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JP5949621B2 - 濃度補正装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

濃度補正装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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JP5949621B2 JP2013062477A JP2013062477A JP5949621B2 JP 5949621 B2 JP5949621 B2 JP 5949621B2 JP 2013062477 A JP2013062477 A JP 2013062477A JP 2013062477 A JP2013062477 A JP 2013062477A JP 5949621 B2 JP5949621 B2 JP 5949621B2
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Description

本発明は、濃度補正装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、入力画像データを所定の階調補正特性に基づいて階調補正する階調補正手段と、階調補正された画像データに基づいて像担持体上にトナー像を現像する現像手段と、像担持体上に現像されたトナー濃度を検出する濃度センサと、像担持体上に現像されたトナー像を記録紙等に転写する転写手段と、長期メンテナンス時において、所定の階調パターンデータを入力画像として上記像担持体上に階調パターン画像を現像したとき上記濃度センサによって検出されるトナー濃度値とこの像担持体上の階調パターン画像を記録紙等に転写したとき転写された階調パターン画像各部についての画像濃度値とから求められる、像担持体上トナー濃度と最終出力濃度間の相関関係を予め記憶する相関関係記憶手段と、短期メンテナンス時において、所定の階調パターンデータを入力画像データとして上記像担持体上に階調パターン画像を現像し、この階調パターン画像各部について上記濃度センサによってトナー濃度値を検出し、上記階調パターンデータと検出されたトナー濃度値とから入力画像階調と像担持体上トナー濃度との間の相関関係を求め、こうして求められた入力画像階調と像担持体上トナー濃度間の相関関係および上記相関関係記憶手段に予め記憶されている上記像担持体上トナー濃度と最終出力濃度間の相関関係に基づいて、上記階調補正手段における階調補正特性を設定する階調補正特性設定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、画像信号に応じた画像を記録材上に形成する画像形成装置において、前記画像信号に信号処理を施して像形成用制御信号を作成する信号処理手段と、中間転写媒体を有し、前記像形成用制御信号に応じたトナー像を形成し前記中間転写媒体上に担持させるとともに、該トナー像を前記記録材上に転写定着させることで前記画像を形成する像形成手段と、前記トナー像として前記中間転写媒体に担持されたトナーの量を検出するトナー量検出手段とを備え、前記信号処理手段による前記信号処理は、前記トナー量検出手段による検出結果と、前記中間転写媒体から前記記録材への転写定着特性とに基づく階調補正処理を含むことを特徴とする画像形成装置が開示されている。ここに、前記転写定着特性とは、前記中間転写媒体上に担持されたトナー像を構成するトナー量と、該トナー像が前記記録材に転写定着された後の前記記録材上における画像濃度との関係を表した特性である。
特許文献3には、入力される画像データを処理する第1の画像処理モードと前記第1の画像処理モードとは異なる画像処理を行う第2の画像処理モードとを有する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像データに基づいて感光体にトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写、定着させて前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体上の画像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記感光体に形成されるトナー像の濃度と前記第2の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記感光体に形成されるトナー像の濃度との相関関係が予め記憶される記憶手段と、前記画像形成手段に前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記記録媒体に画像を形成させ、前記濃度検出手段に前記第1の画像処理モードで処理された画像データに基づいて前記記録媒体に形成された画像の濃度を検知させ、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて前記第1の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第1の補正パラメータを作成する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の補正パラメータと前記相関関係に基づいて前記第2の画像処理モードで処理される画像の濃度を補正する第2の補正パラメータを作成することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2001−136391号公報 特開2005−316242号公報 特開2009−055606号公報
本発明の目的は、画像形成態勢(通常モード)で記録媒体上に形成された補正用画像(最終出力画像)に基づいて、経時変化により不適切となった電位制御及び階調制御の目標値を再設定して、全階調での濃度補正が行われるようにする濃度補正装置、画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、を備えた濃度補正装置である。
また、請求項13に記載の発明は、設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、帯電電圧、現像バイアス電圧、又は露光光量が、設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、又は露光光量の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、取得された新たな目標値を再設定する再設定手段と、を備えた濃度補正装置である。
請求項2に記載の発明は、前記目標値取得手段が、前記相関関係取得手段で取得された前記相関関係に基づいて最大濃度の階調領域の予測濃度値を取得し、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれている場合に、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値を取得する、請求項1に記載の濃度補正装置である。
請求項3に記載の発明は、前記目標値取得手段が、前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が前記最大濃度の目標濃度値を基準に予め定めた許容範囲を超える場合に、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれているとする、請求項2に記載の濃度補正装置である。
請求項4に記載の発明は、前記目標値取得手段が、前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が前記最大濃度の目標濃度値を基準に予め定めた許容範囲内に収まる場合には、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれていないとする、請求項2又は請求項3に記載の濃度補正装置である。
請求項5に記載の発明は、前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が、前記相関関係と前記最大濃度の階調領域の光量検出値とから外挿により取得される、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の濃度補正装置である。
請求項6に記載の発明は、前記相関関係が、測定濃度値と光量検出値との複数の対応関係に基づいて、数学的回帰により取得された曲線である、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の濃度補正装置である。
請求項7に記載の発明は、前記相関関係が、測定濃度値と光量検出値との複数の対応関係と光量検出特性に応じて設定された基準曲線とに基づいて、基準曲線に形状が類似するように取得された曲線である、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の濃度補正装置である。
請求項8に記載の発明は、最大濃度の階調領域以外の予め定めた階調領域を帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の制御を行う制御点とした場合の、最大濃度の階調領域と前記制御点での電位感度比に基づいて、前記最大濃度の階調領域の目標濃度値が達成されるように前記制御点での帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量を制御後の予測濃度値を求め、得られた予測濃度値に基づいて帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値を取得する、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の濃度補正装置である。
請求項9に記載の発明は、前記電位感度比が、前記目標値取得手段による新たな目標値の取得前に予め取得されている、請求項8に記載の濃度補正装置である。
請求項10に記載の発明は、前記電位感度比が、前記目標値取得手段による新たな目標値の取得中に取得される、請求項8に記載の濃度補正装置である。
請求項11に記載の発明は、画像情報に基づいて像保持体上にトナー像を形成し、像保持体上のトナー像を記録媒体上に転写し、記録媒体上にトナー像を形成する画像形成手段と、設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、を備えた画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、画像情報に基づいて像保持体上にトナー像を形成し、像保持体上のトナー像を記録媒体上に転写し、記録媒体上にトナー像を形成する画像形成手段と、設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、を備えた画像形成装置において、濃度補正処理を実行するプログラムであって、コンピュータを、複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から、前記光量検出手段により検出された光量検出値を取得する光量取得手段と、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から、前記濃度測定手段により測定された測定濃度値を取得する濃度取得手段と、光量取得手段で取得された光量検出値、濃度取得手段で取得された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、して機能させるプログラムである。
請求項1、請求項11、請求項12、請求項13に記載の発明によれば、画像形成態勢(通常モード)で記録媒体上に形成された補正用画像(最終出力画像)に基づいて、経時変化により不適切となった電位制御及び階調制御の目標値を再設定して、全階調での濃度補正が行われるようになる。
請求項2、請求項3、請求項4に記載の発明によれば、必要な場合にだけ電位制御の新しい目標値が取得され、電位が上がり過ぎない。
請求項5、請求項6、請求項7に記載の発明によれば、最大濃度の階調領域の予測濃度値が取得され、実際に電位制御を行うことなく電位制御の新しい目標値が取得される。また、請求項7に記載の発明によれば、光量検出手段の検出特性に応じて最大濃度の階調領域の予測濃度値が取得される。
請求項8に記載の発明によれば、本構成を備えない場合に比べ、電位制御の新しい目標値が精度よく取得される。請求項9に記載の発明によれば、本構成を備えない場合に比べ、濃度補正処理の手順が簡素化される。請求項10に記載の発明によれば、本構成を備えない場合に比べ、電位感度比が精度よく取得される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。 光量検出部の構成の一例を示す模式図である。 図1に示す画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 濃度補正動作の概略を示す概念図である。 (A)は像保持体上の第1補正用画像(トナー像)から反射光量が検出される様子を示す模式図である。(B)は入力階調と光量検出値との関係を示すグラフである。 (A)は記録媒体上の第2補正用画像(トナー像)の濃度が測定される様子を示す模式図である。(B)は出力階調と測定濃度値との関係を示すグラフである。 (A)は入力階調と目標濃度値・予測濃度値(階調補正なし)・測定濃度値との関係を示すグラフである。(B)入力階調と出力階調との関係を示すグラフである。(C)は入力階調と目標濃度値・予測濃度値(階調補正なし)・測定濃度値との関係を示す表である。 「濃度補正処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 「設定変更処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 光量検出値と出力濃度値との相関関係からベタ階調の予測濃度値を取得する方法を説明するための模式図である。 (A)及び(B)は光量検出部の検出特性を考慮した外挿方法を説明するための模式図である。 ベタ階調の出力濃度値を目標濃度値にする制御方法を説明するための模式図である。 (A)は電位が変更された場合の入力階調と光量検出値の変化量との関係を示すグラフである。(B)は電位が変更された場合の入力階調と出力濃度値の変化量との関係を示すグラフである。 電位制御が行われた場合の入力階調と出力濃度値との関係を示すグラフである。 電位制御後に階調制御が行われた場合の入力階調と出力濃度値との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<画像形成装置>
(画像形成装置全体)
まず、画像形成装置全体について説明する。
画像形成装置は、トナーを含む電子写真用現像剤を用いて、記録媒体上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。本実施の形態では、いわゆるタンデム型で中間転写方式の画像形成装置について説明する。画像形成装置は、画像形成態勢(通常モード)で記録媒体上に形成された補正用画像(最終出力画像)に基づいて、電位制御と階調制御とにより全階調の濃度補正が行われる画像形成装置であればよく、画像形成装置の構成はこれに限定される訳ではない。以下では、記録媒体を「媒体」と略称する場合がある。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、媒体供給部40、媒体排出部50、光量検出部60、及び濃度測定部70を備えている。媒体供給部40、画像形成部30、濃度測定部70、及び媒体排出部50の各々は、点線で図示した媒体搬送路に沿って、記載した順序で配置されている。
操作表示部10は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、警告画面や設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部10は、上記構成により、ユーザの操作を受け付けると共に、ユーザに各種情報を表示する。画像読取部20は、イメージセンサ等、記録媒体上に形成された画像を光学的に読み取る画像読取装置、記録媒体を走査するための走査機構等を含んで構成されている。画像読取部20は、上記構成により、画像読取部20に置かれた記録媒体上の画像を読み取り、画像情報を生成する。
画像形成部30は、電子写真方式により記録媒体上に画像を形成するものである。画像形成部30は、K色のトナー像を形成する画像形成ユニット32K、C色のトナー像を形成する画像形成ユニット32C、M色のトナー像を形成する画像形成ユニット32M、及びY色のトナー像を形成する画像形成ユニット32Yを備えている。また、画像形成部30は、矢印B方向に移動するように複数のローラ34に巻き掛けられた中間転写ベルト36、中間転写ベルト36上のトナー像を記録媒体上に一括転写する二次転写装置38、及び二次転写されたトナー像を定着する定着装置39を含んで構成されている。
画像形成ユニット32K、32C、32M、及び32Yの各々は、中間転写ベルト36が矢印B方向に移動した場合に、中間転写ベルト36上にY色、M色、C色、及びK色の順序でトナー像が形成されるように、図示した順序で配置されている。以下では、各色を区別する必要がない場合には、画像形成ユニット32と総称する。画像形成ユニット32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含んで構成されている。感光体ドラムは、矢印方向に回転するように構成されている。
中間転写ベルト36は、駆動ローラ34A、背面支持ローラ34B、張力付与ローラ34C、及び従動ローラ34Dに巻き掛けられている。これらのローラを区別する必要がない場合には、複数のローラ34と総称する。複数のローラ34は、図示しない駆動機構により駆動されている。駆動機構により駆動ローラ34Aが回転駆動されることにより、中間転写ベルト36は予め定めた速度で矢印B方向に移動する。また、駆動機構により張力付与ローラ34Cが外側に移動することにより、中間転写ベルト36に予め定めた力の張力が付与されている。
媒体供給部40は、記録媒体が収容される収容部42、収容部42から画像形成部30に記録媒体を供給する供給機構等を含んで構成されている。供給機構は、収容部42から記録媒体を取り出す取出ローラ44、搬送ローラ46等で構成されている。記録媒体の種類やサイズに応じて、複数の収容部42が設けられている。媒体供給部40は、いずれかの収容部42から記録媒体を取り出し、画像形成部30に供給する。媒体排出部50は、記録媒体が排出される排出部54、記録媒体を排出部54上に排出させるための排出機構等を含んで構成されている。
光量検出部60は、画像形成部30を構成する像保持体の周囲に、像保持体と対向するように配置されている。本実施の形態では、像保持体は中間転写ベルト36である。光量検出部60は、画像形成部30を構成する画像形成ユニット32に対し、中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)の下流側に配置され、画像形成部30により中間転写ベルト36上に形成された第1補正用画像(トナー像)の各階調領域等からの反射光量を測定する。
濃度測定部70は、媒体搬送路に沿って、媒体搬送路と対向するように配置されている。濃度測定部70は、定着装置39に対し媒体搬送方向(矢印A方向)の下流側に配置され、画像形成部30により記録媒体M上に形成された第2補正用画像(トナー像)等を読み取って、各階調領域の濃度を測定する。ここで測定されるのは光学濃度(OD:Optical Density)である。濃度測定部70は、イメージセンサ等、記録媒体上に形成された画像(トナー像)を光学的に読み取る画像読取装置である。例えば、記録媒体に密着させて画像を読み取る密着型のイメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)が用いられる。
なお、画像形成装置は、媒体供給部40の搬送ローラ46以外にも、複数の搬送ローラ46を有している。複数の搬送ローラ46は、点線で図示した媒体搬送路に沿って配置されている。複数の搬送ローラ46は、図示しない駆動機構により駆動されて、画像形成動作に応じて記録媒体を搬送する。
(光量検出部)
次に、光量検出部について説明する。
光量検出部60は、被検出物に検出光を照射すると共に、被検出物から反射された反射光の光量を検出する光センサである。光量検出部60から出力される検出信号は、被検出物からの反射光量を表す。被検出物は、補正用画像が形成されていない中間転写ベルト36、又は中間転写ベルト36上に形成された第1補正用画像G1である(図5(A)参照)。なお、濃度補正処理及び補正用画像については、後で詳しく説明する。
図2は光量検出部の構成の一例を示す模式図である。図2に示すように、光量検出部60は、被検出物に照射する検出光を射出する発光素子62、及び反射光を受光する受光素子64を有している。発光素子62としては、LED(Light Emitting Diode)等、可視領域または赤外領域の光を発光する発光素子が用いられる。受光素子64としては、PD(Photo Diode)等、検出光に感度を有する受光素子が用いられる。
発光素子62及び受光素子64の各々は、図示しない支持部材により支持されて筐体61内に収納されている。図2に示す例では、筐体61は、検出光を導光する導光路66と、反射光を導光する導光路68とを有している。発光素子62から射出された検出光は、導光路66を伝搬して、中間転写ベルト36上の第1補正用画像G1に照射される。第1補正用画像G1で反射された反射光は、導光路68を伝搬して、受光素子64により受光される。
図示した光量検出部60では、発光素子62及び受光素子64は、検出光の正反射光が受光されるように配置されている。即ち、光量検出部60は正反射型の光センサである。正反射型の光センサは、K色の第1補正用画像G1からの正反射光の反射光量を測定するのに使用される。本実施の形態では、光量検出部60として、正反射型の光センサに加えて、拡散反射型の光センサも配置されている。拡散反射型の光センサは、発光素子62及び受光素子64が検出光の拡散反射光が受光されるように配置され、YMC各色の第1補正用画像G1からの拡散反射光の反射光量を測定するのに使用される。拡散反射型の光センサは、YMC各色に対応して配置されている。
なお、発光素子62は、後述する制御部100からの制御信号に応じて、図示しないドライバにより点灯駆動されている。また、受光素子64は、図示しないA/D変換器を介して制御部100に接続されており、ディジタル変換された検出信号を制御部100に出力する。
(制御系の構成)
次に、画像形成装置の制御系について説明する。
図3は図1に示す画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部100は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部100は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)100A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)100B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)100C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ100D、及び入出力インターフェース(I/O)100Eを備えている。CPU100A、ROM100B、RAM100C、不揮発性メモリ100D、及びI/O100Eの各々は、バス100Fを介して接続されている。
制御部100のI/O100Eには、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、媒体供給部40、媒体排出部50、光量検出部60、濃度測定部70、通信部80、及び記憶部90の各部が接続されている。制御部100は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、媒体供給部40、媒体排出部50、光量検出部60、濃度測定部70、通信部80、及び記憶部90の各部を制御する。また、制御部100は、光量検出部60及び濃度測定部70の各々から、検出信号として出力された検出結果を取得する。即ち、制御部100は、光量検出部60から光量検出値RADCを取得し、濃度測定部70から測定濃度値Doutを取得する。
通信部80は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。通信部80は、外部装置から、画像形成指示や電子文書の画像情報と共に、ページ、部数等の画像形成属性を含む画像形成パラメータを取得する。記憶部90は、ハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部90には、ログデータ等の各種データ、制御プログラム等が記憶される。
本実施の形態では、後述する「濃度補正処理」の制御プログラムが、制御部100のROM100Bに予め記憶されている場合について説明する。予め記憶された制御プログラムは、CPU100Aにより読み出されて実行される。また、本実施の形態では、ROM100Bには、後述する設定電位V、入力階調と出力階調との関係を表すルックアップテーブル(設定LUT)が、予め記憶されている。なお、制御プログラムや各種情報は、記憶部90等の他の記憶装置に記憶されていてもよい。
また、制御部100には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
(画像形成動作)
画像形成部30は、具体的には以下の手順で画像を形成する。
画像形成ユニット32Kにより、K色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Kでは、感光体ドラムが、帯電装置により帯電される。露光装置は、帯電された感光体ドラム上をK色画像に応じた光で露光する。これにより、感光体ドラム上にK色画像に応じた静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をK色トナーにより現像する。転写装置は、感光体ドラム上に形成されたK色のトナー像を、中間転写ベルト36上に転写する。
同様に、画像形成ユニット32Cにより、C色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Mにより、M色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Yにより、Y色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。YMCK各色を有する画像を形成する場合には、中間転写ベルト36上には、K色、C色、M色、及びY色のトナー像が重ね合わされて「重ねトナー像」が形成される。二次転写装置38は、中間転写ベルト36上の「重ねトナー像」を、記録媒体上に一括転写する。定着装置39は、記録媒体上に一括転写された「重ねトナー像」を加熱や加熱により定着する。
<補正用画像>
ここで「補正用画像」について説明する。中間転写ベルト等の像保持体上に形成される補正用画像が「第1補正用画像」であり、用紙等の記録媒体上に形成される補正用画像が「第2補正用画像」である。「第2補正用画像」としては、「第1補正用画像」に比べて階調領域の個数が多い多階調の画像が用いられる。
図5(A)に示すように、第1補正用画像G1は、複数の階調領域P(以下、「パッチ画像P」という。)を有している。第1補正用画像G1は、隣接する画像領域間にある非画像領域(インターイメージ)に形成される。このため制御上の制約があり、一般に、複数のパッチ画像Pの個数は10個前後とされている。複数のパッチ画像Pは、特定の1色(例えば、K色)によって形成されたトナー像である。複数のパッチ画像Pは、中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)に沿って、中間転写ベルト36上に一次元状に配列されている。即ち、複数のパッチ画像Pを配列した画像群が、第1補正用画像G1である。YMCK各色について濃度補正処理を行う場合には、色毎に第1補正用画像G1が形成される。
1つのパッチ画像Pは、予め定めた面積に予め定めた階調で形成された画像である。本実施の形態では、複数のパッチ画像Pは、各々異なる階調を有している。複数のパッチ画像Pは、配列方向に沿って階調が増加又は減少するように配列されている。パッチ画像Pの「階調」は、単位面積当たりのトナー被覆率、即ち「面積率」で表される。「100%」は最大濃度階調(いわゆる、ベタ階調)であり、「50%」は中間調階調である。この例では、第1補正用画像G1は11個のパッチ画像Pを有し、図面上では左側から右側に向かって階調(面積率)が100%→90%→80%→70%→60%→50%→40%→30%→20%→10%→0%と単調に減少する。
図6(B)に示すように、第2補正用画像G2も、複数の階調領域Pを有している。第2補正用画像G2は、第1補正用画像G1に比べて多くの階調領域Pを有している。第1補正用画像G1のような制約はないので、階調領域Pの個数に特に制限はない。第2補正用画像G2は、例えば、0%から100%まで1%刻みで101個の階調領域Pを有する等、連続階調の画像としてもよい。
なお、以下では特に併記しない場合でも、像保持体上に形成される「第1補正用画像G1」、記録媒体上に形成される「第2補正用画像G2」は何れも「トナー像」である。また、本実施の形態では、階調補正前の入力画像情報における階調値が「入力階調Cin」であり、階調補正後の出力画像情報における階調値が「出力階調Cout」である。階調補正特性は、「入力階調Cin」と入力階調Cinに対して得たい「出力階調Cout」との関係で表される。本実施の形態では、「入力階調Cin」と「出力階調Cout」との関係はルックアップテーブル(LUT)で与えられる。
<濃度補正動作の概略>
次に、本実施の形態で実施される「濃度補正動作」の概略について説明する。
画像形成装置では、像保持体上に形成された第1補正用画像からの反射光量を検出して光量検出値RADCを取得し、光量検出値RADCが目標値RADCtになるようにLUTを更新する階調制御を行っている。ここで添え字「t」は目標値(target)を意味する。光量検出値RADCに基づく階調制御が繰り返し行われることにより、光量検出値RADCの目標値RADCtからの乖離量ΔRADCが解消されて、光量検出値RADCが目標値RADCtに収束する。
しかしながら、長期間使用する間に、反射光量を検出するセンサの感度ずれ、像保持体から記録媒体へのトナー像の転写不良が生じる場合がある。この場合には、光量検出値RADCが目標値RADCtになっていても、記録媒体上に形成された第2補正用画像から測定された測定濃度値Doutが目標濃度値Dtにならない。また、ベタ階調の光量検出値RADCは正確に読み取られないため、階調制御のみではベタ階調の測定濃度値Doutが目標濃度値Dtにならない場合がある。
上記の通り、経時変化等により階調制御の目標値が不適切なものとなった場合には、電位制御の目標値及び階調制御の目標値の各々を再設定して、全階調の濃度補正を行う必要が発生する。いわゆる長期メンテナンス等と称される、長期使用に応じた濃度補正処理が必要となる。本実施の形態では、光量検出値RADCに基づく階調制御が繰り返し行われることを前提として、長期使用に応じた濃度補正処理を行う。
従来の長期使用に応じた濃度補正処理では、セットアップモードに移行して、階調補正なしで記録媒体上に第2補正用画像を形成し、形成された第2補正用画像から測定濃度値Doutを取得していた。また、測定濃度値Doutが目標濃度値Dtからずれている場合には、(1)ベタ階調の出力濃度値Doutが目標濃度値Dtとなるように電位状態を調整する電位制御を行い、(2)電位制御後に、再度、階調補正なしで記録媒体上に第2補正用画像を形成して、形成された第2補正用画像から測定濃度値Doutを取得し、(3)各階調画像の出力濃度値Doutが目標濃度値Dtとなるように階調制御を行う、という複数段階の調整が行われていた。
本実施の形態の「濃度補正処理」では、通常モードで記録媒体上に形成された最終出力画像に基づいて、経時変化により不適切となった電位制御及び階調制御の目標値を再設定して、全階調の濃度補正が行われるようにする。セットアップモード等に移行することなく、ユーザが使用している通常モードで濃度補正処理が実行される。また、複数段階の調整を行うことなく、電位制御の目標値と階調制御の目標値とが一連の濃度補正処理の中で取得される。取得された目標値の各々が設定されることで、次の画像形成までに制御目標値に収束するように電位制御と階調制御とが実施される。
図4は本実施の形態の「濃度補正動作」の概略を示す概念図である。図4に示すように、記録媒体上にトナー像(第2補正用画像)が形成される場合には、第2補正用画像の画像情報が階調補正されて、設定されたLUTを用いて入力階調Cinが出力階調Coutに変換される。第2補正用画像の複数の階調領域の各々について、入力階調Cinが出力階調Coutに変換される。
次に、階調補正された第2補正用画像の画像情報に基づいて、予め設定された設定電位Vを用いて、記録媒体上に第2補正用画像(最終出力画像)が形成される。ここで「設定電位V」とは、画像形成部の電位状態を制御するための電位制御の目標値の総称であり、具体的には、帯電電圧、現像バイアス電圧、露光光量等を制御するための目標値である。また、「設定電位V」は、電位制御の新たな目標値が再設定される前の目標値である。最終出力画像は、設定電位V及び設定LUTを用いた画像形成態勢(通常モード)で記録媒体上に形成されたトナー像である。次に、記録媒体上に形成された第2補正用画像の濃度が測定されて、複数の階調領域の各々について測定濃度値Doutが取得される。
一方、像保持体上でパッチ画像形成が行われる場合には、階調補正される前の第1補正用画像の画像情報に基づいて、像保持体上に第1補正用画像が形成される。即ち、パッチ画像形成の場合は、階調補正を行わずに第1補正用画像を形成する。なお、パッチ画像形成は、画像形成部により行われる。次に、光量検出部で、像保持体上に形成された第1補正用画像からの反射光量が検出されて、複数のパッチ画像の各々について光量検出値RADCが取得される。複数のパッチ画像の入力階調Cinが、階調制御のための制御点となる。
本実施の形態では、設定されたLUTの情報に基づいて測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられて、出力濃度値Doutと光量検出値RADCとの相関関係(Dout vs RADC)が取得される。なお、測定濃度値Doutは実測値であり、出力濃度値Doutは予測値も含む。詳細は後述するが、上記の相関関係(Dout vs RADC)を用いて、ベタ階調のパッチ画像を目標濃度値Dtにするための、電位制御の新たな目標値Vrが取得される。また、上記の相関関係(Dout vs RADC)を用いて、ベタ階調以外のパッチ画像の各々を目標濃度値Dtにするための、各制御点Cinでの階調制御の新たな目標値RADCt-rが取得される。即ち、電位制御の新たな目標値と階調制御の新たな目標値とが、一連の濃度補正処理の中で取得される。
(像保持体上のトナー像からの光量検出)
図5(A)は像保持体上の第1補正用画像G1(トナー像)から反射光量が検出される様子を示す模式図である。図5(A)に示すように、像保持体である中間転写ベルト36上に形成された第1補正用画像G1は、中間転写ベルト36が矢印B方向に移動することにより、光量検出部60の下を通過する。光量検出部60により、第1補正用画像G1からの反射光量が検出されて、複数のパッチ画像Pについて光量検出値RADCが取得される。
図5(B)は入力階調と光量検出値との関係を示すグラフである。図5(B)に示す例では、K色の第1補正用画像G1からの正反射光の反射光量が検出されている。この場合には、入力階調Cinが大きいほど、光量検出値RADCの値は小さくなる。図示した例では、入力階調Cinが0%から100%までの11点について、入力階調Cinに対応する光量検出値RADCが黒点でプロットされている。本実施の形態では、光量検出値RADCは、検出範囲を10bit(0から1023)で表し、最大検出光量を1023として、規格化された値である。入力階調Cinが「0%」で、光量検出値RADCは「1023」と最大になる。
なお、YMC各色の補正用画像Gからの拡散反射光の反射光量を検出する場合には、入力階調Cinが大きいほど、光量検出値RADCの値は大きくなる。この場合は、入力階調Cinが「100%」で、光量検出値RADCは「1023」と最大になる。
(記録媒体上のトナー像の濃度測定)
図6(A)は記録媒体上の第2補正用画像G2(トナー像)の濃度が測定される様子を示す模式図である。図6(A)に示すように、記録媒体M上に形成された第2補正用画像G2は、記録媒体Mが矢印A方向に搬送されることにより、濃度測定部70の下を通過する。濃度測定部70により、第2補正用画像G2が読み取られて、複数の階調領域Pの各々について測定濃度値Doutが取得される。上記の通り、測定濃度値Doutは「光学濃度」である。
図6(B)は出力階調と測定濃度値との関係を示すグラフである。上述した通り、記録媒体M上に形成された第2補正用画像G2は、通常モードで記録媒体上に形成された最終出力画像であり、階調補正された第2補正用画像G2の画像情報に基づいて形成されたトナー像である。図示した例では、出力階調Cout0%から90%までに対し、連続して測定濃度値Doutが取得されており、出力階調Coutに対応する測定濃度値Doutが実線で表されている。
(電位制御の対象となる濃度差)
図7(A)は入力階調と目標濃度値・予測濃度値(階調補正なし)・測定濃度値との関係を示すグラフである。図7(B)は入力階調と出力階調との関係を示すグラフである。図7(C)は入力階調と目標濃度値・予測濃度値(階調補正なし)・測定濃度値との関係を示す表である。図7(A)に示すグラフでは、入力階調Cinに対応する測定濃度値Doutが黒点でプロットされている。また、入力階調Cinに対応する目標濃度値Dtが実線で図示されている。
上記の通り、測定濃度値Doutが取得された最終出力画像は、階調補正された画像情報に基づいて形成されたトナー像である。ここでは、図7(B)に示す関係(LUT)を用いて階調補正が行われている。例えば、入力階調Cin100%がLUTにより出力階調Cout90%に変換されている等、階調補正されたことにより、ベタ階調のパッチ画像の測定濃度値Doutは実線で示す目標濃度値Dtから大きく乖離することになる。
また、図7(A)に示すグラフでは、入力階調Cinに対応する予測濃度値Dout-preが白抜きの四角でプロットされている。予測濃度値Dout-preとは、階調補正なし(LUT開放状態)で記録媒体上に形成された補正用画像から取得されると予測される出力濃度値である。図示した例では、各入力階調Cinで、予測濃度値Dout-preは目標濃度値Dtと略一致している。なお、ここでは説明の都合上、各入力階調Cinでの予測濃度値Dout-preを図示するが、後述する通り、本実施の形態に係る「濃度補正処理」では、ベタ階調のパッチ画像についてだけ予測濃度値Dout-preが取得される。
図7(C)に示す表からも、階調補正あり(LUT適用状態)では、入力階調Cin100%のベタ階調のパッチ画像の測定濃度値Doutは「1.55」であり、目標濃度値Dt「1.80」とは「0.25」の差がある。これに対し、階調補正なし(LUT開放状態)では、ベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-preは「1.71」であり、目標濃度値Dtとの濃度差ΔDoutは「0.09」に縮小されている。
濃度補正処理では、ベタ階調のパッチ画像の出力濃度値Doutを目標濃度値Dtにするために、電位制御の新たな目標値を取得する。また、ベタ階調以外の階調のパッチ画像の出力濃度値Doutを目標濃度値Dtにするために、階調制御の新たな目標値を取得する。従って、光量検出値RADCに基づく階調制御が繰り返し行われることを前提として、階調補正なし(LUT開放状態)でのベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-preを取得し、予測濃度値Dout-preが目標濃度値Dtとなるように、電位制御の新たな目標値Vrを取得すればよい。図示した例では、電位制御の対象となる濃度差ΔDoutは「0.09」であり、この濃度差ΔDoutを解消するように電位制御を行えばよい。
<濃度補正処理>
次に、「濃度補正処理」について説明する。
図8は「濃度補正処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「濃度補正処理」の制御プログラムは、CPU100Aにより、制御部100のROM100Bから読み出されて実行される。
本実施の形態に係る「濃度補正処理」は、いわゆる長期メンテナンス等、長期使用に応じた濃度補正処理として実施されるものである。画像形成装置は、予め定めた条件が満たされた場合に「濃度補正処理」を開始する。濃度補正処理中には、通常の画像形成動作は行われない。例えば、画像形成回数をカウントし、画像形成回数が制限回数を超えた場合に「濃度補正処理」を開始してもよい。なお、濃度補正処理を開始する条件は、他の条件としてもよい。例えば、予め定めた期間が経過した場合に、「濃度補正処理」を開始してもよい。
図8に示すように、まず、ステップ100で、階調補正される前の第1補正用画像の画像情報に基づいて、像保持体上に第1補正用画像(トナー像)を形成する。即ち、画像形成部に指示して画像を形成させる。次に、ステップ102で、光量検出部により第1補正用画像からの反射光量を検出して、複数のパッチ画像について階調補正なしでの光量検出値RADCを取得する。
次に、ステップ104で、階調補正された第2補正用画像の画像情報に基づいて、記録媒体上に第2補正用画像(最終出力画像)を形成する。即ち、画像形成部に指示して画像を形成させる。次に、ステップ106で、濃度測定部により記録媒体上に形成された第2補正用画像を読み取って、複数の階調領域について階調補正ありでの測定濃度値Doutを取得する。
次に、ステップ108で、制御点として設定された複数の階調で、即ち、第1補正用画像の複数のパッチ画像の各入力階調Cinで、測定濃度値Doutが目標濃度値Dt以上か否かを判断する。測定濃度値Doutが目標濃度値Dt未満の制御点がある場合には、ステップ110に進んで、次に説明する「設定変更処理」を実施する。各制御点で測定濃度値Doutが目標濃度値Dt以上である場合には、設定電位や設定LUTを変更する必要はないため、ルーチンを終了する。
(設定変更処理)
図9は「設定変更処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、ステップ200で、出力濃度値Doutと光量検出値RADCとの相関関係(Dout vs RADC)を取得する。設定されたLUTの情報に基づいて測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられて、出力濃度値Doutと光量検出値RADCとの相関関係(Dout vs RADC)を表す曲線が取得される。経時変化後の相関関係(Dout vs RADC)が取得されるのである。ここでの設定LUTは、図7(B)に示すLUTであり、Cin/Cout=0.9という関係を有するものとして説明する。
光量検出値RADCは、階調補正なしでの光量検出値RADCである。図5(A)及び(B)に示した通り、複数のパッチ画像について光量検出値RADCを取得することにより、入力階調Cinと光量検出値RADCとの関係が取得されている。また、測定濃度値Doutは、階調補正ありでの測定濃度値Doutである。図6(A)及び(B)に示した通り、複数の階調領域について測定濃度値Doutを取得することにより、出力階調Coutと測定濃度値Doutとの関係が取得されている。
設定されたLUTの情報に基づいて、同じ階調に対する測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられる。例えば、図6(B)に示すように、出力階調Cout70%に対する測定濃度値Dout「1.2」と、入力階調Cin70%に対する光量検出値RADC「200」とが対応付けられる。しかしながら、実際にユーザが把握しているのは入力画像情報のCinと設定されたLUTの情報である。設定されたLUTの情報から、測定濃度値Doutを取得したときの出力階調Coutに対応する入力階調Cinが分かる。そこで、Cin/Cout=0.9という関係から逆に換算すると、測定濃度値Dout「1.2」は入力階調Cin78%(=70%÷0.9)に対する測定値であることが分かる。従って、入力階調Cin78%に対する測定濃度値Dout「1.2」と入力階調Cin70%に対する光量検出値RADC「200」とを対応付ければよい。
他の制御点についても同様にして、同じ階調に対する測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられる。こうして取得された複数の対応関係から出力濃度値Doutと光量検出値RADCとの相関関係(Dout vs RADC)が取得される。本実施の形態では、階調補正ありでの測定濃度値Doutと階調補正なしでの光量検出値RADCとが対応付けられる。しかしながら、同じ階調に対する測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられているので、階調補正の有無とは無関係に相関関係(Dout vs RADC)が取得される。即ち、階調補正なし同士又は階調補正あり同士での相関関係(Dout vs RADC)と同じ相関関係(Dout vs RADC)が取得される。
一方、階調補正ありでの測定濃度値Doutと階調補正なしでの光量検出値RADCとが対応付けられるので、次に説明する通り、ベタ階調のパッチ画像に関しては、光量検出値RADC(Cin100%)だけが既知となり、相関関係(Dout vs RADC)から予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が取得される。
次に、ステップ202で、上記の相関関係(Dout vs RADC)に基づいて、入力階調Cin100%のベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-pre(Cin100%)を取得する。図10は光量検出値と出力濃度値との相関関係からベタ階調の予測濃度値を取得する方法を説明するための模式図である。上記の通り、同じ階調に対する測定濃度値Doutと光量検出値RADCとが対応付けられる。従って、実際には、出力階調Coutの上限値に対応した入力階調Cinまでしか、測定濃度値Doutと光量検出値RADCとは1対1に対応していない。
図10には、測定濃度値Doutと光量検出値RADCの1対1の対応関係が黒点でプロットされている。この例では、入力階調Cin90%までしか、測定濃度値Doutと光量検出値RADCとは1対1に対応していない。即ち、入力階調Cin100%に対応する光量検出値RADCは存在するが、入力階調Cin100%に対応する測定濃度値Doutは存在しない。そこで、ステップ200で取得した相関関係(Dout vs RADC)を表す曲線を用いて、外挿により入力階調Cin100%での光量検出値RADCに対応する予測濃度値Dout-pre(Cin100%)を取得する。
外挿に用いる曲線は、複数の対応関係から数学的回帰により取得してもよい。或いは、光量検出部で用いられる光センサの検出特性に応じて「基準曲線」を用意しておいて、複数の対応関係と基準曲線とから、基準曲線に類似した形状の曲線を取得してもよい。図11(A)及び(B)は光量検出部の検出特性を考慮した外挿方法を説明するための模式図である。図11(A)に示すように、正反射型の光センサを用いた場合には、相関関係(Dout vs RADC)を表す曲線は、下に凸であり、Doutが増加するほどRADCが減少して0に漸近する曲線となる。また、拡散反射型の光センサを用いた場合には、相関関係(Dout vs RADC)を表す曲線は、上に凸であり、Doutが減少するほどRADCが増加して1023に漸近する曲線となる。
ここで、正反射型の光センサを用いた場合の相関関係(Dout vs RADC)を表す曲線を、基準曲線を用いて取得する方法の一例について説明する。図示した例では、実測点(対応関係)はプロットされた4点しかない。この通り、対応関係の点数が少ない場合には、数学的回帰では点線で図示したように歪んだ相関関係しか得られない。このような場合に、基準曲線を用いると、実線で図示したように、正反射型の光センサの相関関係(Dout vs RADC)にふさわしい曲線が取得される。
図示した例では、基準曲線は下記式に示すようにxの関数で与えられている。
RADC(x)=a+bx+cx+dx
(上記式中、xはDoutであり、a、b、c、dは定数(a=1105.4、b=-1106.6、c=244.49、d=22.73)である。)
隣接する実測点間の区間に分けて、区間毎に実測点との差分を埋めるように基準曲線を移動させて、区間内の複数点での対応関係(Dout vs RADC)を取得する。これらの複数点での対応関係を補完前データとして、補完された相関関係(Dout vs RADC)を取得する。
次に、ステップ204で、予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が許容範囲内か否かを判断する。予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が許容範囲内の場合は、ベタ階調のパッチ画像の出力濃度値Doutが目標濃度値Dtとなるように電位制御を行う必要がないので、電位制御に関するステップ206、ステップ208、及びステップ210は省略して、ステップ212に進む。この場合は、電位制御の目標値は「設定電位V」のままとされる。一方、予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が許容範囲外の場合は、ステップ206に進んで、電位制御の新たな目標値を取得するための手順を開始する。
電位制御により電位を上げるほど階調制御は容易になるが、電位が高くなり過ぎると、トナー濃度が高くなり、線幅が太くなる等、画質が低下する恐れがある。また、予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が高過ぎる場合には、電位制御により電位を下げる必要がある。予測濃度値Dout-pre(Cin100%)に対し、目標濃度値Dtを基準に許容範囲を設定することで、必要な場合にだけ電位制御の新たな目標値が取得される。
ステップ206では、ベタと電位制御点での電位感度比を取得する。図12はベタ階調の出力濃度値を目標濃度値にする制御方法を説明するための模式図である。図12に示すように、ベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が低い場合には、中間調階調のパッチ画像を電位制御点として、電位制御点での出力濃度値Doutを上げて、ベタ階調のパッチ画像の出力濃度値Dout(Cin100%)を目標濃度値Dtにする。中間調階調のパッチ画像を電位制御点とするのは、ベタ階調のパッチ画像よりも繰り返し再現性が良く、測定濃度値Doutが正確に得られるためである。これにより、電位制御の目標値が精度よく求められ、補正精度が向上する。
具体的には、ベタ階調のパッチ画像の濃度差ΔDoutを解消するために必要な、電位制御点での濃度差ΔDoutを求める。ここで「電位感度比」が必要となる。以下では、入力階調Cin50%のパッチ画像を電位制御点とする。
図13(A)は電位が変更された場合の入力階調Cinと光量検出値RADCの変化量ΔRADCとの関係を示すグラフである。光量検出値RADCを上げるように電位を変更すると、同じ電位変化でも入力階調Cinによって光量検出値RADCの変化量ΔRADCは異なる。上記の相関関係(Dout vs RADC)を用いると、図13(B)に示すように、入力階調Cinと出力濃度値Doutの変化量ΔDoutとの関係が取得される。図13(B)から、ベタ階調のパッチ画像での出力濃度値Dout(Cin100%)を「0.1」上げるためには、電位制御点での出力濃度値Dout(Cin50%)を「0.14」上げる必要があることが分かる。即ち、ベタと電位制御点での電位感度比は「1:1.4」である。
なお、電位感度比は「濃度補正処理」を実行する前に事前に取得されていてもよく、「濃度補正処理」を実行する度に一連の処理の中で取得されてもよい。事前に取得された電位感度比は、記憶部90等の記憶装置に記憶され、「濃度補正処理」を実行する際に記憶装置から読み出されて取得される。電位感度比を一連の処理の中で取得する場合は、例えば、図8のステップ100において、像保持体上に第1補正用画像を形成する際に、電位を変更して像保持体上に別の第1補正用画像を形成し、電位感度比を取得してもよい。「濃度補正処理」の中で取得された電位感度比の方がより精度が高く、これを用いることで補正精度が高くなる。
次に、ステップ208で、電位感度比を用いて、階調補正なしでのベタ階調のパッチ画像の出力濃度値Dout(Cin100%)を目標濃度値Dtにするための、電位制御点での算定目標濃度値Dout-calc(Cin50%)を算出する。
例えば、図7(C)に示すように、階調補正なしでのベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-pre(Cin100%)が「1.71」、目標濃度値Dt(Cin100%)が「1.8」で、目標濃度値Dt(Cin100%)を達成するために出力濃度値Dout(Cin100%)を「0.09」上げるとすると、電位制御点での算定目標濃度値Dout-calc(Cin50%)は、以下のように求められる。ベタと電位制御点での電位感度比は「1:1.4」であるから、電位制御点では「0.126(=0.09×1.4)」だけ出力濃度値Doutを上げる必要がある。現在の予測濃度値Dout-pre(Cin50%)は「0.89」であるから、電位制御点での算定目標濃度値Dout-calc(Cin50%)は「1.016(=0.89+0.126)」となる。
次に、ステップ210で、電位制御点で算定目標濃度値Dout-calc(Cin50%)を達成するための、電位制御の新たな目標値Vrを取得する。即ち、実際に異なる電位を設定して記録媒体上に第2補正用画像を形成することなく、電位制御の新たな目標値Vrが取得される。図14は電位制御が行われた場合の入力階調と出力濃度値との関係を示すグラフである。新たな目標値Vrを用いて電位制御が行われることにより、電位制御点での出力濃度値Dout(Cin50%)は算定目標濃度値Dout-calc(Cin50%)となり、ベタ階調のパッチ画像での出力濃度値Dout(Cin100%)は目標濃度値Dt(Cin100%)となる、と予測される。
次に、ステップ212で、電位制御点を含む各制御点について、上記の相関関係(Dout vs RADC)に基づいて、目標濃度値Dtを達成するための、階調制御の新たな目標値RADCt-rを取得する。電位制御の目標値が変化しても、上記の相関関係(Dout vs RADC)は変化しない。従って、上記の相関関係(Dout vs RADC)において、目標濃度値Dtに対応する光量検出値RADCが、新たな目標値RADCt-rとなる。次に、ステップ214で、取得された電位制御の新たな目標値Vrと、階調制御の新たな目標値RADCt-rとを、制御目標値として設定してルーチンを終了する。
取得された目標値の各々が再設定(目標値として記憶)されることで、次の画像形成までに新たな制御目標値に収束するように電位制御と階調制御とが実施される。その結果、図15に示すように、全階調での濃度補正が行われて、各制御点において出力濃度値Doutが目標濃度値Dtに収束する。
<変形例>
なお、上記各実施の形態で説明した濃度補正装置、画像形成装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、像保持体をドラムにする、フローチャートの各ステップの順序を入れ替える、一部のステップを省略する等してもよい。
また、上記の実施の形態では、階調補正なしでのベタ階調のパッチ画像の予測濃度値Dout-pre(Cin100%)を取得して、取得された測濃度値Dout-pre(Cin100%)が許容範囲内か否かを判断したが、階調補正なしでのベタ階調のパッチ画像の予測濃度が許容範囲内か否かの判断がされればよく、予測濃度値Dout-pre(Cin100%)の算出は必須ではない。
また、上記の実施の形態では、測定濃度値Doutの取得前に各パッチ画像の光量検出値RADCを取得する例について説明したが、光量検出値RADCは、最終出力画像の測定濃度値Doutの取得と前後して(予め定めた期間内に)取得されていればよい。光量検出値RADCは、測定濃度値Doutの取得後に取得してもよい。また、「濃度補正処理」の開始前に取得された光量検出値RADCを流用してもよい。
10 操作表示部
20 画像読取部
30 画像形成部
32 画像形成ユニット
34 ローラ
36 中間転写ベルト
38 二次転写装置
39 定着装置
40 媒体供給部
42 収容部
44 取出ローラ
46 搬送ローラ
50 媒体排出部
54 排出部
60 光量検出部
61 筐体
62 発光素子
64 受光素子
66 導光路
68 導光路
70 濃度測定部
80 通信部
90 記憶部
100 制御部
G 補正用画像
M 記録媒体
P パッチ画像(階調領域)

Claims (13)

  1. 設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、
    像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、
    記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、
    入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、
    複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、
    取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、
    取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、
    を備えた濃度補正装置。
  2. 前記目標値取得手段が、前記相関関係取得手段で取得された前記相関関係に基づいて最大濃度の階調領域の予測濃度値を取得し、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれている場合に、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値を取得する、請求項1に記載の濃度補正装置。
  3. 前記目標値取得手段が、前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が前記最大濃度の目標濃度値を基準に予め定めた許容範囲を超える場合に、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれているとする、請求項2に記載の濃度補正装置。
  4. 前記目標値取得手段が、前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が前記最大濃度の目標濃度値を基準に予め定めた許容範囲内に収まる場合には、取得された最大濃度の階調領域の予測濃度値が目標濃度値からずれていないとする、請求項2又は請求項3に記載の濃度補正装置。
  5. 前記最大濃度の階調領域の予測濃度値が、前記相関関係と前記最大濃度の階調領域の光量検出値とから外挿により取得される、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の濃度補正装置。
  6. 前記相関関係が、測定濃度値と光量検出値との複数の対応関係に基づいて、数学的回帰により取得された曲線である、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の濃度補正装置。
  7. 前記相関関係が、測定濃度値と光量検出値との複数の対応関係と光量検出特性に応じて設定された基準曲線とに基づいて、基準曲線に形状が類似するように取得された曲線である、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の濃度補正装置。
  8. 最大濃度の階調領域以外の予め定めた階調領域を帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の制御を行う制御点とした場合の、最大濃度の階調領域と前記制御点での電位感度比に基づいて、前記最大濃度の階調領域の目標濃度値が達成されるように前記制御点での帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量を制御後の予測濃度値を求め、得られた予測濃度値に基づいて帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値を取得する、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の濃度補正装置。
  9. 前記電位感度比が、前記目標値取得手段による新たな目標値の取得前に予め取得されている、請求項8に記載の濃度補正装置。
  10. 前記電位感度比が、前記目標値取得手段による新たな目標値の取得中に取得される、請求項8に記載の濃度補正装置。
  11. 画像情報に基づいて像保持体上にトナー像を形成し、像保持体上のトナー像を記録媒体上に転写し、記録媒体上にトナー像を形成する画像形成手段と、
    設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、
    像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、
    記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、
    入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、
    複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、
    取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、
    取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、
    を備えた画像形成装置。
  12. 画像情報に基づいて像保持体上にトナー像を形成し、像保持体上のトナー像を記録媒体上に転写し、記録媒体上にトナー像を形成する画像形成手段と、設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量の各々が、各々について設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、を備えた画像形成装置において、濃度補正処理を実行するプログラムであって、
    コンピュータを、
    複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から、前記光量検出手段により検出された光量検出値を取得する光量取得手段と、
    前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から、前記濃度測定手段により測定された測定濃度値を取得する濃度取得手段と、
    光量取得手段で取得された光量検出値、濃度取得手段で取得された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、
    取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、及び露光光量各々の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、
    取得された新たな目標値の各々を再設定する再設定手段と、
    して機能させるプログラム。
  13. 設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて入力画像情報の階調を出力画像情報の階調に補正する階調補正手段と、
    像保持体上に形成されたトナー像から反射光量を検出する光量検出手段と、
    記録媒体上に形成されたトナー像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    帯電電圧、現像バイアス電圧、又は露光光量が、設定された目標値となるように制御を行う制御手段と、
    入力階調に対する光量検出値が設定された目標値となるように前記設定された入力階調と出力階調との関係を更新して階調制御を行う階調制御手段と、
    複数の階調領域を有する第1補正用画像の階調補正前の画像情報に基づいて像保持体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記光量検出手段により検出された光量検出値、前記第1補正用画像より多い複数の階調領域を有する第2補正用画像の前記階調補正手段で階調補正された画像情報に基づいて記録媒体上に形成されたトナー像の各階調領域から前記濃度測定手段により測定された測定濃度値、及び前記設定された入力階調と出力階調との関係に基づいて、記録媒体上にトナー像を形成する場合の出力濃度値と光量検出値との相関関係を取得する相関関係取得手段と、
    取得された前記相関関係に基づいて、最大濃度の階調領域の目標濃度値を達成するための帯電電圧、現像バイアス電圧、又は露光光量の新たな目標値と、各階調領域で対応する目標濃度値を達成するための階調制御の新たな目標値とを取得する目標値取得手段と、
    取得された新たな目標値を再設定する再設定手段と、
    を備えた濃度補正装置。
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