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JP6033311B2 - フィルタ装置及びデュプレクサ - Google Patents

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JP6033311B2
JP6033311B2 JP2014532841A JP2014532841A JP6033311B2 JP 6033311 B2 JP6033311 B2 JP 6033311B2 JP 2014532841 A JP2014532841 A JP 2014532841A JP 2014532841 A JP2014532841 A JP 2014532841A JP 6033311 B2 JP6033311 B2 JP 6033311B2
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Description

本発明は、バンドパスフィルタに遅延素子が並列に接続されているフィルタ装置及び該フィルタ装置が備えられたデュプレクサに関する。
従来、携帯電話機などの移動体通信機に、様々な帯域フィルタが用いられている。携帯電話機等では、複数のチャネルの通過帯域間の周波数幅が小さくなってきている。従って、通過帯域近傍における減衰量の拡大が強く求められている。
下記の特許文献1には、主たるフィルタに並列に遅延素子が接続されているフィルタ装置が開示されている。遅延素子は、主たるフィルタの減衰域内の所望周波数において振幅特性がほぼ等しく、位相が(2n−1)π(nは正の整数)だけ異なる特性を有している。それによって、所望周波数における直達波を相殺し、該周波数における減衰量を増大させることが可能とされている。
特許文献1では、上記遅延素子はトランスバーサル型などの弾性表面波(SAW)フィルタにより構成されている。
特開昭62−261211号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフィルタ装置では、減衰量を拡大したい所望の周波数における周波数範囲が狭いという問題があった。本発明の目的は、通過帯域外において減衰量を拡大したい周波数範囲を広げ得るフィルタ装置及び該フィルタ装置を有するデュプレクサを提供することにある。
本発明のフィルタ装置は、バンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタに並列に接続されており、前記バンドパスフィルタの減衰域内の所望の周波数において、振幅特性が等しく、位相が逆位相である特性を有する遅延素子とを備える。本発明では、遅延素子が、第1のIDTと第2のIDTとを有するトランスバーサル型弾性波フィルタからなり、第1のIDTと第2のIDTとの間の距離がIDTの電極指周期により定まる波長をλとしたときに、12λ以下とされている。
本発明に係るフィルタ装置のある特定の局面では、前記トランスバーサル型弾性波フィルタが、傾斜型IDT(Slanted Finger Interdigital Transcuder)を有するトランスバーサル型弾性波フィルタである。この場合には、減衰量を拡大したい周波数範囲をより一層広げることができる。
本発明に係るフィルタ装置の他の特定の局面では、前記遅延素子として、複数の前記トランスバーサル型の弾性波フィルタを有し、少なくとも1つのトランスバーサル型の弾性波フィルタにおける電極指ピッチが、残りのトランスバーサル型の弾性波フィルタの電極指ピッチと異なっている。この場合には、減衰量が大きくなる周波数帯域の数増加させることができ、減衰量を拡大したい周波数範囲をより一層拡大することができる。
本発明に係るフィルタ装置のさらに別の特定の局面では、前記第1のIDTと前記第2のIDTとの間の距離が6λ以下である。この場合には、減衰量を拡大したい周波数範囲をより一層広げることができる。
本発明に係るデュプレクサは、アンテナに接続された第1の端子と、送信端子と、受信端子とを有するデュプレクサであって、前記第1の端子と前記送信端子または前記受信端子との間で接続されており、本発明に従って構成されたフィルタ装置からなる第1のフィルタ部と、前記第1の端子と前記受信端子または前記送信端子との間に接続されており、前記第1のフィルタ部と通過帯域が異なる第2のフィルタ部とを備える。
本発明に係るフィルタ装置によれば、トランスバーサル型弾性波フィルタからなる遅延素子において、IDT間の距離が12λ以下とされているため、減衰域内の所望の周波数において減衰量を拡大することができ、しかも該減衰量を拡大し得る周波数の範囲を効果的に広げることができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサを示す略図的ブロック図であり、図1(b)は、第1の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタの略図的平面図である。 図2は、第1の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタの振幅特性と、バンドパスフィルタの容量の振幅特性を示す図である。 図3は、第1の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタの位相特性と、バンドパスフィルタの容量の位相特性を示す図である。 図4は、第1の実施形態のデュプレクサの送信特性及び受信特性、並びに遅延素子を接続していない比較例のデュプレクサの送信特性及び受信特性を示す図である。 図5は、第1の実施形態のデュプレクサにおける送信特性と、比較例のデュプレクサにおける送信特性を示す図である。 図6は、第1の実施形態のデュプレクサにおけるアイソレーション特性と、比較例のデュプレクサにおけるアイソレーション特性を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態において、トランスバーサル型弾性波フィルタのIDT間距離を0.5λ、5.6λ及び10.7λとした場合の送信波形及び受信波形を示す図である。 図8は、第1の実施形態において、トランスバーサル型弾性波フィルタのIDT間距離を0.5λ、5.6λ及び10.7λとした場合の各送信波形を示す図である。 図9は、第1の実施形態において、トランスバーサル型弾性波フィルタのIDT間距離を0.5λ、5.6λ及び10.7λとした場合の各アイソレーション波形を示す図である。 図10は、IDT間の距離と帯域外減衰量の拡大を図り得る周波数範囲との関係を示す図である。 図11は、本発明の第2の実施形態で用いられるトランスバーサル型弾性波フィルタの構造を模式的に示す平面図である。 図12は、第1の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタ及び第2の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタの振幅特性を示す図である。 図13は、第1の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタ及び第2の実施形態で用いられているトランスバーサル型弾性波フィルタの位相特性を示す図である。 図14は、第2の実施形態に係るデュプレクサにおける送信フィルタの減衰量周波数特性と、トランスバーサル型弾性波フィルタを接続していない比較例の送信フィルタの減衰量周波数特性を示す図である。 図15は、図14の要部を拡大して示す図である。 図16は、第2の実施形態において、IDT間の距離を1.3λとした場合、傾斜構造を有せず、IDT間の距離を1.3λまたは10.8λとした第3及び第4の実施形態の各送信波形を示す図である。 図17は、第2の実施形態において、IDT間の距離を1.3λとした場合、傾斜構造を有せず、IDT間の距離を1.3λまたは10.8λとした第3及び第4の実施形態の各送信波形を拡大したスケールで示す図である。 図18は、トランスバーサル型弾性波フィルタ及びバンドパスフィルタの容量の振幅特性を示す図である。 図19は、トランスバーサル型弾性波フィルタ及びバンドパスフィルタの容量の位相特性を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図18及び図19は従来のフィルタ装置における問題点を説明するための図である。図18は、バンドパスフィルタと、IDT間が距離10.6λであるトランスバーサル型の弾性表面波フィルタとを並列に接続した場合の振幅特性を示す図である。図19は位相特性を示す図である。なお、図18及び図19における一点鎖線はバンドパスフィルタの容量の減衰量及び位相を示す図である。
図18及び図19から明らかなように、バンドパスフィルタすなわち容量の位相特性と、トランスバーサル型弾性波フィルタの位相特性が逆位相になる周波数間隔は非常に狭い。図18では、容量の位相はほぼ90°であり、トランスバーサル型弾性波フィルタがその逆位相にあたる−90°の位相となる周波数は710MHzである。このとき、弾性波フィルタの位相が−90°±30°の範囲になる周波数範囲は、706MHz〜714MHzである。すなわち、周波数範囲は8MHzにすぎない。ここで、バンドパスフィルタの減衰域では浮遊容量が原因で信号伝達が行なわれる。浮遊容量によって伝搬する高周波信号の波長は、周波数が数百MHz〜数GHzであれば数m〜数cmであり、かつ浮遊容量によって伝搬する高周波信号の伝搬距離が数μm〜数mmであることを考えると、浮遊容量によって伝搬する信号の伝搬距離よりも上記高周波信号の波長は十分に大きい。従って、位相変化は周波数変化に対して極めて小さい。これに対して、トランスバーサル型弾性表面波フィルタの音速は約3000〜4000m/秒程度と遅い。表面波によって伝搬する高周波信号の波長は、周波数が数百MHz〜数GHzであれば数μmであり、かつ表面波の伝搬距離は、大きくとも製品サイズ以下になることを考えると数μm〜数mmである。従って、伝搬距離よりも高周波信号の波長が十分に大きいとは言えない。よって、上記のように位相変化が周波数変化に対して大きい。IDT間の距離を大きくすれば、さらに周波数に対して位相変化が大きくなる。従って、IDT間の距離を大きくすれば、広い周波数範囲にわたり減衰量を改善することが困難である。
これに対して、以下に述べる本発明の各実施形態及び変形例では、減衰量を改善し得る周波数範囲を広げ得ることができる。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサを示す略図的ブロック図である。デュプレクサ1は、アンテナ2に接続されるアンテナ端子3を有する。アンテナ端子3に共通接続端子4が接続されている。共通接続端子4とグラウンド電位との間に整合用インダクタ5が接続されている。共通接続端子4には、本発明の実施形態としてのフィルタ装置7からなる送信フィルタと、受信フィルタ8とが接続されている。フィルタ装置7は、信号端子6と送信端子9とを有する。送信端子9から送信信号が入力される。
フィルタ装置7は、複数の直列腕共振子S1〜S5と複数の並列腕共振子P1〜P3とを有するラダー型フィルタからなるバンドパスフィルタ10を有する。バンドパスフィルタ10に並列に遅延素子としてトランスバーサル型の弾性表面波フィルタ11が接続されている。
他方、受信フィルタ8は、共通接続端子4に接続されている。受信フィルタ8は、受信端子12,13を有する。受信フィルタ8は、縦結合共振子型弾性波フィルタなどの適宜のバンドパスフィルタ回路からなる。
本実施形態の特徴は、トランスバーサル型の弾性表面波フィルタ11のIDT間の距離が12λ以下と狭くされており、かつ弾性表面波フィルタ11がバンドパスフィルタ10の帯域外の所望の周波数においてバンドパスフィルタ10と同振幅かつ逆位相とされていることにある。それによって、所望の周波数において、帯域外減衰量を拡大することができ、しかも該帯域外減衰量が大きい周波数範囲を広げることが可能とされている。
図1(b)に示すように、トランスバーサル型の弾性表面波フィルタ11は、圧電基板14上に第1,第2のIDT15,16を形成した構造を有する。第1の実施形態では、第1のIDT15と第2のIDT16との間の電極指中心間距離によるIDT間距離が12λ以下と狭められている。それによって、同振幅・逆位相の関係にある周波数範囲を広げることができる。これを、図2〜図9を参照して説明する。
上記デュプレクサ1を構成するにあたり、バンドパスフィルタ10に弾性表面波共振子を用いた上記ラダー型フィルタとした。受信フィルタ8についても弾性表面波フィルタを用いた。圧電基板14として42°YカットX伝搬LiTaOからなる圧電基板を用いた。この圧電基板14上に前述した回路構成のバンドパスフィルタ10と受信フィルタ8とを構成した。
上記圧電基板14上に第1,第2のIDT15,16を形成し、弾性表面波フィルタ11を形成した。
上記弾性表面波フィルタ11は以下のように構成した。
第1のIDT15の電極指の対数を3対、第2のIDT16の電極指の対数を15対とし、第1,第2のIDT15,16における交差幅は60μm、電極指周期で定まる波長λは5.5μmとした。第1,第2のIDT15,16間の距離は0.5λとした。
図2の実線は、上記弾性表面波フィルタ11の振幅特性を示し、図3の実線は位相特性を示す。また図2及び図3における一点鎖線は、バンドパスフィルタ10を模した0.001pFの容量の振幅特性及び位相特性を示す。
図2及び図3を図18及び図19と比較すれば明らかなように、バンドパスフィルタ10の容量の位相特性と弾性表面波フィルタ11の位相特性が逆位相になる周波数範囲は、図18及び図19に示した振幅特性及び位相特性の場合に比べて広がることがわかる。例えば、図3において、弾性表面波フィルタ11がバンドパスフィルタ10の容量と逆位相、すなわち位相が−90°になる周波数は744MHzである。そして、例えば、弾性表面波フィルタ11の位相が−90°±30°になる周波数は736MHz〜753MHzであり、周波数範囲は約17MHzである。すなわち、図18に示した構成の場合の8MHzの周波数範囲に対し、2倍以上の周波数範囲において、弾性表面波フィルタ11の位相は−90°±30°となる。従って、同振幅かつ逆位相の周波数範囲を広げ得ることがわかる。
この理由は以下の通りである。本実施形態では、第1のIDT15と第2のIDT16の間隔が0.5λと小さく設定されている。そのため、弾性表面波フィルタ11の周波数による位相変化が小さくなっている。よって、広い周波数範囲で、バンドパスフィルタ10の位相特性と、弾性表面波フィルタ11の位相とが逆位相に近い状態に保たれる。従って、本実施形態によれば、広い周波数範囲で減衰量を拡大することができる。
なお、本発明において、同振幅とは、バンドパスフィルタの振幅と、弾性波フィルタの振幅とが等しい場合だけでなく、弾性波フィルタにバンドパスフィルタを接続した場合に、弾性波フィルタの振幅Xと、バンドパスフィルタの振幅Yとが、両フィルタの信号の振幅について10log 10X/Y=−5dB〜+3dBの範囲内であれば同振幅に含まれるとする。特許文献1に記載のように、本発明で定めた同振幅の状態となり、減衰量の拡大を図り得る。従って、バンドパスフィルタ10の信号の振幅と弾性表面波フィルタ11の信号の振幅とは、両者が等しい場合に限らず、互いに等しい信号の振幅を含む上記で説明した同振幅の範囲内であればよい。
また、逆位相についても、バンドパスフィルタ10の位相と弾性表面波フィルタ11の位相が全く逆である場合だけに限らない。すなわち、バンドパスフィルタ10の位相と弾性表面波フィルタ11の位相との差が、180°±30°の範囲内であればよい。
図4の破線A及び破線Bは、それぞれ上記デュプレクサ1における送信波形Txと受信波形Rxとを示す。また、実線及び二点鎖線は、それぞれ弾性表面波フィルタ11を接続していない比較例のデュプレクサにおける送信波形と受信波形とを示す。図5は、図4中の上記デュプレクサにおける送信波形と、上記比較例の送信波形を取り出して示す図である。図6は、上記デュプレクサのアイソレーション特性と上記比較例のアイソレーション特性とを示す図である。なお、図5及び図6においては、破線A,Bが実施形態の結果を、実線が比較例の結果を示す。
本実施形態によれば、図5及び図6における受信帯域Fxにおいて送信フィルタの減衰量を改善し得ることがわかる。すなわち、実線で示す送信波形に比べ、破線Aで示す送信波形では、受信帯域Fxである746MHz〜756MHzにおける減衰量を8dB程度拡大し得ることがわかる。
また、図6から明らかなように、破線Bで示す本実施形態のアイソレーション特性と、実線で示す比較例のアイソレーション特性とを比較すれば、受信帯域Fxにおけるアイソレーションの減衰量を拡大し得ることがわかる。具体的には、受信帯域Fxの低域側である746MHzの周波数において、図6に示すアイソレーションの減衰量が10dB程度拡大し得ることが分かる。
上記のように、本実施形態では、第1のIDTと第2のIDTとのIDT間距離が0.5λと狭められているため、上記受信帯域Fxにおける減衰量を効果的に拡大することができる。
図7〜図9は、上記実施形態において、IDT間の距離を、上記のように0.5λとした場合、5.6λとした場合、及び10.7λとした場合の特性を示す図である。図7は、それぞれの送信波形Tx及び受信波形Rxを重ね合わせた図であり、図8は、送信波形を、図9はアイソレーション波形を示す図である。
図8から明らかなように、IDT間の距離を0.5λとした場合には、上記受信帯域Fxにおける減衰量をより効果的に大きくすることができる。また、図5及び図8から明らかなように、IDT間の距離が0.5λの場合、受信帯域Fxにおける減衰量が比較例よりも3dB以上改善する周波数範囲は746MHz〜750.5MHzで4.5MHzである。従って、前述した比較例に比べ、やはり減衰量を拡大し得る周波数範囲を広げ得ることがわかる。
図10は、上記第1の実施形態において、IDT間の距離を変化させた場合の減衰帯Fx近傍における減衰量が実施形態でない場合より3dB以上改善する周波数範囲と、IDT間の距離との関係を示す図である。
図10より、IDT間距離が12λより大きい場合には、実施形態でない場合より減衰量が3dB以上改善できる周波数帯域は2MHz程度と狭く、ほぼ変化しないことが分かる。また、IDT間の距離が12λ以下の場合には、3dB以上改善できる周波数帯域を2MHzより広くできる。従って、IDT間の距離を小さくするにつれ、改善できる周波数帯域を広くできることが分かる。
図10から明らかなように、IDT間の距離を12λ以下とすれば、本発明に従って、減衰量を拡大し得る周波数範囲を効果的に広げ得ることがわかる。また、好ましくは、6λ以下とすれば、減衰量を拡大し得る周波数範囲を4MHz以上まで確保でき、より効果的に減衰量を拡大し得る周波数範囲を広げ得ることがわかる。なお、IDTを圧電基板に形成する工程において、IDT同士の干渉を防止するために、IDT間の距離は0.25λ以上であることが好ましい。
第2の実施形態では、図1(b)に示した弾性表面波フィルタ11に替えて、図11に示す弾性表面波フィルタ21を用いた。弾性表面波フィルタ21は、傾斜設計のIDTを有するトランスバーサル型の弾性表面波フィルタである。
図11に示すように、弾性表面波フィルタ21は、圧電基板22を有する。圧電基板22上に、第1のIDT23と、第2のIDT24とが設けられている。第1のIDT23は、複数本の電極指が弾性表面波伝搬方向と直交する方向に対して交差する斜め方向に延ばされている。第2のIDT24も同様に構成されている。第1のIDT23及び第2のIDT24の圧電基板22の幅方向一端側から他端側に向けて電極指間隔が徐々に変化している。このような傾斜型弾性表面波フィルタ21では、通過帯域を広げることができる。
図12及び図13の実線は、第1の実施形態で用いた弾性表面波フィルタ11の振幅特性及び位相特性を示し、一点鎖線が傾斜型の弾性表面波フィルタ21の振幅特性及び位相特性を示す。図12及び図13から明らかなように、傾斜型の弾性表面波フィルタ21では、周波数の変化に対し位相変化及び振幅変化が小さくなることがわかる。よって、傾斜型の弾性表面波フィルタ21を用いることにより、より広い周波数範囲でバンドパスフィルタ10の位相と遅延素子としての弾性表面波フィルタ21の信号とが、同振幅かつ逆位相に近い状態に保たれる。よって、減衰量を拡大し得る周波数範囲をより一層広げることができる。上記弾性表面波フィルタ21を用いた第2の実施形態のデュプレクサを構成し、その周波数特性を評価した。
なお、デュプレクサの構成は、上記弾性表面波フィルタ21を用いたことを除いては、第1の実施形態と同様とした。弾性表面波フィルタ21の仕様は以下の通りとした。
第1のIDT23の電極指の対数=5対、第2のIDT24の電極指の対数=15対。電極指交差幅=28μm。電極指の周期である波長λ=1.51μm〜1.64μm、IDT間隔=1.3λ。
上記傾斜型のトランスバーサル型弾性表面波フィルタ21を、送信周波数が777MHz〜787MHz付近にあるラダー型回路構成のバンドパスフィルタ10に並列に接続した。
上記のように構成されたフィルタ装置の減衰量周波数特性を図14に一点鎖線で示す。また、比較のために、上記弾性表面波フィルタ21を接続していない上記バンドパスフィルタの減衰量周波数特性を図14に実線で示す。さらに、図15に、図14の要部を拡大して示す。
図14及び図15から明らかなように、送信周波数である1200MHzよりも高い周波数域である2.5GHz付近において、本実施形態によれば減衰量を大きくし得ることができる。より具体的には、2.5GHz付近における減衰量が、弾性表面波フィルタ21を接続していない場合には53dB程度であったのに対し、上記弾性表面波フィルタ21を接続することにより60dB程度まで大きくすることが可能となった。
さらに、図16及び図17に、第2の実施形態のフィルタ装置の減衰量周波数特性に加えて、第3,第4の実施形態のフィルタ装置の減衰量周波数特性を示す。第3及び第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、傾斜構造を有しない弾性表面波フィルタ11を用いている。第3及び第4の実施形態では、弾性表面波フィルタのIDT間の距離をそれぞれ1.3λ及び10.8λとした。その他は、第2の実施形態の弾性波フィルタと同様とした。
図16及び図17から明らかように、2.5GHz付近において、第2の実施形態に比べ、第3及び第4の実施形態では、減衰量の最大値を大きくすることができる。しかしながら、減衰量を拡大し得る周波数範囲は、第2の実施形態の方が広いことがわかる。すなわち、図15に示したように、第2の実施形態では、バンドパスフィルタ10単独の場合の2.5GHz付近の減衰量よりも減衰量を拡大し得る周波数範囲は95MHzであった。これに対して、上記第3及び第4の実施形態では、バンドパスフィルタ10単独の周波数特性における2.5GHz付近の減衰量よりも減衰量を拡大し得る周波数範囲は、それぞれ、45MHz及び25MHzである。よって、第2の実施形態によれば、バンドパスフィルタ10の帯域外の所望の周波数における減衰量を拡大し得る周波数範囲をより一層広げ得ることがわかる。これは、前述したように、傾斜型の弾性表面波フィルタ21では、周波数の変化に対する振幅及び位相の変化が小さいことによる。
なお、上述してきた第1〜第4の実施形態では、バンドパスフィルタ10に1つの弾性表面波フィルタ11が接続されていた。本発明においては、複数の遅延素子をバンドパスフィルタ10に並列に接続してもよい。すなわち、図1に破線で示すように、バンドパスフィルタ10に並列に第2のトランスバーサル型の弾性表面波フィルタ11Aを接続してもよい。この場合、弾性表面波フィルタ11の電極指ピッチと、弾性表面波フィルタ11Aの電極指ピッチを異ならせることが望ましい。それによって、複数の周波数帯域で、減衰量を拡大することができる。
なお、上記実施形態では、遅延素子を構成する弾性波フィルタとして弾性表面波フィルタを用いたが、トランスバーサル型の弾性境界波フィルタを用いてもよい。
1…デュプレクサ
2…アンテナ
3…アンテナ端子
4…共通接続端子
5…整合用インダクタ
6…信号端子
7…フィルタ装置
8…受信フィルタ
9…送信端子
10…バンドパスフィルタ
11…弾性表面波フィルタ
11…遅延素子
11A…弾性表面波フィルタ
12,13…受信端子
14…圧電基板
15,16…第1,第2のIDT
21…傾斜型弾性表面波フィルタ
22…圧電基板
23,24…第1,第2のIDT
P1〜P3…並列腕共振子
S1〜S5…直列腕共振子

Claims (5)

  1. バンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタに並列に接続されており、
    前記バンドパスフィルタの減衰域内の所望の周波数において、前記バンドパスフィルタと振幅特性が等しく、位相が逆位相である特性を有する遅延素子とを備え、
    前記遅延素子が、第1のIDTと第2のIDTとを有するトランスバーサル型弾性波フィルタからなり、第1のIDTと第2のIDTとの間の距離がIDTの電極指周期により定まる波長をλとしたときに、12λ以下とされている、フィルタ装置。
  2. 前記トランスバーサル型弾性波フィルタが、傾斜型IDTを有するトランスバーサル型弾性波フィルタである、請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記遅延素子として、複数の前記トランスバーサル型弾性波フィルタを有し、少なくとも1つのトランスバーサル型弾性波フィルタにおける電極指ピッチが、残りのトランスバーサル型弾性波フィルタの電極指ピッチと異なっている、請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記第1のIDTと前記第2のIDTとの間の距離が6λ以下である、請求項1に記載のフィルタ装置。
  5. アンテナに接続された第1の端子と、送信端子と、受信端子とを有するデュプレクサであって、
    前記第1の端子と前記送信端子または前記受信端子との間で接続されており、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルタ装置からなる第1のフィルタ部と、
    前記第1の端子と前記受信端子または前記送信端子との間に接続されており、前記第1のフィルタ部と通過帯域が異なる第2のフィルタ部とを備える、デュプレクサ。
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