JP5969911B2 - 複合伸縮シートの製造方法及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の複合伸縮シートの製造方法の一実施態様は、図4に示すように、連続的に搬送される帯状の基材シート(外層シート210,内層シート220)に伸長状態の弾性部材(レッグ弾性部材23)を固定部25にて固定して、弾性部材(レッグ弾性部材23)を帯状の基材シート(外層シート210,内層シート220)で覆った帯状の複合伸縮シート(外装体20)を連続的に製造する複合伸縮シート(外装体2)の製造方法である。
本発明の吸収性物品の製造方法の一実施態様は、上記の複合伸縮シートの製造方法の一実施態様で製造した外装体(複合伸縮シート)2を用いて、パンツ型使い捨ておむつ1を連続的に製造する方法である。
本実施態様で製造する外装体(複合伸縮シート)2及びおむつ1としては、例えば図1〜図3に示すものが挙げられる。
図1に示すおむつ1は、図3に示すように、液透過性の表面シート31、液不透過性又は撥水性の裏面シート32及び両シート31,32間に介在配置された液保持性の吸収体33を有する実質的に縦長の吸収性本体3と、該吸収性本体3の裏面シート32側に配され該吸収性本体3を固定している外装体2とを備えている。図中のY方向は、吸収性本体3の縦方向であり、後述する、おむつ1及び外装体2の製造の際の機械方向MDに直交するCD方向に一致する。図中のX方向は、Y方向に直交する方向であり、おむつ1及び外装体2の横方向でもあり、後述するおむつ1及び外装体2の製造の際の機械方向(搬送方向)MDに一致する。
外装体2を形成するレッグ弾性部材(弾性部材)23及びウエスト弾性部材24としては、それぞれ、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン、発泡ウレタン、ポリエーテル系のポリウレタン等を挙げることができる。また、弾性部材は、紫外線吸収剤を有している。紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジアルキルフェニル)ベンゾトリアゾール等が挙げられ、単独又は2種以上を混合して用いることができる。紫外線吸収剤の含有量は、弾性部材の全量に対して好ましくは0.1質量%以上5.0質量%以下である。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。弾性部材の幅(径)は、好ましくは0.1mm以上4.0mm以下である。
本実施態様の製造装置10は、レッグ弾性部材(弾性部材)23の配された帯状の外装体(複合伸縮シート)20を形成する複合伸縮シート形成部4と、形成された帯状の外装体(複合伸縮シート)20のレッグ弾性部材(弾性部材)23を切断する切断部5と、帯状の外装体(複合伸縮シート)20の所定の領域にレッグ弾性部材(弾性部材)23が配されているか否かを判断する弾性部材検査部6と、これらの駆動等を制御する制御部7とを備えている。尚、帯状の外装体(複合伸縮シート)20は、個々のおむつ1に切断されて外装体(複合伸縮シート)2となる。また、後述する帯状の外層シート(基材シート)210及び帯状の内層シート(基材シート)220は、それぞれ、個々のおむつ1に切断されて外層シート21及び内層シート22となる。
反射光として使用する場合、紫外線光源614から帯状の外装体20の撮像領域Tの中心(後述する図6(b)における分割領域T2bの中心)への入射角は、外層シート210又は内層シート220の表面における紫外線の散乱を小さくし、レッグ弾性部材23とその周辺での反射光量の差を大きく取る観点から、0°以上30°以下であることが好ましく、0°以上10°以下であることが更に好ましい。尚、図4に示す製造装置10においては、反射光に使用する紫外線光源614は1個であるが、撮像領域Tに均等に光を照射できるように、2カ所以上の対称位置から照射したり、カメラ611を囲むようなリング型の光源を使用したりすることが更に好ましい。
尚、本実施態様においては、吸収体33と重なる帯状の外層シート210の表面に照射した紫外線の反射光を撮像しているが、吸収体33の坪量が低い場合には、紫外線の通過光を撮像することもできる。
例えば、製造装置10を使用した実施態様においては、図4に示すように、レッグ開口部LO形成後に紫外線光源614から帯状の外層シート210の表面に照射した紫外線の反射光を撮像装置61により撮像しているが、レッグ開口部LO形成前に撮像してもよい。また、吸収性本体3を接着固定した後で、レッグ開口部LOを形成しているが、レッグ開口部LOを形成した後で、吸収性本体3を接着固定してもよい。
また、製造装置10を使用した実施態様においては、図4に示すように、帯状の外装体20に吸収性本体3を接着固定した後に、紫外線光源614から帯状の外層シート210の表面に照射した紫外線の反射光を撮像装置61により撮像しているが、帯状の外装体20に吸収性本体3を接着固定する前に、紫外線光源614から帯状の外層シート210の表面に照射した反射光を撮像してもよい。また、帯状の外装体20に吸収性本体3を接着固定する前に撮像装置61により撮像する場合、紫外線光源614の位置を変更して帯状の内層シート220側から照射した透過光を撮像してもよい。
また、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に設けられる漏れを防止する防漏用ギャザーに関して、防漏用ギャザーを構成する防漏用ギャザー形成用シートの間に紫外線吸収剤を有するギャザー形成用弾性部材が配された複合シートに、ギャザー形成用弾性部材が適正な位置に配されているかを判断することもできる。
<1>
連続的に搬送される帯状の基材シートに伸長状態の弾性部材を固定部にて固定して、該弾性部材を該基材シートで覆った帯状の複合伸縮シートを形成する複合伸縮シート形成工程と、
前記帯状の複合伸縮シートに固定された前記弾性部材を、撮像装置を用いて、該弾性部材を覆う前記基材シートを通して撮像し、撮像した所定の領域に該弾性部材が配されているか否かを判断する弾性部材検査工程とを備えており、
前記弾性部材は、紫外線吸収剤を有し、
前記撮像装置は、紫外線光源を有し、前記弾性部材検査工程において、前記基材シートに該紫外線光源から紫外線を照射して撮像する複合伸縮シートの製造方法。
前記弾性部材検査工程は、撮像した所定の領域に前記弾性部材が配されていると判断した場合には、該弾性部材の配置位置が適正か否かを更に判断する前記<1>に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<3>
前記弾性部材検査工程においては、前記紫外線光源から前記基材シートの表面に照射した紫外線の反射光を前記撮像装置の有するカメラにより撮像する前記<1>又は<2>に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<4>
前記帯状の複合伸縮シートは、前記帯状の基材シートに前記弾性部材を複数の前記固定部にて非連続的に固定して形成されており、
前記複合伸縮シート形成工程と前記弾性部材検査工程との間に、前記帯状の複合伸縮シートを一対のカットロール及びアンビルロールの間に連続供給して、前記弾性部材を搬送方向に隣り合う前記固定部間にて切断する切断工程を備えている前記<1>〜<3>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<5>
前記帯状の基材シートは、2枚からなり、
前記複合伸縮シート形成工程においては、2枚の前記帯状の基材シートで前記弾性部材を挟んだ前記帯状の複合伸縮シートを形成する前記<1>〜<4>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
前記紫外線吸収剤は、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジアルキルフェニル)ベンゾトリアゾールが挙げられ、単独又は2種以上を混合して用いる前記<1>〜<5>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<7>
前記紫外線吸収剤の含有量は、弾性部材の全量に対して0.1質量%以上5.0質量%以下である前記<1>〜<6>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<8>
前記弾性部材は、ホットメルト型接着剤により前記帯状の基材シートに固定されており、該接着剤は、紫外線吸収剤を有し、前記弾性部材のみに付与されている前記<1>〜<7>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<9>
前記撮像装置は、前記弾性部材を所定の画角で撮像するカメラと、前記基材シートを表面側から照らす前記紫外線光源とを有し、更に、該カメラで撮像された画像データを受け取って画像処理を行い、所定の領域に弾性部材が配されているか否かを検知する画像処理装置とを備えている前記<1>〜<8>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<10>
前記カメラは、紫外線レンズを通して撮像し、該紫外線レンズのレンズ外表面には、該紫外線レンズを覆うUVバンドパスフィルタが配されている前記<9>に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<11>
前記カメラは、紫外線領域に分光感度を有する前記<9>又は<10>に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<12>
前記紫外線光源は、300nm以上400nm以下の波長の紫外線を連続的に発生できるライトを用いる前記<1>〜<11>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<13>
前記紫外線光源を反射光として使用する場合、前記紫外線光源から前記基材シートを撮像した撮像領域の中心への入射角は、0°以上30°以下であることが好ましく、0°以上10°以下であることが更に好ましい前記<5>〜<12>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
<14>
前記カメラにより撮像された撮像領域の画像を、前記画像処理装置の記憶装置内に取り込み、取り込んだ各撮像領域の画像上に、該画像処理装置によって、機械方向及び/又は該機械方向と直交する方向において、分割領域を設け、各分割領域内にてフィルタ処理により画像を加工し、前記弾性部材を強調化し、フィルタ処理された各分割領域において該弾性部材の有無を検知する前記<9>〜<13>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
前記<1>〜<14>の何れか1に記載の複合伸縮シートの製造方法により得られた前記帯状の複合伸縮シートを構成部材として用いて吸収性物品を連続的に製造する吸収性物品の製造方法。
前記帯状の複合伸縮シートは、外層シート及び内層シートと、両シート間に配設された複数の弾性部材から形成された外装体である前記<15>に記載の吸収性物品の製造方法。
<17>
前記弾性部材検査工程においては、前記吸収性物品の備える液保持性の吸収体と重なる前記外層シートの表面に照射して前記弾性部材を撮像する前記<16>に記載の吸収性物品の製造方法。
<18>
連続的に搬送される帯状の外層シートと帯状の内層シートに伸長状態の前記弾性部材を固定部にて固定して、該弾性部材を該帯状の外層シートと該帯状の内層シートとで覆った帯状の外装体を形成する工程を有する前記<16>又は<17>に記載の吸収性物品の製造方法。
<19>
前記帯状の外装体を一対のカットロール及びアンビルロールの間に連続供給して、前記弾性部材を搬送方向に隣り合う固定部間にて切断する切断工程を有する前記<18>に記載の吸収性物品の製造方法。
<20>
前記外装体に液保持性の吸収体を備えた吸収性本体を接着固定する吸収性本体配置工程を備えている前記<16>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<21>
前記帯状の外装体に液保持性の吸収体を備えた吸収性本体を接着固定する前に、前記紫外線光源から前記帯状の外層シートの表面に照射した反射光を撮像する前記<16>又は<19>に記載の吸収性物品の製造方法。
<22>
前記帯状の外装体に液保持性の吸収体を備えた吸収性本体を接着固定する前に、前記帯状の内層シート側から照射した透過光を撮像する前記<18>又は<19>に記載の吸収性物品の製造方法。
<23>
前記吸収性物品は、ウエスト弾性部材又は或いは胴回り弾性部材を有する前記<15>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<24>
前記複合伸縮シートを用いた前記吸収性物品は、成人用若しくは幼児用のパンツ型使い捨ておむつ又は展開型の使い捨ておむつ、或いはパンツ型及び/または防漏用ギャザーを有する生理用ナプキンである前記<15>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
2 外装体
20 帯状の外装体(複合伸縮シート)
21 外層シート
210 帯状の外層シート
22 内層シート
220 帯状の内層シート
23 レッグ弾性部材
24 ウエスト弾性部材
25 固定部
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収体
34 側方カフス
35 側方カフス弾性部材
10 製造装置
4 複合伸縮シート形成部
41 接着剤塗工機
42,43 ニップロール
5 切断部
51 カットロール
52 アンビルロール
53 凸部
54 加圧部
55,56,57 サーボモーター
58,59 クリアランス調整部
6 弾性部材検査部
61 撮像装置
611 カメラ
612 紫外線レンズ
613 バンドパスフィルタ
614 紫外線光源
615 画像処理装置
616 画像モニター
7 制御部
71,72,74 サーボアンプ
73 温調器
Claims (7)
- 連続的に搬送される帯状の基材シートに伸長状態の弾性部材を固定部にて固定して、該弾性部材を該基材シートで覆った帯状の複合伸縮シートを形成する複合伸縮シート形成工程と、
前記帯状の複合伸縮シートに固定された前記弾性部材を、撮像装置を用いて、該弾性部材を覆う前記基材シートを通して撮像し、撮像した所定の領域に該弾性部材が配されているか否かを判断する弾性部材検査工程とを備えており、
前記弾性部材は、紫外線吸収剤を有しており、
前記撮像装置は、紫外線光源を有し、前記弾性部材検査工程において、前記基材シートに該紫外線光源から紫外線を照射して撮像し、
前記弾性部材検査工程においては、前記紫外線光源から前記基材シートの表面に照射した紫外線の反射光を前記撮像装置の有するカメラにより撮像する複合伸縮シートの製造方法。 - 前記弾性部材検査工程は、撮像した所定の領域に前記弾性部材が配されていると判断した場合には、該弾性部材の配置位置が適正か否かを更に判断する請求項1に記載の複合伸縮シートの製造方法。
- 前記帯状の複合伸縮シートは、前記帯状の基材シートに前記弾性部材を複数の前記固定部にて非連続的に固定して形成されており、
前記複合伸縮シート形成工程と前記弾性部材検査工程との間に、前記帯状の複合伸縮シートを一対のカットロール及びアンビルロールの間に連続供給して、前記弾性部材を搬送方向に隣り合う前記固定部間にて切断する切断工程を備えている請求項1又は2に記載の複合伸縮シートの製造方法。 - 前記帯状の基材シートは、2枚からなり、
前記複合伸縮シート形成工程においては、2枚の前記帯状の基材シートで前記弾性部材を挟んだ前記帯状の複合伸縮シートを形成する請求項1〜3の何れか1項に記載の複合伸縮シートの製造方法。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の複合伸縮シートの製造方法により得られた前記帯状の複合伸縮シートを構成部材として用いて吸収性物品を連続的に製造する吸収性物品の製造方法。
- 前記帯状の複合伸縮シートは、外層シート及び内層シートと、両シート間に配設された複数の弾性部材から形成された外装体である請求項5に記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記弾性部材検査工程においては、前記吸収性物品の備える液保持性の吸収体と重なる前記外層シートの表面に照射して前記弾性部材を撮像する請求項6に記載の吸収性物品の製造方法。
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