、80〜180mgKOH/g程度が更に好ましい。前記ポリエステル樹脂の酸価は、1〜200mgKOH/g程度が好ましく、15〜100mgKOH/g程度がより好ましく、25〜60mgKOH/g程度が更に好ましい。
ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、500〜500,000が好ましく、1,000〜300,000がより好ましく、1,500〜200,000が更に好ましい。
水酸基含有重合性不飽和モノマーは、1分子中に水酸基及び重合性不飽和結合をそれぞれ1つ以上有する化合物である。例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸と炭素数2〜8の2価アルコールとのモノエステル化物;これらのモノエステル化物のε−カプロラクトン変性体;N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド;アリルアルコール;分子末端が水酸基であるポリオキシエチレン鎖を有する(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
水酸基含有アクリル樹脂の水酸基価は、組成物の貯蔵安定性や得られる塗膜の耐水性等の観点から、1〜200mgKOH/g程度が好ましく、2〜100mgKOH/g程度がより好ましく、3〜60mgKOH/g程度が更に好ましい。
また、水酸基含有アクリル樹脂がカルボキシル基等の酸基を有する場合、該水酸基含有アクリル樹脂の酸価は、得られる塗膜の耐水性等の観点から、1〜200mgKOH/g程度が好ましく、2〜150mgKOH/g程度がより好ましく、5〜100mgKOH/g程度が更に好ましい。
水酸基含有アクリル樹脂の重量平均分子量は、1,000〜200,000が好ましく、2,000〜100,000がより好ましく、更に好ましくは3,000〜50,000の範囲内であることが好適である。
オレフィン系モノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−ヘキセン、1−デセン、1−ドデセン等のα−オレフィン;ブタジエン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、スチレン類、等の共役ジエン又は非共役ジエン等が挙げられ、これらのモノマーは、単独であってもよいし、複数種を併用してもよい。
オレフィン系モノマーと共重合可能な他のモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸等が挙げられ、これらのモノマーは、単独であってもよいし、複数種を併用してもよい。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、モリブデンレッド、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン顔料、スレン系顔料、ペリレン顔料等が挙げられる。これらは、単独であってもよいし、複数種を併用してもよい。特に、着色顔料として、酸化チタン及び/又はカーボンブラックを使用することが好ましい。
体質顔料としては、例えば、クレー、カオリン、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、アルミナホワイト等が挙げられる。これらは、単独であってもよいし、複数種を併用してもよい。特に、体質顔料として、硫酸バリウム及び/又はタルクを使用することが好ましく、硫酸バリウムを使用することがより好ましい。
光輝性顔料は、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、真ちゅう、ニッケル、酸化アルミニウム、雲母、酸化チタンや酸化鉄で被覆された酸化アルミニウム、酸化チタンや酸化鉄で被覆された雲母等を使用することができる。
本発明の塗料組成物及びコーティング剤組成物は、プラスチックに対する密着性が高く、特にポリ(メタ)アクリル樹脂やABS樹脂に対する密着性が高い。このため、被塗装材質及び被コーティング材質としては、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂及び/又はABS樹脂が好ましい。
攪拌機及び加熱器を備えた反応装置で、ETERNACOLL(登録商標)PH100(宇部興産製;数平均分子量1054;水酸基価106mgKOH/g;ポリオール成分が1,5−ペンタンジオール:1,6−ヘキサンジオール=1:1のモル比のポリオール混合物と炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、41.0g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA、14.4g)と、イソホロンジイソシアネート(IPDI、56.7g)とを、N−エチルピロリドン(45.9g)中、ジブチル錫ジラウレート(0.2g)存在下、窒素雰囲気下で、80−90℃で3時間加熱した。2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.4g)と、4−メトキシフェノール(0.4g)とを加え、雰囲気を空気とした。さらに、ジペンタエリストールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物(DPHA(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート50〜60モル%)、水酸基価95mgKOH/g、181g)を入れ、90℃で、7時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、0.23重量%であった。反応混合物のうち、57.9gを抜き出し、70℃まで冷却し、ジペンタエリストールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物(DPHA(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート20〜30モル%)、水酸基価41mgKOH/g、12.9g)と、トリエチルアミン(2.8g)を添加・混合した。反応混合物を、45℃まで冷却し、攪拌しながら、水(136g)をゆっくりと加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体(UV−PUD1)を得た。1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)との合計量は、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)及び重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の合計100重量%に対して、69重量%であった。
[製造例2]
攪拌機及び加熱器を備えた反応装置で、ETERNACOLL(登録商標)PH100(宇部興産製;数平均分子量1054;水酸基価106mgKOH/g;ポリオール成分が1,5−ペンタンジオール:1,6−ヘキサンジオール=1:1のモル比のポリオール混合物と炭酸エステルとを反応させて得られたポリカーボネートジオール、41.0g)と、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA、14.4g)と、イソホロンジイソシアネート(IPDI、56.7g)とを、N−エチルピロリドン(45.9g)中、ジブチル錫ジラウレート(0.2g)存在下、窒素雰囲気下で、80−90℃で3時間加熱した。2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.4g)と、4−メトキシフェノール(0.4g)とを加え、雰囲気を空気とした。さらに、ジペンタエリストールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物(DPHA(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート50〜60モル%)、水酸基価95mgKOH/g、181g)を入れ、90℃で、7時間加熱した。ウレタン化反応終了時のNCO基含量は、0.23重量%であった。反応混合物のうち、60.4gを抜き出し、70℃まで冷却し、トリエチルアミン(2.9g)を添加・混合した。反応混合物を、45℃まで冷却し、攪拌しながら、水(111g)をゆっくりと加えて、水性ポリウレタン樹脂分散体(UV−PUD2)を得た。1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)との合計量は、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)及び重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の合計100重量%に対して、62重量%であった。
カルボジイミド2:日清紡ケミカル株式会社製カルボジライト、樹脂固形分40重量%、カルボジイミド当量385
オキサゾリン:株式会社日本触媒製エポクロスK−2030E、樹脂固形分40重量%、オキサゾリン当量550
前記製造例1又は製造例2の各水性ポリウレタン樹脂分散体と上記カルボジイミド1、カルボジイミド2、又は、オキサゾリンを、表中の重量比になるように混合し、水性樹脂分散体組成物を得た(実施例1〜6、比較例1,2)。重合開始剤(IRGACURE500、チバスペシャリティケミカル社製)を、3重量%/固形分を添加し、よく撹拌してコーティング剤を得た。これをPMMA樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)上に乾燥後の膜厚が約20μmになるように均一にそれぞれ塗布した。次いで、60℃にて30分乾燥することで、塗膜(紫外線照射前)を得た。得られた塗膜を、高圧水銀ランプの下に通過させ(1回照射、紫外線照射量1,000mJ/cm2)、紫外線硬化塗膜を得た。得られたポリウレタン樹脂塗膜を、鉛筆硬度測定、密着性試験の評価に供した。
ポリウレタン樹脂塗膜の鉛筆硬度を測定することにより、評価した。
[鉛筆硬度の測定]
前記で得られたPMMA樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)上のポリウレタン樹脂塗膜において、樹脂塗膜の鉛筆硬度をJIS K 5600−5−4に準拠した方法で測定した。
2H:2Hの鉛筆で全く傷がつかず、3Hの鉛筆では必ず傷がつく。
2−3H:3Hの鉛筆で、傷がついたり、つかなかったりし、2Hでは、全く傷がつかない。
3−4H:4Hの鉛筆で、傷がついたり、つかなかったりし、3Hでは、全く傷がつかない。
前記で得られたPMMA樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)のポリウレタン樹脂塗膜において、碁盤目剥離法により評価した。すなわち試験片にカッターで4mm2の桝目を25個作製し、セロハンテープにより剥離性を調べた。3回測定を行い、各測定価を下記表に示す。
X/25:試験後、25マス中、Xマス密着している。
Claims (14)
- 少なくとも、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)と、カルボジイミド化合物(B)及び/又はオキサゾリン化合物(C)とを水系媒体に分散させてなる水性樹脂分散体組成物であって、
重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)が、ポリオール(a)と、カルボキシル基含有ポリオール(b)と、ポリイソシアネート化合物(c)と、1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)とを少なくとも反応させて得られるものであり、
1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)との合計量が、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)及び重合性不飽和結合を有する化合物(A’)の合計100重量%に対して、65〜75重量%であり、
1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、イソシアナト基に不活性な(メタ)アクリレートとの混合物として、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付されることを特徴とする、水性樹脂分散体組成物。 - 少なくとも、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)と、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)と、カルボジイミド化合物(B)とを水系媒体に分散させてなる水性樹脂分散体組成物である、請求項1に記載の水性樹脂分散体組成物。
- カルボジイミド化合物(B)のカルボジイミド当量が、1,000以下である、請求項1又は2に記載の水性樹脂分散体組成物。
- ポリオール(a)が、ポリカーボネートポリオールである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、(メタ)アクリロイル基を有する化合物である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、3つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートとペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートとの混合物として、ポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付される、請求項6に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、5つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物である、請求項6に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 1つ以上の重合性不飽和結合と1つ以上の水酸基を有する化合物(d)が、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物として、重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)を得るための反応に付される、請求項8に記載の水性樹脂分散体組成物。
- 重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計100重量部に対し、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計量が3〜30重量部である、請求項1〜9のいずれか1項記載の水性樹脂分散体組成物。
- 重合性不飽和結合を有するポリウレタン樹脂(A)、重合性不飽和結合を有する化合物(A’)、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計100重量部に対し、カルボジイミド化合物(B)及びオキサゾリン化合物(C)の合計量が5〜10重量部である、請求項1〜10のいずれか1項記載の水性樹脂分散体組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物と、光重合開始剤とを含有する光硬化性組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物を含有する塗料組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の水性樹脂分散体組成物を含有するコーティング剤組成物。
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