JP6171545B2 - レーザ加工煙清浄装置、レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来の装置は、排煙機能が不十分であった。このため、煙に含まれる微粒子がレーザ照射ヘッド周辺に付着してしまい、また、この堆積物がレーザ照射ヘッド周辺からシートに落下してしまう可能性があった。
・第2の発明は、第1の発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記流出部(30,70,230,270)は、空気を、レーザ加工によって煙(S1,S2)が発生する空間(A1,A2)よりも広い領域に対して流出すること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明のレーザ加工煙清浄装置において、このレーザ加工煙清浄装置(20)は、レーザ光を照射するレーザ照射部(3)に取り付けられ、前記レーザ光を通す筒部(21)を備え、前記流出部(30)は、空気を、前記筒部の先端よりも加工シート(W)側の空間(A1)に対して流出すること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第4の発明は、第3の発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記筒部(21)の外形は、レーザ照射方向に平行であること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第5の発明は、第3又は第4の発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記筒部(21)の内部に、空気を流出する筒内流出部(40)を備えること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記流出部(30,70,230,270)は、空気を、送り方向の下流側(X1)に向けて流出すること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第8の発明は、第7の発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記流入部(50,80)は、軸方向が送り方向になるように配置された筒の加工シート(W)側を開口した形状であること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第9の発明は、第7又は第8の発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記レーザ加工機は、前記加工シート(W)の送り角度を、屈曲部(2b)で変化させるものであり、前記流入部(52)は、前記屈曲部(2b)で送り角度が変化した前記加工シートの経路にも配置されており、前記屈曲部で送り角度が変化した前記加工シート側も開口していること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
・第10の発明は、第7から第8のいずれかの発明のレーザ加工煙清浄装置において、前記流入部(51)の先端(51a)は、煙が発生する空間(A1)を囲うように形成されていること、を特徴とするレーザ加工煙清浄装置である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のレーザ加工機1を手前側Y1から見た断面図である。
図2は、第1実施形態のレーザ加工機1の加工用紙Wよりも上側Z2の一部を拡大した断面図である。
図3は、第1実施形態の清浄装置10の周辺を、ノズル口31を通る水平面で切断した断面を、上側Z2から見た断面図である(図2の矢印3−3部断面図)。
図4は、第1実施形態のレーザ加工機1の加工用紙Wよりも下側Z1の一部を拡大した断面図である。
実施形態及び図面では、説明を明確にするために、便宜上、図1を基準にして、レーザ加工領域における左右方向を加工用紙Wの送り方向Xをとし、加工用紙Wの面方向のうち送り方向Xに直交する方向、つまり、加工用紙Wの幅方向を奥行方向Yとする。レーザ加工機1は、加工用紙Wの表面(XY平面)が水平面になるように、加工用紙Wを送ることとし、加工用紙Wの表面の法線方向を鉛直方向Zとする。
また、送り方向Xの上流側が右側X2であり、下流側が左側X1である。レーザ照射方向は、鉛直方向Zであり、上側Z2から下側Z1に向けて、加工用紙Wにレーザ照射するものとする。
なお、レーザ加工機1の配置は、上記構成に限定されず、例えば、レーザ加工機1の全体を、傾けて配置したりしてもよい。
この加工システムは、加工用紙W(加工シート)を左側X1に送りながら、インラインでプリント、レーザ加工等をして、帳票等を製造するシステムである。
レーザ加工機1は、これらの加工のうち加工用紙Wに対してレーザ加工を行う。レーザ加工機1は、例えば、縦ミシン目加工、マーキング処理、ハーフカット加工等を行う。
ローラ2a,2bは、レーザ加工を行う領域において、加工用紙Wを送るローラである。ローラ2a,2bは、レーザ加工機1の右側X2、左側X1にそれぞれ配置されている。
レーザ加工機1は、ローラ2a,2b間では、加工用紙Wを水平方向に送る。そして、レーザ加工機1は、ローラ2a,2bを屈曲部として、加工用紙Wの送り方向を、水平方向から、下斜め方向に変化させる。
照射ヘッド3は、レンズ収容ケース3b、レンズ3cを備える。
レンズ収容ケース3bは、レンズ3cを収容する部材である。レンズ収容ケース3bは、奥行方向Yに駆動可能に駆動装置(図示せず)によって支持されている。レンズ収容ケース3bは、加工準備時にレーザ照射位置を調整したり、加工時にレーザ照射位置を微調整する場合等に、奥行方向Yに駆動される。
レンズ3cは、レーザ発振装置(図示せず)からレーザ光3aが導かれ、加工用紙Wに向けてレーザ光3aを照射する光学部材である。
清浄装置10は、上部清浄装置20、下部清浄装置60を備える。
上部清浄装置20は、筒部21、上部流出部30、筒内流出部40、上部流入部50を備える。
筒部21は、照射ヘッド3のレンズ収容ケース3bの下端に配置され、ネジ止め等によってレンズ収容ケース3bに取り付けられる。筒部21の上側Z2は、作業者が着脱時等に、把持するためにフランジ部21aになっている。なお、筒部21の上側Z2は、フランジ部21aを設けた形態に限定されず、レンズ収容ケース3bと同じ外径にしてもよい。
筒部21は、筒体であり、軸方向が鉛直方向Zであり、かつ、レーザ光3aの光軸と同軸に配置される。
筒部21は、内径及び外径が変化しない円筒状の部材である。このため、水平面を断面とする断面形状の外形は、鉛直方向Zのいずれでも、一定の大きさである。
筒部21は、レーザ光3aが通過できるように、筒部下端21bが開口している。筒部下端21bよりも下側Z1の空間であって、上部流出部30のノズル口31(後述する)よりも左側X1の空間は、レーザ加工によって加工用紙Wの上側Z2に煙が発生する空間(以下「上部煙発生空間A1」という)である。
なお、上部流出部30と筒部21とは、一体に限らず、分離した形態でもよい。
上部流出部30は、空気を送出する送出管30aが接続されている。送出管30aは、ポンプ等の空気供給装置(図示せず)に接続されている。
上部流出部30は、筒部下端21bの右側X2の領域に配置されている。
上部流出部30は、ノズル口31を備える。
図3に示すように、ノズル口31は、奥行方向Yに細長く、奥行方向Yの長さW31は、筒部21の外径d21よりも大きい。ノズル口31の開口方向は、左側X1である。
上側Z2から見たときに(図3参照)、ノズル口31から流出した空気は、移動空間A31に示すように、奥行方向Yに長さW31の奥行がある態様で移動しようとする。このため、空気は、上部煙発生空間A1の全領域を通る。つまり、空気は、筒部下端21bよりも加工用紙W側の空間であり、筒部下端21bの外形よりも広い領域(移動空間A31)を移動する。
筒内流出部40は、空気供給部(図示せず)から空気を送出する送出管40aが接続されている。
筒内流出部40は、筒部21の内部に空気を流出するノズル口41を備える。
上部流入部50の形状は、軸方向が送り方向Xになるように配置された円筒を、加工用紙Wに平行な面で切断して、加工用紙W側に開口したような形状である。
上部流入部50は、上流部51、下流部52を備える。
上側Z2から見たときに(図3参照)、上流部51の右側先端51aは、筒部21及び上部煙発生空間A1の周囲を囲うような円弧状である。上流部51の左側先端51aは、開口している。右側先端51aの開口は、ノズル口31に対向配置されている。右側先端51aの開口の奥行方向Yの長さW51a(奥行方向Yの長さ)は、筒部21の外径d21よりも十分に大きく、また、ノズル口31の奥行方向Yの長さW31よりも大きい。
下部清浄装置60は、下部流出部70、下部流入部80を備える。
下部流出部70は、上部流出部30と同様な部材である。すなわち、下部流出部70は、加工用紙Wの下面側に配置され、空気を、右側X2から左側X1に向けて勢いよく流出し、奥行方向Yに奥行がある態様で流出する。
下部流入部80は、下部流出部70の空気の流出先に配置され、レーザ加工により下側Z1に発生した煙を流入する装置である。下部流入部80は、空気を吸入する吸入管80aが接続されている。吸入管80aは、ポンプ等の空気吸引装置(図示せず)に接続されている。
上流部81は、上流部51と同様な部材である。すなわち、上流部81は、軸方向が送り方向Xになるように配置された円筒を切断して、右側X2、上側Z2(加工用紙W側)に開口した形状である。上流部81は、加工用紙Wの下側Z1で煙が発生する領域(以下、「下部煙発生空間A2」という)の近傍からローラ2bの右側X2の近傍までの間に、延在している。
図示は省略するが、上部清浄装置20と同様に、上流部81の右側先端81aの開口の奥行方向Yの長さも、ノズル口71の奥行方向Yの長さよりも大きい。
下流部82は、上流部81の左側X1に連続する部分である。下流部82は、ローラ2bを逃げるとともに、上流部81から左側X1に流れてきた空気を、吸入管80aが配置されている下側Z1へと導く。このため、下流部82は、斜めに傾いた断面形状を有する。下流部82の下側Z1は、吸入管80aに接続されている。
なお、下記空気の流れの説明には、レーザ加工機1の構成から想定される形態を含み、実際の空気の流れは、下記形態に限定されない。
図1から図3に示すように、加工時には、上部流出部30、筒内流出部40、下部流出部70は、空気が送出管30a,40a,70aから常時供給され、空気をノズル口31,41、71から常時流出する。同様に、上部流入部50、下部流入部80は、空気が吸入管50a,80aから常時吸引され、空気を開口から常時流入する。
(レーザ加工にともなう煙の発生)
レーザ加工機1の制御部(図示せず)は、加工用紙Wのマーキング等をセンサで読み取ると、レーザ照射部からレーザ光3aを照射して、加工用紙Wにレーザ加工を行う。
加工用紙Wにレーザ光3aが照射すると、煙S1,S2が加工用紙Wの上側Z2、下側Z1に発生する。
(上部煙発生空間A1及びその周辺の空気の流れ)
図2に示すように、上部流出部30は、上部煙発生空間A1のうち筒部下端21bから下側Z1に10mm程度の空間に向けて、左側X1に空気を流出する(矢印F1参照)。
また、加工用紙Wの直上では、加工用紙Wの送りにより、自然に、右側X2から左側X1に向けて空気が流れる。この空気の流れが影響して、上部煙発生空間A1の全体において、右側X2から左側X1に向けて空気が流れる(図示は省略した)。
これにより、空気の加工用紙Wに対する速度(相対速度)は、空気の実際の速度よりも遅くなる。このため、清浄装置は、加工用紙W上部における乱流の発生を抑制し、煙S1の滞留を抑制できる。
このため、上部煙発生空間A1では、空気は、左側X1に向かうに従って下側Z1に降下するように流れる(矢印F3参照)。また、上部流出部30は、移動空間A31(図4参照)となるように、空気を流出する。これにより、煙S1を、加工領域から十分に除去し、レーザ加工機1は、良好にレーザ加工することができる。
このため、煙S1は、筒部21の手前側Y1及び奥側Y2の空間に立ち上ったりすること、筒部21の内部への流入等が抑制される。
また、上部煙発生空間A1の空気は、左側X1に向かうに従って、降下するので、筒部下端21b等への接触が抑制される。
さらに、空気は、上部煙発生空間A1を通過した後も、その勢いがある程度維持されて、上側Z2への移動が抑制される(矢印F4参照)。このため、筒部21の手前側Y1及び奥側Y2の空間に立ち上ったりすることも抑制される。
これにより、清浄装置10は、筒部下端21bや、筒部21及び照射ヘッド3の外周面等への、煙S1の接触を抑制できる。
また、筒部21は、円筒であるので、外周面が鉛直方向Zに平行に形成されており、フランジ部21aを除けば、下側Z1に向いている面や、突起等の構成がない。このため、仮に、煙S1が筒部下端21bから矢印F4の方向等に移動しても、筒部21は、煙S1との接触が抑制される。この作用については、後述する比較例でも説明する。
上部煙発生空間A1を通ってきた空気は、上部流入部50に流入する。
上部流入部50の右側先端51aは、上部流出部30を囲うように形成されている(図4参照)。このため、上部流入部50は、右側先端51a内の開口を流入口として、上部流出部30が流出し上部煙発生空間A1を通ってきた空気を、煙S1と一緒に、確実に流入できる。
しかし、開口の奥行方向Yの長さW51aが、上部煙発生空間A1よりも十分に大きいので(図4参照)、右側先端51aの縁部及び下側縁部51bは、煙S1との接触が抑制される。
加えて、煙S1の濃度は、加工用紙Wに近くなる程高くなるが、上部流入部50は、下側Z1が開口しているので、煙S1の濃度が高い空間には、上部流入部50の構造物が存在しないことにもなる。
このため、上流部51の外形には、煙S1が接触することが抑制される。
加工用紙Wの送りにともない、加工用紙Wの直上の空気が、加工用紙Wの直上の空間を、左側X1に移動する場合がある(矢印F6参照)。この空気は、上流部51の下側縁部51bの開口からの吸引力により、上側Z2に移動する(矢印F7参照)。このため、仮に、煙S1がこの加工用紙Wの直上の空気の流れに乗ったとしても、上流部51は、下側縁部51bの開口を吸入口として、これを吸入できる。
なお、前述したように、上流部51内壁の堆積した堆積物が加工用紙W上に落下したような場合であっても、上流部51が、下側縁部51bの開口から、この落下した堆積物を吸入できることも期待できる。
図1に示すように、上流部51から流れてきた空気は、下流部52の内部に導かれる。このため、上流部51から流れてきた空気は、突起等の構造物に衝突することなく、スムーズに下流部52の内部に導かれ、さらに、吸入管50aに吸入される。
また、下流部52は、下側Z1が開口しているので、上流部51と同様に、煙との接触が抑制される。
また、下流部52の加工用紙W側は、開口している。このため、上部清浄装置20は、加工用紙Wの送り経路のうちより長い部分を、微粒子が付着する構造物がない構成にできる。これにより、上部清浄装置20は、加工用紙W上に微粒子の堆積物が落下することを抑制できる。
さらに、上部流入部50は、開口縁部への微粒子の堆積を抑制できるため、空気の流入量(吸引力)の低下も少ない。
図4に示すように、下部流出部70からの流出した空気は、上部流出部30と同様に、加工用紙Wの送りにともなって移動する空気と合流し、奥行方向Yに幅がある態様で、左側X1に移動する(矢印F11参照)。
また、下部流入部80は、上側Z2が開口しているので、下部煙発生空間A2内の空気は、左側X1に移動するに従って下側Z1に移動するように、移動する。このため、下部煙発生空間A2内の空気は、右側先端81aの開口、又は上側縁部81b内の開口から、上流部81に流入する(F12参照)。
煙S2は、上流部51と同様に、上流部81の外形(右側先端81aの縁部及び上側縁部81b)との接触が抑制されながら、上流部81の内部に導かれる。このため、下部清浄装置60は、上流部81の外形への微粒子の堆積を抑制できる。
このとき、煙S2は、上流部81の内壁81cに接触するため、内壁81cには微粒子が堆積する。しかし、加工用紙Wの下側Z1においては、この堆積物は、上流部81の底部81dに落下するので、加工用紙Wに接触することはない。
このため、仮に、煙S2がこの空気の流れに乗ったとしても、上流部81が、この煙S2を吸入できる。
このように、下部清浄装置60は、加工用紙Wの下側Z1においても、堆積した微粒子が、加工用紙Wに付着することを抑制できる。
図5は、比較例のレーザ加工機及び清浄装置110を手前側Y1から見た断面図である。
なお、比較例の説明及び図面において、実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
清浄装置110は、保護カバー121、カバー内流出部140、上部流入部150、下部流入部180を備える。
保護カバー121は、レンズからのレーザ光路に対応した形状である。つまり、保護カバー121は、空洞の円錐状であり、下端にレーザ光を照射する開口121aを備える。
カバー内流出部140は、保護カバー121内の空間に、空気を流出する部材である。カバー内流出部140に流出した空気は、保護カバー121の開口121aから、下側Z1に向けて流出する。
上部流入部150は、レーザ加工により加工用紙Wの上側Z2に発生した煙S1を流入する。上部流入部150は、円筒状の部材である。上部流入部150は、上部煙発生空間A1の左側X1に配置されている。
下部流入部180は、レーザ加工により加工用紙Wの下側Z1に発生した煙S2を流入する。下部流入部180は、円筒状の部材である。下部流入部180は、上部煙発生空間A1の左側X1に配置されている。
比較例の清浄装置110では、上部煙発生空間A1に流出する空気は、保護カバー121の開口121aからの空気のみである。また、比較例の清浄装置110の上部煙発生空間A1内の空気は、上部流出部30を備えていない。
このため、比較例の上部煙発生空間A1内の空気は、実施形態のような上部煙発生空間A1の全領域を左側X1に向けて通るような形態ではなく(図3参照)、保護カバー121の開口121aから、単に降下しようとする。
一方、上部流入部150は、上部煙発生空間A1内の空気を流入する。
また、比較例の上部煙発生空間A1内の空気は、実施形態のような上部流出部30を備えていないので、実施形態の清浄装置10に比べると、流速が遅くなる。このため、比較例の清浄装置110は、発生した煙S1のうち上部流入部150内に流入できるものが、実施形態の清浄装置10に比べると、少なくなる。
上部流入部150内に流入できなかった煙S1は、拡散しながら上部煙発生空間A1外の空間に移動する。
これに対して、実施形態の筒部21は、外周面が鉛直方向Zに平行方向に形成されているので、煙S1との接触が抑制され、微粒子Pが堆積も抑制できるわけである。
また、比較例では、保護カバー121の開口121aから流出した空気は、単に降下しようとするので、煙S1は、上部煙発生空間A1の手前側Y1及び奥側Y2にも移動しやすい(図示は省略した)。
このため、上部流入部150の右側先端150aは、全周に渡って微粒子Pが堆積する。
微粒子Pは、ある程度の量だけ堆積すると、自重等によって落下する。このうち、保護カバー121の周囲や、上部流入部150の外周のうち下側Z1に付着した堆積物は、加工用紙W上に落下してしまう。この場合には、加工用紙Wを汚してしまうし、また、次の工程でもレーザ加工等を行う場合には、落下した堆積物にレーザ光が照射されてしまい、加工不良の原因になる。
比較例の清浄装置110は、実施形態のような下部流出部70を備えていない。
このため、下部煙発生空間A2の空気も、上部煙発生空間A1と同様に、実施形態の清浄装置10に比べると流速が遅くなり、かつ、下部煙発生空間A2の全領域を左側X1に向けて通るような形態ではない。
そのため、下部流入部180は、上部流入部150と同様に、右側先端180aに微粒子Pが堆積する。
このように、比較例の清浄装置110は、実施形態の清浄装置10よりも、煙を除去する機能が低く、加工用紙Wの汚れ等を発生しやすい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態のレーザ加工機201の斜視図である。
レーザ加工機201は、照射ヘッド203、清浄装置210を備える。
照射ヘッド203は、ガルバノ光学系を備えている。照射ヘッド203は、左側X1に送られる加工用紙Wに対して、レーザ光203aの照射先を照射範囲203b内で送り方向X及び奥行方向Yに移動させながら、レーザ加工を行う。
このため、レーザ加工機201の上部煙発生空間、下部煙発生空間は、照射範囲203bの上側Z2の空間、下側Z1の空間である。
上部清浄装置220は、上部流出部230、上部流入部250を備える。
上部流出部230のノズル口231は、奥行方向Yの長さが、照射範囲203bよりも大きい。
同様に、上部流入部250のノズル口251は、奥行方向Yの長さが、照射範囲203bよりも大きい。
このため、上側Z2から見たときに、加工用紙Wの上側Z2において、上部流出部230から流出した空気は、奥行方向Yに奥行がある態様で移動して、上部流入部250に流入する(矢印F201a〜F201c参照)。そのため、上部流出部230から流出した空気は、照射範囲203bの全領域、つまり、上部煙発生空間の全領域を通ることになる。
これにより、加工用紙Wの上側Z2において、レーザ加工により発生した煙は、上部煙発生空間を通る間に、この空気に乗って、上部流入部250に流入する。
そして、下部清浄装置260は、加工用紙Wの下側Z1において、レーザ加工により発生した煙を、下部煙発生空間を通る間に、上部清浄装置220と同様に、下部流入部280に流入する。
(1)本実施形態において、清浄装置は、煙発生空間の右側には流出部を、左側には流入部を、それぞれ設けた例を示したが、これに限定されない。これらの一方のみを備えてもよい。
例えば、比較例の清浄装置に対して、実施形態の流出部のみを設けた形態にしてもよい。この場合にも、実施形態と同様に、煙発生空間に対して、奥行方向に幅の態様で、空気を移動できるので、煙清浄の効果を期待できる。
また、例えば、比較例の清浄装置に対して、実施形態の流入部のみを設けた形態にしてもよい。この場合にも、実施形態と同様に、煙発生空間を囲うように、流入口を配置でき、かつ、下側(又は上側)が開口しているので、煙清浄の効果を期待できる。
10,210 清浄装置
21 筒部
30,230 上部流出部
31,41,71,231,251 ノズル口
40 筒内流出部
50,250 上部流入部
51,81 上流部
52,82 下流部
70,270 下部流出部
80,280 下部流入部
A1 上部煙発生空間
A2 下部煙発生空間
A31 移動空間
P 微粒子
W 加工用紙
Claims (9)
- 加工シートを送り方向に送りレーザ光によって前記加工シートを加工するレーザ加工機に、取り付けられるレーザ加工煙清浄装置であって、
レーザ光を照射するレーザ照射部に取り付けられ、前記レーザ光を通す筒部と、
前記筒部に一体に取り付けられており、空気を、レーザ加工によって煙が発生する空間に向けて、送り方向に沿う方向に、かつ、前記加工シートの幅方向に奥行がある態様で流出し、かつ、空気を、前記筒部の先端よりも加工シート側の空間に対して流出する第1流出部と、
前記加工シートを挟んで前記第1流出部が設けられた側とは反対側に配置されており、空気を、レーザ加工によって煙が発生する空間に向けて、送り方向に沿う方向に、かつ、前記加工シートの幅方向に奥行がある態様で流出する第2流出部と、
前記第1流出部及び前記第2流出部の空気の流出先であって、かつ、前記レーザ照射部の少なくとも一部を覆って配置され、前記第1流出部及び前記第2流出部が流出した空気と煙とを流入する流入部と、
を備え、
前記流入部は、
前記加工シートの一方の面側に配置されて前記加工シート側に開口を有する第1流入部と、
前記加工シートの他方の面側に配置されて前記加工シート側に開口を有する第2流入部と、
を備えること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1に記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記第1流出部及び前記第2流出部は、空気を、レーザ加工によって煙が発生する空間よりも広い領域に対して流出すること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記筒部の外形は、レーザ照射方向に平行であること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記筒部の内部に、空気を流出する筒内流出部を備えること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記第1流出部及び前記第2流出部は、空気を、送り方向の下流側に向けて流出すること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記流入部は、軸方向が送り方向になるように配置された筒の加工シート側を開口した形状であること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項6に記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記レーザ加工機は、前記加工シートの送り角度を、屈曲部で変化させるものであり、
前記流入部は、
前記屈曲部で送り角度が変化した前記加工シートの経路にも配置されており、
前記屈曲部で送り角度が変化した前記加工シート側も開口していること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項6又は請求項7に記載のレーザ加工煙清浄装置において、
前記流入部の先端は、煙が発生する空間を囲うように形成されていること、
を特徴とするレーザ加工煙清浄装置。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載のレーザ加工煙清浄装置と、
加工シートに対してレーザ光を照射してレーザ加工を行うレーザ照射部と、
を備えるレーザ加工装置。
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