JP5974311B1 - 再剥離型粘着剤 - Google Patents
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Abstract
Description
これに対して脂肪酸エステルの揮発を抑制するために乾燥温度および塗工速度を下げて塗工する対策が考えられるが、粘着シートの生産性が大幅に低下する問題があった。
酸成分は、例えばテレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸等が挙げられる。
グリコール成分は、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3’−ジメチロールヘプタン、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、ポリオール成分としてグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。その他、ポリカプロラクトン、ポリ(β−メチル−γ−バレロラクトン)、ポリバレロラクトン等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポリオール等も挙げられる。
ポリエステルポリオールの数平均分子量は500〜5,000が好ましい。数平均分子量が500以上になることで合成時の反応制御がより容易になる、また、数平均分子量が5,000以下になることで反応完了までの時間を短縮しやすくなり、粘着剤層の凝集力を維持し易くなることで再剥離性がより向上する。ポリエステルポリオールは、ウレタン樹脂の合成に使用するポリオールの合計100モル%のうち10〜70モル%が好ましい。
低分子量ポリオールは、例えばプロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
環状エーテル化合物は、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
錫系化合物は、例えばジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジブロマイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫スルファイド、トリブチル錫スルファイド、トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫アセテート、トリエチル錫エトキサイド、トリブチル錫エトキサイド、ジオクチル錫オキサイド、トリブチル錫クロライド、トリブチル錫トリクロロアセテート、2−エチルヘキサン酸錫等が挙げられる。
また、エステル(C)は、150℃で10分間加熱した後の重量減少率が3%以下であるため、加熱で揮発し難いので、塗工時の乾燥オーブン内の汚染を抑制できる。さらに、脂肪酸エステル等とは異なり、揮発汚染を気にせず乾燥温度を高めて再剥離型粘着剤を塗工することができるため、塗工速度を高めることが可能になり、粘着シートの生産性を向上できる。なお、本発明の課題を解決できる範囲内であれば150℃で10分間加熱した後の重量減少率が3%以下という特性を満たさない有機酸エステル(モノエステル、ジエステルまたはトリエステルを含む)を併用できる。
カルボン酸成分のうち環状の炭化水素基を有するジカルボン酸は、例えば1,2−及び1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−、1,3−、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、2−メチルイソフタル酸、3−メチルフタル酸、2−メチルテレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。
同様に環状の炭化水素基を有するトリカルボン酸は、例えば1,2,3−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸等の脂環トリカルボン酸、トリメリット酸、トリメシン酸、1,2,5−ナフタレントリカルボン酸などの芳香族トリカルボン酸が挙げられる。
アルコールは、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、イソノニルアルコール、デシルアルコールイソデシルアルコールおよび2-エチルへキシルアルコール等が挙げられる。これらの中でもイソノニルアルコール、イソデシルアルコール、2−エチルへキシルアルコールが好ましい。
有機酸ジエステルは、例えばシュウ酸ジメチル、シュウ酸ジエチル、シュウ酸ジブチル、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジブチル、マロン酸ジベンジル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、コハク酸ジブチル、コハク酸ジオクチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジヘキシル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジデシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸デシルイソオクチル、アジピン酸ジイソオクチル、アジピン酸ジブチルジグリコール、ピメリン酸ジメチル、ピメリン酸ジエチル、スベリン酸ジメチル、スベリン酸ジエチル、アゼライン酸ジメチル、アゼライン酸ジエチル、アゼライン酸ジ-2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ドデカン二酸ジメチルマレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチルフマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジデシル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル等が挙げられる。
有機酸トリエステルは、例えばトリメリット酸トリス-2-エチルヘキシル、トリメリット酸トリイソデシル等が挙げられる。
また、エステル(C)はエポキシ基などの官能基が含まれていてもよい。具体的な例としてエポキシヘキサヒドロフタル酸ジ2-エチルヘキシル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソノニル等が挙げられる。
エステル(C)は、単独または2種類以上を併用できる。
酸化防止剤は、例えばフェノール系化合物、アミン系化合物、硫黄系化合物、リン系化合物、モノフェノール系化合物、ビスフェノール系化合物等が挙げられる。
紫外線吸収剤は、例えばベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸系化合物、シュウ酸アニリド系化合物、シアノアクリレート系化合物、トリアジン系化合物等が挙げられる。
光安定剤は、例えばヒンダードアミン系化合物、ヒンダードピペリジン系化合物などが挙げられる。
変質防止剤は、単独で用いても、2種類以上を組み合わせ用いてもよい。
無機塩とは、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、過塩素酸リチウム、塩化アンモニウム、塩素酸カリウム、塩化アルミニウム、塩化銅、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸アンモニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム等が挙げられる。
多価アルコール化合物は、例えば、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
イオン液体は、イミダゾリウムイオンを含むイオン液体は、例えば1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1,3−ジメチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドおよび1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド等が挙げられる。ピリジニウムイオンを含むイオン液体は、例えば1−メチルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−ブチルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−ヘキシルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−オクチルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−ヘキシル−4−メチルピリジニウムヘキサフルオロリン酸塩、1−オクチル−4−メチルピリジニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−オクチル−4−メチルピリジニウムビス(フルオロスルホニル)イミド、1−メチルピリジニウムビス(パーフルオロエチルスルホニル)イミドおよび1−メチルピリジニウムビス(パーフルオロブチルスルホニル)イミドなどが挙げられる。アンモニウムイオンを含むイオン液体は、例えばトリメチルヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−プロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−ヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリ-n-ブチルメチルアンモニウムビストリフルオロメタンスルホンイミド等が挙げられる。その他、ピロリジニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩等市販のイオン液体を適宜使用できる。
帯電防止剤は、単独で用いても、2種類以上を組み合わせ用いてもよい。
粘着シートを作成する方法は、(1)剥離ライナーに再剥離型粘着剤を塗工して粘着剤層を形成した後、基材を貼り合わせる方法。または、(2)基材に再剥離型粘着剤を塗工して粘着剤層を形成した後、剥離ライナーを貼り合わせる方法等が一般的である。前記(1)の方法で基材の代わりに剥離ライナーを貼り合わせるとキャスト粘着シートが得られる。また前記(2)の方法で、粘着剤層の形成後、基材の反対面に別途粘着剤層を形成すると両面粘着シートが得られる。両面粘着シートを作成する場合、再剥離型粘着剤に加えて他の種類の粘着剤を使用しても良い。なお、粘着剤層は、粘着シートを使用する直前まで剥離ライナーで保護されていることが通常である。本発明の粘着シートは、再剥離用途に使用することが好ましいが、再剥離を必要としない用途(例えば永久粘着用途)に使用することもできる。
プラスチックは、例えばポリエチレンおよびポロプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ナイロン、トリアセチルセルロース、シクロオレフィン、ポリイミドおよびポリアミド等が挙げられる。
また基材は、反射防止(AR)フィルム、偏光板、位相差板など光学部材であっても良い。
基材は、粘着剤層との密着性を高めるため易接着処理を施しても良い。易接着処理は、コロナ放電を行う乾式法、アンカーコート剤を塗工する湿式法等の公知の方法を使用できる。基材の厚さは、一般的に5〜1000μmが程度である。
剥離ライナーの厚さは、一般的に10〜150μm程度である。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコに、窒素雰囲気下、ポリエステルポリオールP−1010(2官能ポリエステルポリオール、水酸基価112、数平均分子量1000、クラレ社製)81重量部、ポリエーテルポリオールG−3000B(3官能ポリエーテルポリオール、水酸基価56、数平均分子量3000、アデカ社製)101重量部、ヘキサメチレンジイソシアネート(住友バイエル社製)19重量部、トルエン134重量部、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05重量部、2−エチルヘキサン酸錫0.02重量部を仕込んだ。フラスコを徐々に昇温し約90℃で2時間反応させた。そして、イソシアネート基の消失を確認しつつ反応を継続し、消失確認後、ただちに冷却して反応を終了させた。次いで不揮発分60%になるようトルエンを加え、粘度3300mPa.s、水酸基価25mgKOH/g、重量平均分子量152000のウレタン樹脂1溶液を得た。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めたポリスチレン換算の重量平均分子量である。測定条件は以下の通りである。
装置:SHIMADZU Prominence(島津製作所社製)
カラム:TOSOH TSK−GEL GMHXL(東ソー社製)を3本直列に接続
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.5ml/min
溶媒温度:40℃、試料濃度:0.1wt%、試料注入量:100μl。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコに、窒素雰囲気下、ポリエステルポリオールP−2010(2官能ポリエステルポリオール、水酸基価56、数平均分子量2000、クラレ社製)53.6重量部、ポリエーテルポリオールG−3000B 101重量部、ヘキサメチレンジイソシアネート 19重量部、トルエン 134重量部、ジブチル錫ジラウレート0.05重量部、2−エチルヘキサン酸錫0.02重量部を仕込んだ。フラスコを徐々に昇温し約90℃で2時間反応させた。そして、イソシアネート基の消失をIRで確認しつつ反応を継続し、消失確認後、ただちに冷却して反応を終了させた。次いで不揮発分60%になるようトルエンを加え、粘度4800mPa.s、水酸基価25mgKOH/g、重量平均分子量195000のウレタン樹脂2溶液を得た。
下記に示すような、JISK0070に準じた中和滴定法により測定した。まずは、試料を三角フラスコに量り取った。次に、アセトン100ml及び指示薬としてフェノールフタレイン溶液を数滴加え、水浴上で試料が完全に溶けるまで十分に振り混ぜた。次に、0.1mol/l水酸化カリウムエタノール溶液で滴定し、指示薬のうすい紅色が30秒間続いたときを終点とした。そして、次式により酸価を算出した。
(数式1) A=[B×f×5.611/S]/( 不揮発分濃度/ 100)
(ただし、(数式1)中、A:酸価(mgKOH/g)、B:滴定に用いた0.1mol/l水酸化カリウムエタノール溶液の量(ml)、f:0.1mol/l水酸化カリウムエタノール溶液のファクター(濃度補正係数)、S:試料の質量(g))
下記に示すような、JISK0070に準じた中和滴定法により測定した。まず、無水酢酸25gを全量フラスコ100mlに取り、ピリジンを加えて全量を100mlにし、十分に振り混ぜてアセチル化試薬を作製した。アセチル化試薬は、湿気、二酸化炭素及び酸の蒸気に触れないようにし、褐色瓶に保存した。次に、試料を平底フラスコに量り取り、これにアセチル化試薬5mlを全量ビペットを用いて加えた。次に、フラスコの口に小さな漏斗を置き、温度95〜100℃のグリセリン浴中に底部約1cmを浸して加熱した。フラスコの首がグリセリン浴の熱をうけて温度が上がるのを防ぐために、中に丸い穴をあけた厚紙の円板をフラスコの首の付け根にかぶせた。そして、1時間後、フラスコをグリセリン浴から取り出し、放冷後漏斗から水1mlを加えて振り動かして無水酢酸を分解した。さらに、分解を完全にするため、再びフラスコをグリセリン浴中で10分間加熱し、放冷後エタノール5mlで漏斗及びフラスコの壁を洗った。フェノールフタレイン溶液数滴を指示薬として加え、0.5mol/l水酸化カリウムエタノール溶液で滴定し、指示薬のうすい紅色が約30秒間続いたときを終点とした。空試験を上記同様、試料を入れないで行った。そして、次式により水酸基価を算出した。
(数式2)A=((B−C)×f×28.05/S)/( 不揮発分濃度/ 100)+D
(ただし、(数式2)中、A:水酸基価(mgKOH/g)、B:空試験に用いた0.5mol/l水酸化カリウムエタノール溶液の量(ml)、C:滴定に用いた0.5mol/l水酸化カリウムエタノール溶液の量(ml)、f:0.5mol/l水酸化カリウムエタノール溶液のファクター(濃度補正係数)、S:試料の質量(g)、D:酸価(mgKOH/g))
有機酸のジエステルまたはトリエステルの揮発性は、以下の手順で測定する。まず、缶蓋つきメンタム缶を秤量(X)し、次いで缶蓋つきメンタム缶に試料を約2g投入し秤量(Y)した。次に、試料の入った金属缶の蓋を開け、150℃で10分間加熱した後、メンタム缶を取り出し、すぐに蓋をして、常温にて放置し冷却後、加熱後の試料が入った缶蓋つきメンタム缶を秤量(Z)した。150℃で10分間加熱した後の重量減少率は下記数式1を使用して算出した。
(数式3) 重量減少率(%)=100−((Z-X)/(Y―X))×100
〇:加熱後の重量減少率3%以下
×:加熱後の重量減少率3%超
得られたウレタン樹脂1溶液中のウレタン樹脂1 100重量部に対して、有機酸エステルとしてアジピン酸ジ2−エチルヘキシルを35重量部、変質防止剤としてイルガノックス1135(BASF社製 ヒンダードフェノール系酸化防止剤)を1.0重量部、ポリイソシアネート化合物としてヘキサメチレンジイソシアネートトリメチロールプロパンアダクト体(不揮発分75重量%の酢酸エチル溶液)を不揮発分換算で12.0重量部、溶剤としてトルエンを20重量部配合し、ディスパーで攪拌することで不揮発分62%の再剥離型粘着剤を得た。
得られたウレタン樹脂2溶液中のウレタン樹脂2 100重量部に対して、有機酸エステルとしてアジピン酸ジイソデシルを35重量部、変質防止剤としてイルガノックス1135を1.0重量部、ポリイソシアネート化合物として上記ヘキサメチレンジイソシアネートトリメチロールプロパンアダクト体を不揮発分換算で12.0重量部、溶剤としてトルエンを20重量部配合し、ディスパーで攪拌することで不揮発分62%の再剥離型粘着剤を得た。
実施例1の原料・配合量を表1および表2に示した通りに変更した以外は実施例1と同様に行うことでそれぞれ実施例2〜20、22、比較例1〜7の再剥離型粘着剤を得た。
得られた再剥離型粘着剤を、乾燥後の厚さが10μmになるよう50μm厚みのPET基材に塗工し、100℃で2分間乾燥した後、剥離ライナーを貼り合わせた。次いで23℃-50%で1週間放置し、粘着シートを得た。
アジピン酸ジ2−エチルヘキシル 0.2重量%
アジピン酸ジイソノニル 0.2重量%
アジピン酸ジイソデシル 0.1重量%
セバシン酸ジ2−エチルヘキシル 0.1重量%
アゼライン酸ジ2−エチルヘキシル 0.1重量%
フタル酸ジ2−エチルヘキシル 0.2重量%
フタル酸ジイソノニル 0.1重量%
フタル酸ジイソデシル 0.1重量%
フタル酸ジウンデシル 0.1重量%
フタル酸ジトリデシル 0.1重量%
エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ2-エチルヘキシル 0.1重量%
トリメリット酸トリ2−エチルヘキシル 0.1重量%
ミリスチン酸イソプロピル 15.0重量%
オレイン酸メチル 4.9重量%
オレイン酸イソブチル 0.8重量%
アジピン酸ジイソブチル 18.8重量%
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに準備し試料とした。次いで23℃−50%RH雰囲気下にて、試料から剥離ライナーを剥がし、露出した粘着剤層を25μmPETフィルム(ユニチカ製 エンブレットS−25)に貼りあわせ、2kgのローラーで1往復圧着し、24時間放置後、引張試験機を使用して剥離角度180度、剥離速度0.3m/minの条件で粘着力を測定した。
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに準備し試料とした。次いで23℃−50%RH雰囲気下にて、試料から剥離ライナーを剥がし、露出した粘着剤層をガラス板に貼りあわせ、2kgのローラーで1往復圧着し、40℃で1週間経時した。さらに23℃−50%RH雰囲気下で、30分間放置した後、引張試験機を使用して剥離角度180度、剥離速度0.3m/minの条件で粘着力を測定した。また、別途、前記同様に経時した試料について粘着シートを手で剥がし再剥離性を評価した。評価基準は以下の通りである。
〇:粘着力が30mN/25mm以内で、かつ手剥がしで粘着シートを簡単に剥離できた。(良好)
△:粘着力が30〜100mN/25mm以内で、かつ手剥がしで粘着シートを比較的簡単に剥離できた。 (実用上問題なし)
×:粘着力が100mN/25mmより高く、かつ手剥がしで粘着シートを簡単に剥がすことができなかった。 (実用不可)
得られた粘着シートを、幅50mm・長さ100mmの大きさに準備し測定試料とした。次いで測定試料から剥離ライナーを剥がし、露出した粘着剤層をガラス板に貼着した後、85℃−95%RH雰囲気下および−30℃雰囲気下でそれぞれ72時間放置した。さらに23℃−50%RH雰囲気下で、30分間放置した後、粘着シートを剥離し、剥離後のガラス板の表面を目視で観察することで被着体汚染性を評価した。評価基準は以下の通りである。
〇:ガラス板に汚染が無かった(良好)
△:ガラス板をわずかに汚染した。 (実用上問題なし)
×:ガラス板を汚染した。 (実用不可)
得られた粘着剤を、試験塗工機を使用して乾燥後の厚みが50μmになるように、オーブン長1m、塗工幅200mm、温度130℃、塗工速度0.5m/分で100m塗工した。塗工終了後、乾燥オーブン内を観察するために設けられているガラス窓を観察して曇りの有無により粘着剤の揮発に基づく汚染性を評価した。
○:ガラス窓に曇りが発生しなかった。 (良好)
△:ガラス窓にやや曇りが発生したが、内側が観察できた。 (実用上問題なし)
×:ガラス窓に曇りが発生し、内側を目視できなかった。 (実用不可)
得られた粘着シートを、幅25mm・長さ200mmの大きさに準備し測定試料とした。次いで測定試料から剥離ライナーを剥がし、粘着シートの両端を手で持ちながら露出した粘着剤層の中心部をガラス板に接触させた後、手を離した。そして前記粘着シートの自重で粘着剤層全体がガラス板に密着するまでの時間を測定することで粘着剤の濡れ性を評価した。粘着シートがガラス板と密着するまでの時間が短いほど濡れ性が高く表面保護用途として実用性が高い。評価基準は以下の通りである。
◎:密着するまで2.5秒未満 (非常に良好)
〇:密着するまで2.5秒以上、3秒未満 (良好)
△:密着するまで3秒以上、4秒未満 (実用上問題なし)
×:密着するまで4秒以上、濡れ広がない(実用不可)
Claims (7)
- ウレタン樹脂(A)と、硬化剤(B)と、有機酸のジエステルまたはトリエステル(C)(ただし、エポキシ基を有するエステル化合物、アジピン酸ジイソノニル、またはアジピン酸ビス(2−エチルヘキシル)である場合を除く)とを含み、
前記ウレタン樹脂(A)は、水酸基を複数有し、
前記硬化剤(B)は、ポリイソシアネート化合物、アジリジン化合物、金属キレート化合物、およびエポキシ化合物からなる群より選ばれる少なくともいずれかであり、
前記有機酸のジエステルまたはトリエステル(C)は、150℃−10分加熱後の減量が3重量%以下、かつ分子量が300〜600であり、
ジカルボン酸とアルコールとの反応により得られたエステル、またはトリカルボン酸とアルコールとの反応により得られたエステルであり、
アルコールが、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、イソノニルアルコール、デシルアルコールイソデシルアルコールおよび2-エチルへキシルアルコールからなる群より選ばれる少なくともいずれかである、再剥離型粘着剤。 - 前記ウレタン樹脂(A)の重量平均分子量が3万〜40万であることを特徴とする、請求項1記載の再剥離型粘着剤。
- 前記有機酸のジエステルまたはトリエステル(C)の分子量が300〜600であることを特徴とする、請求項1または2記載の再剥離型粘着剤。
- 前記ウレタン樹脂(A)100重量部に対して、前記有機酸のジエステルまたはトリエステル(C)を0.5〜50重量部含むことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項記載の再剥離型粘着剤。
- 基材と、請求項1〜4いずれか1項に記載の再剥離型粘着剤から形成されてなる粘着剤層とを備えた、粘着シート。
- ポリオールとポリイソシアネートとを反応させ、ウレタン樹脂(A)を製造し、
前記ウレタン樹脂(A)と、硬化剤(B)と、有機酸のジエステルまたはトリエステル(
C)とを配合することを特徴とする、請求項1〜4いずれか1項記載の再剥離型粘着剤の
製造方法。 - 前記ポリオールが、ポリエステルポリオールを含むことを特徴とする、請求項6記載の
再剥離型粘着剤の製造方法。
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| JP2015066891A JP5974311B1 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 再剥離型粘着剤 |
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| JP2015066891A JP5974311B1 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 再剥離型粘着剤 |
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