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JP6015465B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置 Download PDF

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JP6015465B2
JP6015465B2 JP2013011487A JP2013011487A JP6015465B2 JP 6015465 B2 JP6015465 B2 JP 6015465B2 JP 2013011487 A JP2013011487 A JP 2013011487A JP 2013011487 A JP2013011487 A JP 2013011487A JP 6015465 B2 JP6015465 B2 JP 6015465B2
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Description

本発明は車両用ドアロック装置に関する。
特許文献1の図5及び図6に従来の車両用ドアロック装置が開示されている。この車両用ドアロック装置は、車体の開口を開閉するドアに設けられ、車体に固定されたストライカが進入する進入口をもつハウジングと、ハウジングに揺動可能に設けられ、進入口内においてストライカを係止するラッチ状態、又は進入口内においてストライカの係止を解除するアンラッチ状態に切り替わるフォークとを備える。また、この車両用ドアロック装置は、ハウジングにポール軸心周りに揺動可能に設けられ、フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、ドアハンドルの開操作に連動して変位してポールに作用し、フォークをラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える切替手段とを備える。ハウジングには、慣性レバーが設けられている。慣性レバーは、ハウジングに固定された球面軸受により揺動可能に支持されている。慣性レバーは、上端がポールに設けられたドーナツ状の壁面に挿通され、その最上端に係止部が固定されている。
この車両用ドアロック装置では、ドアが車体の開口を閉鎖している状態で車両に対して衝撃等が作用した場合、慣性レバーが慣性力により揺動する。この場合において、衝撃等によりドアハンドルや切替手段が変位してポールに作用し、ポールがポール軸心周りに揺動しようとすると、慣性レバーの係止部がポールのドーナツ状の壁面に当て止まって、ポールの揺動を拘束する。その結果、ポールはフォークの揺動を開放できなくなり、フォークはアンラッチ状態に切り替わらない。こうして、従来の車両用ドアロック装置は、衝撃等時における意に反するドアの開放の防止を図っている。
特公昭55−27948号公報
しかし、上記従来の車両用ドアロック装置では、ドアが車体の開口を閉鎖する際、慣性レバーに慣性力が作用すると、慣性レバーがその慣性力の大小に拘らず一律に揺動してしまう。このため、慣性レバーがポールのドーナツ状の壁面に衝突し易くなる。その結果、ドアが車体の開口を閉鎖する際、ポールの動作を慣性レバーが邪魔し、フォークがラッチ状態に切り替わり難く、ドアが車体の開口を確実に閉鎖できない不具合が発生するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、衝撃等時における意に反するドアの開放を確実に防止できるとともに、ドアが車体の開口を閉鎖する際には、確実にその閉鎖を行うことができる車両用ドアロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用ドアロック装置は、車体の開口を開閉するドアに設けられ、前記車体に固定されたストライカが進入する進入口をもつハウジングと、
前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止するラッチ状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除するアンラッチ状態に切り替わるフォークと、
前記ハウジングにポール軸心周りに揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
ドアハンドルの開操作に連動して変位して前記ポールに作用し、前記フォークを前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切り替える切替手段とを備える車両用ドアロック装置であって、
前記ハウジングには、前記開口に進退する方向に直交する方向に延びる枢軸周りに第1位置から第2位置まで揺動可能とされた慣性レバーと、前記慣性レバーを前記第1位置に保持するように付勢力を発揮する付勢部材とが設けられ、
前記付勢部材は、前記ドアが前記開口を閉鎖する際の衝撃により前記慣性レバーに作用し得る第1慣性力より大きな設定値以下では、前記慣性レバーを前記第1位置に保持する一方、前記設定値を超える第2慣性力が前記慣性レバーに作用する場合には前記慣性レバーが前記第2位置に揺動することを許容するように前記付勢力が設定され、
前記慣性レバーは、前記第1位置では、前記ポールとの当接を回避する一方、前記第2位置では、前記切替手段の変位とは無関係に前記ポールと当接して拘束するように構成されていることを特徴とする。
本発明の車両用ドアロック装置では、ドアが車体の開口を閉鎖する際の衝撃により、第1慣性力が慣性レバーに作用し得る。この場合において、付勢部材は、第1慣性力より大きな設定値以下では、慣性レバーを第1位置に保持する。このため、慣性レバーは、ポールに当接することがなく、ポールの動作を邪魔することはない。その結果、ドアが車体の開口を確実に閉鎖できる。
また、この車両用ドアロック装置では、車両に対する衝突等時、設定値を超える第2慣性力が慣性レバーに作用し得る。この場合において、付勢部材は、慣性レバーが第2位置に揺動することを許容する。このため、慣性レバーは、開口に進退する方向に直交する方向に延びる枢軸周りに第1位置から第2位置まで揺動する。そして、衝撃等によりドアハンドルが変位し、それに伴って、切替手段が変位しても、慣性レバーは、第2位置でポールと当接して、ポールを拘束する。その結果、切替手段が意に反して変位しても、ドアの開放を防止できる。
したがって、本発明の車両用ドアロック装置は、衝撃等時における意に反するドアの開放を確実に防止できるとともに、ドアが車体の開口を閉鎖する際には、確実にその閉鎖を行うことができる。
また、この車両用ドアロック装置では、慣性レバーが衝突等時にのみポールを拘束する。このため、この車両用ドアロック装置は、切替手段及びポールの一方に慣性レバーが設けられ、その慣性レバーがドアの開操作のたびに切替手段及びポールの他方と当接する構成と比較して、慣性レバーやその支持部の耐久性を向上させることができる。
枢軸は、ポール軸心に対して直交する方向に延び得る。この構成によれば、ポール軸心方向から見た場合における車両用ドアロック装置の外形状が小さくなるように、慣性レバーをレイアウトし易い。
また、枢軸は、ポール軸心に対して略平行な方向に延び得る。この構成によれば、車両用ドアロック装置のポール軸心方向の厚みが小さくなるように、慣性レバーをレイアウトし易い。
ハウジングは、進入口が形成されたベースプレートと、ベースプレートと対向するバックプレートと、ベースプレートとバックプレートとの間に組み付けられるガイドベースとを有することが好ましい。また、フォーク及びポールは、ベースプレートとバックプレートとに挟まれた状態で揺動可能に支持されていることが好ましい。そして、慣性レバー及び付勢部材は、ベースプレート、バックプレート及びガイドベースのいずれか1つに設けられていることが好ましい。このような具体的構成によれば、本発明の作用効果を確実に奏することができる。
切替手段は、ハウジングに揺動可能に設けられた切替レバーと、一端がドアハンドルに連結され、他端が切替レバーに連結された連結部材とからなり得る。連結部材は、例えば、剛直なロッドであってもよいし、可撓性のあるケーブルであってもよい。
切替レバーは、ラッチ状態のフォークをアンラッチ状態に切り替え不能とする施錠操作により、ポールに作用不能な施錠位置に変位する一方、ラッチ状態のフォークをアンラッチ状態に切り替え可能とする開錠操作により、ポールに作用可能な開錠位置に変位する可動機構を有することが好ましい。
切替レバーが施錠又は開錠のための可動機構を有する場合において、さらに切替レバーに慣性レバーを設けると、複数の機構が単一の部材に集中し、装置構成の複雑化を招き易い。この点、上記構成によれば、可動機構を有する切替レバーに慣性レバーを設けるのではなく、ハウジングに慣性レバーを設けるので、言い換えれば、複数の機構を複数の部材に分散して設けるので、装置構成の簡素化を実現できる。
また、切替手段は、一端がドアハンドルに連結され、他端がポールに連結された連結部材であり得る。連結部材は、例えば、剛直なロッドであってもよいし、可撓性のあるケーブルであってもよい。
実施例1の車両用ドアロック装置の側面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置の斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置の分解斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図1の矢視A方向から見た模式下面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図4と同様の模式下面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図1の矢視B方向から見た部分上面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図4と同様の模式下面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図6のC−C断面を示す部分断面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、第1慣性力、第2慣性力及び設定値の大小関係を説明するグラフである。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図4と同様の模式下面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置の側面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置の分解斜視図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、図11の矢視D方向から見た模式下面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、図11の矢視E方向から見た模式下面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、図13と同様の模式下面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、図13と同様の模式下面図である。 実施例3の車両用ドアロック装置の斜視図である。 実施例3の車両用ドアロック装置の上面図である。 実施例3の車両用ドアロック装置の分解斜視図である。 実施例3の車両用ドアロック装置に係り、図17の矢視F方向から見た模式下面図である。 実施例3の車両用ドアロック装置に係り、図20と同様の模式下面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の車両用ドアロック装置1(以下、単に「ドアロック装置1」と呼ぶ。)は、自動車、バス又は産業車両等の車両に適用されるものである。このドアロック装置1は、車体9の開口9Aを開閉するテールゲート2の下端縁側に配設されている。テールゲート2は、本発明のドアの一例である。なお、ドアロック装置1は、車体9に対して左右方向に開閉するサイドドア等にも設けられ得る。
図1では、開口9Aの下端縁のみを図示するが、開口9Aは、車体9の後部に略矩形状に大きく開口して、車外と車体9の内部とを前後方向に連通させている。図1において、紙面右側が車両の前側であり、紙面左側が車両の後ろ側である。また、図1において、紙面手前側が車両の右側であり、紙面奥側が車両の左側である。そして、図2以降の各図に示す前後方向、上下方向及び左右方向は、すべて図1に対応させて表示する。
図示は省略するが、テールゲート2の上端縁は、ヒンジにより車体9に揺動可能に支持されている。図1に示すように、テールゲート2の下端縁が下方に垂れ下がった状態では、テールゲート2が開口9Aを閉鎖する。そして、図示は省略するが、テールゲート2の下端縁が後方かつ斜め上方に揺動することにより、テールゲート2が開口9Aを開放する。開口9Aの下端縁には、テールゲート2の下端縁に向けて、略「U」字形状のストライカ99が凸設されている。
図1〜図3に示すように、ドアロック装置1は、ハウジング90と、フォーク11と、ポール12と、切替機構100と、施錠・開錠レバー180と、電動アクチュエータ190とを備える。
図3に示すように、ハウジング90は、それぞれプレス加工された折り曲げ鋼板製であるベースプレート91及びバックプレート92と、ベースプレート91とバックプレート92との間に組み付けられた樹脂製ブロック部材であるガイドベース93とを有する。
ベースプレート91は、下方に凹む凹部91Aと、凹部91Aの左右両側から略水平に延びる左右一対の取付部91Bとを有する。凹部91Aには、車両の前方から後方に向けて深く溝状に切り欠かれた進入口98が形成されている。進入口98には、テールゲート2の開閉に伴ってドアロック装置1が移動する際、図1及び図4に示すように、ストライカ99が相対的に進入するようになっている。
図3及び図4に示すように、凹部91A内における進入口98の左右には、フォーク11及びポール12が配設されている。なお、図4では、フォーク11及びポール12に対して、進入口98が紙面手前側に位置しているので、二点鎖線で図示する。図5も同様である。
図3に示すように、バックプレート92は、略平板状の蓋部92Aと、蓋部92Aの左右両側から略水平に延びる左右一対の取付部92Bと、蓋部92Aの後端縁から略垂直に立ち上がる立壁部92Cとを有する。バックプレート92がガイドベース93を挟んでベースプレート91に対して上方から組み付けられることにより、蓋部92Aが凹部91Aを覆うとともに、取付部92Bが取付部91Bと重なる。
立壁部92Cの後面側には、切替機構100と、施錠・開錠レバー180とが組み付けられている。また、図1に示すように、立壁部92Cの後面側には、電動アクチュエータ190が組み付けられている。そして、両取付部91B、92Bがテールゲート2の内側フレームに締結されることにより、ドアロック装置1がテールゲート2の下端縁に固定される。
図4に示すように、フォーク11は、進入口98の左側に配設されたフォーク揺動軸11Sに揺動可能に支持されている。そして、フォーク11は、図示しないコイルバネにより、フォーク揺動軸11S周りにD1方向に揺動するように付勢されている。
フォーク11には後側凸部11Aと前側凸部11Bとが形成されている。そして、後側凸部11Aと前側凸部11Bとの間に形成された凹部11Cには、進入口98内に進入したストライカ99が収まるようになっている。図4に示す状態では、フォーク11が進入口98の底部でストライカ99を保持する。後側凸部11Aのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ面12Aと当接可能なラッチ面11Dが形成されている。
ポール12は、進入口98の右側に配設され、ポール軸心X12を軸心とするポール揺動軸12Sに揺動可能に支持されている。そして、ポール12は、図示しないコイルバネにより、ポール軸心X12周りにD2方向に揺動するように付勢されており、通常は、図4に示す姿勢を維持する。
ポール12にはストッパ面12Aが形成されている。ストッパ面12Aは、ポール軸心X12を中心として円弧状にカーブする曲面であり、上述のラッチ面11Dに対面するように形成されている。ストッパ面12Aを構成する円弧は、フォーク11側で途切れており、そこからポール揺動軸12S側に延びる摺動面12Cが形成されている。
また、ポール12には、ストッパ面12Aに隣接して当接部12Pが形成されている。当接部12Pは、ポール揺動軸12Sから後方に離れるように突出している。図2及び図3等に示すように、当接部12Pの上面には、上方に向けて突出する凸部である被拘束部12Mが形成されている。
図4に示すように、フォーク11が進入口98の底部でストライカ99を保持した状態では、後側凸部11Aのラッチ面11Dにポール12のストッパ面12Aが当接する。こうして、ポール12はフォーク11をD1方向に揺動させないようにフォーク11を固定する。これにより、フォーク11は、テールゲート2を係止するラッチ状態となる。
そして、図7を示して後述する可動機構150の作用部151が図4に示す状態から右方に変位して、図5に示すように当接部12Pを押圧すると、ポール12は、図示しないコイルバネの付勢力に抗しつつ、ポール軸心X12周りにD2方向とは逆方向に揺動する。この際、ストッパ面12Aがラッチ面11Dから離反するので、ポール12がフォーク11を開放する。このため、フォーク11が図示しないコイルバネの付勢力により、フォーク揺動軸11S周りにD1方向に揺動して、ストライカ99を進入口98から離脱する方向に変位させる。その結果、フォーク11は、進入口98内においてストライカ99を係止しないアンラッチ状態に切り替わる。この際、テールゲート2は、完全に閉じた状態から少し開いた状態に変位する。
逆に、ストライカ99が進入口98内に進入する場合には、フォーク11及びポール12が上述の動作とは逆に動作する。すなわち、図5に示す状態のストライカ99が図4に示すように進入口98の底部まで進入すれば、ストライカ99が後側凸部11Aを押して、フォーク11を元の位置に向かって揺動させる。この際、後側凸部11Aが摺動面12Cに摺接しながら揺動する。そして、フォーク11が元の位置に復帰すると、ストッパ面12Aが図示しないコイルバネに付勢されてD2方向に揺動して、ラッチ面11Dに当接する。その結果、フォーク11は、ラッチ状態に戻る。
図1及び図2等に示すように、切替機構100は、金属製の多段円柱軸体である揺動軸160と、板金プレス加工された金属鋼板部材である切替レバー110と、可動機構150とを有する。
図2、図3及び図6に示すように、揺動軸160は、立壁部92Cに貫設された軸穴92Hに挿通されている。揺動軸160は、立壁部92Cから後方に突出する揺動軸本体161と、立壁部92Cの前方に位置して揺動軸本体161より外径の大きな大径部162とを有する。揺動軸本体161は、切替レバー110を揺動可能に支持している。大径部162には、捩りコイルバネ169が装着されている。捩りコイルバネ169は、一端が立壁部92Cに係止され、他端が切替レバー110に係止されている。これにより、捩りコイルバネ169は、切替レバー110を図2に示すD3方向に付勢し、切替レバー110を図2に示す姿勢に保持している。
図3及び図6に示すように、切替レバー110の一端側は、揺動軸本体161に対して左方に離間した後、前方に向けて屈曲し、立壁部92Cの開口92K(図2及び図3を参照)を介して立壁部92Cの前方まで延び、さらに左方に屈曲しており、その左端が入力部111とされている。図1及び図3に示すように、入力部111には、上下方向に棒状に延びるロッド7の下端7Bが連結されている。
図1に示すように、ロッド7の上端7Aは、ドアハンドル8に連結されている。乗員により、ドアハンドル8が操作されると、ロッド7が下方に変位し、その変位が入力部111に伝達される。その結果、切替レバー110は、捩りコイルバネ169の付勢力に抗しつつ、揺動軸本体161周りに図2に示すD3方向とは逆方向に揺動する。そして、ドアハンドル8が操作されなくなって、ロッド7が上方に変位すると、捩りコイルバネ169の付勢力により、切替レバー110が元の位置に復帰する。ロッド7は、本発明の「連結部材」の一例である。また、切替レバー110及びロッド7は、本発明の「切替手段」の一例である。
図2及び図3に示すように、切替レバー110の他端側は、揺動軸本体161に対して下方に離間した後、後方に向けて屈曲し、さらに下方に屈曲しており、その下端が出力部112とされている。
図2、図3及び図6に示すように、可動機構150は、熱可塑性樹脂の射出成形品であり、出力部112に装着されている。可動機構150は、出力部112の後面に添設された略厚肉平板形状の作用部151と、作用部151の上方から後方に円柱状に突出する円柱部152とを有する。
図2は、可動機構150が出力部112に対して下方にスライドした状態を示している。この状態では、作用部151の下端側が、ポール12の当接部12Pの左側に位置している。図4に示す可動機構150の位置、及び図7に二点鎖線で示す可動機構150の位置は、図2に示す可動機構150の位置に対応している。
作用部151は、図2及び図4に示す位置から、図5に示すように、切替レバー110が揺動軸本体161周りに図2に示すD3方向とは逆方向に揺動することにより、右方に変位して、ポール12の当接部12Pを押圧可能となっている。
また、作用部151は、出力部112に対して上下方向にスライド可能に嵌合している。これにより、作用部151は、図7に二点鎖線で示す位置から、出力部112に対して上方にスライドして、図7に実線で示す位置に変位可能となっている。
図3に示すように、施錠・開錠レバー180は、前方に突出し、立壁部92Cの左側に貫設された軸穴92Gに揺動可能に支持されたボス181を有する。施錠・開錠レバー180の一端側は、ボス181に対して上方に延びており、その上端が二股形状とされた係合部182とされている。施錠・開錠レバー180の他端側は、ボス181に対して下方に延びており、その下端に左右方向に円弧状に延びる長穴183が貫設されている。長穴183には、可動機構150の円柱部152が挿入されている。
図1に示す電動アクチュエータ190は、図示しない電動モータやギヤ機構を内部に有する。また、電動アクチュエータ190は、電動モータやギヤ機構に駆動されて変位する図示しないアームを有し、そのアームが施錠・開錠レバー180の係合部182に係合している。
乗員がリモコンキー等による施錠操作を行うと、電動アクチュエータ190の図示しない電動モータ、ギヤ機構及びアームが稼働して、係合部182を図3に示す位置から左方に変位させる。そうすると、施錠・開錠レバー180は、軸穴92G周りに揺動し、長穴183が図3に示す位置から右方かつ上方に変位する。このため、長穴183に挿通された円柱部152が上方に引き上げられる。その結果、作用部151は、図7に二点鎖線で示す位置から、出力部112に対して上方にスライドして、図7に実線で示す位置に変位する。この状態では、作用部151の下端側が、ポール12の当接部12Pに対して上方に離間する。この場合において、切替レバー110が揺動軸本体161周りにD3方向とは逆方向に揺動すると、円柱部152が図2に示す位置から右方かつ上方に変位した長穴183内を摺動し、作用部151の下端側が、ポール12の当接部12Pに対して上方に離間したまま右方に変位する。すなわち、可動機構150は、施錠操作により、ポール12を作用不能として、ラッチ状態のフォーク11をアンラッチ状態に切り替え不能とする。
その一方、乗員がリモコンキー等による開錠操作を行うと、電動アクチュエータ190及び施錠・開錠レバー180が上記とは逆に動作する。その結果、作用部151は、図7に実線で示す位置から、出力部112に対して下方にスライドして、図4に示す位置、及び図7に二点鎖線で示す位置に復帰する。この場合において、切替レバー110が揺動軸本体161周りにD3方向とは逆方向に揺動すると、円柱部152が図3に示す位置にある長穴183内を摺動し、作用部151の下端側がポール12の当接部12Pを押圧する。すなわち、可動機構150は、開錠操作により、ポール12を作用可能として、ラッチ状態のフォーク11をアンラッチ状態に切り替え可能とする。
なお、図示及び説明を省略するが、乗員がテールゲート2に設けられた図示しないキーシリンダにキーを挿入して施錠・開錠操作を行うことによっても、施錠・開錠レバー180に上述した動作を行わせることができる。
また、ドアロック装置1は、図2、図3、図6及び図8に示すように、ガイドベース93に設けられた慣性レバー130及び捩じりコイルバネ139を備える。捩じりコイルバネ139は、本発明の「付勢部材」の一例である。
より詳しくは、ガイドベース93において、ポール12の当接部12Pに対して上方に位置する部分には、後面側及び上面側から前方及び下方に向けて略矩形状に凹む凹部93Aが形成されている。
凹部93Aの上方には、慣性レバー揺動軸130Sが組み付けられている。慣性レバー揺動軸130Sは、開口9Aに進退する方向(すなわち前後方向)に直交する方向(すなわち、左右方向)に延びる枢軸X1を軸心としている。
慣性レバー130は、凹部93A内において、枢軸X1周りに揺動可能に慣性レバー揺動軸130Sに支持されている。
慣性レバー130は、例えば、亜鉛合金のダイキャスト製であり、枢軸X1から下方に向かってブロック状に延在する質量体131と、質量体131から後方に突出した後、下方に垂れ下げる拘束部132とを有する。
捩りコイルバネ139は、慣性レバー揺動軸130Sに装着され、枢軸X1と同軸となっている。図8に示すように、捩りコイルバネ139の一端139Aは、慣性レバー130に引っ掛けられている。捩りコイルバネ139の他端139Bは、ガイドベース93に引っ掛けられている。これにより、捩りコイルバネ139は、慣性レバー130を枢軸X1周りにD4方向に付勢する。こうして、慣性レバー130は、通常状態では、図8に実線で示すように、質量体131が凹部93Aの内壁面に当て止まって枢軸X1の真下に位置し、拘束部132がポール12の被拘束部12Mに対して前方に離間する姿勢をとる。この慣性レバー130の位置が本発明の第1位置である。つまり、捩じりコイルバネ139は、慣性レバー130を第1位置に保持するように付勢力を発揮する。
また、慣性レバー130は、以下に説明する特定の条件下において、捩りコイルバネ139の付勢力に抗しつつ、枢軸X1周りに図8に実線で示す第1位置から、図8に二点鎖線で示す第2位置まで揺動可能とされている。
ここで、捩りコイルバネ139の付勢力は、慣性レバー130に作用する慣性力に対応して、以下のように決定される。
まず、図1に示すように、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際にテールゲート2に作用する衝撃を衝撃F11とする。また、車両に対する衝突等時にテールゲート2や車体9に対して作用する衝撃を衝撃F12とする。本実施例では、衝撃F11、F12は、後方から前方に向かう方向に作用するものである。
テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際に衝撃F11がテールゲート2に作用する場合、慣性レバー130に作用する慣性力である第1慣性力F1は、図9のグラフの左側の領域で示す程度に小さい。
これに対して、車両に対する衝突等時に衝撃F12がテールゲート2や車体9に作用する場合、慣性レバー130に作用する慣性力である第2慣性力F2は、図9のグラフの右側の領域で示すように、第1慣性力F1に対して大幅に大きい。このような第1慣性力F1と第2慣性力F2との間の差は、加速度ピックアップ等を車両に取り付けて各種条件下で衝撃値を計測することにより、明確にできる。
そして、第1慣性力F1と第2慣性力F2の間において、図9のグラフの中央の領域で示すように、設定値G1を適宜設定する。そして、捩じりコイルバネ139は、慣性レバー130の質量体131等の質量の大小や、慣性レバー130の重心位置と枢軸X1との相対位置関係等に応じて、その付勢力の強弱が調整される。より詳しくは、捩じりコイルバネ139の線径、バネ定数、圧縮長さ等のパラメータが調整される。このような調整により、捩じりコイルバネ139は、第1慣性力F1より大きな設定値G1以下では、慣性レバー130を第1位置に保持する一方、設定値G1を超える第2慣性力F2が慣性レバー130に作用する場合には慣性レバー130が第2位置に揺動することを許容するように付勢力が設定される。
<作用効果>
実施例1のドアロック装置1では、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際の衝撃F11により、第1慣性力F1が慣性レバー130に作用し得る。この場合において、付勢部材としての捩じりコイルバネ139は、第1慣性力F1より大きな設定値G1以下では、図8に実線で示すように、慣性レバー130を第1位置に保持する。この場合、拘束部132がポール12の被拘束部12Mに対して前方に離間している。このため、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際のポール12の揺動時に、拘束部132は、被拘束部12Mに当接することがなく、ポールの動作を邪魔することがない。その結果、テールゲート2が車体9の開口9Aを確実に閉鎖できる。
また、このドアロック装置1では、車両に対する衝突等時の衝撃F12により、設定値G1を超える第2慣性力F2が慣性レバー130に作用し得る。この場合において、捩じりコイルバネ139は、慣性レバー130が図8に二点鎖線で示す第2位置に揺動することを許容する。このため、第2慣性力F2により、慣性レバー130が、枢軸X1周りに第1位置から第2位置まで揺動した場合、拘束部132がポール12の被拘束部12Mに対して右側に位置する。このため、図10に示すように、切替レバー110が揺動軸本体161周りにD3方向とは逆方向に揺動して当接部12Pを押圧しても、拘束部132が被拘束部12Mと当接してポール12を拘束する。その結果、ポール12のストッパ面12Aと、フォークのラッチ面11Dとが当接したままとなり、フォーク11がラッチ状態のままとなる。その結果、切替レバー110が意に反して変位しても、テールゲート2の開放を防止できる。
したがって、実施例1のドアロック装置1は、衝撃等時における意に反するテールゲート2の開放を確実に防止できるとともに、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際には、確実にその閉鎖を行うことができる。
また、このドアロック装置1では、慣性レバー130が衝突等時にのみポール12を拘束する。このため、切替レバー110及びポール12の一方に慣性レバー130が設けられ、その慣性レバー130がテールゲート2の開操作のたびに切替レバー110及びポール12の他方と当接する構成と比較して、このドアロック装置1は、慣性レバー130やその支持部の耐久性を向上させることができる。
また、このドアロック装置1は、枢軸X1がポール軸心X12に対して直交する方向に延びる構成を採用しているので、ポール軸心X12方向から見た場合におけるドアロック装置1の外形状が小さくなるように、慣性レバー130をレイアウトし易い。
さらに、このドアロック装置1は、可動機構150を有する切替レバー110に慣性レバー130を設けるのではなく、ハウジング90に慣性レバー130を設けているので、言い換えれば、複数の機構を複数の部材に分散して設ける。このため、切替レバー110が施錠又は開錠のための可動機構150を有する場合において、さらに切替レバー110に慣性レバー130を設ける構成、言い換えれば、複数の機構が単一の部材に集中する構成と比較して、このドアロック装置1は、装置構成の簡素化を実現できる。
(実施例2)
実施例2のドアロック装置は、実施例1においてガイドベース93に設けられた慣性レバー130及び捩じりコイルバネ139の代わりに、図11〜図14に示すように、ベースプレート91に設けられた慣性レバー230及び捩じりコイルバネ239を採用している。また、実施例2のドアロック装置では、ポール12の被拘束部12Mが取り除かれている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例2では、図11及び図12に示すように、ベースプレートの後端縁側がポール12の当接部12Pの近傍で略水平に折り曲げられてなる水平部91Gが形成されている。水平部91Gには軸穴91Hが貫設されている。軸穴91Hには、慣性レバー揺動軸230Sが上方から嵌合されている。図14に示すように、水平部91Gにおける軸穴91Hより右方には、略「コ」字形状のスリットの内側が上方に屈曲してなるストッパ部91Sが形成されている。
図11及び図12に示すように、慣性レバー揺動軸230Sは、車体9の開口9Aに進退する方向(すなわち前後方向)に直交する方向(すなわち、上下方向)に延びる枢軸X2を軸心としている。枢軸X2は、ポール軸心X12と略平行に延びている。ここで、略平行とは、開口9Aに進退する方向(すなわち前後方向)と、ストライカ99が進入口98に対して進退する方向とが、ある程度の角度のずれを有している場合も含んでいる。
慣性レバー230は、水平部91Gに対して上側に位置し、枢軸X2周りに揺動可能に慣性レバー揺動軸230Sに支持されている。
慣性レバー230は、例えば、亜鉛合金のダイキャスト製であり、枢軸X2から左方に向かってブロック状に延在する質量体231と、枢軸X2から右方に向かって延びた後、前方に向けて鍵状に突出する拘束部232とを有する。
捩りコイルバネ239は、慣性レバー揺動軸230Sに装着され、枢軸X2と同軸となっている。図14に示すように、捩りコイルバネ239の一端239Aは、慣性レバー230に引っ掛けられている。捩りコイルバネ239の他端239Bは、ベースプレート91に引っ掛けられている。これにより、捩りコイルバネ239は、慣性レバー230を枢軸X2周りにD5方向に付勢する。こうして、慣性レバー230は、通常状態では、図14に実線で示すように、質量体231が枢軸X2の左方に位置し、拘束部232がストッパ部91Sに当て止まって、ポール12の当接部12Pに対して後方に離間する姿勢をとる。この慣性レバー230の位置が本発明の第1位置である。つまり、捩じりコイルバネ239は、慣性レバー230を第1位置に保持するように付勢力を発揮する。
また、慣性レバー230は、以下に説明する特定の条件下において、捩りコイルバネ239の付勢力に抗しつつ、枢軸X2周りに図14に実線で示す第1位置から、図14に二点鎖線で示す第2位置まで揺動可能とされている。
ここで、捩りコイルバネ239の付勢力は、実施例1の場合と同様にして、慣性レバー230に作用する慣性力に対応して決定される。
すなわち、図9に示すように、実施例1の場合と同様にして、設定値G1を適宜設定する。そして、捩じりコイルバネ239は、慣性レバー230の質量体231等の質量の大小や、慣性レバー230の重心位置と枢軸X2との相対位置関係等に応じて、その付勢力の強弱が調整される。このような調整により、捩じりコイルバネ239は、第1慣性力F1より大きな設定値G1以下では、慣性レバー230を第1位置に保持する一方、設定値G1を超える第2慣性力F2が慣性レバー230に作用する場合には慣性レバー230が第2位置に揺動することを許容するように付勢力が設定される。
実施例2のドアロック装置では、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際の衝撃F11により、第1慣性力F1が慣性レバー230に作用し得る。この場合において、付勢部材としての捩じりコイルバネ239は、第1慣性力F1より大きな設定値G1以下では、図14に実線で示すように、慣性レバー230を第1位置に保持する。この場合、拘束部232がポール12の当接部12Pに対して後方に離間している。このため、テールゲート2が車体9の開口9Aを閉鎖する際のポール12の揺動時に、拘束部232は、当接部12Pに当接することがなく、ポールの動作を邪魔することがない。その結果、テールゲート2が車体9の開口9Aを確実に閉鎖できる。
また、このドアロック装置では、車両に対する衝突等時の衝撃F12により、設定値G1を超える第2慣性力F2が慣性レバー230に作用し得る。この場合において、捩じりコイルバネ239は、慣性レバー230が図14に二点鎖線で示す第2位置に揺動することを許容する。このため、第2慣性力F2により、慣性レバー230が、枢軸X2周りに第1位置から第2位置まで揺動した場合、拘束部232がポール12の当接部12Pに対して右側に位置する。このため、図16に示すように、切替レバー110が揺動軸本体161周りにD3方向とは逆方向に揺動して当接部12Pを押圧しても、拘束部232が当接部12Pと当接してポール12を拘束する。その結果、ポール12のストッパ面12Aと、フォークのラッチ面11Dとが当接したままとなり、フォーク11がラッチ状態のままとなる。その結果、切替レバー110が意に反して変位しても、テールゲート2の開放を防止できる。
したがって、実施例2のロック装置も、実施例1のロック装置1と同様の作用効果を奏することができる。
また、このロック装置は、枢軸X2がポール軸心X12に対して略平行な方向に延びる構成を採用しているので、実施例1のようにポール軸心X12方向にポール12と慣性レバー130とが並ぶ場合と比較して、ドアロック装置1のポール軸心X12方向の厚みが小さくなるように慣性レバー230をレイアウトし易い。
(実施例3)
実施例3のドアロック装置では、実施例1における切替機構100、施錠・開錠レバー180、電動アクチュエータ190及びロッド7を取り除き、その代わりに、図17〜図21に示すように、簡素なケーブル307を採用している。それに伴い、実施例3のドアロック装置では、実施例1におけるベースプレート91、バックプレート92及びポール12の一部の形状を変更している。実施例3のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例1では、図3等に示すように、ベースプレート91は、その後端縁側に形成された上向きの折り曲げ部分を有していたが、実施例3では、図17〜図19に示すように、ベースプレート91は、その折り曲げ部分が取り除かれてなる後端縁91Jを有している。そして、ベースプレート91には、後端縁91Jの右端側から後方に突出するケーブル保持部91Kが形成されている。ケーブル保持部91Kには、下向きに凹む切り欠き部91Lが凹設されている。
また、実施例1では、図3等に示すように、バックプレート92は、立壁部92Cを有していたが、実施例3では、図17〜図19に示すように、バックプレート92は、その立壁部92Cが取り除かれている。
さらに、実施例1では、図3等に示すように、ポール12に当接部12Pが形成されていたが、実施例3では、図17〜図19に示すように、ポール12に、連結部12Qが形成されている。連結部12Qは、ポール揺動軸12Sから後方に離れるように突出している。連結部12Qは、被拘束部12M及び後端縁91Jよりも後方に位置している。
ケーブル307は、ガイドチューブ307Kに往復動可能に内挿された鋼索である。図示は省略するが、ケーブル307の一端は、図1に示すドアハンドル8に連結されている。図18及び図19に示すように、ケーブル307の他端307Bは、ポール12の連結部12Qに連結されている。図18に示すように、ガイドチューブ307Kの他端は、ケーブル保持部91Kの切り欠き部91に嵌入されている。ケーブル307は、本発明の「切替手段」の一例であるとともに、本発明の「連結部材」の一例でもある。
乗員により、ドアハンドル8が操作されると、ケーブル307もドアハンドル8の変位に伴ってガイドチューブ307K内を移動する。そうすると、図20に示すように、ケーブル307の他端307Bがケーブル保持部91Kに接近するように右側に移動し、その変位がポール12の連結部12Qに伝達される。その結果、ポール12は、図示しないコイルバネの付勢力に抗しつつ、図20に実線で示す位置から、図20に二点鎖線で示す位置まで、ポール軸心X12周りに揺動する。この際、ストッパ面12Aがラッチ面11Dから離反するので、ポール12がフォーク11を開放する。そして、ドアハンドル8が操作されなくなって、ケーブル307が元の状態に復帰すると、ポール12も図20に実線で示す位置に復帰する。
また、このドアロック装置では、車両に対する衝突等時の衝撃F12により、設定値G1を超える第2慣性力F2が慣性レバー130に作用し得る。この場合、実施例1において説明したように、捩じりコイルバネ139は、慣性レバー130が図8に二点鎖線で示す第2位置に揺動することを許容する。このため、第2慣性力F2により、慣性レバー130が、枢軸X1周りに第1位置から第2位置まで揺動した場合、図21に示すように、拘束部132がポール12の被拘束部12Mに対して右側に位置する。このため、ケーブル307の他端307Bが右側に移動しようとしても、拘束部132が被拘束部12Mと当接してポール12を拘束する。その結果、ポール12のストッパ面12Aと、フォークのラッチ面11Dとが当接したままとなり、フォーク11がラッチ状態のままとなる。その結果、ケーブル307が意に反して変位しても、テールゲート2の開放を防止できる。
したがって、実施例3のロック装置も、実施例1のロック装置1と同様の作用効果を奏することができる。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、慣性レバーは、バックプレート92に揺動可能に支持されていてもよい。
また、付勢部材は、捩じりコイルバネに限定されず、例えば、引っ張りコイルバネ、圧縮コイルバネ又は板バネ等であってもよい。
本発明は自動車、バス又は産業車両等の車両に利用可能である。
9…車体
9A…開口
2…ドア(テールゲート)
99…ストライカ
98…進入口
90…ハウジング
11…フォーク
X12…ポール軸心
12…ポール
8…ドアハンドル
110…切替レバー
7…ロッド(連結部材)
307…ケーブル(連結部材)
1…車両用ドアロック装置
X1、X2…枢軸
130、230…慣性レバー
139、239…付勢部材(捩じりコイルバネ)
F1…第1慣性力
F2…第2慣性力
G1…設定値
91…ベースプレート
92…バックプレート
93…ガイドベース
150…可動機構

Claims (7)

  1. 車体の開口を開閉するドアに設けられ、前記車体に固定されたストライカが進入する進入口をもつハウジングと、
    前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止するラッチ状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除するアンラッチ状態に切り替わるフォークと、
    前記ハウジングにポール軸心周りに揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
    ドアハンドルの開操作に連動して変位して前記ポールに作用し、前記フォークを前記ラッチ状態から前記アンラッチ状態に切り替える切替手段とを備える車両用ドアロック装置であって、
    前記ハウジングには、前記開口に進退する方向に直交する方向に延びる枢軸周りに第1位置から第2位置まで揺動可能とされた慣性レバーと、前記慣性レバーを前記第1位置に保持するように付勢力を発揮する付勢部材とが設けられ、
    前記付勢部材は、前記ドアが前記開口を閉鎖する際の衝撃により前記慣性レバーに作用し得る第1慣性力より大きな設定値以下では、前記慣性レバーを前記第1位置に保持する一方、前記設定値を超える第2慣性力が前記慣性レバーに作用する場合には前記慣性レバーが前記第2位置に揺動することを許容するように前記付勢力が設定され、
    前記慣性レバーは、前記第1位置では、前記ポールとの当接を回避する一方、前記第2位置では、前記切替手段の変位とは無関係に前記ポールと当接して拘束するように構成されていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記枢軸は、前記ポール軸心に対して直交する方向に延びている請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記枢軸は、前記ポール軸心に対して略平行な方向に延びている請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ハウジングは、前記進入口が形成された前記ベースプレートと、前記ベースプレートと対向するバックプレートと、前記ベースプレートと前記バックプレートとの間に組み付けられるガイドベースとを有し、
    前記フォーク及び前記ポールは、前記ベースプレートと前記バックプレートとに挟まれた状態で揺動可能に支持され、
    前記慣性レバー及び前記付勢部材は、前記ベースプレート、前記バックプレート及び前記ガイドベースのいずれか1つに設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記切替手段は、前記ハウジングに揺動可能に設けられた切替レバーと、一端が前記ドアハンドルに連結され、他端が前記切替レバーに連結された連結部材とからなる請求項1乃至4のいずれか1項記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記切替レバーは、前記ラッチ状態の前記フォークを前記アンラッチ状態に切り替え不能とする施錠操作により、前記ポールに作用不能な施錠位置に変位する一方、前記ラッチ状態の前記フォークを前記アンラッチ状態に切り替え可能とする開錠操作により、前記ポールに作用可能な開錠位置に変位する可動機構を有する請求項5記載の車両用ドアロック装置。
  7. 前記切替手段は、一端が前記ドアハンドルに連結され、他端が前記ポールに連結された連結部材である請求項1乃至4のいずれか1項記載の車両用ドアロック装置。
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