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JP5965561B1 - 金物供給装置 - Google Patents

金物供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金物工法用のプレカット材に対して継手・仕口用の金物を添え、あるいは取り付けて出荷するに当たり、煩雑な準備作業や膨大な数の棚を用意しなくてもよくする。【解決手段】木材プレカット加工設備1の木材搬出部近傍に備えた金物供給装置100は、多関節ロボット110、金物混載保持部120、仮置き部130、金物分別保持140を備え、ロボット制御装置160は、カメラ151による画像データPHT01に基づいて他の金物の下になっていない金物を拾い出し対象として特定して金物混載保持部120から仮置部130へと移動させ、カメラ152による画像データPHT02を金物仕様データKMDと照合することによって金物の種類を特定して金物分別保持部140に割り付けた所定の分別保持領域141,142,…の中の一つへと移動させておき、金物供給領域31に到達した構造部材毎に取付に必要な金物を分別保持領域から収集して供給する。【選択図】 図1

Description

本発明は、木造住宅の躯体を構成する構造部材同士を継手・仕口用の金物を介して接合する金物工法用のプレカット材に対して継手・仕口用の金物を添え、あるいは取り付けて出荷するための金物供給装置に関するものである。
出願人は、「金物工法」に関して、「金物取付用の穴、切欠、スリット、溝、彫り等を形成したプレカット材に対して、組立時に当該プレカット材に取り付ける金物の種類、取り付け箇所及び取り付け方向を特定するための文字情報を印字する装置(特許文献1)」や、「寸法や取り付ける金物の種類などが異なる横架材に対してもドリフトピンを打ち込むことができ、そのための動作を精度良く実現するためのドリフトピン打ち込み装置(特許文献2)」を提案している。
また、出願人以外にあっても、「金物工法」に関して、「自動搬送されるプレカット木材の種別を特定して接合金物を自動で取り付ける自動取付システム(特許文献3)」や、「プレカット材に隣接して配置される金物供給台上に接合金物を供給して、取付指示を表示装置に表示させる接合金物の供給制御システム(特許文献4)」が提案されている。
特開2007−50706(要約、図10〜図12) 特開2009−108564(要約、図2) 特開2007−247181(要約、図2) 特開2015−225350(要約、図1)
特許文献4に開示された技術は、CADデータに基づいて部品棚からピックアップ装置で接合金物をピックアップして取付位置毎に一組となる様に金物供給装置に受け渡し、プレカット材の長手方向の取付位置毎に一組ずつ接合金物を供給するというものである。
特許文献3に開示された技術は、プレカット材の別に応じたホゾパイプ、接続金具、アリボルト、アリナットをそれぞれ収納したラックを定置搬送路部に沿って縦列配置となる様に運び入れ、これらのラックの中から金物を取り出して自動取付を行うというものである。
ところで、特許文献1にも記載される通り、接合金具には、梁受け金具、ホゾパイプ、ドリフトピン、ボルト・ナット、羽子板金具など多くの種類があり、さらにそれぞれについて寸法・形状も多数に分けられ、メーカー毎にも異なるなど、金物工法に用いる金物の種類は非常に多くあり、住宅毎に、また構造材毎に、使用される金物の種類・サイズ・個数は様々である。このため、金物の自動供給や自動取付を行う特許文献3,4の技術では、膨大な数のラックや巨大な部品棚を準備しなければならなかったり、自動供給や自動取付を行う前の準備作業を非常に繁雑にするといった問題がある。
そこで、本発明は、金物工法用にプレカット加工された構造部材に対して金物を添え、あるいは取り付けて出荷するに当たり、煩雑な準備作業や膨大な数の棚を用意しなくてもよくすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の金物供給装置は、ロボット制御手段によって駆動制御される多関節ロボットを用いて、金物工法用にプレカット加工された構造部材に対して取り付ける金物を、複数種類の金物の中から供給する装置であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(1A)前記多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に、複数種類の金物を混載状態で保持することができる金物混載保持部と、前記複数種類の金物を種類別に分別した状態で保持することができる金物分別保持部と、を備えていること。
(1B)前記ロボット制御手段に対して、前記金物の種類を識別させるための金物識別情報を入力する金物識別情報入力手段と、前記構造部材毎に取り付ける金物を対応付けた金物取付情報を入力する金物取付情報入力手段と、取付対象となる構造部材に対して金物を供給するための金物供給タイミングを入力する金物供給タイミング入力手段と、を備えていること。
(1C)前記ロボット制御手段は、前記金物混載保持部から金物を一つずつ拾い出す様に前記多関節ロボットに拾い出し動作を実行させると共に、当該拾い出した金物の種類を前記金物識別情報に基づいて識別し、当該識別の結果に基づいて前記金物分別保持部に種類別に分別して保持された状態となる様に、前記多関節ロボットに前記拾い出した金物の移送動作を実行させる金物分別動作制御手段を備えていること。
(1D)前記ロボット制御手段は、前記金物取付情報に基づいて構造部材毎に取り付ける金物を特定し、当該特定の結果に基づいて前記金物分別保持部から金物を収集する様に前記多関節ロボットに金物収集動作を実行させる金物収集動作制御手段と、前記金物供給タイミングに基づいて、前記金物収集動作によって収集した金物を、当該金物の取付対象となる構造部材に対して供給する金物供給動作を前記多関節ロボットに実行させる金物供給動作制御手段と、を備えていること。
本発明の金物供給装置によれば、ロボット制御手段は、多関節ロボットを駆動制御し、当該多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に備えられた金物混載保持部から金物を一つずつ拾い出す様に、当該多関節ロボットに拾い出し動作を実行させる。ロボット制御手段に対しては金物識別情報入力手段から金物の種類を識別させるための金物識別情報が入力されているから、ロボット制御手段は、この金物識別情報に基づいて金物混載保持部から拾い出した金物の種類を識別することができる。ロボット制御手段は、こうして識別した結果に基づいて多関節ロボットを駆動制御し、当該多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に備えられた金物分別保持部に対して、種類別に分別して保持された状態となる様に、当該多関節ロボットに金物の移送動作を実行させる。
なお、ロボット制御手段には、上述の動作を多関節ロボットに実行させる際に、拾い出し動作と移送動作との間に、仮置き場所に金物を一旦置いて持ち直しを行う動作を多関節ロボットに実行させる制御を加える様にしてもよい。また、金物混載保持部に金物が混載された状態の画像を撮像して個体識別を行い、ロボット制御手段には、個体識別された金物の画像を切り出して金物識別情報と照合して金物種類識別を実行した後に、多関節ロボットによる拾い出し動作と移送動作を連続的に実行させる様に構成することもできる。さらには、ロボット制御手段には、多関節ロボットに、金物混載保持部から金物を拾い出して金物分別保持部へと移送して仮置きさせ、金物分別保持部における仮置きの状態で金物の種類を識別した後に、最終的に分別して保持すべき位置へと金物を移動させる動作を実行させる様に構成することもできる。なお、金物の種類の識別は、画像以外に、寸法、重さなどの物理量を利用することもできる。また、画像を用いた識別を行う場合、撮像の際に多関節ロボットによって金物の向きを変更する動作を組み込んでおいてもよい。
本発明の金物供給装置においては、ロボット制御手段には、金物識別情報の他に、金物取付情報入力手段による金物取付情報と、金物供給タイミング入力手段による金物供給タイミングも入力されている。そこで、ロボット制御手段は、金物取付情報に基づいて構造部材毎に取り付ける金物を特定し、当該特定の結果に基づいて金物分別保持部から金物を収集する様に多関節ロボットに金物収集動作を実行させる。また、ロボット制御手段は、金物供給タイミングに基づいて、金物収集動作によって収集した金物を、当該金物の取付対象となる構造部材に対して供給する金物供給動作を多関節ロボットに実行させる。
この結果、本発明の金物供給装置によれば、種類や寸法の異なる多数の金物を混ぜた状態で金物混載保持部に搬入しても、金物供給動作を実行する前に、多関節ロボットに、金物分別保持部に分別して保持された状態となる様に金物の拾い出し動作と移送動作とを行わせる結果、金物取付情報に従って実行する金物収集動作をスムーズに実行することができ、こうして収集した金物を金物供給タイミングに合わせて的確に供給することができる。なお、金物供給動作が完了する前に金物収集動作が完了していればよい。従って、金物供給タイミング毎に金物収集動作と金物供給動作とを連続的に実行する様に構成してもよいし、所定本数分の構造部材に対する金物収集動作を予め実行して構造部材毎の金物群を準備しておき、これら金物群の中から、金物供給タイミングに合わせて、取付対象となる構造部材に対応する金物群を一括して供給したり、金物群の中から一つずつ拾い出して最終的に金物群全体を供給するといった構成にしてもよい。
ここで、ロボット制御手段に対して入力する金物識別情報は、「(a1)特定の木造住宅においてだけ使用する金物」、「(a2)一般に流通している種々の金物」、「(a3)一般には流通していない特注品の金物」の内、少なくとも(a1)があれば足りるが、逆に、(a2),(a3)を入力する場合は、(a1)を入力する必要はない。(a1)は、結局のところ、(a2),(a3)に含まれてしまうからである。金物識別情報入力手段による金物識別情報は、金物混載保持部からの金物の拾い出し動作の前に入力されていればよく、ロボット制御手段側に、金物識別情報記憶手段を備えさせ、例えば、(a2),(a3)の金物の識別情報を予め入力しておく構成とすることもできる。
また、ロボット制御手段に対して入力する金物取付情報は、「(b1)木造住宅一棟分の構造部材」、「(b2)木造住宅一棟分の柱材」、「(b3)木造住宅一棟分の横架材」、あるいは「(b4)半日で加工する構造部材」、「(b5)一日で加工する構造部材」、「(b6)一週間で加工する構造部材」のいずれを対象とするものでもよく、これらの一部であったり、「(b7)特定の構造部材」に対するものであっても構わない。金物取付情報入力手段による金物取付情報は、金物収集動作を実行する前に入力されていればよい。なお、金物工法用に木材を加工するためのプレカット加工データが構造部材毎の加工内容に加えて取り付ける金物に関する金物特定データを含んでいる場合は、プレカット加工データそのものを金物取付情報として用いても構わず、この場合、ロボット制御手段側にプレカット加工データ記憶手段を備えさせ、プレカット加工データを入力して記憶させておく様にしてもよい。
加えて、ロボット制御手段に対して入力する金物供給タイミングは、プレカット加工データに基づく加工スケジュールであってもよいし、プレカット加工装置が加工済みの構造部材を搬出する毎に出力する指令として入力する構成や、構造部材が金物供給装置に対して搬入されたことを検出するセンサ情報として入力する構成としてもよい。
ここで、本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(1E)前記ロボット制御手段は、前記入力された金物取付情報に基づいて必要な金物の種類毎に必要数量を算出する金物必要数量算出手段を備えると共に、該金物必要数量算出手段が算出した必要数量を充足する様に前記金物分別動作制御手段による金物の分別動作を繰り返し実行させる必要数量充足手段を備えていること。
かかる構成をも備えることにより、例えば、「(b1)木造住宅一棟分の構造部材」について金物取付情報を入力した場合には、金物必要数量算出手段が、木造住宅一棟分として必要な金物の種類毎に必要数量を算出する。そして、この算出結果に基づいて、必要数量充足手段が金物分別動作制御手段による金物の分別動作を実行することにより、木造住宅一棟分として必要な種類の金物を必要な数量だけ金物分別保持部に分別して保持させることができる。この結果、木造住宅一棟分の構造部材を連続的にプレカット加工する場合に、プレカット加工が完了した構造部材に対して、迅速かつ的確に金物を供給することが可能となる。
この場合、「(1F)前記必要数量充足手段による金物の分別動作を繰り返し実行することができなくなった場合は、不足分の金物に関する情報を出力する不足情報出力手段」をも備える様にするとよい。かかる構成をも備えることにより、プレカット加工の作業途中で金物が不足する可能性を作業者に知らせ、金物の追加搬入を促すことができるからである。
また、これら本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(1G)前記多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に、金物を取付対象となる構造部材毎に分別した状態で準備することができる金物準備部を備えていること。
(1H)前記金物収集動作制御手段は、前記金物準備部において金物が構造部材毎のセットとして準備される様に前記多関節ロボットによる前記収集動作を実行させる手段として構成され、前記金物供給動作制御手段は、前記金物準部に構造部材毎のセットとして準備された金物を前記取付対象となる構造部材に対して供給する様に前記多関節ロボットによる前記金物供給動作を実行させる手段として構成されていること。
かかる構成をも備えることにより、前述の様な木造住宅一棟分の構造部材に対して取付に必要な種類の金物を必要数量を充足させる様に分別動作を行うのと並行して、プレカット加工スケジュール上で加工順番が早い構造部材に対して取り付ける金物をセットにして準備することにより、金物供給を迅速に実行可能とすることができるからである。また、金物準備動作を実行することにより、金物分別保持部に空き領域を確保し、金物分別保持を有効に利用することができるという効果もある。
この場合、「(1I)前記金物準備部への金物の準備は、加工順番の早い構造部材を優先して実行する」という構成を採用するとよい。逆に、「(1J)前記金物準備部への金物の準備は、特殊な金物を取り付ける構造部材を優先して実行する」という構成を採用してもよい。
また、これら本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(2A)前記ロボット制御手段は、前記金物分別保持部に対し、各金物が所定方向を向いて金物同士が重なり合うことなく並んだ状態となる様に種類別に金物を保持しておくための領域の設定を行う領域設定手段を備えていること。
(2B)前記金物分別動作制御手段は、前記領域設定手段による設定に基づいて、各金物を所定方向を向いて重なり合うことなく種類別に並んだ状態とする様に前記金物分別保持部に保持させる様に、前記多関節ロボットによる前記移送動作を実行させる手段として構成されていること。
領域設定手段を備え、領域設定手段による領域の設定に基づいて金物の分別を実行することにより、プレカット加工の作業内容に合わせた金物の分別保持を実行することができるからである。そして、金物分別保持部において各金物が所定方向を向いて金物同士が重なり合うことなく分別保持される結果、構造部材に対して金物を供給する際に迅速な金物の収集を可能にするからである。
この場合、「(2C)前記金物分別保持部には、穴明き金物を挿し通すことの可能な、挿通部材を備えさせ、該挿通部材に対して前記穴明き金物を挿し通す様にして分別保持を行うことができる構成を備えさせること」とすれば、分別保持した金物の重なりを防止したり、所定方向を向かせることを容易に実現できると共に、立ち上がった壁面を金物分別保持部として使用することも可能となる。
これらの効果をより一層高める上で、さらに、「(2D)前記金物取付情報入力手段は、プレカット加工のスケジュールに従い、連続してプレカット加工する一連の構造部材に対する金物取付情報を入力する手段として構成し、前記領域設定手段は前記一連の構造部材に対する金物取付情報に基づいて必要な種類の金物と金物毎の必要数量とを算出して前記領域の設定を行う手段であること」という構成をも採用するとよい。かかる構成をも採用することにより、金物分別保持部の領域設定を、プレカット加工のスケジュールに従って、その都度、設定し直すことができ、限られたスペースの金物分別保持部の領域全体を効率的に利用することができるからである。
ここで、本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(2E)前記多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に、前記金物混載保持部に金物を運び込んだ通い箱を置くことのできる通い箱置き場を備え、前記ロボット制御手段は、前記通い箱置き場に空の通い箱が置かれているか否かを判定する空箱判定手段を備え、該空箱判定手段が空の通い箱が置かれていると判定した場合は、当該空の通い箱を前記金物分別保持部に追加する分別保持部追加手段を備えていること。
金物分別保持部の領域には限りがあるが、空の通い箱を金物分別保持部に追加することにより、より多くの種類、個数の金物を分別保持することができるからである。
この場合、本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(2F)前記ロボット制御手段は、前記金物混載保持部に金物が残っている段階において、前記金物取付情報に基づいて所定本数分の構造部材に対して取り付ける金物を特定すると共に、前記多関節ロボットに対して、前記特定した金物を前記金物分別保持部から収集し、当該多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に設定した金物セット準備部に対して、前記所定本数分の構造部材毎に取り付ける金物をセットとして準備する先行準備動作を実行させる先行準備動作実行手段を備えていること。
先行準備動作を実行することにより、金物分別保持部における空き領域を確保し易くなり、領域設定手段による領域の設定に無理をしなくてもよくなるからである。
この場合、本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(2G)前記ロボット制御手段は、前記金物分別保持部に対して金物を分別して保持しておくための前記移送動作ができなくなったか否かを判定する移送可否判定手段を備え、該移送可否判定手段が前記移送動作ができなくなったと判定した場合に、前記先行準備動作実行手段を作動させる様に構成されていること。
金物分別保持部に空き領域を確保することとなり、金物分別動作を停滞させることを防止できるからである。
これら本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(2H)前記金物供給動作制御手段が、前記金物供給動作として、構造部材毎のセットとなる様に所定の収納容器に金物を収納した上で、当該収納容器を収納した金物の取付対象となる構造部材に対して供給する動作を前記多関節ロボットに実行させる手段として構成されていること。
かかる構成をも備える金物供給装置によれば、構造部材に対して金物を供給する際に、袋や箱などの収納容器に構造部材毎のセットとして金物を収納して供給することにより、構造部材に対して取り付ける金物が多数あるときに、その後の出荷や手作業又は半自動化された状態での取り付けを行う際の管理が容易となる。
これら本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(3)前記金物を供給する前の取付対象の構造部材の状態と、当該金物を供給した後の取付対象の構造部材の状態とに基づいて、前記多関節ロボットによる金物の供給が適正になされたか否かを判定する適否判定手段を備えていること。
かかる構成をも備える金物供給装置によれば、各構造部材に対して金物が的確に供給されていることを担保し得るからである。このため、さらに、「(3A)前記適否判定手段は、金物の供給が適正でないと判定したときは、当該判定結果を出力する判定結果出力手段を備えていること」という構成をも採用するとよい。
より具体的には、適否判定手段をも備えた本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えるものとすることができる。
(4A)前記金物識別情報には各金物の個別の重量に関する金物重量情報が含まれ、前記金物供給動作制御手段によって各構造部材に対して供給される金物の重量の総和を直接的又は間接的に計測する重量計測手段を備えていること。
(4B)前記適否判定手段は、前記金物取付情報と前記金物重量情報とに基づいて各構造部材に対して取り付ける金物の重量の総和を算出する金物重量算出手段と、該金物重量算出手段が算出した重量と、前記重量計測手段による計測結果との対比により、各構造部材に対して金物が適正に供給されたか否かを判定する手段として構成されていること。
取付対象の構造部材とは、プレカット加工装置により、金物工法用の金物を取り付けるためのスリット溝、ホゾパイプ挿入穴、ボルト挿通穴などが加工された状態のものをいう。金物供給前においては木材のみであるのに対し、金物供給後は木材と金物とになるから金物供給前後において重量が変化する。金物の種類と個数は、取付対象の構造部材に関する金物取付情報によって特定され、金物の個別の情報を金物識別情報によって特定することで、構造部材に取り付けるために供給された金物の重量の総和を算出することができる。従って、(4A),(4B)の構成をも備えた金物供給装置によれば、種類及び個数が適切に金物の供給が行われたか否かを的確に判定することができる。ここで、構造部材には、スリット溝やホゾパイプ挿入穴などの加工による欠落部があり、さらに、金属材料の様に比重が一定ではないことから、材成、材幅、材長から構造部材の重量を算出したのでは誤差が生じる。これに対し、金物供給前後の構造部材の重量の対比によって判定を行うことで、こうした加工の種類や比重のバラツキといった誤差による判定の誤りを防止することができる。
これら本発明の金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(11A)前記金物取付情報には、各構造部材における金物の取付位置を示す金物取付位置情報が含まれていること。
(11B)前記ロボット制御手段は、前記金物取付位置情報に基づいて各構造部材の各取付位置に金物を取り付ける金物取付動作を前記多関節ロボットに実行させる金物取付動作制御手段を備えていること。
多関節ロボットを用いることにより、金物分別保持部から収集した金物の供給を金物取付動作として実施すれば、より一層の自動化を図ることができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(12A)前記金物識別情報には各金物の個別の重量に関する金物重量情報が含まれ、金物取付前の構造部材の重量と、金物取付後の構造部材の重量とを計測する取付前後重量計測手段を備えていること。
(12B)前記ロボット制御手段は、前記金物取付情報と前記金物重量情報とに基づいて各構造部材に対して取り付ける金物の重量の総和を算出する金物重量算出手段と、該金物重量算出手段が算出した重量と、前記金物取付前の重量と、前記金物取付後の重量との対比により、各構造部材に対して金物が適正に取り付けられた状態となっているか否かを判定する適否判定手段を備えていること。
金物取付前の構造部材の重量と金物取付後の構造部材の重量との差が、当該構造部材に取り付ける金物の重量の総和と対応しているならば、金物が適正に取り付けられた状態であると判定することができる。構造部材には、スリット溝やホゾパイプ挿入穴などを形成することによって欠落する部分があり、さらに、金属材料の様に比重が一定ではないことから、材成、材幅、材長から構造部材の重量を算出したのでは誤差が生じるが、金物取付前後の構造部材の重量の対比によって判定を行うことで、こうした加工の種類や比重のバラツキといった誤差による判定の誤りを防止することができる。
これら金物取付動作まで実行する様に構成した金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(13A)前記金物取付動作によって金物が取り付けられた後の構造部材の画像を撮像する撮像手段を備えていること。
(13B)前記ロボット制御手段は、前記撮像手段が撮像した画像と前記金物取付位置情報とに基づいて、各金物が構造部材に対して適正な位置に取り付けられた状態となっているか否かを判定する適否判定手段を備えていること。
例えば、ホゾパイプを取り付けることにより、構造部材の端部からホゾパイプの突出分のシルエットが存在しているか否かによってホゾパイプが適正な位置に取り付けられているか否かを判定することができる。
この場合、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(14)前記金物識別情報には、金物個別の色に対応する金物色情報が含まれており、前記適否判定手段は、前記金物色情報を判定条件に加えて前記判定を行う手段として構成されていること。
木材と金物の色の相違から、金物を取り付けた状態の構造部材の画像には、金物が取り付けられた位置において金物特有の色が撮像されるから、金物の取付位置や大きさといった情報を画像から取得し、これによって金物が適正に取り付けられているか否かを判定することができる。
これら金物取付動作まで実行する様に構成した金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(15A)前記金物取付動作によって金物が取り付けられた後の構造部材の表面温度に関するデータを計測する温度計測手段を備えていること。
(15B)前記ロボット制御手段は、前記温度計測手段が計測した表面温度と前記金物取付位置情報とに基づいて、各金物が構造部材に対して適正な位置に取り付けられた状態となっているか否かを判定する適否判定手段を備えていること。
木材と金物では比熱が異なるため、金物を取り付けた状態の構造部材の表面温度は、金物が取り付けられた位置において木材の地肌が表れている部分とは異なる温度が計測されるから、金物の取付位置や大きさといった情報を表面温度から取得し、これによって金物が適正に取り付けられているか否かを判定することができる。
これら金物取付動作まで実行する様に構成した金物供給装置は、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(16A)前記金物には、ホゾパイプが含まれ、該ホゾパイプを取り付ける構造部材には、前記プレカット加工によってホゾパイプ挿入穴が形成されていること。
(16B)前記ロボット制御手段は、前記ホゾパイプ挿入穴が形成されるべき構造部材に対し、前記金物取付動作制御手段による前記ホゾパイプの取付動作を実行する前に、前記ホゾパイプ挿入穴の開口部に拡開案内部を形成するための打撃部材を、前記金物取付情報に基づいて当該ホゾパイプ挿入穴の軸方向に向かって打ち込む打撃動作を前記多関節ロボットに実行させる打撃動作制御手段を備えていること。
ホゾパイプを構造部材に取り付けるに先立ってホゾパイプ挿入穴の開口部に拡開案内部を形成することにより、多関節ロボットによるホゾパイプ挿入動作をスムーズに実行することができ、取付ミスを防止することが可能になるからである。
この場合、さらに、以下の構成をも備えることができる。
(17)前記ロボット制御手段は、前記打撃動作によって構造部材の端面から所定深さまで前記打撃部材を打ち込むことができたか否かに基づき、前記ホゾパイプ挿入穴が適正に形成されているか否かを判定する加工適否判定手段を備えていること。
ホゾパイプ挿入に先立って打撃を行うとき、ホゾパイプ挿入穴が適正に形成されていれば、所定深さまで打撃部材を打ち込むことができるのに対し、ホゾパイプ挿入穴が形成されていない様な加工不良が存在する場合は、打撃部材を所定深さまで打ち込むことができないから、これにより、ホゾパイプ挿入穴が適正に形成されているか否かを判定することができるからである。
また、本発明は木材プレカット加工設備に組み込むことができる。本発明を組み込んだ木材プレカット加工設備は、木材搬入部、木材加工部、木材搬出部、及びプレカット加工制御手段を備え、プレカット加工データを用いて、前記木材搬入部から木材を搬入し、該搬入された木材を前記木材加工部で金物工法用の構造部材へとプレカット加工し、該プレカット加工によって製造された金物工法用の構造部材を前記木材搬出部から搬出する制御処理を前記プレカット加工制御手段に実行させる様に構成すると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(21)上述のいずれかの金物供給装置を、前記木材搬出部側に前記多関節ロボットが位置する様に設置し、前記金物取付情報として、前記プレカット加工制御手段が、前記プレカット加工データの全部又は一部を前記ロボット制御手段へと入力する様に構成したこと。
かかる構成の木材プレカット加工設備によれば、木材のプレカット加工の一貫として金物の供給をも行うことができる。
ここで、上述の木材プレカット加工設備は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(22)前記プレカット加工制御手段は、前記金物工法用として取り扱い可能な金物の仕様に関する金物仕様データを記憶する金物仕様データ記憶部を有し、前記金物識別情報として、前記プレカット加工制御手段が、前記金物仕様データの全部又は一部を前記ロボット制御手段へと入力する様に構成したこと。
かかる構成の木材プレカット加工設備によれば、金物工法用として取り扱い可能な金物の仕様(種類ごとの形状・色・重量や、取付時に使用するボルト・ナットの種類など)に関する金物仕様データをプレカット加工制御手段の金物仕様データ記憶部に記憶させておき、この金物仕様データを金物供給装置のロボット制御手段に入力すべき金物識別情報として利用することで、プレカット加工と金物供給とを一貫して行う場合の対応関係を適正なものとし、金物供給装置側における金物分別保持部の有効利用や適正な金物の供給を可能にすることができる。
これら上述の木材プレカット加工設備は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(23)前記プレカット加工制御手段は、前記金物供給タイミングとして、前記プレカット加工制御手段が、前記プレカット加工の進行状況に関する情報の全部又は一部を前記ロボット制御手段へと入力する様に構成したこと。
プレカット加工データは、連続して木材を加工する様に構成されていることから、金物供給装置によって金物供給動作を行うべき場所への到着順に従って金物供給装置側における金物供給動作を実行すればよいのであるが、プレカット加工スケジュールに対して割り込みで加工が行われたり、あるいは、金物工法と在来工法とを併用した住宅などの様に、到着順に金物を供給することが適切でない場合もあり得る。そこで、上述の構成をも採用することにより、到着順が変わっても適切に金物を供給することができる点で、より現場作業に適したものとなるからである。
本発明によれば、金物工法用のプレカット材に対して継手・仕口用の金物を添え、あるいは取り付けて出荷するに当たり、煩雑な準備作業や膨大な数の棚を用意しなくてもよくすることができる。
実施例1を示し、(A)はプレカット加工設備の模式図、(B)は金物供給装置の模式図である。 住宅設計例を示す斜視図である。 住宅設計例を示す斜視図である。 住宅設計例と金物集計リストを対応付けた説明図である。 住宅設計例と金物集計リストを対応付けた説明図である。 住宅設計例と金物集計リストを対応付けた説明図である。 実施例1の制御系統を示すブロック図である。 実施例1の制御処理を示し、(A)は金物リスト作成プログラムのフローチャート、(B),(C)は金物リスト作成例の説明図である。 実施例1の制御処理を示し、(A)は分別保持領域設定プログラムのフローチャート、(B),(C)は分別保持領域設定例の説明図である。 実施例1の制御処理を示し、金物分別保持プログラムのフローチャートである。 実施例1の制御処理を示し、金物供給プログラムのフローチャートである。 実施例2の金物供給装置の模式図である。 実施例2の制御系統を示すブロック図である。 実施例2の制御処理を示し、適否判定プログラムのフローチャートである。 実施例3の金物供給装置の模式図である。 実施例3の制御系統を示すブロック図である。 実施例3の制御処理を示し、分別保持プログラムのフローチャートである。 実施例3の制御処理を示し、金物準備・取付プログラムのフローチャートである。 実施例3の制御処理を示し、取付適否プログラムのフローチャートである。
以下に、本発明を適用した金物供給装置を備える木材プレカット加工設備の実施例を説明する。
図1(A)に示す様に、実施例1の木材プレカット加工設備1は、金物工法用の構造部材KKBを製造するための装置であって、加工対象の木材Wを搬入する木材搬入部10と、木材搬入部10から搬入された木材Wをプレカット加工データPCDに基づいて構造部材KKBへとプレカット加工する木材加工部20と、木材加工部20によって加工された構造部材KKBを搬出する木材搬出部30とを備えると共に、木材搬出部30の近傍に、構造部材KKBに対して取り付ける金物KMを一群とした金物群KMGを供給する金物供給装置100を備えている。
プレカット加工データPCDは、プレカットデータ作成装置50によって作成され、プレカット加工制御装置70へと入力される。プレカットデータ作成装置50からプレカット加工制御装置70へのプレカット加工データPCDの入力は、有線又は無線によるオンライン方式、記憶媒体を介在させたオフライン方式のいずれを採用しても構わない。なお、プレカット加工データPCDには、プレカット加工のスケジュール、個々の加工を行うためのCAM、金物を取り付ける構造部材に対して取り付ける金物の種類・個数・取付位置といった情報が含まれている。
ここで、プレカットデータ作成装置50には、「一般に流通している種々の金物」及び「一般には流通していない特注品の金物」についての金物仕様データKMDが予め入力してある。なお、本明細書において、金物仕様データKMDとは、個々の金物についての仕様データKMD01,KMD02,…の総称として用いており、個々の金物の仕様データを指すときは、KMD01,KMD02,KMDnなどと記す。また、個々の金物仕様データKMDnは、寸法、形状、色、重量といった個々の金物固有の情報を含むデータである。
また、プレカットデータ作成装置50に対しては、対象となる住宅物件の伏図等を入力し、構造部材KKBへと木材を加工するための種々の条件・情報を入力することにより、対象となる住宅の躯体構造を設計するためのコンピュータプログラムがインストールされている。このコンピュータプログラムは、金物仕様データKMDと対応する様に構造部材毎の継手・仕口の加工形状等を決定することができる様に構成されている。
なお、プレカットデータ作成装置50によって作成されたプレカット加工データPCDは、プレカット加工すべき構造部材の材種・材成・長さや継手・仕口の形状などといった加工の内容を示す情報と、当該構造部材に形成される個々の継手・仕口に対して取り付ける金物の種類を特定し得る情報と、当該構造部材に印字する物件情報・部材情報・金物取付情報・通り番地等のマーキング情報とから構成される。
また、プレカット加工データPCDは、構造強度を考慮した区画決定処理、木材の有効利用を考慮した木拾い処理等の各種計算手法を用いて最終決定され、住宅一棟ごとあるいは住宅の階層ごとに、横架材、柱材、羽柄材といった構造部材の部材の種類ごとに、といった具合に、一連の加工スケジュールに従って連続的にプレカット加工を実行することができる様にする一連のデータとして生成される。
プレカット加工設備1を稼働させるに当たっては、プレカット加工データPCDを作成する際に採用した加工スケジュールに従い、作業者が、木材搬入部10へと加工順を考慮しつつ木材Wを投入する。
プレカット加工制御装置70は、木材搬入部10に備えられているコンベア,プッシャ等の機器に対し、プレカット加工制御装置70から与えられるプレカット加工データPCDに対応する駆動制御を実行するための指令を出力する。この結果、木材Wは、加工スケジュールに従って木材搬入部10から木材加工部20へと順次搬送される。
プレカット加工制御装置70は、木材加工部20に備えられているクランパ,バイス,コンベア等の機器に対し、プレカット加工制御装置70から与えられるプレカット加工データPCDに対応して木材加工部内における木材Wの搬送,位置決め等を行う様に駆動制御を実行するための指令を出力する。また、木材加工部20に備えられている丸鋸,カッタ,ルータ,錐,角のみ等の加工機器に対しても、プレカット加工制御装置70から与えられるプレカット加工データPCDに対応して加工部内において位置決めされた木材Wに対する端切り,全長切断,側面加工,上下面加工,木口加工等を実行し、さらに、マーキング情報に基づいて印字装置を駆動して、各構成部材に対する物件情報・部材情報・金物取付情報・通り番地等の印字を実行させる様に、プレカット加工制御装置70から木材加工部20へと指令が出力される。この結果、木材加工部20に搬入された木材Wが構造部材KKBへと加工される。構造部材KKBは、住宅の躯体構造を構成する様に組み立てる際に用いる個々の金物KMを取り付けるための金物取付部KMTBが形成されたものとなる。なお、構造部材KKBには、根太や垂木に対応した切り欠き部の様に、金物取付部以外の加工もなされる。また、加工対象を構造部材に限らず、金物取付部が形成されない根太や垂木などの羽柄材も加工対象とすることができる。
プレカット加工制御装置70は、木材搬出部30に備えられているコンベア等の機器に対して、プレカット加工制御装置70から与えられるプレカット加工データPCDに対応する駆動制御を実行するための指令を出力する。この結果、プレカット加工が施された構造部材KKBは、加工スケジュールに従って順次搬送される。本実施例においては、金物が取り付けられるべき構造部材KKBは、木材搬出部30の終端付近において金物供給装置100による金物の供給を受けた後、梱包・出荷へと回される。
金物供給装置100は、プレカットデータ作成装置50から入力されるプレカット加工データPCDと金物仕様データKMDとに基づいて、構造部材毎の金物の供給を実行する様に構成されている。
金物供給装置100は、図1(B)に示す様に、6自由度の動作が可能な多関節ロボット110と、金物混載保持部120と、仮置き部130と、金物分別保持部140と、カメラ151,152と、ロボット制御装置160と、ディスプレイ170とを備えている。
金物混載保持部120は、複数種類の金物を同時に受け入れるのに十分な大きさのトレイ状受け入れ部121を有している。ディスプレイ170は、金物混載保持部120の近傍に設置され、ロボット制御装置160から送信される金物リストKMLSTに基づき、金物供給のために用意すべき金物の種類及び個数を表示する。この金物リストKMLSTは、ロボット制御装置160が、プレカット加工データPCDに基づいて、今回の連続加工において必要な金物の種類と個数を計算することによって生成する。作業者は、ディスプレイ170に表示された金物リストKMLSTに基づいて、対応する種類の金物を対応する個数を充足し得る様に、例えば、箱単位で、あるいは通い箱に混載した状態で持ち込み、金物混載保持部120のトレイ状受け入れ部121へと投入する。この結果、トレイ状受け入れ部121には、複数種類の金物が重なり合って混在した状態で受け入れられることとなる。
カメラ151は、トレイ状受け入れ部121の全体の画像を取得可能な様に設置されている。カメラ151が取得した画像データPHT01はロボット制御装置160へと送信される。ロボット制御装置160は、カメラ151から送られてきた画像データPHT01に基づいて、トレイ状受け入れ部121に重なり合う様に投入されている複数の金物の内で、他の金物の下になっていない金物を拾い出し対象として特定する個体識別のための画像処理を行う。そして、多関節ロボット110を駆動制御することにより、当該拾い出し対象の金物を仮置き部130の仮置きトレイ131へと移動させる。
カメラ152は、この仮置きトレイ131の全体の画像を取得可能な様に設置されている。カメラ152が取得した画像データPHT02はロボット制御装置160へと送信される。ロボット制御装置160は、カメラ152から送られてきた画像データPHT02を、プレカットデータ生成装置50から入力した金物仕様データKMDと照合することによって仮置きトレイ131に仮置きされた金物の種類を特定する金物種類識別のための画像処理を実行する。そして、特定した金物の種類に従って、仮置きトレイ131から金物分別保持部140に割り付けた所定の分別保持領域141,142,…の中の一つへと移動させる様に多関節ロボット110を駆動制御する。
ここで、ロボット制御装置160は、プレカット加工データPCDに基づいて生成した金物リストKMLSTに基づき、何種類の金物が供給に必要であるかを判別し、種類別に金物を整理して分別保持しておくことができる様に、金物分別保持部140内における分別保持領域141,142,…の割り付けを行い、この割り付けの結果を記憶しておく。そして、この割り付けの結果に基づいて、種類の特定できた金物を対応する分別保持領域へと移動させる。また、このとき、各分別保持領域に分別保持した金物の個数を記憶する。この金物の個数は、移送動作を実行するごとに、各分別保持領域毎にカウント値をインクリメントすることにより、最終的に何個の金物が当該分別保持領域に分別保持されたかを積算する様にしている。分別保持領域は、金物の種類ごとに割り付けられているから、これによってどの種類の金物が何個ストックされたかを判別可能に積算することができる。
積算された情報は、金物受け入れリストKINLSTとしてデータ化され、プレカット加工データPCDに基づいて作成した金物リストKMLSTと対比することにより、受け入れた金物の過不足を判別するのに用いることができる。特に、金物が不足しているときは、ディスプレイ170に対して不足分の金物の種類と個数を示す不足金物リストKFLSTを表示すると共にランプ・ブザーなどによって報知し、作業者に補給を促す様にしている。
こうして、ロボット制御装置160が、多関節ロボット110に、金物の拾い出し動作、分別保持のための移送動作を繰り返し実行させることにより、金物供給装置100においては、一棟分とか半日分などといった具合に、プレカット加工によって製造される一連の構造部材に対して供給すべき金物を種類別に分別して整理した状態で予め準備しておくことができる。このとき、必要な種類と個数を充足していれば十分であるから、余分な数の金物が金物混載保持部120に残っている場合の処理としては、余分になっても金物分別保持部140へと分別して保持しておく方法、余分の金物は金物混載保持部120に残しておく方法、金物混載保持部120に残った金物は、通い箱に戻したり専用の回収容器に回収する方法など、種々の方法で処理する様にしておけばよい。
こうして必要な種類を満足し、必要な個数を充足する様に金物分別保持部140へと分別してストックした金物は、木材搬出部30の金物供給領域31へと移動されてきた構造部材KKBに対して供給される。このとき、ロボット制御装置160は、プレカット加工制御装置70から入力されたプレカット加工データPCDに基づき、金物供給領域31へと移動されてきた構造部材KKBを特定し、当該構造部材KKBに対して取り付ける金物の種類と個数を算出する。そして、この算出結果に基づいて、多関節ロボット110を駆動制御し、金物分別保持部140から、必要な種類の金物を必要な個数だけ抽出し、仮置き部130に設置した配材トレイ180へと収納する。そして、必要な種類の金物を必要な個数だけ収納し終えたら、ロボット制御装置160は、配材トレイ180を金物供給領域31へと移動させる様に、多関節ロボット110を駆動制御する。これにより、金物を取り付けることとなっている構造部材毎に、必要な種類の金物を必要な個数だけ供給することができる。
次に、金物工法を適用した住宅の設計例について説明する。図2〜図4は、ある住宅についての金物適用例である。
図2は、当該住宅の梁桁1、梁桁2に対する金物取付状況を示す。この例において、梁桁1に対しては、梁受け金物TH−18=4個、TH−10=1個、覆いほぞHDP−10=6個、六角ボルトMZ−125=9個、ドリフトピンDP−103=23個を取り付ける設計となっている。同様に、梁桁2に対しては、梁受け金物TH−18=5個、覆いほぞHDP−10=5個、六角ボルトMZ−125=10個、ドリフトピンDP−103=22個を取り付ける設計となっている。なお、梁受け金物TH−18,TH−10に添えたX,Yは、取付方向である。
図3は、当該住宅の梁1012、梁1013、小屋束、柱1015、柱1016に対する金物取付状況を示す。ここで、梁1012と梁1013は、互いに連結されて一本の長い梁を構成することになる。この例において、梁1012に対しては、梁受け金物TH−18=3個、覆いほぞHDP−10=1個、六角ボルトMZ−125=2個、六角ボルトMB−135=2個、ドリフトピンDP−103=11個を取り付ける設計となっている。同様に、梁1013に対しては、梁受け金物TH−18=2個、六角ボルトMZ−125=2個、ドリフトピンDP−103=6個を取り付ける設計となっている。また、各小屋束には、覆いほぞHDP−10=2個、ドリフトピンDP−103=3個を取り付ける設計となっている。さらに、柱1015に対しては、梁受け金物TH−18=2個、覆いほぞHDP−10=1個、六角ボルトMZ−125=4個、ドリフトピンDP−103=7個を取り付ける設計となっており、柱1016に対しては、覆いほぞHDP−10=2個、ドリフトピンDP−103=3個を取り付ける設計となっている。
図4は、当該住宅一棟分に必要な金物を種類と個数で示した金物集計リストである。なお、同じ住宅について、金物を異なるメーカーの一般流通品に変更した場合の金物集計リストを図5に示す。さらに、別の住宅についての金物集計リストを図6に示す。これらの金物は、建築現場において工務店等が構造部材に取り付けて建築を行うのが一般的である。しかし、工務店からプレカット工場に対して、金物を取り付けた状態で構造部材を出荷する様に要請されたり、取り付けないまでも構造部材と同梱して出荷する要請がなされる場合もある。プレカット工場に対して金物の取付または同梱が要請された場合には、プレカット工場側において、図4〜図6に示した金物集計リストに対応する種類及び個数の金物を収集して構造部材と同梱したり、構造部材に取り付けたりする必要があり、プレカット工場における作業工数の増大や金物の取り扱いのための人員増といった問題が生じることとなる。
これに対し、本実施例によれば、作業者は、プレカット加工データPCDと金物仕様データKMDとからロボット制御装置160が生成した金物リストKMLSTに基づいてディスプレイ170に表示された金物リストの指示に従い、対応する金物を箱単位で、あるいは通い箱に混載して運び込み、金物混載保持部120へと投入するだけでよい。金物混載保持部120に投入された多数の金物は、ロボット制御装置160が、カメラ151で取得した画像データPHT01に基づく画像処理によって個体識別し、上に他の金物が重なっていない金物を特定して拾い出した上で仮置き部130に仮置きし、カメラ152で取得した画像データPHT02と金物仕様データKMDとに基づいて、金物種類識別を行い、金物分別保持部140へと分別して保持しておく様に多関節ロボット110を駆動制御する。このとき、ロボット制御装置160は、金物リストKMLSTに基づいて、金物スト分別保持部140に割り付けた分別保持領域141,142,…に対して種類別に整理する様に金物を分別して保持させるから、図4に例示した設計であっても、図5に例示した設計であっても、図6に例示した設計であっても、同じ金物分別保持部140に対して適切な分別保持領域を割り付けて使用することができる。これにより、金物の種類ごとに棚を用意しておくために膨大な数の棚を備えるといった負担がなくなる。
そして、金物を供給するに当たっては、この様に種類別に整理して必要な個数を充足する様に金物分別保持部140へと予めストックしておいた金物の中から、各構造部材毎に必要な種類の金物を必要な個数だけ抽出して供給する作業を、ロボット制御装置160が、多関節ロボット110に、プレカット加工データPCDに基づいて特定される種類及び個数の金物の収集を行わせる様に駆動制御することによって実施する。
この金物供給動作を繰り返し実行することにより、今回のライン稼働によって一棟分とか半日分といった具合に製造する構造部材KKBに対する金物の供給を終えたら、金物分別保持部140に対する分別保持領域の割り付けをリセットすると共に、残っている金物が存在するか否かを判別し、残っている金物がある場合は、通い箱や専用の回収容器へと回収する様に、多関節ロボット110による回収動作を実行させる。金物の残りの有無は、供給動作の進行に伴って、金物受け入れリストKINLSTから対応する金物の個数を減算する処理を実行し、金物供給完了時にゼロになっていない金物の有無から判別する方法を採用することができる。なお、作業者が目視にて金物の残りを確認した場合に、ロボット制御装置160に対して回収動作を実行させる操作を行う方法を採用しても構わない。
次ぎに、本実施例においてロボット制御装置160において実行する制御処理の内容について説明する。
ロボット制御装置160は、図7に示す様に、演算処理部161と、記憶部162と、入出力部163とを備えたコンピュータによって構成されている。入出力部163には、プレカットデータ作成装置50、プレカット加工制御装置70、多関節ロボット110、カメラ151,152、ディスプレイ170に加えて、木材搬出部30に設置された搬出検知センサ190が接続される。また、記憶部162には、金物仕様データ記憶部162A、プレカット加工データ記憶部162B、金物リスト記憶部162C、領域設定記憶部162D、及び受け入れリスト記憶部162Eが備えられている。
金物仕様データ記憶部162Aには、プレカットデータ作成装置50から入力された金物仕様データKMDを記憶する。プレカット加工データ記憶部162Bには、同じくプレカットデータ作成装置50から入力されたプレカット加工データPCDを記憶する。金物リスト記憶部162Cには、プレカット加工データPCDに基づいて生成した金物リストKMLSTを記憶する。領域設定記憶部162Dには、金物リストKMLSTに基づいて金物分別保持部140内に設定した分別保持領域を特定するための情報が記憶される。受け入れリスト記憶部162Eには、金物分別保持部140に分別保持されている金物の個数を種類別に計算した金物受け入れリストKINLSTを記憶する。
演算制御部161には、入出力部163を介して入出力するデータに基づいて各種演算を実行するためのコンピュータプログラムがインストールされている。
演算制御部161には、図7に示す様に、プレカット加工データPCDに基づいて金物リストKMLSTを生成するための金物リスト生成プログラム(S100)、金物リストKMLSTに基づいて金物分別保持部140内に分別保持領域を設定するための分別保持領域設定プログラム(S200)、S100,S200の結果に基づいて金物混載保持部120から金物を拾い出して金物分別保持部140へと移送する金物分別保持プログラム(S300)、金物分別保持部140から金物を収集して構造部材に対して供給するための金物供給プログラム(S400)がインストールされている。
金物リスト生成プログラム(S100)を図8(A)に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置160の演算処理部161が以下の処理を実行することにより、金物リストKMLSTが生成される。
まず、プレカット加工データ記憶部162Bからプレカット加工データPCDを読み出し(S110)、プレカット加工スケジュールに従って加工順の早いものから順番に、当該構造部材に取り付ける金物の種類別に個数を抽出し、ワーキングメモリに書き込む処理を実行する(S120)。この処理を、全ての構造部材について金物の種類別に個数を抽出し終えるまで繰り返し実行する(S130→S120)。こうして、全ての構造部材についてて金物の種類別に個数を抽出し終えたら(S130:YES)、金物リストKMLSTを生成し(S140)、金物リスト記憶部162Cに記憶する(S150)。
この処理により、例えば、図4に示した住宅の例では、図8(B)に示す様に、「パクトナット」「MZ−125」「MB−135」「DP−85」「DP−103」「HDP−10」「TH−10」「TH−18」「GJ−10」と、一棟分9種類の金物に対し、「86」「58」「28」「24」「305」「74」「58」「28」「3」と、9種類の各金物の個数が対応した金物リストKMLST01が生成される。図5に示した住宅の例では、図8(C)に示す様に、「ナット」「Z−28×2.8」「HSF−95」「HSD−103」「HSP−100L」「HSS−10L」「HSS−10LN」「HSS−10R」「HSS−18L」「HSS−18LN」「HSS−18R」「HSS−D」と、一棟分12種類の金物に対し、「52」「52」「77」「309」「74」「32」「13」「1」「17」「6」「5」「6」と、12種類の各金物の個数が対応した金物リストKMLST02が生成される。
分別保持領域設定プログラム(S200)を図9(A)に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置160の演算処理部161が以下の処理を実行することにより、金物分別保持部140内に分別保持領域が設定される。
まず、領域設定記憶部162Dにおける分別保持領域の設定をリセットする(S210)。続いて、金物リスト記憶部162Cから金物リストKMLSTを読み出し(S220)、金物分別保持部140内に設定すべき分別保持領域の個数を決定する(S230)。続いて、各分別保持領域内に保持すべき金物の個数に基づいて、各分別保持領域のサイズを決定する(S240)。そして、S220で決定した個数とS230で決定したサイズに基づいて、金物分別保持部140内に設定すべき各分別保持領域を設定し(S250)、その結果を領域設定記憶部162Dに記憶する(S260)。分別保持領域は、例えば、分別保持部140の全領域の中における位置座標による範囲指定や、保持用のピンや穴を備える場合にはピンや穴の番号などといった様に、多関節ロボット160による移送動作や収集動作における位置特定を可能な情報を用いて設定するとよい。
この処理により、例えば、図4に示した住宅の例では、図9(B)に示す様に、「パクトナット」「MZ−125」「MB−135」「DP−85」「DP−103」「HDP−10」「TH−10」「TH−18」「GJ−10」の9種類の金物に対し、個数を考慮した分別保持領域AREA01〜AREA09が設定され、図5に示した住宅の例では、図9(C)に示す様に、「ナット」「Z−28×2.8」「HSF−95」「HSD−103」「HSP−100L」「HSS−10L」「HSS−10LN」「HSS−10R」「HSS−18L」「HSS−18LN」「HSS−18R」「HSS−D」の12種類の金物に対し、個数を考慮した分別保持領域AREA01〜AREA12が設定される。
なお、この分別保持領域AREA01等は、金物が所定方向を向いて金物同士が重なり合うことなく並んだ状態となる様に種類別に金物を保持しておくための領域となる様に設定する。
金物分別保持プログラム(S300)を図10に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置160の演算処理部161が以下の処理を実行することにより、金物混載保持部120に搬入された金物を、金物分別保持部140へと分別して保持された状態とする。
まず、金物リスト記憶部162Cから金物リストKMLSTを、分別領域設定記憶部162Dから分別保持領域の設定を、それぞれ読み出す(S310)。そして、金物リストKMLSTに基づいて分別保持すべき金物の種類を特定し(S320)、金物データ記憶部162Aから、対応する個々の金物の金物仕様データKMDnを読み出してワーキングメモリに記憶する(S325)。例えば、図8(B)の金物リストKMLST01であれば、9種類の金物の金物仕様データKMD01〜KMD09がワークメモリに記憶される。
続いて、カメラ151が撮像している金物混載保持部120に搬入された金物の画像PHT01を取り込み(S330)、この画像PHT01に基づいて上に他の金物が重なっていない金物を特定する個体識別の処理を実行する(S335)。そして、S335で個体識別した金物の拾い出し動作を多関節ロボット110に指令する(S340)。
多関節ロボット110による拾い出しと仮置き部130への仮置きが完了したら(S345:YES)、カメラ152が撮像している仮置きされた金物の画像PHT02を取り込み(S350)、この画像PHT02を、S325でワーキングメモリに記憶した金物仕様データKMDnと照合して金物種類識別を実行する(S355)。そして、S355による金物種類識別の結果とS310で読み出した分別保持領域の設定内容とに基づいて、仮置き部140に仮置きした金物を金物分別保持部140内の対応する分別保持領域へと移送する動作を多関節ロボット110に指令する(S360)。
こうして、金物混載保持部120から、金物を一つずつ拾い出しては、金物分別保持部140へと移送する動作を実行したら、対応する金物の受け入れ個数をインクリメントする(S370)。そして、金物リストKMLSTの各金物の個数を受け入れ個数が充足するまで、S330〜S370の処理を繰り返し実行する(S380→S330)。そして、金物リストKMLSTの各金物の受け入れ個数が必要個数を充足したら(S380:YES)、金物受け入れリストKINLSTを生成して受け入れリスト記憶部162Eに記憶する(S385)。なお、S380で必要個数の金物を受け入れ終える前に金物混載保持部120の金物が無くなった場合は(S390:NO)、その時点まえに受け入れた金物の情報と金物リストKMLSTとの対比により、不足金物リストKFLSTを生成し、ディスプレイ170に表示すると共にブザー等を用いた不足報知を実行する(S395)。
こうして、金物混載保持部120に複数種類が混ざった状態で搬入された金物は、金物分別保持部140内に設定した分別領域AREA01等に、各金物を所定方向を向いて重なり合うことなく種類別に並んだ状態となる様に分別されて保持された状態となる。
金物供給プログラム(S400)を図11に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置160の演算処理部161が以下の処理を実行することにより、金物分別保持部140から構造部材毎に供給すべき金物の収集と供給とが実行される。
木材搬出部30に設置された搬出検知センサ190から木材搬出信号が入力されると(S410:YES)、プレカットデータ記憶部162Bからプレカット加工データPCDを読み出す(S415)。そして、読み出したプレカット加工データPCDにおけるプレカット加工スケジュールに従い、今回の取付対象となる構造部材を特定すると共に(S420)、当該構造部材に取り付ける金物の種類と個数を抽出してワーキングメモリに書き込む(S425)。
続いて、S425でワーキングメモリに書き込んだ金物の種類と個数に基づき、金物分別保持部140から仮置き部130に備えている配材トレイ180へと金物を収集する動作を多関節ロボット110に対して指令する(S430)。
この指令を受けて、多関節ロボット110は、金物分別保持部140から金物を一つ収集しては仮置き部130の配材トレイ180へと移動させる動作を実行する。一つの金物の移動が完了する毎に、金物受け入れリストKINLSTの対応する金物について受け入れ個数をデクリメントする(S440)。そして、S430で収集を指令した全ての金物の収集が完了するまで金物収集の処理を繰り返し実行する(S450→S430)。そして、収集すべき金物を全て配材トレイ180へと移動し終えたら(S450:YES)、木材搬出部30の終端付近の金物供給領域31に搬送されてきた構造部材KKBに対して金物を供給するために、多関節ロボット110に対して、配材トレイ180の移動を指令する(S460)。
実施例2は、図12に示す様に、実施例1の装置構成に加えて、木材搬出部30の終端付近の金物供給領域31に重量計測装置200を備えると共に、ロボット制御装置160の入出力部163にさらにプリンタ210を接続した構成を備えている。また、図13に示す様に、ロボット制御装置160の演算処理部161には、実施例1と同様に、金物リスト生成プログラム(S100)、分別保持領域設定プログラム(S200)、金物分別保持プログラム(S300)、金物供給プログラム(S400)がインストールされると共に、金物の供給が適正に行われたか否かを判定するための適否判定プログラム(S500)もインストールされている。そして、入出力部163には、重量計測装置200とプリンタ210も接続されている。
適否判定プログラム(S500)を図14に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置160の演算処理部161が以下の処理を実行することにより、構造部材KKBに対して取り付ける金物が適正に供給されたか否かの判定が実行される。
木材搬出部30に設置された搬出検知センサ190から木材搬出信号が入力されると(S510:YES)、プレカットデータ記憶部162Bからプレカット加工データPCDを読み出す(S515)。そして、読み出したプレカット加工データPCDにおけるプレカット加工スケジュールに従い、今回の取付対象となる構造部材を特定すると共に(S520)、当該構造部材に取り付ける金物の種類と個数を抽出してワーキングメモリに書き込む(S525)。
続いて、S525でワーキングメモリに書き込んだ金物の種類に基づき、金物仕様データ記憶部162Aから、対応する金物の重量に関する情報を読み出し、当該金物の個数を乗算する処理をS525で抽出した金物の全てについて実行して金物総重量計算値KMWを算出する(S530)。
次に、木材搬出部30に設置した重量計測装置200から、金物供給前の構造部材KKBだけの重量計測値WHT01を取り込む(S540)。なお、この間、金物供給プログラム(S400)におけるS460の処理は待機状態とさせ、S540が完了した後にS460を実行する様に構成してある。こうしてS460が実行されて金物が供給された後、再び重量計測装置200から金物供給後の構造部材KKBと金物群KMGの合計となる重量計測値WHT02を取り込む(S550)。
次に、重量差△WHT=WHT02−WHT01を算出する(S560)。そして、この重量差△WHTと金物総重量計算値KMWとが等しいか否かを対比判定する(S570)。なお、この際、配材トレイ180の重量を△WHTから減算した値を用いる。
そして、S570の判定がYESの場合はそのまま今回の処理を終了し、NOの場合は、エラーリストERRLSTを生成してプリンタ210から出力する(S580)。エラーリストERRLSTは、構造部材を特定する部材番号と不足重量を対応させた情報から構成し、作業者が見て、金物の不足が生じている構造部材を特定し、不足重量から欠落している金物を予測可能なものとする。不足重量と、金物仕様データKMDとの対応関係から、欠落した金物の予測情報を併記したものとするとなおよい。この場合、欠落した可能性のある金物が複数の金物の内のいずれかまで特定できない場合は、欠落した可能性のある複数の金物の全てを列挙したものとしてもよい。構造部材には、プレカット加工において取り付ける金物に関する情報が印字されるので、この情報と金物とを照合する際に参照し得る情報をエラーリストERRLSTとして出力することで、補充作業の手助けとして効果を発揮することができる。
実施例2によれば、金物供給前後の構造部材の重量の対比によって判定を行うことで、個々の重量が定まった金物の総重量に基づいた判定を実施することができ、木材特有の比重のバラツキや、構造部材ごとの加工の種類の相違といった誤差となり得る要因を排除した的確な判定を実行することができる。また、判定の結果をエラーリストERRLSTとしてプリンタ出力することにより、作業者に対して注意を促し、不足分の金物を手作業で補充するといった措置を可能にする。
実施例3は、実施例1の金物供給装置100に変えて、図15に示す様に、ロボット制御装置560によって駆動制御される金物分別用の多関節ロボット510と金物取付用の多関節ロボット550とを備えた金物供給装置500を備えている。また、金物混載保持部として、複数の通い箱BOX01,BOX02,…を置くことのできる通い箱置き場520を備え、金物分別保持部として、複数個の小箱LBX1,LBX2,…を置くことのできる小箱置き場530を備えている。通い箱置き場520にはカメラ540が設置され、木材搬出部30から取り込んだ構造部材に対して金物を取り付ける作業テーブル570も備えられている。作業テーブル570には、実施例2と同様の重量計測装置580が備えられている。さらに、エラーリスト出力用のプリンタ590も備えられている。なお、作業テーブル570は、その一部を、プレカット加工スケジュール上の加工順番が早い構造部材に対して取り付ける金物群KMGn+1,KMGn+2,…の準備をするための金物準備部575として利用できる様に構成されている。
通い箱置き場520は、置かれた通い箱BOX1,BOX2,…を所定方向に順送り及び逆送りが可能なコンベア機構を備えている。小箱置き場530も、置かれた小箱LBX1,LBX2,…を所定方向に順送り及び逆送りが可能なコンベア機構を備えている。これら通い箱置き場520及び小箱置き場530のコンベア機構は、ロボット制御装置560によって駆動制御される。ロボット制御装置560には、実施例1と同様に、プレカットデータ作成装置50からプレカット加工データPCD及び金物仕様データKMDが入力される。また、この実施例では、プレカット加工制御装置70から、金物供給対象の構造部材を特定する部材特定指令BTCが入力される構成となっている。さらに、ロボット制御装置560には、カメラ540が撮像した画像PH11と、重量計測装置580が計測した金物取付前後の重量計測値WHT011,WHT12が入力され、この重量計測の結果により実施する金物取付適否判定の結果をプリンタ590から出力する構成となっている。
このため、ロボット制御装置560は、図16に示す様に、演算処理部561と、記憶部562と、入出力部563とを備えたコンピュータによって構成されている。入出力部563には、プレカットデータ作成装置50、プレカット加工制御装置70、多関節ロボット510、550、通い箱置き場520のコンベア機構521、小箱置き場530のコンベア機構522、カメラ540、重量計測装置580、プリンタ590が接続されている。記憶部562には、実施例1と同様の金物仕様データ記憶部562A、プレカット加工データ記憶部562B、金物リスト記憶部562C、領域設定記憶部562D、及び受け入れリスト記憶部562Eが備えられている。
演算制御部561には、金物リスト生成プログラム(S100)、分別保持プログラム(S600)、金物準備・取付プログラム(S700)、及び取付適否判定プログラム(S800)がインストールされている。金物リスト生成プログラム(S100)は、実施例1と同じ内容となっている。
分別保持プログラム(S600)は、小箱LBX1,LBX2,…を、金物を種類別に分別保持するための分別保持領域の設定と、通い箱BOX1,BOX2,…から金物を拾い出して小箱LBX1,LBX2,…へと移送する拾い出し動作及び移送動作を実行する。この際、小箱LBX1,LBX2,…が分別保持領域として不足する場合に、通い箱BOX1,BOX2,…の中に空のものがある場合は、当該空の通い箱を分別保持領域に追加する処理をも実行する様に構成されている。この分別保持プログラム(S600)を図17に示す。
まず、領域設定記憶部562Dにおける分別保持領域の設定をリセットする(S610)。次に、金物仕様データ記憶部562A、プレカット加工データ記憶部562B、及び金物リスト記憶部562Cから、金物仕様データKMD、プレカット加工データPCD及び金物リストKMLSTを読み出してワークメモリに記憶する(S612)。
次に、プレカット加工データPCDに基づいて、加工スケジュールの先頭となっている構造部材について取り付ける金物の種類と個数とを抽出し(S620)、小箱置き場530に置かれた複数個の小箱に対して分割保持領域の割り付けを行う(S622)。このとき、金物仕様データKMDと小箱の収納可能容量SKVとから、どの種類の金物に対して何個の小箱を割り付けるかを考慮しつつ分割保持領域の割り付けを行う。例えば、図17(B)に例示した構造部材が金物を取り付けるものとして最初に加工する順番となっているならば、「HDP−10」と「DP−103」についてそれぞれ一つずつ小箱を割り付ける。
そして、カメラ540からの画像PHT11を取り込むと共に(S630)、S620で抽出した種類の金物を収容した通い箱の探索を実行する(S632)。この通い箱の探索は、通い箱置き場520のコンベア機構521の駆動・停止と、撮像した画像PHT11と金物仕様データKMDから特定される画像的な特徴との一致・不一致の判定とを繰り返すことにより実行する。
こうして通い箱の探索ができたら、多関節ロボット510に対して拾い出し動作と、分別保持領域として割り付けた小箱への移送動作とを指令すると共に(S640)、対応する小箱の収納可能容量SKVを移送した金物の個数に応じて減少させる(S642)。また、実施例1と同様に、金物受け入れリストKINLSTを生成する(S644)。
次の構造部材があるか否かを判定する(S650)。「NO」の場合は処理を終了し、「YES」の場合は、S620〜S644までの処理と同様の金物分別保持制御を実行する(S655)。このとき、S622の分割保持領域の割り付けに当たっては、既に同じ種類の金物について小箱が割り付けられているか否かを判定する(S660)。S660の判定が「NO」の場合はS650へ戻る。一方、S660の判定が「YES」の場合は、今回の分別保持を行うに際して当該小箱の収納可能容量SKVが不足していないかを判定する(S662)。S662の判定が「NO」の場合はS650へ戻り、S662の判定は「YES」の場合は、小箱の追加が可能か否かを判定する(S664)。そして、小箱の追加が可能な場合は(S664:YES)、同じ種類の金物に対する小箱の割り付け個数を追加し(S666)、S650へ戻る。
一方、小箱の追加が不可能な場合は(S664:NO)、通い箱の中に空のものがあるか否かを判定する(S670)。空のものがあるか否かは、通い箱置き場520のコンベア機構521を駆動して通い箱を送りつつ、カメラ540から画像PHT11を取り込む処理を通じて実行する。そして、空の通い箱がある場合は(S670:YES)、当該からの通い箱を分別保持領域に追加する(S672)。
空の通い箱がない場合は(S670:NO)、金物準備・取付プログラム(S700)を起動する(S680)。S680で金物準備・取付プログラム(S700)を起動するのは、作業テーブル570側に設定した金物準備部575を利用した金物群KMGn+1,KMGn+2,…の準備を開始することにより、小箱の収納可能容量SKVの復活を図るためである。S680を実行した場合は待機状態となる。そして、S700を起動したことにより実行される後述の金物群の準備動作により、金物の分別保持が可能になった場合に待機状態から復帰してS650へと戻る。なお、本実施例では、S650における次があるか否かの判定を、金物受け入れリストKINLSTと金物リストKMLSTにおける金物の種類と個数とが一致したか否かの判定とすることで、収納可能容量SKVの不足によって待機状態となった場合は、待機したところの続きからS655の処理が再開される。
金物準備・取付プログラム(S700)を図18に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置560の演算処理部561が以下の処理を実行することにより、金物の供給として、金物準備動作と金物取付動作とが実行される。
このプログラムは、プレカット加工制御装置70から部材特定指令BTCが入力されると(S710:YES)、プレカットデータ記憶部562Bからプレカット加工データPCDを読み出す(S715)。そして、読み出したプレカット加工データPCDにおけるプレカット加工スケジュールに従い、今回の取付対象となる構造部材を特定し(S720)、当該構造部材に取り付ける金物の準備が完了しているか否かを判定する(S722)。準備が完了していない場合は(S722:NO)、今回の取付対象となっている構造部材に取り付ける金物の種類と個数を抽出してワーキングメモリに書き込む(S725)。
続いて、S725でワーキングメモリに書き込んだ金物の種類と個数に基づき、小箱置き場530のコンベア機構531を駆動して対象となる金物が保持されている小箱を金物収集位置へと移動させる(S730)。このとき、通い箱が分別保持領域に追加設定されている場合にあっては、通い箱置き場520のコンベア機構521を駆動して対象となる金物が保持されている通い箱を金物収集位置へと移動させる。
そして、金物収集位置に移動された小箱又は通い箱から、金物を収集して金物準備部575へと構造部材毎に整理して置く動作を多関節ロボット550に対して指令する(S740)。
この指令を受けて、多関節ロボット550は、金物収集位置の小箱又は通い箱から金物を一つ収集しては金物準備部575へと移動させる動作を実行する。一つの金物の移動が完了する毎に、金物受け入れリストKINLSTの対応する金物について受け入れ個数をデクリメントする(S750)。そして、今回取り付ける金物の収集が完了するまで金物収集の処理を繰り返し実行する(S760→S730)。そして、収集による取付準備が完了したら(S760:YES)、金物準備部575から金物を一つずつ拾い出してはプレカット加工データPCDによって特定される構造部材の金物取付部へと金物を取り付ける動作を多関節ロボット550に対して指令する(S770)。なお、金物準備が完了しているときは(S722)、S725以下をパスしてS770へと進む。
一方、部材特定指令BTCが入力されていない場合であっても(S710:NO)、S680によって金物準備動作が指令されている場合は(S780:YES)、プレカット加工データPCDにおけるプレカット加工スケジュールに従い、取付未処理の構造部材の内で早く加工される構造部材を特定すると共に(S782)、当該構造部材に取り付ける金物の種類と個数を抽出してワーキングメモリに書き込む(S784)。そして、S784でワーキングメモリに書き込んだ金物の種類と個数に基づき、S730〜S760と同様に、小箱又は通い箱を金物収集位置へと移動させ、金物準備部575へと金物群を準備する動作を多関節ロボット550に対して指令する(S790)。そして、金物群の準備が完了したら(S792:YES)、金物の準備が完了している構造部材を特定する情報を記憶する(S794)。
取付適否判定プログラム(S800)を図19に示す。このプログラムに従い、ロボット制御装置560の演算処理部561が以下の処理を実行することにより、構造部材KKBに対して金物が適正に取り付けられているか否かの判定が実行される。
このプログラムは、プレカット加工制御装置70から部材特定指令BTCが入力されると(S810:YES)、プレカットデータ記憶部562Bからプレカット加工データPCDを読み出す(S815)。そして、読み出したプレカット加工データPCDにおけるプレカット加工スケジュールに従い、今回の取付対象となる構造部材を特定すると共に(S820)、当該構造部材に取り付ける金物の種類と個数を抽出してワーキングメモリに書き込む(S825)。
続いて、S825でワーキングメモリに書き込んだ金物の種類に基づき、金物仕様データ記憶部562Aから、対応する金物の重量に関する情報を読み出し、当該金物の個数を乗算する処理をS825で抽出した金物の全てについて実行して金物総重量計算値KMWを算出する(S830)。
次に、重量計測装置580から、金物取付前の構造部材KKBだけの重量計測値WHT11を取り込む(S840)。なお、この間、金物準備・取付プログラム(S700)におけるS770の処理は待機状態とさせ、S840が完了した後にS770を実行する様に構成してある。こうしてS770が実行されて金物が取り付けられた後、再び重量計測装置580から金物取付後の構造部材KKBと金物群KMGの合計となる重量計測値WHT12を取り込む(S850)。
次に、重量差△WHT=WHT12−WHT11を算出する(S860)。そして、この重量差△WHTと金物総重量計算値KMWとが等しいか否かを対比判定する(S870)。そして、S870の判定がNOの場合は、実施例4と同様にエラーリストERRLSTを生成し、プリンタ590から出力する(S880)。
この様に、実施例1〜3によれば、金物工法用のプレカット材に対して継手・仕口用の金物を添え、あるいは取り付けて出荷するに当たり、煩雑な準備作業や膨大な数の棚を用意しなくてもよくすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限られることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々の態様にて実施することができる。
例えば、実施例1においては、構造部材の到着後に金物の収集を開始、金物収集が完了してから金物供給を実行する構成としているが、一つ前の構造部材に対する金物の供給が完了したら、次の構造部材の到着を待たずに金物の収集を開始する構成としてもよい。
また、実施例1,2においても、実施例3と同様にプレカット加工制御装置70から部材特定指令BTCが入力される様に構成し、部材特定指令BTCに基づいて金物供給領域31へと移動されてきた構造部材KKBを特定し、金物の収集及び供給を行う様に構成することもできる。金物の供給に当たってプレカット加工制御装置70から入力される部材特定指令BTCを用いることにより、プレカット加工スケジュールに対して割り込み加工が行われて到着順が変わっても適切に金物を供給することができる点で、より現場作業に適したものとなる。
さらに、実施例3では金物の取付を行っているが、金物全ての取付を行わず、一部だけを取り付ける様にしてもよい。一部だけを取り付ける場合、取り付けなかった金物はビニール袋などの収納容器に収納して構造部材の適所に貼り付けるといった構成にすることもできる。なお、金物の取付を行わず添えるだけの場合も、ビニール袋等に金物を詰めて構造部材の適所に貼り付けたり括り付けたりする構成をも備えるものとすることができる。
加えて、金物分別保持部に、穴明き金物を挿し通すことの可能な挿通部材や、ボルトの軸を挿入することのできる挿入穴を多数備えさせ、これらの挿通部材や挿入穴の位置情報を用いて金物分別保持領域の設定を行う様にすることもできる。
また、金物の取付適否判定に関して、重量ではなく、画像(シルエットや色の異同)を用いたり、表面温度の異同を計測してこれを行うこともできる。
さらに、ホゾパイプに関しては、金物取り付け前にホゾパイプ挿入穴の開口部に拡開案内部を形成するためのポンチを多関節ロボットでホゾパイプ挿入穴に打ち込む動作を実行させて取付動作をスムーズに実行可能な取付準備動作をも行わせる様にすることができる。この場合、ポンチで打ったときのポンチの打ち込み深さから、ホゾパイプ挿入穴の加工不良をも検知する様にしてもよい。
木造住宅用の木材プレカット加工に利用することができる。
1・・・木材プレカット加工設備、10・・・木材搬入部、20・・・木材加工部、30・・・木材搬出部、31・・・金物供給領域、50・・・プレカットデータ作成装置、70・・・プレカット加工制御装置、100・・・金物供給装置、110・・・多関節ロボット、120・・・金物混載保持部、130・・・仮置き部、140・・・金物分別保持部、151,152・・・カメラ、160・・・ロボット制御装置、170・・・ディスプレイ、180・・・配材トレイ、200・・・重量計測装置、210・・・プリンタ、500・・・金物供給装置、510・・・多関節ロボット、520・・・通い箱置き場、530・・・小箱置き場、540・・・カメラ、550・・・多関節ロボット、560・・・ロボット制御装置、570・・・作業テーブル、575・・・金物準備部、580・・・重量計測装置、590・・・プリンタ、BTC・・・部材特定指令、KKB・・・構造部材、KM・・・金物、KMD・・・金物仕様データ、KMG・・・金物群、KLST・・・金物リスト、PCD・・・プレカット加工データ、PHT01,PHT02,PHT11・・・画像データ、W・・・木材、WHT01,WHT02,WHT11,WHT12・・・重量計測値。

Claims (4)

  1. ロボット制御手段によって駆動制御される多関節ロボットを用いて、金物工法用にプレカット加工された構造部材に対して取り付ける金物を、複数種類の金物の中から供給する装置であって、以下の構成を備えていることを特徴とする金物供給装置。
    (1A)前記多関節ロボットによる金物のハンドリングが可能な範囲内に、複数種類の金物を混載状態で保持することができる金物混載保持部と、前記複数種類の金物を種類別に分別した状態で保持することができる金物分別保持部と、を備えていること。
    (1B)前記ロボット制御手段に対して、前記金物の種類を識別させるための金物識別情報を入力する金物識別情報入力手段と、前記構造部材毎に取り付ける金物を対応付けた金物取付情報を入力する金物取付情報入力手段と、取付対象となる構造部材に対して金物を供給するための金物供給タイミングを入力する金物供給タイミング入力手段と、を備えていること。
    (1C)前記ロボット制御手段は、前記金物混載保持部から金物を一つずつ拾い出す様に前記多関節ロボットに拾い出し動作を実行させると共に、当該拾い出した金物の種類を前記金物識別情報に基づいて識別し、当該識別の結果に基づいて前記金物分別保持部に種類別に分別して保持された状態となる様に、前記多関節ロボットに前記拾い出した金物の移送動作を実行させる金物分別動作制御手段を備えていること。
    (1D)前記ロボット制御手段は、前記金物取付情報に基づいて構造部材毎に取り付ける金物を特定し、当該特定の結果に基づいて前記金物分別保持部から金物を収集する様に前記多関節ロボットに金物収集動作を実行させる金物収集動作制御手段と、前記金物供給タイミングに基づいて、前記金物収集動作によって収集した金物を、当該金物の取付対象となる構造部材に対して供給する金物供給動作を前記多関節ロボットに実行させる金物供給動作制御手段と、を備えていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の金物供給装置。
    (2A)前記ロボット制御手段は、前記金物分別保持部に対し、各金物が所定方向を向いて金物同士が重なり合うことなく並んだ状態となる様に種類別に金物を保持しておくための領域の設定を行う領域設定手段を備えていること。
    (2B)前記金物分別動作制御手段は、前記領域設定手段による設定に基づいて、各金物を所定方向を向いて重なり合うことなく種類別に並んだ状態とする様に前記金物分別保持部に保持させる様に、前記多関節ロボットによる前記移送動作を実行させる手段として構成されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金物供給装置。
    (3)前記金物を供給する前の取付対象の構造部材の状態と、当該金物を供給した後の取付対象の構造部材の状態とに基づいて、前記多関節ロボットによる金物の供給が適正になされたか否かを判定する適否判定手段を備えていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項3に記載の金物供給装置。
    (4A)前記金物識別情報には各金物の個別の重量に関する金物重量情報が含まれ、前記金物供給動作制御手段によって各構造部材に対して供給される金物の重量の総和を直接的又は間接的に計測する重量計測手段を備えていること。
    (4B)前記適否判定手段は、前記金物取付情報と前記金物重量情報とに基づいて各構造部材に対して取り付ける金物の重量の総和を算出する金物重量算出手段と、該金物重量算出手段が算出した重量と、前記重量計測手段による計測結果との対比により、各構造部材に対して金物が適正に供給されたか否かを判定する手段として構成されていること。
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