JP6068163B2 - モータ - Google Patents
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Description
上記課題を解決するモータは、回転軸の軸方向に積層された複数のコアシートよりなるステータコア及び該ステータコアに設けられた電機子巻線を有するステータと、前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、前記第1及び第2フレームに回転可能に支持された前記回転軸を有し、前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたモータであって、前記ステータコアは、複数の前記コアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートに積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有しており、前記第1及び第2フレームは、前記磁性板の前記積層部を介して前記メインコア部を軸方向に挟むように構成されている。
この構成によれば、磁性板のロータ対向部が軸方向外側(反メインコア部側)に延出されるため、ステータコアにおけるロータとの対向面を減少させることなく、ステータコアの積厚を抑えることが可能となる。これにより、積厚を抑えることでステータコアの傾きを抑え、その結果、各フレーム同士の傾きを抑えつつも、ステータコアにおけるロータとの対向面を確保して高出力を図ることが可能となる。また、磁性板の積層部を複数のコアシートと同様に積層固定することが可能となるため、製造工程の簡素化を図ることができる。
この構成によれば、磁性板の積層部をフレームに対して軸方向に干渉しないように小型にする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。また、磁性板の板厚をコアシートの板厚よりも厚くして出力向上を図る場合には、磁性板の板厚変動(公差)が大きくなり、その磁性板の板厚変動が各フレームの軸方向の間隔、ひいてはモータ全体の軸方向寸法に影響を与えるが、この場合には板厚が比較的薄いコアシートの枚数を調整することで、モータ全体の軸方向寸法の変動を抑えることが可能である。
上記モータにおいて、前記電機子巻線は、前記ステータコアに軸方向に沿って形成された複数のスロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなり、前記セグメント導体の前記突出部が、前記磁性板の前記ロータ対向部と径方向に対向するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、スロットの軸方向端から突出するセグメント導体を屈曲させる場合に、セグメント導体が磁性板の積層部の角部で損傷することを抑制することができる。
この構成によれば、磁性板を介して磁気を取り込みやすくすることができるため、より一層の高出力化に寄与できる。
この構成によれば、ロータの界磁磁石は、比較的安価なフェライト磁石よりなるため、モータの低コスト化に寄与できる。
この構成によれば、簡素な構成で磁性板の積層部とコアシートとを固定することができる。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、リヤフレーム11とフロントフレーム12によってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側にロータ14が配置されて構成されている。なお、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント63側)を保持するフレームをフロントフレーム12とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム11としている。各フレーム11,12は、互いに離間しないようにステータ13の外周側の位置でスルーボルト15にて締結固定されている。
リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料にて形成されている。リヤフレーム11は、略円盤状の本体部11aと、本体部11aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部11bとを備えている。一方のフロントフレーム12も略同様の構成であり、略円盤状の本体部12aと、本体部12aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円環状のステータ保持部12bとを備えている。各フレーム11,12の本体部11a,12aの径方向中央には、同軸上に配置された軸受16,17が保持され、その軸受16,17には、ロータ14の回転軸18が軸支されている。
ステータ13は、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持された円環状のステータコア21と、そのステータコア21に装着された電機子巻線22とを備える。
上記のような形状を有するステータコア21は、複数の鋼板を積層して一体化することによって成形されている。
図6及び図8に示すように、上記したステータコア21に装着された電機子巻線22は、複数のセグメント導体25(セグメントコンダクタ)にて構成されている。各セグメント導体25は、所定のもの同士で接続されて、3相(U相、V相、W相)Y結線の電機子巻線22を構成している。また、各セグメント導体25は、同一断面形状(断面矩形状)の線材から形成されるものである。
図1に示すように、上記構成のステータ13を保持する各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、各フレーム11,12の本体部11a,12aから軸方向に延出する円筒状をなしている。ステータ保持部11b,12bの外径は、ステータ保持部11b,12bのメインコア部31の外径よりも大きく形成されている。また、ステータ保持部11b,12bの内径は、メインコア部31の外径よりも小さく、且つ、磁性板40(積層部41)の外径よりも大きく形成されている。
図1に示すように、ロータ14は、軸受16,17に軸支された回転軸18と、回転軸18に一体回転可能に固定された円筒状のロータコア61と、ロータコア61の外周面に固着された複数(本実施形態では10個)の界磁磁石62とから構成されている。各界磁磁石62は、フェライト磁石よりなり、磁極(N極とS極)が周方向で交互に異なるように配置されている。ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さは、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)と略等しく設定されている。即ち、界磁磁石62は、ステータコア21のメインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44に対して径方向に対向している。
ステータ13の電機子巻線22への通電により発生した磁界とロータ14の界磁磁石62の磁界とが、メインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44を介して作用し合い、ロータ14が回転する。なお、本実施形態では、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されているため、磁性板40での磁気飽和が生じにくく、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくなっている。
(1)各フレーム11,12にて挟持されたステータコア21は、複数のコアシート30が軸方向に積層されてなるメインコア部31と、該メインコア部31の軸方向端部に設けられた磁性板40とを備える。そして、磁性板40は、メインコア部31における軸方向端部のコアシート30に積層された積層部41と、該積層部41のロータ14側の端部から軸方向外側に延出されるとともにロータ14と径方向に対向するロータ対向部44とを有している。この構成によれば、磁性板40のロータ対向部44が軸方向外側(反メインコア部側)に延出されるため、ステータコア21におけるロータ14との対向面(ステータコア21の内周面)を減少させることなく、ステータコア21の積厚を抑えることが可能となる。これにより、積厚を抑えることでステータコア21の傾きを抑え、その結果、各フレーム11,12同士の傾きを抑えつつも、ステータコア21におけるロータ14との対向面を確保して高出力を図ることが可能となる。また、磁性板40はメインコア部31に積層される平板状の積層部41を有するため、積層部41をメインコア部31の各コアシート30と同様に固定(本実施形態ではかしめ固定)することが可能となり、製造工程の簡素化を図ることができる。
(7)磁性板40の積層部41は、メインコア部31における軸方向端部のコアシート30にかしめ固定されるため、凸部45(ダボ)及び凹部46からなる簡素な構成で磁性板40の積層部41とコアシート30とを固定することができる。
・上記実施形態では、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、メインコア部31の外周縁(露出面31a)を軸方向に直接的に挟み、磁性板40に対しては軸方向に当接しないように構成されたが、これに特に限定されるものではなく、例えば図9に示すように、磁性板40の環状部42(積層部41)を介してメインコア部31を軸方向に挟むように構成してもよい。この図9に示すような構成によれば、磁性板40の積層部41をステータ保持部11b,12bに対して軸方向に干渉しないように径方向に小さくする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。また、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚くして出力向上を図る場合には、磁性板40よりも板厚が薄いコアシート30の枚数を調整することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動を抑えることが可能である。
・上記実施形態では、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚く設定したが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2に対して等しく、又は薄く設定してもよい。
・上記実施形態では、ロータ14の界磁磁石62にフェライト磁石を用いたが、これ以外に例えば、ネオジム磁石等を用いてもよい。
・上記実施形態において、ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さを、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)に対して異なるように設定してもよい。
(イ) ステータコアに電機子巻線が設けられてなるステータと、
前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、
前記第1及び第2フレームに回転可能に支持された前記回転軸を有し、前記ステータコアと径方向に対向するロータと
を備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたモータであって、
前記ステータコアは、メインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、
前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向端部に積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有する磁性板を備え、
前記第1及び第2フレームは、前記メインコア部を軸方向に直接的に挟むように構成されていることを特徴とするモータ。
Claims (7)
- 回転軸の軸方向に積層された複数のコアシートよりなるステータコア及び該ステータコアに設けられた電機子巻線を有するステータと、
前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、
前記第1及び第2フレームに回転可能に支持された前記回転軸を有し、前記ステータコアと径方向に対向するロータと
を備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたモータであって、
前記ステータコアは、複数の前記コアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、
前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートに積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有しており、
前記メインコア部の外径は、前記磁性板の外径よりも大きく形成されており、
前記第1及び第2フレームは、前記磁性板とは軸方向に当接することなく前記メインコア部と軸方向に当接した状態で、前記メインコア部を軸方向に直接的に挟むように構成されていることを特徴とするモータ。 - 回転軸の軸方向に積層された複数のコアシートよりなるステータコア及び該ステータコアに設けられた電機子巻線を有するステータと、
前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、
前記第1及び第2フレームに回転可能に支持された前記回転軸を有し、前記ステータコアと径方向に対向するロータと
を備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたモータであって、
前記ステータコアは、複数の前記コアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、
前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートに積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有しており、
前記第1及び第2フレームは、前記磁性板の前記積層部を介して前記メインコア部を軸方向に挟むように構成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
前記電機子巻線は、前記ステータコアに軸方向に沿って形成された複数のスロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなり、
前記セグメント導体の前記突出部が、前記磁性板の前記ロータ対向部と径方向に対向するように構成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項3に記載のモータにおいて、
前記スロットの軸方向端を構成する前記積層部の角部には、面取り部が形成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記磁性板の板厚は、前記コアシートの板厚よりも厚く設定されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記ロータの界磁磁石は、フェライト磁石よりなることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記磁性板の前記積層部は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートにかしめ固定されていることを特徴とするモータ。
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