LTEシステムでは、複数のCC(セル)を用いたユーザ端末と無線基地局の無線通信において再送制御(HARQ−ACK:Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledgement、ACK/NACK:ACKnowledgement/Negative ACKnowledgement)がサポートされている。例えば、無線基地局からユーザ端末に送信されるDL信号に対して、ユーザ端末は受信したDL信号の受信結果に基づいてACK/NACK(又はDTX)を無線基地局へフィードバックする。
LTEシステムでは、ユーザ端末がACK/NACK(HARQ−ACK)を上り制御チャネル(PUCCH)で無線基地局に送信するために複数のPUCCH formatが規定されている。ここで、ACK/NACKは、ACKとNACKを示すビットで構成される所定の長さのビット列で構成される。
例えば、PUCCH format 1a/1bが設定されたユーザ端末は、PDSCHをスケジューリングする制御チャネル(PDCCH/EPDCCH)のCCE/ECCE(Control Channel Element/Enhanced CCE)インデックスに対応するPUCCHリソースで、ACK/NACK信号について符号化せずに送信する。
また、PUCCH format 3が設定されたユーザ端末は、SCellのPDCCH/EPDCCHに含まれるTPC(Transmit Power Control)コマンドビットをARI(Ack/nack Resource Indicator)として読み替え、上位レイヤシグナリングで設定された4つのリソースのうち、ARIが指定するいずれか1つのPUCCHリソースで送信する。この時、ARIの値は異なるSCellのPDSCHをスケジューリングするPDCCH、EPDCCH間で同一とすることが好ましい。PUCCH format 3においては、FDD(Frequency Division Duplex)を用いる場合には最大10ビット、TDD(Time Division Duplex)を用いる場合には最大21ビットのコードブックサイズが設定され、ACK/NACKのために用いられる。
既存システム(LTE Rel.10−12)においては、PUCCHで送信するHARQ−ACKのコードブック(ACK/NACKビット列)サイズは、上述したように上位レイヤシグナリングで通知される情報に基づきsemi−static(準静的)に決定されている。
FDDを用いる場合には、RRCシグナリングで設定(Configure)されるCC数と、各CCにおいてMIMO(Multiple Input Multiple Output)の適用可否を示すTM(Transmission Mode)に基づいて、全体のACK/NACK(A/N)ビットサイズが確定される。この場合、ユーザ端末は、スケジューリング対象のCC数に関係なく上位レイヤシグナリングに基づいてACK/NACKビット列を送信する。
TDDを用いる場合には、上述したFDDを用いる場合に加え、1ULサブフレームのPUCCHあたりの送達確認信号(ACK/NACK)の対象となるDLサブフレーム数に基づいて、ACK/NACKビット列全体のサイズが確定する。ユーザ端末は、スケジューリング情報に含まれているスケジューリング対象のCC数や、サブフレーム数に関係なく上位レイヤシグナリングに基づいてACK/NACKビット列を送信する。
このように、上位レイヤシグナリングによって通知された情報に基づいて、フィードバックするACK/NACKのビットサイズが決定される場合、ユーザ端末に実際にスケジューリングされたCC数に対応するACK/NACKビットサイズが異なる場合が生じる。
例えば、CAを利用するユーザ端末に5CC(CC#0−#4)が設定され、あるサブフレームにおいて3CC(CC#0、#3、#4)を用いて当該ユーザ端末にDL信号が送信される場合を想定する(図1A参照)。図1Aに示す例では、スケジューリングされたCCは、CC#0、CC#3、CC#4の3つに過ぎない。しかし、上位レイヤシグナリングから通知されるACK/NACKサイズが5CC分であるため、ユーザ端末は5CC分のACK/NACKを送信する。この場合、ユーザ端末は、スケジューリングされないCC(CC#1、CC#2)に対応するPDCCH/EPDCCHを検出することはできないため、NACKと判断してフィードバックを行う。このように、既存システムでは、実際にスケジューリング(DL信号が送信)されるCCに対応するACK/NACKコードブックサイズと、上位レイヤシグナリングによって通知されるコードブックサイズが異なる場合でも、ユーザ端末はコードブックサイズを変更できない。
ところで、LTE Rel.10−12におけるCAでは、ユーザ端末あたりの設定可能なCC数が最大5個に制限されている。一方、LTE Rel.13以降では、より柔軟かつ高速な無線通信を実現するために、ユーザ端末に設定可能なCC数の制限を緩和し、6個以上のCC(5個を超えるCC、たとえば最大32個のCC)を設定することが検討されている。ここで、設定可能なCC数が6個以上であるキャリアアグリゲーションは、例えば、拡張CA(enhanced CA)、Rel.13 CAなどと呼ばれてもよい。
このように、設定されるCC数が拡張される場合、設定されるCC数と各サブフレームでスケジューリングされるCC数の差が大きくなることが想定される。設定されるCC数に対してDL信号がスケジューリングされるCC数が少ない場合に、従来のようにコードブックサイズをsemi−staticに決定すると、ユーザ端末から送信されるACK/NACKのほとんどがNACKであるような場合が生じる。例えば、図1Bでは、ユーザ端末に32CCが設定され、実際にスケジューリングされるCC数が3個(CC#0−#2)の場合を示している。この場合には、全体のCC数(32CC)に比べて、実際にスケジューリングされるセルの数(3CC)が少なく、ほとんどのCCがNACKとなる。
また、ACK/NACKのコードブックサイズが小さいほど、ユーザ端末が送信する情報量は少なくなる。したがって、ACK/NACKのコードブックサイズを小さくできれば、無線送信に際し要求される通信品質(SINR:Signal to Interference plus Noise power Ratio)を低く抑えることができる。例えば、最大5CCを用いるCAでも、ユーザ端末がフィードバックするACK/NACKのコードブックサイズをスケジューリングされるCCに応じて小さくすることでACK/NACKの送信において要求されるSINRを低く抑えることができる。
このため、ユーザ端末がフィードバックするACK/NACK(HARQ−ACK)のコードブックサイズを、スケジューリングされたCC数に応じてダイナミックに変更可能とすることが有効となる。
ユーザ端末がフィードバックするACK/NACKのコードブックサイズを動的に変更可能とする場合、例えば、スケジューリングされたCC数等に応じて、ユーザ端末がACK/NACKのビット数を動的に変更することが考えられる。このようにACK/NACKのビット数を動的に変更する方法としては、例えばUE(ユーザ端末)が、PDSCHをスケジューリングするPDCCH/EPDCCHの検出数に基づき、ACK/NACKのビット数を決定する方法がある。ACK/NACKビット数は、前記PDCCH/EPDCCHの検出数と同一でも良いし、それぞれのCCにPDSCHをスケジューリングするPDCCH/EPDCCHの個数に加え、上位レイヤシグナリング(例えばMIMOの適用)情報を考慮して決定されるものであってもよい。この場合、ユーザ端末のACK/NACKコードブックサイズをスケジューリングされるCC数に応じて適切に縮小することができる。
ところで、CAを適用したACK/NACKにおいて用いられるPUCCH format(例えばformat 3)においては、ACK/NACKビット列に誤り訂正符号化(例えばブロック符号化)が適用されて送信される。このため、符号化を行うユーザ端末と、復号を行う無線基地局でコードブックサイズの認識が一致していなければ、無線基地局はユーザ端末からフィードバックされたACK/NACKを正しく復号することはできない。
例えば、ユーザ端末が、本来スケジューリングされたCC数と異なるCC数を認識するような検出ミスや誤検出が発生すると、無線基地局とユーザ端末でコードブック(ビット列)サイズの認識が一致しない事態が生じる(図1C参照)。図1Cでは、無線基地局がユーザ端末に対して、8CCを利用したスケジューリング(DL信号の送信)を行っているが、ユーザ端末では、5CC分のPDCCH/EPDCCH(スケジューリング情報)を検出する場合を示している。つまり、ユーザ端末は、3CC分のDL信号(例えば、PDCCH/EPDCCH)について検出ミスしている。
ユーザ端末が検出したDL信号(CC数)に基づいてACK/NACKコードブックサイズを決定する場合、ユーザ端末は、検出した5CC分のACK/NACKビット列を無線基地局に送信する。そのため、無線基地局は正しく復号ができずACK/NACKビット列全体が影響を受けて、ACK/NACKを用いたフィードバック品質が著しく劣化してしまう。
このように、ユーザ端末は、無線基地局から所定CCで送信されたDL信号を検出ミスした場合、当該無線基地局がDL信号を送信したCC数よりも少ないCC数の割当てと判断する。また、ユーザ端末は、無線基地局から送信されたDL信号を誤検出した場合、当該無線基地局がDL信号を送信したCC数より多いCC数の割当てと判断する。
したがって、PDCCH/EPDCCHの検出数に基づいてユーザ端末が送信するACK/NACKのコードブックサイズを決める方法は容易に適用することができるが、検出ミスや誤検出が発生すると、無線基地局とユーザ端末の間でコードブックサイズの認識がずれる。かかる場合、上述したようにACK/NACKに基づくフィードバック品質が劣化し、通信品質が大幅に劣化してしまうおそれがある。
このため、ACK/NACKのコードブックサイズをダイナミックに変化させて通信を行う場合には、ユーザ端末と無線基地局間のコードブックサイズをいかに一致させるが課題となる。
そこで、本発明者らは、スケジューリング対象となるセルに関する情報をユーザ端末に通知し、ユーザ端末がスケジューリング対象セルに関する情報に基づいて送信するACK/NACKのコードブックサイズを制御することを着想した。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末は、スケジューリング対象のセルに関する情報を受信し、当該スケジューリング対象のセルに関する情報に基づいて、無線基地局に対するACK/NACKフィードバックを制御する。例えば、無線基地局は、下り制御チャネル(PDCCH及び/又はEPDCCH)で送信する下り制御情報(DCI)にスケジューリング対象のセルに関する情報を含めてユーザ端末に通知することができる。ユーザ端末は、PDCCH/EPDCCHに含まれる制御情報に基づいて、所定セルで送信されるPDSCHを復号する。そのため、ユーザ端末は、DCIに含まれる複数のセルのうちスケジューリング対象のセルに関する情報と、復号したPDSCHに基づいて、複数セルから送信されるDL信号に対するACK/NACKを制御(生成)し、無線基地局に対して送信する。
このように、下りリンクで送信されるスケジューリング対象のセルに関する情報に基づいて、無線基地局にACK/NACKフィードバック制御を行うことで、ACK/NACKのコードブックサイズを動的に変更すると共に、無線基地局とユーザ端末で対象とするコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、無線通信システムに複数のコンポーネントキャリアが設定される場合であっても、HARQ−ACKのフィードバックを適切に行うと共に通信品質の低下を抑制することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。以下の説明では、無線基地局からユーザ端末に対してPDCCHやEPDCCHに含まれるDCI(Downlink Control Information)を用いてスケジューリング対象セルに関する情報を送信する場合を例示するが、本実施の形態はこれに限定されない。例えば、DL MAC CE(DownLink Medium Access Control Control Element)を用いてスケジューリング対象セルに関する情報を送信してもよい。また、スケジューリング対象セルに関する情報は、スケジューリングされるセル(又は、CC)に関する情報であればよく、例えば、スケジューリングされるセル(CC)のセルインデックスを示す情報とすることができる。あるいは、複数CCを所定のグループに分類する場合には、スケジューリング対象となるセルを少なくとも含むセルグループに関する情報とすることも可能である。
また、以下に示す実施の形態では無線通信に用いるCC(又は、セル)として、1つのPCell(Primary Cell)と5つのSCellを用いる場合を示すが、Cellの数はこれに限らない。例えば、6CC以上(例えば、最大32CC)を想定してもよい。また、HARQ−ACKフィードバックとして、PUCCHフォーマット3を利用することができるが、これに限られない。PUCCHフォーマット3より容量が大きい新規PUCCHフォーマットを利用することも可能である。また、デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)を利用する場合には、PCellと含むMCGと、PUCCH送信を行うPSCellを含むSCGに分類されるが、PCellをPSCellと置き換えてSCGに適用することができる。また、スケジューリングを行うセルの数や配置、スケジューリングされるセルのインデックス、送信される信号についても以下の例に限られない。また、各実施の形態の第2の態様における所定CCは、下に示した例に限られない。
以下、本実施の形態として、第1−第4の実施の形態について図面を用いて説明する。以下に示す各実施の形態においては、DCIに含まれるスケジューリング対象のセルに関する情報が異なっている。また、第1−第4の実施の形態については、単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、無線基地局からユーザ端末に対してスケジューリング対象のセルに関する情報を、ビットマップ(Bit−Map)方式を用いて送信する場合について説明する。なお、以下の説明では、ユーザ端末に対して、PCellであるCC#0(セル インデックスを#で表す)とSCellであるCC#1−#5の計6個のCCが設定される場合を例に挙げて説明する。
(第1の態様)
図2A、図2B、図2Cを用いて第1の実施の形態の第1の態様を説明する。図2A、図2B、図2Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるビットマップ情報を示す図である。
第1の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうちすべてのCCで送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCCを示すビットマップを含める。図2では、設定されるCCのうち、スケジューリング対象であるCCを「1」、スケジューリング対象でないCCを「0」としてビットマップを構成する場合を示している。
例えば、図2Aでは、スケジューリング対象のCCは、CC#0−#2、#4、#5であり、スケジューリング対象でないCCは、CC#3である。この場合、これらのCCのスケジューリング状態は、Cell index(セルインデックス)の順にビットマップ「111011」で表すことができる。無線基地局は、スケジューリング対象の各CCのDLにおいて、当該ビットマップを含むDCIをユーザ端末に送信する。なお、ビットマップの構成として、ユーザ端末に設定されたCCのセルインデックス順に配置する場合を示したが、これに限られない。
図2Bでは、スケジューリング対象のCCがCC#1、#2、#4、#5である場合を示している。この場合、ビットマップは「011011」と表され、ビットマップを含むDCIがスケジューリング対象の各CC(CC#1、#2、#4、#5)を介して無線基地局からユーザ端末に送信される。
ユーザ端末は、DCIのビットマップに含まれる1(又は0)の情報に基づき、スケジューリング対象のCCを把握する。また、ユーザ端末は、スケジューリング対象となるCCの数に基づいて、コードブックサイズを決定することができる。例えば、図2Aでは、スケジューリングされるCC数が5であるため、各CC数のトランスポートブロック数(又はコードワード数)が1の場合、ユーザ端末は、ACK/NACKのコードブックサイズを5としてACK/NACKフィードバックを行うことができる。
また、ユーザ端末は、受信したDL信号(例えば、PDSCH)の復号結果に基づいて、無線基地局から送信されたデータが正常に受信できたかどうかを判断する。そしてユーザ端末は、DCIのビットマップに含まれる1(又は0)の位置情報とPDSCHの復号結果を基にして、ACK/NACKを生成する。
ユーザ端末は、DCIに含まれるビットマップが示す数と異なる数のDCI(PDCCH/EPDCCH)を検出した場合には、DCIに含まれるビットマップに基づいてACK/NACKを生成する。例えば、スケジューリング対象のCCがCC#1、#2、#4、#5の場合に、ユーザ端末がCC#2、#4、#5のDL信号(例えば、PDCCH/EPDCCH)を検出し、CC#1のDL信号を検出できなかった場合を想定する(図2C参照)。この場合、ユーザ端末がDL信号を検出できるCC数は3個であるが、各CCで送信されるDCIのビットマップが「011011」となる。この場合、ユーザ端末は、DCIに含まれる「1」の数に基づいてACK/NACKのコードブックサイズを4(トランスポートブロック数が1の場合)と判断してACK/NACKフィードバックを制御する。また、ユーザ端末は、PDCCH/EPDCCHを検出できなかったCC#1に対してはNACKと判断することができる。
このように、ユーザ端末がスケジューリング対象のセルに関する情報に基づいて、ACK/NACKコードブックサイズの決定、ACK/NACK判定を行うことにより、ユーザ端末がDL信号を検出ミスした場合であっても、ユーザ端末と無線基地局間のコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、無線基地局がユーザ端末から無線基地局に送信されるACK/NACKを適切に復号することができるため、通信品質の低下を抑制することができる。
(第2の態様)
図3A、図3B、図3Cを用いて第1の実施の形態の第2の態様を説明する。図3A、図3B、図3Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるビットマップ情報を示す図である。
第2の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうち所定CC(所定セル)で送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCCを示すビットマップを含める。つまり、スケジューリングの対象となるCCであっても、DCIがビットマップを含まないCCが存在する。
例えば、図3Aでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、PCellであるCC#0のDCIに当該ビットマップを含めない場合を示している。つまり、無線基地局は、ビットマップを含むDCIをPCell以外の所定のCC(スケジューリングするSCell)で送信する。この場合、CAにおいて通信が集中するPCellのDCIのオーバーヘッドの増大を抑制することができる。
図3Aにおいて、ユーザ端末はビットマップを含むDCIを検出した場合には、第1の態様と同様にビットマップに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。さらに、ユーザ端末はDCIに含まれるビットマップに基づいて、スケジューリング対象となるCCを決定することができる。一方で、ユーザ端末は、ビットマップを含むDCIを検出できなかった場合(例えば、PCellのDCIのみ検出した場合)、SCellへのスケジューリング有無を判断できないことから、既存のPUCCHフォーマット1a/1bを用いて、PCellのDL信号に対するACK/NACKのみフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。この場合、PCellにおいても、PDCCH/EPDCCHを検出できない場合、ユーザ端末はACK/NACKを送信しない(DTX)としてもよい。
図3Bには、第2の態様の別の例を示す。図3Bでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、無線基地局は、設定されたCCのうちPCellを含むCC#0−#2、#4のDCIにはビットマップを含めず、CC#5(セルインデックスが5)以上のCCのDCIにビットマップを含める場合を示している。ユーザ端末がCC#5のDCIでビットマップ「111011」を検出した場合、ユーザ端末は検出したビットマップに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。
図3Bにおいて、ユーザ端末がビットマップを含むDCIを検出できなかった場合、既存のPUCCHフォーマット3を用いて、CC#1、#2、#4のDL信号に対するACK/NACKをフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。ユーザ端末がビットマップを含むDCIを検出できなかった場合としては、例えば、SCellインデックス5以上のCCのDCIが検出できなかった場合、SCellインデックス5以上のCCがスケジューリングされない場合が挙げられる。例えば、ユーザ端末は、CC#5においてPDCCH/EPDCCHを検出できず、CC#1、#2、#4のPDCCH/EPDCCHを検出できた場合、CC#0−#2、#4に対するACK/NACKビット列をPUCCHフォーマット3でフィードバックする。この場合、フィードバックするHARQ−ACKのコードブックサイズは、ユーザ端末が検出したCC数に基づいて決定してもよいし、所定CC(例えば、5CC)数に基づいて決定してもよい。
このように、所定のセルインデックス(例えば、セルインデックス5)以上のSCellのDCIにスケジューリング対象セルを示すビットマップを含めることにより、SCellのPDSCHをスケジューリングするDCIの制御情報オーバーヘッドを削減することができる。また、6CC以上のCAが設定されている場合でも、基地局がPCellおよびCC#1、#2、#4のSCellにスケジューリングを制限することで、当該UEのACK/NACK送信をPUCCHフォーマット3で行わせることができるため、5CC以下しか設定できない従来(例えばRel.10−12)UEのACK/NACK送信と同一PRBへ多重することが可能となり、トラフィック状態に合わせてPUCCHのオーバーヘッドを動的に抑制することができる。
ここで、図3Cには、PUCCH format 3によるフォールバックを行う場合を示したが、PCellのPDCCH/EPDCCHしか検出しない場合には、さらにPUCCH format 1a/1bを用いるフォールバックを行ってもよい。すなわち2段階のフォールバックを行ってもよい。
なお、共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)で送受信するDCIは、ビットマップを含まないものとし、共通サーチスペースでのみDCIを検出した場合には、ユーザ端末は、ACK/NACKを従来の方式であるPUCCH format 1a/1bで送信するフォールバックを行ってもよい。
以上、第1の実施の形態によれば、DCIにスケジューリング対象のCCを示すビットマップを含めることにより、無線基地局とユーザ端末におけるコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、通信品質の低下を抑制することができる。また、ビットマップを用いるため、特定のCCがスケジューリング対象であるかを判断することができる。これにより、ユーザ端末がスケジューリング対象のCCにおいてDCIを受信できなかった場合でも、当該CCにおけるACK/NACKをNACKと判断できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、無線基地局からユーザ端末に対してスケジューリング対象のセルに関する情報を、スケジューリングされたCC(セル)の数を示す情報であるTDAI(Total Downlink Assignment Index)で送信する場合について説明する。なお、TDAIを単にDAIと呼んでもよい。また、以下の実施の形態では、DAI(Downlink Assignment Index)を用いて情報の送信を行っているがこれに限らず、他の信号を用いても構わない。
(第1の態様)
図4A、図4B、図4Cを用いて第2の実施の形態の第1の態様を説明する。図4A、図4B、図4Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるTDAI情報を示す図である。
第1の態様においては、無線基地局は、スケジューリング対象となるCCのうちすべてのCCで送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCC数を示すTDAIを含める。
例えば、図4Aでは、スケジューリング対象のCCは、CC#0−#2、#4、#5であり、スケジューリング対象でないCCは、CC#3となる場合を示している。この場合、スケジューリング対象のCCは5個であるため、TDAI=5と表され、無線基地局は、TDAIを含むDCIをスケジューリング対象のCC(CC#0−#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信する。
また、図4Bでは、スケジューリング対象のCCは、CC#1、#2、#4、#5であり、スケジューリング対象でないCCは、CC#0、CC#3となる場合を示している。この場合、TDAI=4と表され、無線基地局は、TDAIを含むDCIをスケジューリング対象のCC(CC#1、#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信する。
ユーザ端末は、DCIに含まれるTDAIが示す数に基づいてACK/NACKのコードブックサイズを決定する。例えば、図4Aでは、TDAI=5であるため、ユーザ端末は、スケジューリングされているCC数が5であると判断し、トランスポートブロック(又はコードワード)数等に基づいてコードブックサイズを決定することができる。このように、ユーザ端末は、実際に検出したPDCCH/EPDCCHの総数に関わらず、TDAIから求まるスケジューリングCC数に基づいて、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定することができる。
また、ユーザ端末は、受信したDL信号(例えば、PDSCH)の復号結果に基づいて、無線基地局から送信されたデータが正常に受信できたかどうかを判断する。TDAIが示す数と、実際に検出されたPDCCH/EPDCCHの総数が一致する場合、ユーザ端末は、PDSCHの復号結果を基にACK/NACKを生成し、TDAIに基づいて決定したACK/NACKビット列を無線基地局に対して送信する。
一方、TDAIが示す数と、実際に検出されたPDCCH/EPDCCHの総数が一致しない場合、TDAIには、スケジューリングされたセルの数以外の情報が含まれない。このため、ユーザ端末はどのCCで検出ミス・誤検出が発生したかを判別することができない。したがって、ユーザ端末はTDAIが示す値に応じたNACKをACK/NACKとして無線基地局に送信(フィードバック)する。
例えば、図4Cに示す場合、TDAI=4であるにも関わらず、ユーザ端末がDCI(PDCCH/EPDCCH)を受信したCCは3つ(CC#1、#4、#5)である。この場合、ユーザ端末は、どのCCにおいて、検出ミスや誤検出が起きたのかを判別することができないため、TDAIが示す数、すなわち4つのCCに対応する数のNACKをACK/NACKとして無線基地局に送信する。このようにすることで、ユーザ端末と無線基地局におけるコードブックサイズの認識を一致させることができる。
(第2の態様)
図5A、図5B、図5Cを用いて第2の実施の形態の第2の態様を説明する。図5A、図5B、図5Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるTDAI情報を示す図である。
第2の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうち所定CC(所定セル)で送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCCの数を示すTDAIを含める。つまり、スケジューリングの対象となるCCであっても、DCIがTDAIを含まないCCが存在する。
例えば、図5Aでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、PCellであるCC#0のDCIに当該TDAIを含めない場合を示している。つまり、無線基地局は、TDAIを含むDCIをPCell以外の所定のCC(スケジューリングするSCell)で送信する。この場合、CAにおいて通信が集中するPCellのDCIのオーバーヘッドの増大を抑制することができる。
図5Aにおいて、ユーザ端末はTDAIを含むDCIを検出した場合には、第1の態様と同様にTDAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。一方で、ユーザ端末は、TDAIを含むDCIを検出できなかった場合(例えば、PCellのDCIのみ検出した場合)、SCellへのスケジューリング有無を判断できないことから、既存のPUCCHフォーマット1a/1bを用いて、PCellのDL信号に対するACK/NACKのみフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。この場合、PCellにおいても、PDCCH/EPDCCHを検出できない場合、ユーザ端末はACK/NACKを送信しない(DTX)としてもよい。
図5Bには、第2の態様の別の例を示す。図5Bでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、無線基地局は、設定されたCCのうちPCellを含むCC#0−#2、#4のDCIにはTDAIを含めず、CC#5(セルインデックスが5)以上のCCのDCIにTDAIを含める場合を示している。ユーザ端末がCC#5のDCIでTDAI=5を検出した場合、ユーザ端末は検出したTDAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。
図5Bにおいて、ユーザ端末がTDAIを含むDCIを検出できなかった場合、既存のPUCCHフォーマット3を用いて、CC#1、#2、#4のDL信号に対するACK/NACKをフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。ユーザ端末がTDAIを含むDCIを検出できなかった場合としては、例えば、SCellインデックス5以上のCCのDCIが検出できなかった場合、SCellインデックス5以上のCCがスケジューリングされない場合が挙げられる。例えば、ユーザ端末は、CC#5においてPDCCH/EPDCCHを検出できず、CC#1、#2、#4のPDCCH/EPDCCHを検出できた場合、CC#0−#2、#4に対するACK/NACKビット列をPUCCHフォーマット3でフィードバックする。この場合、フィードバックするHARQ−ACKのコードブックサイズは、ユーザ端末が検出したCC数に基づいて決定してもよいし、所定CC(例えば、5CC)数に基づいて決定してもよい。
このように、所定のセルインデックス(例えば、セルインデックス5)以上のSCellのDCIにスケジューリング対象となるセル数を示す情報(TDAI)を含めることにより、SCellのPDSCHをスケジューリングするDCIの制御情報オーバーヘッドを削減することができる。また、6CC以上のCAが設定されている場合でも、基地局がPCellおよびCC#1、#2、#4のSCellにスケジューリングを制限することで、当該UEのACK/NACK送信をPUCCHフォーマット3で行わせることができるため、5CC以下しか設定できない従来(例えばRel.10−12)UEのACK/NACK送信と同一PRBへ多重することが可能となり、トラフィック状態に合わせてPUCCHのオーバーヘッドを動的に抑制することができる。
ここで、図5Cには、PUCCH format 3によるフォールバックを行う場合を示したが、PCellのPDCCH/EPDCCHしか検出しない場合には、さらにPUCCH format 1a/1bを用いるフォールバックを行ってもよい。すなわち2段階のフォールバックを行ってもよい。
なお、共通サーチスペース(CSS)で送受信するDCIは、TDAIを含まないものとし、共通サーチスペースでのみDCIを検出した場合には、ユーザ端末は、ACK/NACKを従来の方式であるPUCCH format 1a/1bで送信するフォールバックを行ってもよい。
以上、第2の実施の形態によれば、DCIにスケジューリング対象のCCの数を示すTDAIを含めることにより、無線基地局とユーザ端末におけるコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、通信品質の低下を抑制することができる。また、TDAIを用いるため、少ない情報量でスケジューリングされたCCの数を通知することができるため、通信品質の低下を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、無線基地局からユーザ端末に対してスケジューリング対象のセルに関する情報として、スケジューリングされたCCの累積値を示す情報(例えば、ADAI(Accumulated DAI))を送信する場合について説明する。この場合、第2の実施の形態で説明したスケジューリングされたCC数を示すTDAIに加えて、CCの累積値を示すADAIを送信するT/A DAI(Total/Accumulated DAI)方式とすることができる。
(第1の態様)
図6A、図6B、図6Cを用いて第3の実施の形態の第1の態様を説明する。図6A、図6B、図6Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれる情報(TDAI、ADAI)を示す図である。
第1の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうちすべてのCCで送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCCの数を示す情報であるTDAIと、CCの累積値に関する情報を示すADAIを含める。ここで、累積値とは、スケジューリングの対象セルに対して、セルインデックスに対応するように重複なく連続して設定される値である。そのため、TDAIは、スケジューリングされるCCのDCIに対して同じ値が設定されるが、ADAIは、スケジューリングされるCCのDCIに対してそれぞれ異なる値が設定される。
例えば、図6Aでは、スケジューリング対象のCCは、CC#0−#2、#4、#5であり、スケジューリング対象でないCCは、CC#3である。この場合、スケジューリング対象のすべてのCC(CC#0−#2、#4、#5)に対してTDAI=5が送信される。さらに、スケジューリング対象のCC(CC#0−#2、#4、#5)に対して、セルの累積値を示すADAIが送信される。図6Aに示す例では、スケジューリングされるCCのうち、セルインデックスが小さいCCから順にADAIの値を設定する場合を示している。
例えば、CC#0にADAI=1、CC#1にADAI=2、CC#2にADAI=3、CC#4にADAI=4、CC#5にADAI=5が設定される。このように設定されたTDAI及びADAIを含むDCIが無線基地局からスケジューリング対象のCC(CC#0−#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信される。
また、図6Bでは、スケジューリング対象のCCは、CC#1、#2、#4、#5であるため、スケジューリング対象のCCに対してTDAI=4が設定される。また、図6Aと同様に各CCに対して異なるADAI値が設定され、TDAI、ADAIを含むDCIが無線基地局からスケジューリング対象のCC(CC#1、#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信される。
ユーザ端末は、受信したTDAIに基づいて、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定することができる。また、ユーザ端末は、受信したADAIと、PDSCHの復号結果に基づいてCCに対応するACK/NACKを決定することができる。
第1の態様において、ユーザ端末が検出するADAIが連続した値となっておらず、ADAIに抜けが存在する場合には、ADAIが抜けているCCで、PDCCH/EPDCCHの検出ミスが発生したことがわかる。例えば、図6Cでは、CC#1に対応するADAI=2が抜けているため、この部分で検出ミスが発生したことがわかる。したがって、ユーザ端末は、該当するCC(図6CではCC#1)に対応するACK/NACKを、NACKとして送信する。
また、ADAIの最大値とTDAIの値が一致しない場合には、1つ又は複数のセルインデックスの大きいCCのDCIをユーザ端末が検出ミスしていることになる。この場合、ユーザ端末は該当するCCに対応するACK/NACKをNACKとして送信してもよい。例えば、ユーザ端末が受信したTDAIが5であり、受信したADAIの最大が4である場合(図6Aにおいて、CC#5を検出ミスした場合)には、ADAI=5のCCを検出ミスしていることがわかる。この場合には、当該CCをNACKとして、ACK/NACKを送信してよい。
このように、第3の実施の形態の第1の態様によれば、各CCで送信されるDCIにADAIとTDAIが含まれるため、ユーザ端末はADAIとTDAIに基づいてどのCCが検出ミスを起こしたかを把握することができる。したがって、ユーザ端末は、スケジューリングされたCC数に基づいてフィードバックするACK/NACKのコードブックサイズを適切に設定すると共に、検出ミスをしたCCについて適切に把握することができる。これにより、ユーザ端末が検出ミスを発見した場合に、無線基地局に対してACK/NACKとして、全てをNACKで送信する必要がなくなるため、無線基地局による無駄な再送を防ぐことができ、スループットを向上することができる。
(第2の態様)
図7A、図7B、図7Cを用いて第3の実施の形態の第2の態様を説明する。図7A、図7B、図7Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるTDAI情報及びADAI情報を示す図である。
第2の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうち所定CC(所定セル)で送信されるDCIに、スケジューリング対象となるCCの数を示すTDAIとCCの累積値を示すADAIを含める。つまり、スケジューリングの対象となるCCであっても、DCIがTDAI及びADAIを含まないCCが存在する。
例えば、図7Aでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、PCellであるCC#0のDCIに当該TDAI及びADAIを含めない場合を示している。つまり、無線基地局は、TDAI及びADAIを含むDCIをPCell以外の所定のCC(スケジューリングするSCell)で送信する。この場合、CAにおいて通信が集中するPCellのDCIのオーバーヘッドの増大を抑制することができる。
図7Aにおいて、ユーザ端末はTDAI及びADAIを含むDCIを検出した場合には、第1の態様と同様にTDAI及びADAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。一方で、ユーザ端末は、TDAI及びADAIを含むDCIを検出できなかった場合(例えば、PCellのDCIのみ検出した場合)、SCellへのスケジューリング有無を判断できないことから、既存のPUCCHフォーマット1a/1bを用いて、PCellのDL信号に対するACK/NACKのみフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。この場合、PCellにおいても、PDCCH/EPDCCHを検出できない場合、ユーザ端末はACK/NACKを送信しない(DTX)としてもよい。
図7Bには、第2の態様の別の例を示す。図7Bでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、無線基地局は、設定されたCCのうちPCellを含むCC#0−#2、#4のDCIにはTDAI及びADAIを含めず、CC#5(セルインデックスが5)以上のCCのDCIにTDAI及びADAIを含める場合を示している。ユーザ端末がCC#5のDCIでTDAI=5及びADAI=5を検出した場合、ユーザ端末は検出したTDAI及び/又はADAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。
図7Bにおいて、ユーザ端末がTDAI及びADAIを含むDCIを検出できなかった場合、既存のPUCCHフォーマット3を用いて、CC#1、#2、#4のDL信号に対するACK/NACKをフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。ユーザ端末がTDAI及びADAIを含むDCIを検出できない場合としては、例えば、SCellインデックス5以上のCCのDCIが検出できない場合、SCellインデックス5以上のCCがスケジューリングされない場合が挙げられる。例えば、ユーザ端末は、CC#5においてPDCCH/EPDCCHを検出できず、CC#1、#2、#4のPDCCH/EPDCCHを検出できた場合、CC#0−#2、#4に対するACK/NACKビット列をPUCCHフォーマット3でフィードバックする。この場合、フィードバックするHARQ−ACKのコードブックサイズは、ユーザ端末が検出したCC数に基づいて決定してもよいし、所定CC(例えば、5CC)数に基づいて決定してもよい。
このように、所定のセルインデックス(例えば、セルインデックス5)以上のSCellのDCIにスケジューリング対象となるセル数や累積値を示す情報(TDAI及びADAI)を含めることにより、SCellのPDSCHをスケジューリングするDCIの制御情報オーバーヘッドを削減することができる。また、6CC以上のCAが設定されている場合でも、基地局がPCellおよびCC#1、#2、#4のSCellにスケジューリングを制限することで、当該UEのACK/NACK送信をPUCCHフォーマット3で行わせることができるため、5CC以下しか設定できない従来(例えばRel.10−12)UEのACK/NACK送信と同一PRBへ多重することが可能となり、トラフィック状態に合わせてPUCCHのオーバーヘッドを動的に抑制することができる。
ここで、図7Cに示す場合には、PUCCH format 3によるフォールバックを行う場合を示したが、PCellのPDCCH/EPDCCHしか検出しない場合には、さらにPUCCH format 1a/1bを用いるフォールバックを行ってもよい。すなわち2段階のフォールバックを行ってもよい。
なお、共通サーチスペース(CSS)で送受信するDCIは、TDAI及びADAIを含まないものとし、共通サーチスペースでのみDCIを検出した場合には、ユーザ端末は、ACK/NACKを従来の方式であるPUCCH format 1a/1bで送信するフォールバックを行ってもよい。
以上、第3の実施の形態によれば、DCIにスケジューリング対象のCCの数を示すTDAI及び累積値を示すADAIを含めることにより、無線基地局とユーザ端末におけるコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、通信品質の低下を抑制することができる。また、TDAI及びADAIを用いるため、特定のCCがスケジューリング対象であるかを判断することができる。これにより、ユーザ端末がスケジューリング対象のCCにおいてDCIを受信できなかった場合でも、当該CCにおけるACK/NACKをNACKと判断できる。
なお、上述した実施の形態では、ADAIをCCのセルインデックスと昇順に対応付けたが、ADAIの値の対応付けの方法はこれに限らない。例えば、ADAIと、セルインデックスを降順に対応付けしてもよい。この場合は、例えば、最も小さいセルインデックスCCにTDAIの値が対応づけられる。この場合でも、ユーザ端末は、上述した場合と同様に検出ミスしたCCを検出できる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、無線基地局からユーザ端末に対して送信されるスケジューリング対象のセルに関する情報として、セルインデックスが最も大きいセルを識別する情報(例えば、LDI(Last Downlink assignment Index、Last Downlink grant Indicator))を送信する場合について説明する。この場合、第3の実施の形態で説明したCCの累積値を示すADAIに加えて、セルインデックスが最も大きいセルを示すLDIを送信するA DAI/LDI(Accumulated DAI/LDI)方式とすることができる。
(第1の態様)
図8A、図8B、図8Cを用いて第4の実施形態の第1の態様を説明する。図8A、図8B、図8Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれる情報(LDI、ADAI)を示す図である。
第1の態様においては、無線基地局は、スケジューリング対象となるCCのうちすべてのCCで送信されるDCIに、CCの累計値に関する情報を示すADAIと、CC index(セルインデックス)が最も大きいセルを識別するためのLDIを含める。ここで、LDIは、例えば、1ビットで構成されてよい。また、スケジューリング対象のセルのうち最もセルインデックスが大きいセルをLDI=1で示し、それ以外のセルをLDI=0で示すものとしてよい。
例えば、図8Aでは、スケジューリング対象のCCは、CC#0−#2、#4、#5であり、スケジューリング対象でないCCは、CC#3である。この場合、CC#0−#2、#4において、LDI=0と、各CCに対応したADAIを含むDCIがユーザ端末に送信される。また、最もセルインデックスが大きいCC#5においては、LDI=1と、ADAI=5を含むDCIがユーザ端末に送信される。図8Aに示す例では、セルインデックスが小さいものから順にADAIの番号を設定する場合を示している。無線基地局は、このように設定されたLDI及びADAIを含むDCIを、スケジューリング対象のCC(CC#0−#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信する。
また、図8Bでは、スケジューリング対象のCCは、CC#1、#2、#4、#5であるため、CC#5にLDI=1が対応づけられ、ADAI、LDIを含むDCIがスケジューリング対象のCC(CC#1、#2、#4、#5)を介してユーザ端末に送信される。
ユーザ端末は、受信したLDI及びAIDIに基づいてコードブックサイズを決定することができる。具体的には、LDI=1となるCCにおけるADAIの値をコードブックサイズとすることができる。また、ユーザ端末は、受信したADAIとPDSCHの復号結果に基づいて当該CCに対応するACK/NACKを決定することができる。さらに、ADAIが連続した値となっておらず、ADAIに抜けがある場合には、抜けのあるADAIに対応するCCにおいて、検出ミスが発生したことがわかる。この場合、ユーザ端末は当該CCに対応するACK/NACKはNACKであるとして、NACKを生成して無線基地局に送信してもよい。
ユーザ端末がLDI=1となるCCについて受信できなかった場合には、ユーザ端末が当該CCを検出ミスしたことがわかる。この場合、ユーザ端末はDL信号を検出したCCのうち最もセルインデックスが大きいCCより、さらにセルインデックスが大きい1つまたは複数のCCのPDCCH/EPDCCHについて受信できていないことがわかる。
当該CCは、無線基地局においてスケジューリングされたにも関わらずユーザ端末が信号を受信できていない。ここで、PDCCH/EPDCCHの検出失敗確率は、0.1%であるため、2回以上連続して検出失敗する確率は非常に低く発生を無視しても構わない。そのため、LDI=1となるCCをユーザ端末が受信できなかった場合には、LDI=1となる1つのCCの検出のみを失敗したと想定して動作してもよい。
したがって、ユーザ端末は受信に失敗したLDI=1を示すCCのNACKや、PDSCHの復号結果及びADAIの受信結果に基づいてACK/NACKを作成し、無線基地局に送信すればよい。
例えば、図8Cでは、ユーザ端末が、スケジューリングされたセルのうちセルインデックスが最も大きいCC#5を検出できなかった場合を示している。ここでは、CC#4がLDI=0であり、CC#4より大きいCCインデックスを有するCCはCC#5のみであるため、ユーザ端末はCC#5がLDI=1であると判断することが可能である。また、この時CC#4におけるADAIが4であるため、CC#5におけるADAIは5であるとユーザ端末は判断できる。したがって、この場合、ユーザ端末はCC#5のLDI(LDI=1)及びADAI(ADAI=5)の値に基づいて、ACK/NACKのコードブックサイズを決定してACK/NACKフィードバックを制御することができる。
このように第4の実施の形態の第1の形態によれば、少ない情報量(例えば、1ビット)でスケジューリングされたCCのうち最もCCインデックスが大きいCCを判別することができる。これにより、DCIのオーバーヘッドの増加を抑制することができる。また、ユーザ端末がLDIとADAIに基づいてACK/NACKのサイズを適切に判断することができるため、通信品質の低下を抑制することが可能となる。
(第2の態様)
図9A、図9B、図9Cを用いて第4の実施の形態の第2の態様を説明する。図9A、図9B、図9Cは、あるサブフレームにおいて各CCに対するスケジューリング(DL信号の送信)状況とDCIに含まれるLDI情報及びADAI情報を示す図である。
第2の態様においては、無線基地局はスケジューリング対象となるCCのうち所定CC(所定セル)で送信されるDCIに、セルインデックスが最も大きいセルを識別する情報であるLDIとCCの累積値を示すADAIを含める。つまり、スケジューリングの対象となるCCであっても、DCIがLDI及びADAIを含まないCCが存在する。
例えば、図9Aでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、PCellであるCC#0のDCIに当該LDI及びADAIを含めない場合を示している。つまり、無線基地局は、LDI及びADAIを含むDCIをPCell以外の所定のCC(スケジューリングするSCell)で送信する。この場合、CAにおいて通信が集中するPCellのDCIのオーバーヘッドの増大を抑制することができる。
図9Aにおいて、ユーザ端末はLDI及びADAIを含むDCIを検出した場合には、第1の態様と同様にLDI及びADAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。図9Aでは、LDI=1となるCC#5において、DCIがLDI及びADAIを含む。このため、ユーザ端末はLDI及びADAIに基づいてスケジューリングされたCC数を判断することが可能である。このように、LDI=1となるCC、すなわちスケジューリングされたCCのうちセルインデックスが最も大きいCCを所定CCに含めることで、ユーザ端末は、DCIに含まれるLDI及びADAIに基づいて、スケジューリングされたCC数を判断することができる。
一方で、ユーザ端末は、LDI及びADAIを含むDCIを検出できなかった場合(例えば、PCellのDCIのみ検出した場合)、SCellへのスケジューリング有無を判断できないことから、既存のPUCCHフォーマット1a/1bを用いて、PCellのDL信号に対するACK/NACKのみフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。この場合、PCellにおいても、PDCCH/EPDCCHを検出できない場合、ユーザ端末はACK/NACKを送信しない(DTX)としてもよい。
図9Bには、第2の態様の別の例を示す。図9Bでは、スケジューリング対象のCCはCC#0−#2、#4、#5であるが、無線基地局は、設定されたCCのうちPCellを含むCC#0−#2、#4のDCIにはLDI及びADAIを含めず、CC#5(セルインデックスが5)以上のCCのDCIにLDI及びADAIを含める場合を示している。ユーザ端末がCC#5のDCIでLDI=1及びADAI=5を検出した場合、ユーザ端末は検出したLDI=1となるCCにおけるADAIの値に基づいてスケジューリングされたCC数を判断してフィードバックするACK/NACKのビット数を決定することができる。
図9Bにおいて、ユーザ端末がLDI及びADAIを含むDCIを検出できなかった場合、既存のPUCCHフォーマット3を用いて、CC#1、#2、#4のDL信号に対するACK/NACKをフィードバックしてもよい(フォールバック動作)。ユーザ端末がLDI及びADAIを含むDCIを検出できない場合としては、例えば、SCellインデックス5以上のCCのDCIが検出できない場合、SCellインデックス5以上のCCがスケジューリングされない場合が挙げられる。例えば、ユーザ端末は、CC#5においてPDCCH/EPDCCHを検出できず、CC#1、#2、#4のPDCCH/EPDCCHを検出できた場合、CC#0−#2、#4に対するACK/NACKビット列をPUCCHフォーマット3でフィードバックする。この場合、フィードバックするHARQ−ACKのコードブックサイズは、ユーザ端末が検出したCC数に基づいて決定してもよいし、所定CC(例えば、5CC)数に基づいて決定してもよい。
このように、所定のセルインデックス(例えば、セルインデックス5)以上のSCellのDCIにスケジューリング対象となるセルの累積値や最大セルインデックスのセルを識別する情報(LDI及びADAI)を含めることにより、SCellのPDSCHをスケジューリングするDCIの制御情報オーバーヘッドを削減することができる。また、6CC以上のCAが設定されている場合でも、基地局がPCellおよびCC#1、#2、#4のSCellにスケジューリングを制限することで、当該UEのACK/NACK送信をPUCCHフォーマット3で行わせることができるため、5CC以下しか設定できない従来(例えばRel.10−12)UEのACK/NACK送信と同一PRBへ多重することが可能となり、トラフィック状態に合わせてPUCCHのオーバーヘッドを動的に抑制することができる。
ここで、図9Cに示す場合には、PUCCH format 3によるフォールバックを行う場合を示したが、PCellのPDCCH/EPDCCHしか検出しない場合には、さらにPUCCH format 1a/1bを用いるフォールバックを行ってもよい。すなわち2段階のフォールバックを行ってもよい。
なお、共通サーチスペース(CSS)で送受信するDCIは、LDI及びADAIを含まないものとし、共通サーチスペースでのみDCIを検出した場合には、ユーザ端末は、ACK/NACKを従来の方式であるPUCCH format 1a/1bで送信するフォールバックを行ってもよい。
以上、第4の実施の形態によれば、DCIにセルインデックスが最も大きいセルを識別する情報であるLDI及び累積値を示すADAIを含めることにより、無線基地局とユーザ端末におけるコードブックサイズの認識を一致させることができる。これにより、通信品質の低下を抑制することができる。また、LDI及びADAIを用いるため、特定のCCがスケジューリング対象であるかを判断することができる。これにより、ユーザ端末がスケジューリング対象のCCにおいてDCIを受信できなかった場合でも、当該CCにおけるACK/NACKをNACKと判断できる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、スケジューリング対象のセルに関する情報を物理レイヤシグナリングであるDCIのビットマップや、DAI(TDAIや、ADAI、LDAIを含む)に含める場合を示したが、これに限られない。例えば、DCIにおける他のビットフィールドや、新規に定義されたビットフィールドを利用してスケジューリング対象のセルに関する情報を送信してもよい。あるいは、DL MAC CEなどのマックレイヤのシグナリングに含めるものとしてよい。
さらに、DCI formatとDL MAC CEは組み合わせて用いてもよい。例えば、複数のCCでビットマップやDAIがスケジューリングされる場合には、全てまたは一部のMAC CEにビットマップやDAIをスケジューリングし、残りをDCI(PDCCH/EPDCCH)にスケジューリングするようにしてもよい。
また、上に示す例では、所定のPDSCHを受信するCCと、当該PDSCHを割り当てるPDCCH/EPDCCHを受信するCCが同じ場合を例に挙げて説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではない。例えば、所定のPDSCHを受信するCCと、当該PDSCHを割り当てるPDCCH/EPDCCHを受信するCCが異なる場合(クロスキャリアスケジューリング)であっても、各実施形態で説明する方法を適用することができる。
また、複数のCCのPDCCH/EPDCCHに各種DAI(TDAI、ADAI、LDAI)やビットマップが含まれる場合、ユーザ端末は、異なるDAIやビットマップを含む複数のPDCCH/EPDCCHを検出する可能性がある。かかる場合、いずれかのPDCCH/EPDCCHは、誤検出である可能性が高い。
このため、複数のDAI及び/又はビットマップが得られた場合、ユーザ端末は、以下のいずれかの方法でTDAI(又はADAI)及び/又はビットマップを選択し、コードブックサイズを決定してもよい。
(1)多数決で選択(最も多く検出されたTDAI(又はADAI)及び/又はビットマップを選択)
(2)スケジューリングされたCC数が最も多いものを選択(最も大きいTDAI(又はADAI)及び/又は最も‘1’の数が多いビットマップを選択)
(3)スケジューリングされたCC数が最も少ないものを選択(最も小さいTDAI(又はADAI)及び/又は最も‘1’の数が少ないビットマップを選択)
このように、各CCで送信されるビットマップ/DAI値が異なる場合に、所定ルールに基づいてビットマップ/DAI値を判断することで、無線基地局とユーザ端末との間で、ACK/NACKビット数の認識がずれる可能性を低減することができる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の上記各実施の態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記各実施の態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅(例えば、20MHz)を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE−Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれても良い。
図10に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a〜12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12(12a−12c)の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、複数のセル(CC)(例えば、6個以上のCC)を用いてCA又はDCを適用することができる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。なお、各無線基地局が利用する周波数帯域の構成はこれに限られない。
無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイント、などと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクにOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクにSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、SIB(System Information Block)などが伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。
また、DCIは、スケジューリングされたセルを示すビットマップや、スケジューリングされたセルの数を示すTDAI(Total Downlink Assignment Index)や、スケジューリングされたセルの累積値に関する情報を示すADAI(Accumulated DAI)や、スケジューリングされたセルのうちセルインデックスが最も大きいセルに関する情報を示すLDI(Last Downlink assignment Index)などを含んでもよい。また、PUSCHには、ACK/NACKに用いるために、PUSCH format 1a/1b、PUSCH format 3などの複数のformatが設定される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
<無線基地局>
図11は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。また、送受信部103は、本発明に係る送信部及び受信部を構成することができる。
一方、上り信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
なお、送受信部103は、ユーザ端末20に対して、後述の送信信号生成部302が生成する上り送信電力制御情報や、PHR設定情報などを含む下り信号を送信する。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図12は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図12では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図12に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を少なくとも備えている。
制御部(スケジューラ)301は、無線基地局10全体の制御を実施する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。また、制御部301は、本発明に係る制御部を構成することができる。
制御部301は、例えば、送信信号生成部302による信号の生成や、マッピング部303による信号の割り当てを制御する。また、制御部301は、受信信号処理部304による信号の受信処理や、信号の測定を制御する。
制御部301は、システム情報、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、同期信号や、CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、DM−RS(Demodulation Reference Signal)などの下り参照信号のスケジューリングの制御を行う。
また、制御部301は、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK))、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルや、上り参照信号などのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、無線基地局10に接続するユーザ端末20の上りデータ送信のために、送信信号生成部302及びマッピング部303を制御する。
また、制御部301は、ユーザ端末に対して単一セル(CC)又は複数セルでDCIを送信するように送信信号生成部302を制御することができる。制御部301は、スケジューリング対象のセルに関する情報をDCIに含めることができる。例えば、制御部301は、スケジュールされたセルを示すビットマップをDCIに含めることができる(上記第1の態様)。制御部301は、スケジュールされたセルの数を示すTDAI(Total Downlink Assignment Index)をDCIに含めることができる(上記第2の態様)。また、制御部301は、TDAIに加えて、各セルのセルインデックスに対応した累積値を示すADAI(Accumulated DAI)をDCIに含めることができる(上記第3の態様)。さらに、制御部301は、スケジュールされたセルの中で一番セルインデックスが大きいセルであることを示すLDI(Last Downlink assignment Index)をDCIに含めることができる(上記第4の態様)。
なお、制御部301は、スケジューリング対象のセルに関する情報を上位レイヤシグナリングに含めてもよい。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号(下り制御信号、下りデータ信号、下り参照信号など)を生成して、マッピング部303に出力する。送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部302は、例えば、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に従って、スケジューリング対象のセルに関する情報を含むDCIを生成する。
また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI)などに基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信される上り信号(上り制御信号、上りデータ信号、上り参照信号など)である。受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、受信処理により復号された情報を制御部301に出力する。また、受信信号処理部304は、受信した信号に関する測定を実施することができる。つまり、受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
<ユーザ端末>
図13は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。また、送受信部203は、本発明に係る送信部及び受信部を構成することができる。
送受信部203は、スケジューリング対象のセルに関する情報を含むDCI又は/及び上位レイヤシグナリングを受信する。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図14は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図14においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図14に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を少なくとも備えている。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。また、制御部401は、本発明に係る制御部を構成することができる。
制御部401は、例えば、送信信号生成部402による信号の生成や、マッピング部403による信号の割り当てを制御する。また、制御部401は、受信信号処理部404による信号の受信処理や、測定部405による信号の測定を制御する。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。
また、制御部401は、下り制御信号に含まれるDCIや、上位レイヤシグナリングにスケジューリング対象のセルに関する情報が含まれている場合には、当該スケジューリング対象のセルに関する情報に基づいてACK/NACKの送信を制御する。
例えば、制御部401は受信信号処理部404で受信されたDCI及び/又はDL MAC CEに含まれるビットマップに基づいてACK/NACKのコードブックサイズを決定してもよい。また、制御部401は送信信号生成部402にACK/NACKビット列を生成させてもよい(第1の実施の形態)。
また、制御部401は、受信信号処理部404で受信されたDCI及び/又はDL MAC CEに含まれるTDAIに基づいて、ACK/NACKのコードブックサイズを決定してもよい。また、制御部401は、PDSCHの復号結果に基づいて、送信信号生成部402にACK/NACKビット列を生成させてもよい(第2の実施の形態)。
また、制御部401は、受信信号処理部404で受信されたDCI及び/又はDL MAC CEに含まれるTDAIに基づいて、ACK/NACKのコードブックサイズを決定してもよい。また、制御部401は、DCI及び/又はDL MAC CEに含まれるADAIに基づいて、ACK/NACKのビット列を生成させてもよい(第3の実施の形態)。
また、制御部401は、受信信号処理部404で受信されたDCI及び/又はDL MAC CEに含まれるTDAI及びADAIに基づいて、ACK/NACKのコードブックサイズを決定してもよい。また、制御部401は、ADAIとPDSCHの復号結果に基づいて、送信信号生成部402にACK/NACKビット列を生成させてもよい(第4の実施の形態)。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上り信号(上り制御信号、上りデータ信号、上り参照信号など)を生成して、マッピング部403に出力する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部402は、例えば、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)に関する上り制御信号を生成する。チャネル状態情報の送信に適用する変調次数(変調方式)やPRB数は、制御部401からの指示により決定することができる。また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信される下り信号(下り制御信号、下りデータ信号、下り参照信号など)である。受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
受信信号処理部404は、受信処理により復号された情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
測定部405は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。測定部405は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP)、受信品質(例えば、RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。つまり、本発明の一実施形態に係る無線基地局、ユーザ端末などは、本発明に係る無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。