図1は、本発明が適用される無線通信システムを示す。これはE−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)、またはLTE(Long Term Evolution)/LTE−Aシステムとも呼ばれる。
E−UTRANは、端末(User Equipment、UE)10に制御平面(control plane)とユーザ平面(user plane)を提供する基地局(Base Station、BS)20を含む。端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(mobile terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語で呼ばれることもある。基地局20は、端末10と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
基地局20は、X2インターフェースを介して互いに連結されることができる。基地局20は、S1インターフェースを介してEPC(Evolved Packet Core)30、より詳しくは、S1−MMEを介してMME(Mobility Management Entity)と連結され、S1−Uを介してS−GW(Serving Gateway)と連結される。
EPC30は、MME、S−GW及びP−GW(Packet Data Network−Gateway)で構成される。MMEは、端末の接続情報や端末の能力に対する情報を有しており、このような情報は、端末の移動性管理に主に使われる。S−GWは、E−UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、P−GWは、PDNを終端点として有するゲートウェイである。
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができ、このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
図2は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示すブロック図である。図3は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示すブロック図である。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。
図2及び図3を参照すると、物理階層(PHY(physical) layer)は、物理チャネル(physical channel)を利用して上位階層に情報転送サービス(information transfer service)を提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介して、データが、どのように、どのような特徴に送信されるかによって分類される。
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
MAC階層の機能は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、及び論理チャネルに属するMAC SDU(service data unit)のトランスポートチャネル上に物理チャネルに提供されるトランスポートブロック(transport block)への多重化/逆多重化を含む。MAC階層は、論理チャネルを介してRLC(Radio Link Control)階層にサービスを提供する。
RLC階層の機能は、RLC SDUの連結(concatenation)、分割(segmentation)及び再結合(reassembly)を含む。無線ベアラ(Radio Bearer;RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re−configuration)及び解除(release)と関連し、論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために、第1の階層(PHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP階層)により提供される論理的経路を意味する。
ユーザ平面でのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために、無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling RB)とDRB(Data RB)の二つに分けられることができる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
端末のRRC階層とE−UTRANのRRC階層との間にRRC接続(RRC Connection)が確立される場合、端末は、RRC接続(RRC connected)状態になり、確立されない場合、RRCアイドル(RRC idle)状態になる。
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(Shared Channel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
トランスポートチャネルの上位にあり、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)には、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと、周波数領域で複数個の副搬送波(Sub−carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(Sub−frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(Symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であり、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub−carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために、該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。
以下、端末のRRC状態(RRC state)とRRC接続方法に対して詳述する。
RRC状態とは、端末のRRC階層がE−UTRANのRRC階層と論理的接続(logical connection)されているかどうかを意味し、接続されている場合はRRC接続状態といい、接続されていない場合はRRCアイドル状態という。RRC接続状態の端末は、RRC接続が存在するため、E−UTRANは、該当端末の存在をセル単位で把握することができ、したがって、端末を効果的に制御することができる。それに対し、RRCアイドル状態の端末は、E−UTRANが把握することはできず、セルより大きい地域単位であるトラッキング領域(Tracking Area)単位にCN(core network)が管理する。即ち、RRCアイドル状態の端末は、大きい地域単位に存在可否のみが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためにはRRC接続状態に移動しなければならない。
ユーザが端末の電源を最初にオンした時、端末は、まず、適切なセルを探索した後、該当セルでRRCアイドル状態にとどまる。RRCアイドル状態の端末は、RRC接続を確立する必要がある時になってはじめてRRC接続過程(RRC connection procedure)を介してE−UTRANとRRC接続を確立し、RRC接続状態に移動する。RRCアイドル状態にあった端末がRRC接続を確立する必要がある場合は多様であり、例えば、ユーザの通話試みなどの理由でアップリンクデータ送信が必要な場合、またはE−UTRANからページング(paging)メッセージを受信した場合、これに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
RRC階層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)階層は、セション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を遂行する。
NAS階層で端末の移動性を管理するために、EMM−REGISTERED(EPS Mobility Management−REGISTERED)及びEMM−DEREGISTEREDの二つの状態が定義されており、この二つの状態は、端末とMMEに適用される。初期端末は、EMM−DEREGISTERED状態であり、この端末がネットワークに接続するために初期連結(Initial Attach)手順を介して該当ネットワークに登録する過程を実行する。前記連結(Attach)手順が成功的に実行されると、端末及びMMEは、EMM−REGISTERED状態になる。
端末とEPCとの間のシグナリング接続(signaling connection)を管理するために、ECM(EPS Connection Management)−IDLE状態及びECM−CONNECTED状態の二つの状態が定義されており、この二つの状態は、端末及びMMEに適用される。ECM−IDLE状態の端末がE−UTRANとRRC接続を確立すると、該当端末は、ECM−CONNECTED状態になる。ECM−IDLE状態にあったMMEは、E−UTRANとS1接続(S1 connection)を確立すると、ECM−CONNECTED状態になる。端末がECM−IDLE状態にある時、E−UTRANは、端末のコンテキスト(context)情報を有していない。したがって、ECM−IDLE状態の端末は、ネットワークの命令を受ける必要なくセル選択(cell selection)またはセル再選択(reselection)のような端末ベースの移動性関連手順を実行する。それに対し、端末がECM−CONNECTED状態にある時、端末の移動性は、ネットワークの命令により管理される。ECM−IDLE状態の端末の位置が、ネットワークが知っている位置と異なる場合、端末は、トラッキング領域更新(Tracking Area Update)手順を介してネットワークに端末の該当位置を知らせる。
以下、システム情報(System Information)に対する説明である。
システム情報は、端末が基地局に接続するために知らなければならない必須情報を含む。したがって、端末は、基地局に接続する前にシステム情報を全部受信しなければならず、また、常に最新システム情報を有していなければならない。また、前記システム情報は、一セル内の全ての端末が知らなければならない情報であるため、基地局は、周期的に前記システム情報を送信する。システム情報は、MIB(Master Information Block)及び複数のSIB(System Information Block)に分けられる。
MIBは、セルから他の情報のために取得されることが要求される最も必須で且つ最も頻繁に送信されるパラメータの制限された個数を含むことができる。端末は、ダウンリンク同期化以後に最も先にMIBを探す。MIBは、ダウンリンクチャネル帯域幅、PHICH設定、同期化をサポートしてタイミング基準として動作するSFN、及びeNB送信アンテナ設定のような情報を含むことができる。MIBは、BCH上にブロードキャスト送信されることができる。
含まれているSIBのうち、SIB1(SystemInformationBlockType1)は“SystemInformationBlockType1”メッセージに含まれて送信され、SIB1を除外した他のSIBは、システム情報メッセージに含まれて送信される。SIBをシステム情報メッセージにマッピングさせることは、SIB1に含まれているスケジューリング情報リストパラメータにより流動的に設定されることができる。ただ、各SIBは、単一システム情報メッセージに含まれ、同じスケジューリング要求値(例えば、周期)を有するSIBのみが同じシステム情報メッセージにマッピングされることができる。また、SIB2(SystemInformationBlockType2)は、常にスケジューリング情報リストのシステム情報メッセージリスト内の1番目のエントリに該当するシステム情報メッセージにマッピングされる。同じ周期内に複数のシステム情報メッセージが送信されることができる。SIB1及び全てのシステム情報メッセージは、DL−SCH上に送信される。
ブロードキャスト送信に加えて、E−UTRANは、SIB1が既存に設定された値と同じく設定されたパラメータを含んだまま専用シグナリング(dedicated signaling)されることができ、この場合、SIB1は、RRC接続再設定メッセージに含まれて送信されることができる。
SIB1は、端末セル接近と関連している情報を含み、他のSIBのスケジューリングを定義する。SIB1は、ネットワークのPLMN識別子、TAC(Tracking Area Code)及びセルID、セルがキャンプオンすることができるセルであるかどうかを指示するセル禁止状態(cell barring status)、セル再選択基準として使われるセル内に要求される最低受信レベル、及び他のSIBの送信時間及び周期と関連している情報を含むことができる。
SIB2は、全ての端末に共通される無線リソース設定情報を含むことができる。SIB2は、アップリンク搬送波周波数及びアップリンクチャネル帯域幅、RACH設定、ページ設定(paging configuration)、アップリンクパワー制御設定、サウンディング基準信号設定(Sounding Reference Signal configuration)、ACK/NACK送信をサポートするPUCCH設定及びPUSCH設定と関連している情報を含むことができる。
端末は、システム情報の取得及び変更検知手順をPCellに対してのみ適用することができる。SCellにおいて、E−UTRANは、該当SCellが追加される時、RRC接続状態動作と関連している全てのシステム情報を専用シグナリングを介して提供することができる。設定されたSCellと関連しているシステム情報の変更時、E−UTRANは、考慮されるSCellを解除(release)して以後に追加可能であり、これは単一RRC接続再設定メッセージと共に実行されることができる。E−UTRANは、考慮されるSCell内でブロードキャストされた値と他のパラメータ値を専用シグナリングを介して設定することができる。
端末は、特定タイプのシステム情報に対してその有効性を保障しなければならず、このようなシステム情報を必須システム情報(required system information)という。必須システム情報は、下記のように定義されることができる。
−端末がRRCアイドル状態である場合:端末は、SIB2乃至SIB8だけでなく、MIB及びSIB1の有効なバージョンを有しているように保障しなければならず、これは考慮されるRATのサポートにしたがう。
−端末がRRC接続状態である場合:端末は、MIB、SIB1及びSIB2の有効なバージョンを有しているように保障しなければならない。
一般的にシステム情報は、取得後、最大3時間まで有効性が保障されることができる。
一般的に、ネットワークが端末に提供するサービスは、下記のように三つのタイプに区分することができる。また、どのようなサービスの提供を受けることができるかによって、端末は、セルのタイプも異なるように認識する。以下、サービスタイプを叙述した後、セルのタイプを叙述する。
1)制限的サービス(Limited service):このサービスは、緊急呼び出し(Emergency call)及び災害警報システム(Earthquake and Tsunami Warning System;ETWS)を提供し、受容可能なセル(acceptable cell)で提供することができる。
2)正規サービス(Normal service):このサービスは、一般的用途の汎用サービス(public use)を意味し、正規セル(suitable or normal cell)で提供することができる。
3)事業者サービス(Operator service):このサービスは、通信ネットワーク事業者のためのサービスを意味し、このセルは、通信ネットワーク事業者のみが使用することができ、一般ユーザは使用することができない。
セルが提供するサービスタイプと関連し、セルのタイプは、下記のように区分されることができる。
1)受容可能なセル(Acceptable cell):端末が制限された(Limited)サービスの提供を受けることができるセル。このセルは、該当端末立場で、禁止(barred)されておらず、端末のセル選択基準を満たすセルである。
2)正規セル(Suitable cell):端末が正規サービスの提供を受けることができるセル。このセルは、受容可能なセルの条件を満たし、同時に追加条件を満たす。追加的な条件として、このセルは、該当端末が接続できるPLMN(Public Land Mobile Network)所属でなければならず、端末のトラッキング領域(Tracking Area)更新手順の実行が禁止されないセルでなければならない。該当セルがCSGセルである場合、端末がこのセルにCSGメンバーとして接続可能なセルでなければならない。
3)禁止されたセル(Barred cell):セルがシステム情報を介して禁止されたセルであるという情報をブロードキャストするセルである。
4)予約されたセル(Reserved cell):セルがシステム情報を介して予約されたセルであるという情報をブロードキャストするセルである。
図4は、RRCアイドル状態の端末の動作を示す流れ図である。図4は、初期電源がオンされた端末がセル選択過程を経てネットワークに登録し、その後、必要な場合、セル再選択をする手順を示す。
図4を参照すると、端末は、自分がサービスを受けようとするネットワークであるPLMN(public land mobile network)と通信するためのラジオ接続技術(radio access technology;RAT)を選択する(S410)。PLMN及びRATに対する情報は、端末のユーザが選択することもでき、USIM(universal subscriber identity module)に格納されているものを使用することもできる。
端末は、測定した基地局と信号強度や品質が特定値より大きいセルの中から、最大値を有するセルを選択する(Cell Selection)(S420)。これは電源がオンされた端末がセル選択を実行することであって、初期セル選択(initial cell selection)という。セル選択手順に対して以後に詳述する。セル選択以後、端末は、基地局が周期的に送るシステム情報を受信する。前記特定値は、データ送/受信での物理的信号に対する品質の保障を受けるためにシステムで定義された値を意味する。したがって、適用されるRATによって、その値は異なる。
端末は、ネットワーク登録が必要な場合、ネットワーク登録手順を実行する(S430)。端末は、ネットワークからサービス(例:Paging)を受けるために自分の情報(例:IMSI)を登録する。端末は、セルを選択するたびに接続するネットワークに登録するものではなく、システム情報から受けたネットワークの情報(例:Tracking Area Identity;TAI)と自分が知っているネットワークの情報が異なる場合にネットワークに登録する。
端末は、セルで提供されるサービス環境または端末の環境などに基づいてセル再選択を実行する(S440)。端末は、サービスを受けている基地局から測定した信号の強度や品質の値が、隣接したセルの基地局から測定した値より低い場合、端末が接続した基地局のセルより良い信号特性を提供する他のセルの中から一つを選択する。この過程を2番目の過程である初期セル選択(Initial Cell Selection)と区分してセル再選択(Cell Re−Selection)という。このとき、信号特性の変化によって頻繁にセルが再選択されることを防止するために時間的な制限条件をおく。セル再選択手順に対して以後に詳述する。
図5は、RRC接続を確立する過程を示す流れ図である。
端末は、RRC接続を要求するRRC接続要求(RRC Connection Request)メッセージをネットワークに送る(S510)。ネットワークは、RRC接続要求に対する応答としてRRC接続設定(RRC Connection Setup)メッセージを送る(S520)。RRC接続設定メッセージを受信した後、端末は、RRC接続モードに進入する。
端末は、RRC接続確立の成功的な完了を確認するために使われるRRC接続設定完了(RRC Connection Setup Complete)メッセージをネットワークに送る(S530)。
図6は、RRC接続再設定過程を示す流れ図である。RRC接続再設定(reconfiguration)は、RRC接続の修正に使われる。これはRB確立/修正(modify)/解除(release)、ハンドオーバ実行、測定セットアップ/修正/解除のために使われる。
ネットワークは、端末にRRC接続を修正するためのRRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージを送る(S610)。端末は、RRC接続再設定に対する応答として、RRC接続再設定の成功的な完了を確認するために使われるRRC接続再設定完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)メッセージをネットワークに送る(S620)。
以下、PLMN(public land mobile network)に対して説明する。
PLMNは、モバイルネットワーク運営者により配置及び運用されるネットワークである。各モバイルネットワーク運営者は、一つまたはそれ以上のPLMNを運用する。各PLMNは、MCC(Mobile Country Code)及びMNC(Mobile Network Code)により識別されることができる。セルのPLMN情報は、システム情報に含まれてブロードキャストされる。
PLMN選択、セル選択及びセル再選択において、多様なタイプのPLMNが端末により考慮されることができる。
HPLMN(Home PLMN):端末IMSIのMCC及びMNCとマッチングされるMCC及びMNCを有するPLMN
EHPLMN(Equivalent HPLMN):HPLMNと等価として取り扱われるPLMN
RPLMN(Registered PLMN):位置登録が成功的に終了されたPLMN
EPLMN(Equivalent PLMN):RPLMNと等価として取り扱われるPLMN
各モバイルサービス需要者は、HPLMNに加入する。HPLMNまたはEHPLMNにより端末に一般サービスが提供される時、端末は、ローミング状態(roaming state)ではない。それに対し、HPLMN/EHPLMN以外のPLMNにより端末にサービスが提供される時、端末は、ローミング状態であり、そのPLMNは、VPLMN(Visited PLMN)と呼ばれる。
端末は、初期に電源がオンされると、使用可能なPLMN(public land mobile network)を検索し、サービスを受けることができる適切なPLMNを選択する。PLMNは、モバイルネットワーク運営者(mobile network operator)により配置され(deploy)、または運営されるネットワークである。各モバイルネットワーク運営者は、一つまたはそれ以上のPLMNを運営する。それぞれのPLMNは、MCC(mobile country code)及びMNC(mobile network code)により識別されることができる。セルのPLMN情報は、システム情報に含まれてブロードキャストされる。端末は、選択したPLMNを登録しようと試みる。登録が成功した場合、選択されたPLMNは、RPLMN(registered PLMN)になる。ネットワークは、端末にPLMNリストをシグナリングすることができ、これはPLMNリストに含まれているPLMNをRPLMNと同じPLMNであると考慮することができる。ネットワークに登録された端末は、常時ネットワークにより接近可能(reachable)でなければならない。もし、端末がECM−CONNECTED状態(同じくは、RRC接続状態)にある場合、ネットワークは、端末がサービスを受けていることを認知する。しかし、端末がECM−IDLE状態(同じくは、RRCアイドル状態)にある場合、端末の状況がeNBでは有効でないが、MMEには格納されている。この場合、ECM−IDLE状態の端末の位置は、TA(tracking Area)のリストの粒度(granularity)を介してMMEにのみ知らされる。単一TAは、TAが所属されたPLMN識別子で構成されたTAI(tracking area identity)及びPLMN内のTAを唯一に表現するTAC(tracking area code)により識別される。
その後、選択したPLMNが提供するセルの中から、前記端末が適切なサービスの提供を受けることができる信号品質と特性を有するセルを選択する。
以下、端末がセルを選択する手順に対して詳細に説明する。
電源がオンされ、またはセルにとどまっている時、端末は、適切な品質のセルを選択/再選択することでサービスを受けるための手順を実行する。
RRCアイドル状態の端末は、常に適切な品質のセルを選択することで、このセルを介してサービスの提供を受けるために準備していなければならない。例えば、電源がオンされた端末は、ネットワークに登録をするために適切な品質のセルを選択しなければならない。RRC接続状態にあった前記端末がRRCアイドル状態に進入すると、前記端末は、RRCアイドル状態にとどまるセルを選択しなければならない。このように、前記端末がRRCアイドル状態のようなサービス待機状態にとどまるために、一定条件を満たすセルを選択する過程をセル選択(Cell Selection)という。重要な点は、前記セル選択は、前記端末が前記RRCアイドル状態にとどまるセルを現在決定しない状態で実行するため、可能の限り速かにセルを選択することが重要である。したがって、一定基準以上の無線信号品質を提供するセルの場合、たとえ、このセルが端末に最も良い無線信号品質を提供するセルでないとしても、端末のセル選択過程で選択されることができる。
以下、3GPP TS 36.304 V8.5.0(2009−03)“User Equipment(UE) procedures in idle mode(Release8)”を参照し、3GPP LTEにおいて、端末がセルを選択する方法及び手順に対して詳述する。
セル選択過程は、大いに、二つに分けられる。
まず、初期セル選択過程では、前記端末が無線チャネルに対する事前情報がない。したがって、前記端末は、適切なセルを探すために全ての無線チャネルを検索する。各チャネルにおいて、前記端末は、最も強いセルを探す。以後、前記端末がセル選択基準を満たす適切な(suitable)セルを探すと、該当セルを選択する。
次に、端末は、格納された情報を活用し、またはセルで放送している情報を活用してセルを選択することができる。したがって、初期セル選択過程に比べてセル選択が迅速である。端末がセル選択基準を満たすセルを探すと、該当セルを選択する。もし、この過程を介してセル選択基準を満たす適切なセルを探すことができない場合、端末は、初期セル選択過程を実行する。
前記端末がセル選択過程を介してあるセルを選択した以後、端末の移動性または無線環境の変化などにより端末と基地局との間の信号の強度や品質が変わることができる。したがって、もし、選択したセルの品質が低下される場合、端末は、より良い品質を提供する他のセルを選択することができる。このようにセルを再選択する場合、一般的に現在選択されたセルより良い信号品質を提供するセルを選択する。このような過程をセル再選択(Cell Reselection)という。前記セル再選択過程は、無線信号の品質観点で、一般的に端末に最も良い品質を提供するセルを選択することに基本的な目的がある。
無線信号の品質観点外に、ネットワークは、周波数別に優先順位を決定して端末に知らせることができる。このような優先順位を受信した端末は、セル再選択過程で、この優先順位を無線信号品質基準より優先的に考慮するようになる。
前記のように、無線環境の信号特性によってセルを選択または再選択する方法があり、セル再選択において、再選択のためのセルを選択するとき、セルのRATと周波数(frequency)特性によって下記のようなセル再選択方法がある。
−イントラ周波数(Intra−frequency)セル再選択:端末がキャンプ(camp)中であるセルと同じRAT及び同じ中心周波数(center−frequency)を有するセルを再選択
−インター周波数(Inter−frequency)セル再選択:端末がキャンプ中であるセルと同じRAT及び異なる中心周波数を有するセルを再選択
−インターRAT(Inter−RAT)セル再選択:端末がキャンプ中であるRATと異なるRATを使用するセルを再選択
セル再選択過程の原則は、下記の通りである。
第一に、端末は、セル再選択のためにサービングセル(serving cell)及び隣接セル(neighboring cell)の品質を測定する。
第二に、セル再選択は、セル再選択基準に基づいて実行される。セル再選択基準は、サービングセル及び隣接セルの測定に関連して下記のような特性を有している。
イントラ周波数セル再選択は、基本的にランキング(ranking)に基づいて行われる。ランキングとは、セル再選択評価のための指標値を定義し、この指標値を利用してセルを指標値の大きさ順に順序を定める作業である。最も良い指標を有するセルを一般的に最高順位セル(highest ranked cell)という。セル指標値は、端末が該当セルに対して測定した値を基本にし、必要によって、周波数オフセットまたはセルオフセットを適用した値である。
インター周波数セル再選択は、ネットワークにより提供された周波数の優先順位に基づいて行われる。端末は、最も高い周波数の優先順位を有する周波数にキャンプオン(camp on)することができるように試みる。ネットワークは、ブロードキャストシグナリング(broadcast signaling)を介してセル内の端末が共通的に適用する周波数の優先順位を提供し、または端末別シグナリング(dedicated signaling)を介して端末別に各々周波数別優先順位を提供することができる。ブロードキャストシグナリングを介して提供されるセル再選択優先順位を共用優先順位(common priority)といい、端末別にネットワークが設定するセル再選択優先順位を専用優先順位(dedicated priority)という。端末は、専用優先順位を受信すると、専用優先順位と関連している有効時間(validity time)を共に受信することができる。端末は、専用優先順位を受信すると、共に受信した有効時間に設定された有効性タイマ(validity timer)を開始する。端末は、有効性タイマが動作する中、RRCアイドルモードで専用優先順位を適用する。有効性タイマが満了されると、端末は、専用優先順位を廃棄し、再び共用優先順位を適用する。
インター周波数セル再選択のために、ネットワークは、端末にセル再選択に使われるパラメータ(例えば、周波数別オフセット(frequency−specific offset))を周波数別に提供することができる。
イントラ周波数セル再選択またはインター周波数セル再選択のために、ネットワークは、端末にセル再選択に使われる隣接セルリスト(Neighboring Cell List、NCL)を提供することができる。このNCLは、セル再選択に使われるセル別パラメータ(例えば、セル別オフセット(cell−specific offset))を含む。
イントラ周波数セル再選択またはインター周波数セル再選択のために、ネットワークは、端末にセル再選択に使われるセル再選択禁止リスト(black list)を提供することができる。禁止リストに含まれているセルに対し、端末は、セル再選択を実行しない。
以下、セル再選択評価過程で実行するランキングに対して説明する。
セルの優先順位を定める時に使われるランキング指標(ranking criterion)は、数式1のように定義される。
ここで、Rsはサービングセルのランキング指標であり、Rnは隣接セルのランキング指標であり、Qmeas,sは端末がサービングセルに対して測定した品質値であり、Qmeas,nは端末が隣接セルに対して測定した品質値であり、Qhystはランキングのためのヒステリシス(hysteresis)値であり、Qoffsetは二つのセル間のオフセットである。
イントラ周波数で、端末がサービングセルと隣接セルとの間のオフセット(Qoffsets,n)を受信した場合は、Qoffset=Qoffsets,nであり、端末がQoffsets,nを受信しない場合は、Qoffset=0である。
インター周波数で、端末が該当セルに対するオフセット(Qoffsets,n)を受信した場合は、Qoffset=Qoffsets,n+Qfrequencyであり、端末がQoffsets,nを受信しない場合は、Qoffset=Qfrequencyである。
サービングセルのランキング指標(Rs)と隣接セルのランキング指標(Rn)が互いに類似する状態で変動すると、変動結果、ランキング順位が頻繁に変わり、端末が二つのセルを交互に再選択することができる。Qhystは、セル再選択でヒステリシスを与え、端末が二つのセルを交互に再選択することを防止するためのパラメータである。
端末は、前記数式によってサービングセルのRs及び隣接セルのRnを測定し、ランキング指標値が最も大きい値を有するセルを最高順位(highest ranked)セルと見なして、このセルを再選択する。
前記基準によると、セル再選択において、セルの品質が最も主要な基準として作用することを確認することができる。もし、再選択したセルが正規セル(suitable cell)でない場合、端末は、該当周波数または該当セルをセル再選択対象から除外する。
以下、無線リンク失敗に対して説明する。
端末は、サービスを受信するサービングセルとの無線リンクの品質維持のために持続的に測定を実行する。端末は、サービングセルとの無線リンクの品質悪化(deterioration)により現在状況で通信が不可能かどうかを決定する。もし、サービングセルの品質があまりにも低くて通信がほぼ不可能な場合、端末は、現在状況を無線連結失敗であると決定する。
もし、無線リンク失敗が決定されると、端末は、現在のサービングセルとの通信維持をあきらめ、セル選択(または、セル再選択)手順を介して新しいセルを選択し、新しいセルへのRRC接続再確立(RRC connection re−establishment)を試みる。
3GPP LTEのスペックにおいて、正常に通信することができない場合として下記のような例示を挙げている。
−端末の物理階層の無線品質測定結果に基づき、端末がダウンリンク通信品質に深刻な問題があると判断した場合(RLM実行中、PCellの品質が低いと判断した場合)
−MAC副階層でランダムアクセス(random access)手順が持続的に失敗してアップリンク送信に問題があると判断した場合
−RLC副階層でアップリンクデータ送信が持続的に失敗してアップリンク送信に問題があると判断した場合
−ハンドオーバを失敗したと判断した場合
−端末が受信したメッセージが完全性検査(integrity check)を通過することができない場合
以下、RRC接続再確立(RRC connection re−establishment)手順に対し、より詳細に説明する。
図7は、RRC接続再確立手順を示す。
図7を参照すると、端末は、SRB0(Signaling Radio Bearer #0)を除外した設定されていた全ての無線ベアラ(radio bearer)使用を中断し、AS(Access Stratum)の各副階層を初期化させる(S710)。また、各副階層及び物理階層を基本構成(default configuration)に設定する。このような過程中、端末は、RRC接続状態を維持する。
端末は、RRC接続再設定手順を実行するためのセル選択手順を実行する(S720)。RRC接続再確立手順のうち、セル選択手順は、端末がRRC接続状態を維持しているにもかかわらず、端末がRRCアイドル状態で実行するセル選択手順と同様に実行されることができる。
端末は、セル選択手順を実行した後、該当セルのシステム情報を確認することで該当セルが適合したセルかどうかを判断する(S730)。もし、選択されたセルが適切なE−UTRANセルであると判断された場合、端末は、該当セルにRRC接続再確立要求メッセージ(RRC connection reestablishment request message)を送信する(S740)。
一方、RRC接続再確立手順を実行するためのセル選択手順を介して選択されたセルがE−UTRAN以外の異なるRATを使用するセルであると判断された場合、RRC接続再確立手順を中断し、端末は、RRCアイドル状態に進入する(S750)。
端末は、セル選択手順及び選択したセルのシステム情報の受信を介して、制限された時間内にセルの適切性確認を終えるように具現されることができる。そのために、端末は、RRC接続再確立手順の開始によってタイマを駆動させることができる。タイマは、端末が適合したセルを選択したと判断された場合、中断されることができる。タイマが満了された場合、端末は、RRC接続再確立手順が失敗したと見なし、RRCアイドル状態に進入することができる。以下、このタイマを無線リンク失敗タイマという。LTEスペックTS 36.331では、T311という名称のタイマが無線リンク失敗タイマとして活用されることができる。端末は、このタイマの設定値をサービングセルのシステム情報から取得することができる。
端末からRRC接続再確立要求メッセージを受信し、要求を受諾した場合、セルは、端末にRRC接続再確立メッセージ(RRC connection reestablishment message)を送信する。
セルからRRC接続再確立メッセージを受信した端末は、SRB1に対するPDCP副階層とRLC副階層を再構成する。また、セキュリティ設定と関連している各種キー値を再計算し、セキュリティを担当するPDCP副階層を新しく計算したセキュリティキー値で再構成する。それによって、端末とセルとの間のSRB1が開放され、RRC制御メッセージを送受信することができるようになる。端末は、SRB1の再開を完了し、セルにRRC接続再確立手順が完了したというRRC接続再確立完了メッセージ(RRC connection reestablishment complete message)を送信する(S760)。
それに対し、端末からRRC接続再確立要求メッセージを受信し、要求を受諾しない場合、セルは、端末にRRC接続再確立拒絶メッセージ(RRC connection reestablishment reject message)を送信する。
RRC接続再確立手順が成功的に実行されると、セルと端末は、RRC接続再設定手順を実行する。それによって、端末は、RRC接続再確立手順を実行する前の状態を回復し、サービスの連続性を最大限保障する。
以下、RRC接続拒絶と関連している端末及びネットワークの運営に対して説明する。RRC接続確立手順において、端末のRRC接続要求メッセージに対応してネットワークがRRC接続拒絶メッセージを端末に送信する時、現在ネットワーク状況によって、ネットワークは、該当セル及び/または該当セルのRATに対して端末の接近を許容しないようにすることができる。そのために、ネットワークは、端末に対してネットワークへの接近を阻止することができるようにセル再選択優先順位と関連している情報及び/またはセル接近を制限するための接近制限情報をRRC接続拒絶メッセージに含ませることができる。
ネットワークは、端末がセル再選択を実行するとき、最低優先順位を適用することを指示する最低優先順位要求情報をRRC接続拒絶メッセージに含ませることができる。最低優先順位要求情報は、最低優先順位が適用されるタイプを指示する最低優先順位タイプ情報及び最低優先順位の適用持続時間である最低優先順位タイマ情報を含むことができる。最低優先順位タイプ情報は、RRC接続拒絶メッセージを送信したセルの周波数に対して最低優先順位を適用することを指示し、または該当セルのRATの全ての周波数に対して最低優先順位を適用することを指示するように設定されることができる。
端末は、最低優先順位要求情報が含まれているRRC接続拒絶メッセージを受信すると、最低優先順位適用持続時間に設定されたタイマを開始させ、最低優先順位タイプ情報により指示された対象に対して最低優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる。
一方、RRC接続拒絶メッセージを介して最低優先順位情報が提供される場合、ネットワークによりシグナリングされる再選択優先順位と衝突が発生できる。この場合、端末は、RRC接続拒絶メッセージを介して提供された最低優先順位情報によって、優先的に特定周波数に対して最低優先順位を適用して運営するように具現されることができる。追加的に、RRC接続拒絶メッセージによる最低優先順位情報は、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)関心指示子、CSG(Closed Subscriber Group)セルと関連しているプロキシ指示子(proxy indication)及びIDC干渉と関連しているIDC指示子のように端末生成指示子(UE−originated indication)による黙示的優先順位の適用と衝突が発生できる。それによって、優先的に適用される優先順位は、端末またはネットワークの具現にしたがう。
端末は、RRCアイドル状態でセル再選択を実行する時、システム情報を介して提供される優先順位よりRRC接続拒絶による最低優先順位適用要求情報のように専用シグナリングを介して提供された優先順位をより優先的に適用させることができる。ただし、端末が正規セルにキャンプオンしていない場合も、専用シグナリングを介して提供された優先順位を持続的に適用すると、端末が正規セルまたは受容可能なセルにキャンプオンすることを阻止する可能性を高める。それによって、端末は、制限的サービスの提供を受け、または何らのサービスの提供を受けることができない状態に陥るおそれがあり、これは端末に提供されるサービスの品質を低下させることができる。したがって、RRCアイドル状態の端末によるセル再選択において、端末の状態によって選択的に周波数の優先順位を適用するようにする方法が提供される必要がある。
以下、本発明の実施例に係る優先順位ハンドリングに基づくセル再選択方法を説明するにあたって、専用シグナリングされた優先順位の適用に対してRRC接続拒絶による最低優先順位情報の適用を例示して説明する。ただし、本発明の範囲は、これに限定されるものではなく、RRC接続拒絶による最低優先順位適用を含む一般的な専用シグナリングを介した優先順位のハンドリングに基づくセル再選択にも適用されることができる。
図8は、本発明の実施例に係る優先順位ハンドリングに基づくセル再選択方法を示す流れ図である。
図8を参照すると、端末は、以前サービングセルとRRC接続確立を試みたが、セルからRRC接続に対して拒絶されることができる。RRC接続拒絶時、端末は、最低優先順位適用要求情報を取得することができる。端末は、最低優先順位適用要求情報を取得すると、それによって、少なくとも一つ以上の周波数及び/または特定RATの全ての周波数に対して最低優先順位を適用することができる(S810)。端末は、最低優先順位適用要求情報の取得によって最低優先順位適用と関連している最低優先順位タイマを開始させることができる。
端末は、最低優先順位を適用することでセル再選択を実行する(S820)。変更された優先順位によってセル再選択評価を実行することでターゲットセルが選択されることができる。端末は、選択されたターゲットセルにキャンプオンすることができる。ターゲットセルの特性によって端末のキャンプ状態が変更されることができる。端末のキャンプ状態変化は、下記の通りである。
−正規キャンプ状態(正規セルにキャンプオンした状態、camped normally state)→任意セル選択状態:正規セルにも許容可能なセルにもキャンプオンしていない状態、any cell selection state):セル再選択を介して正規セルを探すことができない場合
−任意セルキャンプ状態(正規セルでない許容可能なセルにキャンプオンした状態、camped on any cell state)→正規キャンプ状態:セル再選択を介して正規セルを探した場合
−任意セルキャンプ状態→任意セル選択状態:セル再選択を介して許容可能なセルを探すことができない場合
−任意セル選択状態→任意セルキャンプ状態:許容可能なセルを探した場合
端末は、キャンプ状態によってセル再選択に適用する優先順位をハンドリングする(S830)。
正規キャンプ状態にある場合、端末は、セルからブロードキャストされるシステム情報を介して提供された優先順位を基本的に適用し、専用シグナリングを介して提供された優先順位を優先的に適用する。例えば、正規キャンプ状態の端末がRRC接続拒絶による最低優先順位適用要求情報を受信した場合、端末は、最低優先順位適用要求情報による少なくとも一つの周波数に対しては最低優先順位を適用し、残りの周波数に対してはシステム情報を介して提供された優先順位を適用することに決定できる。
端末が正規キャンプオン状態でない場合、端末の優先順位ハンドリング方法は、下記のように分けられて考慮されることができる。
1.端末が任意セルキャンプ状態であり、または任意セル選択状態である場合、最低優先順位適用を中断する技法
セル再選択のために優先順位をハンドリングするにあたって、端末は、正規キャンプオン状態でない場合、最低優先順位適用要求情報による最低優先順位適用を中断することができる。端末は、最低優先順位タイマが駆動中であるにもかかわらず、最低優先順位適用を中断することができる。この場合、端末は、セル再選択を実行するにあたって、システム情報を介して提供される優先順位のみを適用することに決定できる。
正規キャンプ状態で任意セル選択状態になった場合、端末は、最低優先順位適用を中断することに決定できる。
任意セル選択状態で既に最低優先順位適用を中断中に任意セルキャンプ状態になった場合、端末は、持続的に最低優先順位適用を中断することができる。
端末は、最低優先順位適用を中断しても、最低優先順位適用要求情報を保存することができる。
最低優先順位適用を中断する場合、端末は、最低優先順位タイマを持続的に動作させ、または中断させることができる。
端末が正規セルを探してキャンプオンして正規キャンプ状態になった場合、最低優先順位タイマが駆動中である場合に限って、端末は、最低優先順位を適用することに決定できる。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位タイマが持続的に動作された場合、端末は、正規キャンプ状態になると、最低優先順位タイマの動作可否によって最低優先順位を適用し、または適用しない。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位タイマが中断された場合、端末は、正規キャンプ状態になることによって最低優先順位タイマを再開させて最低優先順位を適用することができる。
一方、正規セルを探してキャンプオンして正規キャンプ状態になった場合、端末は、既存最低優先順位タイマの駆動可否と関係なく、最低優先順位を適用し、それによって、最低優先順位タイマを新しく駆動させることができる。最低優先順位タイマが中断された場合、残ったタイマ値に設定して駆動させることができる。最低優先順位タイマが中断され、または満了された場合、端末は、最低優先順位適用要求情報によるタイマ値に新しく設定して最低優先順位タイマを開始させることができる。
追加的に、端末が最低優先順位適用を中断する場合、端末は、最低優先順位適用要求情報を解除させることができる。この場合、端末は、最低優先順位タイマをリセットさせることができる。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位適用要求情報を解除した場合、正規キャンプ状態になるにもかかわらず、最低優先順位に対する情報が存在せず、タイマが動作することができないため、端末は、最低優先順位を適用しない。
2.端末が任意セル選択状態にある場合、最低優先順位適用を中断する技法
正規キャンプオン状態及び/または任意セル状態で任意セル選択状態になった場合、端末は、最低優先順位適用要求情報による最低優先順位適用を中断することができる。端末は、最低優先順位タイマが駆動中であるにもかかわらず、最低優先順位適用を中断することができる。この場合、端末は、セル再選択を実行するにあたって、システム情報を介して提供される優先順位のみを適用することに決定できる。
正規キャンプ状態で任意セル選択状態になった場合、端末は、最低優先順位適用を中断することに決定できる。
任意セルキャンプ状態で任意セル選択状態になった場合、端末は、最低優先順位適用を中断することに決定できる。
最低優先順位適用を中断することに決定した端末は、最低優先順位適用要求情報を保存することができる。
最低優先順位適用を中断する場合、端末は、最低優先順位タイマを持続的に動作させ、または中断させることができる。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位タイマが持続的に動作中である場合、端末は、正規キャンプ状態または任意セルキャンプ状態になると、最低優先順位タイマの動作可否によって最低優先順位を適用し、または適用しない。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位タイマが中断された場合、端末は、正規キャンプ状態または任意セルキャンプ状態になることによって最低優先順位タイマを再開させて最低優先順位を適用することができる。任意セルキャンプ状態の端末は、既に最低優先順位が適用中である場合、最低優先順位タイマが動作中に最低優先順位を持続的に適用することができる。
一方、正規セルまたは許容可能なセルを探してキャンプオンして正規キャンプ状態または任意セルキャンプ状態になった場合、端末は、既存最低優先順位タイマの駆動可否と関係なく、最低優先順位を適用し、それによって、最低優先順位タイマを新しく駆動させることができる。最低優先順位タイマが中断された場合、端末は、残ったタイマ値にタイマを設定して駆動させることができる。最低優先順位タイマが中断され、または満了された場合、端末は、最低優先順位適用要求情報によるタイマ値に新しくタイマを設定して開始させることができる。
追加的に、端末が最低優先順位適用を中断する場合、端末は、最低優先順位適用要求情報を解除させることができる。この場合、端末は、最低優先順位タイマをリセットさせることができる。
最低優先順位適用中断時、最低優先順位適用要求情報を解除した場合、正規キャンプ状態または任意セルキャンプ状態になるにもかかわらず、最低優先順位に対する情報が存在せず、タイマが動作することができないため、端末は、最低優先順位を適用しない。
また、図8を参照すると、端末は、ハンドリングされた優先順位に基づいてセル再選択を実行する(S840)。端末は、少なくとも一つの周波数または特定RATの全ての周波数に対して最低優先順位を適用し、残りの周波数に対してはシステム情報を介して提供された優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる。または、端末は、全ての周波数に対してシステム情報を介して提供された優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例に対してより詳細に説明する。
図9は、本発明の実施例に係る優先順位ハンドリングに基づくセル再選択方法の一例を示す流れ図である。
図9に示す例示において、端末はRRCアイドル状態、セル1は端末の正規セルであってf1上で運営、セル2は端末の許容可能なセルであってf2上で運営、セル3は端末の正規セルであってf3上で運営中であると仮定する。システム情報により提供された優先順位によると、f1>f3>f2であると仮定する。また、図9に示す優先順位ハンドリングによると、最低優先順位適用は、端末が正規キャンプ状態にある場合に限ると仮定する。
図9を参照すると、端末は、セル1とRRC接続確立を試みるが、RRC接続拒絶メッセージをセル1から受信する(S910)。RRC接続拒絶メッセージは、最低優先順位適用要求情報を含むことができる。最低優先順位適用要求情報は、f1に対して最低優先順位を適用することを指示することができ、最低優先順位タイマ(TL)の設定値T0を指示することができる。RRC接続拒絶メッセージ受信によって、端末は、f1に対して最低優先順位を適用することに決定し、T0に設定されたTLを開始させる。
端末は、セル再選択を実行する(S920)。
端末のセル再選択にもかかわらず、端末は、正規セルを発見することができない場合がある。それによって、端末は、任意セル選択状態に進入する(S931)。
任意セル選択状態に進入した端末は、優先順位ハンドリングを実行する(S932)。端末は、任意セル選択状態であるため、最低優先順位適用を中断し、システム情報を介して提供された優先順位のみを適用することに決定できる。それによって、端末は、TLを中断させることができる。ただし、端末は、RRC接続拒絶メッセージを介して取得した最低優先順位適用要求情報を持続的に保存することができる。
端末は、最低優先順位が未適用された状態にセル再選択を実行する(S933)。端末は、システム情報を介して提供された優先順位のみを適用することでセル再選択を実行することができる。
セル再選択により、端末は、許容可能なセルであるセル2を発見することができる。端末は、セル2にキャンプオンし(S941)、任意セルキャンプ状態に進入できる(S942)。
端末は、任意セルキャンプ状態に進入することによる優先順位ハンドリングを実行することができる(S943)。端末は、正規キャンプ状態に変更されたものではないため、最低優先順位を持続的に適用せず、システム情報を介して提供された優先順位を適用することに決定できる。このとき、システム情報を介して提供された優先順位は、端末がキャンプオン中のセルであるセル2から提供された優先順位である。また、端末は、RRC接続拒絶メッセージを介して取得した最低優先順位適用要求情報を持続的に保存することができる。
端末は、セル再選択を実行する(S944)。端末は、システム情報を介して提供された優先順位のみを適用することでセル再選択を実行することができる。
端末は、セル再選択により、正規セルであるセル3を発見することができる。端末は、セル3にキャンプオンし(S951)、正規キャンプ状態に進入できる(S952)。
正規キャンプ状態に進入した端末は、優先順位ハンドリングを実行する(S953)。端末は、残っているTLを再開させることができる。再開されるTLの残った持続時間は、設定されたTL持続時間であるT0から最初の中断時までTLの持続時間であるT1を引いた残りの持続時間T2である。それによって、端末は、f1に対して最低優先順位を適用し、残りの周波数に対してシステム情報により提供された優先順位を適用することに決定できる。ここで、システム情報を介して提供された優先順位は、端末がキャンプオン中のセルであるセル3から提供された優先順位である。
端末は、最低優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる(S954)。端末は、f1に対しては最低優先順位を適用し、f2及びf3に対してはシステム情報を介して提供された優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる。
一方、端末がセル再選択を実行する中、TLが満了されることができる。この場合、端末は、再び最低優先順位を適用せずにセル再選択を実行することができる(S961)。端末は、システム情報を介して提供された優先順位のみを適用することでセル再選択を実行することができる。
端末は、最も優先順位が高いセル1をターゲットセルに選択し、セル1にキャンプオンすることができる(S962)。
図10は、本発明の実施例に係る優先順位ハンドリングに基づくセル再選択方法の他の一例を示す流れ図である。
図10に示す例示において、最低優先順位適用は、端末が正規キャンプ状態であり、または任意セルキャンプ状態である場合に限ると仮定する。その他の通信環境は、図9と同様であると仮定する。
図9と比較して、任意セル選択状態の端末は、セル2を発見し、セル2にキャンプオンし(S1011)、任意セルキャンプ状態に進入時(S1012)、最低優先順位を適用することができる。したがって、端末は、優先順位ハンドリングを実行するにあたって、残っているTLを再開させることができる。TLの持続時間は、図9と同様に、T0からT1を引いた残りの持続時間T2である。また、f1に対して最低優先順位を適用し、残りの周波数に対してシステム情報を介して提供された優先順位を適用することに決定できる。ここで、システム情報を介して提供された優先順位は、端末が現在キャンプオン中のセルであるセル2から提供された優先順位である。
端末は、最低優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる(S1014)。端末は、f1に対しては最低優先順位を適用し、f2及びf3に対してはシステム情報を介して提供された優先順位を適用することでセル再選択を実行することができる。
最低優先順位が適用されて実行されたセル再選択の結果によって、端末は、f3上で運営中のセル3をターゲットセルに決定し、セル3にキャンプオンできる(S1021)。それによって、端末は、正規キャンプ状態に進入できる(S1022)。
一方、端末が正規キャンプ状態に進入したにもかかわらず、TLが満了されることができる。それによって、端末は、最低優先順位適用を中断し、システム情報を介して提供された優先順位に基づいてセル再選択を実行する(S1023)。ここで、システム情報を介して提供された優先順位は、現在端末がキャンプオン中のセルであるセル3から提供された優先順位である。
端末は、優先順位が最も高いセル1をターゲットセルに選択し、セル1にキャンプオンできる(S1024)。
前述した本発明の実施例に係る優先順位ハンドリングに基づくセル再選択方法によると、端末のキャンプオン状態によって選択的に優先順位が適用されてセル再選択が実行されることができる。ネットワークが接続確立拒絶による最低優先順位を端末に指示した状況で、端末は、現在通信環境に応じてより柔軟にセル再選択を実行することができる。それによって、端末がネックワークから接続確立拒絶による最低優先順位の指示を受けても、端末が受容可能なセルまたは正規セルにキャンプオンできる機会が低下されないようにすることができる。その結果、端末は、より適合したサービスを提供することができるセルにキャンプオンして接近を試みるようになってネットワークからより効率的にサービスの提供を受けることができる。
図11は、本発明の実施例が具現される無線装置を示すブロック図である。
図11を参照すると、無線装置1100は、プロセッサ1110、メモリ1120及びRF部(radio frequency unit)1130を含む。プロセッサ1110は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。プロセッサ1110は、無線装置のキャンプ状態によって優先順位をハンドリングするよう設定されることができる。プロセッサ1110は、ハンドリングされた優先順位に基づいてセル再選択を実行するように設定されることができる。プロセッサ1110は、本発明の実施例に係るセル再選択実行方法を実行し、優先順位を選択的に適用して実行するように設定されることができる。プロセッサ1110は、図8乃至図10を参照して詳述した本発明の実施例を具現するように設定されることができる。
RF部1130は、プロセッサ1110と連結されて無線信号を送信及び受信する。
プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリに格納され、プロセッサにより実行されることができる。メモリは、プロセッサの内部または外部にあり、よく知られた多様な手段によりプロセッサと連結されることができる。
前述した例示的なシステムにおいて、方法は、一連のステップまたはブロックで流れ図に基づいて説明されているが、本発明は、ステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは、前述と異なるステップと、異なる順序にまたは同時に発生できる。また、当業者であれば、流れ図に示すステップが排他的でなく、他のステップが含まれ、または流れ図の一つまたはそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができる。