[go: up one dir, main page]

JP6079991B2 - 静圧気体軸受 - Google Patents

静圧気体軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP6079991B2
JP6079991B2 JP2012207242A JP2012207242A JP6079991B2 JP 6079991 B2 JP6079991 B2 JP 6079991B2 JP 2012207242 A JP2012207242 A JP 2012207242A JP 2012207242 A JP2012207242 A JP 2012207242A JP 6079991 B2 JP6079991 B2 JP 6079991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastening
lower member
gas bearing
static pressure
pressure gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012207242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014062580A (ja
Inventor
一貴 天野
一貴 天野
隆好 櫻井
隆好 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2012207242A priority Critical patent/JP6079991B2/ja
Publication of JP2014062580A publication Critical patent/JP2014062580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6079991B2 publication Critical patent/JP6079991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

本発明の態様は、静圧気体軸受に関し、具体的には、締結剛性を高めて精度を向上させた静圧気体軸受に関する。
従来の一般的な静圧気体軸受(エアスライド)は、精密定盤上に締結固定されたガイド部(固定子)と、ガイド部上を滑走する移動体(可動子)とを備える。静圧気体軸受は、移動体からガイド部へ加圧空気を噴出することで発生した静圧により移動体をガイド部上で浮上させて、非接触で移動体の移動方向をガイドする軸受である。ガイド部は、例えば上部材である第1の部材と、下部材である第2の部材と、を含む複数部材によって構成される。ガイド部は、上部材の上方面側と下部材の下方面側とをボルト及びナットによって固定するのが一般的である。
このとき、下部材の下方面側にはナットとして機能する抱き込み埋金等を利用することで上部材と下部材とを締結固定している。また、部材の締結固定は、ガイド部の軸方向に一列で行われる。
移動体には、一体型のタイプや、上板・側板・下板を締結したタイプなど、様々な形態がある。移動体は、高圧気体の吹き出し口が設けられたエアパッドの形状や供給空気圧、ガイド部とエアパッドとの間の微小隙間量を調整することにより、負荷容量や軸受剛性を変化させることが可能である。
近年、半導体をメインとする超精密分野では、生産性の向上から静圧気体軸受の高速駆動が求められている。しかしながら、高速化に伴い駆動モータ(リニアモータ等)の出力が増大するため、その影響により静圧気体軸受が発振してしまう可能性がある。また、静圧気体軸受には様々な部材が取り付けられているため、それらの部材の振動の影響によっても静圧気体軸受が発振してしまう可能性がある。
このような発振を回避するため、静圧気体軸受自体の固有振動数を向上させる必要がある。一般的な手法として、静圧気体軸受の剛性値を向上させることで対処可能である。しかし、パッドサイズや供給空気圧の制約があるため、移動体による固有振動数の向上には限度がある。
特開2006−029412号公報 特開2006−341350号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受を提供することを目的とする。
第1の発明は、移動体と、前記移動体と対向する面を有し、セラミック製の上部材と、セラミック製の下部材と、前記上部材と前記下部材とを締結する締結部材と、を含むガイド部と、前記下部材の上方面側に設けられ、前記締結部材と前記下部材とを結合する介在部と、を備え、前記下部材は、前記上方面から内部の途中まで設けられた非貫通の穴を有し、前記締結部材は、前記上部材の下方面を前記下部材の上方面に接触させた状態で、前記上部材の上方面側と前記下部材の上方面側とを締結結合し、前記介在部は、前記介在部の内側面にて前記締結部材と螺合されるとともに、前記介在部の外側面にて前記下部材の前記非貫通の穴の内壁と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上部材の上方面側と下部材の上方面側とを介在部を介して締結固定することで、ガイド部の変形が抑制される。これによって、移動体の剛性性能の低下が抑制され、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記締結部材の外径よりも前記介在部の外径のほうが大きいことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上部材の下方面側と下部材の上方面側との締結荷重応力が分散する。これによって、ガイド部の締結剛性が均一化される。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記上部材の下方面と前記下部材の上方面との少なくとも一方には、締結固定時の応力を分散緩和する逃げ部が設けられた静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、逃げ部を設けることで、ガイド部全体の変形が抑制される。これにより、移動体の剛性性能の低下が抑制され、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第4の発明は、第2の発明において、前記下部材の上方面には、締結固定時の応力を緩和するために前記下部材と前記介在部との結合部分から上方面に向かって拡径する面取り部が設けられた静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、面取り部が設けられていることで、上部材と下部材との締結固定時に応力のかかり方が緩やかになる。これによって、ガイド部の締結剛性が均一化される。
また、第5の発明は、第4の発明において、前記下部材の前記介在部との結合部分よりも下方側には前記下部材と前記介在部とが螺合されていない空間が設けられた静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、金属破片等が発生しても、上部材と下部材との締結時に空間内に金属破片等を空間内に閉じ込めることができ、強い締結に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
また、第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記ガイド部の軸方向に対して垂直な横方向に、前記下部材の寸法よりも前記上部材の寸法が大きい場合に、前記横方向に複数の前記締結部材を配設した静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、ガイド部の軸方向に対して垂直な横方向に、下部材の寸法よりも上部材の寸法が大きい場合に、締結による拘束部から横方向外方の自由端部までの長さを短くできるので、ガイド部の変形を効果的に抑制することができる。これにより、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
本発明の態様によれば、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受が提供される。
図1(a)及び(b)は、第1の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。 図2(a)及び(b)は、本実施形態における締結部材を例示する模式的断面図である。 図3(a)及び(b)は、参考例における締結部材を例示する模式的断面図である。 図4(a)及び(b)は、締結部材の詳細を例示する模式図である。 図5(a)及び(b)は、締結イメージを表す模式図である。 図6(a)及び(b)は、締結時の変形量を表す図である。 図7(a)及び(b)は、締結時の反り量を表す模式図である。 図8(a)及び(b)は、第2の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。 図9(a)及び(b)は、横方向の反りについて例示する模式的断面図である。 図10は、固有振動数を例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)及び(b)は、第1の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。
図1(a)には静圧気体軸受110の全体が表され、図1(b)にはガイド部10が表されている。
図1(a)に表したように、本実施形態に係る静圧気体軸受110は、ガイド部10と、移動体20と、介在部35と、を備える。静圧気体軸受110は、ガイド部10と移動体20との間に加圧気体(例えば、空気)を送り込み、移動体20をガイド部10から浮上させた非接触型の軸受(例えば、エアスライド)である。
ガイド部10は、移動体20の移動方向を1軸方向に規制する。すなわち、ガイド部10は、移動体20を1軸方向に案内するガイドの役目を果たす。本実施形態では、移動体20が移動する1軸方向を軸方向D1ということにする。ガイド部10は、セラミック製の上部材11と、セラミック製の下部材12と、を含む。上部材11及び下部材12ともに軸方向D1に延在する。
上部材11の外形は軸方向D1に延びた例えば直方体である。上部材11は、上方面11aと、下方面11bとを有する。上部材11の上方面11aは、移動体20と対向する面である。下部材12の外形は軸方向D1に延びた例えば直方体である。下部材12は、上方面12aと、下方面12bとを有する。
上部材11の下方面11bは、下部材12の上方面12aと係合する。すなわち、上部材11の下方面11bは、下部材12の上方面12aと接触した状態で固定される。本実施形態では、上部材11は、下部材12と締結部材30を介して締結結合される。
下部材12は、例えば定盤50に固定される。下部材12が定盤50に固定されることで、静圧気体軸受110の全体が定盤50を基準に固定されることになる。静圧気体軸受110において、ガイド部10は軸方向D1にみて例えばT型になっている。すなわち、図1(b)に表したように、軸方向D1に垂直な方向であって定盤50に沿った方向(以下、横方向D2と言う。)において、上部材11の寸法は、下部材12の寸法よりも大きい。上部材11を軸方向D1にみたときの中心は、下部材12を軸方向D1にみたときの中心と一致している。これにより、ガイド部10は、T型に設けられる。
移動体20は、ガイド部10の軸方向D1に移動可能に配設される。移動体20は、例えば第1部分21、第2部分22及び第3部分23を含む。第1部分21、第2部分22及び第3部分23は、例えばセラミック製である。
第1部分21は、ガイド部10の上部材11の上側に設けられる。第3部分23は、ガイド部10の上部材11の下側に設けられる。第2部分22は、第1部分21と第3部分23との間に設けられる。第2部分22は、ガイド部10の上部材11の側面側に設けられる。第2部分22の厚さは、上部材11の厚さよりも僅かに厚い。
このような構成により、移動体20は、下部材12よりも横方向D2に張り出した上部材11の部分を囲むように配設される。移動体20とガイド部10の上部材11との間には僅かな隙間が設けられる。この隙間に気体が送り込まれることで移動体20はガイド部10から浮上して、非接触型の軸受としてスライド可能になる。
図1(b)に表したように、ガイド部10の上部材11と下部材12とは、締結部材30によって締結固定される。締結部材30は複数設けられ、軸方向D1に所定の間隔で配置される。締結部材30の間隔pは、ガイド部10の軸方向D1の長さL10の例えば1/8〜1/16程度である。これにより、上部材11と下部材12との締結力が軸方向D1で効果的に均一化される。
図2(a)及び(b)は、本実施形態における締結部材を例示する模式的断面図である。
図2(a)には、締結部材及びその周辺の模式的断面図が表される。図2(b)には、締結部材を拡大した模式的断面図が表される。
図3(a)及び(b)は、参考例における締結部材を例示する模式的断面図である。
図3(a)には、締結部材及びその周辺の模式的断面図が表される。図3(b)には、締結部材を拡大した模式的断面図が表される。
図2(a)及び図3(a)に表したように、ガイド部10の下部材12は、ボルトB2によって定盤50に固定される。下部材12には貫通孔h2が設けられる。貫通孔h2の上方面12a側には、ざぐりh21が設けられる。ボルトB2は、貫通孔h2を介して下方の定盤50に固定される。ボルトB2の頭部は、ざぐりh21内に収まる。
図2(a)に表した本実施形態における締結部材30はボルトB1を含む。上部材11には貫通孔h1が設けられる。貫通孔h1の上方面11a側には、ざぐりh11が設けられる。下部材12には貫通しない穴h3が設けられる。穴h3は、下部材12の上方面12aから内部の途中まで設けられる。ボルトB1は、貫通孔h1から穴h3に通される。ボルトB1の頭部は、ざぐりh11内に収まる。
図2(b)に表したように、ボルトB1は、介在部35を介して下部材12と結合される。介在部35は、下部材12の上方面12a側に設けられる。介在部35は、下部材12に設けられた穴h3の内壁に挿入される。介在部35は、介在部35の内側面35aにてボルトB1と結合される。ボルトB1は、介在部35と例えば螺合される。介在部35は、介在部35の外側面35bにて下部材12と螺合される。下部材12は、介在部35と例えば螺合される。
このように、本実施形態では、下部材12の上方面12a側に設けられた介在部35を介して、上部材11が下部材12と締結部材30によって締結される。
図3(a)に表した参考例における締結部材39はボルトB3を含む。上部材11には貫通孔h1が設けられる。貫通孔h1の上方面11a側には、ざぐりh11が設けられる。下部材12には貫通孔h4が設けられる。貫通孔h4の下方面12b側には、ざぐりh41が設けられる。ボルトB3は、貫通孔h1から貫通孔h4に通される。ボルトB3の頭部は、ざぐりh11内に収まる。
図3(b)に表したように、ボルトB3は、ナットNと締結される。ナットNは、下部材12の下方面12b側からざぐりh41内に配置される。ナットNは、ざぐりh41内に固定されている。ナットNは、ざぐりh41内に嵌め込まれていてもよい。
ボルトB3は、貫通孔h1及び貫通孔h4に通され、ナットNと締結される。ボルトB3とナットNとの間に上部材11と下部材12とが挟まれ、ボルトB3とナットNとの締結によって上部材11と下部材12とが締結結合される。
上記のように、本実施形態における締結部材30では、ボルトB1は、下部材12の上方面12a側に設けられた介在部35と結合される。一方、参考例における締結部材39では、ボルトB3は、下部材12の下方面12b側に設けられたナットNと結合される。したがって、本実施形態におけるボルトB1の長さは、参考例におけるボルトB3の長さよりも短くなる。
また、本実施形態では、ボルトB1を下部材12の上方面12a側で介在部35と結合するため、下部材12にボルトB1を通すための貫通孔を設ける必要はない。一方、参考例では、ボルトB3を下部材12の下方面12b側でナットNと結合するため、下部材12にボルトB3を通すための貫通孔h4を設ける必要がある。このため、本実施形態では、参考例に比べて下部材12の剛性が高まる。
このように、本実施形態では、参考例に比べて短いボルトB1を使用し、下部材12の上方面12a側で固定でき、ボルトB1を通すための貫通孔を設ける必要がないことから、上部材11と下部材12とを締結固定する際に、ガイド部10の変形が抑制されるとともに、ガイド部10の剛性を高めることができる。
図4(a)及び(b)は、締結部材の詳細を例示する模式図である。
図4(a)には、締結部材30を拡大した模式的断面図が表されている。図4(b)には、介在部35の模式的斜視図が表されている。
図4(a)に表したように、ボルトB1は、介在部35を介して下部材12と結合される。図4(b)に表したように、介在部35は、筒状の部材である。介在部35の内側面35aには雌ねじITが設けられ、外側面35bには雄ねじETが設けられる。
介在部35には、例えば金属材料が用いられる。介在部35に使用される金属材料としては、例えばステンレス鋼材(SUS)が挙げられる。
介在部35は、下部材12に設けられた穴h3の内壁に沿って挿入される。下部材12の穴h3には、介在部35の外側面35bに設けられた雄ねじETが螺合する雌ねじ(図示せず)が形成されている。この雌ねじに介在部35の雄ねじETをねじ込むことで介在部35は穴h3の内壁に沿って挿入される。
介在部35は、穴h3から飛び出すことなく挿入される。したがって、穴h3の深さは、介在部35の長さよりも深い。
図4(a)に表したように、介在部35の外形R2は、ボルトB1の外形R1よりも大きい。このような介在部35を介してボルトB1により上部材11と下部材12とを締結結合することにより、上部材11の下方面11b側と下部材12の上方面12a側との締結荷重応力が分散する。これによって、ガイド部10の締結剛性が均一化される。
下部材12の上方面12a側には、隙間G1が設けられる。隙間G1は、例えば穴h3の開口側に設けられたざぐり状の部分である。このような隙間G1が設けられていると、隙間G1が逃げ部となり、ガイド部10全体の変形が抑制される。これにより、移動体20の剛性性能の低下が抑制され、静圧気体軸受110の固有振動数の向上につながる。
隙間G1は、例えば穴h3の縁部分に設けられたC面取りやR面取りを形成することによって設けられていてよい。C面取りやR面取りによって、穴h3は、内部(下部材12と介在部35との結合部分)から上方面12aに向かって拡径する。
C面取りやR面取りによって隙間G1が形成されると、穴h3の縁部分に加わる応力が効果的に分散し、上部材11と下部材12との締結固定時に応力のかかり方が緩やかになる。
なお、隙間G1は、上部材11の下方面11bと下部材12の上方面12aとの少なくとも一方に設けられていればよい。上部材11の下方面11bに隙間G1を設けるには、貫通孔h1の下側の開口の縁部分にC面取りやR面取りを形成すればよい。上部材11の下方面11b及び下部材12の上方面12aの両方に隙間G1が設けられていると、締結荷重応力の分散効果が高まる。
また、下部材12の介在部35との結合部分よりも下方側には、下部材12と介在部35とが螺合されていない空間G2が設けられる。すなわち、介在部35の長さは、穴h3の深さよりも短い。これにより、介在部35を穴h3内に埋め込んでも、介在部35の下端と穴h3の底との間に空間G2が形成される。
このような空間G2が設けられていることで、金属破片等が発生しても、上部材11と下部材12との締結時に空間G2内に金属破片等を閉じ込めることができる。例えば、介在部35が金属製の場合、介在部35を穴h3内に挿入する作業途中で金属破片等が発生する場合がある。穴h3は貫通孔ではないため、金属破片等は穴h3の底に溜まる。この状態でボルトB1を締結すると、穴h3はボルトB1によって塞がれる。金属破片等は穴h3から外に出ることはない。これにより、金属破片等が強い締結に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
ここで、本実施形態における締結部材30と、参考例における締結部材39との締結応力の差について説明する。
図5(a)及び(b)は、締結イメージを表す模式図である。
図5(a)には本実施形態における締結部材30での締結イメージが表され、図5(b)には参考例における締結部材39での締結イメージが表されている。説明の便宜上、上部材11及び下部材12のみを表し、ボルトB1、B3、介在部35、ナットNは表していない。
図5(a)に表したように、本実施形態における締結部材30での締結イメージには、締結の長さTL1、上部材11側の締結幅TW11、下部材12側の締結幅TW12が表されている。
図5(b)に表したように、参考例における締結部材39での締結イメージには、締結の長さTL2、上部材11側の締結幅TW21、下部材12側の締結幅TW22が表されている。
締結部材30による締結の長さTL1は、締結部材39による締結の長さTL2よりも短い。締結部材30による締結幅TW11は、締結部材39による締結幅T21と等しい。締結部材30による締結幅TW12は、締結部材39による締結幅T22よりも広い。
図6(a)及び(b)は、締結時の変形量を表す図である。
図6(a)には、図5(a)に表した締結イメージでの変形量が表され、図6(b)には、図5(b)に表した締結イメージでの変形量が表されている。図6(a)及び(b)は、上部材11及び下部材12をそれぞれの締結部材30及び39で締結した際の上部材11の変形量をシミュレーション計算した結果である。
図6(a)に表したように、本実施形態における締結部材30で締結した場合には、上部材11の上面端部での変形量は0.1マイクロメートル(μm)である。一方、図6(b)に表したように、参考例における締結部材39で締結した場合には、上部材11の上面端部での変形量は0.3μmである。このように、締結部材30で締結したほうが、締結部材39で締結するよりも締結荷重応力が分散化して、上部材11の上面端部での変形量が少なくなることが分かる。
図7(a)及び(b)は、締結時の反り量を表す模式図である。
図7(a)には、本実施形態における締結部材30で締結した場合のガイド部10の反りの状態が表され、図7(b)には、参考例における締結部材39で締結した場合のガイド部10の反りの状態が表されている。
いずれの例においては、ガイド部10の長さLは約1000ミリメートル(mm)であり、下部材12を定盤50に固定しないで上部材11と下部材12とをそれぞれの締結部材30及び39で固定している。いずれの例においても、ガイド部10は上向きに凹になるように反っている。
図7(a)に表したように、本実施形態における締結部材30で締結した場合には、ガイド部10の軸方向D1の反り量は約5μmである。一方、図7(b)に表したように、参考例における締結部材39で締結した場合には、ガイド部10の軸方向D1の反り量は約20μmである。締結部材30で締結したほうが、締結部材39で締結するよりも締結荷重応力が分散化して、ガイド部10の反り量が少なくなることが分かる。
このように、第1の実施形態によれば、上部材11と下部材12とを締結固定したガイド部10において、ガイド部10の変形を少なく上部材11と下部材12とを強固に締結することができる。これにより、静圧気体軸受110の固有振動数が向上し、移動体20を高い精度でガイドできるようになる。
(第2の実施形態)
図8(a)及び(b)は、第2の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。
図8(a)には静圧気体軸受120の全体が表され、図8(b)にはガイド部10が表されている。
第2の実施形態に係る静圧気体軸受120では、ガイド部10における締結部材30の並びが第1の実施形態に係る静圧気体軸受110と相違する。図8(a)に表したように、本実施形態に係る静圧気体軸受120は、静圧気体軸受110と同様に、ガイド部10と、移動体20と、を備える。
図8(b)に表したように、ガイド部10の上部材11と下部材12とを固定する締結部材30は複数設けられる。複数の締結部材30は、軸方向D1に間隔p1で配置されるとともに、横方向D2に間隔p2で配置される。すなわち、締結部材30は、横方向D2に複数列で配置される。図8(b)に表した例では、締結部材30は横方向D2に2列で配置される。このような締結部材30の配置によって、静圧気体軸受120では、軸を中心とした回転方向(ローリング方向)に対する剛性が向上する。
図9(a)及び(b)は、横方向の反りについて例示する模式的断面図である。
図9(a)及び(b)は、軸方向D1にみた模式的断面図である。図9(a)には、横方向D2に2列の締結部材30を設けた場合の反りが表され、図9(b)には、横方向D2に1列の締結部材30を設けた場合の反りが表されている。いずれの例においても、ガイド部10はT型である。すなわち、上部材11の幅は下部材12の幅よりも広い。したがって、上部材11は、下部材12の上において横方向D2の両側に張り出している。
図9(a)に表したように、横方向D2に2列の締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部(自由端部)と、その端部に最も近い締結部材30との距離は、W10a及びW10Bになる。一方、図9(b)に表したように、横方向D2に2列の締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部(自由端部)と、その端部に最も近い締結部材30との距離は、W11a及びW11bになる。
図9(a)に表したように、横方向D2に2列に締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部までの距離W10a及びW10bは、図9(a)に表した距離W11a及びW11bよりも短い。自由端部の長さが短くなることで、ガイド部10のローリング方向に対する剛性が高まる。したがって、このガイド部10に移動体20を設けた静圧気体軸受120では、静圧気体軸受110に比べてローリング方向に対する剛性が高まり、静圧気体軸受120の固有振動数が向上する。これにより、静圧気体軸受120では、移動体20を高い精度でガイドできるようになる。
図10は、固有振動数を例示する図である。
図10には、参考例1、実施例1、実施例2、参考例2に係る静圧気体軸受の固有振動数が示されている。参考例1及び参考例2に係る静圧気体軸受は、締結部材39を用いた静圧気体軸受である。実施例1及び実施例2に係る静圧気体軸受は、締結部材30を用いた静圧気体軸受である。参考例1及び実施例1では、締結列数(横方向D2の締結部材の列数)が1列である。参考例2及び実施例2では、締結列数が2列である。
参考例1では、固有振動数が65.5(Hz)である。実施例1では、固有振動数が66.5(Hz)である。実施例1の固有振動数は、参考例1の固有振動数を基準にして1.5%向上している。実施例2では、固有振動数が81.2(Hz)である。実施例2の固有振動数は、参考例1の固有振動数を基準にして24%向上している。参考例2では、固有振動数が78.8(Hz)である。参考例2の固有振動数は、参考例1の固有振動数を基準にして20.3%向上している。
締結列数が同じ場合、締結部材30を用いるほうが締結部材39を用いるよりも固有振動数を高くできることが分かる。また、同じ締結部材30を用いた場合には、締結列数が多いほうが固有振動数を高くできることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によれば、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受110及び120を提供することができるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、本実施形態ではT型のガイド部10を例として説明したが、上部材11と下部材12とを締結部材30によって締結固定する構成であればT型以外(例えば、箱型)であってもよい。
また、本実施形態では、移動体20が1軸方向に移動可能に設けられた例を説明したが、ガイド部10及び移動体20の組を複数組用意し、それぞれの組について異なる軸方向(例えば、直交する方向)に組み合わせることで、多軸(例えば、X,Yの2軸)の静圧気体軸受を構成してもよい。また、それぞれの組について同じ軸方向(平行な方向)に組み合わせて隣り合う移動体20を連結板で結合することで、1軸方向の移動を複数のガイド部10及び移動体20でガイドする静圧気体軸受を構成してもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10…ガイド部、11…上部材、11a…上方面、11b…下方面、12…下部材、12a…上方面、12b…下方面、20…移動体、21…第1部分、22…第2部分、23…第3部分、30…締結部材、35…介在部、35a…内側面、35b…外側面、39…締結部材、50…定盤、110,120…静圧気体軸受、B1,B2,B3…ボルト、h1…貫通孔、h2…貫通孔、h3…穴、h4…貫通孔

Claims (6)

  1. 移動体と、
    前記移動体と対向する面を有し、セラミック製の上部材と、セラミック製の下部材と、前記上部材と前記下部材とを締結する締結部材と、を含むガイド部と、
    前記下部材の上方面側に設けられ、前記締結部材と前記下部材とを結合する介在部と、
    を備え、
    前記下部材は、前記上方面から内部の途中まで設けられた非貫通の穴を有し、
    前記締結部材は、前記上部材の下方面を前記下部材の上方面に接触させた状態で、前記上部材の上方面側と前記下部材の上方面側とを締結結合し、
    前記介在部は、前記介在部の内側面にて前記締結部材と螺合されるとともに、前記介在部の外側面にて前記下部材の前記非貫通の穴の内壁と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受。
  2. 前記締結部材の外径よりも前記介在部の外径のほうが大きいことを特徴とする請求項1に記載の静圧気体軸受。
  3. 前記上部材の下方面と前記下部材の上方面との少なくとも一方には、締結固定時の応力を分散緩和する逃げ部が設けられた請求項2記載の静圧気体軸受。
  4. 前記下部材の上方面には、締結固定時の応力を緩和するために前記下部材と前記介在部との結合部分から上方面に向かって拡径する面取り部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の静圧気体軸受。
  5. 前記下部材の前記介在部との結合部分よりも下方側には前記下部材と前記介在部とが螺合されていない空間が設けられたことを特徴とする請求項4記載の静圧気体軸受。
  6. 前記ガイド部の軸方向に対して垂直な横方向に、前記下部材の寸法よりも前記上部材の寸法が大きい場合に、前記横方向に複数の前記締結部材を配設したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
JP2012207242A 2012-09-20 2012-09-20 静圧気体軸受 Active JP6079991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207242A JP6079991B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 静圧気体軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207242A JP6079991B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 静圧気体軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014062580A JP2014062580A (ja) 2014-04-10
JP6079991B2 true JP6079991B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=50617988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012207242A Active JP6079991B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 静圧気体軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6079991B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2451490A1 (fr) * 1979-03-15 1980-10-10 Shur Lok International Sa Manchon d'assemblage pour la fixation d'une vis dans un objet, notamment en materiau tendre
JPS61192474A (ja) * 1985-02-19 1986-08-27 Sanyo Electric Co Ltd チツプ研摩用治具
SE509363C2 (sv) * 1995-09-25 1999-01-18 Sandvik Ab Fastspänningsanordning fjör skärplattor samt skärplatta avsedd för dylik anordning
JPH11201131A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Sanyu Sekkei:Kk ボルトのゆるみ止めブッシュ
JP2000314413A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Kyocera Corp 雌ネジを有するセラミック部材
JP2004144155A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Sigma Technos Kk 直進ステージのガイド機構
JP2004197867A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Aisin Seiki Co Ltd ボルト締結方法およびボルト締結体並びにこれらに使用される締付力分散プレート
JP2006316818A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Ricoh Co Ltd 樹脂成形ハウジングのセルフタップ用ボス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014062580A (ja) 2014-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101564355B1 (ko) 래디얼 포일 베어링
JP6337952B2 (ja) ラジアルフォイル軸受
JP4510007B2 (ja) Xyガイドテーブル
WO2015041233A1 (ja) スラスト軸受
CN103765047A (zh) 单轴致动器
JP6319706B2 (ja) 静圧気体軸受
WO2015107900A1 (ja) 直動案内装置
JP6079991B2 (ja) 静圧気体軸受
JP2017187105A (ja) 絞りユニット及びこれを備えた静圧軸受装置並びに溝付きブロックの製造方法
JPWO2015064444A1 (ja) 一軸アクチュエータ
JP4276277B2 (ja) 流体軸受構造および流体軸受の組立方法
JP2006083939A (ja) 流体軸受構造及び軸受隙間の調整方法
US9154054B2 (en) Vibrating body for vibration wave drive device and method of producing vibrating body for vibration wave drive device
JP5780251B2 (ja) アクチュエータおよびこれを備えた精密機械
WO2013069343A1 (ja) 超音波モータ
JP5807390B2 (ja) 直動案内装置の仮軸
US20230268849A1 (en) Vibration type actuator capable of reducing change in force generated between contact body and vibrating body, multi-axis stage, articulated robot, and device
JP5929247B2 (ja) 直動装置
JP2016217484A (ja) 転がり軸受案内装置
KR20110032808A (ko) V자형 평판 케이지를 구비하는 복열 직선운동 베어링
JP5531995B2 (ja) 動圧気体軸受
JP2019089147A (ja) 切削用加工工具
JP5343513B2 (ja) 直動装置
JP2017089860A (ja) ナット、ボールねじ装置、ナットの製造方法
JP4725484B2 (ja) 組立て構造体およびステージ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6079991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150