以下に、本発明にかかる遠隔操作表示装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる遠隔操作表示装置と、太陽光発電システムおよび住宅内分電盤との接続構成を示す図である。
太陽光発電システムは、太陽電池アレイ1およびパワーコンディショナ2を備える。太陽電池アレイ1は、例えば住宅の屋上に設置されている。太陽電池アレイ1は、複数枚の太陽電池モジュールを直列あるいは並列に接続して構成されている。各太陽電池アレイ1には、それぞれパワーコンディショナ2が接続されている。
太陽電池アレイ1は、太陽光を受けて発電し、直流電力を発生させる。パワーコンディショナ2は、太陽電池アレイ1で発生した直流電力を、交流電力へ変換する。パワーコンディショナ2の出力線5は、分電盤3に接続されている。太陽光発電システムからの交流電力は、分電盤3内の分岐ブレーカーを経由して、住宅内の電気機器であるエアコン4等で消費される。
曇天時や雨天時など、発電電力が少ない場合や、夜間など発電ができない場合には、商用電源(系統電源)から分電盤3を経由して電力が各電気機器に供給される(買電)。これとは逆に、発電電力が、そのときに住宅内の各電気機器で消費されている全消費電力より多い場合は、その余剰分は分電盤3を経由して商用電源に逆潮流される(売電)。
遠隔操作表示装置は、計測ユニット6および表示ユニット7を備える。計測ユニット6は、電力のデータを収集し、電力量を演算する。計測ユニット6は、太陽光発電システムにより発電された発電電力と、住宅内における消費電力を計測する。計測ユニット6は、表示ユニット7との間の無線通信のための送信手段14を備える。送信手段14は、計測ユニット6での計測結果である発電電力のデータを含む各種電力データを送信する。
表示ユニット7は、送受信手段15および表示操作部16を備える。送受信手段15は、計測ユニット6から各種電力データを受信する。表示操作部16は、各種画面を表示するとともに、複数の電気機器に対する遠隔操作のための入力を受け付ける。表示操作部16は、例えば、タッチパネルを備える液晶ディスプレイ(LCD)である。計測ユニット6の送信手段14と表示ユニット7の送受信手段15とは、互いのデータのやり取りを、例えば無線LANによる通信で行う。
計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能をパワーコンディショナ2が有している場合、太陽光発電システムで発電された電力のデータは、パワーコンディショナ2および計測ユニット6の間に配線された通信線8を介して、計測ユニット6へ送られる。
計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能がパワーコンディショナ2に無い場合、パワーコンディショナ2から分電盤3への出力線5に電流センサ9が設けられる。その電流センサ9の出力が、計測ユニット6の電流センサ入力部10に入力されることにより、計測ユニット6は、そのパワーコンディショナ2からの発電電力のデータを収集する。
分電盤3内に装着された売買電力検出用電流センサ11は、商用電源および分電盤3の間に流れる電流の値と向きを計測する。計測ユニット6は、売買電力検出用電流センサ11での計測結果から、売電電力および買電電力のデータを収集する。
分電盤3内の分岐ブレーカーの二次側には、それぞれ電流センサ12が装着されている。電流センサ12は、分岐ブレーカーごとの電流を計測する。計測ユニット6は、電流センサ12での計測結果から、分岐ブレーカーの出力側に接続された電気機器であるエアコン4ごとに、消費されている電力のデータを収集する。
なお、図1では、分岐ブレーカーの出力側に2つのエアコン4を接続している例を示しているが、エアコン4の数は任意であるものとする。また、分岐ブレーカーの出力側には、エアコン4が接続される場合に限られず、いずれの電気機器が接続されるものとしても良い。
電力線13は、計測ユニット6および分電盤3を接続する。計測ユニット6は、電力線13を介して、分電盤3内の1分岐ブレーカーから配線されたコンセントに接続、あるいは1分岐ブレーカーの二次側に直接接続されるなどにより、計測ユニット6自身の電源を得ている。計測ユニット6は、この電源の電圧値を計測し、電流センサ12などによって得られた電流値との演算を行って、各種電力データを得ている。
住宅内の電気機器であるエアコン4は、分電盤3内の分岐ブレーカーの二次側に接続されている。エアコン4は、表示ユニット7との通信を行うための送受信手段17を備える。エアコン4の送受信手段17と表示ユニット7の送受信手段15とは、互いのデータのやり取りを、例えば無線LANによる通信で行う。
表示操作部16は、電力表示画面と運転状況表示画面とに、画面を切り替え可能とする。表示操作部16は、電力表示画面では、パワーコンディショナ2との通信や、電流センサ9、売買電力検出用電流センサ11、電流センサ12により計測ユニット6にて収集した発電電力、売電電力、買電電力、および各エアコン4で消費されている消費電力などのデータを表示する。表示操作部16は、電力表示画面において、電力や電力量などのデータを、数値やグラフなどとして表示する。
図2は、住宅内全体における電力状態を表示する電力表示画面の一例を示す図である。この電力表示画面20は、例えば、表示操作部16のトップ画面であるものとする。電力表示画面20には、「現在の電力状態」として、「発電」、「消費」、「売電」の各数値が表示されている。
このうち、「発電」は、太陽光発電システムによる現在の発電電力の値を示している。「消費」は、住宅内の電気機器による現在の総消費電力の値を示している。「売電」は、現在の売電電力の値を示している。「売電」の表示は、現在の発電電力が消費電力より多いために余剰電力が発生し、電力系統に逆潮流させて売電している状態であることを示している。なお、現在の発電電力が消費電力よりも少ない場合には、不足電力を電力系統からの電力で補うこととなるため、「売電」に代えて「買電」と表示される。この場合、「買電」として、その時の買電電力の値が示される。
電力表示画面20の下部には、各種アイコンが並んで表示されている。これらのアイコンは、指などによるタッチ操作を受け付けるタッチスイッチである。例えば、「設定」、」「発電実績」、「省エネ実績」の各アイコンは、それぞれ、各種設定のための設定画面、発電実績を表示する画面、省エネルギーの実績を表示する画面への切り替えのための画面切り替えボタンである。「個別機器管理」のアイコンは、個別機器管理画面への切り替えのための画面切り替えボタンである。電力表示画面20において「個別機器管理」のアイコンをタッチすると、表示操作部16は、電力表示画面20から個別機器管理画面へと切り替わる。
図3は、個別機器管理画面の一例を示す図である。個別機器管理画面21は、住宅内における各電気機器についての運伝状況の表示および遠隔操作を、電気機器の種別ごとに管理している画面である。
個別機器管理画面21には、各種アイコンが並んで表示されている。これらのアイコンは、指などによるタッチ操作を受け付けるタッチスイッチである。例えば、「TV」、「エアコン」、「照明」の各アイコンは、それぞれ、電気機器であるテレビ、エアコン4、照明機器についての各運転状況表示画面への切り替えのための画面切り替えボタンである。「他」のアイコンは、住宅内におけるその他の電気機器全般についての運転状況表示画面への切り替えのための画面切り替えボタンである。個別機器管理画面21において「エアコン」のアイコンをタッチすると、表示操作部16は、個別機器管理画面21から、エアコン4についての運転状況表示画面へと切り替わる。
図4は、エアコンについての運転状況表示画面の一例を示す図である。表示操作部16は、エアコン4についての運転状況表示画面22にて、各エアコン4の運転状況を表示する。
運転状況表示画面22には、各エアコン4について、「エアコン名称」、「運転状態」、「運転切替」、「設定温度」および「室内温度」が表示されている。「エアコン名称」は、エアコン4ごとに設定された名称を表す。「運転状態」の列には、各エアコン4の現在の運転状態が、運転および停止のいずれであるかが示されている。
各エアコン4について、「運転切替」の列に配置されているアイコンには、各エアコン4の現在の運転モードが、冷房、暖房、除湿および送風のいずれであるかが示されている。また、「停止」のアイコンは、エアコン4が停止状態であることを示している。「運転切替」の列に配置されているアイコンは、指などのタッチによって操作されるタッチスイッチであるものとする。
各エアコン4について、「設定温度」の列に配置されているアイコンには、各エアコン4の現在の設定温度が示されている。かかる設定温度を示すアイコンは、タッチスイッチであるものとする。各エアコン4について、「室内温度」の列には、各エアコン4が設置されている場所における現在の温度が示されている。図4に示す例では、表示操作部16は、運転状況表示画面22にて、ダイニング、リビング、寝室の各所に設置されている各エアコン4の運転状況を、リストとして表示している。
表示ユニット7の送受信手段15は、無線LANにて、エアコン4の送受信手段17との通信を行う。表示ユニット7は、エアコン4から、運転状態、運転モード、設定温度および室内温度の情報を取得する。また、表示ユニット7は、運転状態、運転モードおよび設定温度の変更のための運転指示を、同様の通信によってエアコン4へ送る。このように、表示ユニット7の送受信手段15は、入力操作に応じた運転指示を電気機器へ送信し、かつ運転状況の情報を電気機器から受信する。
例えば、図4に「リビングのエアコン」として示されているリビングのエアコン4は、冷房運転、設定温度27.0℃、室内温度27.0℃で運転している。運転状況表示画面22にて、運転状態として「運転」と表示されたアイコンは、リビングのエアコン4が運転中であることを示している。運転切替として「冷房」と表示されたアイコンは、リビングのエアコン4の運転モードが冷房運転であることを示している。設定温度として「27.0℃」と表示されたアイコンは、リビングのエアコン4の設定温度が27.0℃であることを示している。室内温度「27.0℃」の表示は、リビングにおける現在の室内温度が27.0℃であることを示している。
表示操作部16は、電気機器であるエアコン4の運転状況を表示している運転状況表示画面22に対する操作に応じて、運転状況表示画面22上に、ポップアップ画面を表示する。表示操作部16は、ポップアップ画面にて、エアコン4の運転を遠隔操作するための入力操作を受け付ける。
図5は、運転状況表示画面における運転切替のタッチスイッチへのタッチ操作に応じて表示されるポップアップ画面の一例を示す図である。表示操作部16は、運転状況表示画面22のうち、運転モードを表示している位置、すなわち「運転切替」の列に配置されているアイコンに対するタッチ操作に応じて、運転モードの切り替えのためのポップアップ画面23を表示する。ポップアップ画面23では、運転モードの切り替えのための入力操作と、運転停止のための入力操作とを受け付ける。
例えば、リビングのエアコン4の運転を停止させる場合は、使用者は、図2において「リビングのエアコン」と同じ行に位置する「冷房」のアイコンをタッチする。表示操作部16は、かかるタッチ操作を受けて、運転状況表示画面22に重畳させて、「「運転モード」切替」と題されたポップアップ画面23を表示する。
ポップアップ画面23には、「冷房」、「暖房」、「除湿」、「送風」、「運転停止」、「キャンセル」および「確定」の各アイコンを備える。「冷房」、「暖房」、「除湿」、「送風」のアイコンは、それぞれ冷房運転、暖房運転、除湿運転、送風運転のON/OFFを操作するためのタッチスイッチである。
「運転停止」のアイコンは、運転停止の操作のためのタッチスイッチである。「キャンセル」のアイコンは、各操作について確定前の入力を取り消すためのタッチスイッチである。「確定」のアイコンは、各操作についての入力を確定するためのタッチスイッチである。「冷房」、「暖房」、「除湿」、「送風」および「運転停止」の各アイコンには、現在の運転状況の表示のためのランプが付されている。
例えば、「リビングのエアコン」について、「冷房」のアイコンへのタッチ操作を受けて開かれたポップアップ画面23において、リビングのエアコン4の現在の運転モードである「冷房」のアイコン内のランプが点灯している。図中、点灯中のランプを黒丸として示し、消灯中のランプを白丸として示している。
この状態のポップアップ画面23において「運転停止」のアイコンをタッチすると、「冷房」のアイコン内のランプが消灯するとともに、「運転停止」のアイコン内のランプが点灯する。このとき、表示ユニット7は、リビングのエアコン4に対して、冷房運転から運転停止への切り替えを指示しようとしている状態となる。
この状態から「確定」のアイコンをタッチすると、表示ユニット7は、リビングのエアコン4に対し、運転停止の指示を送信する。リビングのエアコン4は、表示ユニット7からの指示に応じて、運転を停止する。また、表示操作部16は、ポップアップ画面23を閉じ、運転状況表示画面22の表示に戻る。
この運転状況表示画面22では、「リビングのエアコン」の「運転状態」および「運転切替」には、「停止」と表示されるとともに、「設定温度」が空欄となる。このときの「リビングのエアコン」についての表示は、図4に示す「寝室のエアコン」についての表示と同様となる。
なお、上述する「確定」のアイコンへのタッチに代えて、「キャンセル」のアイコンをタッチした場合、その前における「運転停止」のタッチ操作を無効とする。これにより、リビングのエアコン4は、それまでの冷房運転を続行する。
次に、運転モードを「冷房」から「除湿」へ切り替える操作の例を説明する。例えば、「リビングのエアコン」について、「冷房」のアイコンへのタッチ操作を受けて開かれたポップアップ画面23において、「除湿」のアイコンをタッチする。このとき、「冷房」のアイコン内のランプが消灯するとともに、「除湿」のアイコン内のランプが点灯する。表示ユニット7は、リビングのエアコン4に対して、冷房運転から除湿運転への切り替えを指示しようとしている状態となる。
この状態から「確定」のアイコンをタッチすると、表示ユニット7は、リビングのエアコン4に対し、除湿運転への切り替えの指示を送信する。リビングのエアコン4は、表示ユニット7からの指示に応じて、運転モードを除湿運転へ切り替える。なお、「確定」のアイコンへのタッチに代えて、「キャンセル」のアイコンをタッチした場合、その前における「除湿」のアイコンへのタッチ操作を無効とする。これにより、リビングのエアコン4は、それまでの冷房運転を続行する。
図6は、運転状況表示画面における設定温度のタッチスイッチへのタッチ操作に応じて表示されるポップアップ画面の一例を示す図である。表示操作部16は、運転状況表示画面22のうち、設定温度を表示している位置、すなわち「設定温度」のアイコンに対するタッチ操作に応じて、設定温度の切り替えのためのポップアップ画面24を表示する。ポップアップ画面24では、設定温度の切り替えのための入力操作を受け付ける。
例えば、リビングのエアコン4の設定温度を27.0℃から28.0℃へ変更する場合は、使用者は、図4において「リビングのエアコン」と同じ行の、設定温度「27.0℃」のアイコンをタッチする。表示操作部16は、かかるタッチ操作を受けて、運転状況表示画面22に重畳させて、設定温度の数値が表示されたポップアップ画面24を表示する。
ポップアップ画面24には、設定温度の数値の表示、数値の変更ボタンであるアイコン、タッチスイッチである「キャンセル」および「確定」の各アイコンを備える。数値に隣接して配置された上三角(△)のアイコンは、数値を増加させる変更ボタンである。また、下三角(▽)のアイコンは、数値を減少させる変更ボタンである。
表示操作部16は、ポップアップ画面24にて、数値の変更ボタンのアイコンへのタッチ操作により、設定温度の数値を変更させる。設定温度の数値を「28」に変えることで、リビングのエアコン4に対して、28.0℃への設定温度の変更を指示しようとしている状態となる。
この状態から「確定」のアイコンをタッチすると、表示ユニット7は、リビングのエアコン4に対し、28.0℃へ設定温度を変更する指示を送信する。リビングのエアコン4は、表示ユニット7からの指示に応じて、設定温度を28.0℃へ変更する。また、表示操作部16は、ポップアップ画面24を閉じ、運転状況表示画面22の表示に戻る。この運転状況表示画面22では、「リビングのエアコン」について、設定温度のアイコンには「28.0℃」と表示される。
なお、上述する「確定」のアイコンへのタッチに代えて、「キャンセル」のアイコンをタッチした場合、その前に設定温度の数値を「28」へと変えたときのタッチ操作を無効とする。これにより、リビングのエアコン4は、設定温度をそれまでの27.0℃のままとする。
次に、表示操作部16における強調表示について説明する。表示操作部16は、表示形態設定手段を備える。表示形態設定手段は、複数の電気機器のうち、画面における視認し易さを他の電気機器より優先させるものとして指定された電気機器についての表示を、強調表示とするための手段である。実施の形態1にかかる遠隔操作表示装置が備える表示形態設定手段は、複数の電気機器の運転状況を表示するリストにおいて、指定された電気機器の運転状況を最上位に表示する強調表示を実施する。
図4に示す例では、運転状況表示画面22にて、各エアコン4の運転状況は、上から「ダイニングのエアコン」、「リビングのエアコン」、「寝室のエアコン」の順に表示されている。かかる順序は、例えば遠隔操作表示装置が、初期設定において任意に割り当てた順序であるものとする。
ここで、住宅内における複数のエアコン4のうち、リビングのエアコン4が、ユーザにとって運転状況を最も知りたい部屋のエアコン4であるとする。図4に示す運転状況表示画面22からリビングのエアコン4についての運転状況を確認する場合、ユーザは、まず、「エアコン名称」の列において「リビングのエアコン」の表示が上から2番目に位置することを確認する。これにより、ユーザは、各エアコン4について表示されている運転状況のリストのうち上から2番目の行の表示を、リビングのエアコン4についての運転状況として把握する。
ユーザが特定のエアコン4の運転状況を確認するには、まずそのエアコンの名称が何行目にあるかを確認する。複数の電気機器についての情報が、いずれも同様の形態の表示として、1つの運転状況表示画面22上にリストとして並べられている場合、目当てとするエアコン4についての情報がいずれの行に表示されているかが不確かとなることがあり得る。
この例では、リビングのエアコン4についての運転状況が最も容易に把握できることがユーザにとって望ましいにもかかわらず、図4に示すような順序の表示とされることで、リビングのエアコン4の運転状況が一目ではわかりにくい状態となりかねない。表示ユニット7がユーザから離れた位置にある場合は、ユーザは、運転状況表示画面22に表示されている文字が十分読み取れる位置まで行き、「リビングのエアコン」の表示を確認することとなる。
図7は、表示操作部に表示される設定変更画面の一例を示す図である。表示操作部16は、運転状況表示画面22における設定を変更するための設定変更モードにおいて、画面を設定変更画面25へと切り替える。表示操作部16は、いずれの操作によって、設定変更モードへ移行するものとしても良い。表示操作部16は、エアコン4についての運転状況表示画面22において、各エアコン4の運転状況の表示の順序を変更するときに、図7に示す設定変更画面25を表示する。
設定変更画面25は、「エアコン(1)」、「エアコン(2)」、「エアコン(3)」、「エアコン(4)」のそれぞれにエアコン4の名称を割り当てることで、表示の順序を設定する。例えば、図7に示す状態では、「エアコン(1)」に「ダイニングのエアコン」、「エアコン(2)」に「リビングのエアコン」、「エアコン(3)」に「寝室のエアコン」がそれぞれ割り当てられている。「エアコン(4)」には割り当てられているエアコン4が無いため、「(未設定)」と表示されている。
図7に示す設定によると、運転状況表示画面22には、図4に示すように、上から「ダイニングのエアコン」、「リビングのエアコン」、「寝室のエアコン」の順に、運転状況が表示されることになる。
設定変更画面25において、「エアコン(1)」、「エアコン(2)」、「エアコン(3)」、「エアコン(4)」のそれぞれの右側に、タッチスイッチである位置変更ボタン26が設けられている。設定変更画面25には、4つの位置変更ボタン26が示されている。位置変更ボタン26は、三角形が描かれたアイコンとして表示されている。
位置変更ボタン26は、タッチ操作を受けて、「エアコン(1)」、「エアコン(2)」、「エアコン(3)」、「エアコン(4)」に対する各エアコン名称の割り当てを変更することで、各エアコン4の運転状況の表示の順序を変更する。位置変更ボタン26は、表示形態設定手段として機能する。
設定変更画面25において、エアコン名称「ダイニングのエアコン」、「リビングのエアコン」、「寝室のエアコン」、「(未設定)」のそれぞれの右側に、タッチスイッチである名称変更ボタン27が設けられている。設定変更画面25には、4つの名称変更ボタン27が示されている。名称変更ボタン27は、「変更」のアイコンとして表示されている。名称変更ボタン27は、タッチ操作を受けて、エアコン名称の変更のための入力を受け付ける。
例えば、「リビングのエアコン」の表示位置を上に移動させる場合、ユーザは、「エアコン(2)」の右に位置する位置変更ボタン26をタッチする。位置変更ボタン26は、対応するエアコン名称の位置を1行ずつ上に移動させる。図7では、タッチされた位置変更ボタン26内の三角形を黒塗りとして示している。ユーザは、タッチする位置変更ボタン26を選択することによって、表示を移動させるエアコン4を特定する。
「エアコン(2)」の右に位置する位置変更ボタン26をユーザが1回タッチすると、「リビングのエアコン」の位置は、「エアコン(2)」から1つ上の「エアコン(1)」へ移動する。それに伴い、「ダイニングのエアコン」の位置は、「エアコン(1)」から1つ下の「エアコン(2)」へ移動する。これにより、図7に示す状態から、「リビングのエアコン」の位置と「ダイニングのエアコン」の位置とが入れ替えられる。
これにより、「ダイニングのエアコン」の表示は、最上位へと移動する。ここで、最上位とは、運転状況表示画面22が各電気機器の情報を上下方向へ並べたリストとして表示する場合、リストの一番上であることを指す。
このようにして、位置変更ボタン26は、複数のエアコン4の運転状況を表示するリストにおいて、画面における視認し易さを他のエアコン4より優先させるものとして指定されたエアコン4の運転状況を最上位に表示するための操作を受け付ける。位置変更ボタン26の操作によって、リビングのエアコン4についての表示位置を最上位とする位置変更を実施すると、ユーザは、設定変更画面25を閉じ、設定変更モードによる操作を終了する。表示操作部16は、設定変更画面25での操作のとおり、運転状況表示画面22における各エアコン4の運転状況の表示順を設定する。
図8は、設定変更画面での操作を経た運転状況表示画面の一例を示す。設定変更画面25での操作を受けて、運転状況表示画面22では、図4に示す状態に対し、リビングのエアコン4についての運転状況の表示と、ダイニングのエアコン4についての運転状況の表示とが入れ替えられている。表示操作部16は、このようにして、画面における視認し易さを他のエアコン4より優先させるものとしてユーザが指定したリビングのエアコン4についての表示を、複数のエアコン4の運転状況を表示するリストにおいて最上位に表示する。
設定変更画面25によって設定された表示順は、設定変更画面25での設定変更を再度実施しない限り、維持される。これにより、表示操作部16は、個別機器管理画面21から運転状況表示画面22へ切り替えられるたびに、ユーザにとって運転状況を優先して知りたいとされているリビングのエアコン4を常に最上位に表示する。
運転状況表示画面22においてリビングのエアコン4の情報が常に最上位に表示されることで、ユーザは、運転状況表示画面22からリビングのエアコン4の運転状況を確認するときに、「リビングのエアコン」が何行目にあるかを探す必要が無くなる。ユーザは、リビングのエアコン4の運転状況について、一目で容易に把握することが可能となる。表示ユニット7がユーザから離れた位置にある場合も、ユーザは、表示ユニット7へ歩み寄る手間を軽減することができる。
以上により、遠隔操作表示装置は、複数の電気機器の運転状況を表示する画面の中から、指定された電気機器についての運転状況をユーザが容易に把握できるという効果を奏する。
なお、表示形態設定手段は、設定変更画面25の位置変更ボタン26である場合に限られない。表示形態設定手段は、電気機器の運転状況の表示位置を変更させることができるものであれば良く、どのような構成のものとしても良い。電気機器の運転状況の表示位置を変更するための手法は、本実施の形態で説明するものに限られず、いずれの手法によるものであっても良い。
表示形態設定手段は、さらに、画面の切り替えのためのタッチスイッチの位置を変更させる機能を備えるものであっても良い。この場合も、表示形態設定手段は、例えば、設定変更モードにおいて表示される所定の設定変更画面において、タッチスイッチとして構成されるものとする。
例えば、表示形態設定手段は、図2に示す電力表示画面20に配置されている「設定」、」「発電実績」、「省エネ実績」、「個別機器管理」等の各タッチスイッチの位置を変更可能とする。また、表示形態設定手段は、図3に示す個別機器管理画面21に配置されている「TV」、「エアコン」、「照明」、「他」の各タッチスイッチの位置を変更可能とする。ユーザは、例えば、各タッチスイッチのうち使用頻度が最も高いタッチスイッチが、自身にとって操作し易い位置になるように、各タッチスイッチの配置順を変更できる。
ユーザが、個別機器の情報としてエアコン4の運転状況を確認する頻度が高い場合、例えば、図3に示す個別機器管理画面21に並べられた各アイコンのうち「エアコン」のアイコンを、図2に示す電力表示画面20に並べられた各アイコンのうちの「個別機器管理」のアイコンと同じ右端としても良い。ユーザは、電力表示画面20において「個別機器管理」のアイコンをタッチしてから、続けて個別機器管理画面21において「エアコン」のアイコンをタッチする過程において、いずれも各アイコンの並びのうちの右端をタッチすれば良い。これにより、エアコン4の運転状況表示画面22への切り替えにおいて、タッチするアイコンを複数のアイコンから選別するときの手間を軽減することができる。
表示形態設定手段によってタッチスイッチの位置を変更可能とすることで、ユーザは、自身にとって使い易いように、タッチスイッチの配置をカスタマイズすることができる。なお、表示形態設定手段は、複数のタッチスイッチの配置順を変更する場合に限られず、画面上の任意の位置にタッチスイッチを配置できることとしても良い。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2にかかる遠隔操作表示装置における、運転状況表示画面の一例を示す図である。本実施の形態にかかる遠隔操作表示装置は、実施の形態1にかかる遠隔操作表示装置と同様の構成を備える。実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
実施の形態2にかかる遠隔操作表示装置が備える表示形態設定手段は、指定された電気機器についての表示に含まれる文字列のフォントを、他の電気機器についての表示に含まれる文字列のフォントとは異ならせることによる強調表示を実施する。フォントを異ならせるとは、例えば、書体、文字サイズおよび色の少なくともいずれかを異ならせることをいうものとする。
図8に示す運転状況表示画面22にて、エアコン名称「リビングのエアコン」、「ダイニングのエアコン」、「寝室のエアコン」の文字列は、書体、文字サイズおよび色をいずれも同じとしている。図9に示す運転状況表示画面22では、「リビングのエアコン」の文字列の文字サイズを、「ダイニングのエアコン」、「寝室のエアコン」の文字列の文字サイズより大きくしている。また、「リビングのエアコン」の文字列の書体は、「ダイニングのエアコン」、「寝室のエアコン」の文字列の書体を太字としたものとしている。
表示形態設定手段は、実施の形態1の場合と同様、例えば、所定の画面上におけるタッチスイッチとして構成されるものとする。ユーザは、例えば、リビングのエアコン4についての表記を強調表示とすることを、設定変更モードにおいて表示される設定変更画面でのタッチ操作によって指示する。
このときのタッチスイッチである表示形態設定手段は、複数のエアコン4の運転状況を表示するリストにおいて、画面における視認し易さを他のエアコン4より優先させるものとして指定されたエアコン4について、フォントの変更によって強調表示するための操作を受け付ける。なお、表示形態設定手段は、電気機器についての表示における文字列のフォントを変更させることができるものであれば良く、どのような構成のものとしても良い。
表示形態設定手段への操作を受けて、運転状況表示画面22では、「リビングのエアコン」の文字列のフォントを、「ダイニングのエアコン」、「寝室のエアコン」の文字列のフォントとは異ならせて、強調表示とする。
表示形態設定手段によって設定されたフォントは、表示形態設定手段による設定変更を再度実施しない限り、維持される。これにより、表示操作部16は、個別機器管理画面21から運転状況表示画面22へ切り替えられるたびに、ユーザにとって運転状況を優先して知りたいとされているリビングのエアコン4のエアコン名称を、常に、他のエアコン名称より文字サイズを大きくかつ太字として強調表示する。
運転状況表示画面22において「リビングのエアコン」の文字列が目立つように表示されることで、ユーザは、運転状況表示画面22からリビングのエアコン4の運転状況を確認するときに、各エアコン名称の中から「リビングのエアコン」を容易に識別することができる。ユーザは、リビングのエアコン4の運転状況を、一目で容易に把握することが可能となる。表示ユニット7がユーザから離れた位置にある場合も、ユーザは、表示ユニット7へ歩み寄る手間を軽減することができる。
以上により、遠隔操作表示装置は、複数の電気機器の運転状況を表示する画面の中から、指定された電気機器についての運転状況をユーザが容易に把握できるという効果を奏する。
表示形態設定手段は、文字を目立たせる強調表示のためのフォント変更が可能であれば良く、文字サイズおよび文字の太さを変化させる場合に限られない。表示形態設定手段は、例えば、明朝体、ゴシック体などの書体の種類や、文字の色を変化させることでフォントを異ならせることとしても良い。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3にかかる遠隔操作表示装置における、運転状況表示画面の一例を示す図である。本実施の形態にかかる遠隔操作表示装置は、実施の形態1にかかる遠隔操作表示装置と同様の構成を備える。実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
実施の形態3にかかる遠隔操作表示装置が備える表示形態設定手段は、指定された電気機器についての表示にアイコンを追加することによる強調表示を実施する。図10に示す運転状況表示画面22には、エアコン名称「リビングのエアコン」の左隣に、矢印のマークが描かれたアイコン28が付されている。
表示形態設定手段は、実施の形態1の場合と同様、例えば、所定の画面上におけるタッチスイッチとして構成されるものとする。ユーザは、例えば、リビングのエアコン4についての表記を強調表示とすることを、設定変更モードにおいて表示される設定変更画面でのタッチ操作によって指示する。
このときのタッチスイッチである表示形態設定手段は、複数のエアコン4の運転状況を表示するリストにおいて、画面における視認し易さを他のエアコン4より優先させるものとして指定されたエアコン4について、アイコン28の追加によって強調表示するための操作を受け付ける。なお、表示形態設定手段は、電気機器についての表示にアイコン28を付すことができるものであれば良く、どのような構成のものとしても良い。
表示形態設定手段への操作を受けて、運転状況表示画面22では、「リビングのエアコン」の左隣にアイコン28を付加する。表示形態設定手段により付与されたアイコン28の表示は、表示形態設定手段による設定変更を再度実施しない限り、維持される。
これにより、表示操作部16は、個別機器管理画面21から運転状況表示画面22へ切り替えられるたびに、ユーザにとって運転状況を優先して知りたいとされているリビングのエアコン4について、常に、アイコン28を付することで強調表示する。
運転状況表示画面22においてエアコン名称「リビングのエアコン」の冒頭にアイコン28が付されることで、ユーザは、運転状況表示画面22からリビングのエアコン4の運転状況を確認するときに、各エアコン名称の中から「リビングのエアコン」を容易に識別することができる。ユーザは、リビングのエアコン4の運転状況を、一目で容易に把握することが可能となる。表示ユニット7がユーザから離れた位置にある場合も、ユーザは、表示ユニット7へ歩み寄る手間を軽減することができる。
以上により、遠隔操作表示装置は、複数の電気機器の運転状況を表示する画面の中から、指定された電気機器についての運転状況をユーザが容易に把握できるという効果を奏する。
強調表示とするアイコン28は、ユーザが指定した電気機器についての情報を目立たせるものであれば良く、本実施の形態で説明するものに限られない。アイコン28とするマークのデザインや図形、および位置は、任意であるものとする。
表示操作部16は、ユーザによって指定された電気機器のみに対しアイコン28を付加する場合に限られない。表示操作部16は、各電気機器に対しアイコンを付すこととし、アイコンとするマークの色、デザイン、図形などを異ならせることによる強調表示を行うこととしても良い。この場合も、ユーザは、複数の電気機器の運転状況を表示する画面の中から、指定された電気機器についての運転状況を容易に把握することができる。
各実施の形態にかかる遠隔操作表示装置は、太陽光発電システムとは接続せず、専ら住宅内の各電気機器の遠隔操作および運転状況の表示のための装置としても良い。この場合も、遠隔操作表示装置は、複数の電気機器の運転状況を表示する画面の中から、指定された電気機器についての運転状況をユーザが容易に把握できるという効果を得ることができる。
太陽光発電システムと接続される遠隔操作表示装置の場合、電気機器の遠隔操作と運転状況の表示に特化する場合に比べ、画面に表示すべき情報量が格段に増加することとなる。太陽光発電システムに関しては、例えば、瞬時発電電力、積算発電電力量、任意の期間における発電電力量、売電に関する電力および電力量、買電に関する電力および電力量など、表示に含められる情報は多岐に渡ることが考えられる。
遠隔操作表示装置は、画面に表示すべき情報が多くなるほど、表示の内容を把握しづらくなる。このため、遠隔操作表示装置は、詳細な情報を把握し易い態様で表示するために、画面切り替えを適宜取り入れた画面構成を採用する場合がある。
太陽光発電システムと接続される遠隔操作表示装置の場合、図2、図3および図4等に示すように、階層的に構成された画面同士での切り替えが採用されることとなる。画面切り替えを実施する場合、ユーザが確認したい情報を表示する画面への切り替えを、ユーザが迷わず素早く実行すること、画面において知りたい情報をユーザが迷わず素早く把握できることが望ましい。したがって、本発明にかかる遠隔操作表示装置は、表示形態設定手段によって、ユーザが知りたい情報を素早く把握できるようにすることで、より顕著な効果を奏するものである。
実施の形態にかかる遠隔操作表示装置は、計測ユニット6、表示ユニット7および電気機器であるエアコン4の間の通信手段として無線LANを使用しているが、これに限られない。遠隔操作表示装置は、無線LAN以外の無線通信、例えば、Bluetooth(登録商標)や、有線LAN、電力線搬送等の通信手段を使用しても良い。
遠隔操作表示装置の表示および操作の対象とする電気機器は、エアコン4以外であっても良い。遠隔操作表示装置は、エアコン4のほか、例えば、照明機器、給湯器、テレビ等、複数の運転状態を有する電気機器の遠隔操作および表示に適している。遠隔操作表示装置は、太陽光発電システムの電力情報を表示するとともに、電気機器の運転状況の表示と、使用者による電気機器の遠隔操作とにより、使用者による省エネルギーの実践をサポートするのに有用である。